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JP2003348010A - 制御装置、移動通信システム、及び送信電力制御方法 - Google Patents

制御装置、移動通信システム、及び送信電力制御方法

Info

Publication number
JP2003348010A
JP2003348010A JP2002156351A JP2002156351A JP2003348010A JP 2003348010 A JP2003348010 A JP 2003348010A JP 2002156351 A JP2002156351 A JP 2002156351A JP 2002156351 A JP2002156351 A JP 2002156351A JP 2003348010 A JP2003348010 A JP 2003348010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission power
communication
base station
initial value
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002156351A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ishiguro
隆之 石黒
Hiroyuki Ishii
啓之 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2002156351A priority Critical patent/JP2003348010A/ja
Publication of JP2003348010A publication Critical patent/JP2003348010A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02B60/50

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信開始時において、適切な送信電力制御を
行うことができる制御装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る制御装置30は、無線端末
10と基地局20との間の通信を無線制御する制御装置
30であって、基地局20と無線端末10との間で通信
を開始させる際に、その通信種別を判定する通信種別判
定手段34と、通信種別判定手段34による判定結果に
基づいて送信電力の初期値を決定する送信電力設定手段
32と、を備える。送信電力設定手段32は、通信種別
が音声通信である場合に送信電力の設定値を基準値より
高く、通信種別がデータ通信である場合に送信電力の設
定値を基準値より低く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信開始時の送信
電力を設定することができる制御装置、移動通信システ
ム、及びその送信電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動通信システムにおいて
は、基地局から無線端末へのデータ送信において、その
送信電力が制御されている。従来の送信電力制御方法を
図18に示す。まず、無線端末が基地局から送信された
制御信号を受信した際にその受信電力を測定する。次
に、無線端末は、測定した受信電力に関する情報を基地
局を通じて制御装置に送信する。そして、制御装置は所
定の受信品質を保つことができるように送信電力を設定
し、基地局に指示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の送信電力制御方
法において、無線端末における受信電力に基づく送信電
力の設定は、無線端末と基地局の通信中には数msとい
う間隔で行われるので、基地局の送信電力は適切に制御
される。しかしながら、ハンドオーバなどによって新し
い基地局との通信開始する場合には、新たな基地局から
データを送信する時点は、送信電力設定の基礎となる受
信電力の情報を取得した時点に比べて若干の時間差を有
するため、その時間内に無線端末における信号の干渉状
況などに変化があると適切に送信電力を制御することが
できない場合があった。そして、送信電力が所要電力よ
り高い場合には、同一チャネルに多重される他の通信
や、他セルにおいて同じ周波数のチャネルに干渉を与え
て無線品質劣化の原因となり、送信電力が所要電力より
低い場合には送信電力が安定するまで通信品質が劣化す
るという問題を招くことになっていた。特に、IMT−
2000/TDDでは、送信電力制御による電力動作範
囲は最大でも3dB/10msであるので、送信電力の
初期値が所要電力と異なると、送信電力を所要電力に制
御するための時間が大きくなるので、この問題を解決す
ることが望まれていた。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決し、通信
開始時において、適切な送信電力制御を行うことができ
る制御装置、移動通信システム、及び送信電力制御方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る制御装置
は、無線端末と基地局との間の通信を無線制御する制御
装置であって、基地局と無線端末との間で通信を開始さ
せる際に、その通信種別を判定する通信種別判定手段
と、通信種別判定手段による判定結果に基づいて送信電
力の初期値を決定する送信電力設定手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0006】本発明に係る送信電力制御方法は、無線端
末と基地局との間の通信を無線制御する制御装置によっ
て通信開始時における基地局の送信電力を制御する送信
電力制御方法であって、基地局と無線端末との間で通信
を開始させる際に、その通信種別を判定する通信種別判
定ステップと、通信種別判定ステップにおける判定結果
に基づいて送信電力の初期値を決定する送信電力設定ス
テップと、を備えることを特徴とする。
【0007】本発明に係る制御装置(送信電力制御方
法)では、通信種別判定手段によって(通信種別判定ス
テップにおいて)判定された通信種別に基づいて、送信
電力の初期値を決定することにより、通信種別に応じて
送信電力の初期値を簡易かつ適切に設定することができ
る。すなわち、信号の再送が許容される通信種別と許容
されない通信種別によって設定する送信電力を変化さ
せ、全体として干渉を低減させつつ、通信品質の向上を
図る。
【0008】上記制御装置(送信電力制御方法)におい
て、通信種別判定手段(ステップ)は、通信種別が音声
通信であるかデータ通信であるかを判定し、送信電力設
定手段(ステップ)は、通信種別が音声通信である場合
には送信電力の初期値をあらかじめ定められた基準値よ
り高く設定し、通信種別がデータ通信である場合には送
信電力の初期値をあらかじめ定められた基準値より低く
設定する、ことを特徴としても良い。
【0009】通信種別が音声通信の場合には所定の通信
品質を保つためには連続して信号を受信することが必要
であり、信号の再送を行うことは好ましくないのに対
し、通信種別がデータ通信の場合には品質劣化によるデ
ータ損失が多少あったとしても、TCP/IPなどの上
位レイヤによる再送制御によって品質劣化を補償するこ
とができる。従って、通信種別が音声通信の場合には送
信電力の初期値を基準値より高く設定することで、通信
開始時に無線端末における正確な受信電力を把握できな
くても送信電力不足によって通信品質が低下することを
防止すると共に、通信種別がデータ通信の場合には送信
電力を基準値より低く設定することで音声通信とデータ
通信とを含めた総合での送信電力の増加を抑制して干渉
を低減させることができる。
【0010】本発明に係る制御装置は、無線端末と基地
局との間の通信を無線制御する制御装置であって、基地
局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その通信
が割り当てられるチャネルに多重される他の通信の通信
種別を判定する通信種別判定手段と、通信種別判定手段
による判定結果に基づいて送信電力の初期値を決定する
送信電力設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】本発明に係る送信電力制御方法は、無線端
末と基地局との間の通信を無線制御する制御装置によっ
て通信開始時における基地局の送信電力を制御する送信
電力制御方法であって、基地局と無線端末との間で通信
を開始させる際に、その通信が割り当てられるチャネル
に多重される他の通信の通信種別を判定する通信種別判
定ステップと、通信種別判定ステップにおける判定結果
に基づいて送信電力の初期値を決定する送信電力設定ス
テップと、を備えることを特徴とする。
【0012】本発明に係る制御装置(送信電力制御方
法)では、通信種別判定手段によって(通信種別判定ス
テップにおいて)判定された同一チャネルに多重される
他の通信の通信種別に基づいて、送信電力の初期値を決
定することにより、他の通信の通信種別に応じて送信電
力の初期値を簡易かつ適切に設定することができる。す
なわち、信号の再送が許容される通信種別と許容されな
い通信種別によって設定する送信電力を変化させ、全体
として干渉を低減させつつ、通信品質の向上を図る。
【0013】上記制御装置(送信電力制御方法)におい
て、通信種別判定手段(ステップ)は、他の通信の通信
種別が音声通信であるかデータ通信であるかを判定し、
送信電力設定手段(ステップ)は、少なくとも一つの通
信種別が音声通信である場合には送信電力の初期値をあ
らかじめ定められた基準値より低く設定し、全ての通信
種別がデータ通信である場合には送信電力の初期値をあ
らかじめ定められた基準値より高く設定する、ことを特
徴としても良い。
【0014】通信種別が音声通信の場合には所定の通信
品質を保つためには連続して信号を受信することが必要
であり、信号の再送を行うことは好ましくないのに対
し、通信種別がデータ通信の場合には品質劣化によるデ
ータ損失が多少あったとしても、TCP/IPなどの上
位レイヤによる再送制御によって品質劣化を補償するこ
とができる。従って、多重される他の通信の少なくとも
一つの通信種別が音声通信の場合には、その音声通信は
通信品質を高く保つため送信電力が高く設定されるの
で、送信電力の初期値を基準値より低く設定して多重さ
れるその音声通信との干渉を低減させ、他の全ての通信
の通信種別がデータ通信の場合には送信電力を基準値よ
り高く設定することにより、干渉を低減させると共に高
品質な通信を実現できる。
【0015】本発明に係る制御装置は、無線端末と基地
局との間の通信を無線制御する制御装置であって、基地
局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その通信
が割り当てられるチャネルと同一の周波数を有する他セ
ルのチャネルに多重される他の通信の通信種別を判定す
る通信種別判定手段と、通信種別判定手段による判定結
果に基づいて送信電力の初期値を決定する送信電力設定
