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JP2003206364A - 微多孔フィルム及びその製造方法 - Google Patents

微多孔フィルム及びその製造方法

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Publication number
JP2003206364A
JP2003206364A JP2002215367A JP2002215367A JP2003206364A JP 2003206364 A JP2003206364 A JP 2003206364A JP 2002215367 A JP2002215367 A JP 2002215367A JP 2002215367 A JP2002215367 A JP 2002215367A JP 2003206364 A JP2003206364 A JP 2003206364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
weight
filler
film
microporous film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002215367A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Asuka
政宏 飛鳥
Kenichi Inoue
憲一 井上
Kazunari Yagi
一成 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Film Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Film Co Ltd filed Critical Sekisui Film Co Ltd
Priority to JP2002215367A priority Critical patent/JP2003206364A/ja
Publication of JP2003206364A publication Critical patent/JP2003206364A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定的に高速成膜することができ且つ優れた
通気性を有する微多孔フィルム及びその製造方法の提
供。 【解決手段】 エチレン成分が90〜99重量%である
エチレン−α−オレフィン共重合体及び低密度ポリエチ
レンよりなるポリエチレン系樹脂組成物30〜50重量
%と無機充填材50〜70重量%とから構成された充填
材含有樹脂組成物からなる樹脂フィルムを一軸又は二軸
延伸してなる微多孔フィルムであって、上記ポリエチレ
ン系樹脂組成物のクロス分別法により溶出した樹脂溶出
量が、40℃以上で且つ60℃未満で全ポリエチレン系
樹脂組成物の15〜25重量%であり、60℃以上で且
つ80℃未満で全ポリエチレン系樹脂組成物の45〜5
5重量%であり、80℃以上で且つ100℃未満で全ポ
リエチレン系樹脂組成物の20〜35重量%であると共
に、充填材含有樹脂組成物のメルトテンションが18〜
50mNである微多孔フィルム及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表裏面間に亘って
貫通する微細な貫通孔が多数形成されて優れた通気性を
有し、防水衣料、防水カバー、衛生用材料、包装用材料
等に好適に用いられる微多孔フィルム、更に、耐熱性及
び耐候性が改善されて建築用シートや農業用シート等と
して屋外にて好適に用いられる微多孔フィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から表裏面間に亘って貫通する微細
な孔が多数貫設されてなる微多孔フィルムが提供され、
この微多孔フィルムは、水を通さないが微細な孔を通じ
て湿気を通すという機能を有することから、紙オムツ、
生理用ナプキン、防血シート等の衛生用品;除湿剤等の
包装材;電池のセパレーター;防水シート等の建築材
料;防水衣料等に広く利用されている。
【0003】上記微多孔フィルムとしては、特開平2−
199135号公報には、特定の線状ポリエチレン又は
該線状ポリエチレンと分岐状低密度ポリエチレンの混合
物99〜50重量部、特定の炭化水素系熱可塑性エラス
トマー1〜50重量部、充填材100〜400重量部、
ラジカル発生剤0.0001〜0.1重量部とからなる
組成物を所定条件のもとにインフレーション成形し、得
られたフィルムをフィルムの引き取り方向に延伸倍率を
1.2〜8倍として一軸延伸する多孔性フィルム又はシ
ートの製造方法が開示されている。
【0004】しかしながら、上記多孔性フィルム又はシ
ートの製造方法を用いて微多孔フィルムを成膜しようと
すると、成膜が不安定となって得られる微多孔フィルム
に延伸ムラが発生したり、或いは、フィルム切れが発生
し易くなって厚み精度が悪くなってしまうといった問題
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、安定的に高
速成膜することができ且つ優れた通気性を有する微多孔
フィルム及びその製造方法を提供する。さらに、本発明
は上記に加えて優れた耐候性を有する微多孔フィルム及
