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JP2003128739A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物

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Publication number
JP2003128739A
JP2003128739A JP2001322291A JP2001322291A JP2003128739A JP 2003128739 A JP2003128739 A JP 2003128739A JP 2001322291 A JP2001322291 A JP 2001322291A JP 2001322291 A JP2001322291 A JP 2001322291A JP 2003128739 A JP2003128739 A JP 2003128739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
acid
parts
dicyclopentenyloxyalkyl
unsaturated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001322291A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ogoshi
浩次 大越
Yutaka Namatame
豊 生田目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2001322291A priority Critical patent/JP2003128739A/ja
Publication of JP2003128739A publication Critical patent/JP2003128739A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光で迅速に硬化する光硬化性樹脂組成物
をを提供する。 【解決手段】 (A)エポキシ樹脂に不飽和一塩基酸及
び必要に応じて更に多塩基酸を反応させて得られる不飽
和エステル、(B)下記式(I) 【化1】 [式中RはH又はCH3であり、Rは2〜12個の炭
素原子を有するアルキレン基又は少なくとも2個の炭素
原子を有する2個以上のアルキレン基が酸素原子で結合
された、全体として4〜12個の炭素原子を有するオキ
シアルキレン基である]で表わされる少なくとも1種の
ジシクロペンテニルオキシアルキルアクリレート又はジ
シクロペンテニルオキシアルキルメタアクリレート、
(C)可視光領域に感光性を有する光重合開始剤、並び
に(D)亜リン酸エステルを含有してなる光硬化性樹脂
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化可能な樹脂
組成物に関し、さらに詳細には可視光で迅速に硬化する
光硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、不飽和ポリエスエル樹脂、ビ
ニルエステル樹脂などの光硬化法は、コーティング用塗
料、粘着剤、接着剤、繊維強化成形品や防水材などさま
ざまな用途に活用されている。とりわけ、これらの樹脂
の紫外線照射による硬化法は、生産性の高さ、低公害
性、素材に対する熱の影響の低さなどの利点から広く普
及している。
【0003】一方、紫外線硬化による短所としては、紫
外線照射装置が高価なこと、紫外線の人体への有害性、
厚膜(とくに0.5mm以上)の硬化性に劣ることなど
が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の短所は、可視光
を光源に用いて硬化する樹脂の適用で解消できる。すな
わち、可視光を用いることは、蛍光灯や白熱灯などの汎
用の装置の光源を用いることができること、人体に対し
て安全であること、紫外光よりも透過性が高いため、厚
膜の硬化性に優れること、光硬化性を阻害する樹脂組成
物中の染・顔料、充填剤などの影響を受けにくいことな
どの利点を有するためである。
【0005】本発明の目的は、このような状況に鑑み、
可視光によって迅速に硬化する可視光硬化性樹脂組成物
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)(A)
エポキシ樹脂に不飽和一塩基酸及び必要に応じて更に多
塩基酸を反応させて得られる不飽和エステル、(B)下
記式(I)
【0007】
【化2】
【0008】[式中RはH又はCH3であり、Rは2
〜12個の炭素原子を有するアルキレン基又は少なくと
も2個の炭素原子を有する2個以上のアルキレン基が酸
素原子で結合された、全体として4〜12個の炭素原子
を有するオキシアルキレン基である]で表わされる少な
くとも1種のジシクロペンテニルオキシアルキルアクリ
レート又はジシクロペンテニルオキシアルキルメタアク
リレート、(C)可視光領域に感光性を有する光重合開
始剤、(D)亜リン酸エステルを含有してなる光硬化性
樹脂組成物並びに(2)(A)不飽和エステルと(B)
ジシクロペンテニルオキシアルキルアクリレート又はジ
シクロペンテニルオキシアルキルメタアクリレートの重
量比が、(A)/(B)で5/95〜93/7であり、
(C)光重合開始剤が(A)成分と(B)成分の合計量
に対して0.3〜15重量%で、(D)亜リン酸エステ
ルが(A)成分と(B)成分の合計量に対して0.2〜
5重量%ある上述の光硬化性樹脂組成物に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の内容を説明する。
本発明の光硬化性樹脂組成物は上述の(A)、(B)、
(C)及び(D)成分で構成されるが、(A)成分の不
飽和エステルのの原料として用いられるエポキシ樹脂と
しては、特に制限はなく、例えば一般式(II)
【0010】
【化3】 [式中、xは0〜15の範囲の整数である]で表わされ
るものが用いられる。
【0011】市販されているものとしては、シェル化学
社製エピコート828、エピコート1001、エピコー
ト1004、旭化成工業製AER−664H、AER−
331、AER−337、ダウケミカル社製D.E.