手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】本発明に係る送信電力制御方法は、無線端
末と基地局との間の通信を無線制御する制御装置によっ
て通信開始時における基地局の送信電力を制御する送信
電力制御方法であって、基地局と無線端末との間で通信
を開始させる際に、その通信が割り当てられるチャネル
と同一の周波数を有する他セルのチャネルに多重される
他の通信の通信種別を判定する通信種別判定ステップ
と、通信種別判定ステップにおける判定結果に基づいて
送信電力の初期値を決定する送信電力設定ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0017】本発明に係る制御装置(送信電力制御方
法)では、割り当てられたチャネルと同じ周波数を有す
る他セルのチャネルに多重される他の通信の通信種別に
基づいて、送信電力の初期値を決定することにより、他
セルのチャネルに多重される通信の通信種別に応じて送
信電力の初期値を簡易かつ適切に設定することができ
る。すなわち、信号の再送が許容される通信種別と許容
されない通信種別によって設定する送信電力を変化さ
せ、全体として干渉を低減させつつ、通信品質の向上を
図る。
【0018】上記制御装置(送信電力制御方法)におい
て、通信種別判定手段(ステップ)は、他の通信の通信
種別が音声通信であるかデータ通信であるかを判定し、
送信電力設定手段は、少なくとも一つの通信種別が音声
通信である場合には送信電力の初期値をあらかじめ定め
られた基準値より低く設定し、全ての通信種別がデータ
通信である場合には送信電力の初期値をあらかじめ定め
られた基準値より高く設定する、ことを特徴としても良
い。
【0019】通信種別が音声通信の場合には所定の通信
品質を保つためには連続して信号を受信することが必要
であり、信号の再送を行うことは好ましくないのに対
し、通信種別がデータ通信の場合には品質劣化によるデ
ータ損失が多少あったとしても、TCP/IPなどの上
位レイヤによる再送制御によって品質劣化を補償するこ
とができる。また、他セルの通信であっても同じ周波数
のチャネルを同時刻に用いると干渉を起こす可能性があ
る。従って、割り当てられたチャネルと同じ周波数を有
する他セルのチャネルに多重される他の通信の少なくと
も一つの通信種別が音声通信の場合には、その音声通信
は通信品質を高く保つため送信電力が高く設定されるの
で、送信電力の初期値を基準値より低く設定して他の通
信(音声通信)との干渉を低減させ、他セルのチャネル
に多重される全ての通信の通信種別がデータ通信の場合
には送信電力を基準値より高く設定することにより、干
渉を低減させると共に高品質な通信を実現できる。
【0020】本発明に係る制御装置(送信電力制御方
法)は、無線端末と基地局との間で開始される通信を他
に多重される通信が存在しないチャネルに割り当てるチ
ャネル割当手段(ステップ)をさらに備え、送信電力設
定手段(ステップ)は、チャネル割当手段によってチャ
ネルが割り当てられた通信の送信電力の初期値をあらか
じめ定められた基準値より高く設定する、ことを特徴と
する。
【0021】チャネル割当手段によって(チャネル割当
ステップにおいて)、他に多重される通信が存在しない
チャネルに割り当てることができた場合には、干渉の問
題が生じないので送信電力を高く設定することが通信品
質を高める上で好適である。
【0022】上記制御装置(送信電力制御方法)は、無
線端末と基地局との間で開始される通信を他に多重され
る通信の通信種別がデータ通信であるチャネルに割り当
てるチャネル割当手段(ステップ)をさらに備え、送信
電力設定手段(ステップ)は、チャネル割当手段によっ
てチャネルが割り当てられた通信の送信電力の初期値を
あらかじめ定められた基準値より高く設定する、ことを
特徴としても良い。
【0023】チャネル割当手段によって(チャネル割当
ステップにおいて)、他に多重される通信がデータ通信
であるチャネルに割り当てることができた場合には、デ
ータ通信は再送が許容されるため低い送信電力によって
通信可能であるので、送信電力を高く設定することがで
きる。
【0024】本発明に係る制御装置は、無線端末と基地
局との間の通信を無線制御する制御装置であって、複数
の基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、そのハン
ドオーバの理由を判定する理由判定手段と、理由判定手
段による判定結果に基づいて送信電力の初期値を決定す
る送信電力設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0025】本発明に係る送信電力制御方法は、無線端
末と基地局との間の通信を無線制御する制御装置によっ
て通信開始時における基地局の送信電力を制御する送信
電力制御方法であって、複数の基地局間で通信をハンド
オーバさせる際に、そのハンドオーバの理由を判定する
理由判定ステップと、理由判定ステップにおける判定結
果に基づいて送信電力の初期値を決定する送信電力設定
ステップと、を備えることを特徴とする。
【0026】本発明に係る制御装置(送信電力制御方
法)では、理由判定手段によって(理由判定ステップに
おいて)判定されたハンドオーバの理由に基づいて、送
信電力の初期値を決定することにより、ハンドオーバの
理由に応じて送信電力の初期値を簡易かつ適切に設定す
ることができる。
【0027】上記制御装置(送信電力制御方法)におい
て、理由判定手段(ステップ)は、ハンドオーバが無線
品質の劣化のために行われるのか、トラフィック分散の
ために行われるのかを判定し、送信電力設定手段(ステ
ップ)は、無線品質の劣化のためにハンドオーバされる
場合には送信電力の初期値をあらかじめ定められた基準
値より高く設定し、トラフィック分散のためにハンドオ
ーバされる場合には送信電力の初期値をあらかじめ定め
られた基準値より低く設定する、ことを特徴としても良
い。
【0028】ハンドオーバされる理由が通信品質の劣化
である場合には通信品質の向上させる必要があるのに対
し、ハンドオーバされる理由がトラフィック分散である
場合には通信品質が劣化しているわけではない。従っ
て、ハンドオーバの理由が通信品質の劣化である場合に
は送信電力の初期値を基準値より高く設定し、ハンドオ
ーバの理由がトラフィック分散である場合には送信電力
の初期値を基準値より低く設定することにより、干渉を
低減させつつ高品質の通信を実現することができる。
【0029】本発明に係る制御装置は、無線端末と基地
局との間の通信を無線制御する制御装置であって、2つ
の基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、2つの基
地局間の間隔を求める基地局間隔決定手段と、基地局間
隔決定手段によって求められた基地局間隔に基づいて送
信電力の初期値を決定する送信電力設定手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0030】本発明に係る送信電力制御方法は、無線端
末と基地局との間の通信を無線制御する制御装置によっ
て通信開始時における基地局の送信電力を制御する送信
電力制御方法であって、2つの基地局間で通信をハンド
オーバさせる際に、前記2つの基地局間の間隔を求める
基地局間隔決定ステップと、基地局間隔決定ステップに
おいて求められた基地局間隔に基づいて送信電力の初期
値を決定する送信電力設定ステップと、を備えることを
特徴とする。
【0031】本発明に係る制御装置(送信電力制御方
法)では、基地局間隔決定手段によって(基地局間隔決
定ステップにおいて)決定されたハンドオーバを行う2
基地局の間隔に基づいて、送信電力の初期値を決定する
ことにより、基地局間隔に応じて送信電力の初期値を簡
易かつ適切に設定することができる。
【0032】上記制御装置(送信電力制御方法)におい
て、送信電力設定手段(ステップ)は、基地局間隔決定
手段(ステップ)において求められた基地局間隔があら
かじめ定められた閾値より大きい場合には送信電力の初
期値をあらかじめ定められた基準値より高く設定し、基
地局間隔があらかじめ定められた閾値より小さい場合に
は送信電力の初期値をあらかじめ定められた基準値より
低く設定する、ことを特徴としても良い。
【0033】ハンドオーバ元の基地局とハンドオーバ先
の基地局との間隔が大きい場合には無線端末とハンドオ
ーバ先の基地局との間隔が大きいことが予測され、ハン
ドオーバ元の基地局とハンドオーバ先の基地局との間隔
が小さい場合には無線端末とハンドオーバ先の基地局と
の間隔が小さいことが予測される。従って、2基地局の
間隔が大きい場合には送信電力の初期値を高く設定し、
2基地局間の間隔が小さい場合には送信電力の初期値を
低く設定することにより、干渉を低減させつつ高品質の
通信を実現することができる。
【0034】本発明に係る制御装置は、無線端末と基地
局との間の通信を無線制御する制御装置であって、複数
の基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、ハンドオ
ーバ先の基地局と無線端末との距離を求める距離測定手
段と、距離測定手段によって求められた基地局と無線端
末との距離に基づいて送信電力の初期値を決定する送信
電力設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0035】本発明に係る送信電力制御方法は、無線端
末と基地局との間の通信を無線制御する制御装置によっ
て通信開始時における基地局の送信電力を制御する送信
電力制御方法であって、複数の基地局間で通信をハンド
オーバさせる際に、ハンドオーバ先の基地局と無線端末
との距離を求める距離測定ステップと、距離測定ステッ
プにおいて求められた基地局と無線端末との距離に基づ
いて送信電力の初期値を決定する送信電力設定ステップ
と、を備えることを特徴とする。
【0036】本発明に係る制御装置(送信電力制御方
法)では、距離測定手段によって(距離測定ステップに
おいて)測定されたハンドオーバ先の基地局と無線端末
との距離に基づいて、送信電力の初期値を決定すること
により、基地局−無線端末間距離に応じて送信電力の初
期値を簡易かつ適切に設定することができる。
【0037】上記制御装置(送信電力制御方法)におい
て、送信電力設定手段(ステップ)は、距離測定手段に
よって(距離測定ステップにおいて)測定された距離が
あらかじめ定められた閾値より大きい場合には送信電力
の初期値をあらかじめ定められた基準値より高く設定
し、基地局間隔があらかじめ定められた閾値より小さい
場合には送信電力の初期値をあらかじめ定められた基準
値より低く設定する、ことを特徴としても良い。
【0038】ハンドオーバ先の基地局と無線端末との距
離が大きい場合には、一般的に基地局から送信された信
号が無線端末に到達するまでの伝播損が大きいので、送
信電力を基準値より高く設定して通信品質の低下を防止
すると共に、ハンドオーバ先の基地局と無線端末との距
離が小さい場合には、低い送信電力で送信しても充分な
通信品質を保つことができるので、送信電力を低く設定
して他の通信との干渉を低減させる。
【0039】上記制御装置(送信電力制御方法)におい
