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JP2003112298A - 圧縮成形装置及びその運転方法 - Google Patents

圧縮成形装置及びその運転方法

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Publication number
JP2003112298A
JP2003112298A JP2001307135A JP2001307135A JP2003112298A JP 2003112298 A JP2003112298 A JP 2003112298A JP 2001307135 A JP2001307135 A JP 2001307135A JP 2001307135 A JP2001307135 A JP 2001307135A JP 2003112298 A JP2003112298 A JP 2003112298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
compressed
substance
compression molding
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001307135A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Hidano
鐵夫 肥田野
Yoji Hasegawa
陽二 長谷川
Shinsuke Kusano
伸介 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAKOKI SHOJI KK
Original Assignee
KAKOKI SHOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAKOKI SHOJI KK filed Critical KAKOKI SHOJI KK
Priority to JP2001307135A priority Critical patent/JP2003112298A/ja
Publication of JP2003112298A publication Critical patent/JP2003112298A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】耐摩耗生及び耐圧性が高く耐久性に優れた圧縮
成形装置を提供する。 【解決手段】極めて硬度が高い高速度鋼研磨滓を含む被
圧縮物質を圧縮成形する装置において、被圧縮物質を受
給する受給口が形成されたアウタスリーブと、アウタス
リーブの受給口に対応する位置に受給口が形成され、ア
ウタスリーブ内にその軸方向に移動可能に嵌装されたイ
ンナースリーブ42の下筒422を第1、第2の筒体4
22A、422Bを有する二重壁の筒体として構成する
と共に第1の筒体を第2の筒体よりも硬い材料によって
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば研磨工程や
切削工程で発生した各種の研磨滓や切削屑、あるいは粉
粒体等のように圧縮成形できる被圧縮物質を圧縮成形す
る圧縮成形装置に関し、更に詳しくは耐摩耗性、耐圧性
に優れた圧縮成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧縮成形装置としては例
えば特開平11−320193号公報に記載のものがあ
る。この公報に記載された圧縮成形装置は、図7の
(a)に示すように、切粉等の被圧縮物質Wを投入する
ホッパー1と、このホッパー1内の下端開口に連結され
た搬送管路2と、この搬送管路2内に配設され且つモー
タ3Aを介して駆動する、被圧縮物質Wを供給する供給
手段であるスクリュウコンベア3と、このスクリュウコ
ンベア3を囲む搬送管路2の端部が周面の一部に形成さ
れた受給口4Aで連結された竪型で二重構造のスリーブ
4と、このスリーブ4の下端排出口4Bを油圧シリンダ
5Aを介して開閉する開閉体であるゲート5と、このゲ
ート5で閉じられたスリーブ4内の被圧縮物質Wを油圧
シリンダ6Aを介して圧縮成形する押圧体としてのプッ
シャー6とを備えている。
