JP2003302034A - 溶融炉及び焼却灰の溶融方法 - Google Patents
溶融炉及び焼却灰の溶融方法Info
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Abstract
への退避、プラズマアークの発生場所を移動させるため
のプラズマトーチ先端を前後、左右、上下に移動が自動
的に行うことができる溶融炉及び焼却灰の溶融方法を提
供すること。 【解決手段】 炉体3、プラズマトーチ4を具備し、該
炉体3内に投入された高融点物質を含む焼却灰を該プラ
ズマトーチ4と炉体3に設けた対極の間で発生させたプ
ラズマアークにより溶融する溶融炉において、プラズマ
トーチ4の炉体3内への挿入、該炉体3外への退避を行
うことができるトーチ移動装置を設けた。また、トーチ
移動装置は、プラズマトーチ4を炉体3内に挿入する
時、該プラズマトーチ4の先端を前後、左右、上下に移
動させ、プラズマアークの発生場所を移動することがで
きる。
Description
汚泥、或いはその他の廃棄物を廃棄物焼却炉で焼却する
ことによって発生する焼却灰を溶融処理する溶融炉に関
するものである。
棄物を廃棄物焼却炉で焼却することによって発生する焼
却灰の減容化処理方法として、この焼却灰をプラズマア
ーク炉等の溶融炉に投入し溶融する方法が行われてい
る。図1は従来のこの種の溶融炉であるプラズマアーク
炉の概略構成を示す図である。プラズマアーク炉1は炉
蓋2、炉体3を具備し、炉蓋2にはプラズマトーチ4を
挿入するトーチ挿入口5が設けられ、炉体3の底部には
プラズマトーチ4と対向して対極6が設けられている。
プラズマトーチ4と対極6の間に電圧を印加し、該プラ
ズマトーチ4と対極6の間にプラズマアーク10を発生
させ、その熱により炉体3内に投入された焼却灰7を溶
融し、溶融スラグ8とする。溶融スラグ8は排出口9か
らオーバーフローにより炉外に排出され、冷却された
後、埋立処分、再資源化(路盤材等)に利用される。ま
た、成形機により成形されて製品化される。なお、焼却
灰7の溶融に伴って発生する排ガスGは排ガス処理シス
テム(図示せず)に送られ処理される。
焼却灰7のように酸化物を主成分とする廃棄物を溶融処
理するためには、先ずプラズマトーチ4を炉体3内に挿
入し、プラズマトーチ4と再着火棒の間隔、位置を調整
し、プラズマトーチ4と再着火棒間にプラズマアーク1
0を発生させる必要がある。また、溶融炉運転中に、ア
ーク電力調整又は加熱個所調整のため、プラズマトーチ
4の先端を上下、前後、左右に移動させる必要がある。
また、メンテナンス等でプラズマトーチ4を交換する場
合、使用済みのプラズマトーチ4を炉体3の外側に退避
させ、未使用のプラズマトーチ4と交換する必要があ
る。
みてなされたもので、プラズマトーチの炉体内への挿
入、該炉体外への退避、プラズマアークの発生場所を移
動させるためのプラズマトーチ先端を前後、左右、上下
に移動が自動的に行うことができる溶融炉及び焼却灰の
溶融方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、炉体、プラズマトーチを具備
し、該炉体内に投入された高融点物質を含む焼却灰を該
プラズマトーチと炉体に設けた対極の間で発生させたプ
ラズマアークにより溶融する溶融炉において、プラズマ
トーチの炉体内への挿入、該炉体外への退避を行うこと
ができるトーチ移動装置を設けたことを特徴とする。
により、プラズマアークの炉体内外への挿入、退避が容
易となり、プラズマトーチの交換等のメンテナンス作業
が容易となる。
の溶融炉において、トーチ移動装置は、プラズマトーチ
を炉体内に挿入する時、該プラズマトーチ先端を前後、
左右、上下に移動させ、プラズマアークの発生場所を移
動することができるプラズマアーク発生位置調整機構を
具備することを特徴とする。
ーク発生位置調整機構を具備するので、プラズマアーク
の発生場所を移動させ、アーク電力の変動を防止するこ
とができると共に、アーク電力変動に伴うプラズマアー
クの消滅も防止できる。
に記載の溶融炉において、トーチ移動装置のプラズマト
ーチの挿入・退避の駆動源及び/又は前記プラズマアー
ク発生位置調整機構の前記プラズマトーチ先端を前後・
左右・上下に移動させ駆動源を電動又は油圧とすること
を特徴とする。
又は3に記載の溶融炉において、炉体を傾動させる炉体
