JP2003122044A - トナー - Google Patents
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- JP2003122044A JP2003122044A JP2001320093A JP2001320093A JP2003122044A JP 2003122044 A JP2003122044 A JP 2003122044A JP 2001320093 A JP2001320093 A JP 2001320093A JP 2001320093 A JP2001320093 A JP 2001320093A JP 2003122044 A JP2003122044 A JP 2003122044A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐久初期から帯電の立ち上がりがすばやく、
耐久後期まで安定した帯電性を持ち、長期間の使用にお
いても、ネガゴーストや定着部材へのトナー付着を生じ
ない磁性トナーを提供する。 【解決手段】 特定の水酸基価及びエステル価を有する
炭化水素系ワックスと、異種元素を含む磁性酸化鉄とを
組み合わせて含有する磁性トナーとする。
耐久後期まで安定した帯電性を持ち、長期間の使用にお
いても、ネガゴーストや定着部材へのトナー付着を生じ
ない磁性トナーを提供する。 【解決手段】 特定の水酸基価及びエステル価を有する
炭化水素系ワックスと、異種元素を含む磁性酸化鉄とを
組み合わせて含有する磁性トナーとする。
Description
0
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真、静電記
録のような画像形成方法における静電潜像を現像するた
めのトナーまたはトナージェット方式の画像形成方法に
使用されるトナーに関する。
録のような画像形成方法における静電潜像を現像するた
めのトナーまたはトナージェット方式の画像形成方法に
使用されるトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】トナー中に離型剤としてワックスを含有
させることは知られている。例えば、特開昭52−33
04号公報、特開昭52−3305号公報、特開昭57
−52574号公報等の技術が開示されている。
させることは知られている。例えば、特開昭52−33
04号公報、特開昭52−3305号公報、特開昭57
−52574号公報等の技術が開示されている。
【0003】トナー中に離型剤としてポリアルキレン類
を含有させる発明として、特開昭57−52574号公
報、特開昭52−3304号公報などではスチレン系樹
脂に低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等
の単重合ワックスを含有させたり、特開昭50−936
47号公報では、同じくスチレン系樹脂に低分子量オレ
フィン共重合体を含有させる技術が開示されている。こ
れらの報告は未だ効果が不十分なものが多く、さらなる
効果があるワックスの発明が期待されている。
を含有させる発明として、特開昭57−52574号公
報、特開昭52−3304号公報などではスチレン系樹
脂に低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等
の単重合ワックスを含有させたり、特開昭50−936
47号公報では、同じくスチレン系樹脂に低分子量オレ
フィン共重合体を含有させる技術が開示されている。こ
れらの報告は未だ効果が不十分なものが多く、さらなる
効果があるワックスの発明が期待されている。
【0004】これらのワックス類は、トナーの低温時や
高温時の耐オフセット性の向上のために用いられている
が、その反面、耐ブロッキング性を悪化させたり、現像
性が悪化するという問題があった。
高温時の耐オフセット性の向上のために用いられている
が、その反面、耐ブロッキング性を悪化させたり、現像
性が悪化するという問題があった。
【0005】また、特開昭63−113558号公報、
特開昭63−188158号公報、特開平2−1346
48号公報、特開平4−97162号公報、特開平4−
97163号公報等に、トナー中にアルコール成分を含
有させる技術が開示されている。これらのアルコール成
分は、トナーの低温時の定着性、高温時の耐オフセット
性を向上させる効果は認められるものの、トナーの現像
性を悪化させる場合があった。
特開昭63−188158号公報、特開平2−1346
48号公報、特開平4−97162号公報、特開平4−
97163号公報等に、トナー中にアルコール成分を含
有させる技術が開示されている。これらのアルコール成
分は、トナーの低温時の定着性、高温時の耐オフセット
性を向上させる効果は認められるものの、トナーの現像
性を悪化させる場合があった。
【0006】また、特開平1−109359号公報に
は、トナー中に低分子量ポリオレフィン系ポリオールを
含有させる技術が開示されている。このようなアルコー
ル成分はトナーの定着性、現像性には効果を与えるもの
の、耐ブロッキング性、高温での耐オフセット性が不十
分となる場合があった。
は、トナー中に低分子量ポリオレフィン系ポリオールを
含有させる技術が開示されている。このようなアルコー
ル成分はトナーの定着性、現像性には効果を与えるもの
の、耐ブロッキング性、高温での耐オフセット性が不十
分となる場合があった。
【0007】特開平4−184350号公報、特開平4
−194947号公報、特開平4−194946号公
報、特開平4−194948号公報には、トナー中にポ
リグリセリン部分エステル化物を含有させる技術が開示
されている。しかしながら、このようなポリグリセリン
化合物を添加することによっても、いまだ不十分な定着
性、耐オフセット性を満足するには至っていない。
−194947号公報、特開平4−194946号公
報、特開平4−194948号公報には、トナー中にポ
リグリセリン部分エステル化物を含有させる技術が開示
されている。しかしながら、このようなポリグリセリン
化合物を添加することによっても、いまだ不十分な定着
性、耐オフセット性を満足するには至っていない。
【0008】また、従来、定着ローラー表面にトナーが
オフセットなどで付着し、その付着したトナーが、紙の
分離爪部分で溜まり、その結果、それがはがれて画像を
汚してしまう問題が有る。この問題を解決するためにト
ナー中に低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ンなどの離型剤を添加する方法が提案されている。しか
しながら、十分な効果を出すためにこのような添加剤を
多量に加えると、反対に感光体へのフィルミングやキャ
リアやスリーブなどのトナー担持体の表面を汚染し、画
像が劣化して実用上問題となる。
オフセットなどで付着し、その付着したトナーが、紙の
分離爪部分で溜まり、その結果、それがはがれて画像を
汚してしまう問題が有る。この問題を解決するためにト
ナー中に低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ンなどの離型剤を添加する方法が提案されている。しか
しながら、十分な効果を出すためにこのような添加剤を
多量に加えると、反対に感光体へのフィルミングやキャ
リアやスリーブなどのトナー担持体の表面を汚染し、画
像が劣化して実用上問題となる。
【0009】一方、現像方法においては、特にトナー及
びキャリアを主体とする二成分系現像剤を用いる磁気ブ
ラシ法、カスケード法、液体現像法が実用化されてい
る。これらの現像方法はいずれも比較的安定に良画像を
得られる優れた方法であるが、反面、キャリアの劣化、
トナーのキャリアの混合比の変動という二成分系現像剤
にまつわる問題点を有する。
びキャリアを主体とする二成分系現像剤を用いる磁気ブ
ラシ法、カスケード法、液体現像法が実用化されてい
る。これらの現像方法はいずれも比較的安定に良画像を
得られる優れた方法であるが、反面、キャリアの劣化、
トナーのキャリアの混合比の変動という二成分系現像剤
にまつわる問題点を有する。
【0010】かかる問題点を解消するため、トナーのみ
よりなる一成分系現像剤を用いる現像方法が各種提案さ
れている。中でも、磁性を有するトナーよりなる一成分
系現像剤を用いる方法に優れたものが多い。
よりなる一成分系現像剤を用いる現像方法が各種提案さ
れている。中でも、磁性を有するトナーよりなる一成分
系現像剤を用いる方法に優れたものが多い。
【0011】米国特許第3,909,258号明細書に
は導電性を有する磁性トナーを用いて現像する現像方法
が提案されている。これは内部に磁性を有する円筒状の
導電性スリーブ上に導電性磁性トナーを支持し、これを
静電潜像を有する静電潜像保持体に接触せしめ現像する
ものである。この際、現像部において、静電潜像保持体
表面とスリーブ表面との間にトナー粒子により導電路が
形成され、この導電路を経てスリーブより磁性トナー粒
子に電荷が導かれ、静電潜像の画像部と磁性トナー粒子
との間のクーロン力によりトナー粒子が画像部に付着し
て現像される。この導電性磁性トナーを用いる現像方法
は従来の二成分系現像方法にまつわる問題点を回避した
優れた方法であるが、反面、トナーが導電性であるた
め、トナー画像を有する静電潜像保持体から普通紙の如
き最終的な転写材へ静電的に転写することが困難である
という問題を有している。
は導電性を有する磁性トナーを用いて現像する現像方法
が提案されている。これは内部に磁性を有する円筒状の
導電性スリーブ上に導電性磁性トナーを支持し、これを
静電潜像を有する静電潜像保持体に接触せしめ現像する
ものである。この際、現像部において、静電潜像保持体
表面とスリーブ表面との間にトナー粒子により導電路が
形成され、この導電路を経てスリーブより磁性トナー粒
子に電荷が導かれ、静電潜像の画像部と磁性トナー粒子
との間のクーロン力によりトナー粒子が画像部に付着し
て現像される。この導電性磁性トナーを用いる現像方法
は従来の二成分系現像方法にまつわる問題点を回避した
優れた方法であるが、反面、トナーが導電性であるた
め、トナー画像を有する静電潜像保持体から普通紙の如
き最終的な転写材へ静電的に転写することが困難である
という問題を有している。
【0012】静電的に転写することが可能な高抵抗の磁
性トナーを用いる現像方法として、トナー粒子の誘電分
極を利用した現像方法がある。しかし、かかる方法は本
質的に現像速度が遅く、現像画像の濃度が十分に得られ
難いという問題点を有している。
性トナーを用いる現像方法として、トナー粒子の誘電分
極を利用した現像方法がある。しかし、かかる方法は本
質的に現像速度が遅く、現像画像の濃度が十分に得られ
難いという問題点を有している。
【0013】高抵抗の絶縁性の磁性トナーを用いるその
他の現像方法として、磁性トナー粒子相互の摩擦、磁性
トナー粒子とスリーブの如き摩擦部材との摩擦により磁
性トナー粒子を摩擦帯電し、摩擦電荷を有する磁性トナ
ーで静電潜像を現像する現像方法が知られている。しか
しこれらの方法は、磁性トナー粒子と摩擦部材との接触
回数が少なく摩擦帯電が不十分となり易く、また帯電し
た磁性トナー粒子はスリーブとの間のクーロン力が強ま
りスリーブ上で凝集し易いという問題点を有している。
他の現像方法として、磁性トナー粒子相互の摩擦、磁性
トナー粒子とスリーブの如き摩擦部材との摩擦により磁
性トナー粒子を摩擦帯電し、摩擦電荷を有する磁性トナ
ーで静電潜像を現像する現像方法が知られている。しか
しこれらの方法は、磁性トナー粒子と摩擦部材との接触
回数が少なく摩擦帯電が不十分となり易く、また帯電し
た磁性トナー粒子はスリーブとの間のクーロン力が強ま
りスリーブ上で凝集し易いという問題点を有している。
【0014】特開昭55−18656号公報(対応米国
特許第4,395,476及び第4,473,627号
明細書)において、上述の問題点を除去した新規なジャ
ンピング現像方法が提案されている。これはスリーブ上
に磁性トナーを極めて薄く塗布し、これを摩擦帯電し、
次いでスリーブ上の磁性トナー層を静電潜像に近接させ
て現像するものである。この方法は、磁性トナーをスリ
ーブ上に極めて薄く塗布することによりスリーブと磁性
トナーの接触する機会を増し、磁性トナーの十分な摩擦
帯電を可能にしたこと、及び、磁力によって磁性トナー
を支持し、且つ磁石と磁性トナーを総体的に移動させる
ことにより磁性トナー粒子相互の凝集を解くと共にスリ
ーブと十分に摩擦せしめていることによって、優れた画
像が得られるものである。
特許第4,395,476及び第4,473,627号
明細書)において、上述の問題点を除去した新規なジャ
ンピング現像方法が提案されている。これはスリーブ上
に磁性トナーを極めて薄く塗布し、これを摩擦帯電し、
次いでスリーブ上の磁性トナー層を静電潜像に近接させ
て現像するものである。この方法は、磁性トナーをスリ
ーブ上に極めて薄く塗布することによりスリーブと磁性
トナーの接触する機会を増し、磁性トナーの十分な摩擦
帯電を可能にしたこと、及び、磁力によって磁性トナー
を支持し、且つ磁石と磁性トナーを総体的に移動させる
ことにより磁性トナー粒子相互の凝集を解くと共にスリ
ーブと十分に摩擦せしめていることによって、優れた画
像が得られるものである。
【0015】上記の現像方法に用いる絶縁性トナー中に
は微粉末状の磁性酸化鉄が相当量混合分散されており、
該磁性酸化鉄の一部がトナー粒子の表面に露出している
ため、磁性酸化鉄の種類が、磁性トナーの流動性及び摩
擦帯電性に影響する。結果として、磁性トナーの現像特
性、耐久性の如く磁性トナーに要求される種々の特性に
影響を与える。
は微粉末状の磁性酸化鉄が相当量混合分散されており、
該磁性酸化鉄の一部がトナー粒子の表面に露出している
ため、磁性酸化鉄の種類が、磁性トナーの流動性及び摩
擦帯電性に影響する。結果として、磁性トナーの現像特
性、耐久性の如く磁性トナーに要求される種々の特性に
影響を与える。
【0016】より詳細に言えば、従来の磁性酸化鉄を含
有する磁性トナーを用いたジャンピング現像方法におい
ては、長期間現像工程を繰り返す(例えば複写)と、磁
性トナー粒子を含有する一成分系現像剤の流動性が低下
し、充分な摩擦帯電が得られず、帯電が不均一となり易
く、低温低湿環境下において、カブリ現象が発生し易
く、画像上の問題点となり易い。磁性トナー粒子を構成
している結着樹脂と磁性酸化鉄との密着性が弱い場合に
は、現像工程の繰り返しにより、磁性トナー粒子表面か
ら磁性酸化鉄が脱離し、トナー画像の濃度低下の如き悪
影響を与える傾向がある。
有する磁性トナーを用いたジャンピング現像方法におい
ては、長期間現像工程を繰り返す(例えば複写)と、磁
性トナー粒子を含有する一成分系現像剤の流動性が低下
し、充分な摩擦帯電が得られず、帯電が不均一となり易
く、低温低湿環境下において、カブリ現象が発生し易
く、画像上の問題点となり易い。磁性トナー粒子を構成
している結着樹脂と磁性酸化鉄との密着性が弱い場合に
は、現像工程の繰り返しにより、磁性トナー粒子表面か
ら磁性酸化鉄が脱離し、トナー画像の濃度低下の如き悪
影響を与える傾向がある。
【0017】磁性トナー粒子中での磁性酸化鉄の分散が
不均一である場合には、磁性酸化鉄を多く含有する粒径
の小さな磁性トナー粒子がスリーブ上に蓄積し、画像濃
度低下及びスリーブゴーストと呼ばれる濃淡のムラの発
生が見られる場合もある。
不均一である場合には、磁性酸化鉄を多く含有する粒径
の小さな磁性トナー粒子がスリーブ上に蓄積し、画像濃
度低下及びスリーブゴーストと呼ばれる濃淡のムラの発
生が見られる場合もある。
【0018】従来、磁性トナーに含有される磁性酸化鉄
に関し、特開昭62−279352号公報(対応米国特
許第4820603号明細書)、特開昭62−2781
31号公報(対応米国特許第4975214号明細書)
において、ケイ素元素を含有する磁性酸化鉄粒子を含有
する磁性トナーが提案されている。かかる磁性酸化鉄粒
子は、積極的にケイ素元素を磁性酸化鉄粒子の内部に存
在させている。
に関し、特開昭62−279352号公報(対応米国特
許第4820603号明細書)、特開昭62−2781
31号公報(対応米国特許第4975214号明細書)
において、ケイ素元素を含有する磁性酸化鉄粒子を含有
する磁性トナーが提案されている。かかる磁性酸化鉄粒
子は、積極的にケイ素元素を磁性酸化鉄粒子の内部に存
在させている。
【0019】特公平3−9045号公報(対応欧州特許
出願公開公報EP−A187434)においては、ケイ
酸塩を添加することで、磁性酸化鉄粒子の形状を球形に
制御する提案がされている。この方法で得られた磁性酸
化鉄粒子は、粒径の制御のためにケイ酸塩を使用するた
め磁性酸化鉄粒子内部にケイ素元素が多く分布してい
る。
出願公開公報EP−A187434)においては、ケイ
酸塩を添加することで、磁性酸化鉄粒子の形状を球形に
制御する提案がされている。この方法で得られた磁性酸
化鉄粒子は、粒径の制御のためにケイ酸塩を使用するた
め磁性酸化鉄粒子内部にケイ素元素が多く分布してい
る。
【0020】特開昭61−34070号公報において
は、四三酸化鉄への酸化反応中にヒドロキソケイ酸塩溶
液を添加して四三酸化鉄を製造する方法が提案されてい
る。この方法による四三酸化鉄粒子は、表面近傍にケイ
素元素を有し、鉄粒子表面近傍に層を成して存在してい
る。
は、四三酸化鉄への酸化反応中にヒドロキソケイ酸塩溶
液を添加して四三酸化鉄を製造する方法が提案されてい
る。この方法による四三酸化鉄粒子は、表面近傍にケイ
素元素を有し、鉄粒子表面近傍に層を成して存在してい
る。
【0021】特開平5−72801号公報(対応欧州特
許出願公開公報EP−A533069)においては、磁
性酸化鉄粒子中にケイ素元素を0.4〜4重量%含有
し、かつ、磁性酸化鉄粒子表面近傍に、全ケイ素元素含
有量の44〜84%が存在する磁性酸化鉄粒子を含有し
た磁性トナーが提案されている。
許出願公開公報EP−A533069)においては、磁
性酸化鉄粒子中にケイ素元素を0.4〜4重量%含有
し、かつ、磁性酸化鉄粒子表面近傍に、全ケイ素元素含
有量の44〜84%が存在する磁性酸化鉄粒子を含有し
た磁性トナーが提案されている。
【0022】特開平4−362954号公報(対応欧州
特許出願公開公報EP−A468525)には、ケイ素
元素とアルミニウム元素双方を含む磁性酸化鉄粒子が開
示されている。特開平5−213620号公報には、ケ
イ素成分を含有し、且つ表面にケイ素成分が露出してい
る磁性酸化鉄粒子が開示されている。しかしながら、上
述したような磁性酸化鉄の作用効果を発揮するために
は、トナー中に磁性酸化鉄を均一に分散させ、トナー粒
