JP2003321624A - コーティング剤およびこれをコーティングしてなる物品 - Google Patents
コーティング剤およびこれをコーティングしてなる物品Info
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- JP2003321624A JP2003321624A JP2002126233A JP2002126233A JP2003321624A JP 2003321624 A JP2003321624 A JP 2003321624A JP 2002126233 A JP2002126233 A JP 2002126233A JP 2002126233 A JP2002126233 A JP 2002126233A JP 2003321624 A JP2003321624 A JP 2003321624A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】プラスチック、ガラス、金属、ゴム、紙、繊維
などの基材表面に簡便に直接塗布することができると共
に生分解性の向上、微生物、蛋白質、ヌクレオシド、ヌ
クレオチド、核酸などの探索、吸着、精製機能に優れた
コーチィング剤およびこのものを表面に設けてなる物品
を提供する 【解決手段】 下記一般式(1)で示される重合性糖エ
ステルモノマーあるいは下記一般式(2)で示される糖
エステルポリマーを主成分とするコーティング剤及びこ
のもので被覆された物品。 【化1】 【化2】
などの基材表面に簡便に直接塗布することができると共
に生分解性の向上、微生物、蛋白質、ヌクレオシド、ヌ
クレオチド、核酸などの探索、吸着、精製機能に優れた
コーチィング剤およびこのものを表面に設けてなる物品
を提供する 【解決手段】 下記一般式(1)で示される重合性糖エ
ステルモノマーあるいは下記一般式(2)で示される糖
エステルポリマーを主成分とするコーティング剤及びこ
のもので被覆された物品。 【化1】 【化2】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なコーティン
グ剤およびかかるコーティング剤でその表面が被覆され
た物品、特に生分解性に優れたプラスチック製品、糖類
やヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸、蛋白質あるいは
これらの分子と相互作用をもつ生体分子や各種化学物質
の探索、吸着、濃縮、精製に好適な紙、繊維、金属など
を基材とする各種コーティング物品に関する。
グ剤およびかかるコーティング剤でその表面が被覆され
た物品、特に生分解性に優れたプラスチック製品、糖類
やヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸、蛋白質あるいは
これらの分子と相互作用をもつ生体分子や各種化学物質
の探索、吸着、濃縮、精製に好適な紙、繊維、金属など
を基材とする各種コーティング物品に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック、ガラス、紙、繊維、金属
に糖をコーティングすることができれば、生分解性プラ
スチックの生分解性を調節したり、糖に対して親和性を
有する微生物、ウィルス、蛋白質、ヌクレオシド、ヌク
レオチド、核酸を選択的に吸着、精製したりすることが
でき、重要な要素技術になると考えられる。しかしなが
ら、プラスチック、ガラス、金属、紙、繊維などの基材
の表面に糖を直接塗布しても、これらの基材の表面から
糖が容易に剥離したり、水に溶解するため、必要とする
機能を十分に発揮することができなかった。
に糖をコーティングすることができれば、生分解性プラ
スチックの生分解性を調節したり、糖に対して親和性を
有する微生物、ウィルス、蛋白質、ヌクレオシド、ヌク
レオチド、核酸を選択的に吸着、精製したりすることが
でき、重要な要素技術になると考えられる。しかしなが
ら、プラスチック、ガラス、金属、紙、繊維などの基材
の表面に糖を直接塗布しても、これらの基材の表面から
糖が容易に剥離したり、水に溶解するため、必要とする
機能を十分に発揮することができなかった。
【0003】また、これまでに、生分解性プラスチック
の生分解性を制御、高速化するにはスターチをブレンド
したり、生分解しやすい重合モノマーと共重合する方法
が報告されているが(特開平05-331315、特開
平06-049276、M. S.Reeve et al. Macromolecu
les 27, 825-831(1994))、生分解性を制御する目的の
ために、糖分岐ポリマーをコーティングする方法は提案
されていない。
の生分解性を制御、高速化するにはスターチをブレンド
したり、生分解しやすい重合モノマーと共重合する方法
が報告されているが(特開平05-331315、特開
平06-049276、M. S.Reeve et al. Macromolecu
les 27, 825-831(1994))、生分解性を制御する目的の
ために、糖分岐ポリマーをコーティングする方法は提案
されていない。
【0004】また、アフィニティクロマトグラフィーや
アフィニティ沈殿法を用いて、蛋白質、ヌクレオシド、
ヌクレオチド、核酸を選択的に精製する方法も知られて
いる(K. Rhaman et al., Biochem. Soc. Trans. 16
(3) 368-368(1988) 、Q. Wanget al. Biotechnol. Tec
h. 13, 463-467(1999) 、D. P. Chandler et al., Tala
nta 49. 969-983(1999) K. Hoshino et al., Biotechno
l. Bioeng., 60, 568-579(1998))。さらに、、アフィ
ニティ吸着法を用いてインフルエンザウィルスを吸着す
る方法が報告されている。(A. Tsuchida et al., Glyco
conjugate J. 15(11) 1047-1054(1998))。だが、糖分岐
ポリマーをガラス、金属、紙、、ゴム、繊維などの基材
の表面にコーティングするという簡便な手段で、蛋白
質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸を探索、吸着、
精製するという方法は未だ提案されていない。
アフィニティ沈殿法を用いて、蛋白質、ヌクレオシド、
ヌクレオチド、核酸を選択的に精製する方法も知られて
いる(K. Rhaman et al., Biochem. Soc. Trans. 16
(3) 368-368(1988) 、Q. Wanget al. Biotechnol. Tec
h. 13, 463-467(1999) 、D. P. Chandler et al., Tala
nta 49. 969-983(1999) K. Hoshino et al., Biotechno
l. Bioeng., 60, 568-579(1998))。さらに、、アフィ
ニティ吸着法を用いてインフルエンザウィルスを吸着す
る方法が報告されている。(A. Tsuchida et al., Glyco
conjugate J. 15(11) 1047-1054(1998))。だが、糖分岐
ポリマーをガラス、金属、紙、、ゴム、繊維などの基材
