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JP2003248160A - ズームレンズ鏡胴及びカメラ - Google Patents

ズームレンズ鏡胴及びカメラ

Info

Publication number
JP2003248160A
JP2003248160A JP2003084065A JP2003084065A JP2003248160A JP 2003248160 A JP2003248160 A JP 2003248160A JP 2003084065 A JP2003084065 A JP 2003084065A JP 2003084065 A JP2003084065 A JP 2003084065A JP 2003248160 A JP2003248160 A JP 2003248160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
focal length
adjustment
error
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003084065A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Nakayama
春樹 中山
Yuichi Honda
裕一 本田
Tomoo Imaizumi
智雄 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2003084065A priority Critical patent/JP2003248160A/ja
Publication of JP2003248160A publication Critical patent/JP2003248160A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレンズ群を光軸方向に移動させる移動
手段により複数の焦点距離に段階的に切替え、所定の焦
点距離を設定した後、移動手段によりフォーカシングを
行うズームレンズ鏡胴において、小型化、低コストを進
めながら、ピント性能の向上、ピント調整の合理化、レ
ンズ性能の向上を図る。 【解決手段】 焦点距離の切替えのために移動させるレ
ンズ群の少なくとも2群を、互いにレンズ群間隔を変化
させながら移動させてフォーカシングを行う。また、前
群が凸レンズを構成し一定の比率で移動し、後群が凹レ
ンズを構成し、広角より望遠に切り替えるときは前群よ
り高い移動比率で移動し、無限遠から近距離にフォーカ
シングを行うときは前群より低い移動比率で移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのコンパク
トなズームレンズ鏡胴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のズームレンズ鏡胴は、焦点距離切
替えを行うズーム駆動系と、ピント合わせを行うフォー
カシング駆動系からなっている。その中で、ズームとフ
ォーカシングとを連動させたものがいくつか提案されて
いる。
【0003】例えば、特開昭63-287833号公報及び特開
平3-248110号公報において、焦点距離切替えカム部と、
フォーカシングカム部との連設により1つの駆動系で焦
点距離切り替えとフォーカシングを行い、副光学系を不
用とする提案がなされている。これらの公報はズームを
焦点距離切替え領域とフォーカシング領域とに分け、焦
点距離選択を段階的にし、フォーカシングレンズ群以外
の群を、フォーカシング時光軸方向には移動しない平行
カム部を設定することにより、焦点距離切替えとフォー
カシングを兼用し、鏡胴を小型化、ローコスト化したも
のである。また、特開昭61-259210号公報においては、
フォーカシング時はレンズ系を全体繰り出しを行ってい
るが、全体繰り出しには後述する問題点がある。
【0004】しかし、これらの従来技術においては、鏡
胴の薄型化の効果が少なく、群間誤差感度(別途詳述す
る)の高いズームレンズをズーム鏡胴でフォーカシング
制御を行うものとしてはピント精度等、解決しなければ
ならない内容が多い。さらにレンズ個々のピント調整を
行う行為については、提示されてはいない。
【0005】ズームコンパクトカメラは、現在小型化及
び薄型化の方向に進んではいるが、小型化及び薄型化を
阻む事項が多い。第1はズームレンズの大きさである
が、あまりに薄型化を追及すると、fb(フランジバッ
ク)が短くなり、フィルム面に最も接近している最終レ
ンズが大口径化し、パノラマ切り替機構が入り難くなる
ことになる。また、最終レンズの大口径化は鏡胴直径を
太くし、カメラそのものも大きくする傾向にあった。そ
こでレンズ全長をある程度に保ち、鏡胴を二重構造をと
ることにより、レンズの駆動可能量を確保して鏡胴長を
短くするという方向に変わっている。
【0006】しかしこの二重構造の鏡胴は、鏡胴そのも
のが太くなり、薄型化の効果は高いが、鏡胴径の太さの
低減には効果が低かった。そこで鏡胴径を細くするた
め、カム筒+カムピン+ヘリコイドという構造から、ダ
ブルヘリコイド+インナーカムという構造をとるように
なった。
【0007】これは前群部を鏡胴駆動モータから回転移
動するカム筒のヘリコイドを介して線形に駆動し、後群
部をカム筒の内側にあるインナーカムで駆動するもので
ある。カム部は外観面側に露出することがないため、カ
ム筒は外観部品としても利用することが出来ることと、
金属カムに別体の駆動用ギヤを付ける必要もないこと等
の理由により鏡胴を細くすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の前
玉のフォーカシングメカニズムを持つ前群部はやはり大
きく、カメラの小型化を行うため6V電池から3V電池
に変更すると、フォーカシングモータ等は、高出力を得
るため、更に大きくなる傾向にあった。
【0009】また、ズームレンズは、テレ、ワイド共に
同一平面内にピント位置を合わせるFC調整及び同一平
面内に合ったレンズをカメラのピント面に合わせるff
調整を行ってきたが、FC調整は、絞りと前群レンズと
の間に、調整用スペースが必要になり、その調整により
絞りとレンズの位置が変化するという問題があり、前群
部の径もそれによって太くなる傾向にあった。ff調整
は鏡胴全体を移動させ、これを支えるため非常に強度の
高い大型の部品を鏡胴に取り付ける必要があり、これに
よっても、鏡胴は大きくなっていた。
【0010】鏡胴の小型化、ローコスト化の要求に伴
い、撮影レンズのレンズの明るさを犠牲にしてレンズ枚
数を減らし、小型化を行ってきたが、レンズ性能等も割
り切らざるを得なかった上、鏡胴においては、各部材が
プラスチック化し、寸法精度、変形、等によってピント
性能、解像性能等もある程度犠牲にせざるを得なかっ
た。このように、ズームレンズを搭載したコンパクトカ
メラは、小型化、ローコスト化のため、数々の構造変更
を重ねてきたが、小型化も限界近くに達し、ローコスト
化も、仕様、性能の割り切りをしないと、実現できなか
った。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にお
ける、複数のレンズ群を光軸方向に移動させる移動手段
により複数の焦点距離に切替え、所定の焦点距離を選択
した後、該移動手段によりフォーカシングを行うズーム
レンズ鏡胴において、焦点距離の切替えのために移動さ
せるレンズ群の少なくとも2群を、互いにレンズ群間隔
を変化させながら移動させてフォーカシングを行うこと
を特徴とするズームレンズ鏡胴により解決される。
【0012】
【実施例】先ず、本発明の特徴及び本発明が従来技術に
比べて優れている点を、理論的にまたシュミレーション
のデータを交えて説明し、次に具体的構成の実施例を図
面と共に説明する。 〔本発明が解決する内容〕本発明は、コンパクトカメラ
用ズームレンズ鏡胴の小型化、ローコスト化をさらに押
し進め、同時に、ピント性能の向上、ピント調整の合理
化、レンズ性能の向上を行うものである。ズームレンズ
鏡胴に、焦点距離切替えを行うカム部と、フォーカシン
グを行うカム部とを連続的に設定したことにより、焦点
距離切替え駆動手段とフォーカシング駆動手段とを1つ
の駆動手段で行えるようにした上で、フォーカシング
時、変倍に用いる少なくとも2つのレンズ群を互いにレ
ンズ間隔を変化させながら移動させることで、フォーカ
シング停止精度のピント位置精度への影響の軽減、フォ
ーカシング制御の高分解能化、高誤差感度レンズの採用
による小型化、ピント調整メカニズムの簡素化、レンズ
性能改善によるレンズの高性能化、小型化とローコスト
化を実現している。
【0013】このようにフォーカシング時に、焦点距離
切替えのために移動させる少なくとも2つのレンズ群を
移動させることを、以後ツインフォーカスと称すること
にする。また、焦点距離切替え動作とフォーカシングと
を同一のモータで駆動するレンズ鏡胴で、焦点距離切替
えとフォーカシングを段階的に選択するメカニズムのこ
とを以後ステップズームと称することにする。 〔フォーカシング制御高分解能化と停止位置誤差のピン
ト位置精度への影響の軽減〕まずズームレンズの誤差感
度について説明する。第1群(FCレンズ)と第2群
(RCレンズ)とからなる2つの群を移動させるズーム
レンズでは、レンズ位置の変化がピント位置の変化には
ならない。例えば誤差感度が8倍のレンズがテレ状態で
前玉だけを1mm移動させると、ピント位置は8mm移動す
