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JP2003270249A - グロブリンの影響を回避した乾式分析要素 - Google Patents

グロブリンの影響を回避した乾式分析要素

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Publication number
JP2003270249A
JP2003270249A JP2002069493A JP2002069493A JP2003270249A JP 2003270249 A JP2003270249 A JP 2003270249A JP 2002069493 A JP2002069493 A JP 2002069493A JP 2002069493 A JP2002069493 A JP 2002069493A JP 2003270249 A JP2003270249 A JP 2003270249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
analytical element
albumin
bcp
surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002069493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitomi Saito
仁美 斎藤
Kazuya Kawasaki
和也 川崎
Osamu Seshimoto
修 瀬志本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002069493A priority Critical patent/JP2003270249A/ja
Publication of JP2003270249A publication Critical patent/JP2003270249A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルブミン検出用の指示薬と試料中のグロブ
リンとが反応して正誤差が生じることを回避した乾式分
析要素を提供すること。 【解決手段】 支持体上に吸水層と展開層とを支持体側
からこの順番で有するアルブミン用乾式分析要素におい
て、アルブミン検出用の指示薬としてブロムクレゾール
パープル(BCP)を含有し、展開層のpHがグロブリン
の等電点付近に設定されていることを特徴とする、アル
ブミン用乾式分析要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料中に存在する
グロブリンの影響を回避したアルブミン用乾式分析要素
に関する。本発明の乾式分析要素は、臨床検査の分野に
おいて有用である。
【0002】
【従来の技術】従来の乾式分析要素の一形態として、透
明支持体の上に呈色反応試薬と親水性ポリマーバインダ
ーを含む吸水性の試薬層と、最外層に多孔性展開層とを
設けた一体型多層分析要素が多数提案されている。多層
分析要素の展開層は、その上側の表面(支持体から遠い
側の表面)に点着供給された水性液体試料(例えば、血
液、髄液、唾液、リンパ液、尿などの生物体液;飲料
水;酒類;河川水;工場廃水など)を、水性液体試料中
に含有されている成分を実質的に偏在させることなしに
横方向に広げ、単位面積当たりほぼ一定容量の割合で吸
水性の親水性ポリマーを含む試薬層又は吸水層に供給す
る作用(メータリング作用)を有する層である。
【0003】生物体液(例えば、血液、髄液、唾液、リ
ンパ液、尿など)中のアルブミンの測定又は定量のため
の方法としては、緩衝されたブロムクレゾールグリーン
(BCG)溶液又は米国特許第3,533,749号及び米国
特許第3,485,587号等に記載の試験片を用いて行なう
方法が公知である。BCGは蛋白質と結合して色が変化
するスルホンフタレイン色素に属する酸塩基指示薬色素
の一種である。BCGは水性液体中に存在する蛋白質
(例えば、アルブミン)の量に対応して色が変化する。
【0004】BCGなどの酸塩基指示薬はアルブミンに
特異的ではない。ヒトの体液中に存在するグロブリン、
トランスフェリン及び他の蛋白質は酸塩基指示薬色素と
の結合を競合し、アルブミン分析を妨害し、測定値に誤
差を生じさせる。この競合妨害は低濃度レベルのアルブ
ミンに関して特に顕著である。正常なヒト血清の全蛋白
質濃度は約6〜8g/dLで、このうち約2.5〜3.
