JP2003229764A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JP2003229764A JP2003229764A JP2002025061A JP2002025061A JP2003229764A JP 2003229764 A JP2003229764 A JP 2003229764A JP 2002025061 A JP2002025061 A JP 2002025061A JP 2002025061 A JP2002025061 A JP 2002025061A JP 2003229764 A JP2003229764 A JP 2003229764A
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- JP
- Japan
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- current
- control
- voltage
- circuit
- mosfet
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い周波数範囲と低い周波数範囲との広い範
囲においてそれぞれ良好な特性を得ることの可能なPL
L回路を提供する。 【解決手段】 制御電圧Vcに応じた周波数で発振動作
する電圧制御発振器31を有し、発振信号を分周した比
較信号φcompと基準クロックφinとの位相比較を行っ
て、該位相比較の結果を制御電圧Vcにフィードバック
させることで基準クロックφinと発振信号φoutとを同
期させるPLL回路において、電圧制御発振器31に、
制御電圧Vcを制御電流Icに変換する電圧電流変換回
路311と、制御電圧にほとんど依存しない補助電流I
sを制御電流Icに付加する補助電流付加回路314
と、制御電流Icの大きさに応じた周波数で発振動作す
る周波数可変発振器162と、制御電圧Vcの値に基づ
き補助電流付加回路314の動作状態のオン・オフを切
り換える制御手段32とを設けた。
囲においてそれぞれ良好な特性を得ることの可能なPL
L回路を提供する。 【解決手段】 制御電圧Vcに応じた周波数で発振動作
する電圧制御発振器31を有し、発振信号を分周した比
較信号φcompと基準クロックφinとの位相比較を行っ
て、該位相比較の結果を制御電圧Vcにフィードバック
させることで基準クロックφinと発振信号φoutとを同
期させるPLL回路において、電圧制御発振器31に、
制御電圧Vcを制御電流Icに変換する電圧電流変換回
路311と、制御電圧にほとんど依存しない補助電流I
sを制御電流Icに付加する補助電流付加回路314
と、制御電流Icの大きさに応じた周波数で発振動作す
る周波数可変発振器162と、制御電圧Vcの値に基づ
き補助電流付加回路314の動作状態のオン・オフを切
り換える制御手段32とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PLL(Phase
Locked Loop)回路に適用して有用な技術に関し、例え
ば複数の動作モードを有するマイクロコンピュータやD
SP(Digital Signal Processor)のクロック発生回路
に利用して特に有用な技術に関する。
Locked Loop)回路に適用して有用な技術に関し、例え
ば複数の動作モードを有するマイクロコンピュータやD
SP(Digital Signal Processor)のクロック発生回路
に利用して特に有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、特願2001−19595
においてPLL回路の改良発明について提案している。
同出願の図18に示されるように、従来の一般的なPL
L回路の中には、制御電圧を電流に変換するV−I変換
回路(電圧電流変換回路)80とインバータリング発振
器など電流制御により周波数を変化させる周波数可変発
振器20とを組み合わせたものを電圧制御発振器(VO
C)として用いるものがある。同出願において詳述され
ているように、上記のような電圧制御発振器において
は、制御電圧が低くなると変換された制御電流がほぼゼ
ロになってしまい発振器の動作が停止してしまったり発
振動作が不安定になるという性質がある。そのため、電
源投入時など制御電圧が低いときにPLL回路から発生
されるクロック信号が不安定になるという問題がある。
においてPLL回路の改良発明について提案している。
同出願の図18に示されるように、従来の一般的なPL
L回路の中には、制御電圧を電流に変換するV−I変換
回路(電圧電流変換回路)80とインバータリング発振
器など電流制御により周波数を変化させる周波数可変発
振器20とを組み合わせたものを電圧制御発振器(VO
C)として用いるものがある。同出願において詳述され
ているように、上記のような電圧制御発振器において
は、制御電圧が低くなると変換された制御電流がほぼゼ
ロになってしまい発振器の動作が停止してしまったり発
振動作が不安定になるという性質がある。そのため、電
源投入時など制御電圧が低いときにPLL回路から発生
されるクロック信号が不安定になるという問題がある。
【0003】また、V−I変換回路の素子定数を適宜設
定することで、上記出願図面の図23に示すように、電
圧−電流特性を調整することが出来るが、その調整の自
由度は電圧−電流特性の傾きを変える程度であった。そ
のため、高い周波数領域でPLL回路を使用するには、
電圧−電流特性の傾きを急激にして特性曲線の直線とな
る部分が電流値の大きい範囲に来るように設定しなけれ
ばならなかった。そして、このような設定では、電圧変
化量に対する電流変化量が増大してしまうので、電圧制
御発振器の制御感度が必要以上に高くなり、ノイズ特性
が劣化してしまうという問題があった。
定することで、上記出願図面の図23に示すように、電
圧−電流特性を調整することが出来るが、その調整の自
由度は電圧−電流特性の傾きを変える程度であった。そ
のため、高い周波数領域でPLL回路を使用するには、
電圧−電流特性の傾きを急激にして特性曲線の直線とな
る部分が電流値の大きい範囲に来るように設定しなけれ
ばならなかった。そして、このような設定では、電圧変
化量に対する電流変化量が増大してしまうので、電圧制
御発振器の制御感度が必要以上に高くなり、ノイズ特性
