JP2003331651A - 硬化型誘電体形成剤 - Google Patents
硬化型誘電体形成剤Info
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- JP2003331651A JP2003331651A JP2002136165A JP2002136165A JP2003331651A JP 2003331651 A JP2003331651 A JP 2003331651A JP 2002136165 A JP2002136165 A JP 2002136165A JP 2002136165 A JP2002136165 A JP 2002136165A JP 2003331651 A JP2003331651 A JP 2003331651A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】無溶剤で硬化が速く、得られる硬化物が高温下
においても接着性及び電気特性に優れた誘電体を製造し
得る誘電体形成剤の提供。 【解決手段】下記式(1)で表されるジ(メタ)アクリレ
ートからなる硬化型誘電体形成剤。 【化1】 〔但し、式(1)中、R1は水素原子又はメチル基、nは0
以上の整数である。〕
においても接着性及び電気特性に優れた誘電体を製造し
得る誘電体形成剤の提供。 【解決手段】下記式(1)で表されるジ(メタ)アクリレ
ートからなる硬化型誘電体形成剤。 【化1】 〔但し、式(1)中、R1は水素原子又はメチル基、nは0
以上の整数である。〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化型誘電体形成
剤に関するもので、好ましくはフィルムコンデンサの誘
電体製造に適した形成剤であり、これにより得られるフ
ィルムコンデンサは、種々の電子機器及び電気機器等に
適用可能であり、これら技術分野で賞用され得るもので
ある。
剤に関するもので、好ましくはフィルムコンデンサの誘
電体製造に適した形成剤であり、これにより得られるフ
ィルムコンデンサは、種々の電子機器及び電気機器等に
適用可能であり、これら技術分野で賞用され得るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、積層フィルムコンデンサは、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド
及びポリエチレンナフタレート等のベースフィルムの両
面又は片面に、アルミニウム等の金属を蒸着し、さらに
その上に誘電体用組成物を塗布し、乾燥して誘電体を形
成し、これを繰り返し、積層して製造されていた。前記
誘電体用組成物としては、例えば、ポリカーボネート、
ポリフェニレンオキサイド又はポリアクリレート等の重
合体を、例えば、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエ
タン及びトリクロロエチレン等の有機溶剤に溶解させた
ものが使用されていた。しかしながら、当該誘電体用組
成物に用いられている有機溶剤は、近年、環境汚染や人
体に対する影響等の問題があり、この様な有機溶剤を含
まない誘電体用組成物が要求されてきている。
エチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド
及びポリエチレンナフタレート等のベースフィルムの両
面又は片面に、アルミニウム等の金属を蒸着し、さらに
その上に誘電体用組成物を塗布し、乾燥して誘電体を形
成し、これを繰り返し、積層して製造されていた。前記
誘電体用組成物としては、例えば、ポリカーボネート、
ポリフェニレンオキサイド又はポリアクリレート等の重
合体を、例えば、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエ
タン及びトリクロロエチレン等の有機溶剤に溶解させた
ものが使用されていた。しかしながら、当該誘電体用組
成物に用いられている有機溶剤は、近年、環境汚染や人
体に対する影響等の問題があり、この様な有機溶剤を含
まない誘電体用組成物が要求されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】有機溶剤を含まない誘
電体形成剤としては、紫外線照射により硬化可能な、ジ
(メタ)アクリレートからなる無溶剤型の形成剤が提案
されている(例えば特開平6−29147号公報等)。
しかしながら、前記誘電体形成剤は、得られたフィルム
コンデンサが、はんだ付け時等に高温にさらされると層
間で剥離を起し、十分な電気特性が得られないという問
題を有するものであった。
電体形成剤としては、紫外線照射により硬化可能な、ジ
(メタ)アクリレートからなる無溶剤型の形成剤が提案
されている(例えば特開平6−29147号公報等)。
しかしながら、前記誘電体形成剤は、得られたフィルム
コンデンサが、はんだ付け時等に高温にさらされると層
間で剥離を起し、十分な電気特性が得られないという問
題を有するものであった。
【0004】本発明者らは、無溶剤で硬化が速く、得ら
れる硬化物が高温下においても接着性及び電気特性に優
れた誘電体を製造し得る形成剤を提供することを目的と
して鋭意検討を行ったのである。
れる硬化物が高温下においても接着性及び電気特性に優
れた誘電体を製造し得る形成剤を提供することを目的と
