JP2003245350A - シリンジ用ガスケット及びそれを用いたシリンジ - Google Patents
シリンジ用ガスケット及びそれを用いたシリンジInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンジの使用に先立ち簡単かつ確実にガス
ケットとバレル内面との初期抵抗を小さくするとともに
スムーズな薬剤投与を可能とするシリンジ用ガスケット
及びそれを用いたシリンジを提供する。 【解決手段】 シリンジ30の外筒内面32を摺動可能
であり、プランジャー取付部2を備えているシリンジ用
ガスケット1である。そして、シリンジ用ガスケット1
は、プランジャー取付部2に取り付けられるプランジャ
ー38を回転させることにより外筒31内にて回転可能
であり、かつ、側面3に形成され、シリンジ用ガスケッ
ト1の回転を確認するためのガスケット回転識別部4を
有している。
ケットとバレル内面との初期抵抗を小さくするとともに
スムーズな薬剤投与を可能とするシリンジ用ガスケット
及びそれを用いたシリンジを提供する。 【解決手段】 シリンジ30の外筒内面32を摺動可能
であり、プランジャー取付部2を備えているシリンジ用
ガスケット1である。そして、シリンジ用ガスケット1
は、プランジャー取付部2に取り付けられるプランジャ
ー38を回転させることにより外筒31内にて回転可能
であり、かつ、側面3に形成され、シリンジ用ガスケッ
ト1の回転を確認するためのガスケット回転識別部4を
有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンジ用ガスケ
ット及びそれを用いたシリンジに関する。
ット及びそれを用いたシリンジに関する。
【0002】
【従来の技術】患者に輸液を投与するのに先立って、輸
液容器内に充填された輸液にビタミン剤、ミネラル類、
抗生物質のような様々な薬剤を必要に応じて配合するこ
とが行われている。また、救急医療の現場では注射器に
よって自律神経作用薬、昇圧薬などの複数併用および大
量投与が行われている。このような薬剤の配合や投与
は、バイアル瓶から注射器によって薬液を吸引し、次い
で輸液容器あるいは直接血管に薬液を注入することによ
って行われている。しかしながら、このような薬剤の配
合および投与は操作が煩雑であり、配合に要する時間、
投与に要する時間が長くかかるという欠点がある。そこ
で、予め薬液が充填されるいわゆるプレフィルドシリン
ジが提案され使用されている。
液容器内に充填された輸液にビタミン剤、ミネラル類、
抗生物質のような様々な薬剤を必要に応じて配合するこ
とが行われている。また、救急医療の現場では注射器に
よって自律神経作用薬、昇圧薬などの複数併用および大
量投与が行われている。このような薬剤の配合や投与
は、バイアル瓶から注射器によって薬液を吸引し、次い
で輸液容器あるいは直接血管に薬液を注入することによ
って行われている。しかしながら、このような薬剤の配
合および投与は操作が煩雑であり、配合に要する時間、
投与に要する時間が長くかかるという欠点がある。そこ
で、予め薬液が充填されるいわゆるプレフィルドシリン
ジが提案され使用されている。
【0003】しかし、プレフィルドシリンジを加熱滅菌
処理したとき、また、保管中、輸送中にシリンジ用ガス
ケットがシリンジ内面に貼り付くことによりガスケット
とバレル内面との初期抵抗が大きくなり、薬剤投与の
際、プランジャーを押し始めるときに大きな力が必要と
なることがある。また、シリンジ用ガスケットとシリン
ジ内面とが貼り付いた状態からプランジャーを押し続け
ても、シリンジ用ガスケットとシリンジ内面との間の摺
動抵抗が一定せず、薬剤投与量が一定しないことがあ
る。
処理したとき、また、保管中、輸送中にシリンジ用ガス
ケットがシリンジ内面に貼り付くことによりガスケット
とバレル内面との初期抵抗が大きくなり、薬剤投与の
際、プランジャーを押し始めるときに大きな力が必要と
なることがある。また、シリンジ用ガスケットとシリン
ジ内面とが貼り付いた状態からプランジャーを押し続け
ても、シリンジ用ガスケットとシリンジ内面との間の摺
動抵抗が一定せず、薬剤投与量が一定しないことがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記問題点を解決するために、シリンジの使用に先
立ち簡単かつ確実にガスケットとバレル内面との初期抵
抗を小さくするとともにスムーズな薬剤投与を可能とす
るシリンジ用ガスケット及びそれを用いたシリンジを提
供することにある。
は、上記問題点を解決するために、シリンジの使用に先
立ち簡単かつ確実にガスケットとバレル内面との初期抵
抗を小さくするとともにスムーズな薬剤投与を可能とす
るシリンジ用ガスケット及びそれを用いたシリンジを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、以下のものである。 (1) シリンジの外筒内面を摺動可能であり、プラン
ジャー取付部を備えているシリンジ用ガスケットであっ
て、該シリンジ用ガスケットは、前記プランジャー取付
部に取り付けられるプランジャーを回転させることによ
り外筒内にて回転可能であり、かつ、前記シリンジ用ガ
スケットの側面に形成され、前記シリンジ用ガスケット
の回転を確認するためのガスケット回転識別部を有して
いるシリンジ用ガスケット。 (2) 前記ガスケット回転識別部は、前記外筒内に収
納した状態において、外筒内面に実質的に接触しないよ
うに形成されている上記(1)に記載のシリンジ用ガス
ケット。 (3) 前記シリンジ用ガスケットは側面に設けられた
前記外筒内面と接触可能な複数の環状リブを備え、該複
数の環状リブ間に前記回転識別部が設けられている上記
(1)または(2)に記載のシリンジ用ガスケット。
は、以下のものである。 (1) シリンジの外筒内面を摺動可能であり、プラン
ジャー取付部を備えているシリンジ用ガスケットであっ
て、該シリンジ用ガスケットは、前記プランジャー取付
部に取り付けられるプランジャーを回転させることによ
り外筒内にて回転可能であり、かつ、前記シリンジ用ガ
スケットの側面に形成され、前記シリンジ用ガスケット
の回転を確認するためのガスケット回転識別部を有して
いるシリンジ用ガスケット。 (2) 前記ガスケット回転識別部は、前記外筒内に収
納した状態において、外筒内面に実質的に接触しないよ
うに形成されている上記(1)に記載のシリンジ用ガス
ケット。 (3) 前記シリンジ用ガスケットは側面に設けられた
前記外筒内面と接触可能な複数の環状リブを備え、該複
数の環状リブ間に前記回転識別部が設けられている上記
(1)または(2)に記載のシリンジ用ガスケット。
【0006】(4) 前記プランジャー取付部は、使用
時にプランジャーが取り付け可能であるとともに、前記
プランジャー取付部に取り付けられたプランジャーを円
周方向に回転させたとき、前記プランジャー取付部と前
記プランジャーとが当接もしくは係合して該プランジャ
ー取付部内での該プランジャーの空転を防止する空転防
止形状となっている上記(1)ないし(3)のいずれか
に記載のシリンジ用ガスケット。 (5) 前記プランジャー取付部は、前記プランジャー
の先端部と螺合又は係合する形状となっている上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載のシリンジ用ガス
ケット。 (6) 前記ガスケット回転識別部は、前記シリンジの
側面に設けられた突起部または凹部である上記(1)な
いし(5)のいずれかに記載のシリンジ用ガスケット。 (7) 前記ガスケット回転識別部は、前記シリンジ用
ガスケットの側面を部分的にカラーリングすることによ
り又は前記シリンジ用ガスケットの側面を部分的に残し
てカラーリングすることにより形成されている上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載のシリンジ用ガス
ケット。
時にプランジャーが取り付け可能であるとともに、前記
プランジャー取付部に取り付けられたプランジャーを円
周方向に回転させたとき、前記プランジャー取付部と前
記プランジャーとが当接もしくは係合して該プランジャ
ー取付部内での該プランジャーの空転を防止する空転防
止形状となっている上記(1)ないし(3)のいずれか
に記載のシリンジ用ガスケット。 (5) 前記プランジャー取付部は、前記プランジャー
の先端部と螺合又は係合する形状となっている上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載のシリンジ用ガス
ケット。 (6) 前記ガスケット回転識別部は、前記シリンジの
側面に設けられた突起部または凹部である上記(1)な
いし(5)のいずれかに記載のシリンジ用ガスケット。 (7) 前記ガスケット回転識別部は、前記シリンジ用
ガスケットの側面を部分的にカラーリングすることによ
り又は前記シリンジ用ガスケットの側面を部分的に残し
てカラーリングすることにより形成されている上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載のシリンジ用ガス
ケット。
【0007】(8) 前記ガスケット回転識別部の平面
形状は、前記ガスケットの回転方向を明示する形状に形
成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載
のシリンジ用ガスケット。 (9) 前記ガスケット回転識別部は、前記シリンジ用
ガスケットの側面に複数形成されている上記(1)ない
し(8)のいずれかに記載のシリンジ用ガスケット。 (10) 上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の
シリンジ用ガスケットと、該シリンジ用ガスケットの前
記プランジャー取付部に先端部が取り付けられもしくは
取付可能なプランジャーと、前記ガスケットを液密かつ
気密状態にて摺動可能に収納するとともに先端部に注射
針取付部もしくは注射針が設けられている外筒とを備え
ているシリンジ。 (11) 前記シリンジは、内部に薬剤を収納したプレ
フィルドシリンジである上記(10)に記載のシリン
ジ。 (12) 前記プレフィルドシリンジは、加熱滅菌処理
されている上記(11)に記載のシリンジ。
形状は、前記ガスケットの回転方向を明示する形状に形
成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載
のシリンジ用ガスケット。 (9) 前記ガスケット回転識別部は、前記シリンジ用
