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JP2003112355A - 多層フィルムの製造方法及び装置 - Google Patents

多層フィルムの製造方法及び装置

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Publication number
JP2003112355A
JP2003112355A JP2001308467A JP2001308467A JP2003112355A JP 2003112355 A JP2003112355 A JP 2003112355A JP 2001308467 A JP2001308467 A JP 2001308467A JP 2001308467 A JP2001308467 A JP 2001308467A JP 2003112355 A JP2003112355 A JP 2003112355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
multilayer film
multilayer
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001308467A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasusuke Nakanishi
庸介 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Film Solutions Ltd
Original Assignee
Teijin DuPont Films Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin DuPont Films Japan Ltd filed Critical Teijin DuPont Films Japan Ltd
Priority to JP2001308467A priority Critical patent/JP2003112355A/ja
Publication of JP2003112355A publication Critical patent/JP2003112355A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/07Flat, e.g. panels
    • B29C48/08Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/92Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C2948/92647Thickness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C2948/92704Temperature
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    • B29C2948/00Indexing scheme relating to extrusion moulding
    • B29C2948/92Measuring, controlling or regulating
    • B29C2948/92819Location or phase of control
    • B29C2948/92923Calibration, after-treatment or cooling zone

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 屈折率の高い層と低い層を交互に多数積層さ
せ、且つその各層の厚みの最大値と最小値の比を制御す
ることにより、任意の波長帯の光を選択的に反射または
透過させる多層積層フィルムの製造方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】 樹脂Aと樹脂Bを別個に押出機で溶融
し、それぞれの溶融樹脂を多層フィードブロック内の細
孔により多層に分岐した後、分岐した樹脂Aと樹脂Bが
交互に11層以上流入するよう平行板で仕切られた扁平
な流路に導き、更に多層フィードブロック内の合流部1
2に導いた後、これに続くダイ13より樹脂Aと樹脂B
が厚み方向に多層となる向でシート状に押出し、キャス
ティングドラム15で冷却固化し、この未延伸フィルム
16を縦方向及び横方向の少なくとも一方向に延伸する
多層フィルムの製造方法であって、該多層フィードブロ
ックの温度分布を制御することにより多層フィルムのA
層及びB層の厚みを0.01〜0.5μmの範囲に調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層フィルムの製造
方法及び装置に関する。更に詳しくは、11層以上積層
された多層フィルムの厚み分布を効率良く制御できる多
層フィルムの製造方法及び装置に関し、特に屈折率の高
い層と低い層を交互に多数積層させた多層フィルムの各
層の厚みを制御することができ、任意の波長帯の光を選
択的に反射または透過させることができる多層フィルム
を効率良く生産できる多層フィルムの製造方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】多層フィルムは、例えば屈折率の高い層
と低い層を交互に多数積層すると、これら層間の構造的
