JP2003278130A - 護岸構造物及び護岸工法 - Google Patents
護岸構造物及び護岸工法Info
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Abstract
分な剛体構造を有する護岸構造物及び護岸工法を提供す
ること。 【解決手段】 斜面上に構築し、土砂層を有する護岸構
造物であって、前記土砂層12の少なくとも上位及び下
位に位置する補強ネット11と、前記土砂層12を拘束
する拘束治具20とから構成することを特徴とした護岸
構造物10及び護岸工法。
Description
した護岸構造物及び護岸工法に関するものである。
ブロックマット工法、自然石張・積工法、蛇篭工法、か
ごマット工法、ブロック張・積工法、連接ブロック工法
などが各種提案されている。特に、流速の速い河川にお
ける護岸工法においては自然石やコンクリートブロック
等の硬性素材を剛体に拘束し、重量により法面を押え、
表面の粗度により流速の低減を図り得るように設計する
ことが望ましいとされている。
用した工法として特願平9−322837号(特開平1
1−158874号)がある。この工法は法面にプラス
チック製の網状体を敷設し、網状体の上に中詰材として
土砂を覆土した後、網状体を先端から巻き上げ、網状体
で土砂を包囲することにより、斜面と中詰土砂を一体化
して護岸構造体が斜面から滑落することの防止を目的と
したものである。
る護岸工法等においては次のような改善すべき点があ
る。 <イ>前記した従来の工法では構成部材は基本的に殆ど
すべてが現地以外からの購入となり、現地発生土砂の有
効利用は図りにくく、また、植生回復・繁茂も困難な状
況にある。 <ロ>護岸構造物は剛体であるため、河川堤体・河床の
侵食破壊や洗掘破壊に対しても追従性が悪くなる。 <ハ>護岸構造物の中詰材として土砂を用いることは水
流などの影響により護岸構造物から流出してしまうた
め、護岸構造物の中詰材として土砂を用いることは困難
である。 <ニ>護岸構造物の中詰材として土砂を用いることは土
砂の性質上、構造物内での流動を避けられず、護岸構造
物として要求される剛体構造を形成することが困難であ
る。このため高さ方向に長い法面上に施工する場合には
段積み状に分けて施工する必要があり施工に時間と手間
が掛かる。
のであり、その目的とするところは中詰材として土砂を
使用しながら十分な剛体構造を有する護岸構造物及び護
岸工法を提供することにある。
するために本発明は、斜面上に構築し、土砂層を有する
護岸構造物であって、前記土砂層の少なくとも上位及び
下位に位置する補強ネットと、前記土砂層を拘束する拘
束治具とから構成することを特徴とした護岸構造物を提
供する。又、本発明は、前記拘束治具は、前記土砂層に
対し上位に位置する補強ネット上面から前記土砂層及び
前記下位の補強ネットを貫通する棒状の部材であって、
当該拘束治具の一端には上位の補強ネットに掛止可能に
形成した膨出部を有すると共に、他端には下位の補強ネ
ットの開口にねじ込んで掛止可能に形成した螺旋突条と
からなり、前記締付治具の他端にはガイドエッジを形成
したことを特徴とした上記に記載の護岸構造物を提供す
る。又、本発明は、前記締付治具は、前記斜面と前記補
強ネットの中間に位置する支持プレートと、前記支持プ
レートから護岸構造物の表面まで延出したボルトと、前
記ボルトに対応する締結部材とから構成することを特徴
とした上記に記載の護岸構造物を提供する。又、本発明
は、前記土砂層は網帯体により区分したことを特徴とす
る上記に記載の護岸構造物を提供する。
する護岸工法であって、斜面上に補強ネットを敷設し、
前記補強ネット上に土砂を巻き出して土砂層を形成し、
前記補強ネットにより土砂層を巻き込んだ後、拘束治具
を前記土砂層に対し上位の補強ネットの上方から土砂層
及び下位の補強ネットに達するまでねじ込み、前記上位