の表面にコーティングするという簡便な手段で、蛋白
質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸を探索、吸着、
精製するという方法は未だ提案されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
ク、ガラス、金属、紙、ゴム、繊維などの基材の表面に
簡便に直接塗布することができると共に生分解性の向
上、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸などの
探索、吸着、濃縮、精製などの機能に優れたコーティン
グ剤およびこのものを表面に設けてなる機能性物品を提
供することを目的とする。
ク、ガラス、金属、紙、ゴム、繊維などの基材の表面に
簡便に直接塗布することができると共に生分解性の向
上、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸などの
探索、吸着、濃縮、精製などの機能に優れたコーティン
グ剤およびこのものを表面に設けてなる機能性物品を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば以下の発明が提供
される。 (1)下記一般式(1)で示される重合性糖エステルモ
ノマーを含有してなるコーティング剤。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば以下の発明が提供
される。 (1)下記一般式(1)で示される重合性糖エステルモ
ノマーを含有してなるコーティング剤。
【化1】
(式中、R1 はアルキレン基を、S1は糖残基を表
す。) (2)更に、溶媒及び/又は重合開始剤を含有してなる
上記(1)に記載のコーティング剤。 (3) 下記一般式(2)で示される構造単位を有する
糖エステルポリマーを含有してなるコーティング剤。
す。) (2)更に、溶媒及び/又は重合開始剤を含有してなる
上記(1)に記載のコーティング剤。 (3) 下記一般式(2)で示される構造単位を有する
糖エステルポリマーを含有してなるコーティング剤。
【化2】
(式中、R1 はアルキレン基を、S1は糖残基を表
す。) (4) 基材表面に上記(1)乃至(3)に記載のコー
ティング剤を設けてなる物品。 (5) 基材がプラスチック、ガラス、紙、金属、ゴ
ム、及び繊維から選ばれた少なくとも一種であることを
特徴とする上記(4)に記載の物品。 (6) プラスチックが生分解性プラスチックであるこ
とを特徴とする上記(5)に記載の物品。 (7) 生分解性プラスチックが脂肪族ポリエステルで
あることを特徴とする上記(6)に記載の物品。 (8) 脂肪族ポリエステルがポリ乳酸であることを特
徴とする上記(7)に記載の物品。
す。) (4) 基材表面に上記(1)乃至(3)に記載のコー
ティング剤を設けてなる物品。 (5) 基材がプラスチック、ガラス、紙、金属、ゴ
ム、及び繊維から選ばれた少なくとも一種であることを
特徴とする上記(4)に記載の物品。 (6) プラスチックが生分解性プラスチックであるこ
とを特徴とする上記(5)に記載の物品。 (7) 生分解性プラスチックが脂肪族ポリエステルで
あることを特徴とする上記(6)に記載の物品。 (8) 脂肪族ポリエステルがポリ乳酸であることを特
徴とする上記(7)に記載の物品。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第一のコーティング剤は
前記一般式(1)で示される重合性糖エステルモノマー
を主成分とするものである。
前記一般式(1)で示される重合性糖エステルモノマー
を主成分とするものである。
【0008】ここで、一般式(1)におけるR1のアル
キレン基に特に制限はないが、通常、炭素数2〜18の
直鎖又は分岐状のアルキレン基、好ましくは炭素数2〜
8の直鎖または分岐アルキレン基、例えば、エチレン、
トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、ヘキサメ
チレン、オクタメチレン基などが挙げられる。好ましく
は、テトラメチレン基である。
キレン基に特に制限はないが、通常、炭素数2〜18の
直鎖又は分岐状のアルキレン基、好ましくは炭素数2〜
8の直鎖または分岐アルキレン基、例えば、エチレン、
トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、ヘキサメ
チレン、オクタメチレン基などが挙げられる。好ましく
は、テトラメチレン基である。
【0009】また、S1 は糖残基を示す。この糖残基
S1を与える糖化合物も特に制限はないが、単糖類、ヌ
クレオシド、オリゴ糖類、多糖類及びその部分加水分解
物ならびにそれらの誘導体(糖アルコール、ウロン酸、
ヌクレオチド、アスコルビン酸等)が例示できる。
S1を与える糖化合物も特に制限はないが、単糖類、ヌ
クレオシド、オリゴ糖類、多糖類及びその部分加水分解
物ならびにそれらの誘導体(糖アルコール、ウロン酸、
ヌクレオチド、アスコルビン酸等)が例示できる。
【0010】例えば、単糖類としてはグルコース、フル
クトース、マンノース、ガラクトース、フコース、ラム
ノース等のヘキソースやアラビノース、キシロース、リ
ボース、リキソース等のペントースが例示できる。
クトース、マンノース、ガラクトース、フコース、ラム
ノース等のヘキソースやアラビノース、キシロース、リ
ボース、リキソース等のペントースが例示できる。
【0011】オリゴ糖類としては、スークロース、マル
トース、セロビオース、ラクトース、トレハロース等の
二糖類、ラフィノース、マルトトリオース等の三糖類、
マルトテトラオース、マルトペンタオース、サイクロデ
キストリン等が例示できる。
トース、セロビオース、ラクトース、トレハロース等の
二糖類、ラフィノース、マルトトリオース等の三糖類、
マルトテトラオース、マルトペンタオース、サイクロデ
キストリン等が例示できる。
【0012】多糖類およびその部分加水分解物として
は、デンプン、グリコーゲン、セルロースキチン、キト
サン、マンナン、プルラン、ガードラン、キシラン、ガ
ラクトマンナン、グルコマンナン、デキストラン、ヒア
ルロン酸等の多糖およびそれらの部分加水分解物(例え
ば、デキストリン)などが挙げられる。
は、デンプン、グリコーゲン、セルロースキチン、キト
サン、マンナン、プルラン、ガードラン、キシラン、ガ
ラクトマンナン、グルコマンナン、デキストラン、ヒア
ルロン酸等の多糖およびそれらの部分加水分解物(例え
ば、デキストリン)などが挙げられる。
【0013】アミノ糖としては、グルコサミン、ガラク
トサミンやノイラミン酸等のシアル酸等が、配糖体とし
ては、アルブチン、サリシン、ポプリン等が挙げられ
る。
トサミンやノイラミン酸等のシアル酸等が、配糖体とし
ては、アルブチン、サリシン、ポプリン等が挙げられ
る。
【0014】ヌクレオシド類としてはアデノシン、グア
ノシン、ウリジン、シチジン、チミンリボシド、2’−
デオキシアデノシン、2’−デオキシグアノシン、2’
−デオキシウリジン、2’−デオキシシチジン、2’−
デオキシシチジン、2’−デオキシチミジン等が例示で
きる。
ノシン、ウリジン、シチジン、チミンリボシド、2’−
デオキシアデノシン、2’−デオキシグアノシン、2’
