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JP2003329371A - 高温雰囲気用水冷構造体 - Google Patents

高温雰囲気用水冷構造体

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Publication number
JP2003329371A
JP2003329371A JP2002132376A JP2002132376A JP2003329371A JP 2003329371 A JP2003329371 A JP 2003329371A JP 2002132376 A JP2002132376 A JP 2002132376A JP 2002132376 A JP2002132376 A JP 2002132376A JP 2003329371 A JP2003329371 A JP 2003329371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature atmosphere
water
high temperature
steel pipe
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002132376A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Kawabata
輝夫 川畑
Rikiya Kanno
力哉 管野
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Tetsuya Kato
哲哉 加藤
Atsushi Aoki
淳 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2002132376A priority Critical patent/JP2003329371A/ja
Publication of JP2003329371A publication Critical patent/JP2003329371A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高温雰囲気において使用する水冷構造体、特
に優れた耐熱性と耐久性とを要求される雰囲気において
使用することのできる水冷構造体を提供する。 【解決手段】 構造体1の高温雰囲気に面する部位は内
部を水路10とする複数の鋼管2によって構成され、隣
り合った鋼管2同士を軸方向で接触するように配列し、
隣り合った鋼管同士は相互の接触部分で固着されていな
いことを特徴とする高温雰囲気用水冷構造体。鋼管2
は、鋼管2の反高温雰囲気側において構造体の部材4に
支持されてなる。内部を水路とする複数の鋼管2によっ
て構成され、隣り合った鋼管同士を軸方向で接触するよ
うに配列して平面状あるいは曲面状の構造体を形成し、
各々の鋼管2が前後配列を維持しつつ相対移動可能に反
高温雰囲気側から吊架されてなることを特徴とする高温
雰囲気用水冷構造体。環状に成形した鋼管2を配置して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温雰囲気におい
て使用する水冷構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高温加熱炉や金属溶融精錬炉等の高温雰
囲気を取り扱う装置を構成する構造体においては、構造
体そのものは必要な剛性を確保するために鋼などの金属
で形成され、同時に構造体を周囲の高温雰囲気から保護
するために、何らかの耐熱処置を講じる必要がある。耐
熱処置としては、金属で形成した構造体と高温雰囲気と
の間に耐火物層を形成することによって金属構造体の温
度上昇を防止する方法、金属構造体を水冷構造として金
属構造体の温度上昇を防止する方法、これらを併用する
方法などが採用される。
【0003】構造体に耐火物層を施して耐熱処理をする
方法としては、例えば溶融金属容器であれば、鋼製の取
鍋の内表面に耐火煉瓦層を構築したり、あるいはキャス
タブル耐火物層を構築する。鍋蓋の内周面のように下向
