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JP2003503160A - 眼科用成形物 - Google Patents

眼科用成形物

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Publication number
JP2003503160A
JP2003503160A JP2001507522A JP2001507522A JP2003503160A JP 2003503160 A JP2003503160 A JP 2003503160A JP 2001507522 A JP2001507522 A JP 2001507522A JP 2001507522 A JP2001507522 A JP 2001507522A JP 2003503160 A JP2003503160 A JP 2003503160A
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JP
Japan
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group
alkylene
formula
alkyl
carbohydrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001507522A
Other languages
English (en)
Inventor
シャブレチェク,ペーター
ローマン,ディーター
シュトライフ,マルクス
Original Assignee
ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト filed Critical ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2003503160A publication Critical patent/JP2003503160A/ja
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses
    • G02B1/043Contact lenses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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    • A61L27/28Materials for coating prostheses
    • A61L27/34Macromolecular materials
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、1種以上のさらなる炭水化物が酵素的に結合している受容体糖質を表面に共有結合させて有する有機バルク材料を含む眼科用成形物、たとえばコンタクトレンズ又はあらゆる種類の眼補てつ物に関する。本発明の眼科用成形物は、たとえば基材への付着、耐久性、親水性、湿潤性又は生適合性に関して望ましい特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、炭水化物で改質された表面を有する眼科用成形物、たとえばコンタ
クトレンズ、眼内レンズ又は人工角膜ならびにその製造方法に関する。
【0002】 生物学的系は通常、その表面のうち、生物学的流体、細胞及び組織と接触する
面で多数の特定の炭水化物を露呈させる。生適合性、生付着性、細胞蓄積、分子
認識、細胞付着、保水、潤滑又は微生物攻撃に対する防御が、表面炭水化物のパ
ターンによってたとえば制御される重要な機能のいくつかである。
【0003】 眼科用成形物の製造に使用される合成バルク材料は一般に、その表面での健全
な上皮細胞の増殖及び永久的定着を支持するのに十分な生適合性及び親和性を欠
く。この問題を解決するため、多様な表面改質法が従来技術で発案されている。
しかし、公知の表面被覆は、所望の被覆特性、たとえば細胞増殖能力又は水溶液
の連続層、たとえば涙や粘膜層のようなヒト体液を長期間保持する能力を提供し
ないことが多い。
【0004】 驚くことに今、細胞付着に適切な生物学的表面を模倣し、特にコンタクトレン
ズの場合、高い湿潤性、潤滑性、保水性、装用感ならびに長期的抗付着物性、抗
微生物性及び好ましい眼上レンズ動を提供する特定の炭水化物を材料表面に共有
結合させることにより、眼科用成形物の製造に使用される公知のバルク材料の欠
点を解決することができることがわかった。
【0005】 したがって、本発明は、一つの態様で、ガラクトース、マンノース、フコース
、ガラクトサミン、N−アセチルガラクトサミン、N−アセチルグルコサミン、
シアル酸及び前記炭水化物1種以上を含むオリゴ糖からなる群より選択される1
種以上のさらなる炭水化物が酵素的に結合している受容体糖質を表面に共有結合
させている有機バルク材料を含む眼科用成形物に関する。
【0006】 適当な有機バルク材料の例は、天然又は合成の有機ポリマー、たとえば重付加
及び重縮合ポリマー(ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリエーテル、ポリエステ
ル、ポリアミド及びポリイミド);ビニルポリマー(ポリアクリレート、ポリメ
タクリレート、ポリスチレン、ポリエチレン及びそれらのハロゲン化誘導体、ポ
リ酢酸ビニル及びポリアクリロニトリル);エラストマー(シリコーン、ポリブ
タジエン及びポリイソプレン)又は改質もしくは非改質バイオポリマー(コラー
ゲン、セルロース、キトサンなど)である。
【0007】 有機バルク材料の好ましい群は、そのものは親水性ではない眼科用具の製造に
従来から使用されているものである。そのような材料は当業者に公知であり、た
とえば、ポリシロキサン、ペルフルオロアルキルポリエーテル、フッ素化ポリ(
メタ)アクリレートもしくはたとえば他の重合性カルボン酸から誘導される同等
なフッ素化ポリマー、ポリアルキル(メタ)アクリレートもしくは他の重合性カ
ルボン酸から誘導される同等なアルキルエステルポリマー又はフッ素化ポリオレ
フィン、たとえばフッ素化エチレン、プロピレン又は好ましくは特定のジオキソ
ールと組み合わされたテトラフルオロエチレン、たとえばペルフルオロ−2,2
−ジメチル−1,3−ジオキソールを含むことができる。適当なバルク材料の例
は、たとえばLotrafilcon A、Neofocon、Pasifocon、Telefocon、Silafocon、F
luorsilfocon、Paflufocon、Silafocon、Elastofilcon、Fluorofocon又はTeflon
AF材料、たとえば、ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール
約63〜73モル%とテトラフルオロエチレン約37〜27モル%とのコポリマ
ーもしくはペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール約80〜9
0モル%とテトラフルオロエチレン約20〜10モル%とのコポリマーであるTe
flon AF1600もしくはTeflon AF2400である。
【0008】 有機バルク材料のもう一つの好ましい群は、親水性基、たとえばカルボキシ、
カルバモイル、スルフェート、スルホネート、ホスフェート、アミン、アンモニ
ウム、アセテート又はヒドロキシ基を含む1種以上の異なるエチレン性不飽和モ
ノマーから誘導される、眼科用具の製造に従来から使用されているものである。
親水性基は本来バルク材料中に存在し、したがって、それから製造される眼科用
装置の表面にも存在する。このような材料は当業者に公知であり、たとえばポリ
ヒドロキシエチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリレート(HEM
A)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、
ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド(DMA)、ポリビニルアル
コール又は、たとえば、群:ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレート、N−ビニルピロリドン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
アミド、ジメチルアクリルアミド、ビニルアルコールなどからの2種以上のモノ
マーからのコポリマーを含む。典型的な例は、たとえばPolymacon、Tefilcon、M
ethafilcon、Deltafilcon、Bufilcon、Phemfilcon、Ocufilcon、Focofilcon、Et
afilcon、Hefilcon、Vifilcon、Tetrafilcon、Perfilcon、Droxifilcon、Dimefi
lcon、Isofilcon、Mafilcon、Nelfilcon又はAtlafilconである。
【0009】 好ましい有機バルク材料のさらに別の群は、直接結合又は架橋員によって連結
された少なくとも1個の疎水性セグメント、たとえばポリジメチルシロキサン又
はペルフルオロアルキルポリエーテルセグメント及び少なくとも1個の親水性セ
グメント、たとえばポリオキシアルキレン、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリヒ
ドロキシアルキルアクリレートもしくはメタクリレート、ポリアシルアルキレン
イミン、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル又は
ポリオールセグメントを含む両親媒性セグメントコポリマーである。例は、シリ
コーンヒドロゲル、たとえば、引用例として本明細書に取り込むPCT出願WO
96/31792及びWO97/49740に開示されているものである。
【0010】 適当な受容体糖質は、単糖類もしくはオリゴ糖又はそれらの適当な誘導体を含
む。本出願を通じて、オリゴ糖とは、たとえば2〜20個、好ましくは2〜10
個の糖単位を有する炭水化物をいうものと理解される。オリゴ糖は、直鎖状オリ
ゴ糖であってもよいし、分岐鎖状オリゴ糖であってもよい。単糖類又はオリゴ糖
の適当な誘導体は、たとえば、カルボキシ、スルホ、スルファト、チオール、ア
ミノ又はN−C1〜C4アルカノイルアミノ、たとえばアセチルアミノによって置
換されているそれぞれの炭水化物又はその適当な塩であるか、デスオキシヘキソ
ースを含む炭水化物である。
【0011】 受容体糖質は、好ましくは単糖類、二糖類もしくは三糖類又は四糖類であり、
オリゴ糖の場合には直鎖状であっても分岐鎖状であってもよいモノ、ジもしくは
トリもしくはテトラ糖質である。本発明の一つの実施態様では、受容体糖質は、
単糖類又は二糖類、特に二糖類である。したがって、好ましい受容体糖質の例は
、マンノース、ラクトース、ラクトビオン酸、N−アセチルラクトサミン、ガラ
クトース、N−アセチルガラクトサミン及びN−アセチルグルコサミン、特にラ
クトース、ラクトビオン酸、N−アセチルラクトサミン又はN−アセチルガラク
トサミンである。本発明のさらなる実施態様では、受容体糖質は、四糖類、特に
分岐鎖状四糖類である。
【0012】 受容体糖質に酵素的に結合される炭水化物は、前記単糖類の1種であってもよ
いし、前記単糖類の少なくとも1種を含むオリゴ糖、たとえばオリゴマンノシド
であってもよい。何らかの立体化学的配置を有することができ、好ましくはその
天然発生の立体化学配置を有する前記単糖類を酵素的に結合することが好ましい
。ガラクトサミン又はシアル酸の結合は、その適当な塩を含む。好ましくは、シ
アル酸は受容体糖質に酵素的に結合する。本発明のさらなる好ましい実施態様は
、受容体炭水化物への前記単糖類2種以上の酵素的結合を含む。
【0013】 バルク材料表面への受容体糖質の共有結合は、従来技術で公知である好都合な
方法にしたがって起こすことができる。
【0014】 本発明の一つの実施態様によると、眼科用成形物は、 (a)反応性基を表面に有するバルク材料と、 (b)バルク材料表面の反応性基を受容体糖質の官能基と反応させ、バルク材
料への受容体糖質の該共有結合の前又は後に、さらなる炭水化物(単数又は複数
)を受容体糖質に酵素的に結合させることによって得られる表面被覆と を含むことができる。
【0015】 この実施態様によると、バルク材料表面の反応性基は、バルク材料の反応性基
とで共反応性である受容体糖質の官能基と直接反応させることができるか、好ま
しくは、受容体糖質は、二価の有機スペーサを介して反応性基を有するバルク材
料に結合される。
【0016】 本発明のもう一つの実施態様によると、眼科用成形物は、 (a)ラジカル重合のための開始剤基を表面に共有結合させているバルク材料
と、 (b)エチレン性不飽和二重結合を含む1種以上の異なる受容体糖質を、開始
剤基を付されたバルク材料表面にグラフト重合させ、該グラフト重合の前又は後
に、さらなる炭水化物(単数又は複数)を受容体糖質に酵素的に結合させること
によって得られる表面被覆と を含むことができる。
【0017】 適当な官能基は、バルク材料表面に本来(先天的に)存在することができる。
基材が反応性基をほとんど又は全く含まないならば、バルク材料表面を、そのも
の公知の方法、たとえばプラズマ化学法(たとえばWO94/06485又はW
O98/28026を参照)又は従来の官能化によって改質して、−OH、−N
2又は−CO2Hのような基を生成することができる。適当な官能基は、当業者
に周知である多様な基から選択することができる。典型的な例は、たとえば、ヒ
ドロキシ基、アミノ基、カルボキシ基、カルボニル基、アルデヒド基、スルホン
酸基、塩化スルホニル基、イソシアナト基、カルボン酸無水物基、ラクトン基、
アズラクトン基、エポキシ基及びアミノもしくはヒドロキシ基によって置換可能
である基、たとえばハロ基又はそれらの混合物である。バルク材料表面の好まし
い反応性基は、アミノ、ヒドロキシ、イソシアナト、イソチオシアナト、グリシ
ジル、酸無水物、ラクトン及びアズラクトン、特にアミノ、イソシアナト、グリ
シジル及びアズラクトンである。
【0018】 反応性基を有する好ましいバルク材料の一つの群は、ヒドロキシ又は特にアミ
ノ基を表面に有するバルク材料である。反応性基を有する好ましいバルク材料の
もう一つの群は、反応性基を主に表面に有するポリマー一次被覆で被覆されたバ
ルク材料に関する。バルク材料表面上のこれらのポリマー一次被覆は、たとえば
、バルク材料表面に反応性基を有するエチレン性不飽和化合物を重合させること
によって得ることができる。この目的に適当なエチレン性不飽和化合物は、たと
えば、カルボキシ、グリシジル、イソシアナト、イソチオシアナト、カルボン酸
無水物、ラクトン又はアズラクトン基を有するエチレン性不飽和化合物である。
反応性基を有する具体的な不飽和化合物の例は、2−イソシアナトエチルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、アクリル酸無水物、メタクリル酸無水物
又は2−ビニル−4,4−ジメチル−アズラクトンである。バルク材料表面に反
応性基を有するポリマー一次被覆の調製及びその性質に関する詳細は、引用例と
して本明細書に取り込むWO98/28026から得ることができる。
【0019】 受容体糖質が直接又はスペーサを介してバルク材料表面に結合している場合、
これは、たとえば、上記した有機バルク材料表面の反応性基を式
【0020】
【化7】
【0021】 (式中、R1は、さらに置換されていてもよいC原子2〜30個を有する二価の
有機基であり、 (糖質)は、上記受容体糖質又はその誘導体の基であり、 X1は、有機バルク材料表面上の反応性基に共反応性である官能基であり、 X2は、R1を受容体糖質基(糖質)に結合させる官能基であり、 uは、数0又は1である) の化合物と反応させることによって実施することができる。