−デオキシウリジン、2’−デオキシシチジン、2’−
デオキシシチジン、2’−デオキシチミジン等が例示で
きる。
【0015】ヌクレオチド類としてはアデノシン5’−
リン酸、グアノシン5’−リン酸、シチジン5’−リン
酸、ウリジン5’−リン酸、デオキシアデノシン5’−
リン酸、デオキシグアノシン5’−リン酸、デオキシシ
チジン5’−リン酸、デオキシチミジン5’−リン酸、
アデノシン5’−二リン酸、グアノシン5’−二リン
酸、シチジン5’−二リン酸、ウリジン5’−二リン
酸、デオキシアデノシン5’−二リン酸、デオキシグア
ノシン5’−二リン酸、デオキシシチジン5’−二リン
酸、デオキシチミジン5’−二リン酸、アデノシン5’
−三リン酸、グアノシン5’−三リン酸、シチジン5’
−三リン酸、ウリジン5’−三リン酸、デオキシアデノ
シン5’−三リン酸、デオキシグアノシン5’−三リン
酸、デオキシシチジン5’−三リン酸、デオキシチミジ
ン5’−三リン酸等が例示できる。本発明で好ましく用
いられる糖類は、単糖類や二糖類である。より好ましく
はグルコース、マンノース、ガラクトース、スークロー
ス、マルトース、トレハロース、ウリジン、チミンリボ
シドである。
リン酸、グアノシン5’−リン酸、シチジン5’−リン
酸、ウリジン5’−リン酸、デオキシアデノシン5’−
リン酸、デオキシグアノシン5’−リン酸、デオキシシ
チジン5’−リン酸、デオキシチミジン5’−リン酸、
アデノシン5’−二リン酸、グアノシン5’−二リン
酸、シチジン5’−二リン酸、ウリジン5’−二リン
酸、デオキシアデノシン5’−二リン酸、デオキシグア
ノシン5’−二リン酸、デオキシシチジン5’−二リン
酸、デオキシチミジン5’−二リン酸、アデノシン5’
−三リン酸、グアノシン5’−三リン酸、シチジン5’
−三リン酸、ウリジン5’−三リン酸、デオキシアデノ
シン5’−三リン酸、デオキシグアノシン5’−三リン
酸、デオキシシチジン5’−三リン酸、デオキシチミジ
ン5’−三リン酸等が例示できる。本発明で好ましく用
いられる糖類は、単糖類や二糖類である。より好ましく
はグルコース、マンノース、ガラクトース、スークロー
ス、マルトース、トレハロース、ウリジン、チミンリボ
シドである。
【0016】本発明で使用される前記一般式(1)で示
される重合性糖エステルモノマーは公知物質であり、例
えば、特開2001−247590、M. Kitagawa et a
l. Biotech. Lett., 21 355-359(1999)等の方法により
合成することができる。
される重合性糖エステルモノマーは公知物質であり、例
えば、特開2001−247590、M. Kitagawa et a
l. Biotech. Lett., 21 355-359(1999)等の方法により
合成することができる。
【0017】本発明で好ましく使用される重合性糖エス
テルモノマーは、糖残基S1における二級アルコールと
エステル基とが直接結合したものである。このモノマー
は糖残基S1における反応性の高い一級水酸基が修飾さ
れていないため、コーティング後、機能性の置換基で未
反応の一級水酸基を修飾することが可能である。また、
一級水酸基を有さないフコースは特定のレクチンに対し
て相互作用を有している事が知られている。このように
糖化合物における特定の二級水酸基へのエステル置換基
の導入は重要な要素技術である。このような重合性糖エ
ステルモノマーとしては、例えば、「楽、常盤、第8回
ポリマー材料フォーラム講演要旨集p73−74」、
「北川、常盤、高分子論文集Vol.57,No、1
0、p629〜636」などに記載のものを例示するこ
とができる。
テルモノマーは、糖残基S1における二級アルコールと
エステル基とが直接結合したものである。このモノマー
は糖残基S1における反応性の高い一級水酸基が修飾さ
れていないため、コーティング後、機能性の置換基で未
反応の一級水酸基を修飾することが可能である。また、
一級水酸基を有さないフコースは特定のレクチンに対し
て相互作用を有している事が知られている。このように
糖化合物における特定の二級水酸基へのエステル置換基
の導入は重要な要素技術である。このような重合性糖エ
ステルモノマーとしては、例えば、「楽、常盤、第8回
ポリマー材料フォーラム講演要旨集p73−74」、
「北川、常盤、高分子論文集Vol.57,No、1
0、p629〜636」などに記載のものを例示するこ
とができる。
【0018】本発明においては、前記モノマー成分は単
独で使用してもよいが、コーティング剤の疎水性などを
向上する目的で他の共重合性モノマーを併用してもよ
い。このような共重合性モノマーとしては、たとえば、
ビニルヘキサノエート、ビニルオクタノエート、ビニル
デカノエートなどの各種アルキルエステル類、イソプロ
ピルアクリルアミド、アクロイルピペリジンといったア
クリルアミド類などを例示することができる。
独で使用してもよいが、コーティング剤の疎水性などを
向上する目的で他の共重合性モノマーを併用してもよ
い。このような共重合性モノマーとしては、たとえば、
ビニルヘキサノエート、ビニルオクタノエート、ビニル
デカノエートなどの各種アルキルエステル類、イソプロ
ピルアクリルアミド、アクロイルピペリジンといったア
クリルアミド類などを例示することができる。
【0019】本発明の第一のコーティング剤には、前記
重合性糖エステルモノマーおよび必要に応じての他の重
合性モノマーと共に溶媒と重合開始剤を含有させること
が好ましい。
重合性糖エステルモノマーおよび必要に応じての他の重
合性モノマーと共に溶媒と重合開始剤を含有させること
が好ましい。
【0020】溶媒としては、重合反応に関与せず、原料
モノマーが溶解可能であれば、特に限定されないが、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ピリジ
ン、メタノール、エタノール、t-ブチルアルコール等の
アルコール類、水等が例示でき、好ましくは、水であ
る。溶媒と該モノマー混合物との混合比は、得られる重
合体の要求物性に基づいて任意の範囲で混合できるが、
通常は、モノマー混合物1重量部に対して溶媒を1〜1
00重量部の範囲で混合するのがよい。この範囲を超え
ると分子量が低下するおそれがある。
モノマーが溶解可能であれば、特に限定されないが、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ピリジ
ン、メタノール、エタノール、t-ブチルアルコール等の
アルコール類、水等が例示でき、好ましくは、水であ
る。溶媒と該モノマー混合物との混合比は、得られる重
合体の要求物性に基づいて任意の範囲で混合できるが、
通常は、モノマー混合物1重量部に対して溶媒を1〜1
00重量部の範囲で混合するのがよい。この範囲を超え
ると分子量が低下するおそれがある。
【0021】重合開始剤としては、ラジカル開始剤が好
ましく使用され、例えばアゾイソブチロニトリル(Azois
obutylnitrile(AIBN))、アゾビスアミジノプロパン塩酸
塩(Azobis(2-amidinopropane)・2HCl)等のアゾ化合物
や、フェントン試薬等が例示でき、好ましくは、フェン
トン試薬である。ラジカル重合開始剤の使用量として
は、得られるポリマーの要求物性に応じて任意の範囲で
用いられるが、通常はモノマー総量100モル%の0.
