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JP2003129099A - 衣料用粉末洗剤組成物 - Google Patents

衣料用粉末洗剤組成物

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Publication number
JP2003129099A
JP2003129099A JP2001325746A JP2001325746A JP2003129099A JP 2003129099 A JP2003129099 A JP 2003129099A JP 2001325746 A JP2001325746 A JP 2001325746A JP 2001325746 A JP2001325746 A JP 2001325746A JP 2003129099 A JP2003129099 A JP 2003129099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
preferable
water
detergent composition
hydrogen peroxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001325746A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuki Yanagisawa
友樹 柳澤
Yoshihiro Iwamoto
芳浩 岩本
Hitoshi Tanimoto
均 谷本
Hiroshi Nishimura
弘 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2001325746A priority Critical patent/JP2003129099A/ja
Publication of JP2003129099A publication Critical patent/JP2003129099A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に高硬度の水を用いても皮脂汚れや染み汚
れの除去力に優れる衣料用粉末洗剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a)陰イオン界面活性剤、(b)非イ
オン界面活性剤、(c)水中で過酸化水素を放出する化
合物、及び(d)水中で過酸化水素と反応し有機過酸を
発生する化合物を、それぞれ特定比率で含有し、JIS
K 3362:1998による25℃、0.1質量%
水溶液のpHが8〜12である衣料用粉末洗剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣料用粉末洗剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭における衣類の洗浄には弱アル
カリ性の洗剤を用いて洗濯が繰り返されるが、Yシャツ
等の衿や袖口部分等の頑固な汚れに対しては、液体洗剤
や石鹸を直接汚れのついた部分に塗布して洗濯が行われ
ている。しかしながら、この様な洗浄方法を行っても衣
類、特に白い肌着等が徐々に黄色く変色していく現象は
日常よく経験することである。これは人体の皮脂成分が
木綿繊維内部に浸透し、通常の洗濯では十分に除去され
ず徐々に蓄積し、酸化されたために黄色く変色する原因
となるからである。これらの変性皮脂汚れ除去には別途
漂白剤を添加したり、専門のクリーニング業者へ依頼す
るなどの方法がとられているが、労力やコストを考慮す
ると十分満足のいくものではなかった。また、紅茶等の
染み汚れも洗濯による除去がし難い汚れである。特に高
硬度の洗浄水を用いた場合には、洗浄剤の効力が低下す
る傾向を示すことが多く、これら皮脂汚れや染み汚れの
除去は一層困難となる。
【0003】したがって、簡便に、即ち日常の洗濯行動
の中で特段の作業を要せずに衣類への皮脂汚れの蓄積を
防止でき、且つ染み汚れの除去性能にも優れた洗剤が求
められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は皮脂汚
れ除去力に優れた衣料用粉末洗剤組成物を提供すること
にある。特に高硬度の水を用いても皮脂汚れ除去力に優
れる衣料用粉末洗剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)陰イオ
ン界面活性剤〔以下、(a)成分という〕8〜25質量
%、(b)非イオン界面活性剤〔以下、(b)成分とい
う〕〔但し、(a)と(b)の合計量は20〜40質量
%、(a)/(b)の質量比は1/2〜5/1であ
る〕、(c)水中で過酸化水素を放出する化合物〔以
下、(c)成分という〕0.1〜8質量%、及び(d)
水中で過酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物
〔以下、(d)成分という〕0.1〜5質量%を含有す
る、JIS K3362:1998による25℃、0.
1質量%水溶液のpHが8〜12である衣料用粉末洗剤
組成物に関する。
【0006】また、本発明は、(a)成分及び(b)成
分を含有する粒子を得る工程、(c)成分を含有する粒
子を得る工程、(d)成分を含有する粒子を得る工程、
及びこれらの粒子を混合する工程を有する、上記本発明
の衣料用粉末洗剤組成物の製造方法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】<(a)成分>陰イオン界面活性
剤としてアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又は
アルケニルエーテル硫酸エステル塩、アルキル又はアル
ケニル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
α−スルホ脂肪酸塩若しくはそのエステル、アルキル又
はアルケニルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸塩等が挙げ
られる。対イオンとしてアルカリ金属イオンが洗浄力向
上の点で好適である。特に、溶解速度向上の観点から、
カリウムイオンが好ましく、全対イオン中カリウムイオ
ンは5質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好
ましく、40質量%以上が特に好ましい。
【0008】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、(a)
成分を8〜25質量%含有する。溶解性、洗浄性能の点
で、10〜20質量%が好ましく、12〜18質量%が
より好ましい。
【0009】<(b)成分>非イオン界面活性剤として
は、洗浄力、特に皮脂汚れ洗浄力の点で、融点が40℃
以下のものが好ましく、より好ましくは30℃以下、特
に好ましくは25℃以下である。融点は、FP800サ
ーモシステムのメトラーFP81(Mettler I
nstrumente AG製)を用い、昇温速度0.
2℃/minで測定される。例えば洗浄力の点から、ポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアル
キレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレング
リコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブロックポリマーが好ましい。特に炭素数
10〜18のアルコールにエチレンオキシド(以下、E
Oと表記する)を平均で4〜20モル付加したポリオキ
シエチレンアルキルエーテルや、前記アルコールにEO
を平均で4〜20モル、プロピレンオキシド(以下、P
Oと表記する)を平均で0.3〜4モル付加したもの、
その中でもEO・PO・EOの順にブロック付加したも
のが好ましい。また、(b)成分は、グリフィン(Gr
iffin)法に基づくHLBが6.5〜14.0のも
のが好ましい。
【0010】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、(a)
成分と(b)成分を合計量で20〜40質量%含有す
る。洗浄性能、溶解性の点で、20〜35質量%が好ま
しく、20〜30質量%がより好ましい。また、(a)
成分/(b)成分の質量比は1/2〜5/1であり、洗
浄性能の点で2/3〜3/1が好ましく、7/8〜2/
1がより好ましく、1/1〜2/1が更に好ましい。
【0011】<(c)成分>水中で過酸化水素を放出す
る化合物としては、炭酸塩・過酸化水素付加物、硼酸塩
・過酸化水素付加物、トリポリリン酸塩・過酸化水素付
加物、ピロリン酸塩・過酸化水素付加物、尿素・過酸化
水素付加物等が挙げられる。この中でも、炭酸塩・過酸
化水素付加物、硼酸塩・過酸化水素付加物が好ましく、
炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物、硼酸ナトリウム・
過酸化水素付加物がより好ましく、洗浄性能の点で炭酸
ナトリウム・過酸化水素付加物が更に好ましい。
【0012】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、(c)
成分を0.1〜8質量%含有する。洗浄性能、洗浄効率
の点で0.5〜5質量%が好ましく、1〜3.5質量%
がより好ましく、1.5〜2.8質量%が更に好まし
い。
【0013】<(d)成分>水中で過酸化水素と反応し
有機過酸を発生する化合物としては、酸素系漂白剤含有