ガスケットの側面に複数形成されている上記(1)ない
し(8)のいずれかに記載のシリンジ用ガスケット。 (10) 上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の
シリンジ用ガスケットと、該シリンジ用ガスケットの前
記プランジャー取付部に先端部が取り付けられもしくは
取付可能なプランジャーと、前記ガスケットを液密かつ
気密状態にて摺動可能に収納するとともに先端部に注射
針取付部もしくは注射針が設けられている外筒とを備え
ているシリンジ。 (11) 前記シリンジは、内部に薬剤を収納したプレ
フィルドシリンジである上記(10)に記載のシリン
ジ。 (12) 前記プレフィルドシリンジは、加熱滅菌処理
されている上記(11)に記載のシリンジ。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のシリンジ用ガスケット及
びシリンジについて図面に示す実施例を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施例であるシリンジ用ガスケッ
トの正面図、図2は、図1に示すシリンジ用ガスケット
の断面図、図3は、図1に示すシリンジ用ガスケットの
平面図、図4は、図1に示すシリンジ用ガスケットの底
面図、図5は、図1に示すシリンジ用ガスケットを使用
するプレフィルドシリンジの断面図である。本発明のシ
リンジ用ガスケット1は、シリンジ30の外筒内面32
を摺動可能であり、プランジャー取付部2を備えてい
る。そして、シリンジ用ガスケット1は、プランジャー
取付部2に取り付けられるプランジャー38を回転させ
ることにより回転可能であり、かつシリンジ用ガスケッ
ト1の側面3に形成され、シリンジ用ガスケット1の円
周方向の回転を確認するためのガスケット回転識別部4
を有している。
びシリンジについて図面に示す実施例を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施例であるシリンジ用ガスケッ
トの正面図、図2は、図1に示すシリンジ用ガスケット
の断面図、図3は、図1に示すシリンジ用ガスケットの
平面図、図4は、図1に示すシリンジ用ガスケットの底
面図、図5は、図1に示すシリンジ用ガスケットを使用
するプレフィルドシリンジの断面図である。本発明のシ
リンジ用ガスケット1は、シリンジ30の外筒内面32
を摺動可能であり、プランジャー取付部2を備えてい
る。そして、シリンジ用ガスケット1は、プランジャー
取付部2に取り付けられるプランジャー38を回転させ
ることにより回転可能であり、かつシリンジ用ガスケッ
ト1の側面3に形成され、シリンジ用ガスケット1の円
周方向の回転を確認するためのガスケット回転識別部4
を有している。
【0009】初期抵抗を小さくするとともにスムーズな
薬剤投与を可能とするためには、薬剤投与前に一旦ガス
ケットを円周方向に回転させガスケットとシリンジ内面
との貼り付きを解除してからプランジャーを前方に押し
出す投与操作を行えばよい。しかしながら、従来のシリ
ンジ用ガスケットでは、ガスケットが適当に回転したか
どうか確認することが困難であり、回転させたつもりで
も、依然ガスケットとシリンジ内面とが密着しており、
初期抵抗が大きく、摺動抵抗が一定せず薬剤投与量が一
定しないおそれがある。本発明のシリンジ用ガスケット
では、ガスケット回転識別部4を有しているので、ガス
ケットの回転を行う必要があることを使用者に認識させ
ることならびに使用者はガスケットの回転の確認を容易
に行うことができる。
薬剤投与を可能とするためには、薬剤投与前に一旦ガス
ケットを円周方向に回転させガスケットとシリンジ内面
との貼り付きを解除してからプランジャーを前方に押し
出す投与操作を行えばよい。しかしながら、従来のシリ
ンジ用ガスケットでは、ガスケットが適当に回転したか
どうか確認することが困難であり、回転させたつもりで
も、依然ガスケットとシリンジ内面とが密着しており、
初期抵抗が大きく、摺動抵抗が一定せず薬剤投与量が一
定しないおそれがある。本発明のシリンジ用ガスケット
では、ガスケット回転識別部4を有しているので、ガス
ケットの回転を行う必要があることを使用者に認識させ
ることならびに使用者はガスケットの回転の確認を容易
に行うことができる。
【0010】シリンジ用ガスケット1は、図1,図2に
示すように、ほぼ同一外径に延びる本体部5と、本体部
5の先端側に設けられ先端側に向かってテーパー状に縮
径するテーパー部6と、本体部5の基端から先端側に向
かって内部に設けられたプランジャー取付部2と、本体
部5の側面3に設けられた外筒内面32と接触可能な環
状リブを備えている。この実施例のガスケット1では、
環状リブ7a,7bは、複数設けられている。そして、
ガスケット回転識別部4は、環状リブ7a,7b間に形
成されている。また、環状リブは、本体部5の先端部に
設けられた先端側環状リブ7aと、後端部に設けられた
後端側環状リブ7bを備えている。
示すように、ほぼ同一外径に延びる本体部5と、本体部
5の先端側に設けられ先端側に向かってテーパー状に縮
径するテーパー部6と、本体部5の基端から先端側に向
かって内部に設けられたプランジャー取付部2と、本体
部5の側面3に設けられた外筒内面32と接触可能な環
状リブを備えている。この実施例のガスケット1では、
環状リブ7a,7bは、複数設けられている。そして、
ガスケット回転識別部4は、環状リブ7a,7b間に形
成されている。また、環状リブは、本体部5の先端部に
設けられた先端側環状リブ7aと、後端部に設けられた
後端側環状リブ7bを備えている。
【0011】プランジャー取付部2は、使用時にプラン
ジャー38が取り付け可能であるとともに、プランジャ
ー取付部2に取り付けられたプランジャー38を円周方
向に回転させたとき、プランジャー取付部2とプランジ
ャー38とが当接もしくは係合してプランジャー取付部
2内でのプランジャー38の空転を防止する空転防止形
状となっている。これにより、プランジャー取付部2に
取り付けられたプランジャー38を円周方向に回転させ
たとき、シリンジ用ガスケット1に回転力が伝達される
ものとなっている。また、この実施例では、プランジャ
ー取付部2は、プランジャー38の先端部37と螺合す
る形状となっている。
ジャー38が取り付け可能であるとともに、プランジャ
ー取付部2に取り付けられたプランジャー38を円周方
向に回転させたとき、プランジャー取付部2とプランジ
ャー38とが当接もしくは係合してプランジャー取付部
2内でのプランジャー38の空転を防止する空転防止形
状となっている。これにより、プランジャー取付部2に
取り付けられたプランジャー38を円周方向に回転させ
たとき、シリンジ用ガスケット1に回転力が伝達される
ものとなっている。また、この実施例では、プランジャ
ー取付部2は、プランジャー38の先端部37と螺合す
る形状となっている。
【0012】図2,図4に示すプランジャー取付部2
は、ガスケット本体部5の基端から先端部付近まで延び
る略円柱状の凹部状に設けられており、凹部状の取付部
2の内側面2bには先端閉塞面2aから少し下がった位
置から基端部付近まで延びる螺合部8が形成されてい
る。したがって、プランジャー取付部2は、使用時にプ
ランジャー38の先端部37に形成された螺合部39と
螺合するとともに、完全に螺合した後、さらに螺合が解
除されない方向(言い換えると、螺合進行方向)にプラ
ンジャー38を回転させることにより、その回転力がガ
スケット1に伝達される形状となっている。これによ
り、シリンジ用ガスケット1は、プランジャー取付部2
に取り付けられるプランジャー38を回転させることに
より円周方向に回転可能となっている。また、プランジ
ャー取付部2の先端閉塞面2aは、ほぼ平坦に形成され
ている。また、プランジャー38の先端部37の外径
は、プランジャー取付部2の内径とほぼ同じ大きさに作
製されている。
は、ガスケット本体部5の基端から先端部付近まで延び
る略円柱状の凹部状に設けられており、凹部状の取付部
2の内側面2bには先端閉塞面2aから少し下がった位
置から基端部付近まで延びる螺合部8が形成されてい
る。したがって、プランジャー取付部2は、使用時にプ
ランジャー38の先端部37に形成された螺合部39と
螺合するとともに、完全に螺合した後、さらに螺合が解
除されない方向(言い換えると、螺合進行方向)にプラ
ンジャー38を回転させることにより、その回転力がガ
スケット1に伝達される形状となっている。これによ
り、シリンジ用ガスケット1は、プランジャー取付部2
に取り付けられるプランジャー38を回転させることに
より円周方向に回転可能となっている。また、プランジ
ャー取付部2の先端閉塞面2aは、ほぼ平坦に形成され
ている。また、プランジャー38の先端部37の外径
は、プランジャー取付部2の内径とほぼ同じ大きさに作
製されている。
【0013】また、プランジャー取付部は、図6,図7
に示すようにプランジャー44の先端部45と係合する
形状に形成されていてもよい。この実施例のシリンジ用
ガスケット9では、プランジャー取付部12は、ガスケ
ット本体部5の基端から先端付近まで延びる十字状凹部
13となっている。十字状凹部13は、図8,図9に示
すプランジャー44の十字羽根状部(先端部)45を内
部に収納する部分である。十字状凹部13の内部形状
は、図6,図7に示すように、十字羽根状部45の外径
に対応した形状となっている。また、プランジャー取付
部12の基端部には、取り付けられた十字羽根状部45
が後端方向に抜けないように十字羽根状部の基端部外径
より小さく形成された縮径部14が形成されている。
に示すようにプランジャー44の先端部45と係合する
形状に形成されていてもよい。この実施例のシリンジ用
ガスケット9では、プランジャー取付部12は、ガスケ
ット本体部5の基端から先端付近まで延びる十字状凹部
13となっている。十字状凹部13は、図8,図9に示
すプランジャー44の十字羽根状部(先端部)45を内
部に収納する部分である。十字状凹部13の内部形状
は、図6,図7に示すように、十字羽根状部45の外径
に対応した形状となっている。また、プランジャー取付
部12の基端部には、取り付けられた十字羽根状部45
が後端方向に抜けないように十字羽根状部の基端部外径
より小さく形成された縮径部14が形成されている。
【0014】以上のような構成により、プランジャー取
付部12は、使用時にプランジャー44の先端部45と
係合するとともに、完全に係合させた後、プランジャー
44を回転させることにより、その回転力が伝達される