る。このことをFC、RC間誤差感度、または群間誤差
感度といい、ズームレンズでピント性能を達成すること
の難しさを示している。(以後、誤差感度と称す)誤差
感度は2群ズームの場合以下で表される G=Δfb/Δd=(f/f1)2 ・・・ G :誤差感度 Δd :レンズ間隔変移量 Δfb:ピント位置の変化量 f1 :第1群(FC群)の焦点距離 f :合成焦点距離(ズームレンズ系の焦点距離) つまり誤差感度は第1群の焦点距離が短いほど、また合
成焦点距離が長いほど、大きな値となる。
【0014】合成焦点距離は 1/f=(1/f1)+(1/f2)−{H/(f1・f2)}・・・ H :第1群と第2群との主点間の間隔 f1:第1群(FC群)の焦点距離 f2:第2群(RC群)の焦点距離 FCレンズ(+)の焦点距離を長くすると合成焦点距離も
長くなり、RCレンズ(−)の焦点距離を長くすると合成
焦点距離は短くなり、レンズ間隔を長くすると合成焦点
距離は短くなる。
【0015】例えばピント要求精度±0.15の場合、誤差
感度を7.5と想定すると、このレンズ間隔は±0.02以下
にしないと達成できない。この誤差感度を高くする理由
は小型化のためである。わずかの繰出し量で焦点距離の
変更ができると鏡胴は小型化できる。鏡胴の小型化を望
まなくても、レンズの大型化防止、レンズ性能確保のた
めにも、ある程度は必要となる。テレフォトタイプの35
-70mmの2倍ズームの場合この誤差感度は6〜9程度の
ものが多く採用されている。
【0016】ここで例として第1群の焦点距離が24.5m
m、第2群の焦点距離が−22.5mm、第1−2群の主点間
の間隔がワイド(f=36.0mm)で17.28mm、テレ(f=6
8.5mm)で10.03mmの2群ズームでは、式、式より誤
差感度はワイドで2.15、テレで7.72である。
【0017】前玉フォーカス方式の前玉移動量は、有限
距離0.6mの場合約1.2mm程度であるが、この量がズーム
移動量22.72mm(ワイド∞からテレ∞のFCレンズの移
動量)に対して5.28%しかない。このフォーカシング領
域をAF化のため100分割すると、1段当りは、0.053%
で、フォーカシングと焦点距離切替え兼用メカニズムに
おけるズーム鏡胴の駆動によるAF制御はズーム全体に
対して非常に微細な量を管理することになる。このよう
な微細な量を制御し、かつ誤差感度の高いレンズを扱う
には、鏡胴のガタ、変形等の許容される量が極めて小さ
くなり、鏡胴停止制御時の回転角誤差の許容出来る量も
小さくなる。
【0018】ここでフォーカシング領域を拡大するた
め、カム筒の回転角を拡大するとこの微細な量は大きく
なるが、焦点距離切替え領域も拡大され焦点距離切替え
移動時間も大きくなる。ここで駆動系のギヤ比を変更す
ると充分なトルクが得られなくなる恐れがある。更に、
焦点距離切替え時は高い電圧で、フォーカシング時は低
い電圧で駆動すると時間的なバランスはとれるが、電源
条件に余裕のあるものしか行えないことと、駆動回路等
は複雑になり、全体として高価になる。いずれにして
も、焦点距離切替えとフォーカシングとのメカ領域的相
対関係は変わらない。
【0019】そこで、焦点距離切替えには影響しない方
法で、フォーカシング領域を拡大することが望まれる。
焦点距離切替え時に発生するレンズ間隔の広がりを少な
くすると前玉移動量は増やすことができる。そこで、R
CレンズをFCレンズ移動方向に一定の割合で移動させ
ると、FCの移動量に対してFC、RCのレンズ間隔の
広がりは少なくなるため、FCレンズの移動量を増やす
ことができる。例えばFCレンズの移動量の約半分の量
をRCレンズを移動させればFCレンズ移動量は前玉繰
り出し方式で1.2mmの場合はツインフォーカスで約2.1mm
になる。77%の分解能の改善が行え、鏡胴の停止誤差も
その分感度が低減される。この停止誤差感度が軽減出来
ることを利用して、より誤差感度の高いレンズを使用す
れば、鏡胴全体の小型化が可能となる。
【0020】ここで誤差感度7.79倍のレンズを前玉フォ
ーカスと2:1のツインフォーカスの誤差を比較すると
FCレンズ0.1mm移動時のfbの変化量は、 前玉フォーカス 0.779mm ツインフォーカス 0.440mmとなり、 ツインフォーカスは前玉フォーカスに比べ56%の量しか
fb変化はない。
【0021】ピント位置の移動量は以下の式で計算され
る Δfb=(FCs−RCs)×G+RCs ・・・ Δfb:ピント位置の移動量 FCs :FCレンズの移動量 RCs :RCレンズの移動量 G :誤差感度 なお、RCレンズの移動量がFCレンズの移動量と同じ
場合が全体繰出しに相当し、誤差感度に影響されなくな
る。
【0022】フォーカシング時FCレンズ以外にRCレ
ンズを移動させると、FCレンズの移動量が増え、鏡胴
停止制御時の回転角誤差に対するピント位置誤差への影
響が軽減されることが解る。従って、ツインフォーカス
を行えば、焦点距離切替えとフォーカシングの領域比率
を変更でき、鏡胴停止制御時の誤差の影響度を少なく変
更でき、制御分解能の変更が可能となる。RCレンズを
FCレンズと逆方向に移動させれば、逆の効果も期待で
き、RCレンズをFCレンズと同方向でかつRCレンズ
の移動量の方を大きくすると、全体繰り出し方式より、
大きな移動量を得ることも可能である。(Δfbが+の
範囲において)また、FC,RCの移動量比率をワイド
からテレ間で変更すれば、ワイドからテレまで、フォー
カシング制御量(カム筒回転角)を一定にする設計も可
能である。 〔ピント調整及び、そのメカニズムの簡素化〕次はピン
ト調整について説明する。従来のズームレンズは、焦点
距離が連続的に存在するため、単純に1つの群のレンズ
位置の調整だけでは全域に渡ってピントを合わすことが
できない。そこでFC調整、ff調整と呼ばれる2つの
レンズ位置調整が必要となる。FC調整というのはテ
レ、ワイド共に同一平面内にピント位置を合わせる調整
のことで、一般的にFCレンズを前後させることで行
う。(レンズ群間隔の調整)次に同一平面内に合ったレ
ンズをカメラのピント面に合わすために、レンズ群全体
を移動させる調整、ff調整が行われる。例えば、レン
ズ組み立てできなりの状態でワイドが前方に0.4mm、テ
レが後方に1.4mmズレていた場合、レンズ間隔を0.3mmひ
ろげ、全体に1.0mmさげるとワイド、テレ共にピントが
合う(誤差感度がワイド時2:テレ時8のレンズの場
合)。
【0023】しかしながらこの方法でピントが全域に合
う場合は限られている。それは理想的なFC、RCレン
ズとカムがある場合のみで、多くの場合ミドルなどの中
間でピントは合わない。それはピントのずれている理由
がFC、RCのレンズ間隔とその位置だけではないた
め、レンズ間隔と全体移動調整だけではピントは合わな
い。多くの場合、カム精度または機構部の寸法誤差、レ
ンズ系の誤差等によって、ミドル等のズーム中央はピン
トが合わせにくい。
【0024】最近ではこの連続した焦点距離を、段階的
に管理し、その段階的に得られる焦点距離毎に、フォー
カシングレンズ移動量等を補正(EEP−ROMを用い
てソフトウェアで)するなどの提案はなされてきている
ため、ズーム中央でピント性能が劣化するということ
は、克服されてきている。このように焦点距離を段階的
に管理し、ソフトウェアの技術を利用することにより、
性能を改善した典型的な例である。
【0025】本発明はツインフォーカス方式においてフ
ォーカシング時移動させるFC、RCの繰出しのカムの
傾きをそのままにして、水平カム部を∞側及び至近側を
延長することにより実現している。段階的に選択できる
焦点距離毎に、この繰出し特性上で、ピント合焦位置を
調整する。この調整をツインフォーカス調整という。つ
まりカム筒の回転角調整のみで、ピント調整を行い、群
間隔調整も全体位置調整も行わない。言い替えればフォ
ーカシングの量を変えることにより、ピント調整を行う
ことである。これは単焦点レンズのカメラ等が行う操作
を、各焦点距離毎に行うことと同じであり、従来ズーム
カメラが行ってきたテレ、ワイド共にピント位置を評価
し、調整し、補正することに比べ、調整行為も簡素化さ
れている。この焦点距離毎の個体差の記憶にはEEP−
ROMを用いている。
【0026】ここで今回のツインフォーカス方式のピン
ト調整における焦点距離誤差をシュミレーションする。
条件は以下の通りとする。
【0027】[群間隔誤差感度] FCレンズ群が前方へ移動した場合 ワイド(M) 2.16 倍 ミドル(M2) 4.74 倍 テレ (T) 7.79 倍 [焦点距離誤差] 群間隔が+0.1mm誤差がある場合 ワイド −0.6402% ミドル −0.9673% テレ −1.2044% [従来ズームのFC、ff調整の計算式] FC調整量=(ΔfbW−ΔfbT)/(GT−GW) ff調整量=−ΔfbW−(FC調整量×GW) =−ΔfbT−(FC調整量×GT) GW :ワイド誤差感度 GT :テレ誤差感度 ΔfbW:ワイドピントズレ量 ΔfbT:テレピントズレ量 [ツインフォーカス比率] FCs:RCs=2:1 [ツインフォーカスのピント修正量] 式より、誤差感度をGとして Δfb=修正Δd×G+修正Δd 修正Δd=Δfb/(G+1) ワイド修正Δd=Δfb/3.16 ミドル修正Δd=Δfb/5.74 テレ修正 Δd=Δfb/8.79 Δfb :ピント位置誤差 Δd :レンズ間隔 ΔFC :調整前のレンズ間隔ズレ量 Δff :調整前のレンズ全体ズレ量 なお、説明の簡略化のため、FCレンズ、RCレンズに
