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JP2003191340A - 中空成形品およびその製造方法 - Google Patents

中空成形品およびその製造方法

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Publication number
JP2003191340A
JP2003191340A JP2001394075A JP2001394075A JP2003191340A JP 2003191340 A JP2003191340 A JP 2003191340A JP 2001394075 A JP2001394075 A JP 2001394075A JP 2001394075 A JP2001394075 A JP 2001394075A JP 2003191340 A JP2003191340 A JP 2003191340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow molded
molded article
cross
section
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001394075A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Hayakawa
太一 早川
Futoshi Tanaka
太 田中
Satoshi Sawada
聡 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2001394075A priority Critical patent/JP2003191340A/ja
Publication of JP2003191340A publication Critical patent/JP2003191340A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】接合部における局部的な応力集中を解消するこ
とが可能な中空成形品およびその製造方法を提供する。 【解決手段】少なくとも2つ以上の部品を接合して得ら
れる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全ての部
位において凹である閉曲線からなる中空成形品であっ
て、該中空成形品の接合部が、該中空成形品の該断面の
境界線を描く閉曲線のうち、該中空成形品の断面積と同
一の面積を有する円の曲率よりも小さな部位に少なくと
も1箇所に設置されており、接合部内部に設けられた溝
状の溶着部に接着材を注入し、接合してなることを特徴
とする中空成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内部圧力負荷時に接
合部に発生する応力集中の低減化を図ることができる中
空成形品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品の成形法としては射出成形法
やブロー成形法、押し出し成形法、圧縮成形法などが活
用されているが、一般的に金型構造などの制約から一度
の加工工程で成形できる形状には制約がある。例えば射
出成形法では金型構造の制約から、屈曲したパイプやタ
ンクなどの中空成形品を作成することが困難である。こ
のような場合に予め複数の部品を通常の成形法により成
形し、それらを組み合わせて接合することにより、中空
成形品などの複雑な形状を成形することができる。
【0003】接合の方法として、特開平10−1604
4号公報で提案されているような、DSI(Die Slide
Injection)成形法や、特開平10−15998号公報
で提案されているような、DRI(Die Rotary Injecti
on)成形法がある。
【0004】図1および図2は、DSI成形法により成
形された中空成形品の一態様を示す模式図であり、図3
は、図1もしくは図2に示された中空成形品の断面図で
ある。
【0005】すなわち、DSI成形法は、成形品形状を
予め複数の部品に分割して、同一金型にて各部品を通常
の射出成形法により成形した後に、金型を移動させて、
成形品形状に組み合わせた後、二次成形として、接合部
11の溶着部23に溶融樹脂を流し込むことで中空成形
品などの複雑形状を成形する成形法である。
【0006】しかしながら、DSI成形法では、接合部
11全体を完全に溶着することは困難であり、接合部の
内面に亀裂状の未溶着部21が発生する。
【0007】また、DRI成形法は、DSI成形法の変
形で、成形品形状を予め複数の部品に分割して、同一金
型にて各部品を通常の射出成形法により成形した後に、
金型を回転移動させて、成形品形状に組み合わせた後、
二次成形として、接合部の溶着部に溶融樹脂を流し込む
ことで中空成形品などの複雑形状を成形する成形法であ
る。
【0008】DRI成形法でも、DSI成形法と同じ
く、接合部全体を完全に溶着することは困難であり、接
合部の内面に亀裂状の未溶着部が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】DSI成形法やDRI
成形法にて成形された、樹脂製中空成形品の接合部には
