JP2003199544A - 超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置 - Google Patents
超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置Info
- Publication number
- JP2003199544A JP2003199544A JP2001401285A JP2001401285A JP2003199544A JP 2003199544 A JP2003199544 A JP 2003199544A JP 2001401285 A JP2001401285 A JP 2001401285A JP 2001401285 A JP2001401285 A JP 2001401285A JP 2003199544 A JP2003199544 A JP 2003199544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon dioxide
- raw material
- liquid raw
- supercritical
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/54—Improvements relating to the production of bulk chemicals using solvents, e.g. supercritical solvents or ionic liquids
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
炭素を用いた液状原料の処理装置を提供する。 【解決手段】 超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化
炭素と液状原料とを混合して液状原料中の混在物に超臨
界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素を浸透させ、か
つ減圧して二酸化炭素を気化させる超臨界二酸化炭素を
用いた液状原料の処理装置1において、液状原料を供給
する液状原料供給部3と、超臨界状態もしくは亜臨界状
態の二酸化炭素を供給する超臨界二酸化炭素供給部4
と、液状原料と超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化
炭素とを共に流動させて互いに衝突させることにより液
状原料と超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素と
を混合させる処理部5と、処理部5からの混合液に含ま
れた二酸化炭素の超臨界状態もしくは亜臨界状態を解除
する解除部6とを備えた。
Description
食品などの製造に必要な液状原料を、超臨界状態もしく
は亜臨界状態の二酸化炭素を用いて、無菌化などの処理
を行なう超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置
に関するものである。
され、特に超臨界流体の技術は、脱有機溶媒の反応プロ
セスや、高効率に廃棄物を処理する技術などに適用でき
るとして期待されている。
力とを上昇していくと、その物質に固有な温度と圧力を
組合わせた条件以上では液体と気体の境界線が消滅し、
液体と気体の区別がつかなくなる状態とされている。ま
た、この超臨界状態になった流体は、液体に近い密度を
有していることから、気体よりもその溶解力が数百倍大
きくなるとともに、気体に近い拡散性を有していること
から、溶質分子への浸透が気体よりも数百倍速く進行す
ることになる。
のような超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素を
用いて、果汁、生酒などの飲料や、醤油などの調味料、
食品などを製造するために必要な液状原料を、その風味
を保ったまま、常温で殺菌や脱臭を行なったり、原料に
含まれた酵素を失活させたりする種々の方法が提案され
ている。
7.2MPa)を超えた超臨界状態(亜臨界状態も含
む)の二酸化炭素を対原料比で5〜30%の割合いで用
いることにより、原料に含まれた菌を殺菌したり、酵素
を失活させたり、臭気成分を二酸化炭素に抽出して脱臭
したりすることができるとされている。
学工学会誌第45巻第5号には、非加熱殺菌、酵素失活
技術の開発と題され、超臨界二酸化炭素(SC―CO)
を用いた連続ミクロバブル超臨界二酸化炭素法の特性と
食品工業への展開について解説した記事が記載されてい
る。
は、平均直径が100μm以下の微小孔を備えたフィル
タを通過させた超臨界二酸化炭素を、酵素を含有した液
状食品に接触させて殺菌を行なうようにした液状食品の
酵素失活法が記載され、この方法によれば、液状食品中
に超臨界二酸化炭素をミクロの大きさで供給しているの
で、優れた失活効率が得られるとされている。
には、予め液状物質に液化二酸化炭素をフィルタを介し
て導入させて生成した混合液を加熱することによって液
化二酸化炭素を超臨界状態の二酸化炭素に変化させ、超
臨界二酸化炭素と液状物質とを接触させるようにした臨
界処理部を、個別に独立した動作が可能な複数のユニッ
トで構成し、これらのユニットを並列又は直列に切り換
えて接続させるようにした液状物質の連続処理装置が記
載され、この装置によれば、処理速度または処理による
効果のどちらかを優先させる要請に応じて、接続を切り
換えて対処することができるとされている。
特許第2820625号公報に記載された方法および特
開2001−128652号公報に記載された装置は、
いずれも、超臨界状態の二酸化炭素をメッシュ状フィル
タを通過させて、液状原料に接触させた構成とされてい
るので、両流体の混合が不充分であり、液状原料を無菌
化する処理の効果が充分に発揮されていないという問題
点があった。
体と気体の区別がつかない状態とされているので、必ず
しも気体のように気泡化された状態で液状原料に放出さ
れているとは限らないことになる。
は、液状原料を貯留した容器の底部に設けられた微小孔
を備えたフィルタから、液状原料中に超臨界状態の二酸
化炭素を放出し、超臨界状態の二酸化炭素が液状原料の
液面まで自然に上昇して到達するまでに、液状原料への
溶解を行なわせているので、両者を混合させるために、
積極的に撹拌する操作を行なっていないことになる。
素を溶解させるためのタンクは、少なくとも二酸化炭素
の溶解や浸透が充分に行なえる程度の時間だけ、二酸化
炭素を超臨界状態に維持させるために高い圧力を保つ必
要があるので、耐圧構造とされ、装置として大掛かりと
なり、低コスト化が図りにくいという不都合もあった。
たものであり、コンパクトで高効率化を図れる超臨界二
酸化炭素を用いた液状原料の処理装置を提供することを
目的とするものである。
的を達成するために、請求項1の発明は、超臨界状態も
しくは亜臨界状態の二酸化炭素と液状原料とを混合して
液状原料中の混在物に前記超臨界状態もしくは亜臨界状
態の二酸化炭素を浸透させ、かつ減圧して前記二酸化炭
