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JP2003270664A - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置の製造方法

Info

Publication number
JP2003270664A
JP2003270664A JP2002070329A JP2002070329A JP2003270664A JP 2003270664 A JP2003270664 A JP 2003270664A JP 2002070329 A JP2002070329 A JP 2002070329A JP 2002070329 A JP2002070329 A JP 2002070329A JP 2003270664 A JP2003270664 A JP 2003270664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
shielding layer
single crystal
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002070329A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiya Hirabayashi
幸哉 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002070329A priority Critical patent/JP2003270664A/ja
Publication of JP2003270664A publication Critical patent/JP2003270664A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光層の電位の制御に使用されるコンタクト
ホールをウエットエッチングを用いて形成する際に、半
導体基板と支持基板との貼り合わせ界面からエッチング
液が浸透しない電気光学装置の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 単結晶シリコン基板208の支持基板と
貼り合わされる側の面を陽極化成することにより多孔質
層208aを形成する工程と、多孔質層208a上に単
結晶シリコン層206aをエピタキシャル成長させる工
程と、単結晶シリコン層206aの表面を酸化すること
により第1層間絶縁膜206bを形成する工程と、第1
層間絶縁膜206b上に遮光層11aと上側貼り合わせ
膜と形成する工程と、支持基板上に単結晶シリコン基板
208を貼り合わせる工程と、第1絶縁体層206bを
貫通して遮光層11aに達するコンタクトホールをウエ
ットエッチングを用いて形成する工程とを備えた方法と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Silicon On Insu
lator(以下、「SOI」)と略記する。)技術を適用
した電気光学装置の製造方法に関し、とくに、歩留まり
よく製造することができ、高い信頼性が得られる電気光
学装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁基体上にシリコンなどからなる半導
体薄膜を形成し、その半導体薄膜を半導体デバイスに形
成するSOI技術は、素子の高速化や低消費電力化、高
集積化を図ることができる等の利点を有することから、
例えば電気光学装置に好ましく適用されている技術であ
る。
【0003】SOI技術を適用した電気光学装置を製造
するには、支持基板に単結晶シリコンなどからなる単結
晶半導体層を有する半導体基板を貼り合わせ、研磨する
方法等により薄膜単結晶半導体層を形成し、その薄膜単
結晶半導体層を例えば液晶駆動用の薄膜トランジスタ
(Thin Film Transistor、以下、「TFT」と略記す
る。)等のトランジスタ素子に形成している。
【0004】また、SOI技術を用いた電気光学装置
は、従来から、例えば、液晶プロジェクタ等の投射型表
示装置の液晶ライトバルブに適用されている。このよう
な液晶ライトバルブでは、支持基板が光透過性を有する
場合に、表示面側から入射した光が支持基板の裏面側の
界面で反射して、TFT等のトランジスタ素子のチャネ
ル領域に戻り光として入射することがある。このため、
支持基板の表面側におけるトランジスタ素子領域に対応
する位置に、戻り光を遮光するための遮光層が形成され
た液晶ライトバルブが提唱されている。また、このよう
な支持基板の表面に遮光層が形成された液晶ライトバル
ブでは、遮光層と定電位源とを電気的に接続することに
より遮光層の電位を定電位に固定して、遮光層の電位変
動がトランジスタ素子に悪影響を及ぼすことがないよう
にしている。
【0005】このような支持基板の表面に遮光層を有す
る電気光学装置を製造するには、支持基板の表面に遮光
層をパターニングし、その上を絶縁体層で覆って研磨に
より平坦化した後、得られた平坦面に半導体基板を貼り
合わせる。そして、半導体基板を構成する単結晶半導体
層を研磨する方法等により、薄膜単結晶半導体層を形成
し、その薄膜単結晶半導体層を例えば液晶駆動用のTF
T等のトランジスタ素子に形成している。また、支持基
板上に貼り合わされた半導体基板の薄膜単結晶半導体層
が存在しない場所に、支持基板上に設けられている絶縁
体層を貫通して前記遮光層に達するコンタクトホール
を、ウエットエッチングを用いて形成し、コンタクトホ
ールを介して遮光層と定電位源とを電気的に接続してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電気光学装置においては、上述の薄膜単結晶半導体層
を支持基板表面に形成するために、優れた膜厚均一性の
得られる手法として水素イオンを注入した単結晶ウェハ
を支持基板と貼り合わせ、熱処理によって薄膜単結晶半
導体層と、単結晶ウェハとを分離する方法が用いられ
る。この方法は得られる薄膜単結晶半導体層の膜厚均一
性と制御性に優れるものであるが、単結晶ウェハに水素
イオンを注入してから支持基板に貼り合わせて薄膜単結
晶半導体層を分離するまでの工程間において、分離を引
き起こす温度を基板に与えることができないという課題
がある。この分離を引き起こす温度は、一般的に350
度以上と言われており、水素イオン注入後に絶縁膜層を
堆積するなどのプロセスを行う場合に、処理温度を著し
く制約することになる。また、遮光層の電位の制御に使
用されるコンタクトホールが、支持基板上に設けられて
いる絶縁体層をウエットエッチングを用いて貫通させて
得られたものであるため、コンタクトホールを形成する
際に、エッチング液が支持基板と半導体基板との貼り合
わせ界面から浸透し、貼り合わせ界面を構成する層まで
もがエッチングされてしまうという課題がある。そし
て、貼り合わせ界面を構成する層がエッチングされる
と、支持基板と半導体基板とが剥離するなどの不良が発
生しやすくなるため、製品の歩留まりを低下させてしま
う。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、SOI技術が適用され、支持基板
の表面に遮光層が形成された電気光学装置を製造する方
法において、薄膜単結晶半導体層を支持基板上に貼り合
わせるまでの工程における処理温度範囲を広く確保でき
る手法を提供することと、遮光層の電位を定電位に固定
するためのコンタクトホールをウエットエッチングを用
いて形成する際に、半導体基板と支持基板との貼り合わ
せ界面からエッチング液が浸透するという不都合が発生
しないため、歩留まりよく製造することができ、高い信
頼性が得られる電気光学装置が得られる電気光学装置の
製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電気光学装置の製造方法は、支持基板上