【0022】 (糖質)は、上記受容体糖質又はその誘導体の基を示す。場合によっては、受
容体糖質のヒドロキシ基の一部を、バルク材料表面に結合させる前に、たとえば
アセチル化又はベンジル化によって保護し、後で保護基を脱離させることが適切
であるかもしれない。炭水化物に保護基を付加し、炭水化物から保護基を脱離さ
せる適当な方法は、炭水化物化学の分野の当業者には公知である。
【0023】 適当な基R1の例は、非置換であるか、たとえばヒドロキシによって置換され
ており、中断されていないか、たとえば−O−、−NR−又は−C(O)NH−
(Rは、水素又はC1〜C4アルキルである)によって中断されている直鎖状又は
分岐鎖状のC2〜C30アルキレン、C1〜C12アルキレン−C6〜C10アリーレン
もしくはC1〜C12アルキレン−C6〜C10アリーレン−C1〜C12アルキレン、
たとえばC1〜C12アルキレン−フェニレンもしくはC1〜C12アルキレン−フェ
ニレン−C1〜C12アルキレン、C1〜C12アルキレン−C5〜C10シクロアルキ
レン、たとえばC1〜C12アルキレン−シクロへキシレンもしくはイソホロニル
、C1〜C12アルキレン−C5〜C10シクロアルキレン−C1〜C12アルキレン、
たとえばC1〜C12アルキレン−シクロへキシレン−C1〜C12アルキレン又はC 1 〜C12アルキレン−ヘテロシクレンもしくはC1〜C12アルキレン−ヘテロシク
レン−C1〜C12アルキレン(ヘテロシクリル環は、それぞれたとえば五又は六
員であり、少なくとも1個のN、OもしくはS原子を含み、加えて、1個以上の
カルボニル基を含むことができる)、たとえばC1〜C12アルキレン−スクシン
イミジレンもしくはN,N−ジ−C1〜C12アルキレン−ピペラジニレンである
【0024】 R1は、有利には直鎖状又は分岐鎖状のC2〜C24アルキレン又はC1〜C12
ルキレン−C5〜C10シクロアルキレン、好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のC4
18アルキレン、もっとも好ましくは直鎖状のC6〜C10アルキレンであり、い
ずれの場合も−O−、−NR−又は−C(O)NH−によって中断されていても
よい。二価の有機スペーサは、もっとも好ましくは、中断されていないか、−O
−によって中断されている直鎖状C2〜C10アルキレン基である。
【0025】 X2は、たとえば基−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NR−、−
NRC(O)−、−OC(O)NH−、−NHC(O)O−、−NHC(S)N
H−又は−NHC(O)NH−、好ましくは基−NHC(O)−、−NHC(O
)O−又は−C(O)O−であり、Rは、水素又はC1〜C4アルキルであり、左
側の手がそれぞれR1に向けられ、右側の手が受容体糖質に向けられている。
【0026】 X1は、たとえば、ヒドロキシ、アミノ、イソシアナト、イソチオシアナト、
カルボキシ又はカルボキシ誘導体、たとえばカルボン酸無水物、エステル、ハロ
ゲニド又はラクトンであり、好ましくはヒドロキシ、アミノ又はイソシアナトで
ある。
【0027】 変数uは、0又は好ましくは1の整数である。Rは、好ましくは水素である。
【0028】 式(1)の化合物は、公知であるか、当該技術で公知の方法にしたがって調製
することができる。同様に、式(1)の化合物と、反応性基を含む有機バルク材
料表面との反応は、当該技術で周知であり、有機化学の教本に記載されているよ
うにして実施することができる。
【0029】 本発明のさらなる実施態様によると、バルク材料は、ラジカル重合のための開
始剤基をその表面に共有結合させて含み、エチレン性不飽和二重結合を含む受容
体糖質の誘導体を、開始剤基を付されたバルク材料表面にグラフト重合させる。
バルク材料表面に結合した重合開始剤は通常、エチレン性不飽和化合物のラジカ
ル重合を開始させる重合開始剤である。ラジカル重合は、熱的又は好ましくは放
射線によって誘導することができる。
【0030】 適当な熱重合開始剤は当業者に公知であり、たとえば、過酸化物、ヒドロペル
オキシド、アゾ−ビス(アルキルもしくはシクロアルキルニトリル)、ペルスル
フェート、ペルカーボネート又はそれらの混合物を含む。例は、過酸化ベンゾイ
ル、過酸化tert−ブチル、ジ−tert−ブチル−ジペルオキシフタレート、tert−
ブチルヒドロペルオキシド、アゾ−ビス(イソブチロニトリル)、1,1′−ア
ゾ−ビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2′−アゾ−ビス(2,
4−ジメチルバレロニトリル)などである。熱開始剤は、たとえばEP−A−0
378511に開示されているような、そのもの公知の方法によってバルク材料
表面に結合させることができる。
【0031】 放射線誘発重合の開始剤は、光開始剤部分と、さらに、基材の官能基、特に−
OH、−SH、−NH2、エポキシ、カルボン酸無水物、アルキルアミノ、−C
OOH又はイソシアナト基とで共反応性である官能基とを有する特に官能性の光
開始剤である。光開始剤部分は、異なるタイプ、たとえばチオキサントンタイプ
に属することができ、好ましくはベンゾインタイプに属することができる。バル
ク材料表面とで共反応性である適当な官能基は、たとえば、カルボキシ、ヒドロ
キシ、エポキシ又はイソシアナト基である。
【0032】 本発明に使用するのに好ましい重合開始剤は、米国特許第5,527,925
号明細書に開示されている式(I)及び(Ia)の光開始剤、PCT出願WO9
6/20919に開示されている式(I)の光開始剤又はEP−A−02819
41に開示されている、式IIa〜IIy及びIIIgを含む式II及びIII、特に式IIb
、IIi、IIm、IIn、IIp、IIr、IIs、IIx及びIIIgの光開始剤である。前
記三つの文献のそれぞれの部分を、前記式における変数に関して記された定義及
び好ましい意味を含め、引用例として本明細書に含める。
【0033】 重合開始剤基は、好ましくは、次式の官能性光開始剤から誘導される。
【0034】
【化8】
【0035】 式中、Zは、二価の−O−、−NH−又は−NR22−であり、Z1は、−O−
、−O−(O)C−、−C(O)−O−又は−O−C(O)−O−であり、R13 は、H、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシ又はN−C1〜C12アルキル
アミノであり、R14及びR15は、互いに独立して、H、直鎖状又は分岐鎖状のC 1 〜C8アルキル、C1〜C8ヒドロキシアルキル又はC6〜C10アリールであるか
、あるいは、R14−(O)b1−とR14−(O)b2−とがいっしょになって−(C
2c−(cは、3〜5の整数である)であるか、あるいは、R14−(O)b1
とR14−(O)b2−とR15−(O1b3−とがいっしょになって、式
【0036】
【化9】
【0037】 の基であり、R12は、直接結合又は非置換であるか、−OHによって置換されて
いる、及び/又は、中断されていないか、1個以上の基−O−、−O−C(O)
−又は−O−C(O)−O−によって中断されている直鎖状又は分岐鎖状のC1
〜C8アルキレンであり、R11′は、分岐鎖状のC3〜C18アルキレン、非置換で
あるか、C1〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコキシで置換されているC6
10アリーレン又は非置換であるか、C1〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコ
キシで置換されているC7〜C18アラルキレン、非置換であるか、C1〜C4アル
キルもしくはC1〜C4アルコキシで置換されているC3〜C8シクロアルキレン、
非置換であるか、C1〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコキシで置換されてい
るC3〜C8シクロアルキレン−Cy2y−又は非置換であるか、C1〜C4アルキ
ルもしくはC1〜C4アルコキシで置換されている−Cy2y−(C3〜C8シクロ
アルキレン)−Cy2y−(yは、1〜6の整数である)であり、R16は、独立
して、R11′と同じ定義であるか、直鎖状のC3〜C18アルキレンであり、R22
は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C6アルキルであり、Tは、二価の−O−、−N
H−、−S−、C1〜C8アルキレン又は
【0038】
【化10】
【0039】 であり、Z2は、直接結合又は−O−(CH2d−(dは、1〜6の整数であり
、末端CH2基は、式(2c)の隣接するTに結合している)であり、R17は、
H、C1〜C12アルキル、C1〜C12アルコキシ、N−C1〜C12アルキルアミノ
又は−NR2526(R25は、C1〜C8アルキルであり、R26は、H又はC1〜C8 アルキルである)であり、R18は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C8アルキル、C 2 〜C8アルケニル又はC6〜C10アリール−C1〜C8アルキルであり、R19は、
18から独立して、R18と同じ定義であるか、C6〜C10アリールであるか、あ
るいは、R18とR19とがいっしょになって−(CH2e−(eは、2〜6の整数
である)であり、R20及びR21は、互いに独立して、C1〜C4アルコキシによっ
て置換されていてもよい直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C8アルキル又はC6〜C10
アリール−C1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルであるか、あるいは、
20とR21とがいっしょになって−(CH2f1−Z3−(CH2f2−(Z3は、
直接結合、−O−、−S−又は−NR26−であり、R26は、H又はC1〜C8アル
キルであり、f1及びf2は、互いに独立して、2〜4の整数である)であり、
23及びR24は、互いに独立して、H、C1〜C8アルキル、C3〜C8シクロアル
キル、ベンジル又はフェニルであり、a、a1、b1、b1、b2及びb3は、
互いに独立して、0又は1である。ただし、R15がHであるとき、b1及びb2
はそれぞれ0であり、(b1+b2+b3)の合計は2を超えず、R12が直接結
合であるとき、aは0である。
【0040】 式(2a)又は(2b)の化合物の好ましいサブグループは、b1及びb2が
それぞれ0であり、Z及びZ1がそれぞれ二価の−O−であり、b3が0又は1
であり、R14がC1〜C4アルキル又はフェニルであるか、両方の基R14がいっし
ょになってテトラメチレン又はペンタメチレンであり、R15がC1〜C4アルキル
又はHであり、R13が水素であり、a及びa1が、互いに独立して、0又は1で
あり、R12が、直鎖状又は分岐鎖状のC2〜C4アルキレンであるか、直接結合で
あり(その場合、aは0である)、R11′が、分岐鎖状のC5〜C10アルキレン
、フェニレンもしくは1〜3個のメチル基によって置換されているフェニレン、
ベンジレンもしくは1〜3個のメチル基によって置換されているベンジレン、シ
クロへキシレンもしくは1〜3個のメチル基によって置換されているシクロへキ
シレン、シクロヘキシル−Cy2y−もしくは−Cy2y−シクロヘキシル−Cy
2y−又は1〜3個のメチル基によって置換されているシクロヘキシル−Cy2 y −もしくは−Cy2y−シクロヘキシル−Cy2y−であり、yが1又は2であ
り、R16が、R11′と同じ定義であるか、直鎖状のC3〜C10アルキレンである
化合物を含む。
【0041】 式(2a)又は(2b)の化合物の特に好ましいサブグループは、b1及びb
2がそれぞれ0であり、Z及びZ1がそれぞれ二価の−O−であり、b3が0又
は1であり、R14がメチル又はフェニルであるか、両方の基R14がいっしょにな
ってペンタメチレンであり、R15がメチル又はHであり、R13が水素であり、a
が1であり、R12がエチレンであるか、aが0であり、R12が直接結合であり、
a1が0又は1であり、R11′が、分岐鎖状のC6〜C10アルキレン、フェニレ
ンもしくは1〜3個のメチル基によって置換されているフェニレン、ベンジレン
もしくは1〜3個のメチル基によって置換されているベンジレン、シクロへキシ
レンもしくは1〜3個のメチル基によって置換されているシクロへキシレン、シ
クロヘキシル−CH2−もしくは1〜3個のメチル基によって置換されているシ
クロヘキシル−CH2−であり、R16が、R11′と同じ定義であるか、直鎖状の
5〜C10アルキレンである化合物を含む。
【0042】 式(2c)の化合物の好ましいサブグループは、Tが二価の−O−、−NH−
、−S−又は−(CH2y−(yは、1〜6の整数である)であり、Z2が直接
結合又は−O−(CH2y−(yは、1〜6の整数であり、末端CH2基は、式
(2c)の隣接するTに結合している)であり、R17がH、C1〜C12アルキル
又はC1〜C12アルコキシであり、R18が、直鎖状のC1〜C8アルキル、C2〜C 8 アルケニル又はC6〜C10アリール−C1〜C8アルキルであり、R19が、R18
ら独立して、R18と同じ定義であるか、C6〜C10アリールであるか、あるいは
、R18とR19とがいっしょになって−(CH2e−(eは、2〜6の整数である
)であり、R20及びR21が、互いに独立して、C1〜C4アルコキシによって置換
されていてもよい直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C8アルキル又はC6〜C10アリー
ル−C1〜C8アルキルもしくはC2〜C8アルケニルであるか、あるいは、R20
21とがいっしょになって−(CH2f1−Z3−(CH2f2−(Z3は、直接結
合、−O−、−S−又は−NR26−であり、R26は、H又はC1〜C8アルキルで
あり、f1及びf2は、互いに独立して、2〜4の整数である)であり、R16
、分岐鎖状のC6〜C10アルキレン、フェニレンもしくは1〜3個のメチル基に
よって置換されているフェニレン、ベンジレンもしくは1〜3個のメチル基によ
って置換されているベンジレン、シクロへキシレンもしくは1〜3個のメチル基
によって置換されているシクロへキシレン、シクロヘキシレン−CH2−もしく
は1〜3個のメチル基によって置換されているシクロヘキシレン−CH2−であ
る化合物を含む。
【0043】 式(2c)の化合物の特に好ましいサブグループは、Tが二価の−O−であり
、Z2が−O−(CH2y−(yは、1〜4の整数であり、末端CH2基は、式(
2c)の隣接するTに結合している)であり、R17がHであり、R18がメチル、
アリル、トリルメチル又はベンジルであり、R19がメチル、エチル、ベンジル又
はフェニルであるか、あるいは、R18とR19とがいっしょになってペンタメチレ
ンであり、R20及びR21が、互いに独立して、C1〜C4アルキルであるか、ある
いは、R20とR21とがいっしょになって−CH2CH2OCH2CH2−であり、R 16 が、分岐鎖状のC6〜C10アルキレン、フェニレンもしくは1〜3個のメチル
基によって置換されているフェニレン、ベンジレンもしくは1〜3個のメチル基
によって置換されているベンジレン、シクロへキシレンもしくは1〜3個のメチ
ル基によって置換されているシクロへキシレン、シクロヘキシレン−CH2−も
しくは1〜3個のメチル基によって置換されているシクロヘキシレン−CH2
である化合物を含む。
【0044】 特に好ましい官能性光開始剤のいくつかの例は、次式の化合物である。
【0045】
【化11】
【0046】 式中、R27は、基
【0047】
【化12】
【0048】 である。
【0049】 本発明の好ましい実施態様では、有機バルク材料と光開始剤との共有結合は、
たとえば上記式(2b)、(2c)、(3a)、(3b)又は(3c)の光開始
剤を使用して、基材表面のヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、チオール又は
カルボキシ基、特にヒドロキシ又はアミノ基と、光開始剤のイソシアナト基との
反応によって起こる。これに適当な方法は、たとえば、上記文献から公知である
。反応は、たとえば、高温、たとえば0〜100℃、好ましくは室温で、場合に
よっては触媒の存在で実施することができる。反応ののち、過剰な化合物をたと
えば溶媒とともに除去することができる。
【0050】 本発明の好ましい実施態様によると、有機バルク材料は、イソシアナト基とで
共反応性であるH活性基、特に−OH、−NH2及び/又は−NH−を表面上に
含み、そのH原子の一部又は全部が式
【0051】
【化13】
【0052】 (式中、変数R11′〜R21、T、Z、Z1、Z2、a、b1、b2及びb3に関し
ては、上記意味及び好ましい意味が当てはまる) の基によって置換されている有機ポリマーである。
【0053】 本発明のもう一つの好ましい実施態様では、有機バルク材料と光開始剤との共
有結合は、たとえば上記式(2a)の光開始剤を使用して、基材表面のエポキシ
、カルボン酸無水物、ラクトン、アズラクトン又は好ましくはイソシアナト基と
、光開始剤のヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、チオール又はカルボキシ基
、特にカルボキシ、ヒドロキシ又はアミノ基との反応によって起こる。これは、
たとえば、まず、H活性基、特に−OH、−NH2及び/又は−NHを表面上に
含む上記バルク材料を、式OCN−R11′−NCO(R11′は、上記意味を有す
る)のジイソシアネートの1個のイソシアナト基と選択的に反応させ、次に、改
質されたバルク材料を上記式(2a)の光開始剤と反応させることによって実施
することができる。
【0054】 エチレン性不飽和二重結合を含む受容体糖質の適当な誘導体は、たとえば、次
式の誘導体である。
【0055】
【化14】
【0056】 式中、Aは、式
【0057】
【化15】
【0058】 の基であり、 R2は、水素、C1〜C6アルキル又は基−COOR′であり、 R3、R′及びR2′は、互いに独立して、水素又はC1〜C6アルキルであり、 A1は、非置換であるか、ヒドロキシによって置換されている−O−C2〜C12 アルキレンであるか、−O−C2〜C12アルキレン−NH−C(O)−又は−O
−C2〜C12アルキレン−O−C(O)−NH−R11−NH−C(O)−であり
、R11は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C18アルキレン又は非置換であるか、C1 〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコキシで置換されたC6〜C10アリーレン、
7〜C18アラルキレン、C6〜C10アリーレン−C1〜C2アルキレン−C6〜C1 0 アリーレン、C3〜C8シクロアルキレン、C3〜C8シクロアルキレン−C1〜C 6 アルキレン、C3〜C8シクロアルキレン−C1〜C2アルキレン−C3〜C8シク
ロアルキレンもしくはC1〜C6アルキレン−C3〜C8シクロアルキレン−C1
6アルキレンであり、 A2は、C1〜C8アルキレン、フェニレン又はベンジレンであり、 m及びnは、互いに独立して、数0又は1であり、 Xは、二価の基−O−又は−NR″であり、R″は、水素又はC1〜C6アルキ
ルであり、 R1、X2、u及び(糖質)は、それぞれ上記で定義したとおりである。
【0059】 以下の好ましい意味が、式(5)のマクロモノマーの定義に含まれる変数に当
てはまる。
【0060】 R′は、好ましくは水素又はC1〜C4アルキル、より好ましくは水素又はC1
〜C2アルキル、特に好ましくは水素である。
【0061】 R2は、好ましくは水素、メチル又はカルボキシル、特に好ましくは水素であ
る。
【0062】 R2′は、好ましくは水素又はメチル、特に好ましくは水素である。
【0063】 R3は、好ましくは水素又はメチルである。
【0064】 Xは、好ましくは二価の基−O−又は−NH−、特に二価の基−O−である。
【0065】 基R11は、斉構造又は好ましくは不斉構造を有する。基R11の好ましい群は、
11が直鎖状又は分岐鎖状のC6〜C10アルキレン、それぞれが非置換であるか
、シクロヘキシル部分を1〜3個のメチル基によって置換されているシクロへキ
シレン−メチレンもしくはシクロへキシレン−メチレン−シクロへキシレン又は
それぞれが非置換であるか、フェニル部分をメチルによって置換されているフェ
ニレンもしくはフェニレン−メチレン−フェニレンであるものを含む。二価の基
11は、好ましくはジイソシアネートから誘導され、もっとも好ましくは、群:
イソホロンジイソシアネート(IPDI)、トルイレン−2,4−ジイソシアネ
ート(TDI)、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、
1,6−ジイソシアナト−2,2,4−トリメチル−n−ヘキサン(TMDI)
、メチレンビス(フェニルイソシアネート)、メチレンビス(シクロヘキシル−
4−イソシアネート)及びヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)より選
択されるジイソシアネートから誘導される。
【0066】 A1の好ましい意味は、非置換であるか、ヒドロキシで置換されている−O−
2〜C8アルキレン又は基−O−C2〜C6アルキレン−NH−C(O)−、特に
−O−(CH22-4−、−O−CH2−CH(OH)−CH2−又は基−O−(C
22-4−NH−C(O)−である。A1の特に好ましい意味は、基−O−(C
22−NH−C(O)−である。
【0067】 A2は、好ましくはC1〜C6アルキレン、フェニレン又はベンジレン、より好
ましくはC1〜C4アルキレン、さらに好ましくはC1〜C2アルキレンである。
【0068】 nは、0又は好ましくは1の整数である。mは、好ましくは1の整数である。
【0069】 変数R1、X2、u及び(糖質)に関しては、上記意味及び好ましい意味それぞ
れが当てはまる。
【0070】 本発明のエチレン性不飽和受容体糖質の好ましい群は、R3が水素又はメチル
であり、R2が水素、メチル又はカルボキシルであり、R2′が水素であり、Aが
式(6a)又は(6b)の基であり、R1が、中断されていないか、−O−、−
NR−又は−C(O)NH−によって中断されている直鎖状又は分岐鎖状のC2
〜C24アルキレンであり、X2が、基−C(O)O−、−OC(O)−、−C(
O)NR−、−NRC(O)−、−OC(O)NH−、−NHC(O)O−、−
NHC(S)NH−又は−NHC(O)NH−であり、Rが、互いに独立して、
水素又はC1〜C4アルキルであり、uが数0又は1であり、(糖質)が、単糖類
、二糖類、三糖類もしくは四糖類の基である、上記式(5)の化合物を含む。エ
チレン性不飽和受容体糖質のさらに好ましい群は、R3が水素又はメチルであり
、R2及びR2′がそれぞれ水素であり、Aが式(6a)の基であり、uが数1で
あり、R1が、中断されていないか、−O−によって中断されている直鎖状のC2 〜C10アルキレン基であり、X2が、基−NHC(O)−、−NHC(O)O−
又は−C(O)O−であり、(糖質)が二糖質の基である、上記式(5)の化合
物を含む。
【0071】 式(5)の受容体糖質誘導体は、そのもの公知の方法によって調製することが
できる。たとえば、式(5)の化合物は、式
【0072】
【化16】
【0073】 (式中、R2、R2′及びR3は、それぞれ上記意味を有し、A*は、たとえば、基
−C(O)−A**(A**は、ハロゲン、特に塩素、エステル基、エポキシ基を含
むオキシアルキレン基、たとえば基
【0074】
【化17】
【0075】 である)であるか、基−O−C2〜C12アルキレン−N=C=Oであるか、基−
(A2m−N=C=O(A2及びmは、上記意味を有する)である) の化合物を、式
【0076】
【化18】
【0077】 (式中、R1、X、X2、u及び(糖質)は、それぞれ上記意味を有する) の化合物と反応させることによって得ることができる。
【0078】 カルボン酸ハライド基、エポキシ基又はイソシアナト基を有する式(7)の化
合物と式(8)のアミノ又はヒドロキシ化合物との反応は、当該技術で周知であ
り、有機化学の教本に記載されているようにして実施することができる。たとえ
ば、式(7)のイソシアナト誘導体と式(8)の化合物との反応は、不活性有機
溶媒、たとえば、場合によってはハロゲン化された炭化水素、たとえば石油エー
テル、メチルシクロヘキサン、トルエン、クロロホルム、塩化メチレンなど、又
はエーテル、たとえばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は
より極性が高い溶媒、たとえばDMSO、DMA、N−メチルピロリドンもしく
は低級アルコール中、0〜100℃、好ましくは0〜50℃、特に好ましくは室
温で、場合によっては触媒、たとえば第三級アミン、たとえばトリエチルアミノ
もしくはトリ−n−ブチルアミン、1,4−ジアザビシクロオクタン又はスズ化
合物、たとえばジブチルスズジラウレートもしくはスズジオクタノエートの存在
で実施することができる。加えて、式(7)のイソシアナト誘導体と、−XHが
アミノ基である式(8)の化合物との反応は、水溶液中、触媒の非存在で実施す
ることもできる。上記反応は、不活性雰囲気下、たとえば窒素又はアルゴン雰囲
気下で実施することが有利である。
【0079】 エチレン性不飽和二重結合を含む受容体糖質の誘導体、たとえば式(5)の誘
導体は、開始剤で改質されたバルク材料表面に被着させ、そのもの公知の方法に
したがってそこで重合させることができる。たとえば、バルク材料を二重結合改
質受容体糖質の溶液に浸漬するか、二重結合改質受容体糖質の層を、まず、たと
えば浸漬、吹き付け、塗布、ナイフコート、流延、ローリング、スピンコート又
は真空蒸着により、改質バルク材料表面に被着させる。その後、バルク材料表面
上での改質受容体糖質の重合を、たとえば熱の作用によって熱的に、又は好まし
くは放射線、特にUV線によって開始させることができる。照射に適当な光源は
、当業者には公知であり、たとえば、水銀灯、高圧水銀灯、キセノン灯、炭素ア
ーク灯又は太陽光を含む。照射期間は、たとえば、得られる複合材料に望まれる
性質に依存するが、普通は30分まで、好ましくは10秒〜10分、特に好まし
くは0.5〜5分の範囲である。不活性ガスの雰囲気で照射を実施することが有
利である。重合ののち、非共有結合的に結合した受容体糖質を、たとえば適当な
溶媒を用いる処理によって除去することができる。
【0080】 本発明のこの実施態様の一つの特徴は、上記で概説したように眼科用成形物の
表面にエチレン性不飽和二重結合を含む受容体糖質の1種以上の異なる誘導体を
重合させることを含むが、本発明のこの実施態様のもう一つの特徴は、1種以上
の上記エチレン性不飽和受容体糖質を1種以上の異なる親水性マクロモノマーと
で表面上に共重合させることを含む。
【0081】 適当なマクロモノマーは、たとえば次式に対応する。
【0082】
【化19】
【0083】 式中、R4は、独立して、R2の意味を有し、R4′は、独立して、R2′の意味
を有し、R4*は、独立して、R3の意味を有し、A3は、独立して、Aの意味を有
するか、式
【0084】
【化20】
【0085】 の基であるか、あるいは、 A3とR4とが隣接する二重結合といっしょになって、式
【0086】
【化21】
【0087】 の基であり、 X′、X3、X4及びX5は、互いに独立して、二価の基−O−又は−NR*(R
*は、水素又はC1〜C6アルキルである)であり、 A4は、独立して、上記A2の意味を有し、 tは、0又は1の整数であり、 (alk*)は、C2〜C12アルキレンであり、 (オリゴマー)は、式
【0088】
【化22】
【0089】 のテロマーの基を示し、 式中、(alk)は、C2〜C12アルキレンであり、 Qは、重合連鎖反応停止剤として作用するのに適した一価の基であり、 p及びqは、互いに独立して、0〜100の整数であり、(p+q)の合計は
2〜250の整数であり、 B及びB′は、互いに独立して、共重合性ビニルモノマーからビニル性二重結
合を単結合によって置換することによって誘導することができる1,2−エチレ
ン基であり、基B及びB′の少なくとも一方が、親水性置換によって置換されて
いる。
【0090】 以下の好ましい意味が、式(6d)、(6e)、(6f)、(9)及び(10
)に含まれる変数に当てはまる。
【0091】 R4には、独立して、R2に関して上記した意味及び好ましい意味が当てはまる
【0092】 R4′には、独立して、R2′に関して上記した意味及び好ましい意味が当ては
まる。
【0093】 R4*には、独立して、R3に関して上記した意味及び好ましい意味が当てはま
る。
【0094】 A4には、独立して、A2に関して上記した意味及び好ましい意味が当てはまる
【0095】 tは、好ましくは1の整数である。
【0096】 X′及びX3は、互いに独立して、好ましくは基−O−又は−NH−であり、
特に基−NH−である。
【0097】 X4及びX5は、互いに独立して、好ましくは基−O−又は−NH−である。
【0098】 (alk)及び(alk*)は、それぞれ独立して、好ましくはC2〜C8アル
キレン、より好ましくはC2〜C6アルキレン、さらに好ましくはC2〜C4アルキ
レン、特に好ましくは1,2−エチレンである。アルキレン基(alk)及び(
alk*)は、分岐鎖状又は好ましくは直鎖状のアルキレン基であることができ
る。
【0099】 A3は、好ましくは、上記式(6a)又は(6b)の基を示し、特に好ましく
は、式(6a)の基を示し、そこに含まれる変数に関しては上記意味及び好まし
い意味が当てはまる。
【0100】 親水性マクロモノマーの好ましい基は、R4*が水素又はメチルであり、R4
水素、メチル又はカルボキシルであり、R4′が水素であり、A3が式(6a)又
は(6b)の基である、上記式(9)の化合物を含む。親水性マクロモノマーの
さらに好ましい群は、R4*が水素又はメチルであり、R4及びR4′がそれぞれ水
素であり、A3が式(2a)の基である、上記式(9)の化合物を含む。好まし
い親水性マクロモノマーのさらなる群は、A3が上記式(6e)の基である式(
9)の化合物を含む。
【0101】 Qは、たとえば水素である。
【0102】 (p+q)の合計は、好ましくは2〜150の整数、より好ましくは5〜10
0の整数、さらに好ましくは5〜75の整数、特に好ましくは10〜50の整数
である。本発明の好ましい実施態様では、qは0であり、pは2〜250の整数
、好ましくは2〜150の整数、より好ましくは5〜100の整数、さらに好ま
しくは5〜75の整数、特に好ましくは10〜50の整数である。
【0103】 基B又はB′の適当な親水性置換基は、非イオン、アニオン、カチオン又は双
性イオンであることができる。したがって、モノマー単位B及び/又はB′を含
む式(10)のテロマー鎖は、アニオン、カチオン及び/又は双性イオン基を含
む帯電鎖であってもよいし、非帯電鎖であってもよい。加えて、テロマー鎖は、
非帯電単位と帯電単位とのコポリマー混合物を含むこともできる。存在するなら
ば、テロマー内の電荷の分布は、ランダムであってもよいし、ブロック状であっ
てもよい。
【0104】 本発明の一つの好ましい実施態様では、式(10)のテロマー基は、非イオン
モノマー単位B及び/又はB′のみからなる。本発明の別の好ましい実施態様で
は、式(10)のテロマー基は、イオンモノマー単位B及び/又はB′のみ、た
とえば、カチオンモノマー単位のみ又はアニオンモノマー単位のみからなる。本
発明のさらに別の好ましい実施態様は、非イオン単位B及びイオン単位B′を含
む式(10)のテロマー基に関する。
【0105】 B又はB′の適当な非イオン置換基は、たとえば、−OH、C1〜C4アルコキ
