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JP2003343340A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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JP2003343340A
JP2003343340A JP2002159697A JP2002159697A JP2003343340A JP 2003343340 A JP2003343340 A JP 2003343340A JP 2002159697 A JP2002159697 A JP 2002159697A JP 2002159697 A JP2002159697 A JP 2002159697A JP 2003343340 A JP2003343340 A JP 2003343340A
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JP
Japan
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cylinder
misfire
kgx
rotation fluctuation
fluctuation amount
Prior art date
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JP2002159697A
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Akihiro Katayama
章弘 片山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to EP03012048.9A priority patent/EP1367378B1/en
Priority to US10/445,886 priority patent/US6732042B2/en
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/11Testing internal-combustion engines by detecting misfire

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】典型的な回転変動パターンにとどまらず、それ
とは異なるパターンで回転変動が生じた場合にも失火の
形態を精度よく判別する。 【解決手段】失火検出装置は、連続して点火が行われる
3つの気筒に関し、失火の形態が、単気筒失火、連続2
気筒失火及び間欠2気筒失火のいずれであるかを判定す
るためのものである。この判定に際しては、まず所定気
筒よりも1回後及び2回後に点火される各気筒の回転変
動量の和(KGX(2)+KGX(1)) に基づき、前記単気筒失火
であるか否かを判定する(ステップ190)。単気筒失
火でないと判定される(ステップ190:NO)と、次
に前記所定気筒よりも1回後及び2回後に点火される各
気筒の回転変動量の偏差(KGX(2)-KGX(1)) に基づき、
連続2気筒失火であるか否かを判定する(ステップ21
0)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関での失火
の発生を同機関の回転変動に基づき検出する内燃機関の
失火検出装置に関し、特に連続して点火が行われる3つ
の気筒について、単気筒失火、連続2気筒失火及び間欠
2気筒失火のいずれが発生しているかを判別するように
した内燃機関の失火検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火花点火式内燃機関では、点火が実行さ
れない、いわゆる失火が発生すると、未燃燃料が排気通
路に排出され、排気エミッションの悪化や運転性の悪化
を招くため、失火が起こらないように数々の配慮がなさ
れている。しかしながら、それでも何らかの原因で失火
が発生することがあるため、失火した場合にはそのこと
を素早くかつ正確に把握することが求められている。
【0003】そこで、この失火を検出する装置が種々提
案されており、その1つに特開平10−318033号
公報に開示された「多気筒内燃機関の失火検出装置」が
ある。この失火検出装置は、連続して点火が行われる3
つの気筒について、1つの気筒のみで失火が発生してい
る現象(単気筒失火)、連続して2気筒で失火が発生し
ている現象(連続2気筒失火)、2つの失火の間に1つ
の正常燃焼が行われる現象(間欠2気筒失火)を検出し
ようとするものである。
【0004】ここで、前述した3つの気筒中、点火順の
最初の気筒で失火が発生していることを前提とすると、
前記公報の失火検出装置では単気筒失火、連続2気筒失
火、間欠2気筒失火の各回転変動量ΔTNについて、所
定の変化のパターンが見られるとしている。図14は、
第6気筒♯6での正常燃焼の後、第1気筒♯1→第2気
筒♯2→第3気筒♯3の順に点火が行われ、最初に第1
気筒♯1で失火が発生した場合を示している。また、図
14中、ΔT3は第1気筒♯1での回転変動量、ΔT2
は第2気筒♯2での回転変動量、ΔT1は第3気筒♯3
での回転変動量をそれぞれ示している。
【0005】図14(a)に示すように、第1気筒♯1
でのみ失火の発生する単気筒失火では、ΔT3:多、Δ
T2:少、ΔT1:少の関係が見られる。図14(b)
に示すように、第1及び第2気筒♯1,♯2で失火の発
生する連続2気筒失火では、ΔT3:多、ΔT2:多、
ΔT1:少の関係が見られる。また、図14(c)に示
すように、第1及び第3気筒♯1,♯3で失火の発生す
る間欠2気筒失火では、ΔT3:多、ΔT2:少、ΔT
1:多の関係が見られる。
【0006】前記失火検出装置では、上記の回転変動パ
ターンに基づいて失火の形態を判定するようにしてい
る。すなわち、定数k1,k2を用い、回転変動量ΔT
1,ΔT2,ΔT3を比較する。そして、ΔT3・k1
<ΔT1が成立している場合には間欠2気筒失火である
と判定する。ΔT3・k1<ΔT1が成立せず、かつΔ
T3・k2<ΔT2が成立している場合には、連続2気
筒失火であると判定する。ΔT3・k1<ΔT1、及び
ΔT3・k2<ΔT2のいずれも成立していない場合に
は、単気筒失火であると判定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、回転変動量
について、内燃機関の型式、機関運転状態(機関回転速
度、機関負荷等)等の条件を種々変更して測定してみる
と、前述した回転変動パターンが典型的なものにすぎ
ず、これとは若干異なるパターンで回転変動が発生する
場合もある。
【0008】例えば、単気筒失火については、第2気筒
♯2又は第3気筒♯3で回転変動量が多くなる場合があ
る。また、連続2気筒失火について、第3気筒♯3で回
転変動量が多くなる場合があり、間欠2気筒失火につい
て、第2気筒♯2で回転変動量が多くなる場合がある。
こういった現象は、例えば6気筒直列内燃機関、特に回
転速度を検出するためのセンサが、気筒配列方向の一方
の端に取付けられているものにおいて見られる。これ
は、1つには、失火に伴い発生した回転変動が、クラン
クシャフトのねじれ共振等の影響を受けて、前記センサ
に伝わるまでに変化することから回転変動を正確に把握
することが困難であるためと考えられる。
【0009】一方、前記公報記載の失火検出装置は、前
記センサの検出値に基づいて算出した回転変動が、前述
した典型的な回転変動パターンのいずれかに該当するこ
とを前提として、失火の態様を判定するようにしてい
る。そのため、前述したように失火時の回転変動パター