傾動機構を具備し、トーチ移動装置及び/又はプラズマ
アーク発生位置調整機構は炉体傾動機構により炉体が傾
動した時、該炉体と共に傾動し、該傾動状態でも作動可
能に構成されていることを特徴とする。
む焼却灰をプラズマトーチと炉体に設けた対極の間でプ
ラズマアークを発生させ、該プラズマアークにより溶融
する焼却灰の溶融方法において、炉体内のプラズマトー
チを移動させることにより該プラズマの発生位置を調整
することを特徴とする。
面に基づいて説明する。図2及び図3は本発明に係る溶
融炉の概略構成例を示す図で、図2は平面図、図3は側
面図である。図2及び図3において、図1と同一符号を
付した部分は同一又は相当部分を示す。溶融炉であるプ
ラズマアーク炉1は炉蓋2、炉体3を具備し、炉蓋2に
はプラズマトーチ4を挿入するトーチ挿入口5が設けら
れ、炉体3の底部にはプラズマトーチと対向して対極
(図示は省略)が設けられている。
口5からプラズマトーチ4を挿入するプラズマトーチ挿
入機構である。該プラズマトーチ挿入機構20は上下動
機構25を具備し、該上下動機構25にプラズマトーチ
4が取付けられ、上下動されるようになっている。プラ
ズマトーチ挿入機構20の上下動機構25は支柱21に
旋回機構22等により旋回自在に支持された旋回台23
にブラケット24を介して取付けられている。また、プ
ラズマアーク炉1の炉体3の周囲には高融点物質を含む
焼却灰を炉体3内に供給するための焼却灰供給装置26
が3台設置されている。また、炉体3の周囲には排ガス
や溶融スラグを排出するための排出口27(図1の排出
口9に相当する)が設けられている。
するようにウォームホイール・ギア等からなる旋回機構
22により、図2の実線で示すA位置、即ちプラズマト
ーチ4がトーチ挿入口5の真上に位置する位置と、一点
鎖線で示すB位置、即ちプラズマトーチ4の退避位置と
の間を旋回できるようになっている。また、プラズマト
ーチ挿入機構20は前後動機構29を具備し、後に詳述
するように該前後動機構29でプラズマトーチ4を前後
方向に傾動させることができるようになっている。ま
た、プラズマトーチ挿入機構20は左右動機構30を具
備し、後に詳述するように該左右動機構30でプラズマ
トーチ4を左右方向に傾動させることができるようにな
っている。
構成を示す図で、図4は平面図、図5は側面図(図4の
C矢視図)、図6は裏面図(図4のD矢視図)である。
図示するように、プラズマトーチ4は左右動機構30に
より左右方向に所定角α°(例えばα=10°)、前後
動機構29により前後方向に所定角β°(例えばβ=1
0°)の範囲で左右前後に傾動できるようになってい
る。
及び連結棒30−2等を具備し、連結棒30−2の先端
は上下動機構25のケーシングに連結されている。左右
移動モータ30−1を正逆転させることにより、その回
転力は連結棒30−2を左右方向に移動させる力に変換
され、上下動機構25を左右方向に傾動させ、プラズマ
トーチ4の先端を左右方向に移動させる。この傾動は上
下動機構25のケーシングに取付けられたブラケット2
4と旋回台23に取付けられたブラケット32の間に介
在するガイドレール33で案内される。
び連結棒29−2等を具備し、連結棒29−2の先端は
旋回台23に固定されたブラケット34に取付けられた
ガイドレール35の可動側に連結されている。前後動モ
ータ29−1を正逆転させることにより、その回転力は
連結棒29−2を前後方向に移動させる力に変換され、
上下動機構25を前後方向に傾動させる。この上下動機
構25の傾動に連動してプラズマトーチ4の先端は前後
方向に移動する。この傾動はガイドレール35で案内さ
れる。
ある。上下動機構25はケーシング25−1と上下動モ
ータ25−2を具備する。ケーシング25−1内にはボ
ールネジ25−3が回転自在に配置され、該ボールネジ
25−3には減速機25−4を介して上下動モータ25
−2の回転力が伝達されるようになっている。ボールネ
ジ25−3にはナット25−5が螺合し、該ナット25
−5にはプラズマトーチ4を取付けるプラズマトーチ取
付台37がブラケット36を介して固定されている。ま
た、プラズマトーチ取付台37にはプラズマトーチ4が
ブラケット38を介して取付けられている。
ズマトーチ取付台37の上下動をガイドするガイドレー
ル39が取付けられており、上下動モータ25−2の回
