JP2003178451A - 光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置 - Google Patents
光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置Info
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/125—Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
- G11B7/126—Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
- G11B7/1267—Power calibration
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/004—Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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-
- G—PHYSICS
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- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】CAV方式においても最適なパワー値で追記型
光ディスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行うこ
とが可能な光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置
を提供する。 【解決手段】ピーク光安定光パワー比HL1/HS1
と、該所定の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読
み出した識別情報に対応する予め設定した定数aと、か
ら切片値bを求めて、ランニングOPC実行時における
任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値
HL/HSとの関係式HL/HS=aV+bを作成す
る。そして、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した前記目標値HL/HSになるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率
に応じて制御する。
光ディスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行うこ
とが可能な光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置
を提供する。 【解決手段】ピーク光安定光パワー比HL1/HS1
と、該所定の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読
み出した識別情報に対応する予め設定した定数aと、か
ら切片値bを求めて、ランニングOPC実行時における
任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値
HL/HSとの関係式HL/HS=aV+bを作成す
る。そして、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した前記目標値HL/HSになるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率
に応じて制御する。
Description
【発明の属する技術分野】この発明は、データの記録が
可能な光ディスクの記録方法及び記録装置に関する。
可能な光ディスクの記録方法及び記録装置に関する。
【従来の技術】データの記録が可能な光ディスクである
追記型光ディスク及び書換型光ディスクのデータ記録方
式としては、従来、CLV(Constant ali
bration Linear Velocity)方
式が一般的である。CLV方式では、データを光ディス
クに記録する際の線速度が一定であるため、レーザ記録
パワーは基本的に一定であり、正確なデータ記録を行う
ためのレーザ記録パワーの制御技術であるライトストラ
テジは同じ記録速度であれば、ディスク毎に固定であ
る。しかし、光ディスクへデータを記録する際には、デ
ィスクの色素厚のムラによる感度、温度、記録環境の違
いなどにより、データ記録パワーを調整する必要があ
る。そこで、追記型光ディスクや書換型光ディスクにデ
ータを記録する際には、OPC(Optimum Po
wer Control)が行われる。OPCは、光デ
ィスクへデータを記録する際のレーザ記録パワーを調整
する方法であり、光ディスクのPCA(Power C
alibration Area)に、レーザ光を照射
して所定のパターンデータの試し書きを行う。ここで、
追記型光ディスクの一例であるCD−Rの領域構成につ
いて説明する。図11は、CD−Rの領域構成を示した
図である。図11に示したように、光ディスク11は、
直径46〜50mmの区間がリードイン領域として設定
され、それよりも外周側にはプログラム領域及びリード
アウト領域が設定される。また、リードイン領域よりも
内周側にはPCAが設定されている。PCAは、テスト
エリアと、カウントエリアとで構成される。プログラム
領域は、ディジタルオーディオデータやコンピュータで
使用するデータなどが記録可能である。なお、光ディス
クの直径は120mmであり、リードアウト領域の外周
側は最大で直径118mmの範囲まで記録しても良い。
リードイン領域は、TOC(Table Of Con
tents)が記録されている光ディスクの開始部分で
あり、TOCには、各トラックの開始位置の一覧表が含
まれている。リードアウト領域は、プレーヤが最終トラ
ックを過ぎて読んでも良いように、ディスクの最終トラ
ックの後ろに置かれたバッファ領域である。PCAは、
レーザの最適な書き込みパワーを調べるための試し書き
用の領域である。この領域には99回の試し書きができ
る。PMAは、トラックアットワンス方式でデータを書
き込む際に、トラック情報を一時的に記録するために使
用される領域である。OPCは、上記のようにリードイ
ン領域の内周側に設けられているPCAに、データ記録
前にレーザ光を照射して、所定のパターンデータの試し
書きを行う。そして、試し書きしたデータを読み出し
て、ある評価基準に従って最適パワーを見つけ、この最
適パワーでデータ記録が行われる。データ記録前のOP
Cだけでは、記録中のレーザ波長変動やディスク記録感
度の面内変動などに対して、記録パワーを調整できな
い。そのため、記録しながら記録波形をモニタして、こ
れが最適な状態になるように記録パワーを補正する手法
であるランニングOPC(ROPCとも称する。)が行
われている。図12は、光ディスクにピットを形成して
データを記録する際の、記録用レーザ光の記録信号及び
反射光の受光信号の波形図、並びに形成されるピットの
概観図である。図12に示したように、記録用信号が所
定の時間幅のパルスであった場合、反射光の受光信号レ
ベルは、記録用レーザ光の照射開始当初にピーク値HS
になる。これは、光ディスクへのレーザ光の照射開始当
初は、光ディスクにピットが形成されずに照射光がすべ
て反射されるためである。ピーク値HSを過ぎると、そ
の後ピットが形成されていくのに従って、徐々に反射光
量は低下していき、反射光の受光信号レベルは略安定し
た値HLになる。そして、記録用信号が立ち下がると、
反射光の受光信号も立ち下がる。光ディスクへ照射した
レーザ光の反射光の受光信号は、このような波形特性を
示すので、従来、ランニングOPCを行った場合には、
上記受光信号レベルの略安定した値HLが一定値になる
ように、受光信号波形をモニタして、記録用レーザ光の
パワーを制御している。近年、パソコンの高速化やユー
ザのニーズにより、追記型光ディスク及び書換型光ディ
スクの記録速度(線速度倍率)は高速化しており、現
在、CLV方式での線速度倍率が、追記型光ディスクの
場合で16倍速、書換型光ディスクの場合の場合で10
倍速のものが存在する。CLV方式では、光ディスクの
回転速度は内周側ほど速い。例えば、CLV方式で線速
度倍率を12倍速にしてデータの記録を行った場合、最
外周でのディスク回転速度は2400rpmであるが、
最内周でのディスク回転速度は約6000rpmにな
る。また、16倍速の場合、最内周でのディスク回転速
度は、約8000rpmになる。このように、CLV方
式で光ディスクの内周側にデータを記録する場合、光デ
ィスクの回転速度が非常に高くなるため、光ディスクに
自励振動が発生する。この場合、一定のレーザ記録パワ
ーで光ディスクにデータを記録しても記録部でのスポッ
ト径が変化してしまい、記録したデータを正しく読み出
すことができないことがある。また、ディスクの回転振
動がひどい場合には、ディスクが割れる恐れもある。さ
らに、上記のように光ディスクが振動した状態でOPC
やランニングOPCを行った場合、得られたデータ記録
パワーの基準である最適パワー値は、不適切なパワー値
となってしまう。この場合も、データを読み出すことが
できないディスクを作成してしまうことがある。そこ
で、特許第3225704号公報には、1枚の光ディス
クの記録を行う際の状況変化に対応して、常に適正な記
録状態が得られるようにした光ディスク記録方法及びそ
の装置に関する技術が開示されている。この公報に示さ
れている発明は、形成すべきピット長に応じて記録用レ
ーザ光を光ディスクに照射してピットを形成するため
に、光ディスクに対して照射する記録用レーザ光の記録
パワー値と、記録用レーザ光の反射光パワーがその照射
を開始した当初のピーク値を過ぎて略安定した状態での
反射光パワーの安定値又はこれに相当する値と、に基づ
いて記録用レーザ光の記録パワーを可変制御してピット
の形成を行うものである。また、上記の発明では、光デ
ィスクに対して照射する記録用レーザ光の記録パワー値
HSと、記録用レーザ光の反射光パワーがその照射を開
始した当初のピーク値を過ぎて略安定した状態での反射
光パワーの安定値又はこれに相当する値HLと、をデー
タ記録時に検出して、その比HL/HSを求め、この比
が実験などに基づいて予め設定された適正値になるよう
に、照射するレーザ光の記録パワー値を可変制御する。
これにより、記録パワーは記録時の各時点で適正に制御
されるので、常に適正な記録状態が得られる。一方、光
ディスクにデータを記録する際に、内周側の回転速度を
低く抑えることで、前記の問題を解消することが可能に
なる。このような方法として、CAV(Constan
t Angular Velocity)方式がある。
CAV方式は、データ記録時のディスクの回転速度(角
速度)が略一定であり、外周側に比べて内周側では線速
度が低速になる。例えば、CAV方式は、最外周での線
速度倍率が30倍速の場合、最内周での線速度倍率は1
2倍速になる。この方式では、記録用レーザ光を光ディ
スクへ照射する径方向の位置に応じて、線速度倍率が変
化するが、ディスク回転数が常に一定に保たれるため、
内周側の回転速度を抑えて安定した書き込みが可能であ
る。
追記型光ディスク及び書換型光ディスクのデータ記録方
式としては、従来、CLV(Constant ali
bration Linear Velocity)方
式が一般的である。CLV方式では、データを光ディス
クに記録する際の線速度が一定であるため、レーザ記録
パワーは基本的に一定であり、正確なデータ記録を行う
ためのレーザ記録パワーの制御技術であるライトストラ
テジは同じ記録速度であれば、ディスク毎に固定であ
る。しかし、光ディスクへデータを記録する際には、デ
ィスクの色素厚のムラによる感度、温度、記録環境の違
いなどにより、データ記録パワーを調整する必要があ
る。そこで、追記型光ディスクや書換型光ディスクにデ
ータを記録する際には、OPC(Optimum Po
wer Control)が行われる。OPCは、光デ
ィスクへデータを記録する際のレーザ記録パワーを調整
する方法であり、光ディスクのPCA(Power C
alibration Area)に、レーザ光を照射
して所定のパターンデータの試し書きを行う。ここで、
追記型光ディスクの一例であるCD−Rの領域構成につ
いて説明する。図11は、CD−Rの領域構成を示した
図である。図11に示したように、光ディスク11は、
直径46〜50mmの区間がリードイン領域として設定
され、それよりも外周側にはプログラム領域及びリード
アウト領域が設定される。また、リードイン領域よりも
内周側にはPCAが設定されている。PCAは、テスト
エリアと、カウントエリアとで構成される。プログラム
領域は、ディジタルオーディオデータやコンピュータで
使用するデータなどが記録可能である。なお、光ディス
クの直径は120mmであり、リードアウト領域の外周
側は最大で直径118mmの範囲まで記録しても良い。
リードイン領域は、TOC(Table Of Con
tents)が記録されている光ディスクの開始部分で
あり、TOCには、各トラックの開始位置の一覧表が含
まれている。リードアウト領域は、プレーヤが最終トラ
ックを過ぎて読んでも良いように、ディスクの最終トラ
ックの後ろに置かれたバッファ領域である。PCAは、
レーザの最適な書き込みパワーを調べるための試し書き
用の領域である。この領域には99回の試し書きができ
る。PMAは、トラックアットワンス方式でデータを書
き込む際に、トラック情報を一時的に記録するために使
用される領域である。OPCは、上記のようにリードイ
ン領域の内周側に設けられているPCAに、データ記録
前にレーザ光を照射して、所定のパターンデータの試し
書きを行う。そして、試し書きしたデータを読み出し
て、ある評価基準に従って最適パワーを見つけ、この最
適パワーでデータ記録が行われる。データ記録前のOP