ンがばらついて典型的なパターンと異なった場合、前記
失火検出装置では失火の形態を誤判定するおそれがあ
る。この誤判定を回避しようとすると、失火検出装置で
検出できる内燃機関の種類、機関運転状態等が制約を受
けるという問題がある。
【0010】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、典型的な回転変動パターン
にとどまらず、それとは異なるパターンで回転変動が生
じた場合にも失火の形態を精度よく判別することのでき
る内燃機関の失火検出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明では、多気筒内燃機関の気筒間の回転
変動量を順次算出し、所定気筒での失火発生に応じ、そ
の気筒での回転変動量と、前記所定気筒よりも1回後に
点火される気筒での回転変動量と、2回後に点火される
気筒での回転変動量とに関する回転変動パターンに基づ
き、失火の形態が、前記所定気筒のみで失火が発生する
単気筒失火、前記所定気筒と前記1回後に点火される気
筒とで連続して失火が発生する連続2気筒失火、及び前
記所定気筒と前記2回後に点火される気筒とで失火が発
生する間欠2気筒失火のいずれであるかを判定するよう
にした内燃機関の失火検出装置であって、前記所定気筒
よりも1回後及び2回後に点火される各気筒での回転変
動量に基づき、前記失火の形態が単気筒失火であるか否
かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段による
単気筒失火の非判定に応じ、前記所定気筒よりも1回後
及び2回後に点火される各気筒での回転変動量に基づ
き、前記失火の形態が前記連続2気筒失火であるか否か
を判定する第2判定手段とを備えるものとする。
【0012】ここで、単気筒失火と、2つの気筒で失火
が発生する2気筒失火(連続2気筒失火及び間欠2気筒
失火)とでは、回転変動量に関し次の点において相違す
る。それは、単気筒失火では、最初に失火の発生した所
定気筒を基準として、1回後及び2回後にそれぞれ点火
される気筒で燃焼が正常に行われることから、それらの
気筒での回転変動量がそれぞれ少ない。これに伴い両気
筒での総回転変動量も少ない。一方、2気筒失火では、
所定気筒よりも1回後及び2回後に点火される気筒のい
ずれか一方で失火が発生する。すなわち、いずれの2気
筒失火でも、単気筒失火に比べ失火が1回多く発生す
る。そして、失火の発生した気筒では回転変動量が多く
なる。そのため、1回後及び2回後の気筒での総回転変
動量は、前述した単気筒失火の場合の総回転変動量より
も多くなる。このように単気筒失火と2気筒失火とが総
回転変動量の点で異なる現象は、内燃機関の型式、機関
運転状態等の条件が変化して回転変動パターンがばらつ
いたとしても共通して見られる。
【0013】この点、請求項1に記載の発明では、所定
気筒で失火が発生すると、まず最初に、第1判定手段に
より単気筒失火であるか否かが判定される。この判定
は、所定気筒よりも1回後及び2回後に点火される各気
筒での回転変動量に基づいて行われる。従って、前述し
た2気筒の総回転変動量が単気筒失火と2気筒失火とで
異なる現象を利用して、例えば、同総回転変動量と所定
の判定値とを比較すれば、単気筒失火及び2気筒失火を
適切に判別することが可能となる。ただし、この場合の
判定値は、単気筒失火時の総回転変動量と、2気筒失火
時の総回転変動量の中間の値である。
【0014】また、前記2気筒失火中、連続2気筒失火
と間欠2気筒失火とでは、回転変動量に関し、次の点に
おいて相違している。それは、連続2気筒失火では、所
定気筒よりも1回後に点火される気筒で失火が発生し、
2回後に点火される気筒で燃焼が正常に行われることか
ら、前者の気筒での回転変動量が後者の気筒での回転変
動量よりも多くなる。これに対し、間欠2気筒失火で
は、所定気筒よりも1回後に点火される気筒で燃焼が正
常に行われ、2回後に点火される気筒で失火が発生する
ことから、前者の気筒での回転変動量が後者の気筒での
回転変動量よりも少なくなる。すなわち、所定気筒より
も1回後に点火される気筒での回転変動量と、2回後に
点火される気筒での回転変動量との大小関係が、連続2
気筒失火と間欠2気筒失火とで互いに逆になる。この現
象は、内燃機関の型式、機関運転状態等の条件が変化し
て回転変動パターンがばらついたとしても共通して見ら
れる。
【0015】この点、請求項1に記載の発明では、前記
第1判定手段により単気筒失火でない、すなわち2気筒
失火であると判定されると、続いて第2判定手段により
連続2気筒失火であるか否かが判定される。この判定
は、所定気筒よりも1回後及び2回後に点火される各気
筒での回転変動量に基づいて行われる。従って、前述し
た2気筒の回転変動量の大小関係が連続2気筒失火と間
欠2気筒失火とで逆になる現象を利用して、例えば、両
気筒での回転変動量の偏差と所定の判定値とを比較す
る。そして、偏差が判定値よりも大きい場合には連続2
気筒失火と判定し、偏差が判定値以下の場合には間欠2
気筒失火と判定すれば、2気筒失火が連続2気筒失火及
び間欠2気筒失火のいずれであるかを適切に判別するこ
とが可能となる。ただし、この場合の判定値は、連続2
気筒失火時の両回転変動量の偏差と、間欠2気筒失火時
の両回転変動量の偏差との中間の値である。
【0016】このように、請求項1に記載の発明による
と、典型的な回転変動パターンにとどまらず、それとは
異なるパターンで回転変動が生じた場合にも失火の形態
を精度よく判定することができる。
【0017】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記第1判定手段は、前記所定気筒
よりも1回後及び2回後に点火される各気筒での回転変
動量の和と第1判定値とを比較し、前記和が前記第1判
定値よりも小さいとき、前記失火の形態が前記単気筒失
火であると判定するものとする。
【0018】ここで、前述したように、いずれの2気筒
失火でも、単気筒失火に比べ失火が1回多く発生する。
このため、1回後及び2回後に点火される気筒での回転
変動量の和で比較すると、2気筒失火での回転変動量の
和が、単気筒失火での回転変動量の和よりも多くなるは
ずである。
【0019】この点、請求項2に記載の発明では、第1
判定手段による判定、すなわち失火の形態が単気筒失火
及び2気筒失火のいずれであるかの判定に際し、所定気
筒よりも1回後及び2回後に点火される各気筒の回転変
動量の和と、第1判定値とが比較される。従って、比較
の結果、回転変動量の和が第1判定値よりも小さい場合
に単気筒失火と判定し、第1判定値以上の場合に2気筒
失火と判定することにより、実際に起こっている失火の
形態に近い判定結果が得られる。また、この判定に際し
ては、回転変動量の和と第1判定値とを比較するという
簡単な処理を行うだけですむ。
【0020】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記第1判定手段による前記第1判
定値は前記内燃機関の回転速度に応じて変更されるもの
とする。
【0021】ここで、内燃機関の回転速度が異なると、
回転変動のパターンは同じでも、回転変動量の絶対値が
異なる場合がある。例えば、一般に低回転速度域では回
転変動量が多く、失火が発生するとこの回転変動量がさ
らに多くなる。これとは逆に、高回転速度域では回転変
動量が少なく、失火が発生しても回転変動量は前記低回
転速度域ほど多くはならない。
【0022】この点、請求項3に記載の発明では、第1
判定手段による判定の際に用いられる第1判定値が、内
燃機関の回転速度に応じて変更される。従って、この変
更後の第1判定値を用いることにより、前記のように機