が劣化してしまうという問題があった。
【0004】そこで、本発明者は、上記出願において、
V−I変換回路で変換される制御電流に制御電圧にほと
んど依存しない補助電流を付加するという改良発明を提
案した。これにより、制御電圧が低いときでも安定的な
クロック出力が可能であるとともに、高い周波数領域に
おいても電圧制御発振器の制御感度があまり高くなら
ず、ノイズ特性に悪影響を及ぼさないですむという利点
が得られる。
V−I変換回路で変換される制御電流に制御電圧にほと
んど依存しない補助電流を付加するという改良発明を提
案した。これにより、制御電圧が低いときでも安定的な
クロック出力が可能であるとともに、高い周波数領域に
おいても電圧制御発振器の制御感度があまり高くなら
ず、ノイズ特性に悪影響を及ぼさないですむという利点
が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワンチップ
・マイクロコンピュータやDSPが搭載される電子機器
においては、近年、通常時の動作周波数はますます高く
なる傾向にあるが、省電力モードなど異なる動作モード
において動作周波数を下げて使用する場合がある。それ
ゆえ、動作周波数が高い電子機器であっても低い周波数
のクロック信号の用途も依然としてある。しかしなが
ら、上記特願2001−19595の改良発明では、高
い周波数範囲で最適化してPLL回路を構成した場合、
低い周波数範囲においては良好な特性を得ることが難し
いという課題があった。
・マイクロコンピュータやDSPが搭載される電子機器
においては、近年、通常時の動作周波数はますます高く
なる傾向にあるが、省電力モードなど異なる動作モード
において動作周波数を下げて使用する場合がある。それ
ゆえ、動作周波数が高い電子機器であっても低い周波数
のクロック信号の用途も依然としてある。しかしなが
ら、上記特願2001−19595の改良発明では、高
い周波数範囲で最適化してPLL回路を構成した場合、
低い周波数範囲においては良好な特性を得ることが難し
いという課題があった。
【0006】この発明の目的は、高い周波数範囲と低い
周波数範囲の両範囲においてそれぞれ良好な特性を得る
ことの可能なPLL回路を提供することにある。この発
明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴について
は、本明細書の記述および添附図面から明らかになるで
あろう。
周波数範囲の両範囲においてそれぞれ良好な特性を得る
ことの可能なPLL回路を提供することにある。この発
明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴について
は、本明細書の記述および添附図面から明らかになるで
あろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、PLL回路の電圧制御発振器に
備わる制御電圧を制御電流に変換する電圧電流変換回路
に、制御電圧にほとんど依存しない補助電流を制御電流
に付加する補助電流付加回路を設け、且つ、制御電圧の
値に応じてこの補助電流付加回路の動作または動作停止
の切り換えを行うように構成したものである。さらに、
補助電流付加回路を動作させた後には、制御電圧が下が
っても動作を停止させず、PLL回路の出力周波数が階
段状に変化するモード遷移を表す制御信号の変化があっ
た場合に補助電流付加回路を動作停止させるように制御
する。このような手段によれば、補助電流付加回路が動
作することで高い周波数に適した特性が得られ、且つ、
補助電流付加回路の動作が解除されることで低い周波数
に適した特性が得られる。
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、PLL回路の電圧制御発振器に
備わる制御電圧を制御電流に変換する電圧電流変換回路
に、制御電圧にほとんど依存しない補助電流を制御電流
に付加する補助電流付加回路を設け、且つ、制御電圧の
値に応じてこの補助電流付加回路の動作または動作停止
の切り換えを行うように構成したものである。さらに、
補助電流付加回路を動作させた後には、制御電圧が下が
っても動作を停止させず、PLL回路の出力周波数が階
段状に変化するモード遷移を表す制御信号の変化があっ
た場合に補助電流付加回路を動作停止させるように制御
する。このような手段によれば、補助電流付加回路が動
作することで高い周波数に適した特性が得られ、且つ、
補助電流付加回路の動作が解除されることで低い周波数
に適した特性が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例に
係るPLL回路を示す構成図である。この実施例のPL
L回路は、ワンチップ・マイクロコンピュータ、CPU
(Central Processing Unit)、並びにDSPなどの半
導体集積回路において、外部から供給される基準クロッ
クφinに同期させて内部クロックφoutを発生するのに
用いられるものである。
面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例に
係るPLL回路を示す構成図である。この実施例のPL
L回路は、ワンチップ・マイクロコンピュータ、CPU
(Central Processing Unit)、並びにDSPなどの半
導体集積回路において、外部から供給される基準クロッ
クφinに同期させて内部クロックφoutを発生するのに
用いられるものである。
【0009】このPLL回路は、制御電圧Vcに応じて
周波数を変化させて発振動作を行う電圧制御発振器31
と、該発振器31の出力を分周して比較信号φcompを生
成する分周器18と、該比較信号φcompと基準クロック
φinとの位相を比較する位相比較器12と、これらの位
相誤差を示す信号から不要な高周波分をカットして制御
電圧Vcを生成する低域フィルタ14と、電圧制御発振
器31の制御電流Icに補助電流としてのオフセット電
流Isを付加する制御を行う制御手段としてのコントロ
ール信号生成回路32とを備えている。
周波数を変化させて発振動作を行う電圧制御発振器31
と、該発振器31の出力を分周して比較信号φcompを生
成する分周器18と、該比較信号φcompと基準クロック
φinとの位相を比較する位相比較器12と、これらの位