は誤差のないものとして扱う。 1.FCレンズ群のみが前方に0.1mmの誤差があるレンズユニットをピント調整 する場合(ΔFC=0.1mm) 調整前 W M2 T Δfb 0.216mm 0.474mm 0.779mm 焦点距離誤差 -0.640% -0.967% -1.204% 従来の場合:レンズ間隔調整で完全に矯正されるため、結果的に得られた焦 点距離には誤差がない。(FC調整) 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 従来と同じ 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 誤差Δd 0.1mm 0.1mm 0.1mm 焦点距離誤差 -0.640% -0.967% -1.204% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 本発明の場合: W M2 T 修正Δd -0.068mm -0.083mm -0.089mm 誤差Δd 0.032mm 0.017mm 0.011mm 焦点距離誤差 -0.203% -0.169% -0.137% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 2.レンズ群全体が前方へ0.1mmの誤差があるレンズユニットをピント調整する (Δff=0.1mm) 調整前 W M2 T Δfb 0.1mm 0.1mm 0.1mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 従来の場合:レンズ群全体調整で完全に矯正されるため、結果的に得られた 焦点距離には誤差がない。(ff調整) 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 誤差Δd -0.046mm -0.021mm -0.013mm 焦点距離誤差 0.296% 0.204% 0.155% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 従来と同じ 本発明の場合: W M2 T 修正Δd -0.032mm -0.017mm -0.011mm 誤差Δd -0.032mm -0.017mm -0.011mm 焦点距離誤差 0.203% 0.169% 0.137% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 3.ワイド端でのみFCレンズ群が前方へ0.1mmの誤差があるレンズユニットを ピント調整する 調整前 W M2 T Δfb 0.216mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 -0.640% 0 % 0 % 従来の場合: FC調整量 0.0384mm ff調整量 -0.2989mm 誤差Δd 0.138mm 0.038mm 0.038mm 焦点距離誤差 -0.886% -0.371% -0.462% 調整後Δfb 0 mm -0.117mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 誤差Δd 0.1mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 -0.640% 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 本発明の場合: W M2 T 修正Δd -0.068mm 0 mm 0 mm 誤差Δd 0.032mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 -0.203% 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 4.テレ端でのみFCレンズ群が前方へ0.1mmの誤差があるレンズユニットをピ ント調整する 調整前 W M2 T Δfb 0 mm 0 mm 0.779mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 1.204% 従来の場合:FC調整量 -0.1384mm ff調整量 0.2989mm 誤差Δd -0.138mm -0.138mm -0.038mm 焦点距離誤差 0.886% 1.338% 0.462% 調整後Δfb 0 mm -0.357mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 誤差Δd 0 mm 0 mm 0.1mm 焦点距離誤差 0 % 0 % -1.204% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 本発明の場合: W M2 T 修正Δd 0 mm 0 mm -0.089mm 誤差Δd 0 mm 0 mm 0.011mm 焦点距離誤差 0 % 0 % -0.137% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 5.ワイド端でのみレンズ群全体が前方へ0.1mmの誤差があるレンズユニットを ピント調整する 調整前 W M2 T Δfb 0.1mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 従来の場合:FC調整量 0.0178mm ff調整量 -0.1384mm 誤差Δd 0.018mm 0.018mm 0.018mm 焦点距離誤差 -0.114% -0.172% -0.214% 調整後Δfb 0 mm -0.054mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 誤差Δd -0.046mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0.296% 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 本発明の場合: W M2 T 修正Δd -0.032mm 0 mm 0 mm 誤差Δd -0.032mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0.203% 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 6.テレ端でのみレンズ群全体が前方へ0.1mmの誤差があるレンズユニットをピ ント調整する 調整前 W M2 T Δfb 0 mm 0 mm 0.1mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 従来の場合: FC調整量 -0.0178mm ff調整量 0.0384mm 誤差Δd -0.018mm -0.018mm -0.018mm 焦点距離誤差 0.114% 0.172% 0.214% 調整後Δfb 0 mm -0.046mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 誤差Δd 0 mm 0 mm -0.013mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0.155% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 本発明の場合: W M2 T 修正Δd 0 mm 0 mm -0.011mm 誤差Δd 0 mm 0 mm -0.011mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0.137% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 7.FCレンズ群が前方に0.1mmの誤差があり、その状態でレンズ群全体が前方 へ0.1mmの誤差があるユニットをピント調整する場合 (ΔFC=0.1mm、Δff=0.1mm) 調整前 W M2 T Δfb 0.316mm 0.574mm 0.879mm 焦点距離誤差 -0.640% -0.967% -1.204% 従来の場合:FC調整量 -0.1mm、ff調整量 -0.1mm で完全に矯正される(FC調整、ff調整) 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 修正Δd -0.146mm -0.121mm -0.113mm 誤差Δd -0.046mm -0.021mm -0.013mm 焦点距離誤差 0.296% 0.204% 0.155% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 誤差Δd 0.1mm 0.1mm 0.1mm 焦点距離誤差 -0.640% -0.967% -1.204% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 本発明の場合: W M2 T 修正Δd -0.1mm -0.1mm -0.1mm 誤差Δd 0 mm 0 mm 0 mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 8.テレ端でのみFCレンズ群が前方へ0.1mmの誤差があり、その状態でレンズ 群全体が前方へ0.1mmの誤差があるユニットをピント調整する場合 (テレΔFC=0.1mm、Δff=0.1mm) 調整前 W M2 T Δfb 0.1mm 0.1mm 0.879mm 焦点距離誤差 0 % 0 % 1.204% 従来の場合: FC調整量 -0.1384mm ff調整量 0.1989mm 誤差Δd -0.138mm -0.138mm -0.038mm 焦点距離誤差 0.886% 1.338% 0.462% 調整後Δfb 0 mm -0.357mm 0 mm 各焦点距離毎にFC調整を行った場合: 誤差Δd -0.046mm -0.021mm -0.013mm 焦点距離誤差 0.296% 0.204% 0.155% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 各焦点距離毎にff調整を行った場合: 誤差Δd 0 mm 0 mm 0.1mm 焦点距離誤差 0 % 0 % -1.204% 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 本発明の場合: W M2 T 修正Δd -0.032mm -0.017mm -0.1mm 誤差Δd -0.032mm -0.017mm 0 mm 焦点距離誤差 0.203% 0.169% 0 % 調整後Δfb 0 mm 0 mm 0 mm 以上従来の調整方法はレンズ間隔、レンズ全体位置の誤
差については正確な調整が行えるが、カム等の理由によ
る局所的に誤差がある場合には、ズーム中央でピントが
合わないばかりでなく、ピント調整を行うと焦点距離誤
差が拡大する結果になってしまう(例3,4,5,6,
8)。
【0028】これらは各焦点距離毎にピント調整を行う
と改善される。ここで各焦点距離毎にff調整を行った
場合、テレ側での調整量が大きく、レンズ間隔誤差によ
って生じた焦点距離誤差は改善されない。メカニズム的
にも各焦点距離毎にff調整をするのは難しい(例1,
3,4,7,8)。
【0029】各焦点距離毎にFC調整を行うと、ff調
整に比べれば、誤差は小さくなるが、ワイド側でレンズ
群全体に誤差があった場合、無視できない量であり、改
善が望まれる(例2,5,6,7,8)。
【0030】以上をまとめると、テレ側はFC調整が有
利であり、ワイド側は、FC調整のみでは、レンズ全体
位置誤差が残る。
【0031】ツインフォーカス方式では、FC調整の効
果とff調整の効果を合わせ持つことができる。単純な
レンズ全体位置誤差の吸収では、FC調整より改善させ
ている。それは以下の式でも確認できる。
【0032】FC調整 :Δd=Δfb/G ツインフォーカス調整:Δd=Δfb/(G+1) ※ ツインフォーカス比率 FCs:RCs=2:1にお
いて 単純にΔfbがレンズ群全体誤差によるものであれば、
ツインフォーカス調整のレンズ間隔誤差が小さくなるこ
とが解り、かつ誤差感度の低いワイド側の方が効果が大
きくなり、FC調整の欠点を改善していることも解る。
更に例7のようにΔFC、Δffが同時に発生する場合
でも、従来のFC、ff調整をおこなうズームと同様の
効果がある。
【0033】次に、ツインフォーカス調整の方がFC調
整より焦点距離誤差の少ない領域を確認する。
【0034】FC調整の調整後の誤差Δdは Δd=ΔFC−(ΔFC×G+Δff)/G =−Δff/G ・・・ ツインフォーカス調整の調整後の誤差Δdは Δd=ΔFC−(ΔFC×G+Δff)/(G+1) =(ΔFC−Δff)/(G+1) ・・・ ツインフォーカス調整の方がFC調整より誤差の少ない
領域は ΔFC/Δff>0場合 Δff/G > (ΔFC−Δff)/(G+1) (G+1)/G > (ΔFC−Δff)/Δff (G+1)/G > ΔFC/Δff−1 (G+1)/G+1 > ΔFC/Δff (2×G+1)/G > ΔFC/Δff ・・・ G=2.16(ワイド)の場合 2.46 G=7.79(テレ )の場合 2.13 ΔFC/Δff<0場合 −Δff/G > (ΔFC−Δff)/(G+1) −Δff×(G+1) > (ΔFC−Δff)×G −Δff×G−Δff > ΔFC×G−Δff×G −Δff > ΔFC×G 1/G <−ΔFC/Δff ・・・ G=2.16(ワイド)の場合 -0.46 G=7.79(テレ )の場合 -0.128 以上の式、式が成立する場合ツインフォーカス調整
の方がFC調整より焦点距離誤差は少ない(但し、ツイ
ンフォーカス比率 FCs:RCs=2:1の場合)。
【0035】上記の領域外で焦点距離誤差が問題になる
場合、本発明においてはFCレンズ枠をFC摺動枠に取
り付ける際に、FC調整を行えば、修正できる。更に、
この調整行為はΔFC/Δffの比率を最適値を選択で
きる。 (FCs:RCs移動比率が2:1の場合 1)また、本
発明において、カム筒の内外のヘリコイド比を変えれ
ば、FCs:RCsの比率を変えることができるため、効
果の領域も変更できる。
【0036】以上、ズームレンズのピント調整には、段
階的に焦点距離を管理し調整することで、従来のズーム
鏡胴が行ってきたFC、ff調整が起こす諸問題が解決
されることが確認できる。さらに焦点距離毎の調整には
FC調整が向いていること、本発明はFC調整を改善す
るものであることも確認できる。
【0037】従来のFC調整方式は、FC調整により前
玉と絞りとの距離が変更されてしまうため、絞りの位置
を理想的な位置に一定におくことができない。さらにF
C調整量だけ前玉と絞りとの間に無駄な空間を設定する
必要があった。そしてff調整においては、ズーム鏡胴
全体を移動させ、支えるため、ズーム駆動系とは別に大
がかりな調整メカニズムが必要であった。
【0038】このようにツインフォーカス方式おいて各
焦点距離毎に、モータ回転量(カム筒の回転角)のみで
調整を行えるということは、FC調整メカ、ff調整メ
カが廃止でき、FC調整メカ、ff調整メカのもつレン
ズ位置誤差の要因がなくなり、これらのメカがもってい
たメカ剛性、作動性、スペースが大きく改善される。ツ
インフォーカス方式は、ピント精度、部品精度、鏡胴作
動性が改善されるばかりでなく、小型化、ローコスト化
の効果も大きい。さらに従来ズームメカに比べ、鏡胴そ
のものが簡素化されていること、専用フォーカスメカが
ないことによって、レンズ位置の誤差が少なくなってい
る。ピント調整における焦点距離誤差もFC、RCの移
動量比率を変更することにより、レンズの特性、カメラ
のシステムに合わせることは可能である。 〔繰出し時のレンズ性能の改善〕次に繰出し時のレンズ
性能への影響について説明する。
【0039】まず繰出し時のレンズ性能への影響を、各
フォーカス方式毎に比較する。全体繰出し方式は単焦点
レンズのカメラが多く採用する方式、前玉フォーカス方
式はテレフォトタイプの2群ズームが多く採用する方
式、そして本発明であるツインフォーカス方式の3つを
同じテレフォトタイプの2群ズームレンズに当てはめた
場合の比較である。
【0040】
【表1】
【0041】注 ツインフォーカス比率 FCs:R
Cs=2:1の場合 ズームレンズをテレ側で全体繰出しよりフォーカス制
御を行うと、距離70mmで撮影距離0.6mの場合10mm以上の
フォーカス移動量となり、鏡胴全長が長くなり小型化に
は不向きである。
【0042】以上本発明では、焦点距離毎に繰出し量が
異なるということ以外は、ほとんど特性上望ましいこと
ばかりである。
【0043】ステップズーム鏡胴にすると、フォーカシ
ング駆動する部分が何箇所が存在するようになり、各焦
点距離毎に機械的繰出し個体差が発生する。従って、従
来のズームレンズにおいてどの焦点距離でも繰出し量が
一定という特性はステップズーム鏡胴の場合あまり意味
を持たなくなる。
【0044】また本発明の説明に用いたメカニズムで
は、繰出した時、前玉と絞り位置との距離が変わらない
ため、繰出したことによって生じる周辺光束がカットさ
れるという現象は発生しない。
【0045】レンズを繰出したときに、画角変化が少な
いとファインダー視野率の面でも有利であり、像面照度
がほぼ一定であると、繰出したことによる露出差が少な
くなる。繰出しによる像の劣化が改善されると、撮影可
能最至近距離を近くに設定出来るため、カメラ使用上望
ましい。
【0046】ツインフォーカス方式は繰出し時のレンズ
性能への影響が改善されることが解る。 〔ツインフォーカスの効果を説明する式〕 1.誤差感度 G=Δfb/Δd=(f/f1)2 G :誤差感度 Δd :レンズ間隔変移量 Δfb:ピント位置の変化量 f1 :第1群(FC群)の焦点距離 f :合成焦点距離(ズームレンズ系の焦点距離) 注 ・誤差感度は第1群の焦点距離が短いほど、また合
成焦点距離が長いほど大きな値となる。
【0047】・被写体方向への移動を正の方向とする。 2.ピント変化量 Δfb=(FCs−RCs)×G+RC
s Δfb:ピント位置の移動量 FCs :FCレンズの移動量 RCs :RCレンズの移動量 注 RCの移動量を増せば、FCレンズの移動量が増え
る。 3.合成焦点距離 1/f=(1/f1)+(1/f2)−{H/(f1・f
2)} H :第1群と第2群との主点間の間隔 f1 :第1群(FC群)の焦点距離 f2 :第2群(RC群)の焦点距離 注 FCレンズ(+)を長くすると合成焦点距離も長くな
る RCレンズ(−)を長くすると合成焦点距離は短くなる レンズ間隔を長くすると合成焦点距離は短くなる 4.繰り出し量(全体繰り出し方式) x=[R−2・f−H−{(R−H)(R−H−4・f)}
1/2]/2 を近似して x=f2/(R−2・f) x:繰り出し量 f:焦点距離 R:被写体距離 H:主点間隔 注 焦点距離が長いほど、繰り出し量は多い 被写体距離が近いほど、繰り出し量は多い 5.繰り出し量(FC繰り出し方式) FCによる像点を一定にする、即ちFCによる全体繰り
