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JP2003328153A - 錫めっき付き嵌合型接続端子用材料 - Google Patents

錫めっき付き嵌合型接続端子用材料

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JP2003328153A
JP2003328153A JP2002133420A JP2002133420A JP2003328153A JP 2003328153 A JP2003328153 A JP 2003328153A JP 2002133420 A JP2002133420 A JP 2002133420A JP 2002133420 A JP2002133420 A JP 2002133420A JP 2003328153 A JP2003328153 A JP 2003328153A
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康弘 真谷
Ryoichi Ozaki
良一 尾▲崎▼
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雅弘 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低挿入力で多極化に適し、かつ端子のはんだ
濡れ性及び電気的信頼性を損なうことのない錫又は錫合
金めっき付き嵌合型接続端子用材料を得る。 【解決手段】 銅又は銅合金からなる母材表面に0.4
μm以上の錫又は錫合金めっきが施され、その表面にシ
ラン化合物の被膜又はシラン化合物とその有機官能基に
結合した有機質からなる皮膜が形成されている。錫又は
錫合金めっきを施した銅又は銅合金を、シランカップリ
ング剤の溶液又はシランカップリング剤と有機物の溶液
に浸漬又は塗布し、乾燥して皮膜を形成する。皮膜の付
着量は10mg/dm以下が望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅又は銅合金から
なる母材表面に、錫又は錫合金めっきを施した嵌合型接
続端子用材料に関し、特にオス、メス端子の嵌合時の挿
入力が低く、端子が多数集合してなる多極コネクタに適
する嵌合型接続端子用材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の電線の接続には、銅合金に錫
めっきを施した端子が使用されている。一つ一つの端子
は、オス端子とメス端子の組み合わせの嵌合端子からな
っている。これらが複数個集合したコネクターを多極端
子という。近年、自動車の電装化が進むなかで、このよ
うなコネクタの極数、すなわち、一つのコネクタの中の
端子の数は増加している。端子数が増加すると挿入力
(嵌合力)が大きくなり、実装に道具が必要になった
り、人が挿入する場合でも大きな力を必要とするように
なり、その組み立て作業の効率を低下させる原因にな
る。このため、極数が増加しても、挿入力が従来よりも
大きくならないように、低挿入力(低嵌合力)でかつ電
気的信頼性が優れる端子が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】錫めっき端子は、錫め
っきを薄くすることにより挿入力が低下する。しかし、
薄くするとはんだ濡れ性が劣化し、そのため、はんだ濡
れ性の必要なPCB端子等への適用は非常に困難とな
る。また、薄すぎると錫めっき層にピンホールが生成す
るため、めっき表層にCuの酸化物が生成し、端子の接
触抵抗値の増大、耐食性、はんだ濡れ性の劣化が起こり
うる。このため、現実にはめっき厚さを薄くし、かつ信
頼性を維持することは大変困難である。一方、端子の挿
入力を低減する他の方法として、接圧力を低くすること
が考えられるが、この場合、接点における電気的接続の
信頼性を考慮すると、錫めっきではなくAuめっきなど
の信頼性は高いが高価な表面処理が必要となる。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、低挿入力で多極化に適し、かつ端子のはんだ濡
れ性及び電気的信頼性を損なうことのない錫又は錫合金