子からの脱落を防止することが必要である。また、トナ
ーの供給や、帯電が追いつかずベタ部などトナーが多量
に消費されるとそのパターンに応じて濃度が薄くなる、
ネガゴーストという現象を生じることもある。
特許出願公開公報EP−A468525)には、ケイ素
元素とアルミニウム元素双方を含む磁性酸化鉄粒子が開
示されている。特開平5−213620号公報には、ケ
イ素成分を含有し、且つ表面にケイ素成分が露出してい
る磁性酸化鉄粒子が開示されている。しかしながら、上
述したような磁性酸化鉄の作用効果を発揮するために
は、トナー中に磁性酸化鉄を均一に分散させ、トナー粒
子からの脱落を防止することが必要である。また、トナ
ーの供給や、帯電が追いつかずベタ部などトナーが多量
に消費されるとそのパターンに応じて濃度が薄くなる、
ネガゴーストという現象を生じることもある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の問題点を解消したトナーを提供することにある。
の問題点を解消したトナーを提供することにある。
【0024】本発明の目的は、耐久初期から帯電の立ち
上がりがすばやく、耐久後期まで安定した帯電性を持つ
トナーを提供することに有る。
上がりがすばやく、耐久後期まで安定した帯電性を持つ
トナーを提供することに有る。
【0025】本発明の目的は、トナー粒子中に分散する
ワックスの径が小さく、長時間の耐久においても、初期
と同様の優れた画像特性を持つトナーを提供することに
ある。
ワックスの径が小さく、長時間の耐久においても、初期
と同様の優れた画像特性を持つトナーを提供することに
ある。
【0026】本発明の目的は、長期間の使用において
も、定着部材へのトナー付着を生ぜず、初期と同様な優
れた画像特性を持つトナーを提供することにある。
も、定着部材へのトナー付着を生ぜず、初期と同様な優
れた画像特性を持つトナーを提供することにある。
【0027】さらに、本発明の目的は、長期耐久におい
てネガゴーストなどの現像不良を生じることなく優れた
画像特性を示すトナーを提供することにある。
てネガゴーストなどの現像不良を生じることなく優れた
画像特性を示すトナーを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、結着樹脂、磁
性酸化鉄及び炭化水素系ワックスを少なくとも含有する
トナー粒子を少なくとも有し、該ワックスの水酸基価
(Hv)が5〜150mgKOH/g、エステル価
(Ev)が1〜50mgKOH/gであり、水酸基価
(Hv)とエステル価(Ev)の関係が、 Hv>Ev であり、該磁性酸化鉄がMg、Al、Si、P、S、C
a、Cu、Znから選択される異種元素を少なくとも1
種含有しており、該異種元素の含有量が磁性酸化鉄中の
鉄元素を基準として0.1〜5.0重量%であることを
特徴とするトナーに関する。
性酸化鉄及び炭化水素系ワックスを少なくとも含有する
トナー粒子を少なくとも有し、該ワックスの水酸基価
(Hv)が5〜150mgKOH/g、エステル価
(Ev)が1〜50mgKOH/gであり、水酸基価
(Hv)とエステル価(Ev)の関係が、 Hv>Ev であり、該磁性酸化鉄がMg、Al、Si、P、S、C
a、Cu、Znから選択される異種元素を少なくとも1
種含有しており、該異種元素の含有量が磁性酸化鉄中の
鉄元素を基準として0.1〜5.0重量%であることを
特徴とするトナーに関する。
【0029】本発明のトナーにおいては、下記の構成を
好ましい態様として含む。該ワックスの酸価(Av)が
1〜30mgKOH/gであり、該酸価(Av)と該ワ
ックスの水酸基価(Hv)の関係が、 Hv>Av である。該ワックスの融点が65〜130℃である。該
ワックスの150℃における粘度が、200mPa・s
ec以下である。該ワックスが、脂肪族炭化水素系ワッ
クスをアルコール転化して得られたワックスである。該
磁性酸化鉄の異種元素の含有量が、該磁性酸化鉄中の鉄
元素を基準として0.2〜4重量%である。該磁性酸化
鉄の鉄元素溶解率が20重量%までに存在する異種元素
の割合が、該磁性酸化鉄中の異種元素の全含有量中の3
0%以上である。該異種元素が少なくともケイ素であ
り、該磁性酸化鉄中のケイ素元素含有量が鉄元素を基準
として0.2〜4.0重量%である。該磁性酸化鉄の最
表面におけるFe/Siの原子比が1.2〜4.0であ
る。該磁性酸化鉄がAlとAl以外の異種元素を含有
し、該Al元素含有量が鉄元素を基準にして、0.01
〜2.0重量%である。該磁性酸化鉄の最表面における
Fe/Alの原子比が0.3〜10である。該磁性酸化
鉄の平滑度が0.3〜0.8である。該磁性酸化鉄の比
表面積が20.0m2/g以下である。
好ましい態様として含む。該ワックスの酸価(Av)が
1〜30mgKOH/gであり、該酸価(Av)と該ワ
ックスの水酸基価(Hv)の関係が、 Hv>Av である。該ワックスの融点が65〜130℃である。該
ワックスの150℃における粘度が、200mPa・s
ec以下である。該ワックスが、脂肪族炭化水素系ワッ
クスをアルコール転化して得られたワックスである。該
磁性酸化鉄の異種元素の含有量が、該磁性酸化鉄中の鉄
元素を基準として0.2〜4重量%である。該磁性酸化
鉄の鉄元素溶解率が20重量%までに存在する異種元素
の割合が、該磁性酸化鉄中の異種元素の全含有量中の3
0%以上である。該異種元素が少なくともケイ素であ
り、該磁性酸化鉄中のケイ素元素含有量が鉄元素を基準
として0.2〜4.0重量%である。該磁性酸化鉄の最
表面におけるFe/Siの原子比が1.2〜4.0であ
る。該磁性酸化鉄がAlとAl以外の異種元素を含有
し、該Al元素含有量が鉄元素を基準にして、0.01
〜2.0重量%である。該磁性酸化鉄の最表面における
Fe/Alの原子比が0.3〜10である。該磁性酸化
鉄の平滑度が0.3〜0.8である。該磁性酸化鉄の比
表面積が20.0m2/g以下である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0031】本発明者等は鋭意検討の結果、水酸基価
(Hv)が5〜150mgKOH/g(好ましくは10
〜100mgKOH/g、より好ましくは20〜90m
gKOH/g)であり、エステル価(Ev)が1〜50
mgKOH/g(好ましくは、1〜40mgKOH/
g、より好ましくは1〜30mgKOH/g、特に好ま
しくは1〜20mgKOH/g)であり、該水酸基価
(Hv)とエステル価(Ev)の関係が、 Hv>Ev である炭化水素系ワックスをトナー粒子の構成成分とし
て用いることにより、低温領域から高温領域までの幅広
い温度領域での良好な定着性能を示すトナーが得られる
ことを見い出し、本発明を達成した。
(Hv)が5〜150mgKOH/g(好ましくは10
〜100mgKOH/g、より好ましくは20〜90m
gKOH/g)であり、エステル価(Ev)が1〜50
mgKOH/g(好ましくは、1〜40mgKOH/
g、より好ましくは1〜30mgKOH/g、特に好ま
しくは1〜20mgKOH/g)であり、該水酸基価
(Hv)とエステル価(Ev)の関係が、 Hv>Ev である炭化水素系ワックスをトナー粒子の構成成分とし
て用いることにより、低温領域から高温領域までの幅広
い温度領域での良好な定着性能を示すトナーが得られる
ことを見い出し、本発明を達成した。
【0032】本発明に用いられるワックス中の水酸基
は、トナー粒子中へのワックス分散を高める効果があ
る。また、その分散径を細かく存在させることができ、
トナー粒子が含有する異種元素を有する磁性酸化鉄との
相互作用により、磁性酸化鉄の分散性も向上させること
ができるため、帯電阻害因子が減少し、トナーが均一に
帯電することができ、耐久後期まで帯電が安定するた
め、現像性が良好である。また、帯電が安定しているた
め、帯電不良によるネガゴーストなどの現像不良が起き
にくくなり、長期に亘って良好な画像形成を行うことが
可能である。
は、トナー粒子中へのワックス分散を高める効果があ
る。また、その分散径を細かく存在させることができ、
トナー粒子が含有する異種元素を有する磁性酸化鉄との
相互作用により、磁性酸化鉄の分散性も向上させること
ができるため、帯電阻害因子が減少し、トナーが均一に
帯電することができ、耐久後期まで帯電が安定するた
め、現像性が良好である。また、帯電が安定しているた
め、帯電不良によるネガゴーストなどの現像不良が起き
にくくなり、長期に亘って良好な画像形成を行うことが
可能である。
【0033】ワックスの水酸基が5mgKOH/g未満
である場合、ワックスがトナー粒子中に十分に微分散す
ることができず、ワックスが大きなドメインとして存在
してしまい、また、磁性酸化鉄の分散性向上効果も小さ
く、その結果、帯電阻害因子となり、十分な現像性を得
ることができない。また、耐久初期での電荷の立ち上が
りが遅く、低温低湿環境下で帯電が不安定にあるため特
にネガゴーストなどの現像不良が起き易くなる。
である場合、ワックスがトナー粒子中に十分に微分散す
ることができず、ワックスが大きなドメインとして存在
してしまい、また、磁性酸化鉄の分散性向上効果も小さ
く、その結果、帯電阻害因子となり、十分な現像性を得
ることができない。また、耐久初期での電荷の立ち上が
りが遅く、低温低湿環境下で帯電が不安定にあるため特
にネガゴーストなどの現像不良が起き易くなる。
【0034】また、水酸基が150mgKOH/g以上
を超える場合、高温高湿環境下での影響を受け易く、ブ
ロッキングなどの現象を起こし易い。
を超える場合、高温高湿環境下での影響を受け易く、ブ
ロッキングなどの現象を起こし易い。
【0035】本発明に用いられるワックスのエステル基
は、トナー粒子を構成する結着樹脂成分との親和性が高
く、トナー粒子中にワックスが均一に分散し易い。ま
た、表面に異種元素を存在させた磁性酸化鉄と水酸基の
相互作用によりトナー粒子表面からの磁性酸化鉄の遊離
を少なくすることができる。
は、トナー粒子を構成する結着樹脂成分との親和性が高
く、トナー粒子中にワックスが均一に分散し易い。ま
た、表面に異種元素を存在させた磁性酸化鉄と水酸基の
相互作用によりトナー粒子表面からの磁性酸化鉄の遊離
を少なくすることができる。
【0036】当該エステル基が50mgKOH/gを超
える場合、トナーの耐ブロッキング性能が低下する。ま
た、エステル基が1mgKOH/g未満の場合、ワック
スは十分にトナー粒子中に分散することができない。
える場合、トナーの耐ブロッキング性能が低下する。ま
た、エステル基が1mgKOH/g未満の場合、ワック
スは十分にトナー粒子中に分散することができない。
【0037】本発明においては、ワックスの水酸基価が
エステル価よりも大きいことを特徴とし、それにより、
トナーの定着部材への付着を軽減させることができる。
即ち、ワックス中の水酸基はトナーの滑り性を高めるの
で、定着部材からのトナーの離型性を高める。ワックス
のエステル価が水酸基価以上の場合、ワックスと結着樹
脂の親和性が高くなり、ワックスがトナー表面に染み出
しにくくなり、ワックスの滑り性が働きにくくなり、ト
ナーの定着部材への付着に起因する画像汚れが発生す
る。
エステル価よりも大きいことを特徴とし、それにより、
トナーの定着部材への付着を軽減させることができる。
即ち、ワックス中の水酸基はトナーの滑り性を高めるの
で、定着部材からのトナーの離型性を高める。ワックス
のエステル価が水酸基価以上の場合、ワックスと結着樹
脂の親和性が高くなり、ワックスがトナー表面に染み出
しにくくなり、ワックスの滑り性が働きにくくなり、ト
ナーの定着部材への付着に起因する画像汚れが発生す
る。
【0038】本発明で用いられるワックスは、酸価(A
v)が1〜30mgKOH/g(好ましくは1〜20m
gKOH/g、より好ましくは1〜15mgKOH/
g)、酸価(Av)、水酸基価(Hv)の関係が、 Hv>Av であることにより、トナー粒子に含まれる、異種元素を
存在させた磁性酸化鉄との親和性が高い。これにより、
トナー作製時に、磁性酸化鉄はワックスとともにトナー
粒子中に均一に分散することができ、また、トナー粒子
の表面からのワックスや磁性酸化鉄の遊離が起こりにく
くなる。このため、長期耐久後も耐久初期と同様に優れ
た帯電特性を持つことができる。
v)が1〜30mgKOH/g(好ましくは1〜20m
gKOH/g、より好ましくは1〜15mgKOH/
g)、酸価(Av)、水酸基価(Hv)の関係が、 Hv>Av であることにより、トナー粒子に含まれる、異種元素を
存在させた磁性酸化鉄との親和性が高い。これにより、
トナー作製時に、磁性酸化鉄はワックスとともにトナー
粒子中に均一に分散することができ、また、トナー粒子
の表面からのワックスや磁性酸化鉄の遊離が起こりにく
くなる。このため、長期耐久後も耐久初期と同様に優れ
た帯電特性を持つことができる。
【0039】当該ワックスの酸価が30mgKOH/g
よりも大きい場合、磁性酸化鉄とワックスとの相溶性が
極度に強くなり、ワックスが磁性酸化鉄に強固に付着し
てしまい、磁性酸化鉄同士の凝集を引き起こしてしまう
ことがある。その結果、帯電が均一に生じず、画像形成
において、トナーの劣化を起こし易くなる。
よりも大きい場合、磁性酸化鉄とワックスとの相溶性が
極度に強くなり、ワックスが磁性酸化鉄に強固に付着し
てしまい、磁性酸化鉄同士の凝集を引き起こしてしまう
ことがある。その結果、帯電が均一に生じず、画像形成
において、トナーの劣化を起こし易くなる。
【0040】また、ワックスの酸価が1mgKOH/g
より小さい場合は、相互作用が減少し、また、それに伴
い、磁性酸化鉄の分散も低下することがあるため、ワッ
クス、磁性酸化鉄の遊離が生じる場合も起こる。
より小さい場合は、相互作用が減少し、また、それに伴
い、磁性酸化鉄の分散も低下することがあるため、ワッ
クス、磁性酸化鉄の遊離が生じる場合も起こる。
【0041】また、ワックスの酸基はトナー粒子の他の
構成成分との接着力が高いので、定着部材上のトナー表
面にワックス成分が保持される。その結果、トナーと定
着部材との界面で効果的にワックスの離型性が働くよう
になる。ワックスの酸価が水酸基価以上だと、ワックス
の滑り性が不十分となり、トナーの定着部材への付着に
起因する画像汚れが発生する。また、ワックス中のエス
テル基は結着樹脂との親和性が高く、且つワックスが水
酸基を同時に有していることで、定着部材とトナー粒子
中の結着樹脂成分との滑り性を良くし、定着部材へのト
ナーの付着を軽減することができる。また、本発明に用
いられるワックスは、酸基とエステル基を同時に有して
いることにより、ワックスがトナー粒子中で適度な分散
径を有することができ、ワックスの離型性を効果的に働
かせることができる。酸基、またはエステル基のどちら
かが欠けると、ワックスのトナー粒子中での分散径が不
均一になり、ワックスの離型性が十分に働かない場合が
ある。
構成成分との接着力が高いので、定着部材上のトナー表
面にワックス成分が保持される。その結果、トナーと定
着部材との界面で効果的にワックスの離型性が働くよう
になる。ワックスの酸価が水酸基価以上だと、ワックス
の滑り性が不十分となり、トナーの定着部材への付着に
起因する画像汚れが発生する。また、ワックス中のエス
テル基は結着樹脂との親和性が高く、且つワックスが水
酸基を同時に有していることで、定着部材とトナー粒子
中の結着樹脂成分との滑り性を良くし、定着部材へのト
ナーの付着を軽減することができる。また、本発明に用
いられるワックスは、酸基とエステル基を同時に有して
いることにより、ワックスがトナー粒子中で適度な分散
径を有することができ、ワックスの離型性を効果的に働
かせることができる。酸基、またはエステル基のどちら
かが欠けると、ワックスのトナー粒子中での分散径が不
均一になり、ワックスの離型性が十分に働かない場合が
ある。
【0042】また、本発明に用いられるワックスは、官
能基を有する炭化水素系ワックスである。ワックスの主
鎖が炭素の結合からなることで、無極性部と極性部を分
子内に持つことになり、ワックス分子自体が適度な相分
離性と相溶性を合わせ持つことができる。その結果、ト
ナー粒子中で当該ワックスが適度な分散径で存在でき、
ワックスとしての滑り性、離型性の効果を発揮しつつ、
酸基、水酸基、エステル基の各置換基がトナー中で機能
し易くなり、良好な定着性、耐オフセット性を得ること
ができる。ワックスの主鎖中に他の元素が含まれている
場合、例えば、ポリグリセリンのように酸素が含まれた
エーテル結合などが存在すると、各置換基の機能が妨げ
られ、また十分な帯電特性を得ることができない。
能基を有する炭化水素系ワックスである。ワックスの主
鎖が炭素の結合からなることで、無極性部と極性部を分
子内に持つことになり、ワックス分子自体が適度な相分
離性と相溶性を合わせ持つことができる。その結果、ト
ナー粒子中で当該ワックスが適度な分散径で存在でき、
ワックスとしての滑り性、離型性の効果を発揮しつつ、
酸基、水酸基、エステル基の各置換基がトナー中で機能
し易くなり、良好な定着性、耐オフセット性を得ること
ができる。ワックスの主鎖中に他の元素が含まれている
場合、例えば、ポリグリセリンのように酸素が含まれた
エーテル結合などが存在すると、各置換基の機能が妨げ
られ、また十分な帯電特性を得ることができない。
【0043】本発明に用いられるワックスとしては、脂
肪族炭化水素系ワックスをアルコール転化してなるもの
が、ワックスの酸価、水酸価、エステル価をコントロー
ルし易いという点で好ましい。
肪族炭化水素系ワックスをアルコール転化してなるもの
が、ワックスの酸価、水酸価、エステル価をコントロー
ルし易いという点で好ましい。
【0044】上記脂肪族炭化水素系ワックスとしては、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より測定される個数平均分子量(Mn)がポリエチレン
換算で100〜3000、好ましくは200〜200
0、より好ましくは250〜1000の範囲にある飽和
または不飽和の脂肪族炭化水素が好ましく用いられる。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より測定される個数平均分子量(Mn)がポリエチレン
換算で100〜3000、好ましくは200〜200
0、より好ましくは250〜1000の範囲にある飽和
または不飽和の脂肪族炭化水素が好ましく用いられる。
【0045】以下に、本発明にかかるワックスのGPC
による分子量分布の測定方法を示す。
による分子量分布の測定方法を示す。
【0046】〔GPC測定条件〕
装置:HLC−8121GPC/HT(東ソー社製)
カラム:「TSKgel GMHHR−H HT」7.