きの面に耐火物層を形成する場合においては、耐火煉瓦
を構築することが困難なので、図6(a)に示すように
金属板17の表面にスタットボルト19を形成し、キャ
スタブル耐火物層18を形成する方法が採用される。
【0004】金属構造体を水冷構造とする方法において
は、図6(b)に示すように構造体を金属板二重構造と
して2枚の金属板(20a、20b)の間に冷却水流路
を設ける方法(ジャケット方式)、図6(c)に示すよ
うに構造体を構成する金属板17に冷却水配管21を接
触させて抜熱する方法、図6(d)に示すように多数の
冷却水配管21を1列に並べて相互に接合し、冷却水配
管列そのものを金属構造体とする方法が採用される。例
えば、転炉炉口の上方に配置される転炉排ガス回収装置
においては、高温の転炉排ガスを吸引するための煙道、
転炉炉口と煙道との間に設けるスカートともに、多数の
冷却水配管を並べて接合した冷却水パネルが用いられて
いる。
【0005】冷却水配管列そのものを金属構造体とする
方法においては、さらに図6(e)〜(g)に示すよう
な接合構造を採用することができる。図6(e)に示す
ものは、配列した冷却水配管21の接触部を溶接によっ
て接合したものであり、図6(f)に示すものは隣接す
る冷却水配管21の間にフィン15を設けて接合したも
のであり、図6(g)に示すものは配列した冷却水配管
列の一方の面に平面部16を設けて接合したものであ
る。
【0006】転炉を用いた溶鋼精錬においては、精錬中
に転炉内に形成した溶融スラグが発泡し膨張して転炉炉
口からあふれ出る場合があり、スロッピングと呼ばれて
いる。また、溶鋼そのものが転炉炉口から噴出する場合
があり、スピッティングと呼ばれている。転炉炉口直上
に設けられるスカートについては、これらスロッピング
スラグやスピッティング溶鋼の飛散を直接受ける部位に
配置されており、特に高い耐熱性と耐久性を要求され
る。
【0007】取鍋内の溶鋼を攪拌してスラグ精錬を行う
取鍋精錬においては、スラグ表面より上方の空間におい
て、スラグや溶鋼の飛沫や波浪を遮断するための構造体
を配置することがある。この構造体においても、攪拌溶
鋼から発するスラグや溶鋼が被着して構造体に激しい熱
的機械的衝撃を与えるので、構造体には高い耐熱性と耐
久性を要求される。従来、このような構造体において
は、鋼製の殻の表面にスタッドボルトを埋め込み、キャ
スタブル耐火物で殻を覆うようにして耐熱性を有する形
状を実現していた。さらに、耐火物の内部には冷却水配
管を相互に接合した水冷構造体を配設して耐熱性の向上
を図っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高い耐熱性と耐久性と
を要求される高温雰囲気で使用する構造体においては、
従来の耐火物や冷却水配管を用いた耐熱構造では十分な
耐熱性と耐久性を得られない場合があった。例えば、転
炉排ガス回収装置におけるスカートは、冷却水パネルに
おける冷却水配管とフィンとの接合部に割れが発生しや
すく、構造体の寿命を十分に高く保持することができな
い。また、取鍋精錬においてスラグ表面の直上に配置す
る構造体においては、スラグや溶鋼の飛沫や波浪が激し
く飛来し、熱的及び機械的・化学的衝撃を受けるため、
従来のキャスタブル耐火物で殻を覆う構造では耐火物被
覆が剥がれ落ちてしまい、耐火物層が十分な耐久性を発
揮することができなかった。耐火物層の内部に冷却水配
管を相互に接合した水冷構造体を配設した場合において
も、相互接合部において亀裂が発生し、構造体の耐久性
を十分に保持することができなかった。
【0009】本発明は、高温雰囲気において使用する水
冷構造体、特に優れた耐熱性と耐久性とを要求される雰
囲気において使用することのできる水冷構造体を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
とするところは以下のとおりである。 (1)高温雰囲気に面して配置される構造体1であっ
て、構造体1の高温雰囲気に面する部位は内部を水路1
0とする複数の鋼管2によって構成され、隣り合った鋼
管2同士を軸方向で接触するように配列し、隣り合った
鋼管同士は相互の接触部分で固着されていないことを特
徴とする高温雰囲気用水冷構造体。 (2)鋼管2は、鋼管2の反高温雰囲気側32において
構造体の部材4に支持されてなることを特徴とする上記
(1)に記載の高温雰囲気用水冷構造体。 (3)内部を水路とする複数の鋼管2によって構成さ
れ、隣り合った鋼管同士を軸方向で接触するように配列
して平面状あるいは曲面状の構造体を形成し、各々の鋼
管2が前後配列を維持しつつ相対移動可能に反高温雰囲
気側から吊架されてなることを特徴とする高温雰囲気用
水冷構造体。 (4)環状に成形した鋼管2を配置してなることを特徴
とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の高温雰
囲気用水冷構造体。 (5)構造体1の垂直断面における鋼管2の径方向の配
列をU字状としたことを特徴とする上記(4)に記載の
高温雰囲気用水冷構造体。 (6)直線状鋼管2を配置してなることを特徴とする上
記(1)乃至(3)のいずれかに記載の高温雰囲気用水
冷構造体。 (7)鋼管2に溶融金属の飛沫あるいは波浪が直接被着
する位置に配置されてなることを特徴とする上記(1)
乃至(6)のいずれかに記載の高温雰囲気用水冷構造
体。
【0011】冷却水配管を一列に並べて冷却水パネルを
構成するに際し、相互に隣接する冷却水配管同士の接触
部分を接合する従来の構造においては、接合部位が必ず
高温雰囲気に曝されている。高温雰囲気に曝されている
部位の中でも、部材の肉厚が冷却水配管の肉厚そのもの
である部位においては、肉厚が薄いので冷却水による冷
却効果を十分に享受することができ、部材の温度は低い
温度に保持される。それに対し、隣接する配管同士を接
合した部位においては、図6(e)〜(g)に示すいず
れの構造においても冷却水に接する位置からの距離が遠
く、接合部位の温度は高温にならざるを得ない。そのた
め、接合部位と冷却水配管部位との間で温度差が生じ、
温度差に起因した熱応力が発生する。そして、上述のよ
うに隣接する冷却水配管の接合部位は温度が高いので機
械的強度が弱くなっており、熱応力がかかると該接合部
分を起点として亀裂が発生することとなる。転炉炉口に
設置するスカートのように特に高温雰囲気からの熱負荷
が激しい部位においては、この熱応力に起因して冷却水
配管相互の接合部位に亀裂が発生し、この亀裂に起因し
てスカートの補修頻度が増加し、ひいてはスカートの寿
命を短縮する原因となっていた。
【0012】本発明においては、隣り合った鋼管同士は
相互の接触部分で固着されていないので、上述のような
接合することに起因する熱応力の発生がなく、従って構
造体に亀裂が入って補修頻度が増えたり寿命が短縮する
ことがない。
【0013】また、鋼管2は鋼管の反高温雰囲気側33
において構造体の部材4に支持され(図1(a))、あ
るいは各々の鋼管2が前後配列を維持しつつ相対移動可
能に反高温雰囲気側33から吊架されている(図1
(b))。鋼管を構造体の構成部材として支持する部位
が反高温雰囲気側33であるため、支持部分の温度が異
常に上昇することがなく、支持部分には熱応力の発生や
高温強度の低下が起こらないので、支持部分に亀裂が生
じることがない。
【0014】また、内部を冷却水が流通するとはいえ鋼
管2は高温雰囲気に面しているので温度が上昇する。そ
のため、鋼管2の熱膨張の度合いは構造体全体の熱膨張
の度合いより大きくなることがあり、鋼管2が構造体1
に剛に固着しているときは固着部に熱応力が発生するこ
とがある。たとえ熱応力が発生しても、本発明のように
鋼管2の反高温雰囲気側33において構造体の部材4に
支持される態様では、支持部の温度が低く十分な強度を
保持しているので、熱応力によって亀裂が発生すること
はない。さらに、各々の鋼管が前後配列を維持しつつ相
対移動可能に反高温雰囲気側から吊架されてなる態様で
は、相対移動可能に支持されているためたとえ鋼管が熱
膨張しても熱応力が発生することがなく、より好ましい
結果を得ることができる。
【0015】本発明は以上のように高温雰囲気での使用
に対して高い耐久性を有しているので、転炉炉口に配置
するスカート、あるいは溶融金属の飛沫あるいは波浪が
直接被着する位置に配置される構造体のように、特に厳
しい環境で使用する構造体において優れた耐熱性と耐久