めっき付き嵌合型接続端子用材料を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、銅又は銅合金
からなる母材表面に錫又は錫合金めっきが施された錫め
っき付き嵌合型接続端子用材料において、その表面にシ
ランカップリング剤を結合させることでシラン化合物の
被膜を形成させたものである。あるいは、さらにシラン
化合物の有機官能基に有機質を結合させ、シラン化合物
と有機質の皮膜を形成させたものである。めっき表面に
均一に付着させるためには、有機質は水溶液又は有機溶
剤に可溶である必要がある。有機質の種類によっては水
溶液又は有機溶剤にアルコールを添加し、それにより当
該有機質を可溶とすることもできる。有機質が結合して
いない場合はシラン化合物の被膜を10mg/dm
下とし、有機質が結合している場合でもシラン化合物と
有機質の皮膜の総付着量を10mg/dm以下とする
のが望ましい。
【0006】本発明では、錫又は錫合金めっきの表面に
前記皮膜を形成することにより、錫又は錫合金めっき厚
さが0.4μm以上であっても挿入力を低減できる。ま
た、錫又は錫合金めっき厚さを0.4μm以上とするこ
とにより、はんだ濡れ性と電気的信頼性及び耐食性が確
保される。皮膜の付着量を上記の範囲内に規制すること
により、電気的信頼性が損なわれることはない。なお、
従来、シラン化合物を用いた表面処理技術は、はんだ付
け性の経時劣化の抑制及び耐熱性、耐食性、耐微生物劣
化性の向上のための防錆層として多く使用されてきた
(例えば特開平10−298788号公報参照)。しか
し、本発明者らの知る限り、嵌合型接続端子の接点部に
適用し、挿入力の低減に寄与させた例はない。
【0007】
【発明の実施の形態】端子の挿入力は、オス端子とメス
端子の接点の摩擦、摩耗によって生じる。従って、この
摩擦、摩耗を低減すれば端子の挿入力は低減する。従来
広く用いられている錫及び錫合金めっき板条は、通常、
めっき後の表面には湯洗、水洗等の洗浄程度の表面処理
しか行わないが、本発明においては、0.4μm以上の
錫又は錫合金めっきを施した材料表面に、シランカップ
リング剤を結合させ、さらに望ましくはその有機官能基
に水溶液又は有機溶剤(必要に応じてアルコールを含む
水溶液又は有機溶剤でもよい)に溶ける有機質を結合さ
せることにより、端子に形成した際の接点の摩擦、摩耗
を低減させ、挿入力を従来より低減させた。ここでいう
シランカップリング剤とは、相互になじみの悪い無機質
と有機質の材料界面を橋渡しする役割をし、耐熱性等の
改良を目的として工業的に広く用いられているものであ
り、シランカップリング剤の加水分解基と無機質(錫又
は錫合金めっき)表面との結合が形成された後、シラン
カップリング剤の有機官能基と有機質との結合が形成さ
れる。
【0008】無機質である錫めっきは、電気光沢、リフ
ロー、溶融錫めっきのいずれでもよく、下地にCuやN
iを持つ多層めっきとしてもよく、例えばNi−Cu−
Sn3層めっき材をリフロー処理して合金めっき層を形
成してもよい。さらに錫めっきの代わりに、Sn−C
u、Sn−Ag、Sn−Zn等の2元系や3元系の錫合
金めっきにも本発明を適用できる(本発明において錫め
っき付きというとき、錫めっきと錫合金めっきの両方を
意味する)。錫又は錫合金めっき厚さを0.4μm以上
としたのは、はんだ濡れ性や耐食性等の信頼性を確保す
るためであり、好ましくは0.7μm以上である。しか
し、厚くなりすぎると挿入力が増加するため、2.0μ
m以下が望ましい。一方、錫めっき厚さが0.4μmよ
りも薄いとはんだの濡れ性は急激に劣化し、耐食性にも
悪影響を及ぼす。素材であるCu合金はりん青銅やコル
ソン系合金、KLF−5(Cu−0.1Fe−0.03
P−0.2Sn)、C2600(Cu−30Zn)等が
例示できる。
【0009】シランカップリング剤はシラン系化合物で
あり、有機質と反応する官能基は、エポキシ、アミノ、
ビニル基、メタクリル基、メルカプト基、ヒドロキシ
基、フルオロ基等のいずれでもよい。特にアミノ基を有
するアミノシラン化合物がより好ましい。錫又は錫合金
めっき表面のシラン化合物の被膜は、シランカップリン
