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JP2003126768A - 光学薄膜の乾燥方法、その製造方法及びこれらの方法から得られる光学薄膜 - Google Patents

光学薄膜の乾燥方法、その製造方法及びこれらの方法から得られる光学薄膜

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Publication number
JP2003126768A
JP2003126768A JP2001327585A JP2001327585A JP2003126768A JP 2003126768 A JP2003126768 A JP 2003126768A JP 2001327585 A JP2001327585 A JP 2001327585A JP 2001327585 A JP2001327585 A JP 2001327585A JP 2003126768 A JP2003126768 A JP 2003126768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
optical thin
drying
coating
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001327585A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nakajima
孝治 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001327585A priority Critical patent/JP2003126768A/ja
Publication of JP2003126768A publication Critical patent/JP2003126768A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜厚分布が均一であり、色むらやはじき等の
故障がなく高品質で、且つ、搬送性の良好な光学薄膜の
乾燥方法、その製造方法及びこれらの方法から得られる
光学薄膜の提供。 【解決手段】 支持体上に塗布乾燥して得られる光学薄
膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度
が1〜50%である光学薄膜の塗布膜表面の風速を0.
2〜1m/secにて乾燥することを特徴とする光学薄
膜の乾燥方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学薄膜、特に平
面性、膜厚分布に優れ、色むら等故障がない光学薄膜の
乾燥方法、その製造方法及びこれらの方法で得られる光
学薄膜に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の普及、大型化や野
外使用化に伴い、光学薄膜の使用条件下での耐久性、反
射光耐性等が求められている状況の中で、様々な光学機
能薄膜が作製され、液晶表示装置用に用いる光学薄膜の
需要は大きく伸長している。
【0003】一般に液晶表示装置視認性を低下させるの
は外光の表面反射による景色の写り込みであり、これに
対して最表面に反射防止などの光学薄膜を設ける方法が
一般的に行われる。
【0004】しかしながら、この反射防止などの光学薄
膜はその機能発現のために最表面に設けられるため、必
然的に光学薄膜の性能に対してタフネス化の観点から多
くの高品質化の課題を負っている。例えば、極限までの
反射率低下、色むら等の外観、傷の付き難さ、指紋や油
脂等の付着防止や易除去性などである。
【0005】反射防止薄膜としては可視光の波長域を全
てカバーできる性能を有する広波長域/低反射率の、フ
ッ化マグネシウムや二酸化ケイ素等金属酸化物の透明薄
膜を蒸着等の方法により積層させた多層膜が用いられて
来た。蒸着等の方法は予め最適に設計された各層の屈折
率と膜厚との関係に従い、その膜厚を高精度に制御する
操作を何回も行う必要があり、非常に高コストなもので
あり、かつ、広い面積の膜を得ることが非常に困難で大
量製造適性に乏しいものであった。
【0006】一方、塗布方式による光学薄膜の開発も行
われているが、膜の最上層(空気側界面)の屈折率を如
何に低くし、かつ色むら等の外観、膜の物理的特性を強
化するかに課題がある。これらの反射防止技術は、基材
との屈折率差が小さく反射防止効果が不十分であること
に加えて、膜が脆くなり柔軟なフィルム上への反射防止
機能付与時にひび割れし易く取り扱い性が難しくなるな
どの問題があった。
【0007】また、膜物理性改良の目的で硬化反応を充
分進行させるべく加熱処理を加えると、プラスチック支
持体の変形が進み良好な平面性を維持できなくなり均一
な光学性能を有する光学薄膜を得られない。反射防止フ
ィルム等薄膜の光学材料を塗布乾燥によって製造する場
合、数nmの厚みむらにより、光学的機能が損なわれ
る。
【0008】特に低屈折率層は、多層光学薄膜の表面側
に設けられる。そのため、低屈折率層にわずかな厚みム
ラが生じると、反射光の色ムラになる。塗布では、段状
の塗布ムラや乾燥時の風紋が生じやすく、均一な厚さの
低屈折率層を形成することが難しい。
【0009】このため、乾燥むらやはじきのない均一な
膜厚で、且つ、ウエブ方式で連続加工する際に搬送性の
良好な光学薄膜(反射防止光学薄膜)の乾燥方法及び製
造方法技術が求められていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、膜厚
分布が均一であり、色むらやはじき等の故障がない高品
質で、且つ、搬送性の良好な光学薄膜の乾燥方法、その
製造方法及びこれらの方法から得られる光学薄膜を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0012】1.支持体上に塗布乾燥して得られる光学
薄膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃
度が1〜50%である光学薄膜の塗布膜表面の風速を
0.2〜1m/secにて乾燥することを特徴とする光
学薄膜の乾燥方法。
【0013】2.乾燥室の気流温度が40〜130℃で
あることを特徴とする前記1に記載の光学薄膜の乾燥方
法。
【0014】3.赤外線で乾燥することを特徴とする前
記1又は2に記載の光学薄膜の乾燥方法。
【0015】4.支持体上に塗布乾燥して得られる光学
薄膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃
度が10〜98%になるまでの間、光学薄膜の塗布膜裏
面に接触するローラーと基材との温度差が0〜15℃で
あることを特徴とする光学薄膜の乾燥方法。
【0016】5.支持体上に塗布乾燥して得られる光学
薄膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃
度が10〜98%になるまでの間、光学薄膜の塗布膜裏
面をローラーに接触させずに搬送することを特徴とする
光学薄膜の乾燥方法。
【0017】6.光学薄膜の塗布膜裏面を非接触フロー
ターで支持することを特徴とする前記1〜3の何れか1
項に記載の光学薄膜の乾燥方法。
【0018】7.光学薄膜の塗布直後の膜厚が3〜10
μmであることを特徴とする前記1〜6の何れか1項に
記載の光学薄膜の乾燥方法。
【0019】8.支持体上に塗布乾燥して得られる光学
薄膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃
度が10〜98%である光学薄膜の塗布膜を乾燥する際
の塗布温度が25〜55℃であることを特徴とする光学
薄膜の乾燥方法。
【0020】9.支持体上に塗布乾燥して得られる光学
薄膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃
度が10〜98%である光学薄膜の塗布膜を乾燥する
際、前記のh×ΔTで表される乾燥速度が400〜15
00w/m2であることを特徴とする光学薄膜の乾燥方
法。
【0021】10.前記1〜9の何れか1項に記載の乾
燥方法を用いて製造することを特徴とする光学薄膜の製
造方法。
【0022】11.前記1〜9の何れか1項に記載の乾
燥方法を用いて得られることを特徴とする光学薄膜。
【0023】12.光学薄膜が反射防止光学薄膜である
ことを特徴とする前記11に記載の光学薄膜。
【0024】13.光学薄膜が反射防止光学薄膜である
ことを特徴とする前記10に記載の光学薄膜の製造方
法。
【0025】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の光学薄膜の乾燥方法及び製造方法について説明す
る。