R.330、D.E.R.660、D.E.R.664
などがある。
【0012】また、上述エポキシ樹脂の水素原子の一部
をハロゲン(例えば臭素)で置換したタイプも使用でき
る。この種の市販品の例としては、東都化成社製エポト
ートYDB−400、YDB−340、住友化学製スミ
エポキシESB−340、ESB−400,ESB−5
00,ESB−700、ダウケミカル社製DER−54
2、DER−511、DER−580、油化シェル社製
1045、1050、1046、DX−248などがあ
る。また一般式(III)
【0013】
【化4】
【0014】[式中、R1、R2及びR3はそれぞれ独
立に水素原子又はアルキル基を示し、xは0〜15の範
囲の整数である]で示されるものを用いることができ
る。
【0015】市販されているものとしては、ダウケミカ
ル社製D.E.N.431、D.E.N.438、シェ
ル化学社製エピコート152、エピコート154、チバ
社製EPN1138などがある。
【0016】また、ユニオンカーバイド社製ERL42
11、チバガイギー社製CY208、VY221、CY
350、XB2615、CY192、CY184なども
用いられる。
【0017】これらのエポキシ樹脂は、単独で又は2種
類以上併用することができる。また、エピ−ビスタイプ
のエポキシ樹脂、フェノールノボッラクタイプのエポキ
シ樹脂、クレゾールノボラックタイプのエポキシ樹脂等
と低粘度エポキシ樹脂とを併用することもできる。
【0018】エポキシ樹脂に反応させる不飽和一塩基酸
としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、け
いひ酸、トリシクロ[5.2.1.02,6]−4−デ
セン−8又は9残基と不飽和二塩基酸を構成要素として
含む部分エステル化カルボン酸などを用いることができ
る。部分エステル化カルボン酸の例としては、8又は9
−ヒドロキシトリシクロデセン−4−[5.2.1.0
2,6]1.00〜1.20モル及び無水マレイン酸、
イタコン酸、シトラコン酸などの不飽和二塩基酸1モル
を不活性ガス気流下で70〜150℃で加熱して得られ
る不飽和二塩基酸モノエステルがある。
【0019】トリシクロデカジエン−4・8−[5.