して鋭意検討を行ったのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するためには、特定構造のジ(メタ)アクリレー
トからなる形成剤が有効であることを見出し本発明を完
成した。以下、本発明を詳細に説明する。尚、本明細書
においては、アクリレート又はメタクリレートを(メ
タ)アクリレートと表す。
を解決するためには、特定構造のジ(メタ)アクリレー
トからなる形成剤が有効であることを見出し本発明を完
成した。以下、本発明を詳細に説明する。尚、本明細書
においては、アクリレート又はメタクリレートを(メ
タ)アクリレートと表す。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の形成剤は、下記式(1)で
表されるジ(メタ)アクリレート〔以下(メタ)アクリ
レートNという〕を必須とするものである。
表されるジ(メタ)アクリレート〔以下(メタ)アクリ
レートNという〕を必須とするものである。
【0007】
【化2】
【0008】但し、式(1)中、R1は水素原子又はメチル
基、nは0以上の整数である。nとしては、0〜3の化
合物が好ましい。nが3を超えるものは、粘度が高す
ぎ、取り扱いが難くなることがある。(メタ)アクリレ
ートNとしては、異性体が複数存在するが、いずれの異
性体も使用できる。(メタ)アクリレートNとしては、
前記式(1)においてnが0の化合物が好ましい。又、そ
の構造としては、トランス体が好ましい。(メタ)アク
リレートNの特に好ましいものは、nが0でトランス体
の化合物である。
基、nは0以上の整数である。nとしては、0〜3の化
合物が好ましい。nが3を超えるものは、粘度が高す
ぎ、取り扱いが難くなることがある。(メタ)アクリレ
ートNとしては、異性体が複数存在するが、いずれの異
性体も使用できる。(メタ)アクリレートNとしては、
前記式(1)においてnが0の化合物が好ましい。又、そ
の構造としては、トランス体が好ましい。(メタ)アク
リレートNの特に好ましいものは、nが0でトランス体
の化合物である。
【0009】本発明の形成剤は、必須成分の(メタ)ア
クリレートNの他、必要に応じて、他の(メタ)アクリ
レートを配合した形成剤であっても良い。当該(メタ)
アクリレートとしては、モノマー及びオリゴマーのいず
れも使用できる。
クリレートNの他、必要に応じて、他の(メタ)アクリ
レートを配合した形成剤であっても良い。当該(メタ)
アクリレートとしては、モノマー及びオリゴマーのいず
れも使用できる。
【0010】モノマーの例としては、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート;フェノキシエチル(メタ)アクリレート
等のフェノールのアルキレンオキシド付加物のアクリレ
ート類及びそのハロゲン核置換体;エチレングリコール
のモノ又はジ(メタ)アクリレート、メトキシエチレン
グリコールのモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレ
ングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート及びト
リプロピレングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレ
ート等のグリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレー
ト;トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリヒドロキシエチルイソシアヌレートトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート等のポリオールの(メタ)アクリレート、並びにこ
れらポリオールのアルキレンオキサイド付加物の(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
チル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート;フェノキシエチル(メタ)アクリレート
等のフェノールのアルキレンオキシド付加物のアクリレ
ート類及びそのハロゲン核置換体;エチレングリコール
のモノ又はジ(メタ)アクリレート、メトキシエチレン
グリコールのモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレ
ングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート及びト
リプロピレングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレ
ート等のグリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレー
ト;トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリヒドロキシエチルイソシアヌレートトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート等のポリオールの(メタ)アクリレート、並びにこ
れらポリオールのアルキレンオキサイド付加物の(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0011】オリゴマーとしては、ウレタン(メタ)ア
クリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート及びエ
ポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
クリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート及びエ
ポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0012】ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー
としては、ポリオールと有機ポリイソシアネート反応物
に対して、さらにヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
ートを反応させた反応物等が挙げられる。ここで、ポリ
オールとしては、低分子量ポリオール、ポリエチレング
リコール及びポリエステルポリオール等がある。低分子
量ポリオールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノール及び3−メ
チル−1,5−ペンタンジオール等が挙げられ、ポリエ
ーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール及
びポリプロピレングリコール等が挙げられ、ポリエステ
ルポリオールとしては、これら低分子量ポリオール又は
/及びポリエーテルポリオールと、アジピン酸、コハク
酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸及びテレフタル酸
等の二塩基酸又はその無水物等の酸成分との反応物が挙
げられる。有機ポリイソシアネートとしては、トリレン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート及びイソ
ホロンジイソシアネート等が挙げられる。ヒドロキシル
基含有(メタ)アクリレートとしては、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
としては、ポリオールと有機ポリイソシアネート反応物
に対して、さらにヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
ートを反応させた反応物等が挙げられる。ここで、ポリ
オールとしては、低分子量ポリオール、ポリエチレング
リコール及びポリエステルポリオール等がある。低分子
量ポリオールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、シクロヘキサンジメタノール及び3−メ
チル−1,5−ペンタンジオール等が挙げられ、ポリエ
ーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール及
びポリプロピレングリコール等が挙げられ、ポリエステ
ルポリオールとしては、これら低分子量ポリオール又は
/及びポリエーテルポリオールと、アジピン酸、コハク
酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸及びテレフタル酸
等の二塩基酸又はその無水物等の酸成分との反応物が挙
げられる。有機ポリイソシアネートとしては、トリレン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート及びイソ
ホロンジイソシアネート等が挙げられる。ヒドロキシル
基含有(メタ)アクリレートとしては、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート及び2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0013】ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴ
マーとしては、ポリエステルポリオールと(メタ)アク
リル酸との脱水縮合物が挙げられる。ポリエステルポリ
オールとしては、エチレングリコール、ポリエチレング
リコール、シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、プロピレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール及
びトリメチロールプロパン等の低分子量ポリオール、並
びにこれらのアルキレンオキシド付加物等のポリオール
と、アジピン酸、コハク酸、フタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸及びテレフタル酸等の二塩基酸又はその無水物等
の酸成分とからの反応物等が挙げられる。
マーとしては、ポリエステルポリオールと(メタ)アク
リル酸との脱水縮合物が挙げられる。ポリエステルポリ
オールとしては、エチレングリコール、ポリエチレング
リコール、シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、プロピレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール及
びトリメチロールプロパン等の低分子量ポリオール、並
びにこれらのアルキレンオキシド付加物等のポリオール