【0026】本発明の塗布膜の固形分濃度は以下の式で
求められる。 固形分濃度(%)=(固形分質量/全質量)×100 本発明の請求項1の発明は、光学薄膜の塗布膜の固形分
濃度が1〜50%である光学薄膜の塗布膜表面の風速を
0.2〜1m/secにして乾燥することを特徴として
いる。
【0027】この乾燥する際の光学薄膜の塗布膜表面の
風速は0.2〜1.0m/secであり、好ましくは
0.2〜0.5m/secである。これは非常に乾燥速
度が速い溶媒を用いた場合、微風によっても塗布膜が乱
され、局所的に乾燥が進み、乾燥むらとなってしまうか
らである。
【0028】乾燥室の気流温度は40〜130℃である
ことが好ましく、40〜110℃であることがより好ま
しく、更に55〜110℃が好ましい。
【0029】乾燥室の気流温度が40℃未満であると乾
燥速度が落ち、生産性に影響すると同時に、はじき故障
が発生してしまい均一膜とならない。また、温度が13
0℃を越えると乾燥速度が速くなりすぎ、局所的に乾燥
が進行し、乾燥むらの原因となる。
【0030】本発明の光学薄膜の乾燥方法は赤外線で乾
燥することが好ましい。赤外線は中長波赤外線ヒーター
を用い、搬送する光学薄膜との距離は3〜5cmに設定
することが好ましく、この距離での赤外線温度は200
℃〜300℃に設定することが好ましい。
【0031】赤外線乾燥の特徴は風の流れを発生させず
に乾燥を進めることが可能であり、乾燥むらが発生しな
い均一な光学薄膜が得られることである。
【0032】本発明の請求項4の発明は、光学薄膜の塗
布膜の固形分濃度が10〜98%になるまでの間、光学
薄膜の塗膜膜裏面に接触するローラーと基材との温度差
が0〜15℃であることを特徴としており、好ましい該
温度差は0〜10℃である。
【0033】光学薄膜の裏面からのローラー温度が高い
場合、急激な熱の移動により、膜面温度が上昇し、局所
的に乾燥が進み、乾燥むらとなる。ローラーからの伝熱
係数は気流に比較して極端に高く、支持体の微妙な接触
面積差異によっても影響される。特に支持体がツレを発
生しやすい場合、巾手の接触面積違いから縦状の乾燥む
らの発生が顕著である。したがって、ローラー温度が十
分に低い場合、熱の移動がなく、ムラの発生もない。し
かしながら、固形分濃度が10%未満では、乾燥が不均
一になることはない。
【0034】また、本発明の請求項5の発明は、光学薄
膜の塗布膜の固形分濃度が10〜98%であり、光学薄
膜の塗布膜が乾燥終了するまでの間、光学薄膜の塗布膜
裏面をローラーに接触させずに搬送することを特徴とし
ている。
【0035】本発明の請求項6の発明は、光学薄膜を乾
燥する際、光学薄膜の塗布膜裏面を非接触フローターで
支持することが好ましい。
【0036】本発明の光学薄膜の乾燥方法は光学薄膜の
塗布膜の塗布直後の膜厚が3〜10μmであることが好
ましい。
【0037】塗布直後の膜厚が3μm未満では均一な塗
布膜を形成するのが難しく、乾燥終了までの距離が短
く、装置的には比較的容易に裏面に接触させない状況を
作り出せるが、逆に10μmを越えると、乾燥期間が長
くなり、塗布して乾燥終了まで光学薄膜を支えきれなく
なり搬送安定性の観点から好ましくない。これを解決す
る方法として、裏面から非接触のフローターで気流によ
り光学薄膜支持をすることにより搬送安定性と乾燥ムラ
がない良好な品質を有する光学薄膜を得ることができ
る。この非接触フローターの気流温度と塗布膜面温度と
の差は塗布膜裏面とローラーと同様、0〜15℃にする
ことが好ましい。このような温度差でないと、様々な外
乱を受けやすくなり、乾燥ムラ等を解決することが困難
となる。
【0038】本発明の請求項8の発明の光学薄膜の乾燥
方法は、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度が10〜98%
である光学薄膜の塗布膜を乾燥する際の塗布温度が25
〜55℃であることを特徴としており、好ましくは、塗
布温度が30〜50℃である。塗布温度が25℃未満で
あると、はじき故障が発生してしまい、均一膜とならな
い。また、塗布温度が55℃を越えると乾燥速度が速く
なりすぎ、局所的に乾燥が進行し、乾燥むらの原因とな
る。
【0039】本発明の請求項9の発明の光学薄膜の乾燥
方法は、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度が10〜98%
である光学薄膜の塗布膜を乾燥する際、下記のh×ΔT
で表される乾燥速度が400〜1500w/m2である
ことを特徴としている。
【0040】乾燥速度:h×ΔT(w/m2) h(伝熱係数):(w/(m2K)) ΔT:気流と基材との温度差(K) 上記乾燥速度は好ましくは、600〜1000w/m2
である。乾燥速度が400未満であると、はじき故障が
発生してしまい、均一膜とならない。また、乾燥速度が
1500を越えると、局所的に乾燥が進行し、乾燥むら
の原因となる。
【0041】本発明の光学薄膜の製造方法は前述した何
れかの光学薄膜の乾燥工程を経て光学薄膜を得る事を特
徴としている。
【0042】且つ、本発明の光学薄膜は、上記の製造方
法を経て得られることを特徴としており、本発明におい
ては、該光学薄膜が反射防止光学薄膜であることが好ま
しい。
【0043】本発明における反射防止光学薄膜の特徴は
支持体上の少なくとも一方の面に、支持体側から高屈折
層、低屈折層を順に積層した光学干渉層の積層体である
(場合によっては他の層を追加することもあり得
る。)。
【0044】波長λの光に対して、高屈折層および低屈
折層の光学膜厚をλ/4に設定して、反射防止積層体を
作製する。光学膜厚とは、層の屈折nと膜厚dとの積に
よって定義される量である。屈折率の高低はそこに含ま
れる金属、または化合物によってほぼ決まり、例えば、
Tiは高く、Siは低く、Fを含有する化合物は更に低
く、このような組み合わせによって屈折率が設定され
る。屈折率と膜厚は、分光反射率の測定により、計算し
算出される。
【0045】ここで、金属化合物を含む溶液を支持体に
塗工して膜を得る場合、この反射防止光学特性は上記の
ように物理的な膜厚のみによって決まる。
【0046】特に550nm近傍の反射光の色彩は膜厚
がわずか数nmずれることで、赤紫と青紫の間で変化す
る。この色むらはディスプレイからの透過光量が多い場
合はほとんど目立たないが、光量が少ない場合もしくは
ディスプレイを消したとき顕著に色ムラが目立ち品質が
劣化する。
【0047】また、膜厚のずれが大きい場合は、400
〜700nmでの反射率を下げることができず、所望の
反射防止特性を得ることが困難となる。
【0048】〔支持体〕本発明において、使用する支持
体としては、特に限定されないが、例えば、ポリエステ
ルフィルム、セルロースエステルフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、ポリエーテルスルフォンフィルム、ノ
ルボルネン樹脂フィルム等を挙げることが出来る。中で
もセルロースエステルフィルムが本発明において好まし
く、特に、少なくとも一つの方向に延伸したセルロース
エステルフィルムが好ましい。
【0049】延伸は縦方向(機械進行方向)に1.02
〜1.50倍、もしくは横方向(幅方向)に1.02〜
1.520倍に行うのが好ましく、更に好ましくは縦及
び横方向に2軸延伸されたものである。
【0050】延伸方法は、延伸出来る方法であれば特に
制限ないが、例えば、数本の密間ロールにウェブを通す
方法、クリップ等でウェブの両端を把持し幅方向に延伸
する方法、同じくクリップに把持しクリップ間隔を進行
方向に広げて延伸する方法等があり、何れも好ましく用
いることが出来る。延伸は、支持体の強度を増加させる
ことだけでなく、平面性を良くする効果があり、反射防
止光学薄膜としての支持体全面積の反射率の均一性を向
上させることが出来る。
【0051】本発明に好ましく用いられるセルロースエ
ステルの原料のセルロースとしては、特に限定はない
が、綿花リンター、木材パルプ、ケナフなどを挙げるこ
とがきる。またそれらから得られたセルロースエステル
はそれぞれを単独であるいは任意の割合で混合使用する
ことが出来るが、綿花リンターを50質量%以上使用す
ることが好ましい。
【0052】セルロースエステルは、セルロース原料の
アシル化剤が酸無水物(無水酢酸、無水プロピオン酸、
無水酪酸)である場合には、酢酸のような有機酸やメチ
レンクロライド等の有機溶媒を用い、硫酸のようなプロ
トン性触媒を用いて反応が行われる。アシル化剤が酸ク
ロライド(CH3COCl、C25COCl、C37
OCl)の場合には、触媒としてアミンのような塩基性
化合物を用いて反応が行われる。具体的には特開平10
−45804号公報に記載の方法で合成することが出来
る。セルロースエステルはアシル基がセルロース分子の
水酸基に反応する。セルロース分子はグルコースユニッ
