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JP2003506018A - 匂いレセプター - Google Patents

匂いレセプター

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Publication number
JP2003506018A
JP2003506018A JP2001511490A JP2001511490A JP2003506018A JP 2003506018 A JP2003506018 A JP 2003506018A JP 2001511490 A JP2001511490 A JP 2001511490A JP 2001511490 A JP2001511490 A JP 2001511490A JP 2003506018 A JP2003506018 A JP 2003506018A
Authority
JP
Japan
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seq
residues
nucleotides
receptor
polypeptide
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001511490A
Other languages
English (en)
Inventor
エンガイ,ジョン
スペカ,デイビッド,ジェー.
リン,デイビッド,エム.
イザコフ,イユード,ワイ.
ディットマン,アンドリュー,エイチ.
ファン,ジンホン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of California
Original Assignee
University of California
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of California filed Critical University of California
Publication of JP2003506018A publication Critical patent/JP2003506018A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規なGタンパク質共役レセプターと新規な匂いレセプターのファミリー及び関連した核酸、リガンド、アゴニスト及びアンタゴニストを同定するために有用である一般的な発現クローニング法を含む匂いレセプターに関連する方法と組成物を提供する。これらの組成物は、開示されたレセプターの機能を、嗅覚系を介して媒介される生殖型/性的及び非性的社会的挙動、生殖型生理及び嗅覚系調節摂食挙動、回遊挙動及び受胎、移植、発情及び月経のような事象を変調するアゴニスト、アンタゴニスト又はリガンドとそれらを接触させるか発現を変調することによって変調する、関連レセプターのスクリーニングなどの広範囲の用途を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明者:ジョン・エンガイ、デイビッド・ジェイ・スペカ,デイビッド・エム・
リン、イユード・ワイ・イザコフ、アンドリュー・エイチ・ディットマン及びジ
ンホン・ファンで、全員がカリフォルニア州バークレーの住所である。
【0002】 この研究は国立難聴等意思疎通障害研究所(NIDCD)と海軍研究事務所と
国立科学財団の助成金によって支援された。
【0003】 (関連出願とのクロスリファレンス) この出願は1999年7月20日に出願された匂いレセプターなる名称の、米
国特許第60/144766号に基づいて米国特許法第120条の優先権を主張
する。
【0004】 (序) (発明の分野) 本発明の分野は匂いレセプターである。
【0005】 (発明の背景) 脊椎動物の嗅覚系による多くの環境刺激の認識と識別は鼻の嗅覚上皮内の嗅覚
ニューロンの活性化によりなされる(Shepherd, 1994; Buch, 1996により概説)
。嗅覚プロセスにおける最初の過程は匂いレセプターと匂い物質のリガンドの相
互作用のレベルにある。匂いレセプターをコードすると思われる非常に多数のフ
ァミリーが最初にラットにおいて同定された(Buck及びAxel, 1991)。これらの
レセプターはGタンパク質共役レセプターのスーパーファミリーに特徴的な7つ
の膜貫通ドメイントポロジーを示すと予想されている。異なる脊椎動物種のレセ
プターレパートリーのサイズは極めて大きく、100及び1000の個々の遺伝
子を含むと推定される(Buck, 1996)。これらの知見から、嗅覚識別における最
初の過程が、それぞれがほんの少数の構造的に関連した匂い物質に結合可能な非
常に多数の特異的レセプターからのシグナルの統合により達成されることが示唆
される。このモデルと一致して、一つのラット匂いレセプターが7から10の炭
素のn-脂肪族アルデヒド類により活性化されうることが示されている(Zhao等,
1997;またKrautwurst等, 1998; Malnic等, 1999を参照)。無脊椎動物では、線
虫のodr−10遺伝子は匂い物質ジアセチルに応答するように鋭敏に調整され
ているGタンパク質共役レセプターをコードしている(Sengupta等, 1996; Zhan
g等, 1997)。
【0006】 BuckとAxel(1991)によって最初に記載されたレセプター遺伝子
ファミリーには関連していない他の嗅覚Gタンパク質共役レセプターが哺乳動物
の鋤鼻器(VNO)において同定されている(Dulac及びAxel, 1995; Herrada及
びDulac, 1997; Matsunami及びBuck, 1997; Ryba及びTirindelli, 1997)。VN
Oは、非揮発性のフェロモン及び非フェロモンキューを受け取る高等脊椎動物の
末梢嗅覚系の特殊化器である(Halpern, 1987)。VNOレセプターは二つの無
関連の遺伝子ファミリーによりコードされており;VNRファミリーのメンバー
はGタンパク質のαユニットGai2のその発現により定義されるVNOニュー
ロンの亜集団に局在化する一方(Dulac及びAxel, 1995; Berghard及びBuck, 199
6; Jia及びHalpern, 1996);V2RファミリーのメンバーはGao発現細胞の
別の亜集団に広く発現される(Herrada及びDulac, 1997; Matsunami及びBuck, 1
997; Ryba及びTirindelli, 1997)。興味深いことには、V2Rレセプターはカ
ルシウム感知レセプター(CaSR; Hebert及びBrown, 1995)及び代謝型グルタミ
ン酸レセプター(mGluR; Tanabe等, 1992)ファミリーに構造的に関連している
。VNOレセプターの両方のクラスはフェロモンレセプターを含むことが提案さ
れている一方、これらのオーファンレセプターの実際の機能はそのリガンド結合
又はリガンド活性化特性の直接の証明を待っている。
【0007】 嗅覚レセプターのためのリガンドを同定するためのアプローチとして、我々は
、モデル系としてキンギョを使用する発現クローニング法を探求した。サカナは
陸生脊椎動物よりも小範囲の匂い物質に応答すると考えられており、よってより
少ない匂いレセプターレパートリーを保有していると思われる(Ngai等, 1993b
)。更に、サカナが認識する匂い物質は水溶性であり、アミノ酸(供餌キュー)
、胆汁酸(おそらくは移動の役割を持つ非再生社会的キュー)及び性ステロイド
及びプロスタグランジン(性フェロモンキュー)を含む(Hara, 1994; Sorensen
及びCaprio, 1998により概説)。電気生理学的研究により特異的リガンドに対す
るサカナの嗅覚系の感度が定義されており、例えばピコモル(性ステロイドに対
して)からナノモル(アミノ酸に対して)範囲で検知閾値を示している(Hara,
1994)。よって、インヴィボでの匂い物質誘起経路の確定した性質はサカナの匂
いレセプターの分子的及び生化学的特徴付けのための優れた出発点を提供する。
【0008】 以下の実施例では、我々は塩基性アミノ酸を認識するように優先的に調整され
たキンギョ匂いレセプターをコードするcDNAの発現クローニングを記述する
。このcDNAは、CaSR、mGluR及びVNOレセプターのV2Rクラス
を含むレセプターファミリーと有意な類似性を持つGタンパク質共役レセプター
をコードする。縮重ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)により、キンギョの嗅覚上
皮に発現さえる他の関連配列を明らかにする。また我々の結果は、これらのレセ
プターが匂いレセプターのファミリーを含んでいることを示す。更に、キンギョ
のアミノ酸レセプターの匂い物質調整特性の特徴付けにより嗅覚系における分子
認識及び情報コーディングのモデルを考えるための重要な分子パラメータを提供
する。 この発明の側面はSpeca等(Neuron 1999 Jul;23(3):487-98)によって発表さ
れている。
【0009】 (発明の概要) 本発明は、新規なGタンパク質共役レセプターと新規なファミリーの匂いレセ
プターと、関連した核酸、リガンド、アゴニスト及びアンタゴニストを同定する
ために有用である一般的な発現クローニング法を含む匂いレセプターに関連する
方法と組成物を提供する。これらの組成物は、嗅覚系を介して媒介される生殖型
/性的及び非性的社会的挙動、生殖型生理及び嗅覚系調節摂食挙動、回遊挙動及
び受胎、移植、発情及び月経のような事象を変調するアゴニスト、アンタゴニス
ト又はリガンドとそれらを接触させるかその発現を変調することによって、開示
されたレセプターの機能を変調することにより、関連レセプターのスクリーニン
グなどの広範囲の用途を提供する。
【0010】 (発明の特定の実施態様の説明) 次の特定の実施態様と実施例の説明は例示のために提供されるもので限定のた
めではない。キンギョのR5.24を特に対象とし、これについてしばしば実証
されるが、断片の限定及びアッセイの利用を含む次の説明はまた他の開示された
CaSR様ポリペプチド及びポリヌクレオチドに当てはまる。 主題のドメインは、R5.24媒介嗅覚、リガンドシグナル伝達又は伝達阻害
活性及び/又はR5.24特異的結合標的-結合又は結合阻害活性のようなR5
.24ドメイン特異的活性又は機能を提供する。R5.24特異的活性又は機能
は、簡便なインヴィトロ細胞ベース又はインヴィボアッセイ、例えばインヴィト
ロ結合アッセイ、細胞培養アッセイ、動物中(例えば遺伝子療法、トランスジェ
ニック動物等々)等々により測定されうる。特異的結合標的は、リガンド、アゴ
ニスト又はアンタゴニスト、R5.24調節タンパク質又は他の制御因子でR5
.24活性又はその局在化を変調するもの;あるいは非天然結合標的、例えば抗
体のような特異的免疫タンパク質、又はR5.24特異的薬剤、例えば以下に記
載されるようなスクリーニングアッセイで同定されるものでありうる。R5.2
4結合特異性は、結合平衡定数により(通常は少なくとも約10−1、好ま
しくは少なくとも約10−1、より好ましくは少なくとも約10−1
、異種宿主(例えば齧歯類又はウサギ)中にR5.24特異的抗体を誘発するた
めにR5.24発現細胞において負の変異体として機能する主題のポリペプチド
の能力によりアッセイできる。
【0011】 例示的な適したR5.24ポリペプチド(a)配列番号:02、又はその機能
的欠失変異体又はここに開示されたR5.24配列に対して約60−70%、好
ましくは約70−80%、より好ましくは約80−90%、最も好ましくは約9
5−99%類似の配列がデフォルト設定を使用するベストフィット分析法によっ
て決定され及び/又は(b)天然R5.24コード配列(例えば配列番号:01
)又はそれに特異的にハイブリダイズする少なくとも36、好ましくは少なくと
も72、より好ましくは少なくとも144、最も好ましくは少なくとも288ヌ
クレオチド長のその断片を含む核酸によりコードされる。好適な欠失変異体はこ
こに記載されるR5.24結合又は活性化アッセイにおいて容易にスクリーニン
グされる。好適なR5.24ドメイン/欠失変異体/断片は配列番号:02の少
なくとも8、好ましくは少なくとも16、より好ましくは少なくとも32、最も
好ましくは少なくとも64の連続残基を含み、R5.24特異的活性、例えば特
に担体タンパク質と結合されたときのR5.24特異的抗原性及び/又は免疫原
性を提供する。主題のドメインは特に担体タンパク質と結合されたときにR5.
