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JP2003260328A - 緩衝機能を有する乾燥剤 - Google Patents

緩衝機能を有する乾燥剤

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Publication number
JP2003260328A
JP2003260328A JP2002067926A JP2002067926A JP2003260328A JP 2003260328 A JP2003260328 A JP 2003260328A JP 2002067926 A JP2002067926 A JP 2002067926A JP 2002067926 A JP2002067926 A JP 2002067926A JP 2003260328 A JP2003260328 A JP 2003260328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
desiccant
moisture
product
film
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002067926A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Gonda
貴司 権田
Hiroshi Tanetani
弘 種谷
Yoshiaki Noda
義章 野田
Shuichi Tamai
修一 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Dainaga Cork Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Dainaga Cork Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd, Dainaga Cork Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2002067926A priority Critical patent/JP2003260328A/ja
Publication of JP2003260328A publication Critical patent/JP2003260328A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品と共に梱包・保管容器に入れて使用した
場合、商品の収納スペースをほとんど減少させることな
く優れた吸湿性を発揮し、また、吸湿された水分や潮解
液の漏出及び腐食性ガスの発生もなく、水蒸気による商
品の変質等の悪影響を防止し、輸送中に外から加わる圧
力や衝撃等の作用による商品の破損等を確実に防止する
緩衝機能を有する乾燥剤を提供する。 【解決手段】 高吸湿性繊維を含有する不織布が、相対
向する板状樹脂系独立発泡成形体と透湿度が50〜6,000
g/m2の透湿不透水性フィルムとの間に挟持され、か
つ該板状樹脂系独立発泡成形体と該透湿不透水性フィル
ムの外周縁部が接合してなることを特徴とする緩衝機能
を有する乾燥剤とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝機能を有する
乾燥剤に関する。詳しくは、ガラス、金属あるいは樹脂
等からなる袋、瓶、箱等の梱包・保管容器内に、医薬
品、食品、電子部品、精密部品等の商品と共に入れて使
用され、水蒸気による変質等の悪影響から商品を保護す
ると共に、輸送中における商品の破損等を防止する緩衝
機能を有する乾燥剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬品、食品、電子部品、精密部
品等の商品を、各種の梱包・保管容器内に入れて輸送、
保管する場合、商品の吸湿、潮解等を防止し、水蒸気に
よる商品の変質等の悪影響から保護する目的で、一般に
シリカゲル、ゼオライト、生石灰、ベントナイトあるい
は潮解性化合物等の乾燥剤が使用されてきた。これらの
乾燥剤は、粉状ないし粒状であるため、通常、透湿不透
水性フィルム又は有孔フィルムからなる袋状容器に収納
されるか、あるいはタブレット状に成形されて、商品と
共に梱包・保管容器内に入れて使用される。しかしなが
ら、袋状容器に収納された乾燥剤の場合、種々の原因に
より袋状容器が破損して、袋状容器から乾燥剤が漏れ出
して商品を汚染したり、漏れ出した乾燥剤が誤って飲み
込まれる虞があり、安全性の点で問題がある。また、袋