【0003】上記スリーブ4は、図7の(a)に示すよ
うに、機体(図示せず)に固定されたアウタースリーブ
41と、このアウタースリーブ41内に軸方向に摺動可
能に嵌装されたインナースリーブ42とからなってい
る。そして、アウタースリーブ41の受給口41Aとイ
ンナースリーブ42の受給口42Aは互いに重なりスリ
ーブ4の受給口4Aとして形成されている。インナース
リーブ42は、同図に示すように、圧縮成形体を排出す
る時に上下に移動するストローク分だけアウタースリー
ブ41よりも短く形成されている。
【0004】而して、上記アウタースリーブ41及びイ
ンナースリーブ42の外側に設けられたスプリング44
を介してインナースリーブ42が常に下方、即ちゲート
5に向けて付勢されている。インナースリーブ42の上
部外周面にはこれと直交する第1ロッド44Aが固定さ
れ、第1ロッド44Aの先端がアウタースリーブ41に
形成された長孔41Dを貫通している。この長孔41D
はアウタースリーブ41の軸方向に形成され、その長さ
はインナースリーブ42のストローク寸法に合わせて形
成されている。また、アウタースリーブ41の下部外周
面には長孔41Dの下方に配置した第2ロッド44Bが
第1ロッド44Aと同様に固定されている。第1ロッド
44Aと第2ロッド44B間にはスプリング44が張設
され、このスプリング44を介してインナースリーブ4
2を常に下方へ付勢している。このスプリング44はス
リーブ4の周方向等間隔を空けて複数箇所に配設されて
いる。更に、アウタースリーブ41の上端面にはこの内
径より小径の内径を有するリング状のストッパー45が
固定され、このストッパー45によってインナースリー
ブ42がアウタースリーブ41より上方へ飛び出さない
ようにしてある。一方、インナースリーブ42の下降端
は長孔41Dによって規制され、その下降端でインナー
スリーブ42の下端とアウタースリーブ41の下端が一
致するようにしてある。
【0005】従って、被圧縮物質Wを圧縮成形する場合
には、ホッパー1内に被圧縮物質Wを投入した後、モー
タ3Aを介してスクリュウコンベア3が駆動し、搬送管
路2内でスクリュウコンベア3を介して被圧縮物質Wを
搬送し、受給口4Aからスリーブ4内に被圧縮物質Wを
供給すると、ゲート5によって閉じたスリーブ4内に被
圧縮物質Wが収納される。次いで、プッシャー6が油圧
シリンダ6Aを介して駆動してスリーブ4内の被圧縮物
質Wを圧縮成形する。
【0006】引き続き、プッシャー6が油圧シリンダ6
Aを介して後退すると、圧縮成形体がインナースリーブ
42内面、ゲート5の内面及びプッシャー6下面にそれ
ぞれ圧着しているため、プッシャー6と一体になって圧
縮成形体及びインナースリーブ42がゲート5から切り
離された後、スプリング44の引張力に抗してアウター
スリーブ41内で上昇する。更にプッシャー6が後退す
ると、インナースリーブ42がストッパー45で係止
し、その後はプッシャー6が圧縮成形体から切り離され
る。この時、インナースリーブ42及び圧縮成形体はそ
れぞれの自重と相俟ってスプリング44の付勢力を得て
ゲート5まで落下する。この時、ゲート5は圧縮成形体
から既に切り離されているため、油圧シリンダ5Aが駆
動するとゲート5が円滑に移動してスリーブ4の下端排
出口4Bを開き、圧縮成形体がスリーブ4から自重によ
り落下し排出される。
【0007】上述した運転を繰り返し行い、被圧縮物質
Wがアウタースリーブ41とインナースリーブ42間の
細隙に侵入しても、両者間に被圧縮物質Wが堆積するこ
とがなく、しかも、スプリング44がスリーブ4の外側
に配置されているため、インナースリーブ42の動きが
被圧縮物質Wによって阻害されることがないため、圧縮
成形体を常に円滑に排出することができる。また、スプ
リング44がスリーブ4の外側に配置されているため、
常にスプリング44を外部から容易に点検することがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す圧縮成形装置の場合には、クーラント水を多量に含
有し硬度が極めて高い高速度鋼研磨滓のような被圧縮物
質Wの圧縮成形を繰り返していると、プッシャー6から
の押圧力で被圧縮物質Wが圧縮する際に圧縮成形体W1
とインナースリーブ42の内周面との間で極めて大きな