に半導体基板を貼り合わせてなる複合基板を用いた電気
光学装置の製造方法であって、前記半導体基板の前記支
持基板と貼り合わされる側の面を陽極化成することによ
り、多孔質層を形成する工程と、前記多孔質層上に単結
晶半導体層をエピタキシャル成長させる工程と、前記単
結晶半導体層の表面を酸化することにより第1絶縁体層
を形成する工程と、前記第1絶縁体層上に遮光層と第2
絶縁体層とを順次形成する工程と、前記支持基板上に前
記半導体基板を貼り合わせて前記複合基板を形成する工
程と、前記多孔質層内で分離することにより前記複合基
板から前記半導体基板を剥離する工程と、前記単結晶半
導体層をパターニングする工程と、前記第1絶縁体層を
貫通して前記遮光層に達するコンタクトホールを形成す
る工程とを備えていることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明の電気光学装置の製造方
法は、前記半導体基板の前記支持基板と貼り合わされる
側の面を陽極化成することにより、多孔質層を形成する
工程と、前記多孔質層上に単結晶半導体層をエピタキシ
ャル成長させる工程と、前記単結晶半導体層の表面を酸
化することにより第1絶縁体層を形成する工程と、前記
第1絶縁体層上に遮光層と第2絶縁体層とを順次形成す
る工程と、前記支持基板上に前記半導体基板を貼り合わ
せて前記複合基板を形成する工程と、前記半導体基板を
前記多孔質層内で分離することにより前記複合基板から
前記半導体基板を剥離する工程とを備えているので、複
合基板から半導体基板を剥離する工程よりも前の工程で
ある第2絶縁体層を形成する工程における温度の制約を
緩和することができる。
【0010】また、本発明の出願人は、先に、支持基板
と半導体基板との貼り合わせ界面よりも上側に遮光層が
配置された電気光学装置が得られる製造方法(特許願2
001ー256739)を特許出願している。この特許
出願においては、具体的には、半導体基板の支持基板と
貼り合わされる側の面に水素イオンを注入しておき、半
導体基板と支持基板とを貼り合わせた後に熱処理を行
い、半導体基板中に導入されている水素イオンが発生す
るガスによって分断を生じさせ、複合基板から半導体基
板を剥離する方法を例に挙げて説明している。
【0011】この方法では、複合基板から半導体基板を
剥離する工程よりも前の工程である第2絶縁体層を形成
する工程において、350℃以上の温度で処理すると、
半導体基板中の水素イオンによって半導体基板の分断が
生じてしまう恐れがあった。このため、複合基板から半
導体基板を剥離する工程よりも前の工程である第2絶縁
体層を形成する工程における温度条件を、半導体基板中
の水素イオンによる半導体基板の分断が生じない範囲に
低く設定しなければならず、高品質な第2絶縁体層が得
られない場合があった。
【0012】これに対し、本発明の電気光学装置の製造
方法は、半導体基板を多孔質層内で分離することにより
複合基板から半導体基板を剥離する方法、いわゆるEL
TRAN(Epitaxial Layer Tran
sfer)法と呼ばれる方法であり、複合基板から半導
体基板を剥離する工程よりも前の工程で、例えば600
℃程度の温度で処理したとしても、半導体基板が多孔質
層内で分離してしまうことはない。したがって、複合基
板から半導体基板を剥離する工程よりも前の工程である
第2絶縁体層を形成する工程における温度の制約を緩和
することができ、ある程度高い温度で第2絶縁体層を形
成することができるので、高品質な第2絶縁体層が得ら
れる。この結果、本発明の電気光学装置の製造方法によ
れば、高品質な第2絶縁体層によって遮光層が覆われた
高い信頼性を有する電気光学装置が得られる。
【0013】また、本発明の電気光学装置の製造方法で
は、前記半導体基板の前記支持基板と貼り合わされる側
の面に、単結晶半導体層と第1絶縁体層と遮光層と第2
絶縁体層とを順次形成した後、前記支持基板上に前記半
導体基板を貼り合わせて前記複合基板を形成するので、
前記遮光層は、前記支持基板と前記半導体基板との貼り
合わせ界面よりも上側に配置されることになり、前記第
1絶縁体層を貫通して前記遮光層に達するコンタクトホ
ールをウエットエッチングを用いて形成する工程におい
て、半導体基板と支持基板との貼り合わせ界面を貫通さ
せる必要はない。したがって、コンタクトホールをウエ
ットエッチングを用いて形成する際に、半導体基板と支
持基板との貼り合わせ界面からエッチング液が浸透する
という不都合が発生しない。このため、歩留まりよく製
造することができ、高い信頼性を有する電気光学装置が
得られる。
【0014】また、本発明の電気光学装置の製造方法に
よれば、上述したように、遮光層が、前記支持基板と前
記半導体基板との貼り合わせ界面よりも上側に配置され
た電気光学装置が得られる。このため、以下に示すよう
に、第1絶縁体層の厚みを薄くして半導体層と遮光層と
の間の距離を短くすることができる。
【0015】例えば、遮光層が貼り合わせ界面よりも下
側に位置している場合には、半導体層と遮光層との間に
貼り合わせ界面が存在することになるので、半導体層と
遮光層との間の距離を短くすることはできない。半導体
層と遮光層との間に貼り合わせ界面が存在していると、
半導体層と遮光層との間の距離には、化学的機械研磨法
を行う際に、研磨のばらつきによる遮光層の露出が発生
しないような残膜厚の距離や、支持基板と半導体基板と
を貼り合わせる際に必要な厚みに相当する距離が含まれ
ることになる。したがって、通常、半導体層と遮光層と
の間の距離は、支持基板と半導体基板とを貼り合わせた
後の結果として得られる寸法であり、半導体層と遮光層
とを絶縁するために必要な厚みよりも非常に厚い800
nmないし1000nm程度となっている。また、半導
体層と遮光層との間の距離を200nm以下にすると、
貼り合わせを行う前の化学的機械研磨法が困難になって
しまうため、遮光層を貼り合わせ界面よりも下側に設け
る場合には、半導体層と遮光層との間の距離を200n
m以下にすることはできない。
【0016】これに対し、本発明の電気光学装置の製造
方法によれば、上述したように、遮光層は、前記支持基
板と前記半導体基板との貼り合わせ界面よりも上側に配
置されるので、半導体層と遮光層との間には貼り合わせ
界面が存在しないことになり、半導体層と遮光層との間
の距離に、化学的機械研磨法の研磨のばらつきによる遮
光層の露出が発生しないような残膜厚の距離や、支持基
板と半導体基板とを貼り合わせる際に必要な厚みに相当
する距離が含まれることはない。したがって、半導体層
と遮光層との間の距離を、半導体層と遮光層とを絶縁す
ることが可能な範囲で短くすることができる。すなわ
ち、本発明の電気光学装置の製造方法においては、半導
体層と遮光層との間の距離となる第1絶縁体層の厚みを
薄くすることができる。第1絶縁体層の厚みを薄くする
と、半導体層と遮光層とが接近するので、遮光層を例え
ばTFTのバックゲートとして積極的に使用することが
可能となり、遮光層の電位を制御することによって、オ
フリーク電流を低減することやオン電流を増加させるこ
とができるものとなる。
【0017】具体的には、上記の電気光学装置の製造方
法においては、第1絶縁体層の厚みが30nmないし2
00nmの範囲となるように形成することが望ましい。
このような電気光学装置の製造方法とすることで、半導
体層と遮光層とを確実に絶縁することができるととも
に、遮光層の電位を制御することによって、オフリーク
電流を低減することやオン電流を増加させることができ
るより一層優れた電気光学装置が得られる。
【0018】また、上記の電気光学装置の製造方法にお
いては、前記第1絶縁体層の厚みが、50nmないし1
00nmの範囲となるように形成することがより望まし
い。このような電気光学装置の製造方法とすることで、
半導体層と遮光層とをより一層確実に絶縁することがで
きるとともに、より一層効果的にオフリーク電流を低減
することやオン電流を増加させることのできる、優れた
電気光学装置が得られる。
【0019】また、上記電気光学装置の製造方法におい
ては、前記第2絶縁体層上を、化学的機械研磨(CM
P)法を用いて平坦化することが望ましい。このような
電気光学装置の製造方法とすることで、第2絶縁体層上
を容易に精度よく平坦化することができ、第2絶縁体層
が支持基板と半導体基板との貼り合わせ界面を構成する
場合に、支持基板と半導体基板との密着性を高めること
ができ、容易に精度よく貼り合わせることができる。こ
のため、容易に高い信頼性を有する電気光学装置を形成
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) (電気光学装置の構造)以下、本発明に係る実施の形態
について詳細に説明する。本実施形態においては、本発
明の電気光学装置の製造方法を説明するために、本発明
の電気光学装置の製造方法によって得られた電気光学装
置の一例として、TFT(トランジスタ素子)をスイッ
チング素子として用いたアクティブマトリクス型の液晶
装置を取り上げて説明する。
【0021】図1は、液晶装置の画素部(表示領域)を
構成するマトリクス状に形成された複数の画素における
各種素子、配線等の等価回路である。また、図2は、デ
ータ線、走査線、画素電極、遮光層等が形成されたTF
Tアレイ基板の相隣接する複数の画素群を拡大して示す
平面図である。また、図3は、図2のA−A’断面図で
ある。なお、図1〜図3においては、各層や各部材を図
面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部
材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0022】図1において、液晶装置の画素部を構成す
るマトリクス状に形成された複数の画素は、マトリクス
状に複数形成された画素電極9aと画素電極9aを制御
するための画素スイッチング用TFT(トランジスタ素
子)30とからなり、画像信号が供給されるデータ線6
aが当該画素スイッチング用TFT30のソースに電気
的に接続されている。また、画素スイッチング用TFT
30のゲートに走査線3aが電気的に接続されており、
所定のタイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号
G1、G2、…、Gmを印加するように構成されてい
る。
【0023】画素電極9aは、画素スイッチング用TF
T30のドレインに電気的に接続されており、スイッチ
ング素子である画素スイッチング用TFT30を一定期
間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線6a
から供給される画像信号S1、S2、…、Snを所定の
タイミングで書き込む。画素電極9aを介して液晶に書
き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Sn
は、後述する対向基板に形成された後述する対向電極と
の間で一定期間保持される。
【0024】また、保持された画像信号のリークによっ
てコントラスト比の低下やフリッカと呼ばれるちらつき
など表示上の不具合が生じるのを防ぐために、画素電極
9aと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄
積容量70を付加する。本実施形態では特に、このよう
な蓄積容量70を形成するために、後述の如く走査線と
同層、もしくは導電性の遮光層を利用して低抵抗化され
た容量線3bを設けている。
【0025】次に、図2に基づいて、TFTアレイ基板
のトランジスタ素子の形成領域(画素部)内の平面構造
について詳細に説明する。図2に示すように、電気光学
装置のTFTアレイ基板上のトランジスタ素子の形成領
域(画素部)内には、マトリクス状に複数の透明な画素
電極9a(点線部9a’により輪郭が示されている)が
設けられており、画素電極9aの縦横の境界に各々沿っ
てデータ線6a、走査線3a及び容量線3bが設けられ
ている。データ線6aは、コンタクトホール5を介して
半導体層1aのうち後述のソース領域に電気的に接続さ
れており、画素電極9aは、コンタクトホール8を介し
て半導体層1aのうち後述のドレイン領域に電気的に接
続されている。また、半導体層1aのうちチャネル領域
(図中右上りの斜線の領域)に対向するように走査線3
aが配置されており、走査線3aはゲート電極として機
能する。
【0026】図2において、右上がりの斜線で示した領
域には、複数の遮光層11aが設けられている。より具
体的には、遮光層11aは夫々、画素部において半導体
層1aのチャネル領域を含む画素スイッチング用TFT
30をTFTアレイ基板の後述する基板本体側から見て
覆う位置に設けられており、更に、容量線3bの本線部
に対向して走査線3aに沿って直線状に伸びる本線部
と、データ線6aと交差する箇所からデータ線6aに沿
って隣接する段側(即ち、図中下向き)に突出した突出
部とを有する。遮光層11aの各段(画素行)における
下向きの突出部の先端は、データ線6a下において次段
における容量線3bの上向きの突出部の先端と重ねられ
ている。この重なった箇所には、遮光層11aと容量線
3bとを相互に電気的に接続するコンタクトホール13
が設けられている。即ち、本実施形態では、遮光層11
aは、コンタクトホール13により前段あるいは後段の
容量線3bに電気的に接続されている。
【0027】また、本実施形態において、画素電極9
a、画素スイッチング用TFT30、及び遮光層11a
は画素部内にのみ設けられている。
【0028】次に、図3に基づいて、液晶装置の画素部
内の断面構造について説明する。TFTアレイ基板10
は、石英からなる支持基板10Aとその液晶層50側表
面上に形成された画素電極9a、画素スイッチング用T
FT(トランジスタ素子)30、配向膜16を主体とし
て構成されており、対向基板20は透明なガラスや石英
などの光透過性基板からなる基板本体20Aとその液晶
層50側表面上に形成された対向電極(共通電極)21
と配向膜22とを主体として構成されている。
【0029】TFTアレイ基板10の支持基板10Aの
液晶層50側表面上には、画素電極9aが設けられてお
り、その液晶層50側には、ラビング処理等の所定の配
向処理が施された配向膜16が設けられている。画素電
極9aは、例えばITO(インジウム・ティン・オキサ
イド)などの透明導電性薄膜からなり、配向膜16は、
例えばポリイミドなどの有機薄膜からなる。
【0030】また、支持基板10Aの液晶層50側表面
上には、図3に示すように、各画素電極9aに隣接する
位置に、各画素電極9aをスイッチング制御する画素ス
イッチング用TFT30が設けられている。
【0031】他方、対向基板20の基板本体20Aの液
晶層50側表面上には、その全面に渡って対向電極(共
通電極)21が設けられており、その液晶層50側に
は、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜
22が設けられている。対向電極21は、例えばITO
などの透明導電性薄膜からなり、配向膜22は、例えば
ポリイミドなどの有機薄膜からなる。また、基板本体2
0Aの液晶層50側表面上には、図3に示すように、各
画素部の開口領域以外の領域に対向基板遮光層23が設
けられている。
【0032】このように構成され、画素電極9aと対向
電極21とが対向するように配置されたTFTアレイ基
板10と対向基板20との間には、両基板の周縁部間に
形成されたシール材(図示略)により囲まれた空間に液
晶が封入され、液晶層50が形成されている。
【0033】液晶層50は、例えば一種又は数種類のネ
マティック液晶を混合した液晶からなっており、画素電
極9aからの電界が印加されていない状態で配向膜16
及び22により所定の配向状態を採る。