洗剤に一般的に用いられる、グルコースペンタアセテー
ト、トリアセチン、N,N,N’,N’−テトラアセチ
ルエチレンジアミン、テトラアセチルグリコリルウリル
等の漂白活性化剤を使用することができるが、効果の点
で、下記一般式(1)〜(4)で表される化合物の一種
以上が特に好ましい。
【0014】
【化3】
【0015】〔式中、R1は炭素数4〜13、好ましく
は10〜13のアルキル基、R2は炭素数5〜13、好
ましくは7〜11のアルキル基、Mは水素原子又はアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム若しくはア
ルカノールアミンを示す。〕
【0016】
【化4】
【0017】〔式中、R3、R4、R5、R6、R7、R9
10はそれぞれ独立してメチル基、エチル基又はヒドロ
キシエチル基であり、R8は炭素数2〜10のアルキレ
ン基であり、X-は陰イオン、好ましくはハロゲンイオ
ン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン、炭素数1〜1
2の脂肪酸イオン、リン酸イオン、硫酸イオンを示
す。〕。
【0018】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、(d)
成分を0.1〜5質量%含有する。洗浄性能、洗浄効率
の点で0.5〜3質量%が好ましく、0.8〜2質量%
がより好ましい。
【0019】<その他の成分>本発明の衣料用粉末洗剤
組成物は、(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤
として、アルキルトリメチルアンモニウム塩等の第4ア
ンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤、カルボベタイン
型、スルホベタイン型等の両性界面活性剤等を含有する
ことができる。
【0020】その他の成分として、本発明の衣料用粉末
洗剤組成物には、洗剤の分野で公知のビルダー、アルカ
リ剤、水溶性ポリマー、再汚染防止剤、柔軟化剤、蛍光
増白剤、泡コントロール剤、酵素、酵素安定化剤、香料
等を含有させることができる。
【0021】無機ビルダーとしては、結晶性アルミノ珪
酸塩、非晶質アルミノ珪酸塩、結晶性珪酸ナトリウム、
トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム等が
挙げられ、環境への影響や洗浄性能の点で結晶性アルミ
ノ珪酸塩がより好ましい。ビルダーの比率は、洗浄性能
の点で、組成物中10〜50質量%が好ましく、15〜
40質量%がより好ましい。
【0022】アルカリ剤としては、炭酸塩、珪酸塩、ア
ミン類(アルキルアミン、アルカノールアミン等)等が
挙げられ、炭酸塩、珪酸塩がより好ましい。アルカリ剤
の比率は、洗浄性能の点で、組成物中5〜50質量%が
好ましく、10〜40質量%がより好ましい。
【0023】水溶性ポリマーとしては、カルボン酸系ポ
リマー、カルボキシメチルセルロース、可溶性澱粉、糖
類等が挙げられる。中でも金属イオン封鎖能、固体汚れ
・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点で、重量平均
分子量が1000〜10万のカルボン酸系ポリマーが好
ましい。特に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩
とポリアクリル酸塩が好ましい。ここで、塩としてはナ
トリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられ
る。水溶性ポリマーの比率は、洗浄性能の点で、組成物
中0.5〜20質量%が好ましく、1〜10質量%がよ
り好ましい。
【0024】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、貯蔵安
定性の点で、水分量は10質量%以下が好ましく、7質
量%以下がより好ましく、5質量%以下が更に好まし
く、3質量%以下が特に好ましい。尚、水分量は、JI
S K 3362:1998加熱減量法により規定され
た方法で測定する。
【0025】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、JIS
K 3362:1998による25℃、0.1質量%
水溶液のpHが8〜12であり、洗浄性能の点で9〜1
2が好ましく、10〜11がより好ましい。
【0026】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、利便性
