JP2003234055A - 過電圧保護装置およびそれを用いたバッテリー保護システム - Google Patents
過電圧保護装置およびそれを用いたバッテリー保護システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、新規な過電圧保護構造を有し、小
型化、低価格化が可能な信頼性の高い過電圧保護装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 二次電池を過電圧から保護する過電圧保
護装置51は、ケース本体52、樹脂カバー53、外部
端子56、57、58、圧電アクチェータ54を有す
る。外部端子56、57は圧電アクチェータ54の各電
極にそれぞれ電気的に接続され、外部端子58は固定接
点60を有する。圧電アクチェータ54は、ケース本体
52内に片持ち梁状に支持され、外部端子56、57間
に過電圧が印加されたとき、先端部を変位させて可動接
点61を固定接点60から解放する。
型化、低価格化が可能な信頼性の高い過電圧保護装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 二次電池を過電圧から保護する過電圧保
護装置51は、ケース本体52、樹脂カバー53、外部
端子56、57、58、圧電アクチェータ54を有す
る。外部端子56、57は圧電アクチェータ54の各電
極にそれぞれ電気的に接続され、外部端子58は固定接
点60を有する。圧電アクチェータ54は、ケース本体
52内に片持ち梁状に支持され、外部端子56、57間
に過電圧が印加されたとき、先端部を変位させて可動接
点61を固定接点60から解放する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過電圧保護装置及
びそれを用いたバッテリー保護システムに関し、特にリ
チウムイオン電池に代表される非水系二次電池の過充電
等を防ぐための保護装置に関する。
びそれを用いたバッテリー保護システムに関し、特にリ
チウムイオン電池に代表される非水系二次電池の過充電
等を防ぐための保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】充電式の二次電池には、その電解液が可
燃性のものと不燃性のものがあり、前者を非水系二次電
池、後者を水系二次電池として区別している。非水系二
次電池は、高いエネルギー密度および高い発生電圧の特
徴から小型軽量化された携帯電話やノートPC用の電池
装置として急速に使用され、その数量が増加している。
リチウムイオン電池は、化学的に不安定なリチウムと可
燃性の電解液を用い、これらは鉄やアルミニウムなどの
金属缶あるいは高分子樹脂製のラミネートケース内に封
入されている。リチウムイオン電池は、ニッケルカドミ
ューム二次電池と異なり、過大電圧により過充電を行う
とリチウムイオンがリチウム金属として析出し、さらに
その状態から化学反応が進むと、電池温度が上昇し金属
リチウムが化学反応し、熱暴走を起こしたり、電解液が
分解してガスが発生しケース内圧が上昇し、金属缶が膨
らんだりあるいは破裂や爆発等の重大な障害を引き起こ
すおそれがある。
燃性のものと不燃性のものがあり、前者を非水系二次電
池、後者を水系二次電池として区別している。非水系二
次電池は、高いエネルギー密度および高い発生電圧の特
徴から小型軽量化された携帯電話やノートPC用の電池
装置として急速に使用され、その数量が増加している。
リチウムイオン電池は、化学的に不安定なリチウムと可
燃性の電解液を用い、これらは鉄やアルミニウムなどの
金属缶あるいは高分子樹脂製のラミネートケース内に封
入されている。リチウムイオン電池は、ニッケルカドミ
ューム二次電池と異なり、過大電圧により過充電を行う
とリチウムイオンがリチウム金属として析出し、さらに
その状態から化学反応が進むと、電池温度が上昇し金属
リチウムが化学反応し、熱暴走を起こしたり、電解液が
分解してガスが発生しケース内圧が上昇し、金属缶が膨
らんだりあるいは破裂や爆発等の重大な障害を引き起こ
すおそれがある。
【0003】他方、電池が放電により決められた電池電
圧以下まで下がると、電池内部の電極から銅などの金属
イオンが溶解して析出し正負電極間を内部短絡させたり
電池性能を低下させるおそれがある。内部短絡した電池
を充電すると大電流が流れて発熱し、上記過充電のとき
と同様の障害を引き起こすおそれがある。
圧以下まで下がると、電池内部の電極から銅などの金属
イオンが溶解して析出し正負電極間を内部短絡させたり
電池性能を低下させるおそれがある。内部短絡した電池
を充電すると大電流が流れて発熱し、上記過充電のとき
と同様の障害を引き起こすおそれがある。
【0004】このため、非水系二次電池では安全を確保
するために電池素子自体の安全設計だけでなく、電池素
子の過充電や過放電を防止するための保護回路基板など
を電池素子とともに樹脂ケースに収めた電池装置が用い
られている。
するために電池素子自体の安全設計だけでなく、電池素
子の過充電や過放電を防止するための保護回路基板など
を電池素子とともに樹脂ケースに収めた電池装置が用い
られている。
【0005】図17は、角型リチウムイオン電池の構造
を示す断面図である。電池金属ケース201内に、電解
液202が充填され、正電極板203と負電極板204
はセパレータ205によって分離される。正電極板20
3は接続タブ206を介して電池の正極207に接続さ
れ、負極電極204は接続タブ208介して負極となる
ケース201に接続される。ケース201には安全弁2
09が設けられ、安全弁209とセパレータ205とが
電池の安全機構として働く。セパレータ205は、高分
子フィルムからできていて、フィルムにはイオンを自由
に通過させるための微細孔が形成されている。内部が高
温になるとフィルムが溶融して微細孔がつぶれイオン、
すなわち電流を遮断する。安全弁209は、ケース内部
の高圧ガスがケース201を破壊する前にガスを放出す
るもので、ケース201よりも薄い金属板等で構成され
ている。
を示す断面図である。電池金属ケース201内に、電解
液202が充填され、正電極板203と負電極板204
はセパレータ205によって分離される。正電極板20
3は接続タブ206を介して電池の正極207に接続さ
れ、負極電極204は接続タブ208介して負極となる
ケース201に接続される。ケース201には安全弁2
09が設けられ、安全弁209とセパレータ205とが
電池の安全機構として働く。セパレータ205は、高分
子フィルムからできていて、フィルムにはイオンを自由
に通過させるための微細孔が形成されている。内部が高
温になるとフィルムが溶融して微細孔がつぶれイオン、
すなわち電流を遮断する。安全弁209は、ケース内部
の高圧ガスがケース201を破壊する前にガスを放出す
るもので、ケース201よりも薄い金属板等で構成され
ている。
【0006】図18は携帯電話用の角型リチウムイオン
電池装置の実装例を示す。リチウムイオン電池211は
半導体保護回路基板212上に実装され、これらは通常
プラスチックケース内に収容される。正電極端子は接続
タブ213を介して保護回路基板に接続され、負電極端
子である電池ケースは、PTC素子214を介して保護
回路基板に接続される。PTC素子214は一定温度以
上になると自己発熱により高抵抗となって電流を制限す
るが、PTC素子以外にも温度ヒューズやバイメタルブ
レーカを用いて異常温度に対する保護を行っても良い。
電池装置の実装例を示す。リチウムイオン電池211は
半導体保護回路基板212上に実装され、これらは通常
プラスチックケース内に収容される。正電極端子は接続
タブ213を介して保護回路基板に接続され、負電極端
子である電池ケースは、PTC素子214を介して保護
回路基板に接続される。PTC素子214は一定温度以
上になると自己発熱により高抵抗となって電流を制限す
るが、PTC素子以外にも温度ヒューズやバイメタルブ
レーカを用いて異常温度に対する保護を行っても良い。
【0007】図19は半導体保護回路基板212の構成
を示すブロック図である。リチウムイオン電池221の
端子222、223を介して充電装置224により充電
電流225が流れ、他方、放電時には負荷226により
端子222、223を介して放電電流227が流れる。
端子222、223間には半導体保護回路228が接続
され、この保護回路228は電圧・電流を監視し、充電
電流225をスイッチ229で、放電電流227をスイ
ッチ230でオン・オフ制御し、リチウムイオン電池に
過大電圧が印加されたり、あるいはリチウムイオン電池
の最低電池電圧以下になるのを防ぐ。231は上述した
PTC素子や温度ヒューズ又はバイメタルブレーカによ
る熱応答性保護素子であり、保護回路228の二次的な
保護を行う。
を示すブロック図である。リチウムイオン電池221の
端子222、223を介して充電装置224により充電
電流225が流れ、他方、放電時には負荷226により
端子222、223を介して放電電流227が流れる。
端子222、223間には半導体保護回路228が接続
され、この保護回路228は電圧・電流を監視し、充電
電流225をスイッチ229で、放電電流227をスイ
ッチ230でオン・オフ制御し、リチウムイオン電池に
過大電圧が印加されたり、あるいはリチウムイオン電池
の最低電池電圧以下になるのを防ぐ。231は上述した
PTC素子や温度ヒューズ又はバイメタルブレーカによ
る熱応答性保護素子であり、保護回路228の二次的な
保護を行う。
【0008】図20は保護回路の詳細を示す図である。
半導体保護回路228は、比較器241、242を含
み、これらの一方の入力端子には抵抗分割された電圧が
入力され、他方の入力端子には過大電圧および最低電圧
を検出するための基準電位が入力される。比較器241
は端子間に過大電圧が印加されたときこれを検知してM
OSトランジスタ243をオフし、比較器242は最低
電圧が印加されたときこれを検知してMOSトランジス
タ244をオフする。電流検知器245は、放電の大電
流を検知してMOSトランジスタ244をオフする。半
導体保護回路228が適切に動作しなかった場合には、
熱応答保護素子231が二次的な保護として機能し、電
池の温度上昇を検知して回路電流を制限または遮断す
る。
半導体保護回路228は、比較器241、242を含
み、これらの一方の入力端子には抵抗分割された電圧が
入力され、他方の入力端子には過大電圧および最低電圧
を検出するための基準電位が入力される。比較器241
は端子間に過大電圧が印加されたときこれを検知してM
OSトランジスタ243をオフし、比較器242は最低
電圧が印加されたときこれを検知してMOSトランジス
タ244をオフする。電流検知器245は、放電の大電
流を検知してMOSトランジスタ244をオフする。半
導体保護回路228が適切に動作しなかった場合には、
熱応答保護素子231が二次的な保護として機能し、電
池の温度上昇を検知して回路電流を制限または遮断す
る。
【0009】電池異常時の障害に対して時系列的に一
次、二次、三次の保護が行われる。例えば、電池充電時
の異常操作により過大電圧が印加されると、最初に動作
するのは半導体保護回路228である。半導体保護回路
228が一次保護として適切に機能しない場合、電池の
非可逆性の化学反応が進み発熱する。この温度を二次保
護装置としての熱応答性保護素子231(PTC、温度
ヒューズ、バイメタルブレーカ)が検知し、回路電流を
制限し又は遮断する。さらに、電池の異常が進行する
と、電池自体に設けられたセパレータ205あるいは安
全弁209が第三次保護装置として機能を開始し、電解
液の遮断またはガス抜きが行われる。
次、二次、三次の保護が行われる。例えば、電池充電時
の異常操作により過大電圧が印加されると、最初に動作
するのは半導体保護回路228である。半導体保護回路
228が一次保護として適切に機能しない場合、電池の
非可逆性の化学反応が進み発熱する。この温度を二次保
