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JP2003125669A - 人工浮魚礁 - Google Patents

人工浮魚礁

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Publication number
JP2003125669A
JP2003125669A JP2001327036A JP2001327036A JP2003125669A JP 2003125669 A JP2003125669 A JP 2003125669A JP 2001327036 A JP2001327036 A JP 2001327036A JP 2001327036 A JP2001327036 A JP 2001327036A JP 2003125669 A JP2003125669 A JP 2003125669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reef
fish
fish reef
float container
winch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001327036A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Nakamura
守 中村
Yoshihiro Suenaga
慶寛 末永
Makoto Nakamura
誠 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKA ENGINEERING KK
Original Assignee
NAKA ENGINEERING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAKA ENGINEERING KK filed Critical NAKA ENGINEERING KK
Priority to JP2001327036A priority Critical patent/JP2003125669A/ja
Publication of JP2003125669A publication Critical patent/JP2003125669A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】魚礁を簡単に所望の高さに移動させることがで
き、季節の変化や魚の習性に合わせてその魚が棲みつき
やすい高さに魚礁を調節でき、魚礁を簡単に所望の設置
場所へ移動でき、耐海水性が高く、海上に長期間浮かせ
ておいても腐食せず、安価に製造でき海の環境を汚染す
ることなく海上施設として利用でき、貧酸素水や赤潮の
発生を抑制できる人工浮魚礁を提供する。 【解決手段】海面上で浮くフロートコンテナ10と、フ
ロートコンテナ10に取り付けられた魚礁用ウインチ2
0と、魚礁用ウインチ20によって巻き取られる魚礁用
索21の下端に取付けられた魚礁30と、フロートコン
テナ10に取り付けられた錨用ウインチ40と、錨用ウ
インチ40によって巻き取られる錨用索41の下端に取
り付けられた錨50とからなる。前記フロートコンテナ
10が、耐海水性のオーステナイト系ステンレス鋼で外
板が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工浮魚礁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の人工魚礁は砕石やコンクリート製
の資材である。この人工魚礁を海底に沈めておくと、渦
流や湧昇流が生じて、海底の栄養塩が表層に運ばれて生
産力が高まるため、多くの魚が人工魚礁に棲みついて好
漁場となるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の人工
魚礁は、以下の(i) 〜(vi)に示す問題点がある。 (i)従来の人工魚礁は海底に一旦沈めたら、沈めっぱな
しなので、設置場所の移動ができない。 (ii)従来の人工魚礁は海底に沈められているから底に棲
む魚を棲みつかせることができるが、海底以外の中層や
