JP2003278017A - 保温裏地 - Google Patents
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Abstract
有の特徴を阻害することなく、紫外線等の光線に対する
耐久性に優れ、屋外における使用においても変色がな
く、かつ濃色に染色ができ、更に保温性に優れたポリフ
ェニレンサルファイド繊維交編裏地を提供せんとするも
のである。 【解決手段】本発明の保温裏地は、ポリフェニレンサル
ファイド繊維と、木綿繊維、羊毛、ポリアクリロニトリ
ル繊維、ポリエステル繊維及びポリアミド繊維から選ば
れた少なくとも1種以上の繊維を含み、かつ、JIS
L−0842に基づいて測定される紫外線カーボンアー
ク灯光に対する耐光堅牢度が1級以上である布帛で構成
されていることを特徴とするものである。
Description
る。更に詳しくは保温性が高く、紫外線などの光線に対
する耐久性に優れたポリフェニレンサルファイド(以
下、PPSと言う。)繊維と木綿繊維、羊毛、ポリアク
リロニトリル繊維、ポリエステル繊維及びポリアミド繊
維から選ばれた繊維を用いた保温裏地に関するものであ
る。
は、ポリ塩化ビニル繊維を用いた衣料が用いられてき
た。しかしながら、このポリ塩化ビニル繊維を用いた衣
料は、廃棄処分時に焼却するとダイオキシンが発生する
とされ、環境に悪影響を及ぼすなどの懸念があった。そ
こで上記したポリ塩化ビニルの代替繊維として、近年P
PS繊維を用いた衣料が用いられるようになってきてい
る。
して耐光性に劣る、すなわち紫外線等の光線の照射下に
おいて変色し易いと言う問題があった。
%の繊維からなる繊維製品あるいはPPS繊維とその他
の汎用樹脂繊維が混合された繊維製品は、長時間日光に
さらされた際にPPS繊維が茶色に変色し、外観を損な
い、さらには消費者の信頼を損なう懸念があった。
みとしては、耐光剤を樹脂中に含有あるいは表面に組成
して用いることなどは知られるところである。しかしな
がら、PPS樹脂についてにおいてはかかる耐光剤の適
用により成功した例は知られていない。
がないという分子構造上の理由により、カチオン染料及
び酸性染料のような染料では、染色されないという欠点
と、染着座席がない上に、結晶化度が非常に高くなるこ
とから、濃色に染色することが非常に困難であると言う
問題があった。
技術の背景に鑑み、PPS繊維特有の特徴を阻害するこ
となく、保温性に優れ、紫外線等の光線に対する耐久性
に優れ、屋外における使用においても変色のない保温裏
地を提供せんとするものである。
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の保温裏地は、PPS繊維を含
み、木綿繊維、羊毛、ポリアクリロニトリル繊維、ポリ
エステル繊維及びポリアミド繊維から選ばれた、1種以
上よりなり、かつJIS L−0842に基づいて測定
される紫外線カーボンアーク灯光に対する耐光堅牢度が
1級以上であることを特徴とするものである。
は、前記PPS繊維に下記一般式(I)で表される化合
物および下記一般式(II)で表される化合物から選択
される少なくとも1種の紫外線吸収剤を含有することを
特徴とするものである。
あり、R2は水酸基、あるいは1〜12個の炭素原子を
有する直鎖状のまたは分岐鎖状のアルキルオキシ基であ
り、R3は水素原子または−SO3 Hであり、R4は水
素原子または−OCH3 であり、そしてR5は水素原子
または水酸基である。)
は1〜5個の炭素原子を有する直鎖状のまたは分岐鎖状
のアルキル基であり、R7は1〜5個の炭素原子を有す
る直鎖状のまたは分岐鎖状のアルキルであり、そしてR
8は水素原子または塩素原子である。)
は、その構成単位の90モル%以上が−(C6H4 −
S)−であらわされるフェニレンサルファイド構造単位
を有する重合体からなるものである。好ましくは、フェ
ニレンサルファイド構造の内90モル%以上がパラ配向
にて結合されたものである。このPPSは従来公知の方
法にて製造することができる。また、繊維化する方法と
しても従来公知の方法を用いることができる。
る繊維としては、木綿繊維、羊毛、ポリアクリロニトリ
ル繊維、ポリエステル繊維及びポリアミド繊維から選ば