24特異的抗原及び/又は免疫原を提供する。例えば、R5.24特異的ドメイ
ンに相当するペプチドはキーホールリンペット抗原(KLH)に共有結合的に結
合され、コンジュゲートは完全フロイントアジュバント中で乳化される。実験用
ウサギを常法により免疫し採血した。R5.24特異的抗体の有無を固定化R5
.24ポリペプチドを使用する固相免疫吸着アッセイによって検査する。R5.
24特異的抗原性及び/又は免疫原性ペプチドは、関連した配列ヒトCaSR、
フグCa02.1、マウスV2R2及びラットmGluR1とのアラインメント
において分かるように、広がった配列領域、好ましくは広がった細胞外又は細胞
質ゾル領域を包含する。
【0012】 好適な天然R5.24コード配列断片はそのようなR5.24ドメインをコー
ドするのに十分な長さである。特定の実施態様では、R5.24断片は種特異的
断片を含み;そのような断片はアラインメントから容易に識別される。そのよう
なR5.24−1免疫原性及び/又は抗原性ペプチドの例を表1に示す。
【0013】 一実施態様では、R5.24ポリペプチドは、配列番号:01を含む核酸又は
好ましくはストリンジェントな条件下で、全長DNA鎖とハイブリダイズする断
片によってコードされている。そのような核酸は配列番号:01の少なくとも3
6、好ましくは少なくとも72、より好ましくは少なくとも144、最も好まし
くは少なくとも288のヌクレオチドを含む。特異的なハイブリダイゼーション
の実証にはストリンジェントな条件が必要で、例えば30%ホルムアミドを5x
SSPE(0.18M NaCl、0.01M NaPO、pH7.7、0.0
01M EDTA)緩衝液に含む緩衝液中で42℃にてハイブリダイズさせ、0
.2xSSPE(条件I)で42℃の温度にて洗浄して結合したままに残し;好
ましくは50%ホルムアミドを5xSSPE緩衝液に含む緩衝液中で42℃の温
度にてハイブリダイズさせ、0.2xSSPE(条件II)で42℃にて洗浄し
て結合したままに残す。配列番号:01のDNA鎖とハイブリダイズする例示的
な核酸を表2に示す。
【0014】 多くのニューロン細胞、形質転換細胞、感染(例えばウイルス)細胞等々を含
む広範囲の細胞型が、開示された方法による調節下でR5.24ポリペプチドを
発現する。R5.24の結合又は活性化の確認はここに開示されたような結合ア
ッセイ又は細胞機能アッセイにより容易に実施される。従って、主題の方法の適
応は広範な細胞型及び機能等々を包含する。標的細胞は培養中又はインサイツ、
すなわち天然宿主中に存在しうる。 他の側面では、本発明はR5.24−リガンド相互作用を変調する薬剤のスク
リーニング法を提供する。これらの方法は一般にはR5.24発現細胞、R5.
24リガンド及び候補薬剤の混合物を生成し、R5.24−リガンド相互作用へ
の薬剤の効果を決定することを含む。該方法はリード化合物に対する化学ライブ
ラリーの自動化されたコスト効率の良好な高スループットのスクリーニング法に
受け入れられる。同定された試薬は動物及びヒトでの治験に対して製薬工業での
用途が見いだされる;医薬開発のために、例えば試薬を誘導体化し、インヴィト
ロ及びインヴィボアッセイで再スクリーニングし、活性を至適化し毒性を最小に
できる。
【0015】 開示されたR5.24ポリペプチドのアミノ酸配列は、選択された発現系に対
して至適化されたR5.24ポリペプチドコード核酸を逆翻訳するために使用さ
れるか(Holler等(1993) Gene 136, 323-328; Martin等(1995) Gene 154, 150-1
66)、又は天然R5.24コード核酸配列の単離に使用される縮重オリゴヌクレ
オチドプライマー及びプローブを産生するために使用される(「GCG」ソフト
ウェア, Genetics Computer Group, Inc, Madison WI)。R5.24コード核酸
はR5.24発現ベクターに使用され、例えば発現及びスクリーニング等々のた
めに組換え宿主細胞中に導入される。 本発明はまた配列番号:01の断片を含むR5.24cDNA特異的配列を有
し、それへの特異的なハイブリダイゼーションを行うのに十分な核酸ハイブリダ
イゼーションプローブ及び複製/増幅プライマーを提供する。このようなプライ
マー又はプローブは少なくとも12、好ましくは少なくとも24、より好ましく
は少なくとも36、最も好ましくは少なくとも96のヌクレオチド長である。特
異的ハイブリダイゼーションの実証には一般にストリンジェントな条件が必要で
、例えば30%ホルムアミドを5xSSPE(0.18M NaCl、0.01
M NaPO、pH7.7、0.001M EDTA)緩衝液に含む緩衝液中で
42℃にてハイブリダイズさせ、0.2xSSPEで42℃の温度にて洗浄して
結合したままに残し;好ましくは50%ホルムアミドを5xSSPE緩衝液に含
む緩衝液中で42℃の温度にてハイブリダイズさせ、0.2xSSPEで42℃
にて洗浄して結合したままに残す。R5.24核酸はまたBLASTX(Altshu
l等 (1990) Basic Local Alignment Search Tool, J Mol Biol 215, 403-410)
のようなアラインメントアルゴリズムを使用して識別することができる。また、
本発明はデフォルト設定でベストフィット解析によって決定して、配列番号:0
1と、約60−70%、好ましくは約70−80%、より好ましくは約80−9
0%、より好ましくは約90−95%、最も好ましくは約95−99%類似の配
列を有する核酸を提供する。
【0016】 主題の核酸は合成/非天然配列であり、及び/又は組換え体であり、これは、
それらが天然の染色体に結合しているもの以外のヌクレオチドに結合した天然配
列又は非天然配列を含んでいることを意味する。開示された脊椎動物R5.24
核酸、又はその断片のヌクレオチド配列を含む主題の組換え核酸は、そのような
配列又は断片を、天然染色体に結合しているもの以外の配列が直ぐに隣りにある
(すなわち連続する)か、天然染色体に結合しているもの以外の配列が直ぐに隣
にあるか末端にある10kb未満、好ましくは2kb未満、より好ましくは50
0bp未満の天然フランキング領域が隣りにある状態で含んでいる。核酸は通常
はRNA又はDNAであるが、変更された安定性等を提供するには他の塩基又は
ヌクレオチド類似体を含む核酸を用いることがしばしば有利である。 主題の核酸は、翻訳可能な転写産物、ハイブリダイゼーションプローブ、PC
Rプライマー、診断用核酸等々としての使用;R5.24遺伝子と遺伝子転写産
物を検出する際の使用及び更なるR5.24ホモログ及び構造類似体をコードす
る核酸を検出又は増幅する際の使用を含む広い範囲の応用が見いだされる。
【0017】 実施例 脊椎動物の匂いレセプターを同定する手段として、Gタンパク質に共役するレ
セプターを発現クローニングするための一般的な方法を開発した。関係するレセ
プターmRNAが、インジェクトしたRNAの量の0.1%程度と少ない場合で
も、この技術の感度と自由度により、同定されるべき複数のGタンパク質経路の
活性化が可能になる。従って、この系は、特異的なアゴニストが利用可能である
ならば、如何なるGタンパク質共役レセプターであってもそれに相当するcDN
Aの機能的な同定を促進する。この発現クローニングによるアプローチを使用す
ることにより、我々は、キンギョの嗅覚上皮組織からアミノ酸匂い物質により活
性化されるレセプターをコードするcDNAを単離した。このレセプター、レセ
プター5.24の性質決定により、これがアルギニン及びリジンにより優先的に
活性化され、これらの化合物と高い親和性(Kd=〜100nM)で相互作用す
ることが明らかとなる。他のアミノ酸は、レセプター5.24と低い親和性で結
合する;結合特異性に影響を与える変数には、バックボーンの長さ同様に、側鎖
の末端機能部分の構造及び/又は電荷が含まれるようである。当該レセプターは
、立体特異性を示し、末梢嗅覚系において見いだされるアミノ酸神経伝達物質に
は結合することはないようである。このクローン化されたレセプターについて測
定された親和性は、アルギニン(約1nM)に対するインヴィボでのキンギョ嗅
覚系の閾値感度によく一致する。しかしながら、クローン化されたキンギョレセ
プターは、リガンドに対して50から100倍低い親和性を示す(例えば、Caga
n及びZeiger, 1978を参照のこと)単離されたサカナ嗅覚繊毛において性質決定
された塩基性アミノ酸結合部位とは異なるようである。
【0018】 アミノ酸匂い物質の刺激は、サカナではホスホリパーゼ仲介経路により伝達さ
れることが示唆されていた(Huque及びBruch, 1986;Restrepo等, 1993)。これ