5g/dLがグロブリンで、残りがアルブミンである。
異常なヒト血清では全蛋白質濃度が約2〜6又は約8〜
12g/dLとなることがあり、高グロブリン血症等で
はグロブリンが10g/dL以上となることもある。
【0005】特開昭57−50660(米国特許第4,33
3,733)には、透明支持体の上にBCGと緩衝剤とを非蛋
白性バインダポリマーに分散した試薬層(試薬ゾーン)
と多孔性展開層(反応層;反応ゾーン)をこの順に接着
積層した構成の競合妨害を低減した乾式一体型多層分析
要素が提案されている。この要素は展開層にヒト血清を
点着すると、展開層から試薬層に水分が供給されて両層
が液体接触状態になり、試薬層からBCGが展開層に拡
散移行し、アルブミンと優先的に結合し、BCG−アルブ
ミン結合特有の色に変化するので、変色後の色濃度を測
定して比色測定の原理によりアルブミン含有量を求める
乾式操作のものである。しかしながら、この要素を用い
ても測定時間が長引く(約3〜約7分)とグロブリン等
の妨害成分の競合妨害による測定誤差が無視できない程
度に現われることが判明した。
【0006】また、特開昭61−243364及び特開
昭62−137564には透明支持体の上にpH緩衝剤
含有非蛋白性親水性ポリマーバインダー層(pH緩衝剤
含有吸水層)とBCG等の指示薬を含浸保持した多孔性
展開層(試薬展開層)を接着積層した構造のグロブリン
の競合妨害をより低減したアルブミン定量用乾式一体型
多層分析要素が提案されている。特開昭62−2766
4には前記の要素の改良として、pH緩衝剤含有吸水層
のpH緩衝剤としてグルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸又はその誘導体等のジカルボン酸を含有させた要素が
提案されている。これらの多層分析要素においてもなお
グロブリンの競合妨害が現われることが見出された。
【0007】さらに、特開昭62−24150には透明
支持体の上にpH緩衝剤含有非蛋白性親水性ポリマーバ
インダー層(pH緩衝剤含有吸水層)とBCG等の指示
薬を反応性ポリマー等で固化して含有保持する繊維質多
孔性展開層(試薬展開層)を接着積層した構造のグロブ
リンの競合妨害をより低減したアルブミン定量用乾式一
体型多層分析要素が提案されている。この多層分析要素
では、指示薬が反応性ポリマー等で固定化されていて変
色反応速度が遅いので、感度が低いという問題点がある
ことが見出された。
【0008】さらに、特公平6−68494には、光透
過性水不透過性支持体の上に、少なくとも1層の親水性
ポリマーバインダー層、及び指示薬を含有する多孔性展
開層がこの順に一体に積層されているアルブミン分析用
一体型多層分析要素において、前記展開層中に、親水性
ポリマー又は親水性ポリマーと疎水性ポリマーとの混合
物の中に分散されたアルブミンと結合して色変化する指
示薬、及びpH緩衝剤組成物が含有保持されていること
を特徴とするアルブミン分析用一体型多層分析要素が提
案されている。しかし、このアルブミン分析用一体型多
層分析要素を用いても、高グロブリン血症の被験者の試
料の場合にはグロブリンの影響がでてしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点を解消することを解決すべき課題とし
た。即ち、本発明は、アルブミン検出用の指示薬と試料
中のグロブリンとが反応して正誤差が生じることを回避
した乾式分析要素を提供することを解決すべき課題とし
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、アルブミン検出用の
指示薬としてブロムクレゾールパープル(BCP)を使用
すると同時に、展開層のpHをグロブリンの等電点にす
ることによって、上記課題を解決した乾式分析要素を提
供できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明によれば、支持体上に吸水層
と展開層とを支持体側からこの順番で有するアルブミン
用乾式分析要素において、アルブミン検出用の指示薬と
してブロムクレゾールパープル(BCP)を含有し、展開
層のpHがグロブリンの等電点付近に設定されているこ
とを特徴とする、アルブミン用乾式分析要素が提供され
る。
【0012】好ましくは、展開層は、グロブリンに対す
る親和性が高いポリマーを用いて構成されている。好ま
しくは、ブロムクレゾールパープル(BCP)は吸水層に
含有される。好ましくは、本発明のアルブミン用乾式分
析要素は、吸水層に含まれるブロムクレゾールパープル
(BCP)が展開層に移動しないように処理されている。
好ましくは、ブロムクレゾールパープル(BCP)を含む
吸水層のpHは、BCPのpKa以下である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様及び実施
方法について詳細に説明する。本発明の乾式分析要素
は、支持体上に吸水層と展開層とを支持体側からこの順
番で有し、アルブミン検出用の指示薬としてブロムクレ
ゾールパープル(BCP)を含有し、展開層のpHがグロ
ブリンの等電点付近に設定されていることを特徴とする
ものである。展開層のpHは、具体的には、約3.5か
ら約7.0、好ましくは約3.5から約6.0、より好
ましくは約3.7から6.0の範囲である。展開層のp
Hは、特に好ましくは5.0から6.0の範囲であり、
例えば、5.5付近に設定することができる。
【0014】本発明においては、アルブミン検出用の指
示薬としてブロムクレゾールパープル(BCP)を使用す
ることにより、アルブミンとの結合の特異性の向上を図
ることができる。本発明において、BCPは、吸水層に
含めてもよいし、展開層に含めてもよいし、あるいはこ
れらの層とは別に設けた層に含めてもよい。また、BC
Pは、上記した層のうちの一つの層に含めてもよいし、
二以上の層に含めてもよい。本発明の好ましい態様によ
れば、BCPは、吸水層に含有される。また、吸水層が
ブロムクレゾールパープル(BCP)を含む場合、吸水層
のpHはBCPのpKa(pKa=約6.0)以下であ
ることが好ましい。本発明におけるBCPの使用量は1
2当り約0.2gから約5.0g、好ましくは約0.