護装置としての熱応答性保護素子231(PTC、温度
ヒューズ、バイメタルブレーカ)が検知し、回路電流を
制限し又は遮断する。さらに、電池の異常が進行する
と、電池自体に設けられたセパレータ205あるいは安
全弁209が第三次保護装置として機能を開始し、電解
液の遮断またはガス抜きが行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非水系二次充電装置に対する保護装置及びその保護
システムに次のような課題があった。非水系二次電池へ
の充電中に落雷が生じたりあるいは充電装置の誤使用な
どの理由により充電電圧等に異常が生じた場合、最初に
保護動作するのは充放電電圧を監視する半導体保護回路
であるが、この回路は半導体素子を用いて構成されてい
るためにサージ電圧や静電気放電により破壊されること
があり、また強い電磁波を受けた場合に配線パターンが
アンテナとして誤動作を引き起こすことがあり、正常な
保護動作が果たさないおそれがある。また、多くの回路
素子はハンダ付けにより基板に実装されているが、この
接続不良により保護動作が完全に行われない場合には、
充電用電源からのエネルギーが電池に継続して供給され
てしまい、これによって電池が過充電され、熱暴走や破
裂などを起こすおそれがある。
来の非水系二次充電装置に対する保護装置及びその保護
システムに次のような課題があった。非水系二次電池へ
の充電中に落雷が生じたりあるいは充電装置の誤使用な
どの理由により充電電圧等に異常が生じた場合、最初に
保護動作するのは充放電電圧を監視する半導体保護回路
であるが、この回路は半導体素子を用いて構成されてい
るためにサージ電圧や静電気放電により破壊されること
があり、また強い電磁波を受けた場合に配線パターンが
アンテナとして誤動作を引き起こすことがあり、正常な
保護動作が果たさないおそれがある。また、多くの回路
素子はハンダ付けにより基板に実装されているが、この
接続不良により保護動作が完全に行われない場合には、
充電用電源からのエネルギーが電池に継続して供給され
てしまい、これによって電池が過充電され、熱暴走や破
裂などを起こすおそれがある。
【0011】さらに、非水系電池の封止ケースに製造上
の品質問題が原因で液漏れが生じると、電解液に接触し
た電子回路が異常発振を起こし、大電流が流れて発熱
し、可燃性の電解液が加熱され発煙等を起すおそれがあ
る。また、電池が規定の最低電圧以下になったときに保
護回路が働いて放電回路が遮断された後、電池が長期間
にわたって放置されると、電池の自己放電以外に保護回
路自身が電流を消費するので電圧の低下を加速してしま
う。
の品質問題が原因で液漏れが生じると、電解液に接触し
た電子回路が異常発振を起こし、大電流が流れて発熱
し、可燃性の電解液が加熱され発煙等を起すおそれがあ
る。また、電池が規定の最低電圧以下になったときに保
護回路が働いて放電回路が遮断された後、電池が長期間
にわたって放置されると、電池の自己放電以外に保護回
路自身が電流を消費するので電圧の低下を加速してしま
う。
【0012】さらに、電池素子の内部抵抗にMOSトラ
ンジスタ243、244が2個直列に接続されるので回
路全体の抵抗が高くなってしまい、これはパルス負荷電
流が大きい携帯電話では電圧降下が大きくなり電池動作
時間を短くしてしまう。電流遮断素子としてMOSトラ
ンジスタの代わりに小型電磁リレーの使用が考えられる
が、電流駆動なので駆動電力や形状が大きくなってしま
い、小型化を要求される電池装置には不適である。
ンジスタ243、244が2個直列に接続されるので回
路全体の抵抗が高くなってしまい、これはパルス負荷電
流が大きい携帯電話では電圧降下が大きくなり電池動作
時間を短くしてしまう。電流遮断素子としてMOSトラ
ンジスタの代わりに小型電磁リレーの使用が考えられる
が、電流駆動なので駆動電力や形状が大きくなってしま
い、小型化を要求される電池装置には不適である。
【0013】他方、電池が過充電等された場合に二次的
な保護動作を行うPTC、バイメタルサーキットブレー
カ、あるいは温度ヒュ-ズ等の感熱式の保護素子は、電
池の異常温度を検知して充電電流を制限したり、回路を
遮断するが、これらは二次的な保護であるため、時とし
て電池内部の非可逆性の反応が進行してしまい、電池が
劣化し危険な状態になっているおそれがある。
な保護動作を行うPTC、バイメタルサーキットブレー
カ、あるいは温度ヒュ-ズ等の感熱式の保護素子は、電
池の異常温度を検知して充電電流を制限したり、回路を
遮断するが、これらは二次的な保護であるため、時とし
て電池内部の非可逆性の反応が進行してしまい、電池が
劣化し危険な状態になっているおそれがある。
【0014】そこで本発明は、上記従来の非水系二次電
池の保護装置およびその保護システムの欠点を解決し、
新規な過電圧保護構造により小型化および低価格化が可
能で信頼性の高い過電圧保護装置を提供することを目的
とする。さらに本発明は、二次電池に対する過電圧およ
び過熱または過電流の保護機能を備えた過電圧保護装置
を提供することを目的とする。さらに本発明は、低電圧
動作されるバイモルフ型圧電アクチュエータを用いた過
充電保護装置を提供することを目的とする。
池の保護装置およびその保護システムの欠点を解決し、
新規な過電圧保護構造により小型化および低価格化が可
能で信頼性の高い過電圧保護装置を提供することを目的
とする。さらに本発明は、二次電池に対する過電圧およ
び過熱または過電流の保護機能を備えた過電圧保護装置
を提供することを目的とする。さらに本発明は、低電圧
動作されるバイモルフ型圧電アクチュエータを用いた過
充電保護装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る過電圧
保護装置は、二次電池を過電圧から保護する過電圧保護
装置であって、ケースと、少なくとも第1、第2、第3
の端子と、圧電アクチェータとを有する。圧電アクチェ
ータは、ケース内に片持ち梁状に支持され、その先端部
に可動接点を有し、圧電アクチェータの第1、第2の電
極が第1、第2の端子にそれぞれ電気的に接続される。
第1、第2の端子間に電圧が印加されたとき圧電アクチ
ェータの先端部が変位可能であり、第3の端子は可動接
点と係合可能な固定接点を有する。
保護装置は、二次電池を過電圧から保護する過電圧保護
装置であって、ケースと、少なくとも第1、第2、第3
の端子と、圧電アクチェータとを有する。圧電アクチェ
ータは、ケース内に片持ち梁状に支持され、その先端部
に可動接点を有し、圧電アクチェータの第1、第2の電
極が第1、第2の端子にそれぞれ電気的に接続される。
第1、第2の端子間に電圧が印加されたとき圧電アクチ
ェータの先端部が変位可能であり、第3の端子は可動接
点と係合可能な固定接点を有する。
【0016】好ましくは、圧電アクチェータは、多層積
層された圧電セラミックス素子を含み、第1、第2の端
子間に電圧が印加されたときに逆圧電効果により先端部
の可動接点を変位させる。圧電セラミックス素子を多層
積層することで、比較的小さな電圧でも大きな変位力を
生じさせることができる。さらに、圧電アクチェータ
は、その中央に長手方向に延びる金属板を含み、金属板
は圧電アクチェータの第1の電極として働き、金属板の
両側に複数の圧電素子を積層するようにしても良い。中
央に金属板を設けることで、圧電アクチェータの可動接
点が固定接点に一定の接圧で接触するような機械的強度
を向上させることができ、かつ、金属板の両側に薄膜の
圧電素子を貼り付ける工程を容易にすることができる。
層された圧電セラミックス素子を含み、第1、第2の端
子間に電圧が印加されたときに逆圧電効果により先端部
の可動接点を変位させる。圧電セラミックス素子を多層
積層することで、比較的小さな電圧でも大きな変位力を
生じさせることができる。さらに、圧電アクチェータ
は、その中央に長手方向に延びる金属板を含み、金属板
は圧電アクチェータの第1の電極として働き、金属板の
両側に複数の圧電素子を積層するようにしても良い。中
央に金属板を設けることで、圧電アクチェータの可動接
点が固定接点に一定の接圧で接触するような機械的強度
を向上させることができ、かつ、金属板の両側に薄膜の
圧電素子を貼り付ける工程を容易にすることができる。
【0017】過電圧保護装置のケースは、実質的に内部
に密閉空間を提供し、第1および第2の端子がケースの
長手方向の第1の端部から突出し、第3の端子が前記ケ
ースの第1の端部と対向する第2の端部から突出する、
3端子構造を有する。これによって、過電圧保護装置を
小型化することができ、特に、携帯電話や携帯端末に使
用されるリチウムイオン電池またはポリマー系リチウム
イオン電池は小型化を必要とされるためこの要求にも合
致する。
に密閉空間を提供し、第1および第2の端子がケースの
長手方向の第1の端部から突出し、第3の端子が前記ケ
ースの第1の端部と対向する第2の端部から突出する、
3端子構造を有する。これによって、過電圧保護装置を
小型化することができ、特に、携帯電話や携帯端末に使
用されるリチウムイオン電池またはポリマー系リチウム
イオン電池は小型化を必要とされるためこの要求にも合
致する。
【0018】第2の本発明に係る過電圧保護装置は、ケ
ースと、少なくとも第1、第2、第3の端子と、圧電ア
クチェータと、導電性材からなり弾性を備えた可動アー
ム部材とを有する。圧電アクチェータは、ケース内に片
持ち梁状に支持され、圧電アクチェータの第1、第2の
電極が第1、第2の端子にそれぞれ電気的に接続され
る。第1、第2の端子に電圧が印加されると圧電アクチ
ェータの先端部が変位可能であり、第3の端子は固定接
点を有する。可動アームは固定接点に係合可能な可動接
点を備え、圧電アクチェータの先端部が変位するとき可
動アームの可動接点が固定接点と係合または非係合とさ
れる。
ースと、少なくとも第1、第2、第3の端子と、圧電ア
クチェータと、導電性材からなり弾性を備えた可動アー
ム部材とを有する。圧電アクチェータは、ケース内に片
持ち梁状に支持され、圧電アクチェータの第1、第2の
電極が第1、第2の端子にそれぞれ電気的に接続され
る。第1、第2の端子に電圧が印加されると圧電アクチ
ェータの先端部が変位可能であり、第3の端子は固定接
点を有する。可動アームは固定接点に係合可能な可動接
点を備え、圧電アクチェータの先端部が変位するとき可
動アームの可動接点が固定接点と係合または非係合とさ
れる。
【0019】好ましくは、可動アームは圧電アクチェー
タの先端部に押下されてスナップ動作をし、可動アーム
は、例えば金属板を打ち抜き加工してバネ部を形成した
ものである。
タの先端部に押下されてスナップ動作をし、可動アーム
は、例えば金属板を打ち抜き加工してバネ部を形成した
ものである。
【0020】第3の発明に係る過電圧保護装置は、二次
電池を過電圧から保護する過電圧保護装置であって、ケ
ースと、少なくとも第1、第2、第3の端子と、圧電ア
クチェータと、バイメタル素子とを有する。第1、第2
の端子は圧電アクチェータの第1、第2の電極にそれぞ
れ電気的に接続され、第3の端子は固定接点を有する。
圧電アクチェータは、ケース内に片持ち梁状に支持さ
れ、第1、第2の端子間に印加される電圧に応答してそ
の先端部が変位可能である。バイメタル素子は圧電アク
チェータと固定接点間に配され、バイメタル素子の第1
の端部は第3の端子に固定され、第2の端部は圧電アク
チェータの先端部に係合可能である。バイメタル素子は
熱に応答して第2の端部をスナップ動作するものであ
る。
電池を過電圧から保護する過電圧保護装置であって、ケ
ースと、少なくとも第1、第2、第3の端子と、圧電ア
クチェータと、バイメタル素子とを有する。第1、第2
の端子は圧電アクチェータの第1、第2の電極にそれぞ
れ電気的に接続され、第3の端子は固定接点を有する。
圧電アクチェータは、ケース内に片持ち梁状に支持さ
れ、第1、第2の端子間に印加される電圧に応答してそ
の先端部が変位可能である。バイメタル素子は圧電アク