て、基準値は、無線端末が制御信号を受信した際の受信
品質によって決定されることを特徴としても良い。
【0040】基準値を無線端末が制御信号を受信した際
の受信品質によって決定することにより、無線端末と基
地局とが置かれた環境(干渉の状況や障害物の状況な
ど)に応じて基準値を決定することができるので好まし
い。
【0041】本発明に係る移動通信システムは、上記制
御装置と、制御装置によって制御される基地局と、基地
局と通信可能な無線端末と、を備え、通信開始時におけ
る基地局から無線端末への送信電力が制御装置によって
設定される、ことを特徴とする。
【0042】本発明に係る移動通信システムは上記した
制御装置を備え、その制御装置によって通信種別、ハン
ドオーバ理由、ハンドオーバ前後の基地局間隔、又はハ
ンドオーバ先の基地局と無線端末との距離に基づいて送
信電力の初期値を設定することにより、簡易かつ適切に
送信電力の初期値を設定して高品質の通信を実現するこ
とができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係る移
動通信システムの好適な実施形態について詳細に説明す
る。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号
を付し、重複する説明を省略する。
【0044】(第1実施形態)図1は、本実施形態に係
る移動通信システムの構成を示す図である。図1に示さ
れるように、移動通信システムは、無線端末10と、無
線端末10との通信を行う基地局20と、無線端末10
及び基地局20の通信を制御する制御装置30と、制御
装置30に接続された交換機40と、がIMT−200
0ネットワーク50に接続されて構成されている。無線
端末10は、例えば携帯電話などの端末であり、基地局
20を通じて無線端末10間での音声通信やデータ通信
を行うことができる。本実施形態に係る移動通信システ
ムにおいて、基地局20と無線端末10との間の通信で
は、ユーザ(無線端末)ごとに異なる拡散コードを割り
当ててチャネルを共有する符号多重方式が用いられる。
【0045】次に、第1実施形態に係る制御装置30に
ついて説明する。図2は、制御装置30の構成を示す図
である。図2に示されるように、制御装置30は、通信
の種別を判定する通信種別判定手段34と、送信電力の
基準値(基準電力)を決定する基準電力決定手段31
と、通信種別と基準電力とから送信電力の初期値を設定
する送信電力設定手段32と、通信のためのチャネルを
割り当てるチャネル割当手段33と、を備えている。な
お、制御装置30は、これらの構成要素以外にも、無線
端末10と基地局20との通信を監視する機能、基地局
20間でのハンドオーバを制御する機能、無線端末10
を呼び出すために無線端末10の位置登録を行う機能な
どを備えているが、図2では省略している。
【0046】通信種別判定手段34は、制御装置30が
制御している基地局20で開始する通信の種別を判定す
る機能を有する。制御装置30は、無線端末10から基
地局20へ通信開始要求があった場合にはその通信開始
要求に含まれる通信種別を管理し、交換機40側から無
線端末10の呼び出しの要求があった場合にはその呼び
出し要求に含まれる通信種別を管理するので、通信種別
判定手段34は制御装置30内に管理されている通信種
別の情報に基づいて、基地局20と無線端末10との間
で開始される通信の通信種別を判定する。なお、ハンド
オーバによって無線端末10と新たな基地局20との間
で通信が開始される場合にも、制御装置30はハンドオ
ーバ前の基地局20と無線端末10との通信も制御して
いるので、その情報を参照する。
【0047】基準電力決定手段31は、送信電力の基準
値を決定する機能を有する。ハンドオーバによって新た
な基地局20と無線端末10との通信が開始される場合
の基準値は次のようにして決定される。ある基地局20
と無線端末10との通信が行われているときに、その通
信品質が劣化した場合、制御装置30は無線端末10に
対して周辺に存在する他の基地局20を探索するように
指示する。そして、無線端末10が他の基地局20から
の制御信号を受信したときに、その制御信号の受信品質
を測定し、その受信品質に関する情報を制御装置30に
送信する。制御装置30は、無線端末10から送信され
た受信品質に関する情報に基づいて最も受信品質の良好
な基地局20をハンドオーバ先として選択するが、その
とき取得した受信品質の情報に基づいて送信電力の基準
値を決定する。例えば、基地局20が制御信号を送信す
る電力をP0、無線端末10における信号対雑音電力比
をR0、無線端末10が通信信号を受信時に所定の品質
に保つために必要な信号対雑音電力比をR1、補正値を
Cとすると、送信電力の基準値Pは、P=P0×R1/
R0×Cで決定することができる。なお、ここで示した
基準値の決定方法は一例であり、他の方法によって基準
値を決定することとしても良い。例えば、基準値はあら
かじめ定められた所定の値を用いても良いし、基地局2
0へのトラフィック量によって決定しても良い。
【0048】送信電力設定手段32は、基準電力決定手
段31によって決定された基準値と、通信種別判定手段
34によって判定された通信種別とに基づいて送信電力
の初期値を設定する機能を有する。具体的には、通信種
別判定手段34による判定された結果、通信が音声通信
である場合には、基準電力Pに所定の値DHを加えて送
信電力の初期値とする。すなわち、通信種別が音声通信
であるときの送信電力PSは、PS=P+DHと設定さ
れる。逆に通信種別がデータ通信である場合には、基準
電力Pから所定の値DLを減じて送信電力の初期値とす
る。すなわち、通信種別がデータ通信であるときの送信
電力PSは、PS=P−DLと設定される。ここで、所
定値DH、DLは次のようにして定められている。所定
値DHは、送信電力P+DHが無線端末10の位置によ
らず基地局20からの信号を品質劣化なく受信できるよ
うに設定され、所定値DLは、送信電力P−DLが基地
局20からの信号の送信によって同一セル又は他セルの
通信品質の劣化を引き起こさないように設定される。
【0049】チャネル割当手段33は、開始する通信を
割り当てるチャネルを決定し、チャネルを割り当てる機
能を有する。
【0050】次に、第1実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図3
は、送信電力制御の動作を示すフローチャートである。
ここでは、基地局20Aから基地局20Bにハンドオー
バして、新たな基地局20Bと無線端末10との間での
通信が開始される場合について説明する。まず、無線端
末10が基地局20から送信された制御信号の受信電力
を測定し(S10)、測定された受信電力の情報を制御
装置30に送信する(S12)。制御装置30は、無線
端末10から送信された受信電力の情報を受信すると、
その受信電力の情報に基づいて基準電力決定手段31に
よって送信電力の基準値を決定する(S14)。決定さ
れた送信電力の基準値の情報は、送信電力設定手段32
に入力される。
【0051】次に、制御装置30は、ハンドオーバされ
る通信の種別を通信種別判定手段34によって判定する
(S20)。通信種別判定手段34による判定の結果
は、送信電力設定手段32に入力される。
【0052】続いて、送信電力設定手段32は、入力さ
れた送信電力の基準値と通信種別とに基づいて送信電力
の初期値を設定する。通信種別が音声通信である場合に
は送信電力の初期値PSをP+DHと設定し(S2
2)、通信種別がデータ通信である場合には送信電力の
初期値PSをP−DLと設定する(S24)。
【0053】次に、制御装置30はチャネル割当手段3
3によって、基地局20Bと無線端末10との通信に用
いられるチャネルを割り当てる。そして、制御装置30
は、割り当てられたチャネルで設定された送信電力PS
によって信号を送信するように基地局20Bに指示する
(S90)と共に、無線端末10にも割り当てられたチ
ャネルに切り替えるように指示する(S92)。
【0054】そして、ハンドオーバが成功したか否か判
定し(S94)、ハンドオーバが成功した場合には、制
御装置30はハンドオーバ前の基地局20Aに信号を停
止するように指示し(S96)、ハンドオーバが成功し
なかった場合には、制御装置30はハンドオーバ先の基
地局20Bに信号を停止するように指示する(S9
8)。
【0055】以上、本実施形態に係る移動通信システム
によって、ハンドオーバによる新たな基地局20Bとの
通信開始の際の送信電力の初期値を設定する動作につい
て説明したが、ハンドオーバ後の基地局20Bと無線端
末10との通信中には、無線端末10が受信した制御信
号のSIRに基づいて送信電力を制御するなどの従来の
制御方法を採用することができる。通信中には、無線端
末10と基地局20Bとの間で極めて短時間に制御信号
が送受信されることとなるので、従来の制御方法によっ
て充分に精度の高い送信電力制御を行うことができる。
【0056】第1実施形態に係る移動通信システムで
は、制御装置30が通信種別判定手段34を備え、通信
種別判定手段34によって判定された通信種別に基づい
て送信電力の初期値を決定しているので、制御信号の受
信品質を測定した時点から送信電力の初期値を決定する
までに時間差があって受信品質が変動した場合にも、そ
の変動に対応可能な送信電力の初期値を決定できる。ま
た、通信種別が音声通信である場合には、送信電力の基
準値より高く設定することにより、信号の欠落を防止し
て通信品質を高く保つことができ、通信種別がデータ通
信である場合には、送信電力の初期値を基準値より低く
設定することにより、他の通信に対する干渉を低減させ
ることができる。本実施形態に係る移動通信システムの
ように多重方式として符号多重方式が用いられている場
合には、時分割方式又は周波数分割方式などの他の多重
方式と比較して、多重される信号の送信電力が大きいと
他の信号に与える影響が大きいので、干渉を低減させる
ことができる本移動通信システムは特に有効である。
【0057】また、実施形態に係る送信電力制御方法で
は、上記した移動通信システムと同様に、送信電力の初
期値を適切に設定することができる。
【0058】(第2実施形態)次に、第2実施形態に係
る移動通信システムについて説明する。第2実施形態に
係る移動通信システムは、第1実施形態に係る移動通信
システムと基本的な構成は同じである(図2参照)が、
第2実施形態における制御装置30が有する通信種別判
定手段34、及び、送信電力設定手段32が第1実施形
態におけるそれらとは異なる。
【0059】ここでは、通信種別判定手段34及び送信
電力設定手段32が有する機能について説明する。
【0060】通信種別判定手段34は、基地局20と無
線端末10との間で開始される通信が多重されるチャネ
ルにおける他の通信の通信種別を判定する機能を有す
る。多重される通信が複数ある場合には、それらの全て
の通信について通信種別を判定する。判定された結果
は、送信電力設定手段32に入力される。
【0061】送信電力設定手段32は、基準電力決定手
段31によって決定された送信電力の基準値と、通信種
別判定手段34によって判定された通信種別と、に基づ
いて送信電力の初期値を設定する機能を有する。同じチ