や廃棄物低減の点で、JIS K3362:1998に
より規定された方法で測定する見掛け密度は600g/
L以上が好ましく、700g/L以上がより好ましく、
800g/L以上が更に好ましい。また、溶解性の点
で、見掛け密度は1600g/L以下が好ましく、13
00g/L以下がより好ましく、1000g/L以下が
更に好ましい。
【0027】本発明の衣料用粉末洗剤組成物は、溶解性
の点で、JIS Z 8801の標準篩を用いて5分間
振動させた後、篩目のサイズによる質量分率から求める
平均粒径は150〜700μmが好ましく、より好まし
くは150〜600μm、更に好ましくは180〜40
0μmである。
【0028】本発明では、保存安定性の点で、(a)成
分及び(b)成分を含有する粒子、(c)成分を含有す
る粒子、及び(d)成分を含有する粒子をそれぞれ調製
し、これらの粒子を混合して衣料用粉末洗剤組成物とす
ることが好ましい。
【0029】(a)成分及び(b)成分を含有する粒子
は、従来より知られている粉末洗剤の製法により調製す
ることができる。(a)成分及び(b)成分を含有する
粒子中に、その他の界面活性剤、ビルダー、アルカリ
剤、柔軟剤、再汚染防止剤、泡調製剤、香料、蛍光増白
剤、還元剤等を含有しても良い。又、(a)成分及び
(b)成分を含有する粒子表面を表面改質剤により表面
改質しても良い。表面改質剤は、(a)成分及び(b)
成分を含有する粒子中1〜30質量%が好ましく、2〜
25質量%がより好ましく、5〜25質量%が更に好ま
しい。表面改質剤としては、例えば、アルミノケイ酸
塩、ケイ酸カルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、
タルク、クレイ、非晶質シリカ誘導体、結晶性シリケー
ト化合物等のシリケート化合物、金属石鹸、粉末の界面
活性剤等の微粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリ
エチレングリコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル
酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボ
ン酸塩等の水溶性ポリマー;脂肪酸が挙げられる。中で
も水不溶性無機物が好ましく、特に結晶性アルミノケイ
酸塩、非晶質アルミノケイ酸塩、結晶性シリケート化合
物が好ましい。
【0030】溶解性、洗浄性能の点で、(a)成分及び
(b)成分を含有する粒子は、水不溶性無機物並びに、
水溶性ポリマー及び水溶性塩類から選ばれる一種以上の
水溶性成分を含有するスラリーを噴霧乾燥することによ
って得られたベース顆粒に(a)成分及び(b)成分を
担持させてなる粒子であることが好ましい。特にベース
顆粒100質量部に、(a)成分及び(b)成分5〜8
0質量部を担持させてなる粒子であることがより好まし
い。
【0031】水不溶性無機物としては、1次粒子の平均
粒径が0.1〜20μmのものが好ましく、例えば、結
晶性もしくは非晶質のアミノ珪酸塩や、二酸化珪素、水
和珪酸化合物、パーライト、ベントナイト等の粘土化合
物等があるが、結晶性もしくは非晶質のアルミノ珪酸塩
や、二酸化珪素、水和珪酸化合物が好適であり、中でも
金属イオン封鎖能及び界面活性剤の担持能の点で結晶性
アルミノ珪酸塩が好ましい。
【0032】水溶性ポリマーとしては、カルボン酸系ポ
リマー、カルボキシメチルセルロース、可溶性澱粉、糖
類等が挙げられるが、中でも金属イオン封鎖能、固体汚
れ・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点で重量平均
分子量が千〜10万のカルボン酸系ポリマーが好まし
い。特に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩とポ
リアクリル酸塩が好ましい。ここで、塩としてはナトリ
ウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
【0033】水溶性塩類としては、炭酸塩、炭酸水素
塩、硫酸塩、亜硫酸塩、硫酸水素塩、塩酸塩、又はリン
酸塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又はアミン
塩等の水溶性無機塩類や、クエン酸塩やフマル酸塩等の
低分子量の水溶性有機酸塩が挙げられる。該水溶性塩類
を配合することは、該水溶性塩類と水との反応で生じた
水和熱、溶解熱により、洗剤粒子から発生する気泡を熱
