JP2003211468A - フィルム製造方法及び装置 - Google Patents
フィルム製造方法及び装置Info
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】外観面状の品質が良好なフィルムを確実に製造
することができるフィルム製造方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】本発明に係るフィルム製造装置10は、駆
動ドラム24と従動ドラム26の間に、ガイドローラ3
6A〜36Dが設けられている。ガイドローラ36A〜
36Dは、その最上点が駆動ドラム24、従動ドラム2
6の最上点と同じ高さになるように一列に、等間隔L1
で配置されている。ガイドローラ36Aは、駆動ドラム
24との距離L2が間隔L1よりも小さくなるように配
置され、ガイドローラ36Dは、従動ドラム26との距
離L3が間隔L1より小さくなるように配置される。流
延バンド22のテンションは、従動ドラム26をシリン
ダ42でスライドさせることによって調整され、各ガイ
ドローラ36A〜36Dに対して流延バンド22が所定
の抱き角θで接触するように調整される。
することができるフィルム製造方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】本発明に係るフィルム製造装置10は、駆
動ドラム24と従動ドラム26の間に、ガイドローラ3
6A〜36Dが設けられている。ガイドローラ36A〜
36Dは、その最上点が駆動ドラム24、従動ドラム2
6の最上点と同じ高さになるように一列に、等間隔L1
で配置されている。ガイドローラ36Aは、駆動ドラム
24との距離L2が間隔L1よりも小さくなるように配
置され、ガイドローラ36Dは、従動ドラム26との距
離L3が間隔L1より小さくなるように配置される。流
延バンド22のテンションは、従動ドラム26をシリン
ダ42でスライドさせることによって調整され、各ガイ
ドローラ36A〜36Dに対して流延バンド22が所定
の抱き角θで接触するように調整される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム製造方法及
び装置に係り、特に流延バンド方式の製膜方法によって
偏光板用フィルム、光学用途フィルム、LCD用フィル
ム、有機EL用フィルムなどを製造するフィルム製造方
法及び装置に関する。
び装置に係り、特に流延バンド方式の製膜方法によって
偏光板用フィルム、光学用途フィルム、LCD用フィル
ム、有機EL用フィルムなどを製造するフィルム製造方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置に用いられる偏光板用保護
膜や写真感光材料用のフィルムベースには、透明性がよ
く、機械的強度が大きく、且つ、温度の変化と熱に伴う
寸法変動が小さい(すなわち寸法安定性がよい)という
特徴が必要であることから、セルロースエステルフィル
ムが用いられている。
膜や写真感光材料用のフィルムベースには、透明性がよ
く、機械的強度が大きく、且つ、温度の変化と熱に伴う
寸法変動が小さい(すなわち寸法安定性がよい)という
特徴が必要であることから、セルロースエステルフィル
ムが用いられている。
【0003】セルロースエステルフィルムは通常、溶液
製膜法によって製造されている。すなわち、ドープ(濃
厚溶液)を流延ダイから無端支持体上に流延し、ドープ
に自己支持性がでた後に無端支持体から剥ぎ取ることに
よってセルロースエステルフィルムが製造される。
製膜法によって製造されている。すなわち、ドープ(濃
厚溶液)を流延ダイから無端支持体上に流延し、ドープ
に自己支持性がでた後に無端支持体から剥ぎ取ることに
よってセルロースエステルフィルムが製造される。
【0004】溶液製膜法で使用される無端支持体として
は、例えば、流延バンドが用いられる。流延バンドは、
一枚の金属製(例えばステンレス製)の帯状板を、長手
方向の両端同士を溶接で接合することによって無端環状
に形成され、この無端環状の流延バンドが、所定の間隔
で配置された一対のドラムに巻き掛けられる。一対のド
ラムへの流延バンドの取付方法としては、エンドレスバ
ンド式とオープンバンド式がある。エンドレスバンド式
は、帯状板を無端環状の流延バンドにしてから一対のド
ラムに巻き掛ける方式であり、オープンバンド式は、帯
状板を一対のドラムに巻き掛けながら溶接を行って無端
環状の流延バンドにするものである。こうして一対のド
ラムに巻き掛けられた無端環状の流延バンドは、一対の
ドラムの少なくとも一方を回転させることによって走行
する。
は、例えば、流延バンドが用いられる。流延バンドは、
一枚の金属製(例えばステンレス製)の帯状板を、長手
方向の両端同士を溶接で接合することによって無端環状
に形成され、この無端環状の流延バンドが、所定の間隔
で配置された一対のドラムに巻き掛けられる。一対のド
ラムへの流延バンドの取付方法としては、エンドレスバ
ンド式とオープンバンド式がある。エンドレスバンド式
は、帯状板を無端環状の流延バンドにしてから一対のド
ラムに巻き掛ける方式であり、オープンバンド式は、帯
状板を一対のドラムに巻き掛けながら溶接を行って無端
環状の流延バンドにするものである。こうして一対のド
ラムに巻き掛けられた無端環状の流延バンドは、一対の
ドラムの少なくとも一方を回転させることによって走行
する。
【0005】前述したドープは、走行中の流延バンドの
表面に流延される。したがって、走行中の流延バンドが
振動したりして不安定になると、フィルムにムラが発生
する原因となる。したがって、ムラのないフィルムを製
造するためには、走行中の流延バンドを安定させる必要
がある。
表面に流延される。したがって、走行中の流延バンドが
振動したりして不安定になると、フィルムにムラが発生
する原因となる。したがって、ムラのないフィルムを製
造するためには、走行中の流延バンドを安定させる必要
がある。
【0006】そこで、従来は、図5に示す如く、一対の
ドラム1、1の間に、複数のガイドローラ3、3…を配
置し、このガイドローラ3、3…で流延バンド2の裏面
をガイドしている。ガイドローラ3、3…は、回動自在
に支持されるとともに、中央側のものほど高い位置に配
置(すなわち、全体として凸状に配置)されている。こ
れにより、各ガイドローラ3に対して流延バンド2が所
定の抱き角度(0.01〜1.0°)で接触するので、
ガイドローラ3は、走行する流延バンド2に連れ回りし
ながら流延バンド2を外側に押圧し、流延バンド2を安
定させることができる。
ドラム1、1の間に、複数のガイドローラ3、3…を配
置し、このガイドローラ3、3…で流延バンド2の裏面
をガイドしている。ガイドローラ3、3…は、回動自在
に支持されるとともに、中央側のものほど高い位置に配
置(すなわち、全体として凸状に配置)されている。こ
れにより、各ガイドローラ3に対して流延バンド2が所
定の抱き角度(0.01〜1.0°)で接触するので、
ガイドローラ3は、走行する流延バンド2に連れ回りし
ながら流延バンド2を外側に押圧し、流延バンド2を安
定させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィルム製造装置は、流延バンド2の走行性をより安定
させようとして流延バンド2に作用させるテンションを
大きくした際に、流延バンドのツレ等が発生してしま
い、結果、フィルムの外観面状にスジ状のムラが発生す
ることがあった。特に、オープンバンド式で流延バンド
2を取り付けた場合には、フィルムのムラが顕著になる
ことがあった。フィルムの外観面状の品質を高めるに
は、このムラの原因を追求し、その要因を排除すること
が必要である。
フィルム製造装置は、流延バンド2の走行性をより安定
させようとして流延バンド2に作用させるテンションを
大きくした際に、流延バンドのツレ等が発生してしま
い、結果、フィルムの外観面状にスジ状のムラが発生す
ることがあった。特に、オープンバンド式で流延バンド
2を取り付けた場合には、フィルムのムラが顕著になる
ことがあった。フィルムの外観面状の品質を高めるに
は、このムラの原因を追求し、その要因を排除すること
が必要である。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、流延バンドの走行性、及び外観面状の品質が良
好なフィルムを確実に製造することができるフィルム製
造方法及び装置を提供することを目的とする。
もので、流延バンドの走行性、及び外観面状の品質が良
好なフィルムを確実に製造することができるフィルム製
造方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
前記目的を達成するために、所定の間隔をあけて配置さ
れた一対のドラムに巻き掛けられた無端状の流延バンド
を走行させ、該流延バンドの外側の表面上にドープを流
延し、該ドープを前記流延バンドから剥ぎ取ってフィル
ムを製造するフィルム製造方法において、前記一対のド
ラム同士の間に複数のガイドローラを直線状に一列に配
置して前記流延バンドの裏面をガイドするとともに、該
ガイドローラに対して前記流延バンドが自重によって所
定の抱き角で接触するように前記流延バンドのテンショ
ンを調整することを特徴としている。
前記目的を達成するために、所定の間隔をあけて配置さ
れた一対のドラムに巻き掛けられた無端状の流延バンド
を走行させ、該流延バンドの外側の表面上にドープを流
延し、該ドープを前記流延バンドから剥ぎ取ってフィル
ムを製造するフィルム製造方法において、前記一対のド
ラム同士の間に複数のガイドローラを直線状に一列に配
置して前記流延バンドの裏面をガイドするとともに、該
ガイドローラに対して前記流延バンドが自重によって所
定の抱き角で接触するように前記流延バンドのテンショ
ンを調整することを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は前記目的を達成す
るために、所定の間隔をあけて配置された一対のドラム
に巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該流
延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープを
前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフィ
ルム製造装置において、前記一対のドラム同士の間に直
線状に一列に配置され、前記流延バンドの裏面をガイド
する複数のガイドローラと、該ガイドローラに対して前
記流延バンドが自重によって所定の抱き角で接触するよ
うに前記流延バンドのテンションを調整するテンション
調節手段と、を備えたことを特徴としている。
るために、所定の間隔をあけて配置された一対のドラム
に巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該流
延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープを
前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフィ
ルム製造装置において、前記一対のドラム同士の間に直
線状に一列に配置され、前記流延バンドの裏面をガイド
する複数のガイドローラと、該ガイドローラに対して前
記流延バンドが自重によって所定の抱き角で接触するよ
うに前記流延バンドのテンションを調整するテンション
調節手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は前記目的を達成す
るために、所定の間隔をあけて配置された一対のドラム
に巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該流
延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープを
前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフィ
ルム製造方法において、前記一対のドラム同士の間に複
数のガイドローラを直線状に一列に配置して前記流延バ
ンドの裏面をガイドするとともに、前記複数のガイドロ
ーラのうち、最もドラム側に配置されたガイドローラと
該ドラムとの間隔を、前記ガイドローラ同士の間隔より
も小さくしたことを特徴としている。
るために、所定の間隔をあけて配置された一対のドラム
に巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該流
延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープを
前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフィ
ルム製造方法において、前記一対のドラム同士の間に複
数のガイドローラを直線状に一列に配置して前記流延バ
ンドの裏面をガイドするとともに、前記複数のガイドロ
ーラのうち、最もドラム側に配置されたガイドローラと
該ドラムとの間隔を、前記ガイドローラ同士の間隔より
も小さくしたことを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明は前記目的を達成す
るために、所定の間隔をあけて配置された一対のドラム
に巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該流
延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープを
前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフィ
ルム製造装置において、前記一対のドラム同士の間に直
線状に一列に配置され、前記流延バンドの裏面をガイド
する複数のガイドローラを備え、該ガイドローラのう
ち、最もドラム側に配置されたガイドローラは、該ガイ
ドローラと前記ドラムとの間隔が、前記ガイドローラ同
士の間隔よりも小さいことを特徴としている。
るために、所定の間隔をあけて配置された一対のドラム
に巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該流
延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープを
前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフィ
ルム製造装置において、前記一対のドラム同士の間に直
線状に一列に配置され、前記流延バンドの裏面をガイド
する複数のガイドローラを備え、該ガイドローラのう
ち、最もドラム側に配置されたガイドローラは、該ガイ
ドローラと前記ドラムとの間隔が、前記ガイドローラ同
士の間隔よりも小さいことを特徴としている。
【0013】本願発明の発明者は、ムラの発生原因とし
て、流延バンドの走行性を安定させるために凸状に配置
したガイドローラが却って、ムラの新たな発生要因とな
りうることを見いだした。すなわち、流延バンドの走行
性をより安定させるためにガイドローラを凸状に配置す
ると、ガイドローラから流延バンドに強い押付力がかか
り、流延バンドの裏面での物理的影響(凹凸や異物混
入)が表面側にまで影響して、スジ状のムラの発生原因
となることを見いだした。さらに、流延バンドの走行性
の安定のため、より高いテンションを作用させると、上
記の問題が顕著になるとともに、バンドのツレが発生し
てしまうため、走行安定性と品質の確保を両立させるこ
とが困難であった。特に、オープンバンド式で流延バン
ドを取り付けた場合には、溶接作業を現場で行うために
塵埃やゴミが発生しやすく、これらが流延バンドの裏面
に付着し、ガイドローラで押圧された際に流延バンドの
表面に流延されたフィルムに影響し、外観面状にムラが
発生するとの知見を得た。
て、流延バンドの走行性を安定させるために凸状に配置
したガイドローラが却って、ムラの新たな発生要因とな
りうることを見いだした。すなわち、流延バンドの走行
性をより安定させるためにガイドローラを凸状に配置す
ると、ガイドローラから流延バンドに強い押付力がかか
り、流延バンドの裏面での物理的影響(凹凸や異物混
入)が表面側にまで影響して、スジ状のムラの発生原因
となることを見いだした。さらに、流延バンドの走行性
の安定のため、より高いテンションを作用させると、上
記の問題が顕著になるとともに、バンドのツレが発生し
てしまうため、走行安定性と品質の確保を両立させるこ
とが困難であった。特に、オープンバンド式で流延バン
ドを取り付けた場合には、溶接作業を現場で行うために
塵埃やゴミが発生しやすく、これらが流延バンドの裏面
に付着し、ガイドローラで押圧された際に流延バンドの
表面に流延されたフィルムに影響し、外観面状にムラが
発生するとの知見を得た。
【0014】そこで、本願発明の発明者は、ガイドロー
ラで流延バンドを強く押圧して安定させるという従来発
想を転換し、流延バンドのテンションを適切な範囲に調
整したり、或いは、流延バンドの最も不安定な部分にガ
イドローラを配置することによって、極力小さな押付力
で流延バンドを安定させるようにした。
ラで流延バンドを強く押圧して安定させるという従来発
想を転換し、流延バンドのテンションを適切な範囲に調
整したり、或いは、流延バンドの最も不安定な部分にガ
イドローラを配置することによって、極力小さな押付力
で流延バンドを安定させるようにした。
【0015】具体的には、請求項1、2に記載した如
く、複数のガイドローラを直線状に一列に配置するとと
もに、ガイドローラに対して流延バンドが自重によって
所定の抱き角になるように流延バンドのテンションを調
整した。これにより、流延バンドは適切な押付力でガイ
ドローラに当接し、流延バンドに連れ回りするので、流
延バンドの裏面の物理的影響が表面側のフィルムに影響
することを防止できる。したがって、フィルムの外観面
状の品質を向上させることができる。なお、「複数のガ
イドローラを直線状に一列に配置」するとは、二本のド
ラムの最上部を結ぶ直線に、ガイドローラの最上部が接
するように配置することを意味する。したがって、最上
部が直線状にあれば、ガイドローラの直径は問わない。
く、複数のガイドローラを直線状に一列に配置するとと
もに、ガイドローラに対して流延バンドが自重によって
所定の抱き角になるように流延バンドのテンションを調
整した。これにより、流延バンドは適切な押付力でガイ
ドローラに当接し、流延バンドに連れ回りするので、流
延バンドの裏面の物理的影響が表面側のフィルムに影響
することを防止できる。したがって、フィルムの外観面
状の品質を向上させることができる。なお、「複数のガ
イドローラを直線状に一列に配置」するとは、二本のド
ラムの最上部を結ぶ直線に、ガイドローラの最上部が接
するように配置することを意味する。したがって、最上
部が直線状にあれば、ガイドローラの直径は問わない。
【0016】また、請求項3、4に記載の発明では、複
数のガイドローラを直線状に一列に配置するとともに、
最もドラム側のガイドローラとドラムとの間隔を、ガイ
ドローラ同士の間隔よりも小さくした。流延バンドは、
ドラムの近辺で最も不安定になるので、この部分にガイ
ドローラを配置することにより、流延バンドに強い押付
力を付与しなくても流延バンドは安定する。また、ガイ
ドローラを直線状に一列に配置したことによって、流延
バンドのテンションを大きくした際であっても、ガイド
ローラによる押付力が大きくなることがない。したがっ
て、請求項3、4に記載の発明によれば、小さな押付力
で流延バンドを安定させるので、フィルムの外観面状の
品質を向上させることができる。
数のガイドローラを直線状に一列に配置するとともに、
最もドラム側のガイドローラとドラムとの間隔を、ガイ
ドローラ同士の間隔よりも小さくした。流延バンドは、
ドラムの近辺で最も不安定になるので、この部分にガイ
ドローラを配置することにより、流延バンドに強い押付
力を付与しなくても流延バンドは安定する。また、ガイ
ドローラを直線状に一列に配置したことによって、流延
バンドのテンションを大きくした際であっても、ガイド
ローラによる押付力が大きくなることがない。したがっ
て、請求項3、4に記載の発明によれば、小さな押付力
で流延バンドを安定させるので、フィルムの外観面状の
品質を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るフィルム製造方法及び装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。
るフィルム製造方法及び装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。
【0018】図1は、本発明に係るフィルム製造装置の
全体構成を示す概念図である。
全体構成を示す概念図である。
【0019】同図に示すように、フィルム製造装置10
は主として、流延工程部12、延伸乾燥工程部14、乾
燥工程部16、及び巻取工程部18から成り、流延工程
部12には、流延ダイ20、流延バンド22、駆動ドラ
ム24、及び従動ドラム26が設けられている。流延ダ
イ20には、セルローストリアセテート溶液などのドー
プが供給ライン28を介して供給され、このドープが流
延ダイ20の先端から流延バンド22上に押し出されて
流延される。
は主として、流延工程部12、延伸乾燥工程部14、乾
燥工程部16、及び巻取工程部18から成り、流延工程
部12には、流延ダイ20、流延バンド22、駆動ドラ
ム24、及び従動ドラム26が設けられている。流延ダ
イ20には、セルローストリアセテート溶液などのドー
プが供給ライン28を介して供給され、このドープが流
延ダイ20の先端から流延バンド22上に押し出されて
流延される。
【0020】ドープとしては、溶媒の種類はポリマーを
溶解するものであれば特に限定はされない。また溶液中
のポリマーの濃度はポリマーの種類にもよるが、一般的
に3〜50wt%であり、溶液中にはポリマーと溶媒以
外に目的に応じて、滑材、可塑剤、導電性粒子、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、その他の添加剤がブレンドされて
いても差し支えない。ポリマーの例としては、芳香族ポ
リアミド、芳香族ポリイミド、ポリアリレート、ポリカ
ーボネート、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースなど
のセルロースポリマー、酢酸ビニル、ポリビニルアルコ
ールなどが挙げられる。
溶解するものであれば特に限定はされない。また溶液中
のポリマーの濃度はポリマーの種類にもよるが、一般的
に3〜50wt%であり、溶液中にはポリマーと溶媒以
外に目的に応じて、滑材、可塑剤、導電性粒子、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、その他の添加剤がブレンドされて
いても差し支えない。ポリマーの例としては、芳香族ポ
リアミド、芳香族ポリイミド、ポリアリレート、ポリカ
ーボネート、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースなど
のセルロースポリマー、酢酸ビニル、ポリビニルアルコ
ールなどが挙げられる。
【0021】流延バンド22は、帯状の板の端同士を接
合して無端状にしたエンドレスベルトである。この流延
バンド22の材質としては、鉄、ステンレス(SU
S)、ニッケル、チタン、タンタル、銅等、さらにこれ
らの表面にクロム、ニッケル等のメッキや表面処理が施
されていてもよい。
合して無端状にしたエンドレスベルトである。この流延
バンド22の材質としては、鉄、ステンレス(SU
S)、ニッケル、チタン、タンタル、銅等、さらにこれ
らの表面にクロム、ニッケル等のメッキや表面処理が施
されていてもよい。
【0022】また、流延バンド22は、平面性が良好と
なる厚み0.5〜3mmのものが好ましい。より好まし
くは厚み1〜2mmのものである。また、流延バンド2
2の幅は生産性の点から広いほうがよいが、1〜4mが
使用上好ましい。
なる厚み0.5〜3mmのものが好ましい。より好まし
くは厚み1〜2mmのものである。また、流延バンド2
2の幅は生産性の点から広いほうがよいが、1〜4mが
使用上好ましい。
【0023】さらに流延バンド22の表面粗さは、溶接
部、非溶接部とも最大高さRtで0.5μm以下が好ま
しく、0.1μm以下がより好ましい。表面粗さが0.
5μmより大きいと、フイルムの表面が粗れるので、好
ましくない。なお、表面性や耐食性、硬度の向上のため
に、その目的に応じて流延バンド22にクロム、金、
銀、ニッケルなどのメッキや表面処理を施してもよい。
部、非溶接部とも最大高さRtで0.5μm以下が好ま
しく、0.1μm以下がより好ましい。表面粗さが0.
5μmより大きいと、フイルムの表面が粗れるので、好
ましくない。なお、表面性や耐食性、硬度の向上のため
に、その目的に応じて流延バンド22にクロム、金、
銀、ニッケルなどのメッキや表面処理を施してもよい。
【0024】流延バンド22は、駆動ドラム24と従動
ドラム26に巻き掛けられ、駆動ドラム24を回転させ
ることによって走行する。この走行中の流延バンド22
上に流延されたドープは、自己支持性がでた後に流延バ
ンド22から剥ぎ取られる。剥ぎ取られたフィルム30
は、まず、延伸乾燥工程部14で乾燥され、さらに乾燥
工程部16で乾燥される。
ドラム26に巻き掛けられ、駆動ドラム24を回転させ
ることによって走行する。この走行中の流延バンド22
上に流延されたドープは、自己支持性がでた後に流延バ
ンド22から剥ぎ取られる。剥ぎ取られたフィルム30
は、まず、延伸乾燥工程部14で乾燥され、さらに乾燥
工程部16で乾燥される。
【0025】延伸乾燥工程部14には、テンター32が
設けられ、フィルム30を幅方向に延伸しながら乾燥さ
せるようになっている。一方、乾燥工程部16には、搬
送ロール34、34…が設けられ、この搬送ロール34
にフィルム30を巻き掛けながら搬送し、乾燥エアを吹
きつけることによってフィルム30を乾燥させる。こう
して乾燥されたフィルム30は、巻取工程部18でロー
ル状に巻き取られる。
設けられ、フィルム30を幅方向に延伸しながら乾燥さ
せるようになっている。一方、乾燥工程部16には、搬
送ロール34、34…が設けられ、この搬送ロール34
にフィルム30を巻き掛けながら搬送し、乾燥エアを吹
きつけることによってフィルム30を乾燥させる。こう
して乾燥されたフィルム30は、巻取工程部18でロー
ル状に巻き取られる。
【0026】ところで、駆動ドラム24と従動ドラム2
6の間には、図2に示すように、四個のガイドローラ3
6A〜36Dが設置されている。各ガイドローラ36A
〜36Dは、外径がおよそφ50〜200mmで形成さ
れるとともに、流延バンド22に連れ回りできるように
回動自在に支持されている。なお、各ガイドローラ36
A〜36Dは、走行中の流動バンド22に合わせて回転
駆動するように構成してもよい。また、本実施の形態で
は、ガイドローラ36A〜36Dを四本としているが、
これに限定されず、本数は必要に応じて選択可能であ
る。
6の間には、図2に示すように、四個のガイドローラ3
6A〜36Dが設置されている。各ガイドローラ36A
〜36Dは、外径がおよそφ50〜200mmで形成さ
れるとともに、流延バンド22に連れ回りできるように
回動自在に支持されている。なお、各ガイドローラ36
A〜36Dは、走行中の流動バンド22に合わせて回転
駆動するように構成してもよい。また、本実施の形態で
は、ガイドローラ36A〜36Dを四本としているが、
これに限定されず、本数は必要に応じて選択可能であ
る。
【0027】また、ガイドローラ36A〜36Dは、図
3に示す如く、水平に一列に配置されている。具体的に
は、四本のガイドローラ36A〜36Dは、その最上点
が駆動ドラム24や従動ドラム26の最上点と同じ高さ
になるように、等間隔L1(例えば500〜5000m
m)で配置されている。
3に示す如く、水平に一列に配置されている。具体的に
は、四本のガイドローラ36A〜36Dは、その最上点
が駆動ドラム24や従動ドラム26の最上点と同じ高さ
になるように、等間隔L1(例えば500〜5000m
m)で配置されている。
【0028】また、最も駆動ドラム24側のガイドロー
ラ36Aは、駆動ドラム24との距離L2が、ガイドロ
ーラ36A〜36D同士の間隔L1よりも小さくなるよ
うに配置されている。さらに、従動ドラム26側に設置
されたガイドローラ36Dは、従動ドラム26との距離
L3が、ガイドローラ36A〜36D同士の間隔L1よ
りも小さくなるように配置されている。特に、ガイドロ
ーラ36Aは、駆動ドラム24に影響がない範囲ででき
るだけ駆動ドラム24に近接して配置されている。この
ようにして配置されたガイドローラ36A、36Dで流
延バンド22をガイドすると、流延バンド22の変動を
効率よく抑制することができる。
ラ36Aは、駆動ドラム24との距離L2が、ガイドロ
ーラ36A〜36D同士の間隔L1よりも小さくなるよ
うに配置されている。さらに、従動ドラム26側に設置
されたガイドローラ36Dは、従動ドラム26との距離
L3が、ガイドローラ36A〜36D同士の間隔L1よ
りも小さくなるように配置されている。特に、ガイドロ
ーラ36Aは、駆動ドラム24に影響がない範囲ででき
るだけ駆動ドラム24に近接して配置されている。この
ようにして配置されたガイドローラ36A、36Dで流
延バンド22をガイドすると、流延バンド22の変動を
効率よく抑制することができる。
【0029】駆動ドラム24は、回動自在に支持される
とともに、ベルト40を介してモータ38に接続されて
いる。これにより、モータ38の回転駆動力がベルト4
0を介して駆動ドラム24に伝達し、駆動ドラム24が
回転する。なお、駆動ドラム24、従動ドラム26は一
般に、外径が500〜4000mm、幅が500〜50
00mmのものが使用される。
とともに、ベルト40を介してモータ38に接続されて
いる。これにより、モータ38の回転駆動力がベルト4
0を介して駆動ドラム24に伝達し、駆動ドラム24が
回転する。なお、駆動ドラム24、従動ドラム26は一
般に、外径が500〜4000mm、幅が500〜50
00mmのものが使用される。
【0030】一方、従動ドラム26は、水平方向(図3
の矢印方向)にスライド自在に支持されるとともに、水
平方向に伸縮自在なシリンダ42のロッド44にバー4
6を介して接続されている。したがって、シリンダ42
のロッド44を伸縮すると、従動ドラム26が矢印方向
に移動し、流延バンド22のテンションが調整される。
テンションは10〜200N/mm2 が好ましく、20
〜100N/mm2 がより好ましい。また、この際、シ
リンダ42の動作を制御することで、流延バンド22の
幅方向走行位置を一定にすることもできる。流延バンド
22のテンションは、図4に示す如く、流延バンド22
がガイドローラ36A(或いは36B〜36D)に対し
て所定の抱き角θになるように設定される。すなわち、
流延バンド22が自重による撓み(懸垂)のために、所
定の抱き角θになるように調整される。ここで、所定の
抱き角θとは、流延バンド22が各ガイドローラ36A
〜36Dに進入する方向と、流延バンド22が各ガイド
ローラ36A〜36Dから送り出される方向との成す角
度であり、好ましくは0.01〜1.0°に設定され
る。なお、ドラム26は従動に限らず、別個の駆動、或
いは、駆動ドラム24と連結した駆動方式を選択しても
よい。
の矢印方向)にスライド自在に支持されるとともに、水
平方向に伸縮自在なシリンダ42のロッド44にバー4
6を介して接続されている。したがって、シリンダ42
のロッド44を伸縮すると、従動ドラム26が矢印方向
に移動し、流延バンド22のテンションが調整される。
テンションは10〜200N/mm2 が好ましく、20
〜100N/mm2 がより好ましい。また、この際、シ
リンダ42の動作を制御することで、流延バンド22の
幅方向走行位置を一定にすることもできる。流延バンド
22のテンションは、図4に示す如く、流延バンド22
がガイドローラ36A(或いは36B〜36D)に対し
て所定の抱き角θになるように設定される。すなわち、
流延バンド22が自重による撓み(懸垂)のために、所
定の抱き角θになるように調整される。ここで、所定の
抱き角θとは、流延バンド22が各ガイドローラ36A
〜36Dに進入する方向と、流延バンド22が各ガイド
ローラ36A〜36Dから送り出される方向との成す角
度であり、好ましくは0.01〜1.0°に設定され
る。なお、ドラム26は従動に限らず、別個の駆動、或
いは、駆動ドラム24と連結した駆動方式を選択しても
よい。
【0031】なお、ガイドローラ36Dは、従動ドラム
26とともにスライド移動するように構成するとよい。
これにより、従動ドラム26をスライド移動しても、ガ
イドローラ36Dとの相対位置関係が変わることがな
く、常に、流延バンド22を安定させることができる。
26とともにスライド移動するように構成するとよい。
これにより、従動ドラム26をスライド移動しても、ガ
イドローラ36Dとの相対位置関係が変わることがな
く、常に、流延バンド22を安定させることができる。
【0032】次に上記の如く構成されたフィルム製造装
置10の作用について説明する。
置10の作用について説明する。
【0033】駆動ドラム24を回転させて流延バンド2
2を走行させた際、流延バンド22が変動して不安定な
動きをすると、流延ダイ20から流延されたドープが悪
影響を受けてムラが発生する。また、この流延バンド2
2の変動を防止するために、ガイドローラ36A〜36
Dで流延バンド22を強く押圧して支持すると、流延バ
ンド22の裏面、及びガイドローラ36A〜36Dの表
面、或いは両者の間にある異物等による物理的影響がバ
ンド表面に流延されたフィルム30に伝わってムラが発
生するという問題がある。
2を走行させた際、流延バンド22が変動して不安定な
動きをすると、流延ダイ20から流延されたドープが悪
影響を受けてムラが発生する。また、この流延バンド2
2の変動を防止するために、ガイドローラ36A〜36
Dで流延バンド22を強く押圧して支持すると、流延バ
ンド22の裏面、及びガイドローラ36A〜36Dの表
面、或いは両者の間にある異物等による物理的影響がバ
ンド表面に流延されたフィルム30に伝わってムラが発
生するという問題がある。
【0034】そこで、本実施の形態のフィルム製造装置
10は、流延バンド22を強く押圧せずに安定させるよ
うにした。例えば、ガイドローラ36Aと駆動ドラム2
4との距離L2、及び、ガイドローラ36Dと従動ドラ
ム26との距離L3を、ガイドローラ36A〜36D同
士の間隔L1よりも小さくした。これにより、ガイドロ
ーラ36A、36Dがそれぞれ、駆動ドラム24、従動
ドラム26に近接して配置されるので、流延バンド22
の変動を効率よく抑えることができる。したがって、ガ
イドローラ36A〜36Dで流延バンド22を強く押し
付ける必要がなくなり、小さな押付力で流延バンド22
を安定させることができる。また、ガイドローラ36A
〜36Dの配置を変えただけで、ガイドローラ36A〜
36Dの数を増やさずに流延バンド22を安定させるこ
とができるので、走行する流延バンド22に対して、ガ
イドローラ36A〜36Dの抵抗が増えることがない。
10は、流延バンド22を強く押圧せずに安定させるよ
うにした。例えば、ガイドローラ36Aと駆動ドラム2
4との距離L2、及び、ガイドローラ36Dと従動ドラ
ム26との距離L3を、ガイドローラ36A〜36D同
士の間隔L1よりも小さくした。これにより、ガイドロ
ーラ36A、36Dがそれぞれ、駆動ドラム24、従動
ドラム26に近接して配置されるので、流延バンド22
の変動を効率よく抑えることができる。したがって、ガ
イドローラ36A〜36Dで流延バンド22を強く押し
付ける必要がなくなり、小さな押付力で流延バンド22
を安定させることができる。また、ガイドローラ36A
〜36Dの配置を変えただけで、ガイドローラ36A〜
36Dの数を増やさずに流延バンド22を安定させるこ
とができるので、走行する流延バンド22に対して、ガ
イドローラ36A〜36Dの抵抗が増えることがない。
【0035】また、フィルム製造装置10では、流延バ
ンド22のテンションを調整し、流延バンド22が所定
の抱き角θでガイドローラ36A〜36Dに接触するよ
うにしている。すなわち、流延バンド22が自重で撓む
ことによってガイドローラ36A〜36に接するように
しているので、流延バンド22を強く押圧せずに安定さ
せることができる。
ンド22のテンションを調整し、流延バンド22が所定
の抱き角θでガイドローラ36A〜36Dに接触するよ
うにしている。すなわち、流延バンド22が自重で撓む
ことによってガイドローラ36A〜36に接するように
しているので、流延バンド22を強く押圧せずに安定さ
せることができる。
【0036】また、フィルム製造装置10は、ガイドロ
ーラ36A〜36Dを、その最上点が駆動ドラム24、
従動ドラム26の最上点と同じ高さになるように、一列
に直線状に配置したので、ガイドローラ36A〜36D
による押付力が過大になることを防止できる。すなわ
ち、図5に示す如く、ガイドローラ3を配置した場合、
流延バンド1のテンションを大きくした際に、ガイドロ
ーラ3による押付力が過剰になり、ムラなどの不具合を
発生しやすい。これに対し、図3に示した本実施の形態
は、流延バンド22のテンションを大きくすると、ガイ
ドローラ36A〜36Dによる押付力が反対に小さくな
るので、押付力が過大になることを防止でき、ムラなど
の不具合の発生を確実に防止できる。
ーラ36A〜36Dを、その最上点が駆動ドラム24、
従動ドラム26の最上点と同じ高さになるように、一列
に直線状に配置したので、ガイドローラ36A〜36D
による押付力が過大になることを防止できる。すなわ
ち、図5に示す如く、ガイドローラ3を配置した場合、
流延バンド1のテンションを大きくした際に、ガイドロ
ーラ3による押付力が過剰になり、ムラなどの不具合を
発生しやすい。これに対し、図3に示した本実施の形態
は、流延バンド22のテンションを大きくすると、ガイ
ドローラ36A〜36Dによる押付力が反対に小さくな
るので、押付力が過大になることを防止でき、ムラなど
の不具合の発生を確実に防止できる。
【0037】このように本実施の形態のフィルム製造装
置10によれば、流延バンド22を強く押圧せずに安定
させることができるので、流延バンド22の裏面、及び
ガイドローラ36A〜36Dの表面、或いは両者の間に
ある異物等による物理的影響がバンド表面に流延された
フィルム30に伝わることがなく、フィルム30の外観
面状の品質を向上させることができる。
置10によれば、流延バンド22を強く押圧せずに安定
させることができるので、流延バンド22の裏面、及び
ガイドローラ36A〜36Dの表面、或いは両者の間に
ある異物等による物理的影響がバンド表面に流延された
フィルム30に伝わることがなく、フィルム30の外観
面状の品質を向上させることができる。
【0038】また、フィルム製造装置10は、流延バン
ド22を強く押圧しないので、流延バンド22やガイド
ローラ36A〜36Dに大きな負荷がかからず、流延バ
ンド22、駆動ドラム24、従動ドラム26、及びガイ
ドローラ36A〜36Dの寿命を向上させることができ
る。
ド22を強く押圧しないので、流延バンド22やガイド
ローラ36A〜36Dに大きな負荷がかからず、流延バ
ンド22、駆動ドラム24、従動ドラム26、及びガイ
ドローラ36A〜36Dの寿命を向上させることができ
る。
【0039】なお、上述した実施の形態では、四本のガ
イドローラ36A〜36Dを設置したが、ガイドローラ
36A〜36Dの数はこれに限定するものではなく、二
本以上であればよい。
イドローラ36A〜36Dを設置したが、ガイドローラ
36A〜36Dの数はこれに限定するものではなく、二
本以上であればよい。
【0040】また、上述した実施の形態では、四本のガ
イドローラ36A〜36Dを等しい間隔L1で配置した
が、これに限定されるものではなく、異なる間隔で配置
してもよい。この場合にも、四本のガイドローラ36A
〜36Dのいずれの間隔よりも、距離L2や距離L3が
小さくなるようにすることが好ましい。
イドローラ36A〜36Dを等しい間隔L1で配置した
が、これに限定されるものではなく、異なる間隔で配置
してもよい。この場合にも、四本のガイドローラ36A
〜36Dのいずれの間隔よりも、距離L2や距離L3が
小さくなるようにすることが好ましい。
【0041】また、各ガイドローラ36A〜36D(特
にガイドローラ36A、36D)は、その位置をそれぞ
れ水平方向に調整できるように構成することが好まし
い。
にガイドローラ36A、36D)は、その位置をそれぞ
れ水平方向に調整できるように構成することが好まし
い。
【0042】さらに、上述した実施の形態では、距離L
2、L3を間隔L1よりも小さくすることと、所定の抱
き角θに調整することを同時に行ったが、別々に行って
もよく、別々に行った場合にもフィルム30の外観面状
の品質を向上させる効果を得ることができる。
2、L3を間隔L1よりも小さくすることと、所定の抱
き角θに調整することを同時に行ったが、別々に行って
もよく、別々に行った場合にもフィルム30の外観面状
の品質を向上させる効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフィル
ム製造方法及び装置によれば、複数のガイドローラを直
線状に一列に配置するとともに、ガイドローラに対して
流延バンドが所定の抱き角になるように流延バンドのテ
ンションを調整したので、流延バンドを強く押圧しなく
ても流延バンドは安定する。したがって、流延バンドの
裏面の物理的影響が表面側のフィルムに伝わりにくくな
り、フィルムの外観面状の品質を向上させることができ
る。
ム製造方法及び装置によれば、複数のガイドローラを直
線状に一列に配置するとともに、ガイドローラに対して
流延バンドが所定の抱き角になるように流延バンドのテ
ンションを調整したので、流延バンドを強く押圧しなく
ても流延バンドは安定する。したがって、流延バンドの
裏面の物理的影響が表面側のフィルムに伝わりにくくな
り、フィルムの外観面状の品質を向上させることができ
る。
【0044】また、本発明によれば、複数のガイドロー
ラを直線状に一列に配置するとともに、最もドラム側の
ガイドローラとドラムとの間隔を、ガイドローラ同士の
間隔よりも小さくしたので、流延バンドが安定しやすく
なり、小さな押付力で流延バンドを安定させることがで
きる。したがって、流延バンドの裏面の物理的影響が表
側のフィルムに伝わりにくくなり、フィルムの外観面状
の品質を向上させることができる。
ラを直線状に一列に配置するとともに、最もドラム側の
ガイドローラとドラムとの間隔を、ガイドローラ同士の
間隔よりも小さくしたので、流延バンドが安定しやすく
なり、小さな押付力で流延バンドを安定させることがで
きる。したがって、流延バンドの裏面の物理的影響が表
側のフィルムに伝わりにくくなり、フィルムの外観面状
の品質を向上させることができる。
【図1】本発明に係るフィルム製造装置の全体構成を示
す概念図
す概念図
【図2】流延工程部の構成を示す斜視図
【図3】流延工程部の構成を示す側面図
【図4】ガイドローラに対する流延バンドの抱き角を示
す説明図
す説明図
【図5】従来の流延工程部の構成を示す側面図
10…フィルム製造装置、12…流延工程部、14…延
伸乾燥工程部、16…乾燥工程部、18…巻取工程部、
20…流延ダイ、22…流延バンド、24…駆動ドラ
ム、26…従動ドラム、28…供給ライン、30…フィ
ルム、32…テンター、34…搬送ロール、36A〜3
6D…ガイドローラ、38…モータ、40…ベルト、4
2…シリンダ、44…ロッド、46…バー
伸乾燥工程部、16…乾燥工程部、18…巻取工程部、
20…流延ダイ、22…流延バンド、24…駆動ドラ
ム、26…従動ドラム、28…供給ライン、30…フィ
ルム、32…テンター、34…搬送ロール、36A〜3
6D…ガイドローラ、38…モータ、40…ベルト、4
2…シリンダ、44…ロッド、46…バー
Claims (4)
- 【請求項1】所定の間隔をあけて配置された一対のドラ
ムに巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該
流延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープ
を前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフ
ィルム製造方法において、 前記一対のドラム同士の間に複数のガイドローラを直線
状に一列に配置して前記流延バンドの裏面をガイドする
とともに、該ガイドローラに対して前記流延バンドが自
重によって所定の抱き角で接触するように前記流延バン
ドのテンションを調整することを特徴とするフィルム製
造方法。 - 【請求項2】所定の間隔をあけて配置された一対のドラ
ムに巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該
流延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープ
を前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフ
ィルム製造装置において、 前記一対のドラム同士の間に直線状に一列に配置され、
前記流延バンドの裏面をガイドする複数のガイドローラ
と、 該ガイドローラに対して前記流延バンドが自重によって
所定の抱き角で接触するように前記流延バンドのテンシ
ョンを調整するテンション調節手段と、 を備えたことを特徴とするフィルム製造装置。 - 【請求項3】所定の間隔をあけて配置された一対のドラ
ムに巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該
流延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープ
を前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフ
ィルム製造方法において、 前記一対のドラム同士の間に複数のガイドローラを直線
状に一列に配置して前記流延バンドの裏面をガイドする
とともに、前記複数のガイドローラのうち、最もドラム
側に配置されたガイドローラと該ドラムとの間隔を、前
記ガイドローラ同士の間隔よりも小さくしたことを特徴
とするフィルム製造方法。 - 【請求項4】所定の間隔をあけて配置された一対のドラ
ムに巻き掛けられた無端状の流延バンドを走行させ、該
流延バンドの外側の表面上にドープを流延し、該ドープ
を前記流延バンドから剥ぎ取ってフィルムを製造するフ
ィルム製造装置において、 前記一対のドラム同士の間に直線状に一列に配置され、
前記流延バンドの裏面をガイドする複数のガイドローラ
を備え、 該ガイドローラのうち、最もドラム側に配置されたガイ
ドローラは、該ガイドローラと前記ドラムとの間隔が、
前記ガイドローラ同士の間隔よりも小さいことを特徴と
するフィルム製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002016408A JP2003211468A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | フィルム製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002016408A JP2003211468A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | フィルム製造方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003211468A true JP2003211468A (ja) | 2003-07-29 |
Family
ID=27652484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002016408A Pending JP2003211468A (ja) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | フィルム製造方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003211468A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008237946A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Fujifilm Corp | セルロースエステル微細多孔質膜の製造方法および製造装置 |
| JP2010221433A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 樹脂フィルムの製造方法 |
| JP2012076340A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Mitsubishi Chemical Engineering Corp | ベルトマシーン |
| US8335460B2 (en) | 2009-03-19 | 2012-12-18 | Fuji Xerox Co., Ltd | Resin film manufacturing method, transfer belt, transfer unit, and image forming apparatus |
| JP2013018180A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Fujifilm Corp | 溶液製膜設備のバンドエッジ位置制御装置及び方法 |
-
2002
- 2002-01-25 JP JP2002016408A patent/JP2003211468A/ja active Pending
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