ャネルに多重される通信のうち、少なくとも一つの通信
の通信種別が音声通信である場合には、送信電力設定手
段32は、送信電力の初期値を基準値より低く設定す
る。すなわち、送信電力の初期値PS=P−DLとす
る。多重される通信の通信種別が全てデータ通信である
場合には、送信電力設定手段32は、送信電力の初期値
を基準値より高く設定する。すなわち、送信電力の初期
値PS=P+DHとする。ここで、多重される他の通信
の通信種別と初期値設定との関係について、多重される
他の通信が3つの場合を例として図4に示す。図4に示
されるように多重される他の通信の通信種別の一つでも
音声通信である場合には、送信電力を基準値より低く設
定するので、チャネルに多重される通信の数が増えれ
ば、送信電力の初期値は基準値より低く設定される場合
が多くなる。
【0062】次に、第2実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図5
は、送信電力制御の動作を示すフローチャートである。
【0063】無線端末10によって受信した制御信号の
受信電力に基づいて送信電力の基準値を設定するまでの
動作は、第1実施形態に係る移動通信システムの場合と
同じである。
【0064】次に、制御装置30は、基地局20と無線
端末10との間で開始される通信が割り当てられるチャ
ネルに多重される他の通信の通信種別を通信種別判定手
段34によって判定する(S26)。他の通信の通信種
別の少なくとも一つが音声通信である場合には、送信電
力の初期値を基準値より低く設定し(S28)、他の通
信種別が全てデータ通信である場合は送信電力の基準値
を高く設定する(S30)。
【0065】そして、送信電力設定手段32によって送
信電力の初期値が設定された後の動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの動作と同じである。
【0066】第2実施形態に係る移動通信システムは、
制御装置30が通信種別判定手段34を備え、通信種別
判定手段34によって判定された、同一チャネルに多重
される他の通信の通信種別に基づいて送信電力の初期値
を決定しているので、制御信号の受信品質を測定した時
点から送信電力の初期値を決定するまでに時間差があっ
て受信品質が変動した場合にも、その変動に対応可能な
送信電力の初期値を決定できる。また、少なくとも一つ
他の通信の通信種別が音声通信である場合には、送信電
力の基準値より低く設定することにより、高い送信電力
で送信される音声通信との干渉を低減し、他の通信の通
信種別が全てデータ通信である場合には、送信電力の初
期値を基準値より高く設定することにより、通信品質を
高めることができる。
【0067】また、実施形態に係る送信電力制御方法で
は、上記した移動通信システムと同様に、送信電力の初
期値を適切に設定することができる。
【0068】(第3実施形態)次に、第3実施形態に係
る移動通信システムについて説明する。第3実施形態に
係る移動通信システムは、第1実施形態に係る移動通信
システムと基本的な構成は同じである(図2参照)が、
第3実施形態における制御装置30が有する通信種別判
定手段34、及び、送信電力設定手段32が第1実施形
態におけるそれらとは異なる。
【0069】ここでは、通信種別判定手段34及び送信
電力設定手段32が有する機能について説明する。
【0070】通信種別判定手段34は、基地局20と無
線端末10との間で開始される通信が多重されるチャネ
ルと同じ周波数を有する他セルにおけるチャネルに多重
される通信の通信種別を判定する機能を有する。なお、
「セル」とは基地局20が無線端末10と通信可能な地
域的な範囲のことを意味し、「他セル」とは通信を開始
しようとする基地局20のセルとは異なる基地局20の
セルを意味する。多重される通信が複数ある場合にはそ
れらの全ての通信について通信種別を判定する。判定さ
れた結果は、送信電力設定手段32に入力される。
【0071】送信電力設定手段32は、基準電力決定手
段31によって決定された送信電力の基準値と、通信種
別判定手段34によって判定された通信種別と、に基づ
いて送信電力の初期値を設定する機能を有する。多重さ
れる通信のうち、少なくとも一つの通信の通信種別が音
声通信である場合には、送信電力設定手段32は、送信
電力の初期値を基準値より低く設定する。すなわち、送
信電力の初期値PS=P−DLとする。多重される通信
の通信種別が全てデータ通信である場合には、送信電力
設定手段32は、送信電力の初期値を基準値より高く設
定する。すなわち、送信電力の初期値PS=P+DHと
する。
【0072】次に、第3実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図6
は、送信電力制御の動作を示すフローチャートである。
【0073】無線端末10によって受信した制御信号の
受信電力に基づいて送信電力の基準値を設定するまでの
動作は、第1実施形態に係る移動通信システムの場合と
同じである。
【0074】次に、制御装置30は、基地局20と無線
端末10との間で開始される通信が割り当てられるチャ
ネルと同じ周波数の他セルのチャネルに多重される他の
通信の通信種別を通信種別判定手段34によって判定す
る(S32)。他の通信の通信種別の少なくとも一つが
音声通信である場合には、送信電力の初期値を基準値よ
り低く設定し(S34)、他の通信種別が全てデータ通
信である場合は送信電力の基準値を高く設定する(S3
6)。
【0075】そして、送信電力設定手段32によって送
信電力の初期値が設定された後の動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの動作と同じである。
【0076】第3実施形態に係る移動通信システムは、
制御装置30が通信種別判定手段34を備え、通信種別
判定手段34によって判定された、他セルの同一周波数
のチャネルに多重される他の通信の通信種別に基づいて
送信電力の初期値を決定している。他の基地局20にお
けるチャネルであっても、同じ周波数で同じ時間に用い
られるチャネルとの間では干渉を生ずる場合があるの
で、他セルのチャネルとの干渉も低減することが好まし
い。送信電力設定手段32は、少なくとも一つ他の通信
の通信種別が音声通信である場合には、送信電力の基準
値より低く設定することにより、高い送信電力で送信さ
れる他セルのチャネルにおける音声通信との干渉を低減
し、他の通信の通信種別が全てデータ通信である場合に
は、送信電力の初期値を基準値より高く設定することに
より、通信品質を高めることができる。
【0077】また、実施形態に係る送信電力制御方法で
は、上記した移動通信システムと同様に、送信電力の初
期値を適切に設定することができる。
【0078】(第4実施形態)次に、第4実施形態に係
る移動通信システムについて説明する。第4実施形態に
係る移動通信システムは、第1実施形態に係る移動通信
システムと基本的な構成は同じである(図2参照)が、
第4実施形態における制御装置30が有する送信電力設
定手段32、及びチャネル割当手段33が第1実施形態
におけるそれらとは異なる。
【0079】ここでは、チャネル割当手段33、及び送
信電力設定手段32が有する機能について説明する。第
4実施形態に係るチャネル割当手段33は、基地局20
と無線端末10との間で行われる通信のためにチャネル
を割り当てる機能を有するが、そのチャネル割り当てを
行う際に、他に多重される通信が存在しないチャネルを
優先的に割り当てる機能を有する。さらに、チャネル割
当手段33は、他に多重される通信が存在しないチャネ
ルを割り当てることに成功したか否かを送信電力設定手
段32に通知する機能を有する。
【0080】第4実施形態における送信電力設定手段3
2は、基準電力決定手段31によって決定された送信電
力の基準値と、通信種別判定手段34によって判定され
た通信種別と、に基づいて送信電力を決定する点は第1
実施形態における送信電力設定手段32と同じである
が、第4実施形態に送信電力設定手段32は、さらに、
チャネル割当手段33から送信される他に多重される通
信の存在しないチャネルを割り当てることに成功したか
否かの通知に基づいて、送信電力の初期値を決定する。
すなわち、送信電力設定手段32は、チャネル割当手段
33から他に多重される通信の存在しないチャネルを割
り当てることに成功した旨の通知を受信した場合には、
通信種別判定手段34によって判定された通信種別によ
らず、送信電力の初期値を基準値より高く設定する機能
を有する。
【0081】次に、第4実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図7
は、送信電力制御の動作を示すフローチャートである。
無線端末10によって受信した制御信号の受信電力に基
づいて送信電力の基準値を設定するまでの動作は、第1
実施形態に係る移動通信システムの場合と同じである。
【0082】次に、制御装置30はチャネル割当手段3
3によって、基地局20と無線端末10との間で開始さ
れる通信に用いるチャネルを割り当てる(S38)。こ
の際、チャネル割当手段33は、他に多重される通信の
存在しないチャネルを優先的に割り当てる。そして、チ
ャネル割当手段33は、他に多重される通信の存在しな
いチャネルを割り当てることができたか否かを送信電力
設定手段32に通知する。
【0083】続いて、送信電力設定手段32は、チャネ
ル割当手段33からの通知に基づいて送信電力の初期値
を決定する。すなわち、他に多重される通信の存在しな
いチャネルを割り当てることに成功したか否か判定し
(S40)、成功した場合には、送信電力設定手段32
は送信電力の初期値を基準値より高く設定する(S4
2)。すなわち、送信電力PS=P+DHとする。逆
に、他に多重される通信の存在しないチャネルを割り当
てることに失敗した場合には、送信電力設定手段32
は、第1実施形態と同様に、通信種別に基づいて送信電
力の初期値を設定する。すなわち、基地局20と無線端
末10との間で開始する通信種別を判定し(S44)、
通信種別が音声通信であった場合には送信電力の初期値
を基準値より高く設定し(S46)、通信種別がデータ
通信であった場合には送信電力の初期値を基準値より低
く設定する(S48)。
【0084】そして、送信電力設定手段32によって送
信電力の初期値が設定された後の動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの動作と同じである。
【0085】第4実施形態に係る移動通信システムは、
基地局20と無線端末10との間で開始される通信の通
信種別によって送信電力の初期値を設定しているので、
第1実施形態に係る移動通信システムと同様に送信電力
の初期値を適切に設定することができる。
【0086】また、第4実施形態に係る移動通信システ
ムでは、チャネル割当手段33によって他に多重される
通信の存在しないチャネルを割り当て、その割り当てが
成功した場合には、送信電力の初期値を高く設定するの
で、干渉の少ないチャネルを用いて通信品質を高くする
ことができる。
【0087】(第5実施形態)次に、第5実施形態に係
る移動通信システムについて説明する。第5実施形態に
係る移動通信システムは、第4実施形態に係る移動通信
