JP2003221080A - 表皮付き発泡樹脂成形容器とその製造方法 - Google Patents
表皮付き発泡樹脂成形容器とその製造方法Info
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- JP2003221080A JP2003221080A JP2002018568A JP2002018568A JP2003221080A JP 2003221080 A JP2003221080 A JP 2003221080A JP 2002018568 A JP2002018568 A JP 2002018568A JP 2002018568 A JP2002018568 A JP 2002018568A JP 2003221080 A JP2003221080 A JP 2003221080A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発泡樹脂体である芯層13の表面に表皮フィ
ルム11、12を積層した表皮付き発泡樹脂成形容器に
おいて、両フィルムの接合部に隙間や剥離が生じないよ
うにする。 【解決手段】 内面側の表皮フィルム11として、型締
めしたときに雌型60と雄型50で形成されるキャビテ
ィ空間70から側方にはみ出た部分11kを一体に有し
ているものを用い、その部分を芯層13の外側壁面部分
において、外面側表皮フィルム12の上に重畳した状態
で熱融着して一体に接合する。
ルム11、12を積層した表皮付き発泡樹脂成形容器に
おいて、両フィルムの接合部に隙間や剥離が生じないよ
うにする。 【解決手段】 内面側の表皮フィルム11として、型締
めしたときに雌型60と雄型50で形成されるキャビテ
ィ空間70から側方にはみ出た部分11kを一体に有し
ているものを用い、その部分を芯層13の外側壁面部分
において、外面側表皮フィルム12の上に重畳した状態
で熱融着して一体に接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表皮付き発泡樹脂
成形容器およびその製造方法に関し、特に、一定期間に
わたり、食品運搬用容器、生食品保冷用容器、あるい
は、保温用容器などのとして有効に用いることのできる
表皮付き発泡樹脂成形容器とその製造方法に関する。
成形容器およびその製造方法に関し、特に、一定期間に
わたり、食品運搬用容器、生食品保冷用容器、あるい
は、保温用容器などのとして有効に用いることのできる
表皮付き発泡樹脂成形容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡樹脂成形品を芯層とし、その全表面
に表皮フィルムを熱融着などにより一体に積層した発泡
樹脂成形容器は知られている。特開平1−101141
号公報には、そのような容器の製造方法として、雄型の
キャビティ面に該キャビティ面に沿う形に予め成形した
表皮フィルム(内面側の表皮フィルム)を装着した後、
型締めを行い、発泡性樹脂粒子の充填と該粒子の加熱発
泡処理を行って、内面側に表皮フィルムを被着した中間
成形品を成形し、次に、該中間成形品の露出面に新たな
表皮フィルム(外面側の表皮フィルム)を被着して再度
型締めを行い、キャビティ内で中間成形品と後から被着
した表皮フィルムとを加熱接着することにより、発泡樹
脂成形品である芯層の全表面に表皮フィルムを被着した
最終製品を形成する成形方法が記載されている。
に表皮フィルムを熱融着などにより一体に積層した発泡
樹脂成形容器は知られている。特開平1−101141
号公報には、そのような容器の製造方法として、雄型の
キャビティ面に該キャビティ面に沿う形に予め成形した
表皮フィルム(内面側の表皮フィルム)を装着した後、
型締めを行い、発泡性樹脂粒子の充填と該粒子の加熱発
泡処理を行って、内面側に表皮フィルムを被着した中間
成形品を成形し、次に、該中間成形品の露出面に新たな
表皮フィルム(外面側の表皮フィルム)を被着して再度
型締めを行い、キャビティ内で中間成形品と後から被着
した表皮フィルムとを加熱接着することにより、発泡樹
脂成形品である芯層の全表面に表皮フィルムを被着した
最終製品を形成する成形方法が記載されている。
【0003】発泡性樹脂粒子としては、ポリスチレン、
ポリプロピレン、架橋ポリエチレンなどの嵩密度が8〜
100g/Lである予備発泡熱可塑性樹脂粒子が用いら
れ、表皮フィルムとしては、ポリプロピレン系樹脂やハ
イインパクトポリスチレン、ポリエチレン、エチレン・
酢酸ビニル共重合体などの通常の熱可塑性樹脂であって
肉厚が0.1〜2mm程度のフィルムが用いられる。
ポリプロピレン、架橋ポリエチレンなどの嵩密度が8〜
100g/Lである予備発泡熱可塑性樹脂粒子が用いら
れ、表皮フィルムとしては、ポリプロピレン系樹脂やハ
イインパクトポリスチレン、ポリエチレン、エチレン・
酢酸ビニル共重合体などの通常の熱可塑性樹脂であって
肉厚が0.1〜2mm程度のフィルムが用いられる。
【0004】このようにして製造された表皮付き発泡樹
脂成形容器は、断熱性、軽量性、耐衝撃性などに優れて
おり、かつ、発泡樹脂成形品である芯層の表面が表皮フ
ィルムで被覆されていて安定した表面性状が得られるこ
とから、食品運搬用容器、生食品保冷用容器、保温用容
器などとして有効に用いられる。また、このような表皮
付き発泡樹脂成形容器は、安価に製造できかつ軽量であ
って取り扱いが容易であり、一定期間繰り返し使用する
通い箱などとしてきわめて有効である。
脂成形容器は、断熱性、軽量性、耐衝撃性などに優れて
おり、かつ、発泡樹脂成形品である芯層の表面が表皮フ
ィルムで被覆されていて安定した表面性状が得られるこ
とから、食品運搬用容器、生食品保冷用容器、保温用容
器などとして有効に用いられる。また、このような表皮
付き発泡樹脂成形容器は、安価に製造できかつ軽量であ
って取り扱いが容易であり、一定期間繰り返し使用する
通い箱などとしてきわめて有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5aに分解して示す
ように、上記特開平1−101141号公報に記載され
るような製造方法により製造される表皮付きの発泡樹脂
成形容器Aは、内面側表皮フィルム11と芯層13と外
面側表皮フィルム12との3層構造をなしており、図5
bにその容器Aの開放端側上縁近傍の断面図を示すよう
に、内面側表皮フィルム11の端部11aと外面側表皮
フィルム12の端部12aとが、芯層13の開放端側の
外側コーナー部14で、全周にわたり突き合わされた状
態となっている。
ように、上記特開平1−101141号公報に記載され
るような製造方法により製造される表皮付きの発泡樹脂
成形容器Aは、内面側表皮フィルム11と芯層13と外
面側表皮フィルム12との3層構造をなしており、図5
bにその容器Aの開放端側上縁近傍の断面図を示すよう
に、内面側表皮フィルム11の端部11aと外面側表皮
フィルム12の端部12aとが、芯層13の開放端側の
外側コーナー部14で、全周にわたり突き合わされた状
態となっている。
【0006】このような突き合わせ部15は、発泡樹脂
成形品である芯層13と表皮フィルム11、12とが面
により熱融着して一体に加熱接着されているとはいって
も、コーナー部14近傍に衝撃が加えられたような場合
に、該突き合わせ部15から剥離が生じやすい欠点があ
る。剥離が発生すると見栄えが悪いばかりか、そこから
水や異物が入り込みやすくなり、食品を収容する容器と
して用いることができなくなる。また、成形過程で表皮
フィルムの型内での位置ズレや熱による変形収縮が生じ
がちであり、特に、外面側表皮フィルム12の熱収縮に
より、型開き後に得られる成形品の外側壁面側に外面側
表皮フィルム12に覆われない部分が生じる場合があ
る。そのようなことから、表皮付きの発泡樹脂成形容器
Aの歩留まりはどうしても低下する。
成形品である芯層13と表皮フィルム11、12とが面
により熱融着して一体に加熱接着されているとはいって
も、コーナー部14近傍に衝撃が加えられたような場合
に、該突き合わせ部15から剥離が生じやすい欠点があ
る。剥離が発生すると見栄えが悪いばかりか、そこから
水や異物が入り込みやすくなり、食品を収容する容器と
して用いることができなくなる。また、成形過程で表皮
フィルムの型内での位置ズレや熱による変形収縮が生じ
がちであり、特に、外面側表皮フィルム12の熱収縮に
より、型開き後に得られる成形品の外側壁面側に外面側
表皮フィルム12に覆われない部分が生じる場合があ
る。そのようなことから、表皮付きの発泡樹脂成形容器
Aの歩留まりはどうしても低下する。
【0007】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、上記のような3層構造をな
す表皮付きの発泡樹脂成形容器において、内面側表皮フ
ィルムと外面側表皮フィルムの端縁同士の接合部分に隙
間や剥離が生じるのを極力回避できるようにした表皮付
きの発泡樹脂成形容器とその製造方法を提供することに
ある。
たものであり、その目的は、上記のような3層構造をな
す表皮付きの発泡樹脂成形容器において、内面側表皮フ
ィルムと外面側表皮フィルムの端縁同士の接合部分に隙
間や剥離が生じるのを極力回避できるようにした表皮付
きの発泡樹脂成形容器とその製造方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器は、芯層で
ある発泡樹脂成形品の表面に内面側の表皮フィルムと外
面側の表皮フィルムとが積層されている表皮付き発泡樹
脂成形容器であって、内面側表皮フィルムは芯層の上縁
を越えて外側壁面部まではみ出ており、該はみ出た部分
は、芯層の外側壁面部分において、外面側表皮フィルム
の上に重畳した状態で一体に接合されていることを特徴
とする。
めの本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器は、芯層で
ある発泡樹脂成形品の表面に内面側の表皮フィルムと外
面側の表皮フィルムとが積層されている表皮付き発泡樹
脂成形容器であって、内面側表皮フィルムは芯層の上縁
を越えて外側壁面部まではみ出ており、該はみ出た部分
は、芯層の外側壁面部分において、外面側表皮フィルム
の上に重畳した状態で一体に接合されていることを特徴
とする。
【0009】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器で
は、上記のように、その内面側表皮フィルムの端部領域
(前記はみ出た部分の全部または一部)は、芯層の外側
壁面部分において、外面側表皮フィルムの上に重畳した
状態で一体に接合されている。そのために、通常の使用
態様において、内面側表皮フィルムと外面側表皮フィル
ムとの接合部に隙間や剥離が生じることはなく、芯層と
の間に水や異物が入り込むことや、見栄えが低下するこ
とは回避できる。そのために、長期間にわたり表皮付き
発泡樹脂成形容器を安全な状態で使用することが可能と
なる。なお、本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器の
全体形状は成形型による成形が可能であることを条件に
任意であり、上面から見た形状も方形や丸形などであっ
てよい。芯層の開放側上縁は平坦面であってもよく、曲
面とされていてもよい。
は、上記のように、その内面側表皮フィルムの端部領域
(前記はみ出た部分の全部または一部)は、芯層の外側
壁面部分において、外面側表皮フィルムの上に重畳した
状態で一体に接合されている。そのために、通常の使用
態様において、内面側表皮フィルムと外面側表皮フィル
ムとの接合部に隙間や剥離が生じることはなく、芯層と
の間に水や異物が入り込むことや、見栄えが低下するこ
とは回避できる。そのために、長期間にわたり表皮付き
発泡樹脂成形容器を安全な状態で使用することが可能と
なる。なお、本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器の
全体形状は成形型による成形が可能であることを条件に
任意であり、上面から見た形状も方形や丸形などであっ
てよい。芯層の開放側上縁は平坦面であってもよく、曲
面とされていてもよい。
【0010】内面側表皮フィルムの前記はみ出た部分を
芯層の外側壁面部分において外面側表皮フィルムの上に
重畳した状態で一体に接合させるには、接着剤を用いて
もよく、加熱による熱融着であってもよい。熱融着の場
合にはインパルスシール(熱衝撃接合)による局所的な
加熱手段を用いることもできる。熱盤などによる外部加
熱手段によってもよく、成形型に組み込んだ加熱手段に
よってもよい。加熱手段はわずかに移動でき、熱融着部
分に圧力を加えられるようになっていることが好まし
い。加熱手段による場合に、過加熱により、内面側表皮
フィルム、外面側表皮フィルムあるいは芯層に熱損傷が
生じるのは避けなければならない。そのために、内面側
表皮フィルムには外面側表皮フィルムよりも厚さの薄い
ものを用いて容易に熱融着状態が生じるようにすること
は好ましい。それにより、熱融着時に熱損傷が発生する
のを防止することができる。
芯層の外側壁面部分において外面側表皮フィルムの上に
重畳した状態で一体に接合させるには、接着剤を用いて
もよく、加熱による熱融着であってもよい。熱融着の場
合にはインパルスシール(熱衝撃接合)による局所的な
加熱手段を用いることもできる。熱盤などによる外部加
熱手段によってもよく、成形型に組み込んだ加熱手段に
よってもよい。加熱手段はわずかに移動でき、熱融着部
分に圧力を加えられるようになっていることが好まし
い。加熱手段による場合に、過加熱により、内面側表皮
フィルム、外面側表皮フィルムあるいは芯層に熱損傷が
生じるのは避けなければならない。そのために、内面側
表皮フィルムには外面側表皮フィルムよりも厚さの薄い
ものを用いて容易に熱融着状態が生じるようにすること
は好ましい。それにより、熱融着時に熱損傷が発生する
のを防止することができる。
【0011】本発明は、さらに、上記のような構成の表
皮付き発泡樹脂成形容器を製造するのに好適な製造方法
として、内面側表皮フィルムとして型締めしたときに雌
型と雄型で形成されるキャビティ空間から側方にはみ出
る部分を一体に有しているものを用い、かつ、芯層の表
面に内面側表皮フィルムと外面側表皮フィルムとを積層
する工程と、積層した状態で芯層の外側にはみ出ている
内面側表皮フィルムの部分を、芯層の外側壁面部分にお
いて、外面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に
接合する工程、とを少なくとも有することを特徴とする
製造方法を開示する。
皮付き発泡樹脂成形容器を製造するのに好適な製造方法
として、内面側表皮フィルムとして型締めしたときに雌
型と雄型で形成されるキャビティ空間から側方にはみ出
る部分を一体に有しているものを用い、かつ、芯層の表
面に内面側表皮フィルムと外面側表皮フィルムとを積層
する工程と、積層した状態で芯層の外側にはみ出ている
内面側表皮フィルムの部分を、芯層の外側壁面部分にお
いて、外面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に
接合する工程、とを少なくとも有することを特徴とする
製造方法を開示する。
【0012】上記の製造方法において、予備成形型を用
いて、内面側表皮フィルム、芯層、外面側表皮フィルム
とを予め予備成形しておき、それらを一体に組み付けた
ものを雌型と雄型とで型締めした後、前記積層工程とは
み出た部分の一体接合工程とを行うようにしてもよい。
また、予備成形型を用いて、芯層の外側表面に外面側表
皮フィルムが一体に積層されたものと、内面側表皮フィ
ルムとを予め予備成形しておくか、あるいは、芯層の内
側表面に内面側表皮フィルムが一体に積層されたもの
と、外面側表皮フィルムとを予め予備成形しておき、そ
れら両者を一体に組み付けたものを雌型と雄型とで型締
めした後、前記積層工程とはみ出た部分の一体接合工程
とを行うようにしてもよい。
いて、内面側表皮フィルム、芯層、外面側表皮フィルム
とを予め予備成形しておき、それらを一体に組み付けた
ものを雌型と雄型とで型締めした後、前記積層工程とは
み出た部分の一体接合工程とを行うようにしてもよい。
また、予備成形型を用いて、芯層の外側表面に外面側表
皮フィルムが一体に積層されたものと、内面側表皮フィ
ルムとを予め予備成形しておくか、あるいは、芯層の内
側表面に内面側表皮フィルムが一体に積層されたもの
と、外面側表皮フィルムとを予め予備成形しておき、そ
れら両者を一体に組み付けたものを雌型と雄型とで型締
めした後、前記積層工程とはみ出た部分の一体接合工程
とを行うようにしてもよい。
【0013】いずれの製造方法においても、内面側表皮
フィルムの前記はみ出た部分を芯層の外側壁面部分にお
いて外面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に接
合させるには、接着剤による方法でもよく、加熱による
熱融着であってもよい。前者の場合には、所要箇所に好
ましくは熱硬化型の接着剤を塗布した状態で所要の組み
付けを行い、それを雌型と雄型とで型締めして、型加熱
による芯層と表皮フィルムの積層工程と、前記はみ出た
部分の一体接合化工程とを同時に行うような態様が好ま
しい。また、後者の場合には、型加熱による芯層と表皮
フィルムとの積層工程と、成形型に組み込んだ加熱手段
などによる前記はみ出た部分の熱融着による一体化と
を、成形型を用いて同時に行うか、あるいは、積層工程
後の中間成形品を型から取り出し、別途外部加熱手段に
よりはみ出た部分の熱融着による一体化を行うようにし
てもよい。
フィルムの前記はみ出た部分を芯層の外側壁面部分にお
いて外面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に接
合させるには、接着剤による方法でもよく、加熱による
熱融着であってもよい。前者の場合には、所要箇所に好
ましくは熱硬化型の接着剤を塗布した状態で所要の組み
付けを行い、それを雌型と雄型とで型締めして、型加熱
による芯層と表皮フィルムの積層工程と、前記はみ出た
部分の一体接合化工程とを同時に行うような態様が好ま
しい。また、後者の場合には、型加熱による芯層と表皮
フィルムとの積層工程と、成形型に組み込んだ加熱手段
などによる前記はみ出た部分の熱融着による一体化と
を、成形型を用いて同時に行うか、あるいは、積層工程
後の中間成形品を型から取り出し、別途外部加熱手段に
よりはみ出た部分の熱融着による一体化を行うようにし
てもよい。
【0014】積層工程後の中間成形品を型から取り出
し、別途外部加熱手段によりはみ出た部分の熱融着を行
う場合に、前記はみ出ている内面側表皮フィルムの部分
とその近傍を、熱風の吹き付けや熱盤を接近させるなど
により、加熱軟化する工程をさらに有することは好まし
く、それにより、内面側表皮フィルムのはみ出た部分を
容易に芯層の側面に沿うようにして位置させることが可
能となり、内面側表皮フィルムのはみ出た部分と外面側
表皮フィルムとの重畳一体化を一層確実なものとするこ
とができる。
し、別途外部加熱手段によりはみ出た部分の熱融着を行
う場合に、前記はみ出ている内面側表皮フィルムの部分
とその近傍を、熱風の吹き付けや熱盤を接近させるなど
により、加熱軟化する工程をさらに有することは好まし
く、それにより、内面側表皮フィルムのはみ出た部分を
容易に芯層の側面に沿うようにして位置させることが可
能となり、内面側表皮フィルムのはみ出た部分と外面側
表皮フィルムとの重畳一体化を一層確実なものとするこ
とができる。
【0015】さらに、上記したいずれの製造方法による
場合にも、内面側表皮フィルムの前記はみ出た部分が外
面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に接合され
ている部分とその近傍を、熱風の吹き付けや熱盤を接近
させるなどにより加熱軟化させた後、該重畳した部分を
側壁面側に圧接して、該重畳した部分と当該側壁面の他
の部分とが同一面となるように加工する工程をさらに行
うことは有効であり、それにより、外観意匠性が一層高
い表皮付き発泡樹脂成形容器を得ることができる。
場合にも、内面側表皮フィルムの前記はみ出た部分が外
面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に接合され
ている部分とその近傍を、熱風の吹き付けや熱盤を接近
させるなどにより加熱軟化させた後、該重畳した部分を
側壁面側に圧接して、該重畳した部分と当該側壁面の他
の部分とが同一面となるように加工する工程をさらに行
うことは有効であり、それにより、外観意匠性が一層高
い表皮付き発泡樹脂成形容器を得ることができる。
【0016】本発明において、芯層である発泡樹脂成形
品の表面に、内面側の表皮フィルムと外面側の表皮フィ
ルムとを積層させるにあたり、表皮フィルムが比較的厚
く強度があリ保形性があるような場合には、一体に組み
付けできさえすれば、成形品と表皮フィルムとの間は必
ずしも接着されていなくてもよい。しかし、表皮フィル
ムが比較的薄く強度がなく保形性がないような場合に
は、接着されていないと、成形品と表皮フィルムとの間
にしわや浮き上がりが生じやすくなるので、接着剤を用
いた接着による積層、あるいは加熱により熱融着させた
加熱接着による積層を行うことが好ましい。この内、表
皮フィルムの厚い薄いにかかわらず、加熱接着による積
層が工業的にも生産効率がよく、しかも確実に一体とす
ることができるので最も好ましい。
品の表面に、内面側の表皮フィルムと外面側の表皮フィ
ルムとを積層させるにあたり、表皮フィルムが比較的厚
く強度があリ保形性があるような場合には、一体に組み
付けできさえすれば、成形品と表皮フィルムとの間は必
ずしも接着されていなくてもよい。しかし、表皮フィル
ムが比較的薄く強度がなく保形性がないような場合に
は、接着されていないと、成形品と表皮フィルムとの間
にしわや浮き上がりが生じやすくなるので、接着剤を用
いた接着による積層、あるいは加熱により熱融着させた
加熱接着による積層を行うことが好ましい。この内、表
皮フィルムの厚い薄いにかかわらず、加熱接着による積
層が工業的にも生産効率がよく、しかも確実に一体とす
ることができるので最も好ましい。
【0017】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器に
おいて、内面側表皮フィルムの前記はみ出た部分が外面
側表皮フィルムの上に重畳している面積は、広ければ広
いほど、その部分での剥離や隙間の発生をより完全に阻
止することができる。しかし、その分だけ材料費および
一体化に要する費用が高騰する。あまりに少ない面積の
場合には、使用の途中で重畳部に部分的な剥離や隙間が
発生する恐れがある。それらを考慮すると、実際の製品
においては、型締め後の熱処理における外面側表皮フィ
ルムの熱収縮によって、内面側表皮フィルムの端部と外
面側表皮フィルムの端部との間に隙間が形成されないだ
けの広さを、少なくとも前記「型締めしたときに雌型と
雄型で形成されるキャビティ空間から側方にはみ出る部
分」として確保しておくことは必要となる。一方、重畳
部の最大幅は、当該容器が予定されている使用態様や製
造コストなどを考慮して最適なものを設定すればよい。
本発明者らの実験では、少なくとも上下方向に3mm程
度の重畳幅を設けておくことが望ましかった。
おいて、内面側表皮フィルムの前記はみ出た部分が外面
側表皮フィルムの上に重畳している面積は、広ければ広
いほど、その部分での剥離や隙間の発生をより完全に阻
止することができる。しかし、その分だけ材料費および
一体化に要する費用が高騰する。あまりに少ない面積の
場合には、使用の途中で重畳部に部分的な剥離や隙間が
発生する恐れがある。それらを考慮すると、実際の製品
においては、型締め後の熱処理における外面側表皮フィ
ルムの熱収縮によって、内面側表皮フィルムの端部と外
面側表皮フィルムの端部との間に隙間が形成されないだ
けの広さを、少なくとも前記「型締めしたときに雌型と
雄型で形成されるキャビティ空間から側方にはみ出る部
分」として確保しておくことは必要となる。一方、重畳
部の最大幅は、当該容器が予定されている使用態様や製
造コストなどを考慮して最適なものを設定すればよい。
本発明者らの実験では、少なくとも上下方向に3mm程
度の重畳幅を設けておくことが望ましかった。
【0018】なお、本発明において、芯層の成形に用い
る発泡性樹脂粒子および表皮フィルムは、従来の表皮付
き発泡樹脂成形容器において用いられているものをその
まま用いることができる。例えば、発泡性樹脂粒子とし
ては、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレ系樹脂、ポリ
エチレン系樹脂、芳香族ポリエステル系樹脂などの嵩密
度が8〜100g/Lである予備発泡熱可塑性樹脂粒子
が用いられる。発泡成形条件も従来のものと同じであっ
てよい。
る発泡性樹脂粒子および表皮フィルムは、従来の表皮付
き発泡樹脂成形容器において用いられているものをその
まま用いることができる。例えば、発泡性樹脂粒子とし
ては、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレ系樹脂、ポリ
エチレン系樹脂、芳香族ポリエステル系樹脂などの嵩密
度が8〜100g/Lである予備発泡熱可塑性樹脂粒子
が用いられる。発泡成形条件も従来のものと同じであっ
てよい。
【0019】表皮フィルムとしては、ポリプロピレン系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ハイインパクトポリスチレ
ン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン・酢酸ビニル
共重合体樹脂などの通常の熱可塑性樹脂であって肉厚が
0.1〜3.0mm程度のフィルムまたはシートが用い
られる。0.1mmより薄い場合には、成形型のキャビ
ティ面に沿った形に予備成形することが困難であり、ま
た、表皮材としての本来の機能を奏することができな
い。3.0mmより厚い場合には、容器としての軽量性
を喪失してしまい好ましくない。なお、表皮フィルムま
たはシートとしては非発泡の樹脂フィルムまたはシート
が望ましいが、芯層である発泡樹脂体よりも発泡倍率が
低い発泡樹脂シート(例えば、芯層である発泡樹脂体の
発泡倍率が30〜60倍の場合に、10倍以下の発泡樹
脂シート)であれば、それを表皮シートとして用いて
も、所期の目的が達成可能であることは理解されよう。
なお、その場合には、厚みは1.0〜3.5mm程度の
ものが好ましい。
樹脂、ポリエステル系樹脂、ハイインパクトポリスチレ
ン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン・酢酸ビニル
共重合体樹脂などの通常の熱可塑性樹脂であって肉厚が
0.1〜3.0mm程度のフィルムまたはシートが用い
られる。0.1mmより薄い場合には、成形型のキャビ
ティ面に沿った形に予備成形することが困難であり、ま
た、表皮材としての本来の機能を奏することができな
い。3.0mmより厚い場合には、容器としての軽量性
を喪失してしまい好ましくない。なお、表皮フィルムま
たはシートとしては非発泡の樹脂フィルムまたはシート
が望ましいが、芯層である発泡樹脂体よりも発泡倍率が
低い発泡樹脂シート(例えば、芯層である発泡樹脂体の
発泡倍率が30〜60倍の場合に、10倍以下の発泡樹
脂シート)であれば、それを表皮シートとして用いて
も、所期の目的が達成可能であることは理解されよう。
なお、その場合には、厚みは1.0〜3.5mm程度の
ものが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による表皮付き発泡
樹脂成形容器およびその製造方法を好ましい実施の形態
により説明する。図1a,図1bは、本発明による表皮
付き発泡樹脂成形容器の2つの実施の形態を示してい
る。容器10の全体的構成は、図6に示した表皮付きの
発泡樹脂成形容器と同様、内面側表皮フィルム11と発
泡樹脂成形品である芯層13と外面側表皮フィルム12
との3層構造をなしている。好ましくは、内面側表皮フ
ィルム11の厚さは外面側表皮フィルム12よりも薄い
ものが用いられる。
樹脂成形容器およびその製造方法を好ましい実施の形態
により説明する。図1a,図1bは、本発明による表皮
付き発泡樹脂成形容器の2つの実施の形態を示してい
る。容器10の全体的構成は、図6に示した表皮付きの
発泡樹脂成形容器と同様、内面側表皮フィルム11と発
泡樹脂成形品である芯層13と外面側表皮フィルム12
との3層構造をなしている。好ましくは、内面側表皮フ
ィルム11の厚さは外面側表皮フィルム12よりも薄い
ものが用いられる。
【0021】図1aにおいて、外面側表皮フィルム12
は、芯層13の外側面のほぼ全面を覆うようにして、芯
層13の外側面に積層しており、その上端縁12aは、
芯層13の上縁13a近傍にまで達している。内面側表
皮フィルム11は、芯層13の内側面および上縁13a
の全面を覆うようにして、芯層13の内側面および上縁
13aに積層している。内面側表皮フィルム11は、さ
らに、芯層13の上縁13aを越えて外側まで延出する
はみ出た部分11kを一体に有しており、該はみ出た部
分11kは芯層13の外側壁面に沿うように折り曲げら
れ、その先端は、外面側表皮フィルム12の上端縁12
aを越えてさらに距離haだけ下方にまで達している。
そして、該はみ出た部分11kも、芯層13の外側壁面
部分および外面側表皮フィルム12の前記重畳した領域
に対して一体に接合されている。
は、芯層13の外側面のほぼ全面を覆うようにして、芯
層13の外側面に積層しており、その上端縁12aは、
芯層13の上縁13a近傍にまで達している。内面側表
皮フィルム11は、芯層13の内側面および上縁13a
の全面を覆うようにして、芯層13の内側面および上縁
13aに積層している。内面側表皮フィルム11は、さ
らに、芯層13の上縁13aを越えて外側まで延出する
はみ出た部分11kを一体に有しており、該はみ出た部
分11kは芯層13の外側壁面に沿うように折り曲げら
れ、その先端は、外面側表皮フィルム12の上端縁12
aを越えてさらに距離haだけ下方にまで達している。
そして、該はみ出た部分11kも、芯層13の外側壁面
部分および外面側表皮フィルム12の前記重畳した領域
に対して一体に接合されている。
【0022】図1bに示す表皮付き発泡樹脂成形容器1
0は、図1aに示した容器と同様な構成であるが、内面
側表皮フィルム11の前記はみ出た部分11kの端部領
域が外面側表皮フィルム12の上端領域と重畳している
距離hbの幅が、前記haよりも小さい点でのみ相違し
ている。重畳幅すなわち距離hは、当該表皮付き発泡樹
脂成形容器10の使用時に重畳部に部分的な剥離や隙間
が生じない範囲で、適宜選択する。
0は、図1aに示した容器と同様な構成であるが、内面
側表皮フィルム11の前記はみ出た部分11kの端部領
域が外面側表皮フィルム12の上端領域と重畳している
距離hbの幅が、前記haよりも小さい点でのみ相違し
ている。重畳幅すなわち距離hは、当該表皮付き発泡樹
脂成形容器10の使用時に重畳部に部分的な剥離や隙間
が生じない範囲で、適宜選択する。
【0023】上記の構成であり、本発明による表皮付き
発泡樹脂成形容器10では、通常の使用態様において
は、内面側表皮フィルム11と外面側表皮フィルム12
との接合部(重畳している距離hの領域)に隙間や剥離
が生じることはなく、芯層13との間に水や異物が入り
込むことや、見栄えが低下することは回避できる。その
ために、長期間にわたり表皮付き発泡樹脂成形容器を安
全な状態で使用することが可能となる。
発泡樹脂成形容器10では、通常の使用態様において
は、内面側表皮フィルム11と外面側表皮フィルム12
との接合部(重畳している距離hの領域)に隙間や剥離
が生じることはなく、芯層13との間に水や異物が入り
込むことや、見栄えが低下することは回避できる。その
ために、長期間にわたり表皮付き発泡樹脂成形容器を安
全な状態で使用することが可能となる。
【0024】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器1
0の製造方法を説明する。図2および図3はその一例で
あり、この例においては、図2に示すように、図示しな
い予備成形型を用いて容器10の形状にほぼ沿う形状に
予め成形した内面側表皮フィルム11と芯層13と外面
側表皮フィルム12とを用いており、前記3者を一体に
組み付けたものを、図3に示すように、雄型50および
雌型60内に取り付けて型締めし、それにより、芯層1
3の表面に内面側表皮フィルム11と外面側表皮フィル
ム12とを加熱接着により積層すると同時に、内面側表
皮フィルム11の前記はみ出た部分11kを、芯層13
の外側壁面部分において、外面側表皮フィルム12の上
に重畳した状態で熱融着して一体に接合するようにして
いる。好ましくは、内面側表皮フィルム11は外面側表
皮フィルム12よりも厚さの薄いものを用いる。
0の製造方法を説明する。図2および図3はその一例で
あり、この例においては、図2に示すように、図示しな
い予備成形型を用いて容器10の形状にほぼ沿う形状に
予め成形した内面側表皮フィルム11と芯層13と外面
側表皮フィルム12とを用いており、前記3者を一体に
組み付けたものを、図3に示すように、雄型50および
雌型60内に取り付けて型締めし、それにより、芯層1
3の表面に内面側表皮フィルム11と外面側表皮フィル
ム12とを加熱接着により積層すると同時に、内面側表
皮フィルム11の前記はみ出た部分11kを、芯層13
の外側壁面部分において、外面側表皮フィルム12の上
に重畳した状態で熱融着して一体に接合するようにして
いる。好ましくは、内面側表皮フィルム11は外面側表
皮フィルム12よりも厚さの薄いものを用いる。
【0025】図2aに示すように、ここで用いる外面側
表皮フィルム12は芯層13の外側の形状に沿った形状
であり、その周側壁121の高さは、芯層13の外側壁
面部の高さと同じかあるいは幾分低くされている。内面
側表皮フィルム11は、芯層13の内側の形状に沿った
領域部分111と、それに一体に続く、芯層13の上縁
13aに沿うようにされた領域部分112と、それに一
体に続く、芯層13の外側壁面に沿うように折り返され
た領域部分(前記前記はみ出た部分11k)とからなっ
ている。
表皮フィルム12は芯層13の外側の形状に沿った形状
であり、その周側壁121の高さは、芯層13の外側壁
面部の高さと同じかあるいは幾分低くされている。内面
側表皮フィルム11は、芯層13の内側の形状に沿った
領域部分111と、それに一体に続く、芯層13の上縁
13aに沿うようにされた領域部分112と、それに一
体に続く、芯層13の外側壁面に沿うように折り返され
た領域部分(前記前記はみ出た部分11k)とからなっ
ている。
【0026】最初に、図2bに示すように、外面側表皮
フィルム12の内部に芯層13を挿入して両者を組み付
け、次ぎに、芯層13の内部空間に内面側表皮フィルム
11の領域部分111を挿入する。それにより、図2c
に示すように、3層構造をなす組み付け体100が形成
される。なお、内面側表皮フィルム11の前記折り返さ
れた領域部分112の長さは、図2cに示されるよう
に、3者を組み付けた状態で、その端部領域部分が外面
側表皮フィルム12の端部領域部分と距離hだけ重畳で
きるような長さとされる。
フィルム12の内部に芯層13を挿入して両者を組み付
け、次ぎに、芯層13の内部空間に内面側表皮フィルム
11の領域部分111を挿入する。それにより、図2c
に示すように、3層構造をなす組み付け体100が形成
される。なお、内面側表皮フィルム11の前記折り返さ
れた領域部分112の長さは、図2cに示されるよう
に、3者を組み付けた状態で、その端部領域部分が外面
側表皮フィルム12の端部領域部分と距離hだけ重畳で
きるような長さとされる。
【0027】雄型50および雌型60は型内発泡成形に
従来用いられているものでよい。図3bに示すように、
雌型60のキャビティの深さwは、前記組み付け体10
0を取り付けたときに、内面側表皮フィルム11の前記
はみ出た部分11kの先端にパーティング面62が衝接
するかあるいはそれよりも僅か上位に位置するような深
さとされる。
従来用いられているものでよい。図3bに示すように、
雌型60のキャビティの深さwは、前記組み付け体10
0を取り付けたときに、内面側表皮フィルム11の前記
はみ出た部分11kの先端にパーティング面62が衝接
するかあるいはそれよりも僅か上位に位置するような深
さとされる。
【0028】雄型50のパーティング面52には、前記
組み付け体100を雌型60のキャビティ内に取り付け
たときに、そのパーティング面62から図で下方に露出
している部分を収容する凹所53が形成されている。該
凹所53の外周縁54は、雄型50と雌型60とで形成
されるキャビティ空間70の外縁74(図3a参照)よ
りも、好ましくは内面側表皮フィルム11の前記はみ出
た部分11kの厚さ分だけ外側に位置している。さら
に、雄型50の前記凹所53の外周縁54近傍には、イ
ンパルスシールのような加熱手段80(図3c参照)が
全周に亘って配置される。
組み付け体100を雌型60のキャビティ内に取り付け
たときに、そのパーティング面62から図で下方に露出
している部分を収容する凹所53が形成されている。該
凹所53の外周縁54は、雄型50と雌型60とで形成
されるキャビティ空間70の外縁74(図3a参照)よ
りも、好ましくは内面側表皮フィルム11の前記はみ出
た部分11kの厚さ分だけ外側に位置している。さら
に、雄型50の前記凹所53の外周縁54近傍には、イ
ンパルスシールのような加熱手段80(図3c参照)が
全周に亘って配置される。
【0029】雄型50および雌型60は上記の構成であ
り、図3bに示すように、雄型50または雌型60の一
方に前記組み付け体100を取り付け、他方の型により
型締めをすることにより、図3cに示すように、組み付
け体100はその全体が雄型50と雌型60とで形成さ
れるキャビティ空間70(図3a)内に収容される。そ
して、前記した内面側表皮フィルム11の折り返された
領域部分は、雌型60と雄型50で形成されるキャビテ
ィ空間70から側方にはみ出る部分11kとして、雄型
50の前記凹所53の外周縁54に沿った状態で位置す
ることとなる。
り、図3bに示すように、雄型50または雌型60の一
方に前記組み付け体100を取り付け、他方の型により
型締めをすることにより、図3cに示すように、組み付
け体100はその全体が雄型50と雌型60とで形成さ
れるキャビティ空間70(図3a)内に収容される。そ
して、前記した内面側表皮フィルム11の折り返された
領域部分は、雌型60と雄型50で形成されるキャビテ
ィ空間70から側方にはみ出る部分11kとして、雄型
50の前記凹所53の外周縁54に沿った状態で位置す
ることとなる。
【0030】型締め後に、雄型50、雌型60の加熱
と、加熱手段80の加熱とを行う。それにより、内面側
表皮フィルム11と外面側表皮フィルム12とは芯層1
3の表面に熱融着して積層するとともに、内面側表皮フ
ィルム11の前記芯層13の外側にはみ出ている部分1
1k(内面側表皮フィルム11の折り返された部分は、
少なくともその端部が、芯層13の外側壁面部分におい
て、外面側表皮フィルム12の上に重畳した状態で一体
に熱融着して接合される。なお、型締め後の熱処理過程
で外面側表皮フィルム12が熱収縮を起こす場合があ
る。そのことを考慮して、内面側表皮フィルム11の前
記はみ出た部分11k(折り返された領域)の長さを設
定しておくことが必要である。その後に、型を開くこと
により、図1に示すような、本発明による表皮付き発泡
樹脂成形容器10が得られる。
と、加熱手段80の加熱とを行う。それにより、内面側
表皮フィルム11と外面側表皮フィルム12とは芯層1
3の表面に熱融着して積層するとともに、内面側表皮フ
ィルム11の前記芯層13の外側にはみ出ている部分1
1k(内面側表皮フィルム11の折り返された部分は、
少なくともその端部が、芯層13の外側壁面部分におい
て、外面側表皮フィルム12の上に重畳した状態で一体
に熱融着して接合される。なお、型締め後の熱処理過程
で外面側表皮フィルム12が熱収縮を起こす場合があ
る。そのことを考慮して、内面側表皮フィルム11の前
記はみ出た部分11k(折り返された領域)の長さを設
定しておくことが必要である。その後に、型を開くこと
により、図1に示すような、本発明による表皮付き発泡
樹脂成形容器10が得られる。
【0031】上記では、予め成形された内面側表皮フィ
ルム11と芯層13と外面側表皮フィルム12とを用い
るようにしたが、これに限らず、予備成形型を用いて、
芯層13の外側表面に外面側表皮フィルム12が一体に
積層されたものと、内面側表皮フィルム11とを予め成
形して、それらを一体に組み付けるようにしてもよく、
あるいは、芯層13の内側表面に内面側表皮フィルム1
1が一体に積層されたものと、外面側表皮フィルム12
とを予め成形しておき、それらを一体に組み付けるよう
にしてもよい。一体に組み付けたものを雌型60と雄型
50とで型締めした後、積層およびはみ出た部分の一体
接合を行う処理態様は、上記のものと同じである。
ルム11と芯層13と外面側表皮フィルム12とを用い
るようにしたが、これに限らず、予備成形型を用いて、
芯層13の外側表面に外面側表皮フィルム12が一体に
積層されたものと、内面側表皮フィルム11とを予め成
形して、それらを一体に組み付けるようにしてもよく、
あるいは、芯層13の内側表面に内面側表皮フィルム1
1が一体に積層されたものと、外面側表皮フィルム12
とを予め成形しておき、それらを一体に組み付けるよう
にしてもよい。一体に組み付けたものを雌型60と雄型
50とで型締めした後、積層およびはみ出た部分の一体
接合を行う処理態様は、上記のものと同じである。
【0032】さらに、内面側表皮フィルム11と外面側
表皮フィルム12とを芯層13の表面に熱融着して積層
する工程と、内面側表皮フィルム11の前記芯層13の
外側にはみ出ている部分11kを外面側表皮フィルム1
2の上に一体に熱融着して接合する工程とを同時に行う
必要もなく、表皮フィルム11、12を芯層13の表面
に熱融着して積層した後、型を開いて中間成形品を取り
出し、その後の適宜の外部加熱手段により、前記はみ出
ている部分11kの外面側表皮フィルム12への一体接
合処理を行うようにしてもよい。
表皮フィルム12とを芯層13の表面に熱融着して積層
する工程と、内面側表皮フィルム11の前記芯層13の
外側にはみ出ている部分11kを外面側表皮フィルム1
2の上に一体に熱融着して接合する工程とを同時に行う
必要もなく、表皮フィルム11、12を芯層13の表面
に熱融着して積層した後、型を開いて中間成形品を取り
出し、その後の適宜の外部加熱手段により、前記はみ出
ている部分11kの外面側表皮フィルム12への一体接
合処理を行うようにしてもよい。
【0033】図4は、本発明により作られる表皮付き発
泡樹脂成形容器の他の例を示す部分拡大図である。ここ
では、内面側表皮フィルム11の前記はみ出た部分11
kが外面側表皮フィルム12の上に重畳した状態で一体
に接合されている部分とその近傍とを、図示しない熱風
の吹き付けや熱盤を接近させるなどにより加熱軟化させ
た後、該重畳した部分11kを芯層13の側壁面側に圧
接して、該重畳した部分11kと当該側壁面の他の部分
とが同一面となるように加工している。これにより、外
観意匠性が一層高い表皮付き発泡樹脂成形容器を得るこ
とができる。
泡樹脂成形容器の他の例を示す部分拡大図である。ここ
では、内面側表皮フィルム11の前記はみ出た部分11
kが外面側表皮フィルム12の上に重畳した状態で一体
に接合されている部分とその近傍とを、図示しない熱風
の吹き付けや熱盤を接近させるなどにより加熱軟化させ
た後、該重畳した部分11kを芯層13の側壁面側に圧
接して、該重畳した部分11kと当該側壁面の他の部分
とが同一面となるように加工している。これにより、外
観意匠性が一層高い表皮付き発泡樹脂成形容器を得るこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器
では、内面側表皮フィルムの端部領域は、芯層の外側壁
面部分において、外面側表皮フィルムの上に重畳した状
態で一体に接合されているので、通常の使用態様におい
て、内面側表皮フィルムと外面側表皮フィルムとの接合
部に隙間や剥離が生じることはない。そのために、芯層
との間に水や異物が入り込むことや、見栄えが低下する
ことは回避できる。結果として、通い箱、食品運搬用容
器、生食品保冷用容器、保温用容器などとして、長期間
にわたり安全な状態で使用することが可能となる。
では、内面側表皮フィルムの端部領域は、芯層の外側壁
面部分において、外面側表皮フィルムの上に重畳した状
態で一体に接合されているので、通常の使用態様におい
て、内面側表皮フィルムと外面側表皮フィルムとの接合
部に隙間や剥離が生じることはない。そのために、芯層
との間に水や異物が入り込むことや、見栄えが低下する
ことは回避できる。結果として、通い箱、食品運搬用容
器、生食品保冷用容器、保温用容器などとして、長期間
にわたり安全な状態で使用することが可能となる。
【図1】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器を説明
するための図。
するための図。
【図2】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器の製造
方法を説明する図。
方法を説明する図。
【図3】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器の製造
方法を説明する図。
方法を説明する図。
【図4】本発明による表皮付き発泡樹脂成形容器の他の
実施の形態を説明する図。
実施の形態を説明する図。
【図5】他の製造方法により作られた表皮付き発泡樹脂
成形容器を説明するための図。
成形容器を説明するための図。
10…表皮付き発泡樹脂成形容器、11…内面側表皮フ
ィルム、11a…内面側表皮フィルムのはみ出た部分、
12…外面側表皮フィルム、13…発泡樹脂体である芯
層、50…雄型、60…雌型、70…キャビティ空間
ィルム、11a…内面側表皮フィルムのはみ出た部分、
12…外面側表皮フィルム、13…発泡樹脂体である芯
層、50…雄型、60…雌型、70…キャビティ空間
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B29L 9:00 B29L 9:00
Fターム(参考) 3E061 AA02 AB12 AB16 AD04 AD07
DB01 DB06
3E067 AA11 AB01 BA05A BB14A
BB17A BB25A CA18 FA01
GA14
4F211 AC03 AE02 AG03 AG23 AH55
AH56 SA07 SC07 SC09 SD19
SH06 SK06 SW26
Claims (8)
- 【請求項1】 芯層である発泡樹脂成形品の表面に内面
側の表皮フィルムと外面側の表皮フィルムとが積層され
ている表皮付き発泡樹脂成形容器であって、内面側表皮
フィルムは芯層の上縁を越えて外側壁面部まではみ出て
おり、該はみ出た部分は、芯層の外側壁面部分におい
て、外面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に接
合されていることを特徴とする表皮付き発泡樹脂成形容
器。 - 【請求項2】 内面側表皮フィルムの厚さは外面側表皮
フィルムの厚さよりも薄いものであることを特徴とする
請求項1記載の表皮付き発泡樹脂成形容器。 - 【請求項3】 内面側表皮フィルムの厚みが、0.1〜
3.0mmであることを特徴とする請求項1または2記
載の表皮付き発泡樹脂成形容器。 - 【請求項4】 雌型と雄型とを用いて、芯層である発泡
樹脂成形品の表面に内面側の表皮フィルムと外面側の表
皮フィルムとが積層した表皮付き発泡樹脂成形容器を製
造する方法であって、 内面側表皮フィルムとして型締めしたときに雌型と雄型
で形成されるキャビティ空間から側方にはみ出る部分を
一体に有しているものを用い、かつ、芯層の表面に内面
側表皮フィルムと外面側表皮フィルムとを積層する工程
と、積層した状態で芯層の外側にはみ出ている内面側表
皮フィルムの部分を、芯層の外側壁面部分において、外
面側表皮フィルムの上に重畳した状態で一体に接合する
工程、とを少なくとも有することを特徴とする表皮付き
発泡樹脂成形容器の製造方法。 - 【請求項5】 予備成形型を用いて、内面側表皮フィル
ム、芯層、外面側表皮フィルムとを予め予備成形してお
き、それらを一体に組み付けたものを雌型と雄型とで型
締めした後、前記積層工程とはみ出た部分の一体接合工
程とを行うことを特徴とする請求項4記載の表皮付き発
泡樹脂成形容器の製造方法。 - 【請求項6】 予備成形型を用いて、芯層の外側表面に
外面側表皮フィルムが一体に積層されたものと、内面側
表皮フィルムとを予め予備成形しておき、両者を一体に
組み付けたものを雌型と雄型とで型締めした後、前記積
層工程とはみ出た部分の一体接合工程とを行うことを特
徴とする請求項4記載の表皮付き発泡樹脂成形容器の製
造方法。 - 【請求項7】 予備成形型を用いて、芯層の内側表面に
内面側表皮フィルムが一体に積層されたものと、外面側
表皮フィルムとを予め予備成形しておき、両者を一体に
組み付けたものを雌型と雄型とで型締めした後、前記積
層工程とはみ出た部分の一体接合工程とを行うことを特
徴とする請求項4記載の表皮付き発泡樹脂成形容器の製
造方法。 - 【請求項8】 内面側表皮フィルムが外面側表皮フィル
ムの上に重畳した状態で一体に接合されている部分とそ
の近傍を加熱し、少なくとも該重畳した部分を側壁面側
に圧接することにより、該重畳した部分と当該側壁面の
他の部分とが同一面となるように加工する工程をさらに
有することを特徴とする請求項4ないし7いずれか記載
の表皮付き発泡樹脂成形容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002018568A JP2003221080A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 表皮付き発泡樹脂成形容器とその製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP2002018568A JP2003221080A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | 表皮付き発泡樹脂成形容器とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003221080A true JP2003221080A (ja) | 2003-08-05 |
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Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2003221080A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113044356A (zh) * | 2021-03-03 | 2021-06-29 | 正业包装(中山)有限公司 | 一种高抗张高强度耐撕模塑包装制品及其制作方法 |
-
2002
- 2002-01-28 JP JP2002018568A patent/JP2003221080A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113044356A (zh) * | 2021-03-03 | 2021-06-29 | 正业包装(中山)有限公司 | 一种高抗张高强度耐撕模塑包装制品及其制作方法 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040123 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061114 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070313 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |