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JP2003239760A - ガスタービンの吸気温度調整システムおよびこれを使用したガスタービン - Google Patents

ガスタービンの吸気温度調整システムおよびこれを使用したガスタービン

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Publication number
JP2003239760A
JP2003239760A JP2002038951A JP2002038951A JP2003239760A JP 2003239760 A JP2003239760 A JP 2003239760A JP 2002038951 A JP2002038951 A JP 2002038951A JP 2002038951 A JP2002038951 A JP 2002038951A JP 2003239760 A JP2003239760 A JP 2003239760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas turbine
heating
temperature
heating medium
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002038951A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Koga
勉 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002038951A priority Critical patent/JP2003239760A/ja
Publication of JP2003239760A publication Critical patent/JP2003239760A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気温度の調整に使用する設備をコンパクト
にすること。 【解決手段】 このガスタービンの吸気温度調整システ
ム100は、ガスタービン20の起動から所定時間は温
水タンク50に貯えた温水を吸気温度調整手段である吸
気加熱器10に供給して、ガスタービン20に供給する
燃焼用の空気である外気を温める。ガスタービン20の
起動後所定の時間が経過して、ガスタービン20の圧縮
機21における圧縮空気の温度やガスタービン排ガスの
温度が十分に高くなったら、ガスタービン20に設けら
れた第一温水加熱器27および第二温水加熱器28によ
って吸気加熱器10を通過した後の温水を再加熱する。
そして、ポンプ80によってこの温水を再び吸気加熱器
10に供給し、ガスタービン20に供給する燃焼用の空
気である外気を温める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスタービンに
関し、更に詳しくは、ガスタービンの燃焼用空気温度を
調整するガスタービンの吸気温度調整システムおよびこ
れを使用したガスタービン並びにガスタービンの吸気温
度調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンは、起動から定格運転に達
するまでの立ち上がりが早く、また、軽油や重軽油等の
液体燃料、あるいは天然ガスや石炭をガス化したガス燃
料等の気体燃料を使用できるので、使用燃料の種類が広
いという特徴がある。また、ガスタービンの排ガスは温
度が高いため、この排ガスの熱を回収していわゆるガス
タービン複合サイクルを構成することによって、プラン
ト全体の熱効率を高めることができる。このため、省エ
ネルギーの要請から、ガスタービンを使用したガスター
ビン複合発電が注目され、現在使用されつつある。
【0003】ガスタービンは多段軸流式の圧縮機と燃焼
器、およびタービンから構成されており、このうち圧縮
機は直接外気を吸い込んで作動流体としている。このた
め、極寒冷地に設置されるガスタービンにおいては、圧
縮機の翼が極低温の外気にさらされる結果、翼材料の低
温脆化による強度低下、およびこの低温脆化にともなう
損傷という問題がある。
【0004】かかる問題点を解決するために、ガスター
ビンの圧縮機から圧縮空気を抽気して外気を加熱する方
法がある。また、特開平9−317496号には、ガス
タービンに空気を供給する吸気通路に設けられて、この
空気と熱媒体との間で熱交換を行う第一の熱交換器と、
熱媒体と加熱流体との間で熱交換を行う第二の熱交換器
とを備えたガスタービン吸気加温及び冷却システムが開
示されている。さらに、特開平10−246126号に
は、吸込空気の温度が第一の設定温度以上の場合には吸
込空気の加熱冷却装置に冷却水供給装置から冷却水を導
入し、吸込空気の温度が第一の設定温度以下である第二
の設定温度以下の場合には前記加熱冷却装置に加熱水供
給装置から加熱水を導入するガスタービン吸気装置が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガスタ
ービンの圧縮機から抽気する方法では、本来ガスタービ
ンの燃焼器へ供給するための圧縮空気を使用することに
なるので、ガスタービンの性能が低下してしまう。これ
により、プラントの効率低下を招くという問題がある。
また、ガスタービンの起動時においては熱源として圧縮
空気が使用できないため、ガスタービンの起動からしば
らくの間は燃焼用の空気である外気を十分に温めること
ができない。したがって、ガスタービンの起動時に使用
するための空気加熱設備を別途設ける必要があり、設置
費用が高くなったり設置スペースを余分に要したりする
という問題がある。
【0006】特開平9−317496号に開示されたガ
スタービンの吸気加温及び冷却システムでは、加熱流体
と熱媒体とを熱交換させる熱交換器および熱媒体と空気
とを熱交換させる熱交換器が必要である。このため、シ