【0034】また、TFTアレイ基板10は、支持基板
10A上に、単結晶シリコン基板を貼り合わせてなる複
合基板を用いたものであり、支持基板10Aの液晶層5
0側表面上に設けられた下側貼り合わせ膜10Bと下側
貼り合わせ膜10Bの上に設けられている上側貼り合わ
せ膜12(特許請求の範囲における「第2絶縁体層」に
相当する)との間が、支持基板10A上と半導体基板と
の貼り合わせ界面となっている。
【0035】上側貼り合わせ膜12の表面上において、
各画素スイッチング用TFT30に対応する位置には、
遮光層11aが埋め込まれている。遮光層11aは、後
述するように、単結晶シリコン基板の支持基板10Aと
貼り合わされる側の面に形成され、その後、支持基板1
0A上に単結晶シリコン基板208を貼り合わせること
により支持基板10A上に形成されたものであるので、
遮光層11aが設けられた単結晶シリコン基板上に遮光
層11aを覆うように形成された上側貼り合わせ膜12
によって埋め込まれた状態となっている。
【0036】また、遮光層11aは、好ましくは不透明
な高融点金属であるTi、Cr、W、Ta、Mo及びP
dのうちの少なくとも一つを含む、金属単体、合金、金
属シリサイド等から構成される。遮光層11aをこのよ
うな材料から構成することにより、TFTアレイ基板1
0の支持基板10Aの表面上において、遮光層11aの
形成工程の後に行われる画素スイッチング用TFT30
の形成工程における高温処理により、遮光層11aが破
壊されたり溶融することを防止することができる。
【0037】本実施形態においては、このようにTFT
アレイ基板10に遮光層11aが形成されているので、
TFTアレイ基板10側からの戻り光等が画素スイッチ
ング用TFT30のチャネル領域1a’やLDD領域1
b、1cに入射することを防ぐことができ、光電流の発
生によりトランジスタ素子としての画素スイッチング用
TFT30の特性が劣化することを防止することができ
る。
【0038】また、上側貼り合わせ膜12上および遮光
層11a上には、第1層間絶縁膜206b(特許請求の
範囲における「第1絶縁体層」に相当する)が設けられ
ている。第1層間絶縁膜206bは、画素スイッチング
用TFT30を構成する半導体層1aを遮光層11aか
ら電気的絶縁するために設けられるものであり、支持基
板10Aの表面上の全面に形成されている。また、この
ようにTFTアレイ基板10の表面上に第1層間絶縁膜
206bを設けることにより、遮光層11aが画素スイ
ッチング用TFT30等を汚染することを防止すること
もできる。
【0039】第1層間絶縁膜206bの厚みは、30n
m〜200nmの範囲とし、50nm〜100nmの範
囲とすることがより望ましい。第1層間絶縁膜206b
の厚みが、30nm未満であると、半導体層と遮光層と
を確実に絶縁することができない恐れが生じるため好ま
しくない。また、第1層間絶縁膜206bの厚みが20
0nm以内であれば、遮光層をバックゲートとして積極
的に使用することができる。
【0040】また、本実施形態では、遮光層11a(及
びこれに電気的に接続された容量線3b)は、第1層間
絶縁膜206bを貫通して遮光層11aに達するコンタ
クトホール13を介して、定電位源に電気的に接続され
ることにより、定電位とされている。従って、遮光層1
1aに対向配置される画素スイッチング用TFT30に
対し遮光層11aの電位変動が悪影響を及ぼすことはな
い。また、容量線3bは、蓄積容量70の第2蓄積容量
電極として良好に機能し得る。また、遮光層11aに可
変電圧を与える構成とすれば、遮光層11aの電位を制
御することによって、オフリーク電流を低減することや
オン電流を増加させることができる。
【0041】また、本実施形態では、ゲート絶縁膜2を
走査線3aに対向する位置から延設して誘電体膜として
用い、半導体膜1aを延設して第1蓄積容量電極1fと
し、更にこれらに対向する容量線3bの一部を第2蓄積
容量電極とすることにより、蓄積容量70が構成されて
いる。
【0042】更に、蓄積容量70においては、図2及び
図3から分かるように、遮光層11aを、第2蓄積容量
電極としての容量線3bの反対側において第1蓄積容量
電極1fに第1層間絶縁膜206bを介して第3蓄積容
量電極として対向配置させることにより(図3の図示右
側の蓄積容量70参照)、蓄積容量が更に付与されるよ
うに構成されている。
【0043】次に、図3において、画素スイッチング用
TFT30は、完全空乏型のN型トランジスタである。
また、画素スイッチング用TFT30は、LDD(Ligh
tlyDoped Drain)構造を有しており、走査線3a、該走
査線3aからの電界によりチャネルが形成される半導体
層1aのチャネル領域1a’、走査線3aと半導体層1
aとを絶縁するゲート絶縁膜2、データ線6a、半導体
層1aの低濃度ソース領域(ソース側LDD領域)1b
及び低濃度ドレイン領域(ドレイン側LDD領域)1
c、半導体層1aの高濃度ソース領域1d並びに高濃度
ドレイン領域1eを備えている。
【0044】データ線6aは、Al等の金属膜や金属シ
リサイド等の合金膜などの遮光性金属薄膜から構成され
ている。また、走査線3a、ゲート絶縁膜2及び第1層
間絶縁膜206bの上には、高濃度ソース領域1dへ通
じるコンタクトホール5及び高濃度ドレイン領域1eへ
通じるコンタクトホール8が各々形成された第2層間絶
縁膜4が形成されている。このソース領域1bへのコン
タクトホール5を介して、データ線6aは高濃度ソース
領域1dに電気的接続されている。更に、データ線6a
及び第2層間絶縁膜4の上には、高濃度ドレイン領域1
eへのコンタクトホール8が形成された第3層間絶縁膜
7が形成されている。この高濃度ドレイン領域1eへの
コンタクトホール8を介して、画素電極9aは高濃度ド
レイン領域1eに電気的接続されている。前述の画素電
極9aは、このように構成された第3層間絶縁膜7の上
面に設けられている。
【0045】(電気光学装置の製造方法)次に、上記構
造を有する電気光学装置の製造方法について、図4〜図
13を参照して説明する。はじめに、図4〜図13に基
づいて、TFTアレイ基板10の製造方法について説明
する。なお、図4〜図8と図9〜図13とは異なる縮尺
で示している。なお、以下の説明は、電気光学装置の製
造方法の一例として、「多数個取り」と呼ばれる複数の
デバイスを同時に製造する場合を例に挙げて説明する。
【0046】まず、図4(a)に示すように、単結晶シ
リコン基板208(特許請求の範囲における「半導体基
板」に相当する。)の支持基板10Aと貼り合わされる
側の面を陽極化成することにより、多孔質層208aを
形成する。ここでの陽極化成としては、例えば、フッ酸
溶液中に置かれた単結晶シリコン基板208に通電した
際に、マイナス電極側から電気化学的なエッチングを起
こす現象を利用した方法などが挙げられる。
【0047】次に、多孔質層208aの表面を水素アニ
ールによって平滑化する。その後、図4(b)に示すよ
うに、平滑化された多孔質層208a上に、単結晶シリ
コン層(特許請求の範囲における「半導体層」に相当す
る。)206aをエピタキシャル成長させる。続いて、
図4(c)に示すように、単結晶シリコン層206aの
表面を酸化することにより、シリコン酸化膜からなる第
1層間絶縁膜206b(特許請求の範囲における「第1
絶縁体層」に相当する。)を形成する。第1層間絶縁膜
206bの厚みは、30nm〜200nmの範囲とし、
50nmないし100nmの範囲とすることがより望ま
しい。
【0048】次に、図4(d)に示すように、単結晶シ
リコン基板208の第1層間絶縁膜206b上に、T
i、Cr、W、Ta、Mo及びPdのうちの少なくとも
一つを含む、金属単体、合金、金属シリサイド等を、ス
パッタリング法、CVD法、電子ビーム加熱蒸着法など
により、例えば150〜200nmの膜厚に堆積するこ
とにより、遮光層11を形成する。次に、単結晶シリコ