チェータと固定接点間に配され、バイメタル素子の第1
の端部は第3の端子に固定され、第2の端部は圧電アク
チェータの先端部に係合可能である。バイメタル素子は
熱に応答して第2の端部をスナップ動作するものであ
る。
【0021】好ましくは、過電圧保護装置は、第1、第
2の端子間に規定以上の電圧が印加されたとき、圧電ア
クチェータの先端部が変位してバイメタル素子の第2の
端部をスナップ動作させる。また、過電圧保護装置は、
第1の端子、圧電アクチェータ、前記バイメタル素子、
及び第3の端子間に電流通路を形成し、バイメタル素子
は電流通路を流れる過電流に応答して前記第2の端部を
スナップ動作させるものである。
2の端子間に規定以上の電圧が印加されたとき、圧電ア
クチェータの先端部が変位してバイメタル素子の第2の
端部をスナップ動作させる。また、過電圧保護装置は、
第1の端子、圧電アクチェータ、前記バイメタル素子、
及び第3の端子間に電流通路を形成し、バイメタル素子
は電流通路を流れる過電流に応答して前記第2の端部を
スナップ動作させるものである。
【0022】第4の発明に係る充電可能な電池を保護す
るシステムは、電池と、電池に充電電圧を供給する第
1、第2の充電端子と、電池と第1の充電端子間に直列
に接続される過電圧保護装置とを有する。過電圧保護装
置は、ほぼ密閉された空間内に圧電アクチェータを配
し、第1、第2の充電端子に過電圧が印加されたとき電
流経路を遮断する。
るシステムは、電池と、電池に充電電圧を供給する第
1、第2の充電端子と、電池と第1の充電端子間に直列
に接続される過電圧保護装置とを有する。過電圧保護装
置は、ほぼ密閉された空間内に圧電アクチェータを配
し、第1、第2の充電端子に過電圧が印加されたとき電
流経路を遮断する。
【0023】好ましくは、過電圧保護装置は、電圧検出
用端子を含み、電圧検出用端子は第2の充電端子に電気
的に接続される。さらに保護システムは、電池と第1ま
たは第2の充電端子間に熱応動素子を含み、熱応動素子
は一定温度を検知すると電流を制限または遮断すること
が望ましい。さらに保護システムは、スナップ動作駆動
回路を含み、該回路は、第1の充電端子に所定電圧より
大きい過電圧が印加された電圧を検出する検出部と、該
検出部により過電圧が検出されたとき、電圧検出用端子
を基準電位に導通させる駆動部とを有する。こうするこ
とで、圧電アクチェータを電子的にスナップ動作するこ
とを可能ならしめる。また、過電圧保護装置は、支持部
材を介して二次電池に一体にあるいは近接して取り付け
実装される。
用端子を含み、電圧検出用端子は第2の充電端子に電気
的に接続される。さらに保護システムは、電池と第1ま
たは第2の充電端子間に熱応動素子を含み、熱応動素子
は一定温度を検知すると電流を制限または遮断すること
が望ましい。さらに保護システムは、スナップ動作駆動
回路を含み、該回路は、第1の充電端子に所定電圧より
大きい過電圧が印加された電圧を検出する検出部と、該
検出部により過電圧が検出されたとき、電圧検出用端子
を基準電位に導通させる駆動部とを有する。こうするこ
とで、圧電アクチェータを電子的にスナップ動作するこ
とを可能ならしめる。また、過電圧保護装置は、支持部
材を介して二次電池に一体にあるいは近接して取り付け
実装される。
【0024】本発明によれば、圧電アクチェータを用い
た過電圧保護装置により二次電池を過電圧から保護する
ようにしたので、従来の半導体保護回路に比べて、簡略
化した構造で部品点数で非常に少なくすることができ、
コストを低減することが可能となる。さらに、半導体集
積回路を用いるとはんだ不良等による信頼性の問題があ
ったが、本発明による圧電アクチェータの過電圧保護装
置の場合にははんだ不良の問題がないため信頼性低下の
懸念が減少される。
た過電圧保護装置により二次電池を過電圧から保護する
ようにしたので、従来の半導体保護回路に比べて、簡略
化した構造で部品点数で非常に少なくすることができ、
コストを低減することが可能となる。さらに、半導体集
積回路を用いるとはんだ不良等による信頼性の問題があ
ったが、本発明による圧電アクチェータの過電圧保護装
置の場合にははんだ不良の問題がないため信頼性低下の
懸念が減少される。
【0025】また、従来の半導体保護回路に直列に挿入
されていた2個のMOSトランジスタを圧電アクチェー
タによる一個の金属接点リレーに置き換えられたので回
路インピーダンスの低下が図れ、電池の動作時間を長く
することができる。さらに、半導体素子を用いた保護電
子回路では、電磁シールド対策が必要な場合があるが、
本発明の過電圧保護装置であれば強電磁波による誤動作
または静電気放電破壊などに対して信頼性を強化するこ
とができ、半導体保護回路のような自己消費電力による
過放電を防ぐこともできる。
されていた2個のMOSトランジスタを圧電アクチェー
タによる一個の金属接点リレーに置き換えられたので回
路インピーダンスの低下が図れ、電池の動作時間を長く
することができる。さらに、半導体素子を用いた保護電
子回路では、電磁シールド対策が必要な場合があるが、
本発明の過電圧保護装置であれば強電磁波による誤動作
または静電気放電破壊などに対して信頼性を強化するこ
とができ、半導体保護回路のような自己消費電力による
過放電を防ぐこともできる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態の過電
圧保護装置は、バイモルフ型圧電アクチェータを用いる
ものであり、始めにその原理を説明する。図1に単層圧
電セラミックスアクチュエータの断面図を示す。圧電ア
クチェータ1は、その内部を長手方向に走るシム板2
と、シム板2の両側に貼り付けられる圧電素子3、4と
を有する。シム板2は弾性を有する金属薄板であり、例
えば、リン青銅、ベリリウム銅、ステンレスなどの材料
から目的に応じて選択される。シム板2はリレーの通電
型可動片として使用可能であり、その場合にはシム板2
の先端には接点端子が設けられる。
て図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態の過電
圧保護装置は、バイモルフ型圧電アクチェータを用いる
ものであり、始めにその原理を説明する。図1に単層圧
電セラミックスアクチュエータの断面図を示す。圧電ア
クチェータ1は、その内部を長手方向に走るシム板2
と、シム板2の両側に貼り付けられる圧電素子3、4と
を有する。シム板2は弾性を有する金属薄板であり、例
えば、リン青銅、ベリリウム銅、ステンレスなどの材料
から目的に応じて選択される。シム板2はリレーの通電
型可動片として使用可能であり、その場合にはシム板2
の先端には接点端子が設けられる。
【0027】シム板2の両サイドの圧電素子3,4は、
例えば圧電セラミックスである。いくつか種類の材料が
開発され実用化されているが、PbZrO3とPbTi
O3の固溶体であるPZT系(商品名)が望ましい。圧
電セラミックスの製造は、粉末状のセラミック材料を焼
結し、再度微小粒に粉砕し、グリーンフィルムと呼ばれ
る薄いフィルム状シートに成型する。このシートの表面
に導電体のペーストをスクリーン印刷することで表面電
極を形成し、高温で焼成する。そして、シートに直流高
電圧を印加して分極処理し自発分極の方向が揃えられ
る。分極処理された圧電セラミックス3、4は、それぞ
れ分極方向が一致するようにシム板2上に接着剤で貼り
付けられる。
例えば圧電セラミックスである。いくつか種類の材料が
開発され実用化されているが、PbZrO3とPbTi
O3の固溶体であるPZT系(商品名)が望ましい。圧
電セラミックスの製造は、粉末状のセラミック材料を焼
結し、再度微小粒に粉砕し、グリーンフィルムと呼ばれ
る薄いフィルム状シートに成型する。このシートの表面
に導電体のペーストをスクリーン印刷することで表面電
極を形成し、高温で焼成する。そして、シートに直流高
電圧を印加して分極処理し自発分極の方向が揃えられ
る。分極処理された圧電セラミックス3、4は、それぞ
れ分極方向が一致するようにシム板2上に接着剤で貼り
付けられる。
【0028】圧電アクチェータ1は、その基部を固定部
材5によって固定され、いわゆるカンチレバー(片持ち
梁)状に支持される。シム板2は圧電アクチェータ1の
機械的強度を与えるとともに圧電セラミックス3、4へ
の共通電極として負(または正)の電位が印加され、圧
電セラミックス3、4の表面電極には正(または負)の
電位が印加される。2つの圧電素子3、4の各表面電極
は短絡され、外部端子に引き出される。
材5によって固定され、いわゆるカンチレバー(片持ち
梁)状に支持される。シム板2は圧電アクチェータ1の
機械的強度を与えるとともに圧電セラミックス3、4へ
の共通電極として負(または正)の電位が印加され、圧
電セラミックス3、4の表面電極には正(または負)の
電位が印加される。2つの圧電素子3、4の各表面電極
は短絡され、外部端子に引き出される。
【0029】次に、バイモルフ型単層圧電セラミックス
を用いた圧電アクチュエータの動作を説明する。バイモ
ルフ型アクチェータの駆動方法は、まず圧電素子3、4
の表面電極とシム板2との間に直流電圧を印加する。こ
れがバイモルフ型アクチュエータのパラレル駆動で両面
の圧電素子3、4にはシム板2との間に同電圧が印加さ
れる。圧電アクチェータ1には、電界方向6が各圧電素
子3、4の分極方向と同じになるものとと逆になるもの
が存在する。逆圧電効果により電界方向6と分極が同一
方向の圧電素子は長さ方向に収縮し(図1の圧電素子
3)、電界方向と分極が逆方向になる圧電素子は長さ方
向に伸張する(図1の圧電素子4)。これによって、圧
電アクチュエータ1はその先端を変位させる。
を用いた圧電アクチュエータの動作を説明する。バイモ
ルフ型アクチェータの駆動方法は、まず圧電素子3、4
の表面電極とシム板2との間に直流電圧を印加する。こ
れがバイモルフ型アクチュエータのパラレル駆動で両面
の圧電素子3、4にはシム板2との間に同電圧が印加さ
れる。圧電アクチェータ1には、電界方向6が各圧電素
子3、4の分極方向と同じになるものとと逆になるもの
が存在する。逆圧電効果により電界方向6と分極が同一
方向の圧電素子は長さ方向に収縮し(図1の圧電素子
3)、電界方向と分極が逆方向になる圧電素子は長さ方
向に伸張する(図1の圧電素子4)。これによって、圧
電アクチュエータ1はその先端を変位させる。
【0030】片持梁構造の単層バイモルフ型圧電アクチ
ュエータを、印加電圧Vでパラレル駆動した場合。先端
の変位量Dと発生力(変位力)Fを次式で表すことがで
きる。 変位量D(μm)∝K1×d31×V×(L/T)2 発生力F(N)∝K2×W×D×V ここで、K1は係数であり約6、K2は係数であり2、
Dは変位量(μm)、d31は横方向圧電係数(m/
v)、Vは印加電圧(RMS)、Lは自由振動長(m
m)、Tはシム板及び圧電素子の全厚み(mm)、Wは
巾(mm)である。上記式からも明らかなように、低電
圧動作で十分な変位量Dと発生力Fを得るためには横方
向圧電係数(d31)の大きい材料を必要とする。
ュエータを、印加電圧Vでパラレル駆動した場合。先端
の変位量Dと発生力(変位力)Fを次式で表すことがで
きる。 変位量D(μm)∝K1×d31×V×(L/T)2 発生力F(N)∝K2×W×D×V ここで、K1は係数であり約6、K2は係数であり2、
Dは変位量(μm)、d31は横方向圧電係数(m/
v)、Vは印加電圧(RMS)、Lは自由振動長(m
m)、Tはシム板及び圧電素子の全厚み(mm)、Wは
巾(mm)である。上記式からも明らかなように、低電
圧動作で十分な変位量Dと発生力Fを得るためには横方
向圧電係数(d31)の大きい材料を必要とする。
【0031】図2に単層圧電アクチェータをパラレル駆
動した場合の電圧−変位特性を示す。本実験例では、L
=22mm、T=120μm、W=4mmとしたとき、
直流電圧4.5Vで約220ミクロンの変位を得ること
ができる。
動した場合の電圧−変位特性を示す。本実験例では、L
=22mm、T=120μm、W=4mmとしたとき、