摩擦力が作用するため、インナースリーブ42の内周面
が成形中の圧縮成形体W1によって摩耗され、インナー
スリーブ42の内周面が図7の(b)に誇張して示すよ
うに削り取られ、この部分に圧縮成形体W1の一部が侵
入し、ひいてはプッシャー6によって圧縮成形体W1を
排出できなくなるという課題があった。また、被圧縮物
質Wは相当程度のクーラント水等の液体成分を含むた
め、圧縮前に脱水等の脱液処理を行うが、脱液処理後の
被圧縮物質Wでも例えば含水率が40%程度に達するた
め、被圧縮物質Wを圧縮する際に水分が圧縮成形体W1
内から逃げ難く、この結果、圧縮成形体W1の嵩密度を
高めるにも限界があり、しかも圧縮成形体W1を排出す
ると圧縮成形体W1が薄板状に剥がれてバラバラになる
という課題があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、耐摩耗性及び耐圧性が高く耐久性に優れた
圧縮成形装置を提供することを目的としている。また、
嵩密度が高く、バラバラにならない安定した圧縮成形体
を得ることができる圧縮成形装置及びその運転方法を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の圧縮成形装置は、被圧縮物質を供給する供給手段と、
この供給手段を介して被圧縮物質を受給する受給口が周
面の一部に形成された外筒と、この外筒の受給口に対応
する受給口が周面の一部に形成され且つ上記外筒内にそ
の軸方向に移動可能に嵌装された内筒と、これらの筒体
の一端開口を開閉する開閉体と、この開閉体を介して閉
じた上記内筒内に供給された被圧縮物質を圧縮成形する
押圧体とを備え、上記内筒を少なくとも第1、第2の筒
体を有する複数壁の筒体として構成すると共に上記被圧
縮物質と接触する第1の筒体を第2の筒体よりも硬い材
料によって形成したことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項2に記載の圧縮成形
装置は、被圧縮物質を供給する供給手段と、この供給手
段を介して被圧縮物質を受給する受給口が周面の一部に
形成された外筒と、この外筒の受給口に対応する受給口
が周面の一部に形成され且つ上記外筒内にその軸方向に
移動可能に嵌装された内筒と、これらの筒体の一端開口
を開閉する開閉体と、この開閉体を介して閉じた上記内
筒内に供給された被圧縮物質を圧縮成形する押圧体とを
備え、上記押圧体の先端面の中央に周面が徐々に縮径す
る隆起部を設けたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項3に記載の圧縮成形
装置は、請求項2に記載の発明において、上記内筒を少
なくとも第1、第2の筒体を有する複数壁の筒体として
構成すると共に上記被圧縮物質と接触する第1の筒体を
第2の筒体よりも硬い材料によって形成したことを特徴
とするものである。
【0013】また、本発明の請求項4に記載の圧縮成形
装置は、請求項1または請求項3に記載の発明におい
て、上記内筒を少なくとも上筒と下筒に分割すると共に
これらを互いに連結し、且つ、上記下筒を少なくとも第
1、第2の筒体を有する複数壁の筒体として構成すると
共に上記被圧縮物質と接触する第1の筒体を第2の筒体
よりも硬い材料によって形成したことを特徴とするもの
である。
【0014】また、本発明の請求項5に記載の圧縮成形
装置は、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1
項に記載の発明において、第1の筒体を第2の筒体に対
して着脱可能に構成したことを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の請求項6に記載の圧縮成形
装置は、被圧縮物質を供給する供給手段と、この供給手
段を介して被圧縮物質を受給する受給口が周面の一部に
形成された外筒と、この外筒の受給口に対応する受給口
が周面の一部に形成され且つ上記外筒内にその軸方向に
移動可能に嵌装された内筒と、これらの筒体の一端開口
を開閉する開閉体と、この開閉体を介して閉じた上記内
筒内に供給された被圧縮物質を圧縮成形する押圧体とを
備えた圧縮成形装置を運転する方法において、上記押圧
体を介して上記内筒内の被圧縮物質を押圧して圧縮した