出しとして考えて、 x=f12/(R−2・f1) 1/fx=(1/f1)+(1/f2)−{(d+x)/(f1・f2)} =1/f0−f12 /{(R−2・f1)×(f1・f2)} =1/f0−f1/{(R−2・f1)×f2} x :繰り出し量 f1:FCレンズの焦点距離 R :被写体距離 f0:繰り出し前の焦点距離(∞位置での) fx:繰り出し後の焦点距離(∞位置での) 6.最大画角 θ=tan-1{対角長さ/2/(焦点距離
+繰り出し量)}×2 注 繰り出した量だけ、焦点距離が短くなれば、一定の
画角が得られる。
【0048】ズームの場合、繰り出し時の焦点距離変化
を軽減出来れば、一定の画角が得られる。 7.画角一定繰り出し 繰り出し量の式 x=f2/(R−2・f)より f0 :繰り出す前の焦点距離(∞位置での) fx :繰り出した後の焦点距離(∞位置での) x :fxを全体繰り出しする量 f0=fx+xより fx=[(R+2・f0)−{(R+2・f0)2−4・f
0・R}1/2]/2 8.ズームレンズの繰り出し時の画角 FC繰り出しによる焦点距離変化は5項より 1/fx==1/f0−f1/{(R−2・f1)×f
2} 画角一定の焦点距離は7項より fx=[(R+2・f0)−{(R+2・f0)2−4・f
0・R}1/2]/2 この2つに数値を代入すると、FC繰り出し焦点距離
は、画角一定の焦点距離より短くなる。
【0049】f1= 24.5mm f2= -22.5mm ワイド時の焦点距離36.03mm テレ 時の焦点距離68.53mm FC繰り出しにより、ワイド時0.9m、テレ時0.6mの繰り
出しを行うと ワイド0.9mの焦点距離 34.44mm テレ 0.6mの焦点距離 60.35mm 一定画角を維持する焦点距離は、 ワイド0.9m時 34.59mm テレ 0.6m時 60.80mm 従ってズームレンズをFC繰り出しすると画角が広くな
る。 ※ 全体繰り出しの繰り出し時の像点距離(焦点距離+
繰り出し量) ワイド0.9m時 37.60mm テレ 0.6m時 78.67mm ※ FCs:RCsが2:1のツインフォーカスを行った
場合 ワイド主点間隔=18.28m テレ 主点間隔=11.03m ワイド誤差感度2.16倍 テレ 誤差感度7.79倍 とすると、ピント変化量の式とツインフォーカス比率よ
り Δfb=(FCs−RCs)×G+RCs FCs−RCs=RCs レンズ間隔差=G/(G+1) になり、 ワイドではFC繰り出し量の2.16/3.16 テレ ではFC繰り出し量の7.79/8.79 にFC繰り出しが変化すると扱い 1/fx=1/f0−f1/{(R−2・f1)×f2} の右式第2項がその比率になるとすると、 ワイド0.9mの焦点距離 34.93mm テレ 0.6mの焦点距離 61.19mm 以上により2対1のツインフォーカスによって繰り出し
時の画角変化は逆にわずかに狭くなることが分かる。な
お、本願発明においては、周辺光量、歪曲収差等も加味
し、わずか画角が狭くなる方を採用している。 9.像性能 周辺光量 Eθ=E0×(Sθ/S0)×(COSθ)4 θ :入射角 E0:光軸上の照度 Eθ:入射角θに対する像点の照度 S0:レンズを正面より見た時の絞りの面積 Sθ:θ方向から見たときの絞りの面積 以上により画角が広いほど、周辺光量は低下する。また
ズームレンズは広角端の∞位置での光束でレンズの有効
径を決めることからも、画角が広がるとレンズ枠等によ
り周辺光束は遮られる。
【0050】歪曲収差 一般に広角レンズはこの歪曲収差が大きくなりやすく、
ズームレンズでは、広角側になればなるほど歪曲収差が
増えることが多い。
【0051】繰り出したことにより画角が広くなると、
この歪曲収差は増加する。 〔具体的構成〕本願発明の具体的構成を図1乃至図4に
基づき詳細に説明する。
【0052】図1は本願発明のズームレンズ鏡胴の分解
斜視図、図2はその横断面図であり、鏡胴上半分は焦点
距離を広角に設定した図、鏡胴下半分は焦点距離を望遠
に選択した図であり、図3は固定板の組み立て説明図、
図4はズーム線図である。
【0053】1はカメラ本体と一体的に固定された固定
胴であり、内周にメスヘリコイド1aを螺設しており、
メスヘリコイド1aの左右側部には後述する直進ガイド
21のためのガイド溝1bがメスヘリコイドを横切って設
けられている。2はカム筒であり、外周にメスヘリコイ
ド1aと螺合するオスヘリコイド2aと大歯車2bを一
体的に形成し、内周にメスヘリコイド2cとカム溝2d
(インナーカム)を、後端部の内方向にリブ2eを設け
ている。なお、大歯車2bの歯先円は、オスヘリコイド
2aの谷径より小さく形成されており、鏡胴の小型化に
寄与している。又、カム筒2と大歯車2bを樹脂で一体
成形すると、大歯車2bはカム筒2の後端面に配置する
ことにより、成形型を分割して成形するのではなく、型
の抜き方向に一体の型で成形できるため、精度の高い部
品が簡単な型構造で製造できる。3はFC摺動枠であ
り、合成焦点距離が(+)のFCレンズ5を保持するFC
レンズ鏡枠4を前方からネジにより取り付けている。レ
ンズ系部品の製造寸法誤差は、このネジの部分の取り付
け位置を変更し行う。基本的にはこの位置調整は、FC
調整と呼ばれるものと同じだが、個体調整を行うための
FC調整を行う必要はない。FC摺動枠3の外周にはメ
スヘリコイド2cと螺合するオスヘリコイド3aと後述
する直進ガイド21のためのガイド溝3bとを設け、後述
するガイドシャフト11のための穴3cを穿設している。
6はRC摺動枠であり、内周にて合成焦点距離が(−)の
RCレンズ7を保持し、外周に後述する直進ガイド21の
ためのガイド溝6aを設けると共にカム溝2dと係合す
るRCカムピン8を埋設し、前方にガイドシャフト11を
突設している。13はガイドシャフト11に挿入されるシャ
フトバネ、12はシャフトバネ13の抜け止めのためのE形
止め輪である。21は直進ガイドで、左右の突出部21aに
て固定胴1のガイド溝1bと滑合し、もう1つの突出部
21bで後述する駆動歯車44を回転自在に軸支し、前方に
折り曲げられた腕部21cにてガイド溝3b及びガイド溝
6aと滑合する。22はカム筒2と直進ガイド21とを連結
するガイド固定板、23は直進ガイド21とガイド固定板22
とを連結し、カム筒2をリブ2eにて保持するガイド固
定軸、24は直進ガイド21をガイド固定軸23に保持する止
めネジである。31は鏡胴駆動モータであり、そのシャフ
ト32には後述するLDP1用プロペラ33が取り付けら
れ、LDP1用フォトインタラプタ34により信号LDP
1を発生する。35はモータに直結したピニオンであり、
モータ31の回転は第1歯車36、第2歯車37、第3歯車3
8、第4歯車42により、光軸方向に長い歯車を設けた第
5歯車43に伝達され、更に駆動歯車44に伝達される。伝
達歯車44はカム筒2の大歯車2bと歯合している。第3
歯車38のシャフト39にはLDP2用プロペラ40が取り付
けられ、LDP2用フォトインタラプタ41により信号L
DP2を発生する。
【0054】52はシャッタ、53はシャッタ駆動用モータ
であり、FC摺動枠3に搭載されている。51はFPC基
板であり、シャッタ駆動用モータ53と本体側の電装部品
を搭載したプリント基板54とを接続している。FPC基
板51は、シャッタ駆動用モータ53と接続した後、カメラ
後方に直進ガイド21の腕部21cとカム筒2の内周との間
隙を通過し、カム筒2の後端2fで折り返し、カメラ前方
にカム筒2の外周と固定胴1との間隙を通過する。固定
胴1にカム筒2が最も繰り出されたときのカム筒2の後
端2fよりカメラ前方に穴1cが設けられており、FP
C基板51は、穴1cを通過して固定胴1の外周に引き出
され、本体側のプリント基板54と接続される。なお、51
aは鏡胴を最も沈胴させた位置におけるFPC基板51を
示している。61はカメラ外観形状であり、化粧環62はカ
ム筒2に、前筒63はFC摺動枠3に取り付けられてい
る。
【0055】次に、ズームレンズ鏡胴の基本動作につい
て説明する。まず駆動モータ31が回転すると、その駆動
力がギヤ列36,37,38,42を通じて第5歯車43に伝えら
れ、第5歯車43は直進ガイド21に取り付けられている駆
動歯車44に、駆動力を伝える。駆動歯車44は大歯車2b
と歯合し、カム筒2を回転させ、固定胴1とヘリコイド
螺合しているカム筒2を光軸方向に移動させる。このと
き、駆動モータ31の回転方向により、カム筒2は光軸方
向に前進または後退を行う。カム筒2のリブ2eにはガ
イド固定板22、ガイド固定軸23、止めネジ24により、直
進ガイド21が一体的に取り付けられているが、直進ガイ
ド21は左右の突出部21aと固定胴1のガイド溝1bによ
り回転を阻止され、光軸方向への移動のみ行う。同様に
直進ガイド21により、FC摺動枠3はガイド溝3bにお
いて回転を阻止されている。また、RC摺動枠6に突設
したガイドシャフト11がFC摺動枠3を貫通しているの
で、RC摺動枠6もFC摺動枠3と共に回転を阻止され
ている。従って、カム筒2が回転移動したとき、カム筒
2とヘリコイド結合しているFC摺動枠3及びカム筒2
とカム結合しているRC摺動枠6は光軸方向に前進また
は後退のみ行う。なお、FC摺動枠3はカム筒2の約2
倍の比率で移動する。この比率はカム筒2の内側ヘリコ
イドと外側ヘリコイドのリードにより決定され、実施例
ではほぼ同一のリードに設定しているため、上記のよう
な比率になる。なお、カム筒2の移動に伴って、第5歯
車43と駆動歯車44との噛み合い位置は光軸方向に変化す
るが、第5歯車43が光軸方向に長い歯を設けた歯車なの