1−2モル%程度である。
ましく使用され、例えばアゾイソブチロニトリル(Azois
obutylnitrile(AIBN))、アゾビスアミジノプロパン塩酸
塩(Azobis(2-amidinopropane)・2HCl)等のアゾ化合物
や、フェントン試薬等が例示でき、好ましくは、フェン
トン試薬である。ラジカル重合開始剤の使用量として
は、得られるポリマーの要求物性に応じて任意の範囲で
用いられるが、通常はモノマー総量100モル%の0.
1−2モル%程度である。
【0022】本発明に係る前記第一のコーティング剤
は、前記モノマー必須成分とするが、必要に応じて、ポ
リビニルアルコール、スターチ等のコーティング助剤、
ジビニルアジピン酸等の架橋剤などの補助成分を添加す
ることもできる。
は、前記モノマー必須成分とするが、必要に応じて、ポ
リビニルアルコール、スターチ等のコーティング助剤、
ジビニルアジピン酸等の架橋剤などの補助成分を添加す
ることもできる。
【0023】また、本発明の第一のコーティング剤は、
前記モノマー、好ましくは溶媒、重合開始剤及び必要に
応じての補助成分を混合し1液型タイプとしてよいし、
過度の重合反応を抑制するために、たとえば前記モノマ
ーと溶媒とからなる混合物と溶媒と重合開始剤とからな
る混合物をそれぞれ別々に調製し、使用時にこれらを混
合する、いわゆる2液型タイプとして調製することも可
能である。
前記モノマー、好ましくは溶媒、重合開始剤及び必要に
応じての補助成分を混合し1液型タイプとしてよいし、
過度の重合反応を抑制するために、たとえば前記モノマ
ーと溶媒とからなる混合物と溶媒と重合開始剤とからな
る混合物をそれぞれ別々に調製し、使用時にこれらを混
合する、いわゆる2液型タイプとして調製することも可
能である。
【0024】本発明の第二のコーティング剤は、前記一
般式(2)で示される糖エステルポリマーを主成分とす
る。一般式(2)におけるR1及びS1としては、前記
一般式(1)で説明したものと同様なものを挙げること
ができる。また、この第二のコーティング剤にも溶媒を
添加しておくことが好ましい。溶媒としては、前記と同
様にジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ピ
リジン、メタノール、エタノール、t-ブチルアルコール
等のアルコール類、水等が例示でき、好ましくは、水で
ある。この糖エステルポリマーの分子量に特に制限はな
いが、分子量1000〜1000000である。本発明
で好ましく使用される重合性糖エステルポリマーは、糖
残基S1における二級アルコールとエステル基とが直接
結合したものである。このポリマーは糖残基S1におけ
る反応性の高い一級水酸基が修飾されていないため、コ
ーティング後、機能性の置換基で未反応の一級水酸基を
修飾することが可能である。また、一級水酸基を有さな
いフコースは特定のレクチンに対して相互作用を有して
いる事が知られている。このように糖化合物における特
定の二級水酸基へのエステル置換基の導入は重要な要素
技術である。このような重合性糖エステルポリマーは前
記一般式(1)で示される重合性糖エステルモノマーを
従来公知の重合法により重合させることにより得られ
る。その代表例としては、例えば、「楽、常盤、第8回
ポリマー材料フォーラム講演要旨集p73−74」、
「北川、常盤、高分子論文集Vol.57,No、1
0、p629〜636」などに記載のものを挙げること
ができる。
般式(2)で示される糖エステルポリマーを主成分とす
る。一般式(2)におけるR1及びS1としては、前記
一般式(1)で説明したものと同様なものを挙げること
ができる。また、この第二のコーティング剤にも溶媒を
添加しておくことが好ましい。溶媒としては、前記と同
様にジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ピ
リジン、メタノール、エタノール、t-ブチルアルコール
等のアルコール類、水等が例示でき、好ましくは、水で
ある。この糖エステルポリマーの分子量に特に制限はな
いが、分子量1000〜1000000である。本発明
で好ましく使用される重合性糖エステルポリマーは、糖
残基S1における二級アルコールとエステル基とが直接
結合したものである。このポリマーは糖残基S1におけ
る反応性の高い一級水酸基が修飾されていないため、コ
ーティング後、機能性の置換基で未反応の一級水酸基を
修飾することが可能である。また、一級水酸基を有さな
いフコースは特定のレクチンに対して相互作用を有して
いる事が知られている。このように糖化合物における特
定の二級水酸基へのエステル置換基の導入は重要な要素
技術である。このような重合性糖エステルポリマーは前
記一般式(1)で示される重合性糖エステルモノマーを
従来公知の重合法により重合させることにより得られ
る。その代表例としては、例えば、「楽、常盤、第8回
ポリマー材料フォーラム講演要旨集p73−74」、
「北川、常盤、高分子論文集Vol.57,No、1
0、p629〜636」などに記載のものを挙げること
ができる。
【0025】この糖エステルポリマーを主成分とする第
二のコーティング剤は単独で構成されていてもよいし、
また、コーティング剤の疎水性を向上させるような目的
で、前記モノマーや他の共重合成分をふくんでいてもよ
い。他の共重合成分としては、たとえばビニルヘキサノ
エート、ビニルオクタノエート、ビニルデカノエートな
どの各種アルキルビニルエステル類、イソプロピルアク
リルアミド、アクロイルピペリジンといったアクリルア
ミド類などのモノマーを挙げることができる。この場
合、一般式(2)で示される糖エステルポリマーの含量
は特に制限はないが、51〜100%、好ましくは90
〜100%である。
二のコーティング剤は単独で構成されていてもよいし、
また、コーティング剤の疎水性を向上させるような目的
で、前記モノマーや他の共重合成分をふくんでいてもよ
い。他の共重合成分としては、たとえばビニルヘキサノ
エート、ビニルオクタノエート、ビニルデカノエートな
どの各種アルキルビニルエステル類、イソプロピルアク
リルアミド、アクロイルピペリジンといったアクリルア
ミド類などのモノマーを挙げることができる。この場
合、一般式(2)で示される糖エステルポリマーの含量
は特に制限はないが、51〜100%、好ましくは90
〜100%である。
【0026】本発明に係る前記第1及び第のコーティン
グ剤は、堅固なフィルム形成特性を示すと共に生分解性
向上特性、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸
などの探索、吸着、精製機能に優れることから、プラス
チック、ガラス(金属蒸着ガラスなどのガラスを含
む)、金属、紙、ゴム、繊維などを基材とする各種物品
の表面などに被覆することにより、これらの物品に様々
な特性を付与することが可能となる。
グ剤は、堅固なフィルム形成特性を示すと共に生分解性
向上特性、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸
などの探索、吸着、精製機能に優れることから、プラス
チック、ガラス(金属蒸着ガラスなどのガラスを含
む)、金属、紙、ゴム、繊維などを基材とする各種物品
の表面などに被覆することにより、これらの物品に様々
な特性を付与することが可能となる。
【0027】たとえば、生分解性脂肪族ポリエステルか
らなる生分解性プラスチック物品の表面に本発明のコー
ティング剤を塗布したものは、塗布前の製品に比べその
生分解特性を著しく高めることができる。
らなる生分解性プラスチック物品の表面に本発明のコー
ティング剤を塗布したものは、塗布前の製品に比べその
生分解特性を著しく高めることができる。
【0028】また、スライドガラス、金属蒸着ガラスな
どのガラス物品やゴム物品の表面に本発明のコーティン
グ剤を塗布したものは、たとえば、蛋白質、ヌクレオシ
ド、ヌクレオチド、核酸などを含む生体構成分子材料か
ら特定の生体分子材料を選択的に吸着、分離精製するこ
とが可能となる。
どのガラス物品やゴム物品の表面に本発明のコーティン
グ剤を塗布したものは、たとえば、蛋白質、ヌクレオシ
ド、ヌクレオチド、核酸などを含む生体構成分子材料か
ら特定の生体分子材料を選択的に吸着、分離精製するこ
とが可能となる。
【0029】また、濾過紙などの紙製品に本発明のコー
ティング剤を塗布したものは、たとえば、菌(たとえば
大腸菌など)を効率的に吸着、分離することが可能とな
る。
ティング剤を塗布したものは、たとえば、菌(たとえば
大腸菌など)を効率的に吸着、分離することが可能とな
る。
【0030】また、ポリエステル製繊維などの繊維製品
に本発明のコーティング剤を塗布したものはたとえば、
蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸などを含む
生体構成分子材料から特定の生体構成分子材料を選択的
に吸着、分離精製することが可能となる。
に本発明のコーティング剤を塗布したものはたとえば、
蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸などを含む
生体構成分子材料から特定の生体構成分子材料を選択的
に吸着、分離精製することが可能となる。
【0031】本発明の第一及び第二のコーティング剤を
上記物品の表面にコーティングするには手段としては、
塗布、浸漬、スピンコート、吹きつけなどの従来公知の
手段にすべて使用できる。たとえば、本発明の第一のコ
ーティング剤を用いたコーティングは、例えば、前記モ
ノマー及び溶媒を均一に混合したモノマー溶液に、ラジ
カル重合開始剤を添加し、プラスチック、ガラス、金
属、ゴム、紙、繊維などの物品を浸し、これを10〜8
0℃で1時間以上望ましくは、20〜60℃程度で、2
〜24時間程度反応させればよい。このコーティング過
程で形成されるポリマーの分子量には特に制限はない
が、好ましくは数平均分子量で1000〜100000
0、好ましくは2000〜600000である。分子量
は使用目的に応じて適当な大きさのものを選択すること
ができる。
上記物品の表面にコーティングするには手段としては、
塗布、浸漬、スピンコート、吹きつけなどの従来公知の
手段にすべて使用できる。たとえば、本発明の第一のコ
ーティング剤を用いたコーティングは、例えば、前記モ
ノマー及び溶媒を均一に混合したモノマー溶液に、ラジ
カル重合開始剤を添加し、プラスチック、ガラス、金
属、ゴム、紙、繊維などの物品を浸し、これを10〜8
0℃で1時間以上望ましくは、20〜60℃程度で、2
〜24時間程度反応させればよい。このコーティング過
程で形成されるポリマーの分子量には特に制限はない
が、好ましくは数平均分子量で1000〜100000
0、好ましくは2000〜600000である。分子量
は使用目的に応じて適当な大きさのものを選択すること
ができる。
【0032】また、前記糖エステルポリマーを使用した
コーティングは、例えば、数平均分子量で1000〜1
000000、好ましくは2000〜600000のポ
リマーを5〜30%程度含むポリマー水溶液にプラスチ
ック、ガラス、金属、紙、繊維などの物品を浸し、2〜
24時間程度室温で減圧乾燥させればよい。
コーティングは、例えば、数平均分子量で1000〜1
000000、好ましくは2000〜600000のポ
リマーを5〜30%程度含むポリマー水溶液にプラスチ
ック、ガラス、金属、紙、繊維などの物品を浸し、2〜
24時間程度室温で減圧乾燥させればよい。
【0033】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
する。
【0034】実施例1
[第一のコーティング剤でコーティングされたポリ乳酸
の製造]島津社製ポリ乳酸フィルム0.052mmを1cm角
に切り取り、10%の2-O-ビニルアジポイルマンノー
ス、0.02%の硫酸化鉄、0.2%の過酸化水素水を
含む水溶液に浸し、減圧を行いながら、室温で24時間
重合反応を行い、コーティングさせた。コーティングさ
れた部分をクロロホルムに溶かし、分子量を測定すると
数平均分子量5200のポリマーであった。2-O-ビニ
ルアジポイルマンノースに代えて他の重合性糖エステル
モノマーを用いた試験結果を表1に示す。
の製造]島津社製ポリ乳酸フィルム0.052mmを1cm角
に切り取り、10%の2-O-ビニルアジポイルマンノー
ス、0.02%の硫酸化鉄、0.2%の過酸化水素水を
含む水溶液に浸し、減圧を行いながら、室温で24時間
重合反応を行い、コーティングさせた。コーティングさ
れた部分をクロロホルムに溶かし、分子量を測定すると
数平均分子量5200のポリマーであった。2-O-ビニ
ルアジポイルマンノースに代えて他の重合性糖エステル
モノマーを用いた試験結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】[実施例1(1)のコーティングポリ乳酸
の生分解性]実施例1(1)で得たコーティングポリ乳
酸のサッカロスリックス属の微生物による分解性特性を
調べた。先ず、大倉電気社製自動生物酸素要求量測定装
置を使用して、酵素吸収量の比較的少ない土壌を選定し
た。その選定土壌を滅菌して、200gずつ測定容器に
入れ、サッカロスリックス属ワイワヤンデンシスJCM
9114株を植種した後、実施例1(1)で得たコーテ
ィングポリ乳酸フィルムを100mgを加え、25℃で
1ヶ月間培養を行った。フィルムの重量減少の測定を行
い、生分解性の評価を行った。その結果を表2に示す。
表2に示したように第一のコーティング剤で被覆された
ポリ乳酸はコーティングされていないポリ乳酸フィルム
よりも微生物分解性が著しく向上していることが分か
る。
の生分解性]実施例1(1)で得たコーティングポリ乳
酸のサッカロスリックス属の微生物による分解性特性を
調べた。先ず、大倉電気社製自動生物酸素要求量測定装
置を使用して、酵素吸収量の比較的少ない土壌を選定し
た。その選定土壌を滅菌して、200gずつ測定容器に
入れ、サッカロスリックス属ワイワヤンデンシスJCM
9114株を植種した後、実施例1(1)で得たコーテ