トが多数連結したものからなっており、グルコースユニ
ットに3個の水酸基がある。この3個の水酸基にアシル
基が誘導された数を置換度という。
【0053】例えば、セルローストリアセテートはグル
コースユニットの3個の水酸基全てにアセチル基が結合
している。
【0054】セルロースエステルフィルムに用いること
が出来るセルロースエステルには特に限定はないが、総
アシル基の置換度が2.40から2.98であることが
好ましく、アシル基のうちアセチル基の置換度が1.4
以上がより好ましく用いられる。
【0055】アシル基の置換度の測定方法はASTM−
D817−96に準じて測定することが出来る。
【0056】セルロースエステルは、セルローストリア
セテートやセルロースジアセテート等のセルロースアセ
テート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロ
ースアセテートブチレート、またはセルロースアセテー
トプロピオネートブチレートのようなアセチル基の他に
プロピオネート基あるいはブチレート基が結合したセル
ロースエステルであることが好ましい。なお、ブチレー
トは、n−の他にiso−も含む。プロピオネート基の
置換度が大きいセルロースアセテートプロピオネートは
耐水性が優れる。
【0057】セルロースエステルの数平均分子量Mn
(測定法は下記に記載)は、70,000〜250,0
00の範囲が、得られるフィルムの機械的強度が強く、
且つ適度のドープ粘度となり好ましい。更に80,00
0〜150,000が好ましい。また、重量平均分子量
Mwとの比(MW/Mn)は1.0〜5.0のセルロー
スエステルが好ましく使用され、更に好ましくは1.5
〜4.5である。
【0058】《セルロースエステルの数平均分子量の測
定》高速液体クロマトグラフィーにより下記条件で測定
する。
【0059】 溶媒 :アセトン カラム :MPW×1(東ソー(株)製) 試料濃度 :0.2(質量/体積)% 流量 :1.0mL/分 試料注入量:300μL 標準試料 :ポリメチルメタクリレート(重量平均分子
量188,200) 温度 :23℃。
【0060】また、セルロースエステルを製造中に使用
する、または使用材料に微量ながら混在しているセルロ
ースエステル中の金属は出来るだけ少ない方が好まし
く、Ca、Mg、Fe、Na等の金属の総含有量は10
0ppm以下が好ましい。
【0061】〔有機溶媒〕セルロースエステルを溶解し
セルロースエステル溶液またはドープ形成に有用な有機
溶媒として、塩素系有機溶媒のメチレンクロライド(塩
化メチレン)を挙げることが出来、セルロースエステ
ル、特にセルローストリアセテートの溶解に適してい
る。非塩素系有機溶媒としては、例えば、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸アミル、アセトン、テトラヒドロフラ
ン、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン、シク
ロヘキサノン、ギ酸エチル、2,2,2−トリフルオロ
エタノール、2,2,3,3−ヘキサフルオロ−1−プ
ロパノール、1,3−ジフルオロ−2−プロパノール、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メチル
−2−プロパノール、1,1,1,3,3,3−ヘキサ
フルオロ−2−プロパノール、2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロ−1−プロパノール、ニトロエタン等を挙
げることが出来る。
【0062】これらの有機溶媒をセルローストリアセテ
ートに対して使用する場合には、常温での溶解方法も使
用可能であるが、高温溶解方法、冷却溶解方法、高圧溶
解方法等の溶解方法を用いることにより不溶解物を少な
くすることが出来るので好ましい。
【0063】セルローストリアセテート以外のセルロー
スエステルに対しては、メチレンクロライドを用いるこ
とも出来るが、メチレンクロライドを使用せずに、酢酸
メチル、酢酸エチル、アセトンを好ましく使用すること
が出来る。特に酢酸メチルが好ましい。本発明におい
て、上記セルロースエステルに対して良好な溶解性を有
する有機溶媒を良溶媒といい、また溶解に主たる効果を
示し、その中で大量に使用する有機溶媒を主(有機)溶
媒または主たる(有機)溶媒という。
【0064】ドープには、上記有機溶媒の他に、1〜4
0質量%の炭素原子数1〜4のアルコールを含有させる
ことが好ましい。これらはドープを金属支持体に流延後
溶媒が蒸発をし始めアルコールの比率が多くなるとウェ
ブがゲル化し、ウェブを丈夫にし金属支持体から剥離す
ることを容易にするゲル化溶媒として用いられたり、こ
れらの割合が少ない時は非塩素系有機溶媒のセルロース
エステルの溶解を促進する役割もある。
【0065】炭素原子数1〜4のアルコールとしては、
メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−
プロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、
tert−ブタノールを挙げることが出来る。
【0066】これらのうちドープの安定性に優れ、沸点
も比較的低く、乾燥性も良く、且つ毒性がないこと等か
らエタノールが好ましい。これらの有機溶媒は単独では
セルロースエステルに対して溶解性を有していないの
で、貧溶媒という。
【0067】〔溶液流延製膜方法によるセルロースエス
テルフィルムの作製〕支持体として使用するセルロース
エステルフィルムの製膜方法について述べる。セルロー
スエステルフィルムは溶液流延製膜方法によ作製する。
【0068】溶解工程:セルロースエステル(フレー
ク状の)に対する良溶媒を主とする有機溶媒に溶解釜中
で該セルロースエステル、ポリマーや添加剤を攪拌しな
がら溶解しドープを形成する工程、あるいはセルロース
エステル溶液にポリマー溶液や添加剤溶液を混合してド
ープを形成する工程である。セルロースエステルの溶解
には、常圧で行う方法、主溶媒の沸点以下で行う方法、
主溶媒の沸点以上で加圧して行う方法、特開平9−95
544号、同9−95557号または同9−95538
号公報に記載の如き冷却溶解法で行う方法、特開平11
−21379号公報に記載の如き高圧で行う方法等種々
の溶解方法を用いることができるが、本発明において
は、特に主溶媒の沸点以上で加圧して行う方法が好まし
い。
【0069】ドープ中のセルロースエステルの濃度は1
0〜35質量%が好ましい。溶解中または後のドープに
添加剤を加えて溶解及び分散した後、濾材で濾過し、脱
泡して送液ポンプで次工程に送る。
【0070】流延工程:ドープを送液ポンプ(例え
ば、加圧型定量ギヤポンプ)を通して加圧ダイに送液
し、無限に移送する無端の金属ベルト、例えばステンレ
スベルト、あるいは回転する金属ドラム等の金属支持体
上の流延位置に、加圧ダイスリットからドープを流延す
る工程である。ダイの口金部分のスリット形状を調製出
来、膜厚を均一にし易い加圧ダイが好ましい。加圧ダイ
には、コートハンガーダイやTダイ等があるが、何れも
好ましく用いられる。金属支持体の表面は鏡面となって
いる。製膜速度を上げるために加圧ダイを金属支持体上
に2基以上設け、ドープ量を分割して重層してもよい。
【0071】溶媒蒸発工程:ウェブ(金属支持体上に
ドープを流延した以降のドープ膜の呼び方をウェブとす
る)を金属支持体上で加熱し金属支持体からウェブが剥
離可能になるまで溶媒を蒸発させる工程である。溶媒を
蒸発させるには、ウェブ側から風を吹かせる方法及び/
または金属支持体の裏面から液体により伝熱させる方
法、輻射熱により表裏から伝熱する方法等があるが、裏
面液体伝熱の方法が乾燥効率がよく好ましい。またそれ
らを組み合わせる方法も好ましい。裏面液体伝熱の場合
は、ドープ使用有機溶媒の主溶媒または最も低い沸点を
有する有機溶媒の沸点以下で加熱するのが好ましい。
【0072】剥離工程:金属支持体上で溶媒が蒸発し
たウェブを、剥離位置で剥離する工程である。剥離され
たウェブは次工程に送られる。剥離する時点でのウェブ
の残留溶媒量(下記式)があまり大き過ぎると剥離し難
かったり、逆に金属支持体上で充分に乾燥させてから剥
離すると、途中でウェブの一部が剥がれたりする。
【0073】製膜速度を上げる方法(残留溶媒量が出来
るだけ多いうちに剥離するため製膜速度を上げることが
出来る)としてゲル流延法(ゲルキャスティング)があ
る。
【0074】本発明の光学薄膜の乾燥方法及び製造方法
は、支持体として溶液流延製膜法によって製造されたセ
ルロースエステルフィルムを用いるが、溶液流延製膜方
法そのものには、特に制限はなく、当業界で一般に用い
られている方法、例えば、米国特許第2,492,97
8号、同第2,739,070号、同第2,739,0