な光干渉によって特定波長の光を選択的に反射または透
過する光学干渉フィルムとなる。このような積層フィル
ムは選択的に反射または透過する光の波長領域を可視光
領域とすることによって、反射型の偏光板や発色フィル
ム、金属光沢フィルム、反射ミラーフィルムへの用途が
広がりつつある。また、プラズマディスプレイ等の映像
表示パネル面に使用できる近赤外線反射フィルムでは、
周辺機器への誤作動防止のため、ある幅を持った波長領
域(820〜980nm)で近赤外線を吸収する必要が
ある。また、日射カット用の窓張り用フィルム等でも近
赤外領域をカットすることで日射を和らげられる。
【0003】このような積層フィルムに対しては各層の
厚みに変化を持たせるフィルムが特開2000−329
935号公報などに提案されている。しかし、各層に厚
み変化を持たせた積層フィルムを製造する場合、樹脂を
細孔で多層に分岐するタイプのフィードブロックでは、
厚みの変化量に応じて細孔の幅が徐々に異なる複雑な構
造の専用フィードブロックを用いなければならず、その
作成に技術的困難や多大な費用が伴うため問題がある。
【0004】更に、各層の厚みの変化量を変更したい場
合や、各層の厚みを均一にしたい場合には、各々専用フ
ィードブロックを新たに作成する必要があるため、多大
な費用を要する問題がある。また、製膜上も多層フィル
ムの種類に応じてフィードブロックを交換する必要があ
り、手間がかかることや製膜の効率が悪くなる等の問題
が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
の問題を解消し、多層フィルムの厚み分布を効率良く制
御でき、特に屈折率の高い層と低い層を交互に多数積層
させた多層フィルムを効率良く生産できる多層フィルム
の製造方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、本発明
によれば、(1)樹脂AからなるA層と樹脂Bからなる
B層とが交互に11層以上積層された多層フィルムの製
造方法において、樹脂Aと樹脂Bを別個に押出機で溶融
し、それぞれの溶融樹脂を多層フィードブロック内の細
孔により多層に分岐した後、分岐した樹脂Aと樹脂Bが
交互に11層以上流入するよう平行板で仕切られた扁平
な流路に導き、更に多層フィードブロック内の合流部に
導いた後、これに続くダイより樹脂Aと樹脂Bが厚み方
向に多層となる向でシート状に押出し、キャスティング
ドラムで冷却固化して未延伸フィルムとし、この未延伸
フィルムを縦方向及び横方向の少なくとも一方向に延伸
する多層フィルムの製造方法であって、該多層フィード
ブロックの温度分布を制御することにより多層フィルム
のA層及びB層の厚みを0.01〜0.5μmの範囲に
調整することを特徴とする多層フィルムの製造方法によ
り達成できる。
【0007】また、本発明の更に好ましい態様として、
(2)多層フィードブロックに温度分布を持たせること
により多層フィルムのA層及びB層の最も厚い層の厚み
を最も薄い層の厚みで割った値が1.2以上となるよう
調整する(1)に記載の多層フィルムの製造方法、
(3)多層フィードブロックの温度差が10〜100℃
の範囲である(2)に記載の多層フィルムの製造方法、
(4)多層フィードブロックの温度差を10℃未満に制
御することにより多層フィルムのA層及びB層の最も厚
い層の厚みを最も薄い層の厚みで割った値が1.2未満
となるよう調整する(1)に記載の多層フィルムの製造
方法、(5)未延伸フィルムにおいて、樹脂Aの面内方
向屈折率と樹脂Bの面内方向屈折率の差が0.005以
上である(1)に記載の多層フィルムの製造方法、
(6)少なくとも1方向に延伸されたフィルムにおい
て、樹脂Aの面内方向屈折率と樹脂Bの面内方向屈折率
の差が0.005以上である(1)に記載の多層フィル
ムの製造方法、(7)樹脂Aがポリエチレン−2,6−
ナフタレートを主成分とする(1)に記載の多層フィル
ムの製造方法、(8)樹脂Bがポリエチレン−2,6−
ナフタレートとポリエチレンテレフタレートの混合物を
主成分とする(7)に記載の多層フィルムの製造方法、
(9)樹脂Bが融点210〜245℃のポリエチレンテ
レフタレート共重合体を主成分とする(7)に記載の多
層フィルムの製造方法、(10)ポリエチレンテレフタ
レート共重合体の共重合成分がエチレンイソフタレート
である(9)に記載の多層フィルムの製造方法を挙げる
ことができる。
【0008】また、本発明の課題は、(11)樹脂Aか
らなるA層と樹脂BからなるB層とが交互に11層以上
積層された多層フィルムの製造方法において、樹脂Aと
樹脂Bを別個に押出機で溶融し、それぞれの溶融樹脂を
多層フィードブロック内の細孔により多層に分岐した
後、分岐した樹脂Aと樹脂Bが交互に11層以上流入す
るよう平行板で仕切られた扁平な流路に導き、更に多層
フィードブロック内の合流部に導いた後、これに続くダ
イより樹脂Aと樹脂Bが厚み方向に多層となる向でシー
ト状に押出し、キャスティングドラムで冷却固化して未
延伸フィルムとし、この未延伸フィルムを縦方向及び横
方向の少なくとも一方向に延伸する多層フィルムの製造
方法であって、該多層フィードブロックの温度分布を制
御することにより多層フィルムのA層及びB層の厚みを
0.01〜0.5μmの範囲に調整することを特徴とす
る多層フィルムの製造方法に用いる、温度分布の制御手
段を設けた多層フィードブロックにより達成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用して本発明を説
明する。図1は、本発明の一つの実施形態を例示した多
層フィードブロックの平面図である。図2はA層用溶融
樹脂Aの多層フィードブロック内の流路断面を示す断面
側面図であり、図3はB層用溶融樹脂Bの多層フィード
ブロック内の流路断面を示す断面側面図である。図4は
多層フィードブロック内の溶融樹脂をダイから押出し、
キャスティングドラムで冷却して未延伸フィルムとする
際の各装置の配置を示す概要図である。
【0010】図1〜3において、1、1aはそれぞれ上
側、下側抑えブロック、2、2aはそれぞれ上側、下側
分岐ブロック、3は合流ブロック、4a〜4dは上側ヒ
ーター、5a〜5dは下側ヒーター、6、6aはそれぞ
れ上側、下側マニホールド、7,7aはそれぞれ上側、
下側細孔、8は平行板で仕切られた扁平な流路、9は平
行板、aはA層を構成する溶融樹脂Aの流れ方向、bは
B層を構成する溶融樹脂Bの流れ方向である。
【0011】また、図4において、10は多層フィード
ブロックへの溶融樹脂Bの導管、11は多層フィードブ
ロックへの溶融樹脂Aの導管、12は多層フィードブロ
ック、13は押出ダイ、14はダイより押出されたシー
ト、15はキャスティングドラム、16は未延伸フィル
ムである。
【0012】尚、図1〜図3のフィードブロックの各図
は、1つの実施形態を例示したものであり、細孔7と平
行板9、細孔7aと平行板9はそれぞれ垂直に合流して
いるが、樹脂の経路差による滞留時間を平均化するため
ある角度をもって斜めに合流させてもよく、また、樹脂
Aの流れ方向a、若しくは樹脂Bの流れ方向bのどちら
か一方をストレートの流路にすることも可能である。
【0013】フィードブロックに導入されたB層用の溶
融樹脂Bはマニホールド6内で一旦幅方向に広げられ、
一列に並んだ細孔7を通して平行板9で仕切られた扁平
な流路8へと至る。一方、A層用の溶融樹脂Aも同様に
マニホールド6a、細孔7aを通して平行板9で仕切ら
れた扁平な流路8へ至る。平行板9で仕切られた扁平な
流路8(平行板9の各部材間の間隙)ではすでに樹脂A
と樹脂Bとが交互に配置され、その後平行板で仕切られ
た扁平な流路8出口の合流ブロック3の空隙部で合流し
A層とB層の各溶融樹脂が流動状態で交互に積層され
る。
【0014】細孔7と7aの幅は、狭すぎると幅寸法に
対して各層流量が敏感に反応するため高精度の加工を要
求され、逆に広すぎると細孔で圧が立たないため各層流
量がばらつきやすいので、0.2〜2mmが好ましく、
0.5〜1mmがより好ましい。また各細孔は実質上同
寸法で製作しておくと、例えばフィードブロックの幅方
向に温度差が10℃未満となるよう(等温状態)に温度
制御すれば、各層の厚みが均一な多層積層フィルムを製
膜でき、或いは各層の厚みに変化をつける時には後述の
温度制御で対応することができる。細孔の長さは、ワイ
ヤーによる放電加工の関係から長すぎると加工できなた
め、5〜20mmが好ましく、7〜12mmがより好ま
しい。
【0015】平行板9の肉厚は、薄すぎるとメンテナン
スで破損しやすく、運転中も樹脂の内圧で曲がってしま
い、厚すぎると層数を増やした場合、フィードブロック
の幅が広くなり大型化してしまうので、0.3〜4mm
が好ましく、0.5〜2mmがより好ましい。平行板9
の長さも、破損し難く、適度に圧損を稼ぐ観点から5〜
40mmが好ましく、10〜20mmがより好ましい。
平行板9の配置ピッチは細孔7、7aの幅寸法と合わせ
ておくことが好ましく、段差無く組み込むことにより樹
脂の滞留劣化がなく良好なフィルムを製膜できる。
【0016】以上で判るとおり、フィードブロックを構
成する1、1a(上側、下側抑えブロック)、2、2a
(上側、下側分岐ブロック)、3(合流ブロック)、9
(平行板)の各ブロックは、高精度の加工が必要であ
り、しかし強度的に弱い構造となっており、材質として
は硬めのSUS630やSUS420(J2)が好適で
ある。また各ブロックの樹脂の流動面は0.6S以上の
仕上げをしておくと、筋欠陥等がない多層積層フィルム
を製膜できる。
【0017】本発明で各層の厚みに変化をつけるには、
ヒーター4a〜4dを独立に温度制御し、フィードブロ
ックの幅方向に温度差を付与する。これにより細孔7、
7aと平行板9も個々に幅方向に温度分布を持つことに
なり、これらと接して流れるA層とB層の各層溶融樹脂
は、主に金属との接触面において溶融粘度が変化し、圧
損が変化し、この結果として流量が変化し、各層厚みを
制御できる。ヒーター5a〜5dをヒーター4a〜4d
と対応させ温度制御した場合は、A層とB層の各層厚み
をほぼ同程度の比率で厚み変化させることができるが、
例えばA層側の厚み変化を極端に付与したい場合もしく
は均一にしたい場合は、ヒーター5a〜5dをヒーター
4a〜4dとは別に独立に制御させても良い。
【0018】本発明の多層フィルムの製造方法では、多
層フィードブロックに温度分布を制御することにより、
多層フィルム中のA層及びB層の最も厚い層の厚みを最
も薄い層の厚みで割った値(以下『厚み比率』というこ
とがある)が1.2以上となるよう調整することがで
き、また、厚み比率が1.2未満となるよう調整するこ
とができる。多層フィルムの厚み比率は、多層フィルム
が用いられる用途の目的に応じて選択することができ
る。
【0019】厚み比率が1.2以上の多層フィルムを得
る場合、ヒーターの温度制御範囲は、上抑えブロック1
の温度と下抑えブロック1aとの温度差を10〜100
℃に制御することが好ましい。この温度差の上限が10
0℃を超えるとフィードブロックが熱変形してしまうこ
とがある。このため温度差の上限は60℃であることが