グ剤を0.1%以上含む処理液にSn又はSn合金めっ
き付き銅及び銅合金材料を接触させることで形成させる
ことができる。シランカップリング剤の濃度が0.1%
未満では被膜が十分に形成されず潤滑効果が小さいた
め、濃度0.1%以上とするのが望ましく、さらに望ま
しくは濃度0.5%以上である。0.5%未満の場合、
潤滑効果を上げる意味で、有機質を結合させることが望
ましい。シランカップリング剤の濃度の上限は特に限定
されないが、コスト、廃水処理の点から10%以下であ
ることが望ましい。処理液の溶媒として、シラン化合物
被膜のみを形成させる場合には水が望ましく、シラン化
合物被膜上に有機質被膜も結合させる場合には、有機溶
剤にシランカップリング剤及び有機質成分を添加した溶
液を用いることが望ましい。水溶液又は有機溶剤には、
メタノール、、エタノール、イソプロパノール等のアル
コールを添加してもよい。また、処理液への接触方法と
しては、例えば40℃以上の処理液に短時間(1秒程度
で十分)浸漬すればよいが、スプレー、塗布など他の方
法も採用できる。
【0010】シランカップリング剤に結合させる有機質
の有無に関わらず、シランカップリング剤の存在により
潤滑効果が生じ、さらにはオス・メス嵌合時の金属同士
の凝着が低減されることにより挿入力に低減効果が生じ
る。なお、皮膜の総付着量がが10mg/dmであれ
ば、接触抵抗等の電気的信頼性、耐食性、はんだ濡れ性
等の諸特性に対して、シランカップリング剤又はそれに
結合した有機質の存在による悪影響は現れない。
【0011】シランカップリング剤の有機官能基に有機
質が結合し、有機質の皮膜が形成されている場合、被膜
の種類により違いがあるものの、摩擦係数はシラン化合
物の皮膜のみの場合よりさらに低下し、その結果、端子
挿入力に低減効果が生じる。有機質として分子量100
以上の有機高分子や極性のある有機物が望ましく、摩擦
係数の低減、すなわち端子挿入力の低減にいっそうの効
果をもたらす。具体的には、高分子有機物としてポリオ
レフィン、ポリグリコール、ポリフェニルエーテル、ジ
エステルがある。例えばポリブテン、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、フェノキシベンゼ
ン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ジオクチル
セバケート、ネオペンチルグリコール、ペンタエリスリ
トール、環状ナフテン系炭化水素(シクロヘキシルオク
タン)、芳香族系炭化水素(フェニルオクタン)などで
ある。極性を持つ有機物として、脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、アミン系、アルコール類などがある。例えばカプリ
ル酸、ラウリル酸、アルケニルコハク酸エステル、カプ
リル酸エステル、ジメチルエタノールアミン、プロパギ
ルアルコールなどである。また、この有機質被膜にはS
及びClを含まないものが望ましい。SやClは摩擦係
数には悪影響を及ぼさず、むしろ摩耗特性が向上し低い
摩擦係数が得られるが、耐食性等に悪影響を及ぼすため
である。有機質皮膜を有する場合の皮膜付着量(シラン
化合物+有機質被膜)は、10mg/dm以下である
必要があり、これ以上であると接触抵抗等の電気的信頼
性に悪影響を及ぼす。
【0012】有機質は通常、シランカップリング剤水溶
液又は有機溶剤溶液に溶かした状態で塗布(浸漬による
塗布を含む)することとなるが、シランカップリング剤
を塗布した後に有機質を塗布してもよい。シランカップ
リング剤の水溶液又は有機溶剤溶液にアルコールを添加
する場合、アルコールの種類に関して、種類による反応
速度への影響はほとんどないが、形成されるシラン化合
物の種類に違いが生じる可能性がある。しかし、形成さ
れるシラン化合物の種類の如何に関わらず材料表面に付
着した被膜の存在により摩擦係数は低下し、端子挿入力
の低減効果が生じるため、アルコールの種類は特に限定
されない。
【0013】
【実施例】0.25mmtのCu−30Zn銅合金板材
を通常の脱脂、酸洗処理し、その表面に銅下地めっきを
施した後、各厚さの光沢錫めっき、溶融錫めっき又はリ
フロー錫めっき(半光沢錫めっき→280℃×8sec