関回転速度によって回転変動量の絶対値が異なっても、
失火の形態が単気筒失火であるか2気筒失火であるかを
正確に判定することが可能となる。
【0023】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
3に記載の発明において、前記両回転変動量の和は、前
記内燃機関の負荷に関するパラメータに基づき補正され
るものとする。
【0024】上記の構成によれば、第1判定手段による
判定に用いられる回転変動量の和が、内燃機関の負荷に
関するパラメータに基づいて補正されるため、回転変動
量の補正後の和は、内燃機関の負荷による影響を考慮
(排除)したものとなる。従って、この補正後の和を用
いることで、回転変動量の大きさが内燃機関の負荷に応
じて異なっても、第1判定手段による判定精度を高める
ことが可能となる。
【0025】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれか1つに記載の発明において、前記第2判定手
段は、前記所定気筒よりも1回後及び2回後に点火され
る各気筒での回転変動量の偏差と第2判定値とを比較
し、その偏差が第2判定値よりも大きいとき、前記失火
の形態が前記連続2気筒失火であると判定するものとす
る。
【0026】上記の構成によれば、第2判定手段による
判定、すなわち失火の形態が連続2気筒失火であるか否
かの判定に際し、所定気筒の1回後及び2回後に点火さ
れる各気筒での回転変動量の偏差と、第2判定値とが比
較される。
【0027】ここで、前述したように、1回後及び2回
後に点火される気筒での回転変動量の偏差で比較する
と、連続2気筒失火での回転変動量の偏差が、間欠2気
筒失火での回転変動量の偏差よりも多くなるはずであ
る。
【0028】従って、前記比較の結果、回転変動量の偏
差が第2判定値よりも大きい場合に連続2気筒失火と判
定し、第2判定値以下の場合に間欠2気筒失火であると
判定することにより、実際に起こっている失火の形態に
近い判定結果が得られる。また、この判定に際しては、
回転変動量の偏差と第2判定値とを比較するという簡単
な処理を行うだけですむ。
【0029】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記第2判定手段による前記第2判
定値は前記内燃機関の回転速度に応じて変更されるもの
とする。
【0030】ここで、内燃機関の回転速度が異なると、
回転変動のパターンは同じでも、回転変動量の絶対値が
異なる場合がある。例えば、一般に低回転速度域では回
転変動量が多く、失火が発生するとこの回転変動量がさ
らに多くなる。これとは逆に、高回転速度域では回転変
動量が少なく、失火が発生しても回転変動量は前記低回
転速度域ほど多くはならない。
【0031】この点、請求項6に記載の発明では、第2
判定手段による判定の際に用いられる第2判定値が、内
燃機関の回転速度に応じて変更される。従って、この変
更後の第2判定値を用いることにより、前記のように機
関回転速度によって回転変動量の絶対値が異なっても、
失火の形態が連続2気筒失火であるか間欠2気筒失火で
あるかを正確に判定することが可能となる。
【0032】請求項7に記載の発明では、請求項5又は
6に記載の発明において、前記両回転変動量の偏差は、
前記内燃機関の負荷に関するパラメータに基づき補正さ
れるものとする。
【0033】上記の構成によれば、第2判定手段による
判定に用いられる回転変動量の偏差が、内燃機関の負荷
に関するパラメータに基づいて補正されるため、回転変
動量の補正後の偏差は、内燃機関の負荷による影響を考
慮(排除)したものとなる。従って、この補正後の偏差
を用いることで、回転変動量の大きさが内燃機関の負荷
に応じて異なっても、第2判定手段による判定精度を高
めることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明の
失火検出装置を、直列6気筒ガソリンエンジン(以下、
単に「エンジン」という)に具体化した第1実施形態に
ついて、図1〜図8に従って説明する。
【0035】図1に示すように、エンジン11は、1列
をなすように順に配された6つの気筒(第1気筒♯1、
第2気筒♯2、第3気筒♯3、第4気筒♯4、第5気筒
♯5及び第6気筒♯6)を有している。各気筒♯1〜♯
6にはピストン(図示略)が往復動可能に収容され、エ
ンジン11の出力軸であり、かつ気筒配列方向(図1の
左右方向)に延びるクランクシャフト12が前記ピスト
ンの往復動に伴い回転駆動される。
【0036】エンジン11には、各気筒♯1〜♯6に対
応して燃焼室が設けられており、これらの気筒毎の燃焼
室には、エアクリーナ13、スロットル弁14、サージ
タンク15、吸気マニホルド16等を有する吸気通路1
7が接続されている。エンジン11の外部の空気は、吸
気通路17の各部を順に通過して燃焼室に取り込まれ
る。スロットル弁14は吸気通路17内に回動可能に支
持されており、同吸気通路17を流れる空気の量を調整
する。
【0037】エンジン11には、気筒♯1〜♯6毎に電
磁式の燃料噴射弁18が取付けられている。各燃料噴射
弁18は高圧の燃料を対応する燃焼室内へ噴射する。こ
の噴射により供給された燃料は、吸気通路17を通って
燃焼室内に導入される吸入空気と混ざり合って混合気と
なる。
【0038】エンジン11には、各気筒♯1〜♯6に対
応して点火プラグ19が取付けられている。各気筒♯1
〜♯6内の前記混合気は、これらの点火プラグ19の電
気火花によって順(例えば、#1→#2→#3→#4→
#5→#6)に着火され、爆発・燃焼する。このときに
生じた高温高圧の燃焼ガスによりピストンが往復動さ
れ、クランクシャフト12が回転されて、エンジン11
の駆動力(出力トルク)が得られる。
【0039】各燃焼室には、排気マニホルド21、触媒
コンバータ22等を有する排気通路23が接続されてい
る。各燃焼室で生じた燃焼ガスは、排気通路23の各部
を順に通ってエンジン11の外部へ排出される。
【0040】エンジン11等には、その運転状態を検出
するための各種センサが取付けられている。例えば、エ
ンジン11の気筒配列方向における一方の端(図1では
第6気筒♯6に近い端)には、クランクシャフト12が
所定角度回転する毎にパルス状の信号を発生するクラン
ク角センサ24が設けられている。本実施形態では、ク
ランク角センサ24のロータがクランクシャフト12に
取付けられ、このロータに30°CA(CA:クランク
角)毎に突部が設けられている。そのため、クランク角
センサ24は、エンジン11(クランクシャフト12)
が2回転する間に24個のパルス信号を発生する。
【0041】また、クランクシャフト12に連動して回
転するカムシャフト(図示略)の近傍には気筒判別セン
サ25が設けられている。気筒判別センサ25は、カム
シャフトが1回転、すなわちクランクシャフト12が2
回転(720°CA回転)して、所定気筒(例えば第1
気筒♯1)のピストンが圧縮上死点に達したときにパル
ス状の信号(基準位置信号)を発生する。これらクラン
ク角センサ24及び気筒判別センサ25の信号は、クラ
ンク角、エンジン回転速度NE等の算出と、気筒♯1〜
♯6の判別とに用いられる。そのほかにも多くのセンサ
がエンジン11等に取付けられているが、ここでは図示
を省略する。
【0042】前記クランク角センサ24及び気筒判別セ
ンサ25を含む各種センサの検出値に基づき、エンジン
11の各部を制御するために、電子制御装置(Electron
ic Control Unit :ECU)26が設けられている。E
CU26はマイクロコンピュータを中心として構成され
ており、中央処理装置(CPU)が、読出し専用メモリ