膨張させ、それにより粒子の崩壊性を促進できる点でよ
り好ましい。
【0034】ベース顆粒中の水不溶性無機物は、20〜
90質量%が好ましく、30〜75質量%がより好まし
く、40〜70質量%が最も好ましい。また、ベース顆
粒中の水溶性成分は、10〜80質量%が好ましく、2
5〜70質量%がより好ましく、30〜60質量%が最
も好ましい。特に水溶性ポリマー及び水溶性塩類を含有
することが好ましく、中でもベース顆粒中の水溶性ポリ
マーは2〜30質量%が好ましく、3〜20質量%がよ
り好ましく、5〜20質量%が最も好ましい。この時ベ
ース顆粒中の水溶性塩類は5〜78質量%が好ましく、1
0〜70質量%がより好ましく、10〜67質量%が更
に好ましく、20〜60質量%が特に好ましく、20〜
55質量%が最も好ましい。これらの範囲内であれば、
ベース顆粒はその表面近傍に水溶性成分が多く偏在した
構造となり、溶解性の点で好ましい。
【0035】ベース顆粒の構造における偏在性の確認
は、例えば、フーリエ変換赤外分光法(FT−IR)や
光音響分光法(PAS)を併用する方法(FT−IR/
PAS)を用いて行うことができる。これは、Appl
ied Spectroscopy vol.47、1
311−1316(1993)に記載のとおり、ベース
顆粒の表面から深さ方向における物質の分布状態を解析
する方法であり、それにより偏在性を確認することがで
きる。
【0036】また、ベース顆粒中にこれら3成分以外
に、界面活性剤や、洗剤組成物に好適な蛍光染料、顔
料、染料等の補助成分を含んでも構わない。
【0037】ベース顆粒は、各種成分を好ましくは水分
量30〜60質量%のスラリーにした後、噴霧乾燥する
ことで得られる。噴霧乾燥時の熱風の温度は、溶解性の
点で200〜300℃が好ましい。
【0038】洗浄性能及び溶解性の点で、界面活性剤の
担持量はベース顆粒100質量部に対して5〜80質量
部であり、10〜70質量部が好ましく、15〜65質
量部がより好ましく、20〜60質量部が更に好まし
い。
【0039】ベース顆粒に界面活性剤を担持させる方法
として、造粒機を用いても良いが、溶解性の点で撹拌機
を用いて混合することが好ましい。混合により後述する
気孔を潰さないように緩やかな条件で混合することが好
ましい。
【0040】(a)成分及び(b)成分を含有する粒子
は、水に溶解する過程において好ましくは粒子径の1/
10以上、より好ましくは1/5以上、更に好ましくは
1/4以上、特に好ましくは1/3以上の径の気泡を放
出する。気泡の放出は、水に静置した状態にて溶解させ
た場合、120秒以内に所定の大きさの気泡が発生する
ことが好ましく、60秒以内がより好ましく、45秒以
内が更に好ましい。また、気泡の放出には、所定の大き
さの気泡を放出可能な気孔(単数個でも複数個でもよ
い)を有していればよく、特に粒子の形態、構造には限
定されない。
【0041】(c)成分を含有する粒子は、無機塩及び
/又はポリマー等で被覆することによって更に保存安定
性を向上することができる。中でも硼酸塩、ケイ酸塩、
硫酸塩、炭酸塩で被覆することがより好ましい。被覆量
としては(c)成分を含有する粒子中5〜20質量%が
安定性、溶解性の点で好ましい。また、従来より知られ
ている安定化剤、溶解促進剤、キレート剤等を含有させ
ても良い。中でも塩化物、尿素、陰イオン界面活性剤、
非イオン界面活性剤が溶解性の点で好ましく、(c)成
分を含有する粒子中0.1〜5質量%が好ましい。な
お、(c)成分を含有する粒子が陰イオン界面活性剤や
非イオン界面活性剤を含有する場合、その量は、(a)
成分又は(b)成分の量に算入する。
【0042】(d)成分を含有する粒子は、溶解性、造
粒性の点で界面活性剤及びバインダーを含有することが
好ましい。界面活性剤として陰イオン界面活性剤がより
好ましく、溶解性向上の点で炭素数10〜18のアルキ
ル硫酸エステル塩、特にラウリル硫酸エステルナトリウ
ム、ミリスチル硫酸エステルナトリウム、又は炭素数1
0〜18のポリオキシエチレン〔EO平均付加モル数
(以下、EOpと表記する)1〜10、特に1〜5〕ア
ルキルエーテル硫酸エステル塩、特にポリオキシエチレ
ン(EOp2〜5)ラウリルエーテル硫酸エステルナト
リウム、ポリオキシエチレン(EOp2〜5)ミリスチ
ルエーテル硫酸エステルナトリウムの配合が更に好まし
い。バインダーとして、重量平均分子量が2000〜2
0000のポリエチレングリコール及び炭素数8〜20
の脂肪酸がより好ましく、ポリエチレングリコールの重
量平均分子量は好ましくは4000〜10000、より