システムと基本的な構成は同じである(図2参照)が、
第5実施形態における制御装置30が有するチャネル割
当手段33が第4実施形態におけるチャネル割当手段3
3とは異なる。
【0088】ここでは、チャネル割当手段33が有する
機能について説明する。第5実施形態に係るチャネル割
当手段33は、基地局20と無線端末10との間で行わ
れる通信のためにチャネルを割り当てる機能を有する
が、そのチャネル割り当てを行う際に、他に多重される
全ての通信の通信種別がデータ通信であるチャネルを優
先的に割り当てる機能を有する。さらに、チャネル割当
手段33は、他に多重される通信がデータ通信であるチ
ャネルを割り当てることに成功したか否かを送信電力設
定手段32に通知する機能を有する。
【0089】第5実施形態における送信電力設定手段3
2は、第4実施形態における送信電力設定手段32と同
様に、最初にチャネル割当手段33から送信される通知
に基づいて送信電力の初期値を設定する。すなわち、送
信電力設定手段32は、他に多重される通信がデータ通
信であるチャネルを割り当てることに成功した旨の通知
をチャネル割当手段33から受信した場合には、通信種
別判定手段34によって判定された通信種別によらず、
送信電力の初期値を基準値より高く設定する機能を有す
る。他に多重される通信がデータ通信であるチャネルを
割り当てることができなかった旨の通知をチャネル割当
手段33から受信した場合には、第1実施形態における
送信電力制御手段と同様に通信種別に基づいて、送信電
力の初期値を設定する。
【0090】次に、第5実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図8
は、送信電力制御の動作を示すフローチャートである。
無線端末10によって受信した制御信号の受信電力に基
づいて送信電力の基準値を設定するまでの動作は、第1
実施形態に係る移動通信システムの場合と同じである。
【0091】次に、制御装置30はチャネル割当手段3
3によって、基地局20と無線端末10との間で開始さ
れる通信に用いるチャネルを割り当てる(S50)。こ
の際、チャネル割当手段33は、他に多重される全ての
通信の通信種別がデータ通信であるチャネルを優先的に
割り当てる。そして、チャネル割当手段33は、他に多
重される通信がデータ通信であるチャネルを割り当てる
ことができたか否かを送信電力設定手段32に通知す
る。
【0092】続いて、送信電力設定手段32は、チャネ
ル割当手段33からの通知に基づいて送信電力の初期値
を決定する。すなわち、他に多重される通信がデータ通
信であるチャネルを割り当てることに成功したか否か判
定し(S52)、成功した場合には、送信電力設定手段
32は送信電力の初期値を基準値より高く設定する(S
54)。すなわち、送信電力PS=P+DHとする。逆
に、他に多重される通信がデータ通信であるチャネルを
割り当てることに失敗した場合には、送信電力設定手段
32は、第1実施形態と同様に、通信種別に基づいて送
信電力の初期値を設定する。すなわち、基地局20と無
線端末10との間で開始する通信の通信種別を判定し
(S56)、通信種別が音声通信であった場合には送信
電力の初期値を基準値より高く設定し(S58)、通信
種別がデータ通信であった場合には送信電力の初期値を
基準値より低く設定する(S60)。
【0093】そして、送信電力設定手段32によって送
信電力の初期値が設定された後の動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの動作と同じである。
【0094】第5実施形態に係る移動通信システムは、
基地局20と無線端末10との間で開始される通信の通
信種別によって送信電力の初期値を設定しているので、
第1実施形態に係る移動通信システムと同様に送信電力
の初期値を適切に設定することができる。
【0095】また、第5実施形態に係る移動通信システ
ムでは、チャネル割当手段33によって他に多重される
通信がデータ通信であるチャネルを割り当て、その割り
当てが成功した場合には、送信電力の初期値を高く設定
する。すなわち、小さい送信電力で通信可能なデータ通
信と多重される場合には、干渉を低減したチャネルを用
いて通信品質を高くすることができる。
【0096】(第6実施形態)次に、第6実施形態に係
る移動通信システムについて説明する。第6実施形態に
係る移動通信システムは、第1実施形態に係る移動通信
システムと基本的な構成は同じであるが、第6実施形態
における制御装置30Aは、通信種別判定手段34に代
えてハンドオーバの理由を判定する理由判定手段35を
有する点が第1実施形態における制御装置30とは異な
る。図9は、第6実施形態に係る制御装置30Aの構成
を示す図である。
【0097】図9に示されるように、制御装置30A
は、ハンドオーバの理由を判定する理由判定手段35
と、基準電力を決定する基準電力決定手段31と、通信
種別と基準電力とから送信電力の初期値を設定する送信
電力設定手段32と、通信のためのチャネルを割り当て
るチャネル割当手段33と、を備えている。
【0098】基準電力決定手段31、及びチャネル割当
手段33は第1実施形態における基準電力決定手段3
1、及びチャネル割当手段33と同じである。
【0099】理由判定手段35は、ハンドオーバを行う
ことになった理由を判定する機能を有する。一の基地局
20から他の基地局20へのハンドオーバを行う理由と
しては、当該一の基地局20と無線端末10との通信品
質が劣化したことによる場合と、当該一の基地局20の
トラフィックが増大したことによる場合とがある。理由
判定手段35は、ハンドオーバがいずれの理由に行われ
ることになったのか判定する。制御装置30Aは、基地
局20と無線端末10との間の通信を監視し、ハンドオ
ーバを制御する機能を有しているので、制御装置30
は、自己の制御の履歴を見ることによってハンドオーバ
の理由を判定することができる。また、理由判定手段3
5によって判定されたハンドオーバの理由は、送信電力
設定手段32に入力される。
【0100】送信電力設定手段32は、基準電力決定手
段31によって決定された基準電力と、理由判定手段3
5によって判定されたハンドオーバの理由と、に基づい
て送信電力の初期値を設定する機能を有する。具体的に
は、理由判定手段35によるハンドオーバの理由が判定
された結果、通信品質劣化による場合には、基準電力P
に所定の値DHを加えて送信電力の初期値とする。すな
わち、ハンドオーバの理由が通信品質劣化でよるときの
送信電力PSは、PS=P+DH逆にハンドオーバの理
由がトラフィックの分散による場合には、基準電力Pか
ら所定の値DLを減じて送信電力の初期値とする。すな
わち、ハンドオーバの理由がトラフィック分散によると
きの送信電力PSは、PS=P−DLと設定される。
【0101】次に、第6実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図1
0は、送信電力制御の動作を示すフローチャートであ
る。ここでは、基地局20Aから基地局20Bにハンド
オーバして、新たな基地局20Bと無線端末10との間
での通信が開始される場合について説明する。無線端末
10によって受信した制御信号の受信電力に基づいて送
信電力の基準値を設定するまでの動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの場合と同じである。
【0102】続いて、送信電力設定手段32は、入力さ
れた送信電力の基準値とハンドオーバの理由とに基づい
て送信電力の初期値を設定する。すなわち、ハンドオー
バの理由を判定し(S62)、ハンドオーバの理由が通
信品質劣化による場合には送信電力の初期値PSをP+
DHと設定し(S64)、ハンドオーバの理由がトラフ
ィック分散による場合には送信電力の初期値PSをP−
DLと設定する(S66)。
【0103】そして、送信電力設定手段32によって送
信電力の初期値が設定された後の動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの動作と同じである。
【0104】第6実施形態に係る移動通信システムで
は、制御装置30が理由判定手段35を備え、理由判定
手段35によって判定されたハンドオーバの理由に基づ
いて送信電力の初期値を決定しているので、制御信号の
受信品質を測定した時点から送信電力の初期値を決定す
るまでに時間差があって受信品質が変動した場合にも、
その変動に対応可能な送信電力の初期値を決定できる。
また、ハンドオーバの理由が通信品質劣化による場合に
は、送信電力の基準値より高く設定することにより、通
信品質を高くすることができ、ハンドオーバの理由がト
ラフィック分散による場合には、送信電力の初期値を基
準値より低く設定することにより、他の通信に対する干
渉を低減させることができる。
【0105】また、実施形態に係る送信電力制御方法で
は、上記した移動通信システムと同様に、送信電力の初
期値を適切に設定することができる。
【0106】(第7実施形態)次に、第7実施形態に係
る移動通信システムについて説明する。第7実施形態に
係る移動通信システムは、第1実施形態に係る移動通信
システムと基本的な構成は同じであるが、第7実施形態
における制御装置30Bは、通信種別判定手段34を有
しておらず、それに代わって、制御装置30Bが制御を
行う基地局間隔に関するデータを格納した基地局間隔デ
ータベース(以下、「基地局間隔DB」という)37
と、ハンドオーバを行う基地局20の間隔を基地局間隔
DB37から抽出する基地局間隔抽出手段36と、を有
する点が第1実施形態における制御装置30とは異な
る。図11は、第7実施形態に係る制御装置30Bの構
成を示す図である。
【0107】図11に示されるように、制御装置30B
は、基準電力を決定する基準電力決定手段31と、通信
種別と基準電力とから送信電力の初期値を設定する送信
電力設定手段32と、基地局20の間隔に関するデータ
を格納した基地局間隔DB37と、ハンドオーバを行う
2基地局20の間隔を基地局間隔DB37から抽出する
基地局間隔抽出手段36と、通信のためのチャネルを割
り当てるチャネル割当手段33と、を備えている。ここ
で、基地局間隔抽出手段36と基地局間隔DB37は、
ハンドオーバ前後の基地局間の距離を決定する基地局間
隔決定手段を構成する。
【0108】基準電力決定手段31、及びチャネル割当
手段33は第1実施形態における基準電力決定手段3
1、及びチャネル割当手段33と同じである。
【0109】基地局間隔DB37は、制御装置30Bが
制御する複数の基地局20について、それぞれの設置間
隔に関するデータを格納している。図12は、基地局間
隔DB37に格納されたデータの例を示す図である。図
12に示されるように、基地局間隔DB37には、2基
地局を特定する「基地局」と、2基地局の間隔を示す
「距離」の情報が格納されている。図12に示す基地局
間隔DB37を参照することにより、例えば、基地局2
0Aと基地局20Bとの間隔は1.5kmであることが
分かる。
【0110】基地局間隔抽出手段36は、基地局間隔D
B37からハンドオーバを行う2基地局20の間隔に関
する情報を抽出する機能を有する。
【0111】送信電力設定手段32は、基準電力決定手