より好ましい。また、ヒーターは片側に4枚の場合を図
1に例示したが、本発明の性格からこれ以上の個数を並
べてもより細かく各層厚み制御できるが、少なくとも2
個以上であれば目的を達成できる。加熱方式としては、
従来から知られ用いられる方式を用いることができ、ア
ルミ鋳込みヒーターやバンドヒーターなど接触式のヒー
ターや、IR赤外線ヒーターなど非接触のもの、或いは
蒸気熱媒による加熱方式が例示できる。また、これらの
加熱方式と併せて冷却を併用してもよく、ファンや温水
で局所冷却して温度制御しても良い。
【0020】本発明において、多層フィルムを日射カッ
ト用の近赤外カットフィルム、反射型の偏光板や発色フ
ィルム、金属光沢フィルム、反射ミラーフィルム等用途
に用いる場合は、厚み比率が1.2以上となるように多
層フィードブロックに温度分布を持たせることが好まし
い。この厚み比率は、従来の積層フィルムではできなか
ったより幅広い波長帯の光を選択的に反射する目的を達
成するため、1.5以上とすることが好ましく、1.8
以上にすることが更に好ましい。
【0021】A層またはB層の厚みのいずれかは、前述
の温度制御によって連続的に変化させるか、またはフィ
ードブロックにスリット加工や断熱材を挿入するなどし
て、温度制御の独立性を高めることで各層厚みをステッ
プ的に何段階かに分けて変化させても良く、この場合は
熱の相互干渉が少なくなり温度制御が安定しやすいメリ
ットがある。
【0022】上記の目的に対しでは、多層フィルムの厚
み比率は1.2以上であることが好ましいが、多層フィ
ルム中のA層の最も厚い層の厚みをA層の最も薄い層の
厚みで割った値(以下『A層の厚み比率』ということが
ある)が1.2以上であることが更に好ましく、多層フ
ィルム中のB層の最も厚い層の厚みをB層の最も薄い層
の厚みで割った値(以下『B層の厚み比率』ということ
がある)も同時に1.2以上となることが、更に好まし
い。
【0023】本発明におけるA層とB層の積層状態は、
A層とB層を交互に総数で11層以上、好ましくは31
層以上積層したものである。積層数が11層未満だと多
重干渉による選択反射が小さく十分な反射率が得られな
い。尚、積層数の上限は生産性の観点から301層であ
ることが好ましい。多層積層フィルムの層数に応じて個
々に専用フィードブロックを用意しても良いが、本発明
のマニホールドと細孔によって多層に分岐する装置であ
れば、必要層数に応じて細孔の樹脂入り口を塞ぐインナ
ーディッケルを挿入し層数をコントロールする方がコス
トの面で有利である。
【0024】また,A層およびB層はそれぞれ1層の厚
みは0.01〜0.5μmであることが層間の光干渉に
よって選択的に光を反射するのに必要である。
【0025】尚、厚み比率が1.2未満の多層フィルム
を得る場合、即ち各層の厚みが均一な多層フィルムを得
る場合には、ヒーター4a〜4dとヒーター5a〜5d
を制御し、フィードブロックの幅方向に温度差が10℃
未満となるようにする。これにより細孔7、7aと平行
板9の幅方向に温度が均一になり、これらと接して流れ
るA層とB層の各層溶融樹脂は、各々溶融粘度が均一に
なるので各層の厚みが均一な多層フィルムを得ることが
できる。
【0026】本発明における多層積層フィルムは、例え
ば、ポリエチレン−2,6−ナフタレートを主とするA
層を形成するポリマーとB層を形成するポリマーを図に
例示したフィードブロックで2層を交互に積層し、積層
状態を維持したままこれに続くダイに展開される。ダイ
より押出されたシートはキャスティングドラムで冷却固
化され未延伸フィルムとなる。未延伸フィルムは所定の
温度で、縦かつまたは横方向に延伸され所定の温度で熱
処理され、必要によっては熱弛緩処理され、巻き取られ
る。
【0027】ところで、本発明の多層積層フィルムは少
なくとも1方向に延伸され、好ましくは2軸延伸されて
いるが、本発明ではA層側に高屈折率のポリマーを選定
しているため、延伸温度はA層の樹脂のガラス転移点
(Tg)から(Tg+50)℃の範囲で行うことが好ま
しい。延伸倍率としては1軸延伸の場合、2〜10倍で
延伸方向は縦であっても横でも構わない。2軸延伸の場
合は面積倍率として5〜25倍である。延伸倍率が大き
いほど、A層およびB層の個々の層における面方向のば
らつきが、延伸による薄膜化により絶対的に小さくな
り、多層積層フィルムの光干渉が面方向に均一になるの
で好ましい。延伸方法としては、逐次2軸延伸、同時2
軸延伸、チューブラー延伸、インフレーション延伸等の
公知の延伸方法が可能であるが、好ましくは逐次2軸延
伸が生産性、品質の面で有利である。
【0028】また、延伸されたフィルムは熱的な安定化
のために、熱処理により安定化されるのが好ましい。熱
処理の温度としては、(B層の融点−30)℃より高く
(A層の融点−30)℃より低いのが好ましい。
【0029】更にまた本発明の多層積層ポリエステルフ
ィルムはB層が両端層のどちらか一方にあるとA層を形
成するポリマーのガラス転移点がB層を形成するポリマ
ーのそれよりも通常高いので、延伸のためロール等で加
熱する際にA層を延伸するのに必要な延伸温度に上げる
ことができなかったり、熱固定する際に表面のB層が融
解するのを防ぐために温度が上げられず熱的な安定性が
不十分となるなどの問題が発生する場合がある。これに
対して、A層が両端層にあると熱的に不安定なB層が内
層に位置するため十分な延伸温度や熱固定温度で生産で
きるので、本発明の多層積層フィルムはA層が両端層に
位置するものが好ましい。尚、本発明で言う両端層とは
多層積層フィルムの面方向に垂直な方向の最外層であ