69号、同第2,492,977号、同第2,336,
310号、同第2,367,603号、同第2,60
7,704号、英国特許第64,071号、同第73
5,892号、特公昭45−9074号、同49−45
54号、同49−5614号、同60−27562号、
同61−39890号、同62−4208号等に記載の
方法を参考にすることができる。
【0075】溶液流延製膜法で用いるセルロースエステ
ルのドープ液の調製に用いられる溶剤は、単独で用いて
も2種以上併用してもよいが、セルロースエステルの良
溶剤と貧溶剤を混合して使用することが、生産効率の点
で好ましく、更に、良溶剤が多い方がセルロースエステ
ルの溶解性の点で好ましい。良溶剤と貧溶剤の混合比率
の好ましい範囲は、良溶剤が70〜98質量%であり、
貧溶剤が30〜2質量%である。
【0076】良溶剤、貧溶剤とは、使用するセルロース
エステルを単独で溶解するものを良溶剤、単独では膨潤
するかあるいは溶解しないものを貧溶剤と定義してい
る。そのため、セルロースエステルの平均酢化度によっ
ては、良溶剤、貧溶剤の対象が変化し、例えば、アセト
ンを溶剤として用いるときには、セルロースエステルの
結合酢酸量55%では良溶剤になり、結合酢酸量60%
では貧溶剤となる。
【0077】本発明に用いられる良溶剤としては、特に
限定されないが、例えば、セルローストリアセテートの
場合は、メチレンクロライド等の有機ハロゲン化合物や
ジオキソラン類、酢酸メチル、また、セルロースアセテ
ートプロピオネートの場合は、メチレンクロライド、ア
セトン、酢酸メチルなどが挙げられる。
【0078】また、本発明に用いられる貧溶剤として
は、特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノ
ール、i−プロピルアルコール、n−ブタノール、シク
ロヘキサン、アセトン、シクロヘキサノン等が好ましく
用いられる。
【0079】上記のドープ液を調製する時のセルロース
エステルの溶解方法としては、一般的な方法を用いるこ
とができるが、加圧下で、溶剤の常圧での沸点以上でか
つ溶剤が沸騰しない範囲の温度で加熱し、攪拌しながら
溶解する方法が、ゲルやママコと呼ばれる塊状未溶解物
の発生を防止することができるためより好ましい。
【0080】また、セルロースエステルを貧溶剤と混合
し、湿潤あるいは膨潤させた後、さらに良溶剤と混合し
て溶解する方法も好ましく用いられる。
【0081】加圧容器の種類は、特に問うところではな
く、所定の圧力に耐えることができ、加圧下で加熱、攪
拌ができればよい。加圧容器には、そのほかに圧力計、
温度計などの計器類を適宜配設する。加圧は、窒素ガス
などの不活性気体を圧入する方法や、加熱による溶剤の
蒸気圧の上昇によって行ってもよい。加熱は外部から行
うことが好ましく、例えば、ジャケットタイプのものは
温度コントロールが容易で好ましい。
【0082】溶剤を添加しての加熱温度は、使用溶剤の
常圧での沸点以上で、かつ該溶剤が沸騰しない範囲の温
度がセルロースエステルの溶解性の観点から好ましい
が、加熱温度が高すぎると必要とされる圧力が大きくな
り生産性が悪くなる。好ましい加熱温度は45〜120
℃であり、60〜110℃がより好ましく、70℃〜1
05℃の範囲が更に好ましい。又、圧力は設定温度で、
溶剤が沸騰しないように調整される。
【0083】セルロースエステルと溶剤のほかに必要な
可塑剤、紫外線吸収剤等の添加剤は、予め溶剤と混合
し、溶解または分散してからセルロースエステル溶解前
の溶剤に投入しても、セルロースエステル溶解後のドー
プへ投入しても良い。
【0084】溶解後は、冷却しながら容器から取り出す
か、または容器からポンプ等で抜き出して熱交換器など
で冷却し、これを製膜に供するが、このときの冷却温度
は常温まで冷却してもよいが、沸点より5〜10℃低い
温度まで冷却し、その温度のままキャスティングを行う
ほうが、ドープ粘度を低減できるためより好ましい。セ
アシル基の置換度の測定方法はASTM−817−96
の規定に準じて測定することが出来る。
【0085】これらセルロースエステルは後述するよう
に一般的に溶液流延製膜法と呼ばれる方法で製造(製
膜)される。この方法は、無限に移送する無端の金属ベ
ルト(例えばステンレスベルト)あるいは回転する金属
ドラム(例えば鋳鉄で表面をクロムメッキしたドラム)
等の流延用金属支持体(以降、単に金属支持体というこ
ともある)上に、加圧ダイからドープ(セルロースエス
テル溶液のこと)を流延(キャスティング)し、金属支
持体上のウェブ(ドープ膜)を金属支持体から剥離し、
乾燥させて製造するものである。
【0086】セルロースエステルフィルムには、画像表
示装置として屋外に置かれた場合等の劣化防止の観点か
ら下記記載の紫外線吸収剤を含有させることが好まし
い。
【0087】紫外線吸収剤としては、波長370nm以
下の紫外線の吸収能に優れ、かつ波長400nm以上の
可視光の吸収が少ないものを好ましく用いることが出来
る。例えば、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾト
リアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベ
ンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、
ニッケル錯塩系化合物などを挙げることが出来るが、本
発明はこれらに限定されない。
【0088】本発明において、セルロースエステルフィ
ルムの膜厚としては、10〜500μmが好ましく用い
られるが、特に好ましいのは10〜80μmである。
【0089】本発明の光学薄膜の膜厚としては、1〜1
000nmが好ましい。本発明においては、上記記載の
ような支持体面上に本発明の光学薄膜を設ける場合、平
均膜厚に対する膜厚偏差を±8%になるように設けるこ
とが出来、より好ましくは±5%以内とすることが出
来、特に±1%以内の均一に薄膜とすることが出来る。
【0090】本発明の乾燥方法及び製造方法により多層
の薄膜を積層することにより各層のムラもなく、均一な
光学薄膜を得ることが出来る。
【0091】このように、本発明においては様々な機能
を有する薄膜を形成した光学薄膜を提供することが出来
る。
【0092】本発明は帯電防止層または導電性層とし
て、金属酸化物微粒子や架橋カチオンポリマーのような
導電性樹脂微粒子を塗設した膜厚0.1〜2μmの層を
設けてもよい。
【0093】本発明の光学薄膜の乾燥方法で得られる光
学薄膜は特に偏光板保護フィルムとして有用であり、こ
れを用いて公知の方法で偏光板を作製することが出来
る。これらの光学薄膜は薄膜の均一性が高いため、各種
表示装置に好ましく用いることが出来、優れた表示性能
を得ることが出来る。
【0094】本発明の光学薄膜には必要に応じて、ハー
ドコート層、防眩層、反射防止層、帯電防止層、導電
層、光拡散層、易接着層、防汚層、易接着層、配向層、
液晶層、光学異方層等を単独であるいは適宜組み合わせ
て設けることができる。
【0095】液晶表示装置には通常2枚の偏光板の間に
液晶を含む基板が配置されることが好ましいが、特に液
晶表示装置の表示側最表面の偏光板保護フィルムにはハ
ードコート層、防眩層、反射防止層等が設けられるた
め、該偏光板をこの部分に用いることが特に好ましい。
【0096】本発明の光学薄膜は、マット剤を後述する
セルロースエステルフィルム(支持体)中に含有させる
ことによって、搬送や巻き取りをし易くすることが出来
る。
【0097】マット剤は出来るだけ微粒子のものが好ま
しく、微粒子としては、例えば二酸化珪素、二酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、焼成ケイ酸カルシウム、水和
ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネ
シウム、リン酸カルシウム等の無機微粒子や、ポリメタ
アクリル酸メチルアクリレート樹脂粉末、アクリルスチ
レン系樹脂粉末、ポリメチルメタクリレート樹脂粉末、
シリコン系樹脂粉末、ポリスチレン系樹脂粉末、ポリカ
ーボネート樹脂粉末、ベンゾグアナミン系樹脂粉末、メ
ラミン系樹脂粉末、ポリオレフィン系樹脂粉末、ポリエ
ステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹脂粉末、ポリイミド
系樹脂粉末、あるいはポリ弗化エチレン系樹脂粉末等を
挙げることが出来るが、特に架橋高分子微粒子が好まし
い。本発明においては、これらに限定されない。
【0098】上記のうちでも二酸化珪素が動摩擦係数の
調整するのに特に好ましく、またフィルムのヘイズを小
さく出来るので好ましい。微粒子の一次粒子または二次
粒子の平均粒径は0.01〜5.0μmの範囲で、その
含有量はセルロースエステルに対して0.005〜0.