後、上記押圧体を圧縮後の状態で所定時間だけ保持する
ことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6に示す実施形態
に基づいて従来と同一または相当部分には同一符号を附
して本発明を説明する。尚、図1は本発明の圧縮成形装
置の一実施形態のインナースリーブを示す図で、(a)
は上筒と下筒を分割した状態の断面図、(b)は(a)
の上方からの平面図、(c)は下方からの平面図、図2
は本発明の圧縮成形装置の他の実施形態のプッシャーの
先端部を示す図で、(a)はその部位分断面図、(b)
はその下方からの平面図、図3は図1に示すインナース
リーブ及び図2に示すプッシャーを具備した圧縮成形装
置を用いて切削屑を圧縮成形した時のプッシャーの押圧
力と圧縮成形体の嵩密度の関係を示す図で、(a)は押
圧力を2秒間保持した時のグラフ、(b)は押圧力を4
秒間保持した時のグラフ、図4は図2に示す先端チップ
具備した圧縮成形装置と先端が平面である従来の圧縮成
形装置の圧縮成形作用の違いを示す図で、(a)はそれ
ぞれ押圧力を2秒間保持した時のグラフ、(b)はそれ
ぞれ押圧力を4秒間保持した時のグラフ、図5は図1に
示すインナースリーブ及び図2に示すプッシャーを具備
した圧縮成形装置を用いて切削屑を圧縮成形した時のプ
ッシャーの押圧力と圧縮成形体のスプリングバック量の
関係を示す図で、(a)は押圧力を2秒間保持した時の
グラフ、(b)は押圧力を4秒間保持した時のグラフ、
図6は図1に示すインナースリーブ及び図2に示すプッ
シャーを具備した圧縮成形装置を用いて切削屑を圧縮成
形した時のチャージング時間、押圧力保持時間及び圧縮
成形体の嵩密度の関係を示すグラフである。
【0017】本実施形態の圧縮成形装置は、例えば被圧
縮物質としての高速度鋼研磨滓(綿状になっている)を
圧縮成形する場合に用いられるもので、インナースリー
ブ42及びプッシャー6以外は図7の(a)に示す従来
の圧縮成形装置に準じて構成されている。従って、以下
では本実施形態の圧縮成形装置の特徴部分であるインナ
ースリーブ42及びプッシャー6を中心に説明する。本
実施形態の圧縮成形装置に用いられるインナースリーブ
42は例えば図1の(a)に示すように上下に二分割さ
れた上筒421及び下筒422を主体に構成されてい
る。上筒421は厚肉状の筒体として形成されている。
上筒421の周壁には被圧縮物質Wの受給口42Aが形
成されている。
【0018】而して、上記上筒421の周壁には図1の
(b)に示すように周壁を上下に貫通する貫通孔421
Aが周方向に所定等間隔を隔てて4箇所に形成され、こ
れらの貫通孔421Aには上筒421と下筒422を連
結するための長軸ボルト(図示せず)を装着するように
なっている。また、上筒421の周壁上部には径方向の
ボルト孔421Bが周方向に等間隔を隔てて4箇所に形
成され、これらのボルト孔421Bにはインナースリー
ブ42を常に下方へ付勢するスプリング(図7の(a)
参照)を連結するための第1ロッド44Aを装着するよ
うになっている。上筒421の周壁下端面内周縁部には
全周に渡って凹陥部421Cが形成され、この凹陥部4
21Cは後述するように上筒421と下筒422を連結
する際に下筒422の周壁上端面に嵌合するようになっ
ている。
【0019】また、上記下筒422は、図1の(a)に
示すように、第1の筒体422Aと、第1の筒体422
Aより大径の第2の筒体422Bを有している。第1の
筒体422Aの内径は上筒421の内径と一致する大き
さに形成されている。第1の筒体422Aの外径は第2
の筒体422Bに対して密嵌するように第2の筒体42
2Bの内径と略一致する大きさに形成されている。ま
た、第2の筒体422Bの周壁上端面には上筒421の
貫通孔421Aに対応するボルト孔422Cが4箇所に
形成され、上筒421を貫通した長軸ボルトがボルト孔
422Cと螺合して上筒421と下筒422を連結する
ようになっている。但し、図1ではボルト孔422Cは
一箇所のみ図示してある。更に、第2の筒体422Bの
周壁上端面の内周縁部には全周に渡って突出部422D
が形成され、この突出部422Dと上筒421の凹陥部
421Cが嵌合するようになっている。従って、第1の
筒体422Aと第2の筒体422Bが密嵌した状態で
は、第1、第2筒体422A、422Bの下端面が一致