4gから約3.0g、より好ましくは約0.6gから
2.0gの範囲である。
【0015】本発明の乾式分析要素はアルブミンの測定
のために使用することができる。本発明の乾式分析要素
は、一般的には、支持体と、その上に塗布される2以上
の層を有する構成を有する。
【0016】支持体の上に塗布される層としては、
(1)水を吸収して膨潤する親水性ポリマーを主成分と
して構成される吸水層;並びに(2)乾式分析要素の上
側表面に点着供給された水性液体試料を、水性液体試料
中に含有されている成分を実質的に偏在させることなし
に横方向に広げ、単位面積当たりほぼ一定容量の割合で
吸水性の親水性ポリマーを含む吸水層に供給する作用
(メータリング作用)を有する、展開層:が挙げられ
る。また、支持体とその上に設ける層との間、並びに支
持体の上に設けられる各層の間には、接着層などの中間
層を設けることもできる。
【0017】また、上記した吸水層及び展開層はそれぞ
れ別個の層として設けてもよいが、同一の層に上記した
2以上の機能を同時に持たせることにより、一つの層と
して設けることもできる。即ち、吸水層と展開層は、同
一の層として設けてもよい。以下、本発明の乾式分析要
素に存在し得る構成要素について順番に説明する。
【0018】本発明で用いる支持体は、好ましくは、光
透過性水不透過性支持体である。光透過性水不透過性支
持体は従来の一体型多層分析要素に用いられる公知のも
のを用いることができる。その具体例としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ビスフエノールAのポリカルボ
ネート、ポリスチレン、セルロースエステル(例えば、
セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、
セルロースアセテートプロピオネート等)等のポリマー
からなる厚さ約50μmから約1mm、好ましくは約8
0μmから約300μmの範囲の透明な、例えば、波長
約200nmから約900nmの範囲内の少なくとも一
部の範囲の波長の電磁輻射線を透過させる、平滑平面状
の支持体を用いることができる。支持体の表面には公知
の下塗層又は接着層を設けて吸水層との接着を強固にす
ることができる。
【0019】吸水層は、水に接触して膨潤し水を吸収で
きる親水性ポリマーバインダーを主成分とする吸水性の
層である。吸水層は分析操作時に展開層に点着された水
性液体試料中の水がこの層の上側表面に到達した時に、
展開層での水性液体試料の展開を良化させる作用を有し
ている。
【0020】吸水層に用いられるポリマーバインダーは
水に接触時に膨潤して吸水する性質を有する非蛋白性の
親水性ポリマーである。非蛋白性の親水性ポリマーの例
として、ポリアクリルアミド、アガロース、特開昭57-5
0660、特開昭58-77664等に記載のアクリルアミド−N−
ビニルピロリドンコポリマー等のアクリルアミド系コポ
リマー、特開昭62-137564に記載のメタリルアルコール
とアクリルアミド又はその誘導体、アクリル酸又はその
誘導体、メタクリル酸又はその誘導体、又はN−ビニル
−2−ピロリドンとの2元又は3元コポリマー等のメタ
クリルアルコール系コポリマー(メタリルアルコール系
コポリマーは架橋硬化可能である。例えば、アクリルア
ミド−N−ビニル−2−ピロリドン−メタリルアルコー
ル3元コポリマー)等がある。
【0021】これらの非蛋白性親水性ポリマーのうちで
は、アクリルアミド−N−ビニルピロリドンコポリマー
等のアクリルアミド系コポリマー、または、アクリルア
ミド−N−ビニル−2−ピロリドン−メタリルアルコー
ル3元コポリマー等のメタリルアルコール含有コポリマ
ーが好ましい。吸水層に用いられるポリマーバイダーの
被覆量は1m2当り約5gから約100g、好ましくは
約7gから約70gの範囲である。ポリマーバインダー
は必要により2種以上を混合して用いることができる。