ステムが複雑になり保守や点検に手間を要することがあ
る。さらに、熱交換器を二つ使用するためシステムも大
きくなるので、設置費用が高額となったり設置スペース
を余分に要したりするという問題がある。また、加熱流
体によって一旦熱媒体を加熱してから空気を加熱するた
め、熱の逃げ等によって空気の加熱効率が低くなる。そ
の結果、燃焼用の空気を加熱するためにより多くのエネ
ルギーを必要とするので、プラント効率を低下させると
いう問題もある。
【0007】特開平10−246126号に開示された
ガスタービン吸気装置では、冷却水供給装置と加熱水供
給装置とが必要である。そして、ガスタービンの運転中
は加熱冷却装置へ加熱水を供給し続ける必要があるた
め、冷却水供給手段等の容量は大きいものが必要とな
り、設置費用が高額となったり設置スペースを余分に要
したりするという問題がある。また、大量の水を冷却ま
たは加熱しておくために多くのエネルギーを要するの
で、プラント効率を低下させるという問題もある。
【0008】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、極寒冷地における運転でもプラント効
率の低下を抑えつつガスタービン圧縮機翼の低温脆化を
抑えること、吸気温度の調整に使用する設備をコンパク
トにすることのうち少なくとも一つを達成できるガスタ
ービンの吸気温度調整システムおよびこれを使用したガ
スタービン並びにガスタービンの吸気温度調整方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係るガスタービンの吸気温度調整シス
テムは、加熱用媒体によってガスタービンに供給する燃
焼用の空気を加熱する吸気温度調整手段と、この吸気温
度調整手段に加熱用媒体を供給する加熱用媒体供給手段
と、空気加熱後の加熱用媒体をガスタービンの熱によっ
て加熱する媒体加熱手段と、空気を加熱した後の加熱用
媒体を貯える加熱用媒体貯蔵手段と、を備え、前記ガス
タービンの起動後から所定時間経過するまでは前記加熱
用媒体供給手段から加熱用媒体を前記吸気温度調整手段
へ供給し、且つ前記媒体加熱手段を通過した加熱用媒体
を前記加熱用媒体貯蔵手段に貯え、前記所定時間が経過
した後は前記媒体加熱手段を通過した加熱用媒体を前記
吸気温度調整手段に供給することを特徴とする。
【0010】このガスタービンの吸気温度調整システム
は、ガスタービンの起動から所定時間はタンク等の加熱
用媒体供給手段に貯えた加熱用媒体を吸気温度調整手段
に供給してガスタービンに供給する燃焼用の空気を温め
る。ガスタービンの起動後、所定の時間が経過して、ガ
スタービンの圧縮機空気温度や排ガス温度が十分に高く
なったら、ガスタービンの排ガス等を利用する媒体加熱
手段によって空気を温めた後の加熱用媒体を再加熱す
る。そして、この加熱用媒体を吸気温度調整手段に供給
してガスタービンに供給する燃焼用の空気を温める。
【0011】このため、ガスタービンの排ガス温度等が
加熱用媒体を再加熱するのに十分な温度になるまでの一
定の時間だけ、予め加熱した加熱用媒体を加熱用媒体供
給手段から供給すればよいので、加熱用媒体供給手段の
体積を小さくできる。これによって、吸気温度調整シス
テムをコンパクトにできる。また、ガスタービンの起動
開始前に予め加熱しておく加熱用媒体の量も少なくて済
むので、これを加熱するためのエネルギーも小さくて済
む。そして、ガスタービンの排ガス等の温度が十分に上
昇したら、この排ガス等によって加熱用媒体を再加熱し
て燃焼用の空気を加熱するため、排ガスの熱エネルギー
を有効に使用できる。これらの作用によって、圧縮機翼
の低温脆化を抑えつつプラント全体の効率低下も小さく
抑えることができる。なお、加熱用媒体供給手段に加熱
手段を備えて、内部に貯えた加熱用媒体を加熱してもよ
い。また、運転前に加熱用媒体供給手段へ温水を供給し
てからガスタービンの運転を開始してもよい。
【0012】また、請求項2に係るガスタービンの吸気
温度調整システムは、上記ガスタービンの吸気温度調整
システムにおいて、さらに、上記吸気温度調整手段の上
流に、ダンパを設けたことを特徴とする。このため、ガ
スタービンが停止している時、且つ外気が極低温となる
場合にはこのダンパを閉じて、極低温の外気が吸気温度
調整手段やガスタービンの圧縮機へ流れ込むことを防止
して、これらの温度低下を抑えることができる。その結
果、次の運転時においては急激な温度上昇に起因して吸
気温度調整手段や圧縮機翼に発生する衝撃的な熱応力を
低減できる。これによって、これらの破損を抑えて信頼
性の高い運転ができ、また、寿命も長くできる。
【0013】また、請求項3に係るガスタービンの吸気
温度調整システムは、上記ガスタービンの吸気温度調整
システムにおいて、さらに、上記加熱用媒体を流すため
の加熱用媒体供給用配管に上記加熱用媒体を加熱する加
熱手段を備え、ガスタービンの運転停止後には加熱用媒
体を前記加熱手段で加熱することを特徴とする。このガ
スタービンの吸気温度調整システムは、加熱用媒体を流
すための加熱用媒体供給用配管にこれを加熱する加熱手
段を備えてある。これによって、ガスタービンの運転停
止時、且つ外気が極低温となる場合においても加熱用媒
体の凍結を防止できる。その結果、加熱用媒体を供給す
る配管の破裂を防止できるので、極寒期においても安定
してガスタービンを運転できる。
【0014】また、請求項4に係るガスタービンの吸気
温度調整システムは、上記ガスタービンの吸気温度調整
システムにおいて、さらに、上記吸気温度調整手段と上
記加熱用媒体貯蔵手段とを結ぶ配管を備え、且つ上記加
熱用媒体供給手段には上記ガスタービンに供給する空気
の温度よりも低い温度の冷却媒体を貯えておき、前記空
気の温度が所定の温度よりも高い場合には上記吸気温度
調整手段に前記冷却媒体を供給して上記ガスタービンに
供給する燃焼用の空気を冷却し、空気冷却後の冷却媒体
は前記配管を通じて上記加熱用媒体貯蔵手段に貯えるこ
とを特徴とする。
【0015】このガスタービンの吸気温度調整システム