ン基板208の表面上の全面にフォトレジストを形成
し、最終的に形成する遮光層11aのパターン(図2参
照)を有するフォトマスクを用いてフォトレジストを露
光する。その後フォトレジストを現像することにより、
図4(d)に示すように、遮光層11上に最終的に形成
する遮光層11aのパターンを有するフォトレジスト2
07を形成する。
【0049】次に、フォトレジスト207をマスクとし
て遮光層11のエッチングを行い、その後、フォトレジ
スト207を剥離することにより、図4(e)に示すよ
うに、単結晶シリコン基板208の表面上に、所定のパ
ターンを有する遮光層11aが形成される。遮光層11
aの膜厚は、例えば150〜200nmとなる。
【0050】次に、図5(a)に示すように、遮光層1
1aが形成された単結晶シリコン基板208の表面上
に、CVD法などにより、SiO2からなる上側貼り合
わせ膜12(特許請求の範囲における「第2絶縁体層」
に相当する)となる絶縁体層12Aを形成する。絶縁体
層12Aの形成は、例えば、600℃程度の温度条件下
で行われる。また、絶縁体層12Aの膜厚は、少なくと
も遮光層11aの膜厚よりも厚く設定し、例えば、約4
00〜1200nmとするのが好ましく、より好ましく
は1000〜1200nm程度とする。
【0051】次に、図5(b)に示すように、遮光層1
1aの上に位置する絶縁体層12Aの表面を、CMP
(化学的機械研磨)法を用いて研磨して平坦化すること
により、支持基板10Aとの貼り合わせ界面を構成する
上側貼り合わせ膜12が形成される。上側貼り合わせ膜
12の膜厚は、例えば400〜600nmとなる。以上
のようにして、第1層間絶縁膜206bと遮光層11a
と上側貼り合わせ膜12とを備えた単結晶シリコン基板
208が形成される。
【0052】次に、図5(c)に示すように、支持基板
10Aと単結晶シリコン基板208との貼り合わせを行
うことにより複合基板とする。ここで使用される支持基
板10Aの単結晶シリコン基板208と貼り合わされる
側の表面には、単結晶シリコン基板208との貼り合わ
せ界面221を構成する下側貼り合わせ膜10Bがあら
かじめ形成されている。下側貼り合わせ膜10Bは、上
側貼り合わせ膜12と同様に、SiO2からなるもので
あり、CVD法などにより形成される。そして、支持基
板10Aと単結晶シリコン基板208とは、支持基板1
0Aの下側貼り合わせ膜10Bと単結晶シリコン基板2
08の上側貼り合わせ膜12とを対向させた状態で貼り
合わせられ、下側貼り合わせ膜10Bと上側貼り合わせ
膜12との間が貼り合わせ界面221となる。
【0053】ここでの支持基板10Aと単結晶シリコン
基板208との貼り合わせは、例えば300℃で2時間
熱処理することによって行われる。支持基板10Aと単
結晶シリコン基板208との貼り合わせ強度をさらに高
めるためには、熱処理温度を上昇させて450℃程度に
する必要があるが、石英などからなる支持基板10Aと
単結晶シリコン基板208との熱膨張係数の差が大きい
ため、支持基板10Aと単結晶シリコン基板208とを
貼り合わせた状態でさらに加熱すると、単結晶シリコン
基板208の単結晶シリコン層にクラックなどの欠陥が
発生し、製造されるTFTアレイ基板10の品質が劣化
する恐れがある。
【0054】このようなクラックなどの欠陥の発生を抑
制するためには、一度300℃にて貼り合わせのための
熱処理を行った単結晶シリコン基板208を、ウエット
エッチングまたはCMPによって100〜150μm程
度まで薄くし、その後、さらに高温の熱処理を行う方法
によって貼り合わせ強度を高めることが望ましい。具体
的には、例えば、単結晶シリコン基板208と支持基板
10Aとを300℃で熱処理することにより貼り合わ
せ、80℃のKOH水溶液を用いて単結晶シリコン基板
208の厚さが150μmなるようにエッチングを行
い、その後、450℃で再び熱処理することにより、貼
り合わせ強度を高めることが望ましい。
【0055】次に、単結晶シリコン基板208の多孔質
層208aの端面にウオータージェットを噴射して、支
持基板10Aと単結晶シリコン基板208とを多孔質層
208a内で分離し、支持基板10A上の多孔質層20
8aをエッチングして除去することにより、図5(d)
に示すように、単結晶シリコン層206aを支持基板1
0A上に形成する。
【0056】次に、水素アニール法により、単結晶シリ
コン層206aの表面を平坦化する。ここでの水素アニ
ール法としては、例えば、水素雰囲気中1000℃以上
の条件下で行う方法などが好ましい。水素雰囲気中10
00℃以上の条件下とした場合、原子間力顕微鏡で原子
ステップが観察できるレベルまで平坦化することが可能
である。
【0057】次に、図6および図7を参照して、単結晶
シリコン層206aを熱酸化することにより酸化膜20
6cを形成し、酸化膜206cをウエットエッチングに
より除去する工程を説明する。この工程は、画素スイッ
チング用TFT30を構成する単結晶シリコン層206
aの膜厚を制御するための工程である。
【0058】まず、図6(a)に示すように、支持基板
10Aの表面上の全面に、減圧化学気相堆積法(LPC
VD法)を用いたジクロロシランとアンモニアの反応に
より、シリコン窒化膜209を100nm〜300nm
程度形成する。
【0059】次に、図6(b)に示すように、シリコン
窒化膜209の上に、フォトレジスト205を形成す
る。その後、搬送時などに、支持基板10Aの端面に設
けられたフォトレジスト205が剥がれないように、支
持基板10Aの端面に位置するフォトレジスト205の
除去を行う。ここでのフォトレジスト205の除去は、
支持基板10Aの端面を露光して感光することにより行
ってもよいし、また、水酸化カリウム水溶液などのアル
カリ溶液で剥離することにより行ってもよい。
【0060】次に、図6(c)に示すように、フォトマ
スクを用いてフォトレジスト205を露光し、現像する
ことにより、完全空乏型のトランジスタを作りこみたい
領域を除く領域を覆うパターンを有するフォトレジスト
205aを形成する。
【0061】次に、フォトレジスト205aをマスクと
して、ウエットエッチングによりシリコン窒化膜209
をエッチングし、その後、フォトレジスト205aを除
去することにより、図6(d)に示すように、単結晶シ
リコン層206a上において完全空乏型のトランジスタ
を作りこみたい領域を除く領域を覆う選択酸化用マスク
パターン209aを形成する。
【0062】次に、図7(a)に示すように、選択酸化
用マスクパターン209aに覆われていない領域に設け
られている単結晶シリコン層206aを、熱酸化するこ
とにより局所的に成長させ、酸化膜206cを形成す
る。酸化膜206cの膜厚は、例えば、単結晶シリコン
層206aの膜厚が400nm程度である場合、700
nm程度とすることが望ましい。
【0063】次に、図7(b)に示すように、酸化膜2
06cをウエットエッチングで除去し、その後、図7
(c)に示すように、選択酸化用マスクパターン209
aを、熱リン酸を用いる方法や、反応性エッチングや反
応性イオンビームエッチングなどのドライエッチングを
行う方法などにより除去し、完全空乏型のトランジスタ
を作りこみたい領域の単結晶シリコン層206aを30
nm〜100nmまでの範囲の一定の膜厚に形成した。
【0064】次に、図8(a)に示すように、フォトリ
ソグラフィ工程、エッチング工程等により、所定パター
ンの半導体層1aを形成する。すなわち、データ線6a
の下で容量線3bが形成される領域および走査線3aに
沿って容量線3bが形成される領域には、画素スイッチ
ング用TFT30を構成する半導体層1aから延設され
た第1蓄積容量電極1fを形成する。なお、図8には、
第1蓄積容量電極1fは図示していない。
【0065】次に、図8(b)に示すように、半導体層
1aを約850〜1300℃の温度、好ましくは約10
00℃の温度で72分程度熱酸化し、約60nmの比較
的薄い厚さの熱酸化半導体膜を形成することによりゲー
ト絶縁膜2を形成する。この結果、半導体層1aの厚さ
は、約30〜170nmの厚さ、ゲート絶縁膜2の厚さ
は、約60nmの厚さとなる。
【0066】次に、図9〜図13を参照して、ゲート絶
縁膜2が形成された支持基板10AからTFTアレイ基
板10を製造する方法について説明する。なお、図9〜
図13は、各工程におけるTFTアレイ基板の一部分
を、図3に示した断面図に対応させて示した工程図であ
る。また、図9から図13は、図4から図8と異なる縮
尺で示してある。
【0067】図9(a)に示すように、ゲート絶縁膜2
が形成された支持基板10AにおけるNチャネルの半導
体層1aに対応する位置に、レジスト膜301を形成
し、Pチャネルの半導体層1aにPなどのV族元素のド
ーパント302を低濃度で(例えば、Pイオンを70k
eVの加速電圧、2×1011/cm2のドーズ量にて)
ドープする。
【0068】次に、図9(b)に示すように、図示を省
略するPチャネルの半導体層1aに対応する位置にレジ
スト膜を形成し、Nチャネルの半導体層1aにBなどの
III族元素のドーパント303を低濃度で(例えば、B
イオンを35keVの加速電圧、1×1012/cm2
ドーズ量にて)ドープする。
【0069】次に、図9(c)に示すように、Pチャネ
ル、Nチャネル毎に、半導体層1aのチャネル領域1
a’の端部を除く支持基板10Aの表面にレジスト膜3
05を形成し、Pチャネルには、図7(a)に示した工
程の約1〜10倍のドーズ量でPなどのV族元素のドー
パント306をドープし、Nチャネルには、図7(b)
に示した工程の約1〜10倍のドーズ量でBなどのIII
族元素のドーパント306をドープする。
【0070】次に、図9(d)に示すように、半導体層
1aを延設してなる第1蓄積容量電極1fを低抵抗化す
るため、支持基板10Aの表面の走査線3a(ゲート電
極)に対応する部分にレジスト膜307(走査線3aよ
りも幅が広い)を形成し、これをマスクとしてその上か
らPなどのV族元素のドーパント308を低濃度で(例
えば、Pイオンを70keVの加速電圧、3×101
/cm2のドーズ量にて)ドープする。
【0071】次に、図10(a)に示すように、反応性
エッチングや反応性イオンビームエッチングなどのドラ
イエッチング、あるいはウエットエッチングにより、第
1層間絶縁膜206bを貫通して遮光層11aに達する
コンタクトホール13を形成する。コンタクトホール1
3を開孔する際には、図10(a)に示すように、第1
層間絶縁膜206bを貫通するだけで遮光層11aに達
するので、下側貼り合わせ膜10Bと上側貼り合わせ膜
12との間に位置する単結晶シリコン基板208と支持
基板10Aとの貼り合わせ界面221を貫通する必要は
ない。
【0072】また、コンタクトホール13の開孔は、反
応性エッチング、反応性イオンビームエッチングのよう
な異方性を有するドライエッチングにより行った方が、
開孔形状をマスク形状とほぼ同じにできるという利点が
ある。ただし、異方性を有するドライエッチングとウエ
ットエッチングとを組み合わせて開孔すれば、コンタク
トホール13の形状をテーパ状にすることができるの
で、配線接続時の断線を防止できるという利点が得られ
る。
【0073】次に、図10(b)に示すように、減圧C
VDなどによりポリ半導体層3を350nm程度の厚さ
で堆積した後、リン(P)を熱拡散し、ポリ半導体膜3
を導電化する。又は、Pイオンをポリ半導体膜3の成膜
と同時に導入したドープ半導体膜を用いてもよい。これ
により、ポリ半導体層3の導電性を高めることができ
る。
【0074】次に、図10(c)に示すように、レジス
トマスクを用いたフォトリソグラフィ工程、エッチング
工程などにより、所定パターンの走査線3aと共に容量
線3bを形成する。なお、この後、支持基板10Aの裏
面に残存するポリ半導体膜を支持基板10Aの表面をレ
ジスト膜で覆ってエッチングにより除去する。
【0075】次に、図10(d)に示すように、半導体
層1aにPチャネルのLDD領域を形成するために、N
チャネルの半導体層1aに対応する位置をレジスト膜3
09で覆い、走査線3a(ゲート電極)を拡散マスクと
して、まずBなどのIII族元素のドーパント310を低
濃度で(例えば、BF2イオンを90keVの加速電
圧、3×1013/cm2のドーズ量にて)ドープし、P
チャネルの低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領
域1cを形成する。
【0076】続いて、図10(e)に示すように、半導
体層1aにPチャネルの高濃度ソース領域1dおよび高
濃度ドレイン領域1eを形成するために、Nチャネルの
半導体層1aに対応する位置をレジスト膜309で覆っ
た状態で、かつ、走査線3aよりも幅の広いマスク(図
示せず)でレジスト層をPチャネルに対応する走査線3
a上に形成した状態で、BなどのIII族元素のドーパン
ト311を高濃度で(例えば、BF2イオンを90ke
Vの加速電圧、2×1015/cm2のドーズ量にて)ド
ープする。
【0077】次に、図11(a)に示すように、半導体
層1aにNチャネルのLDD領域を形成するために、P
チャネルの半導体層1aに対応する位置をレジスト膜
(図示せず)で覆い、走査線3a(ゲート電極)を拡散
マスクとして、PなどのV族元素のドーパント60を低
濃度で(例えば、Pイオンを70keVの加速電圧、6
×1012/cm2のドーズ量にて)ドープし、Nチャネ
ルの低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1c
を形成する。
【0078】続いて、図11(b)に示すように、半導
体層1aにNチャネルの高濃度ソース領域1d及び高濃
度ドレイン領域1eを形成するために、走査線3aより
も幅の広いマスクでレジスト62をNチャネルに対応す
る走査線3a上に形成した後、PなどのV族元素のドー
パント61を高濃度で(例えば、Pイオンを70keV
の加速電圧、4×1015/cm2のドーズ量にて)ドー
プする。
【0079】次に、図11(c)に示すように、画素ス
イッチング用TFT30における走査線3aと共に容量
線3b及び走査線3aを覆うように、例えば、常圧又は
減圧CVD法やTEOSガス等を用いて、NSG、PS
G、BSG、BPSGなどのシリケートガラス膜、窒化
半導体膜や酸化半導体膜等からなる第2層間絶縁膜4を
形成する。第2層間絶縁膜4の膜厚は、約500〜15
00nmが好ましく、更に800nmがより好ましい。
【0080】この後、高濃度ソース領域1d及び高濃度
ドレイン領域1eを活性化するために約850℃のアニ
ール処理を20分程度行う。
【0081】次に、図11(d)に示すように、データ
線31に対するコンタクトホール5を、反応性エッチン
グ、反応性イオンビームエッチング等のドライエッチン
グにより或いはウエットエッチングにより形成する。ま
た、走査線3aや容量線3bを図示しない配線と接続す
るためのコンタクトホールも、コンタクトホール5と同
一の工程により第2層間絶縁膜4に開孔する。
【0082】次に、図12(a)に示すように、第2層
間絶縁膜4の上に、スパッタ処理等により、遮光性のA
l等の低抵抗金属や金属シリサイド等を金属膜6とし
て、約100〜700nmの厚さ、好ましくは約350
nmに堆積した後、図12(b)に示すように、フォト
リソグラフィ工程、エッチング工程等により、データ線
6aを形成する。
【0083】次に、図12(c)に示すように、データ
線6a上を覆うように、例えば、常圧又は減圧CVD法
やTEOSガス等を用いて、NSG、PSG、BSG、
BPSGなどのシリケートガラス膜、窒化半導体膜や酸
化半導体膜等からなる第3層間絶縁膜7を形成する。第
3層間絶縁膜7の膜厚は、約500〜1500nmが好
ましく、更に800nmがより好ましい。
【0084】次に、図13(a)に示すように、画素ス