内面に亀裂状の未溶着部が存在するため、接合部は成形
品本体と比較すると強度が弱く、接合部に局部的な応力
集中が発生すると、成形品の破壊の原因となる。よっ
て、本発明は、接合部における局部的な応力集中を解消
することが可能な中空成形品およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、以下の構成を採用する。すなわち本発明
は、(1)少なくとも2つ以上の部品を接合して得られ
る、断面の境界線が該断面の中心に向かって全ての部位
において凹である閉曲線からなる中空成形品であって、
該中空成形品の接合部11が、該中空成形品の該断面の
境界線を描く閉曲線のうち、該中空成形品の断面積と同
一の面積を有する円の曲率よりも小さな部位に少なくと
も1箇所に設置されており、接合部11内部に設けられ
た溝状の溶着部23に接着材を注入し、接合してなるこ
とを特徴とする中空成形品。
【0011】ここで、該断面の境界線とは、該断面に
て、該中空成形品の内面で構成される境界線24のこと
である。また、該断面の中心に向かって全ての部位にお
いて凹である閉曲線とは、該断面の境界線24が閉曲線
であり、該閉曲線の形状において、図4のような閉曲線
の中心25に向かって凸である部位26が存在していな
いということである。そして、該中空成形品の断面積と
は、該閉曲線24により閉じられた面積を指し、該中空
成形品の断面積と同一の面積を有する円とは、該閉曲線
24により閉じられた面積と同一の面積を有する円27
を指す。
【0012】また、該中空成形品の断面積と同一の面積
を有する円の曲率よりも小さな部位とは、図5におい
て、該閉曲線24と該円27が、両図形の同一垂線29
上にある接点30で接したときに、該閉曲線24が、該
円27より該垂線29に垂直な接線31に近い曲率を有
する部位を指す。
【0013】(2)少なくとも2つ以上の部品を接合し
て得られる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全
ての部位において凹である閉曲線からなる中空成形品で
あって、該中空成形品の接合部11が、該中空成形品の
該断面の境界線を描く閉曲線のうち、曲率が最も小さい
部位に少なくとも1箇所に設置されており、接合部11
内部に設けられた溝状の溶着部23に接着材を注入し、
接合してなることを特徴とする中空成形品。
【0014】ここで、該中空成形品の該断面の境界線を
描く閉曲線のうち、曲率が最も少ない部位とは、図5に
おいて、前記、額中空成形品の断面積と同一の面積を有
する円の曲率よりも小さな部位の中で、最も、該接線3
1に近い曲率を有する部位を指す。
【0015】(3)前記中空成形品がパイプ形状もしく
はタンク形状であることを特徴とする前記(1)または
(2)のいずれか記載の中空成形品。
【0016】(4)前記中空成形品が樹脂からなること
を特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか記載の中空
成形品。
【0017】(5)接合部1)内部に設けられた溝状の
溶着部23に射出成形機により射出される接着材が樹脂
であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか
記載の中空成形品。
【0018】(6)少なくとも2つ以上の部品を接合し
て得られる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全
ての部位において凹である閉曲線からなる中空成形品で
あって、該中空成形品の接合部11が、該中空成形品の
該断面の境界線を描く閉曲線のうち、該中空成形品の断
面積と同一の面積を有する円の曲率よりも小さな部位に
少なくとも1箇所に設置されており、接合部11内部に
設けられた溝状の溶着部23に接着材を注入し、接合し
てなることを特徴とする中空成形品の製造方法。
【0019】(7)少なくとも2つ以上の部品を接合し
て得られる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全
ての部位において凹である閉曲線からなる中空成形品で
あって、該中空成形品の接合部11が、該中空成形品の
該断面の境界線を描く閉曲線のうち、曲率が最も小さい
部位に少なくとも1箇所に設置されており、接合部11
内部に設けられた溝状の溶着部23に接着材を注入し、
接合してなることを特徴とする中空成形品の製造方法。
【0020】(8)前記中空成形品がパイプ形状もしく
はタンク形状であることを特徴とする前記(6)または
(7)のいずれか記載の中空成形品の製造方法。
【0021】(9)中空部品が樹脂からなることを特徴
とする前記(6)〜(8)のいずれか記載の中空成形品
の接合部位置を決定する設計方法。
【0022】(10)接合部11内部に設けられた溝状
の溶着部23に射出成形機により射出される接着材が樹
脂であることを特徴とする前記(6)〜(9)のいずれ
か記載の中空成形品の製造方法、である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明が適用される中空成形品
は、少なくとも2つ以上の部品を接合して得られる中空
品である。
【0024】中空成形品の材質はとくに限定されない
が、熱可塑性樹脂が好ましく用いられ、その中で特に、