は、加熱用媒体の代わりに冷却用媒体を加熱用媒体供給
手段に貯えておき、夏場の昼間のように気温が高くなっ
たときにはこの冷却媒体を吸気温度調整手段に供給し
て、ガスタービンの燃焼に使用する空気を冷却する。こ
れによって、夏場の昼間のように電力需要が多いにもか
かわらず、気温が高くなってガスタービンの効率が低下
する時間帯であっても、ガスタービンの出力を従来より
も増加させることができるので、電力供給に対する信頼
性を向上できる。また、冬場の極寒期においては加熱用
媒体によってガスタービンの燃焼用空気温度を加熱する
ので、圧縮機翼の低温脆化を抑えて信頼性の高い運転が
できる。これによって、年間を通じて安定して電力を供
給できる。なお、空気を冷却した後の冷却媒体は加熱用
媒体貯蔵手段に貯えておくので、冷却用媒体を無駄にす
ることもない。
【0016】また、請求項5に係るガスタービンの吸気
温度調整システムは、上記ガスタービンの吸気温度調整
システムにおいて、さらに、上記加熱用媒体供給手段に
は内部に貯える冷却媒体を冷やすための冷却手段を備え
たことを特徴とする。このガスタービンの吸気温度調整
システムは、冷却媒体の冷却手段を備えているので、効
率よく冷却媒体を冷やすことができる。また、燃焼用空
気の冷却によってガスタービンの出力を増加させること
ができるため、夜間の余剰電力を使用して冷却媒体を冷
却すれば、夜間の余剰電力を昼間の電力需要が多くなる
時間帯で使用できることになる。これによって、電力需
要の偏りを緩和することもできる。
【0017】また、請求項6に係るガスタービンの吸気
温度調整システムは、上記ガスタービンの吸気温度調整
システムにおいて、さらに、上記加熱用媒体貯蔵手段に
は上記ガスタービンに供給する空気の温度よりも低い温
度の冷却媒体を貯えておき、前記空気の温度が所定の温
度よりも高い場合には上記吸気温度調整手段に前記冷却
媒体を供給して上記ガスタービンに供給する燃焼用の空
気を冷却することを特徴とする。
【0018】このガスタービンの吸気温度調整システム
は、加熱用媒体の代わりに冷却用媒体を加熱用媒体貯蔵
手段に貯えておき、夏場の昼間のように気温が高くなっ
たときにはこの冷却媒体を吸気温度調整手段に供給し
て、ガスタービンの燃焼に使用する空気を冷却する。加
熱用媒体貯蔵手段に貯えた冷却媒体は、夜間の気温が低
い時間帯に冷却される。そして、この加熱用媒体貯蔵手
段に貯えられた冷却媒体は熱容量が大きいため、一旦温
度が下がると昼間になってもすぐには温度が上昇しな
い。このため、この外気よりも温度の低い冷却媒体を吸
気温度調整手段に供給すれば、ガスタービンの燃焼に使
用する空気である外気を冷却できるのである。
【0019】これによって、夏場の昼間のように電力需
要が多いにもかかわらず、気温が高くなってガスタービ
ンの効率が低下する時間帯であっても、ガスタービンの
出力を従来よりも増加させることができるので、電力供
給に対する信頼性を向上できる。また、加熱用媒体貯蔵
手段には体積の大きいものを使用するので、上記加熱用
媒体供給手段を使用するよりも長時間吸気温度調整手段
に冷却媒体を供給できる。これによって、より長時間に
わたってガスタービンの出力低下を抑えることができ
る。
【0020】また、請求項7に係るガスタービンは、上
記ガスタービンの吸気温度調整システムと、このガスタ
ービン吸気温度調整システムで温度調整された空気を圧
縮して燃焼用空気を作る圧縮機と、この燃焼用空気に燃
料を供給して燃焼させ、燃焼ガスを生成する燃焼器と、
前記燃焼ガスによって駆動されるタービンとを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】このガスタービンは、上記吸気温度調整シ
ステムを備えているので、圧縮機翼の低温脆化を抑えつ
つ、ガスタービンプラントの効率低下を抑えることがで
きる。また、プラント全体をコンパクトにできるので、
設置スペースを有効に利用できる。
【0022】また、請求項8に係るガスタービンの吸気
温度調整方法は、ガスタービンの起動後から所定の時間
が経過するまでは加熱用媒体供給手段に貯えたガスター
ビンに供給する空気よりも高い温度の加熱用媒体によっ
てガスタービンに供給する燃焼用の空気を加熱し、且つ
ガスタービンに供給する空気を加熱した後の加熱用媒体
は加熱用媒体貯蔵手段に貯え、前記所定時間が経過した
後は燃焼用の空気を加熱した後の加熱用媒体をガスター
ビンの熱によって加熱してから再び燃焼用の空気を加熱
するために使用することを特徴とする。
【0023】このガスタービンの吸気温度調整方法は、
ガスタービンの起動から所定時間は加熱用媒体供給手段
に貯えた加熱用媒体を吸気温度調整手段に供給してガス
タービンに供給する燃焼用の空気を温める。ガスタービ
ンの起動後、所定時間が経過して、ガスタービンの圧縮
機で圧縮される空気や排ガスの温度が加熱用媒体を加熱
できる程度に高くなったら、ガスタービンの熱によって
加熱用媒体を再加熱する。そして、この加熱用媒体を吸
気温度調整手段に供給してガスタービンに供給する燃焼
用の空気を温める。
【0024】このため、ガスタービンの排ガス温度等が
加熱用媒体を再加熱するのに十分な温度になるまでの一
定時間だけ、タンク等の加熱用媒体供給手段から予め加
熱した加熱用媒体を供給すればよいので、加熱用媒体供
給手段の体積を小さくできる。これによって、ガスター
ビンプラントをコンパクトにできる。また、ガスタービ
ンの起動後一定時間使用する、予め加熱した加熱用媒体
の量も少なくて済むので、これを加熱するためのエネル
ギーも小さくて済む。そして、ガスタービンの排ガス等
の温度が十分に上昇したら、この排ガス等によって加熱
用媒体を再加熱して燃焼用の空気を加熱するため、排ガ
スの熱エネルギーを有効に使用できる。これらの作用に
よって、圧縮機翼の低温脆化を抑えつつプラント全体の
効率低下も小さく抑えることができる。なお、加熱用媒
体供給手段には加熱手段を備えて内部の加熱用媒体を昇
温させておいてもよい。また、運転前に加熱用媒体供給