相誤差を示す信号から不要な高周波分をカットして制御
電圧Vcを生成する低域フィルタ14と、電圧制御発振
器31の制御電流Icに補助電流としてのオフセット電
流Isを付加する制御を行う制御手段としてのコントロ
ール信号生成回路32とを備えている。
【0010】上記の電圧制御発振器31は、さらに、制
御電圧Vcを制御電流Icに変換するV−I変換回路3
11と、該制御電流Icの値に応じた周波数で発振動作
する周波数可変発振器162とから構成される。周波数
可変発振器162は、例えば、複数のCMOSインバー
タを環状に連接したインバータ型リング発振器などが適
用できる。そして、各CMOSインバータの電流源とな
るMOSFETを上記V−I変換回路311において制
御電流Icが流されるMOSFETとカレントミラー接
続し、各CMOSインバータの動作電流を可変とするこ
とでその発振周波数が制御される。
御電圧Vcを制御電流Icに変換するV−I変換回路3
11と、該制御電流Icの値に応じた周波数で発振動作
する周波数可変発振器162とから構成される。周波数
可変発振器162は、例えば、複数のCMOSインバー
タを環状に連接したインバータ型リング発振器などが適
用できる。そして、各CMOSインバータの電流源とな
るMOSFETを上記V−I変換回路311において制
御電流Icが流されるMOSFETとカレントミラー接
続し、各CMOSインバータの動作電流を可変とするこ
とでその発振周波数が制御される。
【0011】V−I変換回路311は、抵抗R1,R2
とゲート・ドレインが結合されたNチャネル形MOSF
ET(以下、NMOSと呼ぶ)Q31とを直列接続し基
準電圧Vr1と動作電流Ibとを生成する基準生成回路
312と、制御電圧Vcと基準電圧Vr1との差をとっ
て制御電流Icに変換する差動型回路313と、この制
御電流Icにオフセット電流Isを付加するオフセット
電流付加回路(補助電流付加手段)314と、制御電流
Icを周波数可変発振器162のグランドGND側の電
流源に伝えるための電流回路315とから構成される。
とゲート・ドレインが結合されたNチャネル形MOSF
ET(以下、NMOSと呼ぶ)Q31とを直列接続し基
準電圧Vr1と動作電流Ibとを生成する基準生成回路
312と、制御電圧Vcと基準電圧Vr1との差をとっ
て制御電流Icに変換する差動型回路313と、この制
御電流Icにオフセット電流Isを付加するオフセット
電流付加回路(補助電流付加手段)314と、制御電流
Icを周波数可変発振器162のグランドGND側の電
流源に伝えるための電流回路315とから構成される。
【0012】上記の差動型回路313は、動作電流を供
給する定電流MOS Q37と、制御電圧Vcと基準電
圧Vr1とを各々のゲートに受け且つソース端子が共通
に定電流MOS Q37に接続された一対のNチャネル
形入力MOS Q35,Q36と、これら入力MOS
Q35,Q36のドレイン端子と電源電圧(第1電源電
圧)Vccとの間にそれぞれ接続された一対のPチャネ
ル形の負荷MOS Q32,Q33とから構成される。
そして、制御電圧VcによりNMOS Q35のオン抵
抗が変化されて、負荷MOS Q32から入力MOS
Q35に流れる電流が変化するように構成されている。
また、この電流の変化に合わせてもう一方の入力MOS
Q36と負荷MOS33に流れる電流が変化して、動
作電流Ibが一定に保たれるようになっている。さら
に、負荷MOS Q32のゲート・ドレインが結合され
てそのドレイン電流が飽和電流とされることで、この負
荷MOS Q32のドレイン電流がカレントミラー接続
されたPMOS(カレントミラー回路)に転写されるよ
うになっている。
給する定電流MOS Q37と、制御電圧Vcと基準電
圧Vr1とを各々のゲートに受け且つソース端子が共通
に定電流MOS Q37に接続された一対のNチャネル
形入力MOS Q35,Q36と、これら入力MOS
Q35,Q36のドレイン端子と電源電圧(第1電源電
圧)Vccとの間にそれぞれ接続された一対のPチャネ
ル形の負荷MOS Q32,Q33とから構成される。
そして、制御電圧VcによりNMOS Q35のオン抵
抗が変化されて、負荷MOS Q32から入力MOS
Q35に流れる電流が変化するように構成されている。
また、この電流の変化に合わせてもう一方の入力MOS
Q36と負荷MOS33に流れる電流が変化して、動
作電流Ibが一定に保たれるようになっている。さら
に、負荷MOS Q32のゲート・ドレインが結合され
てそのドレイン電流が飽和電流とされることで、この負
荷MOS Q32のドレイン電流がカレントミラー接続
されたPMOS(カレントミラー回路)に転写されるよ
うになっている。
【0013】オフセット電流付加回路314は、上記差
動型回路313の負荷MOS Q32のドレインとグラ
ンド(第2電源電圧)GNDとの間に接続されたNチャ
ネル形のオフセット電流MOS Q38と、負荷MOS
Q32とオフセット電流MOS Q38との間に接続
されたスイッチMOS Q39とから構成される。そし
て、スイッチMOS Q39がオンされることで、負荷
MOS Q32を通るパスにオフセット電流Isが流れ
る。オフセット電流MOS Q38は基準生成回路31
2のNMOS Q31とカレントミラー接続されている
ので、そのミラー比でほぼ一定の電流が流れるようにな
っている。NMOS Q31のゲート電圧が第3基準電
圧である。
動型回路313の負荷MOS Q32のドレインとグラ
ンド(第2電源電圧)GNDとの間に接続されたNチャ
ネル形のオフセット電流MOS Q38と、負荷MOS
Q32とオフセット電流MOS Q38との間に接続
されたスイッチMOS Q39とから構成される。そし
て、スイッチMOS Q39がオンされることで、負荷
MOS Q32を通るパスにオフセット電流Isが流れ
る。オフセット電流MOS Q38は基準生成回路31
2のNMOS Q31とカレントミラー接続されている
ので、そのミラー比でほぼ一定の電流が流れるようにな
っている。NMOS Q31のゲート電圧が第3基準電
圧である。
【0014】図2は上記V−I変換回路311の変換特
性を示すグラフ、図3は上記電圧制御発振回路31のV
−F特性を示すグラフである。上記V−I変換回路31
1および電圧制御発振器31は、図2と図3に示される
ような特性を有する。すなわち、上記V−I変換回路3
11は、制御電圧が一定の大きさになった領域で電圧−