形状となっている。したがって、上述したように、シリ
ンジ用ガスケット9は、プランジャー取付部12に取り
付けられるプランジャー44を回転させることにより円
周方向に回転可能となっている。なお、十字状凹部13
の先端面は、ほぼ平坦に形成されている。また、十字状
凹部13の先端部内径は、緩やかに縮径している。ま
た、プランジャー44をプランジャー取付部12に取り
付けたとき、プランジャー44の先端は、プランジャー
取付部12の先端面と密接することが好ましい。また、
プランジャー取付部12の内径は、プランジャー44の
先端部(十字羽根状部)45の外径より若干小さいもの
であることとが好ましい。
付部12は、使用時にプランジャー44の先端部45と
係合するとともに、完全に係合させた後、プランジャー
44を回転させることにより、その回転力が伝達される
形状となっている。したがって、上述したように、シリ
ンジ用ガスケット9は、プランジャー取付部12に取り
付けられるプランジャー44を回転させることにより円
周方向に回転可能となっている。なお、十字状凹部13
の先端面は、ほぼ平坦に形成されている。また、十字状
凹部13の先端部内径は、緩やかに縮径している。ま
た、プランジャー44をプランジャー取付部12に取り
付けたとき、プランジャー44の先端は、プランジャー
取付部12の先端面と密接することが好ましい。また、
プランジャー取付部12の内径は、プランジャー44の
先端部(十字羽根状部)45の外径より若干小さいもの
であることとが好ましい。
【0015】先端側環状リブ7aは、図1,図2に示す
ように、テーパー部6の後端部と連続して設けられてい
る。また、先端側環状リブ7aの環状頂点部7cより基
端側部分は、断面が基端側に向かってガスケット1の内
方に緩やかに突出する湾曲形状となっている。環状リブ
7aの環状頂点部7cの断面形状は、曲面形状、平坦形
状のいずれであってもよい。また、後端側環状リブ7b
は、シリンジ用ガスケット1の後端に設けられている。
環状リブ7bの先端部は、断面が基端側に向かってガス
ケット1の内方に突出する湾曲形状となっている。環状
リブ7bの環状頂点部7dの断面形状は、曲面形状、平
面形状のいずれであってもよい。
ように、テーパー部6の後端部と連続して設けられてい
る。また、先端側環状リブ7aの環状頂点部7cより基
端側部分は、断面が基端側に向かってガスケット1の内
方に緩やかに突出する湾曲形状となっている。環状リブ
7aの環状頂点部7cの断面形状は、曲面形状、平坦形
状のいずれであってもよい。また、後端側環状リブ7b
は、シリンジ用ガスケット1の後端に設けられている。
環状リブ7bの先端部は、断面が基端側に向かってガス
ケット1の内方に突出する湾曲形状となっている。環状
リブ7bの環状頂点部7dの断面形状は、曲面形状、平
面形状のいずれであってもよい。
【0016】また、先端側環状リブ7aの環状頂点部7
cの外径と、後端側環状リブ7bの頂点部7dの外径
は、外筒31内径より若干大きく作製されている。この
実施例のように、環状リブを複数設けることにより、前
方に形成された先端側環状リブ7aが後述する液密性維
持機能を有し、後方に形成された後端側に環状リブ7b
がガスケット1の軸方向に対する姿勢制御機能を有す
る。なお、この実施例において、環状リブは、2つ設け
られているが、1つもしくは3つ以上設けられていても
よい。
cの外径と、後端側環状リブ7bの頂点部7dの外径
は、外筒31内径より若干大きく作製されている。この
実施例のように、環状リブを複数設けることにより、前
方に形成された先端側環状リブ7aが後述する液密性維
持機能を有し、後方に形成された後端側に環状リブ7b
がガスケット1の軸方向に対する姿勢制御機能を有す
る。なお、この実施例において、環状リブは、2つ設け
られているが、1つもしくは3つ以上設けられていても
よい。
【0017】また、シリンジ用ガスケット1は、シリン
ジ用ガスケット1の側面3に形成され、ガスケット1の
円周方向の回転を確認するためのガスケット回転識別部
4を有している。これにより、ガスケットの環状リブの
シリンジ内面への貼り付きを解除するために行うガスケ
ット回転操作が確実に行われているかを容易に目視によ
り確認することができる。そして、回転操作によりガス
ケットの環状リブのシリンジ内面への貼り付きが解除さ
れれば、薬剤投与の際の初期抵抗が小さくなり、また、
一定の摺動抵抗のもとで薬剤投与を行うことができる。
ジ用ガスケット1の側面3に形成され、ガスケット1の
円周方向の回転を確認するためのガスケット回転識別部
4を有している。これにより、ガスケットの環状リブの
シリンジ内面への貼り付きを解除するために行うガスケ
ット回転操作が確実に行われているかを容易に目視によ
り確認することができる。そして、回転操作によりガス
ケットの環状リブのシリンジ内面への貼り付きが解除さ
れれば、薬剤投与の際の初期抵抗が小さくなり、また、
一定の摺動抵抗のもとで薬剤投与を行うことができる。
【0018】ガスケット回転識別部4は、ガスケット側
面3に設けられた突起部であることが好ましい。また、
ガスケット回転識別部は、外筒内に収納され状態におい
て、外筒内面に実質的に接触しないように形成されてい
ることが好ましい。このようにすることにより、ガスケ
ット回転識別部に起因する摺動抵抗の増加がない。ま
た、ガスケットを回転させる際にも回転抵抗を増加させ
ることもない。さらに、ガスケット回転識別部が外筒内
に接触することによるガスケットの液密性の低下を防止
することができる。また、ガスケット回転識別部4の平
面形状は、ガスケット1の回転方向を明示する形状に形
成されていることが好ましい。これにより、ガスケット
1の回転方向を容易に確認することができる。回転方向
を明示する形状としては、矢印状であることが好まし
い。
面3に設けられた突起部であることが好ましい。また、
ガスケット回転識別部は、外筒内に収納され状態におい
て、外筒内面に実質的に接触しないように形成されてい
ることが好ましい。このようにすることにより、ガスケ
ット回転識別部に起因する摺動抵抗の増加がない。ま
た、ガスケットを回転させる際にも回転抵抗を増加させ
ることもない。さらに、ガスケット回転識別部が外筒内
に接触することによるガスケットの液密性の低下を防止
することができる。また、ガスケット回転識別部4の平
面形状は、ガスケット1の回転方向を明示する形状に形
成されていることが好ましい。これにより、ガスケット
1の回転方向を容易に確認することができる。回転方向
を明示する形状としては、矢印状であることが好まし
い。
【0019】図1,図2に示すガスケット回転識別部4
は、矢印の尖端部がガスケット回転方向に向かうように
形成されている。矢印状突起部4は、先端側環状リブ7
aと後端側環状リブ7bのほぼ中間付近に設けられてい
る。また、矢印状突起部4の尖端部は、プランジャー取
付部2に対するプランジャー38の螺合進行方向に向い
ている。これにより、プランジャー38をガスケット1
に取り付ける(螺合させる)作業の延長としてガスケッ
ト1を外筒31に対して回転させても、その回転を容易
に確認することができる。また、ガスケット回転識別部
4は、複数形成されていることが好ましい。特に、ガス
ケット回転識別部4は、ガスケット1の中心軸に対して
ほぼ等角度に複数個形成されていることが好ましく、2
〜8個、特に、3〜6個設けられていることが好まし
い。
は、矢印の尖端部がガスケット回転方向に向かうように
形成されている。矢印状突起部4は、先端側環状リブ7
aと後端側環状リブ7bのほぼ中間付近に設けられてい
る。また、矢印状突起部4の尖端部は、プランジャー取
付部2に対するプランジャー38の螺合進行方向に向い
ている。これにより、プランジャー38をガスケット1
に取り付ける(螺合させる)作業の延長としてガスケッ
ト1を外筒31に対して回転させても、その回転を容易
に確認することができる。また、ガスケット回転識別部
4は、複数形成されていることが好ましい。特に、ガス
ケット回転識別部4は、ガスケット1の中心軸に対して
ほぼ等角度に複数個形成されていることが好ましく、2
〜8個、特に、3〜6個設けられていることが好まし
い。
【0020】この実施例において、ガスケット回転識別
部4は、ガスケット1の中心軸に対してほぼ等角度に4
つ、言い換えると、90°おきに形成されている。矢印
状突起部の長さは、3〜10mm、棒状部分の長さは、
1.5〜5mm、尖端部の最大幅は、3〜10mmであ
る。また、矢印状突起部4のガスケット側面3からの高
さは、ガスケット1をシリンジ内に収納したとき矢印状
突起部の最頂部が外筒内面32に接触しない程度である
ことが好ましく、0.3〜1.0mmであることが好ま
しい。実施例の矢印状突起部上面のガスケット側面3か
らの高さは、全面がほぼ同じ高さとなっているが、矢印
状突起部の中心線に向かって突出するように形成されて
いてもよい。また、尖端部とそれと連続する棒状部を有
する形状の回転識別部は、上述した矢印形状に限定され
ず、棒状部分と棒状部分の一端に形成された縮径部(尖
端部)からなる形状であってもよい。
部4は、ガスケット1の中心軸に対してほぼ等角度に4
つ、言い換えると、90°おきに形成されている。矢印
状突起部の長さは、3〜10mm、棒状部分の長さは、
1.5〜5mm、尖端部の最大幅は、3〜10mmであ
る。また、矢印状突起部4のガスケット側面3からの高
さは、ガスケット1をシリンジ内に収納したとき矢印状
突起部の最頂部が外筒内面32に接触しない程度である
ことが好ましく、0.3〜1.0mmであることが好ま
しい。実施例の矢印状突起部上面のガスケット側面3か
らの高さは、全面がほぼ同じ高さとなっているが、矢印
状突起部の中心線に向かって突出するように形成されて
いてもよい。また、尖端部とそれと連続する棒状部を有
する形状の回転識別部は、上述した矢印形状に限定され
ず、棒状部分と棒状部分の一端に形成された縮径部(尖
端部)からなる形状であってもよい。
【0021】また、ガスケット回転識別部の表面形状
は、ガスケットの回転方向もしくは回転方向とは反対方
向にいずれかの頂点が向いている三角形状であってもよ
い。図10に示すシリンジ用ガスケット15の三角状突
起部16は、ガスケットの回転方向にいずれかの頂点が
向くように設けられている。三角状突起部16は、先端
側環状リブ7aと後端側環状リブ7bの中間付近に設け
られ、ガスケット15の中心軸に対してほぼ等角度に4
つ配置されている。
は、ガスケットの回転方向もしくは回転方向とは反対方
向にいずれかの頂点が向いている三角形状であってもよ
