JP2003214278A - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JP2003214278A JP2003214278A JP2002016812A JP2002016812A JP2003214278A JP 2003214278 A JP2003214278 A JP 2003214278A JP 2002016812 A JP2002016812 A JP 2002016812A JP 2002016812 A JP2002016812 A JP 2002016812A JP 2003214278 A JP2003214278 A JP 2003214278A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vane
- pump
- fuel
- fuel injection
- feed pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims abstract description 84
- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 29
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 29
- 238000009826 distribution Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 23
- 229910001315 Tool steel Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 abstract description 3
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 229910000677 High-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 4
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 4
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 229910000669 Chrome steel Inorganic materials 0.000 description 2
- CXOWYMLTGOFURZ-UHFFFAOYSA-N azanylidynechromium Chemical compound [Cr]#N CXOWYMLTGOFURZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000010771 distillate fuel oil Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N molybdenum disulfide Chemical compound S=[Mo]=S CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052982 molybdenum disulfide Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005121 nitriding Methods 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 238000011946 reduction process Methods 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N tungsten carbide Chemical compound [W+]#[C-] UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 近年、環境対策のために燃料の粘度が低下す
る傾向にあり、ベーンとポンプケーシングとの摺接部分
に潤滑不足が発生して、摺接部分の摩耗や焼付を起こす
可能性が高まっている。 【解決手段】 分配型燃料噴射ポンプに搭載されるフィ
ードポンプ4は、ポンプケーシング60、ロータ61、
ベーン62、奥端面プレート63およびポンプカバー6
4等により構成されるものであり、ベーン62の先端摺
動面には、耐摩耗性を向上させる硬化処理、あるいは摩
擦係数を低減させる処理の少なくとも一方を施してい
る。この技術によって、燃料の粘度が低下しても、ベー
ン62の先端摺動面の摩耗や焼付を防ぐことができ、長
期に亘ってフィードポンプ4を安定作動させることがで
きる。
る傾向にあり、ベーンとポンプケーシングとの摺接部分
に潤滑不足が発生して、摺接部分の摩耗や焼付を起こす
可能性が高まっている。 【解決手段】 分配型燃料噴射ポンプに搭載されるフィ
ードポンプ4は、ポンプケーシング60、ロータ61、
ベーン62、奥端面プレート63およびポンプカバー6
4等により構成されるものであり、ベーン62の先端摺
動面には、耐摩耗性を向上させる硬化処理、あるいは摩
擦係数を低減させる処理の少なくとも一方を施してい
る。この技術によって、燃料の粘度が低下しても、ベー
ン62の先端摺動面の摩耗や焼付を防ぐことができ、長
期に亘ってフィードポンプ4を安定作動させることがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの複数の各気筒へ燃料を分配して圧送する分配型燃料
噴射ポンプに関するものである。
ンの複数の各気筒へ燃料を分配して圧送する分配型燃料
噴射ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】分配型燃料噴射ポンプは、例えば実開昭
63−198434号公報に開示されるように、ポンプ
室内に燃料を圧送するベーン式のフィードポンプを搭載
している。ベーン式のフィードポンプは、ドライブシャ
フトによって駆動されるロータ、このロータの径方向に
形成された複数の案内溝内に摺動自在に嵌め合わされた
ベーン、ロータの中心軸に対して偏心配置されてベーン
が内周面を摺接する環状のポンプケーシング、ロータお
よびポンプケーシングを挟み付ける奥端面プレートおよ
びポンプカバー等から構成される。そして、ロータが回
転すると、ベーンが遠心力により径外方向に飛び出し、
ベーンの先端がポンプケーシングの内周面を接触摺動す
る。すると、ベーンで区画された室が容積変化を繰り返
し、この容積変化を利用して外部低圧側から燃料を吸引
し、吸引した燃料をポンプ室に向けて吐出する。
63−198434号公報に開示されるように、ポンプ
室内に燃料を圧送するベーン式のフィードポンプを搭載
している。ベーン式のフィードポンプは、ドライブシャ
フトによって駆動されるロータ、このロータの径方向に
形成された複数の案内溝内に摺動自在に嵌め合わされた
ベーン、ロータの中心軸に対して偏心配置されてベーン
が内周面を摺接する環状のポンプケーシング、ロータお
よびポンプケーシングを挟み付ける奥端面プレートおよ
びポンプカバー等から構成される。そして、ロータが回
転すると、ベーンが遠心力により径外方向に飛び出し、
ベーンの先端がポンプケーシングの内周面を接触摺動す
る。すると、ベーンで区画された室が容積変化を繰り返
し、この容積変化を利用して外部低圧側から燃料を吸引
し、吸引した燃料をポンプ室に向けて吐出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年では、環境対策の
ために燃料となる軽油の低イオウ化が進められており、
燃料の粘度が低下する傾向にある。分配型燃料噴射ポン
プは、燃料の軽油を潤滑油として利用しており、搭載さ
れるフィードポンプも燃料の軽油を潤滑油として利用し
ている。このため、低イオウ化により燃料の粘度が低下
することにより、ベーンとポンプケーシングとの摺接部
分に潤滑不足が発生することが懸念される。ベーンとポ
ンプケーシングとの摺接部分に潤滑不足が発生すると、
摺接部分の摩耗が進んでフィードポンプのポンプ能力が
低下する不具合が発生したり、あるいは摺接部分の温度
が高温になって焼付(凝着)を起こす不具合が発生す
る。
ために燃料となる軽油の低イオウ化が進められており、
燃料の粘度が低下する傾向にある。分配型燃料噴射ポン
プは、燃料の軽油を潤滑油として利用しており、搭載さ
れるフィードポンプも燃料の軽油を潤滑油として利用し
ている。このため、低イオウ化により燃料の粘度が低下
することにより、ベーンとポンプケーシングとの摺接部
分に潤滑不足が発生することが懸念される。ベーンとポ
ンプケーシングとの摺接部分に潤滑不足が発生すると、
摺接部分の摩耗が進んでフィードポンプのポンプ能力が
低下する不具合が発生したり、あるいは摺接部分の温度
が高温になって焼付(凝着)を起こす不具合が発生す
る。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、例え燃料の粘度が低下して
も、ベーンとポンプケーシングの摺接部分の摩耗や焼付
の発生を防ぐことのできる分配型燃料噴射ポンプの提供
にある。
ものであり、その目的は、例え燃料の粘度が低下して
も、ベーンとポンプケーシングの摺接部分の摩耗や焼付
の発生を防ぐことのできる分配型燃料噴射ポンプの提供
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1の手段〕請求
項1の手段を採用し、ベーンの先端摺動面に耐摩耗性を
向上させる硬化処理を施すことにより、例え燃料の粘度
が低下しても、ベーンの先端摺動面の摩耗が防がれると
ともに、ベーンとポンプケーシングの焼付を防ぐことが
できる。
項1の手段を採用し、ベーンの先端摺動面に耐摩耗性を
向上させる硬化処理を施すことにより、例え燃料の粘度
が低下しても、ベーンの先端摺動面の摩耗が防がれると
ともに、ベーンとポンプケーシングの焼付を防ぐことが
できる。
【0006】〔請求項2の手段〕請求項2の手段を採用
し、ベーンが内周面を摺接する環状のポンプケーシング
の内周摺動面に、耐摩耗性を向上させる硬化処理を施す
ことにより、例え燃料の粘度が低下しても、ポンプケー
シングの内周摺動面の摩耗が防がれるとともに、ベーン
とポンプケーシングの焼付を防ぐことができる。
し、ベーンが内周面を摺接する環状のポンプケーシング
の内周摺動面に、耐摩耗性を向上させる硬化処理を施す
ことにより、例え燃料の粘度が低下しても、ポンプケー
シングの内周摺動面の摩耗が防がれるとともに、ベーン
とポンプケーシングの焼付を防ぐことができる。
【0007】〔請求項3の手段〕請求項3の手段を採用
し、ベーンの先端摺動面に摩擦係数を低減させる処理を
施すことにより、例え燃料の粘度が低下しても、ベーン
の先端摺動面の摩耗およびポンプケーシングの内周摺動
面の摩耗が防がれるとともに、ベーンとポンプケーシン
グの焼付を防ぐことができる。
し、ベーンの先端摺動面に摩擦係数を低減させる処理を
施すことにより、例え燃料の粘度が低下しても、ベーン
の先端摺動面の摩耗およびポンプケーシングの内周摺動
面の摩耗が防がれるとともに、ベーンとポンプケーシン
グの焼付を防ぐことができる。
【0008】〔請求項4の手段〕請求項4の手段を採用
し、ベーンが内周面を摺接する環状のポンプケーシング
の内周摺動面に、摩擦係数を低減させる処理を施すこと
により、例え燃料の粘度が低下しても、ベーンの先端摺
動面の摩耗およびポンプケーシングの内周摺動面の摩耗
が防がれるとともに、ベーンとポンプケーシングの焼付
を防ぐことができる。
し、ベーンが内周面を摺接する環状のポンプケーシング
の内周摺動面に、摩擦係数を低減させる処理を施すこと
により、例え燃料の粘度が低下しても、ベーンの先端摺
動面の摩耗およびポンプケーシングの内周摺動面の摩耗
が防がれるとともに、ベーンとポンプケーシングの焼付
を防ぐことができる。
【0009】〔請求項5の手段〕請求項5の手段を採用
し、ベーンを高速度工具鋼によって設けることにより、
例え燃料の粘度が低下しても、ベーンの先端摺動面の摩
耗が防がれるとともに、ベーンとポンプケーシングの焼
付を防ぐことができる。
し、ベーンを高速度工具鋼によって設けることにより、
例え燃料の粘度が低下しても、ベーンの先端摺動面の摩
耗が防がれるとともに、ベーンとポンプケーシングの焼
付を防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、複数の実
施例および変形例を用いて説明する。 〔第1実施例〕図1〜図5は第1実施例を説明するため
の図面であり、まず燃料噴射システムに用いられる分配
型燃料噴射ポンプ1の構成を、図3〜図5を参照して説
明する。ディーゼルエンジンE/Gの各気筒ごとに燃料
を圧送する分配型燃料噴射ポンプ1には、クランクシャ
フトの回転に対して1/2に減速して回転駆動されるド
ライブシャフト2が設けられており、そのドライブシャ
フト2の先端にドライブプーリ3が取り付けられる。ド
ライブシャフト2の途中には、ベーン式の燃料フィード
ポンプ4が設けられている。なお、図3におけるフィー
ドポンプ4は、90度だけ展開された形で開示されてい
る。
施例および変形例を用いて説明する。 〔第1実施例〕図1〜図5は第1実施例を説明するため
の図面であり、まず燃料噴射システムに用いられる分配
型燃料噴射ポンプ1の構成を、図3〜図5を参照して説
明する。ディーゼルエンジンE/Gの各気筒ごとに燃料
を圧送する分配型燃料噴射ポンプ1には、クランクシャ
フトの回転に対して1/2に減速して回転駆動されるド
ライブシャフト2が設けられており、そのドライブシャ
フト2の先端にドライブプーリ3が取り付けられる。ド
ライブシャフト2の途中には、ベーン式の燃料フィード
ポンプ4が設けられている。なお、図3におけるフィー
ドポンプ4は、90度だけ展開された形で開示されてい
る。
【0011】フィードポンプ4は、ドライブシャフト2
の回転に伴って回転駆動される。ドライブシャフト2の
基端側には、円盤状のシグナルロータ5が取り付けられ
ている。このシグナルロータ5の外周面には、気筒判
別、クランク角度、回転速度を検出するための凸状歯5
aが多数形成されている。また、シグナルロータ5は、
カップリング6を介してカムプレート7と一体に回転す
るように連結されている。シグナルロータ5とカムプレ
ート7との間には、ローラリング8が設けられている。
このローラリング8には、カムプレート7のカム山フェ
イス7aに対向する複数のカムローラ9が取り付けられ
ている。カム山フェイス7aは、ディーゼルエンジンE
/Gの気筒数と同数設けられている。
の回転に伴って回転駆動される。ドライブシャフト2の
基端側には、円盤状のシグナルロータ5が取り付けられ
ている。このシグナルロータ5の外周面には、気筒判
別、クランク角度、回転速度を検出するための凸状歯5
aが多数形成されている。また、シグナルロータ5は、
カップリング6を介してカムプレート7と一体に回転す
るように連結されている。シグナルロータ5とカムプレ
ート7との間には、ローラリング8が設けられている。
このローラリング8には、カムプレート7のカム山フェ
イス7aに対向する複数のカムローラ9が取り付けられ
ている。カム山フェイス7aは、ディーゼルエンジンE
/Gの気筒数と同数設けられている。
【0012】カムプレート7には、燃料加圧用のプラン
ジャ10が一体回転するようにピン11を介して係合し
ている。このプランジャ10は、スプリング12および
ロアシート13によって、カムプレート7に向けて押し
つけられており、カムプレート7と一体に往復動する。
カップリング6を図5を参照して説明する。カムプレー
ト7に設けられた回転伝達シャフト7bは、ドライブシ
ャフト2に取り付けられたカップリングプレート6aに
挿通して設けられ、カムプレート7はドライブシャフト
2と一体回転する。すなわち、ドライブシャフト2の回
転力がカップリングプレート6aおよび回転伝達シャフ
ト7bを介してカムプレート7に伝達されることによ
り、カムプレート7がカムローラ9に係合しながら回転
する。
ジャ10が一体回転するようにピン11を介して係合し
ている。このプランジャ10は、スプリング12および
ロアシート13によって、カムプレート7に向けて押し
つけられており、カムプレート7と一体に往復動する。
カップリング6を図5を参照して説明する。カムプレー
ト7に設けられた回転伝達シャフト7bは、ドライブシ
ャフト2に取り付けられたカップリングプレート6aに
挿通して設けられ、カムプレート7はドライブシャフト
2と一体回転する。すなわち、ドライブシャフト2の回
転力がカップリングプレート6aおよび回転伝達シャフ
ト7bを介してカムプレート7に伝達されることによ
り、カムプレート7がカムローラ9に係合しながら回転
する。
【0013】これにより、カムプレート7が回転して気
筒数と同数だけ図中左右方向に往復駆動されると、それ
に伴ってプランジャ10が回転しながら同方向へ往復駆
動される。つまり、カム山フェイス7aがローラリング
8のカムローラ9に乗り上げる過程でプランジャ10が
往動(リフトアップ)され、逆にカム山フェイス7aが
ローラリング8のカムローラ9に乗り下げる過程でプラ
ンジャ10が復動(リフトダウン)される。
筒数と同数だけ図中左右方向に往復駆動されると、それ
に伴ってプランジャ10が回転しながら同方向へ往復駆
動される。つまり、カム山フェイス7aがローラリング
8のカムローラ9に乗り上げる過程でプランジャ10が
往動(リフトアップ)され、逆にカム山フェイス7aが
ローラリング8のカムローラ9に乗り下げる過程でプラ
ンジャ10が復動(リフトダウン)される。
【0014】ポンプハウジング14には、プランジャ1
0が挿入した状態で配置されるシリンダ15が設けられ
ている。そして、プランジャ10の先端面とシリンダ1
5の底面を形成するヘッドプラグ16との間が高圧室1
7となっている。プランジャ10の先端側の外周面に
は、気筒数と同数の吸入溝18が形成されている。この
吸入溝18は、プランジャ10が復動して高圧室17が
減圧される時に、ポンプハウジング14に形成された吸
入ポート19を介してポンプ室20に連通して、そのポ
ンプ室20の燃料を高圧室17に導くためのものであ
る。また、プランジャ10の先端側の内部には、圧縮さ
れた燃料をポンプハウジング14に形成された吐出ポー
ト21に導くための分配ポート22が形成されている。
吐出ポート21は、ディーゼルエンジンE/Gの気筒数
だけ等間隔にシリンダ15内にも開口して設けられてい
る。
0が挿入した状態で配置されるシリンダ15が設けられ
ている。そして、プランジャ10の先端面とシリンダ1
5の底面を形成するヘッドプラグ16との間が高圧室1
7となっている。プランジャ10の先端側の外周面に
は、気筒数と同数の吸入溝18が形成されている。この
吸入溝18は、プランジャ10が復動して高圧室17が
減圧される時に、ポンプハウジング14に形成された吸
入ポート19を介してポンプ室20に連通して、そのポ
ンプ室20の燃料を高圧室17に導くためのものであ
る。また、プランジャ10の先端側の内部には、圧縮さ
れた燃料をポンプハウジング14に形成された吐出ポー
ト21に導くための分配ポート22が形成されている。
吐出ポート21は、ディーゼルエンジンE/Gの気筒数
だけ等間隔にシリンダ15内にも開口して設けられてい
る。
【0015】吐出ポート21の出口部分には、デリバリ
バルブ23が配置されている。このデリバリバルブ23
は、吐出ポート21から燃料圧送配管24へ圧送される
燃料の逆流を防ぐためのものであり、ある一定の燃料圧
力に達した際に開弁して、吐出ポート21に圧送された
高圧燃料を燃料圧送配管24へ導くものである。
バルブ23が配置されている。このデリバリバルブ23
は、吐出ポート21から燃料圧送配管24へ圧送される
燃料の逆流を防ぐためのものであり、ある一定の燃料圧
力に達した際に開弁して、吐出ポート21に圧送された
高圧燃料を燃料圧送配管24へ導くものである。
【0016】また、ポンプハウジング14には、図示し
ない燃料タンクに連通されたインレット25が取り付け
られている。このインレット25は、フィードポンプ4
の吸入側と導入ポート26を介して連通する。なお、こ
の導入ポート26は、後述するタイマ装置27のタイマ
低圧室28にも連通されている。
ない燃料タンクに連通されたインレット25が取り付け
られている。このインレット25は、フィードポンプ4
の吸入側と導入ポート26を介して連通する。なお、こ
の導入ポート26は、後述するタイマ装置27のタイマ
低圧室28にも連通されている。
【0017】ポンプハウジング14の内部には、フィー
ドポンプ4の導出ポート29から燃料の供給を受けるポ
ンプ室20が形成されている。このポンプ室20は、上
述した高圧室17に吸引される燃料を蓄えるとともに、
プランジャ10、シリンダ15等の機械的な摺動部に燃
料を満たすものである。
ドポンプ4の導出ポート29から燃料の供給を受けるポ
ンプ室20が形成されている。このポンプ室20は、上
述した高圧室17に吸引される燃料を蓄えるとともに、
プランジャ10、シリンダ15等の機械的な摺動部に燃
料を満たすものである。
【0018】導入ポート26の途中におけるフィードポ
ンプ4の入口付近には、フィルタ30が配置されてい
る。そして、ドライブシャフト2が回転されてフィード
ポンプ4が駆動されることにより、燃料は燃料タンクか
らインレット25を経て導入ポート26に導入され、フ
ィードポンプ4へ吸い込まれる。この時、燃料中に含ま
れる不純物がフィルタ30によって濾過される。そし
て、フィードポンプ4に吸い込まれた燃料はフィードポ
ンプ4によって導出ポート29に圧送されてポンプ室2
0に供給される。
ンプ4の入口付近には、フィルタ30が配置されてい
る。そして、ドライブシャフト2が回転されてフィード
ポンプ4が駆動されることにより、燃料は燃料タンクか
らインレット25を経て導入ポート26に導入され、フ
ィードポンプ4へ吸い込まれる。この時、燃料中に含ま
れる不純物がフィルタ30によって濾過される。そし
て、フィードポンプ4に吸い込まれた燃料はフィードポ
ンプ4によって導出ポート29に圧送されてポンプ室2
0に供給される。
【0019】ここで、プランジャ10が復動されて高圧
室17が減圧される吸入行程では、プランジャ10の先
端外周に形成された吸入溝18の1つが吸入ポート19
を介してポンプ室20に連通して、ポンプ室20の燃料
が高圧室17に吸入される。一方、プランジャ10が往
動して高圧室17が加圧される圧縮行程では、高圧室1
7で加圧された高圧の燃料が、吐出ポート21、デリバ
リバルブ23、燃料圧送配管24を経て燃料噴射ノズル
31に圧送され、圧送された燃料の圧力がノズル開弁圧
に達すると、その燃料噴射ノズル31が燃料を気筒内に
噴射する。
室17が減圧される吸入行程では、プランジャ10の先
端外周に形成された吸入溝18の1つが吸入ポート19
を介してポンプ室20に連通して、ポンプ室20の燃料
が高圧室17に吸入される。一方、プランジャ10が往
動して高圧室17が加圧される圧縮行程では、高圧室1
7で加圧された高圧の燃料が、吐出ポート21、デリバ
リバルブ23、燃料圧送配管24を経て燃料噴射ノズル
31に圧送され、圧送された燃料の圧力がノズル開弁圧
に達すると、その燃料噴射ノズル31が燃料を気筒内に
噴射する。
【0020】ポンプハウジング14には、上述した吸入
ポート19の他に、高圧室17の高圧燃料をポンプ室2
0に溢流(スピル)するスピルポート32が形成されて
いる。このスピルポート32の途中には、スピルポート
32を開くことによって高圧室17で圧縮される燃料の
一部をポンプ室20に逃がして、高圧室17から吐出ポ
ート21に圧送される燃料の圧送量を調整するためのス
ピル電磁弁33が設けられている。
ポート19の他に、高圧室17の高圧燃料をポンプ室2
0に溢流(スピル)するスピルポート32が形成されて
いる。このスピルポート32の途中には、スピルポート
32を開くことによって高圧室17で圧縮される燃料の
一部をポンプ室20に逃がして、高圧室17から吐出ポ
ート21に圧送される燃料の圧送量を調整するためのス
ピル電磁弁33が設けられている。
【0021】このスピル電磁弁33は、常開型バルブで
あり、コイル34が無通電(OFF )の状態では弁体35
によりスピルポート32は開放され、高圧室17で圧縮
された燃料がスピルポート32を通ってポンプ室20に
スピルする。一方、コイル34が通電(ON)されること
により、弁体35がスピルポート32を閉塞して、高圧
室17からポンプ室20への燃料のスピルが遮断され
る。
あり、コイル34が無通電(OFF )の状態では弁体35
によりスピルポート32は開放され、高圧室17で圧縮
された燃料がスピルポート32を通ってポンプ室20に
スピルする。一方、コイル34が通電(ON)されること
により、弁体35がスピルポート32を閉塞して、高圧
室17からポンプ室20への燃料のスピルが遮断され
る。
【0022】従って、スピル電磁弁33がON-OFF制御さ
れることによって、スピルポート32が開閉制御され、
高圧室17からポンプ室20へのスピル量が制御され
る。そして、プランジャ10の圧縮行程中にスピル電磁
弁33が開弁されることにより、高圧室17内が減圧さ
れて燃料噴射が停止する。つまり、プランジャ10が往
動してもスピル電磁弁33が開弁されている間は高圧室
17の内圧が上昇せず、燃料噴射が行われない。また、
プランジャ10の往動中にスピル電磁弁33の開弁時期
が制御されることにより、燃料噴射時期が制御されるこ
ととなり、気筒への燃料噴射量が制御される。
れることによって、スピルポート32が開閉制御され、
高圧室17からポンプ室20へのスピル量が制御され
る。そして、プランジャ10の圧縮行程中にスピル電磁
弁33が開弁されることにより、高圧室17内が減圧さ
れて燃料噴射が停止する。つまり、プランジャ10が往
動してもスピル電磁弁33が開弁されている間は高圧室
17の内圧が上昇せず、燃料噴射が行われない。また、
プランジャ10の往動中にスピル電磁弁33の開弁時期
が制御されることにより、燃料噴射時期が制御されるこ
ととなり、気筒への燃料噴射量が制御される。
【0023】ポンプハウジング14の下側には、燃料噴
射時期を機械的に進角側あるいは遅角側へ調整するため
のタイマ装置27が設けられている。このタイマ装置2
7は、ドライブシャフト2の回転方向に対するローラリ
ング8の回転位置を変更させることにより、カム山フェ
イス7aがカムローラ9に乗り上げる時期および乗り下
げる時期、すなわちプランジャ10が往復動される時期
を変更させるものである。
射時期を機械的に進角側あるいは遅角側へ調整するため
のタイマ装置27が設けられている。このタイマ装置2
7は、ドライブシャフト2の回転方向に対するローラリ
ング8の回転位置を変更させることにより、カム山フェ
イス7aがカムローラ9に乗り上げる時期および乗り下
げる時期、すなわちプランジャ10が往復動される時期
を変更させるものである。
【0024】このタイマ装置27は、油圧によって駆動
されるものであり、図3において90度展開して開示さ
れるものである。タイマ装置27は、図5に開示される
ように、タイマハウジング36と、その内部で軸方向へ
移動可能に嵌め込まれたタイマピストン37とを備え
る。このタイマピストン37は、スライドピン38を介
してローラリング8に連結されている。タイマピストン
37の一端は、導入ポート26に連通するタイマ低圧室
28となっており、タイマピストン37の他端はポンプ
室20にオリフィス39を介して連通するタイマ高圧室
40となっている。
されるものであり、図3において90度展開して開示さ
れるものである。タイマ装置27は、図5に開示される
ように、タイマハウジング36と、その内部で軸方向へ
移動可能に嵌め込まれたタイマピストン37とを備え
る。このタイマピストン37は、スライドピン38を介
してローラリング8に連結されている。タイマピストン
37の一端は、導入ポート26に連通するタイマ低圧室
28となっており、タイマピストン37の他端はポンプ
室20にオリフィス39を介して連通するタイマ高圧室
40となっている。
【0025】タイマ低圧室28には、タイマピストン3
7をタイマ高圧室40側に付勢するタイマスプリング4
1が配置されている。一方、タイマ高圧室40には、フ
ィードポンプ4によって加圧された燃料、すなわちポン
プ室20の燃料が導入される。そして、その導入された
燃料圧力とタイマスプリング41の付勢力との釣合いに
よってタイマピストン37の位置が決定される。このよ
うにタイマピストン37の位置が決定されることによ
り、ローラリング8の位置が決定され、プランジャ10
が往復動される進角時期が決定される。
7をタイマ高圧室40側に付勢するタイマスプリング4
1が配置されている。一方、タイマ高圧室40には、フ
ィードポンプ4によって加圧された燃料、すなわちポン
プ室20の燃料が導入される。そして、その導入された
燃料圧力とタイマスプリング41の付勢力との釣合いに
よってタイマピストン37の位置が決定される。このよ
うにタイマピストン37の位置が決定されることによ
り、ローラリング8の位置が決定され、プランジャ10
が往復動される進角時期が決定される。
【0026】タイマ装置27には、タイマピストン37
の位置を任意に制御するためのタイマ制御弁(以下、T
CV)42が設けられている。このTCV42は、タイ
マ高圧室40とタイマ低圧室28との圧力差を制御する
ものであり、タイマ高圧室40とタイマ低圧室28とを
連通する連通路43を開閉制御するものである。TCV
42は、デューティ制御された電気信号により開閉して
タイマ高圧室40とタイマ低圧室28との圧力差を制御
してタイマピストン37を駆動し、プランジャ10の往
復動時期を進角側あるいは遅角側へ制御するものであ
る。
の位置を任意に制御するためのタイマ制御弁(以下、T
CV)42が設けられている。このTCV42は、タイ
マ高圧室40とタイマ低圧室28との圧力差を制御する
ものであり、タイマ高圧室40とタイマ低圧室28とを
連通する連通路43を開閉制御するものである。TCV
42は、デューティ制御された電気信号により開閉して
タイマ高圧室40とタイマ低圧室28との圧力差を制御
してタイマピストン37を駆動し、プランジャ10の往
復動時期を進角側あるいは遅角側へ制御するものであ
る。
【0027】ローラリング8の上部には、電磁ピックア
ップコイルを用いた回転角センサ44がシグナルロータ
5の外周面に対向して取り付けられている。この回転角
センサ44は、シグナルロータ5の凸状歯5aが横切る
際の磁界変化によってパルス信号をECU(エンジン制
御ユニット)50へ出力する。
ップコイルを用いた回転角センサ44がシグナルロータ
5の外周面に対向して取り付けられている。この回転角
センサ44は、シグナルロータ5の凸状歯5aが横切る
際の磁界変化によってパルス信号をECU(エンジン制
御ユニット)50へ出力する。
【0028】スピル電磁弁33およびTCV42を通電
制御するECU50には、エンジンの運転状態を検出す
るために、上述した回転角センサ44の他に、アクセル
センサ51、水温センサ52、ディーゼルエンジンE/
Gのクランク軸における所定基準位置(本実施例では上
死点に対して設定されたTDC信号)を検出するための
基準位置センサ53等が接続されている。ECU50
は、周知部品によって構成されるコンピュータであり、
図示しないCPU、RAM、ROM、AD変換器、入力
ポート、出力ポート等からなる。そして、ECU50内
に搭載されているROMには、上記センサ類からの入力
信号に基づいてスピル電磁弁33およびTCV42を制
御するためのプログラムが格納されている。
制御するECU50には、エンジンの運転状態を検出す
るために、上述した回転角センサ44の他に、アクセル
センサ51、水温センサ52、ディーゼルエンジンE/
Gのクランク軸における所定基準位置(本実施例では上
死点に対して設定されたTDC信号)を検出するための
基準位置センサ53等が接続されている。ECU50
は、周知部品によって構成されるコンピュータであり、
図示しないCPU、RAM、ROM、AD変換器、入力
ポート、出力ポート等からなる。そして、ECU50内
に搭載されているROMには、上記センサ類からの入力
信号に基づいてスピル電磁弁33およびTCV42を制
御するためのプログラムが格納されている。
【0029】次に、フィードポンプ4の詳細を図1、図
2を参照して説明する。フィードポンプ4は、図1に示
されるように、円環状のポンプケーシング60、ロータ
61、ベーン62、リング板状の奥端面プレート63お
よびポンプカバー64等により構成され、2つのネジ6
5によってポンプハウジング14に組み付けられる。
2を参照して説明する。フィードポンプ4は、図1に示
されるように、円環状のポンプケーシング60、ロータ
61、ベーン62、リング板状の奥端面プレート63お
よびポンプカバー64等により構成され、2つのネジ6
5によってポンプハウジング14に組み付けられる。
【0030】ポンプケーシング60は、クロム鋼(SC
R)等の金属材料より形成されるものであり、2つのネ
ジ65が挿通される2つの挿通孔60aおよび1つの吐
出孔60bを有し、ロータ61の中心軸に対して偏心し
た状態でポンプハウジング14に固定されるものであ
る。このポンプケーシング60の内部には、ドライブシ
ャフト2の駆動力を受けて回転するロータ61と、この
ロータ61に径方向に形成される複数の案内溝66にそ
れぞれ摺動自在に支持される複数のベーン62とが収容
される。
R)等の金属材料より形成されるものであり、2つのネ
ジ65が挿通される2つの挿通孔60aおよび1つの吐
出孔60bを有し、ロータ61の中心軸に対して偏心し
た状態でポンプハウジング14に固定されるものであ
る。このポンプケーシング60の内部には、ドライブシ
ャフト2の駆動力を受けて回転するロータ61と、この
ロータ61に径方向に形成される複数の案内溝66にそ
れぞれ摺動自在に支持される複数のベーン62とが収容
される。
【0031】ロータ61は、クロム鋼(SCR)等の金
属材料より形成されるものであり、ドライブシャフト2
にキー69およびキー溝68を介して固定されて、ドラ
イブシャフト2の駆動力を受けて回転する。複数のベー
ン62は、高炭素鋼軸受(SUJ2)等の金属材料より
形成されるものであり、ロータ61の周壁において径方
向に形成された複数の案内溝66の内部に径方向に摺動
可能に嵌め合わされたものであり、ロータ61の遠心力
によって外径方向に突出して、ベーン62の先端がポン
プケーシング60の内周面に摺動する。
属材料より形成されるものであり、ドライブシャフト2
にキー69およびキー溝68を介して固定されて、ドラ
イブシャフト2の駆動力を受けて回転する。複数のベー
ン62は、高炭素鋼軸受(SUJ2)等の金属材料より
形成されるものであり、ロータ61の周壁において径方
向に形成された複数の案内溝66の内部に径方向に摺動
可能に嵌め合わされたものであり、ロータ61の遠心力
によって外径方向に突出して、ベーン62の先端がポン
プケーシング60の内周面に摺動する。
【0032】奥端面プレート63は、冷間圧延鋼板(S
PCC)等の金属材料より形成されるものであり、2つ
のネジ65が挿通される2つの挿通孔63a、1つの吸
入ポート63bおよび1つの吐出ポート63cを有し、
ポンプハウジング14とポンプケーシング60との間に
配置される。ポンプカバー64は、冷間圧延鋼板(SP
CC)等の金属材料より形成されるものであり、2つの
ネジ65が挿通される2つの挿通孔64aおよび1つの
吐出孔64bを有し、ベーン62によって区画されるフ
ィードポンプ室67を閉塞するものである。
PCC)等の金属材料より形成されるものであり、2つ
のネジ65が挿通される2つの挿通孔63a、1つの吸
入ポート63bおよび1つの吐出ポート63cを有し、
ポンプハウジング14とポンプケーシング60との間に
配置される。ポンプカバー64は、冷間圧延鋼板(SP
CC)等の金属材料より形成されるものであり、2つの
ネジ65が挿通される2つの挿通孔64aおよび1つの
吐出孔64bを有し、ベーン62によって区画されるフ
ィードポンプ室67を閉塞するものである。
【0033】奥端面プレート63の吸入ポート63b
は、ポンプハウジング14内に形成された導入ポート2
6に連通して、燃料をベーン62によって区画されるフ
ィードポンプ室67(ロータ61の回転によって容積が
拡張変化する室)に導くものである。また、奥端面プレ
ート63の吐出ポート63cは、ロータ61の回転によ
って燃料を圧縮するフィードポンプ室67(ロータ61
の回転によって容積が縮小変化する室)に連通し、上述
した吐出孔60b、64bを介してポンプ室20に連通
している。なお、2つの吐出孔60b、64bによって
上述した導出ポート29が構成される。
は、ポンプハウジング14内に形成された導入ポート2
6に連通して、燃料をベーン62によって区画されるフ
ィードポンプ室67(ロータ61の回転によって容積が
拡張変化する室)に導くものである。また、奥端面プレ
ート63の吐出ポート63cは、ロータ61の回転によ
って燃料を圧縮するフィードポンプ室67(ロータ61
の回転によって容積が縮小変化する室)に連通し、上述
した吐出孔60b、64bを介してポンプ室20に連通
している。なお、2つの吐出孔60b、64bによって
上述した導出ポート29が構成される。
【0034】フィードポンプ4は、ロータ61が回転す
ると図2(a)に示すように、ベーン62が遠心力で径
外方向に飛び出し、そのベーン62の先端がポンプケー
シング60の内周面と接触摺動する。そして、ベーン6
2、ロータ61、奥端面プレート63およびポンプカバ
ー64によって囲まれたフィードポンプ室67の大きさ
が拡大と縮小を繰り返す。この作動によって、低圧側
(燃料タンク)から燃料をフィードポンプ室67に吸い
込み、フィードポンプ室67で加圧した燃料を吐出ポー
ト63cから吐出孔60b、64bを経由してポンプ室
20に吐出する。
ると図2(a)に示すように、ベーン62が遠心力で径
外方向に飛び出し、そのベーン62の先端がポンプケー
シング60の内周面と接触摺動する。そして、ベーン6
2、ロータ61、奥端面プレート63およびポンプカバ
ー64によって囲まれたフィードポンプ室67の大きさ
が拡大と縮小を繰り返す。この作動によって、低圧側
(燃料タンク)から燃料をフィードポンプ室67に吸い
込み、フィードポンプ室67で加圧した燃料を吐出ポー
ト63cから吐出孔60b、64bを経由してポンプ室
20に吐出する。
【0035】ここで、ベーン62の先端とポンプケーシ
ング60の内周面との接触摺動面には、燃料の低イオウ
化により燃料の粘度が低下しても、摩耗や焼付(凝着)
を防ぐための手段が施されている。この第1実施例で
は、上記摩耗や焼付を防ぐための手段として、ベーン6
2の先端摺動面α{図2(b)のハッチング部分}に、
耐摩耗性を向上させる硬化処理、あるいは摩擦係数を低
減させる処理の少なくとも一方を施している。
ング60の内周面との接触摺動面には、燃料の低イオウ
化により燃料の粘度が低下しても、摩耗や焼付(凝着)
を防ぐための手段が施されている。この第1実施例で
は、上記摩耗や焼付を防ぐための手段として、ベーン6
2の先端摺動面α{図2(b)のハッチング部分}に、
耐摩耗性を向上させる硬化処理、あるいは摩擦係数を低
減させる処理の少なくとも一方を施している。
【0036】具体的には、ベーン62を切削加工等によ
って完成させた後、熱処理や表面処理を施して、ベーン
62の先端摺動面αの硬化や、摩擦係数の低減を実施す
るものである。熱処理としては、ベーン62の先端に軟
窒化や高周波焼入れ等を施す技術がある。表面処理とし
ては、ベーン62の先端にCrN(窒化クロム)やWC
/W(タングステンカーバイト)等の硬質材料をコーテ
ィングする技術、二硫化モリブデン等の軟質材料をコー
ティングする技術、あるいはNiPメッキ等のメッキを
施す技術等がある。
って完成させた後、熱処理や表面処理を施して、ベーン
62の先端摺動面αの硬化や、摩擦係数の低減を実施す
るものである。熱処理としては、ベーン62の先端に軟
窒化や高周波焼入れ等を施す技術がある。表面処理とし
ては、ベーン62の先端にCrN(窒化クロム)やWC
/W(タングステンカーバイト)等の硬質材料をコーテ
ィングする技術、二硫化モリブデン等の軟質材料をコー
ティングする技術、あるいはNiPメッキ等のメッキを
施す技術等がある。
【0037】〔実施例の効果〕上述したように、この実
施例では、ベーン62の先端摺動面αに、耐摩耗性を向
上させる硬化処理、あるいは摩擦係数を低減させる処理
の少なくとも一方を施しているため、燃料となる軽油の
低イオウ化が進んで燃料の粘度が低下しても、ベーン6
2の先端摺動面αの摩耗が防がれるとともに、ベーン6
2とポンプケーシング60の焼付を防ぐことができ、長
期に亘ってフィードポンプ4を安定作動させることがで
きる。また、ベーン62の先端摺動面αの硬化処理や摩
擦係数の低減処理は、ベーン62を形成した後に追加す
ることができるため、ベーン62自体を耐摩耗性に優れ
た金属(例えば、高速度工具鋼)で形成する場合に比較
してベーン62の製造(切削加工等によって製造され
る)が容易となり、ベーン62とポンプケーシング60
の摺接面における摩耗防止や焼付防止を安価に実施する
ことができる。
施例では、ベーン62の先端摺動面αに、耐摩耗性を向
上させる硬化処理、あるいは摩擦係数を低減させる処理
の少なくとも一方を施しているため、燃料となる軽油の
低イオウ化が進んで燃料の粘度が低下しても、ベーン6
2の先端摺動面αの摩耗が防がれるとともに、ベーン6
2とポンプケーシング60の焼付を防ぐことができ、長
期に亘ってフィードポンプ4を安定作動させることがで
きる。また、ベーン62の先端摺動面αの硬化処理や摩
擦係数の低減処理は、ベーン62を形成した後に追加す
ることができるため、ベーン62自体を耐摩耗性に優れ
た金属(例えば、高速度工具鋼)で形成する場合に比較
してベーン62の製造(切削加工等によって製造され
る)が容易となり、ベーン62とポンプケーシング60
の摺接面における摩耗防止や焼付防止を安価に実施する
ことができる。
【0038】〔第2実施例〕次に第2実施例を説明す
る。なお、以下の実施例中の符号は第1実施例に開示し
た図面を参照するものであり、同一符号は同一機能物を
示すものである。上記の第1実施例では、ベーン62の
先端摺動面αに硬化処理あるいは摩擦係数低減処理を施
した例を示した。しかるに、この第2実施例は、ベーン
62が摺接するポンプケーシング60の内周摺動面β
(符号は図2参照)に、耐摩耗性を向上させる硬化処理
あるいは摩擦係数低減処理を施したものである。なお、
硬化処理あるいは摩擦係数低減処理は第1実施例と同様
であり、説明は割愛する。このように、ポンプケーシン
グ60の内周摺動面βに硬化処理あるいは摩擦係数低減
処理を施すことにより、第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。
る。なお、以下の実施例中の符号は第1実施例に開示し
た図面を参照するものであり、同一符号は同一機能物を
示すものである。上記の第1実施例では、ベーン62の
先端摺動面αに硬化処理あるいは摩擦係数低減処理を施
した例を示した。しかるに、この第2実施例は、ベーン
62が摺接するポンプケーシング60の内周摺動面β
(符号は図2参照)に、耐摩耗性を向上させる硬化処理
あるいは摩擦係数低減処理を施したものである。なお、
硬化処理あるいは摩擦係数低減処理は第1実施例と同様
であり、説明は割愛する。このように、ポンプケーシン
グ60の内周摺動面βに硬化処理あるいは摩擦係数低減
処理を施すことにより、第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0039】〔第3実施例〕次に第3実施例を説明す
る。上記の第1、第2実施例では、ベーン62の先端摺
動面α、あるいはポンプケーシング60の内周摺動面β
に硬化処理あるいは摩擦係数低減処理を施すことによ
り、ベーン62の摩耗や焼付を防ぐ例を示した。しかる
に、この第3実施例は、ベーン62の材料をこれまでの
高炭素鋼軸受から高速度工具鋼(例えば、SKH51)
に代え、さらに熱処理を施してベーン62の先端摺動面
αの硬度を高めたものである。
る。上記の第1、第2実施例では、ベーン62の先端摺
動面α、あるいはポンプケーシング60の内周摺動面β
に硬化処理あるいは摩擦係数低減処理を施すことによ
り、ベーン62の摩耗や焼付を防ぐ例を示した。しかる
に、この第3実施例は、ベーン62の材料をこれまでの
高炭素鋼軸受から高速度工具鋼(例えば、SKH51)
に代え、さらに熱処理を施してベーン62の先端摺動面
αの硬度を高めたものである。
【0040】耐摩耗性の評価結果を図6に示す。この図
6は、燃料の粘度を十分下げた状態でベーン62の先端
の摩耗量をテストしたものである。この図6中の〇は、
高炭素鋼軸受(従来技術)によるテスト結果であり、図
6中の△は、高速度工具鋼に熱処理したテスト結果であ
る。この図6のテスト結果からも分かるように、ベーン
62を高炭素鋼軸受で設けたベーン62では、凝着摩耗
が認められたが、高速度工具鋼に熱処理したベーン62
では、ベーン62の先端の摩耗が長期に亘って抑えられ
ることが確認できた。
6は、燃料の粘度を十分下げた状態でベーン62の先端
の摩耗量をテストしたものである。この図6中の〇は、
高炭素鋼軸受(従来技術)によるテスト結果であり、図
6中の△は、高速度工具鋼に熱処理したテスト結果であ
る。この図6のテスト結果からも分かるように、ベーン
62を高炭素鋼軸受で設けたベーン62では、凝着摩耗
が認められたが、高速度工具鋼に熱処理したベーン62
では、ベーン62の先端の摩耗が長期に亘って抑えられ
ることが確認できた。
【0041】このように、ベーン62の材料を高速度工
具鋼に代え、さらに熱処理を施して先端摺動面αの硬度
を高めることにより、第1実施例と同様、燃料となる軽
油の低イオウ化が進んで燃料の粘度が低下しても、ベー
ン62の先端摺動面の摩耗が防がれるとともに、ベーン
62とポンプケーシング60の焼付を防ぐことができ、
長期に亘ってフィードポンプ4を安定作動させることが
できる。
具鋼に代え、さらに熱処理を施して先端摺動面αの硬度
を高めることにより、第1実施例と同様、燃料となる軽
油の低イオウ化が進んで燃料の粘度が低下しても、ベー
ン62の先端摺動面の摩耗が防がれるとともに、ベーン
62とポンプケーシング60の焼付を防ぐことができ、
長期に亘ってフィードポンプ4を安定作動させることが
できる。
【0042】〔変形例〕上記の実施例では、スピル電磁
弁を搭載した分配型燃料噴射ポンプ1に本発明を適用し
た例を示したが、遠心式ガバナを搭載した分配型燃料噴
射ポンプのように、ベーン式のフィードポンプ4を搭載
した分配型燃料噴射ポンプであれば、本発明を適用する
ことができるものである。また、上記の実施例で開示し
た耐摩耗性を向上させる硬化処理、および摩擦係数を低
減させる処理は、具体的な一例を開示したものであり、
他の処理によってベーン62の先端摺動面αあるいはポ
ンプケーシング60の内周摺動面βの硬化処理や摩擦係
低減処理を施しても良い。
弁を搭載した分配型燃料噴射ポンプ1に本発明を適用し
た例を示したが、遠心式ガバナを搭載した分配型燃料噴
射ポンプのように、ベーン式のフィードポンプ4を搭載
した分配型燃料噴射ポンプであれば、本発明を適用する
ことができるものである。また、上記の実施例で開示し
た耐摩耗性を向上させる硬化処理、および摩擦係数を低
減させる処理は、具体的な一例を開示したものであり、
他の処理によってベーン62の先端摺動面αあるいはポ
ンプケーシング60の内周摺動面βの硬化処理や摩擦係
低減処理を施しても良い。
【図1】フィードポンプの分解斜視図である。
【図2】ベーンとポンプケーシングの摺動部を説明する
図面である。
図面である。
【図3】分配型燃料噴射システムの概略図である。
【図4】分配型燃料噴射ポンプの断面図である。
【図5】カップリングおよびタイマ装置を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】耐摩耗性評価結果を示すグラフである。
1 分配型燃料噴射ポンプ
4 フィードポンプ
60 ポンプケーシング
61 ロータ
62 ベーン
63 奥端面プレート
64 ポンプカバー
α ベーンの先端摺動面
β ポンプケーシングの内周摺動面
Claims (5)
- 【請求項1】ベーン式のフィードポンプを搭載した分配
型燃料噴射ポンプにおいて、 ベーンの先端摺動面に耐摩耗性を向上させる硬化処理を
施したことを特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】ベーン式のフィードポンプを搭載した分配
型燃料噴射ポンプにおいて、 ベーンが内周面を摺接する環状のポンプケーシングの内
周摺動面に、耐摩耗性を向上させる硬化処理を施したこ
とを特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項3】ベーン式のフィードポンプを搭載した分配
型燃料噴射ポンプにおいて、 ベーンの先端摺動面に摩擦係数を低減させる処理を施し
たことを特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項4】ベーン式のフィードポンプを搭載した分配
型燃料噴射ポンプにおいて、 ベーンが内周面を摺接する環状のポンプケーシングの内
周摺動面に、摩擦係数を低減させる処理を施したことを
特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項5】ベーン式のフィードポンプを搭載した分配
型燃料噴射ポンプにおいて、 ベーンを高速度工具鋼によって設けたことを特徴とする
分配型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002016812A JP2003214278A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002016812A JP2003214278A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003214278A true JP2003214278A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27652749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002016812A Pending JP2003214278A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003214278A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007178104A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Dowa Holdings Co Ltd | 伝熱管,伝熱管の製造方法及び流動床炉 |
-
2002
- 2002-01-25 JP JP2002016812A patent/JP2003214278A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007178104A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Dowa Holdings Co Ltd | 伝熱管,伝熱管の製造方法及び流動床炉 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8191459B2 (en) | High pressure pump, in particular for a fuel injection system of an internal combustion engine | |
| EP1707799B1 (en) | Fuel pump having plunger and fuel supply system using the same | |
| US7780144B2 (en) | Valve, in particular for a high-pressure pump of a fuel injection system for an internal combustion engine | |
| US20010015200A1 (en) | Fuel injection pump | |
| US7284537B2 (en) | High-pressure pump for a fuel-injection device of an internal combustion engine | |
| WO2002038941A1 (en) | Accumulator distribution type fuel injection pump | |
| KR20060129463A (ko) | 고압 펌프 피스톤/실린더 유닛 | |
| JP2003214278A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JP3816441B2 (ja) | 高圧燃料供給装置 | |
| JP2008163826A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| JPWO2002016756A1 (ja) | 高圧燃料供給装置 | |
| JP2003227434A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPH0849619A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| JP2003227433A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPH0814133A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| JP6948906B2 (ja) | 高圧ポンプ | |
| JP3918767B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
| JP2003247472A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPS59155570A (ja) | 燃料噴射装置 | |
| JPS63215871A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| JP2002276497A (ja) | 燃料噴射装置 | |
| JP2003239820A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JP2002285933A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| JPH05306661A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JP2010190081A (ja) | ベーンポンプ |