性を発揮することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】高温雰囲気に面して配置される構
造体において、構造体にかかる熱的・機械的・化学的負
荷はその部位によって異なることが多い。構造体の高温
雰囲気に面する部位、その中でも特に熱負荷が激しくて
従来の冷却構造では十分な耐熱性を発揮することのでき
ない部位においては本発明を採用し、構造体は内部を水
路10とする複数の鋼管2によって構成され、隣り合っ
た該鋼管2同士を軸方向で接触するように配列し、隣り
合った鋼管2同士は相互の接触部分で固着しない。内部
を水路10とする鋼管2は、この水路内に冷却水9を流
通することにより、高温雰囲気においても鋼管の温度を
低温に保持することができる。一方、構造体のうち、熱
的負荷などがさほど激しくない部位、例えば構造体のう
ち高温雰囲気に面していない側、あるいは高温雰囲気に
は面しているが直接に溶融金属が接触しない部位におい
ては、従来から用いられている耐熱構造、例えば冷却水
配管を相互の接触部分で固着してバネルとしたもの(図
6(e)〜(g))や、表面に耐火物をコーティングし
た耐熱構造(図6(a))を採用することができる。
【0017】本発明の構造体は、隣り合った鋼管同士を
軸方向で接触するように配置することにより、鋼管2そ
のものを構造体1の一部、あるいは構造体1の表面とし
て機能させることができる。高温雰囲気で使用される構
造体は、それぞれ構造体としての機能を必要とする。例
えば転炉炉口のスカートであれば、炉口からの転炉排ガ
スの漏洩を防止して排ガスを上部の排ガスダクトに導く
機能を有すると共に、転炉炉口からあふれ出ようとする
スラグや溶鋼の炉外への漏出を防止する機能を有する。
また、取鍋精錬においてスラグ表面より上方に配置され
る構造体であって、スラグや溶鋼の飛沫や波浪を遮断す
るための構造体においては、溶融金属の飛沫や波浪に対
する堅牢性を具備している必要がある。本発明において
は、隣り合った鋼管同士を軸方向で接触するように配置
し、各鋼管が外力に起因して単独で揺れ動くことがなく
相互の密着を保持し、かつ構造体としての外形を保持で
きるので、各構造体がそれぞれ具備すべき構造体として
の堅牢性を確保することが可能である。一方、隣り合っ
た鋼管同士は相互の接触部分で固着されていないので、
固着部分の温度上昇による強度の低下や熱応力の発生を
防ぐことができ、構造体の亀裂の発生が起こらない。
【0018】本発明の好ましい態様においては、図1
(a)に示すように、構造体を構成する鋼管2は、鋼管
2の反高温雰囲気側33において構造体1の部材4に支
持される。支持の形態としては、鋼管2の反高温雰囲気
側33に鋼板を溶接接合して支持具3とし、この支持具
3を構造体の部材4に固着する方法を採用することがで
きる。支持具3と構造体の部材4との固着に関しても、
ねじ止めする方法、溶接接合する方法などから最適な方
法を選択することができる。鋼管2は構造体の部材4に
支持されているので、鋼管2は構造体を構成する一部と
して十分な堅牢性を有することができる。一方、鋼管2
は反高温雰囲気側33において支持されており、反高温
雰囲気側33は温度の上昇が少ないので、支持部すなわ
ち鋼管2と支持具3との接合部の強度低下がない。従っ
て、たとえ鋼管と構造体部材との熱膨張差によって熱応
力が発生したとしても、その熱応力によって支持部に亀
裂が入ることはない。さらに、支持具3として鋼管に接
合する鋼板の長さや厚さを調整することにより、発生す
る熱応力をこの鋼板の弾性変形によって吸収することも
可能である。
【0019】本発明のさらに好ましい態様においては、
図1(b)に示すように、内部を水路とする複数の鋼管
2によって構成され、隣り合った鋼管同士を軸方向で接
触するように配列して平面状あるいは曲面状の構造体を
形成する。構造体を構成する鋼管2は、各々の鋼管2が
前後配列を維持しつつ相対移動可能に反高温雰囲気側か
ら吊架される。吊架の形態としては、鋼管の反高温雰囲
気側33に取っ手5を接合し、構造体の内部にフック6
を配置し、取っ手5とフック6との間を吊り具7で連結
することによって行うことができる。各々の鋼管が相対