と、アジピン酸、コハク酸、フタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸及びテレフタル酸等の二塩基酸又はその無水物等
の酸成分とからの反応物等が挙げられる。
【0014】エポキシアクリレートは、エポキシ樹脂に
(メタ)アクリル酸を付加反応させたもので、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂の(メタ)アクリレート、フェ
ノール又はクレゾールノボラック型エポキシ樹脂の(メ
タ)アクリレート及びポリエーテルのジグリシジルエー
テルの(メタ)アクリル酸付物等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸を付加反応させたもので、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂の(メタ)アクリレート、フェ
ノール又はクレゾールノボラック型エポキシ樹脂の(メ
タ)アクリレート及びポリエーテルのジグリシジルエー
テルの(メタ)アクリル酸付物等が挙げられる。
【0015】本発明の形成剤は、電子線又は紫外線等の
活性エネルギー線の照射、又は加熱により硬化させるこ
とができる。
活性エネルギー線の照射、又は加熱により硬化させるこ
とができる。
【0016】本発明の形成剤を紫外線により硬化させる
場合には、形成剤に光重合開始剤を配合する。尚、電子
線により硬化させる場合には、形成剤に光重合開始剤を
配合する必要はない。光重合開始剤としては、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル及びベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾイ
ンとそのアルキルエーテル、アセトフェノン、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジ
エトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジク
ロロアセトフェノン、1−ヒドロキシアセトフェノン、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及び2−
メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モ
ルフォリノ−プロパン−1−オン等のアセトフェノン、
2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、2−ターシャリーブチルアントラキノン、1−クロ
ロアントラキノン及び2−アミルアントラキノン等のア
ントラキノン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,
4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサント
ン及び2,4−ジイソピルチオキサントン等のチオキサ
ントン、アセトフェノンジメチルケタール及びベンジル
ジメチルケタール等のケタール、ベンゾフェノン等のベ
ンゾフェノン、並びにキサントン等が挙げられる。これ
ら光重合開始剤は、単独で使用することも、安息香酸
系、アミン系等の光重合開始促進剤と組み合わせて使用
することもできる。
場合には、形成剤に光重合開始剤を配合する。尚、電子
線により硬化させる場合には、形成剤に光重合開始剤を
配合する必要はない。光重合開始剤としては、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル及びベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾイ
ンとそのアルキルエーテル、アセトフェノン、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジ
エトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジク
ロロアセトフェノン、1−ヒドロキシアセトフェノン、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及び2−
メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モ
ルフォリノ−プロパン−1−オン等のアセトフェノン、
2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、2−ターシャリーブチルアントラキノン、1−クロ
ロアントラキノン及び2−アミルアントラキノン等のア
ントラキノン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,
4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサント
ン及び2,4−ジイソピルチオキサントン等のチオキサ
ントン、アセトフェノンジメチルケタール及びベンジル
ジメチルケタール等のケタール、ベンゾフェノン等のベ
ンゾフェノン、並びにキサントン等が挙げられる。これ
ら光重合開始剤は、単独で使用することも、安息香酸
系、アミン系等の光重合開始促進剤と組み合わせて使用
することもできる。