ィングポリ乳酸フィルムを100mgを加え、25℃で
1ヶ月間培養を行った。フィルムの重量減少の測定を行
い、生分解性の評価を行った。その結果を表2に示す。
表2に示したように第一のコーティング剤で被覆された
ポリ乳酸はコーティングされていないポリ乳酸フィルム
よりも微生物分解性が著しく向上していることが分か
る。
【0037】
【表2】
【0038】実施例2
[第二のコーティング剤でコーティングされたガラスの
製造]アズワン社製スライドガラスに数平均分子量5500
の3-O-ビニルアジポイルウリジンの10%ジメチルホ
ルムアミド溶液を塗布し、減圧を行いながら、室温で2
4時間コーティングさせた。
製造]アズワン社製スライドガラスに数平均分子量5500
の3-O-ビニルアジポイルウリジンの10%ジメチルホ
ルムアミド溶液を塗布し、減圧を行いながら、室温で2
4時間コーティングさせた。
【0039】[上記コーティングガラスを使用したヌク
レオシドの精製]表2に示される、各種生体構成分子材
料を1%溶解したそれぞれの水溶液を60℃に加熱し、
上記で得た3-O-ビニルアジポイルウリジンコーティン
グガラスを浸した。1時間かけて、20℃に冷却した
後、このコーティングガラスを水溶液から引き上げ、6
0℃の水に浸し、5分間撹拌した。水溶液の吸光度を測
ったところ、特定のヌクレオシドに対しての吸着、精製
が可能であった。その結果を表3に示す。
レオシドの精製]表2に示される、各種生体構成分子材
料を1%溶解したそれぞれの水溶液を60℃に加熱し、
上記で得た3-O-ビニルアジポイルウリジンコーティン
グガラスを浸した。1時間かけて、20℃に冷却した
後、このコーティングガラスを水溶液から引き上げ、6
0℃の水に浸し、5分間撹拌した。水溶液の吸光度を測
ったところ、特定のヌクレオシドに対しての吸着、精製
が可能であった。その結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】実施例3
[第二のコーティング剤(糖エステル共重合ポリマー)
の合成]2-O-ビニルアジポイルフコース36%、ジビ
ニルアジピン酸4%、アゾイソブチロニトリル1%を含
むジメチルホルムアミド溶液を、減圧を行いながら、室
温で24時間重合反応を行った。10倍量のアセトンで
沈殿精製を行い、減圧乾燥を行い、数平均分子量840
0の共重合ポリマーが得られた。同様にしてその他の共
重合ポリマーを得た。その結果を表4に示す。
の合成]2-O-ビニルアジポイルフコース36%、ジビ
ニルアジピン酸4%、アゾイソブチロニトリル1%を含
むジメチルホルムアミド溶液を、減圧を行いながら、室
温で24時間重合反応を行った。10倍量のアセトンで
沈殿精製を行い、減圧乾燥を行い、数平均分子量840
0の共重合ポリマーが得られた。同様にしてその他の共
重合ポリマーを得た。その結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】[糖エステルポリマー共重合体で被覆され
た金属蒸着ガラスの製造]日本レーザ電子社製金蒸着ガ
ラス基盤上に、上記合成例で製造した数平均分子量84
00の2-O-ビニルアジポイルフコース−ジビニルアジ
ピン酸共重合ポリマーの10%ジメチルホルムアミド溶
液及び数平均分子量7100の4-O-ビニルアジポイル
ラムノース−ジビニルアジピン酸共重合ポリマーの10
%ジメチルホルムアミド溶液を塗布し、減圧を行いなが
ら、室温で24時間コーティングさせた。
た金属蒸着ガラスの製造]日本レーザ電子社製金蒸着ガ
ラス基盤上に、上記合成例で製造した数平均分子量84
00の2-O-ビニルアジポイルフコース−ジビニルアジ
ピン酸共重合ポリマーの10%ジメチルホルムアミド溶
液及び数平均分子量7100の4-O-ビニルアジポイル
ラムノース−ジビニルアジピン酸共重合ポリマーの10
%ジメチルホルムアミド溶液を塗布し、減圧を行いなが
ら、室温で24時間コーティングさせた。
【0044】[糖エステルポリマー共重合体で被覆され
た金属蒸着ガラスを使用した蛋白質との相互作用試験]
日本レーザ電子株式会社製表面プラズモン共鳴バイオセ
ンサで2-O-ビニルアジポイルフコース−ジビニルアジ
ピン酸共重合ポリマーあるい4-O-ビニルアジポイルラ
ムノース−ジビニルアジピン酸共重合ポリマーでコーテ
ィングした金蒸着ガラスに対するヒロイチャワンタケレ
クチンの相互作用を調べた。25℃、流量5μLの速度
で0.2Mリン酸緩衝液を流しながら、ヒロイチャワン
タケレクチンを注入した。結果を表5に示す。表5に示
したように両者とも蛋白質と相互作用をもつが、2-O-
ビニルアジポイルフコース−ジビニルアジピン酸共重合
ポリマーでコーティングした金蒸着ガラスの方が2-O-
ビニルアジポイルラムノース−ジビニルアジピン酸共重
合ポリマーよりもヒロイチャワンタケレクチンに対して
強い相互作用持つことがわかった。
た金属蒸着ガラスを使用した蛋白質との相互作用試験]
日本レーザ電子株式会社製表面プラズモン共鳴バイオセ
ンサで2-O-ビニルアジポイルフコース−ジビニルアジ
ピン酸共重合ポリマーあるい4-O-ビニルアジポイルラ
ムノース−ジビニルアジピン酸共重合ポリマーでコーテ
ィングした金蒸着ガラスに対するヒロイチャワンタケレ
クチンの相互作用を調べた。25℃、流量5μLの速度
で0.2Mリン酸緩衝液を流しながら、ヒロイチャワン
タケレクチンを注入した。結果を表5に示す。表5に示
したように両者とも蛋白質と相互作用をもつが、2-O-
ビニルアジポイルフコース−ジビニルアジピン酸共重合
ポリマーでコーティングした金蒸着ガラスの方が2-O-
ビニルアジポイルラムノース−ジビニルアジピン酸共重
合ポリマーよりもヒロイチャワンタケレクチンに対して
強い相互作用持つことがわかった。
【0045】
【表5】
【0046】実施例4
[第二のコーティング剤で被覆されたコーティング紙お
よびコーティングゴムの製造]アドバンテック社製2号
濾紙上に表4に記載の数平均分子量6500の2-O-ビ
ニルアジポイルマンノース−ジビニルアジピン酸共重合
ポリマーの10%ジメチルホルムアミド溶液を塗布し、
減圧を行いながら、室温で24時間コーティングさせ
た。滑り止め剤を水洗除去した後、滅菌処理した不二ラ
テックス社製手術用ゴム手袋上に表4に記載の数平均分
子量6500の2-O-ビニルアジポイルマンノース−ジ
ビニルアジピン酸共重合ポリマーの10%ジメチルホル
ムアミド溶液を塗布し、減圧を行いながら、室温で24
時間コーティングさせた。
よびコーティングゴムの製造]アドバンテック社製2号
濾紙上に表4に記載の数平均分子量6500の2-O-ビ
ニルアジポイルマンノース−ジビニルアジピン酸共重合
ポリマーの10%ジメチルホルムアミド溶液を塗布し、
減圧を行いながら、室温で24時間コーティングさせ
た。滑り止め剤を水洗除去した後、滅菌処理した不二ラ
テックス社製手術用ゴム手袋上に表4に記載の数平均分
子量6500の2-O-ビニルアジポイルマンノース−ジ
ビニルアジピン酸共重合ポリマーの10%ジメチルホル
ムアミド溶液を塗布し、減圧を行いながら、室温で24
時間コーティングさせた。