シ及び−NR99′(R9及びR9′は、互いに独立して、水素又は非置換である
か、ヒドロキシで置換されているC1〜C6アルキルもしくはフェニルである)か
らなる群より選択される1個以上の同じ又は異なる置換基によって置換されてい
る基C1〜C6アルキル、ヒドロキシ、C1〜C4アルコキシ又は−NR99′(R 9 及びR9′は、上記で定義したとおりである)によって置換されているフェニル
、基−COOY(Yは、非置換であるか、たとえばヒドロキシによって置換され
ているC1〜C24アルキル、C1〜C4アルコキシ、−O−Si(CH33、−N
99′(R9及びR9′は、上記で定義したとおりである)、基−O−(CH2
CH2O)1-24−E(Eは、水素又はC1〜C6アルキルである)又は基−NH−
C(O)−O−(CH2CH2O)1-24−E(Eは、上記で定義したとおりである
)であるか、非置換であるか、C1〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコキシに
よって置換されているC5〜C8シクロアルキル又は非置換であるか、C1〜C4
ルキルもしくはC1〜C4アルコキシで置換されているフェニルもしくはC7〜C1 2 アラルキルである)、−CONY12(Y1及びY2は、互いに独立して、水素
、非置換であるか、たとえばヒドロキシによって置換されているC1〜C12アル
キル、C1〜C4アルコキシ又は基−O−(CH2CH2O)1-24−E(Eは、上記
で定義したとおりである)であるか、あるいは、Y1とY2とが、隣接するN原子
を介していっしょになって、さらなるヘテロ原子を有しないか、1個のさらなる
酸素又は窒素原子を有する五又は六員の複素環式環を形成する)、基−OY3
3は、水素又は非置換であるか、−NR99′(R9及びR9′は、上記で定義
したとおりである)によって置換されているC1〜C12アルキル基であるか、基
−C(O)−C1〜C4アルキルである)又は少なくとも1個のN原子を有し、各
場合に該窒素原子を介して結合している五ないし七員複素環式基を含む。
【0106】 B又はB′の適当なアニオン置換基は、たとえば、−SO3H、−OSO3H、
−OPO32及び−COOHによって置換されているC1〜C6アルキル、−SO 3 H、−COOH、−OH及び−CH2−SO3Hからなる群より選択される1個
以上の同じ又は異なる置換基によって置換されているフェニル、−COOH、基
−COOY4(Y4は、たとえば−COOH、−SO3H、−OSO3H又は−OP
32によって置換されているC1〜C24アルキルである)、基−CONY56
(Y5は、−COOH、−SO3H、−OSO3H又は−OPO32によって置換
されているC1〜C24アルキルであり、Y6は、独立して、Y5の意味を有するか
、水素又はC1〜C12アルキルである)又は−SO3Hもしくはそれらの塩、たと
えばそれらのナトリウム、カリウム、アンモニウムなどの塩を含む。
【0107】 B又はB′の適当なカチオン置換基は、基−NR99′R9+An-(R9、R 9 ′及びR9″は、互いに独立して、水素又は非置換であるか、ヒドロキシで置換
されているC1〜C6アルキルもしくはフェニルであり、An-は、アニオンであ
る)又は基−C(O)OY7(Y7は、−NR99′R9+An-によって置換さ
れており、さらに、非置換であるか、たとえばヒドロキシによって置換されてい
るC1〜C24アルキル(R9、R9′、R9″及びAn-は、上記で定義したとおり
である)である)によって置換されているC1〜C12アルキルを含む。
【0108】 B又はB′の適当な双性イオン置換基は、基−R5−Zw(R5は、直接結合又
は官能基、たとえばカルボニル、カーボネート、アミド、エステル、ジカルボン
酸無水物、ジカルボイミド、尿素又はウレタン基であり、Zwは、1個のアニオ
ン基及び1個のカチオン基を含む脂肪族基である)を含む。
【0109】 以下の好ましい意味がB及びB′の親水性置換基に当てはまる。 (i)非イオン置換基 B又はB′の好ましいアルキル置換基は、−OH及び−NR99′(R9及び
9′は、互いに独立して、水素又はC1〜C4アルキル、好ましくは水素、メチ
ル又はエチル、特に好ましくは水素又はメチルである)からなる群より選択され
る1個以上の置換基によって置換されているC1〜C4アルキル、特にC1〜C2
ルキル、たとえば−CH2−NH2、−CH2−N(CH32である。
【0110】 B又はB′の好ましいフェニル置換基は、−NH2又はN(C1〜C2アルキル
2によって置換されているフェニル、たとえばo−、m−又はp−アミノフェ
ニルである。
【0111】 B又はB′の親水性置換基が基−COOYである場合、場合によっては置換さ
れているアルキルとしてのYは、好ましくはC1〜C12アルキル、より好ましく
はC1〜C6アルキル、さらに好ましくはC1〜C4アルキル、特に好ましくはC1
〜C2アルキルであり、そのそれぞれが非置換であるか、上記のように置換され
ている。アルキル基Yが−NR99′によって置換されている場合、上記意味及
び好ましい意味がR9及びR9′に当てはまる。アルキル基Yが基−O−(CH2
CH2O)1-24−E又は−NH−C(O)−O−(CH2CH2O)1-24−Eによ
って置換されている場合、(CH2CH2O)単位の数は、各場合、好ましくは1
〜12、より好ましくは2〜8である。Eは、好ましくは水素又はC1〜C2アル
キルである。
【0112】 C5〜C8シクロアルキルとしてのYは、たとえば、それぞれ非置換であるか、
たとえば1〜3個のC1〜C2アルキル基によって置換されているシクロペンチル
又は好ましくはシクロヘキシルである。C7〜C12アラルキルとしてのYは、た
とえばベンジルである。
【0113】 好ましい非イオン基−COOYは、YがC1〜C6アルキル又はヒドロキシ、C 1 〜C2アルコキシ、−O−Si(CH33及び−NR99′(R9及びR9′は、
互いに独立して、水素又はC1〜C4アルキルである)からなる群より選択される
1もしくは2個の置換基によって置換されているC2〜C6アルキルであるか、あ
るいは、基−CH2CH2−O−(CH2CH2O)1-12−E(Eは、水素又はC1
〜C2アルキルである)であるものである。
【0114】 より好ましい非イオン基−COOYは、YがC1〜C4アルキル又は−OH及び
−NR99′(R9及びR9′は、互いに独立して、水素又はC1〜C2アルキルで
ある)からなる群より選択される1もしくは2個の置換基によって置換されてい
るC2〜C4アルキルであるか、基−CH2CH2−O−(CH2CH2O)1-12−E
(Eは、水素又はC1〜C2アルキルである)であるものである。
【0115】 特に好ましい基−COOYは、YがC1〜C2アルキル、特にメチル又は非置換
であるか、ヒドロキシもしくはN,N−ジ−C1〜C2アルキルアミノによって置
換されているC2〜C3アルキルであるものである。
【0116】 B又はB′の好ましい非イオン置換基−C(O)−NY12は、Y1及びY2
、互いに独立して、水素又は非置換であるか、ヒドロキシによって置換されてい
るC1〜C6アルキルであるか、あるいは、Y1とY2とが、隣接するN原子を介し
ていっしょになって、さらなるヘテロ原子を有しないか、1個のさらなるNもし
くはO原子を有する六員複素環式環を形成するものである。Y1及びY2のさらに
好ましい意味は、互いに独立して、水素又は非置換であるか、ヒドロキシによっ
て置換されているC1〜C4アルキルであるか、あるいは、Y1とY2とが、隣接す
るN原子を介していっしょになって、N−C1〜C2アルキルピペラジノ又はモル
ホリノ環を形成する。特に好ましい非イオン基−C(O)−NY12は、Y1
びY2が、互いに独立して、水素又はC1〜C2アルキルであるか、あるいは、Y1 とY2とが、隣接するN原子を介していっしょになって、モルホリノ環を形成す
るものである。
【0117】 B又はB′の好ましい非イオン置換基−OY3は、Y3が、水素、非置換である
か、−NH2もしくは−N(C1〜C2アルキル)2によって置換されているC1
4アルキル又は基−C(O)C1〜C2アルキルであるものである。Y3は、特に
好ましくは水素又はアセチルである。
【0118】 B又はB′の好ましい非イオン複素環式置換基は、1個のN原子を有し、加え
て、さらなるヘテロ原子又はさらなるNもしくはOヘテロ原子を有しない五もし
くは六員の複素芳香族又は複素脂環式基であるか、五ないし七員のラクタムであ
る。このような複素環式基の例は、N−ピロリドニル、2−もしくは4−ピリジ
ニル、2−メチルピリジン−5−イル、2−、3−もしくは4−ヒドロキシピリ
ジニル、N−ε−カプロラクタミル、N−イミダゾリル、2−メチルイミダゾル
−1−イル、N−モルホニリニル又は4−N−メチルピペラジン−1−イル、特
にN−モルホリニル又はN−ピロリドニルである。
【0119】 B又はB′の好ましい非イオン置換基の群は、非置換であるか、−OH又は−
NR99′(R9及びR9′は、互いに独立して、水素又はC1〜C2アルキルであ
る)によって置換されているC1〜C2アルキル、基−COOY(Yは、C1〜C4 アルキル、−OHによって置換されているC2〜C4アルキル、−NR99′(R 9 及びR9′は、互いに独立して、水素又はC1〜C2アルキルである)、基−C(
O)−NY12(Y1及びY2は、互いに独立して、水素又は非置換であるか、ヒ
ドロキシによって置換されているC1〜C6アルキルであるか、あるいは、Y1
2とが、隣接するN原子を介していっしょになって、さらなるヘテロ原子を有
しないか、1個のさらなるNもしくはO原子を有する複素環式六員環を形成する
)、基−OY3(Y3は、水素、非置換であるか、−NH2もしくは−N(C1〜C 2 アルキル)2によって置換されているC1〜C4アルキル又は基−C(O)C1
2アルキルである)又は1個のN原子を有し、さらに、さらなるヘテロ原子も
しくはさらなるN、OもしくはSヘテロ原子を有しない五もしくは六員の複素芳
香族もしくは複素脂環式基又は五ないし七員のラクタムを含む。
【0120】 B又はB′のより好ましい非イオン置換基の群は、基−COOY(Yは、C1
〜C2アルキル、ヒドロキシによって置換されているC2〜C3アルキル、アミノ
又はN,N−ジ−C1〜C2アルキルアミノである)、基−CO−NY12(Y1
及びY2は、互いに独立して、水素又は非置換であるか、ヒドロキシによって置
換されているC1〜C4アルキルであるか、あるいは、Y1とY2とが、隣接するN
原子を介していっしょになって、N−C1〜C2アルキルピペラジノ又はモルホリ
ノ環を形成する)又はN−ピロリドニル、2−もしくは4−ピリジニル、2−メ
チルピリジン−5−イル、2−、3−もしくは4−ヒドロキシピリジニル、N−
ε−カプロラクタミル、N−イミダゾリル、2−メチルイミダゾル−1−イル、
N−モルホニリニル及び4−N−メチルピペラジン−1−イルからなる群より選
択される複素環式基を含む。
【0121】 B又はB′の非イオン置換基の特に好ましい群は、基−COO−C1〜C2アル
キル、−COO−(CH22-4−OH、−CONH2、−CON(CH32、−
CONH−(CH22−OH、
【0122】
【化23】
【0123】 を含む。
【0124】 (ii)アニオン置換基 B又はB′の好ましいアニオン置換基は、−SO3H及び−OPO32からな
る群より選択される1個以上の置換基によって置換されているC1〜C4アルキル
、特にC1〜C2アルキル、たとえば−CH2−SO3H、−SO3H又はスルホメ
チルによって置換されているフェニル、たとえばo−、m−もしくはp−スルホ
フェニル又はo−、m−もしくはp−スルホメチルフェニル、−COOH、基−
COOY4(Y4は、−COOH、−SO3H、−OSO3H、−OPO32によっ
て置換されているC2〜C6アルキル、特に−SO3H又は−OSO3Hによって置
換されているC2〜C4アルキルである)、基−CONY56(Y5は、スルホに
よって置換されているC1〜C6アルキル、特に、スルホによって置換されている
2〜C4アルキルであり、Y6は、水素である)、たとえば基−C(O)−NH
−C(CH32−CH2−SO3H又は−SO3Hもしくはそれらの適当な塩であ
る。B又はB′の特に好ましいアニオン置換基は、−COOH、−SO3H、o
−、m−もしくはp−スルホフェニル、o−、m−もしくはp−スルホメチルフ
ェニル又は基−CONY56(Y5は、スルホによって置換されているC2〜C4
アルキルであり、Y6は、水素である)である。
【0125】 (iii)カチオン置換基 B又はB′の好ましいカチオン置換基は、各場合に−NR99′R9+An-
によって置換されているC1〜C4アルキル、特にC1〜C2アルキル又は基−C(
O)OY7(Y7は、各場合に−NR99′R9+An-によって置換されており
、さらに、非置換であるか、ヒドロキシによって置換されているC2〜C6アルキ
ル、特にC2〜C4アルキルである。R9、R9′及びR9″は、互いに独立して、
好ましくは水素又はC1〜C4アルキル、より好ましくはメチル又はエチル、特に
好ましくはメチルである。適当なアニオンAn-の例は、Hal-(Halは、ハ
ロゲン、たとえばBr-、F-、I-又は特にCl-である)、さらには、HCO3 - 、CO3 2-、H2PO3 -、HPO3 2-、PO3 3-、HSO4 -、SO4 2-又は有機酸の
基、たとえばOCOCH3 -などである。B又はB′の特に好ましいカチオン置換
基は、基−C(O)OY7(Y7は、−N(C1〜C2アルキル)3 +An-によって
置換されており、さらにヒドロキシによって置換されているC2〜C4アルキルで
あり、An-は、アニオンである)、たとえば基−C(O)O−CH2−CH(O
H)−CH2−N(CH33 +An-である。
【0126】 (iv)双性イオン置換基−R5−Zw R5は、好ましくはカルボニル、エステルもしくはアミド官能基、より好まし
くはエステル基−C(O)−O−である。
【0127】 基Zwの適当なアニオン基は、たとえば−COO-、−SO3 -、−OSO3 -
−OPO3-又は二価の−O−PO2 -−もしくは−O−PO2 -−O−、好ましく
は基−COO-もしくは−SO3 -又は二価の基−O−PO2 -−、特に基−SO3 -
である。
【0128】 基Zwの適当なカチオン基は、たとえば基−NR99′R9+又は二価の基−
NR99+−(R9、R9′及びR9″は、上記で定義したとおりであり、互いに
独立して、好ましくは水素又はC1〜C6アルキル、好ましくは水素又はC1〜C4 アルキル、もっとも好ましくはそれぞれメチル又はエチルである)である。
【0129】 基Zwは、たとえば、各場合に中断されていないか、−O−によって中断され
ており、置換されているか、上記アニオン及びカチオン基のそれぞれ1個によっ
て中断されており、さらに、非置換であるか、基−OY8(Y8は、水素又はカル
ボン酸のアシル基である)によって置換されているC2〜C30アルキル、好まし
くはC2〜C12アルキル、より好ましくはC3〜C8アルキルである。
【0130】 Y8は、好ましくは水素又は高級脂肪酸のアシル基である。
【0131】 基Zwは、好ましくはC2〜C12アルキル、さらに好ましくは、上記アニオン
及びカチオン基の1個によって置換又は中断されており、さらに、基−OY8
よってさらに置換されていてもよいC3〜C8アルキルである。
【0132】 双性イオン置換基−R5−Zの好ましい群は、式
【0133】
【化24】
【0134】 に対応する。式中、R9は、水素又はC1〜C6アルキルであり、An-は、アニオ
ン基−COO-、−SO3 -、−OSO3 -又は−OPO3-、好ましくは−COO- 又は−SO3 -、もっとも好ましくは−SO3 -であり、alk′は、C1〜C12
ルキレンであり、(alk″)は、非置換であるか、基−OY8によって置換さ
れているC2〜C24アルキレンであり、Y8は、水素又はカルボン酸のアシル基で
あり、(alk″′)は、C2〜C8アルキレンである。