すると共に、第1の筒体422Aの上端面が第2の筒体
422Bの突出部422Dと一致する。そして、上筒4
21と下筒422を長軸ボルトを介して連結すると、上
筒421の凹陥部421Cの端面と第1の筒体422A
の上端面及び第2の筒体422Bの突出部422Dとが
当接する。
【0020】また、第1の筒体422Aは第2の筒体4
22Bより耐摩耗性の高い高硬度の金属材料によって形
成されている。そして、第1の筒体422Aは第2の筒
体422Bに対して着脱可能に構成され、例えば200
〜300Kg/cmで第2の筒体422Bから抜き取
り、適宜交換できるようになっている。第2の筒体42
2Bは被圧縮物質Wと接触しないため、第1の筒体42
2Aより耐摩耗性が低い鋼材によって形成されている。
この点では上筒421も第2の筒体422Bと同様であ
る。例えば、第1の筒体422AはSHK(高速度工具
鋼材:JISG4403)等によって形成され、第2の
筒体422B及び上筒421はSCM(クロム−モリブ
デン鋼材:JISG4105)等によって形成されてい
る。
【0021】従って、加熱下で上記第1の筒体422A
を第2の筒体422Bに対して挿入することによってこ
れら両者422A、422Bを下筒422として一体化
することができる。次いで、長軸ボルトを上筒421の
貫通孔421Aに装着した状態で上筒421の凹陥部4
21Cを下筒422の突出部422Dに差し込んだ後、
長軸ボルトを下筒422のボルト孔422Cと螺合させ
ることによって上筒421と下筒422をインナースリ
ーブ42として一体化することができる。
【0022】また、本実施形態の圧縮成形装置に用いら
れるプッシャー6は、例えば図2の(a)、(b)に示
すように、プッシャー本体61と、プッシャー本体61
の下端に着脱可能な先端チップ62と、これら両者6
1、62を連結する締結ボルト63とを有している。先
端チップ62の先端面の中央には周面が先端面に向かっ
て徐々に縮径する隆起部62Aが設けられている。従っ
て、隆起部62Aの周面はテーパ面62Bとして形成さ
れている。隆起部62Aの先端は平坦面として形成され
ている。そして、同図の(a)に示すように、この平坦
面の中央には円形状の凹陥部62Cが形成され、更に凹
陥部62C底面の中央には連結ボルト63が貫通する貫
通穴62Dが形成されている。また、先端チップ62の
基端面の中央には貫通穴62Dを囲む環状突起62Eが
形成されている。一方、プッシャー本体61の先端面に
は連結ボルト63と螺合する雌ネジ61Aが形成され、
この雌ネジ61Aの周囲には先端チップ62の環状突起
62Eと嵌合する環状溝61Bが形成されている。
【0023】上記連結ボルト63の頭部は図2の(a)
に示すように先端チップ62の凹陥部62Cを埋めるよ
うに偏平な円柱状に形成され、頭部の先端面中央には締
め付け工具が嵌合する六角穴63A(同図の(b)参
照)が形成されている。更に、この六角穴63Aの底面
には穴埋めボルト64と螺合する雌ネジ(図示せず)が
形成されている。この穴埋めボルト64は連結ボルト6
3と相似系の頭部を有し、この頭部によって連結ボルト
63の六角穴63Aを埋めている。この頭部の先端面中
央には締め付け工具が嵌合する六角穴64Aが形成され
ている。
【0024】従って、上記プッシャー本体61の環状溝
61Bに先端チップ62の環状突起62Eを嵌合した
後、連結ボルト63を先端チップ62の凹陥部62Cを
介して装着し、締め付け工具を介して連結ボルト63を
締め付けると、プッシャー本体61と先端チップ62が
一体化する。連結ボルト63の六角穴63Aは穴埋めボ
ルト64を介して埋めることができる。穴埋めボルト6
4の六角穴64Aは小さいため、そのまま放置する。先
端チップ62が消耗すれば連結ボルト63を取り外すこ
とにより先端チップ62を交換することができる。
【0025】而して、本実施形態の圧縮成形装置を用い
て被圧縮物質を圧縮する際には、プッシャー6の先端チ
ップ62の先端面に隆起部62Aが形成されているた
め、含水率が40%程度に達する被圧縮物質であって
も、隆起部62Aで被圧縮物質を圧縮する際に隆起部6
2Aで被圧縮物質の中央部から圧縮し、中央部分の水分
をその周辺へ押しやる。周辺に逃げた水分は隆起部62
Aのテーパ面62Bを経由し、先端チップ62の外周面