れた少なくとも1種を使用する。かかる構成とすること
で、耐光性に優れ、布帛としての濃色化、意匠性の向上
をはかることができる。また、上記した繊維以外にも本
発明の目的を損なわない範囲で、他の繊維を含有するこ
とは差し支えない。例えば、伸縮性を付与するためにウ
レタン樹脂繊維を含有する態様を例示することができ
る。
く、糸の断面形状が丸断面だけでなく、三角形やY型断
面や中空断面や田型断面などの繊維を用いることで、保
温性が一層向上することができるため好ましい。
繊維、羊毛繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリエス
テル繊維及びポリアミド繊維から選ばれた少なくとも1
種とを使用するものであるが、その使用の態様としては
特に制限はなく、互いの繊維をステープル繊維化し、混
紡して紡績糸を作製し、織編する態様、それぞれの繊維
をステープル繊維化し、それぞれの繊維の紡績糸を製作
し、織編する態様、それぞれの繊維の紡績糸からそれぞ
れの繊維からなる布帛を製作し積層する態様、前記の態
様をフィラメント糸で実施する態様などの形で使用され
る。これらの中でも、PPS繊維の保温性が活かすこと
ができ、かつ、耐光堅牢度も高くすることができること
から、中心から皮膚面側にPPS繊維を配置した構造の
布帛、すなわち、皮膚面側の面にPPS繊維からなる布
帛の層を構成する積層構成とすることが好ましい。
含有量は、全繊維重量に対し、好ましくは3〜60重量
%、さらに好ましくは10〜50重量%、特に好ましく
は15〜30重量%である。PPS繊維の含有量が多い
程、保温性および耐蒸熱性の優れた繊維資材が得られる
が、60重量%を超えると、耐光性に懸念が生じる。ま
た、効果に応じる経済性も得難くなる。また、3重量%
未満では、保温、耐蒸熱性、難燃性改善の効果が小さく
望ましくない。
あるJIS L−0842に基づいて測定される紫外線
カーボンアーク灯光における耐光堅牢度が1級以上であ
ることが重要である。この耐光堅牢度は、保温裏地の外
表面から投光して測定される。該耐光堅牢度が1級未満
であると、長期にわたって使用され、洗濯などで日光に
晒された際に変色し、製品としての外観を損なうもので
ある。かかる耐光堅牢度は、好ましくは2級以上であ
り、さらに好ましくは3級以上であるのがよい。
記載の紫外線カーボンアーク灯光法の第3露光法に基づ
いて測定される。すなわち、試験片と、該JISにて規
定されたブルースケールとを共にカーボンアーク灯光に
よって露光し、試験片の変退色と、ブルースケールの変
退色とを比較して、その堅牢度を判定するものである。
また、該耐光堅牢度の等級については、試験片と同程度
の変退色を示したブルースケールの等級で表し、この等
級が高くなるほど、耐光堅牢度に優れることを意味する
ものである。
ボンアーク灯光法の第3露光法の詳細について述べる。 1.測定する試料が布の場合は1cm×6cm以上の試
験片を1枚採取する。 2.試料が糸の場合は1cm×6cm以上の厚紙に長辺
方向に平行に均一な厚さとなるように巻き付ける。 3.試料がステープルの場合は、しの状として1cm×
6cm以上の厚紙に長辺方向に平行に均一な厚さとなる
ように巻き付ける。 4.試料が樹脂板の場合は1cm×6cm以上の試験片
を1枚採取する。 5.JIS L−0841「日光に対する染色堅牢度試
験方法」に規定されているブルースケールを用意する。 6.試験片およびブルースケールの半分を不透明な白厚
紙で覆った後、JISL−0842に規定の紫外線カー
ボンアーク灯形耐光試験機に付属の試料ホルダーに取り
付ける。 7.試験片およびブルースケールを取り付けた試料ホル
ダーを前記試験機に取り付ける。 8.露光をはじめブルースケールの目的とする等級が標
準退色するまで光を照射する。 9.ブルースケールの目的とする等級が退色したら露光
を止め、試験片とブルースケールを取り出して、2時間
以上室温の暗所に放置する。 10.試験片の光照射部と未照射部の色の変化と、ブル
ースケールの光照射部と未照射部の色の変化を比較し、
次の等級区分に従って変退色の程度を等級付けする。
あるクロー(clo)値が、好ましくは1.0℃m2h
r/kcal以上、さらに好ましくは1.5(℃・m2
・hr/kcal)以上、特に好ましくは2(℃・m2
・hr/kcal)以上であるものがよい。しかし、保
温性は良好であるが、動きにくいなどの制約が出てきる
ので、好ましくは上限は3(℃・m2・hr/kca
l)程度であるのがよい。
e A.P、Burton A.Lらによって提案され
た保温性の評価手法である。1クローは、気温21℃、
湿度50%以下、風速5cm/sの室内で椅子に座って
いる人の皮膚温を平均33℃に保つのに必要な断熱性で
あると定義される。
Th(℃)と20℃の低温側恒温体Tl(℃)の2枚の
恒温体の間にサンプルを挟み、定常状態となるまで待っ
てから、高温側恒温体から低温側恒温体に流れる熱流量
B(kcal/m2・hr)を測定し、下式にて求めら
れる。
クリロニトリル繊維、木綿繊維およびポリエステル繊
維、ポリアミド繊維などに、ポリフェニレンサルファイ
ド繊維をを混合することにより、クロー値をアップする
ことができる。例えば羊毛繊維にポリフェニレンサルフ
ァイド繊維を20%混合することにより、クロー値を約
1割程度アップすることができる。
性を確保するには、保温性繊維資材の単位厚さあたりの
クロー値も重要であり、1mm厚さ当たりのクロー値が
0.2(℃・m2・hr/kcal ・mm)以上であることが好
ましい。さらに好ましくは0.4(℃・m2・hr/kcal
・mm)以上であり、特に好ましくは0.7(℃・m2・h
r/kcal ・mm)以上である。
毛、ポリアクリロニトリル繊維、ポリエステル繊維及び
ポリアミド繊維から選ばれた少なくとも1種以上の繊維
とからなる保温サポーターを得る方法の一例を説明す
る。しかし、かかる説明により、本発明が制限されるわ
けではない。
少なくとも下記一般式(I)や一般式(II)に示す特
定の紫外線吸収剤をPPS繊維に含有させることにより
得ることができる。
物、および以下の一般式(II)で表される化合物から
なる群より選択される少なくとも1種の化合物である。
あり、R2は水酸基、あるいは1〜12個の炭素原子を
有する直鎖状のまたは分岐鎖状のアルキルオキシ基であ
り、R3は水素原子または−SO3 Hであり、R4は水
素原子または−OCH3 であり、そしてR5は水素原子
または水酸基である。)
は1〜5個の炭素原子を有する直鎖状のまたは分岐鎖状
のアルキル基であり、R7は1〜5個の炭素原子を有す
る直鎖状のまたは分岐鎖状のアルキルであり、そしてR
8は水素原子または塩素原子である。) かかる一般式(I)で表される化合物の例としては、
2,4−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オ
クトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシ
ルオキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−
4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、および2−ヒド
ロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノンが好
ましく使用される。
例としては、2−(2'−ヒドロキシ−5'−tert−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒ
ドロキシ−5'−tert−ブチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−3'−tert−
ブチル−5'−メチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−3',5'−ジ−
tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、および2−(2'−ヒドロキシ−3',5'−t
ert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾールが好まし
く使用される。
び(II)で表される化合物で示される紫外線吸収剤
を、単独または組み合わせて使用することができる。
中でも、2−(2'−ヒドロキシ−3'−tert−ブチ
ル−5'−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾールを用いることが、PPS繊維の耐光性の向上が著
しいため、特に好ましく使用される。
gに対し、好ましくは0.3重量部〜6重量部、より好
ましくは0.5重量部〜4重量部の割合で、分散、含有
されているのがよい。紫外線吸収剤の含有量が0.3重
量部を下回ると、得られるPPS繊維は、充分な耐光性
を有しない恐れがある。他方、紫外線吸収剤の含有量が
6重量部を超えて含有させても、PPS繊維に、特にそ
れ以上の優位な差を得ることがなく、経済性の観点にお
いて好ましくない。また、ブリードアウトなどで製品の
外観を損ねるおそれがある。
法については、特に限定されるものではないが、次の例
を好ましく用いることができる。
を含有する処理液に、PPS繊維を接触させる方法が採
用される。この処理液との接触には、浸漬、スプレー、
および塗布などの任意の手段が使用されるが、作業性に
優れる点から、浸漬により接触させる手段が好ましく使
用される。
ば、高圧染色機)を用いて、PPS繊維を、好ましくは
4倍〜400倍、より好ましくは8倍〜40倍の浴比に
調製し、処理浴に浸漬する方法が採用される。処理温度
は、特に限定されないが、好ましくは140℃以上、よ
り好ましくは140℃以上150℃以下の温度に該処理
浴を調節することにより、PPS繊維の耐光性をさらに
向上せしめることができる。
グ剤を含有させることにより、染色時ないしは前記紫外
線吸収剤を処理する処理温度を低下させ、混紡繊維では
加工が困難であったところ、簡便に加工することが可能
になり、好ましく用いられる。
たPPS繊維は、次いで、処理浴から取り出され、水洗
等の通常の洗浄処理が施される。
分散剤を含有せしめることが極めて好適に採用される。
かかる分散剤を併用することにより、処理液中(溶液
中)の紫外線吸収剤の分散性が向上し、かつ、PPS繊
維の耐光性が飛躍的に向上する。本発明においては、分
散剤を用いず耐光性を向上させることも可能であるが、
この場合は、耐光性の向上効果も少なく、なおかつ紫外
線吸収剤の含有量を多くする必要や、紫外線吸収剤を含
有させる際の処理温度を高くする必要などがあり、経済
性、生産性などを考慮する上で好ましくない。
シアルキレン・スチレンオキサイド付加物の硫酸化物、
スチレン化フェノール・エチレンオキサイド付加物の脂
肪酸エステル、およびポリオキシエチレンアルキルアリ
ルエーテルの脂肪酸エステルが好ましく使用される。か
かる分散剤としては、特に上記のものに限定する必要は
なく、上記紫外線吸収剤の水に対する分散性を向上させ
る分散剤であれば、別に使用してもさしつかえない。
繊維の100gに対し、好ましくは0.1〜2重量部、
より好ましくは0.2〜1重量部の割合であるのがよ
い。分散剤の含有量が0.1重量部を下回ると、耐光性
の改善に対し、分散剤の効果を十分に認めることは困難
である。他方、分散剤の含有量が2重量部を超えても、
その処理液を用いて得られるPPS繊維の耐光性に特に
優位な差を得ることがなく、むしろ生産性を損ねる恐れ
がある。
あたり、前記処理液中において特定の平均粒径を有する
上記紫外線吸収剤と、上記分散剤とを併用して調製する
ことは特に好ましい方法である。かかる紫外線吸収剤の
平均粒径としては、好ましくは2ミクロン以下、より好
ましくは0.1〜1ミクロンの範囲のものが好ましく使
用される。紫外線吸収剤が、このような平均粒径のもの
であると、得られるPPS部材の耐光性を、さらに顕著
に向上させることができる。
含有させる際の基材の形態は特に限定されるものではな
く、PPSの原糸、原綿、さらにはPPS繊維100%
からなる紡績糸や、PPS繊維とその他の汎用繊維とを
混紡した紡績糸の状態で紫外線吸収剤を含有せしめるこ
とも可能であるし、また平織りなどの織物の状態で含有
せしめることも可能である。さらには、PPSのステー
プルやフィラメント単独の状態で紫外線吸収剤を含有さ
せ、その後PPS100%からなる紡績糸もしくはフィ
ラメントや、その他の汎用繊維との混紡糸、混繊糸に仕
立て使用することが可能である。
ることもできるが、種々の染料との併用も可能であり、
これにより、染色されたPPS部材の耐光性を向上させ
ることも可能である。
ときには、以下のカバリング剤と染料を含有せしめるこ
とが好ましい。もちろん、かかるカバリング剤は、染料
配合せず、上記紫外線吸収剤のみを含む形で処理するこ
ともできる。
般式(III)で表される化合物および下記一般式(I
V)で表される化合物から選択される少なくとも1種を
含むものが好ましく使用される。
O−であり、R9はフェニル基またはその誘導体の基、
あるいは置換または未置換のフェニルアルキレン基であ
る。)
有する脂肪族炭化水素基であり、そしてX1およびX2
は、それぞれ独立して水素原子またはハロゲン原子であ
る。)と乳化剤とからなる乳化物である。
例としては、安息香酸フェニルおよびその誘導体(例え
ば、安息香酸サリチレート)、ベンジルベンゾエートお
よびその誘導体、ジフェニルエーテル、ならびにフェニ
ルベンジルエーテルおよびその誘導体が、好ましく採用
される。
物の例としては、下記一般式の化合物が好ましく使用さ
れる。
有する脂肪族炭化水素基である。)上記一般式(IV)
で表される化合物のより好ましい化合物の例としては、
下記一般式の化合物が好ましく使用される。
(IV)の化合物の中でも、汎用性を高める(例えば、
臭気および耐光性の低下が少ない)点から、ベンジルベ
ンゾエートを含有させることが好ましい。
えば、処理液中に含有せしめて用いることができる。こ
のカバリング剤は、上記一般式(III)および/また
は(IV)で表される化合物を含有する乳化物を採用す
るものであるが、具体的には、かかる化合物と、界面活
性剤のような乳化剤とから構成されるものが使用され
る。
環境負荷が少なく、人体への影響も少ない化合物として
知られており、これらのカバリング剤と染料とを併用し
て処理することにより、濃色に染色され、なお、かつ比
較的低温での処理が可能であり、さらには環境や人体へ
の影響の少ないPPS繊維を提供することができるもの
である。
I)または(IV)で表される化合物を、カバリング剤
の全重量に対して、好ましくは10〜40重量%の割合
でPPS繊維中に含有させるのがよい上記カバリング剤
は、PPS繊維の100gに対し、好ましくは1重量部
〜20重量部、より好ましくは2重量部〜10重量部の
割合で含有し、かつ、染料を含有する処理液を使用して
処理するのがよい。かかるカバリング剤の含有量をこの
ような範囲とすることにより、経済性および生産性の点
で有利であり、また、低い浴温度での処理が可能になる
ので、処理中の変形を起こすことがなく、また、耐熱性
に劣る他の素材との複合時に、該素材の劣化あるいは変
形などを起こすことなく、処理することができ、つまり
実用性を損なうこと無く、耐光性を向上せしめることが
可能である。
好ましく使用され、通常の染料濃度で該処理液を構成す
ることができる。もちろん、前記紫外線吸収剤をかかる
処理液に配合して、同時に処理することもできる。
いては、特に限定されるものではないが、好ましくは下
記のとおりである。
を含有する処理液に、分散染料を同時に含有させること
で、PPS繊維を染色することが可能となる。
テル繊維の染色に用いられる分散染料を使用することが
できる。このような分散染料の例としては、ダイアニッ
クスイエローSE−G(ダイスター社製)、ダイアニッ
クスイエローAM−42(ダイスター社製)、ダイアニ
ックスイエローブラウンSE−R(ダイスター社製)、
ダイアニックスレッドSE−CB(ダイスター社製)、
ダイアニックスレッドS−2B(ダイスター社製)、ダ
イアニックスルビンSE−B(ダイスター社製)、ダイ
アニックスブルーS−BG(ダイスター社製)、ダイア
ニックスネイビーSE−RN300%(ダイスター社
製)、ダイアニックスブラックSE−RN300%(ダ
イスター社製)、ダイアニックスイエローAC−E(ダ
イスター社製)、ダイアニックスレッドAC−E01
(ダイスター社製)、ダイアニックスブルーAC−E
(ダイスター社製)、ダイアニックスブルーE−R15
0%(ダイスター社製)、スミカロンブルーE−FBL
(住友化学(株)製)、スミカロンネイビーブルーS−
2GL(住友化学(株)製)、およびスミカロンブルー
S−BG(住友化学(株)製)を好ましく使用すること