ナイロン樹脂、ポリプロピレン、スチレン系樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート、ポリアセタールなど
が好ましく用いられる。これらはポリマーアロイとした
り、また、ガラス繊維、難燃剤、着色剤、耐候剤などの
添加剤を加えて用いることもできる。
【0025】本発明は、少なくとも2つ以上の部品を接
合して得られる、断面の境界線が該断面の中心に向かっ
て全ての部位において凹である閉曲線からなる中空成形
品であって、該中空成形品の接合部11が、該中空成形
品の該断面の境界線を描く閉曲線のうち、該中空成形品
の断面積と同一の面積を有する円の曲率よりも小さな部
位に少なくとも1箇所に設置されており、接合部11内
部に設けられた溝状の溶着部23に接着材を注入し、接
合してなることを特徴とする中空成形品およびその設計
方法であり、とくに接合部11は断面の閉曲線のうち、
曲率が最も小さい部分に設置することが好ましい。
【0026】本発明において、該中空成形品が、図1に
例示されるパイプ形状、もしくは図2に例示されるタン
ク形状であることが好ましい。ここで、パイプ形状と
は、全体形状が直線、もしくは曲線で構成される中空品
形状であり、タンク形状とは、全体形状が、球もしくは
球に準拠した立体形状で構成される中空品形状である。
【0027】本発明において、該中空成形品が樹脂部品
であることが好ましい。
【0028】本発明において、該中空成形品を接合する
接着材が接合部に設けられた溝に射出成形機により射出
される樹脂であることが好ましい。
【0029】本発明の中空成形品の用途はとくに限定さ
れないが、好ましくは内部に気体、液体、流動体が流動
する用途の部材用であり、特に好ましくは内燃機関関連
の部品として用いられる。
【0030】内燃機関関連の部品としては、たとえばタ
ンク、パイプ、インテークマニホールドなどを挙げるこ
とができる。
【0031】図1は、本発明の一態様であるパイプ形状
を示す模式図である。
【0032】図2は、本発明の別の一態様であるタンク
形状を示す模式図である。
【0033】図3は、図1もしくは図2に示された中空
成形品の断面を示す模式図である。
【0034】本発明が適用される中空成形品の成形方法
はとくに限定しないが、好ましくはDSI成形法、もし
くはDRI成形法である。
【0035】以下、本発明の好ましい一実施形態とし
て、楕円断面を持つパイプ状の中空成形品に適用した例
について説明する。
【0036】上記中空成形品は、上部、および下部の部
品を通常の射出成形法により成形した後に、該中空成形
品の形状に組み合わせ、接合部11に樹脂を二次射出す
ることで成形している。
【0037】成形の工法の制約上、該中空成形品には、
接合部11の内面、および外面に亀裂状の未溶着部2
1,22が存在することになる。
【0038】また、上記中空成形品の本体と溶着部23
に射出した接着材との境界部は、他の部位と比較して材
料強度が極端に落ちる。
【0039】その結果、内圧負荷時に内面の亀裂状の未
溶着部21において、該亀裂の両側から引き裂かれる方
向に変形が起こり、該未溶着部21の根元の該中空成形
品の本体部と溶着部23に射出した接着材との境界部に
おいて、同部位における材料強度を超える応力集中が発
生すると該中空成形品の破壊の原因になる。
【0040】なお、外面の未溶着部22は、その位置と
大きさにより内圧負荷に対する該中空成形品の強度に殆
ど影響しない。
【0041】本発明では、上記中空成形品の内圧負荷に
対する強度を向上するために、中空部断面の該中空成形
品の断面積と同一の面積を有する円の曲率よりも小さな
部位に接合部を配置することが特徴である。
【0042】該中空成形品は、楕円断面の曲率が最も小
さい部位の2箇所に接合部11を配置している。
【0043】ここで、一般的に中空品に内圧負荷すると
中空品は中空断面に対して円に近づく傾向に形状変形が
起こる。
【0044】よって、曲率が該中空品の断面積と同一の
面積を有する円より大きな部位については、曲率を小さ
くする傾向の変形が発生し、同部位の内面に亀裂が存在
するときには、該亀裂は両側から引き裂かれる方向に変
形が起こる。
【0045】また、曲率が該中空品の断面積と同一の面
積を有する円より小さな部位については、曲率を大きく
する傾向の変形が発生し、同部位の内面に亀裂が存在す
るときには、該亀裂は両側から押される方向に変形が起
こる。
【0046】したがって、本発明による該中空成形品に
内圧負荷すると、接合部11では、該接合部が中空成形
品の楕円断面の曲率が最も小さい部位に配置されている
ことにより、曲率が大きくなる方向に変形が発生する。
そのことにより、該中空成形品の強度として問題となる
該中空成形品の内面の未溶着部21においては、両側か
ら押される方向に変形することとなる。
【0047】結果として、上記中空成形品の本体と溶着
部23に射出した接着材との境界部に局部的な応力集中
が発生せず、該中空成形品の内圧負荷に対する強度を得
ることができる。
【0048】
【実施例】以下は、パイプ状の中空成形品に内圧負荷し
た場合を想定した、CAE解析ソフトウェア「ABAQ
US」によるシミュレーション結果である。なお、「C
AE解析」とは、コンピュータを使った流動解析や熱解
析、構造解析などのシミュレーションのことをいう。
【0049】[実施例1]図6は、外周部の長径40m
m、外周部の短径30mmの楕円断面を持つ肉厚5mm
のパイプ状の中空成形品の断面図である。なお、パイプ
状の中空成形品は中空断面に対して垂直方向に曲がりが
存在しない直管であり、長さは任意であることを想定し
ている。
【0050】また、上記中空成形品は、2個の部品を楕
円状の断面において、曲率が最も小さい部位にて接合し
ていることを想定している。
【0051】上記中空成形品は、中空成形品本体、接着
材ともに、材料にガラス繊維強化ナイロン樹脂を使用
し、中空成形品本体と溶着部23の境界部における材料
強度を60MPaと想定している。
【0052】また、上記中空成形品は、DSI工法によ
って成形したことを想定している。そのため、該中空成
形品の接合部の内面に深さ4mm、外面に深さ1mmの
未溶着部を想定した亀裂を設けている。
【0053】上記の中空成形品に、1.0MPaの内圧
41を負荷した。
【0054】図7は、図6に示された中空成形品の内圧
負荷時の変形を5倍強調した図である。
【0055】図8は、図7に示された変形図の接合部付
近の拡大図である。
【0056】応力評価部44における発生応力を表1に
示す。
【0057】該中空成形品は、内圧負荷により中空断面
に対して真円に近づく傾向に変形が起こる。
【0058】よって、中空断面において曲率が該中空成
形品の断面積と同一の面積を有する円の曲率よりも小さ
な部位に配置した接合部では、曲率がより大なる方向へ
変形が起こる。
【0059】結果、亀裂状の内面の未溶着部21におい
ては、亀裂の両側から内側に押される方向に変形する。
【0060】そのため、亀裂の根元である応力評価部4
4に応力が集中することはない。
【0061】応力評価部44に発生した応力、9.1M
Paは、想定材料のガラス繊維強化ナイロン樹脂の中空
成形品本体と溶着部23の境界部における材料強度60
MPaを大きく下回っており、該中空成形品は、想定さ
れる内圧負荷条件に対して十分な強度を持っていると言
える。
【0062】[比較例1]図9は、外周部の長径40m
m、外周部の短径30mmの楕円断面を持つ肉厚5mm
のパイプ状の中空成形品の断面図である。なお、パイプ
状の中空成形品は中空断面に対して垂直方向に曲がりが
存在しない直管であり、長さは任意であることを想定し
ている。
【0063】また、上記中空成形品は、2個の部品を楕
円状の断面において、曲率が最も大きい部位にて接合し
ていることを想定している。
【0064】上記の中空成形品は、中空成形品本体、接
着材ともに、材料に実施例1と同じガラス繊維強化ナイ
ロン樹脂を使用し、中空成形品本体と溶着部23の境界
部における材料強度を60MPaと想定している。
【0065】また、上記中空成形品は、DSI工法によ
って成形したことを想定している。そのため、該中空成
形品の接合部の内面に深さ4mm、外面に深さ1mmの
未溶着部を想定した亀裂を設けている。
【0066】該中空成形品に、実施例1と同じく、1.
0MPaの内圧41を負荷した。
【0067】図10は、図9に示された中空成形品の内
圧負荷時の変形を5倍強調した図である。
【0068】図11は、図10に示された変形図の接合
部付近の拡大図である。
【0069】応力評価部44における発生応力を表1に
示す。
【0070】
【表1】
【0071】該中空成形品は、実施例1と同じく、内圧
負荷により中空断面に対して真円に近づく傾向に変形が
起こる。
【0072】よって、曲率が該中空成形品の断面積と同
一の面積を有する円の曲率よりも大きな部位に配置した
接合部では、曲率がより小なる方向へ変形が起こる。
【0073】結果、亀裂状の内面の未溶着部21におい
ては、亀裂の両側から外側に引き裂かれる方向に変形す
る。
【0074】そのため、亀裂の根元である応力評価部4
4に応力が集中する。
【0075】応力評価部44に発生した応力、88.4
MPaは、想定材料のガラス繊維強化ナイロン樹脂の中
空成形品本体と溶着部23の境界部における材料強度6
0MPaを上回っており、該中空成形品は、想定される
内圧負荷条件に対して十分な強度を持っていないため、
接合部から破壊する可能性が大きいといえる。
【0076】
【発明の効果】この発明では、少なくとも2つ以上の部
品が接合部内部に設けられた溝に流し込まれた接着材に
より接合してなる中空成形品の設計において、該中空成
形品の該断面の境界線を描く閉曲線のうち、該中空成形
品の断面積と同一の面積を有する円の曲率よりも小さな
部位に接合部を設定することにより、該中空成形品の内
部圧力負荷時に接合部に発生する応力集中を低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空成形品の好ましい一態様を示す模
式図である。
【図2】本発明の中空成形品の別の好ましい一態様を示
す模式図である。
【図3】図1および図2で示された中空成形品の断面図
である。
【図4】断面の中心に向かって凸である部位が存在する
閉曲線の一態様を示す模式図である。
【図5】閉曲線における、該閉曲線と同一の面積を有す
る円の曲率よりも小さな部位の一態様を示す模式図であ
る。
【図6】実施例1にて示される中空成形品の断面図であ
る。
【図7】図6で示された中空成形品の内圧負荷時の変形
図である。
【図8】図7で示された変形図の接合部付近の拡大図で
ある。
【図9】比較例1にて示される中空成形品の断面図であ
る。
【図10】図9で示された中空成形品の内圧負荷時の変
形図である。
【図11】図10で示された変形図の接合部付近の拡大
図である。
【符号の説明】
11:接合部 21:内側の未溶着部 22:外側の未溶着部 23:溶着部 24:閉曲線 25:閉曲線の中心 26:閉曲線の中心に向かって凸である部位 27:閉曲線と同一の面積を有する円 28:閉曲線と同一の面積を有する円の中心 29:閉曲線と該閉曲線と同一の面積を有する円が共有
する垂線 30:閉曲線と該閉曲線と同一の面積を有する円の接点 31:閉曲線と該閉曲線と同一の面積を有する円の接点
における接線 41:内圧 42:変形前の形状 43:変形後の形状 44:応力評価部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 321 F16L 9/12 F16L 9/12 B65D 8/22 Z // B65D 8/22 B29L 22:00 B29L 22:00 F02M 35/10 102N Fターム(参考) 3E061 AA30 AB09 AD05 DA06 DB01 3H111 AA01 BA15 CA08 CA33 CB02 CB15 EA02 4F211 AD05 AG07 AG24 AH17 AH55 TA08 TC08 TC14 TD01 TN82

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つ以上の部品を接合して得ら
    れる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全ての部
    位において凹である閉曲線からなる中空成形品であっ
    て、該中空成形品の接合部が、該中空成形品の該断面の
    境界線を描く閉曲線のうち、該中空成形品の断面積と同
    一の面積を有する円の曲率よりも小さな部位に少なくと
    も1箇所に設置されており、接合部内部に設けられた溝
    状の溶着部に接着材を注入し、接合してなることを特徴
    とする中空成形品。
  2. 【請求項2】少なくとも2つ以上の部品を接合して得ら
    れる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全ての部
    位において凹である閉曲線からなる中空成形品であっ
    て、該中空成形品の接合部が、該中空成形品の該断面の
    境界線を描く閉曲線のうち、曲率が最も小さい部位に少
    なくとも1箇所に設置されており、接合部内部に設けら
    れた溝状の溶着部に接着材を注入し、接合してなること
    を特徴とする中空成形品。
  3. 【請求項3】前記中空成形品がパイプ形状もしくはタン
    ク形状であることを特徴とする請求項1または2のいず
    れか記載の中空成形品。
  4. 【請求項4】前記中空成形品が樹脂からなることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか記載の中空成形品。
  5. 【請求項5】接合部内部に設けられた溝状の溶着部に射
    出成形機により射出される接着材が樹脂であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか記載の中空成形品。
  6. 【請求項6】少なくとも2つ以上の部品を接合して得ら
    れる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全ての部
    位において凹である閉曲線からなる中空成形品であっ
    て、該中空成形品の接合部が、該中空成形品の該断面の
    境界線を描く閉曲線のうち、該中空成形品の断面積と同
    一の面積を有する円の曲率よりも小さな部位に少なくと
    も1箇所に設置されており、接合部内部に設けられた溝
    状の溶着部に接着材を注入し、接合してなることを特徴
    とする中空成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】少なくとも2つ以上の部品を接合して得ら
    れる、断面の境界線が該断面の中心に向かって全ての部
    位において凹である閉曲線からなる中空成形品であっ
    て、該中空成形品の接合部が、該中空成形品の該断面の
    境界線を描く閉曲線のうち、曲率が最も小さい部位に少
    なくとも1箇所に設置されており、接合部内部に設けら
    れた溝状の溶着部に接着材を注入し、接合してなること
    を特徴とする中空成形品の製造方法。
  8. 【請求項8】前記中空成形品がパイプ形状もしくはタン
    ク形状であることを特徴とする請求項6または7のいず
    れか記載の中空成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】中空部品が樹脂からなることを特徴とする
    請求項6〜8のいずれか記載の中空成形品の製造方法。
  10. 【請求項10】接合部内部に設けられた溝状の溶着部に
    射出成形機により射出される接着材が樹脂であることを
    特徴とする請求項6〜9のいずれか記載の中空成形品の
    製造方法。
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