からプッシャー6とインナースリーブ42の細隙から上
方へ逃げる。この結果、従来にも増して圧縮成形体の嵩
密度が高くなる。また、この際、圧縮成形体とインナー
スリーブ42の第1の筒体422Aとの間に大きな摩擦
力が作用するが、第1の筒体422Aは耐摩耗性及び耐
圧性に優れているため、インナースリーブ42が摩耗、
損傷し難く、被圧縮物質を繰り返し圧縮成形して嵩密度
の高い圧縮成形体を得ることができる。
【0026】また、上記圧縮成形装置を用いて本発明の
運転方法を実施することにより嵩密度が高く、安定した
圧縮成形体を得ることができる。本発明の運転方法で
は、プッシャー6を介してインナースリーブ42内の被
圧縮物質を圧縮した後、プッシャー6を圧縮後の状態で
所定時間だけ保持することに特徴がある。即ち、圧縮後
所定の保持時間を経過した後、プッシャー6を引き上げ
た後、ゲートを開けて圧縮成形体をインナースリーブ4
2から排出する。圧縮保持時間としては被圧縮物質が塑
性変形するまでに要する時間が好ましいが、作業効率を
勘案すれば、その時間は自ずと制限される。この保持時
間は被圧縮物質の材質によって相違するが、例えば一般
の鋼材切削屑であれば保持時間は例えば3〜5秒が好ま
しい。
【0027】保持時間、押圧力及び圧縮成形体の嵩密度
の関係を試験したところ、図3の(a)、(b)に示す
結果が得られた。図3の(a)は保持時間が2秒の場合
の押圧力と嵩密度の関係を示し、同図の(b)は保持時
間が4秒の場合の押圧力と嵩密度の関係を示している。
これらのグラフにおいて、●は1回目の試験結果を示
す、■は2回目の試験結果を示している。図3の(a)
に示す保持時間が2秒の場合には1回目と2回目では嵩
密度のバラツキが大きく安定しないことが判った。同図
の(b)に示す保持時間が4秒の場合には1回目と2回
目では嵩密度のバラツキが小さく安定し、しかも嵩密度
が高くなることが判った。また、押圧力が3.55トン
/cmを超えると嵩密度が変化せず、安定しているこ
とが判った。
【0028】また、本実施形態の先端チップを有するプ
ッシャーと従来の先端面が平坦のプッシャーの圧縮成形
に対する影響を試験したところ、図4の(a)、(b)
に示す結果が得られた。図4の(a)は保持時間が2秒
の場合の押圧力と嵩密度の関係を示し、同図の(b)は
保持時間が4秒の場合の押圧力と嵩密度の関係を示して
いる。これらのグラフにおいて、●は本実施形態のプッ
シャーの試験結果を示し、■は従来のプッシャーの試験
結果を示している。図4の(a)、(b)に示す結果に
よれば、本実施形態のプッシャーは従来のプッシャーよ
りも高嵩密度の圧縮成形体が得られることが判った。
【0029】また、図5の(a)、(b)は圧縮成形耐
体をインナースリーブから排出した時の圧縮成形体のス
プリングバック量を示すグラフである。図5の(a)は
保持時間が2秒の場合の押圧力とスプリングバック量の
関係を示し、同図の(b)は保持時間が4秒の場合の押
圧力とスプリングバック量の関係を示している。尚、ス
プリングバック量とは圧縮成形体が圧縮状態からプッシ
ャー6を引き上げた時に膨らむ高さ方向の変化量を意味
する。また、●は1回目の試験結果を示す、■は2回目
の試験結果を示している。図5の(a)、(b)に示す
保持時間が4秒の場合の方が2秒の場合よりもスプリン
グバック量が小さく、高い嵩密度を得られることが判っ
た。また、同図の(b)に示す結果によれば、押圧力が
3.94トン/cm以上ではスプリングバック量が殆
ど変化せず、安定していることが判った。
【0030】また、図6は本実施形態のプッシャーによ
る加圧保持時間及び嵩密度の関係を示すグラフである。
尚、●はチャージング時間が5秒の試験結果を示してい
る。この図に示す結果によれば、チャージング時間が長
い方が嵩密度が高く安定していることが判った。このこ
とは図3、図5に示す結果と一致している。
【0031】以上説明したように本実施形態によれば、
インナースリーブ42は第1、第2の筒体422A、4
22Bを有する二重壁構造の筒体として構成され且つ第
1の筒体422Aを第2の筒体422Bよりも硬い材料
によって形成したため、耐摩耗性及び機械的強度が高く
なり、インナースリーブ42の寿命を延ばすことができ
る。また、インナースリーブ42の第1の筒体422A
が摩耗すれば、この部分を交換するだけでインナースリ
ーブ42を再生することができ、メンテナンスコストを
更に低減することができる。
【0032】また、本実施形態によれば、プッシャー6
の先端面の中央に周面が徐々に縮径してテーパ面62B
を形成する隆起部62Aを設けたため、隆起部62Aを
介して被圧縮物質を圧縮する際に被圧縮物質中の水分等
の液体成分を逃げ易く、圧縮成形体の嵩密度を高めるこ
とができる。しかも、プッシャー6を介して被圧縮物質
を圧縮した後、この状態を少なくとも4秒保持すること
により圧縮成形体のスプリングバック量を抑制し、高嵩
密度でバラバラになることがなく、形態の安定した圧縮
成形体を得ることができる。
【0033】尚、上記実施形態ではインナースリーブ4
2を上下に二分割した上筒421と下筒422によって
構成し、しかも下筒422を更に第1、第2の筒体42
2A、422Bの二重壁構造で構成したものについて説
明したが、下筒422を必要に応じて三重壁構造以上の
複数壁構造にしても良い。また、上記実施形態ではイン
ナースリーブを上下に二分割したものについて説明した
が、インナースリーブ全体を第1、第2の筒体からなる
二重壁構造以上の複数壁構造にしたものであっても良
い。また、インナースリーブは被圧縮物質に接触する第
1の筒体を他の筒体よりも耐摩耗性のある硬い材料によ
って形成してあれば良く、個々の材料は必要に応じて適
宜選択することができる。また、上記実施形態では圧縮
成形装置の要部についてのみ説明したが、圧縮成形装置
には被圧縮物質の圧縮部以外に被圧縮物質に付着した切
削油回収装置等を具備していることが好ましい。また、
上記実施形態ではクーラント水を多量に含有する被圧縮
物質Wを圧縮成形する場合について説明したが、コーヒ
ー、茶の絞り粕、フスマ等の粉粒体からなる被圧縮物質
を圧縮成形する場合についても本発明の圧縮成形装置を
用いることができることは云うまでもない。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1、請求項4及び請求項
5に記載の発明によれば、耐摩耗性及び耐圧性が高く耐
久性に優れた圧縮成形装置を提供することができる。
【0035】また、本発明の請求項2〜請求項6に記載
の発明によれば、嵩密度の高く、バラバラにならない安
定した圧縮成形体を得ることができる圧縮成形装置及び
その運転方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮成形装置の一実施形態のインナー
スリーブを示す図で、(a)は上筒と下筒を分割した状
態の断面図、(b)は(a)の上方からの平面図、
(c)は下方からの平面図である。
【図2】本発明の圧縮成形装置の一実施形態のプッシャ
ーの先端部を示す図で、(a)はその部位分断面図、
(b)はその下方からの平面図である。
【図3】図1に示すインナースリーブ及び図2に示すプ
ッシャーを具備した圧縮成形装置を用いて被圧縮物質を
圧縮成形した時のプッシャーの押圧力と圧縮成形体の嵩
密度の関係を示す図で、(a)は押圧力を2秒間保持し
た時のグラフ、(b)は押圧力を4秒間保持した時のグ
ラフである。
【図4】図2に示す先端チップ具備した圧縮成形装置と
先端が平面である従来の圧縮成形装置の圧縮成形作用の
違いを示す図で、(a)はそれぞれ押圧力を2秒間保持
した時のグラフ、(b)はそれぞれ押圧力を4秒間保持
した時のグラフである。
【図5】図1に示すインナースリーブ及び図2に示すプ
ッシャーを具備した圧縮成形装置を用いて被圧縮物質を
圧縮成形した時のプッシャーの押圧力と圧縮成形体のス
プリングバック量の関係を示す図で、(a)は押圧力を
2秒間保持した時のグラフ、(b)は押圧力を4秒間保
持した時のグラフである。
【図6】図1に示すインナースリーブ及び図2に示すプ
ッシャーを具備した圧縮成形装置を用いて被圧縮物質を
圧縮成形した時のチャージング時間、押圧力保持時間及
び圧縮成形体の嵩密度の関係を示すグラフである。
【図7】従来の圧縮成形装置の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