(ROM)に記憶されている制御プログラムや初期デー
タに従って演算処理を行い、その演算結果に基づいて各
種制御を実行する。CPUによる演算結果は、ランダム
アクセスメモリ(RAM)において一時的に記憶され
る。
【0043】ECU26による制御の1つに失火検出が
ある。ここで検出される失火の態様は、連続して点火が
行われる3つの気筒について、1つの気筒のみで失火が
発生する現象(単気筒失火)、連続して2気筒で失火が
発生する現象(連続2気筒失火)、2つの失火の間に1
つの正常燃焼が行われる現象(間欠2気筒失火)の3つ
である。
【0044】これらの失火検出は、各気筒♯1〜♯6の
回転変動量KGX(i) に基づいて行われる。i は気筒番
号である。ここで、第1気筒♯1〜♯3を失火検出の対
象気筒とし、そのうち最初に点火される気筒(第1気筒
♯1)を所定気筒とし、いずれの失火形態でもこの所定
気筒で失火が起こる場合について説明する。この場合、
第1気筒♯1での回転変動量はKGX(3) となり、第2
気筒♯2での回転変動量はKGX(2) となり、第3気筒
♯3での回転変動量はKGX(1) となる。これらの回転
変動量KGX(i) 、KGX(3) 〜KGX(1) は次のよう
にして表される。 KGX(i) =T120(i) −T120(i-1) KGX(3) =T120(3) −T120(4) KGX(2) =T120(2) −T120(3) KGX(1) =T120(1) −T120(2) ここで、T120(4) は、第1気筒♯1よりも1回前に
点火された気筒(第6気筒♯6)の爆発行程における所
定の120°CA区間の通過時間である。T120(3)
は、第1気筒♯1の爆発行程における所定の120°C
A区間の通過時間である。T120(2) は、第2気筒♯
2の爆発行程における所定の120°CA区間の通過時
間である。T120(1) は、第3気筒♯3の爆発行程に
おける所定の120°CA区間の通過時間である。
【0045】従って、各回転変動量KGX(3) ,KGX
(2) ,KGX(1) は、点火順序が連続する2つの気筒に
ついて、120°CA区間の通過時間の偏差、すなわ
ち、連続して爆発する2つの気筒間の回転変動量を表し
ていることになる。
【0046】図2は、「単気筒失火」が周期的に発生し
た場合について、その回転変動量KGX(i) の変化を示
している。失火が発生している気筒は、連続して点火が
行われる3つの気筒中、最初の気筒である第1気筒♯1
のみである。図3は、「連続2気筒失火」が周期的に発
生している場合について、その回転変動量KGX(i)の
変化を示している。失火が発生している気筒は、第1気
筒♯1と、それよりも1回後に点火が行われる第2気筒
♯2である。図4は、「間欠2気筒失火」が周期的に発
生している場合について、その回転変動量KGX(i) の
変化を示している。失火の発生している気筒は、第1気
筒♯1と、それよりも2回後に点火が行われる第3気筒
♯3である。
【0047】さらに詳細には、図2(a)は、単気筒失
火時に見られる典型的な回転変動パターン(以下、基本
パターン1という)を示している。図2(a)中、第1
気筒#1での回転変動量KGX(3) が多く、プラス側に
振れている。これは、第1気筒#1で失火が発生したこ
とによって、同気筒#1の爆発行程における120°C
A区間の通過時間T120(3) が、第6気筒#6での通
過時間T120(4) に比べて長くなったためである。ま
た、第2気筒♯2での回転変動量KGX(2) が少なくな
ってマイナス側の値となっている。これは、第2気筒♯
2での正常な燃焼により回転が速くなり、同気筒♯2で
の通過時間T120(2) が、その前に点火された第1気
筒♯1での通過時間T120(3) よりも短くなったため
である。さらに、第3気筒♯3での回転変動量KGX
(1) が回転変動量KGX(2) よりも少なくなっている。
これは、第3気筒♯3での正常な燃焼により回転がさら
に速くなり、同第3気筒♯3での通過時間T120(1)
が、その前に点火された第2気筒♯2での通過時間T1
20(2) よりもさらに短くなったためである。
【0048】これに対し、図2(b),(c)は、エン
ジン11の型式、運転状態(エンジン回転速度NE、エ
ンジン負荷等)等に応じて変化した場合の回転変動パタ
ーンを示している。なお、これらのパターンを前述した
基本パターン1と区別するためにそれぞれ「変形パター
ン1」、「変形パターン2」というものとする。変形パ
ターン1の基本パターン1との大きな相違点は、第2気
筒♯2での回転変動量KGX(2) がプラス側の値となっ
ている点である。変形パターン2の基本パターン1との
大きな相違点は、第3気筒♯3での回転変動量KGX
(1) がプラス側の値となっていることである。
【0049】図3(a)は、連続2気筒失火時に見られ
る典型的な回転変動パターン(以下、基本パターン2と
いう)を示している。図3(a)中、第1気筒♯1での
回転変動量KGX(3) が多く、プラス側に振れている
が、これは前述した単気筒失火の場合と同様の理由によ
る。第2気筒♯2での回転変動量KGX(2) が、第1気
筒♯1と同様にプラス側の値となっているのは、次の理
由による。それは、第2気筒♯2での失火により回転が
さらに遅くなり、同気筒♯2での通過時間T120(2)
が、その前に点火された第1気筒♯1での通過時間T1
20(3) よりも長くなったためである。さらに、第3気
筒♯3での回転変動量KGX(1) が少なくなってマイナ
ス側の値となっているのは次の理由による。それは、第
3気筒♯3での正常な燃焼により回転が速くなり、同気
筒♯3での通過時間T120(1) が、その前に点火され
た第2気筒♯2での通過時間T120(2) よりも短くな
ったためである。
【0050】これに対し、図3(b),(c)は、エン
ジン11の型式、運転状態(エンジン回転速度NE、エ
ンジン負荷等)等に応じて変化した場合の回転変動パタ
ーンを示している。ここでは、これらのパターンを前述
した基本パターン2と区別するためにそれぞれ「変形パ
ターン3」、「変形パターン4」というものとする。変
形パターン3の基本パターン2との大きな相違点は、第
2気筒♯2での回転変動量KGX(2) が、第1気筒♯1
での回転変動量KGX(3) よりも多くなっている点、第
3気筒♯3での回転変動量KGX(1) がプラス側の値と
なっている点である。変形パターン4の基本パターン2
との大きな相違点は、第3気筒♯3での回転変動量KG
X(1) がプラス側の値となっている点である。
【0051】図4(a)は、間欠2気筒失火時に見られ
る典型的な回転変動パターン(以下、基本パターン3と
いう)を示している。同図4(a)中、第1気筒♯1で
の回転変動量KGX(3) が多く、プラス側に振れている
が、これは前述した単気筒失火の場合と同じ理由によ
る。また、第2気筒♯2での回転変動量KGX(2) が少
なくなってマイナス側の値となっている。これもまた、
前記単気筒失火の場合と同じ理由による。さらに、第3
気筒♯3での回転変動量KGX(1) が多くなってプラス
側の値となっている。これは、第3気筒♯3での失火に
より回転が遅くなり、同気筒♯3での通過時間T120
(3) が、その1回前の第2気筒♯2での通過時間T12
0(2) よりも長くなったためである。
【0052】これに対し、図4(b),(c)は、エン
ジン11の型式、運転状態(エンジン回転速度NE、エ
ンジン負荷等)等に応じて変化した場合の回転変動パタ
ーンを示している。なお、これらのパターンを前述した
基本パターン3と区別するためにそれぞれ「変形パター
ン5」、「変形パターン6」というものとする。変形パ
ターン5の基本パターン3との大きな相違点は、第2気
筒♯2での回転変動量KGX(2) がプラス側の値となっ