直流電圧4.5Vで約220ミクロンの変位を得ること
ができる。
【0032】圧電アクチェータをリレー動作させる場合
には、アクチュエータの変位量、発生力、構造、接点電
流、定格電圧などの使用条件を勘案して設計する必要が
ある。圧電アクチュエータのバネ特性を利用する場合、
固定されたアクチェータの基部から作用点までの距離に
よりバネ特性は異なる。図3(a)は、圧電アクチェー
タのバネ特性を示す図であり、同図(b)は変位と力の
関係を示す図である。圧電アクチェータの長さ(自由振
動長)をLとしたとき、その先端をD1だけ変位させた
とき、距離Mだけ離れた点ではF1の力が発生する。仮
に、圧電アクチェータに可動接点を設けたとすると、F
1の接圧を得ることができる。
には、アクチュエータの変位量、発生力、構造、接点電
流、定格電圧などの使用条件を勘案して設計する必要が
ある。圧電アクチュエータのバネ特性を利用する場合、
固定されたアクチェータの基部から作用点までの距離に
よりバネ特性は異なる。図3(a)は、圧電アクチェー
タのバネ特性を示す図であり、同図(b)は変位と力の
関係を示す図である。圧電アクチェータの長さ(自由振
動長)をLとしたとき、その先端をD1だけ変位させた
とき、距離Mだけ離れた点ではF1の力が発生する。仮
に、圧電アクチェータに可動接点を設けたとすると、F
1の接圧を得ることができる。
【0033】圧電アクチェータをリレー動作に用いる場
合、必要な発生力を大きくすることが望ましく、例え
ば、極薄の圧電フィルムを多層積層して大きな変位量D
と発生力Fを得ることが可能である。図4に、シム板の
片側にそれぞれ3層ずつ圧電素子を積層し、全体で6層
構造とした圧電アクチェータを示す。多層圧電アクチェ
ータ21は、シム板22の両側に3層ずつの圧電素子2
3、24、25と、26、27、28とを有する。6層
の圧電素子は、各層ごとに分極方向が交互に異なるよう
に配置される。圧電素子23と26の境界面、24と2
5の境界面、及び27と28の境界面に存する電極が短
絡され、これらはシム板22に接続されて、一方の電位
が供給される。圧電素子25の表面電極29を圧電素子
23と24の境界面に存する電極に短絡させ、圧電素子
28の表面電極30を圧電素子26と27の境界面に存
する電極に短絡させて、表面電極29、30に他方の電
位を供給し、各層の印加電圧が等しくされる。この場
合、変位量Dは全体の厚さに反比例して小さくなるが、
発生力Fは巾と厚さに比例して大きくなる。
合、必要な発生力を大きくすることが望ましく、例え
ば、極薄の圧電フィルムを多層積層して大きな変位量D
と発生力Fを得ることが可能である。図4に、シム板の
片側にそれぞれ3層ずつ圧電素子を積層し、全体で6層
構造とした圧電アクチェータを示す。多層圧電アクチェ
ータ21は、シム板22の両側に3層ずつの圧電素子2
3、24、25と、26、27、28とを有する。6層
の圧電素子は、各層ごとに分極方向が交互に異なるよう
に配置される。圧電素子23と26の境界面、24と2
5の境界面、及び27と28の境界面に存する電極が短
絡され、これらはシム板22に接続されて、一方の電位
が供給される。圧電素子25の表面電極29を圧電素子
23と24の境界面に存する電極に短絡させ、圧電素子
28の表面電極30を圧電素子26と27の境界面に存
する電極に短絡させて、表面電極29、30に他方の電
位を供給し、各層の印加電圧が等しくされる。この場
合、変位量Dは全体の厚さに反比例して小さくなるが、
発生力Fは巾と厚さに比例して大きくなる。
【0034】バイモルフ型アクチェータに多層積層構造
の圧電素子を採用し、低電圧駆動することによりリレー
動作に必要な大きな発生力と大きな変位を得ることがで
きる。大きな発生力が得られると、機構的に変位増幅を
設けることも可能となる。本発明では、圧電素子の厚
さ、シム材の厚さ、全体の厚さ、自由振動長、横幅など
をパラメータとして、圧電アクチェータの過電圧保護時
のリレー動作が最適となるような設計をした。
の圧電素子を採用し、低電圧駆動することによりリレー
動作に必要な大きな発生力と大きな変位を得ることがで
きる。大きな発生力が得られると、機構的に変位増幅を
設けることも可能となる。本発明では、圧電素子の厚
さ、シム材の厚さ、全体の厚さ、自由振動長、横幅など
をパラメータとして、圧電アクチェータの過電圧保護時
のリレー動作が最適となるような設計をした。
【0035】図5(a)は、本実施例に係る過電圧保護
装置の構成を示す断面図であり、同図(b)はカバーを
除去した状態の平面図である。過電圧保護装置51は、
一面を開放した直方体状の絶縁性の樹脂ケース本体52
と、該開放面を封止し内部に密閉空間を提供するための
絶縁性の樹脂カバー53とを有する。ケース本体52
は、低電圧駆動のバイモルフ型圧電アクチュエータ5
4、導電コネクター55、外部端子56、57、58を
収容し、ケース本体52と樹脂カバー53は超音波溶接
によって固着される。
装置の構成を示す断面図であり、同図(b)はカバーを
除去した状態の平面図である。過電圧保護装置51は、
一面を開放した直方体状の絶縁性の樹脂ケース本体52
と、該開放面を封止し内部に密閉空間を提供するための
絶縁性の樹脂カバー53とを有する。ケース本体52
は、低電圧駆動のバイモルフ型圧電アクチュエータ5
4、導電コネクター55、外部端子56、57、58を
収容し、ケース本体52と樹脂カバー53は超音波溶接
によって固着される。
【0036】外部端子56、58はケース本体52とと
もに一体にモールド成型され、外部端子56、58の一
端はケース本体52の対向側からそれぞれ突出する。外
部端子56、58の他端はケース本体52内に延在し、
ケース本体52のほぼ中央に設けられた絶縁性の突起5
9の手前で停止する。外部端子58には導電性金属の固
定接点60が設けられ、固定接点60は圧電アクチェー
タ54の一端部に設けられた導電性金属の可動接点61
と接触される。圧電アクチェータ54の他端部におい
て、後述するように、そのシム板が外部端子57に接続
され、シム板の両側に設けられた圧電セラミックスの電
極が導電コネクター55を介して外部端子56に接続さ
れる。ケース本体52の底部には、樹脂ブロック61及
び62によって孔63が形成され、該孔63内に導電コ
ネクター55が収容位置決めされる。導電コネクター5
5は、例えばシリコーンゴム内に導電性金属を混在させ
た弾力性のあるコネクターを用いることが望ましい。但
し、これ以外にもスプリング状の金属コネクターであっ
ても良い。
もに一体にモールド成型され、外部端子56、58の一
端はケース本体52の対向側からそれぞれ突出する。外
部端子56、58の他端はケース本体52内に延在し、
ケース本体52のほぼ中央に設けられた絶縁性の突起5
9の手前で停止する。外部端子58には導電性金属の固
定接点60が設けられ、固定接点60は圧電アクチェー
タ54の一端部に設けられた導電性金属の可動接点61
と接触される。圧電アクチェータ54の他端部におい
て、後述するように、そのシム板が外部端子57に接続
され、シム板の両側に設けられた圧電セラミックスの電
極が導電コネクター55を介して外部端子56に接続さ
れる。ケース本体52の底部には、樹脂ブロック61及
び62によって孔63が形成され、該孔63内に導電コ
ネクター55が収容位置決めされる。導電コネクター5
5は、例えばシリコーンゴム内に導電性金属を混在させ
た弾力性のあるコネクターを用いることが望ましい。但
し、これ以外にもスプリング状の金属コネクターであっ
ても良い。
【0037】樹脂カバー53の裏面には、平坦な頂面を
持つ突出部64が一体に形成され、樹脂カバー53をケ
ース本体52に固着するときに、突出部64は孔63上
に位置決めされ、突出部64の頂面が圧電アクチェータ
54を介して導電コネクター55を押圧し、圧電セラミ
ックスの表面電極が導電コネクター55を介して外部端
子56に電気的に接続される。樹脂カバー53がケース
本体52に固着されたとき、圧電アクチェータ54のほ
ぼ中央付近が突起59に当接し、かつ可動接点61が一
定の接圧で固定接点60に接触される。
持つ突出部64が一体に形成され、樹脂カバー53をケ
ース本体52に固着するときに、突出部64は孔63上
に位置決めされ、突出部64の頂面が圧電アクチェータ
54を介して導電コネクター55を押圧し、圧電セラミ
ックスの表面電極が導電コネクター55を介して外部端
子56に電気的に接続される。樹脂カバー53がケース
本体52に固着されたとき、圧電アクチェータ54のほ
ぼ中央付近が突起59に当接し、かつ可動接点61が一
定の接圧で固定接点60に接触される。
【0038】図6(a)は圧電アクチェータの平面図、
同図(b)はその側面図である。本実施例の過電圧保護
装置51は3端子構造であり、圧電アクチェータ54の
内部を走るシム板と呼ばれる金属板71が外部端子57
に接続される。シム板71は外部端子57と一体であっ
ても良いし、あるいは、シム板71を異なる外部端子金
属と溶接しても良い。シム板71は、圧電アクチェータ
のリレー可動アームとして機能するとともに、外部端子
57から供給された電流を可動接点61を介して固定接
点60へ伝える。
同図(b)はその側面図である。本実施例の過電圧保護
装置51は3端子構造であり、圧電アクチェータ54の
内部を走るシム板と呼ばれる金属板71が外部端子57
に接続される。シム板71は外部端子57と一体であっ
ても良いし、あるいは、シム板71を異なる外部端子金
属と溶接しても良い。シム板71は、圧電アクチェータ
のリレー可動アームとして機能するとともに、外部端子
57から供給された電流を可動接点61を介して固定接
点60へ伝える。
【0039】圧電アクチェータ54を製作するにあたっ
て、圧電セラミックスス72を多層構造にし、6層ない
し10層のものを試作した。シム板71を含む全体の厚
さは数百ミクロン以下であり、長さは20ないし30m
m、幅は約3ないし10mmの範囲に収まるようにし
た。圧電セラミックススを多層構造とすることによっ
て、比較的低い電圧で動作してもアクチェータとして必
要な発生力を生じさせることが可能である。
て、圧電セラミックスス72を多層構造にし、6層ない
し10層のものを試作した。シム板71を含む全体の厚
さは数百ミクロン以下であり、長さは20ないし30m
m、幅は約3ないし10mmの範囲に収まるようにし
た。圧電セラミックススを多層構造とすることによっ
て、比較的低い電圧で動作してもアクチェータとして必
要な発生力を生じさせることが可能である。
【0040】シム板71の両側には多層の圧電セラミッ
クス72がそれぞれ貼り付けられ、圧電セラミックスの
表面には電極層73が形成されている。上下の圧電セラ
ミックス72の各電極層73は、上下の電極層を結ぶワ
イヤー74により短絡される。あるいは、各電極層73
は、圧電セラミックス72およびシム板71を貫通する
穴に充填した導電体74aによって短絡されされても良
い。内部の圧電セラミックスの電極は図4で説明したと
きと同様に短絡される。各電極層73上には電極層の露
出を防ぐための防湿性のフィルムがコーテイングされ、
該フィルムには、導電性コネクター55と接触する領域
に開口75が形成される。また、シム板71の基部には
孔76が形成され、孔76は、圧電アクチェータ54が
ケース本体52内に配されるとき、樹脂ブロック62上
において樹脂62aによってポッテイングされ、圧電ア
クチェータ54の固定が行われる。
クス72がそれぞれ貼り付けられ、圧電セラミックスの
表面には電極層73が形成されている。上下の圧電セラ
ミックス72の各電極層73は、上下の電極層を結ぶワ
イヤー74により短絡される。あるいは、各電極層73
は、圧電セラミックス72およびシム板71を貫通する
穴に充填した導電体74aによって短絡されされても良
い。内部の圧電セラミックスの電極は図4で説明したと
きと同様に短絡される。各電極層73上には電極層の露
出を防ぐための防湿性のフィルムがコーテイングされ、