で、この噛み合いはカム筒2の移動に拘わらず、常に維
持される。また、カム筒2のリブ2eは直進ガイド21の
スラスト抜け止め以外にリブ内面部はカム筒2の回転を
うける軸受面となっており、駆動力伝達時におけるカム
筒2の変形を防止している。
【0056】RCレンズ7を保持するRC摺動枠6は、
上記のようにカム溝2dにより駆動され、フォーカシン
グと焦点距離切替えを同じ駆動手段で駆動できるように
するため、そのカム形状をフォーカシング領域、焦点距
離切替え領域に分けている。本実施例では、図3のよう
に5つの焦点距離を選択している。但し、フォーカシン
グ時の調整余裕を持たせるため、フォーカシング領域の
カム形状は理論上の無限位置から至近距離位置までの間
隔より各々長く設定してある。RC摺動枠6は、フォー
カシング領域、沈胴動作領域では、カム筒2との相対距
離は変わらないが、(ピント面からみてFCレンズ5に
たいして約1/2の比率で移動する)ズーム領域ではピ
ント面からみてFCレンズ5より高い比率で移動する傾
斜をもつ。FCレンズ5の動きは、モータの回転に対し
て常に線形に移動する。RCレンズ7もフォーカシング
領域、焦点距離切替え領域共に、モータ31の回転角に対
して線形に移動するが、その傾きは各領域により異な
る。但し、フォーカシング領域と焦点距離切替え領域と
を接続するカム部の接続部は非線形とし、円弧状にして
いるために、RCレンズ7の作動性を向上させるだけで
なく、RCレンズ7にラジアル方向の力を加えにくい構
造になっている。各フォーカシング領域の間にある4つ
の焦点距離切替え領域の傾斜は同一ではない。レンズの
移動を相対的にみると、無限遠より近距離にフォーカシ
ングするときはFCレンズ5とRCレンズ7とは離れな
がらピント面から共に離れていく。広角から望遠に焦点
距離を切り替えるときはFCレンズ5とRCレンズ7と
は接近しながらピント面から離れることになる。
【0057】RC摺動枠6に突設したガイドシャフト11
はFC摺動枠3を貫通し、その先端でシャフトバネ13を
圧縮状態にE形止め輪12にて保持しているため、RC摺
動枠6は絶えずバネ力によって、FC摺動枠3の方向に
引き寄せられている。そのため、カム筒2のカム溝2d
はカムの片面しか使用していないことになる。そこでカ
ム溝幅はカムピン幅に比べ大きく、溝幅には余裕を持た
せている。カム溝2dの立ち角は作動効率を高めるた
め、出来るだけ引き寄せ側の立ち角を立て、プラスチッ
ク成形でき得るようカム溝の立ち角を引き寄せ側とその
反対側で非対称としている。また、フォーカシング時は
RC摺動枠6に加わるバネ力が増加する方向に移動する
ことになり、焦点距離切替え時はバネ力が減少する方向
に移動することになる。カム溝2dは光軸前方方向には
開いていて、RC摺動枠6をカム筒2に組み込むときに
は、カム筒2の前方から組み込む。このRC摺動枠6
は、FC摺動枠3(シャッタ52等を含む)にガイドシャ
フト11にて連結しているため、FC・RC摺動枠ユニッ
トとしてカム筒2に組み込まれるが、そのときにRC摺
動枠6は、FC摺動枠3側に引き寄せられていると組み
立ての作業性が良い。
【0058】通常はこのFC・RC摺動枠ユニットを含
むカム筒ユニットの段階で、投影解像力等のレンズ性能
を検査するが、現ユニットの外表面にあるカム筒を回転
させれば、焦点距離選択も、ピント調整も行えるため、
検査効率は非常に高く、大がかりな電気的治工具を必要
としない。この状態で投影解像力等のレンズ性能が検査
出来ると、不良等が早く検出され、解体修理の時間、費
用が節約できる。このユニットにはシャッター駆動部、
FPC、レンズカバー等は組み込まれている必要がない
がないばかりか、フォーカスメカもないため、FCレン
ズが原因する不良によるFCレンズの交換は容易であ
る。
【0059】このカム筒ユニットは固定胴1に組み込ま
れた後、直進ガイド21が組み込まれ、直進ガイド21の抜
け止め回転受けのガイド固定板22が2個組み込まれる。
これを図3(A)及び図3(B)により説明する。図3
(A)において、組立作業性を高めるために、2個の固
定板22は、止めネジ24により各々1箇所づつ直進ガイド
21に仮止し、直進ガイド21をカム筒2にカメラ背後から
組み込んだ後、止めネジ24を中心に時計方向に回動さ
せ、図3(B)の如く止めネジ24及び止めネジ25の合計
6箇所で直進ガイド21とネジ止め連結する。このように
直進ガイド21が、単一の部品で固定胴1とFC摺動枠3
との直進案内が可能であるので、FC摺動枠3の直進精
度が高く、直進動作をさせるための駆動力の効率が高
い。
【0060】カム筒2は直進ガイド21と光軸方向に同期
して移動する。直進ガイド21には、駆動歯車44が取り付
けてある。従って、カム筒2が光軸方向に移動しても駆
動歯車との光軸方向の位置が変化しないため、カム筒2
にある大歯車2bは後端面より所定の長さのみ歯幅があ
る単純な形状となっている。これは大歯車2bを出来る
だけ光軸方向の寸法を小さくするためである。カム筒上
の歯車をらせん形にするか、歯車を何箇所かに分ける
と、駆動歯車のような中間歯車が不要となるし、光軸方
向に長い歯車は、簡素化されるが、カム筒上で歯車が光
軸方向で長くなることには変わりない。カム筒上の歯車
が光軸方向に長いと、この歯車部分が外観に現れてくる
ため、多くの沈胴量を得ることができない。また歯車の
回転角を小さくすると、光軸方向の寸法は小さく出来る
が、わずかの回転角で、鏡胴を前後させるために、ヘリ
コイドのリード、カムのリードが立ってしまい、光軸方
向ガタが増え、ピント精度に悪影響がでる。また鏡胴を
移動させる駆動力も増えるため、プラスチック等で構成
された鏡胴では、駆動力を伝達すると大きな変形が発生
する。更に、この歯車を何箇所に分割すると回転角を大
きくとれるが、各歯車の形状が合わないと、伝達ロスす
るばかりでなく、プラスチック一体成形としても、成形
型の型分割数が増え、形状を得るために、高い精度と、
高い費用が発生する。なお、駆動力伝達のため光軸方向
に長い歯車を使用しているものは、カム筒の歯車の歯底
円径がヘリコイド山径より大きな寸法となるため、カム
筒上の歯車部はヘリコイド部より大きくなり周囲の固定
胴等の部材はそれを避けなくてはならないため、鏡胴が
大型化してしまう。
【0061】以上のように、本願における可動歯車方式
は、沈胴量が大きくとれ、カム筒の回転角も大きく、鏡
胴外径が小さくできる。また、カム筒後端面外側に歯車
部を配置し、成形型の構造を簡素化するだけでなく、そ
の内側にリブを設けることにより、充分な歯底肉厚が取
れ、そのリブを軸受することにより、駆動力伝達時のカ
ム筒の変形をどの回転位置でも防止できる。
【0062】駆動制御に用いられる信号は、図4に示す
ように、駆動モータ31の回転をフォトインタラプタ34に
より検出する連続的なパルスLDP1、ギヤ列中の第3
歯車の回転をフォトインタラプタ41により検出する断続
的なパルスLDP2、鏡胴の沈胴端位置を図示していな
いスイッチで検出するSPOSの3つにより制御する。
焦点距離の分割はワイドの∞ピント結像位置とテレの∞
ピント結像位置とにおけるFCレンズのピント面からの
距離差を整数分割(4分割)している。これは周期的に
信号発生するLDP2によって焦点距離を管理するため
で、一定のモータ回転量毎に焦点距離を選択する方法と
して、周期的な回転メカニズムによりLDP2を発生さ
せた方が、小型で安価で、非接触に行えるためである。
【0063】言い替えるとワイド∞、ミドル1∞、ミド
ル2∞、ミドル3∞、テレ∞の結像位置のFCレンズの
位置は、等間隔であり、モータの回転量も同一の量であ
る。わずかの差なら等間隔である必要はないが、フォー
カス行う際の助走量が各焦点距離毎に同じになるため、
焦点距離毎に無駄なフォーカス時間の発生がない。また
許容ピント調整量の設定も各焦点距離毎のロスがない。
【0064】この焦点距離制御に用いるLDP2は、フ
ォーカス時の繰り出しパルスのカウント開始のトリガー
と使用しており、またこのLDP2の発生時期をメカ的
に変更することにより、ピント調整を行うことができ
る。具体的には第3歯車38のシャフト39に軽圧入されて
いるLDP2用プロペラ40を回転方向にスリップさせる
ことによって、LDP2の発生位置を変更している。こ
の周期的に発生するプロペラの位置を変更する上での調
整スペースは不必要で、省スペースでピント調整が行え
る。この調整は本体に取り付ける前の鏡胴ユニットの概
略のピント調整行為として行い、誤差感度の低いワイド
端を∞調整する。この後カメラ完成品では各焦点距離毎
にピント調整を行い、概略調整からのズレ、焦点距離毎
のズレはEEP−ROMに記憶される。ピント調整はL
DP2の発生時期を変更するか、トリガーからカウント
するパルスを補正するかで、どちらにしても、カム筒の
回転角のみで行う。
【0065】またLDP2は焦点距離選択時の停止制御
の停止制御開始のトリガー信号としても使用している。
LDP2のHiのレベルの幅は約23パルスであるが、こ
れはモータを繰出側で制御し停止させる場合と、沈胴側
で制御し停止させる場合の停止時必要なパルス数を足し
たパルスとほぼ同じパルスを発生するよう設定されてい
る。即ち、LDP2パルス幅=ZOOM-UP停止パルス+ZOO
M-DOWN停止パルスこの設定により鏡胴はどの方向から停
止しても、必ずLDP2がHiの所で停止している。更
に、どの方向から停止しても、ほぼ同じ位置に停止する
ようにしている。
【0066】ズーム操作をカメラ外部のボタン等で操作