らの観察と一致して、我々の結果により、クローニングされたキンギョアミノ酸
レセプターの匂い物質による活性化は、哺乳類細胞と同様にアフリカツメガエル
の卵母細胞において、促進されたPIの代謝を引き起こす。これらのGタンパク
質のサブユニットが 前述の異種性細胞系の両方に存在するにもかかわらず、G
αs-様経路との共役は観察されないが、このことは、キンギョアミノ酸匂いレセ
プターと全ての嗅覚CaSRレセプターが、インヴィボにおけるPIの代謝回転
を促進することを示す。興味深いことに、これらのレセプターは、形態学的にV
NOの感覚神経に類似する、微繊毛神経細胞(Cao等, 1998も参照のこと)で発
現される。サカナ嗅覚微繊毛神経細胞と同様にVNOとの両者は、哺乳類の微繊
毛性嗅覚神経細胞における匂い物質により誘起されるcAMPの上昇を膜電位の
変化へと変換するのに必要な(Brunet等, 1996)サイクリックヌクレオチドゲー
トチャンネル(cyclic nuclotide-gated channel)のαサブユニット(Berghard
等, 1996)を発現していないようである。
【0019】 レセプター5.24は、以前同定された、CaSR、mGluR、及びV2R
ファミリーを含む、Gタンパク質レセプターと配列相同性を有する(Nakanishi
等, 1990;Herbert及びBrown, 1995;Herrada及びDulac, 1997;Matsunami及びB
uck, 1997;Ryba及びTirindelli, 1997)。また、更なるCaSR様レセプター
は、キンギョ嗅覚上皮組織において発現されている。我々の結果は、レセプター
5.24は嗅覚感覚神経細胞により発現されるレセプターの多重遺伝子ファミリ
ーのメンバーであることを示すもので、当該レセプターに関する我々の生化学的
性質決定の結果と併せて、嗅覚CaSR様レセプターファミリーは実際に匂いレ
セプターであるという直接の証拠を提供するものである。 哺乳類のV2Rレセプターは、VNOにおける発現の基づく、フェロモンレセ
プターのファミリーを構成することが提唱されていた(Herrada及びDulac, 1997
;Matsunami及びBuck, 1997;Ryba及びTirindelli, 1997)。しかしながら、V
NO--陸生の脊椎動物における嗅覚装置の特定化--非フェロモン的な手がかりと
同様にフェロモン的な手がかりの両方を感受することに留意すべきである(Halp
ern, 1987)。哺乳類V2Rレセプターのリガンド特異性が未だ示されていない
が、我々のデータは、少なくともキンギョレセプターファミリー、レセプター5
.24、がアミノ酸刺激の特異的なサブセットを認識する匂いレセプターである
ことを、明確に示している。アミノ酸匂い物質はフェロモンではないので、哺乳
類V2Rレセプターを含む嗅覚CaSR様レセプターのファミリーは、実際には
、フェロモン及び非フェロモンである匂い物質を含む広範にわたる様々な刺激を
受容するように機能しているようである。我々は、レセプター5.24に関連す
るレセプターが、他のアミノ酸匂い物質を検出するために、サカナに用いられる
ことを開示する。
【0020】 単離されたサケ嗅覚神経細胞からの電気生理学的記録により、細胞の〜60%
は0.01−10μMのL-セリンに感受性があることが示された(Nevitt及びD
ittman, 1999)。同様に、ナマズの嗅覚上皮組織からの単一記録により、嗅覚神
経細胞の〜40%が100μMのL-アルギニンに応答することが示された(Kan
g及びCaprio, 1995)。また、〜5の細胞の活性を各記録部位で検出したキンギ
ョ嗅覚上皮組織からの複ユニット記録により、嗅覚神経細胞の大部分がアルギニ
ン(自発的活性を伴う28の部位のうち25が、100μM L-アルギニンに応
答した)に応答したが、フェロモン(例えば、65の部位のうち25しか0.1
μM 15-ケトプロスタグランジンF2aに応答しなかった)にはほとんど感受
性を示さなかったことが示唆されている。従って、レセプター5.24mRNA
の広範にわたる発現は、サカナ嗅覚神経細胞の大部分がアミノ酸匂いレセプター
を発現することを、これとは独立に示唆する電気生理学的な記録と一致する。 以下に示す特定に実施態様及び実施例の説明は、例示的なものであって限定の
ために提供されるものではない。これら説明と本明細書を通じて、特に禁止され
他の意味に注記されていない限り、「a」及び「an」という用語は一又は複数
を意味し、「又は」は及び/又はを意味し、ポリヌクレオチド配列は、ここで記
載される置換可能な主鎖(バックボーン)と同時に反対鎖にまで拡張して理解さ
れるものである。
【0021】 匂いレセプターの発現クローニングのための一般的方法。 我々は、キンギョ
の嗅覚系を、この種におけるフェロモン性及び非フェロモン性の両方の刺激への
応答に関し、生理的及び行動的な広範に及ぶ特徴付け(Sorensen及びCaprio, 19
98;Sorensen等, 1998)が行われていることにより、利用することにした。我々
のアプローチは、複数のGタンパク質により仲介される経路のレセプター活性の
検出を可能にするように計画された。これに対して、過去の研究では、哺乳類嗅
覚神経細胞において匂い物質により誘起される興奮性シグナルが、細胞内の二次
的メッセンジャーであるcAMPにより特異的に仲介されること(Brunet等, 19
96)、インヴィトロにおける生化学的な研究により、ホスファチジルイノシトー
ル(PI)の代謝回転が、二次的メッセンジャーであるジアシルグリセロール及
びイノシトール1,4,5-トリホスフェート(IP3)を結果的に産生すること
から、サカナにおいて嗅覚シグナル伝達を仲介すること(Huque及びBruch, 1996
;Restrpo等, 1993)が証明されている。従って、サカナの匂いレセプターの発
現クローニングのためには、複数のシグナル伝達経路の活性化を検出できる系を
利用するのが賢明のようであった。
【0022】 アフリカツメガエルの卵母細胞は、IP3が仲介する内在的な貯蔵分からのC
a2+の放出、それに続くCa2+依存的Cl−チャンネルの活性化を通じてP
I代謝回転の亢進を検出することができるため、Gタンパク質と共役するある種
のレセプターを発現クローニングするための強力な方法を提供する(Masu等, 19
87)。しかし、この細胞は、通常は、Gas(従って、アデニリルシクラーゼ)
の活性化に対する電気生理学的応答を示さない。従って、Gタンパク質依存的経
路に関し、強力な出力を提供するように卵母細胞を設計した(Lim等, 1995)。
本方法は、候補となるレセプター(Lim等, 1995)を伴う、Gaolf(嗅覚繊
毛に非常に多く存在するGas様アイソフォーム;Jones及びReed, 1989)、及
びGタンパク質ゲート内向き整流カリウムチャンネル(GIRKs)の異所的な
発現に基づく。カリウム電流は、活性化されたGas様又はGaiサブユニット
からの解離に続く、フリーのGタンパク質βγサブユニットによるGIRKチャ
ンネルの開閉に応答して観察することができる(Reuveny等, 1994;Lim等, 1995
)。対象のレセプターをコードするcDNAがcDNAのプールの中のほんの一
部にしか含まれないような、発現クローニングに対して、この系が敏感に反応す
るかどうか判定するために、ドーパミンD1レセプターをコードするRNAを、
インジェクションに先立ち1000倍に希釈した量のレセプターRNAをGao
lf及びGIRKのRNAと共に卵母細胞にインジェクトした。我々は典型的に
はレセプター発現卵母細胞に強いアゴニスト依存性電流を誘発できた。これらの
コントロールにより、単一のレセプターcDNAを含む〜1000cDNAクロ
ーンのプールが、我々のアッセイ系において発現され活性化された場合、依然と
して検出可能なシグナルを出すことができることが示された。従って、Gaol
f及びGIRKを発現する卵母細胞は、その下流で共役する経路が不明瞭である
ようなGタンパク質共役レセプターの発現クローニングの手段を提供する。
【0023】 キンギョ匂いレセプターをコードするcDNAの発現クローニングによる同定
。 RNAはキンギョ嗅覚cDNAクローンのプールから合成され(プールあた
り900の異なるクローンを含む)、Gaolf及びGIRKをコードする合成
RNAと共にアフリカツメガエル卵母細胞へインジェクトされた。その後、卵母
細胞は、アミノ酸、胆汁酸、又は性フェロモンを含む匂い物質のカクテルに曝し
その応答性に関しスクリーニングされた。匂い物質は、インヴィボにおける生理
的な応答の最大量の半量を誘発するのに必要な量の100から1000倍高い濃