イッチング用TFT30において、画素電極9aと高濃
度ドレイン領域1eとを電気的に接続するためのコンタ
クトホール8を、反応性エッチング、反応性イオンビー
ムエッチング等のドライエッチングにより形成する。
【0085】次に、図13(b)に示すように、第3層
間絶縁膜7の上に、スパッタ処理等により、ITO等の
透明導電性薄膜9を、約50〜200nmの厚さに堆積
した後、図13(c)に示すように、フォトリソグラフ
ィ工程、エッチング工程等により、画素電極9aを形成
する。なお、本実施形態の電気光学装置を反射型電気光
学装置とする場合には、Al等の反射率の高い不透明な
材料から画素電極9aを形成してもよい。
【0086】続いて、画素電極9aの上にポリイミド系
の配向膜の塗布液を塗布し、その後、所定のプレティル
ト角を持つように、且つ所定方向にラビング処理を施す
こと等により、配向膜16が形成される。以上のように
して、図3に示すTFTアレイ基板10が製造される。
【0087】次に、対向基板20の製造方法及びTFT
アレイ基板10と対向基板20とから液晶装置を製造す
る方法について説明する。図3に示した対向基板20を
製造するには、基板本体20Aとしてガラス基板等の光
透過性基板を用意し、基板本体20Aの表面上に、対向
基板遮光層23を形成する。対向基板遮光層23は、例
えばCr、Ni、Alなどの金属材料をスパッタリング
した後、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程を経
て形成される。なお、対向基板遮光層23は、上記の金
属材料の他、カーボンやTiなどをフォトレジストに分
散させた樹脂ブラックなどの材料から形成してもよい。
【0088】その後、基板本体20Aの表面上の全面に
スパッタリング法などにより、ITO等の透明導電性薄
膜を約50〜200nmの厚さに堆積することにより、
対向電極21を形成する。さらに、対向電極21の表面
上の全面にポリイミドなどの配向膜の塗布液を塗布した
後、所定のプレティルト角を持つように、且つ所定方向
にラビング処理を施すこと等により、配向膜22を形成
する。以上のようにして、図1に示す対向基板20が製
造される。
【0089】その後、上述のように製造されたTFTア
レイ基板10と対向基板20とを、配向膜16と配向膜
22とが互いに対向するようにシール材により貼り合わ
せて短冊状に切断することにより、切断面に注入口を開
口させる。そして、真空吸引法などの方法により、両基
板間の空間に、例えば複数種類のネマティック液晶を混
合してなる液晶を吸引して注入し、所定の厚みを有する
液晶層50を形成して、注入口を封止剤で封止する。最
後に、切断することにより個々のデバイスに分断し、上
記構造の液晶装置が製造される。
【0090】本実施形態の液晶装置の製造方法では、単
結晶シリコン基板208の支持基板10Aと貼り合わさ
れる側の面に、単結晶シリコン層206aと第1層間絶
縁膜206bと遮光層11aと上側貼り合わせ膜12と
を順次形成し、その後、支持基板10A上に単結晶シリ
コン基板208を貼り合わせて複合基板を形成するの
で、遮光層11aは、単結晶シリコン基板208と支持
基板10Aとの貼り合わせ界面221よりも上側に形成
されることになり、第1層間絶縁膜206bを貫通して
遮光層11aに達するコンタクトホール13をウエット
エッチングを用いて形成する工程において、貼り合わせ
界面221を貫通させる必要はない。したがって、コン
タクトホール13をウエットエッチングを用いて形成す
る際に、貼り合わせ界面221からエッチング液が浸透
するという不都合が発生しない。このため、歩留まりよ
く製造することができ、高い信頼性を有する液晶装置が
得られる。
【0091】また、本実施形態の液晶装置の製造方法
は、単結晶シリコン基板208の支持基板10Aと貼り
合わされる側の面を陽極化成することにより、多孔質層
208aを形成する工程と、多孔質層208a上に、単
結晶シリコン層206aをエピタキシャル成長させる工
程と、単結晶シリコン層206aの表面を酸化すること
により、第1層間絶縁膜206bを形成する工程と、第
1層間絶縁膜206b上に遮光層11aと上側貼り合わ
せ膜12とを順次形成する工程と、支持基板10A上に
単結晶シリコン基板208を貼り合わせて複合基板を形
成する工程と、単結晶シリコン基板208を多孔質層2
08a内で分離することにより前記複合基板から単結晶
シリコン基板208を剥離する工程とを備えているの
で、絶縁体層12Aを形成する工程において、例えば、
600℃程度の温度で処理したとしても、単結晶シリコ
ン基板208が多孔質層208a内で分離してしまうこ
とはない。
【0092】したがって、本実施形態の液晶装置の製造
方法においては、複合基板から単結晶シリコン基板20
8を剥離する工程よりも前の工程である上側貼り合わせ
膜12となる絶縁体層12Aを形成する工程の温度の制
約を緩和することができ、高品質な上側貼り合わせ膜1
2が得られる。この結果、本実施形態の液晶装置の製造
方法によれば、高品質な上側貼り合わせ膜12によって
遮光層11aが覆われた高い信頼性を有する液晶装置が
得られる。
【0093】また、本実施形態の液晶装置の製造方法に
おいては、上側貼り合わせ膜12上をCMPを用いて平
坦化するので、上側貼り合わせ膜12上を容易に精度よ
く平坦化することができ、単結晶シリコン基板208と
支持基板10Aとの密着性を高めることができ、単結晶
シリコン基板208と支持基板10Aとを容易に精度よ
く貼り合わせることができる。
【0094】また、本実施形態の液晶装置では、遮光層
11aが単結晶シリコン基板208と支持基板10Aと
の貼り合わせ界面221よりも上側に位置し、遮光層1
1aよりも上側に位置する半導体層1aと遮光層11a
との間には貼り合わせ界面221が存在しないため、半
導体層1aと遮光層11aとの間の距離に、単結晶シリ
コン基板208と支持基板10Aとを貼り合わせる際に
必要な厚みに相当する距離が含まれることはない。
【0095】したがって、半導体層1aと遮光層11a
との間の距離、すなわち第1層間絶縁膜206bの厚み
を、半導体層1aと遮光層11aとを絶縁することが可
能な範囲で薄くすることができる。このことにより、半
導体層1aと遮光層11aとの距離を接近させることが
でき、遮光層11aをバックゲートとして積極的に使用
することが可能となる。
【0096】本実施形態の液晶装置においては、第1層
間絶縁膜206bの厚みを、30nm〜200nmの範
囲としたので、半導体層1aと遮光層11aとを確実に
絶縁することができるとともに、遮光層11aの電位を
制御することによって、オフリーク電流を低減すること
やオン電流を増加させることができ、より一層優れた液
晶装置とすることができる。
【0097】なお、本発明においては、本実施形態に示
した例のように、単結晶シリコン基板208と支持基板
10Aとの密着性を高めるために、支持基板10Aの単
結晶シリコン基板208と貼り合わされる側の表面に
は、上側貼り合わせ膜12と同様の材質からなる下側貼
り合わせ膜10Bが形成されていることが望ましいが、
下側貼り合わせ膜10Bが形成されていなくてもよい。
【0098】また、本実施形態においては、選択酸化用
マスクパターン209aは、シリコンナイトライドから
なるものとしたが、他の無機膜やフォトレジストなどの
有機膜であってもよい。さらに、本発明の技術範囲は、
上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが
可能である。例えば、図1〜図13を用いて説明した液
晶装置の具体的な構成は、ほんの一例に過ぎず、その
他、種々の構成を有する液晶装置に本発明を適用するこ
とができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気光学
装置の製造方法によれば、遮光層が、支持基板と半導体