【0022】吸水層には、BCPの能力に悪影響を及ぼ
さない諸種の成分を含有させることができる。その例と
してノニオン性界面活性剤がある。ノニオン性界面活性
剤の具体例として、後述の試薬層又は展開層に含有させ
ることができる界面活性剤と同様のものがある。ノニオ
ン性界面活性剤を吸水層に含有させることにより分析操
作時に水性液体試料中の水が吸水層に実質的に一様に吸
収されやすくなり、また試薬展開層との液体接触が迅速
にかつ実質的に一様になる。また、吸水層には後述する
緩衝剤を含有させることができる。
【0023】吸水層には架橋剤(硬化剤又は硬膜剤とも
いわれる)を含有させることができる。架橋剤として
は、有機ポリマー化学分野で周知の諸種の無機及び有機
架橋剤を用いることができる。ポリビニルアルコール用
の有機架橋剤の例としてジメチル尿素、メタリルアルコ
ール含有ポリマー用の有機架橋剤の例としてホルムアル
デヒドがある。架橋剤の吸水層中での含有量は、架橋硬
化させる吸水層の被覆量と硬化の程度に応じて選択しう
るが、一般的に被覆量で約50mg/m2〜約5000
mg/m2、好ましくは約100mg/m2〜約2000
mg/m2の範囲である。
【0024】本発明の好ましい態様によれば、吸水層に
含まれるブロムクレゾールパープル(BCP)は、展開層
に移動しないように処理されている。このような処理の
一例としては、上記のような架橋剤を用いて吸収層を架
橋硬化させることが挙げられる。
【0025】吸水層は必要に応じて2層以上設けること
ができる。2層以上の吸水層を設ける場合には、試薬展
開層に近い層に高分子量のpH緩衝剤又は高分子量の酸
を含有させることができる。用いることができる高分子
量の酸の例として、公知のカルボキシル基含有ポリマ
ー、スルホン酸基含有ポリマーがある。吸水層を2層設
ける場合、支持体に近い吸水層には上記の非蛋白性親水
性ポリマーだけでなく、広い範囲の親水性ポリマーを用
いることができる。そのような親水性ポリマーの例とし
ては、脱イオンゼラチンがある。吸水層の乾燥時の厚さ
は、一般的には約1μmから約100μm、好ましくは
約3μmから約50μm程度である。
【0026】展開層としては、例えば、特開昭55−1
64356、特開昭57−66359等に記載の織物展
開層(例えば、ブロード、ポプリン等の平織物)、特開
昭60−222769等に記載の編物展開層(例えば、
トリコット編、ダブルトリコット編、ミラニーズ編
等)、特開昭57−148250に記載の有機ポリマー
繊維パルプ含有抄造紙からなる展開層、特公昭53−2
1677、米国特許第3,992,158等に記載のメ
ンブランフイルタ(ブラッシュポリマー層)、ポリマー
ミクロビーズ、ガラスミクロビーズ、珪藻土が親水性ポ
リマーバインダーに保持されてなる連続微空隙含有多孔
性層等の非繊維等方的多孔性展開層、特開昭55−90
859に記載のポリマーミクロビーズが水で膨潤しない
ポリマー接着剤で点接触状に接着されてなる連続微空隙
含有多孔性層(三次元格子状粒状構造物層)からなる非
繊維等方的多孔性展開層等を用いることができる。
【0027】本発明の好ましい態様によれば、展開層と
しては、グロブリンに対する親和性が高いポリマーを用
いることが好ましい。グロブリンに対する親和性が高い
ポリマーとしては、アクリル系(ポリアクリルアミドな
ど)、セルロース系(カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロースなど)などが挙げられる。
【0028】好ましくは、グロブリンに対する親和性が
高いポリマーとしては、親水性ビニル系ポリマー又はコ
ポリマーを使用することができ、例えば、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン
等を使用することができる。親水性ポリマーの被覆量は
約0.1g/m2から約30g/m2、好ましくは約0.