素を気化させる超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処
理装置において、液状原料を供給する液状原料供給部
と、超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素を供給
する超臨界二酸化炭素供給部と、前記液状原料と超臨界
状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素とを共に流動させ
て互いに衝突させることにより前記液状原料と超臨界状
態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素とを混合させる処理
部と、前記処理部からの混合液に含まれた二酸化炭素の
超臨界状態もしくは亜臨界状態を解除する解除部とを備
えていることを特徴とする装置である。
くは亜臨界状態の二酸化炭素と液状原料とを共に流動さ
せ、これらの両者を互いに衝突させて混合した構成とし
たことにより、両者が接触する際に生じる衝撃が倍加さ
れて、両者の混合や撹拌が促進され、しかも一方の流体
が超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素とされて
いるので、混合液中の混在物に直接かつ半ば強制的に二
酸化炭素を浸透させることができ、高効率化を図ること
ができる。
混合した構成とされ、液状原料に超臨界状態もしくは亜
臨界状態の二酸化炭素を溶解または浸透させるための耐
圧構造の溶解タンクが不要な構成とできるので、処理装
置としての低コスト化を図ることが可能となる。
て、前記衝突されて生成された混合液同士を少なくとも
二つに分流させるとともにこれら分流された混合液同士
を流動状態で互いに衝突させて混合する第2の処理部を
更に備えていることを特徴とする装置である。
と同様の作用を得られる他に、超臨界状態もしくは亜臨
界状態の二酸化炭素と液状原料とを互いに衝突させて生
成した混合液を分流させ、分流した混合液同士を再び互
いに衝突させた構成としたので、両者が接触する際に生
じる衝撃が倍加され、混合液中の混在物に直接かつ半ば
強制的に二酸化炭素を浸透させることを、さらに促進す
ることができる。
明において、前記衝突されて生成された混合液と超臨界
状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素とを共に流動させ
て互いに衝突させることにより前記混合液と液状原料と
超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素とを混合さ
せる第3の処理部を更に備えていることを特徴とする装
置である。
2の発明と同様の作用を得られる他に、超臨界状態もし
くは亜臨界状態の二酸化炭素と液状原料とを互いに衝突
させて生成した混合液と、超臨界状態もしくは亜臨界状
態の二酸化炭素とを、再び互いに衝突させた構成とした
ので、両者が接触する際に生じる衝撃が倍加され、混合
液中の混在物に直接かつ半ば強制的に二酸化炭素を浸透
させることを、さらに促進することができる。
を参照して説明する。本発明の超臨界二酸化炭素を用い
た液状原料の処理装置を、食品の製造に必要な液状原料
の殺菌処理に適用した例を説明する。
1は、図1に示すように、この液状原料を供給する原料
供給装置3と、超臨界状態の二酸化炭素を供給する二酸
化炭素供給装置4と、供給された液状原料と超臨界状態
の二酸化炭素とを衝突させて混合する処理装置本体5
と、高圧状態の混合された処理液を急速に常圧に開放す
るナノジェネレーター6(以降、NG装置と呼称する)
と、処理済みの液状原料とガス化した二酸化炭素を貯留
して二酸化炭素を回収する分離タンク7とから構成され
ている。
いる原料は、果汁や生酒、ビール、牛乳などの飲料、醤
油などの調味料、その他の食品などの液状原料であり、
また、原料が2種類以上の成分を含んでいる場合には、
適宜、予め撹拌されて成分の濃度分布が片寄ることなく
均一な状態になっているものとする。さらに、本例の液
状原料中の混在物は、この液状原料に含まれる菌などの
各種の微生物や、製造や加工工程で触媒作用させること
を目的として使用された酵素であり、これらの微生物や
酵素を、殺菌処理装置1によって殺菌処理や失活処理す
るようにしている。
された原料タンク11と、この原料タンク11に配管に
より接続された送給ポンプ12と、この送給ポンプ12
に逆止め弁13を介して配管により接続された加熱器1
4とから構成され、加熱器14から原料を送給する配管
が処理装置本体5に接続されている。
ば、送給ポンプ12によって、原料タンク11から液状
原料が二酸化炭素の超臨界状態を維持できる程度の圧力
で圧送され、逆止め弁13によって、原料タンク11か
ら処理装置本体5までへの液状原料の送給経路における
逆止め弁13から下流側の原料の圧力が変動しても、逆
止め弁13から上流側の原料タンク11や送給ポンプ1
2に影響が及ぶことが防止され、さらに、加熱器14に
よって、液状原料が二酸化炭素の超臨界状態を維持でき
る程度に加温されて、液状原料が処理装置本体5に供給
される。
た二酸化炭素が貯留された液化二酸化炭素ボンベ16
と、この液化二酸化炭素ボンベ16に配管により接続さ
れた送給ポンプ17と、この送給ポンプ17に逆止め弁
18を介して配管により接続された加熱器19とから構
成され、加熱器19から超臨界状態の二酸化炭素を送給
する配管が処理装置本体5に接続されている。
によれば、送給ポンプ17によって、液化二酸化炭素ボ
ンベ16から液化二酸化炭素が、その液化を維持すると
ともに超臨界状態となる程度の圧力で圧送され、逆止め
弁18によって、液化二酸化炭素ボンベ16から処理装
置本体5までへの二酸化炭素の送給経路における逆止め
弁18より下流側の二酸化炭素の圧力が変動しても、逆
止め弁18から上流側の送給ポンプ17や液化二酸化炭
素ボンベ16に影響が及ぶことが防止され、さらに、加
熱器19によって、液化二酸化炭素が超臨界状態となる
程度に加温されて、超臨界状態となった二酸化炭素が処
理装置本体5に供給される。
る臨界点(critical point)が低いこと
により、二酸化炭素を容易に超臨界状態とできるので、
本例で使用されている。すなわち、二酸化炭素の臨界点
は、その臨界温度が摂氏31.1度で、その臨界圧力が
7.38MPaである。また、二酸化炭素は、通常の大
気中に存在し、不燃性で取扱いが容易であるとともに、
安価に製造できることから、本例では最適として使用し
ている。さらに、二酸化炭素は、炭酸飲料に使用されて
いるように、食品衛生上で問題を生じないことからも、
本例で使用されている。
び液化二酸化炭素用の送給ポンプ17は、それぞれ、最
大の指示圧力が100MPa程度の性能を備えたポンプ
を用いるが、この殺菌処理装置1が単位時間当たりに液
状原料を処理する流量に応じた性能のポンプが、適宜、
選択されている。
を図2に示すように、ライナー部材21,22を介在部
材23,24を介して収納した構成とされ、これらのラ
イナー部材21,22によって上記の原料供給装置3お
よび二酸化炭素供給装置4によって供給された液状原料
と超臨界状態の二酸化炭素とを互いに衝突させて混合さ