状容器に収納された乾燥剤は、外から加わる圧力や衝撃
等の作用を緩和する緩衝作用に乏しいため、輸送中に商
品が乾燥剤に押し付けられたり、砕けた乾燥剤が袋状容
器の細孔から漏れ出て、商品を破損、汚損させる場合も
ある。一方、タブレット状に成形した乾燥剤の場合、商
品の保管・梱包容器内に該乾燥剤を設置するために、筒
状の乾燥剤収納室を設ける必要がある。通常、この乾燥
剤収納室は、一般的な射出成形法により成形されている
が、そのサイズは、保管・梱包容器及び乾燥剤ごとに大
きさが異なる。したがって、乾燥剤収納室を成形するた
めには、該乾燥剤収納室のサイズごとに金型を作製しな
ければならず、手間がかかり、非常にコスト高となる。
また、この筒状収納室は前記した緩衝作用に乏しいた
め、輸送中に商品が乾燥剤収納室に接触、押し付けられ
て、商品が破損することがある。また、上記いずれの乾
燥剤も、必要とする吸湿性能を得ようとした場合、容積
の面で、かさ高くなるため、容器内の商品収納スペース
が減少してしまうという問題もある。
【0003】従来の乾燥剤が有する上記欠点を解消する
ため、現在に至るまで、多くの研究がなされており、そ
の結果、これまでに緩衝機能を有する乾燥剤が、いくつ
か提案され、実施されている(特許2668071号公
報、実開平5−51429号公報等参照)。具体的に
は、特許2668071号公報において、サイズを使用
しない吸取紙状且つクッション性の紙質に塩化カルシウ
ムを含有させた乾燥材に、熱プレス温度で溶融しないフ
ィルムと溶融するフィルムとの積層膜片を熱プレス温度
で溶融するフィルムを前記乾燥材側に位置せしめて重合
し、熱プレスして溶融接着したシート状乾燥材が記載さ
れている。しかしながら、このシート状乾燥材は、乾燥
剤成分に潮解性化合物の一種である塩化カルシウムを使
用しているため、吸湿によって端部より潮解液が漏出し
たり、腐食性ガスが発生したりする虞がある。また、上
記シート状乾燥材をガラス製瓶、金属製瓶あるいは樹脂
製瓶等の容器の蓋部分の内側に装着して、パッキング材
を兼ねて使用する場合、該シート状乾燥材は、瓶口との
密着性に劣るため、容器内の気密性が悪くなるという不
都合がある。
【0004】一方、実開平5−51429号公報には、
パルプ材に塩化カルシウムのごとき吸湿剤を含滲させて
形成した薄板状乾燥剤と、この薄板状乾燥剤を表裏両面
から被覆した状態で封入せしめる封入体とからなり、封
入体は、乾燥保護すべき部材に接する面を通気性、透湿
性の無いシート材にて形成すると共に、他方の面を通気
性、透湿性を有する微多孔質シート材にて形成した乾燥
保護材が記載されている。しかしながら、この乾燥保護
材は、吸湿剤である塩化カルシウムから潮解液が漏出す
ることは防止可能であるが、腐食性ガスの発生を防止す
ることはできず安全性の点で問題があり、また、吸湿性
能の点でも満足行くものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の問題
点を全て解決するものであり、医薬品、食品、電子部
品、精密機器等の商品と共に梱包・保管容器に入れて使
用した場合、商品の収納スペースをほとんど減少させる
ことなく優れた吸湿性を発揮し、また、吸湿された水分
や潮解液の漏出及び腐食性ガスの発生もなく、水蒸気に
よる商品の変質等の悪影響を防止し、輸送中に外から加
わる圧力や衝撃等の作用による商品の破損等を確実に防
止する緩衝機能を有する乾燥剤を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題が解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、緩衝機能を有する乾燥剤について鋭意
研究を重ねた結果、板状樹脂系独立発泡成形体の弾性と
復元性、及び高吸湿性繊維の吸湿性能に着目し、本発明
を完成した。すなわち、本発明は、高吸湿性繊維を含有
する不織布が、相対向する板状樹脂系独立発泡成形体と
透湿度が50〜6,000g/m2の透湿不透水性フィルムとの
間に挟持され、かつ該板状樹脂系独立発泡成形体と該透
湿不透水性フィルムの外周縁部が接合してなることを特
徴とする緩衝機能を有する乾燥剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の緩衝機能を有する
乾燥剤について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の乾燥剤は、高吸湿性繊維を含有する不織布の一
方の面に板状樹脂系独立発泡成形体を重ね合わせ、他方
の面に透湿度が50〜6,000g/m2の透湿不透水性フィル