手段へ温水を供給してからガスタービンの運転を開始し
てもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、下記実施の形
態における構成要素には、当業者が容易に想定できるも
の或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0026】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係るガスタービンの吸気温度調整システムを
示す説明図である。このガスタービンの吸気温度調整シ
ステムは、吸気加熱器と、温水タンクと、プラント貯水
タンクとを備え、ガスタービンの起動時には温水タンク
の温水によって吸気を加熱し、ガスタービンの排ガスで
加熱した吸気加熱後の温水は貯水タンクに貯える点に特
徴がある。まず、ガスタービン20について説明する。
【0027】燃焼用の空気である外気はガスタービン2
0の空気取り入れ口26から圧縮機21に取り込まれ、
ここで高温・高圧の空気に圧縮された後、燃焼器22へ
送り込まれる。なお、空気取り入れ口26の上流側には
吸気温度調整手段である吸気加熱器10が備えられてお
り、ガスタービン20の圧縮機21に取り込まれる燃焼
用の空気を加熱するが、吸気加熱器10については後述
する。燃焼器22に送り込まれた燃焼用の空気は、燃焼
器22で供給される天然ガスや軽重油等の燃料によって
燃焼し、高温・高圧の燃焼ガスを発生する。この燃焼ガ
スは、タービン23に噴射されてこれを駆動する。ター
ビン23は圧縮機21を回転させるとともに、タービン
軸24に連結された発電機25を駆動して電力を発生す
る。
【0028】いま、極寒冷地のような外気温の極めて低
い地方に、このガスタービン20が設置されている場合
を考える。このような地方では、厳寒期においては外気
温が−50℃以下に及ぶことがある。そのため、この極
低温である外気が燃焼用空気としてそのままガスタービ
ン20の圧縮機21に取り込まれると、圧縮機翼(図示
せず)の低温脆化による強度低下およびこれに伴う損傷
の危険性が大きくなる。そこで、この実施の形態1に係
るガスタービンにおいては、圧縮機21の入り口に吸気
加熱器10が備えられており、極低温の外気を温めてか
ら圧縮機21に供給する。
【0029】吸気加熱器10は加熱用媒体供給手段であ
る温水タンク50から送られる加熱用媒体である温水に
よって、ガスタービン20の圧縮機21に供給する燃焼
用の空気である外気を加熱する。なお、加熱用媒体には
水の代わりにエチレングリコールやプロピレングリコー
ル等の不凍液を使用してもよい。このような不凍液を使
用すると、ガスタービン20の運転停止時、且つ外気が
極低温となる場合であっても加熱用媒体が凍結しないの
で、配管81や82等の破裂事故を未然に防止できる。
また、極低温環境であってこの不凍液が凍るような場合
であっても、後述するヒーターによる加熱は必要最小限
で済むので、凍結防止に要するエネルギーを低減でき
る。
【0030】吸気加熱器10の上流側には外気を遮断で
きるダンパ30が備えられている。そして、ガスタービ
ン20が休止している間にはこのダンパ30を閉じて、
吸気加熱器10内へ外気が流入することを防止できるよ
うになっている。これは、ガスタービン20が休止して
いる間に極低温の外気が吸気加熱器10や圧縮機21等
を冷やさないようにするためである。また、この吸気温
度調整システム100は、極寒冷地における極低温から
システム全体を保護するために、建屋36内に設置され
ている。温水タンク50には加熱手段であるヒーター5
0aが備えられており、吸気加熱器10へ供給する水を
加熱して温水を作る。この加熱手段は、電気によるジュ
ール発熱によってもよいし、中空のヒートコイルに蒸気
を供給して温水タンク50内の水と熱交換させるように
してもよい。後者の場合には、例えばプラントに備えら
れた補助ボイラの蒸気を使用することができる。温水タ
ンク50で加熱されて所定の温度になった温水は、ポン
プ80によって吸気加熱器10へ供給される。
【0031】外気を加熱した後の温水は、燃焼用の空気
である外気と熱交換してその温度が下がる。熱交換後の
温水は、ガスタービン20の圧縮機21で作られる圧縮
空気によってこの温水を加熱する媒体加熱手段である第
一温水加熱器27に導かれる。そして、ここで加熱され
た温水は、ガスタービン20の排ガスによって温水を加
熱する媒体加熱手段である第二温水加熱器28へ送られ
て、ここでさらに加熱される。第二温水加熱器28の下
流には三方弁72が備えられている。そして、三方弁7
2を切替えることによって、第二温水加熱器28で温め
られた温水をポンプ80側または貯水タンク40側いず
れか一方に流すようにしてある。なお、この例のよう
に、媒体加熱手段を二つ設けてもよいし、いずれか一方
を使用してもよい。いずれか一方を使用する場合には、
温水の再加熱を素早くする観点から、温度レベルの高い
ガスタービン排ガスを利用できる第二温水加熱器28を
使用することが望ましい。
【0032】ここで、ガスタービン20の起動直後にお
いては、圧縮機21で圧縮された燃焼用空気温度および
ガスタービン20の排ガス温度は、外気の加熱に使用で
きる程度まで吸気加熱器10に供給する温水の温度を上
昇させることができない。そこで、第一温水加熱器27
および第二温水加熱器28で温水の温度を十分に加熱で
きるまで、第一温水加熱器27等で加熱された温水を加
熱用媒体貯蔵手段である貯水タンク40に貯えておく。
そして、吸気加熱器10には、温水タンク50で十分に
温められた温水を供給するのである。
【0033】ガスタービン20の起動後しばらく経過し
て、圧縮機21における燃焼用空気および排ガスの温度
が十分に上昇したら三方弁72を切替えて、第一温水加
熱器27等で加熱された温水を吸気加熱器10に供給す
る。なお、三方弁72の切替えは、温水温度測定手段で
ある温度計32によって測定された温水温度が予め設定
された温度(ここでは80℃)になったら、制御装置3