びその製造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の微多孔フィルム
は、エチレン成分が90〜99重量%であるエチレン−
α−オレフィン共重合体及び低密度ポリエチレンよりな
るポリエチレン系樹脂組成物30〜50重量%と無機充
填材50〜70重量%とから構成された充填材含有樹脂
組成物からなる樹脂フィルムを一軸又は二軸延伸してな
る微多孔フィルムであって、上記ポリエチレン系樹脂組
成物のクロス分別法により溶出した樹脂溶出量が、40
℃以上で且つ60℃未満で全ポリエチレン系樹脂組成物
の15〜5重量%であり、60℃以上で且つ80℃未満
で全ポリエチレン系樹脂組成物の45〜55重量%であ
り、80℃以上で且つ100℃未満で全ポリエチレン系
樹脂組成物の20〜35重量%であると共に、充填材含
有樹脂組成物のメルトテンションが18〜50mNであ
ることを特徴とする。
【0007】上記ポリエチレン系樹脂組成物は、エチレ
ン成分が90〜99重量%であるエチレン−α−オレフ
ィン共重合体と低密度ポリエチレンとからなる。上記エ
チレン−α−オレフィン共重合体としては、エチレン成
分が90〜99重量%であるものであれば、特に限定さ
れず、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−
ヘキセン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテ
ン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレ
ン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ペンテン共重
合体、エチレン−1−ヘプテン共重合体等が挙げられ、
エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−4−メチ
ル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共
重合体が好ましい。
【0008】上記エチレン−α−オレフィン共重合体中
におけるエチレン成分は、多いと、加工性が低下した
り、得られる微多孔フィルムにブロッキングが生じ易く
なり、又、少ないと、得られる微多孔フィルムの強度が
低下するので、90〜99重量%に限定される。
【0009】そして、上記ポリエチレン系樹脂組成物中
におけるエチレン−α−オレフィン共重合体の含有量
は、多いと、加工性が低下することがあり、又、少ない
と、延伸加工性が低下したり、得られる微多孔フィルム
の強度が低下することがあるので、50〜90重量%が
好ましい。又、上記ポリエチレン系樹脂組成物中におけ
る低密度ポリエチレンの含有量は、同様の理由で、10
〜50重量%が好ましい。
【0010】又、上記ポリエチレン系樹脂組成物のクロ
ス分別法による40℃以上で且つ60℃未満における樹
脂溶出量は、多いと、充填材含有樹脂組成物の成膜性が
低下すると共に得られる微多孔フィルムの機械的強度が
低下し、又、少ないと、充填材含有樹脂組成物の成膜性
及び溶融フィルムの延伸加工性が低下して得られる微多
孔フィルムの通気性が低下するので、15〜25重量%
に限定される。
【0011】そして、上記ポリエチレン系樹脂組成物の
クロス分別法による60℃以上で且つ80℃未満におけ
る樹脂溶出量は、多いと、溶融フィルムの延伸加工性が
低下して、得られる微多孔フィルムの通気性が低下し、
又、少ないと、充填材含有樹脂組成物の成膜性が低下す
ると共に得られる微多孔フィルムの柔軟性及び機械的強
度が低下するので、45〜55重量%に限定される。
【0012】又、上記ポリエチレン系樹脂組成物のクロ
ス分別法による80℃以上で且つ100℃未満における
樹脂溶出量は、多いと、溶融フィルムの延伸加工性が低
下すると共に得られる微多孔フィルムの柔軟性が低下し
て機械的強度が低下するので、20〜35重量%に限定
される。
【0013】なお、上記ポリエチレン系樹脂組成物のク
ロス分別法による溶出量は、下記に示した方法によって
測定されたものをいう。即ち、先ず、ポリエチレン系樹
脂組成物を140℃或いは樹脂が完全に溶解する温度の
o−ジクロロベンゼンに溶解させた後、一定温度で冷却
し、予め用意しておいた不活性担体の表面に、結晶性の
高い順に薄いポリマー層として生成させる。次に、連続
的又は段階的に昇温し、溶出した成分の温度を順次検出
し、組成分布(結晶性分布)を測定する。これを温度上
昇溶離分別という。同時に、溶出した成分を高温型GP
Cにより分析して、分子量と分子量分布を測定する。こ
れにより、各温度での溶出量及び該溶出分の重量平均分
子量を算出する。本発明では、上述した温度上昇溶離分
別部分と高温型GPC部分の両方をシステムとして備え
ているクロス分別クロマトグラフ装置(三菱化学社製
商品名「CFC−T150A型」)を使用して測定し
た。
【0014】更に、充填材含有樹脂組成物は、上記ポリ
エチレン系樹脂組成物と無機充填材とからなる。このよ
うな無機充填材としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、タルク、クレイ、珪藻土、シリカ等が挙げられ、炭
酸カルシウム、タルクが好ましく、炭酸カルシウムがよ
り好ましい。なお、上記無機充填材は、ステアリン酸、
パルミチン酸等の脂肪酸やこれら脂肪酸の金属塩によっ
て全面的に被覆されていることが好ましい。
【0015】そして、上記充填材含有樹脂組成物中にお
ける無機充填材の含有量は、多いと、得られる微多孔フ
ィルムが脆くなって機械的強度が低下すると共に充填材
含有樹脂組成物の成膜時にフィルム切れや溶融フィルム
の延伸ムラが発生して微多孔フィルムの薄肉化や充填材
含有樹脂組成物の成膜速度の高速化が阻害され、又、少
ないと、得られる微多孔フィルムの通気性が低下するの
で、50〜70重量%に限定される。又、上記充填材含
有樹脂組成物中におけるポリエチレン系樹脂組成物の添
加量は、上記と同様の理由で、30〜50重量%に限定
される。
【0016】加えて、上記充填材含有樹脂組成物に、耐
熱性及び耐候性の改善を目的として、フェノール系酸化
防止剤、リン系酸化防止剤、ラクトン系酸化防止剤及び
ヒンダードアミン系光安定剤を添加してもよい。
【0017】上記フェノール系酸化防止剤としては、例
えば、ペンタエリスリトール、テトラキス〔3−(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート等が挙げられ、オクタデシル−3−(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネートが好ましい。なお、上記フェノール系酸化防止
剤は、単独で用いられても併用されてもよい。
【0018】このフェノール系酸化防止剤の充填材含有
樹脂組成物中における添加量は、多いと、得られる微多
孔フィルムが黄変して外観が低下し、又、少ないと、得
られる微多孔フィルムの耐熱性が低下することがあるの
で、充填材含有樹脂組成物100重量部に対して0.0
1〜0.25重量部が好ましい。
【0019】又、上記リン系酸化防止剤としては、例え
ば、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
フォスファイト、ビス〔2,4−ビス(1,1−ジメチ
ルエチル)−6−メチルフェニル〕エチルエステル亜リ
ン酸、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジフォスファイト等が挙げられ、
トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォ
スファイトが好ましい。なお、上記リン系酸化防止剤
は、単独で用いられても併用されてもよい。
【0020】このリン系酸化防止剤の充填材含有樹脂組
成物中における添加量は、多いと、得られる微多孔フィ
ルムが着色して外観が低下することがあり、又、少ない
と、得られる微多孔フィルムの耐熱性が低下することあ
るので、充填材含有樹脂組成物100重量部に対して
0.03〜0.8重量部が好ましい。又、上記リン系酸
化防止剤は、充填材含有樹脂組成物の混練、成膜時に消
費されることから、重量比にして上記フェノール系酸化
防止剤の3倍以上添加することが好ましい。
【0021】そして、上記ラクトン系酸化防止剤として
は、例えば、3−ヒドロキシ−5,7−ジ−tert−
ブチル−フラン−2−オンとo−キシレンとの反応生成
物が挙げられる。
【0022】このラクトン系酸化防止剤の充填材含有樹
脂組成物中における添加量は、多いと、得られる微多孔
フィルムの外観や二次加工性が低下することがあり、
又、少ないと、得られる微多孔フィルムの耐熱性が低下
することあるので、充填材含有樹脂組成物100重量部
に対して0.002〜0.2重量部が好ましい。
【0023】更に、上記ヒンダードアミン系光安定剤と
しては、例えば、コハク酸ジメチルと4−ヒドロキシ−
2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジンエタノ
ールとの共重合体、ジブチルアミン・1,3,5−トリ
アジン・N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサメチレンジアミン
とN−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)ブチルアミンの重縮合物、ポリ〔{6−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1、3,5−ト
リアジン−2,4ジイル}{(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン
{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ}〕等が挙げられ、コハク酸ジメチルと4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジ
ンエタノールとの共重合体が好ましい。なお、上記ヒン
ダードアミン系光安定剤は、単独で用いられても併用さ
れてもよい。
【0024】このヒンダードアミン系光安定剤の充填剤
含有樹脂組成物中における添加量は、多いと、得られる
微多孔フィルムが着色して外観が低下することがあり、
又、少ないと、得られる耐熱性及び耐候性が低下するこ
とがあるので、充填材含有樹脂組成物100重量部に対
して0.01〜1重量部が好ましい。
【0025】即ち、上記充填材含有樹脂組成物に、該充
填材含有樹脂組成物100重量部に対してフェノール系
酸化防止剤0.01〜0.25重量部、リン系酸化防止
剤0.03〜0.8重量部、ラクトン系酸化防止剤0.
002〜0.2重量部及びヒンダードアミン系光安定剤
0.01〜1重量部を添加することが好ましい。
【0026】さらに、上記充填材含有樹脂組成物に、耐
候性の改善を目的として層状珪酸塩を添加しても良い。
本発明における層状珪酸塩とは、層間に交換性陽イオン
を有する珪酸塩鉱物を意味する。上記層状珪酸塩として
は、特に限定されるものではないが、例えば、モンモリ
ロナイト、サポナイト、ヘクトライト、バイデライト、
スティブンサイト、ノントロナイトなどのスメクタイト
系粘土鉱物や、バーミキュライト、ハロイサイト、膨潤
性マイカ等が挙げられ、これら層状珪酸塩は、天然物で
あっても良いし、合成物であっても良い。又、これらの
層状珪酸塩は、単独で用いられても良いし、2種類以上
が併用されても良い。これらの内、モンモリロナイト、
膨潤性マイカが好適に用いられる。
【0027】上記層状珪酸塩としては、下記関係式
(1)で定義される形状異方性効果の大きいスメクタイ
ト類や膨潤性マイカを用いることが好ましい。スメクタ
イト類や膨潤性マイカのような形状異方性効果の大きい
層状珪酸塩を用いることにより、耐候性を向上させる効
果が高い。 形状異方性効果=結晶表面(イ)の面積/結晶表面(ロ)の面積‥‥(1) 尚、上式中、結晶表面(イ)は層表面を意味し、結晶表
面(ロ)は層側面を意味する。
【0028】上記層状珪酸塩の層間に存在する交換性陽
イオンとは、層状珪酸塩の結晶表面上に存在するナトリ
ウムやカルシウムなどの金属のイオンであり、これらの
イオンは、カチオン性物質とイオン交換性を有するた
め、カチオン性を有する種々の物質を上記層状珪酸塩の
結晶層間に挿入(インターカレート)することができ
る。 上記層状珪酸塩の陽イオン交換容量は、特に限定
されるものではないが、50〜200ミリ等量/100
gであることが好ましい。層状珪酸塩の陽イオン交換容
量が50ミリ等量/100g未満であると、イオン交換
により層状珪酸塩の結晶層間にインターカレートされる
カチオン性物質の量が少なくなるために、結晶層間が十
分に非極性化されないことがあり、逆に層状珪酸塩の陽
イオン交換容量が200ミリ等量/100gを超える
と、層状珪酸塩の結晶層間の結合力が強固びなりすぎ
て、結晶薄片が剥離し難くなることがある。
【0029】本発明において用いられるポリエチレン系
樹脂組成物は低極性であるため、予め層状珪酸塩の層間
をカチオン性界面活性剤で陽イオン交換して、疎水化し
ておくことが好ましい。予め層状珪酸塩の層間を疎水化
しておくことにより、層状珪酸塩とポリエチレン系樹脂
組成物との親和性が高まり、層状珪酸塩をポリエチレン
系樹脂組成物中により均一に微分散させることができ
る。上記陽イオン交換された層状珪酸塩を有機化層状珪
酸塩と称す。
【0030】上記カチオン性界面活性剤としては、特に
限定されるものではなく、例えば、4級アンモニウム
塩、4級ホスホニウム塩等が挙げられる。
【0031】上記4級アンモニウム塩としては、例え
ば、ラウリルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルト
リメチルアンモニウム塩、トリオクチルアンモニウム
塩、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、ジ硬化牛脂
ジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジベンジルアン
モニウム塩、N−ポリオキシエチレン−N−ラウリル−
N,N−ジメチルアンモニウム塩等が挙げられ、これら
の4級アンモニウム塩は、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。又、上記4級ホスホニ
ウム塩としては、例えば、ドデシルトリフェニルホスホ
ニウム塩、メチルトリフェニルホスホニウム塩、ラウリ
ルトリメチルホスホニウム塩、ステアリルトリメチルホ
スホニウム塩、トリオクチルホスホニウム塩、ジステア
リルジメチルホスホニウム塩、ジステアリルジベンジル
ホスホニウム塩等が挙げられ、これらの4級ホスホニウ
ム塩は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用
されても良い。上記のなかでも、層状珪酸塩の結晶層間
を十分に非極性化し得ることから、炭素数6以上のアル
キル鎖を有する4級アンモニウム塩がより好適に用いら
れる。
【0032】本発明で用いられる層状珪酸塩は、上述の
ように化学処理によって有機化層状珪酸塩とすることに
よりポリエチレン系樹脂中への分散性を向上させること
ができ、さらに、有機化層状珪酸塩の結晶表面に存在す
る水酸基を、これと化学結合し得る官能基、又は、化学
結合はしなくとも化学的親和性の大きい官能基を分子末
端に1個以上有する化合物で化学処理ことによりさらに
分散性を向上させることができる。
【0033】上記水酸基と化学結合し得る官能基、又
は、化学結合はしなくとも化学的親和性の大きい官能基
としては、特に限定されるものではないが、例えば、ア
ルコキシ基、エポキシ基、カルボキシル基(二塩基性酸
無水物も包含する)、水酸基、イソシアネート基、アル
デヒド基等の官能基や、水酸基との化学的親和性が高い
その他の官能基等が挙げられる。上記官能基を有する化
合物としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、上記に例示した官能基を有するシラン化合物、チタ
ネート化合物、グリシジル化合物、カルボン酸類、アル
コール類等が挙げられ、好適に用いられる。これらの化
合物は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用
されても良い。
【0034】上記シラン化合物としては、特に限定され
るものではないが、例えば、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルジメチ
ルエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、ヘキ
シルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、N−β−(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、オク
タデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン
等が挙げられ、好適に用いられる。これらのシラン化合
物は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0035】また、有機化層状珪酸塩の結晶表面を、ア
ニオン性界面活性を有する化合物で化学処理することに
よっても有機化層状珪酸塩の樹脂中への分散性を向上さ
せることができ、イオン相互作用により層状珪酸塩を化
学処理できるものであれば如何なる化合物であっても良
く、特に限定されるものではないが、例えば、ラウリル
酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナ
トリウム、高級アルコ−ル硫酸エステル塩、第2級高級
アルコール硫酸エステル塩、不飽和アルコール硫酸エス
テル塩等が挙げられ、好適に用いられる。これらの化合
物は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0036】また、例えば、無水マレイン酸変性ポリオ
レフィン系樹脂のような層状珪酸塩と反応可能な官能基
を有する重合体を添加した組成物を用いて処理を行い有
機化層状珪酸塩の分散性を向上させることも可能であ
る。
【0037】本発明で用いられる層状珪酸塩は、広角X
線回折測定法により測定した(001)面の平均層間距
離が3nm以上であり、且つ、一部もしくは全部が5層
以下に分散している層状珪酸塩であることが好ましく、
より好ましくは、上記平均層間距離が6nm以上であ
り、且つ、一部もしくは全部が5層以下に分散している
層状珪酸塩である。尚、本発明で言う層状珪酸塩の平均
層間距離とは、層状珪酸塩の微細薄片状結晶を層とした
場合の平均の層間距離を意味し、X線回折ピーク及び透
過型電子顕微鏡撮影により算出することができる。
【0038】層状珪酸塩の平均層間距離が3nm以上で
あり、且つ、一部もしくは全部が5層以下に分散してい
ると、紫外線のエネルギーを効果的に吸収することがで
き、得られる微多孔フィルムは優れた耐候性を示す。層
状珪酸塩の平均層間距離が3nm以上であるということ
は、層状珪酸塩の層間が3nm以上に開裂していること
を意味しており、又、層状珪酸塩の一部もしくは全部が
5層以下に分散しているということは、層状珪酸塩の積
層体の一部もしくは全部が広く分散していることを意味
しており、いずれも層状珪酸塩の層間の相互作用が弱ま
っていることになり、そのことにより、上記効果を得る
ことができる。
【0039】特に、層状珪酸塩の平均層間距離が6nm
以上であると、層状珪酸塩を充填剤含有樹脂組成物に添
加し分散させて得られる本発明の微多孔フィルムは、極
めて優れた耐候性を発現するものとなる。又、層状珪酸
塩の平均層間距離が3nm以上、好ましくは6nm以上
であると、層状珪酸塩の結晶薄片層が層毎に分離し、層
状珪酸塩の相互作用が殆ど無視できるほどに弱まるの
で、層状珪酸塩を構成する結晶薄片の充填剤含有樹脂組
成物に対する分散状態が離砕安定化の方向に進行する利
点がある。
【0040】又、層状珪酸塩の一部もしくは全部が5層
以下に分散しているということは、具体的には、層状珪
酸塩の10%以上が5層以下に分散している状態にある
ことが好ましいことを意味し、より好ましくは層状珪酸
塩の20%以上が5層以下に分散している状態である。
層状珪酸塩の積層数は、5層以下に分層していることが
好ましく、そのことにより、上記効果を得ることができ
るが、より好ましくは3層以下に分層していることであ
り、特に好ましくは単層状に薄片化していることであ
る。
【0041】上記層状珪酸塩(前記有機化層状珪酸塩も
包含する)の量は、充填剤含有樹脂組成物100重量部
に対して、0.1〜10重量部の範囲が好ましい。でな
ければならない。より好ましくは、0.2〜8重量部
で、さらに好ましくは0.5〜5重量部である。0.1重
量部未満では、耐候性向上の効果が小さく、また、10
重量部を越えると、得られる微多孔フィルムが脆くなっ
て機械強度が低下すると共に、充填剤含有樹脂組成物の
製膜時にフィルム切れや溶融フィルムの延伸ムラが発生
して微多孔フィルムの薄肉化や充填材含有樹脂フィルム
の製膜速度の高速化が阻害されるおそれがある。
【0042】充填材含有樹脂組成物に層状珪酸塩を分散
させる方法としては、特に限定されるものではないが、
タンブラーミキサー等の剪断力のかからない装置での混
合方法は好ましくなく、例えば、単軸又は2軸の押し出
し混練機、バンバリーミキサー等の剪断力のかかる混練
機による方法が好ましい。この際、混練時に高温、高剪
断力を掛けすぎるとメルトテンションが下がりすぎるこ
とがある。
【0043】また、上記充填材含有樹脂組成物には、物
性を損なわない範囲内において、顔料、滑剤、上記以外
の酸化防止剤や光安定剤等の添加剤が添加されていても
良い。
【0044】上記充填材含有樹脂組成物のメルトテンシ
ョンは、高いと、充填材含有樹脂組成物の成膜時にフィ
ルム切れが起こり易くなると共に得られる微多孔フィル
ムの薄肉化が阻害され、又、低いと、溶融フィルムの延
伸加工性が低下し、得られる微多孔フィルムの厚みが不
均一となるので、18〜50mNに限定される。なお、
上記充填材含有樹脂組成物のメルトテンションは、AS
TM−D3835に準拠してストランドを50m/mi
nの引取速度で引取った時の張力をいう。
【0045】又、上記充填材含有樹脂組成物に、フェノ
ール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ラクトン系酸化
防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤、層状珪酸塩、そ
の他の添加剤が添加されている場合には、上記充填材含
有樹脂組成物のメルトテンションは、上記添加剤を含有
した状態における充填材含有樹脂組成物のメルトテンシ
ョンをいう。
【0046】上記微多孔フィルムは、上記充填材含有樹
脂組成物からなる樹脂フィルムを一軸又は二軸延伸させ
てなるが、この延伸方法としては、特に限定されず、汎
用の延伸方法が用いられてよく、延伸倍率は、高いと、
引張強度が低下することがあり、又、少ないと、微多孔
フィルムの通気性が低下することがあるので、1.5〜
4倍が好ましい。
【0047】次に、上記微多孔フィルムの製造方法につ
いて説明する。この微多孔フィルムの製造方法として
は、例えば、エチレン−α−オレフィン共重合体及び低
密度ポリエチレンよりなる上記ポリエチレン系樹脂組成
物30〜50重量%と上記無機充填材50〜70重量%
とからなる上記充填材含有樹脂組成物を、さらに必要に
応じて他の添加物と共に押出機に供給しフィルム状に押
し出した後、この溶融状態のフィルムを一軸又は二軸延
伸する微多孔フィルムの製造方法が挙げられる。
【0048】この時、押出機内において充填材含有樹脂
組成物に高温にて高い剪断応力を加え過ぎると、分子鎖
同士の絡み合いが解けて充填材含有樹脂組成物のメルト
テンションが低くなり、溶融フィルムの延伸加工性が低
下し、得られる微多孔フィルムの厚みが不均一となるお
それがあるので、充填材含有樹脂組成物のメルトテンシ
ョンが18〜50mNの範囲内となるように、充填材含
有樹脂組成物に加える剪断応力の大きさを調整する必要
がある。
【0049】又、上記押出機から押し出した溶融状態に
あるフィルム表面にエンボス処理を施した上で一軸又は
二軸延伸してもよく、このように溶融フィルム表面にエ
ンボス処理を施しておくことによって、得られる微多孔
フィルムの表面を艶消し状態とすることができる。
【0050】なお、上記溶融フィルム表面にエンボス処
理を施す方法としては、従来から汎用の方法が用いら
れ、例えば、外周面が微細な凹凸面に形成された一対の
エンボスロール間に溶融フィルムを供給して両面からエ
ンボスロールで挟圧し、エンボスロールの凹凸面を溶融
フィルムの表面に転写させる方法が挙げられる。ここ
で、上記一対のエンボスロールのうちの一方のロール表
面は平滑面に形成されていてもよい。
【0051】このようにして得られた微多孔フィルム
は、例えば、ポリオレフィン系不織布の片面又両面に積
層一体化させて生理用品等の衛生用品用途に用いられた
り、或いは、布やシートの一面又は両面に積層一体化さ
せて防水衣料用途や防水カバー用途等として用いられ
る。
【0052】
【実施例】(実施例1〜17、比較例1、2)表1、2
に示した組成の充填材含有樹脂組成物100重量部に、
表1、2に示した所定量の添加剤を添加し、二軸押出機
に供給してフィルム状に押し出した後、この溶融状態の
フィルムを一対のエンボスロール間に供給して両面から
挟圧することによって溶融フィルムの両面にエンボス処
理を施し、しかる後、上記溶融フィルムを押出方向に2
倍に一軸延伸して厚み30μmの微多孔フィルムを得
た。ポリエチレン系樹脂組成物のクロス分別法による樹
脂溶出量、及び充填材含有樹脂組成物のメルトテンショ
ンは表1、2に示した。尚、実施例及び比較例において
使用した材料を下記に記す。
【0053】1)エチレン−1−ヘキセン共重合体 ・PE1:エチレン成分 93%、密度 0.918g/
cm3、メルトフローレート 2.5g/10min ・PE2:エチレン成分 93%、密度 0.921g/
cm3、メルトフローレート 3.5g/10min ・PE3:エチレン成分 92%、密度 0.918g/
cm3、メルトフローレート 2.5g/10min ・PE4:エチレン成分 92%、密度 0.920g/
cm3、メルトフローレート 2.0g/10min 2)低密度ポリエチレン ・LDPE1:密度 0.922g/cm3、メルトフロ
ーレート 1.0g/10min ・LDPE2:密度 0.922g/cm3、メルトフロ
ーレート 0.4g/10min ・LDPE3:密度 0.918g/cm3、メルトフロ
ーレート 4.0g/10min ・LDPE4:密度 0.919g/cm3、メルトフロ
ーレート 2.0g/10min 3)無機充填材 ・炭酸カルシウム:平均粒径 1.5μm 4)酸化防止剤 ・フェノール系酸化防止剤:オクタデシル−3−(3、
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート ・リン系酸化防止剤:トリス(2、4−ジ−tert−
ブチルフェニル)フォスファイト ・ラクトン系酸化防止剤:3−ヒドロキシ−5、7−ジ
−tert−ブチル−フラン−2−オンとo−キシレン
との反応生成物 5)ヒンダードアミン系光安定剤:コハク酸ジメチルと
4−ヒドロキシ−2、2、6、6−テトラメチル−1−
ピペリジンエタノールとの共重合体 6)層状珪酸塩:ジステアリルジメチル4級アンモニウ
ム塩処理膨潤性フッ素マイカ(ソマシフMAE−10
0、コープケミカル社製)
【0054】〔評価〕上記の如くして得られた微多孔フ
ィルムの透気度、高速成膜性、耐候性及び耐熱性を下記
に示した方法で測定し、その結果を表1、2に示した。 (透気度)微多孔フィルムの透気度をJIS P 81
17に準拠して測定した。 (高速成膜性)微多孔フィルムの引取速度を20〜50
m/minの範囲内において変化させ、微多孔フィルム
が切れた時の引取速度を測定し、下記の基準で評価を行
った ○:引取速度が40m/min以上の場合 △:引取速度が20m/min以上40m/min未満
の場合 ×:引取速度が20m/min未満の場合 (耐候性)微多孔フィルムの表面にUV照射器(アトラ
ス社製 商品名「C1300W」)を用いて紫外線を照
射強度44MJ/m2照射した。そして、紫外線照射前
後の微多孔フィルムの伸度をJIS K7127に準拠
して測定し、照射後の伸度が照射前の伸度の50%以上
のものを○、50%未満のものを×とした。 (耐熱性)微多孔フィルムの表面にUV照射器(アトラ
ス社製 商品名「C1300W」)を用いて紫外線を照
射強度44MJ/m2照射した後、90℃の恒温機中に
3週間に亘って放置した。そして、試験前後の微多孔フ
ィルムの伸度をJIS K7127に準拠して測定し、
試験後の伸度が試験前の伸度の50%以上のものを○、
50%未満のものを×とした。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明の微多孔フィルムは、特定のエチ
レン−α−オレフィン共重合体及び低密度ポリエチレン
よりなるポリエチレン系樹脂組成物30〜50重量%と
無機充填材50〜70重量%とから構成された充填材含
有樹脂組成物からなる樹脂フィルムを一軸又は二軸延伸
してなる微多孔フィルムであって、上記ポリエチレン系
樹脂組成物のクロス分別法により溶出した樹脂溶出量が
所定温度範囲内において特定範囲を有し、更に、充填材
含有樹脂組成物が特定範囲のメルトテンションを有する
ことから、安定的に高速成膜することができると共に優
れた通気性を有する。
【0058】そして、充填材含有樹脂組成物に対して、
フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ラクトン
系酸化防止剤部及びヒンダードアミン系光安定剤が特定
量づつ添加されてなる場合には、得られる微多孔フィル
ムは耐熱性及び耐候性に優れ、建築用シートや農業用シ
ート等として屋外において好適に用いることができる。
【0059】また、充填材含有樹脂組成物に対して、層
状珪酸塩が添加されてなることにより、さらに耐候性が
向上する。この際、有機化層状珪酸塩が特定の大きさに
微分散されることにより耐候性向上効果はより一層顕著
になる。
【0060】また、本発明の微多孔フィルムの製造方法
は、特定のエチレン−α−オレフィン共重合体及び低密
度ポリエチレンよりなるポリエチレン系樹脂組成物30
〜50重量%と無機充填材50〜70重量部とから構成
された充填材含有樹脂組成物を押出機に供給してフィル
ム状に押し出した後、この溶融状態のフィルムを一軸又
は二軸延伸する微多孔フィルムの製造方法であるから、
通気性に優れた微多孔フィルムを連続して安定的に高速
成膜することができる。
【0061】更に、溶融状態のフィルム表面にエンボス
処理を施した上で、上記フィルムを一軸又は二軸延伸す
れば、表面が艶消し処理された微多孔フィルムを連続的
に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/49 C08K 5/49 7/00 7/00 C08L 23/08 C08L 23/08 // B29K 23:00 B29K 23:00 105:04 105:04 105:16 105:16 B29L 7:00 B29L 7:00 (72)発明者 八木 一成 滋賀県犬上郡多賀町四手諏訪510−5 積 水フィルム株式会社内 Fターム(参考) 4F074 AA17 AA20 AC32 AD03 AD12 AD13 AD16 CA02 CA03 DA33 DA53 DA59 4F210 AA04E AA07 AB06 AB11 AB16 AG01 AG20 QC01 QC05 QG01 QG08 QG18 4J002 BB032 BB051 DJ009 DJ059 EJ016 EJ067 EU078 FD019 FD076 FD077 FD078

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン成分が90〜99重量%である
    エチレン−α−オレフィン共重合体及び低密度ポリエチ
    レンよりなるポリエチレン系樹脂組成物30〜50重量
    %と無機充填材50〜70重量%とから構成された充填
    材含有樹脂組成物からなる樹脂フィルムを一軸又は二軸
    延伸してなる微多孔フィルムであって、上記ポリエチレ
    ン系樹脂組成物のクロス分別法により溶出した樹脂溶出
    量が、40℃以上で且つ60℃未満で全ポリエチレン系
    樹脂組成物の15〜25重量%であり、60℃以上で且
    つ80℃未満で全ポリエチレン系樹脂組成物の45〜5
    5重量%であり、80℃以上で且つ100℃未満で全ポ
    リエチレン系樹脂組成物の20〜35重量%であると共
    に、充填材含有樹脂組成物のメルトテンションが18〜
    50mNであることを特徴とする微多孔フィルム。
  2. 【請求項2】 充填材含有樹脂組成物100重量部に対
    して、フェノール系酸化防止剤0.01〜0.25重量
    部、リン系酸化防止剤0.03〜0.8重量部、ラクトン
    系酸化防止剤0.002〜0.2重量部及びヒンダードア
    ミン系光安定剤0.01〜1重量部が添加されてなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の微多孔フィルム。
  3. 【請求項3】 充填材含有樹脂組成物100重量部に対
    して、層状珪酸塩0.1〜10重量部が添加されてなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の微多孔フィルム。
  4. 【請求項4】 層状珪酸塩が、広角x線回折測定により
    測定した(001)面の平均層間距離が3nm以上であ
    り、且つ1部もしくは全部が5層以下に分散しているこ
    とを特徴とする請求項3記載の微多孔フィルム。
  5. 【請求項5】 エチレン成分が90〜99重量%である
    エチレン−α−オレフィン共重合体及び低密度ポリエチ
    レンよりなるポリエチレン系樹脂組成物30〜50重量
    %と無機充填材50〜70重量%とからなる充填材含有
    樹脂組成物を押出機に供給してフィルム状に押し出した
    後、この溶融状態のフィルムを一軸又は二軸延伸する微
    多孔フィルムの製造方法であって、上記ポリエチレン系
    樹脂組成物のクロス分別法により溶出した樹脂溶出量
    が、40℃以上で且つ60℃未満で全ポリエチレン系樹
    脂組成物の15〜25重量%であり、60℃以上で且つ
    80℃未満で全ポリエチレン系樹脂組成物の45〜55
    重量%であり、80℃以上且つ100℃未満で全ポリエ
    チレン系樹脂組成物の20〜35重量%であると共に、
    充填材含有樹脂組成物のメルトテンションが18〜50
    mNであることを特徴とする微多孔フィルムの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 溶融状態のフィルム表面にエンボス処理
    を施した上で、上記フィルムを一軸又は二軸延伸するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の微多孔フィルムの製造
    方法。
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