Cだけでは、記録中のレーザ波長変動やディスク記録感
度の面内変動などに対して、記録パワーを調整できな
い。そのため、記録しながら記録波形をモニタして、こ
れが最適な状態になるように記録パワーを補正する手法
であるランニングOPC(ROPCとも称する。)が行
われている。図12は、光ディスクにピットを形成して
データを記録する際の、記録用レーザ光の記録信号及び
反射光の受光信号の波形図、並びに形成されるピットの
概観図である。図12に示したように、記録用信号が所
定の時間幅のパルスであった場合、反射光の受光信号レ
ベルは、記録用レーザ光の照射開始当初にピーク値HS
になる。これは、光ディスクへのレーザ光の照射開始当
初は、光ディスクにピットが形成されずに照射光がすべ
て反射されるためである。ピーク値HSを過ぎると、そ
の後ピットが形成されていくのに従って、徐々に反射光
量は低下していき、反射光の受光信号レベルは略安定し
た値HLになる。そして、記録用信号が立ち下がると、
反射光の受光信号も立ち下がる。光ディスクへ照射した
レーザ光の反射光の受光信号は、このような波形特性を
示すので、従来、ランニングOPCを行った場合には、
上記受光信号レベルの略安定した値HLが一定値になる
ように、受光信号波形をモニタして、記録用レーザ光の
パワーを制御している。近年、パソコンの高速化やユー
ザのニーズにより、追記型光ディスク及び書換型光ディ
スクの記録速度(線速度倍率)は高速化しており、現
在、CLV方式での線速度倍率が、追記型光ディスクの
場合で16倍速、書換型光ディスクの場合の場合で10
倍速のものが存在する。CLV方式では、光ディスクの
回転速度は内周側ほど速い。例えば、CLV方式で線速
度倍率を12倍速にしてデータの記録を行った場合、最
外周でのディスク回転速度は2400rpmであるが、
最内周でのディスク回転速度は約6000rpmにな
る。また、16倍速の場合、最内周でのディスク回転速
度は、約8000rpmになる。このように、CLV方
式で光ディスクの内周側にデータを記録する場合、光デ
ィスクの回転速度が非常に高くなるため、光ディスクに
自励振動が発生する。この場合、一定のレーザ記録パワ
ーで光ディスクにデータを記録しても記録部でのスポッ
ト径が変化してしまい、記録したデータを正しく読み出
すことができないことがある。また、ディスクの回転振
動がひどい場合には、ディスクが割れる恐れもある。さ
らに、上記のように光ディスクが振動した状態でOPC
やランニングOPCを行った場合、得られたデータ記録
パワーの基準である最適パワー値は、不適切なパワー値
となってしまう。この場合も、データを読み出すことが
できないディスクを作成してしまうことがある。そこ
で、特許第3225704号公報には、1枚の光ディス
クの記録を行う際の状況変化に対応して、常に適正な記
録状態が得られるようにした光ディスク記録方法及びそ
の装置に関する技術が開示されている。この公報に示さ
れている発明は、形成すべきピット長に応じて記録用レ
ーザ光を光ディスクに照射してピットを形成するため
に、光ディスクに対して照射する記録用レーザ光の記録
パワー値と、記録用レーザ光の反射光パワーがその照射
を開始した当初のピーク値を過ぎて略安定した状態での
反射光パワーの安定値又はこれに相当する値と、に基づ
いて記録用レーザ光の記録パワーを可変制御してピット
の形成を行うものである。また、上記の発明では、光デ
ィスクに対して照射する記録用レーザ光の記録パワー値
HSと、記録用レーザ光の反射光パワーがその照射を開
始した当初のピーク値を過ぎて略安定した状態での反射
光パワーの安定値又はこれに相当する値HLと、をデー
タ記録時に検出して、その比HL/HSを求め、この比
が実験などに基づいて予め設定された適正値になるよう
に、照射するレーザ光の記録パワー値を可変制御する。
これにより、記録パワーは記録時の各時点で適正に制御
されるので、常に適正な記録状態が得られる。一方、光
ディスクにデータを記録する際に、内周側の回転速度を
低く抑えることで、前記の問題を解消することが可能に
なる。このような方法として、CAV(Constan
t Angular Velocity)方式がある。
CAV方式は、データ記録時のディスクの回転速度(角
速度)が略一定であり、外周側に比べて内周側では線速
度が低速になる。例えば、CAV方式は、最外周での線
速度倍率が30倍速の場合、最内周での線速度倍率は1
2倍速になる。この方式では、記録用レーザ光を光ディ
スクへ照射する径方向の位置に応じて、線速度倍率が変
化するが、ディスク回転数が常に一定に保たれるため、
内周側の回転速度を抑えて安定した書き込みが可能であ
る。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CAV
方式では、前記のように光ディスクの外周側ほど線速度
倍率が高くなるため、光ディスクの径方向の位置に応じ
て、記録用レーザ光のパワーを変更する必要がある。よ
って、ランニングOPCを行う際には、OPCを行って
得られた最適パワー値を、光ディスクの内周側における
一部の領域にしか適用することができないという問題が
ある。また、前記の特許第3225704号公報には、
線速度倍率が変化することについて何も言及されていな
いため、CLV方式における技術であると推察される。
したがって、この公報に開示された技術をCAV方式に
適用することはできない。さらに、従来、CAV方式で
ランニングOPCを行う際に、最適パワー値を線速度倍
率に応じて変化させるための適切な制御方法がなかった
ため、CAV方式ではランニングOPCは行われていな
かった。そこで、本発明は上記の問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、CAV方式において
も最適なパワー値で追記型光ディスク及び書換型光ディ
スクにデータ記録を行うことが可能な光ディスク記録方
法及び光ディスク記録装置を提供することにある。
方式では、前記のように光ディスクの外周側ほど線速度
倍率が高くなるため、光ディスクの径方向の位置に応じ
て、記録用レーザ光のパワーを変更する必要がある。よ
って、ランニングOPCを行う際には、OPCを行って
得られた最適パワー値を、光ディスクの内周側における
一部の領域にしか適用することができないという問題が
ある。また、前記の特許第3225704号公報には、
線速度倍率が変化することについて何も言及されていな
いため、CLV方式における技術であると推察される。
したがって、この公報に開示された技術をCAV方式に
適用することはできない。さらに、従来、CAV方式で
ランニングOPCを行う際に、最適パワー値を線速度倍
率に応じて変化させるための適切な制御方法がなかった
ため、CAV方式ではランニングOPCは行われていな
かった。そこで、本発明は上記の問題を解決するために
なされたものであり、その目的は、CAV方式において
も最適なパワー値で追記型光ディスク及び書換型光ディ
スクにデータ記録を行うことが可能な光ディスク記録方
法及び光ディスク記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。 (1)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、光ディスクに記
録されている光ディスクの識別情報を読み取って、該識
別情報に対応させて予め設定した定数と、所定の線速度
倍率でOPCを行って取得した試し書き値と、該所定の
線速度倍率と、から、ランニングOPCを行う際の線速
度倍率と目標値との関係式を作成して、データ記録時
に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、前記
関係式によって算出した前記目標値になるように、前記
記録用レーザ光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御
することを特徴とする。この構成において、データを記
録する光ディスクに応じてあらかじめ設定した定数と記
録されている光ディスクの識別情報に対応させて予め設
定した値と、OPCを行って取得した値と、から、ラン
ニングOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式
を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した実測値が、前記関係式によって算出した前記
目標値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワー
を線速度倍率に応じて制御する。したがって、線速度倍
率が変化しても的確にレーザ光の記録パワーを制御する
ことができるので、従来はCLV方式でしかランニング
OPCは行えなかったが、本発明によりCAV方式にお
いてもランニングOPCを実行してレーザパワーを制御
して、最適なパワー値で記録品位の高いデータを記録す
ることが可能となる。また、データを記録する光ディス
クの内周から外周の間を複数の領域に分けて、各領域
は、一定の線速度倍率で記録を行う記録方式などでもラ
ンニングOPCを実行して、記録用レーザ光の記録パワ
ーを制御することが可能になる。 (2)前記試し書き値及び前記実測値は、照射を開始し
た当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピ
ーク値又はこれに相当する値と、該ピーク値又はこれに
相当する値を過ぎて略安定した状態における前記記録用
レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値
と、の比で表されるピーク光安定光パワー比であること
を特徴とする。この構成において、所定の線速度倍率で
OPCを行って取得した、照射を開始した当初における
前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれ
に相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する値を過
ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比で表さ
れるピーク光安定光パワー比と、光ディスクに記録され
ている光ディスクの識別情報に対応させて予め設定した
定数と、該所定の線速度倍率と、から、ランニングOP
Cを行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成す
る。また、データ記録時に、ランニングOPCを行って
取得した上記ピーク光安定光パワー比が、前記関係式に
よって算出した前記目標値になるように、前記記録用レ
ーザ光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御する。し
たがって、光ディスクの状態が変化しても、レーザ光の
記録パワーを正確かつ安全に制御することが可能にな
る。なお、記録用レーザ光の照射を開始した当初の光デ
ィスクからの反射光パワーのピーク値に相当する値とし
ては、記録パワー値を用いることができる。また、記録
パワー値として、記録パワーの指令値又は記録パワーの
検出値を用いることができ、以降の説明の該ピーク値に
相当する値も同様である。また、反射光パワーの安定値
に相当する値として、記録信号の立ち下がり直前の反射
光パワー値、記録信号が立ち上がった後に反射光パワー
が略安定すると予想される時間経過後のタイミングでの
反射光パワー値、又は反射光パワーの変化状態を実際に
検出して、ある程度安定した状態が検出された後の反射
光パワー値などを検出して用いることができ、以降の説
明の該安定値に相当する値も同様である。 (3)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、光ディスクに記
録されている光ディスクの識別情報に対応させて予め定
数を設定しておき、データを記録する光ディスクに所定
の線速度倍率V1でOPCを行って取得した、照射を開
始した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワー
のピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピーク
値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略安定した状態
における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又
はこれに相当する値HL1の比で表されるピーク光安定
光パワー比HL1/HS1と、該所定の線速度倍率V1
と、前記光ディスクから読み出した識別情報に対応する
定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した前記目標値HL/HSになるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率
に応じて制御することを特徴とする。この構成におい
て、ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定
の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識
別情報に対応する予め設定した定数aと、から、切片値
bを求めて、ランニングOPC実行時における任意の線
速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/H
Sとの関係式を作成する。そして、データ記録時に、ラ
ンニングOPCを行って取得した前記ピーク光安定光パ
ワー比の実測値が、前記関係式により算出した前記目標
値HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記録
パワー値を線速度倍率に応じて制御する。したがって、
照射を開始した当初における記録用レーザ光の反射光パ
ワーのピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における記録用レーザ光の反射光パワーの安定値
又はこれに相当する値に基づいて記録用レーザパワーを
制御しても、ディスクの状態によっては読めないデータ
を記録してしまうことがあるが、線速度倍率Vと比例関
係にあるピーク光安定光パワー比HL/HSに基づいて
記録用レーザパワーを制御するので、線速度倍率やディ
スクの状態が変動しても、安定してデータを記録するこ
とが可能になる。 (4)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、第1試し書き領
域でOPCを第1線速度倍率で行って取得した第1試し
書き値と、第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率
で行って取得した第2試し書き値と、該第1線速度倍率
と、該第2線速度倍率と、から、ランニングOPCを行
う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成して、デー
タ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実測値
が、前記関係式によって算出した前記目標値になるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする光ディスク記録方法。
この構成において、第1試し書き領域でOPCを第1線
速度倍率で行って取得した第1試し書き値と、第2試し
書き領域でOPCを第2線速度倍率で行って取得した第
2試し書き値と、該第1線速度倍率と、該第2線速度倍
率と、から、ランニングOPCを行う際の線速度倍率と
目標値との関係式を作成して、データ記録時に、ランニ
ングOPCを行って取得した実測値が、前記関係式によ
って算出した前記目標値になるように、前記記録用レー
ザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御する。し
たがって、識別情報に対応させて予め定数を設定しなく
ても、書き込み速度や光ディスクの状態に応じて的確に
レーザ光の記録パワーを制御することが可能になる。 (5)前記第1試し書き値、前記第2試し書き値及び前
記実測値は、照射を開始した当初における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値
と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値と、の比で表されるピーク光
安定光パワー比であることを特徴とする。この構成にお
いて、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光
の反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値と、該
ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態
における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又
はこれに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光
パワー比を、第1試し書き値、第2試し書き値及び実測
値として用いて、ランニングOPCを行う際の線速度倍
率と目標値との関係式の作成、及び記録用レーザ光の記
録パワー値の線速度倍率に応じた制御を行っている。し
たがって、パワー関数を用いる方法よりも安全にパワー
制御を行うことが可能になる。 (6)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、データを記録す
る光ディスクの第1試し書き領域でOPCを第1線速度
倍率V1で行って取得した、照射を開始した当初におけ
る前記記録用レーザ光の反射光パワーの第1ピーク値又
はこれに相当する値HS1、及び該ピーク値又はこれに
相当する値HS1を過ぎて略安定した状態における前記
記録用レーザ光の反射光パワーの第1安定値又はこれに
相当する値HL1の比で表される第1ピーク光安定光パ
ワー比HL1/HS1と、前記データを記録する光ディ
スクの第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率V2
で行って取得した、照射を開始した当初における前記記
録用レーザ光の反射光パワーの第2ピーク値又はこれに
相当する値HS2、及び該ピーク値又はこれに相当する
値HS2を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの第2安定値又はこれに相当する
値HL2の比で表される第2ピーク光安定光パワー比H
L2/HS2と、該第1線速度倍率V1と、該第2線速
度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した目標値HL/HSになるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする。この構成において、
第1ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、第2ピ
ーク光安定光パワー比HL2/HS2と、該第1線速度
倍率V1と、該第2線速度倍率V2と、から、係数値a
及び切片値bを求めて、ランニングOPC実行時におけ
る任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標
値HL/HSとの関係を示した関係式を作成する。そし
て、データ記録時に、ランニングOPCを行って取得し
た前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関係式
により算出した目標値HL/HSになるように、前記記
録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御
する。したがって、書き込み速度や光ディスクの状態に
応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、従来、
光ディスクの識別情報に対応させて予め設定していた定
数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小さくす
ることが可能となる。 (7)前記記録用レーザ光を光ディスクへ照射する径方
向位置に応じて、線速度倍率を変化させることを特徴と
する。この構成において、記録用レーザ光を光ディスク
へ照射する径方向位置に応じて、線速度倍率を変化させ
て、光ディスクへデータを記録する。したがって、関係
式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速度倍率の目
標値を設定できるので、従来はCLV方式でしかランニ
ングOPCは行えなかったが、本発明によりCAV方
式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式など他の
記録方式においてもランニングOPCを実行することが
可能になる。 (8)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段と、
記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ光照射
手段と、光ディスクに記録されている光ディスクの識別
情報、所定の線速度倍率でOPCを行って取得した試し
書き値、及びランニングOPCを行った際の実測値を検
出する検出手段と、該識別情報に対応させて予め設定し
た定数を記憶する記憶手段と、光ディスクの線速度倍率
を検出する線速度倍率検出手段と、該定数、該試し書き
値、及び該所定の線速度倍率から、ランニングOPCを
行う際の線速度倍率に応じた目標値の関係式を作成する
演算手段と、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した実測値が、前記関係式によって算出した目標
値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワーを線
速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、を
備えたことを特徴とする。この構成において、光ディス
ク記録装置では、検出手段で検出した、光ディスクに記
録されている光ディスクの識別情報、所定の線速度倍率
でOPCを行って取得した試し書き値と、線速度倍率検
出手段で検出した光ディスクの線速度倍率と、記憶手段
が記憶した光ディスクの識別情報に対応させて予め設定
した定数とを用いて、演算手段はランニングOPCを行
う際の線速度倍率に応じた目標値の関係式を作成する。
そして、レーザパワー制御手段は、検出手段で検出した
ランニングOPCを行った際の実測値が、前記関係式に
よって算出した目標値になるように、前記記録用レーザ
光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御する。したが
って、(1)と同様の効果が得られる。 (9)前記検出手段は、照射を開始した当初における前
記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに
相当する値を検出するピーク値検出手段と、該ピーク値
又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態における
前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに
相当する値を検出する安定値検出手段と、を備え、前記
演算手段は、前記関係式を作成する際に前記試し書き値
として、前記ピーク値又はこれに相当する値と、前記安
定値又はこれに相当する値と、の比で表されるピーク光
安定光パワー比を用い、前記レーザパワー制御手段は、
前記記録用レーザ光の記録パワーを制御する際に前記実
測値として、該ピーク光安定光パワー比を用いることを
特徴とする。この構成において、光ディスク記録装置で
は、ピーク値検出手段で検出した照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値と、安定値検出手段で検出した該ピ
ーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を、演算手段は関係式を作成する際の試し書き値
として用い、レーザパワー制御手段は、記録用レーザ光
の記録パワーを制御する際に実測値として用いる。した
がって、(2)と同様の効果が得られる。 (10)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段
と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ照
射手段と、光ディスクに記録されている光ディスクの識
別情報を検出する識別情報検出手段と、該識別情報に対
応させて予め設定した定数を記憶する記憶手段と、光デ
ィスクの線速度倍率を設定・検出する線速度倍率設定検
出手段と、照射を開始した当初における前記記録用レー
ザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値を
検出するピーク値検出手段と、該ピーク値又はこれに相
当する値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値を
検出する安定値検出手段と、データを記録する光ディス
クに所定の線速度倍率V1でOPCを行って取得した前
記ピーク値検出手段が検出した前記ピーク値又はこれに
相当する値HS1と、前記安定値検出手段が検出した前
記安定値又はこれに相当する値HL1と、該所定の線速
度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識別情報
に対応する係数値aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光反射光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。この構成において、光ディ
スク記録装置では、ピーク光安定光パワー比HL1/H
S1と、該所定の線速度倍率V1と、前記光ディスクか
ら読み出した識別情報に対応する予め設定した定数a
と、から、切片値bを求めて、ランニングOPC実行時
における任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比
の目標値HL/HSとの関係式を作成する。そして、デ
ータ記録時に、ランニングOPCを行って取得した前記
ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関係式により
算出した前記目標値HL/HSになるように、前記記録
用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御す
る。したがって、(3)と同様の効果が得られる。 (11)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段
と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ照
射手段と、第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率
で行って取得した第1試し書き値、第2試し書き領域で
OPCを第2線速度倍率で行って取得した第2試し書き
値、及びランニングOPCを行って取得した実測値又は
該試し書き値を求めるためのデータを検出する検出手段
と、光ディスクの線速度倍率を検出する線速度倍率検出
手段と、前記第1試し書き値、前記第2試し書き値、前