の補強ネットと下位の補強ネット間での土砂の流動を抑
止可能に拘束した護岸構造物を構築することを特徴とし
た、護岸工法を提供する。又、本発明は、斜面上に護岸
構造物を構築する護岸工法であって、構築する護岸構造
物の表方向に伸延し、護岸構造物の層厚長さよりも長く
形成したボルト部を有する支持プレートを斜面上に配置
し、補強ネットを敷設し、前記補強ネット上に土砂を巻
き出して土砂層を形成し、前記土砂層の上面に補強ネッ
トが位置するように巻き込んだ後、前記上位の補強ネッ
ト上に突出した前記支持プレートのボルトに締結部材を
締め込み、上位の補強ネット及び下位の補強ネット間で
の土砂の流動を抑止可能に拘束した護岸構造物を構築す
ることを特徴とした護岸工法を提供する。又、本発明
は、斜面上に護岸構造物を構築する護岸工法であって、
構築する護岸構造物の表方向に伸延し、護岸構造物の層
厚長さよりも長く形成したボルトを有する支持プレート
を斜面上に配置し、補強ネットを敷設し、前記ボルト間
に網帯体を掛け渡し、前記補強ネット上に土砂を巻き出
して土砂層を形成し、前記土砂層の上面に補強ネットが
位置するように巻き込んだ後、前記上位の補強ネット上
に突出した前記支持プレートのボルトに締結部材を締め
込み、上位の補強ネット及び下位の補強ネット間での土
砂の流動を拘束することを特徴とした護岸工法を提供す
る。
発明の一実施の形態について説明する。図1は本発明の
護岸構造物及び護岸工法の斜視説明図である。
層12を有する護岸構造物であって、前記土砂層12の
少なくとも上位及び下位に位置する補強ネット11と、
前記土砂層12を拘束する拘束治具20とから構成する
ことを特徴とした護岸構造物10である。以下、各構成
部材に分けて説明する。
部材である。上位の補強ネット11b及び下位の補強ネ
ット11aは、夫々土砂層12に対し上位及び下位に位
置する補強ネット11の部分を示すものであり、上位の
補強ネットと下位の補強ネットとは連続した一の部材で
ある。補強ネット11には引張強度に優れた可撓性を有
するメッシュ状のネット材を使用する。例えば織物(平
織、多重織等)、編物(無結節編、ラッセル編等)、不
織布等のジオテキスタイル、又は樹脂押出し成形品や繊
維と樹脂押出し成形品との複合材等のジオグリッドを使
用できる。
の補強ネット11bと下位の補強ネット11aの間で土
砂層12が上下方向に移動することを確実に防止するこ
とを目的とした部材である。拘束治具20は、棒状のロ
ッド部21と、当該ロッド部21の一端には上位の補強
ネット11bに掛止可能に形成した膨出部22を有する
と共に、他端には下位の補強ネット11aの開口111
aにねじ込んで掛止可能に形成した螺旋突条23とから
なり、さらに前記ロッド部21の他端にはガイドエッジ
25を形成したことを特徴する。拘束治具20は金属又
は樹脂等の剛性を有する素材で一体に形成する。
び下位の補強ネット11aの開口111aに挿通可能な
断面寸法に設定し、その全長は土砂層12の層厚と略等
しい長さに設定する。
下位の補強ネット11aの開口111aを貫通不能で上
位の補強ネット11bに掛止可能な大きさに形成する。
又、膨出部22は外部から拘束治具20に回転力を付与
し得る多角形などの形状に形成する。必要に応じ、膨出
部22の下部に鍔26を形成してもよい。
回すことにより土砂層12内の深部へと貫入することを
可能とする部分である。螺旋突条23はロッド部21の
端部から一定の長さに亘りスパイラル状に形成した自穿
孔する羽根であり、その外形がロッド部21の先端に向
けて徐々に小さく形成する。螺旋突条23の最小径は上
位の補強ネット11b及び下位の補強ネット11aの開
口111a,111bと等しいか、それより僅かに小さ
く形成し、又その最大径は上位の補強ネット11b及び
下位の補強ネット11aの開口111a,111bより
大きく形成する。