該フィルムには、導電性コネクター55と接触する領域
に開口75が形成される。また、シム板71の基部には
孔76が形成され、孔76は、圧電アクチェータ54が
ケース本体52内に配されるとき、樹脂ブロック62上
において樹脂62aによってポッテイングされ、圧電ア
クチェータ54の固定が行われる。
【0041】過電圧保護装置51の保護動作は、外部端
子56と58間に電圧を印加することによって行われ
る。電圧がこの2端子間に印加されると、上述したよう
にバイモルフ型圧電アクチュエータ54は上または下向
きに変曲可能であり、変曲方向は圧電セラミックススの
各層の分極方向と印加電界方向により上下いずれかに駆
動できる。本実施例では、圧電アクチェータ54の可動
接点61が一定の接圧で固定接点60に接触され、外部
端子56、57間の電圧が規定電圧以上になると、圧電
アクチュエータ54が上向に変位して可動接点61が固
定接点60から解放(非係合)される。このとき圧電ア
クチェータ54は、突起59を支点にすることにより可
動接点61を比較的急峻にかつ大きく変位させることが
できる。
子56と58間に電圧を印加することによって行われ
る。電圧がこの2端子間に印加されると、上述したよう
にバイモルフ型圧電アクチュエータ54は上または下向
きに変曲可能であり、変曲方向は圧電セラミックススの
各層の分極方向と印加電界方向により上下いずれかに駆
動できる。本実施例では、圧電アクチェータ54の可動
接点61が一定の接圧で固定接点60に接触され、外部
端子56、57間の電圧が規定電圧以上になると、圧電
アクチュエータ54が上向に変位して可動接点61が固
定接点60から解放(非係合)される。このとき圧電ア
クチェータ54は、突起59を支点にすることにより可
動接点61を比較的急峻にかつ大きく変位させることが
できる。
【0042】過電圧保護装置51は、最少の三端子の構
造でよいので実装が容易であるとともに、部品点数を少
なくすることができ、小型にかつ低コストで製造するこ
とができる。また、過電圧保護装置を樹脂ケースに収容
したが、必ずしも樹脂ケースに限らず、防水性の高いも
の金属ケースに収めることで、電池からの電解液漏れに
対して一層の信頼性を持たせることもできる。さらに、
上記実施例では、圧電アクチェータにシム板を用いるこ
とで機械的な強度を補強したが、その必要がないときに
はシム板を除去しても良い。
造でよいので実装が容易であるとともに、部品点数を少
なくすることができ、小型にかつ低コストで製造するこ
とができる。また、過電圧保護装置を樹脂ケースに収容
したが、必ずしも樹脂ケースに限らず、防水性の高いも
の金属ケースに収めることで、電池からの電解液漏れに
対して一層の信頼性を持たせることもできる。さらに、
上記実施例では、圧電アクチェータにシム板を用いるこ
とで機械的な強度を補強したが、その必要がないときに
はシム板を除去しても良い。
【0043】図7は本実施例による過電圧保護装置を保
護回路に適用した例を示す。過電圧保護装置51の外部
端子57は、充電装置等が接続される正極端子81に接
続され、外部端子58はリチウムイオン電池83の正電
極に接続され、外部端子56は温度ヒューズ84を介し
て負極端子82に電気的に接続される。充電時には、充
電圧電流が正極端子81より印加され、充電流は圧電ア
クチュエータに用いられているシム金属板からリレー接
点を経由して電池正極から流入し負極を経由し負極端子
82より充電器に戻される。放電時には電流は逆方向に
流れる。充電装置等の異常操作や落雷や静電放電等によ
るサージ電圧が端子81、82間に現れると、外部端子
56、58を介して圧電アクチェータに過電圧が印加さ
れ、圧電アクチェータが変位し、端子57、58間の電
流通路が遮断される。圧電アクチュエータは、十数マイ
クロ秒以内にトリップし回路を開放する。外部端子5
6、57間の検出電圧が作動電圧以上に保たれる間はリ
レーによって開放状態が継続される。外部端子56、5
8間の印加電圧が下がると再度リレーが接点を閉じリチ
ウムイオン電池83の充放電を可能とする。この作動電
圧は電池メーカより推奨される許容最大電圧Vpか又は
少し高い電圧に設定する。一般に、電池への過電圧印加
の保護する許容最大電圧値は約4.3Vである。
護回路に適用した例を示す。過電圧保護装置51の外部
端子57は、充電装置等が接続される正極端子81に接
続され、外部端子58はリチウムイオン電池83の正電
極に接続され、外部端子56は温度ヒューズ84を介し
て負極端子82に電気的に接続される。充電時には、充
電圧電流が正極端子81より印加され、充電流は圧電ア
クチュエータに用いられているシム金属板からリレー接
点を経由して電池正極から流入し負極を経由し負極端子
82より充電器に戻される。放電時には電流は逆方向に
流れる。充電装置等の異常操作や落雷や静電放電等によ
るサージ電圧が端子81、82間に現れると、外部端子
56、58を介して圧電アクチェータに過電圧が印加さ
れ、圧電アクチェータが変位し、端子57、58間の電
流通路が遮断される。圧電アクチュエータは、十数マイ
クロ秒以内にトリップし回路を開放する。外部端子5
6、57間の検出電圧が作動電圧以上に保たれる間はリ
レーによって開放状態が継続される。外部端子56、5
8間の印加電圧が下がると再度リレーが接点を閉じリチ
ウムイオン電池83の充放電を可能とする。この作動電
圧は電池メーカより推奨される許容最大電圧Vpか又は
少し高い電圧に設定する。一般に、電池への過電圧印加
の保護する許容最大電圧値は約4.3Vである。
【0044】図8に過電圧保護装置の回路遮断動作特性
を示す。過電圧保護装置51への入力電圧(図7のリチ
ウムイオン電池83を可変入力電圧にする)を変化させ
たときの出力電圧(端子81、82間の電圧)を測定し
たものである。入力電圧の上昇時には、Voffで可動
接点がトリップして回路が遮断される。そして、高電圧
側からゆっくり電圧を下げた場合、Vresetで開放
された可動接点が復帰する。この電圧差がヒステリシス
電圧Vhysである。このヒステリシスによって、過電
圧保護装置の接点のリップルを防止でき、可動接点がト
リップした直後に再び可動接点が復帰しようとする動作
を防止する。
を示す。過電圧保護装置51への入力電圧(図7のリチ
ウムイオン電池83を可変入力電圧にする)を変化させ
たときの出力電圧(端子81、82間の電圧)を測定し
たものである。入力電圧の上昇時には、Voffで可動
接点がトリップして回路が遮断される。そして、高電圧
側からゆっくり電圧を下げた場合、Vresetで開放
された可動接点が復帰する。この電圧差がヒステリシス
電圧Vhysである。このヒステリシスによって、過電
圧保護装置の接点のリップルを防止でき、可動接点がト
リップした直後に再び可動接点が復帰しようとする動作
を防止する。
【0045】図9に過電圧保護装置をリチウムイオン電
池へ実装した例を示す。過電圧保護装置51は支持部材
91上に固定され、それらの外部端子は接続タブ92、
93を介してリチウムイオン電池83の各電極端子に接
続される。過電圧保護装置51のケースあるいはハウジ
ングは、好ましくは、電解液などに対応するような防水
であることが望ましい。ケースには樹脂ケースや金属ケ
ースを用いることができる。金属ケースを用いる場合に
は、所望の部分を絶縁シールで覆うようにしてもよい。
温度ヒューズ84が電池83の温度を適切に感知し易く
するように、過電圧保護装置51と電池83と近接する
ことが望ましい。
池へ実装した例を示す。過電圧保護装置51は支持部材
91上に固定され、それらの外部端子は接続タブ92、
93を介してリチウムイオン電池83の各電極端子に接
続される。過電圧保護装置51のケースあるいはハウジ
ングは、好ましくは、電解液などに対応するような防水
であることが望ましい。ケースには樹脂ケースや金属ケ
ースを用いることができる。金属ケースを用いる場合に
は、所望の部分を絶縁シールで覆うようにしてもよい。
温度ヒューズ84が電池83の温度を適切に感知し易く
するように、過電圧保護装置51と電池83と近接する
ことが望ましい。
【0046】過電圧保護装置で用いる圧電アクチュエー
タは、容量が数千ピコファラッドで、電圧駆動であるた
め、電池電圧のようなゆるやかな電圧変動では消費電力
が非常に少なくゼロに近い。このため、待機時にほとん
ど電力を消費しない。さらに、高い耐雑音特性を有して
いるという利点がある。
タは、容量が数千ピコファラッドで、電圧駆動であるた
め、電池電圧のようなゆるやかな電圧変動では消費電力
が非常に少なくゼロに近い。このため、待機時にほとん
ど電力を消費しない。さらに、高い耐雑音特性を有して
いるという利点がある。
【0047】本発明の第2の実施の形態を図10及び図
11に示す。本実施例の過電圧保護装置は、線形的な変
位動作をする圧電アクチュエータの動作をスナップ動作
に変換させてスナップリレー動作を実現するものであ
り、これによって、急峻な遮断特性を実現可能とする。
第1の実施の形態との大きな違いは、リレー機構を可動
アームの板バネと固定接点によって構成している点であ
る。過電圧保護装置101は、ケース本体102と樹脂
カバー103を含み、これによって形成された空間内に
圧電アクチェータ104、板バネ105、樹脂ブロック
106、外部端子107、108、109を含む。
11に示す。本実施例の過電圧保護装置は、線形的な変
位動作をする圧電アクチュエータの動作をスナップ動作
に変換させてスナップリレー動作を実現するものであ
り、これによって、急峻な遮断特性を実現可能とする。
第1の実施の形態との大きな違いは、リレー機構を可動
アームの板バネと固定接点によって構成している点であ
る。過電圧保護装置101は、ケース本体102と樹脂
カバー103を含み、これによって形成された空間内に
圧電アクチェータ104、板バネ105、樹脂ブロック
106、外部端子107、108、109を含む。
【0048】圧電アクチェータ104は、樹脂カバー1
03とケース本体102間に配される樹脂ブロック10
6によって基部を支持された片持梁構造であり、外部端
子107、108間に印加される電圧に応答してその先
端を変位させる。外部端子109はケース本体102か
ら内部に延在する端部110を有し、端部110はケー
ス本体102の底部内に支持されている。底部の表面に
は突起111が形成されており、この突起111上に板
バネ105が配される。板バネ105は反転動作が可能
なバネであり、その一端はケース本体102と樹脂ブロ
ック106間によって固定され、さらにそこから延在す
る部分が外部端子107に電気的に接続される。外部端
子107は圧電アクチェータ104の一方の電極(シム
板)にも接続され、板バネの端部とシム板の端部は樹脂
ポッテイング112によって固定されている。板バネ1
05の他端には可動接点113が設けられ、可動接点1
13は外部端子109から分岐した固定接点114に接
続される。板バネ105の中腹部は突起111によって
支持され、可動接点113は固定接点114に一定の接
圧で接触されている。圧電アクチェータ104の先端部
は、板バネ104上に当接して位置している。外部端子
108は圧電アクチェータ104の表面電極部と電気的
に接続される。
03とケース本体102間に配される樹脂ブロック10
6によって基部を支持された片持梁構造であり、外部端
子107、108間に印加される電圧に応答してその先
端を変位させる。外部端子109はケース本体102か
ら内部に延在する端部110を有し、端部110はケー
ス本体102の底部内に支持されている。底部の表面に
は突起111が形成されており、この突起111上に板
バネ105が配される。板バネ105は反転動作が可能
なバネであり、その一端はケース本体102と樹脂ブロ
ック106間によって固定され、さらにそこから延在す
る部分が外部端子107に電気的に接続される。外部端
子107は圧電アクチェータ104の一方の電極(シム
板)にも接続され、板バネの端部とシム板の端部は樹脂