る。
【0030】また本発明の多層積層フィルムの製造過
程、または製造後にフィルムの表面に機能性を持たせる
等の目的で、塗液を塗布し乾燥する工程を設けても良
い。
【0031】本発明においてA層を構成する樹脂Aと
は、延伸可能なポリマーを主成分とする熱可塑性樹脂で
あり、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トのような芳香族ポリエステル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンのようなポリオレフィン、ポリスチレンのよう
なポリビニル、ナイロン6(ポリカプロラクタム)、ナ
イロン66(ポリ(ヘキサメチレンジアミン−co−ア
ジピン酸))のようなポリアミド、ビスフェノールAポ
リカーボネートのような芳香族ポリカーボネート、ポリ
スルフォン等の単独重合体或いはこれらの共重合体を主
成分とする樹脂を挙げることができる。
【0032】上記熱可塑性樹脂の中では、延伸による分
子配向が可能な芳香族ポリエステル、ポリオレフィン、
ポリアミドが好ましく、分子が二軸配向した際に光学
的、機械的、熱的特性が優れたものになるポリエチレン
−2,6−ナフタレートが特に好ましい。
【0033】本発明においてA層を構成する樹脂Aにポ
リエチレン−2,6−ナフタレートを主体とする樹脂を
用いる場合、エチレン−2,6−ナフタレート単位を主
とする共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート、或
いはポリエチレン−2,6−ナフタレートを主とする組
成物使用することができる。ここで「主とする」とは共
重合体または組成物におけるエチレン−2,6−ナフタ
レート単位の割合が全成分に対して85モル%以上を占
めることを言う。共重合体を使用する場合、その共重合
成分は15モル%以下、更に2モル%以下であることが
好ましい。共重合成分は、ジカルボン酸成分であっても
グリコール成分であっても良く、ジカルボン酸成分とし
ては例えばイソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸等の如き芳香族ジカルンボン酸;アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸等の如き
脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸の如
き脂環族ジカルボン酸等を挙げることができ、グリコー
ル成分としては例えばブタンジオール、ヘキサンジオー
ル等の如き脂肪族ジオール;シクロヘキサンジメタノー
ルの如き脂環族ジオール等を挙げることができる。
【0034】本発明における樹脂Bは、A層を構成する
熱可塑性樹脂と屈折率が異なる熱可塑性樹脂であり、例
えば樹脂Aよりも屈折率が0.005以上低い、より好
ましくは0.02以上低い熱可塑性樹脂低い樹脂を挙げ
ることができる。ここでいう屈折率とはシート状或いは
フィルム状の樹脂の面内方向屈折率である。
【0035】本発明においてA層を構成する樹脂Aにポ
リエチレン−2、6−ナフタレートを用いる場合は、樹
脂Bはポリエチレン−2、6−ナフタレートよりも屈折
率が低い樹脂であることが好ましく、更に屈折率がポリ
エチレン−2、6−ナフタレートよりも0.005以上
低い樹脂であることが好ましく、特に屈折率が0.02
以上低い樹脂であることが好ましい。このような熱可塑
性樹脂としては、以下の(1)〜(3)の3種類を好ま
しく挙げることができる。
【0036】(1)ポリエチレン−2、6−ナフタレー
トとポリエチレンテレフタレートとの混合物 (2)シンジオタクティックポリスチレン (3)融点が210℃〜245℃のポリエチレンテレフ
タレート共重合体。
【0037】これらの中でも、B層がポリエチレン−
2、6−ナフタレートとポリエチレンテレフタレートと
の混合物またはシンジオタクティックポリスチレンから
なるものが好ましく、特にB層の屈折率を容易に変更で
きることから、B層が上記混合物からなるものが好まし
く、以下に本発明におけるB層を構成するポリマーが、
(1)ポリエチレン−2、6−ナフタレートとポリエチ
レンテレフタレートとの混合物である場合について、詳
細に説明する。
【0038】本発明におけるB層を構成するポリマーが
ポリエチレン−2、6−ナフタレートとポリエチレンテ
レフタレートとの混合物である場合は、両者の混合の割
合は、重量比で5:95〜95:5、特に20:80〜
80:20の範囲であることが好ましい。該混合割合に
おいて、ポリエチレンテレフタレートの割合が5重量%
未満であるかポリエチレン−2、6−ナフタレートの割
合が95重量%を超えるとA層との屈折率の差が不十分
となり易く、他方、ポリエチレンテレフタレートの割合
が95重量%を超えるかポリエチレン−2、6−ナフタ
レートの割合が5重量%未満だと、A層との溶融粘度の
差が過度に大きくなり、多層の積層状態を維持するのが
極めて困難になる。
【0039】ところで、B層の屈折率は、ポリエチレン
テレフタレートとポリエチレン−2、6−ナフタレート
との混合割合を変更することで調整ができるので、反射
率の調整のために数々のポリマーを準備する必要はな
い。換言すれば、混合物中の混合割合を調整するだけで
容易に種々の反射率の多層積層延伸フィルムとすること
ができるという利点がある。また、B層のポリマーが共
重合の場合、低結晶性になるので、溶融状態のポリマー
を押出す際に特別な押出し機や乾燥機などの設備を必要
とする場合がある。しかしながら、本発明では混合物で