補強ネット11b及び下位の補強ネット11aの開口1
11a,111bとの位置あわせを容易にするための部
分である。ガイドエッジ25はロッド部21の端部を半
切りし、その縁部の一部を切り欠いて形成する。
いて説明する。図1に護岸工法の斜視説明図、図2に補
助ネット11の敷設工程と土砂層12の形成工程の説明
図を示す。本工法は、斜面60上に護岸構造物を構築す
る護岸工法であって、斜面60上に補強ネット11を敷
設し、前記補強ネット11上に土砂を巻き出して土砂層
12を形成し、前記補強ネット11により土砂層12を
巻き込んだ後、拘束治具20を前記土砂層に対し上位の
補強ネット11bの上方から土砂層12及び下位の補強
ネット11aに達するまでねじ込み、前記上位の補強ネ
ット11bと下位の補強ネット11a間での土砂の流動
を抑止可能に拘束した護岸構造物10を構築することを
特徴とした護岸工法である。以下、各工程に分けて説明
する。
ット11を敷設する。補強ネット11は、斜面60の法
長の2倍以上の長さを有し、後に形成する土砂層を巻き
込み(包み込み)可能な大きさのものを使用する。
目的として根固め工を実施するとともに、護岸構造物1
0の天端部を保護する天端保護工を実施する。根固め工
及び天端保護工は、作業土工、根固めブロック工、間詰
工、沈床工、捨石工、かご工その他など一般に用いられ
ている工種を適宜選択して実施する。本例においては、
例えば函体又は袋体に形成した網体内に自然石を詰め石
したふとん篭13を設置する。
固めて所定層厚の土砂層12を形成する。ここで使用す
る土砂は護岸構造物10を構築する斜面60の切土によ
り現地発生土砂を利用することができる。
目的とした表面処理材14を敷設する。表面処理材14
としては目合いが1〜10mmのネット材や不織布を使
用するが、土砂の吸出しを防止し得るシート材であれば
他のシート材を使用してもよい。
3,13並びに土砂層12の上面を巻き込んで包み込
む。土砂層12の側面は露出させたままにするか、若し
くは側面を塞いで袋状に形成するかは適宜選択する。
ネット11a間に拘束治具20によりプレストレスを導
入することにより土砂層12を上下方向から拘束する。
プレストレスの導入は所定の間隔を隔てて複数箇所で行
う。まず拘束治具20を貫入方向へ回しながらロッド部
21の先端側を上部補助ネットの開口から土砂層12を
貫いて下位の補強ネット11aに達するまでねじ込む。
ここで図4に示すように、拘束治具20の中心と下位の
補強ネット11aの開口111aの中心がずれていて
も、拘束治具20を回転させることによりロッド部21
先端の半円柱部24が開口111aに入り込むとともに
ガイドエッジ25が下位の補強ネット11aに当接す
る。さらに拘束治具20を回転させることにより、図5
に示すようにガイドエッジ25と下位の補強ネット11
aとの当接点を支点として回転移動して拘束治具20の
中心と開口111aの中心とが一致する(図6)。
り拘束治具20の先端は斜面60の内部へと貫入してい
く。すると拘束治具20は土砂層12と略等しい長さに
形成しているため土砂層12を貫通しようとするが拘束
治具20の膨出部22が上位の補強ネット11bの貫通
を阻止するためプレストレスが導入される。この結果、
土砂層12の上下面が詰めつけられて拘束され、せん断
強度の高い剛体構造からなる護岸構造物10を得ること
ができる。
は、水平方向についてはメッシュ構造により阻止され、
上下方向については拘束治具20により導入したプレス
トレスによって阻止される。
部へと貫入するため、護岸構造物10を斜面60に固定
するアンカー部材としても機能する。
方法は本実施の形態に限定されるものではなく、例えば
ロープ材を使用して上位の補強ネット11b・下位の補
強ネット11a間を縫合してプレストレスを導入する
等、様々な土砂層12を拘束できる方法を採用できる。
による自然植生だけでなく積極的に植生を促す場合に