1に備えられたコントローラが三方弁72を切替える。
また、制御装置31によらなくとも、マニュアル操作に
よって三方弁72を切替えてもよい。
【0034】ガスタービンの吸気温度調整システム10
0の運転が終了した後は、加熱用媒体供給用配管の一つ
である配管81に備えられた加熱手段である保温ヒータ
ー34によって、加熱用媒体供給用配管である配管82
や84等の内部に残った水を保温する。これによって、
ガスタービンの停止時、且つ外気が極低温となる場合に
おいても配管82や84等内部に残った水の凍結を防止
して、配管82や84等の破裂を防止できる。その結
果、極寒地においても安定してガスタービンの吸気温度
調整システム100を運転することができるので、この
ような地方においても安定して電力を供給できる。な
お、保温ヒーター34は配管82や84に備えてもよい
し、配管81、82および84にそれぞれ設けてもよ
い。後者のようにすると、配管81等の内部を循環する
水の温度低下を小さくできるので、凍結防止に対する信
頼性が向上する。
【0035】また、保温ヒーター34等を設けなくと
も、ポンプ80を作動させてガスタービンの吸気温度調
整システム100の停止期間中、配管82や84等内部
の水を常に循環させるようにしてもよい。このようにし
ても、配管82や84等内部の水が凍結することを防止
できる。さらに、保温ヒーター34によって配管82や
84等内部の水を保温すると同時にポンプ80も作動さ
せて、配管82等の内部に水を循環させてもよい。この
ようにすると、より確実に配管82等内の水が凍結する
ことを防止できるので、極寒冷地においても安定してガ
スタービンの吸気温度調整システム100を運転できる
ので、電力供給の信頼性を高くすることができる。
【0036】この吸気温度調整システム100において
は、ガスタービン20の起動時のように燃焼用空気温度
や排ガス温度が十分に高くない場合であっても外気を加
熱できるので、圧縮機翼(図示せず)の低温脆化による
強度低下およびこれに伴う損傷の危険性を低くできる。
また、このときには温水タンク50に貯えた温水を利用
するが、ガスタービン20の燃焼用空気温度や排ガス温
度が高くなるまでの間だけこの温水タンク50から吸気
加熱器10に温水を供給すればよい。このため、温水タ
ンク50の容量を小さくすることができるので、プラン
トの建設費を抑えることができる。
【0037】(実施の形態2)図2は、この発明の実施
の形態2に係るガスタービンの吸気温度調整システムを
示す説明図である。このガスタービンの吸気温度調整シ
ステム101は、上記実施の形態1に係るガスタービン
の吸気温度調整システム100(図1参照)と略同一の
構成であるが、上記温水タンクへさらに冷却手段を備え
て冷水を作り、夏場等の気温が高い場合にはこの冷水を
吸気加熱器へ供給して外気を冷却する点に特徴がある。
その他の構成は実施の形態1と同様であるからその説明
を省略すると共に同一の構成要素には同一の符号を付す
る。
【0038】温水タンク51にはヒーター50aの他に
冷却手段である冷却器51cが備えられており、加熱用
媒体供給手段である温水タンク51に貯えられた水を冷
却して、冷却媒体である冷水を作る。この冷水は、ポン
プ80によって吸気温度調整手段である吸気加熱器10
に供給される。この冷水は、夜間の余剰電力を使用して
冷凍機(図示せず)を作動させること等によって作るこ
とができる。また、既存の冷凍設備等がある場合には、
ここで作った冷水を温水タンク51に供給してもよい。
このようにすると、温水タンク51には冷却器51cが
不要になるので、システムの設備費を抑えることができ
る。吸気加熱器10とガスタービン20に備えられた第
一温水加熱器27とを結ぶ配管82の途中には三方弁7
4が備えられている。また、三方弁74の一つの出口7
4aと貯水タンク40とは、第一温水加熱器27等をバ
イパスする配管88によって結ばれている。そして、前
記三方弁74を切替えることによって、第一温水加熱器
27または貯水タンク40のいずれか一方に吸気加熱器
10で外気と熱交換した後の水を送るようにしてある。
【0039】夏の昼間のように外気温が高い場合には、
空気の密度が低くなるためガスタービン20の出力が低
下する結果、発電出力も低下する。また、一般に夏場の
昼間においては電力需要がピークを迎えるため、この時
間帯における発電出力の低下は回避すべきであり、より
好ましくは発電出力を増加させるようにしたい。したが
って、燃焼用の空気として使用する外気温が高い場合に
は、温水タンク51に貯えられた冷水を吸気加熱器10
に送って外気を冷却する。ここで、外気温度が高い場合
とは、気温がおよそ35℃を超えるような場合である
が、気温が30℃を超えるような場合には外気を冷却し
てガスタービン20に供給することが好ましい。また、
気温が高くなれば電力の需要が増えるのが一般的である
から、電力の需要と気温との関係から冷水で外気を冷や
す温度を決定してもよい。
【0040】このようにすることで、外気をそのままガ
スタービン20に供給する場合と比較して、ガスタービ
ン20の出力を大きくすることができる。これによっ
て、夏場の昼間のように電力需要がピークにある時間帯
であっても、発電出力が低下することなく電力を供給で
きる。また、温水タンク51は建屋36内に設置されて
いるので、夏場の暑い時期においても外気による水温上
昇を抑えることができる。これによって、外気をより安
定して冷却できるので、ガスタービン20にも低温の燃
焼用空気を安定して供給でき、ガスタービン20の出力
変動を抑えることができる。
【0041】例えば、250MWクラスのガスタービン
発電プラントにおいて、温水タンク51の容量を80m
3とした場合であって、80m3の冷水を40分間で流す
と、ガスタービン20の出力は3%高くなる。これにと
もなって発電出力も増加する。また60分間で流したと
きには、ガスタービン出力が2%高くなる。ただし、外
気温が35℃で、冷水の水温が10℃の場合である。
【0042】(変形例1)図3は、実施の形態2の変形