移動可能に支持され、構造体内部の部材と鋼管との間を
固着支持していないので、鋼管2と取っ手5との接合部
には熱応力が発生することがない。また、鋼管の取っ手
5は反高温雰囲気側33に配置されているので、取っ手
部分は低温に維持され、取っ手部分の強度を十分に保持
することができる。各々の鋼管は相対移動可能に吊架さ
れているが、各々の鋼管の重量、吊架力、鋼管相互間の
位置関係に基づき、鋼管群は全体として構造体を構成す
るための堅牢性を確保することができる。なお、図1
(b)において、構造体1の下端部であって発熱源31
に近接する部分には本発明の吊架された鋼管23を配置
し、発熱源31からの熱負荷を受けない側面部について
は従来の鋼管接触部を接合した鋼管24を配置してい
る。
【0020】高温雰囲気に配置される構造体としては、
円筒形の形状を有する構造体を用いる場合が多い。転炉
炉口に配置するスカート、取鍋精錬において溶鋼スラグ
面の上方の空間に配置する筒などは、いずれも円筒形の
形状である。このような形状の構造体に本発明を適用す
るに際しては、図2に示すように、環状に成形した鋼管
2を配置すると好ましい。例えば、転炉炉口に配置する
スカートにおいては、円筒形の構造体の内周面が高温雰
囲気に面している。この内周面34に、環状に成形した
鋼管2を隣り合った鋼管同士を軸方向で接触するように
配列する。環状に成形した鋼管の環の直径が、スカート
の内周面34の直径を構成することとなる。鋼管2は、
鋼管2の反高温雰囲気側33即ちスカート構造体の内部
において構造体の部材4に固定し、支持すると好まし
い。
【0021】環状に成形した鋼管に冷却水を流通するた
め、図3に示すように、環状に成形した鋼管2の出会い
部11において鋼管2が構造体内部に収納され、冷却水
供給部12及び冷却水排出部13を形成するように鋼管
を成形するとよい。冷却水供給部12及び冷却水排出部
13は、図3(a)に示すように円周の1箇所に配置す
ることとしても良いが、構造体に対する熱負荷が大き
く、環状の鋼管を冷却水が1周すると冷却水温度が上昇
しすぎるときには、図3(b)に示すように冷却水供給
部12及び冷却水排出部13を円周の2箇所あるいはそ
れ以上に配置しても良い。取鍋精錬において使用する筒
は、円筒の内周面外周面ともに厳しい高温雰囲気に曝さ
れるので、外周面内周面ともに本発明を適用して環状に
成形した鋼管を配置すると好ましい。
【0022】取鍋精錬において溶鋼スラグ面の上方の空
間に配置する筒においては、筒の下端部が溶鋼表面に最
も接近し、かつ下端面が溶鋼表面に面しているために最
も厳しい熱負荷を受ける。このような部位においては、
構造体の垂直断面における鋼管の径方向の配列を図1
(b)に示すようにU字状とすると好ましい。U字形状
の下端半円形状部においては、構造体の内部即ち鋼管2
の反高温雰囲気側33から鋼管2を吊架することが可能
であり、単一のフック6を用いて複数の鋼管2を吊架す
ることができる。構造体の垂直断面における鋼管の径方
向配列において隣り合った鋼管が半円形状を形成するの
で、鋼管同士をその接触部で接合していないにも関わら
ず、外力に対して変形しにくい強固な構造体を構成する
ことができる。そのため、各々の鋼管が前後配列を維持
しつつ相対移動可能に固定される。転炉炉口スカートの
下端部についても、同様の構造を採用すると好ましい。
【0023】取鍋精錬において溶鋼スラグ面の上方の空
間に配置する筒のように、本発明の鋼管に溶融金属の飛
沫あるいは波浪が直接被着する位置に配置されてなる構
造体においては、構造体にかかる熱負荷、特に円筒下端
部にかかる熱負荷が激しいために従来のいずれの冷却構
造においても十分な耐久性を発揮することができなかっ
たのに対し、本発明を適用すると十分に実用性に耐える
耐久性を発揮することができるので、本発明の特徴が最
も良好に発揮される。
【0024】転炉炉口スカートの外周部については、内
周部や下端部に比較すると熱負荷が少ないので、従来か
ら用いられている冷却構造を採用することができる。例
えば、図2に示すように、冷却水管相互をフィン15を
介して接合した水冷パネル構造とすることができる。な
お、図2の例においては、構造体1の下端部には鋼管を