5g/m2から約20g/m2の範囲である。
【0029】また、吸水層及び展開層には、BCPとと
もに分析操作時に水性液体試料(例えば、全血、血漿、
血清、リンパ液、髄液、尿に代表される生物体液)が点
着され展開された領域のpH値を約3.5から約7.
0、好ましくは約3.5から約6.0、より好ましくは
約3.7から6.0の範囲に維持できる有機酸又は有機
酸を含む酸性pH緩衝剤(以下、緩衝剤ということがあ
る)を含有させることができる。
【0030】有機酸としてはヒドロキシルカルボン酸及
びジカルボン酸からなる群から選択された少なくとも1
種の有機酸が用いられる。ヒドロキシカルボン酸の例と
しては、特開昭57−50660、特開昭61−243
364、特開昭62−27664等に記載のリンゴ酸、
乳酸、コハク酸、マロン酸、枸櫞酸、酒石酸がある。ジ
カルボン酸の例としては、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、ピメリン酸、3,3−ジメチルグルタ
ル酸がある。これらのうちでリンゴ酸が好ましい。前記
の有機酸のほかに日本化学会編「化学便覧基礎編」(東
京,丸善,1966年発行)1312-1320頁,米国特許3 438 7
37等に記載のその他のpH緩衝剤組成物も用いることが
できる。
【0031】緩衝剤の吸水層又は展開層における含有量
は1m2当り約30ミリ当量から約500ミリ当量、好
ましくは約50ミリ当量から約300ミリ当量の範囲で
ある。リンゴ酸の場合の含有量は1m2当り約0.5g〜
約35g、好ましくは約0.5g〜約20gの範囲であ
る。緩衝剤は試薬と一緒に親水性ポリマー中に分散さ
せ、吸水層、試薬層及び/又は展開層に分散保持させる
ことが好ましい。
【0032】試薬層又は展開層に、BCPと緩衝剤を分
散保持する親水性ポリマーを含有させる方法としては、
BCPとポリマーを含む水溶液、水−有機溶媒混合溶媒
溶液又は有機溶媒溶液(有機溶媒の例:メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール等の脂肪族アルコー
ル;アセトン、メチルエチルケトン等のジアルキルケト
ン;ジメチルエーテル等のジアルキルエーテル;テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン等の脂肪族環状エーテル;ア
セトニトリル;ヘキサン;β−メトキシエタノール;エ
チレングリコール等)を公知の方法により実質的に一様
に展開層の上から塗布又は噴霧し乾燥する方法、並び
に、BCP、緩衝剤、親水性ポリマーを含む溶液に展開
層用の素材を浸漬し乾燥又は半乾燥状態で吸水層(親水
性ポリマーバインダー層)の上に積層し一体化する方法
等がある。BCP、緩衝剤、親水性ポリマー溶液を展開
層の上から塗布又は噴霧する場合は、三者を溶解する溶
剤は吸水層の親水性ポリマー層を溶解させないもので三
者を溶解又は分散しうるものから適宜に選択して用いる
ことが好ましい。
【0033】また、BCP、緩衝剤、親水性ポリマーと
ともに界面活性剤を含有させて、BCPとポリマーを展
開層中に一様に含有保持させ、水性液体試料点着時のB
CPの放出速度をコントロールすることができる。ま
た、水性液体試料の展開を一様にすることができる。界
面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面
活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤いずれも
使用できるが、ノニオン界面活性剤が好ましい。ノニオ
ン性界面活性剤の具体例として、p−オクチルフエノキ
シポリエトキシエタノール、p−ノニルフエノキシポリ
エトキシエタノール、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、
p−ノニルフエノキシポリグリシドール、オクチルグル
コシド等がある。これらのうちでポリオキシエチレンオ
レイルエーテルが好ましい。ノニオン性界面活性剤の展
開層における含有量は1m2当り約20mg〜約10
g、好ましくは約30mg〜約5.0gの範囲である。
【0034】本発明の乾式分析要素は、当業者に公知の
方法により調製することができる。本発明の乾式分析要
素は一辺約15mmから約30mmの正方形又はほぼ同
サイズの同形等の小片に裁断し、特公昭57−2833
1、実開昭56−142454、特開昭57−6345
2、実開昭58−32350、特表昭58−50114
4等に記載のスライド枠に収めて化学分析スライドとし
て用いることが、製造、包装、輸送、保存、測定操作等
諸種の観点の好ましい。使用目的によっては、長いテー
プ状でカセット又はマガジンに収めて用いること、又は
小片を開口のあるカードに貼付又は収めて用いることな
どもできる。
【0035】本発明の分析要素を用いて前述の諸特許明
細書等に記載の操作を行なうことにより、液体試料中の
アルブミンの定量分析を実施できる。例えば、約5μL
から約30μL、好ましくは約8μLから約15μLの範
囲の全血、血漿、血清、リンパ液、尿等の水性液体試料
を展開層に点着し、約20℃から約40℃の範囲の実質
的に一定の温度で、好ましくは37℃近傍の実質的に一
定の温度で約1分から約10分、好ましくは約2分から
約7分の範囲でインキュベーションし、光透過性支持体
側から、乾式分析要素内の色変化、発色などの検出可能
な変化を反射測光し、比色測定法の原理により液体試料
中の測定対象成分の含有量を求めることができる。本発
明の分析要素を用いてアルブミンを分析する場合には、
アルブミン−BCP結合の吸収極大波長又はその近傍の
波長の光を用いて試薬展開層の光学濃度を反射測光し、
予め作成した検量線を用いて比色測定法の原理により液
体試料中のアルブミン含有量を求めることができる。点
着する水性液体試料の量、インキュベーション時間と温
度は一定にすることにより測定対象成分の定量分析を高
精度で実施できる。測定操作は特開昭60−12554
3、特開昭60−220862、特開昭61−2943
67、特開昭58−161867等に記載の化学分析装
置により極めて容易な操作で高精度の定量分析を実施で
きる。以下の実施例により本発明をより具体的に説明す
るが、以下の実施例は本発明を例示するためのものであ
り、本発明の範囲を限定するものではない。
【0036】
【実施例】実施例1:ゼラチン下塗りされている180μm
のポリエチレンテレフタレート無色透明平滑フィルムに
下記組成の水溶液を、乾燥後の厚さが40μmになるよう
に塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 2.0 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=4.0とした。ポリ
マーAAm-VP-MAOHは、ポリアクリルアミド−N−ビニル
−2−ピロリドン−メタリルアルコール3元コポリマー
(モノマーモル比57:38:5(富士写真フイルム社
製))を示す(以下、同様)。
【0037】次に上記フィルム上に約30g/m2の供給量で
水を全面に供給して湿潤させた後50デニール相当のポリ
エチレンテレフタレート紡績糸を36ゲージ編みしたトリ
コット編み物布地を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させ
た。
【0038】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)を
各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、一
体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 リンゴ酸 1.0 g/m2 ポリビニルピロリドン 0.5 g/m2 BCP 1.5 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=4.0となるように調整した。上記の一体型多層分析
要素を12mm×13mm四方のチップに切断し、スライド枠
(特開昭57−63452号公報に記載)に収めて、本発明に
従うALB分析用乾式スライド(実施例1)を作製した。
【0039】実施例2 ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフ
タレート無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、
乾燥後の厚さが40μmになるように塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 2.0 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=4.0とした。
【0040】次に上記フィルム上に約30g/m2の供給量で
水を全面に供給して湿潤させた後50デニール相当のポリ
エチレンテレフタレート紡績糸を36ゲージ編みしたトリ
コット編み物布地を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させ
た。
【0041】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)を
各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、一
体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 コハク酸 1.0 g/m2 ポリビニルピロリドン 0.5 g/m2 BCP 1.5 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=5.5となるように調整した。以下実施例1と同様とす
る。
【0042】実施例3 ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフ
タレート無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、
乾燥後の厚さが40μmになるように塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 2.0 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=4.0とした。
【0043】次に上記フィルム上に約30g/m2の供給量で
水を全面に供給して湿潤させた後50デニール相当のポリ
エチレンテレフタレート紡績糸を36ゲージ編みしたトリ
コット編み物布地を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させ
た。
【0044】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)を
各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、一
体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 リンゴ酸 1.0 g/m2 ポリビニルピロリドン 10.0 g/m2 BCP 1.5 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=4.0となるように調整した。以下実施例1と同様とす
る。
【0045】実施例4 ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフ
タレート無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、
乾燥後の厚さが40μmになるように塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 5.0 g/m2 BCP 1.5 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=4.0とした。
【0046】次に上記フィルム上に約30g/m2の供給量で