する場合も、このズーム停止制御に移るかどうかは、こ
のLDP2の立ち上がり時評価している(ズームダウン
時は立ち下り)、従ってズームボタンはLDP2の立ち
上がりの変化の時にしか評価しないので、ズームボタン
Swがチャタリングが多いSwでもかまわないし、Sw
を断続的に操作しても鏡胴は誤動作することはない。
【0067】撮影時はどの焦点距離にあっても、鏡胴は
LDP2がHiの位置で停止していることが前提である
ため、フォーカス開始時LDP2がHiでない場合は、
外部の誤操作(人的にカム筒を回転させた)と判断し鏡
胴を初期位置まで移動させ(SPOSの信号)初期化し
ている。
【0068】LDP2の機能を整理すると下記のように
なる。 焦点距離選択時の位置管理(初期位置からの相対的な
数) 外部操作の焦点距離選択時の停止制御トリガー信号 フォーカス制御時の繰り出しカウントトリガー信号 フォーカス制御後の位置復帰制御時の停止制御トリガ
ー信号 外部の誤操作検知機能 ピント調整機能 従来のズームカメラは、ズーム制御時バックラシュのあ
る鏡胴でも、ピント性能を向上させるため、逆転制御時
は最後正転駆動状態で終了するようにし、メカニズムの
ガタを正転側駆動状態で吸収していた。しかしズーム操
作後、鏡胴に手を触れれば、吸収されていたガタは、開
放されるようになり、その後手を放して撮影すると、著
しくピント変化を引き起こしていた。
【0069】本願発明の場合、焦点距離変更の駆動部
と、フォーカスを行う駆動部が同一のメカニズムのた
め、フォーカス時正転側で制御することにより、ズーム
操作でのバックラッシュも、外部の操作によるガタ開放
が合っても、故意に鏡胴を前後させても、最終的にフォ
ーカス時にガタ取りしてしまうため、鏡胴のバックラッ
シュ吸収制御は不用で、安定したピント性能を得ること
ができる。
【0070】鏡胴の初期位置制御はSPOSの立ち上が
りからの、時間管理によって行われている。SPOSが
Lowの場合は、駆動モータを逆転させSPOSがLo
wになるまで通電し、Lowになったあとは所定の時間
だけその状態を続けた後、停止させている。この所定の
時間は、沈胴位置の個体差を調整する目的で、変更可能
となっている。この所定量を制御するために時間を利用
したが、モータの発生するパルス(LDP1)でもよ
い。
【0071】カメラのメインSw−ON時は、SPOS
がHiであることを確認した上で、LDP2の立上りを
5回カウントした後、停止制御を行い、ワイドの撮影準
備状態としている。仮に制御開始時SPOSがLowで
あった場合は、鏡胴を初期化して後、同様の処理を行
う。
【0072】次に、本願発明で実施しているカム筒2に
設けたカム溝3bは、フォーカス領域ではカム筒の回転
方向に平行(光軸に直角)であり、このようなカムを水
平カムと呼称し、水平カムを設けたのは、以下の理由に
よるものである。
【0073】ステップズームの場合、実際の撮影時に使
用される部分はフォーカス領域のみであるため、ピント
精度もこの部分についてのみ性能が確保されれば良く、
焦点距離変更部は、機能のみが必要となる。従ってこの
フォーカス領域のピント精度確保のためカムは水平の方
が有利である。RC摺動枠6はカムと係合して摺動する
が、RC摺動枠6は作動性確保のためにはガタはある程
度必要であり、回転方向に遊びが発生する。この回転方
向の遊びがある場合、係合するカムに傾斜があると、遊
びにより光軸方向にRC摺動枠6が移動することにな
り、ピント精度に影響する。RC摺動枠6の回転方向の
遊びがピント精度への影響が最も少ないのが水平カムで
ある。RC摺動枠6の周囲の部品には、形状、寸法上で
の個体差があるが、この個体差の内、回転方向の個体差
があっても、水平であればカムの使用する位置が変わる
だけでレンズ位置の誤差は生じない。つまり最終的に
は、焦点距離誤差の発生が改善される。仮にカムが傾斜
していると動力伝達によりRC摺動枠6の周囲が変形す
る。その変形により光軸方向にレンズが変化するため、
この変形量のバラツキにより、ピント精度が悪くなる。
これを改善するには剛性を高めることを行うが、大型化
とコストアップを引き起こす。特にカムを樹脂化するた
めには水平カムが良い。RC摺動枠6はRCカムピン8
によりカム溝2dと係合しているが、このときの作動性
が悪いと、変形以外に摺動部の摩耗が発生する。この摩
耗を抑えるためには、カム傾斜の駆動負荷を減らすこと
と、面圧を減らすことだが、そのためにも水平カムが良
い。カム筒2はプラスチックの一体成形品であるが、形
状安定性の高いのも水平カムである。カムが水平である
ためFCs:RCsが2:1の特性(FCs:FCレンズ
の移動量、RCs:RCレンズの移動量)、つまり2つ
のヘリコイドのリード比で決まる。レンズ沈胴時の鏡胴
全長をダブルヘリコイドにより短縮するには、ヘリコイ
ドリード比は1:1の方が効率が高いためと、シャッタ
やFPCを収納する上でもヘリコイドのリードが同一の
方が都合がよいためである。従って、FC摺動枠3とカ
ム筒2の移動比は、メカニズム上2:1が都合がよい。
更に、テレ時のフォーカス移動量、ピント調整能力、ワ
イド時のレンズ性能改善等、採用できるFCs:RCsの
比率はツインフォーカスシステム上でも、2:1程度が
都合が良いため、結果的にフォーカス領域のカムは水平
の方が良い。
【0074】本実施例において、ヘリコイドによるFC
レンズ5とカムによるRCレンズ7の移動線図が図3に
示されている。フォーカス領域の∞〜0.8m(0.6m)の区域
は前述の水平カムで移動されるので、RCレンズ7はF
Cレンズ5より低い移動比率で表されている。また、焦
点距離切替えは0.8m〜∞の区域であるが、FCレンズ5
は凸レンズ、RCレンズ7は凹レンズのズームレンズで
あるので、ズームレンズの特性より、RCレンズ7はF
Cレンズ5より高い移動比率で表されている。
【0075】なお、各々のフォーカス領域においては、
無限遠位置から近距離位置(0.8m)までの間隔より広い水
平カムの領域を設け、カメラ毎にまた焦点距離毎に合焦
位置を調整できる余裕を持たせている。
【0076】以上の理由により、フォーカス領域のカム
形状を回転方向に対して同方向(水平カム)であること
が精度的、小型化、ローコスト化に有利であることが分
かる。
【0077】このカムが水平で、かつツインフォーカス
を実現するには、カムを設定する部材が光軸方向に移動
するものの方が有利であるため、回転、移動するヘリコ
イド環(カム筒)の内側にカムを設定した。FC摺動枠
3から距離変化しない所に水平カムを設定するとフォー
カシングは全体繰り出しとなり、固定胴1から距離変化
しない所に水平カムを設定すると前玉フォーカスとな
る。
【0078】また、FC、RCの繰出し比率は、各焦点
距離すべて同一の比率である必要はなく、テレ時の誤差
感度の低減のためRCレンズの移動量を増やすこともあ
り、その逆にFC移動量を減らすために、RCレンズの
移動量を減らすことも可能、更にワイドのレンズ性能の
向上のためRCレンズの移動量を増やすことも自由であ
り、カメラ全システム上好ましいものを選択すれば良
い。
【0079】ピント個体差調整のことを考慮すると各カ
ムは線形の方が都合が良いが、線形にする必要はない。
RCレンズの移動方向は必ずしもFCレンズと同方向で
ある必要はない。またRCレンズの移動量はFCレンズ
の移動量を超えるものでもかまわない。
【0080】本願発明において、下記の変形例が考えら
れる。即ち、図4において、焦点距離切替えを行う領域
では、ワイド(W)からM1まで移動する部分の傾斜が
最もきつく、カムが立っている。これは、FCレンズの
移動軌跡を線形にすると、RCレンズの軌跡はワイド側
の方がテレ側より傾斜が立つことによるためであり、F
Cレンズの移動量を等分割するとワイドからM1までの
カムが最も傾斜が立つからである。このように傾斜が立
つと、鏡胴駆動の負荷が増大するため、通常はカム筒の
回転角を拡大し、カムの傾斜角を45°以下にする。しか
し、カム筒の回転角の拡大により、焦点距離切替え時間
およびフォーカス時間が長くなるか、若しくは駆動部に
ギヤ比が充分取れなくなる。ここで、ワイド側の撮影可
能至近距離に制限を付けると、このきつい傾斜を緩める
ことができる。通常ズームレンズでは、撮影倍率の高い
テレ側で近距離撮影が可能であれば、ワイド側で必ずし
も至近距離撮影をする必要がない。また、ワイド側で近
距離撮影を可能にするためにはレンズ設計上の負担が大
きい。また、テレフォトタイプの2群ズームの場合、前
玉フォーカス方式以外のフォーカス方式では焦点距離毎
に繰り出し量が異なるため、必ずしも焦点距離毎に同一
の駆動制御を行えばよいということはない。このよう
に、各焦点距離毎に独立してフォーカシング領域をもつ
ズームレンズ鏡胴では、駆動系のカム部の都合、レンズ
設計上の都合で焦点距離毎に適切な再至近距離を設定す
ると、効率の高いメカニズムの供給と、小型ローコスト
の撮影レンズを供給できる。
【0081】以上2群ズームにおいて説明してきたが、
3群以上の多群ズームにおいても、変倍で用いるレンズ
群の内2つ以上のレンズ群をフォーカシング、及びピン
ト調整を行うと同様の効果がある。当然多群の場合は全
体繰り出しと併用、前玉フォーカスと併用、リアフォー
カスと併用、インナーフォーカスと併用等が考えられる
が、単一のレンズ群を動かす場合と、それと同時に他の
変倍レンズと動かす場合を比べた時に、1.2つの移動
比が異なり、もともとのフォーカスレンズ群の移動量が
変化すること2.焦点距離毎にピント調整を行い、ピン
ト調整時に群間、全体の調整効果を合わせ持つこと3.