度(Caprio, 1978;Sorensen等, 1987;Sorensen等, 1988;Michel及びLubomudr
ov, 1995;実験方法を参照のこと)でテストされた;ここに示される濃度は、G
IRK及びGタンパク質のRNAのみインジェクトされた卵母細胞において、活
性を誘発しなかった。一のプール、プール19由来のRNAをインジェクトされ
た卵母細胞は、アミノ酸に対する強力な応答を示したが、胆汁酸又は性フェロモ
ンに対しては応答しなかった。アミノ酸に対する応答は、二相性であって、内向
性の基底K+流以上の振動性の内向き電流に始まり、続いて基底レベル以下の内
向き電流へと減少した。このような二相性の効果は、Gaq仲介のホスホリパー
ゼC(IP3による最初の内向き電流の原因である)とプロテインキナーゼC(
GIRKチャンネルサブユニットのリン酸化を通じてK+流の抑制に至らしめる
)の活性化により誘起されると考えられる(Sharon等, 1997)。実際に、Gao
lf及びGIRKなしでも、アミノ酸に応答する振動性の内向き電流は、プール
19のRNAを発現する卵母細胞において観察され、このことは、このプールに
含まれるレセプターが、ホスホリパーゼが仲介する経路と相互作用することを示
すものである。
【0024】 シブセレクション(同胞選択)によるプール19の反復性の細分化により、レ
セプター5.24と命名された、レセプターをコードする単一クローンを単離す
ることができた。レセプター5.24は、塩基性L-アミノ酸に最もよく応答し
、アルギニンとリジンによる活性化において、ほぼ同量の誘起電流を示し、中性
脂肪族L-アミノ酸(例えば、メチオニン、イソロイシン、スレオニン、セリン
、アラニン)にはより少なく応答し、酸性及び芳香族L-アミノ酸(例えば、グ
ルタミン酸塩、アスパラギン酸塩、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファ
ン、ヒスチジン)にはほとんど応答しないことを示している;このレセプターは
D-アミノ酸では活性化されない(以降、別段、言明しない場合、ここで言及す
る全てのアミノ酸はL-アイソマーである)。
【0025】 クローン化されたキンギョ匂いレセプターに対する放射標識されたL-アルギ
ニンの高親和性結合。 塩基性アミノ酸に対するクローン化されたキンギョのア
ミノ酸レセプターの親和性を決定するために、我々は、哺乳類細胞において発現
されたレセプターに対する放射標識されたリガンド結合による、リガンド-レセ
プター相互作用の性質決定を行った。ヒト胎児の腎臓(HEK)293細胞に、レ
セプター5.24のcDNAの挿入物を有する発現プラスミドを形質移入した。
レセプター5.24発現細胞から調製された膜は、1mM H-アルギニンの濃
度で飽和する結合を示し、リガンドの結合の程度は、コントロールの細胞から調
製された膜に比べ、有意に高い。複数回の実験による特異的結合活性の更なる解
析により、解離定数(Kd)が121±33nMアルギニン(平均値±標準誤差
、n=4;範囲:52−207nM)であるような単一の結合サイト(ヒル定数
=0.95±0.07[平均値±標準誤差]、n=4)を有するレセプターである
ことが示される。次に、我々は、HEK293細胞において、どのような二次的
メッセンジャーの経路がレセプター5.24と共役しているか決めることにした
。コントロールの細胞又はレセプター5.24を発現する細胞は、様々な濃度の
アルギニンに暴露され、IP3及びcAMPの蓄積に関しアッセイした。アルギ
ニンは、レセプター5.24を発現する細胞において、濃度依存的にIP3の特
異的な増加を誘発する。これに対し、β-アドレナリン作動性レセプター(宿主
細胞株により内在的に発現された)が、cAMPの蓄積の増加に至らしめる場合
でも、0.1mM又は10mMのアルギニンは、これらの細胞においてcAMP
の検出可能な変化を引き起こさない。これらの結果は、アフリカツメガエル卵母
細胞の場合と同様に、レセプター5.24がHEK293細胞中で好んでPI代謝
回転を促進することを示す。
【0026】 クローン化されたキンギョアミノ酸匂いレセプターと相互作用する化合物の構
造-活性間における性質。 嗅覚情報をコード化するために匂いレセプターがど
のように使用されるか理解するには、個々のレセプタータイプの匂い物質特性を
性質決定することが必要である。従って我々は構造的に関連したリガンドに対す
るレセプター5.24の相対的特異性を決定することとした。このレセプターは
高い親和性でアルギニンに結合するので、レセプター5.24と結合する他の化
合物を、H-アルギニンを用いた置換アッセイにより、スクリーニングした。
これらのアッセイは、化合物がアゴニストとして、部分アゴニストとして、又は
アンタゴニストとして働くかどうかという点に関し情報を与えないが、にも拘わ
らずレセプターの分子特異性への洞察を可能ならしめる。手短に述べると、レセ
プター5.24を発現するHEK293細胞から調製された膜へのH-アルギ
ニンの結合が、競合リガンドの様々な濃度での存在下又は非存在下においてアッ
セイされた。アフリカツメガエル卵母細胞におけるレセプター5.24の活性化
プロファイルと一致して、アルギニンとリジンは同様の濃度依存性でH-アル
ギニンの結合を置換し、それぞれ、〜0.33及び〜0.5mMの半抑制濃度(
IC50)を示した(80及び90nMのKi's又は阻害定数に一致する;表
3を参照のこと)。グルタミン酸塩は、アフリカツメガエル卵母細胞で発現され
たレセプター5.24を活性化させないようで、標識されていないアルギニン又
はリジンに比べほど80倍程度効率悪く(IC50=〜20mM;Ki=6.7
mM)H-アルギニンを置換する。興味深いことに、アルギニンの脱炭酸類似
体であるアグマチンは、H-アルギニンをかなり不十分にしか置換しない(K
i>1mM;後述及び表4を参照のこと)。
【0027】
【0028】
【0029】 我々は、20の天然由来のアミノ酸と、アミノ酸類似体及び神経伝達物質につ
いて比較結合研究を行った(表3及び表4)。多くの傾向がこのアッセイより明
らかである。最初に、レセプター5.24は、明らかに塩基性のR基側鎖グルー
プを含むアミノ酸を認識する;テストした20アミノ酸の中でアルギニンとリジ
ンは最も高い親和性を示す。さらに、〜10から100倍低い親和性がアルギニ
ン及びリジンの誘導体に対して観察され、アミノ酸神経伝達物質であるγ-アミ
ノ酪酸(GABA)、カルノシン、又はタウリン(Ki>1mM)など、末梢嗅覚系
(Nicoll, 1971;Collins, 1974;Margolis, 1974)において存在するもの対し
ては、特異的相互作用は検出されなかった。第二に、側鎖の末端機能部位は、特
異性を決定することにおいて、重要な変数である。塩基性側鎖をアミド(グルタ
ミン、アスパラギン)を含んだRの基、硫黄を含んだ基(システイン又はメチオ
ニン)、又はカルバミル(シトルリン)部分で置換すると、親和性は〜4から〜
25倍減少する結果となる。側鎖に末端アミド又は硫黄を含有する基を含むアミ
ノ酸は、一般に、これらの構造を欠く脂肪酸側鎖を持つものよりも、より高い親
和性を示す。酸性側鎖(グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩)での置換の結果、
親和性において大幅な減少(〜80から〜300倍)を示す。環状(プロリン)
又は芳香族(トリプトファン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン)側鎖
を含むアミノ酸は、一般に、レセプター5.24と低い親和性で結合する。第三
に、特異性は、一部にはR基の炭素骨格長さに基づいており、リジン(Ki=0
.09mM)対オルニチン(Ki=1.0mM;リジンの骨格より1炭素分短い
)、及びアルギニン(Ki=0.08mM)対ホモアルギニン(Ki=1.6m
M;アルギニンの骨格より1炭素分長い)により示される通りである。炭素鎖の
長さに基づく当該レセプターのチューニングは、7-, 8-, 9-,及び10-炭素
n-脂肪族アルデヒドに関して幾分幅広な応答プロファイルを示すクローン化さ
れたラットの匂いレセプターにおいて観察されるものより(Zhao等, 1997)、さ
らに鋭いもののようである。最後に、アグマチン及びカダベリン(それぞれ、ア
ルギニン及びリジンの脱炭素類似体)は、基本的にレセプター5.24とは結合
しないので(Ki's>1mM、又はアルギニン又はリジンのKdより1000
0倍大きな値)、α-カルボン酸部分は、レセプターの結合に重要である。しか