水を全面に供給して湿潤させた後50デニール相当のポリ
エチレンテレフタレート紡績糸を36ゲージ編みしたトリ
コット編み物布地を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させ
た。
【0047】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)を
各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、一
体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 コハク酸 1.0 g/m2 ポリビニルピロリドン 7.0 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=5.5となるように調整した。以下実施例1と同様とす
る。
【0048】実施例5 ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフ
タレート無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、
乾燥後の厚さが40μmになるように塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 5.0 g/m2 BCP 1.5 g/m2 ホルマリン 2.2 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=4.0とした。
【0049】次に上記フィルム上に約30g/m2の供給量で
水を全面に供給して湿潤させた後50デニール相当のポリ
エチレンテレフタレート紡績糸を36ゲージ編みしたトリ
コット編み物布地を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させ
た。ホルマリンによる架橋反応を促進するために70℃の
環境に5時間放置する。これにより、BCPは実質的に展開
層には移動しない。
【0050】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)を
各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、一
体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 コハク酸 1.0 g/m2 ポリビニルピロリドン 7.0 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=5.5となるように調整した。以下実施例1と同様と
する。
【0051】比較例1 ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフ
タレート無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、
乾燥後の厚さが40μmになるように塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 2.0 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=3.1とした。
【0052】次に上記フィルム上に約30g/m2の供給量で
水を全面に供給して湿潤させた後50デニール相当のポリ
エチレンテレフタレート紡績糸を36ゲージ編みしたトリ
コット編み物布地を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させ
た。
【0053】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)を
各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、一
体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 リンゴ酸 1.0 g/m2 ポリビニルピロリドン 0.5 g/m2 BCG 1.0 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=3.1となるように調整した。上記の一体型多層分析
要素を12mm×13mm四方のチップに切断し、スライド枠
(特開昭57-63452号公報に記載)に収めて、比較用のAL
B分析用乾式スライド(比較例1)を作製した。
【0054】比較例2 ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフ
タレート無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、
乾燥後の厚さが40μmになるように塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 2.0 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=3.1とした。次に
上記フィルム上に約30g/m2の供給量で水を全面に供給し
て湿潤させた後50デニール相当のポリエチレンテレフタ
レート紡績糸を36ゲージ編みしたトリコット編み物布地
を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させた。
【0055】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)を
各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、一
体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 リンゴ酸 1.0 g/m2 HEC 5.0 g/m2 BCG 1.0 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=3.1となるように調整した。HECはヒドロキシエチル