5質量%が好ましい。
【0099】二酸化珪素のような微粒子は有機物により
表面処理されている場合が多いが、このようなものはフ
ィルムのヘイズを低下出来るため好ましい。
【0100】表面処理で好ましい有機物としては、ハロ
シラン類、アルコキシシラン類、シラザン、シロキサン
などがあげられる。微粒子の平均粒径が大きい方が滑り
性効果は大きく、反対に平均粒径の小さい方は透明性に
優れるため、好ましい微粒子の一次粒子の平均粒径は2
0nm以下が好ましく、好ましくは、5〜16nmであ
り、特に好ましくは、5〜12nmである。
【0101】これらの微粒子はセルロースエステルフィ
ルム中では、セルロースエステルフィルム表面に0.0
1〜1.0μmの凹凸を生成させることが好ましい。
【0102】二酸化珪素の微粒子としては日本アエロジ
ル(株)製のアエロジル(AEROSIL)200、2
00V、300、R972、R972V、R974、R
202、R812、OX50、TT600等を挙げるこ
とが出来、好ましくはアエロジル200V、R972、
R972V、R974、R202、R812である。こ
れらの微粒子は2種以上併用してもよい。2種以上併用
する場合、任意の割合で混合して使用することが出来
る。この場合、平均粒径や材質の異なる微粒子、例えば
アエロジル200VとR972Vを質量比で0.1:9
9.9〜99.9〜0.1の範囲で使用出来る。酸化ジ
ルコニウムとして、例えばアエロジルR976またはR
811(日本アエロジル(株)製)等市販品も使用出来
る。
【0103】有機物微粒子として、例えば、シリコーン
樹脂として、トスパール103、105、108、12
0、145、3120、240(東芝シリコーン(株)
製)等市販品も使用出来る。
【0104】本発明に好ましく用いられる微粒子の1次
平均粒子径の測定は、透過型電子顕微鏡(倍率50万〜
200万倍)で粒子を観察を行い、粒子100個を観察
し、その平均値をもって、1次平均粒子径とした。
【0105】微粒子の、見掛比重としては、70g/リ
ットル以上が好ましく、更に好ましくは、90〜200
g/リットルであり、特に好ましくは、100〜200
g/リットルである。見掛比重が大きい程、高濃度の分
散液を作ることが可能になり、ヘイズ、凝集物が良化す
るため好ましく、また、本発明のように固形分濃度の高
いドープを調製する際には、特に好ましく用いられる。
【0106】1次粒子の平均径が20nm以下、見掛比
重が70g/L以上の二酸化珪素微粒子は、例えば、気
化させた四塩化珪素と水素を混合させたものを1000
〜1200℃にて空気中で燃焼させることで得ることが
出来る。本発明において、上記記載の見掛比重は二酸化
珪素微粒子を一定量メスシリンダーに採り、この時の重
さを測定し、下記式で算出した。
【0107】見掛比重(g/L)=二酸化珪素質量
(g)÷二酸化珪素の容積(L) 本発明に有用な微粒子の分散液を調製する方法とそれを
ドープに添加する方法としては、例えば以下に示すよう
な三つの方法を挙げることが出来る。
【0108】《調製方法A》有機溶媒と微粒子を撹拌混
合した後、分散機で分散を行う。これを微粒子分散液と
する。微粒子分散液をドープ液に加えて撹拌する。
【0109】《調製方法B》有機溶媒と微粒子を撹拌混
合した後、分散機で分散を行う。これを微粒子分散液と
する。別に有機溶媒に少量のセルロースエステルを加え
撹拌溶解した液に微粒子分散液を加えて撹拌する。これ
を微粒子添加液とし、インラインミキサーでドープ液と
十分混合する。ここで、下記の微粒子添加液の添加後、
紫外線吸収剤を添加しても良い。
【0110】《調製方法C》有機溶媒に少量のセルロー
スエステルを加え、撹拌溶解する。これに微粒子を加え
て分散機で分散を行う。これを微粒子添加液とする。微
粒子添加液をインラインミキサーでドープ液と十分混合
する。
【0111】調製方法Aは二酸化珪素微粒子の分散性に
優れ、調製方法Cは二酸化珪素微粒子が再凝集しにくい
点で優れている。中でも、上記記載の調製方法Bは二酸
化珪素微粒子の分散性と、二酸化珪素微粒子が更に再凝
集しにくい等、両方に優れている好ましい調製方法であ
る。
【0112】《分散方法》二酸化珪素微粒子を有機溶媒
などと混合して分散するときの二酸化珪素の濃度は5〜
30質量%が好ましく、10〜25質量%が更に好まし
く、15〜20質量%が最も好ましい。
【0113】セルロースエステルに対する二酸化珪素微
粒子の添加量はセルロースエステル100質量部に対し
て、二酸化珪素微粒子は0.01〜0.5質量部が好ま
しく、0.05〜0.2質量部が更に好ましく、0.0
8〜0.12質量部が最も好ましい。添加量は多い方
が、セルロースエステルフィルムの動摩擦係数に優れ、
添加量が少ない方がヘイズが低く、凝集物も少ない点が
優れている。
【0114】分散液に使用される有機溶媒は低級アルコ
ール類が好ましく、低級アルコールとしては、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、ブタノール等を挙げることが出来、好ましく
用いることが出来る。低級アルコール以外の有機溶媒と
しては特に限定されないが、ドープ調製時に用いられる
有機溶媒が好ましい。
【0115】分散機は通常の分散機が使用出来る。分散
機は大きく分けてメディア分散機とメディアレス分散機
に分けられる。二酸化珪素微粒子の分散には後者がヘイ
ズが低くなるので好ましい。メディア分散機としてはボ
ールミル、サンドミル、ダイノミル等を挙げることが出
来る。また、メディアレス分散機として、超音波型、遠
心型、高圧型等があるが、本発明においては高圧型が好
ましく、高圧分散装置が好ましい。高圧分散装置は、微
粒子と有機溶媒を混合した組成物を、細管中に高速通過
させることで、高剪断や高圧状態など特殊な条件を作り
出す装置である。高圧分散装置で処理する場合、例え
ば、管径1〜2000μmの細管中で装置内部の最大圧
力条件が9.8MPa以上であることが好ましい。更に
好ましくは19.6MPa以上である。またその際、最
高到達速度が100m/秒以上に達するもの、伝熱速度
が420kJ/時間以上に達するものが好ましい。
【0116】上記のような高圧分散装置にはMicro
fluidics Corporation社製超高圧
ホモジナイザ(商品名マイクロフルイダイザ)あるいは
ナノマイザ社製ナノマイザがあり、他にもマントンゴー
リン型高圧分散装置、例えばイズミフードマシナリ製ホ
モジナイザ、三和機械(株)社製UHN−01等があ
る。
【0117】本発明において、上記微粒子を含有させる
際、セルロースエステルフィルムの厚さ方向に均一に分
布していることが好ましいが、主に表面近傍に存在する
ように分布させることがより好ましく、例えば、一つの
ダイから共流延法により、2種以上のドープを同時に流
延し、微粒子を含有するドープを表層側に配置させるよ
うにすることが好ましい。このようにすることによっ
て、ヘイズを少なくし、且つ、動摩擦係数を低めること
が出来る。更に好ましくは3種のドープを使用して表層
側の片側の層もしくは両層に微粒子を含有するドープ配
置にさせることが望ましい。
【0118】支持体の動摩擦係数を調整するため、裏面
側に微粒子を含有するバックコート層を設けることもで
きる。添加する微粒子の大きさや添加量、材質等によっ
て動摩擦係数を調整することが出来る。
【0119】本発明に好ましく用いられる可塑剤として
は、非リン酸エステル系可塑剤が好ましく用いられる。
【0120】非リン酸エステル系可塑剤としては、フタ
ル酸系エステル、クエン酸エステル、グリコール酸エス
テル、脂肪酸エステル、ピロメリット酸エステル、トリ
メリット酸エステルなどがあげられる。
【0121】具体例としては、例えば、ジベンジルフタ
レート、ジベンジルイソフタレート、ジベンジルテレフ
タレート、ジフェニルフタレート、ジフェニルイソフタ
レート、ジフェニルテレフタレート、ジシクロヘキシル
フタレート、ジシクロヘキシルイソフタレート、ジシク
ロヘキシルテレフタレート、フェニルシクロヘキシルイ
ソフタレート、フェニルシクロヘキシルテレフタレー
ト、フェニルシクロヘキシルフタレート、ベンジルシク
ロヘキシルフタレート、ベンジルシクロヘキシルテレフ
タレート、ベンジルシクロヘキシルイソフタレート、な
どのフタル酸系エステル等があげられるが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0122】アビエチン酸、デヒドロアビエチン酸、パ
ラストリン酸、KE−604(荒川化学製)、KE−8
5(荒川化学製)、アラルダイドEPN1139(旭チ
バ(株)製)、アラルダイドGY260(旭チバ(株)
製)等の樹脂オリゴマー、ハイラック110H(日立化
成(株)製)、ハイラック111(日立化成(株)製)
等のケトン樹脂なども好ましく用いられる。
【0123】特開平11−124445号、同11−9
2574号、同11−246704号、同11−635
60号、特開2001−48840記載の非リン酸エス
テル系可塑剤も用いることができる。これらは単独ある
いは併用して用いることが好ましい。
【0124】本発明に好ましく用いられる紫外線吸収剤
について説明する。紫外線吸収剤の具体例としては、例
えばオキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾー
ル系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェ
ノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル
錯塩系化合物などが挙げられ、特にこれらに限定される
ものではなく、これ以外の紫外線吸収剤も用いられる。
【0125】具体例としては、例えば、以下の化合物を
挙げられる。 UV−1:2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール UV−2:2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール UV−3:2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−
ブチル−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール UV−4:2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール UV−5:2−(2′−ヒドロキシ−3′−(3″,