ている点である。変形パターン6の基本パターン3との
大きな相違点は、第2気筒♯2での回転変動量KGX
(2) が第1気筒♯1での回転変動量KGX(3) よりも多
くなっている点、第3気筒♯3での回転変動量KGX
(1) が回転変動量KGX(3) よりも多くなっている点で
ある。
【0053】前述した基本パターン1〜3及び変形パタ
ーン1〜6について考察してみると、単気筒失火と、2
つの気筒で失火が発生する2気筒失火(連続2気筒失火
及び間欠2気筒失火)とでは、次の点において相違して
いる。それは、単気筒失火では、第2気筒♯2及び第3
気筒♯3で燃焼が正常に行われることから回転変動量K
GX(2) ,KGX(1) がともに少ない(図2(a)〜
(c)参照)。これに対し、2気筒失火では、正常に燃
焼が行われた気筒において回転変動量KGX(2),KG
X(1) が少なく、失火の起こった気筒では回転変動量K
GX(1) ,KGX(2) が多いことである(図3(a)〜
(c)、図4(a)〜(c)参照)。従って、両回転変
動量KGX(2) ,KGX(1) の和(以下、KGX(+) と
表記する)について、単気筒失火と2気筒失火とを比較
すると、前者が後者よりも小さくなるはずである。
【0054】このため、両回転変動量の和KGX(+)
と、下記の条件を満たした第1判定値αとを比較すれ
ば、単気筒失火時には和KGX(+) が第1判定値αより
も小さくなり、連続2気筒失火時又は間欠2気筒失火時
には和KGX(+) が第1判定値α以上となる。第1判定
値αは、単気筒失火時の両回転変動量の和KGX(+)
と、2気筒失火時の両回転変動量の和KGX(+) との中
間の値である。
【0055】次に、連続2気筒失火と間欠2気筒失火と
では、次の点において相違している。それは、連続2気
筒失火では、第2気筒♯2で失火が発生して回転変動量
KGX(2) が多くなり、第3気筒♯3で正常に燃焼が行
われて回転変動量KGX(1)が少なくなる(図3(a)
〜(c)参照)。これに対し、間欠2気筒失火では、前
記連続2気筒失火とは逆に、第2気筒♯2で正常に燃焼
が行われて回転変動量KGX(2) が少なくなり、第3気
筒♯3で失火が発生して回転変動量KGX(1)が多くな
る(図4(a)〜(c)参照)。このように、回転変動
量KGX(2) ,KGX(1) の大小関係が、連続2気筒失
火と間欠2気筒失火とで互いに逆になる。従って、両回
転変動量の偏差(以下、KGX(-) と表記する)につい
て、連続2気筒失火と間欠2気筒失火とで大きく異なる
はずである。
【0056】このため、両回転変動量の偏差KGX(-)
と下記の条件を満たした第2判定値βとを比較すれば、
連続2気筒失火時には偏差KGX(-) が第2判定値βよ
りも多くなり、間欠2気筒失火時には偏差KGX(-) が
第2判定値β以下となる。第2判定値βは、連続2気筒
失火時の両回転変動量の偏差KGX(-) と、間欠2気筒
失火時の両回転変動量の偏差KGX(-) との中間の値で
ある。
【0057】次に、上記考え方に基づきECU26によ
って実行される失火検出ルーチンの各処理について、図
5及び図6に示すフローチャートに従って説明する。こ
の失火検出ルーチンは、所定クランク角毎(例えば30
°CA毎)に割込み処理される。
【0058】失火検出ルーチンが開始されると、まずス
テップ110において、今回の割込みが所定のクランク
角で行われたかどうかを判定する。すなわち、今回の割
込みのタイミングが、気筒判別センサ25が720°C
A毎に出力する第1気筒♯1の上死点後、例えば30°
CA、150°CA、270°CA、390°CA、5
10°CA、630°CAであるかどうかを判定する。
この処理は、各回転変動量KGX(i) 計測の起点を把握
するための処理である。前記判定条件が満たされている
とステップ120へ移行し、満たされていないと失火検
出ルーチンを一旦終了する。
【0059】ステップ120では、前回の失火検出ルー
チンの実行時に設定及び記憶した通過時間T120(2)
、回転変動量KGX(2) ,KGX(3) をそれぞれRA
Mから読出す。
【0060】次に、ステップ130において、前回の割
込み時点にリセットされたタイマの今回の割込み時点の
値を「通過時間T120(1) 」として読込む。そのほか
にも失火検出ルーチンの演算に必要な各種パラメータを
読込む。その中には、RAMに記憶されている回転変動
量KGX(i) 、後述するカウンタCFNの値、エンジン
回転速度NE等の値が含まれている。ステップ130で
の通過時間T120(1) の読込みの後に、ステップ14
0において前記タイマをリセットし、次回の割込み時点
までの120°CA区間の所要時間の計測を開始する。
【0061】続いて、ステップ150において、前記ス
テップ130での通過時間T120(1) から前記ステッ
プ120での通過時間T120(2) を減算することによ
り、両通過時間T120(1) ,T120(2) の偏差であ
る回転変動量KGX(1) を求める。この回転変動量KG
X(1) は、今回の爆発行程での通過時間T120(1)の
前回の通過時間T120(2) に対する差である。
【0062】次に、ステップ160において、失火によ
る回転変動が周期的に発生しているかどうかを判定す
る。そのために、失火による回転変動の最初の立上がり
が6気筒毎に発生しているかどうかを確認する。例え
ば、所定気筒での回転変動の立上がりから、次回の所定
気筒での回転変動の立上がりまでの時間間隔をカウント
し、それが6気筒分あれば周期的な回転変動であると判
定する。具体的には、回転変動の立上がりを検出するた
めの第3判定値γを設定するとともに、回転変動量がこ
の第3判定値γを上回った後、1気筒分経過する毎にカ
ウントアップするカウンタCFNを用いる。そして、こ
のカウンタCFNが所定値になると、いずれかの態様の
失火が周期的に発生していると判定する。ちなみに6気
筒エンジンの場合、前記所定値は「5」になる。
【0063】なお、第3判定値γは大きな値に設定され
なくてもよい。これは、単気筒失火、連続2気筒失火及
び間欠2気筒失火のいずれについても、所定気筒よりも
1回前の気筒では燃焼が正常に行われ、回転が正常に行
われているからである。所定気筒での失火に伴う回転変
動は、このように正常な回転からの回転変動であること
から立上がりが明瞭である。そのため、小さな第3判定
値γであっても失火の周期的な発生を検出することが可
能である。
【0064】前記ステップ160の判定条件が満たされ
ていないとステップ240へ移行し、満たされている
と、ステップ170において、連続して点火が行われる
3つの気筒のうち、最初の気筒で失火が発生しているか
どうかを判定する。具体的には、所定気筒での回転変動
量KGX(i) が、第4判定値δ(>γ)よりも大きいか
どうかを判定する。この判定条件が満たされていないと
ステップ240へ移行し、満たされているとステップ1
80において、所定気筒が何番気筒であるかを判別す
る。
【0065】ここで、本実施形態では720°CA毎に
第1気筒♯1の上死点を検出する気筒判別センサ25
と、30°CA毎に信号を出力するクランク角センサ2
4とを用いている。従って、基準位置(第1気筒♯1の
圧縮上死点)から30°CA毎の信号が何回発生したと
ころで上記失火判定がなされたかを計算することで、何
番気筒であるかを特定することが可能である。
【0066】そして、ステップ180の処理を経た後、
ステップ190〜230において、前記図2〜図4に示
した回転変動量KGX(i) のパターンに基づいて、失火
の形態が「単気筒失火」、「連続2気筒失火」及び「間
欠2気筒失火」のいずれであるかを判別する。
【0067】ステップ190では、失火の形態が単気筒