しながら、カルボキシメチルアルギニン類似体、L-NAMEは当該レセプター
と中程度の親和性(Ki=1.0mM)で結合するので、カルボン酸との相互作
用は、おそらく、その負の電荷に依存するものではない。
【0030】 キンギョのアミノ酸匂いレセプターはCaSR様レセプターに属する。 キンギ
ョのレセプター5.24のcDNAの配列から、566アミノ酸のN末端細胞外
ドメインにより先行される7の膜貫通領域を持つタンパク質が予想される。レセ
プター5.24は、CaSR(Herbert及びBrown, 1995)、mGluRレセプタ
ーファミリー(Tanabe等, 1992)、鼻骨のV2Rレセプターファミリー(Herrad
a及びDulac, 1997;Matsunami及びBuck, 1997;Ryba及びTirindelli, 1997)、
フグ(Nito等, 1998)及びキンギョ(Cao等, 1998)において見いだされた嗅覚
CaSR-及びV2R関連レセプター、及びマウス(Hoon等, 1999)に見いださ
れた二つの推定上の味覚レセプターを含む以前に同定されたGタンパク質共役レ
セプターと顕著な類似性を示す。レセプター5.24は、これらのレセプターと
25から33%のアミノ酸配列における同一性を有し、ヒトとフグのCaSR配
列といくらか高い類似性を示す。CaSR及びmGluR配列とのこのような弱
い相同性にも拘わらず、レセプター5.24は、カルシウム又はグルタミン酸塩
により活性化されない。 mGluRのN末端細胞外領域は、グルタミン酸塩の結合に関し必要であり(
O'Hara等, 1993;Takahashi等, 1993)、イオンチャンネル型のグルタミン酸塩
レセプターと同様に、代謝調節型のレセプターのこの領域は、バクテリアの周辺
質アミノ酸結合タンパク質と顕著な配列類似性を示す(Nakanishi等, 1990;O'H
ara等, 1993)。バクテリアのタンパク質 の構造に基づくmGluR1のN末端
ドメインに関する分子モデル化により、セリン165とスレオニン188は、ア
ミノ酸リガンドのα-アミノ及びα-カルボキシ部分の協調により、グルタミン酸
塩と相互作用することが示唆される;mGluR1におけるこれらの位置の保存
的な突然変異の結果、アゴニストに対する結合が著しく減少する(O'Hara等, 19
93)。興味深いことに、対応する2残基は、レセプター5.24において保存さ
れ(セリン152及びスレオニン175)されているが、CaSR又は全てのV
2R配列において保存されていない。キンギョのレセプターにおけるこれらの残
基は、おそらくアミノ酸匂い物質との高親和性結合と協調するのに役立つ。
【0031】 キンギョアミノ酸匂いレセプター関連嗅覚CaSR様レセプターファミリー。
他の研究者による最近の研究により、レセプター5.24と類似性を示し、キン
ギョの嗅覚上皮組織において特異的に発現されるCaSR様レセプターファミリ
ーのメンバーが同定された(Cao等, 1998)。この遺伝子ファミリーにおける更
なるレセプター配列を同定するために、我々は、レセプター5.24、CaSR
、mGluR、及びV2RのN末端領域配列間における保存されたモチーフに基
づく縮重プライマーを用いてキンギョの嗅覚cDNAに対してPCRを行った。
その結果得られたPCR産物のサブクローニング及びDNAの配列決定により、
5つの異なるサブファミリーに分類することができる多数のCaSR様配列(配
列番号:3−6)が明らかにされた。N末端ドメインの当該領域の範囲内で、キ
ンギョCaSR様嗅覚レセプターサブファミリーは、20から43%の間のアミ
ノ酸同一性を示す。レセプター5.24は、これまで同定されたレセプターグル
ープのメンバーの中で、最も相違するものであり、この領域において他の配列と
20から27%の類似性を示す。レセプター5.24の全長cDNAによりゲノ
ムDNAブロットにおいて、1−2のバンドが検出され、この遺伝子は、キンギ
ョゲノム中で単一コピーとして存在することが示唆された。 さらに、全長CaSR様配列は、前述の技術を用いてcDNAライブラリーか
ら容易に単離される。例えば、全長の、天然CaSR様タンパク質の配列、配列
番号:7−8、10及び12は全長のキンギョcDNAによりコードされている
。配列番号10及び12に関する天然のコード化配列は、各々、配列番号:9及
び11として示されている。さらに、異種性CaSR様配列は、これらの技術を
用いて容易に単離される。例えば、機能的に、また構造的にキンギョ5.24と
類似することが示されているゼブラフィッシュのタンパク質(約70%のアミノ
酸同一性)は、配列番号:14として示される(天然のコード配列は配列番号:
13として示される)。
【0032】 キンギョ嗅覚CaSR様レセプターの発現パターン。 RNAブロットによる
レセプター5.24の発現解析により、このタンパク質をコードするmRNAは
、嗅覚上皮組織において発現されるが、脳、腎臓、肝臓、筋肉、卵巣、腸、又は
精巣において発現されないことが明らかになった。また、レセプター5.24プ
ローブは、高い緊縮性の条件下にて、胴体、エラ、唇、舌、及び口蓋組織の皮膚
においてmRNAを検出する。レセプター5.3及びレセプター3.13に対す
るプローブによる同様のRNAブロットにより、これらの遺伝子は、嗅覚上皮組
織において排他的に発現されることが示される。 嗅覚上皮組織におけるキンギョ嗅覚CaSR様配列の発現パターンを検出する
ために、RNAによるインサツハイブリダイゼーションを実施した。我々は、レ
セプター5.24のN末端細胞外領域に相当する35S標識アンチセンスRNA
プローブを用いて組織切片をプローブ化した。この領域は、このクラスのレセプ
ターにおいてもっとも多様化した領域であり、従って、一連の実験において用い
たハイブリダイゼーションの緊縮性の条件下では、レセプター5.24にのみア
ニールすることが予想される。嗅覚感覚神経細胞を含む嗅覚感覚上皮組織領域の
先端及び内側の部位において、レセプター5.24のmRNAが広く発現されて
いることが見いだされた。ジゴキシゲニン標識プローブを使用するインサイツハ
イブリダイゼーションにより、レセプター5.24は感覚上皮組織の神経層にお
ける細胞の大分部において発現されていることが実証される。これらの観察は、
サカナのおよそ半分の嗅覚神経細胞はアミノ酸刺激に応答することができる(Kn
ag及びCaprio, 1995;Nebitt及びDittman, 1999)との電気生理学的な記録と一
致する。レセプター5.3に対するプローブを用いたインサイツハイブリダイゼ
ーションにより、このmRNAもまた、細胞の多くに局在することが示される。
レセプター5.24とレセプター5.3の発現の広範にわたる局在化パターンに
対し、他のCaSR様レセプターは、点状の局在パターンで嗅覚上皮組織にて発
現される。レセプター3.13、レセプター9、及びレセプター10に対するプ
ローブのサブファミリーメンバーは、細胞の少ないサブセット(各約1〜5%)
とハイブリダイズ化する。
【0033】 我々は、インサイツハイブリダイゼーションによるレセプター5.24に関す
るシグナル強度は、他のレセプターに対する強度より一貫して弱かったことに気
づいた。キンギョ嗅覚cDNAライブラリーの嗅覚CaSR様配列によるスクリ
ーニングにより、これらのRNAがおよそ同レベル(各配列は〜100000ク
ローン中1[レセプター5.24及び5.3]から〜600000クローン中1[
レセプター10.8]の間で示される)で発現されていることが明らかにされた
ため、これらの現象は、レセプター5.24のmRNAの特性であり、その発現
レベルが低いことによるものではないようである。 キンギョのCaSR様レセプターを発現する細胞は、嗅覚のサイクリックヌク
レオチドゲートイオンチャンネルを発現する嗅覚神経細胞(Goulding等, 1992;
後述を参照のこと)、又は元々Buck及びAxel(1991)により記載されたフ
ァミリーに属する匂いレセプターに関し、我々が典型的に観察するものより、尖
端部に局在する。サカナの嗅覚上皮組織は、2つの主要なクラスの感覚細胞、繊
毛性及び微繊毛性の神経細胞を含むが、これらは、尖端ー基底部軸に沿って分離
される(Ymamoto, 1982)。微繊毛細胞は、上皮組織の上部層である尖端部に留
まり、細胞体が内部に存在する繊毛神経細胞から区別される。以前のインサイツ
ハイブリダイゼーションにより、Buck及びAxel(1991)により記載された
レセプタークラス、サイクリックヌクレオチドゲートイオンチャンネルは、サカ
ナの内部配置性の繊毛嗅覚神経細胞において発現されることが示された(Gouldi
ng等, 1992;Ngai等, 1993a;Ngai等, 1993b)。従って、キンギョのCaSR様