い。図10に示すシリンジ用ガスケット15の三角状突
起部16は、ガスケットの回転方向にいずれかの頂点が
向くように設けられている。三角状突起部16は、先端
側環状リブ7aと後端側環状リブ7bの中間付近に設け
られ、ガスケット15の中心軸に対してほぼ等角度に4
つ配置されている。
【0022】また、ガスケット回転識別部の表面形状
は、連続しない斜線状であってもよい。 図11に示す
シリンジ用ガスケット17の斜線状リブ18は、先端側
環状リブ7aと後端側環状リブ7bの間の側面3に沿っ
て複数本平行にほぼ同じ間隔で配置されている。なお、
複数本の斜線状リブは、異なった間隔で配置されていて
もよい。また、ガスケット回転識別部の表面形状は、回
転方向を指し示すマーク状のものであってもよい。例え
ば、回転方向に向かってだんだん大きくなるマーク、具
体的には、ドット状マークを配置したものであってもよ
い。ドット形状としては、円、多角形、星形などが考え
られる。
は、連続しない斜線状であってもよい。 図11に示す
シリンジ用ガスケット17の斜線状リブ18は、先端側
環状リブ7aと後端側環状リブ7bの間の側面3に沿っ
て複数本平行にほぼ同じ間隔で配置されている。なお、
複数本の斜線状リブは、異なった間隔で配置されていて
もよい。また、ガスケット回転識別部の表面形状は、回
転方向を指し示すマーク状のものであってもよい。例え
ば、回転方向に向かってだんだん大きくなるマーク、具
体的には、ドット状マークを配置したものであってもよ
い。ドット形状としては、円、多角形、星形などが考え
られる。
【0023】また、突起部状のガスケット回転識別部
は、射出成形によりシリンジ用ガスケット本体と一度に
作製されることが好ましい。なお、突起部状のガスケッ
ト回転識別部は、環状リブ間に別部材をはめ込み固定す
ることにより、また、別部材をガスケット側面に嵌合も
しくは接着剤等により固定することにより設けてもよ
い。
は、射出成形によりシリンジ用ガスケット本体と一度に
作製されることが好ましい。なお、突起部状のガスケッ
ト回転識別部は、環状リブ間に別部材をはめ込み固定す
ることにより、また、別部材をガスケット側面に嵌合も
しくは接着剤等により固定することにより設けてもよ
い。
【0024】また、ガスケット回転識別部20は、図1
2,図13に示すシリンジ用ガスケット19のように、
ガスケット側面3に設けられた凹部であってもよい。ガ
スケット回転識別部20の表面形状は、上述したガスケ
ット回転識別部と同様の形状であることが好ましい。図
12,図13に示す実施例において、ガスケット回転識
別部20は、尖端部が円周方向に向かう矢印形状に形成
されている。言い換えると、ガスケット回転識別部20
は、矢印状凹部である。矢印状凹部20は、先端側環状
リブ7aと後端側環状リブ7bのほぼ中間付近に形成さ
れている。また、矢印状凹部20の尖端部は、プランジ
ャー取付部2に対するプランジャー38の螺合進行方向
に向いていることが好ましい。これにより、プランジャ
ー38をガスケット1に取り付ける(螺合させる)作業
の延長としてガスケット1を外筒31に対して回転させ
ても、その回転を容易に確認することができる。
2,図13に示すシリンジ用ガスケット19のように、
ガスケット側面3に設けられた凹部であってもよい。ガ
スケット回転識別部20の表面形状は、上述したガスケ
ット回転識別部と同様の形状であることが好ましい。図
12,図13に示す実施例において、ガスケット回転識
別部20は、尖端部が円周方向に向かう矢印形状に形成
されている。言い換えると、ガスケット回転識別部20
は、矢印状凹部である。矢印状凹部20は、先端側環状
リブ7aと後端側環状リブ7bのほぼ中間付近に形成さ
れている。また、矢印状凹部20の尖端部は、プランジ
ャー取付部2に対するプランジャー38の螺合進行方向
に向いていることが好ましい。これにより、プランジャ
ー38をガスケット1に取り付ける(螺合させる)作業
の延長としてガスケット1を外筒31に対して回転させ
ても、その回転を容易に確認することができる。
【0025】また、ガスケット回転識別部は、シリンジ
用ガスケットの中心軸に対してほぼ等角度に複数個形成
されていることが好ましく、2〜8個、特に、3〜6個
設けられていることが好ましい。この実施において、ガ
スケット回転識別部20は、シリンジ用ガスケット19
の中心軸に対してほぼ等角度に4つ形成されている。ま
た、矢印状凹部20のガスケット側面3からの深さは全
体がほぼ同じ深さであることが好ましく、0.3〜1m
m程度であることが好ましい。また、凹部状のガスケッ
ト回転識別部は、射出成形によりシリンジ用ガスケット
本体と一度に作製されることが好ましい。
用ガスケットの中心軸に対してほぼ等角度に複数個形成
されていることが好ましく、2〜8個、特に、3〜6個
設けられていることが好ましい。この実施において、ガ
スケット回転識別部20は、シリンジ用ガスケット19
の中心軸に対してほぼ等角度に4つ形成されている。ま
た、矢印状凹部20のガスケット側面3からの深さは全
体がほぼ同じ深さであることが好ましく、0.3〜1m
m程度であることが好ましい。また、凹部状のガスケッ
ト回転識別部は、射出成形によりシリンジ用ガスケット
本体と一度に作製されることが好ましい。
【0026】また、ガスケット回転識別部22は、図1
4,図15に示すシリンジ用ガスケット21のように、
ガスケット側面3を部分的にカラーリングすることによ
り設けられていてもよい。部分的なカラーリングは、側
面の一部にガスケット回転識別部形状をプリントもしく
は塗装等することにより行われる。また、部分的なカラ
ーリングは、側面の一部を2色成形することにより行っ
てもよい。
4,図15に示すシリンジ用ガスケット21のように、
ガスケット側面3を部分的にカラーリングすることによ
り設けられていてもよい。部分的なカラーリングは、側
面の一部にガスケット回転識別部形状をプリントもしく
は塗装等することにより行われる。また、部分的なカラ
ーリングは、側面の一部を2色成形することにより行っ
てもよい。
【0027】ガスケット回転識別部22の表面形状は、
上述したガスケット回転識別部の表面形状と同様の形状
であることが好ましい。この実施例においてガスケット
回転識別部22は、矢印形状である。また、ガスケット
回転識別部22は、先端側環状リブ7aと後端側環状リ
ブ7bのほぼ中間付近に形成されている。また、ガスケ
ット回転識別部22の矢印形状の尖端部は、プランジャ
ー取付部2に対するプランジャー38の螺合進行方向に
向いていることが好ましい。これにより、ガスケットの
回転をさらに容易に確認することができる。
上述したガスケット回転識別部の表面形状と同様の形状
であることが好ましい。この実施例においてガスケット
回転識別部22は、矢印形状である。また、ガスケット
回転識別部22は、先端側環状リブ7aと後端側環状リ
ブ7bのほぼ中間付近に形成されている。また、ガスケ
ット回転識別部22の矢印形状の尖端部は、プランジャ
ー取付部2に対するプランジャー38の螺合進行方向に
向いていることが好ましい。これにより、ガスケットの
回転をさらに容易に確認することができる。
【0028】ガスケット回転識別部22は、ガスケット
21の中心軸に対してほぼ等角度に複数個形成されてい
ることが好ましく、2〜8個、特に、3〜6個設けられ
ていることが好ましい。この実施例において、ガスケッ
ト回転識別部22は、ガスケット21の中心軸に対して
ほぼ等角度に4つ形成されている。また、ガスケット回
転識別部22は、先端側環状リブ7aと後端側環状リブ
7bのほぼ中間に形成されていなくてもよく、どちらか
に偏って形成されていてもよい。また、ガスケット回転
識別部22は、環状リブの環状頂点部7c,7dに形成
されていてもよい。
21の中心軸に対してほぼ等角度に複数個形成されてい
ることが好ましく、2〜8個、特に、3〜6個設けられ
ていることが好ましい。この実施例において、ガスケッ
ト回転識別部22は、ガスケット21の中心軸に対して
ほぼ等角度に4つ形成されている。また、ガスケット回
転識別部22は、先端側環状リブ7aと後端側環状リブ
7bのほぼ中間に形成されていなくてもよく、どちらか
に偏って形成されていてもよい。また、ガスケット回転
識別部22は、環状リブの環状頂点部7c,7dに形成
されていてもよい。
【0029】ガスケット側面へのプリント方法として
は、樹脂にプリントを行う公知の方法が使用され、例え
ば、熱転写、感圧転写、インクジェットによるプリント
方法等が使用される。プリントに使用されるインクとし
ては、ガスケット側面にプリントしたときシリンジ外部
から容易に確認できるものであり、かつ耐薬品性が高
く、生体に害を及ぼしにくいものであることが好まし
い。例えば、UV硬化性インキ、熱硬化性インキ等が使
用される。
は、樹脂にプリントを行う公知の方法が使用され、例え
ば、熱転写、感圧転写、インクジェットによるプリント
方法等が使用される。プリントに使用されるインクとし
ては、ガスケット側面にプリントしたときシリンジ外部
から容易に確認できるものであり、かつ耐薬品性が高
く、生体に害を及ぼしにくいものであることが好まし
い。例えば、UV硬化性インキ、熱硬化性インキ等が使
用される。
【0030】また、ガスケット側面への塗装方法として
は、公知の方法が使用され、例えば、スプレー塗装、刷
毛による塗布等が好ましい。塗装に使用される塗料とし
ては、上記と同様にシリンジ外部からの確認性が高く、
かつ耐薬品性が高く、また、生体に害を及ぼしにくいも
のであることが好ましい。塗装に使用される塗料として
は、ガスケットの形成材料と接着性のある材料に顔料を
加えたものを使用することが好ましい。接着性のある材
料として、弾性もしくは可撓性を有するものであること
が好ましい。接着性のある材料としては、ガスケットの
形成材料と同じものを使用することが好ましく、顔料と
しては、有機顔料もしくは無機顔料のいずれであっても
よい。
は、公知の方法が使用され、例えば、スプレー塗装、刷
毛による塗布等が好ましい。塗装に使用される塗料とし
ては、上記と同様にシリンジ外部からの確認性が高く、
かつ耐薬品性が高く、また、生体に害を及ぼしにくいも
のであることが好ましい。塗装に使用される塗料として
は、ガスケットの形成材料と接着性のある材料に顔料を
加えたものを使用することが好ましい。接着性のある材
料として、弾性もしくは可撓性を有するものであること
が好ましい。接着性のある材料としては、ガスケットの
形成材料と同じものを使用することが好ましく、顔料と
しては、有機顔料もしくは無機顔料のいずれであっても
よい。
【0031】また、2色成形としては、公知の方法が使
用される。2色成形には、ガスケットの構成材料と異な
る樹脂で異色のものもしくは同じ樹脂で異色のものが使
用される。2色成形に使用される樹脂としては、ガスケ
ットの構成材料と相溶性のある樹脂であることが好まし
い。また、部分的なカラーリングは、ガスケット側面に
設けられた凹部に、ガスケットとは異色の別部材をはめ
込み、嵌合もしくは接着剤等により固定することにより
行ってもよい。また、ガスケット回転識別部は、ガスケ
ット側面を部分的に残して、言い換えるとガスケット回
転識別部形状に残してカラーリングすることにより形成
されていてもよい。このカラーリングは、上述したよう
にプリントもしくは塗装等により行われることが好まし
い。
用される。2色成形には、ガスケットの構成材料と異な
る樹脂で異色のものもしくは同じ樹脂で異色のものが使
用される。2色成形に使用される樹脂としては、ガスケ
ットの構成材料と相溶性のある樹脂であることが好まし
い。また、部分的なカラーリングは、ガスケット側面に
設けられた凹部に、ガスケットとは異色の別部材をはめ
込み、嵌合もしくは接着剤等により固定することにより
行ってもよい。また、ガスケット回転識別部は、ガスケ
ット側面を部分的に残して、言い換えるとガスケット回
転識別部形状に残してカラーリングすることにより形成
されていてもよい。このカラーリングは、上述したよう
にプリントもしくは塗装等により行われることが好まし
い。
【0032】上述したシリンジ用ガスケットの材料とし
ては、従来からシリンジ用ガスケットに使用されている
公知のものが使用できる。例えば、ゴム、エラストマ
ー、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂が挙げられる。ゴムとしては、例えば、天然ゴ
ム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、
ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、シリコーンゴムが好ましく、特に、加硫処理したも
のが好ましい。エラストマーとしては、例えば、ポリ塩
化ビニル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマ
ー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラスト
マー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラ
ストマー及びこれらの混合物が好ましい。上記ゴム、エ
ラストマーの中でも、特に、スチレン−ブタジエンゴ
ム、ブチルゴム、スチレン系エラストマーが、好適な硬
度、弾性特性を有し、γ線滅菌、電子線滅菌、高圧蒸気
滅菌が可能であることから好ましい。
ては、従来からシリンジ用ガスケットに使用されている
公知のものが使用できる。例えば、ゴム、エラストマ
ー、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂が挙げられる。ゴムとしては、例えば、天然ゴ
ム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、
ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、シリコーンゴムが好ましく、特に、加硫処理したも
のが好ましい。エラストマーとしては、例えば、ポリ塩
化ビニル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマ
ー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラスト
マー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラ
ストマー及びこれらの混合物が好ましい。上記ゴム、エ
ラストマーの中でも、特に、スチレン−ブタジエンゴ
ム、ブチルゴム、スチレン系エラストマーが、好適な硬
度、弾性特性を有し、γ線滅菌、電子線滅菌、高圧蒸気
滅菌が可能であることから好ましい。
【0033】また、ポリオレフィン系樹脂としては、例
えば、ポリプロピレン、ポリ(4−メチルペンテン−
1)、環状ポリオレフィンが好ましく、フッ素系樹脂と
しては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、テトラ
フルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体が好ましく、ポリエステル系樹脂と
しては、例えば、ポリエチレンフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、非晶性アリレートが好ましく、これら
は、110°以上のガラス転移点、または融点を有する
材料である。上記ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹
脂、ポリエステル系樹脂の中でも、特に、ポリプロピレ
ン、ポリ(4−メチルペンテン−1)、環状ポリオレフ
ィン、ポリエチレンナフタレートが、薬剤の吸着、吸収
が少なく、γ線滅菌、電子線滅菌、高圧蒸気滅菌が可能
であり、熱成形性に優れることから好ましい。
えば、ポリプロピレン、ポリ(4−メチルペンテン−
1)、環状ポリオレフィンが好ましく、フッ素系樹脂と
しては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、テトラ
フルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体が好ましく、ポリエステル系樹脂と
しては、例えば、ポリエチレンフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、非晶性アリレートが好ましく、これら
は、110°以上のガラス転移点、または融点を有する
材料である。上記ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹
脂、ポリエステル系樹脂の中でも、特に、ポリプロピレ
ン、ポリ(4−メチルペンテン−1)、環状ポリオレフ
ィン、ポリエチレンナフタレートが、薬剤の吸着、吸収
が少なく、γ線滅菌、電子線滅菌、高圧蒸気滅菌が可能
であり、熱成形性に優れることから好ましい。
【0034】次に、本発明のシリンジについて説明す
る。本発明のシリンジ30は、上述したシリンジ用ガス
ケット1と、ガスケットを摺動可能に収納する外筒31
と、ガスケット1に取り付けられたもしくは取付可能な
プランジャー38とからなる。具体的には、シリンジ3
0は、シリンジ用ガスケット1と、シリンジ用ガスケッ
ト1の後端側に先端部が取り付けられたプランジャー3
8と、ガスケット1を液密かつ気密状態にて摺動可能に
収納するとともに先端部に注射針取付部33もしくは注
射針が設けられた外筒31を備えている。また、本発明
のシリンジ30は、図5に示すように、内部に薬剤42
を収納したプレフィルドシリンジ40であってもよい。
る。本発明のシリンジ30は、上述したシリンジ用ガス
ケット1と、ガスケットを摺動可能に収納する外筒31
と、ガスケット1に取り付けられたもしくは取付可能な
プランジャー38とからなる。具体的には、シリンジ3
0は、シリンジ用ガスケット1と、シリンジ用ガスケッ
ト1の後端側に先端部が取り付けられたプランジャー3
8と、ガスケット1を液密かつ気密状態にて摺動可能に
収納するとともに先端部に注射針取付部33もしくは注
射針が設けられた外筒31を備えている。また、本発明
のシリンジ30は、図5に示すように、内部に薬剤42
を収納したプレフィルドシリンジ40であってもよい。
【0035】そこで、本発明のシリンジをプレフィルド
シリンジ40に応用した実施例を用いて説明する。プレ
フィルドシリンジ40は、図5に示すように、上述した
シリンジ用ガスケット1と、ガスケット1を摺動可能に
収納した外筒31と、ガスケット1に取り付けられたも
しくは取付可能なプランジャー38と、外筒31の先端
開口を封止する封止部材と、外筒31内に収納された薬
剤42を備えている。具体的には、プレフィルドシリン
ジ40は、先端部に先端開口部である注射針取付部33
が設けられた外筒31と、注射針取付部33を封止する
封止部材であるシールキャップ36と、外筒31内を液
密かつ気密に摺動可能なシリンジ用ガスケット1と、シ
リンジ用ガスケット1の後端部に先端部が取り付けられ
たプランジャー38と、封止部材36と外筒内面32と
シリンジ用ガスケット1との間に形成された薬剤収納部
41と、この薬剤収納部41に収納された薬剤42とを
備えている。
シリンジ40に応用した実施例を用いて説明する。プレ
フィルドシリンジ40は、図5に示すように、上述した
シリンジ用ガスケット1と、ガスケット1を摺動可能に
収納した外筒31と、ガスケット1に取り付けられたも
しくは取付可能なプランジャー38と、外筒31の先端
開口を封止する封止部材と、外筒31内に収納された薬
剤42を備えている。具体的には、プレフィルドシリン
ジ40は、先端部に先端開口部である注射針取付部33
が設けられた外筒31と、注射針取付部33を封止する
封止部材であるシールキャップ36と、外筒31内を液
密かつ気密に摺動可能なシリンジ用ガスケット1と、シ
リンジ用ガスケット1の後端部に先端部が取り付けられ
たプランジャー38と、封止部材36と外筒内面32と
シリンジ用ガスケット1との間に形成された薬剤収納部
41と、この薬剤収納部41に収納された薬剤42とを
備えている。
【0036】また、シリンジは、加熱滅菌処理されてい
ることが好ましい。加熱滅菌処理することにより、ガス
ケットの環状リブが外筒内面に貼り付き、薬剤投与の際
の初期抵抗増加及び薬剤投与中の脈動を引き起こすが、
本発明のガスケットを使用すれば、ガスケットが適当に
回転しているかを容易に確認できるため、確実に環状リ
ブの外筒内面への貼り付きを解除することができる。
ることが好ましい。加熱滅菌処理することにより、ガス
ケットの環状リブが外筒内面に貼り付き、薬剤投与の際
の初期抵抗増加及び薬剤投与中の脈動を引き起こすが、
本発明のガスケットを使用すれば、ガスケットが適当に
回転しているかを容易に確認できるため、確実に環状リ
ブの外筒内面への貼り付きを解除することができる。
【0037】ガスケット1としては、上述したものが使
用される。外筒31は、図5に示すように、筒状体であ