6 プッシャー(押圧体) 41 アウタースリーブ(外筒) 42 インナースリーブ(内筒) 61 プッシャー本体 62 先端チップ 62A 隆起部 62B テーパ面 421 上筒 422 下筒 422A 第1の筒体 422B 第2の筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草野 伸介 神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号 化 工機商事株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧縮物質を供給する供給手段と、この
    供給手段を介して被圧縮物質を受給する受給口が周面の
    一部に形成された外筒と、この外筒の受給口に対応する
    受給口が周面の一部に形成され且つ上記外筒内にその軸
    方向に移動可能に嵌装された内筒と、これらの筒体の一
    端開口を開閉する開閉体と、この開閉体を介して閉じた
    上記内筒内に供給された被圧縮物質を圧縮成形する押圧
    体とを備え、上記内筒を少なくとも第1、第2の筒体を
    有する複数壁の筒体として構成すると共に上記被圧縮物
    質と接触する第1の筒体を第2の筒体よりも硬い材料に
    よって形成したことを特徴とする圧縮成形装置。
  2. 【請求項2】 被圧縮物質を供給する供給手段と、この
    供給手段を介して被圧縮物質を受給する受給口が周面の
    一部に形成された外筒と、この外筒の受給口に対応する
    受給口が周面の一部に形成され且つ上記外筒内にその軸
    方向に移動可能に嵌装された内筒と、これらの筒体の一
    端開口を開閉する開閉体と、この開閉体を介して閉じた
    上記内筒内に供給された被圧縮物質を圧縮成形する押圧
    体とを備え、上記押圧体の先端面の中央に周面が徐々に
    縮径する隆起部を設けたことを特徴とする圧縮成形装
    置。
  3. 【請求項3】 上記内筒を少なくとも第1、第2の筒体
    を有する複数壁の筒体として構成すると共に上記被圧縮
    物質と接触する第1の筒体を第2の筒体よりも硬い材料
    によって形成したことを特徴とする請求項2に記載の圧
    縮成形装置。
  4. 【請求項4】 上記内筒を少なくとも上筒と下筒に分割
    すると共にこれらを互いに連結し、且つ、上記下筒を少
    なくとも第1、第2の筒体を有する複数壁の筒体として
    構成すると共に上記被圧縮物質と接触する第1の筒体を
    第2の筒体よりも硬い材料によって形成したことを特徴
    とする請求項1または請求項3に記載の圧縮成形装置。
  5. 【請求項5】 第1の筒体を第2の筒体に対して着脱可
    能に構成したことを特徴とする請求項1、請求項3及び
    請求項4のいずれか1項に記載の圧縮成形装置。
  6. 【請求項6】 被圧縮物質を供給する供給手段と、この
    供給手段を介して被圧縮物質を受給する受給口が周面の
    一部に形成された外筒と、この外筒の受給口に対応する
    受給口が周面の一部に形成され且つ上記外筒内にその軸
    方向に移動可能に嵌装された内筒と、これらの筒体の一
    端開口を開閉する開閉体と、この開閉体を介して閉じた
    上記内筒内に供給された被圧縮物質を圧縮成形する押圧
    体とを備えた圧縮成形装置を運転する方法において、上
    記押圧体を介して上記内筒内の被圧縮物質を押圧して圧
    縮した後、上記押圧体を圧縮後の状態で所定時間だけ保
    持することを特徴とする圧縮成形装置の運転方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011504796A (ja) * 2007-10-12 2011-02-17 ユーロタブ 一定体積への粉末組成物の圧密化方法
CN102873905A (zh) * 2012-09-06 2013-01-16 北京奥科瑞丰新能源股份有限公司 用于生物质致密成型机中的模具及其加工方法
US8734692B2 (en) 2007-02-26 2014-05-27 Eurotab Method for compacting a powdery composition at constant volume

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