レセプターは、おそらく微繊毛嗅覚神経細胞において発現される(Cao等, 1998
も参照のこと)。
【0034】 非嗅覚組織におけるレセプター5.24mRNA発現の局在。 外部上皮組織
におけるレセプター5.24のmRNAの発現により、嗅覚系以外において当該
レセプターは化学受容性機能を果たすか否かに関し疑問が生じる。これらの上皮
には、味蕾及び単生の化学受容細胞が含まれる;キンギョの顔面神経の記録は、
アルギニンがこの種において有効な味覚刺激ではないことを示しているが、これ
らの系は共に、サカナにおけるアミノ酸刺激に対し感受性がある(Sorensen及び
Caprio, 1998)。従って、我々は、レセプター5.24が実際にこれらの化学受
容系において発現されるか否かを決定するために、さらなるインサイツハイブリ
ダイゼーションを行った。模範的なデータには、ジゴキシゲニン標識のレセプタ
ー5.24プローブでハイブリダイズ化される代表的な鰓耙の組織切片を示した
。鰓耙は、鰓弓と結合する非呼吸器構造で、味蕾と単性の化学受容細胞を含む上
皮によりカバーされている。これらの組織切片と同様に、レセプタープローブと
ハイブリダイズ化されるの多くの他の組織切片を調べることにより、この配列は
、上皮組織を覆って広く発現されるが、明らかに味蕾から排除されることが示さ
れる。さらに、レセプター5.24を発現する上皮細胞は、かなり多いため単性
の化学感受性細胞により、個々独立にカウントできないが、上皮組織中では、比
較的希薄で分散している(「単性」という用語はこのためである;Sorensen及び
Caprio, 1998)。従って、これらの結果は、非嗅覚的化学受容性伝達系における
レセプター5.24の役割(塩基性アミノ酸を認識するために同調される匂いレ
セプターとしての)を論駁する。
【0035】 実験方法:発現クローニング。 ポリ(A)+RNAは、オスのキンギョの成体
の嗅覚ロゼット(olfactory rosettes)から調製した。cDNAは、オリゴ(d
T)プライマーを用いて合成され、二重鎖DNAは、5'側のSalI及び3'側
のNotI酵素部位を介して決められた方向でpSPORT−1プラスミドへ連
結された(Life Technologies, Inc.)。連結反応物は、エレクトロポレーショ
ンにより大腸菌に導入された。プラスミドDNAは、900−1000クローン
のプールから調製され、NotIで直線化し、精製し、T7 RNAポリメラー
ゼによるインヴィトロ転写の鋳型として用いられた。Gタンパク質及びGIRK
サブユニットをコードするcRNAの生産には、Gaolf(Jones及びReed, 19
89)及びGIRKサブユニットであるKir3.1(Reuveny等, 1994)及びK
ir3.4(Ashford等, 1994)のcDNAが、Pfuポリメラーゼを用いてP
CRにより増幅され、RNA発現ベクターであるpGEMHE(Liman等, 1992
)にサブクローン化された。インヴィトロでの転写の後、cRNAはLiCl中
に沈殿させ、水に懸濁させた。 卵母細胞は、麻酔をしたゼノパスラエビスから除去し、コラゲナーゼで処理し
た。各cDNAライブラリーのプールから得られた40ngのcRNA(〜40
pg cRNA/クローン)が、Gaolf及びGIRKのサブユニットKir3
.1及びKir3.4(各〜30pg)をコードするcRNAと共に、卵母細胞
にインジェクトされた。第一次スクリーニングが終了するまでに、およそ30プ
ールがアッセイされた。インジェクトされた卵母細胞は、電気生理学的記録に先
立ち、17℃で80時間以インキュベートされた。記録は、二本の電極によるボ
ルテージクランピングにより、Axoclamp-2A 増幅器(Axon Instruments)又はDa
gan CA-1増幅器(Dagan Corp)を用いて行われた。データの取得と解析は、pC
LAMPソフトウェアー(Axon Instruments)を用いて実施された。膜電位は、
−80mVに保持された。GIRKに関する試行において、アゴニストを作用さ
せる前に基底流が安定化されるまで(〜45秒間)、卵母細胞はまずNa-MB
SH(88 mM NaCl, 1 mM KCl, 2.4 mM NaHCO3, 10 mM Hepes, pH7.5, 0.82 mM M
gSO4[7H2O], 0.33 mM Ca[NO3]2[4H2O], 0.41 mM CaCl2[2H2O])で 灌流し、次い
で濃い濃度のK(88 mM KCl, 1 mM NaCl)を含むK-MBSHに切り換えた。Gao
lf及び/又はGIRKの不存在下でレセプター5.24をインジェクトした卵
母細胞での記録はNa-MBSH中で実施した。卵母細胞は、8チャンネルバル
ブ(Hamilton)によりベイジング液を切り換えることにより、異なるアゴニスト
を含む溶液に曝した。 DNA配列は、Pharmacia AlfExpress シークエンサーにより行われた。シー
クエンスは、MacVector ソフトウェアーを用いて解析された。
【0036】 哺乳類細胞培養とDNA形質移入。 細胞の形質移入に対しては、レセプター
5.24cDNA挿入物は、二つの発現ベクターにサブクローニングされた:C
MVIは、ヒトサイトメガロウィルス(CMV)即時性初期プロモーター-エンハン
サーに発現を作動させるために、CMVのイントロンAの配列を加えたもので、
608RX-2.2Lは、cDNA挿入物の後に内在性リボソーム認識部位(IRES)強化緑
色蛍光タンパク質(EGFP)コード化配列を持つことを除き、CMVIと類似する
;また、608RX-2.2Lはピューロマイシン耐性遺伝子を含む。一過性のアッセイに
おいては、SV40ラージT抗原を発現するHEK293細胞が、CMVI-レ
セプター5.24又はCMVIコントロールプラスミドでリポフェクタミン(Li
fe Technologies)を用いて形質移入され、膜調製のために48時間後に回収さ
れた。安定細胞株については、293-TSA細胞が、608RX-2.2L−レセプター
5.24プラスミド又はコントロール608RX-2.2Lプラスミドで形質移入され、ピ
ューロマイシンで選択された。高レベルのEGFP蛍光発光を示すコロニーが選
択され、増殖され、3H-L-アルギニンの結合に関しスクリーニングされた(以
下を参照)。レセプター5.24で形質移入された5つの異なる安定細胞株にお
いて、レセプター密度(Rt)は、0.5から6.0pmolのL-アルギニン結
合部位/mg膜タンパク質の間でバラツキがあった。4つの異なる608RX-2.2L形
質移入コントロール細胞株において、EGFPの発現は、レセプター5.24形
質移入細胞と同等であったが、L-アルギニンの結合は、非形質移入細胞と区別で
きなかった(Rt=0.01-0.03 pmol/mg)。競合結合アッセイ及びシグナル伝達の研
究は、安定細胞株5.24-20(Rt=2.0 pmol/mg)及びベクターのみ(Rt=0.03
pmol/mg)で形質移入された安定なコントロール細胞株(2.2-9)を用いて行わ
れた。
【0037】 膜の調製とリガンド結合アッセイ。 リガンド結合アッセイのための膜は、リ
ン酸緩衝生理食塩水(PBS)により、コンフルエントな細胞を3回洗浄し、P
BSベースの酵素非含解離溶液で剥がし、氷で冷やした5.0mM Hepes
、pH7.4、1.0mM EDTA、1.0μg/mlロイペプチン、0.5
mM PMSFに細胞を再懸濁して調製した。以後、全ての操作は氷上にて行っ
た。30分のインキュベーション後、細胞懸濁液をホモジナイズし、10000
0xgで30分間遠心した。細胞膜沈殿は、結合緩衝液(20mM Hepes,
pH7.4、1.0mM EDTA、2.0mM MgCl、1.0μg/m
lロイペプチン、0.5mM PMSF)中にて再懸濁、遠心により2回洗浄し
、結合緩衝液に再懸濁後、−80℃で凍結させた。 飽和結合アッセイは、20−25μgの膜タンパク質を用い、最終容量100
μlの結合緩衝液中で、[2,3-H]L-アルギニン(特異的活性=40Ci/
mmol;Dupon NEN)の濃度を増加させて行われた。非特的な結合は、500
μMの非標識L-アルギニンの存在下にて測定された。競合アッセイは、500n
M [2,3-3H]L-アルギニンと共に競合リガンドの濃度を増加させて行った。
全てのインキュベーションは、4℃にて60分間行い、0.1%の氷冷ポリエチ
レンイミンで前処理したワットマンGF/Cフィルターで素早くろ過して、反応
を止めた。フィルターは、4.0mlの氷で冷やした20mM Hepes、p
H7.4で3回洗浄し、保持された放射活性をシンチレーションカウントにより