あることから結晶性の低下が小さく、前述のような特別
の設備を要しないという利点もある。
【0040】B層を構成する混合物中のポリエチレンテ
レフタレートとポリエチレン−2、6−ナフタレートに
ついて、更に詳述する。
【0041】混合物中のポリエチレン−2,6−ナフタ
レートは、ポリエチレン−2,6−ナフタレートホモポ
リマー、または、全繰り返し単位の少なくとも80モル
%、好ましくは90モル%以上がエチレン−2,6−ナ
フタレートで占められたコポリマーである。これらの中
上記ホモポリマーが好ましい。上記コポリマーを構成す
る共重合成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフ
タル酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸のような他の
芳香族カルボン酸;アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、デカンジカルボン酸等の如き脂肪族ジカルボン
酸;シクロヘキサンジカルボン酸の如き脂環族ジカルボ
ン酸等の酸成分や、ブタンジオール、ヘキサンジオール
等の如き脂肪酸ジオール:シクロヘキサンジメタノール
の如き脂環族ジオール等のグリコール成分を挙げること
ができる。
【0042】また、混合物中のポリエチレンテレフタレ
ートは、ポリエチレンテレフタレートホモポリマー、ま
たは、全繰り返し単位の少なくとも80モル%、好まし
くは90モル%以上がエチレンテレフタレートで占めら
れたコポリマーである。これらの中上記ホモポリマーが
好ましい。上記コポリマーを構成する共重合成分として
は、例えば、イソフタル酸、2,7−ナフタレンジカル
ボン酸のような他の芳香族カルボン酸;アジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸等の如き
脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸の如
き脂肪族ジオール;シクロヘキサンジメタノールの如き
脂環族ジオール等のグリコール成分を挙げることができ
る。これらのコポリマーの中では、イソフタル酸のコポ
リマーが好ましい。
【0043】ところで、B層を構成する混合物の融点
は、元々のポリマーの融点よりは低くなるものの、それ
ぞれのポリマーに由来する2つのピークを形成する。こ
れらB層を構成する混合物の融点ピークの内、高い方の
ピーク温度は、220℃〜265℃、更に240〜26
0℃の範囲にあるものが好ましい。また、A層を構成す
るポリマーの融点とB層を構成する混合物の高い方の融
点ピークとの温度差は、少なくとも10℃更に少なくと
も20℃であることが好ましい。この融点差が少なくと
も10℃あると、熱処理による配向の差が拡大し易く、
屈折率の差がつけやすい。
【0044】本発明において、延伸されたフィルムは、
熱的な安定化のために、熱処理(熱固定処理)をするの
が好ましく、B層を構成するポリマーとして、ポリエチ
レン−2、6−ナフタレートとポリエチレンテレフタレ
ートとの混合物を用いた場合は、A層のポリマーの融点
(TmA)を基準としたとき、(TmA−60)℃〜
(TmA−10)℃の範囲の温度で熱処理するのが好ま
しい。
【0045】本発明において、A層またはB層を構成す
るポリマーの少なくとも一方は、フィルムの巻き取り性
を向上させるため、平均粒径が好ましくは0.01〜2
μm、より好ましくは0.05〜1μm、最も好ましく
は0.1〜0.3μmの範囲にある不活性粒子を好まし
くは0.001〜0.5重量%、より好ましくは0.0
05〜0.2重量%の割合で含有する。不活性粒子の平
均粒径が0.01μm未満または含有量が0.001重
量%未満ではフィルムの巻き取り性向上が不十分になり
やすく、他方、不活性粒子の平均粒径が2μmを超える
または含有量が0.5重量%を越えると粒子による光学
特性の悪化が顕著になりやすく、フィルム全体の光線透
過率が減少する場合がある。尚,光線透過率は70%以
上が好ましく、これより低いと光学用途には性能不足と
なる。
【0046】このような不活性粒子としては例えばシリ
カ、アルミナ、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、カオ
リン、タルクのような無機不活性粒子、シリコーン、架
橋ポリスチレン、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体
のような有機不活性粒子をあげることができる。
【0047】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明す
る。尚、例中の物性は下記の方法で測定した。
【0048】(1)各層の厚み(最大厚み、および最小
厚み) サンプルを三角形に切り出し、包理カプセルに固定後、
エポキシ樹脂にて包理する。そして、包理されたサンプ
ルをミクロト−ム(ULTRACUT−S)で縦方向に
平行な断面を50nm厚みの薄膜切片にしたあと、透過
型電子顕微鏡を用いて、加速電子100kvにて観察・
投影し、写真から各層の厚みを測定し、A層およびB層
について、各層の最も厚みの厚い層を最大厚み、最も薄
い層の厚みを最小厚みとした。
【0049】(2)反射率 島津製作所製分光光度計MPC−3100を用い、各波
長でのアルミ蒸着したミラーとの相対鏡面反射率を波長
350〜2100nmの範囲で測定する。その測定され
た反射率の中で最大のものを,最大反射率とする。
【0050】(3)ピーク反値幅波長 最大反射率と同様の測定を行い、最大反射率の半値幅と
なる波長の短波長側と長波長側の値をそれぞれ短波長
側、長波長側ピーク半値幅波長とした。
【0051】(4)ヒーターの温度差 図2において、各ヒーター(4a〜4d、5a〜5d)
に対応する上側、下側抑えブロックに熱電対を挿入(図
示省略)し、各測定点の温度のうち最大値と最小値の差
を温度差とした。
【0052】(5) 屈折率 ナトリウムD線(589nm)を光源とし、マウント液
にはヨウ化メチレンを用いて、偏光板を装着したアッベ
屈折計にて、25℃、65%RHの条件でサンプルの長
手方向の屈折率(nMD)と、サンプルの巾方向の屈折
率(nTD)を測定し、nMDとnTDの平均値を面内
方向屈折率(nAve)とした。ただし、本発明の延伸
フィルムでは樹脂Aと樹脂Bに該当する2本の線が見え
るので、高屈折率側をA樹脂、低屈折側をB樹脂の屈折
率とした。尚、サンプルの作成は以下のとおりとした。
【0053】(樹脂Aの未延伸フィルムの屈折率)各実
施例で用いたA層用押出機とB層用押出機の両方に樹脂
A供給して溶融し、溶融した樹脂Aを各実施例で用いた
多層フィードブロックに導入し、多層フィードブロック
内でポリマーを多層に分岐させた後、多層フィードブロ
ック内の合流部でA層同士を交互に積層させ、ダイヘと
導き、キャスティングドラム上にキャストしてA層同士
が積層された未延伸フィルムを作成した。このシートの
面内方向屈折率を測定して樹脂Aの未延伸フィルムの屈
折率とした。
【0054】(樹脂Bの未延伸フィルムの屈折率)各実
施例で用いたA層用押出機とB層用押出機の両方に樹脂
B供給した以外は、上記樹脂Aの屈折率測定と同様にし
て、樹脂Bの未延伸フィルムの屈折率を測定した。
【0055】(延伸フィルムの屈折率)各実施例で得ら
れた延伸フィルムの面内方向屈折率を測定した。
【0056】[実施例1]まず図1〜3に示す装置で、
A層の細孔7aとしては、個数が151個、幅が0.5
5mm、深さ7mm、B層の細孔7aとしては、個数が
150個、幅が0.55mm、深さ7mm、のSUS6
30製の多層フィードブロックにマニホールド6、6a
の両端に細孔を塞ぐアルミ製のインナーディッケルを挿
入し、A層を31層、B層を30層とした。
【0057】また、樹脂Aには固有粘度(オルトクロロ
フェノール、35℃)0.62dl/gのポリエチレン
−2,6−ナフタレート(PEN)、樹脂bには固有粘
度(オルトクロロフェノール、35℃)0.63dl/
gのポリエチレンテレフタレート(PET)を準備し
た。そして、PENに真球状シリカ粒子(平均粒径:
0.12μm、長径と短径の比:1.02、粒径の平均
偏差:0.1)を0.11wt%添加したものをA層用
の樹脂とし、不活性粒子を含まないPENとPETを5
0:50の重量比で混合したものをB層用の樹脂として
調整した。
【0058】A層用の樹脂を160℃で3時間、B層用
の混合樹脂を160℃で3時間乾燥後、A層用押出機と
B層用押出機に夫々供給して溶融し、溶融した樹脂Aと
樹脂Bを多層フィードブロック内に導き、多層フィード
ブロック内でA層のポリマーを31層、B層のポリマー
を30層に分岐させた後、多層フィードブロック内の合
流部でA層とB層を交互に積層させ、その積層状態を維
持したままダイヘト導き、キャスティングドラム上にキ
ャストして各層の厚みが徐々に変化しながらA層とB層
が交互に積層された総数61層の積層未延伸フィルムを
作成した。
【0059】このとき、ヒーター4a〜4dは片側の4
aが285℃、4dが315℃で温度差が30℃になる
よう調整し、ヒーター5a〜5dもこれらと同様に調整
し、またA層とB層の押出し量が1:0.8になるよう
調整した。この未延伸積層シートを150℃の温度で縦
方向に3.5倍に延伸し、更に155℃の延伸温度で横
方向に5.5倍に延伸し、230℃で3秒間の熱固定処
理を行った。得られた多層フィルムの物性を表1に示
す。尚、別途測定した樹脂Aの屈折率は、未延伸フィル
ムでは1.647、延伸フィルムでは1.717であ
り、樹脂B(樹脂H)の屈折率は、未延伸フィルムでは
1.612、延伸フィルムでは1.651であった。
【0060】[実施例2〜6]ヒーター温度、層数、樹
脂の組み合わせを表1に示すとおり変更した以外は実施
例と同様に多層フィルムを得た。得られたフィルムの物
性測定結果を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】尚、表1に示すB層の樹脂は以下の通りで
ある。 樹脂H:不活性粒子を含まないPENとPETを50:
50の重量比で混合したもの。
【0063】樹脂I:不活性粒子を含まないイソフタル
酸を12mol%共重合したPET共重合体。この樹脂
の屈折率は、未延伸フィルムでは1.590、延伸フィ
ルムでは1.630であった。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、多層フィードブロック
を温度制御することで、多層積層延伸フィルムの各層の
厚みを容易に振ることができ、広い波長に渡って選択的
に光を反射する積層フィルムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態を示す多層フィードブ
ロックの平面図である。
【図2】本発明の一つの実施形態を示す、A層の流路断
面を示す断面側面図である。
【図3】本発明の一つの実施形態を示す、B層の流路断
面を示す断面側面図である。
【図4】本発明の一つの実施形態において、多層フィー