せる通路を形成し、両者を混合した処理液として排出す
るようにしている。
形状が概略円筒形状に形成され、軸線が水平になるよう
に設置され、供給される液状原料と超臨界状態の二酸化
炭素の高圧に耐える抑え部材25と締付部材26と、押
圧部材27とからなる耐圧容器に、上記のライナー部材
21,22同士を互いに接触させるように押圧しながら
収納するように構成されている。
状に形成され、上記のライナー部材21,22を収納す
る円筒形状で中空の収容部が、その円筒の軸中心に沿っ
て形成され、この収容部は、その一端が開口されてい
る。したがって、この抑え部材25の開口を通過させ
て、ライナー部材21,22を収容、交換できるように
しえいる。
6によって、この抑え部材25の収容部に収容されたラ
イナー部材21,22を、収容部の奥側に押圧できるよ
うにしている。
側端部の外周には、ネジ部が形成されている。また、締
付部材26は、中空の円筒状に形成され、内周に段部を
備えており、この締付部材26の図中の右端の内周に
は、抑え部材25のネジ部に螺合されるネジ部が形成さ
れている。
部材27は、その図中の右端側の外形状が、上記の締付
部材26の内周形状に応じた形状に形成されるととも
に、その図中の左端側の外形状が、抑え部材25に形成
された収容部に挿入される形状に形成され、その挿入方
向の先端面は、平坦面に形成されている。
26を螺合させることにより、締付部材26の内周面
が、押圧部材27を図中の左方向に押圧することにな
る。このため、この押圧部材27の先端面に生じる締め
付け力によって、ライナー部材21,22が押圧されな
がら、抑え部材25の収容部に強固に固定される。
をライナー部材21,22の軸方向の両脇に配置したこ
とにより、これらの介在部材23,24を介してライナ
ー部材21,22が押圧されているので、ライナー部材
に供給される押圧力が均一化される。
述するライナー部材21,22と同一な径を有した円筒
状に形成され、その所定箇所には通路が形成されてい
る。また、これらの抑え部材25、介在部材23,2
4、ライナー部材21,22の所要箇所には、貫通孔
(図示せず)が形成され、この貫通孔に位置決めピンを
通すことにより、これらの部材の周方向の向きを、所定
の向きに揃えて、これらの各部材21,22,23,2
4,25,27の接触面に開口された通路同士が連通す
るようにしている。
側で、上下となる両方の側面箇所には、液状原料用の入
口25aと二酸化炭素用の入口25bとが設けられ、押
圧部材27の図中の右端の略中央箇所には、混合処理さ
れた処理液が送出される出口27aが設けられ、抑え部
材25の入口25aに液状原料を供給する配管が、およ
び入口25aには二酸化炭素を供給する配管が接続さ
れ、押圧部材27の出口27aには処理液を排出する配
管が接続されている。
え部材25内に形成された通路に連通され、この通路
は、後述するように位置決めされて収容されたライナー
部材21の液状原料用の受け入れ通路とされた貫通孔2
1aに連通するように設けられている。また、この二酸
化炭素用の入口25bは、抑え部材25の通路に連通さ
れ、この通路は、位置決めされて収容されたライナー部
材21の二酸化炭素用の受け入れ通路とされた貫通孔2
1bに連通するように設けられている。さらに、ライナ
ー部材22の排出用の通路とされた貫通孔22aは、押
圧部材27に形成された通路に連通され、この通路は、
押圧部材27に設けられた出口27aに連通するように
設けられている。
用の入口25aと二酸化炭素用の入口25bからライナ
ー部材21,22内で合流し、ライナー部材21,22
から出口27aに至る一連の通路が形成されている。
水密ケーシング29内に収められ、この水密ケーシング
29内に温水を充填することにより、処理装置本体5を
所定の温度に保持できるようにしている。
入口25aまたは二酸化炭素用の入口25bには、温度
計(図示せず)が設置され、送給された原料または二酸
化炭素の温度を測定するようにしている。
温水入口29aおよび温水出口29bが設けられ、この
温水入口29aには、処理装置本体5の外部から任意の
温度の温水が供給され、温水出口29bから排出される
ようになっている。
化炭素用に設けられた温度計による測定結果に基づき、
任意の温度の温水を水密ケーシング29に供給すること
により、処理装置本体5の温度を、この処理装置本体5
内を通過する二酸化炭素が超臨界状態を維持できる温度
に設定するようにしているので、処理装置本体5内では
二酸化炭素を超臨界状態に維持できることになり、液状
原料への二酸化炭素の浸透を促進できるようにしてい
る。
に保温させる手段として、上記の温水を用いた構成に限
られることなく、処理装置本体5を囲んで断熱層を設け
たり、ヒータを付設させたりする適宜の構成を採用する
ことができる。
は、図3(a)に示すように、耐圧性および耐久性に優
れたダイヤモンドなどの硬質材を用いて、互いに同一の
半径を有した円板状に形成され、少なくとも、互いに接
触されるライナー部材21,22の円板面は、円板の中
心軸に直交して形成されるとともに、充分な平面度が確
保され、両者間に隙間を生じることなく密着できるよう
にしている。
を組合わせることにより、上記の液状原料と超臨界状態
の二酸化炭素と互いに衝突させて混合させる通路を形成
するようにしている。
2つの貫通孔21a,21bが、円板に形成された円板
面の径方向で円中心を対称とする位置で、その円板の軸
方向に沿って形成され、これらの貫通孔21a,21b
は、このライナー部材21,22が位置決めされて上記
の処理装置本体5に収容されると、それぞれ、抑え部材
25に形成された液状原料用および超臨界状態の二酸化
炭素用の入口25a,25bに通じる通路に連通される
位置に設けられている。また、これらの貫通孔21a,
21bは、その横断面形状が円形とされ、所定の内径が
設定されている。したがって、このライナー部材21が
処理装置本体5に収容されると、ライナー部材21の貫
通孔21aが液状原料用の入口25aに連通されて液状
原料が供給されるとともに、貫通孔21bが超臨界状態
の二酸化炭素用の入口25bに連通されて超臨界状態の
二酸化炭素が供給される。
ナー部材22に接触される円板面には、上記の2つの貫
通孔を連絡する直線状の溝21cが形成され、この溝2
1cが円形の円板面の中心を通過するようにしている。
22が処理装置本体5に収容されると、一方のライナー
部材21が他方のライナー部材22に押圧されて、両者
21,22が密着されるので、ライナー部材21に形成
された貫通孔21aおよび溝21cの円板面側に開放さ
れた開口部分が、他方のライナー部材22の円板面によ
って閉塞され、溝21cが通路となる。
の径方向の中心には、その円板の軸方向に沿った貫通孔
22aが形成され、この貫通孔22aは、処理装置本体
5に収容された場合に押圧部材27に設けられた通路に
連通する径方向に位置に設けられている。また、この貫
通孔22aは、その横断面形状が円形とされ、所定の内
径が設定されている。
の円板面の略中心箇所に形成された貫通孔22aは、両
ライナー部材21,22が処理装置本体5に収容される
と、ライナー部材22の溝21cによって形成される通
路の略中央箇所から、押圧部材27の出口27aに連通
された通路となる。
22を処理装置本体5に、その周方向の向きを位置決め
して収納すると、これらのライナー部材21,22によ
って、図3(b)に示すような一連の通路が形成され、
ライナー部材21の超臨界状態の二酸化炭素と液状原料
とが衝突されて混合される。
箇所で、超臨界状態の二酸化炭素と液状原料とが互いに
正反対の方向から向き合った方向に送流されて衝突し、
次に衝突して混合された処理液は、両者の流れ方向と直
交する方向に送流されることになる。
この通路の互いに反対方向から高圧の超臨界状態の二酸
化炭素と液状原料とを送給し、これらの高速の流体を互
いに衝突させていることにより、両流体が接触する際に
生じる衝撃が倍加され、両者の混合や撹拌が促進され、
しかも一方の流体が超臨界状態の二酸化炭素とされてい
るので、液状原料に含まれる菌などの各種の微生物や酵
素に直接かつ半ば強制的に二酸化炭素を浸透させること
ができる。このため、液状原料への二酸化炭素の溶解や
液状原料に含まれる微生物や酵素への浸透を高効率化で
きるとともに、これらの処理を行なう装置としての小型
化を図ることができる。
酸化炭素と液状原料とから高圧を受ける各ライナー部材
21,22の外形状が、単純な円板形状に形成されてい
るので、セラミックなどのように、種々の安価で加工性
の良い耐摩耗性の材料を広く採用することもできる。
1,22に貫通孔21a,21b,22aおよび溝21
cを形成し、両者21,22を組合わせて通路を形成し
た構成とされ、しかも溝21cの形状が直線状とされ、
溝21cの開始端および修了端が両貫通孔21a,21
bとされていることにより、各ライナー部材21,22
に孔および溝を形成するための加工が簡素化され、各ラ
イナー部材21,22の製作が極めて容易となるので、
低コスト化を図ることが可能となるとともに、高硬度の
材料を用いてライナー部材21,22を製作することに
より、耐圧性や耐久性を追求した高性能化を図ることも
可能となる。
ように、処理装置本体5から配管を介してNG装置6に
送給され、このNG装置6によって、混合処理された処
理液の殺菌処理が行なわれる。
圧に戻すための背圧弁などを不要とした構成とされ、こ
のNG装置6によって、処理液が急激に常圧に戻され
る。このとき、処理液の圧力が急激に下降されて、処理
液に含まれた二酸化炭素の超臨界状態が解除されるの
で、二酸化炭素が瞬間的に気化して、その体積が急激に
膨張することになる。このため、処理液の一部である液
状原料に含まれる菌などの各種の微生物に浸透した二酸
化炭素も急激に膨張するので、これらの微生物を死滅さ
せることができ、液状原料の殺菌が行なわれることにな
る。
どの各種の微生物に浸透させた二酸化炭素の超臨界状態
を解除させて減菌を行なう過程では、加熱処理を全く必
要としていないので、液状原料の香気成分自体が揮発し
ないことになり、液状原料の風味が損なわれることが回
避され、この液状原料から製造される食品の製品品質を
向上することができる。
は、その液状原料に含まれる酵素の失活や、胞子の破壊
が行なわれることになる。すなわち、酵素の活性物質で
ある蛋白質中に浸透していた二酸化炭素が急激に膨張
し、蛋白質が破壊されて酵素は失活する。また、微生物
の種類によっては、この微生物の細胞内に存在する疎水
性領域に二酸化炭素が浸透するので、この二酸化炭素の
浸透によるだけでも静菌・失活効果を得ることができ
る。
理液は、液状原料とガス化した二酸化炭素の気液二相状
態となって、配管を介して分離タンク7に送給される。
少なくとも原料タンク11よりも所定に大きなタンク容
量が確保され、液状原料を貯留するとともに、貯留した
液状原料の液面の上方に空間が確保できるようにしてい
る。したがって、貯留した液状原料に残存する二酸化炭
素が、液状原料の液面から上記の空間に自然に放散でき
るようにしている。
化した二酸化炭素を回収する配管が接続されている。し
たがって、この配管を介して、分離タンク7内の液状原
料の液面より上方の空間に滞留している気体状態となっ
た二酸化炭素が回収され、大気中に放出されることな
く、再利用などが行なわれる。
態となった液状原料を、次の生産工程や輸送するために
分離タンク7から送出する配管が接続され、この配管に
よって、無菌化された液状原料を取出せるようにしてい
る。
直線状に形成された通路に、この通路の互いに反対方向
から高圧の超臨界状態の二酸化炭素と液状原料とを送給
し、これらの高速の両流体を互いに対向させて衝突させ
ていることにより、両流体が接触する際に生じる衝撃が
倍加され、両者の混合や撹拌が促進されることになる。
て、従来とは異なる両流体を衝突させたことによる大き
な衝撃効果が加わっていることになる。つまり、従来の
静止した一方の流体に他方の流体を衝突させた構成に比
べて、両流体を正面衝突させているので、両流体に衝撃
力が大きく作用することになる。さらに、衝突される一
方の流体が超臨界状態の二酸化炭素とされているので、
超臨界状態の流体が有する溶解力や浸透力を充分に発揮
させることができる。
種の微生物や酵素に直接かつ半ば強制的に二酸化炭素を
浸透させることができるので、液状原料への二酸化炭素
の溶解や液状原料に含まれる微生物や酵素への浸透が高
効率化され、装置の小型化を図ることができるととも
に、処理装置の性能を向上することができる。
を説明する。本例の液状原料の殺菌処理装置1は、互い
に対向された流れの流体が衝突する箇所を複数、設けた
構成とされ、液状原料に含まれる菌などの各種の微生物
や酵素、原料自体の性状、これらの組合せによっては、
微生物や酵素への二酸化炭素の浸透が不充分になり、殺
菌能力が低下してしまう不都合に対処したものである。
は、二酸化炭素の超臨界状態を保持するように構成され
ていることから、この圧力や温度による影響を受けた液
状原料に含まれる菌などの微生物や酵素、液状原料自体
の性質と状態が変化する場合があるので、微生物や酵素
への二酸化炭素の浸透が不充分になる可能性が生じるこ
とになる。
は、衝突して混合された処理液を2つに分流させ、分流
させた処理液を再び衝突させることにより、さらに処理
液の混合を促進させ、液状原料に含まれる微生物や酵素
への超臨界状態の二酸化炭素の浸透をさらに促進させ
て、上記の不都合に対処するとともに、殺菌性能の向上
を図れるようにしたものである。
示すように、処理装置本体5に収納される1対のライナ
ー部材21,22の間に、新たにライナー部材33,3
4を介在させて設けた構成とされ、これらのライナー部
材21,22,33,34によって、処理装置本体5内
に流体が対向して衝突する箇所を2つ生成する通路を形
成するようにしている。なお、処理装置本体5以外の構
成は、上記の具体例と同一の構成とされ、後述する他の
具体例においても、同様である。
(a)に示すように、上記のライナー部材21,22と
同一の材料を用いて、同一の径を備えた円板状に形成さ
れている。また、これらのライナー部材33,34の上
記ライナー部材21に形成された貫通孔21a,21b
に対応した位置から周方向に90度移動した位置に、円
板の軸方向に沿った貫通孔33a,33a’,34a,
34a’がそれぞれ設けられている。さらに、両ライナ