り、先端には、先端が開口するとともに先端に向かって
テーパー状となっている注射針取付部33が、後端に
は、一対のフランジ34が対向して設けられている。外
筒31は、透明もしくは半透明材料により、好ましく
は、酸素透過性、水蒸気透過性の少ない材料により形成
されている。外筒31の形成材料としては、例えば、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−
メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル、環状ポリオレフィンのよ
うな各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で
耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレ
フィンのような樹脂が好ましい。
用される。外筒31は、図5に示すように、筒状体であ
り、先端には、先端が開口するとともに先端に向かって
テーパー状となっている注射針取付部33が、後端に
は、一対のフランジ34が対向して設けられている。外
筒31は、透明もしくは半透明材料により、好ましく
は、酸素透過性、水蒸気透過性の少ない材料により形成
されている。外筒31の形成材料としては、例えば、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−
メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリエステル、環状ポリオレフィンのよ
うな各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で
耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレ
フィンのような樹脂が好ましい。
【0038】また、外筒31の注射針取付部33には、
封止部材であるシールキャップ36が設けられている。
なお、シールキャップではなく注射針(図示せず)を取
り付けてもよい。さらに、シールキャップおよび注射針
としては、公知のものが使用される。また、外筒の先端
部には注射針を直接取り付けてもよい。注射針取付部3
3の基端部外面には、シールキャップ等を取り付けるた
めの螺合部(雄ねじ部)35が設けられていてもよい。
封止部材であるシールキャップ36が設けられている。
なお、シールキャップではなく注射針(図示せず)を取
り付けてもよい。さらに、シールキャップおよび注射針
としては、公知のものが使用される。また、外筒の先端
部には注射針を直接取り付けてもよい。注射針取付部3
3の基端部外面には、シールキャップ等を取り付けるた
めの螺合部(雄ねじ部)35が設けられていてもよい。
【0039】シールキャップ36としては、キャップ本
体部36aと、キャップ本体部36aの開口を閉塞する
ように設けられたシール部材36bを備える。そして、
キャップ本体部36aの基端部内面には、外筒31の先
端部外面に形成された雄ねじ部35と螺合する雌ねじ部
が形成されている。そして、両者は強く螺合されてお
り、このためシール部材36bは、外筒31の注射針取
付部の先端面に密着し、外筒31の先端開口を気密にシ
ールしている。シール部材36bの形成材料としては、
ガスケットのコア部において説明したものが好適に使用
できる。また、シールキャップ36としては、図5に示
すような両頭針を直接挿通可能なタイプのものが好まし
い。このためシールキャップ36の本体部36aは、先
端部中央に開口を有し、この開口をシール部材36bが
閉塞しており、さらに、シール部材36bは、図示しな
い両頭針タイプの注射針により刺通可能となっている。
体部36aと、キャップ本体部36aの開口を閉塞する
ように設けられたシール部材36bを備える。そして、
キャップ本体部36aの基端部内面には、外筒31の先
端部外面に形成された雄ねじ部35と螺合する雌ねじ部
が形成されている。そして、両者は強く螺合されてお
り、このためシール部材36bは、外筒31の注射針取
付部の先端面に密着し、外筒31の先端開口を気密にシ
ールしている。シール部材36bの形成材料としては、
ガスケットのコア部において説明したものが好適に使用
できる。また、シールキャップ36としては、図5に示
すような両頭針を直接挿通可能なタイプのものが好まし
い。このためシールキャップ36の本体部36aは、先
端部中央に開口を有し、この開口をシール部材36bが
閉塞しており、さらに、シール部材36bは、図示しな
い両頭針タイプの注射針により刺通可能となっている。
【0040】そして、プレフィルドシリンジ40では、
外筒31とガスケット1とシールキャップ36により形
成される空間内に薬剤42が収納されている。薬剤とし
ては、ニトログリセリン、シクロスポリン、ベンゾジア
ゼピン系薬剤、高濃度塩化ナトリウム注射液、ビタミン
剤、ミネラル類、抗生物質などの薬液、さらには、粉末
状もしくは凍結乾燥薬剤が使用される。
外筒31とガスケット1とシールキャップ36により形
成される空間内に薬剤42が収納されている。薬剤とし
ては、ニトログリセリン、シクロスポリン、ベンゾジア
ゼピン系薬剤、高濃度塩化ナトリウム注射液、ビタミン
剤、ミネラル類、抗生物質などの薬液、さらには、粉末
状もしくは凍結乾燥薬剤が使用される。
【0041】プランジャー38は、断面十字状の軸方向
に延びる本体部と、先端部37に設けられたプランジャ
ー取付部2の螺合部8に着脱可能に取り付けられる螺合
部39と、後端に設けられた押圧用の円盤部と、本体部
の途中に設けられたリブを備えている。また、プランジ
ャー取付部12と係合するプランジャー44は、基本構
成はプランジャー38と同じであり、先端部の構造のみ
異なっている。プランジャー44の先端部45は、図
8,図9に示すように、軸方向に延びる板状体がほぼ直
角に交差することにより形成された十字状羽根部45で
ある。十字羽根部45は、プランジャー取付部12の十
字状凹部13の内径より若干大きく作製されていること
が好ましく、先端面は外方に向かって緩やかに傾斜して
いる。また、外筒内面32とシリンジ用ガスケット1と
の間には薬剤収納部41が形成されている。
に延びる本体部と、先端部37に設けられたプランジャ
ー取付部2の螺合部8に着脱可能に取り付けられる螺合
部39と、後端に設けられた押圧用の円盤部と、本体部
の途中に設けられたリブを備えている。また、プランジ
ャー取付部12と係合するプランジャー44は、基本構
成はプランジャー38と同じであり、先端部の構造のみ
異なっている。プランジャー44の先端部45は、図
8,図9に示すように、軸方向に延びる板状体がほぼ直
角に交差することにより形成された十字状羽根部45で
ある。十字羽根部45は、プランジャー取付部12の十
字状凹部13の内径より若干大きく作製されていること
が好ましく、先端面は外方に向かって緩やかに傾斜して
いる。また、外筒内面32とシリンジ用ガスケット1と
の間には薬剤収納部41が形成されている。
【0042】そして、上述した外筒31及びプランジャ
ー38の構成材料としては、高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等の硬質もしくは半硬質樹脂を用いることが好まし
い。また、外筒31及びプランジャー38の構成材料と
しては、シリンジ外部からガスケット回転識別部を確認
できるように透明または半透明の材質を使用することが
好ましい。また、本発明のシリンジ用ガスケット1を、
シリンジ以外の薬液注入器具に使用してもよい。
ー38の構成材料としては、高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等の硬質もしくは半硬質樹脂を用いることが好まし
い。また、外筒31及びプランジャー38の構成材料と
しては、シリンジ外部からガスケット回転識別部を確認
できるように透明または半透明の材質を使用することが
好ましい。また、本発明のシリンジ用ガスケット1を、
シリンジ以外の薬液注入器具に使用してもよい。
【0043】次に、本発明のシリンジ用ガスケットの作
用についてシリンジ40を例にとり説明する。図16
は、本発明の実施例であるシリンジ用ガスケットの作用
を説明するための説明図である(シリンジ40のシリン
ジ用ガスケット部分の拡大図、ガスケット回転前)。図
17は、本発明の実施例であるシリンジ用ガスケットの
作用を説明するための説明図である(シリンジ40のシ
リンジ用ガスケット部分の拡大図、ガスケット回転
後)。
用についてシリンジ40を例にとり説明する。図16
は、本発明の実施例であるシリンジ用ガスケットの作用
を説明するための説明図である(シリンジ40のシリン
ジ用ガスケット部分の拡大図、ガスケット回転前)。図
17は、本発明の実施例であるシリンジ用ガスケットの
作用を説明するための説明図である(シリンジ40のシ
リンジ用ガスケット部分の拡大図、ガスケット回転
後)。
【0044】まず、図16に示すように、薬剤投与前の
シリンジ40においては、ガスケット1のガスケット側
面3に設けられた4つの矢印状突起部(ガスケット回転
識別部)は、正面、背面、左右側面に一つずつ配置され
ている。なお、この実施例のシリンジ用ガスケット1の
プランジャー取付部2の螺合部8とプランジャー38の
先端部37の螺合部39は、プランジャー38を時計周
りにねじ込むように形成されている。
シリンジ40においては、ガスケット1のガスケット側
面3に設けられた4つの矢印状突起部(ガスケット回転
識別部)は、正面、背面、左右側面に一つずつ配置され
ている。なお、この実施例のシリンジ用ガスケット1の
プランジャー取付部2の螺合部8とプランジャー38の
先端部37の螺合部39は、プランジャー38を時計周
りにねじ込むように形成されている。
【0045】このようなシリンジ40のプランジャー3
8の先端部37をプランジャー取付部2内に完全にねじ
込んだ状態にて、外筒31を一方の手で固定して、もう
一方のプランジャーを38を保持してプランジャー38
を外筒31に対して時計回りに回転させる。回転角度
は、シリンジ用ガスケット1と外筒内面32との貼り付
きが外れるような程度に行うことが好ましく、シリンジ
及びガスケットの材質及び大きさにもよるが、45°以
上回転させれば十分であり、より好ましくは、90°以
上である。図17においては、ガスケットを約45°回
転させている。これにより、外筒内面32とシリンジ用
ガスケット1の先端側環状リブ7aと後端側環状リブ7
bとの間の貼り付きが解除され薬剤投与の準備が完了す