電流がほぼ比例に変化し、それより低い領域や高い領域
において電流が飽和するという特性となる。さらに、オ
フセット電流付加回路314のオン・オフにより、特性
曲線の形状や大きさは同じでオフセット電流Isの分だ
け電流の軸方向にシフトした2つの特性曲線C,Dが得
られる。オフセット電流付加回路314がオフとされる
特性曲線Cにおいて制御電圧Vcがゼロに近い領域では
制御電流Icはゼロだったのが、オフセット電流付加回
路314がオンとされる特性曲線Dにおいては制御電圧
Vcがゼロに近い領域でも制御電流Icはオフセット電
流Is分の電流値となる。
性を示すグラフ、図3は上記電圧制御発振回路31のV
−F特性を示すグラフである。上記V−I変換回路31
1および電圧制御発振器31は、図2と図3に示される
ような特性を有する。すなわち、上記V−I変換回路3
11は、制御電圧が一定の大きさになった領域で電圧−
電流がほぼ比例に変化し、それより低い領域や高い領域
において電流が飽和するという特性となる。さらに、オ
フセット電流付加回路314のオン・オフにより、特性
曲線の形状や大きさは同じでオフセット電流Isの分だ
け電流の軸方向にシフトした2つの特性曲線C,Dが得
られる。オフセット電流付加回路314がオフとされる
特性曲線Cにおいて制御電圧Vcがゼロに近い領域では
制御電流Icはゼロだったのが、オフセット電流付加回
路314がオンとされる特性曲線Dにおいては制御電圧
Vcがゼロに近い領域でも制御電流Icはオフセット電
流Is分の電流値となる。
【0015】電圧制御発振回路31のV−F特性は、制
御電流Icと発振周波数とがほぼ比例するので、図2の
V−I特性と同様のものとなる。制御電圧Vcと発振周
波数とがほぼ比例する範囲が、オフセット電流付加回路
314がオフのときには低い周波数範囲に、オフセット
電流付加回路314がオンのときには高い周波数範囲に
設定される。また、オフセット電流付加回路314がオ
ンのときとオフのときとで制御感度(発振周波数の制御
電圧Vcに対する変化率:図3中の点線A,Bの傾き)
に変化はない。また、オフセット電流付加回路314の
動作が切り換えられる電圧点(比較電位Vref)にお
ける発振周波数は、オフセット電流付加回路314がオ
フのときには低い周波数f1、オフセット電流付加回路
314がオンのときには高い周波数f2となる。
御電流Icと発振周波数とがほぼ比例するので、図2の
V−I特性と同様のものとなる。制御電圧Vcと発振周
波数とがほぼ比例する範囲が、オフセット電流付加回路
314がオフのときには低い周波数範囲に、オフセット
電流付加回路314がオンのときには高い周波数範囲に
設定される。また、オフセット電流付加回路314がオ
ンのときとオフのときとで制御感度(発振周波数の制御
電圧Vcに対する変化率:図3中の点線A,Bの傾き)
に変化はない。また、オフセット電流付加回路314の
動作が切り換えられる電圧点(比較電位Vref)にお
ける発振周波数は、オフセット電流付加回路314がオ
フのときには低い周波数f1、オフセット電流付加回路
314がオンのときには高い周波数f2となる。
【0016】図4には、上記コントロール信号生成回路
32の動作の一例を説明するタイムチャートを示す。コ
ントロール信号生成回路32は、図1に示すように、比
較電位Vrefと制御電圧Vcとを比較するコンパレー
タ321と、コンパレータ321の結果信号と制御信号
としてのリセット信号/RESとに基づきコントロール
信号COM1を生成する制御回路322とから構成され
る。コントロール信号COM1はオフセット電流付加回
路314のスイッチMOS Q39のゲートに入力され
る。ここで、リセット信号/RESは、例えば、図1の
PLL回路が搭載された半導体集積回路において、通常
モードから省電力モードなどへ遷移する場合に有効レベ
ルにアサートされる信号(図1の場合は、ロウレベルで
有効レベル)である。そして、省電力モードの期間中ず
っとアサートにされ、再び通常モードに戻るときに無効
レベルにネゲートにされる。省電力モードでは、通常モ
ードより入力信号φinの周波数が階段状に低くされ、そ
れによりPLL回路の出力クロックφoutの周波数も
階段状に低くされる。
32の動作の一例を説明するタイムチャートを示す。コ
ントロール信号生成回路32は、図1に示すように、比
較電位Vrefと制御電圧Vcとを比較するコンパレー
タ321と、コンパレータ321の結果信号と制御信号
としてのリセット信号/RESとに基づきコントロール
信号COM1を生成する制御回路322とから構成され
る。コントロール信号COM1はオフセット電流付加回
路314のスイッチMOS Q39のゲートに入力され
る。ここで、リセット信号/RESは、例えば、図1の
PLL回路が搭載された半導体集積回路において、通常
モードから省電力モードなどへ遷移する場合に有効レベ
ルにアサートされる信号(図1の場合は、ロウレベルで
有効レベル)である。そして、省電力モードの期間中ず
っとアサートにされ、再び通常モードに戻るときに無効
レベルにネゲートにされる。省電力モードでは、通常モ
ードより入力信号φinの周波数が階段状に低くされ、そ
れによりPLL回路の出力クロックφoutの周波数も
階段状に低くされる。
【0017】図4に示すように、コントロール信号生成
回路32では、制御電圧Vcが比較電位Vrefを超え
てコンパレータ321の出力がハイレベルになると、コ
ントロール信号COM1がアサートになってオフセット
電流供給回路314をオンにする。一方、制御回路32
2においてコントロール信号COM1を有効レベルから
から無効レベルにする制御は、制御電圧Vcとリセット
信号/RESの両方に基づいて行われる。すなわち、制
御電圧Vcが比較電位Vref以下になっている状態で
リセット信号/RESがロウレベルとなるエッジがきた
ときに、コントロール信号COM1が無効レベルに変化
される。
回路32では、制御電圧Vcが比較電位Vrefを超え
てコンパレータ321の出力がハイレベルになると、コ
ントロール信号COM1がアサートになってオフセット
電流供給回路314をオンにする。一方、制御回路32
2においてコントロール信号COM1を有効レベルから
から無効レベルにする制御は、制御電圧Vcとリセット
信号/RESの両方に基づいて行われる。すなわち、制
御電圧Vcが比較電位Vref以下になっている状態で