は、護岸構造物10の上面に0〜20cm程度覆土して
張芝工を施工してもよい。または、前記土砂層12と上
位の補強ネット11bとの間に種子,各種肥料等を不織
布等によりシート化した植生シートや植生マットを重合
させて敷設してもよい(図示せず)。
形態1における拘束治具を、護岸構造物10を構築する
斜面60と前記補強ネット11の中間に位置する支持プ
レート41と、前記支持プレート41から護岸構造物1
0の表面まで延出したボルト43と、前記ボルト43に
対応する締結部材45とから構成することを特徴とする
ものである。
図を示す。支持プレート41は後述するプレストレス導
入用のボルト43を支持する部材である。支持プレート
41は帯状板で構成し、所定の間隔ごとにプレストレス
導入用のボルト43を挿入するためのナット部42を形
成するとともに、支持プレート41相互間での連結を可
能とする孔部46を形成する。ナット部42は溶接又は
接着など一般に用いられている手法により支持プレート
41に一体化する。孔部46はナット部42に嵌合し得
る口径に形成する。支持プレート41は護岸構造物10
を構築する斜面60の設置範囲に対応できるように複数
の寸法で形成しておくとよい。
11b及び下位の補強ネット11aの開口111a,1
11bよりも小さく、かつ、支持プレート41のナット
部42に対応して形成した寸切りボルト43を使用す
る。また、ボルト43の全長は少なくとも土砂層12の
層厚と略等しい寸法に形成する。なお、本例においては
支持プレート41のナット部42にボルト43を螺入す
ることにより支持プレート41とボルト43とを一体化
するが、予め支持プレート41のナット部42部分にボ
ルト43を一体に形成してもよい。
構築する護岸工法について説明する。本工法は、斜面上
に護岸構造物を構築する護岸工法であって、構築する護
岸構造物10の表方向に伸延し、護岸構造物10の層厚
長さよりも長く形成したボルト43を有する支持プレー
ト41を斜面上に配置し、補強ネット11を敷設し、前
記補強ネット11上に土砂を巻き出して土砂層12を形
成し、前記土砂層12の上面に補強ネット11が位置す
るように巻き込んだ後、上位の補強ネット11b上に突
出した前記支持プレート41のボルト43に締結部材4
5を締め込み、上位の補強ネット11b及び下位の補強
ネット11a間での土砂の流動を抑止可能に拘束した護
岸構造物10を構築することを特徴とした護岸工法であ
る。本工法において拘束治具40の設置及びプレストレ
スの導入工程以外の工程については前記発明の実施の形
態1において説明した護岸工法と同様であるためその説
明を省略する。
物10を構築する斜面60と下位の補強ネット11aの
中間に設置し、支持プレート41の所定位置にピンを打
設するか、接着剤を用いて斜面60に固定する。即ち、
斜面60上に下位の補強ネット11aを敷設する前に支
持プレート41を設置する。複数の支持プレート41は
井桁状に組み合わせて設置する。各支持プレート41同
士の組み付けは、図7に示すように、一方の支持プレー
ト41のナット部42と、他方の支持プレート41の孔
部46とを嵌合させて行う。支持プレート41のナット
部42の雌ねじにボルト43の雄ねじをねじ込んで取り
付ける。
11aを敷設し、下位の補強ネット11a上に土砂層1
2を形成し、土砂層12の上面に上位の補強ネット11
bを敷設する工程は、前記実施の形態1における工程と
同様であるため説明を省略する。
しているボルト43先端部に締結部材45をねじ込む。
締結部材45としてはボルト43に対応したナットが適
切であり本例においてもナットを使用するが、他に締結
力を付与できる部材であれば代用することが可能であ
る。この際、補強ネットの開口111bよりも広い面積
を有し、かつボルト43を挿通しうる孔部46を有する
プレート44を締結部材(ナット)45と上位の補強ネ
ット11bの間に挿通するとナット45の締結力をより
伝達できるため効果的である。
上位の補強ネット11bに掛止した後もねじ込むことに
よりプレストレスが導入され土砂層12を上下面から締
め付ける。同様に所定箇所に突出したボルト43の先端
部に締結部材(ナット)45をねじ込んで土砂層12を
拘束することにより、せん断強度の高い護岸構造物10
を構築することができる。
ば、井桁状に組み上げた支持プレート41によりプレス
トレスを導入箇所に集中させずに効率よく分散させて伝
達できるため、前記実施の形態1に係る護岸構造物10
よりも高い剛性を発揮できる他、補強ネット11に対し
実施の形態1におけるよりも剛性を必要としない。この
ため織・編・樹脂押し出し形成などの様々なジオテキス
タイル,ジオグリッドを使用することができる。
井桁状に配置した場合について説明したがこれに限定さ
れるものではなく所定間隔を隔てて支持プレート41を
川の字状に配置するなど様々な組み合わせの配置を採用
することができる。
形態2における拘束治具を、護岸構造物10を構築する
斜面60と前記補強ネット11の中間に位置する支持プ
レート41と、前記支持プレート41から護岸構造物1
0の表面まで延出したボルト43と、前記ボルト43に
対応する締結部材45とから構成し、前記ボルト43に
網帯体50を掛け渡すことにより、土砂層を区分したこ
とを特徴とするものである。なお、護岸構造物及び護岸
工法における土砂層の区分以外の構成及び工程は、前記
発明の実施の形態1又は発明の実施の形態2における構
成及び工程と同様であるためその説明を省略する。
置関係の平面説明図を示す。土砂層の区分は、帯板状に
形成した支持プレート41と、支持プレート41に立設
したボルト43(支柱)と、網帯体50により構成す
る。この支持プレート41及びボルト43は前記実施の
形態の説明2において説明したものと同じ部材であるた
め説明を省略する。網帯体50は、引張強度に優れた可
撓性を有するメッシュ状のネット材を帯状に形成したも
のを使用する。また、本例においては土砂層の区分を千
鳥状に行う施工例について説明するが、これに限定され
るものではなく、支持プレート41及びボルト43の配
置を選択することにより井桁状、ハニカム状など種々の
形態で区分することが可能である。
0上に複数のボルト43(支柱)を立設させた支持プレ
ート41を所定の間隔を隔てて設置する。次に補強ネッ
ト11を敷設する。
立設したボルト43(支柱)に網帯体50を上下方向に
掛け渡して千鳥形状を構成するように配置してピン47
により固定する。隣り合う網帯体50,50はコイル5
1により連結して固定する。
する。補強ネット11により根固め部分(ふとん篭1
3)、土砂層12、及び天端部分(ふとん篭13)を巻
き込んで土のう状に包み込む。上位の補強ネット11b
の開口111bより上方に突出しているボルト43先端
部に締結部材45(ナット)をねじ込んでプレストレス
を導入することにより、本実施の形態に係る護岸構造物
を構築することができる。
網帯体50により連続性・一体性を犠牲にすることなく
土砂層12を区分したことにより、土砂層12を上位の
補強ネット11b及び下位の補強ネット11aのみによ
り拘束する場合に比し、網帯体50より強力に土砂の上
下方向への流動を阻止することが可能となる。この結
果、より強固な剛体構造を有する護岸構造物を提供する
ことができる。
ら次の効果を得ることができる。 <イ>土砂層の水平方向への流動のみだけでなく、上下
方向への流動をも拘束し、護岸構造物の構成要素として
土砂を用いながらも剛体構造の護岸構造物を提供でき
る。 <ロ>拘束治具が護岸構造物のアンカーとしても機能す
るため、別途アンカーを打設せずとも斜面に対し十分に
一体化させることができる。 <ハ>基本的に柔体構造の護岸構造物であるため、河川
堤体・河床の侵食や洗掘に対しても追従して維持するこ