る。
8の先端部37をプランジャー取付部2内に完全にねじ
込んだ状態にて、外筒31を一方の手で固定して、もう
一方のプランジャーを38を保持してプランジャー38
を外筒31に対して時計回りに回転させる。回転角度
は、シリンジ用ガスケット1と外筒内面32との貼り付
きが外れるような程度に行うことが好ましく、シリンジ
及びガスケットの材質及び大きさにもよるが、45°以
上回転させれば十分であり、より好ましくは、90°以
上である。図17においては、ガスケットを約45°回
転させている。これにより、外筒内面32とシリンジ用
ガスケット1の先端側環状リブ7aと後端側環状リブ7
bとの間の貼り付きが解除され薬剤投与の準備が完了す
る。
【0046】その後、外筒31からシールキャップ36
を取り外し、注射針取付部33に注射針をとりつけ薬剤
投与操作を行う。また、シールキャップ36の先端開口
に直接両頭針を取り付け、薬剤投与操作を行ってもよ
い。以上のように、シリンジ用ガスケット1を薬剤投与
前に回転させることができたことにより、シリンジ用ガ
スケット1の環状リブ7a,7bと外筒内面32との間
の初期抵抗が小さくなるため薬剤投与開始時に比較的小
さい力でスムーズにプランジャー38を押し出すことが
できるとともに、摺動を開始してからも大きなノッキン
グなしに比較的小さな力で一定の摺動方向にスムーズに
最後まで薬剤投与することができる。以上、本発明のシ
リンジ用ガスケット及びこれを用いたシリンジ用ガスケ
ットについて説明したが、本発明は、上述した実施例に
限られるものではない。
を取り外し、注射針取付部33に注射針をとりつけ薬剤
投与操作を行う。また、シールキャップ36の先端開口
に直接両頭針を取り付け、薬剤投与操作を行ってもよ
い。以上のように、シリンジ用ガスケット1を薬剤投与
前に回転させることができたことにより、シリンジ用ガ
スケット1の環状リブ7a,7bと外筒内面32との間
の初期抵抗が小さくなるため薬剤投与開始時に比較的小
さい力でスムーズにプランジャー38を押し出すことが
できるとともに、摺動を開始してからも大きなノッキン
グなしに比較的小さな力で一定の摺動方向にスムーズに
最後まで薬剤投与することができる。以上、本発明のシ
リンジ用ガスケット及びこれを用いたシリンジ用ガスケ
ットについて説明したが、本発明は、上述した実施例に
限られるものではない。
【0047】
【実施例】射出成形によって作製された実施例、比較例
の医療器具用ガスケットを医療用注射器に組み込み、加
熱滅菌処理を行った後、以下の実験を行った。 (実施例)医療器具用ガスケットの形成材料としては、
スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンコポリマー
(商品名ラバロン、三菱化学株式会社製、メルトインデ
ックス6)を用いて図1ないし図4に示す形状を有する
シリンジ用ガスケットを作製した。ガスケットは、全長
20mm、外径ピーク直径(環状リブの外径)30m
m、円錐状先端部の長さ5mm、内面に雌ねじ部を有す
るプランジャー取付用凹部の長さ(深さ)13mm、プ
ランジャー取付用凹部の先端面の内径22mm、図1,
図2に示す矢印状突起部の長さ4.5mm、棒状部分の
長さ2mm、棒状部分の幅2mm、尖端部の最大幅4.
5mm、ガスケット側面からの高さ、0.5mmであっ
た。そして、矢印状突起部は、ガスケット中心軸に対し
て4つ形成されている(90°毎に形成されている)。
の医療器具用ガスケットを医療用注射器に組み込み、加
熱滅菌処理を行った後、以下の実験を行った。 (実施例)医療器具用ガスケットの形成材料としては、
スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンコポリマー
(商品名ラバロン、三菱化学株式会社製、メルトインデ
ックス6)を用いて図1ないし図4に示す形状を有する
シリンジ用ガスケットを作製した。ガスケットは、全長
20mm、外径ピーク直径(環状リブの外径)30m
m、円錐状先端部の長さ5mm、内面に雌ねじ部を有す
るプランジャー取付用凹部の長さ(深さ)13mm、プ
ランジャー取付用凹部の先端面の内径22mm、図1,
図2に示す矢印状突起部の長さ4.5mm、棒状部分の
長さ2mm、棒状部分の幅2mm、尖端部の最大幅4.
5mm、ガスケット側面からの高さ、0.5mmであっ
た。そして、矢印状突起部は、ガスケット中心軸に対し
て4つ形成されている(90°毎に形成されている)。
【0048】シリンジ外筒の形成材料としては、ポリプ
ロピレン(日本ポリケム株式会社)を用いてシリンジ外
筒を作製した。外筒の筒状部は、容量50ml、内径、
29.2mm、吐出孔径、2mmであった。そして、実
施例のガスケットをシリンジに組み込み、生理食塩水5
0mlを充填した後、加熱滅菌処理し、本発明のプレフ
ィルドシリンジを作製した。加熱滅菌処理は、170k
Paの圧力下、温度107℃にて10分間行った。
ロピレン(日本ポリケム株式会社)を用いてシリンジ外
筒を作製した。外筒の筒状部は、容量50ml、内径、
29.2mm、吐出孔径、2mmであった。そして、実
施例のガスケットをシリンジに組み込み、生理食塩水5
0mlを充填した後、加熱滅菌処理し、本発明のプレフ
ィルドシリンジを作製した。加熱滅菌処理は、170k
Paの圧力下、温度107℃にて10分間行った。
【0049】(比較例)実施例1と基本構成及び材質が
同じであり、矢印状突起部が形成されていないことのみ
が異なるガスケットを作製した(比較例)。そして、比
較例のガスケットをシリンジに組み込み、生理食塩水5
0mlを充填した後、加熱滅菌処理し、比較例のプレフ
ィルドシリンジを作製した。加熱滅菌処理は、170k
Paの圧力下、温度107℃にて10分間行った。
同じであり、矢印状突起部が形成されていないことのみ
が異なるガスケットを作製した(比較例)。そして、比
較例のガスケットをシリンジに組み込み、生理食塩水5
0mlを充填した後、加熱滅菌処理し、比較例のプレフ
ィルドシリンジを作製した。加熱滅菌処理は、170k
Paの圧力下、温度107℃にて10分間行った。
【0050】(実験1)先端に雄ねじ部を備え、実施例
および比較例のガスケットのプランジャー取付用凹部に
取付可能なプランジャーを準備した。そして、実施例1
のプレフィルドシリンジにプランジャーを回転させなが
ら装着するとともに装着終了後に回転を継続させたとこ
ろ、ガスケットの回転は、目視により容易に確認でき
た。同様に比較例のプレフィルドシリンジにプランジャ
ーを回転させながら装着するとともに装着終了後に回転
を継続させたところ、ガスケットの回転は、目視により
確認することが困難であった。
および比較例のガスケットのプランジャー取付用凹部に
取付可能なプランジャーを準備した。そして、実施例1
のプレフィルドシリンジにプランジャーを回転させなが
ら装着するとともに装着終了後に回転を継続させたとこ
ろ、ガスケットの回転は、目視により容易に確認でき
た。同様に比較例のプレフィルドシリンジにプランジャ
ーを回転させながら装着するとともに装着終了後に回転
を継続させたところ、ガスケットの回転は、目視により
確認することが困難であった。
【0051】(実験2)実施例のプレフィルドシリンジ
にプランジャーを回転させながら装着するとともに装着
終了後に回転を継続させ、ガスケットが回転されたこと
を確認したものを準備した。比較例のプレフィルドシリ
ンジにプランジャーを回転させながら装着させ、かつ、
ガスケットを回転させないものを準備した。実験装置5
0としては、図18に示すようなものを使用した。実験
装置50は、シリンジポンプ51と、シリンジからの吐
出量を測定する電子天秤52と、電子天秤52と電気的
に連結され吐出量をもとに摺動抵抗を計算するコンピュ
ーター53からなる。
にプランジャーを回転させながら装着するとともに装着
終了後に回転を継続させ、ガスケットが回転されたこと
を確認したものを準備した。比較例のプレフィルドシリ
ンジにプランジャーを回転させながら装着させ、かつ、
ガスケットを回転させないものを準備した。実験装置5
0としては、図18に示すようなものを使用した。実験
装置50は、シリンジポンプ51と、シリンジからの吐
出量を測定する電子天秤52と、電子天秤52と電気的
に連結され吐出量をもとに摺動抵抗を計算するコンピュ
ーター53からなる。
【0052】上記のようにして準備した実施例のプレフ
ィルドシリンジおよび比較例のプレフィルドシリンジを
それぞれシリンジポンプ51にセットして、プランジャ
ーを一定の速度で押動して、吐出量を測定した。そし
て、測定された吐出量を用いて流量計算をして摺動抵抗
を求めた。その結果は、図19、図20に示すものであ
った。図19は、実施例のプレフィルドシリンジについ
ての摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャートであ
り、図20は、比較例のプレフィルドシリンジについて
の摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャートであ
る。
ィルドシリンジおよび比較例のプレフィルドシリンジを
それぞれシリンジポンプ51にセットして、プランジャ
ーを一定の速度で押動して、吐出量を測定した。そし
て、測定された吐出量を用いて流量計算をして摺動抵抗
を求めた。その結果は、図19、図20に示すものであ
った。図19は、実施例のプレフィルドシリンジについ
ての摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャートであ
り、図20は、比較例のプレフィルドシリンジについて
の摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャートであ
る。
【0053】図19および図20に示すように、ガスケ
ットを回転させた実施例の場合は、初期抵抗が小さく、
それ以降の摺動抵抗もほぼ一定で比較的小さいものとな
っている。また、吐出し始めてからそれ以降に渡って、
ほぼ一定量吐出し続けており、吐出量も比較的多いもの
となっている。一方、ガスケットを回転させなかった比
較例の場合は、初期抵抗が大きく、それ以降において頻
繁に大きな脈動が生じている。また、吐出量も、吐出し
始めからそれ以降において一定していない。
ットを回転させた実施例の場合は、初期抵抗が小さく、
それ以降の摺動抵抗もほぼ一定で比較的小さいものとな
っている。また、吐出し始めてからそれ以降に渡って、
ほぼ一定量吐出し続けており、吐出量も比較的多いもの
となっている。一方、ガスケットを回転させなかった比
