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JP2003121468A - 電極プローバー - Google Patents

電極プローバー

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JP2003121468A
JP2003121468A JP2001319599A JP2001319599A JP2003121468A JP 2003121468 A JP2003121468 A JP 2003121468A JP 2001319599 A JP2001319599 A JP 2001319599A JP 2001319599 A JP2001319599 A JP 2001319599A JP 2003121468 A JP2003121468 A JP 2003121468A
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electrode
package
prober
electrodes
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JP2001319599A
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Kenichi Nakamura
賢一 中村
Yoshifumi Takahashi
良文 高橋
Setsuo Kotado
節夫 古田土
Kenji Kono
健治 河野
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ性を失わず長期に安定した電気導通特性
を維持する。 【解決手段】 複数の電極8が形成された試験対象のI
Cパッケージ4と、このICパッケージの動作試験を行
うIC試験装置のIC取付面3との間に介挿され、IC
試験装置のIC取付面3の各電極2とICパッケージ4
の各電極8とを導通させる電極プローバー19である。
そして、一端がIC取付面3の電極2に当接し他端がI
Cパッケージ4の電極8に当接するとともに共有結合性
結晶材料で形成された伸縮可能な複数のバネ部材22
と、この各バネ部材の表面を覆う導電性の金属皮膜と、
複数のバネ部材22における各バネ部材の中途位置を互
いに非接触で支持する基板20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIC試験装置に用い
られる電極プローバーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造工場の品質検査ライ
ンに組込まれたIC試験装置においては、この品質検査
ラインを介して順次搬入される半導体製品であるIC
(集積回路)が組込まれた各ICパッケージの動作試験
を順番に実施していく。ICパッケージの一面には、こ
のICパッケージに組込まれたICに対して電源を供給
したり、ICに対して信号を印加したり、このICから
出力される信号を取出すための多数の電極が設けられて
いる。
【0003】このICパッケージの動作試験を実施する
IC試験装置内には、図7(a)に示すように、IC取
付基板1が組込まれており、このIC取付基板1の上面
に、複数の電極2が設けられたIC取付面3が形成され
ている。このIC取付面3に試験対象のICパッケージ
4が装着される。図7(b)に示すように、ICパッケ
ージ4の下面の各電極8とIC取付面3の各電極2とが
十分なオーミックコンタクトを有して接触するように、
このICパッケージ4の上面をパット5を介して付勢機
構7でIC取付基板1方向へ付勢している。
【0004】しかし、ICパッケージ4の各電極8とI
C取付面3の各電極2とを直接半田付けできないので、
図7(b)に示すように、ICパッケージ4の電極8の
高さのバラツキに起因して電極8、2相互間に隙間が生
じ、接続不良が発生する懸念がある。
【0005】このような不都合を解消するために、IC
パッケージ4の各電極8とIC取付面3の各電極2との
間にシート状の電極プローバーを介在させて、ICパッ
ケージ4の各電極8とIC取付面3の各電極2とを導通
させるようにしている。
【0006】図8は、IC試験装置のIC取付面3の1
つの電極2とICパッケージ4の1つの電極8との間に
介挿される電極プローバー9の断面模式図である。試験
装置のIC取付面3の電極2に下面が固定された図示断
面形状を有した接続導体10内に弾性ゴム11が封入さ
れており、可動接点12の下端がこの弾性ゴム11に当
接し、可動接点12の上端がICパッケージ4の電極8
に当接する。この可動接点12は、接続導体10に設け
られた穴内を摺動可能に設けられている。
【0007】ICパッケージ4の電極8と可動接点12
が接触するように、ICパッケージ4を上方からこの電
極プローバー9に押し当てる。このとき、可動接点12
は接続導体10に設けられた穴内に沿って押し込まれ、
その移動分は弾性ゴム11の変形により吸収される。I
Cパッケージ4を取除けば、可動接点12はICパッケ
ージ4の電極8から受ける外力から開放され、弾性ゴム
11が元の形に戻ろうとするため、可動接点12も元の
位置に戻る。
【0008】なお、図8では、1組のICパッケージ4
の電極8とIC取付面3の電極2に対する例を示した
が、複数電極8.2の組合せに対してもこの電極プロー
バー9を利用することができる。この場合、ICパッケ
ージ4の電極8の大きさやICパッケージ4の反りに起
因した電極8の高さのバラツキは可動電極12により吸
収され、全ての電極2、8の組合せに対して電気的導通
を実現することができる。
【0009】図9は、他の電極プローバー9aの概略構
成を示す断面模式図である。この電極プローバー9a
は、例えばゴム材料で形成された絶縁シート13と、こ
の絶縁シート13のICパッケージ4の電極8とIC試
験装置のIC取付面3の電極2に対向する位置に形成さ
れた導体粒子埋込部14とで形成されている。この導体
粒子埋込部14は、圧縮されると、内部に埋込まれた導
体粒子どうしが接触して、導体粒子埋込部14の上面と
下面とは導通する。
【0010】したがって、この導体粒子埋込部14は、
ICパッケージ4の電極8とIC試験装置のIC取付面
3の電極2とで挟込まれて圧力を加えられる前は、必ず
しも導体粒子どうしは接触していない。ICパッケージ
4の電極8とIC取付面3の電極2により挟まれて圧力
が加えられて導体粒子周辺にある支持体の絶縁シート1
3が変形すると、導体粒子どうしが電気的に接触し、I
Cパッケージ4の電極8とIC取付面3の電極2との間
に電気的導通が実現する。
【0011】導体粒子埋込部14をICパッケージ4の
電極8のパターンに従って配列すれば、ICパッケージ
4の電極8とIC取付面3の電極2との複数の組合せに
対して電気的導通が得られる。また、絶縁シート13自
体が弾性を有するため、導体粒子埋込部14はICパッ
ケージ4の電極8とIC取付面3の電極2で挟まれたと
きに変形することが可能であり、図8に示した電極プロ
ーバー9と同様に、この電極プローバー9aにおいて
も、ICパッケージ4の電極8の高さ方向のバラツキを
吸収することができる。
【0012】図10は、さらに別の電極プローバー9b
の概略構成を示す模式図である。この電極プローバー9
bは、例えば円形断面形状を有した弾性ゴムで形成され
た絶縁棒15と、この絶縁棒15におけるICパッケー
ジ4の電極8とIC試験装置のIC取付面3の電極2に
対向する位置に巻装された環状導体16とで構成されて
いる。
【0013】そして、この環状導体16をICパッケー
ジ4の電極8とIC取付面3の電極2とで挟込むことに
より、ICパッケージ4の電極8とIC取付面3の電極
2との間で電気的導通を実現する。この場合、絶縁棒1
5は弾性ゴムで形成されているため、高さの異なるIC
パッケージ4の電極8とIC取付面3の電極2との複数
の組合せに対して、その高さを吸収してICパッケージ
4の電極8とIC取付面3の電極2の全組合せに対して
電気的導通を実現することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8、
図9、図10に示す各電極プローバー9.9a、9bに
おいてもまだ解消すべき次のような課題があった。
【0015】すなわち、図8に示した電極プローバー9
においては、ICパッケージ4の電極8における数十μ
m以上の高さのバラツキを吸収できるものの、接続導体
10の下面を半田によりIC試験装置におけるIC取付
基板1のIC取付面3に固定されてしまうため、IC取
付基板1を単独で取替えることができないという問題が
ある。
【0016】また、図9に示した電極プローバー9aに
おいては、薄いゴム材料で形成された絶縁シート13を
用いているので、絶縁シート13が有するバネ性が小さ
いため、数十μm以上のICパッケージ4の電極8の高
さのバラツキを吸収することができない。また、大きな
変形を得ようとすると塑性変形するために、繰り返しの
使用に耐えられない。よって、それ以上のバラツキを有
するICパッケージ4の各電極8に導体粒子埋込部14
を接触させることが困難である。
【0017】また、図10に示した電極プローバー9b
においては、ICパッケージ4の電極8の高さのバラツ
キを吸収する絶縁棒15をゴム材料で構成しているため