段31によって決定された基準電力と、基地局間隔抽出
手段36によって抽出された基地局間隔と、に基づいて
送信電力の初期値を設定する機能を有する。具体的に
は、ハンドオーバを行う基地局間隔が所定の閾値より大
きい場合には、基準電力Pに所定の値DHを加えて送信
電力の初期値とする。すなわち、基地局間隔が所定の閾
値より大きい場合の送信電力PSはPS=P+DHと設
定される。逆に基地局間隔が所定の閾値より小さい場合
には、基準電力Pから所定の値DLを減じて送信電力の
初期値とする。すなわち、基地局間隔が所定の閾値より
小さい場合の送信電力PSは、PS=P−DLと設定さ
れる。
【0112】次に、第7実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図1
3は、送信電力制御の動作を示すフローチャートであ
る。ここでは、基地局20Aから基地局20Bにハンド
オーバして、新たな基地局20Bと無線端末10との間
での通信が開始される場合について説明する。無線端末
10によって受信した制御信号の受信電力に基づいて送
信電力の基準値を設定するまでの動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの場合と同じである。
【0113】続いて、基地局間隔抽出手段36は、ハン
ドオーバを行う2基地局20の間隔を基地局間隔DB3
7から抽出することによって決定し(S68)、決定さ
れた基地局間隔に関する情報を送信電力設定手段32に
入力する。送信電力設定手段32は、入力された送信電
力の基準値と基地局間隔に関する情報とに基づいて送信
電力の初期値を設定する。すなわち、基地局間隔と所定
の閾値との大小を判定し(S70)、基地局間隔が所定
の閾値より大きい場合には送信電力の初期値PSをP+
DHと設定し(S72)、基地局間隔が所定の閾値より
小さい場合には送信電力の初期値PSをP−DLと設定
する(S74)。
【0114】そして、送信電力設定手段32によって送
信電力の初期値が設定された後の動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの動作と同じである。
【0115】第7実施形態に係る移動通信システムで
は、制御装置30が基地局間隔DB37及び基地局間隔
抽出手段36を備え、ハンドオーバがなされる2基地局
20間の間隔についての情報が基地局間隔抽出手段36
によって基地局間隔DB37から抽出される。そして、
送信電力設定手段32は、基地局間隔抽出手段36によ
って抽出された基地局間隔の情報に基づいて送信電力の
初期値を決定しているので、制御信号の受信品質を測定
した時点から送信電力の初期値を決定するまでに時間差
があって受信品質が変動した場合にも、その変動に対応
可能な送信電力の初期値を決定できる。また、基地局間
隔が所定の閾値より大きい場合には、送信電力の基準値
より高く設定することにより、通信品質を高くすること
ができ、基地局間隔が所定の閾値より小さい場合には、
送信電力の初期値を基準値より低く設定することによ
り、他の通信に対する干渉を低減させることができる。
【0116】また、実施形態に係る送信電力制御方法で
は、上記した移動通信システムと同様に、送信電力の初
期値を適切に設定することができる。
【0117】(第8実施形態)次に、第8実施形態に係
る移動通信システムについて説明する。第8実施形態に
係る移動通信システムは、第1実施形態に係る移動通信
システムと基本的な構成は同じであるが、第8実施形態
における制御装置30Cは、通信種別判定手段34に代
えてハンドオーバ先の基地局20と無線端末10との距
離を測定する距離測定手段38を有する点が第1実施形
態における制御装置30とは異なる。図14は、第8実
施形態に係る制御装置30Cの構成を示す図である。
【0118】図14に示されるように、制御装置30C
は、ハンドオーバ先の基地局20と無線端末10との距
離を測定する距離測定手段38と、基準電力を決定する
基準電力決定手段31と、通信種別と基準電力とから送
信電力の初期値を設定する送信電力設定手段32と、通
信のためのチャネルを割り当てるチャネル割当手段33
と、を備えている。
【0119】基準電力決定手段31、及びチャネル割当
手段33は第1実施形態における基準電力決定手段3
1、及びチャネル割当手段33と同じである。
【0120】距離測定手段38は、ハンドオーバの際に
ハンドオーバ先の基地局20と無線端末10との距離を
測定する機能を有する。無線端末10の存在する位置
は、例えばGPSによって特定したり、又は複数の基地
局20からの制御信号の伝播損などによって特定するこ
とが可能である。距離測定手段38は、従来技術による
いずれかの方法によって特定された無線端末10の位置
と、ハンドオーバ先の基地局20との位置に基づいて、
その距離を測定する。距離測定手段38によって測定さ
れた基地局20−無線端末10間の距離に関する情報は
送信電力設定手段32に入力される。
【0121】送信電力設定手段32は、基準電力決定手
段31によって決定された基準電力と、距離測定手段3
8によって測定された距離と、に基づいて送信電力の初
期値を設定する機能を有する。具体的には、距離測定手
段38によって測定された距離が所定の閾値より大きい
場合には、基準電力Pに所定の値DHを加えて送信電力
の初期値とする。すなわち、ハンドオーバ先の基地局2
0と無線端末10との距離が所定の閾値より大きい場合
の送信電力PSは、PS=P+DHと設定される。逆に
距離測定手段38によって測定された距離が所定の閾値
より小さい場合には、基準電力Pから所定の値DLを減
じて送信電力の初期値とする。すなわち、ハンドオーバ
先の基地局20と無線端末10との距離が所定の閾値よ
り小さい場合の送信電力PSは、PSP−DLと設定さ
れる。
【0122】次に、第8実施形態に係る移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法について説明し、併せて実
施形態に係る送信電力制御方法について説明する。図1
5は、送信電力制御の動作を示すフローチャートであ
る。ここでは、基地局20Aから基地局20Bにハンド
オーバして、新たな基地局20Bと無線端末10との間
での通信が開始される場合について説明する。無線端末
10によって受信した制御信号の受信電力に基づいて送
信電力の基準値を設定するまでの動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの場合と同じである。
【0123】続いて、距離測定手段38は、ハンドオー
バ先の基地局20と無線端末10との距離を測定し(S
76)、測定された距離に関する情報を送信電力設定手
段32に入力する。送信電力設定手段32は、入力され
た送信電力の基準値と基地局20と無線端末10との距
離とに基づいて送信電力の初期値を設定する。すなわ
ち、測定された距離と所定の閾値との大小を判定し(S
78)、測定された距離が所定の閾値より大きい場合に
は送信電力の初期値PSをP+DHと設定し(S8
0)、測定された距離が所定の閾値より小さい場合には
送信電力の初期値PSをP−DLと設定する(S8
2)。
【0124】そして、送信電力設定手段32によって送
信電力の初期値が設定された後の動作は、第1実施形態
に係る移動通信システムの動作と同じである。
【0125】第8実施形態に係る移動通信システムで
は、制御装置30が距離測定手段38を備え、距離測定
手段38によって測定されたハンドオーバ先の基地局2
0と無線端末10との距離に基づいて送信電力の初期値
を決定しているので、制御信号の受信品質を測定した時
点から送信電力の初期値を決定するまでに時間差があっ
て受信品質が変動した場合にも、その変動に対応可能な
送信電力の初期値を決定できる。また、基地局20−無
線端末10間の距離が所定の閾値より大きい場合には、
送信電力の基準値より高く設定することにより、基地局
20からの送信データを確実に無線端末10に送信して
通信品質を高くすることができ、基地局20−無線端末
10間の距離が所定の閾値より小さい場合には、送信電
力の初期値を基準値より低く設定することにより、他の
通信に対する干渉を低減させることができる。
【0126】また、実施形態に係る送信電力制御方法で
は、上記した移動通信システムと同様に、送信電力の初
期値を適切に設定することができる。
【0127】以上、本発明に係る移動通信システム、制
御装置、及び送信電力制御方法について、実施形態を用
いて詳細に説明したが、本発明に係る移動通信システ
ム、制御装置、及び送信電力制御方法は上記実施形態に
限定されるものではない。
【0128】例えば、上記第4実施形態及び第5実施形
態では、チャネル割当手段33は、他に多重される通信
が存在しないチャネル、又は他に多重される通信がデー
タ通信であるチャネルを優先的に割り当て、そのチャネ
ル割り当てが成功したか否かの情報を送信電力設定手段
32に通知して、送信電力設定手段32はチャネル割当
手段33からの通知に基づいて送信電力の初期値を設定
することとしているが、このようなチャネル割当手段3
3及び送信電力設定手段32の機能を第2実施形態、第
3実施形態、第6実施形態、形態、又は第8実施形態に
係る制御装置30のチャネル割当手段33及び送信電力
設定手段32が有することとしても良い。
【0129】また、第1〜第8実施形態で説明した送信
電力設定手段32による送信電力の初期値設定のための
判定を、任意に組み合わせて送信電力の初期値を設定す
ることとしても良い。図16にその一例を示す。
【0130】まず、送信電力の基準値を決定する(S1
00)。基準値の決定の方法は、第1実施形態に係る移
動通信システムで説明した方法でも良いし、デフォルト
値を用いるなどの他の方法であっても良い。次に、基地
局20と無線端末10との間で開始される通信に空きス
ロットを割り当てることができるか否か、すなわち、他
に多重される通信の存在しないチャネルを割り当てるこ
とができるか否かを判定する(S102)。空きスロッ
トに割り当て可能であれば、開始される通信を空きスロ
ットに割り当て(S104)、送信電力の初期値を基準
値より高く設定する(S122)。
【0131】空きスロットに割り当てることができない
と判定された場合には、多重される他の全ての通信が音
声通信ではない(多重される全ての通信がデータ通信
の)チャネルに割り当て可能であるか否か判定する(S
106)。他に多重される通信の全ての通信種別がデー
タ通信であるチャネルに割り当てることができない場合
には、送信電力の初期値を基準値より低く設定する(S
120)。多重される他の全ての通信の通信種別がデー
タ信号であるチャネルに割り当てることが可能な場合に
は、そのチャネルを割り当て(S108)、次の判定に
移行する。
【0132】次に、通信を割り当てるチャネルと同じ周
波数を有する他セルのチャネルに多重される通信の通信
種別の少なくとも一つが音声通信であるか否か判定する
(S110)。他セルのチャネルに多重される通信に一
つでも音声通信が含まれている場合には、送信電力の初
期値を基準値より低く設定する(S120)。同じ周波
数を有する他セルのチャネルに多重される通信が全てデ
ータ通信である場合には、次の判定に移行する。