リセット信号/RESがロウレベルとなるエッジがきた
ときに、コントロール信号COM1が無効レベルに変化
される。
【0018】この実施例に係るPLL回路は上記のよう
に構成され、そのオフセット電流付加回路314やコン
トロール信号生成回路32等により、次のように動作し
て基準クロックφinのロックを行うようになっている。
に構成され、そのオフセット電流付加回路314やコン
トロール信号生成回路32等により、次のように動作し
て基準クロックφinのロックを行うようになっている。
【0019】図5〜図7は、さまざまな周波数の基準ク
ロックに対するPLL回路の引込動作の例を示す図であ
る。同図中、上段(a)のグラフは制御電圧Vcの経時
変化、下段(b)のグラフは出力クロックφoutの径時
変化を示すものである。まず、図5は基準クロックφin
が低い周波数の場合の例である。この場合においては、
電圧制御発振器31の発振周波数はオフセット電流付加
回路314をオンさせる周波数f1まで高くならないの
で、電圧制御発振器31は図4の特性曲線Eの特性で動
作することとなる。すなわち、PLL回路の引込動作で
制御電圧Vcおよび発振周波数が除々に上昇しやがて安
定し、制御電圧Vcが比較電位Vref以下でロックす
る。
ロックに対するPLL回路の引込動作の例を示す図であ
る。同図中、上段(a)のグラフは制御電圧Vcの経時
変化、下段(b)のグラフは出力クロックφoutの径時
変化を示すものである。まず、図5は基準クロックφin
が低い周波数の場合の例である。この場合においては、
電圧制御発振器31の発振周波数はオフセット電流付加
回路314をオンさせる周波数f1まで高くならないの
で、電圧制御発振器31は図4の特性曲線Eの特性で動
作することとなる。すなわち、PLL回路の引込動作で
制御電圧Vcおよび発振周波数が除々に上昇しやがて安
定し、制御電圧Vcが比較電位Vref以下でロックす
る。
【0020】図6は、基準クロックφinが中程度の周波
数でロック後の出力クロックφoutが周波数f1とf2
の間になる場合である。この場合においては、制御電圧
Vcが除々に上昇し比較電位Vrefに達したときに、
オフセット電流付加回路314がオン動作して、電圧制
御発振器31の特性が図4の特性曲線Eから特性曲線F
に変化する。その結果、発振周波数がf1からf2に上
昇してロック周波数より高くなる。したがって、その
後、制御電圧Vcは下がって比較電位Vref以下とな
るが、リセット信号/RESがアサートでないのでオフ
セット電流付加回路314はオフされず電圧制御発振器
31の特性は図4の特性曲線Fのままとされる。そし
て、このまま制御電圧Vcが安定してロックとなる。
数でロック後の出力クロックφoutが周波数f1とf2
の間になる場合である。この場合においては、制御電圧
Vcが除々に上昇し比較電位Vrefに達したときに、
オフセット電流付加回路314がオン動作して、電圧制
御発振器31の特性が図4の特性曲線Eから特性曲線F
に変化する。その結果、発振周波数がf1からf2に上
昇してロック周波数より高くなる。したがって、その
後、制御電圧Vcは下がって比較電位Vref以下とな
るが、リセット信号/RESがアサートでないのでオフ
セット電流付加回路314はオフされず電圧制御発振器
31の特性は図4の特性曲線Fのままとされる。そし
て、このまま制御電圧Vcが安定してロックとなる。
【0021】図7は、基準クロックφinがさらに高い周
波数の場合である。この場合においては、制御電圧Vc
が除々に上昇し比較電位Vrefに達したときに、オフ
セット電流付加回路314がオン動作して、発振周波数
がf1からf2に上昇する。そして、その後も制御電圧
Vcは除々に上昇して、やがて安定してロックとなる。
波数の場合である。この場合においては、制御電圧Vc
が除々に上昇し比較電位Vrefに達したときに、オフ
セット電流付加回路314がオン動作して、発振周波数
がf1からf2に上昇する。そして、その後も制御電圧
Vcは除々に上昇して、やがて安定してロックとなる。
【0022】以上のように、この実施例に係るPLL回
路によれば、電圧制御発振器31の2つの特性が基準ク
ロックφinが低い場合と高い場合とで切り換えられて作
用されるので、例えば通常モードと省電力モードなどの
動作モードの切り換えに伴って、出力クロックφoutの
周波数も高いものと低いものとが求められる場合に、そ
の両方に適した特性を備えることが可能である。すなわ
ち、広い周波数帯域で良好な動作を得ることが出来る。
また、高い周波数に合わせた特性も、制御電流Icにオ
フセット電流Isを付加することで設定されているの
で、電圧制御発振器31の制御感度が必要以上に高くな
ってしまうことがなくノイズ性能も良好なものとなる。
路によれば、電圧制御発振器31の2つの特性が基準ク
ロックφinが低い場合と高い場合とで切り換えられて作
用されるので、例えば通常モードと省電力モードなどの
動作モードの切り換えに伴って、出力クロックφoutの
周波数も高いものと低いものとが求められる場合に、そ
の両方に適した特性を備えることが可能である。すなわ
ち、広い周波数帯域で良好な動作を得ることが出来る。
また、高い周波数に合わせた特性も、制御電流Icにオ
フセット電流Isを付加することで設定されているの
で、電圧制御発振器31の制御感度が必要以上に高くな
ってしまうことがなくノイズ性能も良好なものとなる。
【0023】図8には、本発明の第2実施例に係るPL
L回路の構成図を示す。この第2実施例に係るPLL回
路は、そのV−I変換回路731に2系統のオフセット
電流付加回路314,714を設け、これら2系統のオ
フセット電流付加回路314,714の動作制御が、制
御電圧Vcが異なる比較電位Vref1,Vref2を
超えたときに行われるように構成されたものである。し
たがって、この実施例のコントロール信号生成回路70
には、制御電圧Vcを2系統の比較電位Vref1,V
ref2とそれぞれ比較する2個のコンパレータ32
1,321とを備えている。さらに、制御回路701は
2個のコンパレータ321,321の両出力とリセット
信号/RESを受けて、これらの信号に基づき各オフセ
ット電流付加回路314,714のオン・オフを切り換
えるコントロール信号COM1,COM2を生成するよ
うに構成されている。
L回路の構成図を示す。この第2実施例に係るPLL回
路は、そのV−I変換回路731に2系統のオフセット
電流付加回路314,714を設け、これら2系統のオ
フセット電流付加回路314,714の動作制御が、制
御電圧Vcが異なる比較電位Vref1,Vref2を
超えたときに行われるように構成されたものである。し
たがって、この実施例のコントロール信号生成回路70
には、制御電圧Vcを2系統の比較電位Vref1,V
ref2とそれぞれ比較する2個のコンパレータ32
1,321とを備えている。さらに、制御回路701は
2個のコンパレータ321,321の両出力とリセット
信号/RESを受けて、これらの信号に基づき各オフセ
ット電流付加回路314,714のオン・オフを切り換
えるコントロール信号COM1,COM2を生成するよ
うに構成されている。
【0024】詳細には、コントロール信号COM1,C
OM2がそれぞれロウレベルからハイレベルへ遷移する
制御は、コンパレータ321,321の比較信号のみに
基づいて行われる一方、逆に遷移する制御はコンパレー
タ321,321の比較信号とリセット信号/RESに
基づいて行われる。すなわち、コントロール信号COM
1,COM2が初期値(ローレベル)の状態で、制御電
圧Vcが比較電位Vref1(<Vref2)を超えた
ときにコントロール信号COM1がハイレベルに、さら
に比較電位Vref2を超えたときにコントロール信号
COM2がハイレベルにされる。
OM2がそれぞれロウレベルからハイレベルへ遷移する
制御は、コンパレータ321,321の比較信号のみに
基づいて行われる一方、逆に遷移する制御はコンパレー
タ321,321の比較信号とリセット信号/RESに
基づいて行われる。すなわち、コントロール信号COM
1,COM2が初期値(ローレベル)の状態で、制御電
圧Vcが比較電位Vref1(<Vref2)を超えた
ときにコントロール信号COM1がハイレベルに、さら
に比較電位Vref2を超えたときにコントロール信号
COM2がハイレベルにされる。
【0025】逆に、コントロール信号COM1,COM
2がハイレベルの状態では、制御電圧Vcが比較電位V
ref1,Vref2の中間(Vref1<Vc<Vr
ef2)のときにリセット信号/RESの立下りがあっ
たときに、コントロール信号COM1はハイレベルのま
までコントロール信号COM2がローレベルにされる。
また、制御電圧Vcが比較電位Vref1より低いとき
にリセット信号/RESの立下りがあったときに、コン
トロール信号COM1,COM2がローレベルにされ
る。
2がハイレベルの状態では、制御電圧Vcが比較電位V
ref1,Vref2の中間(Vref1<Vc<Vr
ef2)のときにリセット信号/RESの立下りがあっ
たときに、コントロール信号COM1はハイレベルのま
までコントロール信号COM2がローレベルにされる。
また、制御電圧Vcが比較電位Vref1より低いとき
にリセット信号/RESの立下りがあったときに、コン
トロール信号COM1,COM2がローレベルにされ
る。
【0026】図9は、第2実施例に係る電圧制御発振器
73のV−F特性を示すグラフである。この第2実施例
の電圧制御発振器73は、そのV−I変換回路731に
2系統のオフセット電流付加回路314,714が設け
られているため、そのV−F特性は、図9に示すように
3つの特性曲線O,N,Mを有したものとなる。これら
の特性曲線O,N,Mは、制御電圧が一定の範囲で電圧
−発振周波数がほぼ比例となり、制御電圧がそれより小
さい範囲や大きい領域において発振周波数が飽和すると
いうものであり、且つ、オフセット電流Is,Is2の
分だけ発振周波数の軸方向へ互いにシフトした曲線とな
る。3つの特性曲線O,N,Mの制御感度(図7の点線
I,J,Kの傾き)に変化はない。
73のV−F特性を示すグラフである。この第2実施例
の電圧制御発振器73は、そのV−I変換回路731に
2系統のオフセット電流付加回路314,714が設け
られているため、そのV−F特性は、図9に示すように
3つの特性曲線O,N,Mを有したものとなる。これら
の特性曲線O,N,Mは、制御電圧が一定の範囲で電圧
−発振周波数がほぼ比例となり、制御電圧がそれより小
さい範囲や大きい領域において発振周波数が飽和すると
いうものであり、且つ、オフセット電流Is,Is2の
分だけ発振周波数の軸方向へ互いにシフトした曲線とな
る。3つの特性曲線O,N,Mの制御感度(図7の点線
I,J,Kの傾き)に変化はない。
【0027】図10は、この第2実施例に係るPLL回
路の引込動作例を説明する図である。この第2実施例の
PLL回路では、例えば、出力クロックφoutが周波数
f2’からf3の間でロックされる場合には、まず、制
御電圧Vcおよび発振周波数が除々に上昇し、制御電圧
Vcが比較電位Vref1になったところで制御電流I
cにオフセット電流Isが付加されて、発振周波数がf
1からf2に急激に上昇する。その後、さらに制御電圧
Vcと発振周波数とは除々に上昇して、制御電圧Vcが
比較電位Vref2になったところで制御電流Icにオ
フセット電流Is2が付加される。そして、発振周波数
がf2’からf3に急激に上昇する。その後は、発振周
波数の方が高くなるので制御電圧Vcは除々に下がって
くるが、リセット信号/RESに変化がない限りオフセ
ット電流付加回路314,317はオフされないので、
発振周波数も除々に下がって基準クロックφinに応じた
周波数でロックされる。
路の引込動作例を説明する図である。この第2実施例の
PLL回路では、例えば、出力クロックφoutが周波数
f2’からf3の間でロックされる場合には、まず、制
御電圧Vcおよび発振周波数が除々に上昇し、制御電圧
Vcが比較電位Vref1になったところで制御電流I
cにオフセット電流Isが付加されて、発振周波数がf
1からf2に急激に上昇する。その後、さらに制御電圧
Vcと発振周波数とは除々に上昇して、制御電圧Vcが
比較電位Vref2になったところで制御電流Icにオ
フセット電流Is2が付加される。そして、発振周波数
がf2’からf3に急激に上昇する。その後は、発振周
波数の方が高くなるので制御電圧Vcは除々に下がって
くるが、リセット信号/RESに変化がない限りオフセ
ット電流付加回路314,317はオフされないので、
発振周波数も除々に下がって基準クロックφinに応じた
周波数でロックされる。
【0028】この第2実施例に係るPLL回路によれ