4″,5″,6″−テトラヒドロフタルイミドメチル)
−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール UV−6:2,2−メチレンビス(4−(1,1,3,
3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)フェノール) UV−7:2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−
ブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール UV−8 :2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン UV−9 :2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン UV−10:2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スル
ホベンゾフェノン UV−11:ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5
−ベンゾイルフェニルメタン) 紫外線吸収剤としては、波長370nm以下の紫外線の
吸収能に優れ、かつ良好な液晶表示性の観点から、波長
400nm以上の可視光の吸収が少ないものが好ましく
用いられる。本発明の光学薄膜の紫外線吸収能として
は、380nmの波長の光に対して透過率10%以下で
あることが好ましく、更に好ましくは、透過率6%未
満、特に好ましくは透過率0〜4%未満である。
【0126】光学薄膜に用いられる紫外線吸収剤の含有
量は、波長380nmの光の透過率の設定に従い、適切
な添加量で用いられる。
【0127】本発明における光学薄膜及び反射防止薄膜
は高屈折率層、中屈折率層、低屈折率層を有することが
好ましい。
【0128】高屈折率層及び中屈折率層に使用するチタ
ン化合物としては、有機チタン化合物、チタン水素化合
物、ハロゲン化チタン等があり、有機チタン化合物とし
ては、トリエチルチタン、トリメチルチタン、トリイソ
プロピルチタン、トリブチルチタン、テトラエチルチタ
ン、テトライソプロピルチタン、テトラブチルチタン、
トリエトキシチタン、トリメトキシチタン、トリイソプ
ロポキシチタン、トリブトキシチタン、テトラエトキシ
チタン、テトライソプロポキシチタン、メチルジメトキ
シチタン、エチルトリエトキシチタン、メチルトリイソ
プロポキシチタン、テトラジメチルアミノチタン、ジメ
チルチタンジアセトアセトナート、エチルチタントリア
セトアセトナート等、チタン水素化合物としてはモノチ
タン水素化合物、ジチタン水素化合物等、ハロゲン化チ
タンとしては、三塩化チタン、四塩化チタン等を挙げる
ことが出来、何れも本発明において好ましく用いること
が出来る。
【0129】また、低屈折率層に使用する珪素化合物と
しては、有機珪素化合物、珪素水素化合物、ハロゲン化
珪素化合物等を挙げることが出来、有機珪素化合物とし
ては、テトラエチルシラン、テトラメチルシラン、テト
ライソプロピルシラン、テトラブチルシラン、テトラエ
トキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブ
トキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジエチルジ
エトキシシラン、ジエチルシランジアセトアセトナー
ト、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリエトキシシラン等、珪素水素化合物と
しては、テトラ水素化シラン、ヘキサ水素化ジシラン等
を挙げることが出来、何れも本発明において好ましく用
いることが出来る。
【0130】本発明の好ましい反射防止光学薄膜は、金
属酸化物層を支持体に直接形成させてもよいが、他の層
を少なくとも1層設けた上に形成させてもよい。本発明
において、他の層としては、ハードコート層等を挙げる
ことが出来、これらの層が紫外線等活性線により硬化す
る活性線硬化樹脂層であることが好ましい。このような
紫外線で硬化された樹脂層の上に金属酸化物層を形成さ
せることによって耐擦り傷性に優れた反射防止光学薄膜
を得ることが出来る。
【0131】ハードコート層等の活性線硬化樹脂層は、
エチレン性不飽和モノマーを含む成分を重合させて形成
した樹脂層であることが好ましい。
【0132】ここで、活性線硬化樹脂層とは、紫外線や
電子線のような活性線照射により架橋反応などを経て硬
化する樹脂を主たる成分とする層をいう。
【0133】活性線硬化樹脂としては紫外線硬化性樹脂
や電子線硬化性樹脂などが代表的なものとして挙げられ
るが、紫外線や電子線以外の活性線照射によって硬化す
る樹脂でもよい。紫外線硬化性樹脂としては、例えば、
紫外線硬化型アクリルウレタン系樹脂、紫外線硬化型ポ
リエステルアクリレート系樹脂、紫外線硬化型エポキシ
アクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリオールアクリレ
ート系樹脂、または紫外線硬化型エポキシ樹脂等を挙げ
ることが出来る。
【0134】紫外線硬化型アクリルウレタン系樹脂は、
一般にポリエステルポリオールにイソシアネートモノマ
ー、もしくはプレポリマーを反応させて得られた生成物
に更に2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート(以下アクリレートと記載し
た場合、メタクリレートを包含するものとする)、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート等の水酸基を有するア
クリレート系のモノマーを反応させることによって容易
に得ることが出来る(例えば、特開昭59−15111
0号等を参照)。
【0135】紫外線硬化型ポリエステルアクリレート系
樹脂は、一般にポリエステルポリオールに2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシアクリレート系
のモノマーを反応させることによって容易に得ることが
出来る(例えば、特開昭59−151112号の記載ケ
所を参照)。
【0136】紫外線硬化型エポキシアクリレート系樹脂
の具体例としては、エポキシアクリレートをオリゴマー
とし、これに反応性希釈剤、光反応開始剤を添加し、反
応させたものを挙げることが出来る(例えば、特開平1
−105738号)。この光反応開始剤としては、ベン
ゾイン誘導体、オキシムケトン誘導体、ベンゾフェノン
誘導体、チオキサントン誘導体等のうちから、1種もし
くは2種以上を選択して使用することが出来る。
【0137】また、紫外線硬化型ポリオールアクリレー
ト系樹脂の具体例としては、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペ
ンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート、アルキル変性ジペンタ
エリスリトールペンタアクリレート等を挙げることが出
来る。
【0138】これらの樹脂は通常公知の光増感剤と共に
使用される。また上記光反応開始剤も光増感剤としても
使用出来る。具体的には、アセトフェノン、ベンゾフェ
ノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、
α−アミロキシムエステル、チオキサントン等及びこれ
らの誘導体を挙げることが出来る。また、エポキシアク
リレート系の光反応剤の使用の際、n−ブチルアミン、
トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等の増
感剤を用いることが出来る。塗布乾燥後に揮発する溶媒
成分を除いた紫外線硬化性樹脂組成物に含まれる光反応
開始剤また光増感剤は該組成物の通常1〜10質量%添
加することが出来、2.5〜6質量%が好ましい。
【0139】本発明に好ましく用いられる活性線硬化樹
脂層は公知の方法で塗設することが出来る。
【0140】活性線硬化性樹脂を光硬化反応により硬化
皮膜層を形成するための光源としては、紫外線を発生す
る光源であれば何れでも使用出来る。
【0141】例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水
銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、メタルハライ
ドランプ、キセノンランプ等を用いることが出来る。照
射条件はそれぞれのランプによって異なるが、照射光量
は20〜10000mJ/cm2あればよく、好ましく
は、50〜2000mJ/cm2である。近紫外線領域
〜可視光線領域にかけてはその領域に吸収極大のある増
感剤を用いることによって使用出来る。
【0142】活性線硬化樹脂層を塗設する際の溶媒とし
ては、例えば、炭化水素類、アルコール類、ケトン類、
エステル類、グリコールエーテル類、その他の溶媒の中
から適宜選択し、あるいはこれらを混合し利用出来る。
好ましくは、プロピレングリコールモノ(炭素数1〜4
のアルキル基)アルキルエーテル出来はプロピレングリ
コールモノ(炭素数1〜4のアルキル基)アルキルエー
テルエステルを5質量%以上、さらに好ましくは5〜8
0質量%以上含有する溶媒が用いられる。
【0143】紫外線硬化性樹脂組成物塗布液の塗布方法
としては、グラビアコーター、スピナーコーター、ワイ
ヤーバーコーター、ロールコーター、リバースコータ
ー、押し出しコーター、エアードクターコーター等公知
の方法を用いることが出来る。塗布量はウェット膜厚で
通常0.1〜30μmであり、好ましくは、0.5〜1
5μmである。塗布速度は好ましくは10〜60m/分
で行われる。
【0144】紫外線硬化性樹脂組成物は塗布乾燥された
後、紫外線を光源より照射するが、照射時間は0.5秒
〜5分がよく、紫外線硬化性樹脂の硬化効率、作業効率
とから3秒〜2分がより好ましい。
【0145】こうして得た硬化皮膜層に、ブロッキング
を防止するため、また対擦り傷性等を高めるために無機
あるいは有機の微粒子を加えることが好ましい。
【0146】例えば、無機微粒子としては酸化ケイ素、
酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化錫、酸化亜鉛、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、硫酸