例1に係るガスタービンの吸気温度調整システムを示す
説明図である。このガスタービンの吸気温度調整システ
ム102は、上記実施の形態2に係るガスタービンの吸
気温度調整システム101(図2参照)と略同一の構成
であるが、上記貯水タンク40に貯めた水を吸気加熱器
10へ供給して、夏場等の気温が高い場合にガスタービ
ン20に供給する外気を冷却する点に特徴がある。その
他の構成は実施の形態2と同様であるからその説明を省
略すると共に同一の構成要素には同一の符号を付する。
【0043】図3(a)に示すように、加熱用媒体貯蔵
手段である貯水タンク40と温水タンク51とをつなぐ
配管86の途中には三方弁76が備えられている。三方
弁76の一方の出口76aには配管81がつながれてお
り、三方弁76を切替えることによって貯水タンク40
に貯えられた水をポンプ80に供給するようになってい
る。貯水タンク40に貯えられた水は、夜間の気温が低
い時間帯に冷却される。貯水タンク40には大量の水が
貯えられるようになっているので、一旦温度が下がると
昼間になって気温が高くなってもすぐには水温が上昇し
ない。
【0044】昼間の電力需要が多い時間帯には三方弁7
6を切替え、ポンプ80を作動させて、吸気加熱器10
に貯水タンク40の水を供給する。この貯水タンク40
から供給される水によって外気を冷却して、ガスタービ
ン20の出力低下を抑制する。そして、外気を冷却した
後の水は、三方弁74を通って貯水タンク40に戻され
る。ここで、このガスタービンの吸気温度調整システム
102の夏場における出力について説明する。例えば、
250MWクラスのガスタービン発電プラントにおい
て、貯水タンク40の容量を3000m3とした場合を
考える。このとき、3000m3の水を3時間で流す
と、ガスタービン20の出力は1%高くなる。これにと
もなって、発電出力も上昇する。ただし、外気温が35
℃で、冷水の水温が30℃の場合である。
【0045】なお、極寒冷地でガスタービン発電プラン
トを使用する場合には、凍結を防止するため、貯水タン
ク40を建屋36内に設置する場合がある。この場合に
は、夜間に建屋36に設けた開閉可能な窓36aを開け
て外気を建屋36内に取り込み、貯水タンク40内の水
を冷却するようにしてもよい。このようにすると、より
効率よく貯水タンク40内の水を冷却できるので、吸気
加熱器10においてはより外気を冷却できる。これによ
って、ガスタービン20の出力もより増加できる。
【0046】また、図3(b)に示すように、貯水タン
ク40の下流に水の冷却手段である冷却装置38を設
け、これによって貯水タンク40内の水を冷却しながら
吸気加熱器10へ供給してもよい。このようにすると、
より外気を効率よく冷却できるので、ガスタービン20
の出力もより大きくできる。このときの冷却装置38に
は、例えば後述する吸収冷凍機を使用することができ
る。
【0047】(変形例2)図4は、実施の形態2の変形
例2に係るガスタービンの吸気温度調整システムを示す
説明図である。このガスタービンの吸気温度調整システ
ム103は、上記実施の形態2に係るガスタービンの吸
気温度調整システム101(図2参照)と略同一の構成
であるが、水噴射手段33を備えた吸気温度調整手段で
ある吸気加熱器11によって外気を冷却する点に特徴が
ある。その他の構成は実施の形態2と同様であるからそ
の説明を省略すると共に同一の構成要素には同一の符号
を付する。
【0048】図4に示すように、吸気加熱器11には水
噴射手段である高圧ポンプ33aとスプレーノズル33
bとが備えられている。また、配管81および82には
三方弁71および73が備えられており、これらの三方
弁を切替えることによって、温水タンク51から送られ
る冷水を高圧ポンプ33aに供給するようになってい
る。なお、冬季には三方弁71と73とを切替えて、温
水タンク51から供給される温水を吸気加熱器11に供
給する。
【0049】夏場の昼間のように、外気温度が高く電力
需要の大きい時間帯には、温水タンク51の冷水を高圧
ポンプ33aに供給する。高圧ポンプ33aで圧力を高
められた冷水は、スプレーノズル33bから吸気加熱器
11内部に噴射されて、ここを通過する外気の温度を下
げる。冷却に使用された水はドレン配管85を通って貯
水タンク40へ回収される。
【0050】この吸気加熱器11は、冷水を外気通路1
1aに噴射するため、冷水と外気通路11aとの熱伝達
を促進して、より効率的に外気の温度を下げることがで
きる。また、スプレーノズル33bによって霧状の冷水
が外気通路11aに噴射されるので、冷水が気化しやす
くなる。そして、冷水が気化する際の気化熱によって、
より外気が冷却される。これらの作用によって、実施の
形態2に係るガスタービンの吸気温度調整システム10
1(図2参照)と比較して、さらに外気の冷却が促進さ
れるので、ガスタービン20の出力もより大きくでき
る。その結果、電力需要の大きい時間帯でも、発電出力
を低下させることなく電力を供給できる。
【0051】(実施の形態3)図5は、実施の形態3に
係るガスタービンの吸気温度調整システムを示す説明図
である。このガスタービンの吸気温度調整システム10
4は、ガスタービンの排ガスを利用して蒸気を生成し、
この蒸気を吸収冷凍機に供給して低温空気や冷水その他
の外気冷却媒体を作る点に特徴がある。ガスタービン2
0のタービン23を駆動した燃焼ガスは排ガスとなって
ガスタービン20の外部へ排出される。この排ガスはま
だ温度が高いため、HRSG(Heat Recovery Steam Ge
nerator:排熱回収ボイラ)35や排ガスエコノマイザ
(図示せず)等の熱回収手段によってその熱が回収され
る。
【0052】HRSG35では蒸気が作られ、蒸気温度
や蒸気圧力に応じて高圧、中圧および低圧の蒸気タービ
ン39に供給されて、発電機39aを駆動する。そし
て、蒸気タービン39を駆動した後の蒸気を吸収冷凍機
37に供給して、冷水や低温空気を作り、これらを温水
タンク51に備えられた冷却器51cに供給して、温水