ば、電圧制御発振器73のV−F特性曲線として3つの
周波数領域でそれぞれ最適にされた3つの特性曲線O,
N,Mが得られ、これらの各特性が制御電圧Vcに応じ
て適宜切り換えられるので、複数の動作モードでそれぞ
れ周波数領域の異なる出力クロックφoutを生成するよ
うな場合に、各動作モードに適した特性で出力クロック
φoutの生成が可能である。
ば、電圧制御発振器73のV−F特性曲線として3つの
周波数領域でそれぞれ最適にされた3つの特性曲線O,
N,Mが得られ、これらの各特性が制御電圧Vcに応じ
て適宜切り換えられるので、複数の動作モードでそれぞ
れ周波数領域の異なる出力クロックφoutを生成するよ
うな場合に、各動作モードに適した特性で出力クロック
φoutの生成が可能である。
【0029】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、周
波数可変発振器はインバータ型リング発振器162のほ
か奇数段の差動増幅回路をリング状に接続し各段の動作
電流を可変にした構成など、種々の構成を適用すること
が出来る。また、V−I変換回路として差動型の回路を
例示したが、制御電圧Vcをゲートに受けてオン抵抗を
変化するMOSFETとカレントミラー用にゲート・ド
レインを結合したMOSFETとを直列に接続した構成
など適宜変更が可能である。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、周
波数可変発振器はインバータ型リング発振器162のほ
か奇数段の差動増幅回路をリング状に接続し各段の動作
電流を可変にした構成など、種々の構成を適用すること
が出来る。また、V−I変換回路として差動型の回路を
例示したが、制御電圧Vcをゲートに受けてオン抵抗を
変化するMOSFETとカレントミラー用にゲート・ド
レインを結合したMOSFETとを直列に接続した構成
など適宜変更が可能である。
【0030】また、オフセット電流(補助電流)は基準
電位に基づき発生される電流であれば、制御電圧にほと
んど依存せず、電流値もほとんど変わらないので、どの
ような構成で生成するようにしても良い。また、リセッ
ト信号を動作モードを表す信号として説明したが、動作
モードに関係なくPLL回路の発振周波数を変える目的
でリセット信号を生成し用いても良い。
電位に基づき発生される電流であれば、制御電圧にほと
んど依存せず、電流値もほとんど変わらないので、どの
ような構成で生成するようにしても良い。また、リセッ
ト信号を動作モードを表す信号として説明したが、動作
モードに関係なくPLL回路の発振周波数を変える目的
でリセット信号を生成し用いても良い。
【0031】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である複数の
動作モードを備えたワンチップ・マイクロコンピュータ
やDSPに適用した例について説明したがこの発明はそ
れに限定されるものでなく、高い周波数領域や広い周波
数範囲でPLL回路のロック動作が必要な半導体集積回
路に広く利用することができる。
なされた発明をその背景となった利用分野である複数の
動作モードを備えたワンチップ・マイクロコンピュータ
やDSPに適用した例について説明したがこの発明はそ
れに限定されるものでなく、高い周波数領域や広い周波
数範囲でPLL回路のロック動作が必要な半導体集積回
路に広く利用することができる。
【0032】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、制御電流
に補助電流を付加することで発振周波数を高くしている
ので、PLL回路のロックレンジを高い周波数領域に設
定しても、電圧制御発振回路の制御感度が高くなりすぎ
ず、良好なノイズ特性が得られるという効果がある。ま
た、制御電圧の値に応じて補助電流の付加制御の切り換
えを行うので、PLL回路のロックレンジを低周波から
高周波まで広い周波数範囲に設定できるという効果があ
る。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、制御電流
に補助電流を付加することで発振周波数を高くしている
ので、PLL回路のロックレンジを高い周波数領域に設
定しても、電圧制御発振回路の制御感度が高くなりすぎ
ず、良好なノイズ特性が得られるという効果がある。ま
た、制御電圧の値に応じて補助電流の付加制御の切り換
えを行うので、PLL回路のロックレンジを低周波から
高周波まで広い周波数範囲に設定できるという効果があ
る。
【図1】本発明の第1実施例に係るPLL回路を示す回
路図である。
路図である。
【図2】第1実施例に係るV−I変換回路の変換特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図3】第1実施例に係る電圧制御発振器の特性グラフ
である。
である。
【図4】第1実施例に係るPLL回路の動作例を説明す
るタイムチャートである。
るタイムチャートである。
【図5】同、PLL回路の引込動作の第1例を説明する
図である。
図である。
【図6】同、PLL回路の引込動作の第2例を説明する
図である。
図である。
【図7】同、PLL回路の引込動作の第3例を説明する
図である。
図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るPLL回路を示す回
路図である。
路図である。
【図9】第2実施例に係る電圧制御発振器のV−F特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図10】第2実施例に係るPLL回路の引込動作例を
説明する図である。
説明する図である。
12 位相比較器
14 低域フィルタ
31 電圧制御発振器
32 コントロール信号生成回路
162 周波数可変発振器
311 V−I変換回路
313 差動型回路
314 オフセット電流付加回路
321 コンパレータ
322 制御回路
701 制御回路
714 オフセット電流付加回路
731 V−I変換回路
Vref,Vref1,Vref2 比較電位
/RES リセット信号
Q32,Q33 負荷MOS
Q35,Q36 入力MOS
Q37 定電流MOS
Q38 オフセット電流MOS
Q39 スイッチMOS
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 名知 志貴子