好ましくは4000〜8000である。また、脂肪酸の
炭素数は好ましくは10〜18、より好ましくは12〜
18である。また、脂肪酸はナトリウムもしくはカリウ
ム石鹸の状態であってもよい。(d)成分を含有する粒
子中、界面活性剤は1〜40質量%が好ましく、バイン
ダーは、0.5〜30質量%が好ましい。なお、(d)
成分を含有する粒子が陰イオン界面活性剤や非イオン界
面活性剤を含有する場合、その量は、(a)成分又は
(b)成分の量に算入する。又、安定性を更に向上させ
る目的で、酸性物質を配合してもよい。酸性物質として
は、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、クエン酸、グ
リコール酸、p−ヒドロキシ安息香酸から選ばれる一種
以上の有機カルボン酸類が挙げられる。
【0043】
【実施例】実施例1 表1に示す洗剤組成物を調製し、以下の方法で皮脂洗浄
力評価及び染み洗浄力評価を行った。結果を表1に示
す。
【0044】<皮脂洗浄力評価>まず、特開平10−1
68485号公報段落0070に記載の方法に従い、人
工汚染布を調製する。
【0045】次いで、20℃の硬水(71.2mgCa
CO3/リットル、Ca/Mgのモル比7/3)1リッ
トルを1リットルビーカー(内径105mm)に入れ、
洗剤組成物4gを溶解させて洗浄液を得る。次に該洗浄
液を用いて、JIS K 3362:1998記載のか
き混ぜ式洗浄力試験機(Terg−O−Tometer
等)により、10cm×10cmの人工汚染布5枚を回
転速度100rpmで10分間撹拌する。次に人工汚染
布を取り出し、含水率が200質量%以下になるように
軽く手で絞ってから、20℃の水1リットルに入れ、か
き混ぜ式洗浄力試験機(回転速度100rpm)を用い
て3分間濯ぐ。この濯ぎ操作を2回繰り返す。次に風乾
後、アイロン仕上げを行う。
【0046】汚染前の原布及び洗浄前後の汚染布の55
0nmにおける反射率を自記色彩計(島津製作所製)に
て測定し、次式によって洗浄率(%)を求め、5枚の測
定平均値を以下の基準により評価した。
【0047】
【数1】
【0048】
【0049】<染み洗浄力評価>汚染布を、市販の紅茶
汚染布Art.N°167(EMPA社製)を用いる以
外は、皮脂洗浄力評価と同様にして洗浄率(%)を求
め、5枚の測定平均値を以下の基準により評価した。
【0050】
【表1】
【0051】・a−1:直鎖アルキル(炭素数12〜1
4)ベンゼンスルホン酸ナトリウム ・a−2:直鎖アルキル(炭素数12〜14)ベンゼン
スルホン酸カリウム ・a−3:炭素数14〜18のα−オレフィンスルホン
酸ナトリウム ・a−4:炭素数14〜18のα−スルホ脂肪酸メチル
エステルナトリウム ・a−5:脂肪酸(炭素数14〜18)ナトリウム ・b−1:炭素数12〜16のアルコールにEOを平均
8モル付加させたもの ・b−2:炭素数13のアルコールにEOを平均23モ
ル付加させたもの ・b−3:炭素数10〜14の直鎖第1級アルコールに
EOを平均5モル、POを平均2モル、EOを平均3モ
ルの順にブロック付加させたもの ・c−1:炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物(特開2
000−256699号公報の段落0019記載の漂白
剤粒子) ・c−2:硼酸ナトリウム・過酸化水素付加物(炭酸ナ
トリウム・過酸化水素付加物を硼酸ナトリウム・過酸化
水素付加物に変えた以外は、特開2000−25669
9号公報の段落0019記載の漂白剤粒子と同様にして
得た) ・d−1:ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムの造粒物(特開2000−256699号公報の段
落0018記載の漂白活性剤粒子) ・d−2:デカノイルオキシ安息香酸の造粒物(ラウロ
イルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムをデカノイル
オキシ安息香酸に変えた以外は、特開2000−256
699号公報の段落0018記載の漂白活性剤粒子と同
様にして得た) ・結晶性シリケート:粉末SKS−6(ヘキストトクヤ
マ(株)製) ・ポリマー:ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子
量10000) ・PEG:ポリエチレングリコール(重量平均分子量8
500) ・蛍光染料:チノパールCBS−X(チバガイギー社
製) ・酵素:セルラーゼK(特開昭63−264699号公