カルシウム等を挙げることが出来、また有機微粒子とし
ては、ポリメタアクリル酸メチルアクリレート樹脂粉
末、アクリルスチレン系樹脂粉末、ポリメチルメタクリ
レート樹脂粉末、シリコン系樹脂粉末、ポリスチレン系
樹脂粉末、ポリカーボネート樹脂粉末、ベンゾグアナミ
ン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、ポリオレフィン系
樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹脂
粉末、ポリイミド系樹脂粉末、あるいはポリ弗化エチレ
ン系樹脂粉末等を挙げることが出来、紫外線硬化性樹脂
組成物に加えることが出来る。これらの微粒子粉末の平
均粒径としては、0.005〜1μmが好ましく0.0
1〜0.1μmであることが特に好ましい。
【0147】紫外線硬化樹脂組成物と微粒子粉末との割
合は、樹脂組成物100質量部に対して、0.1〜10
質量部となるように配合することが望ましい。
【0148】本発明においては、上記のような支持体面
に対して本発明の光学薄膜を設ける場合、平均膜厚の膜
厚偏差を±10%になるように設けることが好ましく、
更に好ましくは±5%以内であり、特に好ましくは±1
%以内になるように設けることが好ましい。
【0149】また、酸化防止剤としては、ヒンダードフ
ェノール系の化合物が好ましく用いられ、例えば、2,
6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ペンタエリスリ
チル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、トリエチレ
ングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,
6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,
5−トリアジン、2,2−チオ−ジエチレンビス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト、N,N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、1,
3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ト
リス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)−イソシアヌレイト等を挙げることが出来る。特
に2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ペンタエ
リスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、トリ
エチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕
が好ましい。また例えば、N,N′−ビス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニル〕ヒドラジン等のヒドラジン系の金属不活性剤や
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファ
イト等のリン系加工安定剤を併用してもよい。これらの
化合物の添加量は、セルロースエステルに対して質量割
合で1ppm〜1.0%が好ましく、10〜1000p
pmが更に好ましい。
【0150】これらの酸化防止剤は劣化防止剤ともいわ
れ、高湿高温の状態に液晶画像表示装置などがおかれた
場合、セルロースエステルフィルムの劣化が起こる場合
があり、例えば、セルロースエステルフィルム中の残留
溶媒量のハロゲンやリン酸系可塑剤のリン酸等によりセ
ルロースエステルフィルムが分解を遅らせたり、防いだ
りする役割を有するので前記セルロースエステルフィル
ム中に含有させるのが好ましい。
【0151】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明の実施態様はこれらに限定されるもので
はない。
【0152】 実施例1 《ドープ液の調製》 (酸化ケイ素分散液の調製) アエロジル200V(日本アエロジル(株)製) 1kg エタノール 9kg 上記素材をディゾルバで30分間撹拌混合した後、マン
トンゴーリン型高圧分散装置を用いて分散を行った。
【0153】 (添加液Aの調製) セルロースアセテートプロピオネート(アセチル置換度:1.9、プロピオニ ル基置換度0.7) 4kg メチレンクロライド 76kg チヌビン326(チバスペシャルティケミカルズ社製) 3kg チヌビン109(チバスペシャルティケミカルズ社製) 4kg チヌビン171(チバスペシャルティケミカルズ社製) 4kg 上記素材を密閉容器に投入し、加熱し、撹拌しながら、
完全に溶解、濾過した。これに9kgの上記酸化ケイ素
分散液を撹拌しながら加えて、さらに30分間撹拌した
後、濾過し、添加液Aを調製した。
【0154】 (ドープAの調製) 化合物1 18kg メチレンクロライド 320kg エタノール 60kg セルロースアセテートプロピオネート(アセチル置換度:1.9、プロピオニ ル基置換度0.7) 110kg 上記素材を順に、攪拌しながら密閉容器に投入し、加
熱、撹拌しながら、完全に溶解、混合した。ドープを流
延する温度まで下げて一晩放置し、脱泡操作を施した
後、溶液を安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244を
使用して濾過した。更に溶液100kgあたり添加液A
を2kgの割合で添加し、インラインミキサー(東レ静
止型管内混合機Hi−Mixer、SWJ)で十分混合
し、濾過し、をドープ(A)を調製した。
【0155】
【化1】
【0156】《透明支持体の作製》ドープ液Aを濾過
後、ベルト流延装置を用い、ドープ温度35℃で30℃
のステンレスバンド支持体上に均一に流延した。該支持
体上で90秒間乾燥させた後、ステンレスバンド支持体
上から形成したウェブを剥離した。
【0157】ステンレスバンド支持体からウェブを剥離
した後、80℃の乾燥ゾーンをロール搬送しながら乾燥
させた後、ウェブ中の残留溶媒量が20質量%以下とな
ったところで、2軸延伸テンターでTD方向(幅手方
向)に1.07倍及びMD方向(製膜方向)に1.01
倍に延伸しながら90℃で乾燥させた後、幅把持を解放
し、さらにロール搬送しながら120℃の乾燥ゾーンで
乾燥を終了させ、膜厚60μmの透明支持体を作製し
た。
【0158】フィルム幅は1300mm、巻き取り長は
2000mとした。巻き取り後のフィルム中の残留溶媒
量は0.1質量%未満であった。
【0159】ここで、MD方向とは、流延製膜時のフィ
ルムの製膜方向を示し、TD方向とは、流延製膜時のフ
ィルムの幅手方向を示す。
【0160】下記のハードコート層組成物を上記透明支
持体上の片面に下記ハードコート層組成物(1)を乾燥
膜厚3.5μmとなるように塗布し、80℃にて5分間
乾燥した。次に80W/cm高圧水銀灯を12cmの距
離から4秒間照射して硬化させ、ハードコート層を有す
る透明支持体を作製した。ハードコート層の屈折率は
1.50であった。
【0161】 〈ハードコート層組成物(1)〉 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート単量体 60質量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート2量体 20質量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート3量体以上の成分 20質量部 ジエトキシベンゾフェノン(UV光開始剤) 2質量部 アエロジルR−972V(日本アエロジル(株)製) 1質量部 メチルエチルケトン 50質量部 酢酸エチル 50質量部 イソプロピルアルコール 50質量部 上記組成物を撹拌しながら、超音波分散した。
【0162】 《多層反射防止光学薄膜の作製》 〈中屈折率層用塗布液〉 テトラ(n)ブトキシチタン 250質量部 末端反応性ジメチルシリコーンオイル(日本ユニカー社製L−9000) 0.48質量部 アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製KBE903) 22質量部 UV硬化性エポキシ樹脂(旭電化社製KR500) 21質量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 4900質量部 イソプロピルアルコール 4840質量部 〈高屈折率層用塗布液〉 テトラ(n)ブトキシチタン 310質量部 末端反応性ジメチルシリコーンオイル(日本ユニカー社製L−9000) 0.4質量部 アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製KBE903) 4.8質量部 UV硬化性エポキシ樹脂(旭電化社製KR500) 4.6質量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 4900質量部 イソプロピルアルコール 4800質量部 〈低屈折率層用塗布液〉 テトラエトキシシラン加水分解物A 1020質量部 末端反応性ジメチルシリコーンオイル(日本ユニカー社製L−9000) 0.42質量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 2700質量部 イソプロピルアルコール 6300質量部 上記ハードコート層を有する透明支持体上に、前記中屈
折率層用塗布液をバーコーターを用いて塗布し、120
℃で乾燥した後、紫外線照射により塗布層を硬化させ、
中屈折率層(厚さ:0.081μm)を形成した。
【0163】中屈折率層の上に前記高屈折率層用塗布液
をバーコーターを用いて塗布し、120℃で乾燥した
後、紫外線照射により塗布層を硬化させ、高屈折率層
(厚さ:0.060μm)を形成した。
【0164】高屈折率層の上に前記低屈折率用塗布液を
バーコーターを用いて塗布し、120℃で乾燥した後、
紫外線照射により塗布層を硬化させ、低屈折率層(厚
さ:0.090μm)を形成し、多層反射防止薄膜を作
製した。出来上がった各層単独の屈折率は中屈折率層
1.65、高屈折率層1.90、低屈折率層1.45で