【0135】 (alk′)は、好ましくはC2〜C8アルキレン、より好ましくはC2〜C6
ルキレン、もっとも好ましくはC2〜C4アルキレンである。(alk″)は、好
ましくはC2〜C12アルキレン、より好ましくはC2〜C6アルキレン、特に好ま
しくは、各場合に非置換であるか、ヒドロキシ又は基−OY8によって置換され
ているC2〜C3アルキレンである。(alk″′)は、好ましくはC2〜C4アル
キレン、より好ましくはC2〜C3アルキレンである。R9は、水素又はC1〜C4
アルキル、より好ましくはメチル又はエチル、特に好ましくはメチルである。B
又はB′の好ましい双性イオン置換基は、式
【0136】
【化25】
【0137】 (式中、Y8は、水素又は高級脂肪酸のアシル基である) の置換基である。
【0138】 本発明の一つの実施態様では、B及びB′の一方はまた、特に、コンタクトレ
ンズの製造に通例に使用されるものを含む疎水性コモノマーの基であってもよい
。適当な疎水性ビニルコモノマーは、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
ビニル−C1〜C18アルカノエート、C2〜C18アルケン、C2〜C18ハロアルケ
ン、スチレン、C1〜C6アルキルスチレン、C2〜C10ペルフルオロアルキルア
クリレート及びメタクリレート又は対応する部分的にフッ素化されたアクリレー
ト及びメタクリレート、C3〜C12ペルフルオロアルキル−エチル−チオカルボ
ニルアミノエチルアクリレート及びメタクリレート、アクリルオキシ及びメタク
リルオキシ−アルキルシロキサン、N−ビニルカルバゾールなどを非限定的に含
む。適当な疎水性ビニルコモノマーの例は、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル、スチレン
、クロロプレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、1−ブテン、ブタジエン、ビニ
ルトルエン、ペルフルオロヘキシルエチルチオカルボニルアミノエチルメタクリ
レート、トリフルオロエチルメタクリレート、ヘキサフルオロイソプロピルメタ
クリレート、ヘキサフルオロブチルメタクリレート、トリス−トリメチルシリル
オキシ−シリル−プロピルメタクリレート、3−メタクリルオキシプロピルペン
タメチルジシロキサン及びビス(メタクリルオキシプロピル)テトラメチルジシ
ロキサンを含む。
【0139】 Bは、たとえば、式
【0140】
【化26】
【0141】 の基を示す。式中、R3′は、水素又はC1〜C4アルキル、好ましくは水素又は
メチルであり、R6は、上記の意味及び好ましい意味が当てはまる親水性置換基
であり、R7は、C1〜C4アルキル、フェニル又は基−C(O)OY9(Y9は、
水素又は非置換であるか、ヒドロキシで置換されているC1〜C4アルキルである
)であり、R8は、基−C(O)Y9′又は−CH2−C(O)OY9′(Y9′は
、独立して、Y9の意味である)である。
【0142】 R7は、好ましくはC1〜C2アルキル、フェニル又は基−C(O)OY9である
。R8は、好ましくは基−C(O)OY9′又は−CH2−C(O)OY9′(Y9
及びY9′は、互いに独立して、水素、C1〜C2アルキル又はヒドロキシ−C1
2アルキルである)である。本発明の特に好ましい−CHR7−CHR8−単位
は、R7がメチル又は基−C(O)OY9であり、R8が基−C(O)OY9′又は
−CH2−C(O)OY9′(Y9及びY9′は、それぞれ水素、C1〜C2アルキル
又はヒドロキシ−C1〜C2アルキルである)である単位である。
【0143】 B′は、独立して、Bに関して上記した意味の一つであるか、疎水性コモノマ
ーの基、たとえば上記疎水性コモノマーのいずれかの基である。
【0144】 (オリゴマー)が式(10)のテロマー基であるならば、基−(alk)−S
−〔B〕p−〔B′〕q−Qは、好ましくは式
【0145】
【化27】
【0146】 の基、さらに好ましくは式
【0147】
【化28】
【0148】 の基を表す。式中、R3′、R6、Q、p及びqに関しては、上記意味及び好まし
い意味が当てはまり、R3″に関しては、独立して、R3′に関して前記した意味
及び好ましい意味が当てはまり、R6′に関しては、独立して、R6に関して前記
した意味及び好ましい意味が当てはまるか、R6′は、水素、−CN、C1〜C18 アルカノイル、C1〜C16アルキル、C1〜C16ハロアルキル、フェニル、C1
6アルキルフェニル、C2〜C10ペルフルオロアルキルオキシカルボニル又は対
応する部分的にフッ素化されたアルキルオキシカルボニル基、C3〜C12ペルフ
ルオロアルキル−エチル−チオカルボニルアミノエチルオキシカルボニル、アル
キルシロキシルオキシカルボニル及びカルバゾイルからなる群より選択される疎
水性置換基である。
【0149】 適当な親水性マクロマーの好ましい群は、R4*が水素又はメチルであり、R4
が水素、メチル又はカルボキシルであり、R4′が水素であり、A3が、上記式(
6a)、(6b)又は(6e)の基(式中、n及びmは、それぞれ0又は1であ
り、X、X3及びX4は、互いに独立して、−O−又は−NH−であり、A1は、
非置換であるか、ヒドロキシで置換された−O−C2〜C8アルキレン又は基−O
−C2〜C6アルキレン−NH−C(O)−であり、A2は、C1〜C4アルキレン
、フェニレン又はベンジレンであり、(alk*)は、C2〜C4アルキレンであ
り、(オリゴマー)は、式
【0150】
【化29】
【0151】 の基を示し、式中、(alk)は、C2〜C6アルキレンであり、Qは、重合連鎖
反応停止剤として作用するのに適した一価の基であり、p及びqは、それぞれ0
〜100の整数であり、(p+q)の合計は、5〜100であり、R3′及びR3 ″は、互いに独立して、水素又はメチルであり、R6及びR6′に関しては、互い
に独立して、上記意味及び好ましい意味が当てはまる)上記式(9)の化合物を
含む。
【0152】 本発明の適当な親水性マクロモノマーのより好ましい群は、式
【0153】
【化30】
【0154】 (式中、R4*は、水素又はメチルであり、A1は、−O−(CH22-4−、−O
−CH2−CH(OH)−CH2−又は基−O−(CH22-4−NH−C(O)−
であり、Xは、−O−又は−NH−であり、(alk)は、C2〜C4アルキレン
であり、Qは、重合連鎖反応停止剤として作用するのに適した一価の基であり、
pは、5〜50の整数であり、R3′は、水素又はメチルであり、R6に関しては
、上記意味及び好ましい意味が当てはまる) の化合物を含む。
【0155】 特に好ましいマクロモノマーは、式
【0156】
【化31】
【0157】 (式中、R4*、R3′、R6、Q、(alk)及びpに関しては、上記意味及び好
ましい意味が当てはまる) のマクロモノマーを含む。親水性マクロモノマーの特に好ましい群は、R4 *が水
素又はメチルであり、(alk)がC2〜C4アルキレンであり、R3′が水素又
はメチルであり、pが5〜50の整数であり、Qが上記で定義したとおりであり
、R6に関しては、上記意味及び好ましい意味が当てはまる上記式(9b)の化
合物である。特に好ましくは、式(9b)の括弧内の基−CH2−C(R3′)(
6)−は、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド又はN−ビニル
ピロリドンから誘導される1,2−エチレン基である。
【0158】 場合によっては本発明で使用されるマクロモノマーの重量平均分子量は、主に
所望の性質に依存し、たとえば300〜12000、好ましくは300〜800
0、より好ましくは300〜5000、特に好ましくは500〜2000である
【0159】 式(9)のマクロモノマーは、そのもの公知の方法によって調製することがで
きる。たとえば、Aが式(6a)、(6b)又は(6c)の基である式(9)の
化合物は、式
【0160】
【化32】
【0161】 (式中、R4、R4′及びR4*はそれぞれ上記意味を有し、A*は、たとえば、基
−C(O)−A**であり、A**は、ハロゲン、特に塩素、エステル基、エポキシ
基を含むオキシアルキレン基、たとえば基
【0162】
【化33】
【0163】 又は基−O−C2〜C12アルキレン−N=C=Oであり、あるいはA*は、基−(
2m−N=C=O又は−(A4t−N=C=Oであり、A2、A4、m及びtは
それぞれ上記意味を有する) の化合物を、式
【0164】
【化34】
【0165】 (式中、X及び(オリゴマー)はそれぞれ上記意味を有する) の化合物と反応させることによって得ることができる。
【0166】 カルボン酸ハライド基、エポキシ基又はイソシアナト基を有する式(7a)の
化合物と、式(8a)のアミノ又はヒドロキシ化合物との反応は、当該技術では
公知であり、たとえば、式(7)の化合物と式(8)の化合物との反応に関して
上記したようにして実施することができる。
【0167】 そのうえ、Aが式(6c)又は(6e)の基である式(1)のマクロモノマー
は、式
【0168】
【化35】
【0169】 (式中、R4、R4′、R4*、A4、X3、X4、(alk*)及びtはそれぞれ上記
意味を有する) の化合物を、そのもの公知の方法で、式
【0170】
【化36】
【0171】 (式中、(オリゴマー)は、上記意味を有し、X1′は、たとえば−OH又はハ
ロゲン、特に塩素であるか、−(O)C−といっしょになって、酸無水物基を形
成する) の化合物と反応させることによって得ることができる。
【0172】 式
【0173】
【化37】
【0174】 (式中、(alk*)、X′、X5及び(オリゴマー)はそれぞれ上記意味を有す
る) のマクロモノマーは、たとえば、式
【0175】
【化38】
【0176】 (式中、(alk*)は上記意味を有する) の化合物を上記式(6)の化合物と反応させるか、式
【0177】
【化39】
【0178】 の化合物を、(alk*)及びX4がそれぞれ上記意味を有する上記式(8a)の
化合物と反応させるかすることにより、そのもの公知の方法で得ることができる
【0179】 式(7a)、(8a)、(7b)、(7c)、(7d)及び(7e)の化合物
は、市販されている公知の化合物であり、公知の方法にしたがって調製すること
もできる。たとえば、(オリゴマー)が式(6a)の基を示す式(7a)及び(
8a)の化合物ならびにそれらの製造方法は、たとえばPCT出願WO92/0
9639から公知である。
【0180】 C−C二重結合を含む1種以上の受容体糖質と、たとえば上記式(9)の1種
以上の親水性マクロモノマーとのグラフト共重合は、そのもの公知の方法、たと
えば、受容体糖質(単数又は複数)とマクロモノマー(単数又は複数)との混合
物を上記で概説した方法にしたがって光重合させることによって実施することが
できる。
【0181】 上記被覆法により、場合によって親水性マクロモノマーと混合した状態にある
受容体糖質をバルク材料表面にグラフトすると、たとえば、つながれた毛髪状の
鎖からなるいわゆるボトルブラシ型構造(BBT)を有する被覆を形成すること
ができる。このようなBBT構造は、一つの実施態様では、比較的密につまった
比較的短い親水性側鎖(一次ボトルブラシと呼ばれる)を有する長い親水性又は
疎水性の主鎖を含む。もう一つの実施態様は、親水性側鎖そのものが密につまっ
た親水性「二次」側鎖を有することを特徴とする二次ボトルブラシに関する。
【0182】 さらなる炭水化物(単数又は複数)の受容体糖質への酵素的結合は、眼科用成
形物の表面への受容体糖質の共有結合の前又は後で実施することができる。本発
明の一つの実施態様によると、さらなる炭水化物(単数又は複数)をたとえば溶
液中であらかじめ受容体糖質に酵素的に結合させたのち、それによって得られる
炭水化物を、場合によっては処理又は精製工程ののち、たとえば上記で概説した
方法のいずれかにしたがって眼科用成形物の表面に共有結合させる。本発明のさ
らなる実施態様によると、まず、受容体糖質をすべて眼科用成形物の表面に共有
結合させ、次に、そのように固定化された受容体糖質に対し、さらなる炭水化物
(単数又は複数)を酵素的に結合させる。
【0183】 基材表面又は溶液中で固定化された受容体糖質へのさらなる炭水化物の結合は
、酵素、特にグリコシルトランスフェラーゼの存在で、炭水化物を受容体糖質単
位と反応させることによって起こすことが有利である。このように、さらなる炭
水化物の結合は、特定のグリコシルトランスフェラーゼによる供与体から受容体
へのグリコシル基の移行を含む。供与体は、好適には、グリコシル基によって活
性化されて移行される酵素基質、たとえばヌクレオシドである。眼科用成形物の
改質表面又は溶液中に存在する供与体糖質は、供与体分子として作用する。
【0184】 炭水化物、たとえば上記炭水化物を受容体糖質に選択的に結合させることを支
援するのに適したグリコシルトランスフェラーゼは当業者には公知であり、酵素
化学の教本、たとえばD. Schomburg, D. Stephen(Eds.), Enzyme Handbook
12, Class 2.3.2-2.4, Transferases, Springer Berlin, Heidelberg,
New York, Tokyo 1996から得ることができる。この教本は、適当なシアリ
ルトランスフェラーゼ、ガラクトシルトランスフェラーゼ、フコシルトランスフ
ェラーゼ、マンノシルトランスフェラーゼ、グルコシルトランスフェラーゼ又は
キシロシルトランスフェラーゼを開示している。
【0185】 適当な反応媒体及び条件、たとえば適切な酵素基質及び他の任意の成分、たと
えばタンパク質、緩衝剤などは当業者に公知であり、好都合には上記教本から得
ることもできる。
【0186】 本発明のさらなる実施態様は、一次的に生成された表面(共有結合した受容体
糖質及び酵素的に結合したさらなる炭水化物を含む)を、たとえばアデノシン−
3′−ホスフェート−5′−ホスホスルフェート(PAPS)を供与体基として
使用し、スルホトランスフェラーゼを酵素として使用することにより、さらに酵
素的に硫酸化することを含む。
【0187】 本発明の炭水化物の酵素的結合は、1種以上の異なるグリコシルトランスフェ
ラーゼの存在で1種以上の異なる炭水化物、特に1種以上の異なる単糖類を適用
することにより、眼科用成形物の表面に複雑なオリゴ糖又は多糖構造を生成する
ことを可能にする。異なる炭水化物を結合させる場合、酵素は、一つずつ順に又
はいくつかの酵素の組み合わせとして、いずれの場合でも対応する酵素基質とい
っしょに適用することができる。得られる改質表面に存在する末端糖基の性質に
依存して、酵素は、酵素の特異性及び反応混合物中に存在する基質にしたがって
、材料表面上の炭水化物構造を延伸及び/又は架橋させる。
【0188】 眼科用成形物の表面の受容体糖質及び酵素的に結合したさらなる炭水化物を含
む炭水化物被覆の被覆厚さは、主として所望の性質に依存する。それは、たとえ
ば0.001〜1000μm、好ましくは0.01〜500μm、より好ましくは
0.01〜100μm、さらに好ましくは0.05〜50μm、特に好ましくは0
.1〜5μm、特に好ましくは0.1〜1μmであることができる。
【0189】 本発明にしたがって得られる眼科用成形物の炭水化物改質表面は、後で、従来
の技術、たとえば、水、メタノール、エタノールなどの溶媒での洗浄又は抽出を
適用することによって精製することができる。得られる表面の特性決定は、X線
光電子分光法(XPS)又は飛行時間二次イオン質量分析法(TOF−SIMS
)をはじめとする種々の技術によって実施することができる。
【0190】 本発明の適当な眼科用成形物は、たとえば、ハード及び特にソフトコンタクト
レンズを含むコンタクトレンズ又はあらゆる種類の眼補てつ物、たとえば角膜イ
ンプラント、特に眼内レンズ又は人工角膜である。
【0191】 本発明の眼科用具は、従来技術の用具に対し、これらの用具を実用的な目的、
たとえば長期装用コンタクトレンズ又は眼内レンズに非常に適したものにする多