失火であるか、2気筒失火(連続2気筒失火、間欠2気
筒失火)であるかを判別する。そのために第2気筒♯2
での回転変動量KGX(2) と、第3気筒♯3での回転変
動量KGX(1) との和KGX(+) を求め、この和KGX
(+) が第1判定値αよりも小さいかどうかを判定する。
第1判定値αは、単気筒失火時の両回転変動量の和KG
X(+) と、2気筒失火時の両回転変動量の和KGX(+)
との中間の値であり、本実施形態では「0」に設定され
ている。このステップ190の処理は、回転変動量KG
X(2) ,KGX(1) に基づき、失火の形態が単気筒失火
であるか否かを判定する第1判定手段に相当する。
【0068】ステップ190の判定条件が満たされてい
ると、第1気筒♯1でのみ失火が発生していることにな
る。この場合、ステップ200において、単気筒失火を
示すフラグXMF1を「1」に設定し、ステップ240
へ移行する。
【0069】また、前記ステップ190の判定条件が満
たされていないと、2気筒失火(連続2気筒失火又は間
欠2気筒失火)が発生していることになる。これらを判
別するために、ステップ210において、第2気筒♯2
での回転変動量KGX(2) と、第3気筒♯3での回転変
動量KGX(1) との偏差KGX(-) を求める。そして、
この偏差KGX(-) が第2判定値βよりも大きいか否か
を判定する。第2判定値βは、連続2気筒失火時の両回
転変動量の偏差KGX(-) と、間欠2気筒失火時の両回
転変動量の偏差KGX(-) との中間の値であり、本実施
形態では「0」に設定されている。このステップ210
の処理は、回転変動量KGX(2) ,KGX(1) に基づ
き、失火の形態が連続2気筒失火であるか否かを判定す
る第2判定手段に相当する。
【0070】前記ステップ210の判定条件が満たされ
ている(KGX(-) >β)と、第1気筒♯1に引き続き
第2気筒♯2で連続して失火が発生していることにな
る。この場合、ステップ220において、連続2気筒失
火を示すフラグXMF2を「1」に設定し、その後ステ
ップ240へ移行する。これに対し、ステップ210の
判定条件が満たされていない(KGX(-) ≦β)と、第
2気筒♯2では燃焼が正常に行われているが、第3気筒
♯3で失火が発生していることになる。この場合、ステ
ップ230において、間欠2気筒失火を示すフラグXM
F3を「1」に設定し、その後ステップ240へ移行す
る。
【0071】前記ステップ200,220,230から
移行したステップ240では、次回の失火検出ルーチン
の実行に備えて、通過時間T120(1) を通過時間T1
20(2) として設定する。また、回転変動量KGX(1)
を回転変動量KGX(2) として設定するとともに、回転
変動量KGX(2) を回転変動量KGX(3) として設定す
る。そして、これらの設定をした値をRAMに記憶した
後、失火検出ルーチンを一旦終了する。
【0072】なお、ステップ200,220,230に
おいて、フラグXMF1,XMF2,XMF3を「1」
に設定した後は、特に、図には記していないが、適切な
警報手段によって運転者に報知することが好ましい。
【0073】以上詳述した第1実施形態によれば、次の
効果が得られる。 (1)いずれの2気筒失火(連続2気筒失火、間欠2気
筒失火)でも単気筒失火に比べ失火が1回ずつ多く、そ
して、失火の発生した気筒では回転変動量が多くなる。
そのため、第2気筒♯2及び第3気筒♯3での総回転変
動量は、前述した単気筒失火の場合の総回転変動量より
も多くなる。この現象は、前述した基本パターン1、変
形パターン1、変形パターン2で示したように、エンジ
ン11の型式、気筒、エンジン運転状態等の条件が変化
して回転変動パターンがばらついたとしても共通して見
られる。
【0074】この点、第1実施形態では、所定気筒(第
1気筒♯1)で失火が発生すると、まず最初に、失火の
形態が単気筒失火及び2気筒失火のいずれであるかを判
定するようにしている。この判定には、第2気筒♯2で
の回転変動量KGX(2) と、第3気筒♯3での回転変動
量KGX(1) とを用いている。具体的には、両回転変動
量の和KGX(+) (=KGX(2) +KGX(1) )と第1
判定値α(=0)とを比較する(ステップ190)。そ
して、和KGX(+) が第1判定値αよりも小さい場合に
単気筒失火であると判定し、そうでない場合に2気筒失
火であると判定するようにしている。このため、基本パ
ターン1はもちろんのこと、変形パターン1でも変形パ
ターン2でも、実際に起こっている失火の形態と同じ判
定結果を得ることができる。
【0075】図7は、単気筒失火、連続2気筒失火、間
欠2気筒失火の各々が発生した場合の回転変動量の和K
GX(+) を求め、これをエンジン回転速度NE毎に示し
たグラフである。図7では、前記和KGX(+) の分布
を、図示の便宜上ハッチングで示している。この図7に
よると、単気筒失火では、和KGX(+) がエンジン回転
速度NEに応じて異なるが、どの回転速度域においても
第1判定値α(=0)よりも小さくなっている。また、
2気筒失火(連続2気筒失火、間欠2気筒失火)では、
和KGX(+) がエンジン回転速度NEに応じて異なる
が、どの回転速度域においても第1判定値α以上となっ
ている。
【0076】このことは、和KGX(+) が第1判定値α
よりも小さい場合に単気筒失火とし、第1判定値α以上
である場合に2気筒失火とした本実施形態の失火検出装
置によれば、単気筒失火と2気筒失火とを正確に判別で
きることを裏付けている。
【0077】(2)連続2気筒失火では、第2気筒♯2
で失火が発生して回転変動量KGX(2) が多くなり、第
3気筒♯3で正常に燃焼が行われて回転変動量KGX
(1) が少なくなる。間欠2気筒失火では、連続2気筒失
火とは逆に、第2気筒♯2で正常に燃焼が行われて回転
変動量KGX(2) が少なくなり、第3気筒♯3で失火が
発生して回転変動量KGX(1) が多くなる。第2気筒♯
2での回転変動量KGX(2) と、第3気筒♯3での回転
変動量KGX(1) との大小関係が、連続2気筒失火と間
欠2気筒失火とで互いに逆になる。この現象は、前述し
た基本パターン2,3、変形パターン3〜6で示したよ
うに、エンジン11の型式、気筒、エンジン運転状態等
の条件が変化して回転変動パターンがばらついたとして
も共通して見られる。
【0078】この点、第1実施形態では、前記(1)で
単気筒失火でない、すなわち、2気筒失火であると判定
されると、続いて、連続2気筒失火の有無を判定するよ
うにしている。この判定には、第2気筒♯2での回転変
動量KGX(2) と、第3気筒♯3での回転変動量KGX
(1) とを用いている。具体的には、両回転変動量の偏差
KGX(-) (=KGX(2) −KGX(1) )と第2判定値
β(=0)とを比較する(ステップ210)。そして、
偏差KGX(-) が第2判定値βよりも大きい場合に連続
2気筒失火と判定し、そうでない場合に間欠2気筒失火
と判定するようにしている。このため、基本パターン
2,3はもちろんのこと、変形パターン3〜6でも、実
際に起こっている失火の形態と同じ判定結果を得ること
ができる。
【0079】図8は、連続2気筒失火及び間欠2気筒失
火の各々が発生した場合の回転変動量の偏差KGX(-)
を求め、これらをエンジン回転速度NE毎に示したグラ
フである。図8では、偏差KGX(-) の分布を、図示の
便宜上ハッチングで示している。この図8によると、連
続2気筒失火では、偏差KGX(-) がエンジン回転速度
NEに応じて異なるが、全回転速度域で第2判定値β
(=0)よりも大きくなっている。また、間欠2気筒失
火では、偏差KGX(-) がエンジン回転速度NEに応じ
