JP2003291091A - 耳屑風送方法及び装置並びにセルローストリアセテートフィルムの製造方法 - Google Patents
耳屑風送方法及び装置並びにセルローストリアセテートフィルムの製造方法Info
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Abstract
る。 【解決手段】 ウェブ12の耳部12aを耳切り装置1
4により切断する。この切断した耳屑12cを風送装置
18でサイロに送る。耳屑12cを吸引ダクト20で吸
引し、フィードローラ40により送り出す。吸引ダクト
20の下方にロータリーカッタ21を設ける。ロータリ
ーカッタ21で耳屑12cを送り方向で切り離し、短冊
状の耳屑12dにする。短冊状にされるので、風送配管
の曲がり部分等で耳屑12dの係止がなくなり、詰まり
の発生が抑制される。
Description
比較的広幅の例えばフィルム等の可撓性帯状支持体(以
下、ウェブと称する)の側縁を送り方向に切断してなる
耳屑の風送方法及び装置並びにセルローストリアセテー
トフィルムの製造方法に関するものである。
年、液晶ディスプレイの偏光板の保護膜、位相差板等の
光学補償フィルム、プラスチック基板、写真用支持体、
あるいは動画用セルや光学フィルタ、さらにはOHPフ
ィルムなどの光学材料として需要が増大している。
が向上したこと、および軽量で携帯性に優れていること
から、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ、携
帯用端末、テレビジョン、さらにはデジタルスチルカメ
ラやムービーカメラなどに広く使用されているが、この
液晶ディスプレイには画像表示のために偏光板が必須と
なっている。そして、液晶ディスプレイの品質の向上に
合わせて、偏光板の品質向上が要求され、それと共に偏
光板の保護膜である透明プラスチックフィルムも、より
高品質であることが要望されている。
ついては、解像力やコントラストの表示品位から高透明
性、低光学異方性、平面性、易表面処理性、高耐久性
(寸度安定性、耐湿熱性、耐水性)、フィルム内および
表面に異物がないこと、表面に傷がなく、かつ傷が付き
にくいこと(耐傷性)、適度のフィルム剛性を有するこ
と(取扱い性)、そして適度の透水性など種々の特性を
備えていることが必要であるとされている。
セルロースエステル、ノルボルネン樹脂、アクリル樹
脂、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂などが
挙げられるが、生産性や材料価格等の点からセルロース
エステルが主に使用されている。特にセルローストリア
セテート(TAC)のフィルムは、極めて高い透明性を
有しかつ、光学異方性が小さく、かつレターデーション
が低いことから光学用途に特に有利に用いられている。
は、溶液製膜法、溶融製膜法および圧延法など各種の製
膜技術が利用可能であるが、良好な平面性および低光学
異方性を得るためには、溶液製膜法が特に適している。
溶液製膜法は、原料フレークを溶剤に溶解し、これに必
要に応じて可塑剤、紫外線吸収剤、劣化防止剤、滑り
剤、剥離促進剤等の各種の添加剤を加えた高分子溶液
(以下、ドープと称する)とし、このドープを水平式の
エンドレスの金属ベルトまたは回転するドラムなどの支
持体の上に、ドープ供給手段(以下、流延ダイと称す
る)により流延した後、支持体上である程度まで乾燥
し、これにより剛性が付与された自己支持性フィルムを
支持体から剥離し、次いで各種の搬送手段により乾燥部
を通過させて溶剤を除去することからなる方法である。
製膜されたフィルムは溶剤を乾燥させてから巻取りリー
ルに巻き取られる。
ルムの耳部(フィルムの幅方向端部)は乾燥時の乾燥む
ら、或いは流延時のネックインにより厚みが大きく変動
しやすいために、フィルムの耳部にカールや弛みが発生
する。この結果、搬送時にフィルムの耳部からシワが発
生して安定したフィルムの製造ができなくなる。この対
策として、通常はフィルムの製膜から巻き取りまでの途
中に、フィルムの耳部をフィルムの搬送方向に切断して
除去する切断装置が設けられる。これにより、製品とし
てのフィルムの幅が正確に管理・維持される。
たシェア刃を備えている。そして、フィルムの送り中に
フィルムの側縁からフィルムの中央へ向けてシェア刃を
移動させてウェブに切り込み、ウェブの耳部を切断す
る。切断した耳部(以下、耳屑という)は風送装置で回
収部へ送られて、回収され、原料として再利用される。
配管を備えており、この風送配管で回収部に送られる。
この風送配管では、帯状の耳屑が詰まることがないよう
に、例えば、スリッタにより耳屑を更に幅の狭い帯状に