様な予想外の利点を有している。たとえば、本発明の用具は、接触角、保水性及
び水膜破壊時間もしくは涙液層破壊時間(TBUT)によって実証することがで
きる高い表面湿潤性を有する。
【0192】 TBUTは、眼科用用具、たとえばコンタクトレンズの分野で特に重要な役割
を演じる。たとえば、コンタクトレンズ上の瞼の容易な動きが装用者の快適さに
とって重要であることがわかった。この滑り動は、コンタクトレンズ上の涙液の
連続層(組織/レンズ界面を潤滑する層)の存在によって容易になる。しかし、
臨床試験が、現在利用しうるコンタクトレンズは瞬きの合間に部分的に乾燥し、
それによって瞼とレンズとの摩擦を増大させることを証明した。摩擦の増大が、
眼の痛み及びコンタクトレンズの動きの減少を招く。二回の瞬きの間の平均時間
を考慮すると、湿潤性及び生適合性のコンタクトレンズは、涙液の連続層を10
秒超、好ましくは15秒超の期間、保持すべきであるということになる。現在の
生物医学的材料は一般に10秒をずっと下回るTBUTを有し、したがって、こ
の目標に達しないが、本発明の複合材料は、>10秒、特に>15秒のTBUT
を有する。加えて、本発明の表面被覆を被着することにより、市販のコンタクト
レンズのTBUTを相当に改善することができる。コンタクトレンズのベースカ
ーブにおいて、被覆の顕著な滑性が、コンタクトレンズの長期装用にとって不可
欠である眼の上でのレンズの動きを容易にする。そのうえ、本発明の成形物は、
長期装用レンズにとって不可欠であるさらなる効果、たとえば、低い微生物付着
及び耐付着物形成性に大きく貢献するレンズ前涙膜の厚さの増大を提供する。新
規な表面被覆のきわめて柔らかく滑性の特徴のおかげで、本発明の眼科用成形物
は、たとえば特にコンタクトレンズは、夜の乾き及び長期(夜通し)装用に関す
る改善を含む優れた装用快適さを示す。新規な表面被覆はさらに、眼の粘膜と可
逆的な方法で相互作用し、それが装用快適さの改善に貢献する。
【0193】 加えて、本発明にしたがって得られる眼科用具は、非常に顕著な生適合性を良
好な機械的性質と組み合わせて有する。たとえば、この用具は、血液適合性であ
り、良好な組織統合性を有する。加えて、一般に、眼への悪影響は確認されず、
タンパク質又は脂質の吸着は低く、また、塩付着物形成は、従来のコンタクトレ
ンズよりも低い。一般に、汚損は低く、微生物付着は低く、生浸食は低いが、良
好な機械的性質をたとえば低い摩擦係数及び低い磨耗性に見ることができる。そ
のうえ、本発明の眼科用成形物の寸法安定性は優れている。加えて、本発明によ
る、所与のバルク材料における炭水化物改質表面は、その視覚的透明性に影響し
ない。
【0194】 加えて、炭水化物改質表面を有する本発明の成形物は、ヒト又は動物組織細胞
と相互作用することができ、インビボ又はインビトロでのヒト又は動物細胞の付
着及び増殖を支援し、それが、これらの用具を実用的な目的、たとえば角膜イン
プラント、特に眼内レンズ又は人工角膜に非常に適したものにする。
【0195】 角膜インプラントは、従来の外科手術により、角膜上皮組織下、その中又はそ
れに通して配置することもできるし、角膜間質又は角膜の他の組織層の中に配置
することもできる。このようなインプラントは、角膜の光学的性質を変化させた
り(たとえば視力の欠陥を矯正するため)、眼の見かけ、たとえば瞳の色を変化
させたりすることができる。角膜インプラントは、インプラントが瞳を覆い、視
力を提供する光軸領域ならびに光軸領域の周辺を包囲するより不透明な領域を含
むことができる。あるいはまた、インプラントは、その寸法にわたって同じ視力
を有することもできる。
【0196】 要約すると、本発明の眼科用具、たとえばコンタクトレンズ及び人工角膜は、
(i)細胞くず、化粧品、ほこりもしくは汚れ、溶媒蒸気又は薬品に関する低い
汚損性と、(ii)たとえば眼科用具の良好な眼上動を提供する軟質のヒドロゲル
表面を考慮して、そのような眼科用具を装用する患者にとっての高い快適さと、
(iii)生適合性、生付着、細胞蓄積、分子認識及び細胞付着とを組み合わせて
提供する。
【0197】 例では、別段に示されない限り、量は重量であり、温度は摂氏度で表す。涙液
層破壊時間値は一般に、M. Guillon et al., Opthal. Physiol. Opt. 9,
355-359 (1989)又はM. Guillon et al., Optometry and Vision Scie
nce 74, 273-279 (1997)によって公表された手法にしたがって測定されるレ
ンズ前涙膜非観血破壊時間(PLTF−NIBUT)をいう。被覆付き又は被覆
なしのレンズの平均前進及び後退水接触角は、動的Wilhelmy法により、Kruss K
-12計器(Kruss GmbH、ハンブルク、ドイツ)を使用して測定する。固体におけ
る湿潤力は、既知の表面張力の液体に固体を含浸するか、その液体から固体を取
り出すときに計測する。
【0198】 プラズマ処理 例A−1:(1,2−ジアミノシクロヘキサン被覆(DACH)) 2枚の乾燥させたLotrafilcon Aコンタクトレンズ(CIBA Vision Corp.,
米アトランタ)を、イソプロパノール、トルエン及び再度イソプロパノールで抽
出したのち、容量結合低温グロー放電プラズマを発生させるための外部リング電
極及び27.13MHz無線周波数(RF)発生器を備えたプラズマ反応器内のガ
ラスホルダに配置した。基材とプラズマゾーンの下縁との距離は12cmであった
。反応器を0.008mbarの圧力まで真空排気し、これらの条件で1時間保持し
た。次に、反応器のプラズマゾーンへのアルゴンプラズマガス流量を20sccm(
標準立方センチメートル)にセットし、反応器中の圧力を0.12mbarに調節し
、RF発生器をオンにした。出力250ワットのプラズマ放電を合計1分間維持
した(レンズ面を清浄し、活性化するため)。その後、0.15mbarで1分間、
1,2−DACH蒸気をDACHリザーバ(24℃に維持)から反応室に導入し
た。その後、DACHのプラズマ重合のための以下のパラメータを選択した。プ
ラズマ励起のためのアルゴン流量=5sccm、DACH輸送のためのアルゴンキャ
リヤガス流量=5sccm、DACH蒸発装置の温度=24℃、プラズマゾーンの下
縁と基材との距離=5cm、圧力=0.2mbar及びプラズマ出力=100W。レン
ズを拍動グロー放電プラズマ(1μ秒オン、3μ秒オフ)で約5分間処理した。
5分間の付着ののち、プラズマ放電を中断し、さらに5分間、DACH蒸気を反
応器に流れ込ませた。次に、反応器を真空排気し、0.008mbarの圧力で30
分間維持して、残留モノマー及び活性化された種を除去した。乾燥窒素を使用す
ることによって内圧を大気圧にした。次に、基材をひっくり返し、全手順を繰り
返して基材の反対側を被覆した。そして、サンプルを反応器から取り出し、後続
の反応に使用した。
【0199】 例A−2:(プラズマ誘発2−イソシアナトエチルメタクリレート被覆(ポリI
EM1) 直径8mmのPVPを含まない2枚のポリカーボネート膜フィルタ(Poretics
Corporation、米Livermore)、2枚のLotrafilcon Aコンタクトレンズ及び2枚
のAlsacon NCコンタクトレンズ(米国特許第5,760,100号、1998
、CIBA Vision Corp.に記載のようにして調製)を含む基材を、イソプロパノ
ールで抽出したのち、外部リング電極を備えたプラズマ反応器内のテフロン(登 録商標)ホルダに配置した。基材とプラズマゾーンの下縁との距離は12cmであ った。反応器を0.010mbarの圧力まで真空排気し、これらの条件で1時間保 持した。次に、反応器のプラズマゾーンへのアルゴンプラズマガス流量を20sc cmにセットし、反応器中の圧力を0.07mbarに調節し、RF発生器(27.1 2MHz無線周波数発生器、HFA Koppold & Co.、Hohenkirchen、ドイツ)をオ ンにした。出力170ワットのプラズマ放電を合計1分間維持した。その後、0 .15mbarで1分間、IEM蒸気をIEMリザーバ(25℃に維持)から反応室 に導入した。その後、IEMのプラズマ誘発重合のための以下のパラメータを選 択した。プラズマ励起のためのアルゴン流量=20sccm、モノマー(IEM)輸 送のためのアルゴンキャリヤガス流量=10sccm、モノマー(IEM)蒸発装置 の温度=25℃、プラズマゾーンの下縁と基材との距離=16cm、圧力=0.1 0mbar及びプラズマ出力=160W。5分間の付着ののち、プラズマ放電を中断 し、反応器を真空排気し、0.010mbarの圧力で30分間維持した。次に、乾 燥窒素を使用することによって内圧を大気圧にした。次に、基材をひっくり返し 、全手順を繰り返して基材の反対側を被覆した。
【0200】 そして、サンプルを反応器から取り出し、フーリエ変換赤外線減衰全反射モー
ド計測(FTIR−ATR)によって分析した。すべての改質面で、N=C=O
基に特徴的である約2270cm-1での強いバンドをはっきりと識別した。
【0201】 例A−3(プラズマ誘発2−イソシアナトエチルメタクリレート被覆(ポリIE
M2) この被覆に使用した基材は、直径4mmのPVPを含まないポリカーボネート膜
(Poretics Corporation、米Livermore)8枚及び直径4mmのZ-Porレンズ(E
P−A−0889923にしたがって調製)10枚であった。基材を、反応器の
中、プラズマゾーンの下縁から15cmの距離に配置した。次に、反応器を0.0
12mbarの圧力まで真空排気し、この圧力で40分間維持した。プラズマゾーン
へのアルゴンプラズマガス流量を20sccmにセットし、反応器中の圧力を0.1
0mbarに調節し、RF発生器をオンにした。出力200ワットのプラズマ放電を
合計1分間維持し、その後、反応器を再び0.012mbarの圧力まで真空排気し
た。プラズマゾーンの底から20cmの距離に基材を再び配置したのち、プラズマ
ゾーンへのアルゴン流量を20sccmにセットし、25℃に維持したIEMリザー
バを通過するアルゴン流量を10sccmにセットし、反応器中の圧力を0.20mb
arに調節し、プラズマ放電を開始した。180ワットのプラズマ出力で5分間、
IEMを重合させた。反応期間の終わりに、モノマー蒸気をなおも後放電領域に
15分間導入した。次に、0.012mbarのベース圧力を回復し、30分間維持
した。次に、反応器圧力を窒素で大気圧まで上げた。反対側を同じ手順で被覆し
たのち、基材をATR−FTIR分光法によって分析した。すべての改質面で、
N=C=O基に特徴的である約2270cm-1での強いバンドをはっきりと識別し
た。
【0202】 受容体糖質の調製及びさらなる炭水化物の酵素的結合 例B−1:(アミノアルキル官能化ガラクトース誘導体としてのN−(8−アミ
ノオクチル)ラクトビオン酸アミドの調製) 温度計、攪拌機及び環流凝縮器を備えた三つ口フラスコ中で攪拌しながら、メ
タノール400ml中ラクトビオノラクトン(Solvay、ドイツ)40g(0.12m
ol)の懸濁液を、メタノール200ml中1,8−ジアミノオクタン22g(0.
15mol)の溶液に加えた。窒素雰囲気下で24時間環流させたのち、活性炭5g
をフラスコに加え、5分間攪拌したのち、溶液を厚さ1cmのシリカゲル及びHyfl
oの層に通してろ過した。次に、わずかに黄色い溶液をRotavaporで約100ml量
まで濃縮し、〜5℃に冷却したのち、アセトニトリル20ml及びジエチルエーテ
ル20mlを加えて結晶化を開始させた。5℃で3日間放置したのち、式
【0203】
【化40】
【0204】 に適合すると考えられる結晶質生成物をろ別し、減圧下で12時間乾燥させた。
【0205】 元素分析 %C %H %N 計算値 49.58 8.32 5.78 実測値 48.68 7.99 5.56
【0206】 アミノ基の滴定:2.06mVal/g(0.1N HClO4で滴定)
【0207】 例B−2:(他のN−(アミノアルキル)ラクトビオン酸アミドの調製) 例B−1と同様にして、ラクトビオノラクトンを1,2−ジアミノエタン、1
,6−ジアミノヘキサン又は1,10−ジアミノデカンと反応させて、炭素原子
2、6及び10個のスペーサ基を含む対応する分子を調製した。
【0208】 例B−3:(N−ベンジルオキシカルボニル、N′−(8−アミノ−オクチル)
ラクトビオン酸アミドの調製)
【0209】
【化41】
【0210】 メタノール(乾燥)400ml中ラクトビオノラクトン40g(0.12mol)を
含む溶液を、メタノール(乾燥)200ml中1,8−ジアミノオクタン22.1
g(0.15mol)の明澄な溶液にゆっくりと加えた。この反応を、温度計、攪拌
機及び環流凝縮器を備えた三つ口フラスコ中で実施した。得られた反応溶液を窒
素雰囲気下75℃で夜通し加熱した。褐色の溶液が形成し、それを後で活性炭5
gと混合し、Hyfloをろ過助剤として使用するG4ガラス漏斗(Duran)に通して
高温ろ過した。そして、黄色のろ液をRotavaporで約100mlの最終量まで濃縮
した。アセトニトリル40ml及びジエチルエーテル20mlを加えた。冷蔵庫(5
℃)で夜通し冷却したのち、黄色の固体28.5g(50%)が溶液から沈澱し
ていた。
【0211】 黄色がかった粗生成物をメタノール500mlに溶解した。室温で、トリエチル
アミン20ml(0.14mol)及びベンジルクロロホルメート16.5ml(0.
12mol)(d:1,21)を滴下した。反応混合物を25℃で4時間攪拌した
のち、G4ガラス漏斗上でHyfloに通してろ過した。溶媒を蒸発させたのち、褐
色の固体57gを得た。
【0212】 粗生成物を、シリカゲル60(Fluka)及び溶離剤としての塩化メチレン/メ
タノール/水の10/2/0.2混合物を使用するカラムクロマトグラフィーに
よって精製した。白色固体8.3gを得た(収率22.6%)。
【0213】 薄層クロマトグラフィー(上記と同じ溶離剤及びシリカTLC板を使用。ベン
ジルオキシ誘導体のRf値0.8。比較として、中間アミノ誘導体のRf値0.1
)によって生成物の高い純度を確認した。
【0214】 例B−4:(N−(1−n−オクチル)ラクトビオン酸アミドの酵素的シアリデ
ート化) Hepes緩衝剤45ml、100mM、pH=7.0、2,3−デヒドロ−2−
デスオキシ−N−アセチル−ノイラミン酸2.5ml、0.1M、ウシ血清アルブ
ミン(BSA)4.5ml、10mg/ml、CMP−Neu5Ac3ml、6mM及びC
MP−Neu5Ac〔C14〕1mlを含む反応混合物に、N−(1−アミノ−n
−オクチル)ラクトビオン酸0.5ml、37mM及び可溶性ラットa(2−3)シ
アリルトランスフェラーゼ0.2ml、25U/mlを加えた。37℃で10分間イン
キュベートしたのち、H2O 1mlの添加によって反応を停止させた。全量を1m
lSep-Pak Plus C18カートリッジ(Waters、WAT020515)に装填し、H2O 5m
lで洗浄し、メタノール6mlで溶離させた。全画分をC14に関してシンチレー
ションカウンタで計数した。シアリデート化生成物を含むメタノール画分の計数
値と全計数値との比率を生成物形成の測度として使用した。 〔C14〕CMP−Neu5Ac:Amersham CFB165 B73、261mCi/mmol、
50mCi/2ml Hepes=4−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン−1−エタンスルホン
酸(FLUKA、54461)
【0215】 例B−5:(N−ベンジルオキシカルボニル,N′−(8−アミノ−オクチル)
ラクトビオン酸アミドの酵素的シアリデート化) 磁気攪拌棒を備えた250mlのプラスチックボトルで、例B−3で調製した生
成物506.3mg(0.82mmol)を水26ml及びDMSO16mlに溶解した。
30分後、明澄な溶液が形成した。次に、CMPsia698mg(1.06mmol
)、BSA49.1mg、NaCaCo64ml、0.05M、pH6.5及び0.