加熱)を施した。Cu下地めっきは光沢錫めっきを行う
場合は光沢銅めっき、半光沢錫めっきを行う場合は半光
沢銅めっきとした。銅めっき及び錫めっきはいずれも硫
酸浴を用いた。各錫めっき材について、潤滑処理(表1
及び表2に示す潤滑処理液(常温)に浸漬し、続いて冷
風にて乾燥)を行った。潤滑処理剤としてのシランカッ
プリング剤はN−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン(No.1〜8、11〜1
3)及び3−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン(No.9)を用い、表1に示す濃
度の水溶液又は炭化水素系溶剤を用いた。また、それに
結合させる有機質として、分子量100以上であるポリ
オレフィン又は極性をもつ有機質である脂肪酸エステル
を用いた。なお、炭化水素系溶剤を用いたのは有機質と
してポリオレフィンを用いた場合であり、他は水溶液と
し、いずれもアルコールは添加していない。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】表1及び表2において、めっき厚さは、蛍
光X線膜厚測定計を用いて測定した。シランカップリン
グ剤はFT−IR分析で積算回数1000以上にて分析
し、付着の有無を確認した。有機物の付着量は四塩化炭
素(又はノルマルヘキサン)に抽出し、有機物量を測定
した。なお、皮膜がシラン化合物のみの場合、質量を測
定できるほど付着していなかった(付着量の欄は「≦
1」としている)。
【0017】続いて、潤滑処理した錫めっき材につい
て、動摩擦係数、接触抵抗、はんだ濡れ性を下記手順で
測定、評価した。これらの点も、表1及び表2に示す。
動摩擦係数測定;嵌合型接続端子の接点を模擬し、図1
に示すように、錫めっき材から切り出した板状のオス側
舌片1を水平な台2に固定し、その上に錫めっき材を半
径(内径)1.5mmで張り出し加工したメス側舌片3
を置いて接触させ、オス側舌片1を水平に引っ張り、摩
擦力をオートグラフにて測定した。このときの接圧力は
メス側舌片3を取り付けた軸にかけた300gf(2.
94N)の荷重N(錘4)であり、オス側舌片1を引っ
張る速度は80m/minとした。摩擦係数μは次式の
ように、ロードセル5によって測定した水平方向にかか
る力F(移動距離5mmまでの最大摩擦力)を荷重Nで
割ったものである。 μ=F/N なお、従来より使用される潤滑処理していないリフロー
錫めっき材(錫めっき厚さ;1.0μm)の摩擦係数が
0.53であるため、それを40%以上低減させた摩擦
係数0.32以下を○、低減の度合が15〜40%の摩
擦係数0.32超〜0.45を△、摩擦係数0.45超
を×と評価した。
【0018】接触抵抗測定;潤滑処理直後及び160℃
×120時間の加熱処理後に測定を行い、4端子法によ
り、解放電圧20mV、電流10mAで金プローブ
(1.0mmφ)を用いて測定した。測定荷重は300
gf(2.94N:摺動状態)である。接触抵抗が2m
Ω以下を○、2mΩ超を×と評価した。 はんだ濡れ性測定;非活性フラックスを塗布して245
℃に溶融した6/4はんだ浴中に浸漬し、はんだ濡れ時
間を測定した。浸漬時間5sec、浸漬深さ12mm、
浸漬速度25mm/secで行った。はんだ濡れ性は濡
れ時間で評価し、濡れ時間が2秒以下を○、2秒を越え
た場合は×と評価した。 耐食性測定;平板状の試験片(40×50mm)に対し
潤滑処理直後及び160℃×120hrの加熱処理後、
亜硫酸ガス濃度25ppm、温度35℃、湿度75%R
Hの雰囲気に96hr保管後、舌片接触部の外観と腐食
孔断面を評価した。母材腐食ヶ所が10個以下を○、1
0個以上存在する場合を×とした。
【0019】表1及び表2に示すように、従来材(潤滑
処理なし)であるNo.10は、接触抵抗、はんだ濡れ
性及び耐食性は優れているが、動摩擦係数が0.53と
高い値を示している。しかし、潤滑処理液で潤滑処理さ
れたNo.1〜9、11〜13はいずれも動摩擦係数が
No.10より改善している。このうち、No.1〜9
は動摩擦係数の改善の度合が大きく、接触抵抗、はんだ
濡れ性及び耐食性についても優れている。また、No.