基板との貼り合わせ界面よりも上側に位置するので、遮
光層よりも上側に形成された部材を貫通して遮光層に達
するコンタクトホールを備える場合に、コンタクトホー
ルが半導体基板と支持基板との貼り合わせ界面を貫通し
ないものとなる。したがって、このコンタクトホールを
ウエットエッチングを用いて形成する際には、従来の電
気光学装置のように、半導体基板と支持基板との貼り合
わせ界面からエッチング液が浸透するという不都合は発
生しない。
【0100】また、本発明の電気光学装置の製造方法
は、半導体基板の支持基板と貼り合わされる側の面を陽
極化成することにより、多孔質層を形成する工程と、前
記多孔質層上に単結晶半導体層をエピタキシャル成長さ
せる工程と、前記単結晶半導体層の表面を酸化すること
により第1絶縁体層を形成する工程と、前記第1絶縁体
層上に遮光層と第2絶縁体層とを順次形成する工程と、
前記支持基板上に前記半導体基板を貼り合わせて前記複
合基板を形成する工程と、前記半導体基板を前記多孔質
層内で分離することにより前記複合基板から前記半導体
基板を剥離する工程とを備えているので、複合基板から
半導体基板を剥離する工程よりも前の工程である第2絶
縁体層を形成する工程における温度の制約を緩和するこ
とができ、高品質な第2絶縁体層を得ることができる。
この結果、本実施形態の液晶装置の製造方法によれば、
高品質な第2絶縁体層によって遮光層が覆われた高い信
頼性を有する液晶装置が得られる。
【0101】また、遮光層が、支持基板と半導体基板と
の貼り合わせ界面よりも上側に位置しているので、半導
体層と遮光層との間には貼り合わせ界面が存在しないこ
とになり、半導体層と遮光層との間の距離を半導体層と
遮光層とを絶縁することが可能な範囲で短くすることが
できる。したがって、半導体層と遮光層とを接近させる
ことができ、遮光層をバックゲートとして積極的に使用
することが可能となり、遮光層の電位を制御することに
よって、オフリーク電流を低減することやオン電流を増
加させることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気光学装置の一例である液晶装置
の画素部(表示領域)を構成するマトリクス状に形成さ
れた複数の画素における各種素子、配線等の等価回路で
ある。
【図2】 データ線、走査線、画素電極、遮光層等が形
成されたTFTアレイ基板の相隣接する複数の画素群を
拡大して示す平面図である。
【図3】 図2のA−A’断面図である。
【図4】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その1)である。
【図5】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その2)である。
【図6】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その3)である。
【図7】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その4)である。
【図8】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その5)である。
【図9】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その6)である。
【図10】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順
を追って示す工程図(その7)である。
【図11】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順
を追って示す工程図(その8)である。
【図12】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順
を追って示す工程図(その9)である。
【図13】 液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順
を追って示す工程図(その10)である。
【符号の説明】
1a 半導体層 1a’ チャネル領域 1b 低濃度ソース領域(ソース側LDD領域) 1c 低濃度ドレイン領域(ドレイン側LDD領域) 1d 高濃度ソース領域 1e 高濃度ドレイン領域 10 TFTアレイ基板 10A 支持基板 11a 遮光層 12 上側貼り合わせ膜(第2絶縁体層) 13 コンタクトホール 206a 単結晶シリコン層(単結晶半導体層) 206b 第1層間絶縁膜(第1絶縁体層) 208 単結晶シリコン基板(半導体基板) 221 貼り合わせ界面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H01L 29/78 627D Fターム(参考) 2H092 GA12 GA25 GA29 GA34 GA35 GA42 GA43 GA46 GA60 HA02 JA24 JA28 JA34 JA35 NA27 NA29 5C094 AA42 AA43 BA03 BA43 CA19 DA15 EA04 EA07 ED15 GB10 JA08 5F110 AA06 AA07 AA30 BB01 CC02 DD03 DD13 EE09 EE30 FF02 FF23 GG02 GG12 GG25 GG32 GG34 GG41 HJ01 HJ04 HJ23 HL03 HL05 HM15 NN03 NN22 NN23 NN24 NN25 NN26 NN42 NN44 NN46 NN47 NN72 NN73 QQ11 QQ17 QQ19 5G435 AA17 BB12 CC09 KK05 KK09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板上に半導体基板を貼り合わせて
    なる複合基板を用いた電気光学装置の製造方法であっ
    て、 前記半導体基板の前記支持基板と貼り合わされる側の面
    を陽極化成することにより、多孔質層を形成する工程
    と、 前記多孔質層上に単結晶半導体層をエピタキシャル成長
    させる工程と、 前記単結晶半導体層の表面を酸化することにより第1絶
    縁体層を形成する工程と、 前記第1絶縁体層上に遮光層と第2絶縁体層とを順次形
    成する工程と、 前記支持基板上に前記半導体基板を貼り合わせて前記複
    合基板を形成する工程と、 前記半導体基板を前記多孔質層内で分離することにより
    前記複合基板から前記半導体基板を剥離する工程と、 前記単結晶半導体層をパターニングする工程と、 前記第1絶縁体層を貫通して前記遮光層に達するコンタ
    クトホールを形成する工程とを備えていることを特徴と
    する電気光学装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1絶縁体層を貫通して前記遮光層
    に達するコンタクトホールをウェットエッチングを用い
    て形成することを特徴とする請求項1に記載の電気光学
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1絶縁体層の厚みを、30nmな
    いし200nmの範囲となるように形成することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の電気光学装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2絶縁体層上を化学的機械研磨法
    を用いて平坦化した後、前記支持基板上に前記半導体基
    板を貼り合わせることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3に記載の電気光学装置の製造方法。
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