切り離して、風送することも行われている。
の曲がり部分があると、この曲がり部分のフランジの段
差部で耳屑がジャバラ状に詰まってしまうことがあっ
た。この耳屑の詰まりが発生すると、耳屑が送れなくな
り、耳切り不能となってしまう。耳切り不能になると、
最悪の場合には流延の停止にもつながることになり、生
産性を著しく損なってしまうという問題がある。
あり、耳屑を詰まらせることなく、確実に搬送すること
ができるようにした耳屑搬送方法及び装置並びにセルロ
ーストリアセテートフィルムの製造方法を提供すること
を目的とする。
に、本発明では、送り中のウェブから切り離した耳屑を
耳屑回収部へ風送する耳屑風送方法において、前記耳屑
を送り方向で切断し短冊状にし、この短冊状耳屑を風送
している。なお、前記短冊状耳屑の切断をロータリーカ
ッタにより行うことが好ましい。
のウェブから切り離した耳屑を耳屑回収部へ風送する耳
屑風送装置において、前記耳屑を吸入口から吸引して耳
屑回収部に送る耳屑風送配管と、この耳屑風送配管の吸
入口近くに設けられ、吸入された耳屑を送り方向で切断
し短冊状耳屑にするカッタとを備えている。なお、前記
カッタはロータリーカッタから構成されており、耳屑を
15〜300mmの範囲で切断することが好ましい。ま
た、前記耳屑は、厚さが40〜135μm、ライン速度
が10〜120m/min、幅が20〜140mmであ
ることが好ましい。耳幅が耳屑風送配管径に近くなる
程、耳屑は配管に詰まり易くなるが、むしろ本発明はこ
のような詰まり易い状態で用いることで効果を発揮する
ことができ、配管の閉塞を防止することができる。本発
明の耳屑風送方法及び装置は、セルローストリアセテー
トフィルムなどの各種製膜ラインや塗布ラインなどで用
いることができ、耳屑による配管の閉塞が防止される。
タ、乾燥機からなる製膜ライン11から送られた来たウ
ェブ12は、ナーリング装置13、耳切り装置14を経
て、巻取り装置15によりロール状に巻き取られる。ナ
ーリング装置13は、エンボスローラ13aを備えてお
り、耳部12aの近くのウェブ12に対して微細な凹凸
からなるローレット加工を施し、ナーリング12bを付
与する。耳切り装置14は上丸刃16a及び下丸刃16
bからなるカッタ16を備えており、このカッタ16で
は、ナーリング12bの外側位置で耳部12aを切り離
す。耳部12aが切り離されたウェブ12は、ナーリン
グ12bによって巻きずれが抑制された状態でウェブ巻
取り装置15によりロール状に巻き取られる。また、ウ
ェブ12から切り離された耳屑12cは、吸引口17を
備えた風送装置18によりサイロ19に送られて、再利
用が図られる。
口17を有する吸引ダクト20と、ロータリーカッタ2
1と、サイレンサ22と、カットブロワ23と、セパレ
ータ24と、クラッシャ25と、これら各機器を連結し
耳屑12cを風送する配管26〜35とから構成されて
いる。なお、符号36,37,38は配管32,33,
34に設けたシャッタを示しており、これらのシャッタ
36〜38は耳屑配管の風速を調整するものである。符
号39はフィルタ、42はシャッタを示している。ま
た、耳部12aはウェブ12の両側にあるため、吸引ダ
クト20、ロータリーカッタ21、風送配管26,2
7,28,29、サイレンサ22はそれぞれ1対設けら
れている。
は、ガイドローラ50,51及びガイド板52が配置さ
れている。これらガイドローラ50,51及びガイド板
52は、耳切り装置14でウェブ12から切り離された
耳屑12cを吸引ダクト20内に案内する。
フィードローラ対40が配置されている。フィードロー
ラ対40は、送りローラ40aとこれに接触して回転す
る押さえローラ40bとから構成されており、耳屑12
cを挟持して搬送する。フィードローラ対40は、シフ
ト部41によりその押さえローラ40bが退避位置と押
さえ位置との間で変位するように構成されており、耳屑
12cの先端通過時は押さえローラ40bは退避位置に
され、通過後は押さえ位置にされる。
タ21が接続されている。ロータリーカッタ21は、回
転刃43及び固定刃44を有しており、回転刃43が回
転することにより、固定刃44との間で耳屑12cを短
冊状に切断する。
部30は、カットブロワ23,セパレータ24,クラッ
シャ25,及びサイロ19から構成されている。短冊状
に切断された耳屑(以下、短冊状耳屑)12dは風送配
管26,27、サイレンサ22を介し、カットブロワ2
3に送られる。カットブロワ23では、短冊状耳屑12
dを更に小さく切断して耳屑片(図示せず)にし、この
耳屑片をセパレータ24に送る。また、短冊状耳屑12
dの一部はサンプリング配管54を介してサンプリング
される。サンプリングされた耳屑に対しては各種の検査
が行われる。