とができる。 <ニ>土砂層を形成する際に現地発生土砂を使用できる
ため、現地発生土砂の有効利用を図ることができる。 <ホ>表面処理材の併設により、侵食や吸出しの防止、
良好な植生回復・繁茂を図ることができる。 <ヘ>植生はメッシュもしくはネット状の補強材に固着
し、表面の粗度をあげたため、近傍流速の低減効果を発
揮させることができる。
明図
掛止状態の説明図
の平面説明図
Claims (7)
- 【請求項1】 斜面上に構築し、土砂層を有する護岸構
造物であって、 前記土砂層の少なくとも上位及び下位に位置する補強ネ
ットと、 前記土砂層を拘束する拘束治具とから構成することを特
徴とした、 護岸構造物。 - 【請求項2】 前記拘束治具は、前記土砂層に対し上位
に位置する補強ネット上面から前記土砂層及び前記下位
の補強ネットを貫通する棒状の部材であって、当該拘束
治具の一端には上位の補強ネットに掛止可能に形成した
膨出部を有すると共に、他端には下位の補強ネットの開
口にねじ込んで掛止可能に形成した螺旋突条とからな
り、前記締付治具の他端にはガイドエッジを形成したこ
とを特徴とした請求項1に記載の護岸構造物。 - 【請求項3】 前記締付治具は、前記斜面と前記補強ネ
ットの中間に位置する支持プレートと、前記支持プレー
トから護岸構造物の表面まで延出したボルトと、前記ボ
ルトに対応する締結部材とから構成することを特徴とし
た請求項1に記載の護岸構造物。 - 【請求項4】 前記土砂層は網帯体により区分したこと
を特徴とする請求項1に記載の護岸構造物。 - 【請求項5】 斜面上に護岸構造物を構築する護岸工法
であって、 斜面上に補強ネットを敷設し、 前記補強ネット上に土砂を巻き出して土砂層を形成し、 前記補強ネットにより土砂層を巻き込んだ後、 拘束治具を前記土砂層に対し上位の補強ネットの上方か
ら土砂層及び下位の補強ネットに達するまでねじ込み、
前記上位の補強ネットと下位の補強ネット間での土砂の
流動を抑止可能に拘束した護岸構造物を構築することを
特徴とした、 護岸工法。 - 【請求項6】 斜面上に護岸構造物を構築する護岸工法
であって、 構築する護岸構造物の表方向に伸延し、護岸構造物の層
厚長さよりも長く形成したボルト部を有する支持プレー
トを斜面上に配置し、 補強ネットを敷設し、 前記補強ネット上に土砂を巻き出して土砂層を形成し、 前記土砂層の上面に補強ネットが位置するように巻き込
んだ後、 前記上位の補強ネット上に突出した前記支持プレートの
ボルトに締結部材を締め込み、上位の補強ネット及び下
位の補強ネット間での土砂の流動を抑止可能に拘束した
護岸構造物を構築することを特徴とした、 護岸工法。 - 【請求項7】 斜面上に護岸構造物を構築する護岸工法
であって、 構築する護岸構造物の表方向に伸延し、護岸構造物の層
厚長さよりも長く形成したボルトを有する支持プレート
を斜面上に配置し、 補強ネットを敷設し、 前記ボルト間に網帯体を掛け渡し、 前記補強ネット上に土砂を巻き出して土砂層を形成し、 前記土砂層の上面に補強ネットが位置するように巻き込
んだ後、 前記上位の補強ネット上に突出した前記支持プレートの
ボルトに締結部材を締め込み、上位の補強ネット及び下
位の補強ネット間での土砂の流動を拘束することを特徴
とした、 護岸工法。
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Cited By (4)
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2002
- 2002-03-25 JP JP2002083770A patent/JP4024064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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