ー部材33,34が組み合わされたときに互いに接触さ
れない円板面に、貫通孔33a,34a同士を連絡する
直線状の溝33b,34bが形成されている。
ー部材21,22,33,34を処理装置本体5に周方
向の向きを位置決めして収納すると、これらのライナー
部材21,22,33,34によって、図5(b)に示
すような一連の通路が形成され、超臨界状態の二酸化炭
素と液状原料とが衝突されて混合され、さらに、混合さ
れた処理液が再び互いに衝突して、混合を促進するよう
にしている。
で、超臨界状態の二酸化炭素と液状原料とが互いに正反
対の方向から衝突し、衝突して混合された処理液は、衝
突前の流れ方向と周方向に直交し、かつ互いに反対方向
の2つの方向に送流される。そして、2つに分流された
処理液は、処理液同士が互いに正反対の方向から向き合
った方向に送流されて、再び、図5(b)中に示すDの
箇所で衝突することになる。
状原料とを衝突させて生成した処理液同士を、再び衝突
させた構成としていることにより、処理液同士が接触す
る際に生じる衝撃が倍加され、液状原料に含まれる菌な
どの微生物や酵素への超臨界状態の二酸化炭素の浸透を
促進することができるので、二酸化炭素の浸透による殺
菌や静菌、失活効果を高めることができ、液状原料の殺
菌処理装置としての性能を向上することができる。
33,34が受け持つ内圧がほぼ同一となる場合には、
各ライナー部材21,22,33,34の厚さや、各ラ
イナー部材21,22に形成する貫通孔の内径、溝の幅
や長さをほぼ同一に設定したり、等しく設定したりでき
るので、さらに各ライナー部材21,22,33,34
の製作が容易となり、コストダウンを図ることが可能と
なる。
イナー部材21,22,33,34によって、液状原料
と超臨界状態の二酸化炭素と衝突させて混合させ、さら
に混合された処理液を分流させて、処理液同士を衝突さ
せて混合させる通路を形成した構成としたが、この通路
を3つのライナー部材によって形成するように構成して
もよい。すなわち、上記のライナー部材33のライナー
部材21に接触される円板面とは反対側の円板面に、貫
通孔33と貫通孔33’を連絡する直線状の溝を形成
し、この面に上記のライナー部材22を接触させること
により、上記の通路が形成される構成とすることができ
る。したがって、一つライナー部材33の表裏の両面に
溝を設けて、ライナー部材34を省いた構成とされてい
るので、部品点数が削減され、コストダウンを図ること
ができる。
とが衝突して混合された処理液同士を、さらに衝突させ
て混合させ、液状原料への二酸化炭素の浸透を促進させ
た構成としたが、処理液に新たな超臨界状態の二酸化炭
素を衝突させて混合させる構成としてもよい。
二酸化炭素を衝突させて混合させていることにより、両
者が接触する際に生じる衝撃が倍加され、処理液自体の
混合および撹拌が行なえるとともに、超臨界状態の二酸
化炭素の液状原料への浸透がさらに促進されることにな
る。
を分流させ、分流された処理液同士を衝突させて混合さ
せる回数を一回としたが、ライナー部材21,22によ
り形成される通路の構成によって、より多数の回数とな
るように構成してもよく、この場合にも、超臨界状態の
二酸化炭素の液状原料への浸透を促進させることができ
る。
化炭素の割合を変更させた構成としてもよい。
原料および超臨界状態の二酸化炭素を衝突させる溝の断
面積に応じて、この溝を通過する液状原料または超臨界
状態の二酸化炭素の加圧力を加減することができるの
で、両者の相対的な流量の割合を任意に変更することが
できる。つまり、上記の溝のうち、それぞれの流体が衝
突する箇所に至るまでの経路の断面積を、互いに異なら
せて形成することにより、両者の相対的な割合を任意に
変更することができる。
原料に応じた超臨界状態の二酸化炭素を使用することが
可能となる。すなわち、例えば、液状原料を処理するた
めに必要な超臨界状態の二酸化炭素が少ない場合には、
これに応じて超臨界状態の二酸化炭素の割合を小さく設
定でき、超臨界状態の二酸化炭素の使用量が削減される
ので、低運用コスト化を図ることができる。他方、液状
原料を処理するために必要な超臨界状態の二酸化炭素が
多い場合には、これに応じて超臨界状態の二酸化炭素の
割合を大きく設定でき、処理性能を維持することができ
る。
化炭素を衝突させる流量の割合を変更できることによ
り、例えば、上記の両流体を衝突させる溝の二酸化炭素
側の断面積を削減し、両流体を衝突させる箇所を多数形
成する構成にすることができるので、液状原料へ二酸化
炭素を追加する総量を従前と同一にしながら、両流体を
衝突させる箇所を増加して、液状原料への二酸化炭素の
浸透をさらに促進させることが可能となる。
を説明する。本例の殺菌処理装置1は、上記の例と同様
に互いに対向された流れの流体が衝突する箇所を複数、
設けた構成とされ、さらに、一対のライナー部材21,
22によって、これらの衝突箇所を生成する通路を形成
したものである。
らのライナー部材21,22は、同一の径を備えた円板
状に形成され、これらのライナー部材21,22を組合
わせることにより、超臨界状態の二酸化炭素と液状原料
とを衝突させる第1段階の通路を2組形成し、さらに、
両流体に衝突により個別に生成された2組の処理液同士
を衝突させる第2段階の通路を形成したものである。
円板面の中心を対称とした所定位置に、軸方向に沿った
4つの貫通孔21a,21a’,21b,21b’が形
成され、ライナー部材21,22が処理装置本体5に収
容された場合に、上方の2つの貫通孔21a,21a’
が、抑え部材25に形成された液状原料用の入口21a
に通じる通路に連通されるとともに、下方の2つの貫通
孔21b,21b’が、超臨界状態の二酸化炭素用の入
口21bに通じる通路に連通されるようにしている。
21a,21b同士および貫通孔21a’,21b’同
士を連絡する2つの溝21c,21c’が直線状に形成
され、さらに、これらの2つの溝21c,21c’の中
間箇所を連絡する溝21dが、図中の水平方向に沿って
直線状に形成され、また、この溝21dは、円形の円板
面の中心を通過するように位置されている。
ー部材21に接触される円板面には、処理装置本体5に
収容された場合に、上記のライナー部材21に形成され
た溝21dに対して周方向に直交する方向となるように
直線状の溝22bが形成され、この溝22bの両端は、
円板面の縁から所定に離れた距離が確保されている。ま
た、このライナー部材21,22の溝22bの両端に
は、その円板の軸方向に沿った2つの貫通孔22a,2
2a’が形成され、これらの貫通孔22a,22a’
は、ライナー部材21,22が処理装置本体5に収容さ
れた場合に、押圧部材27に設けられた出口27aに通
じた通路に連通するようにしている。
ー部材21,22を処理装置本体5に周方向の向きを位
置決めして収納すると、これらのライナー部材21,2
2によって、図6(b)に示すような一連の通路が形成
され、2組の超臨界状態の二酸化炭素と液状原料とが衝
突されて混合され、さらに、衝突して生成された2組の
処理液同士が衝突されて混合される。
の箇所で、それぞれ、超臨界状態の二酸化炭素と液状原
料とが互いに正反対の方向から衝突し、さらに、衝突し
て混合された処理液同士が、互いに正反対の方向からD
の箇所で衝突し、最後に、両者の流れ方向と直交する方
向に送流されることになる。
状態の二酸化炭素と液状原料とを衝突させて生成した処
理液同士を、再び衝突させた構成としていることによ
り、処理液同士が接触する際に生じる衝撃が倍加され、
液状原料に含まれる菌や酵素への超臨界状態の二酸化炭
素の浸透を促進することができるので、殺菌などの効果
を高めることができ、液状原料の殺菌処理装置としての
性能を向上することができる。
ナー部材によって上記の通路を形成できるので、処理装
置本体5としての部品点数が削減でき、低コスト化を図
れるとともに、コンパクト化を図ることが可能となる。
って形成される通路は、これに限られることなく、さま
ざまな変形が可能であり、この通路の構成によって、例
えば、図7(a)に示すように、超臨界状態の二酸化炭
素と液状原料とを衝突させる箇所を、C1,C2,C
3,C4,C5の5箇所に形成した構成としたり、図7
(b)に示すように、両流体を衝突させる箇所を、C1
〜C10の10箇所に形成した構成としたりすることが
できる。
界状態の二酸化炭素と液状原料とを衝突させる箇所を複
数、設けたことにより、超臨界状態の二酸化炭素と液状
原料とが、上記具体例と同一の流量で処理装置本体5に
供給されている場合には、各衝突箇所を形成している各
通路を流れる各流体の流量が減少され、両流体が衝突す
る各箇所で負担する圧力が軽減されるので、ライナー部
材21,22の耐久性を向上することができる。また、
このように両流体を衝突させる複数の衝突箇所を設けた
ことにより、各箇所での衝突の規模が小規模化されるの
で、処理装置本体5としての安定した動作が可能とな
る。
れた、これらの通路のうち一部が何らかの理由で損傷し
たり、通路が閉塞したりしても、他の通路によって代替
の通路が確保されていることになり、耐障害性を向上す
ることができる。
処理装置1が超臨界状態の二酸化炭素を用いた例を説明
したが、亜臨界状態の二酸化炭素を用いてもよい。ま
た、例えば、二酸化炭素供給装置4から、その温度が臨
界状態よりも低い亜臨界状態の二酸化炭素が処理装置本
体5に供給され、処理装置本体5で加温することによっ
て、処理装置本体5内の液状原料に接触する前までに、
超臨界状態の二酸化炭素となるように構成してもよい。
要な液状原料に含まれる菌などの各種の微生物や酵素を
処理する対象としたが、この発明は、これに限られるこ
となく、二酸化炭素の溶解や浸透によって有効な効果が
得られるならば、液状原料に含まれる酵素以外のその他
の成分や、液状原料自体を処理する対象とすることがで
きる。
ものに限られることなく、その製造過程の途中で何らか
の方法によって液状とされた原料や、本例の処理を行な
うために液化処理された原料を含むものとする。
との対応関係を説明すれば、液状原料がこの発明の液状
原料に相当し、超臨界状態の二酸化炭素がこの発明の超
臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素に相当し、処
理液がこの発明の混合液に相当し、菌などの微生物や酵
素がこの発明の混在物に相当し、原料供給装置3がこの
発明の液状原料供給部に相当し、二酸化炭素供給装置4
がこの発明の超臨界二酸化炭素供給部に相当し、処理装
置本体5がこの発明の処理部に相当し、NG装置6がこ
の発明の解除部に相当する。
よれば、超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素と
液状原料とを共に流動させ、これらの両者を互いに衝突
させて混合した構成としたことにより、両者が接触する
際に生じる衝撃が倍加されて、両者の混合や撹拌が促進
され、しかも一方の流体が超臨界状態もしくは亜臨界状
態の二酸化炭素とされているので、混合液中の混在物に
直接かつ半ば強制的に二酸化炭素を浸透させることがで
き、処理装置の性能が向上され、高効率化とコンパクト
化を図ることができる。
と同様の効果を得られる他に、超臨界状態もしくは亜臨
界状態の二酸化炭素と液状原料とを互いに衝突させて生
成した混合液を分流させ、分流した混合液同士を再び互
いに衝突させた構成としたので、両者が接触する際に生
じる衝撃が倍加され、直接かつ半ば強制的に二酸化炭素
を浸透させることを、さらに促進することができ、処理
装置の性能を向上することができる。
2の発明と同様の効果を得られる他に、超臨界状態もし
くは亜臨界状態の二酸化炭素と液状原料とを互いに衝突
させて生成した混合液と、超臨界状態もしくは亜臨界状
態の二酸化炭素とを、再び互いに衝突させた構成とした
ので、両者が接触する際に生じる衝撃が倍加され、直接
かつ半ば強制的に二酸化炭素を浸透させることを、さら
に促進することができ、処理装置の性能を向上すること
ができる。
処理装置の全体構成を示すブロック図である。
詳細を示す縦断面である。
原料と超臨界状態の二酸化炭素とを衝突させる通路を形
成するライナー部材を示す斜視図であり、(b)は、ラ
イナー部材により形成された通路の通流状態を示す説明
図である。
置本体の詳細を示す縦断面である。
は、液状原料と超臨界状態の二酸化炭素とを衝突させる
通路を形成するライナー部材を示す斜視図であり、
(b)は、ライナー部材により形成された通路の通流状
態を示す説明図である。
は、液状原料と超臨界状態の二酸化炭素とを衝突させる
通路を形成するライナー部材を示す斜視図であり、
(b)は、ライナー部材により形成された通路の通流状
態を示す説明図である。
は、液状原料と超臨界状態の二酸化炭素とを衝突させる
箇所を5箇所に形成した通路の通流状態を示す説明図で
あり、(b)は、衝突させる箇所を10箇所に形成した
通路の通流状態を示す説明図である。
炭素供給装置、 5…処理装置本体、 6…NG装置、
7…分離タンク、 21,22,33,34…ライナ
ー部材、 21a,21a’…液状原料が通流される貫
通孔、 21b,21b’…超臨界状態の二酸化炭素が
通流される貫通孔、 21c,21c’…超臨界状態の
二酸化炭素と液状原料とを衝突させる通路となる溝、
21d,34b…両流体が混合された処理液同士をを衝
突させる通路となる溝、 22a,33a,33a’,
34a,34a’…両流体が混合された処理液が通流さ
れる貫通孔、 22b,33b…両流体が混合された処
理液を2つに分流する通路となる溝、 C1〜C10…
通路に形成された超臨界状態の二酸化炭素と液状原料と
の衝突箇所、 D…通路に形成された処理液同士の衝突
箇所。
Claims (3)
- 【請求項1】 超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化
炭素と液状原料とを混合して液状原料中の混在物に前記
超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素を浸透さ
せ、かつ減圧して前記二酸化炭素を気化させる超臨界二
酸化炭素を用いた液状原料の処理装置において、 液状原料を供給する液状原料供給部と、超臨界状態もし
くは亜臨界状態の二酸化炭素を供給する超臨界二酸化炭
素供給部と、前記液状原料と超臨界状態もしくは亜臨界
状態の二酸化炭素とを共に流動させて互いに衝突させる
ことにより前記液状原料と超臨界状態もしくは亜臨界状
態の二酸化炭素とを混合させる処理部と、前記処理部か
らの混合液に含まれた二酸化炭素の超臨界状態もしくは
亜臨界状態を解除する解除部とを備えていることを特徴
とする超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置。 - 【請求項2】 前記衝突されて生成された混合液同士を
少なくとも二つに分流させるとともにこれら分流された
混合液同士を流動状態で互いに衝突させて混合する第2
の処理部を更に備えていることを特徴とする請求項1に
記載の超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置。 - 【請求項3】 前記衝突されて生成された混合液と超臨
界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素とを共に流動さ
せて互いに衝突させることにより前記混合液と液状原料
と超臨界状態もしくは亜臨界状態の二酸化炭素とを混合
させる第3の処理部を更に備えていることを特徴とする
請求項1または2に記載の超臨界二酸化炭素を用いた液
状原料の処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001401285A JP3953321B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001401285A JP3953321B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003199544A true JP2003199544A (ja) | 2003-07-15 |
| JP3953321B2 JP3953321B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=27640105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001401285A Expired - Fee Related JP3953321B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3953321B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012002249A1 (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-05 | Dic 株式会社 | マイクロミキサー |
| JP2012086145A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 高圧二酸化炭素の連続混合による高粘度有機性流体の加工方法及びその装置 |
| CN112978841A (zh) * | 2021-03-05 | 2021-06-18 | 郑州大学 | 一种模块化多级区矿化冶金增压矿化系统 |
| JP2024045220A (ja) * | 2019-11-29 | 2024-04-02 | メルク パテント ゲーエムベーハー | 多分岐のスタティックミキサ |
| CN120815199A (zh) * | 2025-09-08 | 2025-10-21 | 湖南嘉易生物科技有限公司 | 一种牛骨胶原蛋白肽快速杀菌装置及杀菌方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04222583A (ja) * | 1990-12-21 | 1992-08-12 | Shokuhin Sangyo High Separeeshiyon Syst Gijutsu Kenkyu Kumiai | 包装食品の製造法 |
| JPH07289220A (ja) * | 1994-04-25 | 1995-11-07 | Kao Corp | 液状物の殺菌方法 |
| JPH1133087A (ja) * | 1997-07-14 | 1999-02-09 | Shimadzu Corp | 亜臨界流体による連続処理方法 |
| JP2000083634A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-03-28 | Praxair Technol Inc | 加圧二酸化炭素を使用して液体製品における微生物活動を連続的減少させるための方法及び装置 |
| JP2001299303A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-30 | Shimadzu Corp | 液状物質の連続処理方法、連続処理装置及びそれらにより処理された液状物質 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001401285A patent/JP3953321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04222583A (ja) * | 1990-12-21 | 1992-08-12 | Shokuhin Sangyo High Separeeshiyon Syst Gijutsu Kenkyu Kumiai | 包装食品の製造法 |
| JPH07289220A (ja) * | 1994-04-25 | 1995-11-07 | Kao Corp | 液状物の殺菌方法 |
| JPH1133087A (ja) * | 1997-07-14 | 1999-02-09 | Shimadzu Corp | 亜臨界流体による連続処理方法 |
| JP2000083634A (ja) * | 1998-08-10 | 2000-03-28 | Praxair Technol Inc | 加圧二酸化炭素を使用して液体製品における微生物活動を連続的減少させるための方法及び装置 |
| JP2001299303A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-30 | Shimadzu Corp | 液状物質の連続処理方法、連続処理装置及びそれらにより処理された液状物質 |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012002249A1 (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-05 | Dic 株式会社 | マイクロミキサー |
| JP5062383B2 (ja) * | 2010-06-28 | 2012-10-31 | Dic株式会社 | マイクロミキサー |
| CN102958588A (zh) * | 2010-06-28 | 2013-03-06 | Dic株式会社 | 微混合器 |
| KR101324405B1 (ko) | 2010-06-28 | 2013-11-01 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 마이크로 믹서 |