8cmI.D×30cmL2連(東ソー社製) 検出器:高温用RI 温度:135℃ 溶媒:o−ジクロロベンゼン(0.05%アイオノール
添加) 流速:1.0ml/min 試料:0.1%の試料を0.4ml注入
8cmI.D×30cmL2連(東ソー社製) 検出器:高温用RI 温度:135℃ 溶媒:o−ジクロロベンゼン(0.05%アイオノール
添加) 流速:1.0ml/min 試料:0.1%の試料を0.4ml注入
【0047】以上の条件で測定し、試料の分子量算出に
あたっては単分散ポリスチレン標準試料により作成した
分子量較正曲線を使用する。さらに、Mark−Hou
wink粘度式から導き出される換算式でポリエチレン
換算などワックスに応じた換算をすることによって算出
される。
あたっては単分散ポリスチレン標準試料により作成した
分子量較正曲線を使用する。さらに、Mark−Hou
wink粘度式から導き出される換算式でポリエチレン
換算などワックスに応じた換算をすることによって算出
される。
【0048】脂肪族炭化水素系ワックスとしては、例え
ば、(A)エチレン重合法または石油系炭化水素の熱分
解によるオレフィン化法で得られるところの二重結合を
1個以上有する高級脂肪族不飽和炭化水素、(B)石油
留分から得られるn−パラフィン混合物、(C)エチレ
ン重合法により得られるポリエチレンワックス、(D)
フィッシャートロプシュ合成法により得られる高級脂肪
族炭化水素などの1種または2種以上が好ましく用いら
れる。
ば、(A)エチレン重合法または石油系炭化水素の熱分
解によるオレフィン化法で得られるところの二重結合を
1個以上有する高級脂肪族不飽和炭化水素、(B)石油
留分から得られるn−パラフィン混合物、(C)エチレ
ン重合法により得られるポリエチレンワックス、(D)
フィッシャートロプシュ合成法により得られる高級脂肪
族炭化水素などの1種または2種以上が好ましく用いら
れる。
【0049】本発明に用いられるワックスの製造例とし
ては、例えば、脂肪族炭化水素系ワックスを、ホウ酸及
び無水ホウ酸の存在下で、分子状酸素含有ガスで液相酸
化することにより得られる。触媒としてはホウ酸と無水
ホウ酸の混合物を使用することができる。ホウ酸と無水
ホウ酸との混合比(ホウ酸/無水ホウ酸)はmol比で
1〜2、好ましくは1.2〜1.7の範囲が好ましい。
無水ホウ酸の割合が前記範囲より少ないと、ホウ酸の過
剰分が凝集現象を引き起し好ましくない。また無水ホウ
酸の割合が前記範囲より多いと、反応後無水ホウ酸に由
来する粉末物質が回収され、また過剰の無水ホウ酸は反
応に寄与せず経済的な面からも好ましくない。
ては、例えば、脂肪族炭化水素系ワックスを、ホウ酸及
び無水ホウ酸の存在下で、分子状酸素含有ガスで液相酸
化することにより得られる。触媒としてはホウ酸と無水
ホウ酸の混合物を使用することができる。ホウ酸と無水
ホウ酸との混合比(ホウ酸/無水ホウ酸)はmol比で
1〜2、好ましくは1.2〜1.7の範囲が好ましい。
無水ホウ酸の割合が前記範囲より少ないと、ホウ酸の過
剰分が凝集現象を引き起し好ましくない。また無水ホウ
酸の割合が前記範囲より多いと、反応後無水ホウ酸に由
来する粉末物質が回収され、また過剰の無水ホウ酸は反
応に寄与せず経済的な面からも好ましくない。
【0050】使用されるホウ酸と無水ホウ酸の添加量
は、その混合物をホウ酸量に換算して、原料の脂肪族炭
化水素1molに対して0.001〜10mol、特に
0.1〜1molが好ましい。
は、その混合物をホウ酸量に換算して、原料の脂肪族炭
化水素1molに対して0.001〜10mol、特に
0.1〜1molが好ましい。
【0051】反応系に吹き込む分子状酸素含有ガスとし
ては酸素、空気、またはそれらを不活性ガスで希釈した
広範囲のものが使用可能であるが、酸素濃度が1〜30
容量%であるのが好ましく、より好ましくは3〜20容
量%である。
ては酸素、空気、またはそれらを不活性ガスで希釈した
広範囲のものが使用可能であるが、酸素濃度が1〜30
容量%であるのが好ましく、より好ましくは3〜20容
量%である。
【0052】液相酸化反応は通常溶媒を使用せず、原料
の脂肪族炭化水素の溶融状態下で行なわれる。反応温度
は120〜280℃、好ましくは150〜250℃であ
る。反応時間は1〜15時間が好ましい。
の脂肪族炭化水素の溶融状態下で行なわれる。反応温度
は120〜280℃、好ましくは150〜250℃であ
る。反応時間は1〜15時間が好ましい。
【0053】ホウ酸と無水ホウ酸は予め混合して、反応
系に添加するのが望ましい。ホウ酸のみを単独で添加す
ると、ホウ酸の脱水反応などが起り好ましくない。また
ホウ酸と無水ホウ酸の混合溶媒の添加温度は100〜1
80℃がよく、好ましくは110〜160℃であり、1
00℃より低い場合には系内に残存する水分などに起因
して、無水ホウ酸の触媒能が低下するので好ましくな
い。
系に添加するのが望ましい。ホウ酸のみを単独で添加す
ると、ホウ酸の脱水反応などが起り好ましくない。また
ホウ酸と無水ホウ酸の混合溶媒の添加温度は100〜1
80℃がよく、好ましくは110〜160℃であり、1
00℃より低い場合には系内に残存する水分などに起因
して、無水ホウ酸の触媒能が低下するので好ましくな
い。
【0054】反応終了後、反応混合物に水を加え、生成
したワックスのホウ酸エステルを加水分解、精製して、
所望のワックスが得られる。
したワックスのホウ酸エステルを加水分解、精製して、
所望のワックスが得られる。
【0055】本発明において、ワックスの酸価、水酸基
価、エステル価、ケン化価は以下の方法により求める。
基本操作はJIS K 0070に準じる。
価、エステル価、ケン化価は以下の方法により求める。
基本操作はJIS K 0070に準じる。
【0056】〔酸価の測定〕
・装置及び器具
三角フラスコ(300ml)
ビュレット(25ml)
水浴または熱板
【0057】・試薬
0.1kmol/m3塩酸
0.1kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶液:
標定は、0.1kmol/m3塩酸25mlを全ピペッ
トを用いて三角フラスコに取り、フェノールフタレイン
溶液を加え、0.1kmol/m3水酸化カリウムエタ
ノール溶液で滴定し、中和に要した量からファクターを
求める。 フェノールフタレイン溶液 溶剤:ジエチルエーテルとエタノール(純度:99.5
容量%以上)を容量比で1:1または2:1で混合した
もの。これらは、使用直前にフェノールフタレイン溶液
を指示薬として数滴加え、0.1kmol/m3水酸化
カリウムエタノール溶液で中和する。 ・測定法 (a)ワックス1〜20gを三角フラスコに精秤する。 (b)溶剤100ml及び指示薬としてフェノールフタ
レイン溶液を数滴加え、水浴上でワックスが完全に溶け
るまで十分に振り混ぜる。 (c)0.1kmol/m3水酸化カリウムエタノール
溶液で滴定し、指示薬の薄い紅色が30秒間続いたとき
を終点とする。
標定は、0.1kmol/m3塩酸25mlを全ピペッ
トを用いて三角フラスコに取り、フェノールフタレイン
溶液を加え、0.1kmol/m3水酸化カリウムエタ
ノール溶液で滴定し、中和に要した量からファクターを
求める。 フェノールフタレイン溶液 溶剤:ジエチルエーテルとエタノール(純度:99.5
容量%以上)を容量比で1:1または2:1で混合した
もの。これらは、使用直前にフェノールフタレイン溶液
を指示薬として数滴加え、0.1kmol/m3水酸化
カリウムエタノール溶液で中和する。 ・測定法 (a)ワックス1〜20gを三角フラスコに精秤する。 (b)溶剤100ml及び指示薬としてフェノールフタ
レイン溶液を数滴加え、水浴上でワックスが完全に溶け
るまで十分に振り混ぜる。 (c)0.1kmol/m3水酸化カリウムエタノール
溶液で滴定し、指示薬の薄い紅色が30秒間続いたとき
を終点とする。
【0058】
【数1】
【0059】上記式中、
A:酸価
B:滴定に用いた0.1kmol/m3水酸化カリウム
エタノール溶液の量(ml) f:0.1kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶
液のファクター S:ワックスの重量(g) 5.611:水酸化カリウムの式量(56.11×1/
10)
エタノール溶液の量(ml) f:0.1kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶
液のファクター S:ワックスの重量(g) 5.611:水酸化カリウムの式量(56.11×1/
10)
【0060】〔水酸基価の測定〕
・装置及び器具
メスシリンダー(100ml)
全量ピペット(5ml)
平底フラスコ(200ml)
グリセリン浴
【0061】・試薬
アセチル化試薬:無水酢酸25gを全量フラスコ100
mlに取り、ピリジンを加えて全量を100mlにし、
十分に振り混ぜる。 フェノールフタレイン溶液 0.5kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶液
mlに取り、ピリジンを加えて全量を100mlにし、
十分に振り混ぜる。 フェノールフタレイン溶液 0.5kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶液
【0062】・測定法
(a)ワックスを0.5〜6.0g平底フラスコに精秤
し、これにアセチル化試薬5mlを全量ピペットを用い
て加える。 (b)フラスコの口に小さな漏斗を置き、温度95〜1
00℃のグリセリン浴中に底部約1cmを浸して加熱す
る。フラスコの首がグリセリン浴の熱を受けて温度が上
がるのを防ぐために、中に丸い穴をあけた厚紙の円板を
フラスコの首の付け根にかぶせる。 (c)1時間後フラスコをグリセリン浴から取り出し、
放冷後、漏斗から水1mlを加えて振り動かして無水酢
酸を分解する。 (d)さらに、分解を完全にするため、再びフラスコを
グリセリン浴中で10分間加熱し、放冷後、エタノール
(純度:95容量%)5mlで漏斗及びフラスコの壁を
洗う。 (e)フェノールフタレイン溶液数滴を指示薬として加
え、0.5kmol/m 3水酸化カリウムエタノール溶
液で滴定し、指示薬の薄い紅色が約30秒間続いたとき
を終点とする。 (f)空試験は、ワックスを入れないで(a)〜(e)
を行う。 (g)試料が溶解しにくい場合は、少量のピリジンを追
加するか、キシレンまたはトルエンを加えて溶解する。
し、これにアセチル化試薬5mlを全量ピペットを用い
て加える。 (b)フラスコの口に小さな漏斗を置き、温度95〜1
00℃のグリセリン浴中に底部約1cmを浸して加熱す
る。フラスコの首がグリセリン浴の熱を受けて温度が上
がるのを防ぐために、中に丸い穴をあけた厚紙の円板を
フラスコの首の付け根にかぶせる。 (c)1時間後フラスコをグリセリン浴から取り出し、
放冷後、漏斗から水1mlを加えて振り動かして無水酢
酸を分解する。 (d)さらに、分解を完全にするため、再びフラスコを
グリセリン浴中で10分間加熱し、放冷後、エタノール
(純度:95容量%)5mlで漏斗及びフラスコの壁を
洗う。 (e)フェノールフタレイン溶液数滴を指示薬として加
え、0.5kmol/m 3水酸化カリウムエタノール溶
液で滴定し、指示薬の薄い紅色が約30秒間続いたとき
を終点とする。 (f)空試験は、ワックスを入れないで(a)〜(e)
を行う。 (g)試料が溶解しにくい場合は、少量のピリジンを追
加するか、キシレンまたはトルエンを加えて溶解する。
【0063】
【数2】
【0064】上記式中、
A:水酸基価
B:空試験に用いた0.5kmol/m3水酸化カリウ
ムエタノール溶液の量(ml) C:滴定に用いた0.5kmol/m3水酸化カリウム
エタノール溶液の量(ml) f:0.5kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶
液のファクター S:ワックスの重量(g) D:酸価 28.05:水酸化カリウムの式量(56.11×1/
2)
ムエタノール溶液の量(ml) C:滴定に用いた0.5kmol/m3水酸化カリウム
エタノール溶液の量(ml) f:0.5kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶
液のファクター S:ワックスの重量(g) D:酸価 28.05:水酸化カリウムの式量(56.11×1/
2)
【0065】〔エステル価の測定〕次の式によって算出
する。
する。
【0066】
(エステル価)=(ケン化価)−(酸価)
【0067】〔ケン化価の測定〕
・装置及び器具
三角フラスコ:200〜300ml
空気冷却器:外径6〜8mm、長さ100cmのガラス
管または環流冷却器で、いずれも三角フラスコの口にす
りあわせ接続できるもの。 水浴、砂浴、または熱板(約80℃の温度に調節できる
もの) ビュレット:50ml 全量ピペット:25ml
管または環流冷却器で、いずれも三角フラスコの口にす
りあわせ接続できるもの。 水浴、砂浴、または熱板(約80℃の温度に調節できる
もの) ビュレット:50ml 全量ピペット:25ml
【0068】・試薬
0.5kmol/m3塩酸
0.5kmol/m3水酸化カリウムエタノール溶液
フェノールフタレイン溶液
【0069】・測定法
(a)ワックス1.5〜3.0gを三角フラスコに1m
gの桁まで精秤する。 (b)0.5kmol/m3水酸化カリウムエタノール
溶液25mlを全量ピペットを用いて加える。 (c)三角フラスコに空気冷却器を取り付け、時々内容
物を振り混ぜながら30分間水浴、砂浴または熱板上で
穏やかに加熱して反応させる。加熱するときは環流する
エタノールの環が空気冷却器の上端に達しないように加
熱温度を調節する。 (d)反応が終わった後、直ちに冷却し、内容物が寒天
状に固まらないうちに空気冷却器の上から少量の水、ま
たはキシレン:エタノール=1:3混合溶液を吹き付け
てその内壁を洗浄した後、空気冷却器を外す。 (e)指示薬としてフェノールフタレイン溶液1mlを
加えて、0.5kmol/m3塩酸で滴定し、指示薬の
薄い紅色が約1分間現れなくなったときを終点とする。 (f)空試験は、ワックスを入れないで(a)〜(e)
を行う。 (g)試料が溶解しにくい場合は、予めキシレン、また
はキシレン−エタノール混合溶媒を用いて溶解する。
gの桁まで精秤する。 (b)0.5kmol/m3水酸化カリウムエタノール
溶液25mlを全量ピペットを用いて加える。 (c)三角フラスコに空気冷却器を取り付け、時々内容
物を振り混ぜながら30分間水浴、砂浴または熱板上で
穏やかに加熱して反応させる。加熱するときは環流する
エタノールの環が空気冷却器の上端に達しないように加
熱温度を調節する。 (d)反応が終わった後、直ちに冷却し、内容物が寒天
状に固まらないうちに空気冷却器の上から少量の水、ま
たはキシレン:エタノール=1:3混合溶液を吹き付け
てその内壁を洗浄した後、空気冷却器を外す。 (e)指示薬としてフェノールフタレイン溶液1mlを
加えて、0.5kmol/m3塩酸で滴定し、指示薬の
薄い紅色が約1分間現れなくなったときを終点とする。 (f)空試験は、ワックスを入れないで(a)〜(e)
を行う。 (g)試料が溶解しにくい場合は、予めキシレン、また
はキシレン−エタノール混合溶媒を用いて溶解する。
【0070】
【数3】
【0071】上記式中、
A:ケン化価
B:空試験に用いた0.5kmol/m3塩酸の量(m
l) C:滴定に用いた0.5kmol/m3塩酸の量(m
l) f:0.5kmol/m3塩酸のファクター S:ワックスの重量(g) 28.05:水酸化カリウムの式量(56.11×1/
2)
l) C:滴定に用いた0.5kmol/m3塩酸の量(m
l) f:0.5kmol/m3塩酸のファクター S:ワックスの重量(g) 28.05:水酸化カリウムの式量(56.11×1/
2)
【0072】尚、本発明においてトナーに含有されてい
るワックスの酸価、水酸基価、エステル価、ケン化価を
測定する場合には、ワックスをトナー粒子から分取した
後、上記測定方法に準じて測定を行っても良い。
るワックスの酸価、水酸基価、エステル価、ケン化価を
測定する場合には、ワックスをトナー粒子から分取した
後、上記測定方法に準じて測定を行っても良い。
【0073】また、本発明に用いられるワックスは、融
点が65〜130℃、好ましくは70〜125℃、さら
には75〜120℃であることが好ましい。融点が上記
範囲であるワックスをトナーに用いることにより、ワッ
クスがトナーを可塑化させる効果をさらに向上させるこ
とができ、トナーの定着性を高めることができる。ま
た、ワックスの融点が上記範囲内であることで、定着部
材が過度に加熱された場合にワックスがトナーから染み
出し易くなり、トナーの耐高温オフセット性を高めるこ
とができる。ワックスの融点が65℃未満だと、トナー
の耐ブロッキング性が悪化する場合がある。また、融点
が130℃を超えると、トナーの定着性能に悪影響を与
える場合がある。
点が65〜130℃、好ましくは70〜125℃、さら
には75〜120℃であることが好ましい。融点が上記
範囲であるワックスをトナーに用いることにより、ワッ
クスがトナーを可塑化させる効果をさらに向上させるこ
とができ、トナーの定着性を高めることができる。ま
た、ワックスの融点が上記範囲内であることで、定着部
材が過度に加熱された場合にワックスがトナーから染み
出し易くなり、トナーの耐高温オフセット性を高めるこ
とができる。ワックスの融点が65℃未満だと、トナー
の耐ブロッキング性が悪化する場合がある。また、融点
が130℃を超えると、トナーの定着性能に悪影響を与
える場合がある。
【0074】本発明において、ワックスの融点は示差熱
分析測定装置(DSC測定装置)、パーキンエルマー社
製「DSC−7」を用い、下記の条件にて測定すること
ができる。
分析測定装置(DSC測定装置)、パーキンエルマー社
製「DSC−7」を用い、下記の条件にて測定すること
ができる。
【0075】〔ワックスの融点の測定方法〕
試料:0.5〜2mg、好ましくは1mg
測定法:試料をアルミパン中に入れ、リファレンスとし
て空のアルミパンを用いる。 温度曲線:昇温I(20℃〜180℃、昇温速度10℃/min) 降温I(180℃〜10℃、降温速度10℃/min) 昇温II(10℃〜180℃、昇温速度10℃/min)
て空のアルミパンを用いる。 温度曲線:昇温I(20℃〜180℃、昇温速度10℃/min) 降温I(180℃〜10℃、降温速度10℃/min) 昇温II(10℃〜180℃、昇温速度10℃/min)
【0076】上記温度曲線において昇温IIで測定され
る吸熱ピーク温度を融点とする。
る吸熱ピーク温度を融点とする。
【0077】また、本発明に用いられるワックスは、1
50℃における粘度が200mPa・sec以下、好ま
しくは180mPa・sec以下であることが、トナー
の溶融粘度を下げ、ワックスがトナー粒子中に均一に分
散するために好ましい。120℃における粘度が200
mPa・secを超えると、ワックス分散だけでなく、
トナー作製時の磁性酸化鉄の分散も悪化する恐れがあ
る。本発明において、ワックスの粘度は以下のように求
められる。
50℃における粘度が200mPa・sec以下、好ま
しくは180mPa・sec以下であることが、トナー
の溶融粘度を下げ、ワックスがトナー粒子中に均一に分
散するために好ましい。120℃における粘度が200
mPa・secを超えると、ワックス分散だけでなく、
トナー作製時の磁性酸化鉄の分散も悪化する恐れがあ
る。本発明において、ワックスの粘度は以下のように求
められる。
【0078】〔動粘度測定条件〕本発明においては、ワ
ックスの粘度は回転粘度計を用いて測定される。粘度計
としては、例えばHAAKE社製「VT−500」を利
用できる。 測定温度:150℃ 試料:10〜50mg 使用コーン(円錐体):HAAKE PK 1;0.5 応力 1/6000sec の時に測定される値を溶融粘度とした。
ックスの粘度は回転粘度計を用いて測定される。粘度計
としては、例えばHAAKE社製「VT−500」を利
用できる。 測定温度:150℃ 試料:10〜50mg 使用コーン(円錐体):HAAKE PK 1;0.5 応力 1/6000sec の時に測定される値を溶融粘度とした。
【0079】本発明におけるワックスのトナー粒子への
好ましい添加量としては、結着樹脂100重量部に対し
て0.2〜20重量部、好ましくは0.5〜15重量
部、より好ましくは1〜15重量部の範囲で用いられ
る。
好ましい添加量としては、結着樹脂100重量部に対し
て0.2〜20重量部、好ましくは0.5〜15重量
部、より好ましくは1〜15重量部の範囲で用いられ
る。
【0080】次に、本発明に用いられる磁性酸化鉄につ
いて説明する。
いて説明する。
【0081】本発明に用いられる磁性酸化鉄は、異種元
素を含有するマグネタイト、マグヘマイト、フェライト
等の磁性酸化鉄及びその混合物である。該異種元素は、
Mg、Al、Si、P、S、Ca、Cu、Znから選ば
れる元素である。好ましい元素としてはMg、Al、S