測定した。全ての実験は、3回行われ、少なくとも2回は繰り返された。データ
は、Originソフトウェアーを用いて非直線カーブの至適化(Microcal)により解
析した。H-Lアルギニンの結合の50%阻害(IC50)を引き起こすコン
ペティターの濃度は、非直線カーブの至適化により決定された;阻害定数は、式
Ki=(IC50)/(1+[3H-アルギニン]/Kd)に従って計算した。
【0038】 IP3及びcAMPの測定。 IP3及びcAMPの測定に対しては、細胞株
5.24−20及び2.2−9(負のコントロール)を24ウェルのプレートに
3.5x10細胞/ウェルの集密度で蒔き、10%FBSを含むDMEM中で
一晩インキュベートした。反応の終結に先立って全ての続きの操作を5%CO 中で37℃にて実施した。匂い物質の暴露に先立ち、コンフルエントな細胞をP
BSで二回洗浄し、遊離のアミノ酸を除去し、アミノ酸を含まない培地(0.1
%のBSAを含むアールのバランス塩溶液)中で3時間インキュベートし、レセ
プター又は下流のシグナル伝達経路の潜在的な脱感作からの回収を可能にする。
IP3アッセイに対しては、細胞をPBSで一回洗浄し、10mMのLiClを
含むPBS中で15分間プレインキュベートし、ついで400μlのPBS/1
0mMのLiCl中で30分間、匂い物質に暴露した。IP3レベルをラジオレ
セプター競合アッセイ(Dupont NEN)によって決定した。cAMPの測定に対し
ては、3時間のアミノ酸を含まないプレインキュベーションの後に細胞をPBS
で一回洗浄し、0.5mMのIBMXを含むPBS中で15分プレインキュベー
トし、400μlのPBS/0.5mMのIBMX中で30分間、匂い物質にさ
らした。cAMPレベルをラジオイムノアッセイ(DuPont NEN)によって決定し
た。
【0039】 PCR。 PCRを実施して更なるCaSR様匂いレセプターcDNAを同定
した。3つの縮重オリゴヌクレオチドプライマーは、レセプター5.24、mG
luR(Duvoisin等, 1995)、ヒトCaSR(Garrett等, 1995)、及び哺乳動
物V2R2(Herrada及びDulac, 1997; Matsunami及びBuck, 1997; Ryba及びTir
indelli, 1997)配列のアラインメントに基づいてデザインされた: プライマーA:レセプター5.24のアミノ酸211−215に対応; プライマーB:レセプター5.24のアミノ酸518−514に対応; プライマーC:レセプター5.24のアミノ酸755−751に対応。 ネスト化PCRはおよそ20000のクローンを含むプラスミドライブラリー
プールで実施された。各ライブラリーのプールからのDNAをプライマーCを持
つ5'T7プライマーを使用して一次PCR反応の鋳型として使用した。一次P
CR反応物を1%アガロースゲル上で分離し、1−4kbの範囲の産物を切除し
、溶出し、プライマーA及びプライマーBを使用する二次PCR反応のための鋳
型として使用した。二次PCR産物を1%アガロースゲル上で電気泳動し、〜1
kbの断片をTAプラスミドベクター(Invitrogen)中にサブクローニングし、
配列決定した。
【0040】 RNAブロット分析とインサイツハイブリダイゼーション。 キンギョ組織中
のレセプター5.24mRNAの分布を、高ストリンジェント下でプローブとし
て32P標識アンチセンスRNAを使用してRNAブロット分析によって決定し
た(Ambion)。分析した各キンギョ組織の0.5マイクログラムのポリ(A)に富
ませたRNAを変性条件下で電気泳動し、ナイロン膜にブロッティングし、レセ
プター5.24のアミノ酸389−600に対応する600ntのRNAプロー
ブでプロービングした。全長レセプター5.24cDNAはジェノミックDNA
ブロットの単一の遺伝子を認識するようであり、この領域をコードする配列はこ
のクラスのレセプターの最も分岐した部分を含むので、このプローブがストリン
ジェントなハイブリダイゼーション条件下でレセプター5.24RNAに完全に
特異的である可能性が高い。コントロールとして、続いて膜をキンギョのb-ア
クチンRNAプローブにハイブリダイズした。 RNAインサイツハイブリダイゼーションは、本質的に記載されているように
して(Barth等, 1996; Barth等, 1997)、成体のキンギョ嗅覚ロゼットからの2
0mm厚の新鮮凍結組織切片で実施した。スライドを35S標識(107cpm
/ml)又はジゴキシゲニン標識(1mg/ml)プローブで最短16時間の間
、60−65℃にてハイブリダイズし、65℃にて0.2xSSCで洗浄した。
35Sプローブでハイブリダイズさせたスライドを更に20mg/mlのRNa
seAで処理し、65℃にて0.2xSSC中で再洗浄し、脱水し、コダックN
TB−2エマルションに浸漬し、14−28日の間4℃に暴露し、発達させ、ト
ルイジンブルーで対比染色した。ジゴキシゲニン標識プローブをアルカリホスフ
ァターゼ結合抗ジゴキシゲニン抗体とNBT/BCIP中での色素発色で可視化
した。 レセプター5.24の局在化に対しては、全長レセプターの最初の600のア
ミノ酸に対応する〜1.8kbのPstI断片をpBluescript中にサ
ブクローニングし、35S及びジゴキシゲニン標識RNAプローブのインヴィト
ロでの転写に対して使用した。レセプター3.13及び5.3に対するジゴキシ
ゲニン標識プローブを、これらのレセプターのN末端ドメインから撚りだしたク
ローン化〜1kbPCR挿入断片から合成した。Buck及びAxel(1991)
によって最初に同定されたレセプターファミリーのメンバーを同定するために、
縮重逆転写PCRを、過去に記載されているようにして(Barth等, 1996)キン
ギョの嗅覚RNAで実施した。D1/113−6と命名したこのクラスのレセプ
ターからの一つのキンギョのクローンを用いてジゴキシゲニン標識RNAプロー
ブを合成した。嗅覚環状ヌクレオチドゲートチャンネルを発現する細胞を、〜2
.5kbの全長ゼブラフィッシュcDNAから合成したジゴキシゲニン標識プロ
ーブで局在化した(Barth等, 1996を参照)。
【0041】 参考文献: Abe, K.,等(1993). J.Biol.Chem. 268,12,033-12,039. Ashford, M.L., Bond, C.T., Blair, T.A.,及びAdelman, J.P. (1994). Nature
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【0042】 この明細書で引用した全ての出版物及び特許出願は、あたかも各々の出版物又
は特許出願が特に及び個々に参考として取り入れられると示されているように、
ここに出典明示して取り入れるものとする。前記の発明は、理解を明瞭にする目
的で例示及び実施例によって幾分詳細に説明したが、当業者には、本発明の教示
に照らして、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲から逸脱することなく、それ
にある種の変更及び修飾が可能であることは容易に明らかになるであろう。
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 5/10 C12Q 1/02 4C084 C12P 21/02 1/68 A 4H045 C12Q 1/02 G01N 33/15 Z 1/68 33/50 Z G01N 33/15 33/566 33/50 A61K 45/00 33/566 A61P 15/00 // A61K 45/00 43/00 111 A61P 15/00 C12N 15/00 ZNAA 43/00 111 5/00 A (72)発明者 スペカ,デイビッド,ジェー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94720 −3200,バークレー,ユニバーシティ オ ブ カリフォルニア,バークレイ,ライフ サイエンシズ アディション 265,デ パートメント オブ モレキュラー アン ド セル バイオロジー (72)発明者 リン,デイビッド,エム. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94720 −3200,バークレー,ユニバーシティ オ ブ カリフォルニア,バークレイ,ライフ サイエンシズ アディション 265,デ パートメント オブ モレキュラー アン ド セル バイオロジー (72)発明者 イザコフ,イユード,ワイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94720 −3200,バークレー,ユニバーシティ オ ブ カリフォルニア,バークレイ,ライフ サイエンシズ アディション 265,デ パートメント オブ モレキュラー アン ド セル バイオロジー (72)発明者 ディットマン,アンドリュー,エイチ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94720 −3200,バークレー,ユニバーシティ オ ブ カリフォルニア,バークレイ,ライフ サイエンシズ アディション 265,デ パートメント オブ モレキュラー アン ド セル バイオロジー (72)発明者 ファン,ジンホン アメリカ合衆国 カリフォルニア 94720 −3200,バークレー,ユニバーシティ オ ブ カリフォルニア,バークレイ,ライフ サイエンシズ アディション 265,デ パートメント オブ モレキュラー アン ド セル バイオロジー Fターム(参考) 2G045 AA40 DA12 DA13 DA36 4B024 AA01 AA20 BA63 CA04 CA06 DA02 EA02 EA04 FA02 GA11 HA01 4B063 QA18 QQ08 QQ43 QR32 QR55 QS34 4B064 AG20 CA10 CA19 CC24 DA01 4B065 AA90X AA90Y AA99Y AB01 AC14 BA02 CA24 CA44 4C084 AA02 AA17 BA44 CA62 NA14 ZA812 ZC412 4H045 AA10 BA10 CA40 CA52 DA50 EA21 EA28 FA74

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号:02、残基1−10;配列番号:02、残基29
    −41、配列番号:02、残基75−87;配列番号:02、残基92−109
    ;配列番号:02、残基132−141;配列番号:02、残基192−205
    、配列番号:02、残基258−269;配列番号:02、残基295−311
    、配列番号:02、残基316−330;配列番号:02、残基373−382
    、配列番号:02、残基403−422;配列番号:02、残基436−442
    、配列番号:02、残基474−485;配列番号:02、残基502−516
    、配列番号:02、残基561−576;配列番号:02、残基595−616
    、配列番号:02、残基640−656;配列番号:02、残基683−697
    、配列番号:02、残基717−732;配列番号:02、残基768−777
    、配列番号:02、残基798−813;配列番号:02、残基829−843
    、配列番号:02、残基844−877;及び配列番号:02、残基852−8
    75からなる群から選択される配列を含んでなる単離されたポリペプチド。
  2. 【請求項2】 配列番号:02の少なくとも16の連続残基を含んでなる請
    求項1に記載のポリペプチド。
  3. 【請求項3】 配列番号:02、残基1−566を含んでなる請求項1に記
    載のポリペプチド。
  4. 【請求項4】 配列番号:02−06からなる群から選択される配列を含ん
    でなるポリペプチド。
  5. 【請求項5】 配列番号:02を含んでなる請求項1に記載のポリペプチド
  6. 【請求項6】 配列番号:07、08、10、12及び14からなる群から
    選択される配列の少なくとも16の連続残基を含んでなるポリペプチド。
  7. 【請求項7】 配列が配列番号:14である請求項6に記載のポリペプチド
  8. 【請求項8】 配列番号:14を含んでなる請求項6に記載のポリペプチド
  9. 【請求項9】 配列番号:01のストランドの少なくとも36の連続ヌクレ
    オチドを含んでなる単離された又は組換え体ポリヌクレオチド。
  10. 【請求項10】 配列番号:01、ヌクレオチド1−47;配列番号:01
    、ヌクレオチド58−99;配列番号:01、ヌクレオチド95−138;配列
    番号:01、ヌクレオチド181−220;配列番号:01、ヌクレオチド26
    1−299;配列番号:01、ヌクレオチド274−315、配列番号:01、
    ヌクレオチド351−389;配列番号:01、ヌクレオチド450−593、
    配列番号:01、ヌクレオチド524−546;配列番号:01、ヌクレオチド
    561−608;配列番号:01、ヌクレオチド689−727、配列番号:0
    1、ヌクレオチド708−737;配列番号:01、ヌクレオチド738−80
    1、配列番号:01、ヌクレオチド805−854;配列番号:01、ヌクレオ
    チド855−907、配列番号:01、ヌクレオチド910−953;配列番号
    :01、ヌクレオチド1007−1059、配列番号:01、ヌクレオチド11
    47−1163;配列番号:01、ヌクレオチド1258−1279、配列番号
    :01、ヌクレオチド1375−1389;配列番号:01、ヌクレオチド15
    81−1595、配列番号:01、ヌクレオチド1621−1639;配列番号
    :01、ヌクレオチド1744−1755;及び配列番号:01、ヌクレオチド
    1951−1969からなる群から選択される配列を含んでなる請求項9に記載
    のポリヌクレオチド。
  11. 【請求項11】 配列番号:01のストランドの少なくとも72の連続ヌク
    レオチドを含んでなる請求項10に記載のポリヌクレオチド。
  12. 【請求項12】 配列番号:09、11及び13からなる群から選択される
    配列のストランドの少なくとも36の連続ヌクレオチドを含んでなる単離された
    又は組換え体ポリヌクレオチド。
  13. 【請求項13】 配列が配列番号:13である請求項12に記載のポリヌク
    レオチド。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のポリペプチドをコードする組換え体ポリ
    ヌクレオチド。
  15. 【請求項15】 請求項6に記載のポリペプチドをコードする組換え体ポリ
    ヌクレオチド。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のポリヌクレオチドを含んでなる細胞。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載のポリヌクレオチドを宿主細胞又は細胞
    性抽出物中に導入し、上記ポリヌクレオチドが転写産物として発現され該転写産
    物が上記ポリペプチドを含んでなる翻訳産物として発現される条件下で上記宿主
    細胞又は抽出物をインキュベートし、上記翻訳産物を単離する工程を含んでなる
    、R5.24ポリペプチドを製造する方法。
  18. 【請求項18】 結合標的へのR5.24ポリペプチドの相互作用を変調す
    る薬剤をスクリーニングする方法において、 請求項1に記載の単離されたポリペプチドと、該ポリペプチドの結合標的と、
    候補薬剤とを含む混合物を、上記薬剤が存在しなければ上記ポリペプチドが基準
    親和性でもって上記結合標的に特異的に結合する条件下で、インキュベートし; 上記結合標的に対する上記ポリペプチドの結合親和性を検出して薬剤バイアス
    親和性を測定する工程を含んでなり、薬剤バイアス親和性と基準親和性の間の差
    が、上記薬剤が上記結合標的に対する上記ポリペプチドの結合を変調することを
    示す方法。
  19. 【請求項19】 ポリペプチドが細胞膜に導入され、結合親和性が、膜を貫
    通するポリペプチドによるリガンド結合媒介シグナル伝達を測定することにより
    検出される請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 Gタンパク質共役レセプターをスクリーニングする方法に
    おいて、GαolfとGsから選択される少なくとも一つのGタンパク質と少な
    くとも一つのGタンパク質ゲート内向き整流カリウムチャンネルを、候補レセプ
    ターと共に、共発現させることによって、複数のシグナル伝達経路の活性化を検
    出する発現系を使用して発現クローニングし、アゴニスト依存性電流を生じるク
    ローンを同定する工程を含んでなり、レセプターが匂いレセプターで、Gタンパ
    ク質がGαolfである方法。
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