【0133】次に、基地局20と無線端末10との間で
開始しようとする通信(自無線端末)の通信種別を判定
する(S112)。開始される通信の通信種別が音声通
信である場合には、送信電力の初期値を基準値より高く
設定する(S122)。逆に、データ通信である場合に
は、さらに次の判定に移行する。
【0134】次に、ハンドオーバの理由についての判定
を行う(S114)。ハンドオーバの理由が通信の品質
劣化による場合には、送信電力の初期値を基準値より高
く設定する(S122)。逆に、ハンドオーバの理由が
通信の品質劣化によるものではない場合(例えばトラフ
ィックの分散のため等)には、次の判定に移行する。
【0135】次に、ハンドオーバ前後の2基地局20の
間隔が所定の閾値より大きいか否かの判定を行う(S1
16)。基地局間隔が所定の閾値より大きい場合には、
送信電力の初期値を基準値より高く設定する(S12
2)。逆に、基地局間隔が所定の閾値より大きくない場
合には、さらに次の判定に移行する。
【0136】次に、ハンドオーバ先の基地局20と無線
端末10との距離が所定の閾値より大きいか否かの判定
を行う(S118)。ハンドオーバ先の基地局20と無
線端末10との距離が所定の閾値より大きい場合には、
送信電力の初期値を基準値より高く設定する(S12
2)。逆に、その距離が所定の閾値より大きくない場合
には、送信電力の初期値を基準値より低く設定する(S
120)。
【0137】図16で示したフローによれば、通信開始
時におけるさまざまな要素を総合的に勘案して送信電力
の初期値を設定することができる。図16で示したフロ
ーにおける判定の順序は一例であり、図16のフローと
は異なる順番に判定を行うこととしても良いし、また、
一部の判定を省略することも可能である。ここでは、送
信電力を基準値より高く設定するか低く設定するかを判
定しているが、段階的に定められたランクによって送信
電力を設定することも可能である。
【0138】なお、図16で示したフローを実現する制
御装置30Dの構成としては、図17に示すものが考え
られる。図17において制御装置30Dを構成するそれ
ぞれの構成要素は、第1〜第8実施形態における制御装
置30を構成する対応する符号が付された構成要素と同
じであるが、通信種別判定手段34は、第1実施形態に
おける通信種別判定手段34の機能を有する自無線端末
通信種別判定手段34a、第2実施形態における通信種
別判定手段34の機能を有する多重通信種別判定手段3
4b、第3実施形態における通信種別判定手段34と同
じ機能を有する他セル通信種別判定手段34cを有して
いる。
【0139】
【発明の効果】本発明によれば、判定された通信種別に
基づいて、送信電力の初期値を決定することにより、通
信種別に応じて送信電力の初期値を簡易かつ適切に設定
することで、信号の再送が許容される通信種別と許容さ
れない通信種別によって設定する送信電力を変化させ、
全体として干渉を低減させつつ、通信品質の向上を図る
ことができる。
【0140】また、本発明によれば、ハンドオーバの理
由、ハンドオーバ前後の基地局の間隔、ハンドオーバ先
の基地局と無線端末との距離に基づいて、送信電力の初
期値を決定することにより、送信電力の初期値を簡易か
つ適切に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る移動通信システムを示す図であ
る。
【図2】第1〜5実施形態に係る制御装置を示す図であ
る。
【図3】第1実施形態に係る移動通信システムの動作を
示すフローチャートである。
【図4】多重される通信の通信種別と送信電力初期値と
の関係を示す図である。
【図5】第2実施形態に係る移動通信システムの動作を
示すフローチャートである。
【図6】第3実施形態に係る移動通信システムの動作を
示すフローチャートである。
【図7】第4実施形態に係る移動通信システムの動作を
示すフローチャートである。
【図8】第5実施形態に係る移動通信システムの動作を
示すフローチャートである。
【図9】第6実施形態に係る制御装置を示す図である。
【図10】第6実施形態に係る移動通信システムの動作
を示すフローチャートである。
【図11】第7実施形態に係る制御装置を示す図であ
る。
【図12】基地局間隔DBに格納されたデータの例を示
す図である。
【図13】第7実施形態に係る移動通信システムの動作
を示すフローチャートである。
【図14】第8実施形態に係る制御装置を示す図であ
る。
【図15】第8実施形態に係る移動通信システムの動作
を示すフローチャートである。
【図16】送信電力制御の他の例を示す図である。
【図17】制御装置の他の例を示す図である。
【図18】従来の送信電力決定方法について説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…無線端末、20…基地局、30…制御装置、31
…基準電力決定手段、32…送信電力設定手段、33…
チャネル割当手段、34…通信種別判定手段、35…理
由判定手段、36…基地局間隔抽出手段、37…基地局
間隔DB、38…距離測定手段、40…交換機、50…
IMT−2000ネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA23 DD45 DD57 EE02 EE10 EE16 EE24 FF03 GG08 JJ37 JJ52 JJ56

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線端末と基地局との間の通信を無線制
    御する制御装置であって、 基地局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その
    通信種別を判定する通信種別判定手段と、 通信種別判定手段による判定結果に基づいて送信電力の
    初期値を決定する送信電力設定手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記通信種別判定手段は、通信種別が音
    声通信であるかデータ通信であるかを判定し、 前記送信電力設定手段は、前記通信種別が音声通信であ
    る場合には送信電力の初期値をあらかじめ定められた基
    準値より高く設定し、前記通信種別がデータ通信である
    場合には送信電力の初期値をあらかじめ定められた基準
    値より低く設定する、 ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 無線端末と基地局との間の通信を無線制
    御する制御装置であって、 基地局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その
    通信が割り当てられるチャネルに多重される他の通信の
    通信種別を判定する通信種別判定手段と、 通信種別判定手段による判定結果に基づいて送信電力の
    初期値を決定する送信電力設定手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】 前記通信種別判定手段は、他の通信の通
    信種別が音声通信であるかデータ通信であるかを判定
    し、 前記送信電力設定手段は、少なくとも一つの前記通信種
    別が音声通信である場合には送信電力の初期値をあらか
    じめ定められた基準値より低く設定し、全ての前記通信
    種別がデータ通信である場合には送信電力の初期値をあ
    らかじめ定められた基準値より高く設定する、 ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 無線端末と基地局との間の通信を無線制
    御する制御装置であって、 基地局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その
    通信が割り当てられるチャネルと同一の周波数を有する
    他セルのチャネルに多重される他の通信の通信種別を判
    定する通信種別判定手段と、 通信種別判定手段による判定結果に基づいて送信電力の
    初期値を決定する送信電力設定手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  6. 【請求項6】 前記通信種別判定手段は、他の通信の通
    信種別が音声通信であるかデータ通信であるかを判定
    し、 前記送信電力設定手段は、少なくとも一つの前記通信種
    別が音声通信である場合には送信電力の初期値をあらか
    じめ定められた基準値より低く設定し、全ての前記通信
    種別がデータ通信である場合には送信電力の初期値をあ
    らかじめ定められた基準値より高く設定する、 ことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記無線端末と前記基地局との間で開始
    される通信を他に多重される通信が存在しないチャネル
    に割り当てるチャネル割当手段をさらに備え、 前記送信電力設定手段は、前記チャネル割当手段によっ
    てチャネルが割り当てられた通信の送信電力の初期値を
    あらかじめ定められた基準値より高く設定する、 ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    制御装置。
  8. 【請求項8】 前記無線端末と前記基地局との間で開始
    される通信を他に多重される通信の通信種別がデータ通
    信であるチャネルに割り当てるチャネル割当手段をさら
    に備え、 前記送信電力設定手段は、前記チャネル割当手段によっ
    てチャネルが割り当てられた通信の送信電力の初期値を
    あらかじめ定められた基準値より高く設定する、 ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    制御装置。
  9. 【請求項9】 無線端末と基地局との間の通信を無線制
    御する制御装置であって、 複数の基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、その
    ハンドオーバの理由を判定する理由判定手段と、 理由判定手段による判定結果に基づいて送信電力の初期
    値を決定する送信電力設定手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  10. 【請求項10】 前記理由判定手段は、ハンドオーバが
    無線品質の劣化のために行われるのか、トラフィック分
    散のために行われるのかを判定し、 前記送信電力設定手段は、無線品質の劣化のためにハン
    ドオーバされる場合には送信電力の初期値をあらかじめ
    定められた基準値より高く設定し、トラフィック分散の
    ためにハンドオーバされる場合には送信電力の初期値を
    あらかじめ定められた基準値より低く設定する、 ことを特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 【請求項11】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置であって、 2つの基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、前記