転により、ボールネジ25−3が回転し、ナット25−
5が上下動することにより、プラズマトーチ取付台37
に取付けられたプラズマトーチ4が上下動するようにな
っている。なお、プラズマトーチ4の上下位置はロータ
リエンコーダ40により検出される。
0を旋回させる旋回機構の構成を示す図で、図8は平面
図、図9は図8のE−E矢視図である。旋回機構22は
ウォームギア22−1とクラッチ/ブレーキ付きの旋回
モータ22−2等を具備し、ウォームギア22−1は支
柱21に固定された取付台41に回転自在に支持され、
旋回モータ22−2は該取付台41に固定されている。
旋回モータ22−2の回転力は継手22−3を介してウ
ォームギア22−1に伝達される。
の上端にベアリング42を介して回転自在に支持され、
該旋回台23の下端にウォームホイール43が取り付け
られている。該ウォームホイール43に前記ウォームギ
ア22−1が螺合し、旋回モータ22−2の正逆転によ
りプラズマトーチ4は図2のA位置とB位置の間を旋回
する。なお、旋回台23は図2のA位置でロック機構4
4によりロックされるようになっている。
おいて、図2のB位置はプラズマトーチ4の退避位置
で、この位置でプラズマトーチ4のメンテナンスや交換
を行う。プラズマトーチ4をプラズマアーク炉1内に挿
入するには、旋回機構22でプラズマトーチ挿入機構2
0をA位置、即ちプラズマトーチ4がトーチ挿入口5の
真上に位置する位置に旋回させ、ロック機構44で旋回
台23をロックする。その後、上下動機構25により図
10に示すようにプラズマトーチ4の下端が炉体3の所
定位置に達するまで下降させる。下降量はロータリエン
コーダ40で検出する。なお、図10において、8’は
溶融スラグ8層の下方に形成されるベースメタルであ
る。
アーク10を発生させ、焼却灰供給装置26から炉体3
内に投入される酸化物を主成分とする焼却灰7を溶融す
る。溶融スラグ8上に酸化物等の組成が不均一な焼却灰
7が投入されると、前述のようにアーク電力が変動し、
プラズマアーク10が消滅する現象が発生する惧れがあ
る。そこで本実施形態例では、プラズマトーチ挿入機構
20に上下動機構25、前後動機構29、左右動機構3
0を設け、プラズマトーチ4の先端を上下、前後、左右
方向に移動させ、プラズマアーク10の発生場所を変
え、アーク電力の変動を抑え、プラズマアーク10が消
滅することなく、安定した状態になるようにしている。
炉1の炉体3を架台に搭載し、該炉体3を架台ごと傾動
させる炉体傾動機構を設けた場合、この架台に上記プラ
ズマトーチ挿入機構20を支持する支柱21を取付ける
構成とする。これにより、炉体3を炉体傾動機構で傾動
させた状態で、プラズマトーチ挿入機構20の上下動機
構25、前後動機構29、左右動機構30を作動させ、
プラズマトーチ4の先端を上下、前後、左右方向に移動
させ、プラズマアーク10の発生場所を変えるようにす
ることも可能である。
トーチ挿入機構20でプラズマアーク炉1に挿入する例
を示したが、プラズマトーチ挿入機構20にはプラズマ
トーチと他の機器、例えば柱状の再着火棒を炉体内に挿
入する再着火棒挿入機構と並列に設置するように構成し
てもよい。
棒挿入機構を設置したものを備えた溶融炉の概略構成例
を示す平面図ある。図示するように、プラズマトーチ挿
入機構20にそのプラズマトーチ4及び上下動機構25
として併設して、再着火棒挿入機構を構成するチャッキ
ング機構50及び上下動機構51が設けられている。上
下動機構51はチャッキング機構50を上下方向に移動
させる機構で、図7に示す上下動機構25と略同じ構成
である。また、チャッキング機構50は図示は省略する
が、図11のB位置での下降動作により柱状の再着火棒
を保持し、該再着火棒をA位置で炉体内に下降させ、対
極6の上に載置した状態でワンタッチで解放できるよう
に構成したものである。
発明によれば、下記のような優れた効果が得られる。
動装置を設けることにより、プラズマアークの炉体内外
への挿入、退避が容易となり、プラズマトーチの交換等
のメンテナンス作業が容易となる。
動装置はプラズマアーク発生位置調整機構を具備するの
で、プラズマアークの発生場所を移動させ、アーク電力
の変動を防止することができると共に、必要に応じてプ
ラズマアークによる加熱個所を調整することができる。
トーチ先端を前後・左右・上下に移動させ駆動源に電動
又は油圧を用いるので、これらの移動動作をさせるため