U字状に配置し、構造体の内部即ち鋼管2の反高温雰囲
気側33から鋼管2を吊架する構造を採用している。
【0025】鋼管の配置としては、上記のように環状に
成形した鋼管を円筒形構造体の円周方向に配置する方法
の他、図4に示すようにU字状に成形した鋼管2を円筒
形構造体の軸方向に配置する方法を採用しても良い。
【0026】構造体が平面形状を有する場合、あるいは
構造体の形状は円筒形であって円筒の両端における熱負
荷がさほど高くない場合には、図5に示すように、本発
明を構成する鋼管2として、直線状鋼管を配置しても良
い。
【0027】
【実施例】本発明の実施例を図面に従って説明する。ま
ず図7に従来の一般的な転炉OGフードの構造を示す。
本構造の概略としては、転炉口41上側に下部フード4
2が配設され、転炉口41と下部フード42の中間に配
置された下部スカート43が油圧シリンダー44により
昇降する機構を有するものである。従来の下部スカート
43は、図7(b)の拡大図に示すように異形水管45
を並列に配置し、隣り同士を溶接により接合して図6
(g)に示す構造体としているが、操業中の熱負荷によ
り接合部の亀裂が発生し易く、当該亀裂の成長により、
亀裂が水管45の水路側へ進展した場合は水漏れを誘発
し、その結果、水洩れに起因する水蒸気爆発等の大トラ
ブルを起しうる。また当該箇所の補修には操業停止が余
儀なくされる。そこで、下部スカート43の構造を、図
1(a)に示す、隣合う水冷配管を接合せず、熱負荷の
反対面から各水冷配管を単独で支持する構造とし、冷却
水は図3(a)に示す構造で給排水したところ、配管お
よび支持部での亀裂発生が無く、下部スカート43の形
状も長期に亙り維持でき、寿命は従来より1.5倍以上
の長寿命となった。
【0028】
【発明の効果】本発明は、隣り合った鋼管同士は相互の
接触部分で固着されていないので、接合することに起因
する熱応力の発生がなく、従って構造体に亀裂が入って
補修頻度が増えたり寿命が短縮することがない。鋼管は
鋼管の反高温雰囲気側において構造体の部材に支持さ
れ、あるいは各々の鋼管が前後配列を維持しつつ相対移
動可能に反高温雰囲気側から吊架されているので、支持
部分の温度が異常に上昇することがなく、支持部分には
熱応力の発生や高温強度の低下が起こらないので、支持
部分に亀裂が生じることがない。
【0029】また、鋼管の反高温雰囲気側において構造
体の部材に支持され、支持部の温度が低く十分な強度を
保持しているので、たとえ熱応力が発生しても熱応力に
よって亀裂が発生することはない。さらに、各々の鋼管
が前後配列を維持しつつ相対移動可能に反高温雰囲気側
から吊架されているので、たとえ鋼管が熱膨張しても熱
応力が発生することがない。
【0030】本発明は高温雰囲気での使用に対して高い
耐久性を有しているので、転炉炉口に配置するスカー
ト、あるいは溶融金属の飛沫あるいは波浪が直接被着す
る位置に配置される構造体のように、特に厳しい環境で
使用する構造体において優れた耐熱性と耐久性を発揮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温雰囲気用水冷構造体の断面を示す
図であり、(a)は鋼管の反高温雰囲気側において構造
体の部材に支持された構造、(b)は反高温雰囲気側か
ら吊架された構造を示す図である。
【図2】本発明の環状に成形した鋼管を配置してなる高
温雰囲気用水冷構造体を示す図であり、(a)は斜視断
面図、(b)は部分断面図である。
【図3】本発明の環状に成形した鋼管を示す図である。
【図4】本発明の高温雰囲気用水冷構造体の断面を示す
図である。
【図5】本発明の直線状鋼管を配置してなる高温雰囲気
用水冷構造体を示す図である。
【図6】従来の耐熱構造体を示す図であり、(a)は耐
火物層を有する構造体、(b)は2枚の金属板の間に冷
却水路を形成した冷却構造、(c)は金属板に冷却水配
管を配置した冷却構造、(d)は多数の冷却水配管を互
いに接合した冷却構造、(e)は隣接する冷却水配管の
接触部を接合した冷却構造、(f)は隣接する冷却水配
管の間にフィンを形成した冷却構造、(g)は水冷構造
体の一方の面を平面部とした冷却構造を示す図である。