あった。
【0165】尚、屈折率、膜厚及びセルロースエステル
のアシル基置換度は以下の方法で求めた。
【0166】(屈折率、膜厚)各屈折率層の屈折率と膜
厚は、各層を単独で塗設したサンプルについて、分光光
度計の分光反射率の測定結果から求める。分光光度計は
U−4000型(日立製作所製)を用いて、サンプルの
測定側の裏面を粗面化処理した後、黒色のスプレーで光
吸収処理を行って裏面での光の反射を防止して、5度正
反射の条件にて可視光領域(400〜700nm)の反
射率の測定を行う。
【0167】(セルロースエステルのアシル基置換度)
ASTM−D817−96に規定の方法に準じて行う。
【0168】(セルロースエステルの数平均分子量)高
速液体クロマトグラフィーにより下記条件で測定する 溶媒:アセトン カラム:MPW×1(東ソー(株)製) 試料濃度:0.2質量/容量% 流量:1.0ml/分 試料注入量:300μl 標準試料:ポリメタクリル酸メチル(MW=188,2
00) 温度:23℃ 検出器:示差屈折計。
【0169】塗布膜の固形分濃度が1〜50%の間の塗
布膜表面の風速をそれぞれ変化させて塗膜を作製した。
【0170】各々の反射防止多層光学薄膜の裏に黒いア
クリル板を貼り付け、乾燥むら、はじきを目視により3
段階に評価した。
【0171】 (乾燥むら) 評価基準 ○:むらなし △:むらがあるが実用上問題なし ×:むらがあり、実用不可 (はじき:膜厚) 評価基準 ○:50μm未満のものが5個/m2以下 △:50〜100μm未満のものが5個/m2以下 ×:100μm以上のものが5個/m2以上
【0172】
【表1】
【0173】以上の結果から明らかなように、反射防止
多層光学薄膜の塗布直後の表面風速を0.2〜1.0m
/secとなるよう本発明の値に制御することによっ
て、はじき、乾燥むらのない高品質な反射防止多層光学
薄膜が得られることが分かる。
【0174】実施例2 実施例1と同様にして、反射防止多層光学薄膜を塗布し
た。塗布膜表面の風速を0.5m/secと一定とし、
気流温度を30〜160℃まで変化させた以外は、実施
例1と同様にして、反射防止多層光学薄膜を作製し、は
じき、乾燥むらを評価した。
【0175】
【表2】
【0176】以上の結果から明らかなように、塗布膜の
塗布直後の光学塗布膜の近辺の気流温度を40〜130
℃となるよう本発明の値に制御することによって、はじ
き、乾燥むらのない高品質な反射防止多層光学薄膜が得
られることが分かる。
【0177】実施例3 塗布ライン上でダイを用いて塗布した反射防止多層光学
薄膜の裏面をローラーで支える乾燥装置を用いて、ロー
ラーの温度を変化させ乾燥して得られた反射防止多層光
学薄膜を実施例1と同様に乾燥むらとはじきを評価し
た。このときの温度差は(ローラー温度)−(基材の温
度)とした。
【0178】
【表3】
【0179】以上の表から明らかなように、上記のよう
にローラーと基材の温度差を、0〜15℃(本発明の温
度差)にすることで、乾燥むら、はじきのない高品質な
反射防止多層光学薄膜が得られることが分かる。
【0180】実施例4 実施例1において、反射防止多層光学薄膜の固形分濃度
を10%にした塗布膜の膜面温度、乾燥速度を変化させ
て反射防止多層光学薄膜試料を作製し、実施例1と同様
にして、乾燥むらとはじきを評価した。
【0181】
【表4】
【0182】
【表5】
【0183】表の結果から明らかなように、反射防止多
層光学薄膜の膜面温度と乾燥速度を本発明の値に制御す
ることにより、乾燥むら、はじきのない高品質な反射防
止多層光学薄膜が得られることが分かる。
【0184】実施例5 塗布ライン上で赤外線ヒーターを具備した乾燥装置(図
1)を用いて実施例1の反射防止多層光学薄膜の塗布後
の乾燥を行った。赤外線はドイツヘレウス社製の中長波
赤外線ヒーターを用い、搬送するフィルムとの距離は5
cmに設定した。この距離での塗布後の光学膜面近傍の
温度は120℃であった。
【0185】また、非接触フローターを具備した乾燥装
置(図2)を用い実施例1の塗布後の反射防止多層光学
薄膜の乾燥を行った。非接触フローターはベルマッティ
ク社製の水平フロータータイプのエアータンバーを使用
した。フローター内静圧は9.8kPaとし、約2mm
巾手均一に浮上させて搬送させた。
【0186】《搬送性の評価》 評価基準 ○:支持体蛇行巾5mm未満 △:5〜7mm未満 ×:7mm以上
【0187】
【表6】
【0188】以上の結果から、赤外線乾燥は風の流れを
発生させずに乾燥を進めることが可能であり、乾燥むら
が発生しない均一な反射防止多層光学薄膜が得られるこ
とが分かる。
【0189】また、非接触フローターを使用することで
乾燥むら及び搬送性も優れていることが分かる。
【0190】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明による光
学薄膜の乾燥方法、その製造方法及びこれらの方法から
得られる光学薄膜は膜厚分布が均一であり、色むらやは
じきの故障がない高品質で、搬送性の良好な優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥方法に用いられる乾燥装置の一例
を示す概略図である。
【図2】本発明の乾燥方法に用いられる乾燥装置の他の
例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 コーター 3 バックアップロール 4 光学薄膜 5 ローラー 6 赤外線ヒーター 7 非接触ローター P ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 G02B 1/10 A Fターム(参考) 2H091 FA48X FB02 FB12 FC08 FC09 FD14 GA02 GA06 GA16 LA02 LA03 LA07 LA12 2K009 AA06 AA15 BB28 CC03 CC06 CC09 CC21 CC42 DD02 DD06 3L113 AA03 AB06 AC10 AC32 AC35 BA01 DA24 4D075 AC72 AC78 AC80 AC93 AC96 BB24Z BB37Z BB92Z BB93Y BB95Y CA02 CA47 CA48 CB02 DA04 DB31 DB33 DB48 DC24 EA07 EA21 EB22 EB33 EB35 EB38 EB60

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に塗布乾燥して得られる光学薄
    膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度
    が1〜50%である光学薄膜の塗布膜表面の風速を0.
    2〜1m/secにて乾燥することを特徴とする光学薄
    膜の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 乾燥室の気流温度が40〜130℃であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学薄膜の乾燥方
    法。
  3. 【請求項3】 赤外線で乾燥することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の光学薄膜の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 支持体上に塗布乾燥して得られる光学薄
    膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度
    が10〜98%になるまでの間、光学薄膜の塗布膜裏面
    に接触するローラーと基材との温度差が0〜15℃であ
    ることを特徴とする光学薄膜の乾燥方法。
  5. 【請求項5】 支持体上に塗布乾燥して得られる光学薄
    膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度
    が10〜98%になるまでの間、光学薄膜の塗布膜裏面
    をローラーに接触させずに搬送することを特徴とする光
    学薄膜の乾燥方法。
  6. 【請求項6】 光学薄膜の塗布膜裏面を非接触フロータ
    ーで支持することを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載の光学薄膜の乾燥方法。
  7. 【請求項7】 光学薄膜の塗布直後の膜厚が3〜10μ
    mであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に
    記載の光学薄膜の乾燥方法。
  8. 【請求項8】 支持体上に塗布乾燥して得られる光学薄
    膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度
    が10〜98%である光学薄膜の塗布膜を乾燥する際の
    塗布温度が25〜55℃であることを特徴とする光学薄
    膜の乾燥方法。
  9. 【請求項9】 支持体上に塗布乾燥して得られる光学薄
    膜の乾燥方法において、光学薄膜の塗布膜の固形分濃度
    が10〜98%である光学薄膜の塗布膜を乾燥する際、
    下記のh×ΔTで表される乾燥速度が400〜1500
    w/m2であることを特徴とする光学薄膜の乾燥方法。 乾燥速度:h×ΔT(w/m2) h(伝熱係数):w/(m2K) ΔT:気流と基材との温度差(K)
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか1項に記載の乾
    燥方法を用いて製造することを特徴とする光学薄膜の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9の何れか1項に記載の乾
    燥方法を用いて得られることを特徴とする光学薄膜。
  12. 【請求項12】 光学薄膜が反射防止光学薄膜であるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の光学薄膜。
  13. 【請求項13】 光学薄膜が反射防止光学薄膜であるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の光学薄膜の製造方
    法。
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