海面近くに棲む魚を棲みつかせることができない。 (iii)また、同じ魚種であっても季節によって異なる層
に棲むので、季節が変わると同じ種類の魚を棲みつかせ
ることができない。 (iv)人工魚礁は、海で使用するものであるから、コンク
リート材のように海中にアルカリ物質が溶出するような
素材では海を汚し、一般のステンレス鋼のように耐海水
性が低く腐食しやすい素材では短時間しか使用できず、
また高価な素材は、好ましくない。 (v)従来の人工浮魚礁には、海上で釣り公園や釣り桟
橋、レジャー施設、養殖施設等の海上施設として利用で
きるものはない。 (vi)ところで、海水中の酸素が少なくなると、貧酸素水
塊や赤潮が発生し、魚等の養殖業に多大な被害が出る。
従来の人工浮魚礁には、貧酸素水塊や赤潮の発生を抑制
できるものはない。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、魚礁を簡単に
所望の高さに移動させることができ、季節の変化や魚の
習性に合わせてその魚が棲みつきやすい高さに魚礁を調
節でき、魚礁を簡単に所望の設置場所へ移動でき、耐海
水性が高く、海上に長期間浮かせておいても腐食せず、
安価に製造でき、海の環境を汚染することなく海上施設
として利用でき、貧酸素水塊や赤潮の発生を抑制できる
人工浮魚礁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の人工浮魚礁
は、海面上で浮くフロートコンテナと、該フロートコン
テナに取り付けられた魚礁用ウインチと、該魚礁用ウイ
ンチによって巻き取られる魚礁用索の下端に取り付けら
れた魚礁と、前記フロートコンテナに取り付けられた錨
用ウインチと、該錨用ウインチによって巻き取られる錨
用索の下端に取り付けられた錨とからなり、前記フロー
トコンテナが、耐海水性のオーステナイト系ステンレス
鋼で外板が構成された中空の箱体であることを特徴とす
る。請求項2の人工浮魚礁は、請求項1記載の発明にお
いて、前記フロートコンテナに太陽電池が取り付けられ
たことを特徴とする。請求項3の人工浮魚礁は、請求項
2記載の発明において、前記フロートコンテナに、前記
太陽電池で得られる電気を駆動源とし、海水中に空気を
供給する空気供給ユニットが設けられたことを特徴とす
る。請求項4の人工浮魚礁は、請求項1、2または3記
載の発明において、前記魚礁が、水質浄化材が収容され
る浄化室を備えた水質浄化構造物であることを特徴とす
る。請求項5の人工浮魚礁は、前記魚礁に、請求項1、
2、3または4記載の発明において、垂直なパネルが平
面視十字状に組み合わされた流動制御部が設けられたこ
とを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、魚礁は、フロー
トコンテナに取り付けられた魚礁用索に取り付けられて
いるので、錨を海底に沈めておけば、錨によってフロー
トコンテナを定位置に維持できるから、魚礁を定位置に
維持することができる。しかも、魚礁用ウインチによっ
て魚礁を上下に昇降させることができるから、海底に棲
む魚だけでなく中層や海面近くに棲む魚など、魚礁に棲
みつかせたい魚種に応じて適当な高さに魚礁を調節させ
ることができる。さらに、季節の変化に応じて、所望の
魚種が棲みやすい高さに魚礁の高さを調節することがで
きる。また、魚礁の設置場所を移動させるときには、錨
用ウインチによって錨を上げ、魚礁用ウインチで魚礁を
上げておき、フロートコンテナを船等で引っ張れば、魚
礁を簡単に所望の設置場所へ移動させることができる。
しかも、フロートコンテナは、その外板が耐海水性のオ
ーステナイト系ステンレス鋼で構成されているから、安
価に製造することができ、耐海水性が高く、耐食性、耐
孔性および耐隙間腐食性に優れているから、海上に長期
間浮かせておいても腐食せず、コンクリート材のように
アルカリ物質が溶出する心配もなく、海を汚すことがな
い。請求項2の発明によれば、太陽電池によって電気を
供給することができるから、海の環境を汚染することな
くフロートコンテナにおいて電動機器を使用することが
できる。このため、フロートコンテナを釣り公園や釣り
桟橋、レジャー施設、養殖施設等の海上施設として使用