2.1.02,6]にマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸などの不飽和二塩基酸を硫酸、ルイス酸などの触媒の
存在下で付加して得られる不飽和二塩基酸モノエステル
を用いることもできる。
【0020】マレイン酸を例に採って例示すると、下記
式(IV)のようになる。
【0021】
【化5】
【0022】エポキシ樹脂に必要に応じて反応させる多
塩基酸としては、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、フタル酸、無水フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット酸などが挙
げられる。
【0023】必要に応じ更に用いられる多塩基酸として
は、炭素数が12個以上の二塩基酸を用いるのが好まし
い。その具体例としては、ドデカン二酸、市販品として
岡村製油社製SLB−12、また、炭素数16の不飽和
二塩基酸の異性体の混合物であるULB−20(同じく
岡村製油社製)、炭素数20の飽和二塩基酸主体の混合
物であるSL−20(同じく岡村製油社製)、更に炭素
数36の通称ダイマー酸と呼ばれるトール油脂肪酸を原
料とする2量化脂肪酸などがある。このダイマー酸の市
販品としては、エメリー社製エンポール1022、エン
ポール1024、第一ゼネラル社製バーサダイム21
6、バーサダイム288、ハリマ化成社製ハリダイマー
#200などがある。
【0024】エポキシ樹脂、不飽和一塩基酸及び必要に
応じて用いられる多塩基酸は、60〜150℃、好まし
くは70〜130℃の温度で反応させて不飽和エステル
とされる。
【0025】不飽和一塩基酸及び必要に応じて用いる多
塩基酸の割合は、これらの酸成分のカルボキシル基とエ
ポキシ樹脂のエポキシ基がほぼ当量となる割合で用いる
ことが好ましい。
【0026】不飽和エステルの生成は、不飽和一塩基酸
及び必要に応じて用いる多塩基酸のカルボキシル基を定
量し、酸価により確認することができる。この酸価は好
ましくは50mgKOH/g以下、より好ましくは15
mgKOH/gである。
【0027】反応に際し重合によるゲル化を防止するた
めにヒドロキノン、パラベンゾキノン、p−第3級ブチ
ルカテコール、ヒドキノンモノメチルエーテルなどの重
合禁止剤を用いるのが好ましい。
【0028】また、このエステル化反応に際しては、ト
リメチルベンジルアンモニウムクロライド、ピリジニウ
ムクロライドなどの第4級アンモニウム塩、トリエチル
アミン、ジメチルアニリンなどの第3級アミン、塩化リ
チウム、塩化第二スズなどのエステル化触媒を用いて反
応時間を短縮することもできる。
【0029】本発明における光硬化性樹脂組成物は、さ
らに(B)成分と(C)成分及び(D)成分とを含有す
る。
【0030】(B)成分としては、下記の一般式(I)
【0031】
【化6】
【0032】[式中RはH又はCH3であり、Rは2
〜12個の炭素原子を有するアルキレン基又は少なくと
も2個の炭素原子を有する2個以上のアルキレン基が酸
素原子で結合された、全体として4〜12個の炭素原子
を有するオキシアルキレン基である]で表わされる少な
くとも1種のジシクロペンテニルオキシアルキルアクリ
レート又はジシクロペンテニルオキシアルキルメタアク
リレートを含む。
【0033】これらの化合物は、公知の化合物であっ
て、例えばジシクロペンテニルオキシエチルアクリレー
ト、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート、
ジシクロペンテニルオキシプロピルアクリレート、ジシ
クロペンテニルオキシプロピルメタクリレート等が挙げ
られる。これらの化合物は、ジシクロペンタジエンにア
ルキレングリコール又はオキサアルキレングリコールを
付加反応させ、生成したアルキレングリコールモノジシ
クロペンテニルエーテル又はオキサアルキレングリコー
ルモノジシクロペンテニルエーテルをメタクリル酸と縮
合反応させるか又はメタクリル酸メチルとエステル交換
反応させることによっても製造できる。
【0034】(C)成分としては、可視光領域に感光性
を有する光重合開始剤が用いられる。
【0035】本発明に用いられる光重合開始剤には、ま
ず可視光領域に感光性を有する光重合開始剤として、カ
ンファーキノン、ベンジル、ジアセチル、アセチルベン
ゾイル、α−ナフチル、p,p'−ジメトキシベンジ
ル、2,3−ペンタジオン、1,2−フェナントレキノ
ン、3,4−フェナントレンキノン、1,4−フェナン
トレンキノン、3,4−フェナントレンキノン、9,1
0−フェナントレンキノン、ナフトキノン、トリメチル
ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、メチル
オキサントン、10−ブチル−2−クロロアクリドン、
ジシクロペンタジエニルチタニウム−ジ(ペンタフルオ
ロフェニル)等の公知の可視光重合開始剤が挙げられ、
これらを単独あるいは2種以上組み合わせて使用する。
さらに、以下に示す公知の複合系重合開始剤なども用い
られる。 複合系重合開始剤としては、有機過酸化物/
色素系、ジフェニルヨードニウム塩/色素、イミダゾー
ル/ケト化合物、ヘキサアリールビイミダゾール化合物
/水素供与性化合物、メルカプトベンゾチアゾール/チ
オピリリウム塩、金属アーレン/シアニン色素、ヘキサ
アリールビイミダゾール/ラジカル発生剤などが挙げら
れる。
【0036】また、本発明においては上述の可視光領域
に感光性を有する光重合開始剤として、紫外光領域から
可視光領域までに感光性を有する光重合開始剤も使用で
きる。例えば、公知のビス(2,6−ジメトキシベンゾ
イル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィン
オキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイ
ル)−メチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−ト
リメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイ
ドなどのアシルフォスフィンオキサイド系化合物が挙げ
られる。市販品としては、2,4,6−トリメチルベン
ゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド(BASF
社製のLucirin TPO)、ビス(2,4,6−
トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイ
ド(チバスペシャリティーケミカルズ社製のイルガキュ
ア819)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オンとビス(2,6−ジメトキシベン
ゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィ
ンオキサイドを重量比で75/25で混合したチバスペ
シャリティーケミカルズ社製のイルガキュア1700、
1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトンとビ
ス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−ト
リメチルペンチルフォスフィンオキサイドを重量比で7
5/25で混合したチバスペシャリティーケミカルズ社
製のイルガキュア1800、1−ヒドロキシ−シクロヘ
キシル−フェニルケトンとビス(2,6−ジメトキシベ
ンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフ
ィンオキサイドを重量比で50/50で混合したチバス
ペシャリティーケミカルズ社製のイルガキュア185
0、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オンと2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジ
フェニルフォスフィンオキサイドを重量比で50/50
で混合したダロキュア4265などが挙げられる。
【0037】可視光領域に感光性を有する光重合開始剤
としては、380〜700nmの波長領域に感光性を有
する光重合開始剤が使用でき、これらを単独あるいは2
種以上組み合わせて用いることができる。
【0038】さらに、上述の可視光領域に感光性を有す
る光重合開始剤と紫外光領域から可視光領域までに感光
性を有する光重合開始剤を2種類以上組み合わせて用い
ることもできる。
【0039】(D)の亜リン酸エステルとしては、トリ
エチルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
デシルホスファイト、トリステアリルホスファイト、ト
リス(トリデシル)ホスファイト、ジフェニルモノ(2
−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモノデシ
ルホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホスフ
ァイト、ジラウリルハイドロゲンホスファイト、ジオレ
イルハイドロゲンホスファイト、ジフェニルハイドロゲ
ンホスファイト、トリラウリルトリチオホスファイトな
どが使用でき、これらを単独あるいは2種以上組み合わ
せて用いることができる。(D)の亜リン酸エステルを
(C)の可視光領域に感光性を有する光重合開始剤と共
存する組成にすることで、光硬化性樹脂組成物は、その
光硬化性が増大する。
【0040】本発明の光硬化性樹脂組成物において、光
硬化性、光硬化物の特性から(A)不飽和エステルと
(B)の一般式(I)で示される化合物の重量比が
(A)/(B)で5/95〜93/7の範囲が好まし
い。
【0041】本発明の光硬化性樹脂組成物において、
(C)の可視光領域に感光性を有する光重合開始剤の量
は、(A)及び(B) の総量に対して0.3〜15重量
%の範囲が好ましい。光重合開始剤の量が、0.3重量
%未満の場合、光硬化性が低下する傾向があり、また、
15重量%を超える量では、経済的に不利になるばかり
でなく、樹脂硬化物の強度低下や硬化物の着色による外
観の低下の傾向がある。(D) の亜リン酸エステルの量
は、(A)及び(B)の総量に対して0.2〜5重量%
の範囲が好ましい。亜リン酸エステルの量が0.2(E)
重量%未満の場合、(C)の光重合開始剤との併用に
よる光硬化性の増大効果は得られ難くい。また、5重量
%を超えて多量に配合しても、光硬化性の増大は飽和状
態にあるため、経済的に不利になる。
【0042】本発明では、可視光とは380〜700n
mの波長領域の光線を示す。本発明の樹脂組成物の光硬
化に用いられる光源としては、光重合開始剤の感光波長
領域に分光分布を有する光源が使用可能で、例えば蛍光
灯、白熱灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、
ナトリウムランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ、近赤
外ランプ太陽光などを使用できる。
【0043】本発明の光硬化性樹脂組成物には、必要に
応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、搖変
剤、難燃剤、低収縮剤、ワックス、無機・有機充填剤や
無機・有機繊維強化材などを含有させても良い。また、