| CN102958588B (zh) * | 2010-06-28 | 2015-01-07 | Dic株式会社 | 微混合器 |
| US9073018B2 (en) | 2010-06-28 | 2015-07-07 | Dic Corporation | Micro mixer |
| JP2012086145A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 高圧二酸化炭素の連続混合による高粘度有機性流体の加工方法及びその装置 |
| JP2024045220A (ja) * | 2019-11-29 | 2024-04-02 | メルク パテント ゲーエムベーハー | 多分岐のスタティックミキサ |
| CN112978841A (zh) * | 2021-03-05 | 2021-06-18 | 郑州大学 | 一种模块化多级区矿化冶金增压矿化系统 |
| CN112978841B (zh) * | 2021-03-05 | 2023-10-17 | 郑州大学 | 一种模块化多级区矿化冶金增压矿化系统 |
| CN120815199A (zh) * | 2025-09-08 | 2025-10-21 | 湖南嘉易生物科技有限公司 | 一种牛骨胶原蛋白肽快速杀菌装置及杀菌方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3953321B2 (ja) | 2007-08-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0827777B1 (en) | Gas-liquid processing apparatus | |
| JP3424654B2 (ja) | 液状物質の連続処理方法、連続処理装置及びそれらにより処理された液状物質 | |
| EP1156874B1 (en) | Method and membrane system for sterilizing and preserving liquids using carbon dioxide | |
| NZ536071A (en) | Diffuser/emulsifier | |
| JP2003199544A (ja) | 超臨界二酸化炭素を用いた液状原料の処理装置 | |
| JP7385890B2 (ja) | 飲料等の非加熱殺菌不活化システム | |
| US6616849B1 (en) | Method of and system for continuously processing liquid materials, and the product processed thereby | |
| US7628924B2 (en) | Mass transfer apparatus and method | |
| US20090010097A1 (en) | System and Method for Heat Treating a Homogenized Fluid Product | |
| EP1841335B1 (en) | Liquid product pressure and temperature treatment method and device | |
| US20020122860A1 (en) | Method and apparatus for continuous flow reduction of microbial and/or enzymatic activity in a liquid product using carbon dioxide | |
| KR100397885B1 (ko) | 가압된 이산화탄소를 사용하여 액체 제품 내에서의 미생물의 활동도를 감소시키기 위한 연속 흐름 방법 | |
| JPH07236461A (ja) | 食品の殺菌処理方法および装置 | |
| CN1127613A (zh) | 液体产品的消毒装置和生产装置 | |
| JP3397148B2 (ja) | 液状物質の連続処理方法、連続処理装置及びそれらにより処理された液状飲食物 | |
| US5650100A (en) | Apparatus for providing absorption of gaseous and liquid phases | |
| JP2001128652A (ja) | 液状物質の連続処理装置及びそれにより処理された液状物質 | |
| CN111542228A (zh) | 用于将食物中的微生物灭活的方法 | |
| US20040131739A1 (en) | Method and apparatus for continuous flow reduction of microbial and/or enzymatic activity in a liquid product using carbon dioxide | |
| WO2002003816A1 (en) | Treating liquid products using carbon dioxide | |
| JP2008228680A (ja) | 液状食品の処理方法 | |
| JP2009220081A (ja) | 気液混合溶解装置 | |
| CN112739387A (zh) | 用于血浆、血液制品和生物制品中病原体失活的装置和方法 | |
| Babu | Application of bulk nanobubbles in ultrafiltration and spray drying of dairy concentrates | |
| JP2006312135A (ja) | 超臨界二酸化炭素殺菌装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041118 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051221 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061031 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061227 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070130 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070327 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070417 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070424 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511 Year of fee payment: 7 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |