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JP2003200690A - 塗布具 - Google Patents

塗布具

Info

Publication number
JP2003200690A
JP2003200690A JP2002000696A JP2002000696A JP2003200690A JP 2003200690 A JP2003200690 A JP 2003200690A JP 2002000696 A JP2002000696 A JP 2002000696A JP 2002000696 A JP2002000696 A JP 2002000696A JP 2003200690 A JP2003200690 A JP 2003200690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
barrel
threaded portion
front shaft
applicator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002000696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Yamazaki
正 山崎
Yoshiomi Kamise
芳臣 神瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP2002000696A priority Critical patent/JP2003200690A/ja
Publication of JP2003200690A publication Critical patent/JP2003200690A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、容易に螺合操作を行なうこと
ができる塗布具を提供する。 【解決手段】 軸筒2内部にインクが含浸された中綿3
が収容される中綿収容部4が形成され、該軸筒2の一端
部2aに前記中綿収容部4の開口部4aが形成され、先
軸5が前記開口部4aに螺合装着される塗布具1におい
て、前記先軸5には、後端外径部に軸筒2との螺合部で
あるネジ部5fが形成され、前記軸筒2には、前記開口
部4aの内径部に前記先軸5と螺合されるネジ部2bが
形成され、前記先軸5のネジ部5fと前記軸筒2のネジ
部2bとは、螺合操作により締結/弛緩自在とするとと
もに、圧入操作により嵌着可能とするものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布具の構造に関
し、特に、軸筒内に中綿が収容された塗布具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、塗布具において、軸筒内にインク
を保有するためにインクが含浸された中綿を収容し、イ
ンクを使用し尽くした時に中綿を交換することで、その
塗布具本体を継続的に使用するようにした中綿式塗布具
が知られている。
【0003】中綿式塗布具は、軸筒先端の先軸を開口さ
せて軸筒内の中綿を交換するようにしたものがあり、そ
の軸筒と先軸とは別体で構成されたものを着脱自在に連
結されている。軸筒と先軸の連結方式には、軸筒に先軸
を圧入して嵌合させる方式や軸筒と先軸にネジ部を設け
て螺合結合させる方式などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先軸と
軸筒とのそれぞれの接合部にネジ部を設けて螺合嵌合さ
せる方式では、ネジ部の回転により締め込み固定するの
が通常であり、実際の組立ての際はネジ部を回転させて
締め付けるために、積み立てに時間が掛かるという問題
点がある。また、人手によらず組立装置を用いる場合で
あっても、装置構成に回転機構を設ける必要があり、装
置の構造が複雑になるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構成で、容易に螺合操作を行な
うことができる塗布具を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗布具に係
り、軸筒内部にインクが含浸された中綿が収容される収
容部が形成され、該軸筒の一端側に前記収容部の開口部
が形成され、先軸が前記開口部に螺合装着される塗布具
において、前記先軸には、後端外径部に軸筒との螺合部
が形成され、前記軸筒には、前記開口部の内径部に前記
先軸との螺合部が形成され、前記先軸の螺合部と前記軸
筒の螺合部とは、螺合操作により締結/弛緩自在とする
とともに、圧入操作により嵌着可能とすることを特徴と
するものである。
【0007】また、前記先軸に形成された螺合部と前記
軸筒に形成された螺合部の少なくとも一方の螺合部は、
全周以下の長さで形成されることが好ましい。また、軸
筒内部にインクが含浸された中綿が収容される収容部が
形成され、該軸筒の一端側に前記収容部の開口部が形成
され、先軸が前記開口部に螺合装着される塗布具におい
て、前記先軸と軸筒のうちの何れか一方に螺合部を形成
し、他方の前記螺合部と対向する部位に螺合部転写面を
形成し、前記螺合部転写面は、前記先軸と軸筒とを圧接
することで、前記螺合部と当接する部分に塑性変形によ
り螺合部が転写されて転写螺合部が形成され、前記螺合
部同士は、螺合操作により締結/弛緩自在とするととも
に、圧入操作により嵌着可能とすることが好ましい。ま
た、前記螺合部は、該螺合部の山幅が谷幅よりも狭く形
成されることが好ましい。
【0008】本発明によれば、以下のような作用が得ら
れる。すなわち、請求項1の発明によれば、先軸と軸筒
の螺合部位置に関わらず、そのまま圧入するので簡単に
先軸と軸筒とを組付けることができる。また、組立装置
を使用する場合、回転機能を排除できるので簡単な構成
にすることができる。また、螺合部の変形範囲を塑性変
形になりにくい寸法に設定することで、螺合部同士が乗
り上げる状態でも、先軸と軸の螺合部は弾性変形の範囲
で変形して元の形状近くに戻ることができる。したがっ
て、中綿やインクの交換のために先軸を外して、再度先
軸を軸に螺合させても、普通に螺合嵌合することができ
る。しかも、繰り返し使用が可能である。
【0009】また、請求項2の発明によれば、螺合部は
全周以下としたので、圧入力は小さくて済み、先軸と軸
筒との螺合部は弾性変形の範囲で変形するので元の形状
近くに戻ることができる。したがって、再度先軸を軸筒
に螺合させても、普通に螺合嵌合できる。しかも、繰り
返し使用が可能である。
【0010】また、請求項3の発明によれば、先軸また
は軸筒の何れか一方に螺合部を設けて、そのまま圧入す
るようにしたので、組立装置は単純な構造の装置でよ
く、また、螺合部が相手の面に塑性変形を起させて転写
螺合部を形成するので、塑性変形後は通常に螺合締結が
可能となる。しかも、繰り返し使用が可能である。
【0011】また、請求項4の発明によれば、螺合部に
おいて、螺合部の山幅を谷幅よりも狭く形成すること
で、螺合部を乗り越え易くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して詳細に説明する。図1〜図3は発明を実施す
る形態の一例であって、図1は本発明の実施形態に係る
塗布具の先軸と軸筒との接合部の構成を示す断面図、図
2は前記塗布具の先軸の螺合部と軸筒の螺合部との締結
状態を示す詳細断面図、図3は前記先軸の螺合部と軸筒
の螺合部の螺合部同士が乗り上げた状態を示す断面詳細
図である。図中、図と同一の符号を付した部分は同一物
を表わしている。
【0013】本実施形態は、図1に示すように、軸筒2
内部にインクが含浸された中綿3が収容される中綿収容
部4が形成され、該軸筒2の一端側に前記中綿収容部4
の開口部4aが形成され、先軸5が前記開口部4aに螺
合装着されるように構成された塗布具1であって、前記
中綿3の交換に際し、前記軸筒2から先軸5を取外し
て、前記軸筒2内の中綿収容部4から中綿3を取出すよ
うに構成したものである。
【0014】前記軸筒2は、筒状外形を呈し、その一端
部2aには内部に形成された中綿収容部4の開口部4a
が形成されている。前記開口部4a側の内周部にはネジ
部2bが形成され、前記ネジ部2bよりも中綿側(中
側)には、先軸5と嵌合されて中綿収容部4を密閉する
ための凸状シール部2cが形成されている。前記凸状シ
ール部2cは、先軸5後部5cに対して締め代を持った
寸法で形成され、内側に向かい突出して内周に沿って連
続的に突設されている。
【0015】前記先軸5は、ペン芯6が取付けられる先
端部5aと、キャップ(図示省略)が着脱自在に嵌装さ
れる軸部5bと、前記軸筒2に螺合される後部5cとを
有している。また、前記軸部5bと後部5cとの間に
は、キャップを位置決めするとともに後部5cが軸筒2
へ過剰に入り込むことを規制するための顎部5dが形成
されている。
【0016】前記先端部5aは、先細りのテーパ形状を
呈し、その内径側にペン芯6が嵌入されている。前記軸
部5bは、前記先端部5aより連続的に且つ段付き状に
該先端部5aよりも大径に形成されている。該軸部5b
の外周部には、キャップと嵌合されて該キャップ内側に
配置されるペン芯6側を密閉状態にするためのペン先側
シール部5eが形成されている。前記ペン先側シール部
5eは、前記キャップの内径部に対して締め代を持った
寸法で形成され、外側に向かい突出して円周方向に沿っ
て連設されている。
【0017】前記後部5cは、僅かに先細りのテーパ形
状の外形を有し、その外周部に軸筒2に形成されたネジ
部2bと螺合されるネジ部5fが形成されている。ま
た、前記ネジ部5fよりも中綿収容部4内側寄りに、該
中綿収容部4の内径部と当接して中綿収容部4を密閉す
るための収容部側シール部5gが形成されている。前記
収容部側シール部5gは、軸筒2の内径部に対して締め
代を持った寸法で形成され、外側に向かい突出して円周
方向に沿って連設されている。
【0018】ここで、軸筒2側のネジ部2bと先軸5側
のネジ部5fの構成について図面を参照して詳細に説明
する。軸筒2のネジ部2bと先軸5のネジ部5fは、図
2に示すように、何れのネジ部2b、5fとも台形状を
呈している。また、前記2b、5fネジ部は、夫々のネ
ジ山2b1、5f1の山幅W1が夫々の谷部2b2、5
f2の谷幅W2よりも狭く形成されている。
【0019】前記ネジ部の山幅W1と高さH1との関係
は、ネジ山の変形が弾性変形の範囲内で塑性変形しにく
い寸法に設定されている。このように構成することで、
図3に示すように、ネジ山同士が乗り上げる際には、該
ネジ部は弾性変形の範囲で変形するため、元の形状もし
くはそれに近い状態に戻ることができる。
【0020】次に、本実施形態の塗布具の軸筒2と先軸
5の組付けについて図面を参照して説明する。軸筒2に
先軸5を組付ける作業において、前記軸筒2と先軸5と
を圧入のみで嵌合させる場合、図2に示すように、ネジ
山2b1、5f1同士が軸心方向(嵌合作用方向)で重
なった状態から、図3に示すように、ネジ山2b1、5
f1同士が互いに乗り越して、円周方向に重なり合う状
態を経過して、再び図2に示す状態になる。
【0021】このような嵌合状態において、図3に示す
状態がネジ山2b1、5f1にとって一番締め代がかか
った状態となる。本実施形態において、ネジ山2b1、
5f1は、弾性限度内で弾性変形を起すように構成され
ているため、塑性変形を起すことなくネジ山を乗り越え
ることができる。
【0022】軸筒2と先軸5とを密着させるためには、
上述した状態がネジ山の数だけ繰り返される。そして、
軸筒2と先軸5とを連結後、前記軸筒2と先軸5とをさ
らにネジ込むことでネジ山2b1、5f1同士が圧接さ
れ、軸筒2と先軸5は確実に締結される。
【0023】こうして塗布具1は、軸筒2に先軸5を圧
入した後に、僅かに螺合部を締め込むことで短時間で確
実に組立てることができる。
【0024】一方、中綿交換やインク供給時に塗布具1
を分解する場合は、先軸5を弛緩する方向に回すことで
容易に軸筒2から先軸5を取外すことができる。そし
て、再度螺合嵌合による回転で締め付けても、ネジ山2
b1、5f1の形状は元の形状もしくはそれに近い状態
に復元しているので通常に螺合嵌合することができる。
【0025】以上のように構成したので、本実施形態の
塗布具1によれば、軸筒2と先軸5の組立て時に、該軸
筒2に先軸5をそのまま圧入するだけ、ネジ部2b、5
fの形成に関わらず、簡単に軸筒2と先軸5とを組付け
ることができる。したがって、組立装置を使用して塗布
具1を組立てる場合でも、ネジ部を回転させる回転機能
を設ける必要がないので簡単な装置構成にすることがで
きる。
【0026】また、本実施形態によれば、ネジ部2b、
5fの構成を、ネジ山の変形範囲を弾性変形の限度内で
塑性変形になりにくい寸法に設定したので、ネジ山同士
が変形して乗り上げる状態でも、ネジ部2b、5fは弾
性変形の範囲で変形するので元の形状もしくはそれに近
い状態に復元することができる。したがって、中綿3の
交換やインクの補給等の際に軸筒2から先軸5を取外し
て、再度先軸5を軸筒2に螺合させても、普通に螺合嵌
合することができる。しかも、繰り返し使用が可能であ
る。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態を、図面を
参照して詳細に説明する。図4〜図6は発明に係る第2
の実施形態の一例であって、図4は本発明の第2の実施
形態に係る塗布具の先軸と軸筒との接合部の構成を示す
断面図、図5は前記塗布具の先軸の構成を示す側面図、
図6は図5のA−A断面矢視図である。図中、前述した
部品と同一の符号を付した部分は同一物を表わし、説明
を省略する。
【0028】第2の実施形態は、図4に示すように、軸
筒12内部にインクが含浸された中綿3が収容される中
綿収容部14が形成され、該軸筒12の一端側に前記中
綿収容部14の開口部14aが形成され、先軸15が前
記開口部14aに螺合装着されるように構成された塗布
具10であって、前記中綿3の交換に際し、前記軸筒1
2から先軸15を取外して、前記軸筒12内の中綿収容
部14から中綿3を取出すように構成したものである。
【0029】前記軸筒12は、筒状外形を呈し、その一
端部12aには内部に形成された中綿収容部14の開口
部14aが形成されている。前記開口部14a側の内周
部にはネジ部12bが形成され、前記ネジ部12bより
も中綿側(中側)には、先軸15と嵌合されて中綿収容
部14を密閉するための凸状シール部12cが形成され
ている。前記凸状シール部12cは、先軸15後部15
cに対して締め代を持った寸法で形成され、内側に向か
い突出して内周に沿って連続的に突設されている。
【0030】前記先軸15は、ペン芯6が取付けられる
先端部15aと、キャップ(図示省略)が着脱自在に嵌
装される軸部15bと、前記軸筒12に螺合される後部
15cとを有している。また、前記軸部15bと後部1
5cとの間には、キャップを位置決めするとともに後部
15cが軸筒12へ過剰に入り込むことを規制するため
の顎部15dが形成されている。
【0031】前記先端部15aは、先細りのテーパ形状
を呈し、その内径側にペン芯6が嵌入されている。前記
軸部15bは、前記先端部15aより連続的に且つ段付
き状に該先端部15aよりも大径に形成されている。該
軸部15bの外周部には、キャップと嵌合されて該キャ
ップ内側に配置されるペン芯6側を密閉状態にするため
のペン先側シール部15eが形成されている。前記ペン
先側シール部15eは、前記キャップの内径部に対して
締め代を持った寸法で形成され、外側に向かい突出して
円周方向に沿って連設されている。
【0032】前記後部15cは、後方端部に向かい僅か
に先細りのテーパ形状の外形を有し、その外周部に軸筒
12に形成されたネジ部12bと螺合されるネジ部15
fが形成されている。また、前記ネジ部15fよりも中
綿収容部14内側寄りに、該中綿収容部14の内径部と
当接して中綿収容部14を密閉するための収容部側シー
ル部15gが形成されている。前記収容部側シール部1
5gは、軸筒12の内径部に対して締め代を持った寸法
で形成され、外側に向かい突出して円周方向に沿って連
設されている。
【0033】ここで、軸筒12側のネジ部12bと先軸
15側のネジ部15fの構成について図面を参照して詳
細に説明する。前記ネジ部12bは、軸筒12の内径部
に円周方向に沿って全周に亘り形成されている。一方、
前記ネジ部15fは、図5、図6に示すように、先軸1
5の後部15cの外径部に円周方向に沿って全周の1/
6の範囲、すなわち円周角60°の範囲の長さで、18
0°対称の位置で2個所に形成されている。
【0034】前記ネジ部12b、15fは、第1の実施
形態のネジ部と同様に(図2参照)、ともに台形状の断
面形状を有している。また、前記ネジ部12b、15f
は、夫々の山幅W1が夫々の谷幅W2よりも狭く形成さ
れている。
【0035】前記ネジ部12b、15fの山幅W1と高
さH1との関係は、ネジ山の変形が弾性変形の範囲内で
塑性変形しにくい寸法に設定されている。このように構
成することで、ネジ山同士が乗り上げる際には(図3参
照)、該ネジ部12b、15fは弾性変形の範囲で変形
するため、元の形状もしくはそれに近い状態に復元する
ことができる。
【0036】次に、本実施形態の塗布具の軸筒12と先
軸15の組付けについて説明する。軸筒12に先軸15
を組付ける作業において、前記軸筒12と先軸15とを
圧入のみで嵌合させる場合、第1の実施形態と同様に、
ネジ山同士が軸心方向(嵌合作用方向)で重なった状態
から(図2参照)、ネジ山同士が互いに乗り越して、円
周方向に重なり合う状態を経過して(図3参照)、再び
ネジ山同士が軸心方向(嵌合作用方向)で重なった状態
(図2参照)になる。このような嵌合状態において、第
1の実施形態と同様に、図3に示す状態がネジ山にとっ
て一番締め代がかかった状態となる。
【0037】第2の実施形態において、軸筒12および
先軸15のネジ部12b、15fは、弾性限度内で弾性
変形を起すように構成されているため、塑性変形を起す
ことなくネジ山を乗り越えることができる。
【0038】軸筒12と先軸15とを密着させるために
は、上述した状態がネジ山の数だけ繰り返される。そし
て、軸筒12と先軸15とを連結後、前記軸筒12と先
軸15とをさらにネジ込むことでネジ部12b、15f
同士が圧接され、軸筒12と先軸15は確実に締結され
る。
【0039】こうして塗布具10は、軸筒12に先軸1
5を圧入した後に、僅かに締め込むことで、実施形態1
と同様に、短時間で確実に組立てることができる。
【0040】一方、中綿交換やインク供給時に塗布具1
0を分解する場合は、先軸15を弛緩する方向に回すこ
とで容易に軸筒12から先軸15を取外すことができ
る。そして、再度螺合嵌合による回転で締め付けても、
ネジ山12b1、15f1は元の形状もしくはそれに近
い状態に復元しているので通常に螺合嵌合することがで
きる。
【0041】以上のように構成したので、本実施形態の
塗布具10によれば、軸筒12と先軸15のネジ部12
b、15fの成形位置に関わらず、そのまま圧入するだ
けで簡単に軸筒12と先軸15とを組付けることができ
る。したがって、組立装置を使用する場合でも、ネジ部
を回転させる回転機能を設ける必要がないので簡単な装
置構成にすることができる。
【0042】また、第2の実施形態によれば、ネジ部1
2b、15fの構成を、ネジ山の変形範囲を塑性変形に
なりにくい寸法に設定したので、ネジ山同士が乗り上げ
る状態でも、ネジ部12b、15fは弾性変形の範囲で
変形するので元の形状近くに戻ることができる。したが
って、中綿3の交換やインクの補給等のために軸筒12
から先軸15を外して、再度先軸15を軸筒12に螺合
させても、普通に螺合嵌合することができる。しかも、
繰り返し使用が可能である。
【0043】さらに、第2の実施形態によれば、前記先
軸15のネジ部15fは、円周角60°の範囲で且つ1
80°対称の位置の2箇所にしか形成されていないの
で、軸筒12へ先軸15を圧入する力を小さくできるの
で、さらに容易に軸筒12と先軸15とを連結すること
ができる。
【0044】次に、本発明の第3の実施形態を、図面を
参照して詳細に説明する。図7〜図9は本発明に係る第
3の実施形態の一例であって、図7は本発明の第3の実
施形態に係る塗布具の先軸と軸筒との接合部の構成を示
す断面図、図8は前記塗布具の先軸側の螺合部により軸
筒側の螺合部転写面が塑性変形を起した状態を示す詳細
断面図、図9は前記螺合部転写面が塑性変形して生じた
転写螺合部の形状を示す断面詳細図である。図中、前述
した部品と同一の符号を付した部分は同一物を表わし説
明を省略する。
【0045】第3の実施形態は、図7に示すように、軸
筒22内部にインクが含浸された中綿3が収容される中
綿収容部24が形成され、該軸筒22の一端側に前記中
綿収容部24の開口部24aが形成され、先軸25が前
記開口部24aに螺合装着されるように構成された塗布
具20であって、前記中綿3の交換に際し、前記軸筒2
2から先軸25を取外して、前記軸筒22内の中綿収容
部24から中綿3を取出すように構成したものである。
【0046】前記軸筒22は、筒状外形を呈し、その一
端部22aには内部に形成された中綿収容部24の開口
部24aが形成されている。前記開口部24a側の内周
部には螺合部転写面22bが形成され、前記螺合部転写
面22bよりも中綿側(中側)には、先軸25と嵌合さ
れて中綿収容部24を密閉するための凸状シール部22
cが形成されている。
【0047】前記螺合部転写面22bは、後記する先軸
25のネジ部25fに対して締め代を持った寸法で、且
つ平坦な内周面が形成されている。前記凸状シール部2
2cは、先軸25後部25cに対して締め代を持った寸
法で形成され、内側に向かい突出して内周に沿って連続
的に突設されている。
【0048】前記先軸25は、ペン芯6が取付けられる
先端部25aと、キャップ(図示省略)が着脱自在に嵌
装される軸部25bと、前記軸筒22に螺合される後部
25cとを有している。また、前記軸部25bと後部2
5cとの間には、キャップを位置決めするとともに後部
25cが軸筒22へ過剰に入り込むことを規制するため
の顎部25dが形成されている。
【0049】前記先端部25aは、先細りのテーパ形状
を呈し、その内径側にペン芯6が嵌入されている。前記
軸部25bは、前記先端部25aより連続的に且つ段付
き状に該先端部25aよりも大径に形成されている。該
軸部25bの外周部には、キャップと嵌合されて該キャ
ップ内側に配置されるペン芯6側を密閉状態にするため
のペン先側シール部25eが形成されている。前記ペン
先側シール部25eは、前記キャップの内径部に対して
締め代を持った寸法で形成され、外側に向かい突出して
円周方向に沿って連設されている。
【0050】前記後部25cは、僅かに先細りのテーパ
形状の外形を有し、その外周部に軸筒22に形成された
螺合部転写面22bと当接するネジ部25fが形成され
ている。また、前記ネジ部25fよりも中綿収容部24
内側寄りに、該中綿収容部24の内径部と当接して中綿
収容部24を密閉するための収容部側シール部25gが
形成されている。前記収容部側シール部25gは、軸筒
22の内径部に対して締め代を持った寸法で形成され、
外側に向かい突出して円周方向に沿って連設されてい
る。
【0051】前記ネジ部25fは、図8に示すように、
台形状の断面形状を有している。また、前記ネジ部25
fは、ネジ山25f1の山幅W1が谷幅W2よりも狭く
形成されている。
【0052】次に、第3の実施形態の塗布具20の軸筒
22と先軸25の組付けについて説明する。軸筒22に
先軸25を組付ける場合は、前記軸筒22の開口部24
aに先軸25の後部22cを挿入して、前記軸筒22と
先軸25とを圧入嵌合させる。
【0053】この時、先軸25のネジ部25fは、軸筒
22の螺合部転写面22bに対して締め代を持って嵌合
されている。前記螺合部転写面22bにおいては、図
8、図9に示すように、先軸25のネジ部25fに圧接
された部分が塑性変形を起し、前記ネジ部25fのネジ
山形状に沿って窪んだ凹状螺合部22b1が形成され、
また、ネジ部25fの谷に沿った形状に螺合部転写面2
2bが残される。すなわち、軸筒22と先軸25とは、
螺合部転写面22bとネジ部25fとが螺合したような
状態で接合される。
【0054】一方、中綿交換やインク供給時に塗布具2
0を分解する場合は、先軸25を弛緩する方向に回すこ
とで容易に軸筒22から先軸25を取外すことができ
る。そして、再度螺合嵌合による回転で締め付けても、
軸筒22の螺合部転写面22bには、前記先軸25のネ
ジ部25fにより塑性変形した凹状螺合部22b1が形
成されているので通常に螺合嵌合することができる。
【0055】以上のように構成したので、第3の実施形
態の塗布具20によれば、軸筒22と先軸25の組立て
時に、そのまま圧入するだけで簡単に軸筒22と先軸2
5とを組付けることができる。したがって、組立装置を
使用する場合でも、ネジ部を回転させる回転機能を設け
る必要がないので簡単な装置構成にすることができる。
【0056】また、前記軸筒22内径部の螺合部転写面
22bに、塑性変形により先軸25のネジ部25fに対
応した凹状螺合部22b1が形成されるので、中綿3の
交換やインクの補給等のために軸筒22から先軸25を
取外して、再度先軸25を軸筒22に螺合させても、普
通に螺合嵌合することができる。しかも、繰り返し使用
が可能である。
【0057】尚、上述した実施形態では、ネジ部の形状
を台形状の断面形状として、ネジ山の山幅W1が谷幅W
2よりも狭く構成しているが、これは本発明の実施の形
態の一例に過ぎず、本発明はこれにのみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ネジ山
の形状を、三角形状の断面を有するものや波形状の断面
を有するものであっても良く、さらに、ネジ部の構成も
一条ネジや多条ネジの構成があり、これらの構成に限定
されるものではない。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜4記載の塗布具によれば、簡単な構成で、軸筒と先軸
とを組付けることができ、容易に螺合操作を行なうこと
ができる塗布具を実現することができる。詳しくは、請
求項1の発明によれば、先軸と軸筒の螺合部位置に関わ
らず、そのまま圧入することで簡単に先軸と軸筒とを組
付けることができる。また、組立装置を使用して組立て
を行なう場合でも、回転機能を設ける必要がないので簡
単な装置構成を実現することができる。また、軸筒と先
軸の螺合部の形状を弾性変形の範囲で変形させて塑性変
形になりにくい寸法に設定することで、元の形状もしく
はそれに近い状態に復元することができる。したがっ
て、中綿やインクの交換のために先軸を外して、再度先
軸を軸に螺合させても、普通に螺合嵌合することができ
る。しかも、繰り返し使用が可能である。また、請求項
2の発明によれば、螺合部の形成は全周に亘らすに一部
の範囲としたので、圧入力は小さくて済み、先軸と軸筒
との螺合部は弾性変形の範囲で変形するので元の形状近
くに戻ることができる。したがって、再度先軸を軸筒に
螺合させても、普通に螺合嵌合できる。しかも、繰り返
し使用が可能である。また、請求項3の発明によれば、
先軸または軸筒の何れか一方に螺合部を設けて、そのま
ま圧入することで簡単に先軸と軸筒とを組付けることが
できる。また、組立装置を使用して組立てを行う場合で
も、回転機能を設ける必要がないので簡単な装置構成を
実現することができる。また、螺合部が他方の面に塑性
変形を起させて転写螺合部を形成するよう構成したの
で、塑性変形後は通常に螺合締結が可能となる。しか
も、繰り返し使用が可能である。また、請求項4の発明
によれば、螺合部において、螺合部の山幅を谷幅よりも
狭く形成することで、螺合部を乗り越え易くすることが
できる。以上の様に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る塗布具の先軸と軸筒と
の接合部の構成を示す断面図である。
【図2】前記塗布具の先軸の螺合部と軸筒の螺合部との
締結状態を示す詳細断面図である。
【図3】前記先軸の螺合部と軸筒の螺合部の螺合部同士
が乗り上げた状態を示す断面詳細図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る塗布具の先軸と
軸筒との接合部の構成を示す断面図である。
【図5】前記塗布具の先軸の構成を示す側面図である。
【図6】図5のA−A断面矢視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る塗布具の先軸と
軸筒との接合部の構成を示す断面図である。
【図8】前記塗布具の先軸側の螺合部により軸筒側の螺
合部転写面が塑性変形を起した状態を示す詳細断面図で
ある。
【図9】前記螺合部転写面が塑性変形して生じた転写螺
合部の形状を示す断面詳細図である。
【符号の説明】
1、10、20 塗布具 2、12、22 軸筒 2a、12a、22a 一端部 2b、12b、22b 螺合部転写面 2b1、12b1 ネジ山 2b2 谷部 22b1 凹状螺合部 22c 後部 3 中綿 4、14、24 中綿収容部 4a、14a、24a 開口部 5、15、25 先軸 5a、15a、25a 先端部 5b、15b、25b 軸部 5c、15c、25c 後部 5d、15d、25d 顎部 5f、15f、25f ネジ部 6 ペン芯 25f1 ネジ山 W1 山幅 W2 谷幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内部にインクが含浸された中綿が収
    容される収容部が形成され、該軸筒の一端側に前記収容
    部の開口部が形成され、先軸が前記開口部に螺合装着さ
    れる塗布具において、 前記先軸には、後端外径部に軸筒との螺合部が形成さ
    れ、 前記軸筒には、前記開口部の内径部に前記先軸との螺合
    部が形成され、 前記先軸の螺合部と前記軸筒の螺合部とは、螺合操作に
    より締結/弛緩自在とするとともに、圧入操作により嵌
    着可能とすることを特徴とする塗布具。
  2. 【請求項2】 前記先軸に形成された螺合部と前記軸筒
    に形成された螺合部の少なくとも一方の螺合部は、全周
    以下の長さで形成されたことを特徴とする請求項1に記
    載の塗布具。
  3. 【請求項3】 軸筒内部にインクが含浸された中綿が収
    容される収容部が形成され、該軸筒の一端側に前記収容
    部の開口部が形成され、先軸が前記開口部に螺合装着さ
    れる塗布具において、 前記先軸と軸筒のうちの何れか一方に螺合部を形成し、 他方の前記螺合部と対向する部位に螺合部転写面を形成
    し、 前記螺合部転写面は、前記先軸と軸筒とを圧接すること
    で、前記螺合部と当接する部分に塑性変形により前記螺
    合部に対応した転写螺合部が形成され、 前記螺合部同士は、螺合操作により締結/弛緩自在とす
    るとともに、圧入操作により嵌着可能とすることを特徴
    とする塗布具。
  4. 【請求項4】前記螺合部は、該螺合部のネジ山の山幅が
    谷幅よりも狭く形成されることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の塗布具。
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