ムを重ね合わせて貼着等することにより、高吸湿性繊維
を含有する不織布が、相対向する板状樹脂系独立発泡成
形体と透湿度が50〜6,000g/m2の透湿不透水性フィル
ムとの間に挟持され、かつ該板状樹脂系独立発泡成形体
と該透湿不透水性フィルムの外周縁部が接合してなるも
のであり、その限りにおいて種々の態様を含む。図1
は、緩衝機能を有する本発明の乾燥剤の一例を示す断面
説明図である。図1に示すように、本発明の乾燥剤1
は、板状樹脂系独立発泡成形体3と該透湿不透水性フィ
ルム4の外周縁部を接合しているため、吸湿された水分
の漏出は完全に防止され、また、外からの圧力や衝撃等
の作用に対する緩衝機能が一層増強される。この接合
は、通常、簡便な方法である熱融着によって行われる
が、超音波、高周波ウェルダー等の方法を用いてもよ
く、特に限定されるものではない。
【0008】本発明では、水分を除去するために、高吸
湿性繊維を含有する不織布2を用いている。そのため、
吸湿剤として塩化カルシウム等の潮解性化合物を使用し
た場合のように、潮解液が漏出したり、腐食性ガスが発
生したりすることがなく、高い吸湿力、吸湿容量を示
し、長期間にわたって使用が可能である。本発明で使用
される不織布に含有される高吸湿性繊維としては、吸湿
性の高い繊維であればよく、好ましい例として、アクリ
ル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物系繊維及び/又はア
クリル酸重合体系繊維の表面を架橋処理した後、加水分
解して得られるアクリル酸重合体架橋物系繊維が挙げら
れる。アクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物系繊維
の具体例としては、「ベルオアシス」、「ベルサニー」
(いずれもカネボウ合繊社製、商品名)、アクリル酸重
合体架橋物系繊維の具体例としては、「N−38」(東
洋紡社製、商品名)等が挙げられる。高吸湿性繊維に
は、本発明の緩衝機能を有する乾燥剤の特性を損なわな
い程度に、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維等を添
加しても構わない。
【0009】本発明で使用される高吸湿性繊維を含有す
る不織布は、一般的な製造方法を用いて製造すればよ
い。一般的な製造方法としては、例えば、ニードルパン
チ法、ウォーターニードル法、サーマルボンド法、エア
ーレイド法等が挙げられる。これらの製造方法の中で
も、エアーレイド法は、ニードルによる高吸湿性繊維の
傷みがなく、また、カード工程を必要とせず、製造工程
が簡単であり、製造コストを低く抑えることができるた
め好ましい。高吸湿性繊維を含有する不織布の目付重量
は、20〜5,000g/m2が好ましく、より好ましくは100
〜3,000g/m2、さらに好ましくは200〜1,000g/m2
である。また、不織布中における高吸湿性繊維の含有量
は、本発明を使用する対象となる商品、保管期間、外気
条件等に応じて、必要な吸湿性能が得られるように、適
宜決定すればよい。
【0010】本発明では、板状樹脂系独立発泡成形体を
採用しているため、弾性と復元性に富み、緩衝作用に優
れ、また、ガラス製瓶、金属製瓶あるいは樹脂製瓶等の
容器の蓋の内側に装着した場合、瓶口との密着性が良
く、高い気密性が得られる。本発明を構成する板状樹脂
系独立発泡成形体3は、発泡倍率が1〜30倍の低発泡
倍率のものを用いると、容器の蓋の内側に装着した場
合、瓶口との密着性が良く、高い気密性が得られるとい
う上記効果をより長く維持することができる。板状樹脂
系独立発泡成形体としては、例えば、「ハイシート」
(ハイシート工業社製、商品名)、「ソフトロン」(積
水化学工業社製、商品名)、「ペフ」(東レ社製、商品
名)、「コウベポリシート」(新神戸電気社製、商品
名)、「エスレンシート」(積水化成品社製、商品名)
等を挙げることができる。また、板状樹脂系独立発泡成
形体の厚さは、容器のリップ面と瓶蓋との間隙に合わせ
た厚さ選定の点で、0.3〜5.0mmが好ましく、より好ま
しくは0.5〜3.0mm、さらに好ましくは1.0〜3.0mmで
ある。
【0011】本発明の乾燥剤を、ガラス製瓶、金属製瓶
あるいは樹脂製瓶等の容器の蓋に装着して使用する場
合、樹脂フィルム5で表面を被覆した板状樹脂系独立発
泡成形体を使用すると、瓶口との密着性が一層向上する
ため好ましい。該樹脂フィルムとしては、本発明の特性
を損なうものでなければ、いかなるフィルムも使用可能
である。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン等のオレフィン樹脂系フィルム、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の芳香
族ポリエステル樹脂系フィルム、ポリ乳酸、ポリカプロ
ラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサ
クシネート・アジペート等の脂肪族ポリエステル樹脂系
フィルム、ポリアミド・6、ポリアミド・66等のポリ
アミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂からなる
フィルムであれば、一軸延伸フィルムあるいは二軸延伸
フィルム等、いかなるフィルムでも使用可能である。こ
れらの内、特に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタートからなるフィルムがコスト面で有
利である。上記樹脂フィルムの厚さは、好ましくは5〜
500μm、さらに好ましくは10〜300μmである。
【0012】板状樹脂系独立発泡成形体に上記樹脂フィ
ルムを被覆するには、通常、ポリエステルとウレタン系
二液反応型(ポリエチレングリコール又は両末端に水酸
基を有するポリエステル、ポリアミン又はポリカルボキ
シルとイソシアネートとの反応型)接着剤、エポキシ樹
脂系接着剤を用いたドライラミネーション法あるいは熱
融着法によって行えばよい。
【0013】本発明で使用される透湿不透水性フィルム
4は、透湿度が50〜6,000g/m2・24時間の範囲内であ
る必要があり、この範囲内であればいかなる透湿不透水
性フィルムでも使用することができる。この透湿不透水
性フィルムの透湿度は、JISZ 0208に準拠して、カップ
法により、温度40℃、相対湿度90%の条件下で測定して
得られる値である。透湿不透水性フィルムの透湿度の値
が50g/m2・24時間未満の場合は、吸湿速度が著しく
低下するため吸湿機能が失われ好ましくない。逆に6,00
0g/m2・24時間を超える場合は、急激に吸湿するた
め、長時間の使用が不可能となり、吸湿安定性に劣ると
いう不利がある。透湿不透水性フィルムの厚さは、10〜
500μmの範囲であれば実用上問題なく使用することがで
きる。この厚さが10μm未満の場合は、透湿不透水性フ
ィルムの機械的性質が劣り、該フィルムが破れる虞があ
るため好ましくない。逆に500μmを超える場合、透湿不
透水性フィルムと板状樹脂系独立発泡成形体との接合が
困難となる。
【0014】本発明に用いられる透湿不透水性フィルム
としては、水蒸気は透湿するが、水又は水溶液は不透水
性の連続微多孔性フィルム、あるいは和紙/熱可塑性樹
脂フィルム/熱可塑性樹脂網状強化フィルム/熱可塑性
樹脂フィルムの積層フィルムが代表的に挙げられる。そ
の他に、例えば、連続微多孔性フィルム上に透湿度を制
御する目的で、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リビニルアルコール系樹脂等を塗布した積層フィルム、
あるいは連続微多孔性フィルム上に有孔ポリエチレンフ
ィルム、有孔エチレン−酢酸ビニル系樹脂フィルム、ポ
リビニルアルコール系樹脂フィルム、セルロース系樹脂
フィルム等の透湿性を有するフィルムを積層した積層フ
ィルム、さらに連続微多孔性フィルムあるいは上記積層
フィルムに、紙、布、不織布等を積層した積層フィルム
等が挙げられる。上記で例示した透湿不透水性フィルム
は、本発明の目的に適応した範囲内であれば、必要に応
じて、帯電防止性処理、導電性処理、難燃性処理を施し
たフィルムを使用してもよい。
【0015】上記連続微多孔性フィルムの目付重量が30
〜200g/m2の範囲内にあれば、いかなる連続微多孔性
フィルムでも使用することができる。連続微多孔性フィ
ルムの目付重量が30g/m2未満の場合は、板状樹脂系
独立発泡成形体との接合時、溶融破断する虞があるため
好ましくない。逆に連続微多孔性フィルムの目付重量が
200g/m2を超える場合は、板状樹脂系独立発泡成形体
との接合が困難となる。このような連続微多孔性フィル
ムとしては、例えば、「タイペック」(日・デュポン
フラッシュスパン プロダクツ社製、商品名)、「セル
ポア」(積水化学工業社製、商品名)、「ポーラム」、
「NFシート」(いずれもトクヤマ社製、商品名)等が
挙げられる。
【0016】本発明の緩衝機能を有する乾燥剤の製造方
法は、特に限定されるわけでなく、適宜、選択すればよ
い。例えば、まず、高吸湿性繊維を含有する不織布の一
方の面を板状樹脂系独立発泡成形体、他方の面を透湿不
透水性フィルムと重ね合わせて貼り合わせ、次いで、透
湿不透水性フィルムの外周縁部と板状樹脂系独立発泡成
形体を熱融着によって接合することにより、本発明の乾
燥剤を得ることができる。得られた乾燥剤は、長方形
状、正方形状、三角形状あるいは円形状等の所望する形
状にして使用する。本発明の乾燥剤の使用量は、保管期
間、外気条件、容器又は袋内の容積等を考慮して、適宜
決定すればよい。本発明の乾燥剤の使用形態は、特に限
定されるものでなく、梱包・保管容器内に入れて使用す
ればよいが、容器が瓶である場合は、その蓋の内側に本
発明の乾燥剤を装着することにより、パッキング材を兼
用することができ、商品の収納スペースの減少を抑える
ことができる。
【0017】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0018】[製造例1]高吸湿性繊維「ベルオアシ
ス」(カネボウ合繊社製、商品名)10dtex、6mmを、
吸引ネット上に配置した目付14g/m2のティッシュの
上に均一になるようにエアーレイド法により連続的に散
布し、目付200g/m2になるように、上記高吸湿性繊維
とティッシュを積層した。次に、積層した高吸湿性繊維
に水を霧状で散布した後、該高吸湿性繊維の上に目付14
g/m2のティッシュを積層し、三層構造体とした。そ
して、この三層構造体をプレスロールに通し、150℃に
調節した熱風乾燥機で乾燥して、目付228g/m2、厚さ
1.0mmの高吸湿性繊維を含有する不織布を作製した。
【0019】[製造例2]高吸湿性繊維「N−38」
(東洋紡積社製、商品名)4.4 dtex、51mmと、熱融着
繊維「メルティ」(タイプ4080、ユニチカ社製、商品名)
4.4 dtex、51mmを重量比で80:20の割合で調合し、
軽くニードルパンチした後、150℃の熱風で2分間乾燥
処理して、目付200g/m2、厚さ1.0mmの高吸湿性繊
維を含有する不織布を作製した。
【0020】[実施例1]製造例1で作製した不織布を
直径1.5cmの円形に打抜き、該不織布を、透湿不透水
性フィルムである乾燥剤用包材(大化工業社製、透湿度
150g/m2・24時間、厚さ170μm)と、両面がポリエ
チレンフィルムで覆われた板状樹脂系独立発泡成形体で
ある直径3.7cmの「ハイシート」(ハイシート工業社
製、商品名、発泡倍率2倍、厚さ1.5mm、瓶の蓋用緩
衝材)とで挟持した後、乾燥剤用包材の外周縁部とハイ
シートを熱融着し、緩衝機能を有する乾燥剤を作製した
(図1、図2参照)。得られた緩衝機能を有する乾燥剤
について、その吸湿能力を以下の評価方法により、評価
を行い、その結果を表1に示した。
【0021】[評価方法] (吸湿性)緩衝機能を有する乾燥剤を温度50℃環境下、
1時間乾燥させた後、表1に示す環境に48時間静置し、
吸湿量及び吸湿率を調べ、下記式により測定した。 吸湿量(g)=W1−W01:吸湿後の緩衝機能を有する乾燥剤の重量(g) W0:吸湿前の緩衝機能を有する乾燥剤の重量(g) 2:板状樹脂系独立発泡成形体の重量(g) W3:透湿不透水性フィルムの重量(g)
【0022】[実施例2]製造例1で作製した不織布を
40mm×40mmの正方形に裁断し、該不織布を3枚重ね
合わせ、透湿不透水性フィルムである通気性複合包材
(大和川ポリマー社製、透湿度5,500g/m2・24時間、
厚さ120μm)と、55mm×55mmの「ハイシート」
(同前、発泡倍率3倍、厚さ1.5mm)とで挟持した
後、通気性複合包材の外周縁部とハイシートを熱融着
し、緩衝機能を有するシート状の乾燥剤を作製した(図
3、図4参照)。得られた乾燥剤について、吸湿性を実
施例1と同様の方法により、評価を行い、その結果を表
1に示した。
【0023】[実施例3]製造例1で作製した不織布を
内径90mm、外径160mmのドーナツ状に打ち抜き、該
不織布の両面を、内径80mm、外径170mmのドーナツ
状に打ち抜いた乾燥剤用包材(同前、透湿度500g/m2
・24時間、厚さ170μm)と、内径80mm、外径170mm
のドーナツ状に打ち抜いた「ソフトロン」(同前、発泡
倍率10倍、厚さ1.5mm)とで挟持した後、乾燥剤用包
材の外周縁部とハイシートを熱融着し、緩衝機能を有す
るシート状の乾燥剤を作製した(図5、図6参照)。得
られた乾燥剤について、吸湿性を実施例1と同様の方法
により、評価を行い、その結果を表1に示した。
【0024】[実施例4]製造例2で作製した不織布を
40mm×40mmの正方形に裁断して使用した以外は、実
施例2と同様にして、緩衝機能を有するシート状の乾燥
剤を作製した。得られた乾燥剤について、吸湿性を実施
例1と同様の方法により、評価を行い、その結果を表1
に示した。
【0025】
【表1】
【0026】(評価結果)表1より明らかであるよう
に、実施例1〜4のいずれの乾燥剤も優れた吸湿性を発
揮した。
【0027】
【発明の効果】本発明の緩衝機能を有する乾燥剤によれ
ば、以下に記載されるような効果が得られるため、工業
的利用価値が非常に高い。 弾性と復元性に富む板状樹脂系独立発泡成形体を使用
しているため、緩衝作用に優れており、輸送中における
商品の破損を効果的に防止することができる。 乾燥剤を収容するための封入容器を成形することな
く、乾燥剤を容器に取り付けることが可能であり、ま
た、乾燥剤の構造自体が簡単であることから、製造工程
を簡略化できるばかりでなく、安価かつ容易に製造する
ことができる。 ガラス製瓶、金属製瓶あるいは樹脂製瓶等の容器の蓋
に装着した場合、本発明の緩衝機能を有する乾燥剤は、
板状樹脂系独立発泡成形体を使用しているため、瓶口と
の密着性が良く、気密性に優れている。本発明の緩衝機
能を有する乾燥剤は、パッキング材を兼ねて用いること
ができ、医薬品、食品等の特に気密性が要求される商品
に対して好適である。樹脂フィルムで板状樹脂系独立発
泡成形体を被覆すること、及び発泡倍率の低い板状樹脂
系独立発泡成形体を使用することにより、瓶口との密着
性を一層向上させることができる。 乾燥剤成分が、板状樹脂系独立発泡成形体と透湿不透
水性フィルムとの間に挟持されており、かつ板状樹脂系
独立発泡成形体と該透湿不透水性フィルムの外周縁部が
接合されているため、乾燥剤成分が漏れ出す虞がなく、
安全性が非常に高い。 乾燥剤成分として、高吸湿性繊維を使用しているた
め、吸湿力、吸湿容量が良好で、使用期間も長い。 装着する部分、保管期間等に応じて、形状を任意に選
択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す図で、緩衝機能を有
する乾燥剤の断面説明図である。
【図2】 本発明の実施例1を示す図で、緩衝機能を有
する乾燥剤の正面説明図である。
【図3】 本発明の実施例2を示す図で、緩衝機能を有
する乾燥剤の断面説明図である。
【図4】 本発明の実施例2を示す図で、緩衝機能を有
する乾燥剤の正面説明図である。
【図5】 本発明の実施例3を示す図で、緩衝機能を有
する乾燥剤の断面説明図である。
【図6】 本発明の実施例3を示す図で、緩衝機能を有
する乾燥剤の正面説明図である。
【符号の説明】
1 緩衝機能を有する乾燥剤 2 高吸湿性繊維を含有する不織布 3 板状樹脂系独立発泡成形体 4 透湿不透水性フィルム 5 樹脂フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 種谷 弘 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目8番地29 信越ポリマー株式会社大阪支店内 (72)発明者 野田 義章 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目8番地29 信越ポリマー株式会社大阪支店内 (72)発明者 玉井 修一 大阪府大阪市城東区鴫野西1丁目2番地7 ダイナガ株式会社内 Fターム(参考) 3E066 AA22 CA01 CA09 CB03 DA01 GA01 JA01 JA23 KA20 LA08 MA01 NA42 NA43 NA51 NA52 4D052 AA10 CA01 CA06 GB00 HA27 4F100 AK01A AK01C AK25B AK25K BA03 BA07 BA10B BA10C DG01B DG15B DJ02A EJ05B GB90 JD04C JD05C JD15B JK11 4L047 AA17 BA03 BA04 BA08 BA12 BA23 CA06 CB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高吸湿性繊維を含有する不織布が、相対
    向する板状樹脂系独立発泡成形体と透湿度が50〜6,000
    g/m2の透湿不透水性フィルムとの間に挟持され、か
    つ該板状樹脂系独立発泡成形体と該透湿不透水性フィル
    ムの外周縁部が接合してなることを特徴とする緩衝機能
    を有する乾燥剤。
  2. 【請求項2】 高吸湿性繊維が、アクリル酸重合体部分
    ナトリウム塩架橋物系繊維及び/又はアクリル酸重合体
    系繊維の表面を架橋処理した後、加水分解して得られる
    アクリル酸重合体架橋物系繊維からなる請求項1記載の
    緩衝機能を有する乾燥剤。
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