ドブロック、押出ダイ、冷却ドラム等の配置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1、1a:上側、下側抑えブロック 2、2a:上側、下側分岐ブロック 3:合流ブロック 4a〜4d:上側ヒータ− 5a〜5d:下側ヒーター 6、6a:上側、下側マニホールド 7,7a:上側、下側細孔 8:平行板で仕切られた扁平な流路 9:平行板 10:多層フィードブロックへの溶融樹脂Bの導管 11:多層フィードブロックへの溶融樹脂Aの導管 12:多層フィードブロック 13:押出ダイ 14:ダイより押出されたシート 15:キャスティングドラム 16:未延伸フィルム a:A層を構成する溶融樹脂Aの流れ方向 b:B層を構成する溶融樹脂Bの流れ方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 67:00 B29K 67:00 B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 11:00 11:00 Fターム(参考) 4F100 AK41A AK41B AK42B AL05B BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 GB90 JA04B JN06 JN08 JN18 4F207 AA26 AG01 AG03 AR06 AR12 KA01 KA17 KB26 KL65 KL84 KW41 4J002 CF05X CF08W

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂AからなるA層と樹脂BからなるB
    層とが交互に11層以上積層された多層フィルムの製造
    方法において、樹脂Aと樹脂Bを別個に押出機で溶融
    し、それぞれの溶融樹脂を多層フィードブロック内の細
    孔により多層に分岐した後、分岐した樹脂Aと樹脂Bが
    交互に11層以上流入するよう平行板で仕切られた扁平
    な流路に導き、更に多層フィードブロック内の合流部に
    導いた後、これに続くダイより樹脂Aと樹脂Bが厚み方
    向に多層となる向でシート状に押出し、キャスティング
    ドラムで冷却固化して未延伸フィルムとし、この未延伸
    フィルムを縦方向及び横方向の少なくとも一方向に延伸
    する多層フィルムの製造方法であって、該多層フィード
    ブロックの温度分布を制御することにより多層フィルム
    のA層及びB層の厚みを0.01〜0.5μmの範囲に
    調整することを特徴とする多層フィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 多層フィードブロックに温度分布を持た
    せることにより多層フィルムのA層及びB層の最も厚い
    層の厚みを最も薄い層の厚みで割った値が1.2以上と
    なるよう調整する請求項1に記載の多層フィルムの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 多層フィードブロックの温度差が10〜
    100℃の範囲である請求項2に記載の多層フィルムの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 多層フィードブロックの温度差を10℃
    未満に制御することにより多層フィルムのA層及びB層
    の最も厚い層の厚みを最も薄い層の厚みで割った値が
    1.2未満となるよう調整する請求項1に記載の多層フ
    ィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 未延伸フィルムにおいて、樹脂Aの面内
    方向屈折率と樹脂Bの面内方向屈折率の差が0.005
    以上である請求項1に記載の多層フィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1方向に延伸されたフィルム
    において、樹脂Aの面内方向屈折率と樹脂Bの面内方向
    屈折率の差が0.005以上である請求項1に記載の多
    層フィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】 樹脂Aがポリエチレン−2,6−ナフタ
    レートを主成分とする請求項1に記載の多層フィルムの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 樹脂Bがポリエチレン−2,6−ナフタ
    レートとポリエチレンテレフタレートの混合物を主成分
    とする請求項7に記載の多層フィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】 樹脂Bが融点210〜245℃のポリエ
    チレンテレフタレート共重合体を主成分とする請求項7
    に記載の多層フィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】 ポリエチレンテレフタレート共重合体
    の共重合成分がエチレンイソフタレートである請求項9
    に記載の多層フィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の多層フィルムの製造
    方法に用いる、温度分布の制御手段を設けた多層フィー
    ドブロック。
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