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JP2003113061A - 水歯磨き - Google Patents

水歯磨き

Info

Publication number
JP2003113061A
JP2003113061A JP2001338590A JP2001338590A JP2003113061A JP 2003113061 A JP2003113061 A JP 2003113061A JP 2001338590 A JP2001338590 A JP 2001338590A JP 2001338590 A JP2001338590 A JP 2001338590A JP 2003113061 A JP2003113061 A JP 2003113061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
alkali metal
weight
toothpaste
sodium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001338590A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoko Tooshima
記与子 遠嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2001338590A priority Critical patent/JP2003113061A/ja
Publication of JP2003113061A publication Critical patent/JP2003113061A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、2液タイプの水歯磨きにおいて、所
望に発泡し、しかも長期間保存後でも有効成分の析出あ
るいは褐変等の発生が有意に防止された2液タイプの水
歯磨きを提供することである。 【解決手段】ピロリン酸二水素ナトリウム及び塩化セチ
ルピリジニウムから選ばれる少なくとも1種、及びクエ
ン酸及びクエン酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1
種を含有する1液と、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ
金属重炭酸塩を含有する2液とからなる水歯磨き、並び
に、クエン酸及びクエン酸ナトリウムから選ばれる少な
くとも1種を含有する1液と、グリチルリチン酸ジカリ
ウム、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭酸塩を
含有する2液とからなる水歯磨き。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2液タイプの水歯
磨きに関する。より詳細には、使用時に両者を混合する
ことによって所望に発泡し、しかも経時的安定性に優れ
た2液タイプの水歯磨きに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、殺菌剤や抗炎症剤などの薬効
成分を配合した歯磨き剤が、虫歯や歯周病等の原因とな
っているバクテリアを排除し、口腔内を健全に保つ目的
で使用されている。ところが今日では、消費者の関心が
健康面のみならず、その他の使用感等にも集まり、歯磨
き剤には、上記バクテリアを排除し口腔内を清潔に保つ
という健康的な側面だけでなく、使用感や清涼感といっ
た付加価値的な側面も求められるようになった。
【0003】そこで、練り歯磨きに比べて良好な使用感
が得られるマウスウォシュや液体歯磨きなどの水歯磨き
が開発され、多く使用されている。特に、使用感をより
向上させた水歯磨きとして、2液タイプの水歯磨きが開
発され、新たな水歯磨きとして注目されている。これ
は、炭酸塩を含むアルカリ性の液と酸性の液からそれぞ
れ独立して構成され、使用直前にこれらの2つの液を混
合し、炭酸ガスを発生させることによって、良好な発泡
性が得られ、使用感を向上させるというものである。こ
れまでに、2液タイプの水歯磨きに使用される炭酸塩の
経時的安定性を改善する技術として、アルカリ金属炭酸
塩及びアルカリ金属重炭酸塩を併用すること(特開平9
−175969号公報)等が報告されている。
【0004】しかしながら、このような2液タイプの水
歯磨きの殺菌成分等の有効成分は、酸性溶液あるいはア
ルカリ性溶液に配合されるため、光や熱等に対して著し
く不安定となり、長期間保存した場合に有効成分が析出
・濁り・褐変等の性状変化を生じたり、また外観的に問
題がなくても有効成分の減量が生じるという問題点があ
った。かかる2液タイプの水歯磨きにおいて、有効成分
に優れた経時的安定性を付与する技術については未だ見
出されていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、上記のような従来の問題を解決することである。よ
り詳細には、本発明は、2液タイプの水歯磨きにおい
て、所望に発泡し、しかも長期間保存後でも有効成分の
析出・濁り・褐変等の性状の変化が有意に防止された2
液タイプの水歯磨きを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討していたところ、クエン酸及びクエ
ン酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種を含有する
1液とアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭酸塩を
含有する2液とを混合すると、良好な発泡性を示すこ
と、並びにピロリン酸二水素ナトリウム、塩化セチルピ
リジニウム、ポリリン酸ナトリウム及びリン酸三ナトリ
ウムは該1液中で安定に存することができ、更には、グ
リチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、グリチルリ
チン酸、及びピロリン酸ナトリウムは該2液中で安定に
存することができるため、上記1液又は2液にこれらの
有効成分を配合してなる2液タイプの水歯磨きは経時的
安定性に優れていることを見出した。本発明は、かかる
知見に基づいて完成されたものである。
【0007】すなわち、本発明は下記に掲げる水歯磨き
である。 項1.ピロリン酸二水素ナトリウム及び塩化セチルピリ
ジニウムから選ばれる少なくとも1種、及びクエン酸及
びクエン酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種を含
有する1液と、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重
炭酸塩を含有する2液とからなる水歯磨き。 項2.クエン酸及びクエン酸ナトリウムから選ばれる少
なくとも1種を含有する1液と、グリチルリチン酸ジカ
リウム、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭酸塩
を含有する2液とからなる水歯磨き。 項3.ポリリン酸ナトリウム及びリン酸三ナトリウムか
ら選ばれる少なくとも1種、及びクエン酸及びクエン酸
ナトリウムから選ばれる少なくとも1種を含有する1液
と、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭酸塩を含
有する2液とからなる水歯磨き。 項4.クエン酸及びクエン酸ナトリウムから選ばれる少
なくとも1種を含有する1液と、アラントイン、グリチ
ルリチン酸及びピロリン酸ナトリウムから選ばれる少な
くとも1種、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭
酸塩を含有する2液とからなる水歯磨き。 項5.1液100重量%中、クエン酸またはクエン酸ナ
トリウムのいずれか少なくとも1方を両化合物の合計で
0.4〜9重量%、並びにピロリン酸二水素ナトリウム
を0.01〜10重量%、及び/又は塩化セチルピリジ
ニウムを0.01〜5重量%の割合で含有する1液、並
びに2液100重量%中にアルカリ金属炭酸塩及びアル
カリ金属重炭酸塩を両物質の合計で0.5〜10重量%
の割合で含有する2液からなる、項1記載の水歯磨き。 項6.1液100重量%中、クエン酸またはクエン酸ナ
トリウムのいずれか少なくとも1方を両化合物の合計で
0.4〜9重量%の割合で含有する1液、並びに2液1
00重量%中にアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重
炭酸塩を両物質の合計で0.5〜10重量%、及びグリ
チルリチン酸ジカリウムを0.01〜0.8重量%の割
合で含有する2液からなる、項2記載の水歯磨き。 項7.前記1液と2液との混合により発泡することを特
徴とする項1乃至6のいずれかに記載の水歯磨き。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の水歯磨きを構成する1液
は基本成分としてクエン酸及びクエン酸ナトリウムから
選ばれる少なくとも1種を含有するものであり、2液は
基本成分としてアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重
炭酸塩を含有するものである。
【0009】1液の基本成分として用いられるクエン酸
及びクエン酸ナトリウムは、1液を酸性にし、使用時に
2液と混合することによって発泡を可能ならしめる成分
である。本発明の1液には、クエン酸及びクエン酸ナト
リウムを少なくとも1種含有していればよいが、好まし
くは、クエン酸及びクエン酸ナトリウムの双方を含有す
るものである。クエン酸及びクエン酸ナトリウムの双方
を配合する場合、クエン酸とクエン酸ナトリウムの配合
割合としては、特に制限されるものではないが、例え
ば、クエン酸:クエン酸ナトリウムの重量比で1:0.
01〜0.5の範囲を挙げることができる。
【0010】また、1液100重量%中に配合されるク
エン酸又はクエン酸ナトリウムの量としては、両化合物
の合計でクエン酸及びクエン酸ナトリウムの両物質の合
計で、1液100重量%に対して、通常0.4〜9重量
%、好ましくは1〜4重量%、更に好ましくは1.8〜
4重量%の範囲である。かかる範囲内であれば、2液と
混合した際に良好な発泡性を示し、しかも後述するピロ
リン酸二水素ナトリウム、塩化セチルピリジニウム、ポ
リリン酸ナトリウム及びリン酸三ナトリウムに対して優
れた経時的安定性を付与することができる。
【0011】上記1液のpHとしては、特に制限される
ものではないが、例えば、2〜4、好ましくは2.5〜
3.5の範囲に調整することができる。
【0012】2液の基本成分として用いられるアルカリ
金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭酸塩は、2液をアルカ
リ性にして、使用時に1液と混合することにより、炭酸
ガスを発生し、水歯磨きに良好な発泡性を付与するもの
である。かかるアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重
炭酸塩のアルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、
カリウム、リチウム等を挙げることがで、好適にはナト
リウムを挙げることができる。これらは1種単独で用い
てもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
【0013】上記アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属
重炭酸塩の配合量としては、この両物質の合計で、2液
100重量%に対して、通常0.5〜10重量%、好ま
しくは1〜6重量%、更に好ましくは2〜5重量%の範
囲である。またアルカリ金属炭酸塩とアルカリ金属重炭
酸塩の配合割合としては、特に制限されるものではない
が、例えば、アルカリ金属炭酸塩:アルカリ金属重炭酸
塩の重量比で1:0.01〜0.5の範囲を挙げること
ができる。かかる範囲内であれば、1液と混合した時に
水歯磨きに良好な発泡性を付与することができ、しかも
後述するグリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、
グリチルリチン酸、及びピロリン酸ナトリウムに対して
優れた経時的安定性を付与することができる。
【0014】なお、上記2液のpHとしては、特に制限
されるものではないが、例えば、8〜10、好ましくは
8.5〜9.5の範囲に調整することができる。
【0015】本発明が構成する1液に配合される有効成
分としては、歯石形成抑制剤であるピロリン酸二水素ナ
トリウム又は殺菌剤である塩化セチルピリジニウムを挙
げることができる。かかる1液は、ピロリン酸二水素ナ
トリウム及び塩化セチルピリジニウムから選ばれる少な
くとも1種を含有していればよいが、好ましくはピロリ
ン酸二水素ナトリウム及び塩化セチルピリジニウムの双
方を含有してなるものである。これらの成分の1液への
配合量は、特に制限されるものではなく、期待される効
果等によって適宜決定される。例えば、ピロリン酸二水
素ナトリウムを配合する場合、1液100重量%に対し
て通常0.01〜10重量%、好ましくは0.01〜2
重量%、並びに塩化セチルピリジニウムを配合する場
合、1液100重量%に対して0.01〜5重量%、好
ましくは0.01〜0.05重量%の範囲を挙げること
ができる。
【0016】また、本発明を構成する1液の有効成分と
しては、歯石形成抑制剤であるポリリン酸ナトリウム又
はリン酸三ナトリウムを挙げることができる。かかる1
液は、ポリリン酸ナトリウム又はリン酸三ナトリウムの
少なくとも1種を含有していればよい。これらの成分の
1液への配合量としては、期待される効果等によって異
なり、一律に規定することはできないが、例えば、ポリ
リン酸ナトリウムを配合する場合、1液100重量%に
対して通常0.01〜2重量%、好ましくは0.01〜
0.1重量%、並びにリン酸三ナトリウムを配合する場
合、1液100重量%に対して通常0.01〜2重量
%、好ましくは0.01〜0.2重量%の範囲を挙げる
ことができる。
【0017】一方、本発明を構成する2液に配合される
有効成分としては、消炎剤であるグリチルリチン酸ジカ
リウムを挙げることができる。かかるグリチルリチン酸
ジカリウムの配合量としては、特に制限されず、例え