東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株
式会社日立超エル・エス・アイ・システム
ズ内
Fターム(参考) 5J043 AA22 LL02
5J106 AA04 CC01 CC03 CC21 CC41
CC52 DD06 DD08 DD34 EE19
GG01 HH01 HH10 JJ01 KK14
LL01
Claims (5)
- 【請求項1】 制御電圧に応じた周波数で発振動作する
電圧制御発振器を有し、該電圧制御発振器の発振信号も
しくは発振信号を分周した信号と基準クロックとの位相
比較を行って、該位相比較の結果を上記制御電圧にフィ
ードバックさせることで上記基準クロックと上記発振信
号とを同期させるPLL回路を備えた半導体集積回路に
おいて、 上記電圧制御発振器は、上記制御電圧を制御電流に変換
する電圧電流変換回路と、所定の電流値を有する補助電
流を上記制御電流に付加する補助電流付加手段と、上記
制御電流の大きさに応じた周波数で発振動作する周波数
可変発振器と、上記制御電圧の値に基づき上記補助電流
付加手段の動作状態のオン・オフを切り換える制御手段
とを備えていることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 上記補助電流付加手段を複数個有し、上
記制御手段は、これら複数の補助電流付加手段の動作状
態を上記制御電圧に応じて切り換えるように構成されて
いることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項3】 上記制御手段は、上記補助電流付加手段
を動作停止から動作状態に切り換える制御を上記制御電
圧の値に基づいて行い、上記補助電流付加手段を動作状
態から動作停止に切り換える制御を上記制御電圧の値と
所定の制御信号とに基づいて行うように構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項4】 上記制御信号は、上記PLL回路の発振
周波数が階段状に変化されるモード遷移を表す信号であ
ることを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路。 - 【請求項5】 上記電圧電流変換回路は、ゲートに基準
電圧が印加されて動作電流を流す電流MOSFETと、
該電流MOSFETにソースが接続されゲートに上記制
御電圧が印加される第1入力MOSFETと、該第1入
力MOSFETと共通に上記電流MOSFETにソース
が接続されゲートに第2基準電位が印加される第2入力
MOSFETと、上記第1入力MOSFETのドレイン
と第1電源電圧との間に接続されゲートとドレインとが
結合された第1負荷MOSFETと、上記第2入力MO
SFETのドレインと上記第1電源電圧との間に接続さ
れゲートが上記第1負荷MOSFETのゲートに結合さ
れた第2負荷MOSFETとを有し、上記第1負荷MO
SFETのドレイン電流がカレントミラー回路を介して
制御電流として上記周波数可変発振器に転写されるよう
に構成され、 上記補助電流付加回路は、上記第1負荷MOSFETの
ドレインと第2電源電圧との間に接続され且つゲートに
第3基準電圧が印加された付加電流発生MOSFET
と、上記第1負荷MOSFETと付加電流発生MOSF
ETとの間に接続されたスイッチMOSFETとから構
成されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
の半導体集積回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002025061A JP2003229764A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 半導体集積回路 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003229764A true JP2003229764A (ja) | 2003-08-15 |
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ID=27747336
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002025061A Withdrawn JP2003229764A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 半導体集積回路 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003229764A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2009523394A (ja) * | 2006-01-11 | 2009-06-18 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 電流−モード利得分割デュアル−パスvco |
| US7679467B2 (en) | 2005-03-02 | 2010-03-16 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Voltage controlled oscillator |
| US7893777B2 (en) | 2006-03-23 | 2011-02-22 | Panasonic Corporation | Voltage controlled oscillation circuit |
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| JP2016052107A (ja) * | 2014-09-02 | 2016-04-11 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置及び信号供給方法 |
-
2002
- 2002-02-01 JP JP2002025061A patent/JP2003229764A/ja not_active Withdrawn
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |