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JP2003112261A - 溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チップおよび溶接装置 - Google Patents

溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チップおよび溶接装置

Info

Publication number
JP2003112261A
JP2003112261A JP2001303551A JP2001303551A JP2003112261A JP 2003112261 A JP2003112261 A JP 2003112261A JP 2001303551 A JP2001303551 A JP 2001303551A JP 2001303551 A JP2001303551 A JP 2001303551A JP 2003112261 A JP2003112261 A JP 2003112261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
welding
wire
power feed
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001303551A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuhei Takagi
柳平 高木
Akio Kaminaka
明朗 上仲
Yasuyuki Tsukahara
康行 塚原
Hiroaki Suzuki
宏明 鈴木
Keiichiro Kagawa
馨一郎 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP2001303551A priority Critical patent/JP2003112261A/ja
Priority to US10/167,374 priority patent/US6943318B2/en
Priority to EP02013450A priority patent/EP1266714A1/en
Priority to CNB02123356XA priority patent/CN100415430C/zh
Publication of JP2003112261A publication Critical patent/JP2003112261A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 絶縁性材料からなる絶縁ガイドを給電チップ
の先端側に取り付けてワイヤ突き出し長さを長くし、も
って溶着効率の向上を図った溶極式ガスシールドアーク
溶接において、給電チップと溶接ワイヤとの間の電気的
接触状態を安定に維持してアーク状態を長期にわたって
安定に保持することができ、給電チップの交換頻度を大
幅に低減することができる溶接チップを提供する。 【解決手段】 給電チップ2と、絶縁ガイド3と、絶縁
ガイドを給電チップの先端側に保持するガイドホルダー
4からなる溶接チップにおいて、溶接ワイヤ径をD(m
m)とするとき、ワイヤ引き出し抵抗F(g)を500
×D≦F≦2500×Dの範囲とすると共に、給電チッ
プ2の先端側に設けた複数のスリット溝2dの先端部幅
を0.2×D(mm)以下、給電チップ2と絶縁ガイド
3との間に形成される隙間を0.2×D(mm)以下と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸ガスやアルゴ
ンガス、あるいはこれらの混合ガスなどのシールドガス
で被包しながら、連続的に送給される溶接ワイヤと被溶
接材との間に発生させたアークのエネルギーによって溶
接を行う溶極式ガスシールドアーク溶接に用いる溶接チ
ップに係わり、特に溶着速度を向上させるべく、溶接ワ
イヤの突き出し長さを長くした場合の溶接ワイヤへの給
電技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような溶極式ガスシールドアーク
溶接は、比較的薄い板材の自動、半自動溶接に広く普及
しており、例えば自動車工業においては、溶接ロボット
を用いた車体足回り部品の溶接に適用されている。
【0003】このような溶極式ガスシールドアーク溶接
において、溶接ワイヤの溶融量は溶接電流が大きいほど
多くなることから、ワイヤの溶着速度を向上させるには
電流を増すことが望ましい。しかし反面、電流の増大に
よって溶接母材の溶け込み深さが大きくなるため、薄板
の溶接においては溶け落ちの危険が増すことになる。そ
こで、セラミックス材料などの耐熱・絶縁性材料からな
る絶縁ガイドを溶接ワイヤに電流を供給する給電チップ
の先端側に取り付けることによって、溶接ワイヤを溶接
点に正確に導くと共に、チップ−母材間距離(ワイヤ突
き出し長さ)を通常よりも長く保持し、この間のワイヤ
のジュール発熱によって溶接電流を高めることなくワイ
ヤ溶融量を増大させ、被溶接材の溶け落ちを防止しなが
ら、同時に溶着速度を向上させることができるようにし
た溶接方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな溶接トーチにおいては、給電チップの先端側に絶縁
ガイドが位置することによって、溶接ワイヤの給電チッ
プとの接触点、すなわち給電点が一定せず、給電状態が
不安定となって安定なアークが得られないことが判明し
た。
【0005】すなわち、絶縁ガイドを備えていない従来
の溶接トーチにおいては、給電チップに送り込まれた溶
接ワイヤは、その巻きぐせによって給電チップのワイヤ
挿通孔を通過した時点で自由曲がりを生じ、挿通孔の先
端部において給電チップと確実に接触することから、安
定な給電が可能になるのに対し、給電チップの先端側に
絶縁ガイドが存在することによって、溶接ワイヤは給電
チップの先端部では自由曲がりを生じることができず、
絶縁ガイドを通過した時点で初めて自由曲がりを生じる
こととなり、給電チップの先端部において給電チップと
接触することができなくなるために、給電位置が一定せ
ず、給電状態が不安定になりやすいことが確認された。
また、給電位置の変動によって給電チップ内面に局部溶
融や酸化層が生じるために消耗しやすく、給電チップの
製作当初は一応の寸法精度を備えていることから比較的
安定なアークが得られたとしても、耐久性に著しく劣る
場合がしばしば認められた。
【0006】また、給電チップの先端部に十字スリット
を設け、軸方向に沿ったスリット溝により給電チップの
給電部に半径方向の変形能を持たせることによって、溶
接ワイヤと給電チップとの接触状態がより安定なものと
なることが見出されたが、アーク側から絶縁ガイドを介
して侵入する溶接ヒュームなどを主体とする異物が侵入
し、ワイヤ送給側からは溶接ワイヤのめっきかすなどが
侵入してスリット溝に堆積し、スリット溝幅の収縮を阻
害して給電チップの変形能がなくなってワイヤに対する
押圧力が低下し、結果として給電チップの耐久性が著し
く損なわれる現象が見出され、これらの問題点を解消し
て、良好な給電性を長期にわたって確保し、安定な溶接
を可能にすることが絶縁ガイドによってワイヤ突き出し
長さを長く保持して溶着効率を向上させるようにした上
記溶極式ガスシールドアーク溶接装置における課題とな
っていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、溶接ワイヤの突き出し部分の
ジュール発熱によって溶着速度の向上を図った従来の溶
極式ガスシールドアーク溶接装置における上記課題に鑑
みてなされたものであって、絶縁ガイドを給電チップの
先端側に取り付けた場合においても、給電チップと溶接
ワイヤとの間の電気的接触状態、すなわち給電状態を安
定に維持してアーク状態を長期にわたって安定に保持す
ることができ、給電チップの交換頻度を大幅に低減する
ことができる溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チッ
プと、このような溶接チップを備えた溶極式ガスシール
ドアーク溶接装置、さらにはこのような溶接チップを用
いた溶極式ガスシールドアーク溶接方法を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
の達成に向けて、給電チップの先端部形状や寸法、さら
には加工方法、加工精度などについて鋭意検討を重ねた
結果、長期にわたって安定なアーク状態を確保するため
の条件として、溶接ワイヤのチップからの引き出し抵抗
や、溶接フュームやめっきかすなどが給電チップのスリ
ット溝内への侵入を阻止するためのスリット溝幅と、給
電チップと絶縁ガイド間の隙間との関係を把握し、本発
明を完成するに到った。
【0009】本発明は、このような知見に基づくもので
あって、本発明に係わる第1の溶極式ガスシールドアー
ク溶接用溶接チップは、溶接トーチ本体の先端部に着脱
可能に連結され、中心部に形成されたワイヤ挿通孔を通
過する溶接ワイヤに電流を供給する給電チップと、給電
チップの先端側に位置して、給電チップを通過した溶接
ワイヤを被溶接材に向けて案内すると共に、溶接ワイヤ
の給電チップからの突き出し長さを長く保持する絶縁ガ
イドと、給電チップの先端部に着脱可能に連結され、絶
縁ガイドを給電チップの先端側に保持するガイドホルダ
ーからなる溶接チップであって、前記給電チップは、絶
縁ガイド側端部に軸方向に沿った複数のスリット溝を有
し、溶接ワイヤ径をD(mm)とするとき、当該スリッ
ト溝の先端部幅Wが0.2×D(mm)以下に成形して
あると共に、ワイヤ引き出し抵抗F(g)が500×D
≦F≦2500×Dであり、前記絶縁ガイドが当該給電
チップに対して、溶接フュームが侵入しない程度に近接
または密着している構成としたことを特徴としており、
当該溶接チップの好適形態においては、給電チップと絶
縁ガイドとの間に形成される隙間Gが0.2×D(m
m)以下である構成としたことを特徴としており、溶極
式ガスシールドアーク溶接用溶接チップにおけるこのよ
うな構成を前述した従来の課題を解決するための手段と
している。
【0010】また、本発明に係わる第2の溶極式ガスシ
ールドアーク溶接用溶接チップは、スリット溝を設けた
給電チップの先端部に板ばねを装着することにより溶接
ワイヤに対するグリップ力を確保するようにしたもので
あって、溶接トーチ本体の先端部に着脱可能に連結さ
れ、中心部に形成されたワイヤ挿通孔を通過する溶接ワ
イヤに電流を供給する給電チップと、給電チップの先端
側に位置して、給電チップを通過した溶接ワイヤを被溶
接材に向けて案内すると共に、溶接ワイヤの給電チップ
からの突き出し長さを長く保持する絶縁ガイドと、給電
チップの先端部に着脱可能に連結され、絶縁ガイドを給
電チップの先端側に保持するガイドホルダーからなる溶
接チップであって、前記給電チップは、絶縁ガイド側端
部に軸方向に沿った複数のスリット溝を有し、溶接ワイ
ヤ径をD(mm)とするとき、当該スリット溝の先端部
幅Wが外周部に設けた板ばねによって0.3×D(m
m)以下に付勢されていると共に、ワイヤ引き出し抵抗
F(g)が100×D≦F≦2000×Dであり、前記
絶縁ガイドが当該給電チップに対して、溶接フュームが
侵入しない程度に近接または密着している構成とし、当
該溶接チップの好適形態においては、給電チップと絶縁
ガイドとの間に形成される隙間Gが0.1×D(mm)
以下である構成とし、溶極式ガスシールドアーク溶接用
溶接チップにおけるこのような構成を前述した従来の課
題を解決するための手段としたことを特徴としている。
【0011】本発明に係わる溶極式ガスシールドアーク
溶接用溶接チップの他の好適形態としては、給電チップ
のワイヤ挿通孔が、絶縁ガイド側に位置して溶接ワイヤ
径にほぼ等しい内径を有する小径部と、反絶縁ガイド側
に位置して前記小径部よりも大きい内径を有する大径部
からなる2段構造を備えていると共に、大径部が前記ス
リット溝の基端部にまで達していることを特徴としてい
る。
【0012】そして、本発明に係わる溶極式ガスシール
ドアーク溶接装置は、上記構造の溶接チップを備えてい
る構成としたことを特徴としており、本発明に係わる溶
極式ガスシールドアーク溶接方法においては、上記構造
の溶接チップを用いて、溶接ワイヤの給電チップからの
突き出し長さ10mmあたりの溶接ワイヤの芯振れを溶
接ワイヤ径をD(mm)とするとき0.5×Dmm以内
に抑える構成としたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1(a)および(b)は、本発
明に係わる溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チップ
の一実施形態を示し、図に示す溶接チップ1は、銅系合
金からなる給電チップ2と、例えば炭化珪素などのセラ
ミックス材料からなる絶縁ガイド3と、例えば適当な金
属材料からなる中空状をなし、前記絶縁ガイド3を給電
チップ2の先端側に保持するガイドホルダー4から主に
構成され、給電チップ2は、図中左側端部に形成された
雄ねじ部2aにおいて図示しない溶接トーチ本体の先端
部に着脱自在に連結されると共に、図中右側の雄ねじ部
2bにおいて、絶縁ガイド3を収納したガイドホルダー
4を着脱自在に連結するようになっている。
【0014】給電チップ2は、その軸芯部に図示しない
溶接ワイヤを通すワイヤ挿通孔2cが形成されていると
共に、図中右側先端部には、図2(a)および(b)に
拡大して示すように、スリット溝加工を十字型に施すこ
とによって4本のスリット溝2dが放射状に形成した
後、その周囲に鍛圧成形を施すことにより先端部におけ
る溝幅Wを窄め、素材の弾性力によってワイヤ挿通孔2
cを通過する溶接ワイヤを押圧し、ワイヤに適度の引き
出し抵抗Fが与えられるようになっている。
【0015】本発明に係わる溶極式ガスシールドアーク
溶接用溶接チップ1においては、溶接ワイヤ径をD(m
m)とするとき、ワイヤの引き出し抵抗Fを500×D
〜2500×D(g)の範囲とすることによって給電チ
ップ2と溶接ワイヤとの間の電気的な接触、すなわち給
電状態が確実なものとなり、アーク状態を長期にわたっ
て安定に維持することができ、耐久性が向上することに
なる。
【0016】また、本発明に係わる溶接チップ1におい
ては、溶接ワイヤ径をD(mm)とするとき、給電チッ
プ2の先端部における前記溝幅Wを0.2×D(mm)
以下となるように成形するとともに、絶縁ガイド3との
間に形成される隙間G(図2参照)を、例えば0.2×
D(mm)以下として、溶接フュームが侵入しない程度
に近接ないし密着させることによって、前記スリット溝
部2dにフュームが堆積するようなことがなくなり、溶
接ワイヤに対する給電チップ2の押圧力が長期にわたっ
て保持されることから、アーク状態が長期間安定に維持
され、給電チップ2および溶接チップ1の耐久性が向上
することになる。
【0017】図3(a)および(b)は、本発明に係わ
る溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チップの他の形
態例を示すものであって、図に示す溶接チップ1は、同
様に給電チップ2と、絶縁ガイド3と、ガイドホルダー
4から構成されるものであるが、同様にスリット溝2d
を形成した給電チップ2の先端部に、C形に成形された
板ばね5が嵌合されており、当該板ばね5の弾性反発力
によって溶接ワイヤに対する押圧力を確保し、ワイヤに
適度の引き出し抵抗Fを与えるようになっている。した
がって、給電チップ2の先端部に可撓性を与えるため
に、図1に示した給電チップ1に較べて、スリット溝2
dの切り込み深さを深くすると共に、スリット溝2dの
基端側にいわゆる肉ぬすみを形成して細径部2fとして
ある。
【0018】このような板ばね5を設けた溶極式ガスシ
ールドアーク溶接用溶接チップ1においては、溶接ワイ
ヤ径をD(mm)とするとき、ワイヤの引き出し抵抗F
を100×D〜2000×D(g)の範囲に調整するこ
とによって、給電チップ2と溶接ワイヤとの間の電気的
な接触、すなわち給電状態が実なものとなり、アーク状
態を長期にわたって安定に維持することができるように
なる。
【0019】また、給電チップ2の先端部を板ばね5に
よって付勢し、先端部における溝幅Wを0.3×D(m
m)以下となるようにするとともに、絶縁ガイド3との
間に形成される隙間G(図2参照)を、例えば0.1×
D(mm)以下として、溶接フュームが侵入しない程度
に近接または密着させることによって、前記スリット溝
部2dへのフュームの堆積がなくなり、給電チップ2の
先端部が板ばね5によって自由に変形するようになるこ
とから、溶接ワイヤに対する給電チップ2の押圧力が長
期にわたって保持され、アーク状態が長期間安定に維持
されることになる。
【0020】図4は、本発明に係わる溶接用チップ1に
おける給電チップ2のさらに他の形態例を示すものであ
って、当該給電チップ2においては、軸心部に形成され
たワイヤ挿通孔2cが、溶接ワイヤ径にほぼ等しい内径
を有する小径部2gと、これよりも大きい内径を有する
大径部2hからなる2段構造を備えている。
【0021】すなわち、小径部2gは、給電チップの先
端側(絶縁ガイド側)に位置し、当該小径部2gにスリ
ット溝2dが形成されており、図中左側の溶接ワイヤの
供給側が大径部2hとなっている。そして、大径部2h
は、スリット溝2dの基端部にまで達しており、スリッ
ト溝2d内に開口している。したがって、ワイヤ挿通孔
2cをこのような2段構造とすることによって、めっき
かすのような異物が溶接ワイヤと共に給電チップ2のワ
イヤ挿通孔2cに入って来たとしても、スリット溝2d
から容易に排出され、給電部である給電チップ2の先端
部にまで侵入することがなくなるので、送給詰まりがな
くなり、安定な溶接状態が維持されることになる。
【0022】このような溶接チップ1は、一般の溶極式
ガスシールドアーク溶接装置に組込むことができ、これ
によってワイヤ突き出し長さを長く保持して溶着速度を
高めることができ、しかも溶接ワイヤへの電流供給を安
定なものとして長期間安定な溶接を可能にし、溶接チッ
プの交換頻度が大幅に低減することになる。
【0023】さらに、このような溶接チップ1を溶極式
ガスシールドアーク溶接に適用することによって、当該
溶接チップ1から連続的に送り出される溶接ワイヤ先端
部の芯振れを給電チップ2からのワイヤ突き出し長さ
(ワイヤエクステンション)10mmあたり、溶接ワイ
ヤ径をD(mm)とするとき0.5×Dmm以内に抑え
るようにすることができ、もって溶接の位置ずれや溶接
ビードの蛇行がなくなり、溶接部の外観や寸法精度が格
段に向上することになる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。
【0025】実施例1 図1に示した溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チッ
プ1において、給電チップ2のワイヤ挿通孔2cとして
内径1.30mmの基準孔を形成したのち、その先端部
に深さ6mmの十字スリット加工を施し、円周方向に4
本のスリット溝2dを形成した。さらに、先端部を鍛圧
することによって、スリット溝2dの先端部における溝
幅Wが0.20mmとなるように成形した。このとき、
当該給電チップ2に1.2mm径の溶接ワイヤを通して
ワイヤ引き出し抵抗Fをばね秤を用いて測定したとこ
ろ、1500gであった。
【0026】そして、このようにして得られた給電チッ
プ2を絶縁ガイド3およびガイドホルダー4と共に、絶
縁ガイド3に密着するように図示しないパルスマグ溶接
装置に組み込み、JIS YGW15に相当するワイヤ
径1.2mmの溶接ワイヤを用いて、所定サイクルで溶
接を繰返し、溶接チップの耐久性を先端部にスリット溝
が形成されていない給電チップの場合と比較した。溶接
条件については、溶接電流250A、電圧31V、速度
80cm/minとし、Ar−20%COのシールド
ガスを使用して、水冷ドラム上にビードオンパイプ溶接
を2分間行った後、30秒休止するというサイクルを繰
返し、繰返し回数と溶接電流の振れ幅の関係を求め、電
流の振れ幅が15A以内であれば合格、これを超えると
不合格として耐久性を評価した。このとき、絶縁ガイド
3としては、長さ10mmのものを用い、溶接ワイヤの
給電チップ2からの突き出し長さを25mmとした。こ
の結果を図5に示す。
【0027】図5から明らかなように、給電チップの先
端部にスリット溝加工がなされていない場合には、40
回程度の繰返しによって溶接電流の振れ幅が大きくな
り、安定なアークが得られなくなるのに対し、スリット
溝加工を施した本発明溶接チップの場合には300回を
超える繰返し溶接に耐えることが判明し、スリット溝加
工の有効性が確認された。
【0028】実施例2 上記のような給電チップ2を作製するに際して、ワイヤ
挿通孔2cを図4に示したような2段構造とし、大径部
2h(ワイヤ供給側)の内径を1.60mm、小径部2
g(絶縁ガイド側)の内径を1.30mmにそれぞれ形
成した。そして、その先端部に上記実施例と同様の十字
スリット加工および鍛圧加工を施した後、同様の耐久溶
接試験を実施した。その結果を図6に示す。
【0029】図6から明らかなように、1.30mm径
のストレート孔からなるワイヤ挿通孔2cを備えた上記
実施例に係わる給電チップ2においては、溶接繰返し回
数が300回を超えたあたりで、アーク状態が急激に不
安定になるのに対して、2段孔加工を施した当該実施例
に係わる給電チップ2においては500回を超えるまで
安定な溶接が可能であることが確認された。
【0030】実施例3 スリット溝2dの形成後に実施する給電チップ先端部の
鍛圧加工の程度を変化させることによって、溶接ワイヤ
の引き出し抵抗Fを種々に変化させた給電チップ2を作
製し、これら給電チップを用いて上記実施例と同様の耐
久溶接試験を実施した。図7は、繰返し数300回のと
きの溶接電流振れ幅を各給電チップのワイヤの引き出し
抵抗F(g)で整理した結果を示すものである。なお、
ワイヤの引き出し抵抗F(g)は、ワイヤ径D(mm)
との積で表してある。
【0031】また、同様に作製した給電チップ2を用い
ると共に、給電チップ2と絶縁ガイド3との間に形成さ
れる隙間G(図2参照)を種々に変化させて同様の耐久
溶接試験を実施し、長期間安定な溶接を行うための給電
チップ先端部におけるスリット溝幅W(mm)と上記隙
間G(mm)の範囲、すなわち繰返し数300回のとき
の溶接電流振れ幅が15A以内となるWとGの領域につ
いて調査した。その結果を図8に示す。なお、この場合
も、スリット溝幅W(mm)と隙間G(mm)をワイヤ
径D(mm)との積として整理した。
【0032】さらに、ワイヤ径0.8mmおよび1.6
mmについても、上記同様の耐久溶接試験を実施し、同
様に整理した結果を図9ないし図12に示す。なお、ワ
イヤ径0.8mmについては、給電チップ2のワイヤ挿
通孔2cの基準孔径を0.80mmとすると共に、溶接
電流110A、電圧18.5V、溶接速度80cm/m
inの条件を採用し、アーク安定性の評価基準として
は、溶接電流の振れ幅が10A以内であれば合格とし
た。また、同様に長さ10mmの絶縁ガイドを使用し
て、ワイヤ突き出し長さを22mmとした。そして、ワ
イヤ径1.6mmの場合については、給電チップ2のワ
イヤ挿通孔2cの基準孔径を1.70mmとすると共
に、溶接条件として、溶接電流280A、電圧33V、
溶接速度80cm/minの条件を採用し、アーク安定
性の評価基準としての溶接電流の振れ幅を1.2mmの
場合と同様に15Aとした。また、給電チップ2からの
ワイヤ突き出し長さは、長さ20mmの絶縁ガイド3を
使用することにより38mmとした。
【0033】これらの図から明らかなように、給電チッ
プ2の先端部に板ばね5を設けない場合には、溶接ワイ
ヤの引き出し抵抗Fを500×D(g)から2500×
D(g)の範囲に調整することによって、いずれのワイ
ヤ径においても溶接電流の振れ幅が小さく安定なものと
なり、安定な溶接を長期間行うことができることが確認
された。また、給電チップ2の先端部におけるスリット
溝幅Wが大きくなると、スリット溝2dとの摩擦によっ
てワイヤの送給性が阻害されたり、ワイヤとの接触面積
が過小になったりする結果、給電耐久性が劣化する傾向
が認められ、また、給電チップ2と絶縁ガイド3との間
に形成される隙間Gが大きくなると、アーク側から溶接
フュームなどが侵入してワイヤに対する押圧力が確保で
きなくなることから、長期間アークを安定に保持できな
くことが判明し、W≦0.2×D(mm)、G≦0.2
×D(mm)の領域において、良好な耐久性が得られる
ことが確認された。
【0034】実施例4 図3に示した溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チッ
プ1を作製するにあたり、給電チップ2のワイヤ挿通孔
2cとして、1.2mm、0.8mmおよび1.6mm
の各溶接ワイヤ径に応じた内径の基準孔を上記実施例と
同様に形成したのち、その先端部に深さ12mmの十字
スリット加工を施し、円周方向に4本のスリット溝2d
を形成した。そして、板ばね5の装着に先立って、種々
の程度の鍛圧加工を施したり、板ばね5の強度を変化さ
せたりすることによって溶接ワイヤの引き出し抵抗Fを
種々に変化させた板ばね付きの給電チップ2を作製し、
これら給電チップを用いて上記実施例と同様の耐久溶接
試験を実施した。そして、得られた結果を上記実施例3
と同様の要領で整理することによって、図13〜図18
に示すグラフが得られた。なお、各ワイヤ径における溶
接接条件や、安定性の評価基準は実施例3と全く同じと
した。
【0035】これらの図から明らかなように、先端部に
板ばね5を嵌合した給電チップ2の場合には、給電チッ
プ2のワイヤとの接触部位(給電部)が摩耗したとして
も、板ばね5の弾性力によって良好な接触状態が保持さ
れることから、適正範囲に多少のずれが生じるものの、
基本的に上記実施例3(板ばねなし)と同様な傾向が認
められ、ワイヤの引き出し抵抗Fについては、100×
D(g)から2000×D(g)の範囲において、給電
チップ先端部のスリット溝幅W、および絶縁ガイド3と
の隙間Gについては、W≦0.3×D(mm)、G≦
0.1×D(mm)の範囲において良好な耐久性が得ら
れることが確認された。
【0036】実施例5 本発明に係わる溶接チップを使用して、溶接ワイヤ径
0.8mm、1.2mm、1.6mmについて、上記実
施例3(板ばねなし)および実施例4(板ばねあり)と
同様のドラム溶接耐久性試験を行い、溶接開始前と、繰
返し回数100回、あるいは300回終了後の溶接ワイ
ヤの芯振れについて、絶縁ガイドのない従来タイプの溶
接チップを用いた場合と比較調査した。なお、溶接ワイ
ヤの芯振れは、ワイヤ突き出し長さを150mmと故意
に長くとり、方眼紙上に定点パンチを行うターゲット試
験により評価し、突き出し長さ10mmあたりの芯振れ
量、すなわち測定値の1/15に換算した。また、芯振
れについては、ワイヤ径D(mm)の1/2、すなわち
ワイヤ径が0.8mmの場合には0.4mm、1.2m
mの場合には0.6mm、1.6mmの場合には0.8
mm以内のものを合格(○印)、これを超えるものを不
合格(×印)と判定した。
【0037】このとき使用した各溶接チップについて
は、スリット溝の先端部幅Wがワイヤ径0.8mm,
1.2mm,1.6mmの順に、0.10mm,0.2
0mm,0.30mm、ワイヤ引き出し抵抗Fがこの順
に、1000g,1500g,2000gにそれぞれ調
整されたものを用いた。また、給電チップと絶縁ガイド
間の隙間Gについては、いずれも0mm(密着)とし
た。なお、絶縁ガイドの長さについては、上記実施例と
同様に、ワイヤ径0.8mmおよび1.2mmの場合に
は10mm、1.6mmについては20mmのものを用
いた。芯振れ量の測定結果を表1に示す
【0038】
【表1】
【0039】表1に示した結果から明らかなように、従
来タイプの溶接チップを用いた比較例の場合には、繰返
し100回の溶接を終えた時点で、判定ラインである
0.5×Dを既に大幅に超えているのに対して、本発明
の溶接チップを用いた場合には、絶縁ガイドの摩耗がほ
とんどないため、板ばねの有無に拘らず溶接ワイヤの芯
振れ量にほとんど変化が生じないことが確認された。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チップにおいて
は、溶接ワイヤ径をD(mm)とするとき、ワイヤの引
き出し抵抗Fが500×D〜2500×D(g)の範囲
に調整され、しかも給電チップ先端部におけるスリット
溝幅Wが0.2×D(mm)以下に成形してあるととも
に、絶縁ガイドとの隙間Gが、例えば0.2×D(m
m)以下であって、溶接フュームが侵入しない程度に近
接ないし密着していることから、給電チップと溶接ワイ
ヤとの間の電気的な接触が確実なものとなると共に、溶
接フュームのスリット溝への堆積を防止して、アーク状
態を長期にわたって安定に維持することができ、耐久性
の向上が可能になるという極めて優れた効果がもたらさ
れる。
【0041】また、本発明に係わる他の溶極式ガスシー
ルドアーク溶接用溶接チップにおいては、給電チップの
先端部に板ばねを備え、ワイヤの引き出し抵抗Fが10
0×D〜2000×D(g)の範囲に調整され、絶給電
チップ先端部におけるスリット溝幅Wが0.3×D(m
m)以下で、絶縁ガイドとの隙間Gが、例えば0.1×
D(mm)以下であって、溶接フュームが侵入しない程
度に近接ないし密着していることから、同様に給電チッ
プと溶接ワイヤとの間の給電状態を確実なものとし、ス
リット溝部へのフューム堆積を防止することができ、ア
ーク状態を長期にわたって安定に維持して、耐久性の向
上させることができる。
【0042】また、本発明に係わる溶接用チップの好適
形態においては、給電チップをワイヤ挿通孔を大径部と
小径部からなる2段構造とし、しかも大径部を給電チッ
プのスリット溝の基端部にまで延長させるようにしてい
ることから、めっきかすのような異物が溶接ワイヤと共
にワイヤ挿通孔に流入したとしても、スリット溝から容
易に排出することができ、給電部である給電チップ先端
部にまで侵入することがなくなるので、ワイヤの送給詰
まりを未然に防止して安定な溶接状態が長期間維持する
ことができる。
【0043】本発明に係わる溶極式ガスシールドアーク
溶接装置は、上記溶接チップを備えたものであるから、
溶接ワイヤへの給電を安定化して安定な溶接を継続する
ことができ、溶接チップの交換頻度を大幅に低減するこ
とができるという優れた効果がもたらすものである。
【0044】さらに、本発明に係わる溶極式ガスシール
ドアーク溶接方法においては、上記溶接チップを使用す
ることによって、当該溶接チップから連続的に送り出さ
れる溶接ワイヤ先端部の芯振れを給電チップ2からのワ
イヤ突き出し長さ(ワイヤエクステンション)10mm
あたり、ワイヤ径をD(mm)とするとき0.5×Dm
m以内に抑えるようにしているので、溶接の位置ずれや
溶接ビードの蛇行を防止して、溶接部の外観の寸法精度
を大幅に向上させることができるという優れた効果がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明に係わる溶極式ガ
スシールドアーク溶接用溶接チップの一形態例を示す分
解図および断面図である。
【図2】(a) 図1に示した溶接チップにおける給電
チップおよび絶縁ガイドの拡大説明図である。 (b) 図2(a)に示した給電チップの先端部の端面
図である。
【図3】(a)および(b)は本発明に係わる溶極式ガ
スシールドアーク溶接用溶接チップの他の形態例を示す
分解図および断面図である。
【図4】給電チップのさらに他の形態例を示す断面図で
ある。
【図5】スリット溝加工を施した給電チップと施してな
い給電チップの耐久性を比較して示すグラフである。
【図6】ストレート孔からなるワイヤ挿通孔を有する給
電チップと2段構造のワイヤ挿通孔を有する給電チップ
の耐久性を比較して示すグラフである。
【図7】給電チップの耐久性におよぼすワイヤ引き出し
抵抗の影響を示すグラフである(ワイヤ径1.2mm−
板ばねなし)。
【図8】耐久性が良好な給電チップ先端部のスリット溝
幅Wと絶縁ガイドとの隙間Gの領域を示すグラフである
(ワイヤ径1.2mm−板ばねなし)。
【図9】給電チップの耐久性におよぼすワイヤ引き出し
抵抗の影響を示すグラフである(ワイヤ径0.8mm−
板ばねなし)。
【図10】耐久性が良好な給電チップ先端部のスリット
溝幅Wと絶縁ガイドとの隙間Gの領域を示すグラフであ
る(ワイヤ径0.8mm−板ばねなし)。
【図11】給電チップの耐久性におよぼすワイヤ引き出
し抵抗の影響を示すグラフである(ワイヤ径1.6mm
−板ばねなし)。
【図12】耐久性が良好な給電チップ先端部のスリット
溝幅Wと絶縁ガイドとの隙間Gの領域を示すグラフであ
る(ワイヤ径1.6mm−板ばねなし)。
【図13】給電チップの耐久性におよぼすワイヤ引き出
し抵抗の影響を示すグラフである(ワイヤ径1.2mm
−板ばねあり)。
【図14】耐久性が良好な給電チップ先端部のスリット
溝幅Wと絶縁ガイドとの隙間Gの領域を示すグラフであ
る(ワイヤ径1.2mm−板ばねあり)。
【図15】給電チップの耐久性におよぼすワイヤ引き出
し抵抗の影響を示すグラフである(ワイヤ径0.8mm
−板ばねあり)。
【図16】耐久性が良好な給電チップ先端部のスリット
溝幅Wと絶縁ガイドとの隙間Gの領域を示すグラフであ
る(ワイヤ径0.8mm−板ばねあり)。
【図17】給電チップの耐久性におよぼすワイヤ引き出
し抵抗の影響を示すグラフである(ワイヤ径1.6mm
−板ばねあり)。
【図18】耐久性が良好な給電チップ先端部のスリット
溝幅Wと絶縁ガイドとの隙間Gの領域を示すグラフであ
る(ワイヤ径1.6mm−板ばねあり)。
【符号の説明】
1 溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チップ 2 給電チップ 2c ワイヤ挿通孔 2d スリット溝 2g 大径部 2h 小径部 3 絶縁ガイド 4 ガイドホルダー 5 板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上仲 明朗 愛知県名古屋市南区大同町2−30 大同特 殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 塚原 康行 愛知県名古屋市南区大同町2−30 大同特 殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 鈴木 宏明 愛知県名古屋市南区大同町2−30 大同特 殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 香川 馨一郎 愛知県名古屋市名東区松井町275 Fターム(参考) 4E001 LH03 MB02 MC02 MC03 MC04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチ本体の先端部に着脱可能に連
    結され、中心部に形成されたワイヤ挿通孔を通過する溶
    接ワイヤに電流を供給する給電チップと、 給電チップの先端側に位置して、給電チップを通過した
    溶接ワイヤを被溶接材に向けて案内すると共に、溶接ワ
    イヤの給電チップからの突き出し長さを長く保持する絶
    縁ガイドと、 給電チップの先端部に着脱可能に連結され、絶縁ガイド
    を給電チップの先端側に保持するガイドホルダーからな
    る溶接チップであって、 前記給電チップは、絶縁ガイド側端部に軸方向に沿った
    複数のスリット溝を有し、溶接ワイヤ径をD(mm)と
    するとき、当該スリット溝の先端部幅Wが0.2×D
    (mm)以下に成形してあると共に、ワイヤ引き出し抵
    抗F(g)が500×D≦F≦2500×Dであり、前
    記絶縁ガイドが当該給電チップに対して、溶接フューム
    が侵入しない程度に近接または密着していることを特徴
    とする溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チップ。
  2. 【請求項2】 給電チップと絶縁ガイドとの間に形成さ
    れる隙間Gが0.2×D(mm)以下であることを特徴
    とする請求項1記載の溶極式ガスシールドアーク溶接用
    溶接チップ。
  3. 【請求項3】 溶接トーチ本体の先端部に着脱可能に連
    結され、中心部に形成されたワイヤ挿通孔を通過する溶
    接ワイヤに電流を供給する給電チップと、 給電チップの先端側に位置して、給電チップを通過した
    溶接ワイヤを被溶接材に向けて案内すると共に、溶接ワ
    イヤの給電チップからの突き出し長さを長く保持する絶
    縁ガイドと、 給電チップの先端部に着脱可能に連結され、絶縁ガイド
    を給電チップの先端側に保持するガイドホルダーからな
    る溶接チップであって、 前記給電チップは、絶縁ガイド側端部に軸方向に沿った
    複数のスリット溝を有し、溶接ワイヤ径をD(mm)と
    するとき、当該スリット溝の先端部幅Wが外周部に設け
    た板ばねによって0.3×D(mm)以下に付勢されて
    いると共に、ワイヤ引き出し抵抗F(g)が100×D
    ≦F≦2000×Dであり、前記絶縁ガイドが当該給電
    チップに対して、溶接フュームが侵入しない程度に近接
    または密着していることを特徴とする溶極式ガスシール
    ドアーク溶接用溶接チップ。
  4. 【請求項4】 給電チップと絶縁ガイドとの間に形成さ
    れる隙間Gが0.1×D(mm)以下であることを特徴
    とする請求項3記載の溶極式ガスシールドアーク溶接用
    溶接チップ。
  5. 【請求項5】 給電チップのワイヤ挿通孔が、絶縁ガイ
    ド側に位置して溶接ワイヤ径にほぼ等しい内径を有する
    小径部と、反絶縁ガイド側に位置して前記小径部よりも
    大きい内径を有する大径部からなる2段構造を備えてい
    ると共に、大径部が前記スリット溝の基端部にまで達し
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の溶極式ガスシールドアーク溶接用溶接チッ
    プ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の溶接チップを備えたことを特徴とする溶極式ガスシ
    ールドアーク溶接装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の溶接チップを用いて、溶接ワイヤの給電チップから
    の突き出し長さ10mmあたりの溶接ワイヤの芯振れを
    溶接ワイヤ径をD(mm)とするとき0.5×Dmm以
    内に抑えることを特徴とする溶極式ガスシールドアーク
    溶接方法。
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