ており、耳屑片と空気とを分離する。分離された耳屑片
はクラッシャ25に送られて破砕される。また、分離さ
れた空気は配管31を介して、風送配管31,22,2
3で耳屑12dの風送に利用される。また、分離された
空気は配管34を介して配管35に送られる。配管35
は、クラッシャ25で破砕された耳屑をサイロ19に風
送する。サイロ19に貯留された破砕耳屑は、製膜原料
として再利用が図られる。
示すように、耳切り装置13で切断された耳屑12c
は、図3に示すように、吸引口17を介して風送装置1
8の吸引ダクト20内に引き込まれる。吸引ダクト20
内にはフィードローラ対40が配置されており、吸引さ
れた耳屑12cを下方のロータリーカッタ21に送り込
む。
00mmの短冊状に切断する。この短冊状耳屑12d
は、図3に示すように、風送配管26〜29を介してカ
ットブロワ23に風送され、ここで、更に細かく切断さ
れ耳屑片にされる。耳屑片はセパレータ24へ送られ、
ここで空気と分離され、下方のクラッシャ25に送られ
る。クラッシャ25では耳屑片を破砕する。この破砕耳
屑は風送配管35を介してサイロ19に送られて、貯留
される。
た耳屑12cをロータリーカッタ21で短冊状に切断す
るため、従来のように、耳屑12cを長尺のままカット
ブロワに送っていたものに比較して、耳屑詰まりの発生
が抑制される。すなわち、従来では、長尺の耳屑12c
が風送配管中のエルボやティ等の湾曲部において、その
フランジ段差部分に引っかかって、じゃばら状に詰まっ
てしまうことが発生していたが、このような引っ掛かり
が抑制され、これに起因する詰まりが解消される。ま
た、このような引っ掛かりを避けるために、耳屑を送り
方向でスリッタ等により切断し、複数本の長尺耳屑にし
て風送することも従来は行われていたが、このようなス
リッタが不要になる。
後に耳切りを行っているが、本発明は上記の態様に限ら
れない。例えば、テンター出口付近における耳切りや、
最終製品幅に調整する際の耳切りなどの各種態様におけ
る耳切りに本発明を実施することができ、これらの場合
にも耳屑を詰まらせることなく安定的に風送することが
できる。
すように風送装置において、各配管は150Aとし、風
量は以下のようにした。吸引口17からの吸引風量を5
m 3 、配管26,27における風量を20m3 、カット
ブロワ23からの吐き出し風量を40m3 、セパレータ
24を出た配管31における風量を30m3 、クラッシ
ャ25からサイロ19への配管35における風量を10
m3 とした。そして、吸引ダクト20の近くにロータリ
ーカッタ21を配置したものを実施例とし、ロータリー
カッタ21を配置しないでそのまま風送したものを比較
例とした。
フィルムをライン速度を40m/min、耳屑幅を14
5mmとして、風送した。比較例では配管26,27の
湾曲部分で耳屑が係止してしまいジャバラ状の詰まりが
発生したが、実施例ではこれら配管26,27部分で詰
まりが発生することはなかった。
し短冊状にし、この短冊状耳屑を風送するから、従来の
ように長尺のままカットブロワに送るものに比較して、
耳屑が風送配管の湾曲部等で引っかかることがなくな
り、耳屑詰まりの発生が抑制される。短冊状耳屑の切断
をロータリーカッタにより行うことにより、高速で簡単
に耳屑を切断することができる。
略を示す平面図である。
断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 送り中のウェブから切り離した耳屑を耳
屑回収部へ風送する耳屑風送方法において、 前記耳屑を送り方向で切断し短冊状にし、この短冊状耳
屑を風送することを特徴とする耳屑風送方法。 - 【請求項2】 前記短冊状耳屑の切断をロータリーカッ
タにより行うことを特徴とする請求項1記載の耳屑風送
方法。 - 【請求項3】 送り中のウェブから切り離した耳屑を耳
屑回収部へ風送する耳屑風送装置において、 前記耳屑を吸入口から吸引して耳屑回収部に送る耳屑風
送配管と、 この耳屑風送配管の吸入口近くに設けられ、吸入された
耳屑を送り方向で切断し短冊状耳屑にするカッタとを備
えたことを特徴とする耳屑風送装置。 - 【請求項4】 前記カッタはロータリーカッタから構成
されており、前記耳屑を15〜300mmの範囲で切断
することを特徴とする請求項3記載の耳屑風送装置。 - 【請求項5】 セルローストリアセテートフィルムの製
造方法において、請求項1または2記載の耳屑風送方
法、または請求項3または4の耳屑風送装置を用いて耳
屑を風送することを特徴とするセルローストリアセテー
トフィルムの製造方法。
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