ポッテイング112によって固定されている。板バネ1
05の他端には可動接点113が設けられ、可動接点1
13は外部端子109から分岐した固定接点114に接
続される。板バネ105の中腹部は突起111によって
支持され、可動接点113は固定接点114に一定の接
圧で接触されている。圧電アクチェータ104の先端部
は、板バネ104上に当接して位置している。外部端子
108は圧電アクチェータ104の表面電極部と電気的
に接続される。
【0049】通常動作時では、外部端子107に供給さ
れた電流は、板バネ105を通り、可動接点113およ
び固定接点114を介して外部端子109へ流れる。外
部端子107、108間の印加電圧が規定電圧値を超え
ると、圧電アクチェータ104の先端が下方に変位しよ
うとし、その変位力が板バネ105の反転力に打ち勝つ
と、板バネ105の可動接点113がトリップし、固定
接点114から急峻に離れ、導電経路つまり回路が遮断
される。
れた電流は、板バネ105を通り、可動接点113およ
び固定接点114を介して外部端子109へ流れる。外
部端子107、108間の印加電圧が規定電圧値を超え
ると、圧電アクチェータ104の先端が下方に変位しよ
うとし、その変位力が板バネ105の反転力に打ち勝つ
と、板バネ105の可動接点113がトリップし、固定
接点114から急峻に離れ、導電経路つまり回路が遮断
される。
【0050】本実施の形態の過電圧保護装置は、圧電ア
クチェータ104を電流通路として用いずアクチュエー
タとして独立させているため、定格電流の自由度が増す
という利点がある。さらに、反転動作する板バネ105
を用いてスナップ動作のリレーを実現するため、回路遮
断特性が急峻化し、ゆっくりとスイッチの開閉動作が行
われる、いわゆるクリープ現象を防ぐことができる。ま
た、過電圧保護装置の接点間の開放動作電圧の設定は、
接点の機械的な位置を調整することによっても可能であ
る。たとえば、固定接点を取り付ける真鍮の端子を機械
的に塑性変形させ、端子位置を移動させることで開放動
作電圧の校正を行うようにしても良い。
クチェータ104を電流通路として用いずアクチュエー
タとして独立させているため、定格電流の自由度が増す
という利点がある。さらに、反転動作する板バネ105
を用いてスナップ動作のリレーを実現するため、回路遮
断特性が急峻化し、ゆっくりとスイッチの開閉動作が行
われる、いわゆるクリープ現象を防ぐことができる。ま
た、過電圧保護装置の接点間の開放動作電圧の設定は、
接点の機械的な位置を調整することによっても可能であ
る。たとえば、固定接点を取り付ける真鍮の端子を機械
的に塑性変形させ、端子位置を移動させることで開放動
作電圧の校正を行うようにしても良い。
【0051】スナップ動作のリレーに用いる板バネを図
12に示す。板バネ105は電流が流れる可動アームと
して機能する。材質として、薄い金属板のリン青銅、ベ
リリウム銅、ステンレスなどが用いられる。細い溝が二
本並行に打ち抜かれ、両端の細板部分105aを塑性変
形させることにより全体の長さを短縮すると、中央の板
状部105bが湾曲され板バネとして働く。この動きを
等価モデルで現して説明したのが図13である。
12に示す。板バネ105は電流が流れる可動アームと
して機能する。材質として、薄い金属板のリン青銅、ベ
リリウム銅、ステンレスなどが用いられる。細い溝が二
本並行に打ち抜かれ、両端の細板部分105aを塑性変
形させることにより全体の長さを短縮すると、中央の板
状部105bが湾曲され板バネとして働く。この動きを
等価モデルで現して説明したのが図13である。
【0052】図13において、板バネの本体をアーム1
31で表し、バネ部105a、bを押しバネ132で表
している。同図(a)は、板バネの先端(可動接点)が
左側に付勢された状態であり、同図(b)は先端が中立
な状態にあり、同図(c)は先端が右側に付勢された状
態にある。板バネ、すなわちアーム131は、同図
(b)の中立点では安定した状態になく、常にバネ13
2の作用により(a)若しくは(c)の状態になろうとす
る。このため(a)から(b)への変位に必要な力が外
部から与えられると、瞬時にスナップ作用により(c)
の状態へ変位する。この逆も同様である。板バネ105
は、最初一方に倒れていて先端の可動接点113がバネ
による接圧で固定接点114に接触されている。ここで
バネの先端を逆に押していくと、先端が中心線より少し
反対側に入ったときにバネの力により一方に倒れる。こ
れをスナップ動作と言い、バイメタルなどの保護素子で
も多く用いられている。アーム131の長さ方向の押す
位置により必要なストローク(距離)と力が変化する。
接点近くを押すと必要なストロークが大きくなる反面必
要な力(N)は小さくになる。スナップ動作時の変位と
応力の関係グラフを図14に示す。同図に示すように、
変位するときにS字のような曲線を描くのが特徴であ
る。
31で表し、バネ部105a、bを押しバネ132で表
している。同図(a)は、板バネの先端(可動接点)が
左側に付勢された状態であり、同図(b)は先端が中立
な状態にあり、同図(c)は先端が右側に付勢された状
態にある。板バネ、すなわちアーム131は、同図
(b)の中立点では安定した状態になく、常にバネ13
2の作用により(a)若しくは(c)の状態になろうとす
る。このため(a)から(b)への変位に必要な力が外
部から与えられると、瞬時にスナップ作用により(c)
の状態へ変位する。この逆も同様である。板バネ105
は、最初一方に倒れていて先端の可動接点113がバネ
による接圧で固定接点114に接触されている。ここで
バネの先端を逆に押していくと、先端が中心線より少し
反対側に入ったときにバネの力により一方に倒れる。こ
れをスナップ動作と言い、バイメタルなどの保護素子で
も多く用いられている。アーム131の長さ方向の押す
位置により必要なストローク(距離)と力が変化する。
接点近くを押すと必要なストロークが大きくなる反面必
要な力(N)は小さくになる。スナップ動作時の変位と
応力の関係グラフを図14に示す。同図に示すように、
変位するときにS字のような曲線を描くのが特徴であ
る。
【0053】図12に示す板バネの構成は一例であっ
て、これ以外にも種々の材料、形状の金属板を用いてス
ナップ動作を行うことが可能である。さらに、上記実施
例は3端子構造の過電圧保護装置を用いたが、このほか
にリレー用端子と電圧検出駆動端子を各々2端子として
独立にして4端子構造にすることも可能である。この場
合、一般的なリレー機構と同様になり、低電圧で小電力
駆動が可能なリレー動作をさせることが可能となり、幅
広い条件への適用が可能となる。
て、これ以外にも種々の材料、形状の金属板を用いてス
ナップ動作を行うことが可能である。さらに、上記実施
例は3端子構造の過電圧保護装置を用いたが、このほか
にリレー用端子と電圧検出駆動端子を各々2端子として
独立にして4端子構造にすることも可能である。この場
合、一般的なリレー機構と同様になり、低電圧で小電力
駆動が可能なリレー動作をさせることが可能となり、幅
広い条件への適用が可能となる。
【0054】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図15は、第3の実施例に係る過電圧保護装置
の示し、同図(a)は断面図を示し、同図(b)は樹脂
カバーを取り外した状態の平面図である。過電圧保護装
置151は、熱応答性のバイメタル素子を包含し、過電
圧の保護機能に加えて過電流および異常温度についての
保護機能を有する。保護装置151は、本体ケース本体
152と樹脂カバー153を含み、これによって形成さ
れた空間内に圧電アクチェータ154、バイメタル素子
155、導電性コネクター156、外部端子157、1
58、159を含む。
明する。図15は、第3の実施例に係る過電圧保護装置
の示し、同図(a)は断面図を示し、同図(b)は樹脂
カバーを取り外した状態の平面図である。過電圧保護装
置151は、熱応答性のバイメタル素子を包含し、過電
圧の保護機能に加えて過電流および異常温度についての
保護機能を有する。保護装置151は、本体ケース本体
152と樹脂カバー153を含み、これによって形成さ
れた空間内に圧電アクチェータ154、バイメタル素子
155、導電性コネクター156、外部端子157、1
58、159を含む。
【0055】圧電アクチェータ154は、その一端に形
成された孔154aを樹脂ポッテイング160すること
により本体ケース152の固定台161上に固定され
る。圧電アクチェータ154の基部において、圧電セラ
ミックスの電極が導電コネクター156を介して外部端
子157に接続され、圧電アクチェータ154はこれを
支点に片持ち梁上に支持される。外部端子159はケー
ス本体152から内部に延在する延在部162を有し、
その中央付近に固定接点163が設けられる。また、延
在部162の端部は、ケース本体152の中央のブロッ
ク164内に固定され、その近傍においてバイメタル素
子155の一端155aが溶接される。バイメタル素子
155の他端155bは、圧電アクチェータ154の先
端に溶接された可動接点165に所定の接圧で接触され
る。外部端子157のケース本体152内に延在する端
部もブロック164内に固定される。
成された孔154aを樹脂ポッテイング160すること
により本体ケース152の固定台161上に固定され
る。圧電アクチェータ154の基部において、圧電セラ
ミックスの電極が導電コネクター156を介して外部端
子157に接続され、圧電アクチェータ154はこれを
支点に片持ち梁上に支持される。外部端子159はケー
ス本体152から内部に延在する延在部162を有し、
その中央付近に固定接点163が設けられる。また、延
在部162の端部は、ケース本体152の中央のブロッ
ク164内に固定され、その近傍においてバイメタル素
子155の一端155aが溶接される。バイメタル素子
155の他端155bは、圧電アクチェータ154の先
端に溶接された可動接点165に所定の接圧で接触され
る。外部端子157のケース本体152内に延在する端
部もブロック164内に固定される。
【0056】通常動作時、外部端子158に供給された
電流は、圧電アクチェータ154から可動接点165、
バイメタル素子155及び延在部162を経由して外部
端子159へ伝えられる。外部端子157、158間に
過電圧が印加されると、バイモルフ型圧電アクチェータ
が変位をし、その先端の可動接点165の変位力がバイ
メタル素子155の反転圧力を超えると、バイメタル素
子155がスナップ動作し、バイメタル155の他端1
55bが固定接点163に接触し、電流経路が遮断され
る。このとき、圧電アクチェータ154の先端の変位量
は小さく、バイメタル素子155の反転後はその可動接
点165とバイメタル素子の他端155bとの間には一
定の距離が保たれる。
電流は、圧電アクチェータ154から可動接点165、
バイメタル素子155及び延在部162を経由して外部
端子159へ伝えられる。外部端子157、158間に
過電圧が印加されると、バイモルフ型圧電アクチェータ
が変位をし、その先端の可動接点165の変位力がバイ
メタル素子155の反転圧力を超えると、バイメタル素
子155がスナップ動作し、バイメタル155の他端1
55bが固定接点163に接触し、電流経路が遮断され
る。このとき、圧電アクチェータ154の先端の変位量
は小さく、バイメタル素子155の反転後はその可動接
点165とバイメタル素子の他端155bとの間には一
定の距離が保たれる。
【0057】外部端子157、158間に過電圧が印加
されず、何らかの障害によりリチウムイオン電池が発熱
し、その周囲温度が予め設定されたバイメタル素子の反
転温度を越えた場合、バイメタル素子155が瞬時にス
ナップ動作し、バイメタル155の端部155bが可動
接点165から固定接点163へ移動し、電流経路を遮
断する。
されず、何らかの障害によりリチウムイオン電池が発熱
し、その周囲温度が予め設定されたバイメタル素子の反