11は、シランカップリング剤濃度が低いため、十分な
シラン化合物の潤滑被膜を形成できず、動摩擦係数の低
減効果がNo.1〜9ほどではなかった。No.12
は、シラン化合物被膜と有機質被膜の塗布量が多く、動
摩擦係数は改善されているが、加熱処理後の接触抵抗が
増加している。No.13は、Snめっき厚さが薄いた
めに、動摩擦係数は0.13と非常に低く接触抵抗も優
れるものの、はんだ濡れ性及び加熱処理後の耐食性が劣
る。なお、潤滑処理液が水溶液の例について、水溶液に
アルコール(メタノール、エタノール及びイソプロパノ
ール)を添加して各種特性の測定を行ったが、アルコー
ルの有無による差はみられなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、従来よりも動摩擦係数
が低く、かつはんだ濡れ性及び電気的信頼性(接触抵
抗)の優れる錫めっき付き銅又は銅合金材料を得ること
ができる。従って、接点の信頼性を落とすことなしに、
低挿入力の嵌合型接続端子を製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 動摩擦係数測定試験の概念図である。
【符号の説明】
1 オス側舌片 2 台 3 メス側舌片 4 錘 5 ロードセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真谷 康弘 山口県下関市長府港町14番1号 株式会社 神戸製鋼所長府製造所内 (72)発明者 尾▲崎▼ 良一 山口県下関市長府港町14番1号 株式会社 神戸製鋼所長府製造所内 (72)発明者 川口 雅弘 東京都品川区北品川5丁目9番12号 株式 会社神戸製鋼所東京本社内 Fターム(参考) 4K044 AA06 AA16 AB10 BA06 BA10 BA21 BB03 BB04 BC01 BC02 BC08 BC14 CA11 CA18 CA53

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅又は銅合金からなる母材表面に0.4
    μm以上の錫又は錫合金めっきが施され、その表面にシ
    ラン化合物の被膜を有することを特徴とする錫めっき付
    き嵌合型接続端子用材料。
  2. 【請求項2】 シラン化合物の被膜の付着量が10mg
    /dm以下であることを特徴とする請求項1に記載さ
    れた錫めっき付き嵌合型接続端子用材料。
  3. 【請求項3】 銅又は銅合金からなる母材表面に0.4
    μm以上の錫又は錫合金めっきが施され、その表面にシ
    ラン化合物とその有機官能基に結合した有機質からなる
    皮膜を有することを特徴とする錫めっき付き嵌合型接続
    端子用材料。
  4. 【請求項4】 有機質が水溶液又は有機溶剤に可溶であ
    り、シラン化合物と有機質からなる皮膜の総付着量が1
    0mg/dm以下であることを特徴とする請求項3に
    記載された錫めっき付き嵌合型接続端子用材料。
  5. 【請求項5】 有機質がSとClを含まないことを特徴
    とする請求項3又は4に記載された錫めっき付き嵌合型
    接続端子用材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086113A (ja) * 2004-08-18 2006-03-30 Yazaki Corp 低挿入力コネクタ端子、その製造方法、及び、低挿入力コネクタ端子用基板
WO2009005042A1 (ja) * 2007-06-29 2009-01-08 The Furukawa Electric Co., Ltd. 金属材料、その製造方法、及びそれを用いた電気電子部品
US8002595B2 (en) 2007-01-12 2011-08-23 Furukawa Electric Co., Ltd. Electrical contact material, method of manufacturing the same, and electrical contact

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