ば、2液100重量%に対して0.01〜0.8重量
%、好ましくは0.01〜0.2重量%の範囲を挙げる
ことができる。
【0018】また、本発明を構成する2液には、有効成
分として、消炎剤であるアラントイン、グリチルリチン
酸又は歯石形成抑制剤であるピロリン酸ナトリウムを挙
げることができる。かかる2液には、アラントイン、グ
リチルリチン酸及びピロリン酸ナトリウムのうち少なく
とも1種を含有していればよい。これらの成分の2液へ
の配合量としては、期待される効果等によって異なり、
一律に規定することはできないが、例えば、アラントイ
ンを配合する場合、2液100重量%に対して0.01
〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.2重量%、
グリチルリチン酸を配合する場合、2液100重量%に
対して通常0.01〜0.8重量%、好ましくは0.0
1〜0.2重量%、並びにピロリン酸ナトリウムを配合
する場合、2液100重量%に対して通常0.01〜2
重量%、好ましくは0.01〜0.2重量%の範囲を挙
げることができる。
【0019】本発明の水歯磨きには、1液中に上記成分
のいずれか少なくとも1種以上を含有するもの、2液中
に上記成分のいずれか少なくとも1種以上を含有するも
の、並びに1液及び2液の双方に上記成分のいずれか少
なくとも1種以上を含有するものが包含される。
【0020】本発明の水歯磨きを構成する1液及び2液
には、本発明の効果を損なわない範囲内で、上記有効成
分の他に水歯磨きの成分として許容される各種添加剤を
配合することができる。このような添加剤として、ヒド
ロキシアパタイト、シリカ、リン酸水素カルシウム、リ
ン酸カルシウム、水酸化アルミニウム等の研磨剤、グリ
セリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール等の湿潤剤、カラギーナン、ヒドロキ
シエチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム等の粘
結剤、メントール、カルボン、アネトール、ミント等の
香料、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、スクラ
ロース等の甘味剤、メチルパラベン、ブチルパラベン等
の防腐剤を例示することができる。なお、本発明は1液
又は2液に配合しても保存安定性のあるものであれば他
の有効成分を配合することを特に制限するものではな
く、かかる成分としては、殺菌剤、歯質強化剤、歯石形
成抑制剤、抗う蝕剤、消炎剤、コーティング剤等を挙げ
ることができる。
【0021】上記1液及び2液は、別個独立した容器に
保存され、使用時に両溶液を、混合液のpHが4〜8、
好ましくは7.5〜5.5の範囲になるように必要量混
合して使用することが好ましい。このように1液及び2
液を混合することによって、口腔に適用可能なpHとす
ると共に、炭酸ガスを発生させて良好な発泡性を付与
し、優れた使用感を与えることができる。
【0022】
【実施例】以下、試験例及び実施例を挙げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明は以下の実施例等により何
ら限定されるものではない。なお、特に示さない限り、
表中の数値は重量%を表す。
【0023】試験例1 発泡性の評価 表1に示す成分及びその配合量を1液及び2液における
共通の基本処方として、表2に示す成分を更に配合した
2液タイプの水歯磨きを調製し(試験No.1〜7)、
得られた水歯磨きの泡立ち及び呈味について評価を行っ
た。具体的には、調製した水歯磨きの1液と2液とを混
合し、その直後の該混合溶液を口に含み洗口するという
実使用において、発泡性・刺激性並びに呈味に関して評
価した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】得られた結果を表2に示す。表2には、そ
れぞれの2液系の水歯磨きを構成する1液及び2液それ
ぞれのpH、1液及び2液の混合液のpH、並びに該混
合液の発泡性・刺激性及び呈味についての評価結果を示
す。この結果から、試験No.3〜6の水歯磨きは、良
好な発泡性を有しており、更に呈味についても水歯磨き
として許容できる範囲内であることが確認された。
【0027】試験例2 1液における薬効成分経時的安
定性の評価 上記試験例1において良好な結果を示した試験No.5
の処方の1液における種々の薬効成分の安定性について
評価した。具体的には、上記試験No.5の1液の処方
を基本処方(表3)として、更に歯石形成抑制成分(ポ
リリン酸ナトリウム、ピロリン酸二水素ナトリウム、ピ
ロリン酸ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、及びリ
ン酸三ナトリウム)、消炎成分(グリチルリチン酸ジカ
リウム、グリチルリチン酸、及びグリチルレチン酸)、
及び殺菌成分(塩化セチレンピリジニウム)を被検体と
して用いて、それぞれ表5に記載する配合量に従って配
合し、2液タイプの水歯磨きの1液を調製した。次に、
これらをそれぞれガラス容器に入れて密封し、以下に記
載する3つの条件下で保存して、上記1液の性状及びp
Hの変化について評価した。 条件1;50℃で、10日間保存した。 条件2;5℃で、1ヶ月間保存した。 条件3;40℃で12時間保存後、−20℃で12時間
保存した。これを10回繰り返した。
【0028】なお、判定及び総合評価は、表4に記載し
た基準に基づいて行った。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】得られた結果を表5に併せて示す。表5に
は、それぞれの調製した1液の調製直後のpH、条件1
〜3におけるそれぞれの性状及び判定、並びに総合評価
を示す。この結果から、ポリリン酸ナトリウム、ピロリ
ン酸二水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム及び塩化セ
チルピリジニウムが、1液中で安定であることが確認さ
れた。
【0033】さらに、特に優れた安定性を示したピロリ
ン酸二水素ナトリウム、並びに塩化セチルピリジニウム
を配合した水歯磨きの1液について、条件2において更
に1ヶ月間保存を継続した。かかる保存後においても、
これらの水歯磨きの1液の外観上の変化は認められなか
った。又、高速液体クロマトグラフィーあるいは吸光度
計を用いて、かかる保存後の水歯磨きの1液におけるピ
ロリン酸二水素ナトリウムあるいは塩化セチルピリジニ
ウムの濃度についても定法に従って測定したが、これら
の濃度は保存前と比べて違いはなく、ピロリン酸二水素
ナトリウム及び塩化セチルピリジニウムが1液中で極め
て安定であることが明らかとなった。
【0034】試験例3 2液における薬効成分経時的安
定性の評価 上記試験例1において良好な結果を示した試験No.5
の処方の2液における種々の薬効成分の経時的安定性に
ついて、試験例2と同様の方法で評価した。具体的に
は、上記試験No.5の2液の処方を基本処方(表6)
として、更に歯石形成抑制成分(ポリリン酸ナトリウ
ム、ピロリン酸二水素ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、リン酸一水素ナトリウム、及びリン酸三ナトリウ
ム)、消炎成分(グリチルリチン酸ジカリウム、グリチ
ルリチン酸、グリチルレチン酸、及びアラントイン)、
及び殺菌成分(塩化セチレンピリジニウム)を、それぞ
れ表7に記載する配合量に従って配合し、2液タイプの
水歯磨きの2液を調製した。次に、これらをそれぞれガ
ラス容器に入れて密封し、以下に記載する3つの条件下
で保存して、上記2液の性状及びpHの変化について評
価した。 条件1;50℃で、10日間保存した。 条件2;5℃で、1ヶ月間保存した。 条件3;40℃で12時間保存後、−20℃で12時間
保存した。これを10回繰り返した。
【0035】なお、判定及び総合評価は、試験例2と同
様に表4に記載した基準に基づいて行った。
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【0038】得られた結果を表7に併せて示す。表7に
は、それぞれ調製した2液の調製直後のpH、条件1〜
3おけるそれぞれの性状及び判定、並びに試験検体の総
合評価を示す。この結果から、グリチルリチン酸ジカリ
ウム、アラントイン、グリチルリチン酸、及びピロリン
酸ナトリウムが2液中で安定であることが確認された。
【0039】さらに、特に優れた安定性を示したグリチ
ルリチン酸ジカリウムを配合した水歯磨きの2液につい
て、条件2において更に1ヶ月間保存を継続した。かか
る保存後においても、これらの水歯磨きの2液の外観上
の変化は認められなかった。又、高速液体クロマトグラ
フィーを用いて、かかる保存後の水歯磨きの1液におけ
るグリチルリチン酸ジカリウムの濃度についても測定し
たが、この濃度は保存前と比べて違いはなく、グリチル
リチン酸ジカリウムが1液中で極めて安定であることが
明らかとなった。
【0040】実施例1 水歯磨きの調製 表8に記載の処方に従って、2液タイプの水歯磨きを調
製した。この2液タイプの水歯磨きの1液のpHは3.
05であり、2液のpHは9.1であった。また、この
1液と2液とを等量混合した混合液は良好な発泡性を示
し、該混合液のpHは6.2であった。
【0041】
【表8】
【0042】
【発明の効果】本発明の水歯磨きは、クエン酸及びクエ
ン酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種を含有する
1液とアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭酸塩を
含有する2液からなるものであって、かかる1液及び2
液を使用時に混合することによって良好な発泡性を示
し、優れた使用感を与えることができる。また、薬効成
分として知られているピロリン酸二水素ナトリウム、塩
化セチルピリジニウム、ポリリン酸ナトリウム及びリン
酸三ナトリウムは1液中に安定に存することができ、更
には、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、グ
リチルリチン酸、及びピロリン酸ナトリウムは2液中に
安定に存することができるので、これらを有効成分とし
て含有する1液及び2液を長期間保存しても、有効成分
の析出あるいは褐変等の発生を有意に防止することがで
きる。すなわち、本発明によれば、所望の発泡性を有
し、しかも優れた経時的安定性を有する2液タイプの水
歯磨きを提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピロリン酸二水素ナトリウム及び塩化セチ
    ルピリジニウムから選ばれる少なくとも1種、及びクエ
    ン酸及びクエン酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1
    種を含有する1液と、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ
    金属重炭酸塩を含有する2液とからなる水歯磨き。
  2. 【請求項2】クエン酸及びクエン酸ナトリウムから選ば
    れる少なくとも1種を含有する1液と、グリチルリチン
    酸ジカリウム、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重
    炭酸塩を含有する2液とからなる水歯磨き。
  3. 【請求項3】ポリリン酸ナトリウム及びリン酸三ナトリ
    ウムから選ばれる少なくとも1種、及びクエン酸及びク
    エン酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種を含有す
    る1液と、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属重炭酸
    塩を含有する2液とからなる水歯磨き。
  4. 【請求項4】クエン酸及びクエン酸ナトリウムから選ば
    れる少なくとも1種を含有する1液と、アラントイン、
    グリチルリチン酸及びピロリン酸ナトリウムから選ばれ
    る少なくとも1種、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金
    属重炭酸塩を含有する2液とからなる水歯磨き。
  5. 【請求項5】1液100重量%中、クエン酸またはクエ
    ン酸ナトリウムのいずれか少なくとも1方を両化合物の
    合計で0.4〜9重量%、並びにピロリン酸二水素ナト
    リウムを0.01〜10重量%、及び/又は塩化セチル
    ピリジニウムを0.01〜5重量%の割合で含有する1
    液、並びに2液100重量%中にアルカリ金属炭酸塩及
    びアルカリ金属重炭酸塩を両物質の合計で0.5〜10
    重量%の割合で含有する2液からなる、請求項1記載の
    水歯磨き。
  6. 【請求項6】1液100重量%中、クエン酸またはクエ
    ン酸ナトリウムのいずれか少なくとも1方を両化合物の
    合計で0.4〜9重量%の割合で含有する1液、並びに
    2液100重量%中にアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ
    金属重炭酸塩を両物質の合計で0.5〜10重量%、及
    びグリチルリチン酸ジカリウムを0.01〜0.8重量
    %の割合で含有する2液からなる、請求項2記載の水歯
    磨き。
  7. 【請求項7】前記1液と2液との混合により発泡するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の水歯
    磨き。
JP2001338590A 2001-09-29 2001-09-29 水歯磨き Pending JP2003113061A (ja)

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