て異なるが、全回転速度域で第2判定値β以下となって
いる。
【0080】このことは、偏差KGX(-) が第2判定値
βよりも大きい場合に連続2気筒失火とし、第2判定値
β以下である場合に間欠2気筒失火と判定する本実施形
態の失火検出装置を用いれば、連続2気筒失火と間欠2
気筒失火とを正確に判別できることを裏付けている。
【0081】このように、第1実施形態の失火検出装置
によれば、典型的な回転変動パターン(基本パターン1
〜3)にとどまらず、それとは異なるパターン(変形パ
ターン1〜6等)で回転変動が生じた場合にも失火の形
態を精度よく判定することができる。
【0082】(3)前記(1)における単気筒失火と2
気筒失火との判別に際しては、両回転変動量KGX(2)
,KGX(1) の和KGX(+) と所定の第1判定値αと
を比較するという簡単な処理を行うだけですむ。また、
前記(2)における連続2気筒失火と間欠2気筒失火と
の判別に際しては、両回転変動量KGX(2) ,KGX
(1) の偏差KGX(-) と所定の第2判定値βとを比較す
るという簡単な処理を行うだけですむ。
【0083】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態について、図9〜図13に従って説明す
る。第2実施形態では、第1判定値α及び第2判定値β
として、一定の値ではなくそれぞれエンジン回転速度N
Eに応じた値を用いている。また、回転変動量の和KG
X(+) 及び偏差KGX(-) をエンジン負荷に関するパラ
メータに基づいて補正している。このパラメータとし
て、いずれの失火形態においても共通して失火の発生す
る第1気筒♯1での回転変動量KGX(3) を用いてい
る。上記以外の点は第1実施形態と同様である。
【0084】次に、前記の相違点を踏まえ、ECU26
によって実行される失火検出ルーチンの各処理について
説明する。この失火検出ルーチンにおけるステップ11
0〜180の処理については、第1実施形態で説明した
ものと同様であるため、説明を省略する。
【0085】ECU26は、ステップ180の処理を経
た後、図9のステップ195へ移行する。ステップ19
5は、前述した図6のステップ190に代わる処理であ
る。このステップ195では、前記回転変動量の和KG
X(+) を回転変動量KGX(3) で除算する。さらに、こ
の除算結果が第1判定値αよりも小さいかどうかを判定
する。第1判定値αは、例えば、図10に示すマップを
参照して求めたものである。このマップには、エンジン
回転速度NE毎に第1判定値αが規定されている。第1
判定値αは、単気筒失火時における回転変動量の補正後
の和(KGX(+) /KGX(3) )と、2気筒失火時にお
ける回転変動量の補正後の和(KGX(+) /KGX(3)
)との中間の値となるように適合されている(図12
参照)。この適合により、第1判定値αは、例えばエン
ジン回転速度NEが低いときには負の値を採り、エンジ
ン回転速度NEが高くなるに従い増加して「0」に近づ
く。なお、このマップの特性は一例にすぎず、上記適合
条件を満たす範囲内で適宜変更可能である。
【0086】前記ステップ195の判定条件が満たされ
ていると、単気筒失火が発生しているとしてステップ2
00へ移行する。これに対し、ステップ195の判定条
件が満たされていないと、すなわち2気筒失火(連続2
気筒失火又は間欠2気筒失火)であると、前述した図6
でのステップ210の処理に代えて、ステップ215の
処理を行う。
【0087】ステップ215では、回転変動量の偏差K
GX(-) を回転変動量KGX(3) で除算する。さらに、
この除算結果が第2判定値βよりも大きいかどうかを判
定する。第2判定値βは、例えば、図11に示すマップ
を参照して求めたものである。このマップには、エンジ
ン回転速度NE毎に第2判定値βが規定されている。第
2判定値βは、連続2気筒失火時の両回転変動量の補正
後の偏差(KGX(-)/KGX(3) )と、間欠2気筒失
火時の両回転変動量の補正後の偏差(KGX(-) /KG
X(3) )との中間の値となるように適合されている(図
13参照)。この適合により、第2判定値βは、例えば
エンジン回転速度NEが低いときには第1実施形態と同
様に「0」又はそれに近い値を採り、エンジン回転速度
NEが高くなるに従い増加してゆく。なお、このマップ
の特性は一例にすぎず、上記適合条件を満たす範囲内で
適宜変更可能である。
【0088】前記ステップ215の判定条件が満たされ
ていると、連続2気筒失火が発生しているとしてステッ
プ220へ移行し、満たされていないと間欠2気筒失火
が発生しているとしてステップ230へ移行する。な
お、ステップ200,220,230では前述したよう
にフラグXMF1,XMF2,XMF3をそれぞれ
「1」に設定する。そして、これらのフラグ設定の後、
ステップ240の処理を行い、失火検出ルーチンを一旦
終了する。
【0089】以上詳述した第2実施形態によれば、前述
した(1)〜(3)に加え、次の効果が得られる。 (4)エンジン回転速度NEが異なると、回転変動のパ
ターンは同じでも、回転変動量KGX(i) の絶対値が異
なる場合がある。例えば、一般に低回転速度域では回転
変動量KGX(i) が多く、失火が発生するとこの回転変
動量KGX(i)がさらに多くなる。これとは逆に、高回
転速度域では回転変動量KGX(i) が少なく、このとき
失火が発生しても回転変動量KGX(i) は前記低回転速
度域ほど多くはならない。
【0090】この点、第2実施形態では、第1判定値α
としてエンジン回転速度NEに応じた値が用いられる。
従って、前記のようにエンジン回転速度NEによって回
転変動量KGX(i) の絶対値が異なっても、この第1判
定値αを用いることで、失火の形態が単気筒失火である
か2気筒失火であるかを正確に判別することができる。
【0091】同様に、第2判定値βとしてエンジン回転
速度NEに応じた値が用いられる。そのため、前記のよ
うにエンジン回転速度NEによって回転変動量KGX
(i) の絶対値が異なっても、この第2判定値βを用いる
ことで、失火の形態が連続2気筒失火であるか間欠2気
筒失火であるかを正確に判別することが可能となる。
【0092】(5)回転変動量KGX(i) の大きさはエ
ンジン負荷に応じて異なる場合がある。この点、第2実
施形態では、回転変動量の和KGX(+) が、エンジン負
荷に関するパラメータ(第1気筒♯1での回転変動量K
GX(3) )に基づいて補正される(ステップ195)。
この回転変動量の補正後の和(KGX(+) /KGX(3)
)は、エンジン負荷による影響を考慮(排除)したも
のとなる。従って、この補正後の和を用いることで、単
気筒失火又は2気筒失火の判定精度を高めることができ
る。
【0093】同様に、第2実施形態では、回転変動量の
偏差KGX(-) が、第1気筒♯1での回転変動量KGX
(3) に基づいて補正される(ステップ215)ため、回
転変動量の補正後の偏差(KGX(-) /KGX(3) )
は、エンジン負荷による影響を考慮(排除)したものと
なる。従って、この補正後の偏差を用いることで、連続
2気筒失火又は間欠2気筒失火の判定精度を高めること
ができる。
【0094】(6)図12は、回転変動量の補正後の和
(KGX(+) /KGX(3) )を失火形態別に示したグラ
フである。この図12では、補正後の和(KGX(+) /
KGX(3) )の分布を、図示の便宜上ハッチングで示し
ている。
【0095】図12によると、単気筒失火では、補正後
の和(KGX(+) /KGX(3) )がエンジン回転速度N
Eに応じて異なるが、どの回転速度域においても第1判
定値αよりも小さくなっている。また、2気筒失火(連
続2気筒失火、間欠2気筒失火)では、補正後の和(K