することができる。請求項3の発明によれば、空気供給
ユニットによって海水中に空気を供給することができる
から、貧酸素水塊や赤潮の発生を抑制でき、赤潮による
養殖業への被害を抑えることができる。請求項4の発明
によれば、浄化室に収容された水質浄化材によって投餌
を分解できるから、底質の硫化物発生を抑制することが
でき、酸素を供給することができる。請求項5の発明に
よれば、流動制御部の垂直なパネルによって、水平方向
の全方位の流れに対して、湧昇流および渦流を効率よく
発生させることができる。このため、海藻胞子、餌料生
物等の滞留と同時に底層への酸素供給を促進し、生物資
源の増殖や水質浄化を有利に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の人工浮魚礁1の
概略斜視図である。同図に示すように、本実施形態の人
工浮魚礁1は、フロートコンテナ10、魚礁用ウインチ
20、魚礁30、錨用ウインチ40および錨50から構
成されたものである。
【0008】まず、フロートコンテナ10を説明する。
フロートコンテナ10は、耐海水性のオーステナイト系
ステンレス鋼で外板が構成された中空の箱体で、海面に
浮くものであり、例えば幅24m×高さ3m×奥行き1
0m程度の大きさで、約10t 程度の重さである。また、
表面処理はBA,2B,DF,PS等で仕上げ、接合処
理はYAG レザー溶接が好適である。なお、フロートコン
テナ10の幅、高さ、奥行き、重さ、表面処理および接
合処理については前記例示したものに限らず、特に限定
はない。さらになお、フロートコンテナ10の下部に石
や岩などの重りを入れる金網枠を取り付けておくと、フ
ロートコンテナ10のバランスがよくなるので好適であ
る。フロートコンテナ10の素材を、耐海水性のオース
テナイト系ステンレス鋼とした理由については後述す
る。
【0009】つぎに、魚礁用ウインチ20を説明する。
前記フロートコンテナ10の上面には、魚礁用ウインチ
20が取り付けられている。この魚礁用ウインチ20
は、ワイヤーや樹脂、ゴム、布ロープ等の魚礁用索21
を巻き取ったり、巻き戻したりするものである。
【0010】つぎに、魚礁30を説明する。前記魚礁用
索21の下端には、魚礁30が取り付けられている。こ
の魚礁30は、金網や樹脂製である。前記魚礁用ウイン
チ20によって、魚礁用索21を巻き取ったり、巻き戻
したりすることにより、魚礁30を上昇させたり下降さ
せたりすることができるのである。符号31は、魚礁3
0を沈めておくための重りである。
【0011】つぎに、錨用ウインチ40を説明する。前
記フロートコンテナ10の上面には、錨用ウインチ40
が取り付けられている。この錨用ウインチ40は、ワイ
ヤーや樹脂、ゴム、布ロープ等の錨用索41を巻き取っ
たり、巻き戻したりするものである。
【0012】つぎに、錨50を説明する。前記錨用索4
1の下端には、錨50が取り付けられている。前記錨用
ウインチ40により錨用索41を巻き取ったり、巻き戻
したりすることによって、錨50を上げたり沈めたりす
ることができるのである。錨50を海底に沈めておけ
ば、フロートコンテナ10を魚礁30とともに定位置に
維持できるから、魚礁30の近くに魚を棲みつかせるこ
とができるのである。
【0013】つぎに、本実施形態の人工浮魚礁1の作用
効果を説明する。魚礁30は、フロートコンテナ10に
取り付けられた魚礁用索21に取り付けられているの
で、魚礁30とともに錨50を海底に沈めておけば、錨
50によって、フロートコンテナ10を定位置に維持で
きるから、魚礁30を定位置に維持することができる。
【0014】図2は魚礁30の上昇時での本実施形態の
人工浮魚礁1の概略斜視図である。同図に示すように、
魚礁用ウインチ20によって魚礁30を上下に昇降させ
ることができるから、海底に棲む魚だけでなく中層や海
面近くに棲む魚など、魚礁30に棲みつかせた魚種に応
じて適当な高さに魚礁30を調節させることができる。
さらに、季節の変化に応じて、所望の魚種が棲みやすい
高さに魚礁30の高さを調節することができるという効
果を奏する。
【0015】図3は設定場所移動時の本実施形態の人工
浮魚礁1の概略斜視図である。同図に示すように、魚礁