較例の場合は、初期抵抗が大きく、それ以降において頻
繁に大きな脈動が生じている。また、吐出量も、吐出し
始めからそれ以降において一定していない。
【0054】
【発明の効果】本発明は、シリンジの外筒内面を摺動可
能であり、プランジャー取付部を備えているシリンジ用
ガスケットであって、該シリンジ用ガスケットは、前記
プランジャー取付部に取り付けられるプランジャーを回
転させることにより外筒内にて回転可能であり、かつ、
前記シリンジ用ガスケットの側面に形成され、前記シリ
ンジ用ガスケットの回転を確認するためのガスケット回
転識別部を有している。また、本発明は、上記シリンジ
用ガスケットと該シリンジ用ガスケットの後端側に先端
部が取り付けられもしくは取付可能なプランジャーと、
前記ガスケットを液密かつ気密状態にて摺動可能に収納
するとともに先端部に注射針取付部もしくは注射針が設
けられている外筒を備えているシリンジである。
能であり、プランジャー取付部を備えているシリンジ用
ガスケットであって、該シリンジ用ガスケットは、前記
プランジャー取付部に取り付けられるプランジャーを回
転させることにより外筒内にて回転可能であり、かつ、
前記シリンジ用ガスケットの側面に形成され、前記シリ
ンジ用ガスケットの回転を確認するためのガスケット回
転識別部を有している。また、本発明は、上記シリンジ
用ガスケットと該シリンジ用ガスケットの後端側に先端
部が取り付けられもしくは取付可能なプランジャーと、
前記ガスケットを液密かつ気密状態にて摺動可能に収納
するとともに先端部に注射針取付部もしくは注射針が設
けられている外筒を備えているシリンジである。
【0055】このため、本発明のシリンジ用ガスケット
では、ガスケット回転識別部を有しているので、ガスケ
ットの回転を行う必要があることを使用者に認識させる
ことならびに使用者はガスケットの回転の確認を容易に
行うことができる。使用前にガスケットを回転させるこ
とにより、ガスケットとバレル内面との初期抵抗を小さ
くすることができ、これにより、スムーズな薬剤投与を
可能とする。
では、ガスケット回転識別部を有しているので、ガスケ
ットの回転を行う必要があることを使用者に認識させる
ことならびに使用者はガスケットの回転の確認を容易に
行うことができる。使用前にガスケットを回転させるこ
とにより、ガスケットとバレル内面との初期抵抗を小さ
くすることができ、これにより、スムーズな薬剤投与を
可能とする。
【図1】図1は、本発明の実施例であるシリンジ用ガス
ケットの正面図である。
ケットの正面図である。
【図2】図2は、図1に示すシリンジ用ガスケットの縦
断面図である。
断面図である。
【図3】図3は、図1に示すシリンジ用ガスケットの平
面図である。
面図である。
【図4】図4は、図1に示すシリンジ用ガスケットの底
面図である。
面図である。
【図5】図5は、図1に示すシリンジを使用したシリン
ジの断面図である。
ジの断面図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施例であるシリンジの
縦断面図である。
縦断面図である。
【図7】図7は、図6に示すシリンジ用ガスケットのA
−A線断面図である。
−A線断面図である。
【図8】図8は、本発明のシリンジに使用されるプラン
ジャーの部分拡大図である。
ジャーの部分拡大図である。
【図9】図9は、図8に示すプランジャーの平面図であ
る。
る。
【図10】図10は、本発明の他の実施例であるシリン
ジ用ガスケットの正面図である。
ジ用ガスケットの正面図である。
【図11】図11は、本発明の他の実施例であるシリン
ジ用ガスケットの正面図である。
ジ用ガスケットの正面図である。
【図12】図12は、本発明の他の実施例であるシリン
ジ用ガスケットの正面図である。
ジ用ガスケットの正面図である。
【図13】図13は、図12に示すシリンジ用ガスケッ
トの縦断面図である。
トの縦断面図である。
【図14】図14は、本発明の他の実施例であるシリン
ジ用ガスケットの正面図である。
ジ用ガスケットの正面図である。
【図15】図15は、図14に示すシリンジ用ガスケッ
トの縦断面図である。
トの縦断面図である。
【図16】図16は、本発明の実施例であるシリンジ用
ガスケットの作用を説明するための説明図である
ガスケットの作用を説明するための説明図である
【図17】図17は、本発明の実施例であるシリンジ用
ガスケットの作用を説明するための説明図である
ガスケットの作用を説明するための説明図である
【図18】図18は、プレフィルドシリンジの摺動抵抗
及び吐出量を測定するために使用される実験装置の説明
図である。
及び吐出量を測定するために使用される実験装置の説明
図である。
【図19】図19は、実施例のプレフィルドシリンジに
ついての摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャート
である。
ついての摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャート
である。
【図20】図20は、比較例のプレフィルドシリンジに
ついての摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャート
である。
ついての摺動抵抗及び吐出量の経時変化を示すチャート
である。
1 シリンジ用ガスケット
2 プランジャー取付部
3 ガスケット側面
4 ガスケット回転識別部
7a 先端側環状リブ
7b 後端側環状リブ
7c,7d 環状頂点部
30 シリンジ
32 外筒内面
40 プレフィルドシリンジ
Claims (12)
- 【請求項1】 シリンジの外筒内面を摺動可能であり、
プランジャー取付部を備えているシリンジ用ガスケット
であって、該シリンジ用ガスケットは、前記プランジャ
ー取付部に取り付けられるプランジャーを回転させるこ
とにより外筒内にて回転可能であり、かつ、前記シリン
ジ用ガスケットの側面に形成され、前記シリンジ用ガス
ケットの回転を確認するためのガスケット回転識別部を
有していることを特徴とするシリンジ用ガスケット。 - 【請求項2】 前記ガスケット回転識別部は、前記外筒
内に収納した状態において、外筒内面に実質的に接触し
ないように形成されている請求項1に記載のシリンジ用
ガスケット。 - 【請求項3】 前記シリンジ用ガスケットは側面に設け
られた前記外筒内面と接触可能な複数の環状リブを備
え、該複数の環状リブ間に前記回転識別部が設けられて
いる請求項1または2に記載のシリンジ用ガスケット。 - 【請求項4】 前記プランジャー取付部は、使用時にプ
ランジャーが取り付け可能であるとともに、前記プラン
ジャー取付部に取り付けられたプランジャーを円周方向
に回転させたとき、前記プランジャー取付部と前記プラ
ンジャーとが当接もしくは係合して該プランジャー取付
部内での該プランジャーの空転を防止する空転防止形状
となっている請求項1ないし3のいずれかに記載のシリ
ンジ用ガスケット。 - 【請求項5】 前記プランジャー取付部は、前記プラン
ジャーの先端部と螺合又は係合する形状となっている請
求項1ないし4のいずれかに記載のシリンジ用ガスケッ
ト。 - 【請求項6】 前記ガスケット回転識別部は、前記シリ
ンジの側面に設けられた突起部または凹部である請求項
1ないし5のいずれかに記載のシリンジ用ガスケット。 - 【請求項7】 前記ガスケット回転識別部は、前記シリ
ンジ用ガスケットの側面を部分的にカラーリングするこ
とにより又は前記シリンジ用ガスケットの側面を部分的
に残してカラーリングすることにより形成されている請
求項1ないし5のいずれかに記載のシリンジ用ガスケッ
ト。 - 【請求項8】 前記ガスケット回転識別部の平面形状
は、前記ガスケットの回転方向を明示する形状に形成さ
れている請求項1ないし7のいずれかに記載のシリンジ
用ガスケット。 - 【請求項9】 前記ガスケット回転識別部は、前記シリ
ンジ用ガスケットの側面に複数形成されている請求項1
ないし8のいずれかに記載のシリンジ用ガスケット。 - 【請求項10】 前記請求項1ないし9のいずれかに記
載のシリンジ用ガスケットと、該シリンジ用ガスケット
の前記プランジャー取付部に先端部が取り付けられもし
くは取付可能なプランジャーと、前記ガスケットを液密
かつ気密状態にて摺動可能に収納するとともに先端部に
注射針取付部もしくは注射針が設けられている外筒とを
備えていることを特徴とするシリンジ。 - 【請求項11】 前記シリンジは、内部に薬剤を収納し
たプレフィルドシリンジである請求項10に記載のシリ
ンジ。 - 【請求項12】 前記プレフィルドシリンジは、加熱滅
菌処理されている請求項11に記載のシリンジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002049212A JP2003245350A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | シリンジ用ガスケット及びそれを用いたシリンジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002049212A JP2003245350A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | シリンジ用ガスケット及びそれを用いたシリンジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003245350A true JP2003245350A (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=28661785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002049212A Pending JP2003245350A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | シリンジ用ガスケット及びそれを用いたシリンジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003245350A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049212A patent/JP2003245350A/ja active Pending
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