転温度を越えた場合、バイメタル素子155が瞬時にス
ナップ動作し、バイメタル155の端部155bが可動
接点165から固定接点163へ移動し、電流経路を遮
断する。
【0058】さらに、過充電、過放電、静電放電、ある
いは短絡等により異常な電流が流れた場合、バイメタル
素子155は自己通電による自己発熱により反転し、電
流経路を遮断する。このように、本実施例の過電圧保護
装置は、過電圧の保護のみならず過電流および異常高温
に対する保護が可能であり、単一の保護装置によって一
次的、二次的な保護機能を提供することができる。
いは短絡等により異常な電流が流れた場合、バイメタル
素子155は自己通電による自己発熱により反転し、電
流経路を遮断する。このように、本実施例の過電圧保護
装置は、過電圧の保護のみならず過電流および異常高温
に対する保護が可能であり、単一の保護装置によって一
次的、二次的な保護機能を提供することができる。
【0059】次に、本発明の第4の実施の形態について
図16を参照して説明する。本実施例は、過電圧保護装
置を用いた保護回路に、半導体素子によるスナップアク
ション駆動回路を設けたものである。この回路によって
電子的なスナップ動作を実現させるものである。同図に
おいて、スナップ動作駆動回路170は、定電圧ツエナ
ーダイオード171とNPNバイポーラトランジスタ1
72を用いて接点開放動作電圧の誤差電圧を小さくす
る。ツエナーダイオード171のカソードは、過電圧保
護装置173の圧電アクチェータ174のリレー端子1
75に接続され、もう一方のリレー端子176は正電極
端子177に接続される。ツエナーダイオード171の
アノードは、NPNトランジスタ172のベースに接続
され、またベース・エミッタ間には抵抗が接続される。
NPNトランジスタ172のコレクターは、過電圧保護
装置173の電圧検出端子178に接続されるとともに
抵抗を介してツエナーダイオード171のカソードに接
続され、エミッタは電池179および負電極端子180
に接続される。
図16を参照して説明する。本実施例は、過電圧保護装
置を用いた保護回路に、半導体素子によるスナップアク
ション駆動回路を設けたものである。この回路によって
電子的なスナップ動作を実現させるものである。同図に
おいて、スナップ動作駆動回路170は、定電圧ツエナ
ーダイオード171とNPNバイポーラトランジスタ1
72を用いて接点開放動作電圧の誤差電圧を小さくす
る。ツエナーダイオード171のカソードは、過電圧保
護装置173の圧電アクチェータ174のリレー端子1
75に接続され、もう一方のリレー端子176は正電極
端子177に接続される。ツエナーダイオード171の
アノードは、NPNトランジスタ172のベースに接続
され、またベース・エミッタ間には抵抗が接続される。
NPNトランジスタ172のコレクターは、過電圧保護
装置173の電圧検出端子178に接続されるとともに
抵抗を介してツエナーダイオード171のカソードに接
続され、エミッタは電池179および負電極端子180
に接続される。
【0060】定電圧ダイオード171の電圧をVzとす
ると、充電電圧がVz+Vbe(ベース・エミッタ間電
圧で約0.5ボルト)となると定電圧ダイオード171
が導通し電流が流れ、NPNトランジスタ172がオン
する。コレクター電圧はコレクター電流Icにより電圧
降下しコレクタ・エミッタ間の電圧Vceは0.1V以
下になる。その結果、リレー端子175と電圧検出端子
178の電位差が急峻に圧電アクチュエータ174が動
作する電圧値以上になり、可動接点が固定接点からトリ
ップして接点を開放する。スナップ動作駆動時にNPN
トランジスタ172による電力消費はあるが、電池17
9の過大電圧が保護電圧以下に降下されると、スナップ
動作駆動回路170は再びオフ状態となり、電流は流れ
ず待機電力はゼロである。
ると、充電電圧がVz+Vbe(ベース・エミッタ間電
圧で約0.5ボルト)となると定電圧ダイオード171
が導通し電流が流れ、NPNトランジスタ172がオン
する。コレクター電圧はコレクター電流Icにより電圧
降下しコレクタ・エミッタ間の電圧Vceは0.1V以
下になる。その結果、リレー端子175と電圧検出端子
178の電位差が急峻に圧電アクチュエータ174が動
作する電圧値以上になり、可動接点が固定接点からトリ
ップして接点を開放する。スナップ動作駆動時にNPN
トランジスタ172による電力消費はあるが、電池17
9の過大電圧が保護電圧以下に降下されると、スナップ
動作駆動回路170は再びオフ状態となり、電流は流れ
ず待機電力はゼロである。
【0061】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明は上記例に限定されるものでは
なく、また上記例は本発明の範囲内において種々変形、
変更等が可能であることは言うまでもない。
いて説明したが、本発明は上記例に限定されるものでは
なく、また上記例は本発明の範囲内において種々変形、
変更等が可能であることは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】本発明は非水系二次電池の過電圧保護装
置を圧電受動素子のみで実現することができるので、保
護装置の部品点数を削減し、簡略化することができ、低
コストな保護装置を提供することができる。このような
過電圧保護装置を二次電池に用いれば、二次電池そのも
のも非常に小型化、低コスト化することができ、携帯端
末等の小型化を要求する装置に好適に適用することがで
きる。さらに、圧電アクチェータを密閉ケース内に収容
することで、二次電池の電解液に接触することもなく、
二次電池に対する安定的な保護動作を期待することがで
きる。
置を圧電受動素子のみで実現することができるので、保
護装置の部品点数を削減し、簡略化することができ、低
コストな保護装置を提供することができる。このような
過電圧保護装置を二次電池に用いれば、二次電池そのも
のも非常に小型化、低コスト化することができ、携帯端
末等の小型化を要求する装置に好適に適用することがで
きる。さらに、圧電アクチェータを密閉ケース内に収容
することで、二次電池の電解液に接触することもなく、
二次電池に対する安定的な保護動作を期待することがで
きる。
【図1】図1は本発明の過電圧保護装置の原理を示す単
層圧電セラミックスアクチュエータの断面図である。
層圧電セラミックスアクチュエータの断面図である。
【図2】図2は図1の圧電アクチェータの電圧−変位特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図3】図3(a)は圧電アクチェータのバネ特性を示
す図であり、図3(b)は変位と力の関係を示す図であ
る。
す図であり、図3(b)は変位と力の関係を示す図であ
る。
【図4】図4はシム板の片側にそれぞれ3層の圧電素子
を積層した6層構造の圧電アクチェータを示す図であ
る。
を積層した6層構造の圧電アクチェータを示す図であ
る。
【図5】図5(a)は、第1の実施例に係る過電圧保護
装置の構成を示す断面図であり、図5図(b)はカバー
を除去した状態の平面図である。
装置の構成を示す断面図であり、図5図(b)はカバー
を除去した状態の平面図である。
【図6】図6(a)は圧電アクチェータの平面図、図6
図(b)はその側面図である。
図(b)はその側面図である。
【図7】図7は過電圧保護装置を保護回路に適用した例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】図8は圧電アクチェータによる過電圧保護装置
の回路遮断動作特性を示す図である。
の回路遮断動作特性を示す図である。
【図9】図9は過電圧保護装置を二次電池に実装した状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図10】図10は本発明の第2の実施例に係る過電圧
保護装置の断面を示す図である。
保護装置の断面を示す図である。
【図11】図11は図10の樹脂カバーを除去した状態
の平面図である。
の平面図である。
【図12】図12は第2の実施例の過電圧保護装置のス
ナップ動作用リレーに用いられる板バネを示す図であ
る。
ナップ動作用リレーに用いられる板バネを示す図であ
る。
【図13】図13は図12の板バネの等価モデルを示す
図である。
図である。
【図14】図14はスナップ動作時の変位と応力の関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図15】図15は本発明の第3の実施例に係る過電圧
保護装置の示し、同図(a)は断面図を示し、同図
(b)は樹脂カバーを取り外した状態の平面図である。
保護装置の示し、同図(a)は断面図を示し、同図
(b)は樹脂カバーを取り外した状態の平面図である。
【図16】図16は本発明の第4の実施例に係るバッテ
リー保護システム回路を示す図である。
リー保護システム回路を示す図である。
【図17】図17は角型リチウムイオン電池の構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図18】図18は従来の携帯電話用角型リチウムイオ
ン電池装置の実装例を示す。
ン電池装置の実装例を示す。
【図19】図19は従来の半導体保護回路基板の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図20】図19の半導体保護回路の詳細を示す図であ
る。
る。
1、21、54、104、154、174:圧電アクチ
ェータ 2、22、71:シム板 3、5、72:圧電素子 51、101、151、173:過電圧保護装置 56、57、58、107、108、109:外部端子 60、114、165:固定接点 61、113、163:可動接点 105:板バネ 155:バイメタル素子 170:スナップ動作駆動回路
ェータ 2、22、71:シム板 3、5、72:圧電素子 51、101、151、173:過電圧保護装置 56、57、58、107、108、109:外部端子 60、114、165:固定接点 61、113、163:可動接点 105:板バネ 155:バイメタル素子 170:スナップ動作駆動回路
フロントページの続き
(72)発明者 馬場 浩也
静岡県駿東郡小山町棚頭305番地 日本テ
キサス・インスツルメンツ株式会社小山工
場内
Fターム(参考) 5H030 AA03 AS11 AS14 AS18 BB01
BB12 DD12 DD14 DD15 DD28
FF43
Claims (18)
- 【請求項1】 二次電池を過電圧から保護する過電圧保
護装置であって、該過電圧保護装置は、ケースと、少な
くとも第1、第2、第3の端子と、圧電アクチェータと
を有し、 前記圧電アクチェータは、前記ケース内に片持ち梁状に
支持され、その先端部に可動接点を有し、前記圧電アク
チェータの第1、第2の電極が前記第1、第2の端子に
それぞれ電気的に接続され、前記第1、第2の端子間に
電圧が印加されたとき前記圧電アクチェータの前記先端
部が変位可能であり、 前記第3の端子は前記可動接点と係合可能な固定接点を
有する、過電圧保護装置。 - 【請求項2】 前記圧電アクチェータは、多層に積層さ
れた圧電セラミックス素子を含み、前記第1、第2の端
子間に電圧が印加されたときに逆圧電効果により前記先
端部を変位させ、前記可動接点と前記固定接点とを非係
合状態にする、請求項1に記載の過電圧保護装置。 - 【請求項3】 前記圧電アクチェータは、その中央に長
手方向に延びる金属板を含み、該金属板は前記第1の電
極として作用し、前記金属板の両側に複数の圧電素子が
積層される、請求項1または2に記載の過電圧保護装
置。 - 【請求項4】 前記ケースは、実質的に内部に密閉空間
を提供し、前記第1および第2の端子が前記ケースの長
手方向の第1の端部から突出し、前記第3の端子が前記
ケースの前記第1の端部と対向する第2の端部から突出
する、請求項1ないし3いずれか記載の過電圧保護装
置。 - 【請求項5】 前記二次電池は、リチウムイオン電池ま
たはポリマー系リチウムイオン電池であり、前記過電圧
保護装置が前記リチウムイオン電池を充電器の過充電か
ら保護する、請求項1ないし4いずれか記載の過電圧保
護装置。 - 【請求項6】 二次電池を過電圧から保護する過電圧保
護装置であって、該過電圧保護装置は、ケースと、少な
くとも第1、第2、第3の端子と、圧電アクチェータ
と、導電性材からなり弾性を備えた可動アーム部材とを
有し、 前記圧電アクチェータは、前記ケース内に片持ち梁状に
支持され、前記圧電アクチェータの第1、第2の電極が
前記第1、第2の端子にそれぞれ電気的に接続され、前
記第1、第2の端子に電圧が印加されると前記圧電アク
チェータの先端部が変位可能であり、 前記第3の端子は固定接点を有し、 前記可動アームは前記固定接点に係合可能な可動接点を
備え、前記圧電アクチェータの先端部が変位するとき前
記可動アームの可動接点が前記固定接点と係合または非
係合とされる、過電圧保護装置。 - 【請求項7】 前記可動アームは、前記圧電アクチェー
タの先端部に押下されてスナップ動作をする請求項6に
記載の過電圧保護装置。 - 【請求項8】 前記可動アームは、金属板にバネ部を形
成し、該バネ部により前記スナップ動作を行う請求項7
に記載の過電圧保護装置。 - 【請求項9】 前記ケースは、実質的に内部に密閉空間
を提供し、前記第1および第2の端子が前記ケースの長
手方向の第1の端部から突出し、前記第3の端子が前記
ケースの前記第1の端部と対向する第2の端部から突出
する、請求項6ないし8いずれか記載の過電圧保護装
置。 - 【請求項10】 二次電池を過電圧から保護する過電圧
保護装置であって、該過電圧保護装置は、ケースと、少
なくとも第1、第2、第3の端子と、圧電アクチェータ
と、バイメタル素子とを有し、 前記第1、第2の端子は前記圧電アクチェータの第1、
第2の電極にそれぞれ電気的に接続され、前記第3の端
子は固定接点を有し、 前記圧電アクチェータは、前記ケース内に片持ち梁状に
支持され、前記第1、第2の端子間に印加される電圧に
応答してその先端部が変位可能であり、 前記バイメタル素子は前記圧電アクチェータと前記固定
接点間に配され、前記バイメタル素子の第1の端部が前
記第3の端子に固定され、第2の端部が前記圧電アクチ
ェータの先端部に係合可能であり、 前記バイメタル素子は熱に応答して前記第2の端部をス
ナップ動作する、過電圧保護装置。 - 【請求項11】 前記過電圧保護装置は、前記第1、第
2の端子間に規定以上の電圧が印加されたとき、前記圧
電アクチェータの先端部が変位して前記バイメタル素子
の第2の端部をスナップ動作させる、請求項10に記載
の過電圧保護装置。 - 【請求項12】 前記過電圧保護装置は、前記第1の端
子、圧電アクチェータ、前記バイメタル素子、及び第3
の端子間に電流通路を形成し、前記バイメタル素子は前
記電流通路を流れる過電流に応答して前記第2の端部を
スナップ動作させる、請求項10または11に記載の過
電圧保護装置。 - 【請求項13】充電可能な電池を保護するシステムであ
って、 電池と、 前記電池に充電電圧を供給する第1、第2の充電端子
と、 前記電池と前記第1の充電端子間に直列に接続される過
電圧保護装置とを有し、 前記過電圧保護装置は、ほぼ密閉された空間内に圧電ア
クチェータを配し、前記第1、第2の充電端子に過電圧
が印加されたとき電流経路を遮断する、保護システム。 - 【請求項14】 前記過電圧保護装置は、電圧検出用端
子を含み、該電圧検出用端子は前記第2の充電端子に電
気的に接続される、請求項13に記載の保護システム。 - 【請求項15】 前記保護システムは、前記電池と前記
第1または第2の充電端子間に熱応動素子を含み、該熱
応動素子は一定温度を検知すると電流を制限または遮断
する、請求項13または14に記載の保護システム。 - 【請求項16】 前記保護システムは、スナップ動作駆
動回路を含み、該回路は、前記第1の充電端子に所定電
圧より大きい過電圧が印加されたことを検出する検出部
と、該検出部により前記過電圧が検出されたとき、前記
電圧検出用端子を基準電位に接続する駆動部とを有す
る、請求項14または15に記載の保護システム。 - 【請求項17】 前記過電圧保護装置は、支持部材を介
して前記電池に近接して取り付けられる請求項13ない
し16いずれか記載の保護システム。 - 【請求項18】 前記電池は非水系二次電池である請求
項13ないし17いずれか記載の保護システム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002033478A JP2003234055A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 過電圧保護装置およびそれを用いたバッテリー保護システム |
| US10/361,388 US20030151868A1 (en) | 2002-02-12 | 2003-02-10 | Over-voltage secondary battery protector and system using same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002033478A JP2003234055A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 過電圧保護装置およびそれを用いたバッテリー保護システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003234055A true JP2003234055A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27654882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002033478A Pending JP2003234055A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 過電圧保護装置およびそれを用いたバッテリー保護システム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030151868A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003234055A (ja) |
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| WO2009153911A1 (ja) * | 2008-06-20 | 2009-12-23 | パナソニック株式会社 | 電池パック |
| WO2012020902A1 (ko) * | 2010-08-13 | 2012-02-16 | 주식회사 엘지화학 | 2차 전지 관리 장치 |
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| KR20140083344A (ko) * | 2012-12-26 | 2014-07-04 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 파우치형 이차전지 |
| KR20150060602A (ko) * | 2013-10-29 | 2015-06-03 | 시아오미 아이엔씨. | 전자장치, 배터리 보호방법, 장치, 프로그램 및 기록매체 |
| US9660301B2 (en) | 2013-10-29 | 2017-05-23 | Xiaomi Inc. | Methods and devices for battery protection |
| KR20190060963A (ko) * | 2019-05-23 | 2019-06-04 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 이차전지 |
| WO2020136862A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | ボーンズ株式会社 | 2次電池回路及びその制御方法 |
| CN112041195A (zh) * | 2018-11-12 | 2020-12-04 | 株式会社Lg化学 | 具有能够防止过充电的结构的电池组充电系统和包括其的车辆 |
| KR20230063714A (ko) * | 2021-11-02 | 2023-05-09 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 과충전 방지가 가능한 이차전지 및 이의 충전방법 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP4709710B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2011-06-22 | 株式会社東芝 | 非水電解質電池、電池パック及び自動車 |
| US9246140B2 (en) * | 2009-07-09 | 2016-01-26 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery with a cap assembly having a first tab located outside of the case |
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| US9478774B2 (en) | 2010-12-02 | 2016-10-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
| US8941461B2 (en) | 2011-02-02 | 2015-01-27 | Tyco Electronics Corporation | Three-function reflowable circuit protection device |
| US9455106B2 (en) * | 2011-02-02 | 2016-09-27 | Littelfuse, Inc. | Three-function reflowable circuit protection device |
| US9118091B2 (en) | 2011-04-05 | 2015-08-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Secondary battery |
| KR101274806B1 (ko) | 2011-07-26 | 2013-06-13 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 이차 전지 |
| US9634299B2 (en) | 2011-09-06 | 2017-04-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
| CN103107380B (zh) * | 2011-11-10 | 2015-09-30 | 国家纳米科学中心 | 一种电池及其制造方法 |
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| KR101459828B1 (ko) * | 2012-08-07 | 2014-11-10 | 현대자동차주식회사 | 배터리 셀 모듈용 다기능 방열 플레이트 및 이를 갖는 배터리 셀 모듈 |
| CN105814734B (zh) * | 2013-12-20 | 2019-01-29 | 株式会社Sft研究所 | 便携式充电电源装置 |
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