タンク51内の水を冷却する。なお、吸収冷凍機37に
は、HRSG35で作られた蒸気を直接供給してもよ
い。また、冷却器51cを介して温水タンク51内の水
を冷却せずに、低温空気や冷水を直接温水タンク51内
の水に供給して、これを冷却してもよい。さらに、吸収
冷凍機37で作られた低温空気を直接ガスタービン20
の圧縮機21に供給してもよい。このようにすると、温
水タンク51内の冷水と熱交換しなくてもよいので、よ
り効率よくガスタービン20の出力を高くできる。この
ガスタービンの吸気温度調整システム104は、温水タ
ンク51内の水を介することによって、HRSG35で
回収したガスタービン20の排熱を、ガスタービン20
の出力を高めるために利用できる。これによってガスタ
ービン20排熱をより有効に利用してプラントの効率を
高くすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のガスタ
ービンの吸気温度調整システム(請求項1)では、ガス
タービンの起動から所定時間はタンク等の加熱用媒体供
給手段に貯えた加熱用媒体を吸気温度調整手段に供給し
てガスタービンに供給する燃焼用の空気を温め、ガスタ
ービンの起動後所定の時間が経過したら、ガスタービン
の排ガス等を利用する媒体加熱手段によって空気を温め
た後の加熱用媒体を再加熱するようにした。このため、
ガスタービンの排ガス温度等が加熱用媒体を再加熱する
のに十分な温度になるまでの一定の時間だけ、予め加熱
した加熱用媒体を加熱用媒体供給手段から供給すればよ
いので、加熱用媒体供給手段の体積を小さくできる。こ
れによって、吸気温度調整システムをコンパクトにでき
る。また、ガスタービンの起動開始前に予め加熱してお
く加熱用媒体の量も少なくて済むので、これを加熱する
ためのエネルギーも小さくて済む。さらに、ガスタービ
ン排ガス等の温度が十分に上昇したら、この排ガス等に
よって加熱用媒体を再加熱して燃焼用の空気を加熱する
ため、排ガス等の熱エネルギーを有効に使用できる。そ
の結果、圧縮機翼の低温脆化を抑えつつプラント全体の
効率低下も小さく抑えることができる。
【0054】また、この発明のガスタービンの吸気温度
調整システム(請求項2)では、吸気温度調整手段の上
流にダンパを設けた。このため、気温の低下する夜間に
はこのダンパを閉じることにより極低温の外気が吸気温
度調整手段等に流れ込むことを防止できる。その結果、
これらの温度低下を抑えることができるので、次の運転
時においては急激な温度上昇に起因して吸気温度調整手
段や圧縮機翼に発生する衝撃的な熱応力を低減できる。
これによって、吸気温度調整手段等の破損を抑えて信頼
性の高い運転ができる。
【0055】また、この発明のガスタービンの吸気温度
調整システム(請求項3)では、加熱用媒体を流すため
の加熱用媒体供給用配管にこれを加熱する加熱手段を備
えた。これによって、ガスタービンの運転を停止する極
低温の夜間においても加熱用媒体の凍結を防止できるの
で、加熱用媒体を供給する配管の破裂を防止して極寒期
においても安定してガスタービンを運転できる。
【0056】また、この発明のガスタービンの吸気温度
調整システム(請求項4)では、加熱用媒体の代わりに
冷却用媒体を加熱用媒体供給手段に貯えておき、夏場の
昼間のように気温が高くなったときにはこの冷却媒体を
吸気温度調整手段に供給して、ガスタービンの燃焼に使
用する空気を冷却するようにした。これによって、夏場
の昼間のように電力需要が多い時間帯であっても、ガス
タービンの出力を従来よりも増加させることができるの
で、電力供給に対する信頼性を向上できる。また、冬場
の極寒期においては加熱用媒体によってガスタービンの
燃焼用空気温度を加熱するので、圧縮機翼の低温脆化を
抑えて信頼性の高い運転ができる。これによって、年間
を通じて安定して電力を供給できる。
【0057】また、この発明のガスタービンの吸気温度
調整システム(請求項5)では、冷却媒体の冷却手段を
備えるようにしたので、効率よく冷却媒体を冷やして、
プラント効率を向上させることができる。
【0058】また、この発明のガスタービンの吸気温度
調整システム(請求項6)では、加熱用媒体の代わりに
冷却用媒体を加熱用媒体貯蔵手段に貯えておき、夏場の
昼間のように気温が高くなったときにはこの冷却媒体を
吸気温度調整手段に供給して、ガスタービンの燃焼に使
用する空気を冷却するようにした。これによって、夏場
の昼間のように電力需要が多い時間帯であっても、ガス
タービンの出力の低下を抑制できるので、従来よりも電
力供給に対する信頼性を向上させることができる。ま
た、加熱用媒体貯蔵手段には加熱用媒体供給手段よりも
体積の大きいものを使用するので、より長時間にわたっ
て吸気温度調整手段に冷却媒体を供給できる。これによ
って、より長時間ガスタービンの出力低下を抑えること
ができる。
【0059】また、この発明のガスタービン(請求項
7)では、上記吸気温度調整システムを備えたので、圧
縮機翼の低温脆化を抑えつつ、ガスタービンプラントの
効率低下を抑えることができる。また、プラント全体を
コンパクトにできるので、設置スペースを有効に利用で
きる。
【0060】また、この発明のガスタービンの吸気温度
調整方法(請求項8)では、ガスタービンの起動から所
定時間は加熱用媒体供給手段に貯えた加熱用媒体を吸気
温度調整手段に供給してガスタービンに供給する燃焼用
の空気を温める。ガスタービンの起動後、所定時間が経
過して、ガスタービンの圧縮機で圧縮される空気や排ガ
スの温度が加熱用媒体を加熱できる程度に高くなった
ら、ガスタービンの熱によって加熱用媒体を再加熱す
る。そして、この加熱用媒体を吸気温度調整手段に供給
してガスタービンに供給する燃焼用の空気を温める。
【0061】このため、ガスタービンの排ガス温度等が
加熱用媒体を再加熱するのに十分な温度になるまでの一
定時間だけ、タンク等の加熱用媒体供給手段から予め加
熱した加熱用媒体を供給すればよいので、加熱用媒体供
給手段の体積を小さくできる。これによって、ガスター