報記載)、リポラーゼ100T(ノボ社製)を3:1の
質量比で混合したもの。
【0052】実施例2 実施例1の表1の本発明品1の組成に基づき、以下の方
法で粉末洗剤を得た。
【0053】ゼオライト(最終組成物含有量の半量)、
炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ポ
リマー、及びクエン酸を含有する固形分50質量%のス
ラリーを、熱風温度250℃で噴霧乾燥し、ベース顆粒
を得た。次に、レディゲミキサー(松阪技研(株)製、
容量20L、ジャケット付き)にベース顆粒を投入し、
主軸(150rpm)の攪拌下、界面活性剤、PEG、
及び水の混合液を、3分間で投入し、その後5分間攪拌
を行った。更に、このミキサーに結晶性シリケートとゼ
オライト残量を投入し、表面被覆を行い(a)成分及び
(b)成分を含有する粒子を得た。本粒子は、水に溶解
する水に溶解する過程で粒子径の1/3以上の径の気泡
を粒子内部より放出し、また、FT−IR/PASによ
り粒子表面近傍に水溶性成分が多く偏在していることが
確認された。
【0054】特開2000−256699号公報の段落
0019記載の方法により、炭酸ナトリウム・過酸化水
素付加物を含有する粒子〔(c)成分を含有する粒子〕
を得た。
【0055】特開2000−256699号公報の段落
0018記載の方法により、ラウロイルオキシベンゼン
スルホン酸ナトリウムを含有する粒子〔(d)成分を含
有する粒子〕を得た。
【0056】これらの粒子を、最終組成が表1の本発明
品1と同じになるように混合して、粉末洗剤を得た。得
られた粉末洗剤は、見掛け密度920g/L、平均粒径
380μmであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/39 C11D 3/39 3/395 3/395 11/00 11/00 D06L 1/12 D06L 1/12 3/02 3/02 (72)発明者 谷本 均 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 西村 弘 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AB03 AB15 AB19 AB21 AB44 AC08 AC23 BA10 CA15 DA01 EA12 EA15 EA16 EA19 EA21 EA28 EB08 EB09 EB19 EB22 EB30 EB36 EC02 EC03 ED02 EE05 FA28 FA43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)陰イオン界面活性剤8〜25質量
    %、(b)非イオン界面活性剤〔但し、(a)と(b)
    の合計量は20〜40質量%、(a)/(b)の質量比
    は1/2〜5/1である〕、(c)水中で過酸化水素を
    放出する化合物0.1〜8質量%、及び(d)水中で過
    酸化水素と反応し有機過酸を発生する化合物0.1〜5
    質量%を含有する、JIS K 3362:1998に
    よる25℃、0.1質量%水溶液のpHが8〜12であ
    る衣料用粉末洗剤組成物。
  2. 【請求項2】 (c)が、炭酸ナトリウム・過酸化水素
    付加物及び/又は硼酸ナトリウム・過酸化水素付加物で
    ある請求項1記載の衣料用粉末洗剤組成物。
  3. 【請求項3】 (d)が、下記一般式(1)〜(4)で
    表される化合物の一種以上である請求項1又は2記載の
    衣料用粉末洗剤組成物。 【化1】 〔式中、R1は炭素数4〜13のアルキル基、R2は炭素
    数5〜13のアルキル基、Mは水素原子又はアルカリ金
    属、アルカリ土類金属、アンモニウム若しくはアルカノ
    ールアミンを示す。〕 【化2】 〔式中、R3、R4、R5、R6、R7、R9、R10はそれぞ
    れ独立してメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基
    であり、R8は炭素数2〜10のアルキレン基であり、
    -は陰イオンを示す。〕
  4. 【請求項4】 (a)及び(b)を含有する粒子を得る
    工程、(c)を含有する粒子を得る工程、(d)を含有
    する粒子を得る工程、並びにこれらの粒子を混合する工
    程を有する請求項1〜3何れか記載の衣料用粉末洗剤組
    成物の製造方法。
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