【0017】光重合開始剤の好ましい配合割合は、(メ
タ)アクリレートN、又は(メタ)アクリレートN及び
その他(メタ)アクリレートの合計量100質量部に対
して、0.1〜10質量部である。
タ)アクリレートN、又は(メタ)アクリレートN及び
その他(メタ)アクリレートの合計量100質量部に対
して、0.1〜10質量部である。
【0018】又、硬化をさらに促進するために、熱によ
りラジカルを発生する過酸化物やアゾ化合物を併用して
も良い。過酸化物の例としては、過酸化ベンゾイル、過
酸化ラウロイル、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチ
ルヒドロペルオキシド及びジクミルペルオキシド等が挙
げられる。アゾ化合物の例としては、アゾビスイソブチ
ロニトリル及びアゾビス−2,4−ジメチルバレロニト
リル等が挙げられる。
りラジカルを発生する過酸化物やアゾ化合物を併用して
も良い。過酸化物の例としては、過酸化ベンゾイル、過
酸化ラウロイル、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチ
ルヒドロペルオキシド及びジクミルペルオキシド等が挙
げられる。アゾ化合物の例としては、アゾビスイソブチ
ロニトリル及びアゾビス−2,4−ジメチルバレロニト
リル等が挙げられる。
【0019】必要に応じ、架橋の度合いを調整するため
に、連鎖移動剤を使用することもできる。連鎖移動剤と
しては、ドデシルメルカプタン、キサントゲン酸ジスル
フィド、ジアゾチオエーテル及び2−プロパノール等が
挙げられる。更に必要に応じて、消泡剤、レベリング
剤、酸化防止剤等の添加剤類を添加することもできる。
に、連鎖移動剤を使用することもできる。連鎖移動剤と
しては、ドデシルメルカプタン、キサントゲン酸ジスル
フィド、ジアゾチオエーテル及び2−プロパノール等が
挙げられる。更に必要に応じて、消泡剤、レベリング
剤、酸化防止剤等の添加剤類を添加することもできる。
【0020】本発明の形成剤は、活性エネルギー線又は
加熱により硬化させ、誘電体として使用するものであ
る。硬化方法としては、活性エネルギー線を使用する方
法が、硬化速度に優れるため、目的物の製造工程を短縮
化させることができ好ましい。活性エネルギー線として
は、紫外線及び電子線等が挙げられ、電子線により硬化
させることが、紫外線により硬化させる場合と比較し
て、形成剤に光重合開始剤を配合する必要がなく、得ら
れた硬化物(誘電体)が誘電性能に優れたものとなるた
め好ましい。この場合において、硬化性をさらに改善す
るため、形成剤中に熱重合開始剤を配合し、活性エネル
ギー線を照射した後、加熱する方法も採用できる。
加熱により硬化させ、誘電体として使用するものであ
る。硬化方法としては、活性エネルギー線を使用する方
法が、硬化速度に優れるため、目的物の製造工程を短縮
化させることができ好ましい。活性エネルギー線として
は、紫外線及び電子線等が挙げられ、電子線により硬化
させることが、紫外線により硬化させる場合と比較し
て、形成剤に光重合開始剤を配合する必要がなく、得ら
れた硬化物(誘電体)が誘電性能に優れたものとなるた
め好ましい。この場合において、硬化性をさらに改善す
るため、形成剤中に熱重合開始剤を配合し、活性エネル
ギー線を照射した後、加熱する方法も採用できる。
【0021】本発明の形成剤から得られる誘電体の用途
としては、種々の積層フイルムコンデンサの製造に好ま
しく使用できる。本発明の形成剤を使用して製造した好
ましい積層フイルムコンデンサとしては、基板上に、前
記形成剤により1.0〜3μmの塗膜を形成した後、活
性エネルギー線の照射により硬化して製造された誘電体
層と、その上に金属の電極層を交互に積層したものであ
る。当該基板としては、銅、ステンレス、黄銅、及びク
ロームメッキ鋼板等の金属板、並びにPET樹脂、ポリ
イミド樹脂及びPPS樹脂等のプラスチックフィルム等
が挙げられる。
としては、種々の積層フイルムコンデンサの製造に好ま
しく使用できる。本発明の形成剤を使用して製造した好
ましい積層フイルムコンデンサとしては、基板上に、前
記形成剤により1.0〜3μmの塗膜を形成した後、活
性エネルギー線の照射により硬化して製造された誘電体
層と、その上に金属の電極層を交互に積層したものであ
る。当該基板としては、銅、ステンレス、黄銅、及びク
ロームメッキ鋼板等の金属板、並びにPET樹脂、ポリ
イミド樹脂及びPPS樹脂等のプラスチックフィルム等
が挙げられる。
【0022】基板への塗布方法としては、目的に応じて
適宜選択すれば良く、ロールコーター法、グラビアコー
ター法、フレキソコーター法、オフセットコーター法、
バーコーター法、スプレー法、ディッピング法、真空蒸
着法、超音波による霧化法及びインクジェット法等が挙
げられる。
適宜選択すれば良く、ロールコーター法、グラビアコー
ター法、フレキソコーター法、オフセットコーター法、
バーコーター法、スプレー法、ディッピング法、真空蒸
着法、超音波による霧化法及びインクジェット法等が挙
げられる。
【0023】形成剤の塗膜を形成した後、活性エネルギ
ー線の照射により形成剤を硬化させる。この場合の条件
は、常法に従えばよい。又、活性エネルギー線の照射
は、窒素雰囲気又は真空下で行うこともできる。
ー線の照射により形成剤を硬化させる。この場合の条件
は、常法に従えばよい。又、活性エネルギー線の照射
は、窒素雰囲気又は真空下で行うこともできる。
【0024】誘電体層の上に形成される金属の電極層に
おいて、使用される金属としては、アルミニウム等が挙
げられる。この場合、真空蒸着等の方法により、金属の
電極層を形成する。
おいて、使用される金属としては、アルミニウム等が挙
げられる。この場合、真空蒸着等の方法により、金属の
電極層を形成する。
【0025】以上の操作を複数回繰り返し、積層フイル
ムコンデンサが製造される。
ムコンデンサが製造される。
【0026】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明をよ
り具体的に説明する。尚、下記において、「部」とは質
量部を意味する。 ○合成例〔ノルボルナンジアクリレートの製造〕ディー
ンスターク管、冷却管、温度計及び攪拌棒を備えた30
0mL容量3つ口フラスコに、トルエン63mL、p−
トルエンスルホン酸ソーダ2.53g(0.013モ
ル)、メトキシハイドロキノン0.13g、trans
−ノルボルナンジメタノール30g(0.19モル)及
びアクリル酸33.2g(0.46モル)を仕込み、攪
拌しながら130℃まで昇温し、5時間反応させた。反
応終了後、反応液を室温に冷却し、酸価の1.1倍量の
10%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後に、5%硫
安水溶液100質量部で2回洗浄した。次いで減圧下、
80℃でトルエンを留去した。トルエン留去後の反応液
をガスクロマトグラフィーで分析したところ、反応に用
いたトルエンは全く検出されなかった。又、得られたジ
アクリレートの重量は39.6g(収率79%)であっ
た。得られたジアクリレートは、上記式(1)において、
nが0、R1が水素原子で、トランス体の化合物であ
り、下記式(2)で表される化合物である。
り具体的に説明する。尚、下記において、「部」とは質
量部を意味する。 ○合成例〔ノルボルナンジアクリレートの製造〕ディー
ンスターク管、冷却管、温度計及び攪拌棒を備えた30
0mL容量3つ口フラスコに、トルエン63mL、p−
トルエンスルホン酸ソーダ2.53g(0.013モ
ル)、メトキシハイドロキノン0.13g、trans
−ノルボルナンジメタノール30g(0.19モル)及
びアクリル酸33.2g(0.46モル)を仕込み、攪
拌しながら130℃まで昇温し、5時間反応させた。反
応終了後、反応液を室温に冷却し、酸価の1.1倍量の
10%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後に、5%硫
安水溶液100質量部で2回洗浄した。次いで減圧下、
80℃でトルエンを留去した。トルエン留去後の反応液
をガスクロマトグラフィーで分析したところ、反応に用
いたトルエンは全く検出されなかった。又、得られたジ
アクリレートの重量は39.6g(収率79%)であっ
た。得られたジアクリレートは、上記式(1)において、
nが0、R1が水素原子で、トランス体の化合物であ
り、下記式(2)で表される化合物である。
【0027】
【化3】
【0028】○実施例及び比較例
表1に示す化合物を使用して活性エネルギー線硬化型誘
電体形成剤とした。アルミ蒸着されたポリイミドフィル
ム(厚さ50μmで、厚さ数百オングストロームのアル
ミニウム蒸着膜を施したもの)に、得られた誘電体形成
剤をバーコーターを使用して3μmの厚さに塗布し、前
述のアルミ蒸着されたポリイミドフィルムのアルミ蒸着
面と誘電体形成剤面が接するようにラミネートして、窒
素ガス雰囲気下で電子線を170KVの加速電圧の下、
5Mrad照射し、誘電体形成剤を硬化させた(図
1)。これを試験体Aという。試験体Aを用い、アルミ
蒸着面と誘電体層間の接着強度を、引張せん断試験(接
着面20mm×20mm、引張速度10mm/分)によ
り測定した。又、耐熱性試験として、260℃にて試験
体Aを5秒間保持し、室温に戻して前記と同様の方法で
接着強度を測定した。又、同様の硬化条件で、アルミ蒸
着PETフィルムの片面(アルミ蒸着面)に誘電体層を
形成した試験体Bを作成した(図2)。試験体Bについ
て、アドバンテスト(株)製R12702を使用して破
壊電圧を測定した。これらの結果を表1に示す。
電体形成剤とした。アルミ蒸着されたポリイミドフィル
ム(厚さ50μmで、厚さ数百オングストロームのアル
ミニウム蒸着膜を施したもの)に、得られた誘電体形成
剤をバーコーターを使用して3μmの厚さに塗布し、前
述のアルミ蒸着されたポリイミドフィルムのアルミ蒸着
面と誘電体形成剤面が接するようにラミネートして、窒
素ガス雰囲気下で電子線を170KVの加速電圧の下、
5Mrad照射し、誘電体形成剤を硬化させた(図
1)。これを試験体Aという。試験体Aを用い、アルミ
蒸着面と誘電体層間の接着強度を、引張せん断試験(接
着面20mm×20mm、引張速度10mm/分)によ
り測定した。又、耐熱性試験として、260℃にて試験
体Aを5秒間保持し、室温に戻して前記と同様の方法で
接着強度を測定した。又、同様の硬化条件で、アルミ蒸
着PETフィルムの片面(アルミ蒸着面)に誘電体層を
形成した試験体Bを作成した(図2)。試験体Bについ
て、アドバンテスト(株)製R12702を使用して破
壊電圧を測定した。これらの結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1における1)及び2)の意味を以下に
示す。 1)ジアクリレート:合成例で得られたtrans-ノ
ルボルナンジアクリレート。 2)M203:トリシクロデカンジメチロールジアクリ
レート〔東亞合成(株)製アロニックスM203〕。下
記式(3)で表される化合物。
示す。 1)ジアクリレート:合成例で得られたtrans-ノ
ルボルナンジアクリレート。 2)M203:トリシクロデカンジメチロールジアクリ
レート〔東亞合成(株)製アロニックスM203〕。下
記式(3)で表される化合物。
【0031】
【化4】
【0032】実施例1及び比較例1より、実施例1によ
り得られた誘電体は、接着強度及び耐熱試験後の接着強
度び優れ、又、さらに破壊電圧の低下もなく良好なもの
であった。これに対して、比較例1により得られた誘電
体は、接着強度及び耐熱試験後の接着強度が不十分なも
のであった。
り得られた誘電体は、接着強度及び耐熱試験後の接着強
度び優れ、又、さらに破壊電圧の低下もなく良好なもの
であった。これに対して、比較例1により得られた誘電
体は、接着強度及び耐熱試験後の接着強度が不十分なも
のであった。
【0033】
【発明の効果】本発明の誘電体形成剤は、無溶剤型の形
成剤であり、得られたフィルムコンデンサーは、高温下
においても接着強度が高く、剥離の問題がないため、高
品質のフィルムコンデンサを製造することが可能とな
る。
成剤であり、得られたフィルムコンデンサーは、高温下
においても接着強度が高く、剥離の問題がないため、高
品質のフィルムコンデンサを製造することが可能とな
る。
【図1】図1は、実施例及び比較例の接着試験で使用し
た試験体Aの構造を表す図である。
た試験体Aの構造を表す図である。
【図2】図2は、実施例及び比較例の破壊電圧測定試験
で使用した試験体Bの構造を表す図である。
で使用した試験体Bの構造を表す図である。
1:ポリイミドフィルム
2:アルミ蒸着層
3:誘電体層
4:PETフィルム
Claims (3)
- 【請求項1】下記式(1)で表されるジ(メタ)アクリレ
ートからなる硬化型誘電体形成剤。 【化1】 〔但し、式(1)中、R1は水素原子又はメチル基、nは0
以上の整数である。〕 - 【請求項2】前記ジ(メタ)アクリレートが、前記式
(1)においてnが0の化合物である請求項1記載の硬化
型誘電体形成剤。 - 【請求項3】前記ジ(メタ)アクリレートが、前記式
(1)においてnが0の化合物で、かつトランス体ある請
求項2記載の硬化型誘電体形成剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002136165A JP2003331651A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 硬化型誘電体形成剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002136165A JP2003331651A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 硬化型誘電体形成剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003331651A true JP2003331651A (ja) | 2003-11-21 |
Family
ID=29698282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002136165A Pending JP2003331651A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | 硬化型誘電体形成剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003331651A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113121940A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 广东生益科技股份有限公司 | 一种热固性树脂组合物及使用其的预浸料、层压板和印制线路板 |
-
2002
- 2002-05-10 JP JP2002136165A patent/JP2003331651A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113121940A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 广东生益科技股份有限公司 | 一种热固性树脂组合物及使用其的预浸料、层压板和印制线路板 |
| CN113121940B (zh) * | 2019-12-31 | 2022-12-30 | 广东生益科技股份有限公司 | 一种热固性树脂组合物及使用其的预浸料、层压板和印制线路板 |
| US12122904B2 (en) | 2019-12-31 | 2024-10-22 | Shengyi Technology Co., Ltd. | Thermosetting resin composition and prepreg, laminate and printed circuit board using same |
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