ビンプラントをコンパクトにできる。また、ガスタービ
ンの起動後一定時間使用する、予め加熱した加熱用媒体
の量も少なくて済むので、これを加熱するためのエネル
ギーも小さくて済む。さらに、ガスタービンの排ガス等
の温度が十分に上昇したら、この排ガス等によって加熱
用媒体を再加熱して燃焼用の空気を加熱するため、排ガ
ス等の熱エネルギーを有効に使用できる。その結果、圧
縮機翼の低温脆化を抑えつつプラント全体の効率低下も
小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るガスタービンの
吸気温度調整システムを示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態2に係るガスタービンの
吸気温度調整システムを示す説明図である。
【図3】実施の形態2の変形例1に係るガスタービンの
吸気温度調整システムを示す説明図である。
【図4】実施の形態2の変形例2に係るガスタービンの
吸気温度調整システムを示す説明図である。
【図5】図5は、実施の形態3に係るガスタービンの吸
気温度調整システムを示す説明図である。
【符号の説明】
10、11 吸気加熱器 11a 外気通路 20 ガスタービン 21 圧縮機 22 燃焼器 23 タービン 26 空気取り入れ口 27 第一温水加熱器 28 第二温水加熱器 30 ダンパ 34 保温ヒーター 40 貯水タンク 50、51 温水タンク 50a、51a ヒーター 51c 冷却器 81、82、84、86、88 配管 85 ドレン配管 100、101、102、103、104 吸気温度調
整システム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用媒体によってガスタービンに供給
    する燃焼用の空気を加熱する吸気温度調整手段と、 この吸気温度調整手段に加熱用媒体を供給する加熱用媒
    体供給手段と、 空気加熱後の加熱用媒体をガスタービンの熱によって加
    熱する媒体加熱手段と、 空気を加熱した後の加熱用媒体を貯える加熱用媒体貯蔵
    手段と、 を備え、前記ガスタービンの起動後から所定時間経過す
    るまでは前記加熱用媒体供給手段から加熱用媒体を前記
    吸気温度調整手段へ供給し、且つ前記媒体加熱手段を通
    過した加熱用媒体を前記加熱用媒体貯蔵手段に貯え、前
    記所定時間が経過した後は前記媒体加熱手段を通過した
    加熱用媒体を前記吸気温度調整手段に供給することを特
    徴とするガスタービンの吸気温度調整システム。
  2. 【請求項2】 さらに、上記吸気温度調整手段の上流
    に、ダンパを設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    ガスタービンの吸気温度調整システム。
  3. 【請求項3】 さらに、上記加熱用媒体を流すための加
    熱用媒体供給用配管に上記加熱用媒体を加熱する加熱手
    段を備え、ガスタービンの運転停止後には加熱用媒体を
    前記加熱手段で加熱することを特徴とする請求項1また
    は2のいずれか一つに記載のガスタービンの吸気温度調
    整システム。
  4. 【請求項4】 さらに、上記吸気温度調整手段と上記加
    熱用媒体貯蔵手段とを結ぶ配管を備え、且つ上記加熱用
    媒体供給手段には上記ガスタービンに供給する空気の温
    度よりも低い温度の冷却媒体を貯えておき、前記空気の
    温度が所定の温度よりも高い場合には上記吸気温度調整
    手段に前記冷却媒体を供給して上記ガスタービンに供給
    する燃焼用の空気を冷却し、空気冷却後の冷却媒体は前
    記配管を通じて上記加熱用媒体貯蔵手段に貯えることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のガスタ
    ービンの吸気温度調整システム。
  5. 【請求項5】 さらに、上記加熱用媒体供給手段には内
    部に貯える冷却媒体を冷やすための冷却手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項4に記載のガスタービンの吸気温
    度調整システム。
  6. 【請求項6】 さらに、上記加熱用媒体貯蔵手段には上
    記ガスタービンに供給する空気の温度よりも低い温度の
    冷却媒体を貯えておき、前記空気の温度が所定の温度よ
    りも高い場合には上記吸気温度調整手段に前記冷却媒体
    を供給して上記ガスタービンに供給する燃焼用の空気を
    冷却することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載のガスタービンの吸気温度調整システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載のガ
    スタービンの吸気温度調整システムと、 このガスタービン吸気温度調整システムで温度調整され
    た空気を圧縮して燃焼用空気を作る圧縮機と、 この燃焼用空気に燃料を供給して燃焼させ、燃焼ガスを
    生成する燃焼器と、 前記燃焼ガスによって駆動されるタービンと、 を備えたことを特徴とするガスタービン。
  8. 【請求項8】 ガスタービンの起動後から所定の時間が
    経過するまでは加熱用媒体供給手段に貯えたガスタービ
    ンに供給する空気よりも高い温度の加熱用媒体によって
    ガスタービンに供給する燃焼用の空気を加熱し、且つガ
    スタービンに供給する空気を加熱した後の加熱用媒体は
    加熱用媒体貯蔵手段に貯え、前記所定時間が経過した後
    は燃焼用の空気を加熱した後の加熱用媒体をガスタービ
    ンの熱によって加熱してから再び燃焼用の空気を加熱す
    るために使用することを特徴とするガスタービンの吸気
    温度調整方法。
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