30の設定場所を移動させるときは、錨用ウインチ40
によって錨50を上げ、魚礁用ウインチ20によって魚
礁30を上げておき、フロートコンテナ10を船S等で
引っ張ればよく、魚礁30を簡単に所望の設置場所へ移
動させることができるという効果を奏する。
【0016】上記のごとく、本実施形態の人工浮魚礁1
によれば、魚礁30を簡単に所望の高さに移動させるこ
とができ、季節の変化や魚の習性に合わせてその魚が棲
みつきやすい高さに魚礁30を調節でき、魚礁30を簡
単に所望の設置場所に移動できるという効果を奏する。
【0017】また、図4に示すように、複数の本実施形
態の人工浮魚礁1を連結しておくと、震災や大火災等の
緊急時に緊急避難場所として利用することができる。
【0018】つぎに、フロートコンテナ10の外板につ
いて説明する。前記フロートコンテナ10の外板の素材
は、高クロム鋼にモリブデン、窒素、銅を添加したオー
ステナイト系ステンレス鋼である。フロートコンテナ1
0の素材の成分およびその成分量、ならびに、成分量の
上下限値を重量%で以下に示す。 炭 素 C : 0.014 (≦0.020) 珪 素 Si : 0.55 (≦0.80) マンガン Mn : 0.57 (≦1.00) リ ン P : 0.017 (≦0.030) 硫 黄 S : 0.001 (≦0.015) ニッケル Ni :(17.00≦)17.98(≦19.50) クロム Cr :(19.00≦)20.19(≦21.00) モリブデンMo :(5.50≦) 6.26(≦6.50) 窒 素 N :(0.16≦) 0.22(≦0.24) 銅 Cu :(0.50≦) 0.67(≦1.00)
【0019】上記のごとく、フロートコンテナ10は、
その外板が高クロム鋼にモリブデン、窒素、銅を添加し
たオーステナイト系ステンレス鋼であるから、安価に製
造することができ、耐海水性が高く、耐食性、耐孔性お
よび耐隙間腐食性に優れているから、海上に長期間浮か
せておいても腐食せず、コンクリート材のようにアルカ
リ物質が溶出する心配もなく、海を汚すことがない。な
お、フロートコンテナ10の外板の素材としては、新日
本製鉄株式会社やスウェーデンのアベスタ社製の(商品
名)YUS270、日本治金工業株式会社製の(商品
名)NAS254N等を使用しうる。
【0020】このフロートコンテナ10には、以下の
(1)〜(5)に示す使用用途がある。 (1)埋立用コンテナや医療廃棄物仮保管庫などのゴミ処
理用 (2)マリンスポーツ施設や船艇の係留施設、海洋労働者
の憩いの場などの海洋開発用 (3)緊急避難場所や仮設住宅設置場所などの災害対策用 (4)浮き魚礁や海洋牧場、防水柵などの漁業用 (5)二酸化炭素最終投棄容器や人工地盤などの地球温暖
化環境用 なお、これらの用途は単なる例示であり、この他にも種
々の用途に使用しうる。
【0021】本実施形態の人工浮魚礁1によれば、フロ
ートコンテナ10の外板が耐海水性のオーステナイト系
ステンレス鋼で構成されているから、安価に製造するこ
とができ、耐海水性が高く、耐食性、耐孔性および耐隙
間腐食性に優れているから、海上に長期間浮かせておい
ても腐食せず、海を汚さず、安価に製造できるという効
果を奏する。
【0022】つぎに、他の実施形態の人工浮魚礁1Bを
説明する。図5は他の実施形態の人工浮魚礁1Bの概略
斜視図である。同図に示すように、この実施形態の人工
浮魚礁1Bは、フロートコンテナ10、魚礁用ウインチ
20、魚礁30B 、太陽電池60B 、空気供給ユニット70B
から構成されたものである。人工浮魚礁1Bにおけるフ
ロートコンテナ10および魚礁用ウインチ20は、前記
人工浮魚礁1におけるフロートコンテナ10および魚礁
用ウインチ20と実質同様のものである。そこで、魚礁
30B 、太陽電池60B および空気供給ユニット70B を説明
する。
【0023】まず、魚礁30B を説明する。図6は、流動
制御部33の説明図である。図5〜図6に示すように、
魚礁30Bは、本体31の上面に浄化室32が設けられ、
本体31の内部に流動制御部33が設けられたものであ
る。本体31は、例えばフィーラー型で構築されてい
る。このため、通常の海底設置の際にするワイヤーロー
プと同質のワイヤーロープで、本体31を海底に設置す
ることができる。この本体31の上面に、セメントと骨
材のベースに炭を混ぜた多孔質な水質浄化材を収容する
ための浄化室32が設けられている。このため、水質浄
化材により多孔質な微小空間を作りだし、微生物の活性
を高めることができる。水質浄化材のベースに混ぜるも
のとしては、炭だけでなく、貝殻、溜め池の汚泥を乾燥
させた乾燥汚泥、鉄粉等でもよい。浄化室32に収容さ
れた水質浄化材によって、投餌を分解できるから、底質
の硫化物発生を抑制することができ、酸素を供給するこ
とができる。また、エアレーションによる酸素供給も併
せて期待できるので、好気性状態が実現でき、硫化物は
抑制される。
【0024】前記本体31の内部には、流動制御部33
が設けられている。この流動制御部33は、4枚の垂直
なパネル34が平面視十字状に組み合わされたものであ
る。流動制御部33の垂直なパネル34によって、水平
方向の全方位の流れに対して、湧昇流および渦流を効率
よく発生させることができる。このため、海藻胞子、餌
料生物等の滞留と同時に底層への酸素供給を促進し、生
物資源の増殖や水質浄化を有利に行うことができる。
【0025】つぎに、太陽電池60B を説明する。前記フ
ロートコンテナ10の上面には、太陽電池60B が取り付
けられている。この太陽電池60B によって電気を供給す
ることができるから、海の環境を汚染することなく、フ
ロートコンテナ10において電動機器を使用することが
できる。このため、フロートコンテナ10を釣り公園や
釣り桟橋、レジャー施設、養殖施設等の海上施設として
使用することができる。
【0026】つぎに、空気供給ユニット70B を説明す
る。前記フロートコンテナ10には、ポンプ71B が取り
付けられている。そして、フロートコンテナ10の側面
には、パイプ72B が立てて取り付けられており、その上
端はポンプ71B に連結され、パイプ72B の下端は海中に
配設されている。このため、太陽電池60B の電気により
ポンプ71B を駆動させて、空気をパイプ72Bの上端から
吸入して、パイプ72B の下端から吐き出させることがで
きる。したがって、空気供給ユニット70B によって、海
中に空気を供給することができるから、貧酸素水塊や赤
潮の発生を抑制でき、赤潮による養殖業への被害を抑え
ることができる。
【0027】この実施形態の人工浮魚礁1Bによれば、
第一実施形態の人工浮魚礁1と同様に、海上に長期間浮
かせておいても腐食せず、海を汚さず、安価に製造でき
るという効果を奏する。しかも、フロートコンテナを釣
り公園や釣り桟橋、レジャー施設、養殖施設等の海上施
設として使用することができる。また、貧酸素水塊や赤
潮の発生を抑制でき、赤潮による養殖業への被害を抑え
ることができる。さらに、底質の硫化物発生を抑制する
ことができ、酸素を供給することができる。そして、海
藻胞子、餌料生物等の滞留と同時に底層への酸素供給を
促進し、生物資源の増殖や水質浄化を有利に行うことが
できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の人工浮魚礁によれば、錨を海
底に沈めておけば、錨によってフロートコンテナを定位
置に維持できるから、魚礁を定位置に維持することがで
きる。しかも、魚礁用ウインチによって魚礁を上下に昇
降させることができるから、海底に棲む魚だけでなく中
層や海面近くに棲む魚など、魚礁に棲みつかせたい魚種
に応じて適当な高さに魚礁を調節させることができる。
さらに、季節の変化に応じて、所望の魚種が棲みやすい
高さに魚礁の高さを調節することができる。また、魚礁
の設置場所を移動させるときには、錨用ウインチによっ
て錨を上げ、魚礁用ウインチで魚礁を上げておき、フロ
ートコンテナを船等で引っ張れば、魚礁を簡単に所望の
設置場所へ移動させることができる。しかも、フロート
コンテナは、その外板が耐海水性のオーステナイト系ス
テンレス鋼で構成されているから、安価に製造すること
ができ、耐海水性が高く、耐食性、耐孔性および耐隙間
腐食性に優れているから、海上に長期間浮かせておいて
も腐食せず、コンクリート材のようにアルカリ物質が溶
出する心配もなく、海を汚すことがない。請求項2の発
明によれば、太陽電池によって電気を供給することがで
きるから、海の環境を汚染することなく、フロートコン
テナにおいて電動機器を使用することができる。このた
め、フロートコンテナを釣り公園や釣り桟橋、レジャー
施設、養殖施設等の海上施設として使用することができ
る。請求項3の発明によれば、空気供給ユニットによっ
て海水中に空気を供給することができる。このため、貧
酸素水塊の発生を制御でき、赤潮の発生を抑制できるか
ら、赤潮による養殖業への被害を抑えることができる。
請求項4の発明によれば、浄化室に収容された水質浄化
材によって投餌を分解できるから、底質の硫化物発生を
抑制することができ、酸素を供給することができる。請
求項5の発明によれば、流動制御部の垂直なパネルによ
って、水平方向の全方位の流れに対して、湧昇流および
渦流を効率よく発生させることができる。このため、海
藻胞子、餌料生物等の滞留と同時に底層への酸素供給を
促進し、生物資源の増殖や水質浄化を有利に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の人工浮魚礁1の概略斜視図であ
る。
【図2】魚礁30の上昇時での本実施形態の人工浮魚礁
1の概略斜視図である。
【図3】設定場所移動時の本実施形態の人工浮魚礁1の
概略斜視図である。
【図4】組み合わされた複数の本実施形態の人工浮魚礁
1の概略斜視図である。
【図5】他の実施形態の人工浮魚礁1Bの概略斜視図で
ある。
【図6】流動制御部33の説明図である。
【符号の説明】
1 人工浮魚礁 10 フロートコンテナ 20 魚礁用ウインチ 21 魚礁用索 30 魚礁 33 流動制御部 34 パネル 40 錨用ウインチ 41 錨用索 50 錨 60B 太陽電池 70B 空気供給ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 誠 香川県高松市池田町1575番地1 株式会社 ナカエンジニアリング内 Fターム(参考) 2B003 AA02 BB02 CC04 DD02 DD06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海面上で浮くフロートコンテナと、該フロ
    ートコンテナに取り付けられた魚礁用ウインチと、該魚
    礁用ウインチによって巻き取られる魚礁用索の下端に取
    り付けられた魚礁と、前記フロートコンテナに取り付け
    られた錨用ウインチと、該錨用ウインチによって巻き取
    られる錨用索の下端に取り付けられた錨とからなり、前
    記フロートコンテナが、耐海水性のオーステナイト系ス
    テンレス鋼で外板が構成された中空の箱体であることを
    特徴とする人工浮魚礁。
  2. 【請求項2】前記フロートコンテナに、太陽電池が取り
    付けられたことを特徴とする請求項1記載の人工浮魚
    礁。
  3. 【請求項3】前記フロートコンテナに、前記太陽電池で
    得られる電気を駆動源とし、海水中に空気を供給する空
    気供給ユニットが設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の人工浮魚礁。
  4. 【請求項4】前記魚礁が、水質浄化材が収容される浄化
    室を備えた水質浄化構造物であることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の人工浮魚礁。
  5. 【請求項5】前記魚礁に、垂直なパネルが平面視十字状
    に組み合わされた流動制御部が設けられたことを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の人工浮魚礁。
JP2001327036A 2001-10-25 2001-10-25 人工浮魚礁 Pending JP2003125669A (ja)

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Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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