i、P、S、Znであり、さらに好ましい元素としては
Mg、Al、Si、Znであり、特に好ましい元素とし
てはAl、Siである。これらの元素は酸化鉄結晶格子
の中に取り込まれても良いし、酸化物として酸化鉄中に
取り込まれても良いし、表面に酸化物或いは水酸化物と
して存在しても良い。また、酸化物として含有されてい
るのが好ましい形態である。
素を含有するマグネタイト、マグヘマイト、フェライト
等の磁性酸化鉄及びその混合物である。該異種元素は、
Mg、Al、Si、P、S、Ca、Cu、Znから選ば
れる元素である。好ましい元素としてはMg、Al、S
i、P、S、Znであり、さらに好ましい元素としては
Mg、Al、Si、Znであり、特に好ましい元素とし
てはAl、Siである。これらの元素は酸化鉄結晶格子
の中に取り込まれても良いし、酸化物として酸化鉄中に
取り込まれても良いし、表面に酸化物或いは水酸化物と
して存在しても良い。また、酸化物として含有されてい
るのが好ましい形態である。
【0082】これらの異種元素を含有する磁性酸化鉄は
結着樹脂に対し馴染みが良く、非常に分散性が良いた
め、トナー製造時の粉砕工程において、遊離磁性酸化鉄
を生じにくい。
結着樹脂に対し馴染みが良く、非常に分散性が良いた
め、トナー製造時の粉砕工程において、遊離磁性酸化鉄
を生じにくい。
【0083】また、これらの磁性酸化鉄は粒度分布が揃
い、その結着樹脂への分散性と相俟って、トナーの帯電
性を安定化することができる。また近年はトナー粒径の
小径化が進んでおり、重量平均粒径10μm以下のよう
な場合でも、帯電均一性が促進され、トナーの凝集性も
軽減され、画像濃度の向上、カブリの改善等現像性が向
上する。特に重量平均粒径6.0μm以下のトナーにお
いてはその効果は顕著であり、極めて高精細な画像が得
られる。本発明においてトナーの重量平均粒径は2.5
μm以上である方が十分な画像濃度が得られて好まし
い。
い、その結着樹脂への分散性と相俟って、トナーの帯電
性を安定化することができる。また近年はトナー粒径の
小径化が進んでおり、重量平均粒径10μm以下のよう
な場合でも、帯電均一性が促進され、トナーの凝集性も
軽減され、画像濃度の向上、カブリの改善等現像性が向
上する。特に重量平均粒径6.0μm以下のトナーにお
いてはその効果は顕著であり、極めて高精細な画像が得
られる。本発明においてトナーの重量平均粒径は2.5
μm以上である方が十分な画像濃度が得られて好まし
い。
【0084】これらの異種元素の磁性酸化鉄中の含有量
は、磁性酸化鉄の鉄元素を基準として0.1〜5重量%
であることを特徴とする。さらに好ましくは0.2〜4
重量%であり、特に好ましくは0.3〜3重量%、さら
には0.4〜2重量%である。0.1重量%より少ない
と、これら元素の含有効果が得られなく、良好な分散性
が得られず、遊離磁性酸化鉄が増加し、部材への付着が
起こり、帯電均一性が得られなくなる。また、5重量%
より多くなると、電荷の放出が多くなり帯電不足を生
じ、画像濃度が低くなったり、カブリが増加することが
ある。
は、磁性酸化鉄の鉄元素を基準として0.1〜5重量%
であることを特徴とする。さらに好ましくは0.2〜4
重量%であり、特に好ましくは0.3〜3重量%、さら
には0.4〜2重量%である。0.1重量%より少ない
と、これら元素の含有効果が得られなく、良好な分散性
が得られず、遊離磁性酸化鉄が増加し、部材への付着が
起こり、帯電均一性が得られなくなる。また、5重量%
より多くなると、電荷の放出が多くなり帯電不足を生
じ、画像濃度が低くなったり、カブリが増加することが
ある。
【0085】また、異種元素の総和が5重量%を超える
と、磁気特性が不安定且つ不均一になり、トナーに必要
な磁気特性が得られなくなり、現像性が悪化して、濃度
の低下やカブリの増加、飛び散りなどの発生が見られる
ことが有る。
と、磁気特性が不安定且つ不均一になり、トナーに必要
な磁気特性が得られなくなり、現像性が悪化して、濃度
の低下やカブリの増加、飛び散りなどの発生が見られる
ことが有る。
【0086】また、これら異種元素の含有分布におい
て、磁性酸化鉄の表面に近い方に多く存在しているもの
が好ましい。例えば、酸化鉄の鉄元素溶解率が20重量
%までに存在する異種元素の含有量が、該異種元素の全
含有量中30%以上であることが好ましい。さらには4
0〜80%が好ましく、60〜80%が特に好ましい。
このように、表面存在量を多くすることにより分散効果
や電気的拡散効果をより向上させることができる。ま
た、トナー粒子中に含有される量としては結着樹脂10
0重量部に対して、20〜200重量部、特に好ましく
は40〜150重量部である。
て、磁性酸化鉄の表面に近い方に多く存在しているもの
が好ましい。例えば、酸化鉄の鉄元素溶解率が20重量
%までに存在する異種元素の含有量が、該異種元素の全
含有量中30%以上であることが好ましい。さらには4
0〜80%が好ましく、60〜80%が特に好ましい。
このように、表面存在量を多くすることにより分散効果
や電気的拡散効果をより向上させることができる。ま
た、トナー粒子中に含有される量としては結着樹脂10
0重量部に対して、20〜200重量部、特に好ましく
は40〜150重量部である。
【0087】本発明のトナーは、磁性酸化鉄が異種元素
としてケイ素を含み、該ケイ素元素の含有量が鉄元素を
基準にして、0.2〜4.0重量%(より好ましくは、
0.4〜2.0重量%)であり、また該磁性酸化鉄の最
表面におけるFe/Siの原子比が1.2〜4.0であ
ることが好ましい。
としてケイ素を含み、該ケイ素元素の含有量が鉄元素を
基準にして、0.2〜4.0重量%(より好ましくは、
0.4〜2.0重量%)であり、また該磁性酸化鉄の最
表面におけるFe/Siの原子比が1.2〜4.0であ
ることが好ましい。
【0088】磁性酸化鉄の最表面におけるFe/Siの
原子比は、X線光電子分光法(XPS)によって測定す
る。
原子比は、X線光電子分光法(XPS)によって測定す
る。
【0089】ケイ素元素の含有量が0.2重量%より少
ない、或いはFe/Si原子比が4.0を超える場合に
は、トナーへの改善効果、特にトナーの流動性の改善の
程度が低い。また、ケイ素元素の含有量が4.0重量%
より多い、或いはまたはFe/Si原子比が1.2未満
の場合には、環境特性、特に高湿度下における長期放置
において、帯電性の劣化を生じ易くなる。さらには、ト
ナーの耐久性、結着樹脂への磁性酸化鉄の分散性も低下
し始め、粉砕時にトナー粒子からの磁性酸化鉄の遊離を
引き起こす原因ともなりうる。
ない、或いはFe/Si原子比が4.0を超える場合に
は、トナーへの改善効果、特にトナーの流動性の改善の
程度が低い。また、ケイ素元素の含有量が4.0重量%
より多い、或いはまたはFe/Si原子比が1.2未満
の場合には、環境特性、特に高湿度下における長期放置
において、帯電性の劣化を生じ易くなる。さらには、ト
ナーの耐久性、結着樹脂への磁性酸化鉄の分散性も低下
し始め、粉砕時にトナー粒子からの磁性酸化鉄の遊離を
引き起こす原因ともなりうる。
【0090】磁性酸化鉄の最表面のケイ素の含有量は、
磁性酸化鉄の流動性及び吸水性と相関性が有り、該磁性
酸化鉄を含有したトナーのトナー物性に影響を与える因
子ともなる。
磁性酸化鉄の流動性及び吸水性と相関性が有り、該磁性
酸化鉄を含有したトナーのトナー物性に影響を与える因
子ともなる。
【0091】さらに、本発明に使用される磁性酸化鉄
は、Al以外の異種元素を含んだ上で、その表面にAl
元素を有することが好ましく、当該Al元素含有量は、
鉄元素を基準として、0.01〜2.0重量%(より好
ましくは、0.05〜1.0重量%)であり、他の異種
元素を含む磁性酸化鉄をアルミニウム水酸化物で処理す
ることにより得ることが望ましい。
は、Al以外の異種元素を含んだ上で、その表面にAl
元素を有することが好ましく、当該Al元素含有量は、
鉄元素を基準として、0.01〜2.0重量%(より好
ましくは、0.05〜1.0重量%)であり、他の異種
元素を含む磁性酸化鉄をアルミニウム水酸化物で処理す
ることにより得ることが望ましい。
【0092】本発明において、その理由は明らかではな
いが、アルミニウム水酸化物で磁性酸化鉄表面の処理を
行うことにより、よりトナーの帯電安定化が可能になる
ことが確認された。磁性酸化鉄に含まれるAl元素含有
量が0.01重量%未満の場合にはその効果が少なく、
逆に2.0重量%を超える場合にはトナーの環境特性、
特に高湿下の帯電特性が悪化する場合がある。
いが、アルミニウム水酸化物で磁性酸化鉄表面の処理を
行うことにより、よりトナーの帯電安定化が可能になる
ことが確認された。磁性酸化鉄に含まれるAl元素含有
量が0.01重量%未満の場合にはその効果が少なく、
逆に2.0重量%を超える場合にはトナーの環境特性、
特に高湿下の帯電特性が悪化する場合がある。
【0093】さらに、上記Al元素を磁性酸化鉄表面に
含ませた場合の、磁性酸化鉄の最表面(XPS測定)に
おける、Fe/Al原子比は0.3〜10.0(より好
ましくは0.3〜5.0、さらに好ましくは0.3〜
2.0)であることが好ましい。磁性酸化鉄の最表面に
おけるFe/Al原子比が0.3未満の場合、トナーの
環境特性、特に高湿化での帯電特性向上効果が減少し、
10.0を超える場合には、Al添加による帯電安定化
の効果を得られない。
含ませた場合の、磁性酸化鉄の最表面(XPS測定)に
おける、Fe/Al原子比は0.3〜10.0(より好
ましくは0.3〜5.0、さらに好ましくは0.3〜
2.0)であることが好ましい。磁性酸化鉄の最表面に
おけるFe/Al原子比が0.3未満の場合、トナーの
環境特性、特に高湿化での帯電特性向上効果が減少し、
10.0を超える場合には、Al添加による帯電安定化
の効果を得られない。
【0094】さらに本発明に使用される磁性酸化鉄は、
平均粒径が0.1〜0.4μm、好ましくは0.1〜
0.3μmであることが好ましい。また、平滑度は0.
3〜0.8が好ましく、比表面積(BET法による)が
20.0m3/g以下であることが好ましい。
平均粒径が0.1〜0.4μm、好ましくは0.1〜
0.3μmであることが好ましい。また、平滑度は0.
3〜0.8が好ましく、比表面積(BET法による)が
20.0m3/g以下であることが好ましい。
【0095】磁性酸化鉄の平滑度が0.3より小さい場
合、磁性酸化鉄表面の凹凸が大きくなり、粒子同士の凝
集性が大きくなって、トナー製造時、特にトナー混練時
に結着樹脂中での磁性酸化鉄の分散性に劣るようにな
る。
合、磁性酸化鉄表面の凹凸が大きくなり、粒子同士の凝
集性が大きくなって、トナー製造時、特にトナー混練時
に結着樹脂中での磁性酸化鉄の分散性に劣るようにな
る。
【0096】また、磁性酸化鉄の平滑度が0.8を超え
る場合には、トナーに用いられる結着樹脂と磁性酸化鉄
の十分な密着性が得られにくく、トナー中での分散性に
悪影響を与えてしまう。
る場合には、トナーに用いられる結着樹脂と磁性酸化鉄
の十分な密着性が得られにくく、トナー中での分散性に
悪影響を与えてしまう。
【0097】また、磁性酸化鉄の比表面積が20m3/
gより大きい場合には、湿度や温度など、環境に対する
磁性酸化鉄の物性が変動し易くなるため、トナーの帯電
が不安定となり、画像形成に悪影響を及ぼす。
gより大きい場合には、湿度や温度など、環境に対する
磁性酸化鉄の物性が変動し易くなるため、トナーの帯電
が不安定となり、画像形成に悪影響を及ぼす。
【0098】磁性酸化鉄の平滑度が0.3〜0.8であ
り、かつ磁性酸化鉄の比表面積が20.0m3/g以下
の場合、結着樹脂中への磁性酸化鉄の分散性が良好であ
り、環境変動なく良好な画像を形成することができる。
り、かつ磁性酸化鉄の比表面積が20.0m3/g以下
の場合、結着樹脂中への磁性酸化鉄の分散性が良好であ
り、環境変動なく良好な画像を形成することができる。
【0099】本発明における各種物性データの測定法を
以下に詳述する。
以下に詳述する。
【0100】〔トナーの粒度分布〕トナーの粒度分布は
種々の方法によって測定できるが、本発明においてはコ
ールターカウンターを用いて行う。測定装置としては、
コールター社製「コールターマルチサイザーIIE」を
用いる。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、約1
%NaC1水溶液を調整する。例えば、コールターサイ
エンティフィックジャパン社製「ISOTON(R)−
II」が使用できる。測定方法としては、前記電解水溶
液100〜150ml中に分散剤として、界面活性剤
(好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1
〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。
試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間
分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーと
して100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子の体
積、個数を測定して体積分布と個数分布とを算出する。
それから、本発明に係るところの体積分布から求めた重
量基準の重量平均粒径(D4)(各チャンネルの中央値
をチャンネル毎の代表値とする)、個数分布から求めた
個数基準の個数平均粒径(D1)、及び体積分布から求
めた重量基準の粗粉量(20.2μm以上)、個数分布
から求めた個数基準の微粉個数(6.35μm以下)を
求める。
種々の方法によって測定できるが、本発明においてはコ
ールターカウンターを用いて行う。測定装置としては、
コールター社製「コールターマルチサイザーIIE」を
用いる。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、約1
%NaC1水溶液を調整する。例えば、コールターサイ
エンティフィックジャパン社製「ISOTON(R)−
II」が使用できる。測定方法としては、前記電解水溶
液100〜150ml中に分散剤として、界面活性剤
(好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1
〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。
試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間
分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーと
して100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子の体
積、個数を測定して体積分布と個数分布とを算出する。
それから、本発明に係るところの体積分布から求めた重
量基準の重量平均粒径(D4)(各チャンネルの中央値
をチャンネル毎の代表値とする)、個数分布から求めた
個数基準の個数平均粒径(D1)、及び体積分布から求
めた重量基準の粗粉量(20.2μm以上)、個数分布
から求めた個数基準の微粉個数(6.35μm以下)を
求める。
【0101】〔Fe/Si原子比、Fe/Al原子比〕
本発明において、磁性酸化鉄の最表面におけるFe/S
i原子比ならびにFe/Al原子比は、XPS測定によ
り求める。その条件は、 XPS測定装置:VG社製「ESCALAB,200−
X型」X線光電子分光装置 X線源:Mg Kα(300W) 分析領域:2×3mm とする。
本発明において、磁性酸化鉄の最表面におけるFe/S
i原子比ならびにFe/Al原子比は、XPS測定によ
り求める。その条件は、 XPS測定装置:VG社製「ESCALAB,200−
X型」X線光電子分光装置 X線源:Mg Kα(300W) 分析領域:2×3mm とする。
【0102】〔平滑度〕本発明において磁性酸化鉄の平
滑度Dは次のように求める。
滑度Dは次のように求める。
【0103】
【数4】
【0104】〔BET比表面積〕磁性酸化鉄の比表面積
の実測はBET法により次のようにして行う。
の実測はBET法により次のようにして行う。
【0105】BET比表面積は、湯浅アイオニクス社
製、全自動ガス吸着量測定装置「オートソープ1」を使
用し、吸着ガスに窒素を用い、BET多点法により求め
る。サンプルの前処理としては、50℃で10時間の脱
気を行う。
製、全自動ガス吸着量測定装置「オートソープ1」を使
用し、吸着ガスに窒素を用い、BET多点法により求め
る。サンプルの前処理としては、50℃で10時間の脱
気を行う。
【0106】〔異種元素の含有量〕本発明にかかる磁性
酸化鉄中の異種元素の含有量(鉄元素を基準とする)
は、蛍光X線分析装置SYSTEM3080(理学電機
工業(株)製)を使用し、JIS K0119「けい光
X線分析通則」に従って、蛍光X線分析を行うことによ
り測定する。
酸化鉄中の異種元素の含有量(鉄元素を基準とする)
は、蛍光X線分析装置SYSTEM3080(理学電機
工業(株)製)を使用し、JIS K0119「けい光
X線分析通則」に従って、蛍光X線分析を行うことによ
り測定する。
【0107】〔異種元素の含有量、鉄元素溶解率〕本発
明にかかる磁性酸化鉄中の鉄以外の異種元素の含有量
(鉄元素を基準とする)及び鉄元素溶解率及び鉄元素溶
解率に対する鉄以外の異種元素の含有量は、次のような
方法によって求められる。
明にかかる磁性酸化鉄中の鉄以外の異種元素の含有量
(鉄元素を基準とする)及び鉄元素溶解率及び鉄元素溶
解率に対する鉄以外の異種元素の含有量は、次のような
方法によって求められる。
【0108】例えば、5リットルのビーカーに約3リッ
トルの脱イオン水を入れ、45乃至50℃になるように
ウォーターバスで加温する。約400mlの脱イオン水
でスラリーとした磁性酸化鉄約25gを約300mlの
脱イオン水で水洗いしながら、該脱イオン水とともに5
リットルビーカー中に加える。
トルの脱イオン水を入れ、45乃至50℃になるように
ウォーターバスで加温する。約400mlの脱イオン水
でスラリーとした磁性酸化鉄約25gを約300mlの
脱イオン水で水洗いしながら、該脱イオン水とともに5
リットルビーカー中に加える。
【0109】次いで、温度を約50℃に保ちながら特級
塩酸または塩酸とフッ化水素酸との混酸を加え、溶解を
開始する。この時、塩酸水溶液は約3規定となってい
る。溶解開始から、全て溶解して透明になるまでの間に
数回約20mlサンプリングし、0.1μmメンブレン
フィルターでろ過し、ろ液を採取する。該ろ液について
プラズマ発光分光(ICP)により、鉄元素及び鉄元素
以外の異種元素の定量を行う。
塩酸または塩酸とフッ化水素酸との混酸を加え、溶解を
開始する。この時、塩酸水溶液は約3規定となってい
る。溶解開始から、全て溶解して透明になるまでの間に
数回約20mlサンプリングし、0.1μmメンブレン
フィルターでろ過し、ろ液を採取する。該ろ液について
プラズマ発光分光(ICP)により、鉄元素及び鉄元素
以外の異種元素の定量を行う。
【0110】次式によって、各サンプルごとの鉄元素溶
解率が計算される。
解率が計算される。
【0111】
【数5】
【0112】各サンプルごとの鉄元素以外の異種元素の
含有量は次式により計算される。
含有量は次式により計算される。
【0113】
【数6】
【0114】磁性酸化鉄の鉄元素以外の異種元素の全含
有量は、全て溶解した後の磁性酸化鉄の単位重量当たり
の異種元素濃度(ml/g)に相当する。
有量は、全て溶解した後の磁性酸化鉄の単位重量当たり
の異種元素濃度(ml/g)に相当する。
【0115】磁性酸化鉄の鉄以外の異種元素の含有量
は、磁性酸化鉄の溶解率が20%の場合に検出される磁
性酸化鉄の単位重量当たりの鉄元素以外の異種元素濃度
(ml/g)に相当する。
は、磁性酸化鉄の溶解率が20%の場合に検出される磁
性酸化鉄の単位重量当たりの鉄元素以外の異種元素濃度
(ml/g)に相当する。
【0116】本発明に係る異種元素を有する磁性酸化鉄
の製造方法として、異種元素がケイ素の場合を例に説明
する。
の製造方法として、異種元素がケイ素の場合を例に説明
する。
【0117】第一鉄塩水溶液と、該第一鉄塩水溶液中の
Fe2+に対し0.90〜0.99当量の水酸化アルカリ
水溶液を反応させて得られた水酸化第一鉄コロイドを含
む第一鉄塩反応水溶液に、酸素含有ガスを通気すること
によりマグネタイト粒子を生成させるに当たり、前記水
酸化アルカリ水溶液または前記水酸化第一鉄コロイドを
含む第一鉄塩のいずれかに、予め水溶性ケイ酸塩を鉄元
素に対してケイ素元素換算で、全含有量(0.1〜5重
量%)の50〜99%を添加し、85〜100℃の温度
範囲で加熱しながら、酸素含有ガスを通気して酸化反応
させることにより、前記水酸化第一鉄コロイドからケイ
素元素を含有する磁性酸化鉄を生成させる。その後、酸
化反応終了後の懸濁液中に残存するFe2+に対して1.