に、その使用回数の増加と共に弾性材料の劣化が速く進
み、変形後に元の形状に戻りきらなくなってしまう。結
果として、ICパッケージ4の電極8の高さのバラツキ
を吸収できなくなり、ICパッケージ4の電極8の中に
は、絶縁棒15に巻装された環状導体16に接触できな
い電極8が発生する懸念があった。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ICパッケージの電極の高さのバラツキを
吸収するバネ材料を選択することにより、半永久的な使
用に対しても塑性変形することなくバネ性を失わずに、
ICパッケージの各電極とIC試験装置のIC取付面の
各電極との間における電気的導通を確保でき、長期に亘
って安定した接触特性を維持できる電極プローバーを提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の電極が
形成された試験対象のICパッケージと、このICパッ
ケージの動作試験を行うIC試験装置のIC取付面との
間に介挿され、IC試験装置のIC取付面の各電極とI
Cパッケージの各電極とを導通させる電極プローバーに
適用される。
【0020】そして、上記課題を解消するために、本発
明の電極プローバーは、一端がIC取付面の電極に当接
し他端がICパッケージの電極に当接するとともに共有
結合性結晶材料で形成された伸縮可能な複数のバネ部材
と、この各バネ部材の表面を覆う導電性の金属皮膜と、
複数のバネ部材における各バネ部材の中途位置を互いに
非接触で支持する基板とを備えている。
【0021】このように構成された電極プローバーにお
いては、ICパッケージの各電極はそれぞれ専用のバネ
部材を介して、IC試験装置のIC取付面における自己
に対向する電極に電気的に導通される。
【0022】さらに、各バネ部材は共有結合性結晶材料
で構成されている。この共有結合性結晶材料は、たと
え、大きな変位量が印加されたとしても塑性変形がしに
くく、かつ、繰返し圧縮応力に対しても、材料的に劣化
しにくい特性を有する。
【0023】したがって、ICパッケージの電極の高さ
のバラツキを十分吸収できるとともに、ICパッケージ
の各電極とIC試験装置のIC取付面の各電極との間に
おける電気的導通を長期に亘って安定して確保できる。
【0024】また、別の発明は、上述した発明の電極プ
ローバーにおいて、各バネ部材は基板に穿設された貫通
孔に貫通され、この各バネ部材が各貫通孔に貫通された
状態でこの各貫通孔に接着剤が充填されている。
【0025】さらに、別の発明は、上述した発明の電極
プローバーにおいて、各バネ部材の各電極に当接する先
端部に、各電極と一定面積以上で接触する接触部が形成
されている。このように、各バネ部材の各電極に当接す
る先端部に接触部を形成することによって、各電極との
間でより良好な接触状態を維持できる。
【0026】さらに、別の発明は、上述した発明の電極
プローバーにおいて、各バネ部材は、一つの面内で伸縮
可能に形成されている。このような構成のバネ部材を採
用することによって、バネ部材を板状の共有結合性結晶
材料から簡単に作成することができる。
【0027】さらに、別の発明は、上述した発明の電極
プローバーにおいて、各バネ部材は、一つの面内で互い
に平行するとともに、各電極に当接する位置で連通する
一体形成された一対の単位バネ部材で構成されている。
【0028】このように、バネ部材を一対の単位バネ部
材で構成することにより、バネ部材の安定性が向上す
る。
【0029】さらに、別の発明の電極プローバーにおい
ては、共有結合性結晶材料を単結晶シリコンで形成して
いる。さらに、基板の材料にポリイミドやセラミック基
板等を採用し、導電性の金属皮膜の材料に金やニッケル
等を採用している。これは、シート自体が変形する必要
がない場合は、基板材料にセラミック基板を採用しても
よいからである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて説明する。 (第1実施形態)図2(a)は本発明の第1実施形態に
係る電極プローバー19の概略構成を示す斜視図であ
り、図2(b)は同第1実施形態の電極プローバー19
をIC試験装置におけるIC取付基板1のIC取付面3
の各電極2と試験対象のICパッケージ4の各電極8と
の間に装着した状態を示す側断面図であり、図1は同電
極プローバー19をIC試験装置に装着した状態を示す
正面断面図である。
【0031】この電極プローバー19において、矩形形
状を有した試験対象のICパッケージ4より一回り大き
い矩形形状を有した基板20は絶縁性に優れた材料であ
るポリイミドで形成されている。基板20の厚みは50