GX(+) /KGX(3) )がエンジン回転速度NEに応じ
て異なるが、どの回転速度域においても第1判定値α以
上となっている。
【0096】このことは、補正後の和(KGX(+) /K
GX(3) )が第1判定値αよりも小さい場合に単気筒失
火とし、第1判定値α以上の場合に2気筒失火とする本
実施形態の失火検出装置によれば、より一層正確に単気
筒失火と2気筒失火とを判別できることを裏付けてい
る。
【0097】(7)図13は、回転変動量の補正後の偏
差(KGX(-) /KGX(3) )を失火形態(連続2気筒
失火及び間欠2気筒失火)別に示したグラフである。こ
の図13では、補正後の偏差(KGX(-) /KGX(3)
)の分布を、図示の便宜上ハッチングで示している。
【0098】図13によると、連続2気筒失火では、補
正後の偏差(KGX(-) /KGX(3) )がエンジン回転
速度NEに応じて異なるが、どの回転速度域においても
第2判定値β(=0)よりも大きくなっている。また、
間欠2気筒失火では、補正後の偏差(KGX(-) /KG
X(3) )がエンジン回転速度NEに応じて異なるが、ど
の回転速度域においても第2判定値β以下となってい
る。
【0099】このことは、補正後の偏差(KGX(-) /
KGX(3) )が第2判定値βよりも大きい場合に連続2
気筒失火とし、第2判定値β以下である場合に間欠2気
筒失火とする本実施形態の失火検出装置によれば、より
一層正確に連続2気筒失火と間欠2気筒失火とを判別で
きることを裏付けている。
【0100】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。 ・第1実施形態において、第1判定値αを「0」とは異
なる一定の値に設定してもよい。要は、第1判定値α
は、単気筒失火時の回転変動量の和KGX(+) と、2気
筒失火時の両回転変動量の和KGX(+) との中間の値で
あればよい。
【0101】・第1実施形態において、第2判定値βを
「0」とは異なる一定の値に設定してもよい。要は、第
2判定値βは、連続2気筒失火時の回転変動量の偏差K
GX(-) と、間欠2気筒失火時の両回転変動量の偏差K
GX(-) との中間の値であればよい。
【0102】・図6のステップ210の判定条件を、
「回転変動量KGX(1) と回転変動量KGX(2) との偏
差(KGX(1) −KGX(2) )が第2判定値β以下であ
るかどうか」としてもよい。
【0103】・第2実施形態における第1判定値α及び
第2判定値βの少なくとも一方を、前記マップに代えて
所定の演算式に従って求めてもよい。 ・本発明は、直列型エンジンに限らす、他の型式のエン
ジン、例えばV型のエンジンにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の失火検出装置の第1実施形態について
その構成を示す略図。
【図2】(a)〜(c)は、それぞれ単気筒失火時にお
ける回転変動パターンを示すグラフ。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ連続2気筒失火時
における回転変動パターンを示すグラフ。
【図4】(a)〜(c)は、それぞれ間欠2気筒失火時
における回転変動パターンを示すグラフ。
【図5】失火検出の手順の一部を示すフローチャート。
【図6】同じく失火検出の手順の一部を示すフローチャ
ート。
【図7】回転変動量の和(KGX(2) +KGX(1) )の
分布を示すグラフ。
【図8】回転変動量の偏差(KGX(2) −KGX(1) )
の分布を示すグラフ。
【図9】第2実施形態における失火検出の手順の一部を
示すフローチャート。
【図10】第1判定値αの決定に用いられるマップのマ
ップ構造を示す略図。
【図11】第2判定値βの決定に用いられるマップのマ
ップ構造を示す略図。
【図12】回転変動の補正後の和(KGX(2) +KGX
(1) )/KGX(3)の分布を示すグラフ。
【図13】回転変動の補正後の偏差(KGX(2) −KG
X(1) )/KGX(3) の分布を示すグラフ。
【図14】(a)〜(c)は、従来の失火検出に際し考
慮される失火形態毎の回転変動パターンを示すグラフ。
【符号の説明】
11…エンジン、26…ECU(第1判定手段、第2判
定手段)、♯1…第1気筒(所定気筒)、♯2…第2気
筒(所定気筒よりも1回後に点火される気筒)、♯3…
第3気筒(所定気筒よりも2回後に点火される気筒)、
♯4…第4気筒、♯5…第5気筒、♯6…第6気筒、N
E…エンジン回転速度、KGX(i) ,KGX(3) ,KG
X(2) ,KGX(1) …回転変動量、KGX(+) …回転変
動量の和、KGX(-) …回転変動量の偏差、α…第1判
定値、β…第2判定値。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒内燃機関の気筒間の回転変動量を順
    次算出し、所定気筒での失火発生に応じ、その気筒での
    回転変動量と、前記所定気筒よりも1回後に点火される
    気筒での回転変動量と、2回後に点火される気筒での回
    転変動量とに関する回転変動パターンに基づき、失火の
    形態が、前記所定気筒のみで失火が発生する単気筒失
    火、前記所定気筒と前記1回後に点火される気筒とで連
    続して失火が発生する連続2気筒失火、及び前記所定気
    筒と前記2回後に点火される気筒とで失火が発生する間
    欠2気筒失火のいずれであるかを判定するようにした内
    燃機関の失火検出装置であって、 前記所定気筒よりも1回後及び2回後に点火される各気
    筒での回転変動量に基づき、前記失火の形態が単気筒失
    火であるか否かを判定する第1判定手段と、 前記第1判定手段による単気筒失火の非判定に応じ、前
    記所定気筒よりも1回後及び2回後に点火される各気筒
    での回転変動量に基づき、前記失火の形態が前記連続2
    気筒失火であるか否かを判定する第2判定手段とを備え
    ることを特徴とする内燃機関の失火検出装置。
  2. 【請求項2】前記第1判定手段は、前記所定気筒よりも
    1回後及び2回後に点火される各気筒での回転変動量の
    和と第1判定値とを比較し、前記和が前記第1判定値よ
    りも小さいとき、前記失火の形態が前記単気筒失火であ
    ると判定する請求項1に記載の内燃機関の失火検出装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1判定手段による前記第1判定値は
    前記内燃機関の回転速度に応じて変更される請求項2に
    記載の内燃機関の失火検出装置。
  4. 【請求項4】前記両回転変動量の和は、前記内燃機関の
    負荷に関するパラメータに基づき補正される請求項2又
    は3に記載の内燃機関の失火検出装置。
  5. 【請求項5】前記第2判定手段は、前記所定気筒よりも
    1回後及び2回後に点火される各気筒での回転変動量の
    偏差と第2判定値とを比較し、その偏差が第2判定値よ
    りも大きいとき、前記失火の形態が前記連続2気筒失火
    であると判定する請求項1〜4のいずれか1つに記載の
    内燃機関の失火検出装置。
  6. 【請求項6】前記第2判定手段による前記第2判定値は
    前記内燃機関の回転速度に応じて変更される請求項5に
    記載の内燃機関の失火検出装置。
  7. 【請求項7】前記両回転変動量の偏差は、前記内燃機関
    の負荷に関するパラメータに基づき補正される請求項5
    又は6に記載の内燃機関の失火検出装置。
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