    2つの基地局間の間隔を求める基地局間隔決定手段と、 基地局間隔決定手段によって求められた基地局間隔に基
    づいて送信電力の初期値を決定する送信電力設定手段
    と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  12. 【請求項12】 前記送信電力設定手段は、前記基地局
    間隔決定手段によって求められた基地局間隔があらかじ
    め定められた閾値より大きい場合には送信電力の初期値
    をあらかじめ定められた基準値より高く設定し、基地局
    間隔があらかじめ定められた閾値より小さい場合には送
    信電力の初期値をあらかじめ定められた基準値より低く
    設定する、 ことを特徴とする請求項11に記載の制御装置。
  13. 【請求項13】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置であって、 複数の基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、ハン
    ドオーバ先の基地局と無線端末との距離を求める距離測
    定手段と、 距離測定手段によって求められた前記基地局と前記無線
    端末との距離に基づいて送信電力の初期値を決定する送
    信電力設定手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
  14. 【請求項14】 前記送信電力設定手段は、前記距離測
    定手段によって測定された距離があらかじめ定められた
    閾値より大きい場合には送信電力の初期値をあらかじめ
    定められた基準値より高く設定し、基地局間隔があらか
    じめ定められた閾値より小さい場合には送信電力の初期
    値をあらかじめ定められた基準値より低く設定する、 ことを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
  15. 【請求項15】 送信電力の前記基準値は、前記無線端
    末が制御信号を受信した際の受信品質によって決定され
    ることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記
    載の制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
    の制御装置と、 前記制御装置によって制御される基地局と、 前記基地局と通信可能な無線端末と、 を備え、 通信開始時における前記基地局から前記無線端末への送
    信電力が前記制御装置によって設定される、 ことを特徴とする移動通信システム。
  17. 【請求項17】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置によって通信開始時における基地局の
    送信電力を制御する送信電力制御方法であって、 基地局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その
    通信種別を判定する通信種別判定ステップと、 通信種別判定ステップにおける判定結果に基づいて送信
    電力の初期値を決定する送信電力設定ステップと、 を備えることを特徴とする送信電力制御方法。
  18. 【請求項18】 前記通信種別判定ステップでは、通信
    種別が音声通信であるかデータ通信であるかを判定し、 前記送信電力設定ステップでは、前記通信種別が音声通
    信である場合には送信電力の初期値をあらかじめ定めら
    れた基準値より高く設定し、前記通信種別がデータ通信
    である場合には送信電力の初期値をあらかじめ定められ
    た基準値より低く設定する、 ことを特徴とする請求項17に記載の送信電力制御方
    法。
  19. 【請求項19】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置によって通信開始時における基地局の
    送信電力を制御する送信電力制御方法であって、 基地局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その
    通信が割り当てられるチャネルに多重される他の通信の
    通信種別を判定する通信種別判定ステップと、 通信種別判定ステップにおける判定結果に基づいて送信
    電力の初期値を決定する送信電力設定ステップと、 を備えることを特徴とする送信電力制御方法。
  20. 【請求項20】 前記通信種別判定ステップでは、通信
    種別が音声通信であるかデータ通信であるかを判定し、 前記送信電力設定ステップでは、少なくとも一つの前記
    通信種別が音声通信である場合には送信電力の初期値を
    あらかじめ定められた基準値より低く設定し、全ての前
    記通信種別がデータ通信である場合には送信電力の初期
    値をあらかじめ定められた基準値より高く設定する、 ことを特徴とする請求項19に記載の送信電力制御方
    法。
  21. 【請求項21】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置によって通信開始時における基地局の
    送信電力を制御する送信電力制御方法であって、 基地局と無線端末との間で通信を開始させる際に、その
    通信が割り当てられるチャネルと同一の周波数を有する
    他セルのチャネルに多重される他の通信の通信種別を判
    定する通信種別判定ステップと、 通信種別判定ステップにおける判定結果に基づいて送信
    電力の初期値を決定する送信電力設定ステップと、 を備えることを特徴とする送信電力制御方法。
  22. 【請求項22】 前記通信種別判定ステップでは、通信
    種別が音声通信であるかデータ通信であるかを判定し、 前記送信電力設定ステップでは、少なくとも一つの前記
    通信種別が音声通信である場合には送信電力の初期値を
    あらかじめ定められた基準値より低く設定し、全ての前
    記通信種別がデータ通信である場合には送信電力の初期
    値をあらかじめ定められた基準値より高く設定する、 ことを特徴とする請求項21に記載の送信電力制御方
    法。
  23. 【請求項23】 前記無線端末と前記基地局との間で開
    始される通信を他に多重される通信が存在しないチャネ
    ルに割り当てるチャネル割当ステップをさらに備え、 前記送信電力設定ステップは、前記チャネル割当ステッ
    プにおいてチャネルが割り当てられた通信の送信電力の
    初期値をあらかじめ定められた基準値より高く設定す
    る、 ことを特徴とする請求項17〜22のいずれか1項に記
    載の送信電力制御方法。
  24. 【請求項24】 前記無線端末と前記基地局との間で開
    始される通信を他に多重される通信の通信種別がデータ
    通信であるチャネルに割り当てるチャネル割当ステップ
    をさらに備え、 前記送信電力設定ステップでは、前記チャネル割当ステ
    ップにおいてチャネルが割り当てられた通信の送信電力
    の初期値をあらかじめ定められた基準値より高く設定す
    る、 ことを特徴とする請求項17〜22のいずれか1項に記
    載の送信電力制御方法。
  25. 【請求項25】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置によって通信開始時における基地局の
    送信電力を制御する送信電力制御方法であって、 複数の基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、その
    ハンドオーバの理由を判定する理由判定ステップと、 理由判定ステップにおける判定結果に基づいて送信電力
    の初期値を決定する送信電力設定ステップと、 を備えることを特徴とする送信電力制御方法。
  26. 【請求項26】 前記理由判定ステップでは、ハンドオ
    ーバが無線品質の劣化のために行われるのか、トラフィ
    ック分散のために行われるのかを判定し、 前記送信電力設定ステップでは、無線品質の劣化のため
    にハンドオーバされる場合には送信電力の初期値をあら
    かじめ定められた基準値より高く設定し、トラフィック
    分散のためにハンドオーバされる場合には送信電力の初
    期値をあらかじめ定められた基準値より低く設定する、 ことを特徴とする請求項25に記載の送信電力制御方
    法。
  27. 【請求項27】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置によって通信開始時における基地局の
    送信電力を制御する送信電力制御方法であって、 2つの基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、前記
    2つの基地局間の間隔を求める基地局間隔決定ステップ
    と、 基地局間隔決定ステップにおいて求められた基地局間隔
    に基づいて送信電力の初期値を決定する送信電力設定ス
    テップと、 を備えることを特徴とする送信電力制御方法。
  28. 【請求項28】 前記送信電力設定ステップでは、前記
    基地局間隔決定ステップにおいて求められた基地局間隔
    があらかじめ定められた閾値より大きい場合には送信電
    力の初期値をあらかじめ定められた基準値より高く設定
    し、基地局間隔があらかじめ定められた閾値より小さい
    場合には送信電力の初期値をあらかじめ定められた基準
    値より低く設定する、 ことを特徴とする請求項27に記載の送信電力制御方
    法。
  29. 【請求項29】 無線端末と基地局との間の通信を無線
    制御する制御装置によって通信開始時における基地局の
    送信電力を制御する送信電力制御方法であって、 複数の基地局間で通信をハンドオーバさせる際に、ハン
    ドオーバ先の基地局と無線端末との距離を求める距離測
    定ステップと、 距離測定ステップにおいて求められた前記基地局と前記
    無線端末との距離に基づいて送信電力の初期値を決定す
    る送信電力設定ステップと、 を備えることを特徴とする送信電力制御方法。
  30. 【請求項30】 前記送信電力設定ステップでは、前記
    距離測定ステップにおいて測定された距離があらかじめ
    定められた閾値より大きい場合には送信電力の初期値を
    あらかじめ定められた基準値より高く設定し、基地局間
    隔があらかじめ定められた閾値より小さい場合には送信
    電力の初期値をあらかじめ定められた基準値より低く設
    定する、 ことを特徴とする請求項29に記載の送信電力制御方
    法。
  31. 【請求項31】 送信電力の前記基準値は、前記無線端
    末が制御信号を受信した際の受信品質によって決定され
    ることを特徴とする請求項17〜30のいずれか1項に
    記載の送信電力制御方法。
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