の制御及び構成が容易になる。
動装置及び/又はプラズマアーク発生位置調整機構は炉
体が傾動した状態でも作動可能に構成されているので、
炉体を傾動させた状態でもプラズマアーク発生位置調整
が可能となる。
移動させることにより、プラズマアークの発生位置を調
整するので、プラズマアークの発生する最適な位置で安
定したプラズマを発生させることができる。
成を示す図である。
である。
である。
の平面図である。
の側面図(図4のC矢視図)である。
の裏面図(図4のD矢視図)である。
の上下動機構の構成を示す図である。
の旋回機構の構成を示す図である。
させた状態を示す図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 炉体、プラズマトーチを具備し、該炉体
内に投入された高融点物質を含む焼却灰を該プラズマト
ーチと前記炉体に設けた対極の間で発生させたプラズマ
アークにより溶融する溶融炉において、 前記プラズマトーチの前記炉体内への挿入、該炉体外へ
の退避を行うことができるトーチ移動装置を設けたこと
を特徴とする溶融炉。 - 【請求項2】 請求項1に記載の溶融炉において、 前記トーチ移動装置は、前記プラズマトーチを前記炉体
内に挿入する時、該プラズマトーチ先端を前後、左右、
上下に移動させ、前記プラズマアークの発生場所を移動
することができるプラズマアーク発生位置調整機構を具
備することを特徴とする溶融炉。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の溶融炉におい
て、 前記トーチ移動装置のプラズマトーチの挿入・退避の駆
動源及び/又は前記プラズマアーク発生位置調整機構の
前記プラズマトーチ先端を前後・左右・上下に移動させ
駆動源を電動又は油圧とすることを特徴とする溶融炉。 - 【請求項4】 請求項1又は2又は3に記載の溶融炉に
おいて、 前記炉体を傾動させる炉体傾動機構を具備し、 前記トーチ移動装置及び/又は前記プラズマアーク発生
位置調整機構は前記炉体傾動機構により前記炉体が傾動
した時、該炉体と共に傾動し、該傾動状態でも作動可能
に構成されていることを特徴とする溶融炉。 - 【請求項5】 高融点物質を含む焼却灰をプラズマトー
チと炉体に設けた対極の間でプラズマアークを発生さ
せ、該プラズマアークにより溶融する焼却灰の溶融方法
において、 前記炉体内の前記プラズマトーチを移動させることによ
り該プラズマの発生位置を調整することを特徴とする焼
却灰の溶融方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002109579A JP2003302034A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 溶融炉及び焼却灰の溶融方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002109579A JP2003302034A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 溶融炉及び焼却灰の溶融方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003302034A true JP2003302034A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29393005
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002109579A Pending JP2003302034A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 溶融炉及び焼却灰の溶融方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003302034A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-04-11 JP JP2002109579A patent/JP2003302034A/ja active Pending
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