ができるが、これらに限定されない。
00gに対し、好ましくは0.001重量部〜40重量
部、より好ましくは0.01重量部〜20重量部の割合
で、処理液に含有させることができる。分散染料の含有
量が0.001重量部を下回ると色ムラ等を生じ、PP
S基材を充分に染色することができない恐れがある。他
方、分散染料の含有量が40重量部を上回ると、その処
理液を用いて得られるPPS繊維の染着濃度に、特にそ
れ以上の優位な差を得ることがなく、むしろ経済性に劣
る恐れがある。
PPS繊維と、より低温度で接触させることができるの
である。かかる処理液の好ましい処理温度は、100℃
から130℃である。処理温度が100℃未満では、P
PS繊維に充分な耐光性を提供することができない恐れ
がある。また、処理温度が130℃を越えると、圧力が
容器の限界を超えるため、処理できない可能性があるな
どの問題や、羊毛やポリアクリロニトリル繊維などの汎
用繊維と同時に染色した際に、上記の汎用繊維が高温、
高圧により劣化してしまうため好ましくない。カバリン
グ剤を用いることで、かかる低温の処理条件において
も、混紡系の繊維の処理は劣化無く実施することがで
き、その処理時間は、好ましくは15〜120分で十分
である。
なる繊維ならびにこれらからなる布帛は、上記のような
条件で処理液に接触されられた後、処理浴から取り出さ
れ、水洗等の通常の洗浄処理が施される。
下であることが好ましく、更に好ましくは70以下、特
に好ましくは50以下である。
標であって、本発明ではスガ試験機株式会社製SMカラ
ーコンピューター(型式:SM−4−2型)を用いて、
ハンター方式により測定した。このL値は、低いほど濃
色であることを意味する。L値が80を越えると、染料
の基材への浸透が十分でなく、衣料などとして用いた際
に外観を損なうので好ましくない。
るが、本願発明はそれら実施例に限定されるものではな
い。
ラメント長繊維(東レ(株)製"トルコン)を筒編みし
て、この編地の重量を基準として、紫外線吸収剤である
2−(2'−ヒドロキシ−3'−tert−ブチル−5'
−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール分
散化物2重量部(分散化物全重量のうち、該クロロベン
ゾトリアゾールを30重量%含有する)、および分散剤
である(サンソルトRM340(日華化学(株)製:ポリ
オキシアルキレン・スチレンオキサイド付加物の硫酸化
物およびスチレン化フェノールエチレンオキサイド付加
物の脂肪酸エステル)1重量部、および水2000重量
部を混合して処理液を調製した。この処理液を含む浴
に、上記PPS筒編地を130℃の温度で45分間浸積
した、筒編み地を解除したデニット先染糸を60%裏側
(パイル部)と、アクリル70%/ウー30% 40Sの先染
糸を40%表側に、パイル部を針布起毛を施した、丸編
地保温裏地を得た。
工先染糸を用いた以外は、実施例1と同様にして、丸編
地保温裏地を得た。
用で加工した以外は、実施例1と同様にして丸編地保温
裏地を得た。
用で加工した以外は、実施例2と同様にして丸編地保温
裏地を得た。
ー値を評価した。この結果を表2に示す。
ものは、比較例1,2のものに比し て、PPS糸の最大欠点であった耐光堅牢度の向上が見
られることがわかる。
使用に耐える耐光性を有した保温裏地を提供することが
できる。また、本発明の好ましい態様によれば、高温染
色しなくても濃色染めができ、意匠性に優れた保温裏地
とすることができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 ポリフェニレンサルファイド繊維と、木
綿繊維、羊毛、ポリアクリロニトリル繊維、ポリエステ
ル繊維及びポリアミド繊維から選ばれた少なくとも1種
以上の繊維を含み、かつ、JIS L−0842に基づ
いて測定される紫外線カーボンアーク灯光に対する耐光
堅牢度が1級以上である布帛で構成されていることを特
徴とする保温裏地。 - 【請求項2】 該布帛が、3〜60重量%の範囲で該ポ
リフェニレンサルファイド繊維を含有していることを特
徴とする請求項1に記載の保温裏地。 - 【請求項3】 該布帛が、2層以上の構造からなる織物
もしくは編み物地で構成されており、かつ、皮膚面側に
ポリフェニレンサルファイド繊維が配置されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の保温裏地。 - 【請求項4】 該保温裏地の保温性の評価指標であるク
ロー(clo)値が1.0℃m2hr/kcal以上で
ある請求項1〜3のいずれかに記載の保温裏地 - 【請求項5】 該ポリフェニレンサルファイド繊維が、
下記一般式(I)で表される化合物および下記一般式
(II)で表される化合物から選択される少なくとも1
種の紫外線吸収剤を含有することを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の保温裏地。 【化1】 (ここで、R1は水素原子または水酸基であり、R2は
水酸基、あるいは1〜12個の炭素原子を有する直鎖状
のまたは分岐鎖状のアルキルオキシ基であり、R3は水
素原子または−SO3 Hであり、R4は水素原子または
−OCH3 であり、そしてR5は水素原子または水酸基
である。) 【化2】 (ここで、R6は水素原子あるいは1〜5個の炭素原子
を有する直鎖状の若しくは分岐鎖状のアルキル基であ
り、R7は1〜5個の炭素原子を有する直鎖状のまたは
分岐鎖状のアルキルであり、そしてR8は水素原子また
は塩素原子でる。) - 【請求項6】 前記紫外線吸収剤が、2−(2'−ヒド
ロキシ−3'−tert−ブチル−5'−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾールである請求項5に
記載の保温裏地。 - 【請求項7】 該保温裏地のL値が80以下であること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の保温裏
地。 - 【請求項8】 前記ポリフェニレンサルファイド繊維
が、以下の一般式(I)で表される化合物および以下の
一般式(II)で表される化合物から選択される少なく
とも1種の化合物と、乳化剤とからなるカバリング剤を
含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
載の保温裏地。 【化3】 (ここで、Aは、−O−または−C(O)O−であり、
R9はフェニル基またはその誘導体の基、あるいは置換
または未置換のフェニルアルキレン基である。) 【化4】 (ここで、R10は、1〜5個の炭素原子を有する脂肪
族炭化水素基であり、そしてX1およびX2は、それぞ
れ独立して水素原子またはハロゲン原子でる。) - 【請求項9】 前記カバリング剤が、安息香酸フェニル
およびその誘導体、ベンジルベンゾエートおよびその誘
導体、ジフェニルエーテル、フェニルベンジルエーテル
およびその誘導体、ならびに下記一般式で表される化合
物から選ばれた少なくとも一種の化合物と、乳化剤とか
らなる乳化物であることを特徴とする請求項8記載の保
温裏地。 【化5】 (ここで、R2は、1〜5個の炭素原子を有する脂肪族
炭化水素基である。)
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|---|---|---|---|
| JP2002080270A JP2003278017A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 保温裏地 |
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| JP2002080270A JP2003278017A (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 保温裏地 |
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|---|---|
| JP2003278017A true JP2003278017A (ja) | 2003-10-02 |
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|---|---|---|---|
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