用途に応じた適正な粘度に調整するための希釈溶剤を含
有させても良い。
【0044】[実施例]次に本発明を実施例及び比較例
によって説明するが、本発明はこれによって限定される
ものではない。なお、以下の各例中の「部」あるいは
「%」は、とくにことわりのない限り重量基準である。
【0045】製造例1((B)成分のジシクロペンテニ
ルオキシエチルメタクリレートの合成) ジシクロペン
タジエン660部、エチレングリコール160部及びパ
ラトルエンスルホン酸4部を120℃で4時間反応させ
た後、80℃まで温度を下げ、更にメタクリル酸430
部とパラトルエンスルホン酸4部を添加し、100℃で
水を留出させつつ5時間反応させ、得られた反応物を酸
化マグネシウムで中和した。反応物を水洗した後、減圧
蒸留により精製した。
【0046】製造例2((A)成分の不飽和エステル−
Iの合成) メタクリル酸411部、シェル社製のエピ−ビス型エポ
キシ樹脂Ep−828を453部、Ep−1001を1
136部、ヒドロキノン0.4部及びトリメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド4部を100℃で10時間加
熱して酸価15の不飽和エステル−Iを得た。
【0047】製造例3((A)成分の不飽和エステル−
IIの合成) エピ−ビス型エポキシ樹脂Ep−828を1017部、
ハリマ化成社製のハリダイマー#200(ダイマー酸)
752部及びトリメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド4部を110℃で2時間加熱して酸価が4になったと
ころで、更にメタクリル酸230部及びヒドロキノン
0.4部を加え、更に110℃で6時間加熱して酸価が
10の不飽和エステル−IIを得た。
【0048】実施例1 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート35部と製造例2で合成した不飽和エステ
ル−I65部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹脂
組成物100部に対し、チバスペシャリティーケミカル
ズ社製の光重合開始剤イルガキュア784(ビス(η
−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス
(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イ
ル)−フェニルチタニウム)0.3部及び東京化成工業
社製のトリエチルホスファイト0.3部を添加、混合し
て光重合性樹脂組成物を作製した。
【0049】実施例2 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート60部と製造例3で合成した不飽和エステ
ル−II40部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物100部に対し、黒金化成社製の光重合開始剤
NBCA(10−ブチル−2−クロロアクリドン)0.
4部及び城北化学工業社製のトリデシルホスファイト
0.4部を添加、混合して光重合性樹脂組成物を作製し
た。
【0050】実施例3 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート25部と製造例2で合成した不飽和エステ
ル−I75部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹脂
組成物100部に対し、BASF社製の光重合開始剤L
ucirin TPO(2,4,6−トリメチルベンゾ
イル−ジフェニルフォスフィンオキサイド)2.0部及
び城北化学工業社製のトリフェニルホスファイト0.8
部を添加、混合して光重合性樹脂組成物を作製した。
【0051】実施例4 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート50部と製造例3で合成した不飽和エステ
ル−II50部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物100部に対し、チバスペシャリティーケミカ
ルズ社製の光重合開始剤イルガキュア819(ビス
(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォス
フィンオキサイド)1.5部及び東京化成工業社製のト
リラウリルトリチオホスファイト1.0部を添加、混合
して光重合性樹脂組成物を作製した。
【0052】比較例1 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート35部と製造例2で合成した不飽和エステ
ル−I65部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹脂
組成物100部に対し、チバスペシャリティーケミカル
ズ社製の光重合開始剤イルガキュア784(ビス(η
−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス
(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イ
ル)−フェニルチタニウム)0.3部を添加、混合して
光重合性樹脂組成物を作製した。
【0053】比較例2 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート60部と製造例3で合成した不飽和エステ
ル−II40部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物100部に対し、黒金化成社製の光重合開始剤
NBCA(10−ブチル−2−クロロアクリドン)0.
4部及び城北化学工業社製のトリデシルホスファイト
0.1部を添加、混合して光重合性樹脂組成物を作製し
た。
【0054】比較例3 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート25部と製造例2で合成した不飽和エステ
ル−I75部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹脂
組成物100部に対し、BASF社製の光重合開始剤L
ucirinTPO(2,4,6−トリメチルベンゾイ
ル−ジフェニルフォスフィンオキサイド)0.2部及び
城北化学工業社製のトリフェニルホスファイト0.8部
を添加、混合して光重合性樹脂組成物を作製した。
【0055】比較例4 製造例1で合成したジシクロペンテニルオキシエチルメ
タクリレート97部と製造例3で合成した不飽和エステ
ル−II3部を混合して、樹脂組成物を得た。この樹脂
組成物100部に対し、チバスペシャリティーケミカル
ズ社製の光重合開始剤イルガキュア819(ビス(2,
4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィン
オキサイド)1.5部及び東京化成工業社製のトリラウ
リルトリチオホスファイト1.0部を添加、混合して光
重合性樹脂組成物を作製した。 試験例 上述の実施例及び比較例で作製した光硬化性樹脂組成物
を、ガラス板上に塗布し、硬化性樹脂組成物の表面を透
明なPETフィルムで被覆した。塗布膜厚はスペーサー
を用いて1mmに設定し、塗布面積は5cm四方とし
た。光源には15形昼白色蛍光ランプ(日立GEライテ
ィング社製、FL−15NB)を用いた。光源からガラ
ス板上の光硬化性樹脂組成物との間隔は約15cmとし
た。所定の時間、光照射することで、光硬化性を評価し
た。硬化性は組成物の表面被覆用のPETフィルム上か
ら指触で確認した。結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明の光硬化樹脂組成物は、可視光を
光源に利用でき、かつ迅速な硬化性を有する、優れた可
視光硬化性樹脂組成物である。蛍光灯や白熱灯などの汎
用の装置を光源に利用できるため、本発明の光硬化性樹
脂組成物を用いれば、例えばタンクや配管などの損傷箇
所を現地・現物で補修することが可能である。本発明の
光硬化性樹脂組成物により、従来の紫外線硬化性樹脂組
成物の用途に加え、更に光硬化技術の用途展開が広がる
ことが十分期待できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エポキシ樹脂に不飽和一塩基酸及び
    必要に応じて更に多塩基酸を反応させて得られる不飽和
    エステル、(B)下記式(I) 【化1】 [式中RはH又はCH3であり、Rは2〜12個の炭
    素原子を有するアルキレン基又は少なくとも2個の炭素
    原子を有する2個以上のアルキレン基が酸素原子で結合
    された、全体として4〜12個の炭素原子を有するオキ
    シアルキレン基である]で表わされる少なくとも1種の
    ジシクロペンテニルオキシアルキルアクリレート又はジ
    シクロペンテニルオキシアルキルメタクリレート、
    (C)可視光領域に感光性を有する光重合開始剤、並び
    に(D)亜リン酸エステルを含有してなる光硬化性樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】必要に応じて更に用いられる多塩基酸が炭
    素数12個以上の二塩基酸である請求項1記載の光硬化
    性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(A)不飽和エステルと(B)ジシクロペ
    ンテニルオキシアルキルアクリレート又はジシクロペン
    テニルオキシアルキルメタクリレートの重量比が、(A)
    (A)/(B)で5/95〜93/7であり、(C)
    光重合開始剤が(A)及び(B)の総量に対して0.3
    〜15重量%で、 (D)亜リン酸エステルが(A)及
    び(B)の総量に対して0.2〜5重量%である請求項
    1又は請求項2に記載の光硬化性樹脂組成物。
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