【0047】[上記コーティング紙およびコーティング
ゴムを使用した細菌の吸着評価]上記で得たコーティン
グ紙から10cm×10cmのコーティング紙を制作
し、このコーティング紙各5枚を100mlの菌培養液
(大腸菌、菌数2×104/ml)の入った500ml
容量のフラスコに入れ、振とう処理した。ついでコーテ
ィング紙を取り出して、この液の菌数を測定して減少し
た菌数から吸着率を測定した結果を表6に示す。なお、
結果はコーティング紙はサンプル数10個、非コーティ
ング紙はサンプル数8個の平均値である。表6から、コ
ーティング紙は非コーティングよりも細菌吸着率は極め
て高いことが分かる。また、上記で得たコーティングゴ
ムから5cm×5cmのコーティングゴムを制作し、こ
のコーティングゴム各5枚を100mlの菌培養液(大
腸菌、菌数2×104/ml)の入った500ml容量
のフラスコに入れ、振とう処理した。60分後、コーテ
ィングゴムを取り出して、この液の菌数を測定した結
果、2.3×103/mlであり、コーティングゴムへ
の吸着率は88.5%であった。
ゴムを使用した細菌の吸着評価]上記で得たコーティン
グ紙から10cm×10cmのコーティング紙を制作
し、このコーティング紙各5枚を100mlの菌培養液
(大腸菌、菌数2×104/ml)の入った500ml
容量のフラスコに入れ、振とう処理した。ついでコーテ
ィング紙を取り出して、この液の菌数を測定して減少し
た菌数から吸着率を測定した結果を表6に示す。なお、
結果はコーティング紙はサンプル数10個、非コーティ
ング紙はサンプル数8個の平均値である。表6から、コ
ーティング紙は非コーティングよりも細菌吸着率は極め
て高いことが分かる。また、上記で得たコーティングゴ
ムから5cm×5cmのコーティングゴムを制作し、こ
のコーティングゴム各5枚を100mlの菌培養液(大
腸菌、菌数2×104/ml)の入った500ml容量
のフラスコに入れ、振とう処理した。60分後、コーテ
ィングゴムを取り出して、この液の菌数を測定した結
果、2.3×103/mlであり、コーティングゴムへ
の吸着率は88.5%であった。
【0048】
【表6】
【0049】実施例5
[第二のコーティング剤で被覆されたポリマーコーティ
ング繊維の製造]東洋紡社製ポリエチレンテレフタレー
ト繊維上に表4に記載の数平均分子量5500の2-O-
ビニルアジポイルグルコース−ジビニルアジピン酸共重
合ポリマーの10%ジメチルホルムアミド溶液を塗布
し、減圧を行いながら、室温で24時間コーティングさ
せた。
ング繊維の製造]東洋紡社製ポリエチレンテレフタレー
ト繊維上に表4に記載の数平均分子量5500の2-O-
ビニルアジポイルグルコース−ジビニルアジピン酸共重
合ポリマーの10%ジメチルホルムアミド溶液を塗布
し、減圧を行いながら、室温で24時間コーティングさ
せた。
【0050】[上記ポリマーコーティングポリエチレン
テレフタレート繊維を使用したプルラナーゼの精製]
0.25mg蛋白質/mlプルラナーゼの粗酵素液100
mlにpH5の酢酸バッファーに溶かし、上記で得たポリ
マーコーティング繊維5gを浸し、5℃で一時間撹拌し
た。コーティング繊維を引き上げ、5℃でプルラナーゼ
の脱離液としての0.1Mのグルコース水溶液100mlに
浸した。その結果、0.13mgの蛋白質/mlを回収す
ることができた。また、粗酵素溶液と精製した酵素溶液
のプルラナーゼの活性は、基質としてプルランを用い、
酢酸緩衝液(0.1N、pH6.0)30℃の条件下で粗酵素溶液
あるいは精製プルラナーゼ溶液を添加し、30分間酵素反
応を行うことにより測定した。活性はソモジーネルソン
法により生成したマルトトリオースを定量し、その酵素
活性は1Uは一分間1μmolの還元糖を生成する酵素量と
した。結果を表7に示す。このポリマーコーティング紙
は表7に示されるように1回の精製により、粗酵素液を
27倍に精製することができることが分かる。
テレフタレート繊維を使用したプルラナーゼの精製]
0.25mg蛋白質/mlプルラナーゼの粗酵素液100
mlにpH5の酢酸バッファーに溶かし、上記で得たポリ
マーコーティング繊維5gを浸し、5℃で一時間撹拌し
た。コーティング繊維を引き上げ、5℃でプルラナーゼ
の脱離液としての0.1Mのグルコース水溶液100mlに
浸した。その結果、0.13mgの蛋白質/mlを回収す
ることができた。また、粗酵素溶液と精製した酵素溶液
のプルラナーゼの活性は、基質としてプルランを用い、
酢酸緩衝液(0.1N、pH6.0)30℃の条件下で粗酵素溶液
あるいは精製プルラナーゼ溶液を添加し、30分間酵素反
応を行うことにより測定した。活性はソモジーネルソン
法により生成したマルトトリオースを定量し、その酵素
活性は1Uは一分間1μmolの還元糖を生成する酵素量と
した。結果を表7に示す。このポリマーコーティング紙
は表7に示されるように1回の精製により、粗酵素液を
27倍に精製することができることが分かる。
【0051】
【表7】
【0052】
【発明の効果】(1)本発明に係る前記第1及び第2の
コーティング剤は、堅固なフィルム形成特性を示すと共
に生分解性向上特性、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオ
チド、核酸などの探索、吸着、精製機能に優れることか
ら、プラスチック、ガラス、金属蒸着ガラス、金属、ゴ
ム、紙、繊維などを基材とする各種物品の表面などに被
覆することにより、これらの物品に様々な特性を付与す
ることが可能となる。 (2)生分解性脂肪族ポリエステルからなる生分解性プ
ラスチック物品の表面に本発明のコーティング剤を塗布
したものは、塗布前の製品に比べその生分解特性を著し
く高めることができる。 (3)スライドガラス、金属蒸着ガラスなどのガラス物
品やゴム物品の表面に本発明のコーティング剤を塗布し
たものは、たとえば、細菌、ウィルス、蛋白質、ヌクレ
オシド、ヌクレオチド、核酸などを含む生体構成分子材
料から特定の生体構成分子材料を選択的に吸着、分離精
製することが可能となる。 (4)濾過紙などの紙製品に本発明のコーティング剤を
塗布したものは、たとえば、菌(たとえば大腸菌など)
を効率的に吸着、分離することが可能となる。 (5)ポリエステル製繊維などの繊維製品に本発明のコ
ーティング剤を塗布したものはたとえば、細菌、ウィル
ス、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸などを
含む生体構成分子から特定の生体構成分子材料を選択的
に吸着、分離精製することが可能となる。
コーティング剤は、堅固なフィルム形成特性を示すと共
に生分解性向上特性、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオ
チド、核酸などの探索、吸着、精製機能に優れることか
ら、プラスチック、ガラス、金属蒸着ガラス、金属、ゴ
ム、紙、繊維などを基材とする各種物品の表面などに被
覆することにより、これらの物品に様々な特性を付与す
ることが可能となる。 (2)生分解性脂肪族ポリエステルからなる生分解性プ
ラスチック物品の表面に本発明のコーティング剤を塗布
したものは、塗布前の製品に比べその生分解特性を著し
く高めることができる。 (3)スライドガラス、金属蒸着ガラスなどのガラス物
品やゴム物品の表面に本発明のコーティング剤を塗布し
たものは、たとえば、細菌、ウィルス、蛋白質、ヌクレ
オシド、ヌクレオチド、核酸などを含む生体構成分子材
料から特定の生体構成分子材料を選択的に吸着、分離精
製することが可能となる。 (4)濾過紙などの紙製品に本発明のコーティング剤を
塗布したものは、たとえば、菌(たとえば大腸菌など)
を効率的に吸着、分離することが可能となる。 (5)ポリエステル製繊維などの繊維製品に本発明のコ
ーティング剤を塗布したものはたとえば、細菌、ウィル
ス、蛋白質、ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸などを
含む生体構成分子から特定の生体構成分子材料を選択的
に吸着、分離精製することが可能となる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C12N 9/00 C12N 9/00 4J038
// B01J 20/26 B01J 20/26 H
C07H 13/04 ZBP C07H 13/04 ZBP
C12N 15/00 C08L 67:00
C08L 67:00 C12N 15/00 Z
Fターム(参考) 4B050 CC10 DD03 FF09
4C057 BB02 BB03 DD02 HH02
4F006 AA02 AA04 AA35 AB23 AB42
CA09 CA10 DA04
4G066 AA02C AA71C AC01B AC07C
AC10C AC11C AC23C AE20C
CA20 CA54 DA07 FA11
4J027 AH00 CB05 CB09 CC02 CD07
4J038 BA011 FA301 KA03 PB01
PC02 PC03 PC07 PC08 PC10
Claims (8)
- 【請求項1】下記一般式(1)で示される重合性糖エス
テルモノマーを含有してなるコーティング剤。 【化1】 (式中、R1 はアルキレン基を、S1は糖残基を表
す。) - 【請求項2】更に、溶媒及び/又は重合開始剤を含有し
てなる請求項1に記載のコーティング剤。 - 【請求項3】 下記一般式(2)で示される構造単位を
有する糖エステルポリマーを含有してなるコーティング
剤。 【化2】 (式中、R1 はアルキレン基を、S1は糖残基を表
す。) - 【請求項4】基材表面に請求項1乃至3何れかに記載の
コーティング剤を設けてなる物品。 - 【請求項5】基材がプラスチック、ガラス、紙、金属、
ゴム及び繊維から選ばれた少なくとも一種であることを
特徴とする請求項4に記載の物品。 - 【請求項6】 プラスチックが生分解性プラスチックで
あることを特徴とする請求項5に記載の物品。 - 【請求項7】 生分解性プラスチックが脂肪族ポリエス
テルであることを特徴とする請求項6に記載の物品。 - 【請求項8】 脂肪族ポリエステルがポリ乳酸であるこ
とを特徴とする請求項7に記載の物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002126233A JP2003321624A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | コーティング剤およびこれをコーティングしてなる物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002126233A JP2003321624A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | コーティング剤およびこれをコーティングしてなる物品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003321624A true JP2003321624A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29540710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002126233A Pending JP2003321624A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | コーティング剤およびこれをコーティングしてなる物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003321624A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012460A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Kohjin Co Ltd | 糖側鎖型ポリマーを用いたレクチン吸着剤 |
| EP2428235A2 (de) | 2007-11-23 | 2012-03-14 | Technische Universität Wien | Verwendung von durch Polymerisation härtbaren Zusammensetzungen zur Herstellung biologisch abbaubarer, bioverträglicher, vernetzter Polymere |
| WO2025084385A1 (ja) * | 2023-10-20 | 2025-04-24 | 国立大学法人 東京大学 | 生分解性ポリマー複合材料 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002126233A patent/JP2003321624A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012460A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Kohjin Co Ltd | 糖側鎖型ポリマーを用いたレクチン吸着剤 |
| EP2428235A2 (de) | 2007-11-23 | 2012-03-14 | Technische Universität Wien | Verwendung von durch Polymerisation härtbaren Zusammensetzungen zur Herstellung biologisch abbaubarer, bioverträglicher, vernetzter Polymere |
| WO2025084385A1 (ja) * | 2023-10-20 | 2025-04-24 | 国立大学法人 東京大学 | 生分解性ポリマー複合材料 |
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