00当量以上の水酸化アルカリ水溶液及び残りの水溶性
ケイ酸塩〔全含有量(0.1〜5重量%)の1〜50
%〕を添加して、さらに85〜100℃の温度範囲で加
熱しながら、酸化反応させてケイ素元素を含有した磁性
酸化鉄を生成させる。他の元素の場合には、上記ケイ酸
塩の代わりに該当する元素の水溶性塩を用いる。
Fe2+に対し0.90〜0.99当量の水酸化アルカリ
水溶液を反応させて得られた水酸化第一鉄コロイドを含
む第一鉄塩反応水溶液に、酸素含有ガスを通気すること
によりマグネタイト粒子を生成させるに当たり、前記水
酸化アルカリ水溶液または前記水酸化第一鉄コロイドを
含む第一鉄塩のいずれかに、予め水溶性ケイ酸塩を鉄元
素に対してケイ素元素換算で、全含有量(0.1〜5重
量%)の50〜99%を添加し、85〜100℃の温度
範囲で加熱しながら、酸素含有ガスを通気して酸化反応
させることにより、前記水酸化第一鉄コロイドからケイ
素元素を含有する磁性酸化鉄を生成させる。その後、酸
化反応終了後の懸濁液中に残存するFe2+に対して1.
00当量以上の水酸化アルカリ水溶液及び残りの水溶性
ケイ酸塩〔全含有量(0.1〜5重量%)の1〜50
%〕を添加して、さらに85〜100℃の温度範囲で加
熱しながら、酸化反応させてケイ素元素を含有した磁性
酸化鉄を生成させる。他の元素の場合には、上記ケイ酸
塩の代わりに該当する元素の水溶性塩を用いる。
【0118】本発明において、磁性酸化鉄をさらにアル
ミニウム水酸化物で処理する場合には、上記工程で得ら
れた、異種元素を含有する磁性酸化鉄が生成しているア
ルカリ性懸濁液中に水溶性アルミニウム塩を添加した
後、pHを6〜8の範囲に調整して、磁性酸化鉄表面に
アルミニウム水酸化物として析出させる。次いでろ過、
水洗、乾燥、解砕することにより、本発明に係る磁性酸
化鉄を得る。さらに、平滑度、BET比表面積を好まし
い範囲に調整する方法として、ミックスマーラーまたは
らいかい機等を用いて圧縮、せん断及びへらなでするこ
とが好ましい。
ミニウム水酸化物で処理する場合には、上記工程で得ら
れた、異種元素を含有する磁性酸化鉄が生成しているア
ルカリ性懸濁液中に水溶性アルミニウム塩を添加した
後、pHを6〜8の範囲に調整して、磁性酸化鉄表面に
アルミニウム水酸化物として析出させる。次いでろ過、
水洗、乾燥、解砕することにより、本発明に係る磁性酸
化鉄を得る。さらに、平滑度、BET比表面積を好まし
い範囲に調整する方法として、ミックスマーラーまたは
らいかい機等を用いて圧縮、せん断及びへらなでするこ
とが好ましい。
【0119】上記水溶性ケイ酸塩としては、市販のケイ
酸ソーダ等が用いられ、さらに、加水分解等で生じるゾ
ル状ケイ酸等のケイ酸が例示される。
酸ソーダ等が用いられ、さらに、加水分解等で生じるゾ
ル状ケイ酸等のケイ酸が例示される。
【0120】また、上記水溶性アルミニウム塩として
は、硫酸アルミニウム等が例示される。
は、硫酸アルミニウム等が例示される。
【0121】第一鉄塩としては、一般的に硫酸法チタン
製造で副生する硫酸鉄、鋼板の表面洗浄に伴って副生す
る硫酸鉄の利用が可能である。さらに塩化鉄等の使用も
可能である。
製造で副生する硫酸鉄、鋼板の表面洗浄に伴って副生す
る硫酸鉄の利用が可能である。さらに塩化鉄等の使用も
可能である。
【0122】本発明の磁性トナーに用いる磁性酸化鉄
は、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、チ
タネート、アミノシラン、有機ケイ素化合物等で処理し
ても良い。
は、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、チ
タネート、アミノシラン、有機ケイ素化合物等で処理し
ても良い。
【0123】磁性酸化鉄の表面処理に使用される有機ケ
イ素化合物としては、ヘキサメチルジシラザン、トリメ
チルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエト
キシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロ
ルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニ
ルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブ
ロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルト
リクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、
クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシラ
ンメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリ
オルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキ
シシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチル
ジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン等
が挙げられる。
イ素化合物としては、ヘキサメチルジシラザン、トリメ
チルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエト
キシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロ
ルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニ
ルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブ
ロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルト
リクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、
クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシラ
ンメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリ
オルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキ
シシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチル
ジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン等
が挙げられる。
【0124】チタンカップリング剤としては、イソプロ
ポキシチタントリイソステアレート;イソプロポキシチ
タンジメタクリレートイソステアレート;イソプロポキ
シチタントリドデシルベンゼンスルホネート;イソプロ
ポキシチタントリスジオクチルホスフェート;イソプロ
ポキシチタントリN−エチルアミノエチルアミナト;チ
タニウムビスジオクチルピロホスフェートオキシアセー
ト;ビスジオクチルホスフェートエチレンジオクチルホ
スファイト;ジ−n−ブトキシビストリエタノールアミ
ナトチタン等が挙げられる。
ポキシチタントリイソステアレート;イソプロポキシチ
タンジメタクリレートイソステアレート;イソプロポキ
シチタントリドデシルベンゼンスルホネート;イソプロ
ポキシチタントリスジオクチルホスフェート;イソプロ
ポキシチタントリN−エチルアミノエチルアミナト;チ
タニウムビスジオクチルピロホスフェートオキシアセー
ト;ビスジオクチルホスフェートエチレンジオクチルホ
スファイト;ジ−n−ブトキシビストリエタノールアミ
ナトチタン等が挙げられる。
【0125】その他有機ケイ素化合物としては、シリコ
ーンオイルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルと
しては、温度25℃における粘度が30〜1,000m
m2/secのものが用いられる。
ーンオイルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルと
しては、温度25℃における粘度が30〜1,000m
m2/secのものが用いられる。
【0126】例えばジメチルシリコーンオイル、メチル
フェニルシリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シ
リコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フ
ッ素変性シリコーンオイル等が好ましい。
フェニルシリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シ
リコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フ
ッ素変性シリコーンオイル等が好ましい。
【0127】本発明においてトナー粒子の構成成分とし
て使用される結着樹脂の種類としては、スチレン系樹
脂、スチレン系共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオ
ール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、天然
変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリ
コーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フラ
ン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチ
ラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系
樹脂が挙げられる。
て使用される結着樹脂の種類としては、スチレン系樹
脂、スチレン系共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオ
ール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、天然
変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリ
コーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フラ
ン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチ
ラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系
樹脂が挙げられる。
【0128】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、ビニルトルエンの如きスチ
レン誘導体、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ア
クリル酸フェニルの如きアクリル酸エステル;メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチルの如きメタクリ
ル酸エステル;マレイン酸;マレイン酸ブチル、マレイ
ン酸メチル、マレイン酸ジメチルの如き二重結合を有す
るジカルボン酸エステル;アクリルアミド、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、ブタジエン;塩化ビニ
ル;酢酸ビニル、安息香酸ビニルの如きビニルエステ
ル;エチレン、プロピレン、ブチレンの如きエチレン系
オレフィン;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケト
ンの如きビニルケトン;ビニルメチルエーテル、ビニル
エチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルの如きビニ
ルエーテルが挙げられる。これらのビニル系単量体が単
独もしくは2つ以上用いられる。
対するコモノマーとしては、ビニルトルエンの如きスチ
レン誘導体、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ア
クリル酸フェニルの如きアクリル酸エステル;メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチルの如きメタクリ
ル酸エステル;マレイン酸;マレイン酸ブチル、マレイ
ン酸メチル、マレイン酸ジメチルの如き二重結合を有す
るジカルボン酸エステル;アクリルアミド、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、ブタジエン;塩化ビニ
ル;酢酸ビニル、安息香酸ビニルの如きビニルエステ
ル;エチレン、プロピレン、ブチレンの如きエチレン系
オレフィン;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケト
ンの如きビニルケトン;ビニルメチルエーテル、ビニル
エチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルの如きビニ
ルエーテルが挙げられる。これらのビニル系単量体が単
独もしくは2つ以上用いられる。
【0129】本発明において、トナーまたは結着樹脂
の、THF(テトラヒドロフラン)を溶媒としたGPC
による分子量分布は次の条件で測定される。
の、THF(テトラヒドロフラン)を溶媒としたGPC
による分子量分布は次の条件で測定される。
【0130】40℃のヒートチャンバ中でカラムを安定
化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてテトラ
ヒドロフラン(THF)を毎分1mlの流速で流し、試
料のTHF溶液を約100μl注入して測定する。試料
の分子量測定に当たっては、試料の有する分子量分布
を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成され
た検量線の対数値とカウント数との関係から算出する。
検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、たとえ
ば、東ソー社製或いは、昭和電工社製の分子量が102
〜107程度のものを用い、少なくとも10点程度の標
準ポリスチレン試料を用いるのが適当である。検出器に
はRI(屈折率)検出器を用いる。カラムとしては、市
販のポリスチレンゲルカラムを複数本組み合わせるのが
良い。例えば昭和電工社製のshodex GPC K
F−801、802、803、804、805、80
6、807、800Pの組み合わせや、東ソー社製のT
SKgelG1000H(HXL)、G2000H
(HXL)、G3000H(HXL)、G4000H
(HXL)、G5000H(HXL)、G6000H
(HXL)、G7000H(HXL)、TSKguardc
olumnの組み合わせを挙げることができる。
化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてテトラ
ヒドロフラン(THF)を毎分1mlの流速で流し、試
料のTHF溶液を約100μl注入して測定する。試料
の分子量測定に当たっては、試料の有する分子量分布
を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成され
た検量線の対数値とカウント数との関係から算出する。
検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、たとえ
ば、東ソー社製或いは、昭和電工社製の分子量が102
〜107程度のものを用い、少なくとも10点程度の標
準ポリスチレン試料を用いるのが適当である。検出器に
はRI(屈折率)検出器を用いる。カラムとしては、市
販のポリスチレンゲルカラムを複数本組み合わせるのが
良い。例えば昭和電工社製のshodex GPC K
F−801、802、803、804、805、80
6、807、800Pの組み合わせや、東ソー社製のT
SKgelG1000H(HXL)、G2000H
(HXL)、G3000H(HXL)、G4000H
(HXL)、G5000H(HXL)、G6000H
(HXL)、G7000H(HXL)、TSKguardc
olumnの組み合わせを挙げることができる。
【0131】試料は以下のようにして作製する。
【0132】試料をTHF溶液に入れ、数時間放置した
後、十分振とうし、THF溶液と良く混ぜ(試料の合一
体がなくなるまで)、さらに12時間以上静置する。こ
の時、THF溶液中への試料の放置時間が24時間以上
となるようにする。その後、サンプル処理フィルター
(ポアサイズ:0.45〜0.5μm、例えば、東ソー
社製「マイショリディスクH−25−5」、ゲルマン
サイエンス ジャパン社製「エキクロディスク25C
R」などが利用できる)を通過させたものを、GPCの
測定試料とする。試料濃度は、樹脂成分が0.5〜5m
g/mlとなるように調整する。
後、十分振とうし、THF溶液と良く混ぜ(試料の合一
体がなくなるまで)、さらに12時間以上静置する。こ
の時、THF溶液中への試料の放置時間が24時間以上
となるようにする。その後、サンプル処理フィルター
(ポアサイズ:0.45〜0.5μm、例えば、東ソー
社製「マイショリディスクH−25−5」、ゲルマン
サイエンス ジャパン社製「エキクロディスク25C
R」などが利用できる)を通過させたものを、GPCの
測定試料とする。試料濃度は、樹脂成分が0.5〜5m
g/mlとなるように調整する。
【0133】本発明に用いる結着樹脂は、酸価を有して
いてもよい。結着樹脂の酸価を調整するモノマーとして
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルア
クリル酸、クロトン酸、ケイヒ酸、ビニル酢酸、イソク
ロトン酸、アンゲリカ酸などのアクリル酸及びそのα−
或いはβ−アルキル誘導体、フマル酸、マレイン酸、シ
トラコン酸、アルケニルコハク酸、イタコン酸、メサコ
ン酸、ジメチルマレイン酸、ジメチルフマル酸などの不
飽和ジカルボン酸及びそのモノエステル誘導体または無
水物などがあり、このようなモノマーを単独、或いは混
合して、他のモノマーと共重合させることにより所望の
重合体を作ることができる。この中でも、特に不飽和ジ
カルボン酸のモノエステル誘導体を用いることが酸価値
をコントロールする上で好ましい。
いてもよい。結着樹脂の酸価を調整するモノマーとして
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルア
クリル酸、クロトン酸、ケイヒ酸、ビニル酢酸、イソク
ロトン酸、アンゲリカ酸などのアクリル酸及びそのα−
或いはβ−アルキル誘導体、フマル酸、マレイン酸、シ
トラコン酸、アルケニルコハク酸、イタコン酸、メサコ
ン酸、ジメチルマレイン酸、ジメチルフマル酸などの不
飽和ジカルボン酸及びそのモノエステル誘導体または無
水物などがあり、このようなモノマーを単独、或いは混
合して、他のモノマーと共重合させることにより所望の
重合体を作ることができる。この中でも、特に不飽和ジ
カルボン酸のモノエステル誘導体を用いることが酸価値
をコントロールする上で好ましい。
【0134】より具体的には、例えば、マレイン酸モノ
メチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブチ
ル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノアリル、
マレイン酸モノフェニル、フマル酸モノメチル、フマル
酸モノエチル、フマル酸モノブチル、フマル酸モノフェ
ニルなどのようなα,β−不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル類;n−ブテニルコハク酸モノブチル、n−オク
テニルコハク酸モノメチル、n−ブテニルマロン酸モノ
エチル、n−ドデセニルグルタル酸モノメチル、n−ブ
テニルアジピン酸モノブチルなどのようなアルケニルジ
カルボン酸のモノエステル類などが挙げられる。
メチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブチ
ル、マレイン酸モノオクチル、マレイン酸モノアリル、
マレイン酸モノフェニル、フマル酸モノメチル、フマル
酸モノエチル、フマル酸モノブチル、フマル酸モノフェ
ニルなどのようなα,β−不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステル類;n−ブテニルコハク酸モノブチル、n−オク
テニルコハク酸モノメチル、n−ブテニルマロン酸モノ
エチル、n−ドデセニルグルタル酸モノメチル、n−ブ
テニルアジピン酸モノブチルなどのようなアルケニルジ
カルボン酸のモノエステル類などが挙げられる。
【0135】以上のようなカルボキシル基含有モノマー
は、結着樹脂を構成している全モノマー100重量部に
対し0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜15重量
部添加すればよい。
は、結着樹脂を構成している全モノマー100重量部に
対し0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜15重量
部添加すればよい。
【0136】本発明に係る結着樹脂は、保存性の観点か
ら、好ましくはガラス転移温度(Tg)が45〜80
℃、好ましくは50〜70℃である。Tgが45℃より
低いと高温雰囲気下でのトナーの劣化や定着時でのオフ
セットの原因となる。また、Tgが80℃を超えると、
定着性が低下する傾向にある。
ら、好ましくはガラス転移温度(Tg)が45〜80
℃、好ましくは50〜70℃である。Tgが45℃より
低いと高温雰囲気下でのトナーの劣化や定着時でのオフ
セットの原因となる。また、Tgが80℃を超えると、
定着性が低下する傾向にある。
【0137】本発明に用いられる結着樹脂の合成方法と
しては、溶液重合法、乳化重合法や懸濁重合法等重合法
が挙げられる。
しては、溶液重合法、乳化重合法や懸濁重合法等重合法
が挙げられる。
【0138】このうち、乳化重合法は、水にほとんど不
溶の単量体(モノマー)を乳化剤で小さい粒子として水
相中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行
う方法である。この方法では反応熱の調節が容易であ
り、重合の行われる相(重合体と単量体からなる油相)
と水相とが別であるから停止反応速度が小さく、その結
果、重合速度が大きく、高重合度のものが得られる。さ
らに、重合プロセスが比較的簡単であること、及び重合
生成物が微細粒子であるために、トナーの製造におい
て、着色剤及び荷電制御剤その他の添加物との混合が容
易であること等の理由から、トナー用結着樹脂の製造方
法として有利な点がある。
溶の単量体(モノマー)を乳化剤で小さい粒子として水
相中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行
う方法である。この方法では反応熱の調節が容易であ
り、重合の行われる相(重合体と単量体からなる油相)
と水相とが別であるから停止反応速度が小さく、その結
果、重合速度が大きく、高重合度のものが得られる。さ
らに、重合プロセスが比較的簡単であること、及び重合
生成物が微細粒子であるために、トナーの製造におい
て、着色剤及び荷電制御剤その他の添加物との混合が容
易であること等の理由から、トナー用結着樹脂の製造方
法として有利な点がある。
【0139】しかし、当該方法は、添加した乳化剤のた
め生成重合体が不純になり易く、重合体を取り出すには
塩析などの操作が必要で、この不便を避けるためには懸
濁重合が好都合である。
め生成重合体が不純になり易く、重合体を取り出すには
塩析などの操作が必要で、この不便を避けるためには懸
濁重合が好都合である。
【0140】懸濁重合においては、水系溶媒100重量
部に対して、モノマー100重量部以下(好ましくは1
0〜90重量部)で行うのが良い。使用可能な分散剤と
しては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分ケン化物、リン酸カルシウム等が用いられ、一般に
水系溶媒100重量部に対して0.05〜1重量部で用
いられる。重合温度は50〜95℃が適当であるが、使
用する開始剤、目的とするポリマーによって適宜選択さ
れる。
部に対して、モノマー100重量部以下(好ましくは1
0〜90重量部)で行うのが良い。使用可能な分散剤と
しては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分ケン化物、リン酸カルシウム等が用いられ、一般に
水系溶媒100重量部に対して0.05〜1重量部で用
いられる。重合温度は50〜95℃が適当であるが、使
用する開始剤、目的とするポリマーによって適宜選択さ
れる。
【0141】本発明に用いられる結着樹脂は、以下に例
示する様な多官能性重合開始剤単独或いは単官能性重合
開始剤と併用して生成することが好ましい。
示する様な多官能性重合開始剤単独或いは単官能性重合
開始剤と併用して生成することが好ましい。
【0142】多官能構造を有する多官能性重合開始剤の
具体例としては、1,1−ジ−tert−ブチルパーオ
キシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,3
−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、2,5−ジメチル−2,5−(tert−ブチ
ルパールオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、トリス
(tert−ブチルパーオキシ)トリアジン、1,1−
ジ−tert−ブチルパーオキシシクロヘキサン、2,
2−ジ−tert−ブチルパーオキシブタン、4,4−
ジ−tert−ブチルパーオキシバレリックアシッド−
n−ブチルエステル、ジ−tert−ブチルパーオキシ
ヘキサハイドロテレフタレート、ジ−tert−ブチル
パーオキシアゼレート、ジ−t−ブチルパーオキシトリ
メチルアジペート、2,2−ビス−(4,4−ジ−te
rt−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、
2,2−tert−ブチルパーオキシオクタン及び各種
ポリマーオキサイド等の1分子内に2つ以上のパーオキ
サイド基などの重合開始機能を有する官能基を有する多
官能性重合開始剤、及びジアリルパーオキシジカーボネ
ート、tert−ブチルパーオキシマレイン酸、ter
t−ブチルパーオキシアリルカーボネート及びtert
−ブチルパーオキシイソプロピルフマレート等の1分子
内に、パーオキサイド基などの重合開始機能を有する官
能基と重合性不飽和基の両方を有する多官能性重合開始
剤から選択される。
具体例としては、1,1−ジ−tert−ブチルパーオ
キシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,3
−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、2,5−ジメチル−2,5−(tert−ブチ
ルパールオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、トリス
(tert−ブチルパーオキシ)トリアジン、1,1−
ジ−tert−ブチルパーオキシシクロヘキサン、2,
2−ジ−tert−ブチルパーオキシブタン、4,4−
ジ−tert−ブチルパーオキシバレリックアシッド−
n−ブチルエステル、ジ−tert−ブチルパーオキシ
ヘキサハイドロテレフタレート、ジ−tert−ブチル
パーオキシアゼレート、ジ−t−ブチルパーオキシトリ
メチルアジペート、2,2−ビス−(4,4−ジ−te
rt−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、
2,2−tert−ブチルパーオキシオクタン及び各種
ポリマーオキサイド等の1分子内に2つ以上のパーオキ
サイド基などの重合開始機能を有する官能基を有する多
官能性重合開始剤、及びジアリルパーオキシジカーボネ
ート、tert−ブチルパーオキシマレイン酸、ter
t−ブチルパーオキシアリルカーボネート及びtert
−ブチルパーオキシイソプロピルフマレート等の1分子
内に、パーオキサイド基などの重合開始機能を有する官
能基と重合性不飽和基の両方を有する多官能性重合開始
剤から選択される。
【0143】これらの内、より好ましいものは、1,1
−ジ−tert−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサン、1,1−ジ−tert−ブチル
パーオキシシクロヘキサン、ジ−tert−ブチルパー
オキシヘキサハイドロテレフタレート、ジ−tert−
ブチルパーオキシアゼレート及び2,2−ビス(4,4
−ジ−tert−ブチルパーオキジシクロヘキシル)プ
ロパン、及びtert−ブチルパーオキシアリルカーボ
ネートである。これらの多官能性重合開始剤は、トナー
用結着樹脂として要求される種々の性能を満足するため
には、単官能性重合開始剤と併用されることが好まし
い。特に該多官能性重合開始剤の半減期10時間を得る
ための分解温度よりも低い半減期10時間を有する重合
開始剤と併用することが好ましい。
−ジ−tert−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサン、1,1−ジ−tert−ブチル
パーオキシシクロヘキサン、ジ−tert−ブチルパー
オキシヘキサハイドロテレフタレート、ジ−tert−
ブチルパーオキシアゼレート及び2,2−ビス(4,4
−ジ−tert−ブチルパーオキジシクロヘキシル)プ
ロパン、及びtert−ブチルパーオキシアリルカーボ
ネートである。これらの多官能性重合開始剤は、トナー
用結着樹脂として要求される種々の性能を満足するため
には、単官能性重合開始剤と併用されることが好まし
い。特に該多官能性重合開始剤の半減期10時間を得る
ための分解温度よりも低い半減期10時間を有する重合
開始剤と併用することが好ましい。
【0144】具体的には、ベンゾイルパーオキシド、
1,1−ジ(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−
ジ(tert−ブチルパーオキシ)バレレート、ジクミ
ルパーオキシド、α,α’−ビス(tert−ブチルパ
ーオキシジイソプロピル)ベンゼン、tert−ブチル
パーオキシクメン、ジ−tert−ブチルパーオキシド
等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、ジア
ゾアミノアゾベンゼン等のアゾ及びジアゾ化合物等が挙
げられる。
1,1−ジ(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4−
ジ(tert−ブチルパーオキシ)バレレート、ジクミ
ルパーオキシド、α,α’−ビス(tert−ブチルパ
ーオキシジイソプロピル)ベンゼン、tert−ブチル
パーオキシクメン、ジ−tert−ブチルパーオキシド
等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、ジア
ゾアミノアゾベンゼン等のアゾ及びジアゾ化合物等が挙
げられる。
【0145】これらの単官能性重合開始剤は、前記多官
能性重合開始剤と同時にモノマー−中に添加しても良い
が、該多官能性重合開始剤の効率を適正に保つために
は、重合工程において該多官能性重合開始剤の示す半減
期を経過した後に添加するのが好ましい。
能性重合開始剤と同時にモノマー−中に添加しても良い
が、該多官能性重合開始剤の効率を適正に保つために
は、重合工程において該多官能性重合開始剤の示す半減
期を経過した後に添加するのが好ましい。
【0146】これらの開始剤は、効率の点からモノマー
100重量部に対し0.05〜2重量部で用いるのが好
ましい。
100重量部に対し0.05〜2重量部で用いるのが好
ましい。
【0147】また、本発明に用いられる結着樹脂は架橋
性モノマーで架橋されていることも好ましい。
性モノマーで架橋されていることも好ましい。
【0148】架橋性モノマーとしては主として2個以上
の重合可能な二重結合を有するモノマーが用いられる。
具体例としては、芳香族ジビニル化合物(例えば、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルナフタレン等);アルキル鎖で
結ばれたジアクリレート化合物類(例えば、エチレング
リコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコール
ジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、及び以上の化合物のアクリレー
トをメタクリレートに代えたもの);エーテル結合を含
むアルキル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類(例え
ば、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコー
ルジアクリレート、ポリエチレングリコール#400ジ
アクリレート、ポリエチレングリコール#600ジアク
リレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、及
び以上の化合物のアクリレートをメタクリレートに代え
たもの);芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれ
たジアクリレート化合物類(例えば、ポリオキシエチレ
ン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキジフェニル)プ
ロパンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジア
クリレート、及び、以上の化合物のアクリレートをメタ
クリレートに代えたもの);さらには、ポリエステル型
ジアクリレート化合物類(例えば、日本化薬社製「MA
NDA」)が挙げられる。多官能の架橋剤としては、ペ
ンタエリスリトールアクリレート、トリメチロールエタ
ントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、テトラメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリ
ゴエステルアクリレート、及び以上の化合物のアクリレ
ートをメタアクリレートに代えたもの;トリアリルシア
ヌレート、トリアリルトリメリテート;等が挙げられ
る。
の重合可能な二重結合を有するモノマーが用いられる。
具体例としては、芳香族ジビニル化合物(例えば、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルナフタレン等);アルキル鎖で
結ばれたジアクリレート化合物類(例えば、エチレング
リコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコール
ジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、及び以上の化合物のアクリレー
トをメタクリレートに代えたもの);エーテル結合を含
むアルキル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類(例え
ば、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコー
ルジアクリレート、ポリエチレングリコール#400ジ
アクリレート、ポリエチレングリコール#600ジアク
リレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、及
び以上の化合物のアクリレートをメタクリレートに代え
たもの);芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれ
たジアクリレート化合物類(例えば、ポリオキシエチレ
ン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキジフェニル)プ
ロパンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジア
クリレート、及び、以上の化合物のアクリレートをメタ
クリレートに代えたもの);さらには、ポリエステル型
ジアクリレート化合物類(例えば、日本化薬社製「MA
NDA」)が挙げられる。多官能の架橋剤としては、ペ
ンタエリスリトールアクリレート、トリメチロールエタ
ントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、テトラメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリ
ゴエステルアクリレート、及び以上の化合物のアクリレ
ートをメタアクリレートに代えたもの;トリアリルシア
ヌレート、トリアリルトリメリテート;等が挙げられ
る。
【0149】これらの架橋剤は、他のモノマー成分10
0重量部に対して、0.00001〜1重量部、好まし
くは0.001〜0.05重量部の範囲で用いることが
好ましい。
0重量部に対して、0.00001〜1重量部、好まし
くは0.001〜0.05重量部の範囲で用いることが
好ましい。
【0150】これらの架橋性モノマーのうち、トナーの
定着性、耐オフセット性の点から好適に用いられるもの
として、芳香族ジビニル化合物(特にジビニルベンゼ
ン)、芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジ
アクリレート化合物類が挙げられる。その他の合成方法
としては、塊状重合法、溶液重合法を用いることができ
る。しかし、塊状重合法では、高温で重合させて停止反
応速度を速めることで、低分子量の重合体を得ることが
できるが、反応をコントロールしにくい問題点がある。
その点、溶液重合法は、溶媒によるラジカルの連鎖移動
の差を利用して、また、開始剤量や反応温度を調整する
ことで、所望の分子量の重合体を温和な条件で容易に得
ることができるので好ましい。特に、開始剤使用量を最
小限に抑え、開始剤が残留することによる影響を極力抑
えるという点で、加圧条件下での溶液重合法も好まし
い。
定着性、耐オフセット性の点から好適に用いられるもの
として、芳香族ジビニル化合物(特にジビニルベンゼ
ン)、芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジ
アクリレート化合物類が挙げられる。その他の合成方法
としては、塊状重合法、溶液重合法を用いることができ
る。しかし、塊状重合法では、高温で重合させて停止反
応速度を速めることで、低分子量の重合体を得ることが
できるが、反応をコントロールしにくい問題点がある。
その点、溶液重合法は、溶媒によるラジカルの連鎖移動
の差を利用して、また、開始剤量や反応温度を調整する
ことで、所望の分子量の重合体を温和な条件で容易に得
ることができるので好ましい。特に、開始剤使用量を最
小限に抑え、開始剤が残留することによる影響を極力抑
えるという点で、加圧条件下での溶液重合法も好まし
い。
【0151】本発明に用いられるポリエステル樹脂の組
成は以下の通りである。
成は以下の通りである。
【0152】2価のアルコール成分としては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、2−エチル−1,3−
ヘキサンジオール、水素化ビスフェノールA、また下記
(A)式で表わされるビスフェノール及びその誘導体;
グリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、2−エチル−1,3−
ヘキサンジオール、水素化ビスフェノールA、また下記
(A)式で表わされるビスフェノール及びその誘導体;
【0153】
【化1】
【0154】(式中、Rはエチレンまたはプロピレン基
であり、x,yはそれぞれ0以上の整数であり、且つ、
x+yの平均値は0〜10である。)、下記(B)式で
示されるジオール類;
であり、x,yはそれぞれ0以上の整数であり、且つ、
x+yの平均値は0〜10である。)、下記(B)式で
示されるジオール類;
【0155】
【化2】
が挙げられる。
【0156】2価の酸成分としては、例えばフタル酸、
テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸などのベン
ゼンジカルボン酸類またはその無水物、低級アルキルエ
ステル;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸などのアルキルジカルボン酸類またはその無水物、
低級アルキルエステル;n−ドデセニルコハク酸、n−
ドデシルコハク酸などのアルケニルコハク酸類もしくは
アルキルコハク酸類、またはその無水物、低級アルキル
エステル;フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタ
コン酸などの不飽和ジカルボン酸類またはその無水物、
低級アルキルエステル;等のジカルボン酸類及びその誘
導体が挙げられる。
テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸などのベン
ゼンジカルボン酸類またはその無水物、低級アルキルエ
ステル;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸などのアルキルジカルボン酸類またはその無水物、
低級アルキルエステル;n−ドデセニルコハク酸、n−
ドデシルコハク酸などのアルケニルコハク酸類もしくは
アルキルコハク酸類、またはその無水物、低級アルキル
エステル;フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタ
コン酸などの不飽和ジカルボン酸類またはその無水物、
低級アルキルエステル;等のジカルボン酸類及びその誘
導体が挙げられる。
【0157】また架橋成分として働く3価以上のアルコ
ール成分と3価以上の酸成分を併用することが好まし
い。
ール成分と3価以上の酸成分を併用することが好まし
い。
【0158】3価以上の多価アルコール成分としては、
例えばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロ
ール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジ
ペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、
1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタン
トリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオ
ール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,
3,5−トリヒドロキシベンゼン等が挙げられる。
例えばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロ
ール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジ
ペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、
1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタン
トリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオ
ール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,
3,5−トリヒドロキシベンゼン等が挙げられる。
【0159】また、三価以上の多価カルボン酸成分とし
ては、例えばトリメリット酸、ヒロメリット酸、1,
2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼ
ントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボ
ン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサン
トリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル
−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレン
カルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテト
ラカルボン酸、エンポール三量体酸、及びこれらの無水
物、低級アルキルエステル;次式(C)
ては、例えばトリメリット酸、ヒロメリット酸、1,
2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼ
ントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボ
ン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサン
トリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル
−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレン
カルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテト
ラカルボン酸、エンポール三量体酸、及びこれらの無水
物、低級アルキルエステル;次式(C)
【0160】
【化3】
【0161】(式中、Xは炭素数3以上の側鎖を1個以
上有する炭素数5〜30のアルキレン基またはアルケニ
レン基)で表わされるテトラカルボン酸等、及びこれら
の無水物、低級アルキルエステル等の多価カルボン酸類
及びその誘導体が挙げられる。
上有する炭素数5〜30のアルキレン基またはアルケニ
レン基)で表わされるテトラカルボン酸等、及びこれら
の無水物、低級アルキルエステル等の多価カルボン酸類
及びその誘導体が挙げられる。
【0162】また、アルコール成分としては40〜60
mol%、好ましくは45〜55mol%、酸成分とし
ては60〜40mol%、好ましくは55〜45mol
%であることが好ましい。
mol%、好ましくは45〜55mol%、酸成分とし
ては60〜40mol%、好ましくは55〜45mol
%であることが好ましい。
【0163】また三価以上の多価の成分は、全成分中の
5〜60mol%であることが好ましい。
5〜60mol%であることが好ましい。
【0164】該ポリエステル樹脂も通常一般に知られて
いる縮重合によって得られる。
いる縮重合によって得られる。
【0165】本発明のトナーは荷電制御剤を含有するこ
とが好ましい。
とが好ましい。
【0166】本発明に用いられる荷電制御剤として、ト
ナーを負荷電性に制御するものとしては、例えば、有機
金属錯体、キレート化合物が有効であり、モノアゾ金属
錯体、アセチルアセトン金属錯体、芳香族ハイドロキシ
カルボン酸、芳香族ジカルボン酸の金属錯体が挙げられ
る。他には、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族モ
ノ及びポリカルボン酸及びその金属塩、無水物、エステ
ル類、ビスフェノールのフェノール誘導体類が挙げられ
る。
ナーを負荷電性に制御するものとしては、例えば、有機
金属錯体、キレート化合物が有効であり、モノアゾ金属
錯体、アセチルアセトン金属錯体、芳香族ハイドロキシ
カルボン酸、芳香族ジカルボン酸の金属錯体が挙げられ
る。他には、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族モ
ノ及びポリカルボン酸及びその金属塩、無水物、エステ
ル類、ビスフェノールのフェノール誘導体類が挙げられ
る。
【0167】中でも、下記式(1)で表されるアゾ系金
属錯体が好ましい。
属錯体が好ましい。
【0168】
【化4】
【0169】特にMはFeまたはCrが好ましく、置換
基としてはハロゲン、アルキル基またはアニリド基が好
ましく用いられる。
基としてはハロゲン、アルキル基またはアニリド基が好
ましく用いられる。
【0170】また、下記式(2)に示した塩基性有機金
属錯体も負帯電性を与える荷電制御剤として好ましい。
属錯体も負帯電性を与える荷電制御剤として好ましい。
【0171】
【化5】
【0172】特にMとしてはFe、Cr、Si、Znま
たはAlが好ましく、置換基としてはアルキル基、アニ
リド基、アリール基またはハロゲンが好ましく、カウン
ターイオンは水素、アンモニウムまたは脂肪族アンモニ
ウムが好ましい。
たはAlが好ましく、置換基としてはアルキル基、アニ
リド基、アリール基またはハロゲンが好ましく、カウン
ターイオンは水素、アンモニウムまたは脂肪族アンモニ
ウムが好ましい。
【0173】トナーを正荷電性に制御するものとして下
記の化合物がある。
記の化合物がある。
【0174】ニグロシン及び脂肪酸金属塩等によるニグ
ロシン変性物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−
ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチル
アンモニウムテトラフルオロボレートなどの四級アンモ
ニウム塩、及びこれらの類似体であるホスホニウム塩の
如きオニウム塩及びこれらのレーキ顔料;トリフェニル
メタン染料及びこれらのレーキ顔料、(レーキ化剤とし
ては、りんタングステン酸、りんモリブデン酸、りんタ
ングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、没
食子酸、フェリシアン化物、フェロシアン化物など);
高級脂肪酸の金属塩;ジブチルスズオキサイド、ジオク
チルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド
の如きジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレー
ト、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシルスズボ
レートの如きジオルガノスズボレート類;グアニジン化
合物;イミダゾール化合物が挙げられる。これらを単独
で或いは2種類以上組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、トリフェニルメタン化合物、カウンタ
ーイオンがハロゲンでない四級アンモニウム塩が好まし
く用いられる。下記式(3)
ロシン変性物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−
ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチル
アンモニウムテトラフルオロボレートなどの四級アンモ
ニウム塩、及びこれらの類似体であるホスホニウム塩の
如きオニウム塩及びこれらのレーキ顔料;トリフェニル
メタン染料及びこれらのレーキ顔料、(レーキ化剤とし
ては、りんタングステン酸、りんモリブデン酸、りんタ
ングステンモリブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、没
食子酸、フェリシアン化物、フェロシアン化物など);
高級脂肪酸の金属塩;ジブチルスズオキサイド、ジオク
チルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイド
の如きジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレー
ト、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシルスズボ
レートの如きジオルガノスズボレート類;グアニジン化
合物;イミダゾール化合物が挙げられる。これらを単独
で或いは2種類以上組み合わせて用いることができる。
これらの中でも、トリフェニルメタン化合物、カウンタ
ーイオンがハロゲンでない四級アンモニウム塩が好まし
く用いられる。下記式(3)
【0175】
【化6】
【0176】〔式中R1はHまたはCH3を示し、R2及
びR3は置換または未置換のアルキル基(好ましくは、
炭素数1〜4)を示す〕で表されるモノマーの単重合
体:前述したスチレン、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステルの如き重合性モノマーとの共重合体を正荷
電性制御剤として用いることができる。この場合、この
単重合体及び共重合体は荷電制御剤としての機能と、結
着樹脂(の全部または一部)としての機能を有する。
びR3は置換または未置換のアルキル基(好ましくは、
炭素数1〜4)を示す〕で表されるモノマーの単重合
体:前述したスチレン、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステルの如き重合性モノマーとの共重合体を正荷
電性制御剤として用いることができる。この場合、この
単重合体及び共重合体は荷電制御剤としての機能と、結
着樹脂(の全部または一部)としての機能を有する。
【0177】特に下記式(4)で表される化合物が本発
明のトナー正荷電性制御剤として好ましい。
明のトナー正荷電性制御剤として好ましい。
【0178】
【化7】
【0179】荷電制御剤をトナーに含有させる方法とし
ては、トナー粒子内部に添加する(内添)方法と外添す
る方法がある。これらの電荷制御剤の使用量としては、
結着樹脂の種類、他の添加剤の有無、分散方法を含めた
トナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限
定されるものではないが、好ましくは内添する場合に
は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量
部、より好ましくは0.1〜5重量部、外添する場合に
は、好ましくはトナー粒子100重量部に対して0.0
1〜5.0重量部、より好ましくは0.1〜3.0重量
部の範囲で用いられる。
ては、トナー粒子内部に添加する(内添)方法と外添す
る方法がある。これらの電荷制御剤の使用量としては、
結着樹脂の種類、他の添加剤の有無、分散方法を含めた
トナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限
定されるものではないが、好ましくは内添する場合に
は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量
部、より好ましくは0.1〜5重量部、外添する場合に
は、好ましくはトナー粒子100重量部に対して0.0
1〜5.0重量部、より好ましくは0.1〜3.0重量
部の範囲で用いられる。
【0180】本発明のトナーには、無機微粉体または疎
水性無機微粉体が外添されることが好ましい。例えば、
シリカ微粉末、酸化チタン微粉末またはそれらの疎水化
物が挙げられる。それらは、単独或いは併用して用いる
ことが好ましい。
水性無機微粉体が外添されることが好ましい。例えば、
シリカ微粉末、酸化チタン微粉末またはそれらの疎水化
物が挙げられる。それらは、単独或いは併用して用いる
ことが好ましい。
【0181】シリカ微粉体としてはケイ素ハロゲン化合
物の蒸気相酸化により生成された乾式法またはヒューム
ドシリカと称される乾式シリカ及び水ガラス等から製造
される湿式シリカの両方が挙げられるが、表面及び内部
にあるシラノール基が少なく、製造残渣のない乾式シリ
カの方が好ましい。
物の蒸気相酸化により生成された乾式法またはヒューム
ドシリカと称される乾式シリカ及び水ガラス等から製造
される湿式シリカの両方が挙げられるが、表面及び内部
にあるシラノール基が少なく、製造残渣のない乾式シリ
カの方が好ましい。
【0182】さらにシリカ微粉体は疎水化処理されてい
るものが好ましい。疎水化処理するには、シリカ微粉体
と反応或いは物理吸着する有機ケイ素化合物で化学的に
処理することによって付与される。好ましい方法として
は、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成され
た乾式シリカ微粉体をシラン化合物で処理した後、或い
はシラン化合物で処理すると同時にシリコーンオイルの
如き有機ケイ素化合物で処理する方法が挙げられる。
るものが好ましい。疎水化処理するには、シリカ微粉体
と反応或いは物理吸着する有機ケイ素化合物で化学的に
処理することによって付与される。好ましい方法として
は、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成され
た乾式シリカ微粉体をシラン化合物で処理した後、或い
はシラン化合物で処理すると同時にシリコーンオイルの
如き有機ケイ素化合物で処理する方法が挙げられる。
【0183】疎水化処理に使用されるシラン化合物とし
ては、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、ト
リメチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジ
メチルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリ
ルジメチルクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラ
ン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメ
チルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラ
ン、β−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチル
ジメチルクロルシラン、トリオルガノシランメルカプタ
ン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオルガノシリ
ルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシシラン、ジ
メチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジ
フェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサ
ン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン、1,
3−ジフェニルテトラメチルジシロキサンが挙げられ
る。
ては、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、ト
リメチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジ
メチルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリ
ルジメチルクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラ
ン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメ
チルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラ
ン、β−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチル
ジメチルクロルシラン、トリオルガノシランメルカプタ
ン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオルガノシリ
ルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシシラン、ジ
メチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジ
フェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサ
ン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン、1,
3−ジフェニルテトラメチルジシロキサンが挙げられ
る。
【0184】有機ケイ素化合物としては、シリコーンオ
イルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルとして
は、25℃における粘度がおよそ30〜1,000mm
2/secのものが用いられる。例えばジメチルシリコ
ーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メ
チルスチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシ
リコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイルが好まし
い。
イルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルとして
は、25℃における粘度がおよそ30〜1,000mm
2/secのものが用いられる。例えばジメチルシリコ
ーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メ
チルスチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシ
リコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイルが好まし
い。
【0185】シリコーンオイル処理の方法はシラン化合
物で処理されたシリカ微粉体とシリコーンオイルとをヘ
ンジェルミキサーの如き混合機を用いて直接混合しても
良いし、ベースとなるシリカ微粉体へシリコーンオイル
を噴射する方法によっても良い。或いは適当な溶剤にシ
リコーンオイルを溶解或いは分散せしめた後、ベースの
シリカ微粉体と混合し、溶剤を除去して作製しても良
い。
物で処理されたシリカ微粉体とシリコーンオイルとをヘ
ンジェルミキサーの如き混合機を用いて直接混合しても
良いし、ベースとなるシリカ微粉体へシリコーンオイル
を噴射する方法によっても良い。或いは適当な溶剤にシ
リコーンオイルを溶解或いは分散せしめた後、ベースの
シリカ微粉体と混合し、溶剤を除去して作製しても良
い。
【0186】シリカ微粉体の好ましい疎水化処理とし
て、ジメチルジクロロシランで処理し、次いでヘキサメ
チルジシラザンで処理し、次いでシリコーンオイルで処
理することにより調製する方法が挙げられる。
て、ジメチルジクロロシランで処理し、次いでヘキサメ
チルジシラザンで処理し、次いでシリコーンオイルで処
理することにより調製する方法が挙げられる。
【0187】上記のようにシリカ微粉体を2個以上のシ
ラン化合物で処理し、後にオイル処理することが疎水化
度を効果的に上げることができ、好ましい。
ラン化合物で処理し、後にオイル処理することが疎水化
度を効果的に上げることができ、好ましい。
【0188】上記シリカ微粉体における疎水化処理、さ
らには、オイル処理を酸化チタン微粉体に施したもの
も、シリカ系同様に好ましい。
らには、オイル処理を酸化チタン微粉体に施したもの
も、シリカ系同様に好ましい。
【0189】本発明のトナーには、必要に応じてシリカ
微粉体または酸化チタン微粉体以外の添加剤を外添して
もよい。
微粉体または酸化チタン微粉体以外の添加剤を外添して
もよい。
【0190】例えば帯電補助剤、導電性付与剤、流動性
付与剤、ケーキング防止剤、熱ロール定着時の離型剤、
滑剤、研磨剤等の働きをする樹脂微粒子や無機微粒子で
ある。
付与剤、ケーキング防止剤、熱ロール定着時の離型剤、
滑剤、研磨剤等の働きをする樹脂微粒子や無機微粒子で
ある。
【0191】樹脂微粒子としては、その平均粒径が0.
03〜1.0μmのものが好ましい。その樹脂を構成す
る重合性単量体としては、スチレン;o−メチルスチレ
ン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メ
トキシスチレン、p−エチルスチレン誘導体;アクリル
酸;メタクリル酸;アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸n−プロピル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アク
リル酸フェニルの如きアクリル酸エステル;メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルの
如きメタクリル酸エステル;アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリルアミド等の単量体が挙げられ
る。
03〜1.0μmのものが好ましい。その樹脂を構成す
る重合性単量体としては、スチレン;o−メチルスチレ
ン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メ
トキシスチレン、p−エチルスチレン誘導体;アクリル
酸;メタクリル酸;アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸n−プロピル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アク
リル酸フェニルの如きアクリル酸エステル;メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチ
ルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルの
如きメタクリル酸エステル;アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリルアミド等の単量体が挙げられ
る。
【0192】重合法としては、懸濁重合、乳化重合、ソ
ープフリー重合が挙げられる。より好ましくは、ソープ
フリー重合によって得られる粒子が良い。
ープフリー重合が挙げられる。より好ましくは、ソープ
フリー重合によって得られる粒子が良い。
【0193】その他の微粒子としては、テフロン(登録
商標)、ステアリン酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデンの如
き滑剤(中でもポリフッ化ビニリデンが好ましい);酸
化セリウム、炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウムの如
き研磨剤(中でもチタン酸ストロンチウムが好まし
い);酸化チタン、酸化アルミニウムの如き流動性付与
剤(中でも特に疎水性のものが好ましい);ケーキング
防止剤;カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化アンチモ
ン、酸化スズの如き導電性付与剤が挙げられる。さら
に、トナーと逆極性の白色微粒子及び黒色微粒子を現像
性向上剤として少量用いても良い。
商標)、ステアリン酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデンの如
き滑剤(中でもポリフッ化ビニリデンが好ましい);酸
化セリウム、炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウムの如
き研磨剤(中でもチタン酸ストロンチウムが好まし
い);酸化チタン、酸化アルミニウムの如き流動性付与
剤(中でも特に疎水性のものが好ましい);ケーキング
防止剤;カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化アンチモ
ン、酸化スズの如き導電性付与剤が挙げられる。さら
に、トナーと逆極性の白色微粒子及び黒色微粒子を現像
性向上剤として少量用いても良い。
【0194】トナー粒子と混合される樹脂微粒子または
無機微粉体または疎水性無機微粉体は、トナー粒子10
0重量部に対して0.1〜5重量部(好ましくは、0.
1〜3重量部)使用するのが良い。
無機微粉体または疎水性無機微粉体は、トナー粒子10
0重量部に対して0.1〜5重量部(好ましくは、0.
1〜3重量部)使用するのが良い。
【0195】本発明のトナーを製造する方法としては、
上述したようなトナー構成材料をボールミルその他の混
合機により十分混合した後、熱ロールニーダー、エクス
トルーダーの如き熱混練機を用いてよく混練し、冷却固
化後、機械的に粉砕し、粉砕粉を分級することによって
トナーを得る方法が好ましい。他には、結着樹脂を構成
すべき単量体に所定の材料を混合して乳化懸濁液とした
後に、重合させてトナーを得る重合法トナー製造法;コ
ア材及びシェル材から成るいわゆるマイクロカプセルト
ナーにおいて、コア材或いはシェル材、或いはこれらの
両方に所定の材料を含有させる方法;結着樹脂溶液中に
構成材料を分散した後、噴霧乾燥することによりトナー
を得る方法が挙げられる。さらに必要に応じ所望の添加
剤とトナー粒子とをヘンシェルミキサーの如き混合機に
より十分に混合し、本発明のトナーを製造することがで
きる。
上述したようなトナー構成材料をボールミルその他の混
合機により十分混合した後、熱ロールニーダー、エクス
トルーダーの如き熱混練機を用いてよく混練し、冷却固
化後、機械的に粉砕し、粉砕粉を分級することによって
トナーを得る方法が好ましい。他には、結着樹脂を構成
すべき単量体に所定の材料を混合して乳化懸濁液とした
後に、重合させてトナーを得る重合法トナー製造法;コ
ア材及びシェル材から成るいわゆるマイクロカプセルト
ナーにおいて、コア材或いはシェル材、或いはこれらの
両方に所定の材料を含有させる方法;結着樹脂溶液中に
構成材料を分散した後、噴霧乾燥することによりトナー
を得る方法が挙げられる。さらに必要に応じ所望の添加
剤とトナー粒子とをヘンシェルミキサーの如き混合機に
より十分に混合し、本発明のトナーを製造することがで
きる。
【0196】例えば混合機としては、ヘンシェルミキサ
ー(三井鉱山社製);スーパーミキサー(カワタ社
製);リボコーン(大川原製作所社製);ナウターミキ
サー、タービュライザー、サイクロミックス(ホソカワ
ミクロン社製);スパイラルピンミキサー(太平洋機工
社製);レーディゲミキサー(マツボー社製)が挙げら
れ、混練機としては、KRCニーダー(栗本鉄工所社
製);ブス・コ・ニーダー(Buss社製);TEM型
押し出し機(東芝機械社製);TEX二軸混練機(日本
製鋼所社製);PCM混練機(池貝鉄工所社製);三本
ロールミル、ミキシングロールミル、ニーダー(井上製
作所社製);ニーデックス(三井鉱山社製);MS式加
圧ニーダー、ニダールーター(森山製作所社製);バン
バリーミキサー(神戸製鋼所社製)が挙げられ、粉砕機
としては、カウンタージェットミル、ミクロンジェッ
ト、イノマイザ(ホソカワミクロン社製);IDS型ミ
ル、PJMジェット粉砕機(日本ニューマチック工業社
製);クロスジェットミル(栗本鉄工所社製);ウルマ
ックス(日曹エンジニアリング社製);SKジェット・
オー・ミル(セイシン企業社製);クリプトロン(川崎
重工業社製);ターボミル(ターボ工業社製)が挙げら
れ、分級機としては、グラッシール、マイクロンクラッ
シファイアー、スペディッククラシファイアー(セイシ
ン企業社製);ターボクラッシファイアー(日清エンジ
ニアリング社製);ミクロンセパレータ、ターボフレッ
クス(ATP)、TSPセパレータ(ホソカワミクロン
社製);エルボージェット(日鉄鉱業社製)、ディスパ
ージョンセパレータ(日本ニューマチック工業社製);
YMマイクロカット(安川商事社製)が挙げられ、粗粒
などをふるい分けるために用いられる篩い装置として
は、ウルトラソニック(晃栄産業社製);レゾナシー
ブ、ジャイロシフター(徳寿工作所社);バイブラソニ
ツクシステム(ダルトン社製);ソニクリーン(新東工
業社製);ターボスクリーナー(ターボ工業社製);ミ
クロシフター(槙野産業社製);円形振動篩い等が挙げ
られる。
ー(三井鉱山社製);スーパーミキサー(カワタ社
製);リボコーン(大川原製作所社製);ナウターミキ
サー、タービュライザー、サイクロミックス(ホソカワ
ミクロン社製);スパイラルピンミキサー(太平洋機工
社製);レーディゲミキサー(マツボー社製)が挙げら
れ、混練機としては、KRCニーダー(栗本鉄工所社
製);ブス・コ・ニーダー(Buss社製);TEM型
押し出し機(東芝機械社製);TEX二軸混練機(日本
製鋼所社製);PCM混練機(池貝鉄工所社製);三本
ロールミル、ミキシングロールミル、ニーダー(井上製
作所社製);ニーデックス(三井鉱山社製);MS式加
圧ニーダー、ニダールーター(森山製作所社製);バン
バリーミキサー(神戸製鋼所社製)が挙げられ、粉砕機
としては、カウンタージェットミル、ミクロンジェッ
ト、イノマイザ(ホソカワミクロン社製);IDS型ミ
ル、PJMジェット粉砕機(日本ニューマチック工業社
製);クロスジェットミル(栗本鉄工所社製);ウルマ
ックス(日曹エンジニアリング社製);SKジェット・
オー・ミル(セイシン企業社製);クリプトロン(川崎
重工業社製);ターボミル(ターボ工業社製)が挙げら
れ、分級機としては、グラッシール、マイクロンクラッ
シファイアー、スペディッククラシファイアー(セイシ
ン企業社製);ターボクラッシファイアー(日清エンジ
ニアリング社製);ミクロンセパレータ、ターボフレッ
クス(ATP)、TSPセパレータ(ホソカワミクロン
社製);エルボージェット(日鉄鉱業社製)、ディスパ
ージョンセパレータ(日本ニューマチック工業社製);
YMマイクロカット(安川商事社製)が挙げられ、粗粒
などをふるい分けるために用いられる篩い装置として
は、ウルトラソニック(晃栄産業社製);レゾナシー
ブ、ジャイロシフター(徳寿工作所社);バイブラソニ
ツクシステム(ダルトン社製);ソニクリーン(新東工
業社製);ターボスクリーナー(ターボ工業社製);ミ
クロシフター(槙野産業社製);円形振動篩い等が挙げ
られる。
【0197】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これは、本発明をなんら限定するものではない。
るが、これは、本発明をなんら限定するものではない。
【0198】〔ワックスの合成例〕
(ワックス1)原料物質としてフィッシャートロプシュ
ワックス(個数平均分子量(Mn):740)1000
gをガラス製の円筒反応器に入れ、窒素ガスを少量(3
リットル/min)吹き込みながら、140℃まで昇温
した。ホウ酸/無水ホウ酸=1.5(mol比)の混合
触媒29.82g(0.43mol)を加えた後、空気
(22リットル/min)と窒素(17リットル/mi
n)を吹き込みながら、180℃で2.5時間反応を行
った。反応終了後反応混合物に等量の温水(95℃)を
加え、反応混合物を加水分解してワックス1を得た。ワ
ックス1の酸価は8mgKOH/g、水酸基価は70m
gKOH/g、エステル価は18mgKOH/g、融点
は93℃、粘度は13.3mPa・secであった。ワ
ックスの合成条件、物性を表1に示す。
ワックス(個数平均分子量(Mn):740)1000
gをガラス製の円筒反応器に入れ、窒素ガスを少量(3
リットル/min)吹き込みながら、140℃まで昇温
した。ホウ酸/無水ホウ酸=1.5(mol比)の混合
触媒29.82g(0.43mol)を加えた後、空気
(22リットル/min)と窒素(17リットル/mi
n)を吹き込みながら、180℃で2.5時間反応を行
った。反応終了後反応混合物に等量の温水(95℃)を
加え、反応混合物を加水分解してワックス1を得た。ワ
ックス1の酸価は8mgKOH/g、水酸基価は70m
gKOH/g、エステル価は18mgKOH/g、融点
は93℃、粘度は13.3mPa・secであった。ワ
ックスの合成条件、物性を表1に示す。
【0199】(ワックス2)原料物質としてポリエチレ
ンワックス(Mn:830)1000gを用い、ホウ酸
/無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外
はワックス合成例1と同様にしてワックス2を得た。ワ
ックスの合成条件、物性を表1に示す。
ンワックス(Mn:830)1000gを用い、ホウ酸
/無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外
はワックス合成例1と同様にしてワックス2を得た。ワ
ックスの合成条件、物性を表1に示す。
【0200】(ワックス3)原料物質としてパラフィン
ワックス(Mn:370)1000gを用い、ホウ酸/
無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外は
ワックス合成例1と同様にしてワックス3を得た。ワッ
クスの合成条件、物性を表1に示す。
ワックス(Mn:370)1000gを用い、ホウ酸/
無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外は
ワックス合成例1と同様にしてワックス3を得た。ワッ
クスの合成条件、物性を表1に示す。
【0201】(ワックス4)原料物質としてオレフィン
ワックス(Mn:1500)1000gを用い、ホウ酸
/無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外
はワックス合成例1と同様にしてワックス4を得た。ワ
ックスの合成条件、物性を表1に示す。
ワックス(Mn:1500)1000gを用い、ホウ酸
/無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外
はワックス合成例1と同様にしてワックス4を得た。ワ
ックスの合成条件、物性を表1に示す。
【0202】(ワックス5)原料物質としてパラフィン
ワックス(Mn:380)1000gを用い、ホウ酸/
無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外は
ワックス合成例1と同様にしてワックス5を得た。ワッ
クスの合成条件、物性を表1に示す。
ワックス(Mn:380)1000gを用い、ホウ酸/
無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外は
ワックス合成例1と同様にしてワックス5を得た。ワッ
クスの合成条件、物性を表1に示す。
【0203】(ワックス6)原料物質としてパラフィン
ワックス(Mn:340)1000gを用い、ホウ酸/
無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外は
ワックス合成例1と同様にしてワックス6を得た。ワッ
クスの合成条件、物性を表1に示す。
ワックス(Mn:340)1000gを用い、ホウ酸/
無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を代えた以外は
ワックス合成例1と同様にしてワックス6を得た。ワッ
クスの合成条件、物性を表1に示す。
【0204】(ワックス7)原料物質としてマイクロク
リスタリンワックス(Mn:580)1000gを用
い、ホウ酸/無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を
代えた以外はワックス合成例1と同様にしてワックス7
を得た。ワックスの合成条件、物性を表1に示す。
リスタリンワックス(Mn:580)1000gを用
い、ホウ酸/無水ホウ酸混合触媒の添加量、反応時間を
代えた以外はワックス合成例1と同様にしてワックス7
を得た。ワックスの合成条件、物性を表1に示す。
【0205】(ワックス8)原料物質としてポリエチレ
ンワックス(Mn:670)1000gを用い、触媒を
メタホウ酸に、反応時間を代えた以外はワックス合成例
1と同様にしてワックス8を得た。ワックスの合成条
件、物性を表1に示す。
ンワックス(Mn:670)1000gを用い、触媒を
メタホウ酸に、反応時間を代えた以外はワックス合成例
1と同様にしてワックス8を得た。ワックスの合成条
件、物性を表1に示す。
【0206】〔磁性酸化鉄の製造例〕次に、本実施例に
て使用される磁性酸化鉄の製造例を示す。物性について
は表2に示す。
て使用される磁性酸化鉄の製造例を示す。物性について
は表2に示す。
【0207】(磁性酸化鉄1)硫酸第一鉄水溶液中に、
Fe2+に対して0.95当量の水酸化ナトリウム水溶液
とを混合した後、Fe(OH)2を含む第一塩水溶液の
生成を行った。さらにこの懸濁液に、ケイ酸ソーダ(鉄
元素に対してケイ素元素換算で1.1重量%相当量)を
溶解した水酸化ナトリウム水溶液を残存Fe2+に対して
1.05当量添加して、硫酸マグネシウムを鉄元素に対
し、マグネシウム元素の含有量が1.2重量%相当量に
なるように加え、温度90℃で加熱しながら、酸化反応
させてケイ素元素、マグネシウム元素を含有させた磁性
酸化鉄を生成させた。
Fe2+に対して0.95当量の水酸化ナトリウム水溶液
とを混合した後、Fe(OH)2を含む第一塩水溶液の
生成を行った。さらにこの懸濁液に、ケイ酸ソーダ(鉄
元素に対してケイ素元素換算で1.1重量%相当量)を
溶解した水酸化ナトリウム水溶液を残存Fe2+に対して
1.05当量添加して、硫酸マグネシウムを鉄元素に対
し、マグネシウム元素の含有量が1.2重量%相当量に
なるように加え、温度90℃で加熱しながら、酸化反応
させてケイ素元素、マグネシウム元素を含有させた磁性
酸化鉄を生成させた。
【0208】生成した磁性酸化鉄を常法により、洗浄
後、ろ過工程前に、スラリー溶液中に硫酸アルミニウム
を所定量加え、pH7〜10の範囲に調整して、水酸化
アルミニウムによる磁性酸化鉄の表面処理を行った。次
いで、凝集している磁性酸化鉄を解砕処理(ミックスマ
ーラーによる圧密粉砕処理)し、ケイ素とマグネシウム
とアルミニウムを含む磁性酸化鉄1を得た。
後、ろ過工程前に、スラリー溶液中に硫酸アルミニウム
を所定量加え、pH7〜10の範囲に調整して、水酸化
アルミニウムによる磁性酸化鉄の表面処理を行った。次
いで、凝集している磁性酸化鉄を解砕処理(ミックスマ
ーラーによる圧密粉砕処理)し、ケイ素とマグネシウム
とアルミニウムを含む磁性酸化鉄1を得た。
【0209】(磁性酸化鉄2)所定量のケイ酸ソーダと
所定量の硫酸亜鉛を加え、酸化反応により磁性酸化鉄に
ケイ素元素及び亜鉛元素を含有する以外は磁性酸化鉄1
の製造方法と同様にし、次いで、凝集している磁性酸化
鉄を解砕処理(ミックスマーラーによる圧密粉砕処理)
し、ケイ素と亜鉛を含む磁性酸化鉄粒子2を生成させ
た。
所定量の硫酸亜鉛を加え、酸化反応により磁性酸化鉄に
ケイ素元素及び亜鉛元素を含有する以外は磁性酸化鉄1
の製造方法と同様にし、次いで、凝集している磁性酸化
鉄を解砕処理(ミックスマーラーによる圧密粉砕処理)
し、ケイ素と亜鉛を含む磁性酸化鉄粒子2を生成させ
た。
【0210】(磁性酸化鉄3)添加するケイ酸ソーダ量
を変化させ、硫酸マグネシウムを用いず、硫酸アルミニ
ウムによる表面処理の後に解砕処理のみ行う以外は、磁
性酸化鉄1の製造方法と同様にして、ケイ素とマグネシ
ウムとアルミニウムを含む磁性酸化鉄3を作製した。
を変化させ、硫酸マグネシウムを用いず、硫酸アルミニ
ウムによる表面処理の後に解砕処理のみ行う以外は、磁
性酸化鉄1の製造方法と同様にして、ケイ素とマグネシ
ウムとアルミニウムを含む磁性酸化鉄3を作製した。
【0211】(磁性酸化鉄4)所定量のケイ酸ソーダ、
所定量の硫酸亜鉛、所定量の硫酸マグネシウムを加えた
以外は磁性酸化鉄1の製造方法と同様にして、ケイ素、
亜鉛、マグネシウム、アルミニウムを含む磁性酸化鉄4
を作製した。
所定量の硫酸亜鉛、所定量の硫酸マグネシウムを加えた
以外は磁性酸化鉄1の製造方法と同様にして、ケイ素、
亜鉛、マグネシウム、アルミニウムを含む磁性酸化鉄4
を作製した。
【0212】(磁性酸化鉄5)ケイ酸ソーダ量と硫酸亜
鉛量を変化させる以外は、磁性酸化鉄2と同様にして磁
性酸化鉄5を作製した。
鉛量を変化させる以外は、磁性酸化鉄2と同様にして磁
性酸化鉄5を作製した。
【0213】(磁性酸化鉄6)ケイ酸ソーダを用いず、
硫酸亜鉛のみ量を変えて用いた以外は磁性酸化鉄2と同
様にして磁性酸化鉄6を作製した。
硫酸亜鉛のみ量を変えて用いた以外は磁性酸化鉄2と同
様にして磁性酸化鉄6を作製した。
【0214】(磁性酸化鉄7)所定量のケイ酸ソーダと
所定量の硫酸マグネシウムを用いた以外は、磁性酸化鉄
1と同様にして磁性酸化鉄7を作製した。
所定量の硫酸マグネシウムを用いた以外は、磁性酸化鉄
1と同様にして磁性酸化鉄7を作製した。
【0215】(磁性酸化鉄8)所定量のケイ酸ソーダを
用いる以外は、磁性酸化鉄1と同様にして磁性酸化鉄8
を作製した。
用いる以外は、磁性酸化鉄1と同様にして磁性酸化鉄8
を作製した。
【0216】(磁性酸化鉄9)所定量のケイ酸ソーダ
と、所定量の硫酸マグネシウムと、所定量の硫酸アルミ
ニウムを用いる以外は、磁性酸化鉄1と同様にして磁性
酸化鉄9を作製した。
と、所定量の硫酸マグネシウムと、所定量の硫酸アルミ
ニウムを用いる以外は、磁性酸化鉄1と同様にして磁性
酸化鉄9を作製した。
【0217】
〔トナーの製造例〕
(トナーA)
スチレン−アクリル共重合体 100重量部
磁性酸化鉄1 100重量部
負荷電性荷電制御剤(モノアゾ鉄錯体) 2重量部
ワックス1 14重量部
【0218】上記混合物を、130℃に加熱された二軸
エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハン
マーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
し、得られた微粉砕粉を固定をハンマーミルで粗粉砕
し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕し、得られた微粉
砕粉を固定壁型風力分級機で分級して分級粉を生成し
た。さらに、得られた分級粉をコアンダ効果を利用した
多分割分級装置(日鉄鉱業社製「エルボジェット分級
機」)で超微粉及び粗粉を同時に厳密に分級除去して重
量平均粒径(D4)6.8μmの負帯電性磁性トナー粒
子を得た。
エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハン
マーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
し、得られた微粉砕粉を固定をハンマーミルで粗粉砕
し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕し、得られた微粉
砕粉を固定壁型風力分級機で分級して分級粉を生成し
た。さらに、得られた分級粉をコアンダ効果を利用した
多分割分級装置(日鉄鉱業社製「エルボジェット分級
機」)で超微粉及び粗粉を同時に厳密に分級除去して重
量平均粒径(D4)6.8μmの負帯電性磁性トナー粒
子を得た。
【0219】この磁性トナー粒子100重量部と疎水性
シリカ微粉体1.2重量部とをヘンシェルミキサーで混
合してトナーAを調製した。
シリカ微粉体1.2重量部とをヘンシェルミキサーで混
合してトナーAを調製した。
【0220】(トナーB〜T)ワックス1、磁性酸化鉄
1を、表3に示す組み合わせに変更した以外は実施例1
と同様の処理を行い、トナーB〜Tを得た。
1を、表3に示す組み合わせに変更した以外は実施例1
と同様の処理を行い、トナーB〜Tを得た。
【0221】〔評価〕上記の方法で製造したトナーA〜
Tを現像剤として用い、下記の方法によりその特性につ
いて評価した。
Tを現像剤として用い、下記の方法によりその特性につ
いて評価した。
【0222】上記トナーをプロセスカートリッジに入
れ、キヤノン製レーザービームプリンター「LBP−3
260」をA4横送りで32枚/minで使用した。こ
の時のプロセススピードは145mm/secであっ
た。
れ、キヤノン製レーザービームプリンター「LBP−3
260」をA4横送りで32枚/minで使用した。こ
の時のプロセススピードは145mm/secであっ
た。
【0223】以上の設定条件で高温高湿環境下(32.
5℃、80%RH)及び低温低湿環境下(15℃、10
%RH)において連続で20000枚の画出し試験を行
い、得られた画像を下記の項目について評価した。評価
結果を表3に示す。
5℃、80%RH)及び低温低湿環境下(15℃、10
%RH)において連続で20000枚の画出し試験を行
い、得られた画像を下記の項目について評価した。評価
結果を表3に示す。
【0224】(1)画像濃度
通常の複写機用普通紙(75g/m2)に20000枚
プリントアウトし、開始時及び終了時の画像濃度の評価
を行った。尚、画像濃度は「マクベス反射濃度計」(マ
クベス社製)を用いて、現行濃度が0.00の白地部分
のプリントアウト画像に対する相対濃度を測定した。値
は、耐久間での平均値である。
プリントアウトし、開始時及び終了時の画像濃度の評価
を行った。尚、画像濃度は「マクベス反射濃度計」(マ
クベス社製)を用いて、現行濃度が0.00の白地部分
のプリントアウト画像に対する相対濃度を測定した。値
は、耐久間での平均値である。
【0225】(2)カブリ
通常の複写機用普通紙(75g/m2)に、低温低湿下
(15℃、10%RH)で20000枚プリントアウト
し、開始時及び終了時のカブリの評価を行った。リフレ
クトメーター(東京電色社製)により測定した転写紙の
白色度と、ベタ白をプリント後の転写上の白色度との比
較からカブリを算出した。この値が大きいほど、カブリ
が悪化していることを示す。
(15℃、10%RH)で20000枚プリントアウト
し、開始時及び終了時のカブリの評価を行った。リフレ
クトメーター(東京電色社製)により測定した転写紙の
白色度と、ベタ白をプリント後の転写上の白色度との比
較からカブリを算出した。この値が大きいほど、カブリ
が悪化していることを示す。
【0226】(3)ゴースト評価
通常の複写機用普通紙(75g/m2)に、低温低湿下
(15℃、10%RH)で20000枚プリントアウト
し、5000枚ごとにネガゴーストの評価を行った。ゴ
ーストに関する画像評価には、スリーブ1周分だけベタ
黒の帯を出力した後ハーフトーンの画像を出力した。パ
ターンの概略図を図1に示す。評価方法は、1枚のプリ
ント画像のうち、スリーブ2周目で、1周目で黒画像形
成された場所(黒印字部)と、されない場所(非画像
部)での、マクベス濃度反射計により測定された反射濃
度の差を下記の如く算出した。ネガゴーストは、一般的
にスリーブ2周目で出る濃度において、1周目が画像部
(図1のB)である画像濃度が1周目が非画像部(図1
のA)である画像濃度が低くなる現象で、ひどいものに
なると1周目で出したパターンの形がそのまま現れるゴ
ースト現象である。ここの濃度差利用して反射濃度差に
より評価を行った。
(15℃、10%RH)で20000枚プリントアウト
し、5000枚ごとにネガゴーストの評価を行った。ゴ
ーストに関する画像評価には、スリーブ1周分だけベタ
黒の帯を出力した後ハーフトーンの画像を出力した。パ
ターンの概略図を図1に示す。評価方法は、1枚のプリ
ント画像のうち、スリーブ2周目で、1周目で黒画像形
成された場所(黒印字部)と、されない場所(非画像
部)での、マクベス濃度反射計により測定された反射濃
度の差を下記の如く算出した。ネガゴーストは、一般的
にスリーブ2周目で出る濃度において、1周目が画像部
(図1のB)である画像濃度が1周目が非画像部(図1
のA)である画像濃度が低くなる現象で、ひどいものに
なると1周目で出したパターンの形がそのまま現れるゴ
ースト現象である。ここの濃度差利用して反射濃度差に
より評価を行った。
【0227】反射濃度差=反射濃度(像形成されなかっ
た場所;A)−反射濃度(像形成された場所;B)
た場所;A)−反射濃度(像形成された場所;B)
【0228】その平均値を表3に示す。反射濃度差が小
さいほどゴーストの発生はなくレベルは良い。
さいほどゴーストの発生はなくレベルは良い。
【0229】ゴーストの総合評価として○、○△、△、
△×、×の5段階で評価した。 ○ :反射濃度差0.00〜0.02の場合 ○△: 0.03〜0.04の場合 △ : 0.04〜0.05の場合 △×: 0.05〜0.07の場合 × : 0.07〜 の場合
△×、×の5段階で評価した。 ○ :反射濃度差0.00〜0.02の場合 ○△: 0.03〜0.04の場合 △ : 0.04〜0.05の場合 △×: 0.05〜0.07の場合 × : 0.07〜 の場合
【0230】(4)耐ブロッキング性
約10gのトナーを100ccポリカップに入れ、50
℃で3日放置した後、目視で評価した。 ◎:凝集物は見られない。 ○:凝集物は見られるが、容易に崩れる。 △:凝集物は見られるが、振れば崩れる。 ×:凝集物をつかむことができ、用意に崩れない。
℃で3日放置した後、目視で評価した。 ◎:凝集物は見られない。 ○:凝集物は見られるが、容易に崩れる。 △:凝集物は見られるが、振れば崩れる。 ×:凝集物をつかむことができ、用意に崩れない。
【0231】(5)定着部材付着性
定着ローラーの分離爪にトナーが付着し、そこからトナ
ーが吐き出されて画像を汚してしまうかどうか、耐久中
の画像にトナーの吐き出された塊の有無、また、分離爪
の汚れ具合で評価した。 ○ :画像にはトナーの塊が出ず、分離爪にもほとんど
トナーが付着していない状態。 △ :画像にはトナー汚れが吐き出されないが、分離爪
はトナーで汚れている。 △×:分離爪からトナーがはき出されてしまい、画像が
汚れる状態。 × :分離爪にトナー汚れが付着し、爪の部分で紙詰ま
りが発生する。
ーが吐き出されて画像を汚してしまうかどうか、耐久中
の画像にトナーの吐き出された塊の有無、また、分離爪
の汚れ具合で評価した。 ○ :画像にはトナーの塊が出ず、分離爪にもほとんど
トナーが付着していない状態。 △ :画像にはトナー汚れが吐き出されないが、分離爪
はトナーで汚れている。 △×:分離爪からトナーがはき出されてしまい、画像が
汚れる状態。 × :分離爪にトナー汚れが付着し、爪の部分で紙詰ま
りが発生する。
【0232】以下、トナーA〜Tまでの現像性、画像濃
度、カブリ、ネガゴースト、ブロッキング試験の結果を
表3に示す。
度、カブリ、ネガゴースト、ブロッキング試験の結果を
表3に示す。
【0233】
【表1】
【0234】
【表2】
【0235】
【表3】
【0236】
【発明の効果】以上、本発明においては、特定のワック
スと磁性酸化鉄とを組み合わせて用いたことにより、ト
ナー粒子中に磁性酸化鉄とワックスが均一に分散し、そ
の結果、帯電の低下、トナーの劣化が防止でき、長期耐
久においても安定して良好な画像形成をなし得ることが
できる。
スと磁性酸化鉄とを組み合わせて用いたことにより、ト
ナー粒子中に磁性酸化鉄とワックスが均一に分散し、そ
の結果、帯電の低下、トナーの劣化が防止でき、長期耐
久においても安定して良好な画像形成をなし得ることが
できる。
【図1】本発明の実施例におけるゴースト評価に用いた
画像パターンを示す図である。
画像パターンを示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小沼 努
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 中西 恒雄
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 山崎 克久
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 谷川 博英
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Fターム(参考) 2H005 AA02 AA06 CA14 EA03 EA10
Claims (13)
- 【請求項1】 結着樹脂、磁性酸化鉄及び炭化水素系ワ
ックスを少なくとも含有するトナー粒子を少なくとも有
し、該ワックスの水酸基価(Hv)が5〜150mgK
OH/g、エステル価(Ev)が1〜50mgKOH/
gであり、水酸基価(Hv)とエステル価(Ev)の関係
が、 Hv>Ev であり、該磁性酸化鉄がMg、Al、Si、P、S、C
a、Cu、Znから選択される異種元素を少なくとも1
種含有しており、該異種元素の含有量が磁性酸化鉄中の
鉄元素を基準として0.1〜5.0重量%であることを
特徴とするトナー。 - 【請求項2】 該ワックスの酸価(Av)が1〜30m
gKOH/gであり、該酸価(Av)と該ワックスの水
酸基価(Hv)の関係が、 Hv>Av であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。 - 【請求項3】 該ワックスの融点が65〜130℃であ
ることを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。 - 【請求項4】 該ワックスの150℃における粘度が、
200mPa・sec以下であることを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載のトナー。 - 【請求項5】 該ワックスが、脂肪族炭化水素系ワック
スをアルコール転化して得られたワックスであることを
特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトナー。 - 【請求項6】 該磁性酸化鉄の異種元素の含有量が、該
磁性酸化鉄中の鉄元素を基準として0.2〜4.0重量
%であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載のトナー。 - 【請求項7】 該磁性酸化鉄の鉄元素溶解率が20重量
%までに存在する異種元素の割合が、該磁性酸化鉄中の
異種元素の全含有量中の30%以上であることを特徴と
する請求項1乃至6のいずれかに記載のトナー。 - 【請求項8】 該異種元素が少なくともケイ素であり、
該磁性酸化鉄中のケイ素元素含有量が鉄元素を基準とし
て0.2〜4.0重量%であることを特徴とする請求項
1乃至7のいずれかに記載のトナー。 - 【請求項9】 該磁性酸化鉄の最表面におけるFe/S
iの原子比が1.2〜4.0であることを特徴とする請
求項8に記載のトナー。 - 【請求項10】 該磁性酸化鉄がAlとAl以外の異種
元素を含有し、該Al元素含有量が鉄元素を基準にし
て、0.01〜2.0重量%であることを特徴とする請
求項1乃至9のいずれかに記載のトナー。 - 【請求項11】 該磁性酸化鉄の最表面におけるFe/
Alの原子比が0.3〜10であることを特徴とする請
求項10に記載のトナー。 - 【請求項12】 該磁性酸化鉄の平滑度が0.3〜0.
8であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか
に記載のトナー。 - 【請求項13】 該磁性酸化鉄の比表面積が20.0m
2/g以下であることを特徴とする請求項1乃至12の
いずれかに記載のトナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001320093A JP2003122044A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | トナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001320093A JP2003122044A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | トナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003122044A true JP2003122044A (ja) | 2003-04-25 |
Family
ID=19137532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001320093A Pending JP2003122044A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | トナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003122044A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005266789A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-29 | Canon Inc | トナー |
| JP2006071673A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Canon Inc | トナー |
| JP2007279596A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Canon Inc | トナー |
| US8124306B2 (en) | 2006-04-28 | 2012-02-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic toner |
| JP2012098714A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-05-24 | Canon Inc | トナー |
-
2001
- 2001-10-18 JP JP2001320093A patent/JP2003122044A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005266789A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-29 | Canon Inc | トナー |
| JP2006071673A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Canon Inc | トナー |
| JP2007279596A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Canon Inc | トナー |
| US8124306B2 (en) | 2006-04-28 | 2012-02-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic toner |
| JP2012098714A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-05-24 | Canon Inc | トナー |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040917 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061018 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A02 | Decision of refusal |
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