もともとのフォーカスレンズ群の単一繰り出しとは、合
成焦点距離が変化(画角変化)すること以上の効果が同
時発生するものは、本願発明に含むものである。
【0082】
【発明の効果】以上、本願発明によれば、フォーカシン
グ時FCレンズ以外にRCレンズを移動させることで、
フォーカス制御高分解能化と停止位置誤差のピント位置
精度への影響の軽減が行え、ピント調整メカニズムの簡
素化が行える。また、繰出し時のレンズ性能の改善が行
えるため、高性能、小型化、ローコストのレンズが提供
でき、高いピント性能、ピント調整の合理化、レンズ性
能の向上等、ズーム鏡胴全体として高性能、小型化、ロ
ーコストを実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のズームレンズ鏡胴の分解斜視図であ
る。
【図2】ズームレンズ鏡胴の横断面図である。
【図3】固定板の組み立て説明図である。
【図4】ステップズーム線図である。
【符号の説明】
1 固定胴 2 カム筒 3 FC摺動枠 4 FCレンズ鏡枠 5 FCレンズ 6 RC摺動枠 7 RCレンズ 8 RCカムピン 11 ガイドシャフト 21 直進ガイド 31 鏡胴駆動モータ 33 LDP1用プロペラ 34 LDP1用フォトインタラプタ 40 LDP2用プロペラ 41 LDP2用フォトインタラプタ 43 第5歯車 44 駆動歯車
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月18日(2003.4.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトなズー
ムレンズ鏡胴およびカメラに関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にお
ける、第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群よりも結
像面に近い位置に設けられた第2のレンズ群と、前記第
1のレンズ群を保持するための第1の保持手段と、前記
第2のレンズ群を保持するための第2の保持手段と、前
記第1の保持手段および前記第2の保持手段が係合し、
光軸方向に移動可能なカム筒と、を有し、前記カム筒
は、前記第1の保持手段が係合するための第1の移動経
路、および前記第2の保持手段が係合し、フォーカシン
グを行うためのフォーカシング領域と焦点距離の切り替
えを行うための焦点距離切替領域とを有する第2の移動
経路を有し、前記第1のレンズ群が前記第1の移動経路
にそって移動することにより、前記第1のレンズ群が光
軸方向に移動し、前記第2のレンズ群が前記第2の移動
経路にそって移動することにより、前記第2のレンズ群
が光軸方向に移動し、前記第1の移動経路と前記第2の
移動経路とが、前記カム筒上で交差する部分を有するこ
を特徴とするズームレンズ鏡胴により解決される。
に、第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群よりも結像
面に近い位置に設けられた第2のレンズ群と、前記第1
のレンズ群を保持するための第1の保持手段と、前記第
2のレンズ群を保持するための第2の保持手段と、前記
第1の保持手段および前記第2の保持手段が係合し、光
軸方向に移動可能なカム筒と、を有し、前記カム筒は、
前記第1の保持手段が係合するための第1の移動経路、
および前記第2の保持手段が係合し、フォーカシングを
行うためのフォーカシング領域と焦点距離の切り替えを
行うための焦点距離切替領域とを有する第2の移動経路
を有し、前記第1のレンズ群が前記第1の移動経路にそ
って移動することにより、前記第1のレンズ群が光軸方
向に移動し、前記第2のレンズ群が前記第2の移動経路
にそって移動することにより、前記第2のレンズ群が光
軸方向に移動し、前記第1の移動経路と前記第2の移動
経路とが、前記カム筒上で交差する部分を有することを
特徴とするカメラとすることにより解決される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】
【発明の効果】以上、本願発明によれば、第1のレンズ
群を保持するための第1の保持手段が係合する第1の移
動経路と第2のレンズ群を保持するための第2の保持手
段が係合する第2の移動経路とを有し、光軸方向に移動
可能なカム筒上に、第1の移動経路と第2の移動経路が
交差する部分を有するように構成したので、レンズの移
動可能量を確保しつつ、ズームレンズ鏡銅及びカメラの
小型化、特に光軸方向の小型化を図ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群
    よりも結像面に近い位置に設けられた第2のレンズ群
    と、前記第1のレンズ群を保持するための第1の保持手
    段と、前記第2のレンズ群を保持するための第2の保持
    手段と、前記第1の保持手段および前記第2の保持手段
    が係合し、光軸方向に移動可能なカム筒と、を有し、前
    記カム筒は、前記第1の保持手段が係合するための第1
    の移動経路、および前記第2の保持手段が係合し、フォ
    ーカシングを行うためのフォーカシング領域と焦点距離
    の切り替えを行うための焦点距離切替領域とを有する第
    2の移動経路を有し、前記第1のレンズ群が前記第1の
    移動経路にそって移動することにより、前記第1のレン
    ズ群が光軸方向に移動し、前記第2のレンズ群が前記第
    2の移動経路にそって移動することにより、前記第2の
    レンズ群が光軸方向に移動し、前記第1の移動経路と前
    記第2の移動経路とが、前記カム筒上で交差する部分を
    有することを特徴とするズームレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 前記第1の移動経路がヘリコイドであ
    り、前記第2の移動経路がカム溝であることを特徴とす
    る請求項1に記載のズームレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 前記第1のレンズ群および前記第2のレ
    ンズ群が光軸方向に移動することにより前記焦点距離の
    切り替えが行われた後、前記第1のレンズ群及び前記第
    2のレンズ群が光軸方向に移動することによりフォーカ
    シングが行われることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のズームレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群
    よりも結像面に近い位置に設けられた第2のレンズ群
    と、前記第1のレンズ群を保持するための第1の保持手
    段と、前記第2のレンズ群を保持するための第2の保持
    手段と、前記第1の保持手段および前記第2の保持手段
    が係合し、光軸方向に移動可能なカム筒と、を有し、前
    記カム筒は、前記第1の保持手段が係合するための第1
    の移動経路、および前記第2の保持手段が係合し、フォ
    ーカシングを行うためのフォーカシング領域と焦点距離
    の切り替えを行うための焦点距離切替領域とを有する第
    2の移動経路を有し、前記第1のレンズ群が前記第1の
    移動経路にそって移動することにより、前記第1のレン
    ズ群が光軸方向に移動し、前記第2のレンズ群が前記第
    2の移動経路にそって移動することにより、前記第2の
    レンズ群が光軸方向に移動し、前記第1の移動経路と前
    記第2の移動経路とが、前記カム筒上で交差する部分を
    有することを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1の移動経路がヘリコイドであ
    り、前記第2の移動経路がカム溝であることを特徴とす
    る請求項4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記第1のレンズ群および前記第2のレ
    ンズ群が光軸方向に移動することにより前記焦点距離の
    切り替えが行われた後、前記第1のレンズ群及び前記第
    2のレンズ群が光軸方向に移動することによりフォーカ
    シングが行われることを特徴とする請求項4又は5に記
    載のカメラ。
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