セルロースである。以下比較例1と同様とする。
【0056】比較例3 ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフ
タレート無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、
乾燥後の厚さが40μmになるように塗布し乾燥した。 (吸水層) ポリマーAAm-VP-MAOH 40.0 g/m2 リンゴ酸 2.0 g/m2 BCG 1.0 g/m2 界面活性剤 1.0 g/m2 ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)
プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、
オーリン社製)を用いた。水溶液のpH=3.1とした。次に
上記フィルム上に約30g/m2の供給量で水を全面に供給し
て湿潤させた後50デニール相当のポリエチレンテレフタ
レート紡績糸を36ゲージ編みしたトリコット編み物布地
を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させた。
【0057】次に下記組成のエタノール溶液(OC液)
を各々の成分が下記の量となるように塗布し乾燥させ、
一体型多層分析要素を作製した。 (展開層) 緩衝液 リンゴ酸 1.0 g/m2 ポリビニルピロリドン 7.0 g/m2 界面活性剤 0.5 g/m2 ここで、界面活性剤はポリオキシエチレンオレイルエー
テル(BO-7 日光ケミカルズ社製)を用いた。点着後の
pH=3.1となるように調整した。以下比較例1と同様とす
る。
【0058】測定例1:グロブリン濃度が3、5、9g/d
Lとなるように添加した血清を、上記実施例1〜5及び
比較例1〜3で作製したスライド(各スライドの構成内
容を図1にまとめて示す)に10μL点着する。その後、3
7℃にて5分間インキュベートしながら、およそ10秒おき
に625nmにおける反射濃度を富士ドライケム(富士写真
フィルム社製)により測定した。そのときの5分の反射
濃度を求めた。グロブリン1g/dL当たりのアルブミン誤
差は以下のようになった。
【0059】
【0060】
【発明の効果】本発明の技術によれば、ブロムクレゾー
ルパープル(BCP)を使用することによりアルブミンと
の結合の特異性を上げることができる。また、展開層の
pHをグロブリンの等電点付近に設定することで、グロ
ブリンとブロムクレゾールパープル(BCP)との結合を
阻害することができ、アルブミン値を正確に測定するこ
とができる。また、展開層のポリマーとして、グロブリ
ンに親和性のあるポリマーを使用した場合には、グロブ
リン、またはブロムクレゾールパープル(BCP)と結合
したグロブリンが展開層より下の層へと移動することを
遅らせることができ、これによりグロブリンの影響を回
避することができる。また、ブロムクレゾールパープル
(BCP)を展開層より下の層へ処方した場合、展開層よ
り下の層へ移動したアルブミンのみが優先してブロムク
レゾールパープル(BCP)と反応し、グロブリンの影響
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1〜5及び比較例1〜3で作製
した分析要素の構成を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬志本 修 埼玉県朝霞市泉水3−11−46 富士写真フ イルム株式会社内 Fターム(参考) 2G042 AA01 BD20 CA10 CB03 DA08 FA11 2G045 AA13 AA16 BA01 CA25 CA26 CB03 CB07 CB30 DA37 DA38 FB11 GC11 2G054 AA07 CA23 CE01 EA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に吸水層と展開層とを支持体側
    からこの順番で有するアルブミン用乾式分析要素におい
    て、アルブミン検出用の指示薬としてブロムクレゾール
    パープル(BCP)を含有し、展開層のpHがグロブリン
    の等電点付近に設定されていることを特徴とする、アル
    ブミン用乾式分析要素。
  2. 【請求項2】 展開層がグロブリンに対する親和性が高
    いポリマーを用いて構成されている、請求項1に記載の
    アルブミン用乾式分析要素。
  3. 【請求項3】 ブロムクレゾールパープル(BCP)を吸
    水層に含有する、請求項1又は2に記載のアルブミン用
    乾式分析要素。
  4. 【請求項4】 吸水層に含まれるブロムクレゾールパー
    プル(BCP)が展開層に移動しないように処理されてい
    る、請求項4に記載のアルブミン用乾式分析要素。
  5. 【請求項5】 ブロムクレゾールパープル(BCP)を含
    む吸水層のpHがBCPのpKa以下である、請求項3
    又は4に記載のアルブミン用乾式分析要素。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006092980A1 (ja) 2005-02-28 2006-09-08 Fujifilm Corporation 乾式分析要素
JP2022085876A (ja) * 2020-11-27 2022-06-08 アークレイ株式会社 アルブミン測定用試験片
WO2024195780A1 (ja) * 2023-03-20 2024-09-26 富士フイルム株式会社 アルブミン測定用試験片およびアルブミンの測定方法

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WO2024195780A1 (ja) * 2023-03-20 2024-09-26 富士フイルム株式会社 アルブミン測定用試験片およびアルブミンの測定方法

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