06M水性MnCl264mlを加えた。10分後、2,3デヒドロ−2−デスオ
キシ−N−アセチル−ノイラミン酸20μl、0.1M及びCIAP10μl及び
SiaE1mlL(12U/ml)を加え、溶液を2日間攪拌した。薄層クロマトグラフ
ィーによって反応の進行を制御した(以下、参照)。式
【0216】
【化42】
【0217】 に適合すると考えられる生成物を、水から逆相C18シリカカラム上での吸着、
続いてメタノールでの脱着によって単離した。メタノール画分をRotavaporで蒸
発させ、黄色の油状物を得た。
【0218】 精製:シリカゲル60カラム上のクロマトグラフィー;溶離:塩化メチレン/メ
タノール/水10/4/0.2。純粋なシアリデート化生成物を、〜700mlの
メタノールを使用して、シリカから脱着によって単離した。白色固体478.4
mgを得た(収率64.2%)
【0219】 薄層クロマトグラフィー(溶離剤:塩化メチレン/メタノール/水10/4/
0.4):B3からの出発原料のRf値:0.64、シアリデート化生成物のRf 値:0.32。シアリデート化生成物のRf値:0.32
【0220】 略号:BSA=ウシ血清アルブミン(Boehringer);CIAP=ホスパターゼ、
グレードI(Boehringer 108146);NaCaCo=カコジル酸ナトリウム塩ト
リヒドレート;MnCl2=マンガン(II)クロリドテトラヒドレート;CMP
sia=シアル酸シチジンモノホスフェート(活性化シアル酸、CMP−NAN
A);SiaE=α(2−3)シアリル−トランスフェラーゼ酵素
【0221】 例B−6:(他のN−(アミノアルキル)ラクトビオン酸アミドの酵素的シアリ
デート化) 例B−5と同様にして、例B−2に記載のようにして調製した3種のラクトビ
オン酸アミドを酵素的にシアリデート化した。酵素反応の相対速度を測定するた
め、反応混合物のHPLC分析を使用することによってCMP−NANAの消費
及びCMPの形成を記録した。
【0222】 使用したHPLC系は、25cmのヌクレオシル−NH2カラム(Supelco Z22,
612-2)、長さ2cmのプレカラム(Supelco Z22,712-8)及びUV検出器からな
るものであった。緩衝剤A(15mMホスフェート50%、pH=7.0及びアセ
トニトリル50%)85%と緩衝剤B(250mMホスフェート、pH=7.0)
15%との混合物を溶離剤として使用した。
【0223】 見いだされた相対速度は以下のとおりであった。
【0224】
【表1】
【0225】 例B−7:(シアリデート化N−(8−アミノオクチル)−N′(ラクトビオン
酸アミドの調製)
【0226】
【化43】
【0227】 アルゴン及び水素を備えた三つ口フラスコ中で、例B−5からの生成物400
mg(0.44mmol)を、アルゴンブランケット下、水8mlとジオキサン6mlとの
混合物に溶解した。わずかに黄色がかった溶液が形成し、これを激しく攪拌して
、溶解した酸素を除去した。アルゴン下で15分後、パラジウム/活性炭(10
%Pd)193mgを加えた。次に、黒い懸濁液を水素で処理し(1バブル/秒)
、水素化の進行を薄層クロマトグラフィーによって制御した。3時間後、水素化
が完了し、純粋な生成物を単離した。
【0228】 単離:黒い反応混合物をPTFE0.2μmのFilermembraneに通してろ過し、ろ
液を凍結し、凍結乾燥させた。生成物は白色固体370mgであった(収率99%
)。薄層クロマトグラフィー(シリカゲル60、F254、検出:ニンヒドリン;
溶離溶媒塩化メチレン/メタノール/水6/4/1):生成物のRf値:0.1
【0229】 例B−8:(IEM官能化N−(8−アミノオクチル)ラクトビオン酸アミド溶
液の調製) 例B−1によって調製したN−(8−アミノオクチル)ラクトビオン酸アミド
(アミン滴定=2.06mEq/g)1.6gをHPLC水18mlに溶解した。次に、
エタノール5mlを攪拌しながら溶液に加えた。約30分間、アルゴンを溶液に通
した。次に、イソシアナトエチルメタクリレート(IEM、イソシアネート滴定
=6.45mEq/g)0.50gを攪拌しながらこの溶液にゆっくりと加えた。次に
、全混合物をアルゴン流下で8時間攪拌した。FTIR計測により、溶液中にイ
ソシアネート基は検出されなかった。そして、混合物を0.20μmのTeflonフ
ィルタに通してろ過し、純粋な窒素で30分間ガス抜きして酸素を除去し、光グ
ラフトに使用した。
【0230】 例B−9:(IEM官能化シアリデート化N′−(8−アミノオクチル)ラクト
ビオン酸アミド溶液の調製)
【0231】
【化44】
【0232】 例B−7によって調製したシアリデート化N′−(8−アミノオクチル)ラク
トビオン酸アミド(アミン滴定=1.29mEq/g)200mgをpH=8.0の緩
衝液10mlに溶解した。次に、約30分間、アルゴンを溶液に通した。次に、イ
ソシアナトエチルメタクリレート(IEM、イソシアネート滴定=6.45mEq/
g)0.04gを攪拌しながらこの溶液にゆっくりと加えた。次に、全混合物をア
ルゴン流下で6時間攪拌した。FTIR計測により、溶液中にイソシアネート基
は検出されなかった。そして、マクロモノマー溶液を0.20μmのTeflonフィ
ルタに通してろ過し、純粋な窒素で30分間ガス抜きして酸素を除去し、光グラ
フトに使用した。
【0233】 例B−10:(アクリルアミドテロマーの調製) 1000ml三つ口丸底フラスコに、脱イオン水150中、塩酸システアミン(
)Fluka #30080)17.5g(154mmol)の溶液を充填した。α,α′−アゾ
ジイソブチラミジンジヒドロクロリド(Fluka 11633)1.1g(4mmol)及び
脱イオン水450ml中アクリルアミド(Fluka 01696)142g(2mol)の溶液
を加えた。1モル塩酸の添加によって溶液のpHをpH=3に調節した。集中冷
却器及び内部温度計をフラスコに接続した。装置を100mbarで真空排気し、ア
ルゴンで充填した。これを5回繰り返した。混合物を60℃で3時間加熱したの
ち、室温まで冷ました。分析サンプルを凍結乾燥させ、モノマー転換率を1H−
NMR分光法によって測定した。C=C二重結合に対応する共鳴を検出すること
はできず、モノマーの>98%転換率を示した。
【0234】 1モル水酸化ナトリウム溶液の添加によって残る混合物のpHを10.5に調
節し、全容量1200mlまで希釈した。塩及び低分子量残渣、たとえば未反応の
連鎖移動剤を、15バールの圧力で操作されるMillipore Helicon RO-4 Nano
max 50膜を備えたMillipore Proscaleシステムを使用する逆浸透によって除去
した。得られた保持物から凍結乾燥によって生成物を単離した。収量:白色粉末
102g
【0235】 アミノ基の濃度を官能基滴定によって測定し、4500g/molのテロマーの平
均分子量に対応するNH20.22mmol/gを得た。GPC分析は、単モード分子
量分布及び高分子量ポリマーの不在を示した。
【0236】 例B−11:(IEM官能化アクリルアミドテロマー溶液の調製) 例B−10によって調製した、アミノ末端基を有するアクリルアミドテロマー
(アミン滴定=0.22mEq/g)12.4gをHPLC水85mlに溶解した。次に
、約30分間、アルゴンを溶液に通した。次に、イソシアナトエチルメタクリレ
ート(IEM、イソシアネート滴定=6.45mEq/g)0.45gを攪拌しながら
この溶液に加えた。次に、全混合物をアルゴン流下で12時間攪拌した。FTI
R計測により、溶液中にイソシアネート基は検出されなかった。そして、混合物
を0.45μmのTeflonフィルタに通してろ過し、純粋な窒素で2×30分間ガ
ス抜きして酸素を除去し、光グラフトに使用した。
【0237】 表面結合 例C−1:(スピン標識分子4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチル−ピペ
リジン−1−オキシル(4−アミノTEMPO)との反応による改質表面におけ
る反応基濃度の測定) 例A−2及びA−3からのイソシアネートプラズマ改質された基材8個を、水
1mlとイソプロパノール4mlとの混合物に溶解した4−アミノ−TEMPO(Fl
uka 09465)0.05gの溶液に浸漬した。基材表面のイソシアネート基を25
℃で4時間、スピン標識分子と反応させた。次に、基材を同じ混合物(イソプロ
パノール/水4:1)で3回洗浄し、イソプロパノール中で12時間抽出した。
0.010mbarの減圧で乾燥させたのち、基材をESR分光法によって分析した
。レンズ表面のスピン標識分子の濃度は以下のとおりであった。
【0238】 例からのプラズマ被覆 濃度(×10-9molスピン/cm2) A−2 5.86 A−3 9.89
【0239】 例C−2:(イソシアネート官能化PoreticsとN−(8−アミノオクチル)ラク
トビオン酸アミド(アミノアルキル官能化ガラクトース誘導体として)とのカッ
プリング反応) 15個のPoretics膜を、例A−3に記載の手順にしたがって、IEMで表面改
質した。各膜を、例B−1によって合成したN−(8−アミノオクチル)ラクト
ビオン酸アミド30mgを含有するろ過(0.2μm)したイソプロパノールの2
0%水溶液3mlに別々に浸漬した。表面反応を25℃で16時間実施した。処理
ののち、膜をろ過した20%水性イソプロパノール中で12時間抽出して未反応
のラクトンアミド分子を除去した。この後、膜を上皮細胞付着及び増殖試験に回
した。
【0240】 例C−3:(他のイソシアネート官能化基材とN−(8−アミノオクチル)ラク
トビオン酸アミド(アミノアルキル官能化ガラクトース誘導体として)とのカッ
プリング反応) 例C−2と同様にして、例A−3からのイソシアネート官能化Z-Porレンズ1
0個、イソシアネート官能化Lotrafilcon A2個及び例A−2からのイソシアネ
ート官能化Alsacon NCレンズ2個を、例B−1によって合成したN−(8−ア
ミノオクチル)ラクトビオン酸アミドとでカップリングした。
【0241】 例C−4:(アミノ官能化基材とラクトビオノラクトンとのカップリング反応) 5個のPoretics膜を、例A−1に記載の手順にしたがって、1,2−ジアミノ
シクロヘキサン(DACH)プラズマで表面改質した。次に、各膜を、0.2μ
mのテフロンフィルタに通した、イソプロパノール/水1:4混合物中のラクト
ビオノラクトン(Solvay、ドイツ)の3ml溶液(濃度10mg/ml)に別々に浸漬
した。表面反応を40℃で16時間実施した。処理ののち、膜をろ過した20%
水性イソプロパノール中で12時間抽出して、未反応のラクトン分子を除去した
。この後、膜を上皮細胞付着及び増殖試験に回した。
【0242】 例C−5:(Poretics膜の酵素的シアリデート化) 例C−2にしたがって官能化した7個のPoretics膜を、Na−カコジレート8
80ml、0.5M、pH=6.5、MnCl288ml、0.5M、2,3デヒド
ロ−2−デスオキシ−N−アセチル−ノイラミン酸44ml、0.1M、BSA2
6ml、50mg/ml、CMP−Neu5Ac16ml、80mM及びH2O 3.35ml
を含む以下の溶液に浸漬した。次に、可溶性ラットα(2−3)シアリルトラン
スフェラーゼ30ml、14U/ml及びCIAP9ml、15U/mlを加え、反応容器を
37℃で回転シェーカ上に4時間配置した。次に、膜を0.5M NaCl 1
00ml中で3回洗浄し、4℃で貯蔵した。
【0243】 例C−6:(N−(8−アミノオクチル)ラクトビオン酸アミド官能化Poretics
膜上のシアル酸分子の測定) 例C−2からの1個の官能化Poretics膜を、例C−5に記載のようにしてイン
キュベートした。加えて、反応混合物を〔C14〕放射線標識CMP−Neu5
Acでスパイクした。膜に組み込まれたカウントと反応混合物中の全カウントと
の比を使用して、膜に組み込まれたNeu5Acの全量を計算した。例C−4で
使用した条件の下、2.0Neu5Ac/nm2の包含が見いだされた。
【0244】 例C−7:(Z-Porレンズの酵素的シアリデート化) 例C−3にしたがって官能化したZ-Porレンズを、Na−カコジレート7.5m
l、0.5M、pH=6.0、MnCl20.5ml、0.5M、2,3デヒドロ−
2−デスオキシ−N−アセチル−ノイラミン酸1ml、0.1M、BSA1ml、1
0mg/ml、CMP−Neu5Ac2.5ml、1.2mM、CMP−Neu5Ac〔
C14〕5ml及びH2O 16.5mlを含む以下の溶液に浸漬した。次に、可溶
性ラットα(2−3)シアリルトランスフェラーゼ1ml、14U/ml及びCIAP
0.2ml、15U/mlを加え、反応容器を37℃で回転シェーカ上に配置した。3
0分間インキュベートしたのち、膜を0.5M NaCl 1ml中で4回洗浄し
、組み込まれた放射能をシンチレーションカウンタで計測した。カウンタから、
シアル酸分子1.8個/nm2の表面添加量を計算した。
【0245】 例C−8:(Lotrafilcon Aコンタクトレンズの酵素的シアリデート化) 例C−3にしたがって官能化したLotrafilcon Aコンタクトレンズの中心から
調製した直径5mmのディスクを酵素的にシアリデート化した。ディスクを、Na
−カコジレート7.5ml、0.5M、pH=6.0、MnCl20.5ml、0.