μm〜100μmと非常に薄い。基板20には、IC試
験装置のIC取付面3の各電極2及びICパッケージ4
の各電極8に対向する位置に矩形断面を有する貫通孔2
1が穿設されている。この実施形態のICパッケージ4
においては、合計6個の電極8が2列に亘って形成され
ているので、基板20の貫通孔21も同様に6個、2列
に亘って穿設されている。この各貫通孔21の一辺の大
きさは50μm〜100μmである。
【0032】基板20に形成された各貫通孔21内にバ
ネ部材22が貫通されている。このバネ部材22は、図
3(a)に示すように長さL=100μm〜200μ
m、厚みt=10μm〜20μmを有する単結晶シリコ
ンウエハ材料26から、図3(b)に示すように、幅W
=100μm、厚みt=10μm〜20μmの正弦波形
状に、エッチング手法にて切出したものである。
【0033】したがって、このバネ部材22は、単結晶
シリコンウエハ材料26の表面に平行する一つの面内で
図中矢印A方向にのみ伸縮する。そして、このバネ部材
22の先端部には、それぞれICパッケージ4の電極8
及びIC取付面3の電極2と一定面積以上で接触する接
触部24,25が形成されている。
【0034】この単結晶シリコンで形成されたバネ部材
22の表面は、金(Au)からなる導電性金属被膜で覆
われている。なお、金(Au)からなる導電性金属被膜
は、単結晶シリコンに比較して十分に伸縮性を有するの
で、たとえ、バネ部材22が矢印A方向に大きく伸縮し
たとしても、導電性金属被膜がバネ部材22の表面から
剥げ落ちることはない。
【0035】基板20に形成された各貫通孔21内に、
導電性金属被膜で覆われたバネ部材22の長さL方向の
中央部を位置させた状態で、この各貫通孔21内に熱硬
化性やUV(紫外線)硬化性の接着剤23を充填して、
各バネ部材22を基板20に固定する。
【0036】次に、このように構成された第1実施形態
の電極プローバー19の使用方法及び特徴を説明する。
図1に示すように、IC試験装置におけるIC取付基板
1のIC取付面3上に、各バネ部材22の下側の接触部
25がIC取付面3の各電極2に当接するように装着す
る。次に、試験対象のICパッケージ4の各電極8を電
極プローバー19の各バネ部材22の上側の接触部24
に当接するように装着する。実際には、品質検査ライン
から順次搬入されるICパッケージ4を専用の装着装置
を用いて、電極プローバー19上に装着して、図7
(a)(b)で説明した付勢機構7を用いてICパッケ
ージ4を図中下方へ付勢する。
【0037】ICパッケージ4が下方へ付勢されると、
ICパッケージ4の各電極8がバネ部材22のバネ反発
力にうち勝って下方へ移動して、各電極8はバネ部材2
2の各接触部24に対してほぼ一定の接触圧を有して接
触する。電極プローバー19の各バネ部材22の下側の
接触部25もほぼ一定の接触圧を有してIC取付面3の
各電極2に接触する。この場合、ICパッケージ4の電
極8の高さのバラツキをバネ部材22の伸縮動作で十分
吸収できる。
【0038】また、バネ部材22の材料として、共有結
合性結晶材料の一種である単結晶シリコンを採用してい
る。この単結晶シリコンは、たとえ、大きな変異量が印
加されたとしても塑性変形しにくく、かつ、繰返し圧縮
応力に対しても、材料的に劣化しにくい特性を有する。
したがって、前述したように、ICパッケージ4の電極
8の高さのバラツキを十分吸収できるとともに、ICパ
ッケージ4の各電極8とIC試験装置のIC取付面3の
各電極2との間における電気的導通を長期に亘って安定
して確保できる。
【0039】さらに、単結晶シリコンは、図3(a)
(b)を用いて説明したように、加工性が優れ、かつ高
い寸法精度を確保できる。その結果、LSIのような多
数の電極8が設けられたICパッケージ4の動作試験用
の電極プローバー19をも簡単に製造できる。
【0040】また、単結晶シリコンで形成されたバネ部
材22を、図3(a)に示すように、単結晶シリコンウ
エハ材料26からエッチング手法にて簡単にかつ大量に
製造可能であるので、電極プローバー19を低価格でか
つ大量生産が可能となる。
【0041】さらに、各バネ部材22の先端には、各電
極8、2に対して一定面積以上で接触する接触部24、
25が形成されているので、付勢機構7を用いてICパ
ッケージ4を図中下方へ付勢したとしても、各電極8、
2に大きな損傷を与えることが防止できる。ささに、各
バネ部材22と各電極8、2との間で良好な接触状態を
維持できる。
【0042】さらに、この電極プローバー19は、図8
に示す従来の電極プローバー9のようにIC試験装置に
おけるIC取付基板1のIC取付面3に固定する必要が
ないので、IC取付基板1を単独で取替えることがで
き、IC取付基板1及び電極プローバー19の汎用性を
向上できる。
【0043】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態の電極プローバー19aの一部を取出して示す断
面模式図である。図1に示す第1実施形態の電極プロー
バー19と同一部分には同一符号が付してある。したが
って、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0044】この第2実施形態の電極プローバー19a
に組込まれている、ICパッケージ4の各電極8とIC
取付面3の各電極2とを電気的に導通する導電性金属で
被服された各バネ部材30は、一つの面内で互いに平行
するとともに、各電極8、2に当接する位置で連通する
一体形成された一対の単位バネ部材30a、30bで構
成されている。そして、各電極8、2に当接する部分
は、各電極8、2に対して一定面積以上で接触するよう
に平面に形成されている。したがって、この平面に形成
された部分が、図1、図3に示す接触部に相当する。
【0045】また、この一対の単位バネ部材30a、3
0bからなる各バネ部材30が貫通する基板20の貫通
孔21内に、2本の単位バネ部材30a、30bの中途
位置が接着剤23で固定されている。なお、この一対の
単位バネ部材30a、30bからなる各バネ部材30の
製造方法は、第1実施形態の電極プローバー19の各バ
ネ部材22と同様に、単結晶シリコンウエハ材料26か
らエッチング手法を用いて切出す。
【0046】このように、各バネ部材30を一体形成さ
れた一対の単位バネ部材30a、30bで構成すること
にとり、図4における紙面に平行する面内での安定性が
向上する。
【0047】(応用例)図5は、第1実施形態の電極プ
ローバー19の応用例を示す模式図である。この電極プ
ローバー9におけるICパッケージ4の各電極8とIC
取付面3の各電極2とを電気的に接続する各バネ部材2
2a、22bの幅Wが異なる。したがって、各バネ部材
22a、22bの幅Wのみが異なる複数種類の電極プロ
ーバー9が準備されている。
【0048】そして、ICパッケージ4の2個の電極8
のうちの一方を接地し、IC取付面3の2個の電極2の
うち一方を接地するとする。図5においては、バネ部材
22b側が接地側であり、バネ部材22a側が信号側で
ある。
【0049】ICパッケージ4の動作試験を実行する場
合、ICパッケージ4の信号線の接地に対するインピー
ダンスZの影響が無視できない。すなわち、インピーダ
ンスZの値を調整して、ICパッケージ4の信号端のイ
ンピーダンスZとIC試験装置の信号端のインピーダン
スZとの間のインピーダンス整合を図って、信号の入出
力端での高周波信号の反射を極力抑制する必要がある。
【0050】信号側のバネ部材22aと接地側のバネ部
材22bとの間のインピーダンスZは、バネ部材22
a、22bの相互間距離(隙間B)、空気の誘電率、基
板20の誘電率、接着剤23の誘電率等で定まる。
【0051】そこで、各バネ部材22a、22bの幅W
を変更することによって、バネ部材22a、22bの隙
間Bを変化させて、インピーダンスZを変更可能であ
る。したがって、各信号端におけるインピーダンス整合
が図れるインピーダンスZとなる幅Wを有したバネ部材
22a、22bが組込まれた電極プローバー9を選択す
ればよい。なお、幅Wだけでなく、厚み方向も変化させ
てインピーダンスを調整することも可能である。
【0052】図6に、インピーダンス整合を実施しない
状態での各信号端における信号の反射率の周波数依存特
性(点線)と、インピーダンス整合を実施した状態での
各信号端における信号の反射率の周波数依存特性(実
線)とを示す。
【0053】この周波数依存特性でも理解できるよう
に、インピーダンス整合を実施した状態においては、各
信号端における信号の反射率を大幅に低減できることが
実証された。このように、インピーダンス整合を実施す
ることによって、試験対象のICパッケージ4の動作試
験をより高い精度で実施できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電極プロ
ーバーにおいでは、ICパッケージの電極の高さのバラ
ツキを吸収するバネ部材を採用し、このバネ部材の材料
として単結晶シリコンで代表される共有結合性結晶材料
を用いている。したがって、半永久的な使用に対しても
塑性変形することなくバネ性を失わずにICパッケージ
の各電極とIC試験装置のIC取付面の各電極との間に
おける電気的導通を確保でき、長期に亘って安定した接
触特性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる電極プローバー
の概略構成を示す断面図
【図2】同第1実施形態に係わる電極プローバーを示す
斜視図及び側断面図
【図3】同電極プローバーに組込まれたバネ部材の製造
方法を説明するための図
【図4】本発明の第2実施形態に係わる電極プローバー
の要部を取出して示す断面図
【図5】本発明の第1実施形態に係わる電極プローバー
の応用例を説明するための図
【図6】同応用例の効果を説明するための反射率の周波
数依存特性を示す図
【図7】ICパッケージの試験方法を示す模式図
【図8】従来の電極プローバーの概略構成を示す断面図
【図9】同じく他の従来の電極プローバーの概略構成を
示す断面図
【図10】同じくさらに別の従来の電極プローバーの概
略構成を示す断面図
【符号の説明】
1…IC取付基板 2、8…電極 3…IC取付面 4…ICパッケージ 7…付勢機構 9、9a、9b、19、19a…電極プローバー 20…基板 21…貫通孔 22、22a、22b、30…バネ部材 23…接着剤 24、25…接触部 26…単結晶シリコンウエハ材料 30a、30b…単位バネ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田土 節夫 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 河野 健治 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA21 2G003 AA07 AG03 AG12 AH05 2G011 AA10 AB01 AC14 AC21 AC32 AE11 AF07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極(8)が形成された試験対象
    のICパッケージ(4)と、このICパッケージの動作
    試験を行うIC試験装置のIC取付面(3)との間に介
    挿され、前記IC試験装置のIC取付面の各電極(2)
    と前記ICパッケージの各電極(8)とを導通させる電
    極プローバー(19、19a)において、 一端が前記IC取付面の電極(2)に当接し他端が前記
    ICパッケージの電極(8)に当接するとともに共有結
    合性結晶材料で形成された伸縮可能な複数のバネ部材
    (22、22a、22b、30)と、 この各バネ部材の表面を覆う導電性の金属皮膜と、 前記複数のバネ部材における各バネ部材の中途位置を互
    いに非接触で支持する基板(20)とを備えた電極プロ
    ーバー。
  2. 【請求項2】 前記各バネ部材(22、22a、22
    b、30)は前記基板(20)に穿設された貫通孔(2
    1)に貫通され、この各バネ部材が各貫通孔に貫通され
    た状態でこの各貫通孔に接着剤(23)が充填されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電極プローバー。
  3. 【請求項3】 前記各バネ部材(22、22a、22
    b、30)の前記各電極(8、2)に当接する先端部
    に、前記各電極と一定面積以上で接触する接触部(2
    4、25)が形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の電極プローバー。
  4. 【請求項4】 前記各バネ部材(22、22a、22
    b、30)は、一つの面内で伸縮可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の
    電極プローバー。
  5. 【請求項5】 前記各バネ部材(30)は、一つの面内
    で互いに平行するとともに、各電極(8,2)に当接す
    る位置で連通する一体形成された一対の単位バネ部材
    (30a、30b)で構成されたことを特徴とする請求
    項4記載の電極プローバー。
  6. 【請求項6】 前記共有結合性結晶材料は単結晶シリコ
    ンであることを特徴とする請求項4又は5記載の電極プ
    ローバー。
  7. 【請求項7】 前記基板(20)の材料はポリイミドで
    あることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記
    載の電極プローバー。
  8. 【請求項8】 前記導電性の金属皮膜の材料は金である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の
    電極プローバー。
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