【図7】従来の転炉OGフードの構造を示す断面図であ
り、(a)はOGフード下部の断面図、(b)は下部ス
カートの構造を示す拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1 構造体 2 鋼管 3 支持具 4 部材 5 取っ手 6 フック 7 吊り具 9 冷却水 10 水路 11 出会い部 12 冷却水供給部 13 冷却水排出部 14 溶接部 15 フィン 16 平面部 17 パネル 18 耐火物層 19 スタッドボルト 20 金属板 21 冷却水配管 22 本発明の反高温雰囲気側で支持された鋼管 23 本発明の吊架された鋼管 24 従来の鋼管接触部を接合した鋼管 31 発熱源 32 高温雰囲気側 33 反高温雰囲気側 34 内周面 41 転炉口 42 下部フード 43 下部スカート 44 油圧シリンダー 45 水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 勉 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内 (72)発明者 加藤 哲哉 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内 (72)発明者 青木 淳 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内 Fターム(参考) 3L044 BA06 CA12 DB01 KA04 4K051 HA09 HA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温雰囲気に面して配置される構造体で
    あって、該構造体の高温雰囲気に面する部位は内部を水
    路とする複数の鋼管によって構成され、隣り合った該鋼
    管同士を軸方向で接触するように配列し、隣り合った鋼
    管同士は相互の接触部分で固着されていないことを特徴
    とする高温雰囲気用水冷構造体。
  2. 【請求項2】 前記鋼管は、鋼管の反高温雰囲気側にお
    いて構造体の部材に支持されてなることを特徴とする請
    求項1に記載の高温雰囲気用水冷構造体。
  3. 【請求項3】 内部を水路とする複数の鋼管によって構
    成され、隣り合った鋼管同士を軸方向で接触するように
    配列して平面状あるいは曲面状の構造体を形成し、各々
    の鋼管が前後配列を維持しつつ相対移動可能に反高温雰
    囲気側から吊架されてなることを特徴とする高温雰囲気
    用水冷構造体。
  4. 【請求項4】 環状に成形した鋼管を配置してなること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高温雰
    囲気用水冷構造体。
  5. 【請求項5】 構造体の垂直断面における鋼管の径方向
    の配列をU字状としたことを特徴とする請求項4に記載
    の高温雰囲気用水冷構造体。
  6. 【請求項6】 直線状鋼管を配置してなることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の高温雰囲気用水
    冷構造体。
  7. 【請求項7】 前記鋼管に溶融金属の飛沫あるいは波浪
    が直接被着する位置に配置されてなることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載の高温雰囲気用水冷構
    造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014008877A1 (de) * 2012-07-09 2014-01-16 Kme Germany Gmbh & Co. Kg Kühlelement für einen schmelzofen
US10082336B2 (en) 2012-07-09 2018-09-25 Kme Germany Gmbh & Co. Kg Cooling element for a melting furnace

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