5M、2,3デヒドロ−2−デスオキシ−N−アセチル−ノイラミン酸0.75
ml、0.1M、BSA1ml、10mg/ml、CMP−Neu5Ac0.25ml、6m
M、CMP−Neu5Ac〔C14〕5ml及びH2O 17mlを含む以下の溶液に
浸漬した。次に、可溶性ラットα(2−3)シアリルトランスフェラーゼ1ml、
25U/ml及びCIAP0.2ml、15U/mlを加え、反応容器を37℃で回転シェ
ーカ上に38分間配置した。次に、膜を0.5M NaCl 1ml中で5回洗浄
した。組み込まれた放射能をシンチレーションカウンタで計測した。レンズ片へ
の〔C14〕の結合をNeu5Acの移行の測度として記録した。
【0246】 例C−9:(Alsacon NCコンタクトレンズの酵素的シアリデート化) 官能化Alsaconレンズの中心から調製した直径5mmのディスク(例C−3)を
酵素的にシアリデート化した。ディスクを、Lotrafilcon Aの改質に関して記載
した反応混合物に浸漬した。37℃で38分間インキュベートしたのち、膜を0
.5M NaCl 1mlで5回洗浄し、組み込まれた放射能をシンチレーション
カウンタで計測した。レンズへの〔C14〕の組み込みをNeu5Acの移行の
測度として記録した。
【0247】 例C−10:(反応性光開始剤分子の表面結合) 例A−1からのアミノ官能化コンタクトレンズを、1,2−DACHプラズマ
でプラズマ処理した直後、イソホロンジイソシアネートと4−(2−ヒドロキシ
エトキシ)フェニル2−ヒドロキシ−2−プロピルケトン(Darocure 2959)と
の、EP−A−0632329に記載の方法による付加反応によって調製した反
応性光開始剤の1%アセトニトリル溶液に浸漬した。レンズ表面のアミノ基を光
開始剤分子のイソシアナト基と12時間反応させた。この期間ののち、レンズを
反応溶液から回収し、アセトニトリル中で8時間洗浄し、抽出し、減圧下で2時
間乾燥させた。続いて、乾燥させたレンズを光グラフトに使用した。
【0248】 例C−11:(反応性光開始剤分子の表面結合) 例A−1からのアミノ官能化コンタクトレンズを、1,2−DACHプラズマ
でプラズマ処理した直後、イソホロンジイソシアネートと2−エチル−2−(ジ
メチルアミノ)−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−4−ペン
テン−1−オンとの、WO96/20796に記載の方法による付加反応によっ
て調製した反応性光開始剤(II)の1%アセトニトリル溶液に浸漬した。レンズ
表面のアミノ基を光開始剤分子のイソシアナト基と16時間反応させた。この期
間ののち、レンズを反応溶液から回収し、アセトニトリル中で12時間洗浄し、
抽出し、減圧下で2時間乾燥させた。続いて、乾燥させたレンズを光グラフトに
使用した。
【0249】 光グラフト 例D−1:(コンタクトレンズ表面に対するIEM官能化N−(8−アミノオク
チル)ラクトビオン酸アミドの光グラフト グローボックスの中で、例B−8のガス抜きしたIEM官能化N−(8−アミ
ノオクチル)ラクトビオン酸アミド溶液1mlを約3ml容量の小さなペトリ皿に導
入した。次に、表面に共有結合した光開始剤分子を有する例C−10の乾燥させ
たレンズをこの溶液に入れ、ガス抜きした溶液さらに1mlをレンズに加えてレン
ズ全体を溶液で覆った。15分後、溶液中のレンズをペトリ皿ごと15mWの紫外
線に約3分間露光した。次に、レンズをひっくり返し、15mWのUV光をさらに
3分間当てることによって露光を繰り返した。
【0250】 そして、改質されたレンズを溶液から回収し、蒸留水中で2回洗浄し、超純粋
中で16時間連続抽出し、接触角計測によって分析した。
【0251】 改質されたレンズにおける水/空気接触角は、前進15°、後退0°、ヒステ
リシス15°であった。比較として、非改質レンズの接触角は、前進101°、
後退64°、ヒステリシス37°であった。
【0252】 例D−2:(コンタクトレンズ表面に対するIEM官能化シアリデート化N′−
(8−アミノオクチル)ラクトビオン酸アミドの光グラフト) グローボックスの中で、例B−9のガス抜きしたIEM官能化シアリデート化
N′−(8−アミノオクチル)ラクトビオン酸アミド溶液1mlを約3ml容量の小
さなペトリ皿に導入した。次に、表面に共有結合した光開始剤分子を有する例C
−10の乾燥させたレンズをこの溶液に入れ、ガス抜きした溶液さらに1mlをレ
ンズに加えてレンズ全体を溶液で覆った。10分後、溶液中のレンズをペトリ皿
ごと15mWの紫外線に約2分間露光した。次に、レンズをひっくり返し、15mW
のUV光をさらに2分間当てることによって露光を繰り返した。
【0253】 そして、改質されたレンズを溶液から回収し、蒸留水中で2回洗浄し、超純粋
中で6時間連続抽出し、接触角計測によって分析した。
【0254】 改質されたレンズにおける水/空気接触角は、前進54°、後退31°、ヒス
テリシス23°であった。比較として、非改質レンズの接触角は、前進101°
、後退64°、ヒステリシス37°であった。
【0255】 例D−3:(コンタクトレンズ表面に対するIEM官能化シアリデート化N−(
8−アミノオクチル)ラクトビオン酸アミドシアル酸誘導体とIEM官能化アク
リルアミドテロマーとの混合物の光グラフト) 例B−9のガス抜きした溶液2mlと例B−11のガス抜きした溶液2mlとを混
合し、5分間攪拌した。グローボックスの中で、その混合物1mlを約3ml容量の
小さなペトリ皿に導入した。次に、表面に共有結合した光開始剤分子を有する例
C−10の乾燥させたレンズをこの溶液に入れ、ガス抜きした混合物さらに1ml
をレンズに加えてレンズ全体を溶液で覆った。10分後、溶液中のレンズをペト
リ皿ごと15mWの紫外線に約2分間露光した。次に、レンズをひっくり返し、1
5mWのUV光をさらに2分間当てることによって露光を繰り返した。
【0256】 そして、改質されたレンズを溶液から回収し、蒸留水中で2回洗浄し、超純粋
中で6時間連続抽出し、FTIR ATR及び接触角計測によって分析した。
【0257】 改質されたレンズにおける水/空気接触角は、前進26°、後退19°、ヒス
テリシス7°であった。比較として、非改質レンズの接触角は、前進101°、
後退64°、ヒステリシス37°であった。
【0258】 臨床実験 例E−1:(表面上での角膜上皮細胞付着及び外方成長のインビボ試験−シアリ
デート化Poretics膜を人工角膜のモデルとして使用(角膜アンレーレンズを上皮
によって再び増殖させる) インビボ試験に動物モデルとして使用したネコは、活性な眼性及び全身性の病
気をもたないものであった。全動物は、シアリデート化モデル膜の外科的移植の
少なくとも2週間前に、両眼の瞬膜を外科的に切除されていた。次に、ネコを筋
肉注射によって麻酔した。直径6mmの中心区域からの角膜上皮を、メスで引っ掻
くことによって除去した。直径4mmの穿孔器を使用して円形角膜切開を実施した
。例C−5で概説したようにして調製したシアリデート化Poreticsポリカーボネ
ート膜(厚さ8μm、孔径0.1μm、多孔率2.4%)の4mmの円板を円形の嚢
にしまいこんだ。このようにして、シアリデート化膜の直径4mmの中心区域を露
出させた。局所ステロイド、抗生物質及びSofradex点眼剤を手術した眼に繰り返
し適用して傷の治癒を支援した。45日間、毎日、移植された膜の増殖の臨床評
価を実施した。2匹のネコで得られた結果は、角膜上皮の速やかで完全な回復及
び移植された膜の完全な長期的一体化をはっきりと実証した(表を参照)。
【0259】
【表2】
【0260】 TOF−SIMSによる、改質された表面の特性決定 8mmのZ-Porレンズ(フルオロポリマーベースの多孔質人工角膜インプラント
)3個を以下の被覆で表面改質した。 −例A−2のIEM下流プラズマ被覆 −例C−2のラクトビオン酸アミド(LBAA)被覆 −例C−5のシアリデート化LBAA被覆
【0261】 3個のZ-Porサンプルは、インプラント表面に最終的なシアル酸終端オリゴ糖
を添加するために使用される反応シーケンスの三つの個々の工程を表す。三つの
被覆の表面露出グループから得られた観察された分子フラグメントのモル量は、
ラクトビオン酸アミド及びシアリデート化ラクトビオン酸アミドの存在をはっき
りと実証した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 290/06 C08F 290/06 4J026 291/00 291/00 4J027 C08J 7/16 CER C08J 7/16 CER 4J100 G02C 7/04 G02C 7/04 // C08L 51:02 C08L 51:02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW Fターム(参考) 2H006 BB03 BB10 4C081 AB21 AB22 AB23 BA13 CA081 CA111 CC01 DB07 DC03 EA01 4C097 AA24 AA25 DD04 DD14 SA10 4F073 AA08 BA18 BA26 BA34 BB02 CA02 CA07 CA65 CA70 FA01 HA03 HA09 HA12 4H006 AA01 AA03 AB46 AB92 4J026 AA30 AA31 AA43 AA48 AA50 AA60 AB17 AC23 AC26 AC35 BA24 BA39 BA50 BB01 BB02 BB09 DB07 DB36 4J027 AA01 AA08 AJ06 BA13 CC05 CD07 4J100 AL08P AM14Q AM21P BA03P BA16P BA34P BA37P BC53P CA01 CA03 JA34 JA51

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラクトース、マンノース、フコース、ガラクトサミン、N
    −アセチルガラクトサミン、N−アセチルグルコサミン、シアル酸及び前記炭水
    化物1種以上を含むオリゴ糖からなる群より選択される1種以上のさらなる炭水
    化物が酵素的に結合している受容体糖質を表面に共有結合させている有機バルク
    材料を含む眼科用成形物。
  2. 【請求項2】 該受容体糖質が、単糖類、二糖類、三糖類もしくは四糖類又
    はそれらの誘導体、好ましくは二糖類又はその誘導体である、請求項1記載の眼
    科用成形物。
  3. 【請求項3】 該受容体糖質が、ラクトース、ラクトビオン酸、N−アセチ
    ルラクトサミン及びN−アセチルガラクトサミンからなる群より選択される、請
    求項1又は2記載の眼科用成形物。
  4. 【請求項4】 該酵素的に結合している炭水化物がシアル酸である、請求項
    1〜3のいずれか1項記載の眼科用成形物。
  5. 【請求項5】 (a)反応性基を表面に有する有機バルク材料と、 (b)該バルク材料表面の反応性基を該受容体糖質の官能基と反応させ、該バ
    ルク材料への該受容体糖質の該共有結合の前又は後に、該さらなる炭水化物を該
    受容体糖質に酵素的に結合させることによって得られる表面被覆と を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の眼科用成形物。
  6. 【請求項6】 該表面被覆(b)が、該有機バルク材料表面の該反応性基を
    式 【化1】 (式中、R1は、さらに置換されていてもよいC原子2〜30個を有する二価の
    有機基であり、(糖質)は、受容体糖質又はその誘導体の基であり、X1は、該
    有機バルク材料表面上の該反応性基に共反応性である官能基であり、X2は、R1 を該基(糖質)に結合させる官能基であり、uは、0又は1である) の化合物と反応させることによって得られる、請求項5記載の眼科用成形物。
  7. 【請求項7】 (a)ラジカル重合のための開始剤基を表面に共有結合させ
    ているバルク材料と、 (b)エチレン性不飽和二重結合を含む1種以上の異なる受容体糖質を、該開
    始剤基を付された該バルク材料表面にグラフト重合させ、該グラフト重合の前又
    は後に、該さらなる炭水化物(単数又は複数)を該受容体糖質に酵素的に結合さ
    せることによって得られる表面被覆と を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の眼科用成形物。
  8. 【請求項8】 該表面被覆(b)が、該バルク材料表面に、式 【化2】 (式中、Aは、式 【化3】 の基であり、 R2は、水素、C1〜C6アルキル又は基−COOR′であり、 R3、R′及びR2′は、互いに独立して、水素又はC1〜C6アルキルであり、 A1は、非置換であるか、ヒドロキシによって置換されている−O−C2〜C12 アルキレンであるか、−O−C2〜C12アルキレン−NH−C(O)−又は−O
    −C2〜C12アルキレン−O−C(O)−NH−R11−NH−C(O)−であり
    、R11は、直鎖状又は分岐鎖状のC1〜C18アルキレン又は非置換であるか、C1 〜C4アルキルもしくはC1〜C4アルコキシで置換された、C6〜C10アリーレン
    、C7〜C18アラルキレン、C6〜C10アリーレン−C1〜C2アルキレン−C6
    10アリーレン、C3〜C8シクロアルキレン、C3〜C8シクロアルキレン−C1
    〜C6アルキレン、C3〜C8シクロアルキレン−C1〜C2アルキレン−C3〜C8
    シクロアルキレンもしくはC1〜C6アルキレン−C3〜C8シクロアルキレン−C 1 〜C6アルキレンであり、 A2は、C1〜C8アルキレン、フェニレン又はベンジレンであり、 m及びnは、互いに独立して、数0又は1であり、 Xは、二価の基−O−又は−NR″であり、R″は、水素又はC1〜C6アルキ
    ルであり、 R1は、さらに置換されていてもよいC原子2〜30個を有する二価の有機基
    であり、 (糖質)は、受容体糖質又はその誘導体の基であり、 X2は、R1を該基(糖質)に結合させる官能基であり、 uは、数0又は1である) の1種以上の異なる化合物をグラフト重合させることによって得られる、請求項
    7記載の眼科用成形物。
  9. 【請求項9】 該表面被覆(b)が、1種以上の異なる受容体糖質を1種以
    上の親水性マクロモノマーとで該バルク材料表面上にグラフト共重合させること
    によって得られる、請求項7又は8記載の眼科用成形物。
  10. 【請求項10】 該親水性マクロモノマーが、式 【化4】 (式中、R4 *は、水素又はメチルであり、A1は、−O−(CH22-4−、−O
    −CH2−CH(OH)−CH2−又は基−O−(CH22-4−NH−C(O)−
    であり、Xは、−O−又は−NH−であり、(alk)は、C2〜C4アルキレン
    であり、Qは、重合連鎖反応停止剤として作用するのに適した一価の基であり、
    pは、5〜50の整数であり、R3′は、水素又はメチルであり、 【化5】 は、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド又はN−ビニルピロリド
    ンから誘導される1,2−エチレン基である) で示される、請求項9記載の眼科用成形物。
  11. 【請求項11】 該受容体糖質への該さらなる炭水化物の該酵素的結合が、
    グリコシルトランスフェラーゼを使用して、グリコシル基を、該グリコシル基で
    活性化されて移される酵素基質から該受容体糖質に移すことによって実施される
    、請求項1〜10のいずれか1項記載の眼科用成形物。
  12. 【請求項12】 コンタクトレンズ又は角膜インプラント、特に眼内レンズ
    又は人工角膜である、請求項1〜11のいずれか1項記載の眼科用成形物。
  13. 【請求項13】 (a)有機バルク材料を用意する工程と、 (b)該有機バルク材料表面に受容体糖質を共有結合させ、該共有結合の前又
    は後に、ガラクトース、マンノース、フコース、ガラクトサミン、N−アセチル
    ガラクトサミン、N−アセチルグルコサミン、シアル酸及び前記炭水化物1種以
    上を含むオリゴ糖からなる群より選択される1種以上のさらなる炭水化物を酵素
    的に結合させる工程と を含む、眼科用成形物の製造方法。
  14. 【請求項14】 式 【化6】 (式中、A、R1、R2、R2′、R3、X2及びuは、請求項8で定義したとおり
    である) で示され、ガラクトース、マンノース、フコース、ガラクトサミン、N−アセチ
    ルガラクトサミン、N−アセチルグルコサミン、シアル酸及び前記炭水化物1種
    以上を含むオリゴ糖からなる群より選択されるさらなる炭水化物が酵素的に結合
    している、請求項8記載の化合物。
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