記第1線速度倍率、及び前記第2線速度倍率から、ラン
ニングOPCを行う際の線速度倍率に応じた目標値の関
係式を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニン
グOPCを行って取得した実測値が、前記関係式によっ
て算出した目標値になるように、前記記録用レーザ光の
記録パワー値を線速度倍率に応じて制御するレーザパワ
ー制御手段と、を備えたことを特徴とする。この構成に
おいて、光ディスク記録装置では、第1試し書き領域で
OPCを第1線速度倍率で行って取得した第1試し書き
値と、第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率で行
って取得した第2試し書き値と、該第1線速度倍率と、
該第2線速度倍率と、から、ランニングOPCを行う際
の線速度倍率と目標値との関係式を作成して、データ記
録時に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、
前記関係式によって算出した前記目標値になるように、
前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じ
て制御する。したがって、(4)と同様の効果が得られ
る。 (12)前記検出手段は、照射を開始した当初における
前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれ
に相当する値を検出するピーク値検出手段と、該ピーク
値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態におけ
る前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれ
に相当する値を検出する安定値検出手段と、を備え、前
記演算手段は、前記関係式を作成する際に前記第1試し
書き値及び前記第2試し書き値として、前記ピーク値又
はこれに相当する値と、前記安定値又はこれに相当する
値と、の比で表されるピーク光安定光パワー比を用い、
前記レーザパワー制御手段は、前記記録用レーザ光の記
録パワーを制御する際に前記実測値として、該ピーク光
安定光パワー比を用いることを特徴とする。この構成に
おいて、光ディスク記録装置では、照射を開始した当初
における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値
又はこれに相当する値と、該ピーク値又はこれに相当す
る値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の
比で表されるピーク光安定光パワー比を、第1試し書き
値、第2試し書き値及び実測値として用いて、ランニン
グOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式の作
成、及び記録用レーザ光の記録パワー値の線速度倍率に
応じた制御を行っている。したがって、(5)と同様の
効果が得られる。 (13)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段
と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射してピットを
形成するデータ記録手段と、光ディスクの線速度倍率を
検出する線速度倍率検出手段と、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段と、該
ピーク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値を
検出する安定値検出手段と、データを記録する光ディス
クの第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率V1で
行って取得した、前記記録用レーザ光の照射を開始した
当初における反射光パワーの第1ピーク値又はこれに相
当する値HS1、及び前記記録用レーザ光の反射光パワ
ーが該ピーク値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略
安定した状態における該反射光パワーの第1安定値又は
これに相当する値HL1の比で表される第1ピーク光安
定光パワー比HL1/HS1と、前記データを記録する
光ディスクの第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍
率V2で行って取得した、前記記録用レーザ光の照射を
開始した当初における該反射光パワーの第2ピーク値又
はこれに相当する値HS2、及び前記記録用レーザ光の
反射光パワーが該ピーク値又はこれに相当する値HS2
を過ぎて略安定した状態における該反射光パワーの第2
安定値又はこれに相当する値HL2の比で表される第2
ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、前記第1線
速度倍率V1と、前記第2線速度倍率V1と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光安定光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。この構成において、光ディ
スク記録装置では、第1ピーク光安定光パワー比HL1
/HS1と、第2ピーク光安定光パワー比HL2/HS
2と、該第1線速度倍率V1と、該第2線速度倍率V2
と、から、係数値a及び切片値bを求めて、ランニング
OPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光安
定光パワー比の目標値HL/HSとの関係を示した関係
式を作成する。そして、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光安定光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した目標値HL/HSに
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速
度倍率に応じて制御する。したがって、(6)と同様の
効果が得られる。 (14)前記レーザパワー制御手段は、前記記録用レー
ザ光を光ディスクへ照射する径方向位置に応じて、線速
度倍率を変化させることを特徴とする請求項8乃至13
のいずれかに記載の光ディスク記録装置。CAV方式こ
の構成において、光ディスク記録装置では、記録用レー
ザ光を光ディスクへ照射する径方向位置に応じて、線速
度倍率を変化させてデータを記録する。したがって、
(7)と同様の効果が得られる。
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。 (1)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、光ディスクに記
録されている光ディスクの識別情報を読み取って、該識
別情報に対応させて予め設定した定数と、所定の線速度
倍率でOPCを行って取得した試し書き値と、該所定の
線速度倍率と、から、ランニングOPCを行う際の線速
度倍率と目標値との関係式を作成して、データ記録時
に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、前記
関係式によって算出した前記目標値になるように、前記
記録用レーザ光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御
することを特徴とする。この構成において、データを記
録する光ディスクに応じてあらかじめ設定した定数と記
録されている光ディスクの識別情報に対応させて予め設
定した値と、OPCを行って取得した値と、から、ラン
ニングOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式
を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した実測値が、前記関係式によって算出した前記
目標値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワー
を線速度倍率に応じて制御する。したがって、線速度倍
率が変化しても的確にレーザ光の記録パワーを制御する
ことができるので、従来はCLV方式でしかランニング
OPCは行えなかったが、本発明によりCAV方式にお
いてもランニングOPCを実行してレーザパワーを制御
して、最適なパワー値で記録品位の高いデータを記録す
ることが可能となる。また、データを記録する光ディス
クの内周から外周の間を複数の領域に分けて、各領域
は、一定の線速度倍率で記録を行う記録方式などでもラ
ンニングOPCを実行して、記録用レーザ光の記録パワ
ーを制御することが可能になる。 (2)前記試し書き値及び前記実測値は、照射を開始し
た当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピ
ーク値又はこれに相当する値と、該ピーク値又はこれに
相当する値を過ぎて略安定した状態における前記記録用
レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値
と、の比で表されるピーク光安定光パワー比であること
を特徴とする。この構成において、所定の線速度倍率で
OPCを行って取得した、照射を開始した当初における
前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれ
に相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する値を過
ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比で表さ
れるピーク光安定光パワー比と、光ディスクに記録され
ている光ディスクの識別情報に対応させて予め設定した
定数と、該所定の線速度倍率と、から、ランニングOP
Cを行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成す
る。また、データ記録時に、ランニングOPCを行って
取得した上記ピーク光安定光パワー比が、前記関係式に
よって算出した前記目標値になるように、前記記録用レ
ーザ光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御する。し
たがって、光ディスクの状態が変化しても、レーザ光の
記録パワーを正確かつ安全に制御することが可能にな
る。なお、記録用レーザ光の照射を開始した当初の光デ
ィスクからの反射光パワーのピーク値に相当する値とし
ては、記録パワー値を用いることができる。また、記録
パワー値として、記録パワーの指令値又は記録パワーの
検出値を用いることができ、以降の説明の該ピーク値に
相当する値も同様である。また、反射光パワーの安定値
に相当する値として、記録信号の立ち下がり直前の反射
光パワー値、記録信号が立ち上がった後に反射光パワー
が略安定すると予想される時間経過後のタイミングでの
反射光パワー値、又は反射光パワーの変化状態を実際に
検出して、ある程度安定した状態が検出された後の反射
光パワー値などを検出して用いることができ、以降の説
明の該安定値に相当する値も同様である。 (3)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、光ディスクに記
録されている光ディスクの識別情報に対応させて予め定
数を設定しておき、データを記録する光ディスクに所定
の線速度倍率V1でOPCを行って取得した、照射を開
始した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワー
のピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピーク
値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略安定した状態
における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又
はこれに相当する値HL1の比で表されるピーク光安定
光パワー比HL1/HS1と、該所定の線速度倍率V1
と、前記光ディスクから読み出した識別情報に対応する
定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した前記目標値HL/HSになるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率
に応じて制御することを特徴とする。この構成におい
て、ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定
の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識
別情報に対応する予め設定した定数aと、から、切片値
bを求めて、ランニングOPC実行時における任意の線
速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/H
Sとの関係式を作成する。そして、データ記録時に、ラ
ンニングOPCを行って取得した前記ピーク光安定光パ
ワー比の実測値が、前記関係式により算出した前記目標
値HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記録
パワー値を線速度倍率に応じて制御する。したがって、
照射を開始した当初における記録用レーザ光の反射光パ
ワーのピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における記録用レーザ光の反射光パワーの安定値
又はこれに相当する値に基づいて記録用レーザパワーを
制御しても、ディスクの状態によっては読めないデータ
を記録してしまうことがあるが、線速度倍率Vと比例関
係にあるピーク光安定光パワー比HL/HSに基づいて
記録用レーザパワーを制御するので、線速度倍率やディ
スクの状態が変動しても、安定してデータを記録するこ
とが可能になる。 (4)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、第1試し書き領
域でOPCを第1線速度倍率で行って取得した第1試し
書き値と、第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率
で行って取得した第2試し書き値と、該第1線速度倍率
と、該第2線速度倍率と、から、ランニングOPCを行
う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成して、デー
タ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実測値
が、前記関係式によって算出した前記目標値になるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする光ディスク記録方法。
この構成において、第1試し書き領域でOPCを第1線
速度倍率で行って取得した第1試し書き値と、第2試し
書き領域でOPCを第2線速度倍率で行って取得した第
2試し書き値と、該第1線速度倍率と、該第2線速度倍
率と、から、ランニングOPCを行う際の線速度倍率と
目標値との関係式を作成して、データ記録時に、ランニ
ングOPCを行って取得した実測値が、前記関係式によ
って算出した前記目標値になるように、前記記録用レー
ザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御する。し
たがって、識別情報に対応させて予め定数を設定しなく
ても、書き込み速度や光ディスクの状態に応じて的確に
レーザ光の記録パワーを制御することが可能になる。 (5)前記第1試し書き値、前記第2試し書き値及び前
記実測値は、照射を開始した当初における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値
と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値と、の比で表されるピーク光
安定光パワー比であることを特徴とする。この構成にお
いて、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光
の反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値と、該
ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態
における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又
はこれに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光
パワー比を、第1試し書き値、第2試し書き値及び実測
値として用いて、ランニングOPCを行う際の線速度倍
率と目標値との関係式の作成、及び記録用レーザ光の記
録パワー値の線速度倍率に応じた制御を行っている。し
たがって、パワー関数を用いる方法よりも安全にパワー
制御を行うことが可能になる。 (6)記録用レーザ光を光ディスクに照射してピットを
形成する光ディスク記録方法であって、データを記録す
る光ディスクの第1試し書き領域でOPCを第1線速度
倍率V1で行って取得した、照射を開始した当初におけ
る前記記録用レーザ光の反射光パワーの第1ピーク値又
はこれに相当する値HS1、及び該ピーク値又はこれに
相当する値HS1を過ぎて略安定した状態における前記
記録用レーザ光の反射光パワーの第1安定値又はこれに
相当する値HL1の比で表される第1ピーク光安定光パ
ワー比HL1/HS1と、前記データを記録する光ディ
スクの第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率V2
で行って取得した、照射を開始した当初における前記記
録用レーザ光の反射光パワーの第2ピーク値又はこれに
相当する値HS2、及び該ピーク値又はこれに相当する
値HS2を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの第2安定値又はこれに相当する
値HL2の比で表される第2ピーク光安定光パワー比H
L2/HS2と、該第1線速度倍率V1と、該第2線速
度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した目標値HL/HSになるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする。この構成において、
第1ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、第2ピ
ーク光安定光パワー比HL2/HS2と、該第1線速度
倍率V1と、該第2線速度倍率V2と、から、係数値a
及び切片値bを求めて、ランニングOPC実行時におけ
る任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標
値HL/HSとの関係を示した関係式を作成する。そし
て、データ記録時に、ランニングOPCを行って取得し
た前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関係式
により算出した目標値HL/HSになるように、前記記
録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御
する。したがって、書き込み速度や光ディスクの状態に
応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、従来、
光ディスクの識別情報に対応させて予め設定していた定
数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小さくす
ることが可能となる。 (7)前記記録用レーザ光を光ディスクへ照射する径方
向位置に応じて、線速度倍率を変化させることを特徴と
する。この構成において、記録用レーザ光を光ディスク
へ照射する径方向位置に応じて、線速度倍率を変化させ
て、光ディスクへデータを記録する。したがって、関係
式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速度倍率の目
標値を設定できるので、従来はCLV方式でしかランニ
ングOPCは行えなかったが、本発明によりCAV方
式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式など他の
記録方式においてもランニングOPCを実行することが
可能になる。 (8)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段と、
記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ光照射
手段と、光ディスクに記録されている光ディスクの識別
情報、所定の線速度倍率でOPCを行って取得した試し
書き値、及びランニングOPCを行った際の実測値を検
出する検出手段と、該識別情報に対応させて予め設定し
た定数を記憶する記憶手段と、光ディスクの線速度倍率
を検出する線速度倍率検出手段と、該定数、該試し書き
値、及び該所定の線速度倍率から、ランニングOPCを
行う際の線速度倍率に応じた目標値の関係式を作成する
演算手段と、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した実測値が、前記関係式によって算出した目標
値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワーを線
速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、を
備えたことを特徴とする。この構成において、光ディス
ク記録装置では、検出手段で検出した、光ディスクに記
録されている光ディスクの識別情報、所定の線速度倍率
でOPCを行って取得した試し書き値と、線速度倍率検
出手段で検出した光ディスクの線速度倍率と、記憶手段
が記憶した光ディスクの識別情報に対応させて予め設定
した定数とを用いて、演算手段はランニングOPCを行
う際の線速度倍率に応じた目標値の関係式を作成する。
そして、レーザパワー制御手段は、検出手段で検出した
ランニングOPCを行った際の実測値が、前記関係式に
よって算出した目標値になるように、前記記録用レーザ
光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御する。したが
って、(1)と同様の効果が得られる。 (9)前記検出手段は、照射を開始した当初における前
記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに
相当する値を検出するピーク値検出手段と、該ピーク値
又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態における
前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに
相当する値を検出する安定値検出手段と、を備え、前記
演算手段は、前記関係式を作成する際に前記試し書き値
として、前記ピーク値又はこれに相当する値と、前記安
定値又はこれに相当する値と、の比で表されるピーク光
安定光パワー比を用い、前記レーザパワー制御手段は、
前記記録用レーザ光の記録パワーを制御する際に前記実
測値として、該ピーク光安定光パワー比を用いることを
特徴とする。この構成において、光ディスク記録装置で
は、ピーク値検出手段で検出した照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値と、安定値検出手段で検出した該ピ
ーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を、演算手段は関係式を作成する際の試し書き値
として用い、レーザパワー制御手段は、記録用レーザ光
の記録パワーを制御する際に実測値として用いる。した
がって、(2)と同様の効果が得られる。 (10)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段
と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ照
射手段と、光ディスクに記録されている光ディスクの識
別情報を検出する識別情報検出手段と、該識別情報に対
応させて予め設定した定数を記憶する記憶手段と、光デ
ィスクの線速度倍率を設定・検出する線速度倍率設定検
出手段と、照射を開始した当初における前記記録用レー
ザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値を
検出するピーク値検出手段と、該ピーク値又はこれに相
当する値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値を
検出する安定値検出手段と、データを記録する光ディス
クに所定の線速度倍率V1でOPCを行って取得した前
記ピーク値検出手段が検出した前記ピーク値又はこれに
相当する値HS1と、前記安定値検出手段が検出した前
記安定値又はこれに相当する値HL1と、該所定の線速
度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識別情報
に対応する係数値aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光反射光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。この構成において、光ディ
スク記録装置では、ピーク光安定光パワー比HL1/H
S1と、該所定の線速度倍率V1と、前記光ディスクか
ら読み出した識別情報に対応する予め設定した定数a
と、から、切片値bを求めて、ランニングOPC実行時
における任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比
の目標値HL/HSとの関係式を作成する。そして、デ
ータ記録時に、ランニングOPCを行って取得した前記
ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関係式により
算出した前記目標値HL/HSになるように、前記記録
用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御す
る。したがって、(3)と同様の効果が得られる。 (11)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段
と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ照
射手段と、第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率
で行って取得した第1試し書き値、第2試し書き領域で
OPCを第2線速度倍率で行って取得した第2試し書き
値、及びランニングOPCを行って取得した実測値又は
該試し書き値を求めるためのデータを検出する検出手段
と、光ディスクの線速度倍率を検出する線速度倍率検出
手段と、前記第1試し書き値、前記第2試し書き値、前
記第1線速度倍率、及び前記第2線速度倍率から、ラン
ニングOPCを行う際の線速度倍率に応じた目標値の関
係式を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニン
グOPCを行って取得した実測値が、前記関係式によっ
て算出した目標値になるように、前記記録用レーザ光の
記録パワー値を線速度倍率に応じて制御するレーザパワ
ー制御手段と、を備えたことを特徴とする。この構成に
おいて、光ディスク記録装置では、第1試し書き領域で
OPCを第1線速度倍率で行って取得した第1試し書き
値と、第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率で行
って取得した第2試し書き値と、該第1線速度倍率と、
該第2線速度倍率と、から、ランニングOPCを行う際
の線速度倍率と目標値との関係式を作成して、データ記
録時に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、
前記関係式によって算出した前記目標値になるように、
前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じ
て制御する。したがって、(4)と同様の効果が得られ
る。 (12)前記検出手段は、照射を開始した当初における
前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれ
に相当する値を検出するピーク値検出手段と、該ピーク
値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態におけ
る前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれ
に相当する値を検出する安定値検出手段と、を備え、前
記演算手段は、前記関係式を作成する際に前記第1試し
書き値及び前記第2試し書き値として、前記ピーク値又
はこれに相当する値と、前記安定値又はこれに相当する
値と、の比で表されるピーク光安定光パワー比を用い、
前記レーザパワー制御手段は、前記記録用レーザ光の記
録パワーを制御する際に前記実測値として、該ピーク光
安定光パワー比を用いることを特徴とする。この構成に
おいて、光ディスク記録装置では、照射を開始した当初
における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値
又はこれに相当する値と、該ピーク値又はこれに相当す
る値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の
比で表されるピーク光安定光パワー比を、第1試し書き
値、第2試し書き値及び実測値として用いて、ランニン
グOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式の作
成、及び記録用レーザ光の記録パワー値の線速度倍率に
応じた制御を行っている。したがって、(5)と同様の
効果が得られる。 (13)光ディスクを回転駆動するディスク回転手段
と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射してピットを
形成するデータ記録手段と、光ディスクの線速度倍率を
検出する線速度倍率検出手段と、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段と、該
ピーク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値を
検出する安定値検出手段と、データを記録する光ディス
クの第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率V1で
行って取得した、前記記録用レーザ光の照射を開始した
当初における反射光パワーの第1ピーク値又はこれに相
当する値HS1、及び前記記録用レーザ光の反射光パワ
ーが該ピーク値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略
安定した状態における該反射光パワーの第1安定値又は
これに相当する値HL1の比で表される第1ピーク光安
定光パワー比HL1/HS1と、前記データを記録する
光ディスクの第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍
率V2で行って取得した、前記記録用レーザ光の照射を
開始した当初における該反射光パワーの第2ピーク値又
はこれに相当する値HS2、及び前記記録用レーザ光の
反射光パワーが該ピーク値又はこれに相当する値HS2
を過ぎて略安定した状態における該反射光パワーの第2
安定値又はこれに相当する値HL2の比で表される第2
ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、前記第1線
速度倍率V1と、前記第2線速度倍率V1と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光安定光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。この構成において、光ディ
スク記録装置では、第1ピーク光安定光パワー比HL1
/HS1と、第2ピーク光安定光パワー比HL2/HS
2と、該第1線速度倍率V1と、該第2線速度倍率V2
と、から、係数値a及び切片値bを求めて、ランニング
OPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光安
定光パワー比の目標値HL/HSとの関係を示した関係
式を作成する。そして、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光安定光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した目標値HL/HSに
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速
度倍率に応じて制御する。したがって、(6)と同様の
効果が得られる。 (14)前記レーザパワー制御手段は、前記記録用レー
ザ光を光ディスクへ照射する径方向位置に応じて、線速
度倍率を変化させることを特徴とする請求項8乃至13
のいずれかに記載の光ディスク記録装置。CAV方式こ
の構成において、光ディスク記録装置では、記録用レー
ザ光を光ディスクへ照射する径方向位置に応じて、線速
度倍率を変化させてデータを記録する。したがって、
(7)と同様の効果が得られる。
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本願の発明者
は、CAV方式においても、最適なパワー値で追記型光
ディスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行う方法
について検討及び実験を行った。まず、発明者は、β値
とジッタ値との関係について検討を行った。β値は、周
知のように、アシンメトリ値の代用として、容易に計測
が可能な再生信号品位に関するパラメータである。再生
EFM信号波形のピークレベルをA、ボトムレベルをB
とすると、β値は、 β=AVG[(|A|−|B|)/(|A|+|B
|)] で示される。また、ジッタ値は、周知のように、光ディ
スク上に特定のピット又はランドの前縁及び後縁の間に
おける時間変化量のばらつき幅の数値である。例えば、
3Tのピットが2.9Tや3.2Tのようにばらついた
場合における時間変化量の幅の数値である。したがっ
て、ジッタ値が小さいほど各ビットの長さは均一とな
り、記録品位が高いことになる。図1は、線速度倍率を
パラメータとしたβ値とジッタ値との関係を示したグラ
フである。図1より、線速度倍率が高くなるに連れて、
ジッタ値は悪くなるとともに、β値が小さくなることが
わかった。また、図1に示した関係について考察を行
い、β値−ジッタ値のグラフでジッタ値が最小値(最良
値)になるポイントにおいて、照射を開始した当初にお
ける記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値HSと、
照射を開始した当初における記録用レーザ光の反射光パ
ワーのピーク値HSを過ぎて略安定した状態における記
録用レーザ光の反射光パワーの安定値HLと、の比で表
されるピーク光安定光パワー比HL/HSと、各線速度
倍率と、の関係に着目した。図2は、線速度倍率(記録
速度)と、ジッタ値が最良になるピーク光安定光パワー
比HL/HSと、の関係を示したグラフである。その結
果、図2に示したように、線速度倍率とピーク光安定光
パワー比HL/HS(ROPCRef)との関係は、線
形になることを見いだした。また、この関係に基づいて
データ記録時のレーザパワーを制御することで良好にデ
ータが記録できることがわかった。そこで、発明者は、
複数の追記型光ディスク及び書換型光ディスクについ
て、線速度倍率とピーク光安定光パワー比HL/HS
(ROPCRef)との関係を調べるために、さらに実
験及びデータ収集を行った。その結果の一例を図3に示
す。図3は、光ディスクの種類をパラメータとした線速
度倍率(記録速度)と、ピーク光安定光パワー比HL/
HS(ROPC目標値)と、の関係を示したグラフであ
る。なお、発明者は複数の追記型光ディスク及び書換型
光ディスクについて実験を行ったが、説明を簡略化する
ために図3には代表例として光ディスクA、光ディスク
B、及び光ディスクAとロットの異なる光ディスクA’
のデータを示している。実験の結果、以下のようなこと
がわかった。すなわち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似す
ることができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光安
定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表す
ことができる。 2.光ディスクの種類毎に、一次関数の傾きは異なる。 3.同じ種類の光ディスクでもロットが異なると、一次
関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略同じである。 4.1.の関係に基づいてデータ記録時のレーザパワー
を制御して記録したデータを良好に再生できる。 例えば、図3に示した各光ディスクの線速度倍率(記録
速度)V(図3にはxと表記している。)と、ピーク光
安定光パワーHL/HS(図3にはyと表記してい
る。)と、の関係は、 光ディスクA :HL/HS=−1.75V+77.1 光ディスクA’:HL/HS=−1.71V+70.2 光ディスクB :HL/HS=−1.13V+76.3 となった。図4は、本発明の第1実施形態に係る光ディ
スク記録方法を説明するためのフローチャートである。
したがって、本発明の第1実施形態では、以上の結果に
基づき、以下に述べる方法を実施することで、CAV方
式においても最適なパワー値で追記型光ディスク及び書
換型光ディスクに良好にデータを記録することが可能と
なる。すなわち、 1.光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報
に対応させて予め実験などを行って定数(係数値)aを
設定しておく(s1)。 2.データを記録する光ディスクに所定の線速度倍率V
1でOPCを行い、照射を開始した当初における前記記
録用レーザ光の反射光パワーのピーク値HS1、及び該
ピーク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値H
L1を検出する(s2)。 3.検出した取得した、の比で表されるピーク光安定光
パワー比HL1/HS1と、該所定の線速度倍率V1
と、前記光ディスクから読み出した識別情報に対応する
定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s3)。 4.上記の各値からランニングOPC実行時における任
意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比の目標値
HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成する(s4)。 5.光ディスクにデータを記録する際にランニングOP
Cを行って、記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値
である実測値HL’、及び該ピーク値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値の実測値HS’を検出する(s5)。 6.検出したピーク値の実測値と安定値の実測値との比
であるピーク光安定光パワー比HL’/HS’を演算す
る(s6)。 7.上記関係式(式1)から線速度倍率Vの時のピーク
光安定光パワー比HL/HSを算出する(s7)。 8.ピーク光安定光パワー比の実測値HL’/HS’
が、前記関係式により算出した前記目標値HL/HSと
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速
度倍率に応じて制御する(s8)。 9.光ディスクに記録するデータがある間は、上記のs
5〜s8のステップを繰り返し行い、光ディスクに記録
するデータがなくなると、処理を終了する(s9)。 次に、上記の光ディスク記録方法を実行する光ディスク
記録装置について説明する。図5は、本発明の実施形態
に係る光ディスク記録装置の概略構成図である。図5に
示したように、光ディスク記録装置1は、駆動部2、信
号検出・再生部3、信号記録部4、演算手段であるシス
テム制御部5、及び記憶手段であるメモリ6により構成
される。駆動部2は、ディスク回転手段であるスピンド
ルモータ12、線速度倍率設定・検出手段であるサーボ
回路13及び周波数発生器14によって構成される。信
号検出・再生部3は、レーザ光照射手段及び検出手段で
ある光ピックアップ21、RFアンプ22、識別情報検
出手段であるATIP検出回路23、β値検出回路2
4、エンベローブ検出回路25、及びデコーダ回路26
によって構成される。レーザパワー制御手段である信号
記録部4は、光パワー制御回路31及びレーザドライバ
回路32、エンコーダ回路33、ストラテジ回路34、
ピーク値検出手段であるピークホールド回路35、安定
値検出手段であるサンプルホールド回路36、演算手段
である演算回路37、レーザパワー制御手段である比較
回路38、目標値設定回路39によって構成される。ス
ピンドルモータ12は、光ディスク11を回転駆動させ
るためのものである。サーボ回路13は、スピンドルモ
ータ12の回転制御、及び光ピックアップ21のフォー
カス、トラッキング、及び送りの各制御を行うためのも
のである。周波数発生器14は、スピンドルモータ12
の回転数を検出するためのものである。光ピックアップ
21は、光ディスク11にレーザ光を照射する発光部、
及び光ディスク11に照射したレーザ光の反射光を受光
する受光部を備え、情報の記録及び再生を行うためのも
のである。RFアンプ22は、光ピックアップ21の戻
り光受光信号(EFM信号)を増幅するためのものであ
る。ATIP検出回路23は、EFM信号からウォブル
信号成分を抽出して、さらにこのウォブル信号成分に含
まれるATIP情報を復号するためのものである。な
お、ATIP情報には、各位置の時間情報(アドレス情
報)やディスク種類を示す識別情報(ディスクID)が
含まれている。なお、従来、リードイン領域にディスク
種類を示す識別情報(ディスクID)が含まれていた
が、光ディスクの種類が増加したため、リードアウト領
域にもディスク種類を示す識別情報が含まれている場合
がある。β値検出回路24は、EFM信号波形から再生
信号品位に関するパラメータとしてβ値(アシンメトリ
値)を算出するためのものである。エンベロープ検出回
路25は、EFM信号のエンベロープを検出するための
ものである。なお、このエンベロープ検出は、OPCを
行う際に、予めPMAのどこまでEFM信号が記録され
ているかを検出するのに用いられる。デコーダ回路26
は、EFM信号をEFM復調して再生データを得るため
のものである。光パワー制御回路31は、レーザドライ
バ回路32を制御して、データ記録時及びデータ再生時
のレーザパワーを制御するためのものである。レーザド
ライバ回路32は、光ピックアップ21内のレーザ光源
を駆動するためのものである。エンコーダ回路33は、
記録データをEFM変調するためのものである。ストラ
テジ回路34は、エンコーダ回路33でEFM変調され
た記録データの時間軸補正処理を行って、レーザドライ
バ回路32のレーザ駆動信号変調するためのものであ
る。ピークホールド回路35は、ピットを形成するため
に光ディスク11に対して記録用レーザ光の照射を開始
した当初の光ディスク11からの反射光パワーのピーク
値HSを検出するためのものであり、記録信号が立ち上
がってから一定の期間内でのピーク値を反射光ピーク値
HSとして検出する。なお、記録用レーザ光の照射を開
始した当初の光ディスクからの反射光パワーのピーク値
HSは、照射パワー(記録パワー)とディスクの反射率
に略比例しているので、反射光パワーのピーク値HS
は、記録パワーに略比例する。したがって、反射光パワ
ーのピーク値HSを用いる代わりに、これに相当する値
として記録パワー値を用いることができる。また、記録
パワー値として、記録パワーの指令値(HS1)又は記
録パワーの検出値(HS2)を用いることもできる。サ
ンプルホールド回路36は、記録用レーザ光の照射開始
後に反射光パワーがピーク値を過ぎて略安定した状態に
達した時の反射光パワーの安定値HLを検出するための
ものである。なお、反射光パワーの安定値HLに相当す
る値として、記録信号の立ち下がり直前の反射光パワー
値、記録信号が立ち上がった後に反射光パワーが略安定
すると予想される時間経過後のタイミングでの反射光パ
ワー値、又は反射光パワーの変化状態を実際に検出し
て、ある程度安定した状態が検出された後の反射光パワ
ー値などを検出して用いることができる。演算回路37
は、上記の反射光パワーピーク値HSと、上記の反射光
パワー安定値HLと、の比で表されるピーク値安定値パ
ワー比HL/HSを求めるためのものである。目標値設
定回路38は、ランニングOPCを行う際のピーク値安
定値パワー比の目標値HL/HSを保持しておき、比較
回路39に出力するためのものである。比較回路39
は、HL/HSの目標値と実測値とを比較して、実測値
を目標値に一致させるための記録パワーの指令値を出力
する。すなわち、比較回路39は、HL/HSの実測値
がその目標値よりも大きくなるほど、つまり、最適なピ
ット深さよりも浅い状態になるほど、記録パワーを上げ
るように指令値を出力する。次に、光ディスク記録装置
1の動作について説明する。図6,7は、光ディスク記
録装置1の動作を説明するためのフローチャートであ
る。光ディスク記憶装置1で、光ディスク11にデータ
を記録する際には、まず、線速度倍率Vと、ランニング
OPCの目標値であるピーク値安定値パワー比の目標値
HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b を満たすaを、予め実験などにより光ディスクの種類毎
に求めておく。そして、光ディスク記録装置1のメモリ
6に、これらの値を記憶させておく(s11)。次に、
システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を送信
して、サーボ回路13を介して光ピックアップ21の位
置がリードイン領域に対向した位置になるように制御す
る(s12)。また、システム制御部5は、所定のパタ
ーンデータをPMAに記録するために、エンコーダ回路
33に所定の信号を出力して、この信号はエンコーダ回
路33及びストラテジ回路34介してレーザドライバ回
路32に送られる。そして、レーザドライバ回路32
は、光ピックアップ21の発光部から照射されるレーザ
光パワーを制御する(s13)。光ピックアップ21の
受光部で受光した反射光信号は、RFアンプ22で増幅
されてATIP検出部23に送られる(s14)。さら
に、ATIP検出部23で光ディスクのリードイン領域
及びリードアウト領域のうち少なくともリードイン領域
に記録されている光ディスクの識別情報を読み出して、
その識別情報がシステム制御部5に送られる(s1
5)。システム制御部5は、この識別情報に応じた係数
値aをメモリ6から読み出す(s16)。続いて、シス
テム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を送信し
て、光ディスク11の線速度倍率が所定の線速度倍率V
1になるように、サーボ回路13を介してスピンドルモ
ータ12の回転数を制御する。また、システム制御部5
は、サーボ回路13に制御信号を送信して、サーボ回路
13を介して光ピックアップ21の位置がPCAに対向
した位置になるように制御する(s17)。そして、シ
ステム制御部5は、データを記録する光ディスク11に
対して所定の線速度倍率V1でOPCを行う(s1
8)。すなわち、システム制御部5は、メモリ6から所
定のパターンデータを読み出して、このパターンデータ
をエンコーダ回路33で符号化してストラテジ回路34
を介してレーザドライバ回路32にこのパターンデータ
を送信する。レーザドライバ回路32は、このパターン
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、OPC用のパターンデータを光ディスク11のPC
Aテストエリアに記録させる(s19)。記録されたパ
ターンデータを再生して最適パワーを決定する(s2
0)。決定された最適パワーでPCAカウントエリア二
記録を行い、その際、光ピックアップ21の受光部は、
記録用レーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この
信号はRFアンプ22を介してピークホールド回路35
及びサンプルホールド回路36に送信される(s2
1)。ピークホールド回路35では、照射を開始した当
初における記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値H
S1を検出して演算回路37に出力する(s22)。ま
た、サンプルホールド回路36では、該ピーク値HS1
を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値HL1を検出して演算回路37に出力
する(s23)。演算回路37は、ピークホールド回路
35及びサンプルホールド回路36から送られてきたデ
ータに基づいて、記録用レーザ光のピーク値安定値パワ
ー比HL1/HS1を演算して、システム制御部5に演
算結果を送信する(s24)。システム制御部5は、O
PCを行う際の第1線速度倍率V1と、光ディスク11
の識別情報に応じた係数値aと、演算回路37から送信
された記録用レーザ光のピーク値安定値パワー比HL1
/HS1と、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s2
5)。そして、システム制御部5は、上記の係数値a及
び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時における
任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比の目標
値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成して保持する(s26)。続いて、システム制御
部5は、光ディスク11のプログラム領域へデータを記
録するために、サーボ回路13に制御信号を送信する
(s31)。サーボ回路13から光ピックアップ21へ
所定の駆動信号が送信されて、光ピックアップ21は光
ディスク11のプログラム領域に対向した位置に移動す
る(s32)。また、データ記録中は順次プログラム領
域に対向した位置を移動する。サーボ回路13からスピ
ンドルモータ12へ光ピックアップ21のデータ書き込
み値に応じた線速度倍率になるように、スピンドルモー
タ12を回転させる制御信号が送信される(s33)。
そして、記録データがエンコーダ回路33に入力され
て、エンコーダ回路33で符号化されてストラテジ回路
34で時間軸補正が行われ、レーザドライバ回路32か
ら光ピックアップ21の発光部へ駆動信号が送信される
(s34)。光ピックアップ21からは、記録データに
応じたレーザ光が光ディスク11に照射されて、ピット
が形成される(s35)。また、この時、光ピックアッ
プ21の受光部は、光ディスク11に照射されるレーザ
光に応じた反射光を受光する(s36)。光ピックアッ
プ21で受光された反射光は、RFアンプ22で増幅さ
れて、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回
路36に出力される(s37)。ピークホールド回路3
5では、照射を開始した当初における記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値HS’を検出して演算回路37
に出力する(s38)。また、サンプルホールド回路3
6では、該ピーク値HS’を過ぎて略安定した状態にお
ける記録用レーザ光の反射光パワーの安定値HL’を検
出して演算回路37に出力する(s39)。演算回路3
7は、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回
路36から送られてきたデータに基づいて、記録用レー
ザ光のピーク値安定値パワー比HL’/HS’を演算し
て、比較回路39に送信する(s40)。また、システ
ム制御部5は、前記関係式(式1)から、任意の線速度
倍率VでランニングOPCを行う際の目標値である記録
用レーザ光の反射光のピーク値安定値パワー比HL/H
Sを演算して、目標値設定回路38に出力する(s4
1)。目標値設定回路38は、上記の反射光のピーク値
安定値パワー比HL/HSを比較回路39に出力する
(s42)。比較回路39は、記録用レーザ光の反射光
のピーク値安定値パワー比の目標値と実測値とを比較し
て、その差に応じた記録パワー指令値を光パワー制御回
路31に出力する(s43)。光パワー制御回路31
は、この記録パワー指令値に応じてレーザドライバ回路
32を駆動して、光ピックアップ21から出力される記
録用レーザ光のパワーを制御する(s44)。システム
制御部5は、光ディスクに記録するデータがある間は、
上記のs31〜s45のステップを繰り返し行い、光デ
ィスクに記録するデータがなくなると、処理を終了する
(s45)。なお、ステップs18〜s23の代わりに
別の方法として、以下に示すステップs18’〜s2
3”のような手順を実施しても良い。すなわち、システ
ム制御部5は、データを記録する光ディスク11に対し
て所定の線速度倍率V1でOPCを行う(s18’)。
つまり、システム制御部5は、メモリ6から所定のパタ
ーンデータとして、例えば、レーザ記録パワーの大きさ
を15段階に切り換えるパターンデータを読み出して、
このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化して
ストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32に
このパターンデータを送信する。レーザドライバ回路3
2は、このパターンデータに基づいて光ピックアップ2
1の発光部を制御して、前記のレーザ記録パワーの大き
さを15段階に切り換えるOPC用のパターンデータ
で、光ディスク11のPCAのテストエリアに記録させ
る(s19’)。光ピックアップ21の受光部は、記録
用レーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この信号
はRFアンプ22を介してピークホールド回路35及び
サンプルホールド回路36に送信される(s20’)。
ピークホールド回路35では、記録パワーの大きさを1
5段階に切り換えた際の記録用レーザ光の反射光パワー
のピーク値HS1を検出して演算回路37に出力する
(s21’)。また、サンプルホールド回路36では、
記録パワーの大きさを15段階に切り換えた際の、該ピ
ーク値HSを過ぎて略安定した状態における記録用レー
ザ光の反射光パワーの安定値HLを検出して演算回路3
7に出力する(s22’)。演算回路37は、ピークホ
ールド回路35及びサンプルホールド回路36から送ら
れてきたデータに基づいて、記録パワーの大きさを15
段階に切り換えた際の各記録用レーザ光のピーク値安定
値パワー比HL/HSを演算して、システム制御部5に
演算結果を送信する(s23’)。15段階分実行した
後、記録されたパターンデータを再生して最適パワーを
決定する(s24’)。決定された最適パワーと、それ
ぞれ演算されたHL/HS値から、システム制御部5
は、記録用レーザ光のパワーと、記録用レーザ光のピー
ク値安定値パワー比HL/HSと、の関係を算出する。
また、システム制御部5は、記録用レーザ光のパワー
と、βとの関係を算出する。そして、算出して2つの関
係から、最適βの時の記録用レーザ光のピーク値安定値
パワー比HL1/HS1を求める(s25’)。この
後、PCAカウントエリア記録を行うが説明を省略して
いる。 [第2実施形態]次に、本発明の第2実施形態に係る光
ディスク記録方法について説明する。従来、OPCを行
うための領域であるPCAは、前記のようにリードイン
領域の内周側にのみ設けられていた。しかし、前記のよ
うに光ディスクの記録速度がますます高速化しているた
め、今後、OPCを光ディスクの外周側でも行うように
規格化されることが予想される。そこで、第2実施形態
では、光ディスクの内周側及び外周側でOPCを行って
線速度倍率(記録速度)とランニングOPCの目標値で
あるピーク光安定光パワー比HL/HSとの関係式を求
めることで、CAV方式でデータ記録を行った場合に、
安定して記録することが可能な光ディスク記録方式及び
光ディスク記録装置について説明する。まず、外周側で
OPCを行うためのPCAは、規格で規定された領域を
用いれば良いが、規格化されるまでは、光ディスクの最
外周の領域を用いることができる。前記のように(図1
2参照)、光ディスクの直径は120mmであり、リー
ドアウト領域の外周側は最大で直径118mmの範囲ま
で記録しても良い。したがって、リードアウト領域の外
周側にもデータを記録可能な領域が形成されている場合
は、この最外周領域でOPCを行うようにすると良い。
また、最外周領域には、データを記録可能な領域が形成
されていない場合には、リードアウト領域を形成可能な
領域の外周側である、例えば、直径116〜118mm
の領域でOPCを行うように設定することができる。発
明者は、複数の追記型光ディスク及び書換型光ディスク
について、光ディスクの内周側のPCA及び外周側に設
けたPCAでOPCを行った場合の、線速度倍率とピー
ク光安定光パワー比HL/HS(ROPCRef)との
関係を調べるために実験及びデータ収集を行った。その
結果、内周側のPCAでは低線速度倍率でOPCを行
い、外周側のPCAでは高線速度倍率でOPCを行うこ
とで、第1実施形態と同様の結果が得られた。すなわ
ち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似で
表すことができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光
安定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表
すことができる。 2.光ディスクの種類毎に、一次関数の傾きは異なる。 3.同じ種類の光ディスクでもロットが異なると、一次
関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略同じである。 4.1.の関係に基づいてデータ記録時のレーザパワー
を制御して記録したデータを良好に再生できる。 例えば、内周側では16倍速の線速度倍率でOPCを行
ってピーク光安定光パワー比HL1/HS1を求め、外
周側では32倍速の線速度倍率でOPCを行ってピーク
光安定光パワー比HL2/HS2を求めることで、図3
のように光ディスク毎に一次関数が得られた。さらに、
内周側及び外周側でOPCを行って得たデータを用いる
ことで、第1実施形態のように、予め実験などにより一
次関数の定数(係数値)aを求めなくても光ディスク毎
の関係式が得られるようになった。図8は、本発明の第
2実施形態に係る光ディスク記録方法を説明するための
フローチャートである。したがって、これらの結果に基
づき、本発明の第2実施形態では、以下に述べる光ディ
スク記録方法を実施することで、第1実施形態と同様
に、CAV方式においても最適なパワー値で追記型光デ
ィスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行うことが
可能になる。すなわち、 1.データを記録する光ディスクの第1試し書き領域で
OPCを第1線速度倍率V1で行って取得した、照射を
開始した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの
第1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピー
ク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ
光の反射光パワーの第1安定値又はこれに相当する値H
L1を検出する(s51)。 2.データを記録する光ディスクの第2試し書き領域で
OPCを第2線速度倍率V2で行って取得した、照射を
開始した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワ
ーの第2ピーク値又はこれに相当する値HS2、及び該
ピーク値を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの第2安定値又はこれに相当する値H
L2を検出する(s52)。 3.1で検出したHS1及びHL1の比で表される第1
ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、第1線速度
倍率V1と、2で検出したHS2及びHL2の比で表さ
れる第2ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、該
第2線速度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s53)。 4.3で求めた係数値a及び切片値bから、ランニング
OPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光安
定光パワー比の目標値HL/HSとの関係を示した関係
式 HL/HS=aV+b・・・(式2) を作成する(s54)。 5.光ディスクにデータを記録する際に任意の線速度倍
率VでランニングOPCを行って、記録用レーザ光の反
射光パワーのピーク値の実測値HL’、及び該ピーク値
を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の
反射光パワーの安定値の実測値HS’を検出する(s5
5)。 6.検出したピーク値の実測値と安定値の実測値との比
であるピーク光安定光パワー比HL’/HS’を演算す
る(s56)。 7.上記関係式(式2)から線速度倍率Vの時のピーク
光安定光パワー比HL/HSを算出する(s57)。 8.ピーク光安定光パワー比の実測値HL’/HS’
が、前記関係式により算出した前記目標値HL/HSに
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速
度倍率に応じて制御する(s58)。 9.光ディスクに記録するデータがある間は、上記のs
55〜s58のステップを繰り返し行い、光ディスクに
記録するデータがなくなると、処理を終了する(s5
9)。 次に、上記の光ディスク記録方法を実行する光ディスク
記録装置について説明する。本発明の第2実施形態に係
る光ディスク記録装置は、図4に示した光ディスク記録
装置1を用いることで実現できる。よって、本発明の第
2実施形態に係る光ディスク記録装置の概略構成の説明
は省略する。次に、本発明の第2実施形態での光ディス
ク記録装置1の動作について説明する。図9,図10
は、本発明の第2実施形態での光ディスク記録装置の動
作を説明するためのフローチャートである。なお、本発
明の第1実施形態に係る光ディスク記録方法と、本発明
の第2実施形態に係る光ディスク記録方法と、の相違点
は、線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値H
L/HSとの関係を示した関係式の算出方法であり、算
出した関係式を用いてランニングOPCの目標値を算出
する手順は同様である。そのため、第1実施形態に係る
光ディスク記録方法との相違点についてのみ説明する。
光ディスク記憶装置1で、光ディスク11にデータを記
録する際には、まず、システム制御部5は、サーボ回路
13に制御信号を送信して、サーボ回路13を介して光
ピックアップ21の位置が、データを記録する光ディス
ク11の第1試し書き領域である例えば内周側のPCA
に対向した位置になるように制御する(s61)。ま
た、システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を
送信して、光ディスク11の線速度倍率が第1線速度倍
率V1になるように、サーボ回路13を介してスピンド
ルモータ12の回転数を制御する(s62)。そして、
システム制御部5は、データを記録する光ディスク11
の内周側のPCAにおいて、第1線速度倍率V1でOP
Cを行う(s63)。すなわち、システム制御部5は、
メモリ6から所定のパターンデータを読み出して、この
パターンデータをエンコーダ回路33で符号化してスト
ラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32にこの
パターンデータを送信する。レーザドライバ回路32
は、このパターンデータに基づいて光ピックアップ21
の発光部を制御して、OPC用のパターンデータを光デ
ィスク11の内周側のPCAに記録させる(s64)。
光ピックアップ21の受光部は、記録用レーザ光の反射
光パワー値の信号を検出し、この信号はRFアンプ22
を介してピークホールド回路35及びサンプルホールド
回路36に送信される(s65)。ピークホールド回路
35では、照射を開始した当初における記録用レーザ光
の反射光パワーの第1ピーク値HS1を検出して演算回
路37に出力する(s66)。また、サンプルホールド
回路36では、第1ピーク値HS1を過ぎて略安定した
状態における記録用レーザ光の反射光パワーの第1安定
値HL1を検出して演算回路37に出力する(s6
7)。演算回路37は、ピークホールド回路35及びサ
ンプルホールド回路36から送られてきたデータに基づ
いて、記録用レーザ光の第1ピーク値安定値パワー比H
L1/HS1を演算して、システム制御部5に演算結果
を送信する(s68)。システム制御部5は、演算回路
37から送られてきた演算結果である記録用レーザ光の
第1ピーク値安定値パワー比HL1/HS1を、メモリ
6に格納するか、又は保持しておく(s69)。同様
に、システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を
送信して、サーボ回路13を介して光ピックアップ21
の位置が、データを記録する光ディスク11の第2試し
書き領域である例えば外周側に設けたPCAに対向した
位置になるように制御する(s71)。また、システム
制御部5は、サーボ回路13に制御信号を送信して、光
ディスク11の線速度倍率が第2線速度倍率V2になる
ように、サーボ回路13を介してスピンドルモータ12
の回転数を制御する(s72)。そして、システム制御
部5は、データを記録する光ディスク11の外周側のP
CAにおいて、第2線速度倍率V2でOPCを行う(s
73)。すなわち、システム制御部5は、メモリ6から
所定のパターンデータを読み出して、このパターンデー
タをエンコーダ回路33で符号化してストラテジ回路3
4を介してレーザドライバ回路32にこのパターンデー
タを送信する。レーザドライバ回路32、このパターン
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、OPC用のパターンデータを光ディスク11の外周
側のPCAに記録させる(s74)。光ピックアップ2
1の受光部は、記録用レーザ光の反射光パワー値の信号
を検出し、この信号はRFアンプ22を介してピークホ
ールド回路35及びサンプルホールド回路36に送信さ
れる(s75)。ピークホールド回路35では、照射を
開始した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの
第2ピーク値HS2を検出して演算回路37に出力する
(s76)。また、サンプルホールド回路36では、第
2ピーク値HS2を過ぎて略安定した状態における記録
用レーザ光の反射光パワーの第2安定値HL2を検出し
て演算回路37に出力する(s77)。演算回路37
は、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回路
36から送られてきたデータに基づいて、記録用レーザ
光の第2ピーク値安定値パワー比HL2/HS2を演算
して、システム制御部5に演算結果を送信する(s7
8)。システム制御部5は、演算回路37から送られて
きた演算結果である記録用レーザ光の第2ピーク値安定
値パワー比HL2/HS2を、メモリ6に格納するか、
又は保持しておく(s79)。続いて、システム制御部
5は、第1試し書き領域である内周側のPCAでOPC
を行う際の第1線速度倍率V1と、演算回路37から送
信された記録用レーザ光の第1ピーク値安定値パワー比
HL1/HS1と、第2試し書き領域である外周側のP
CAでOPCを行う際の第2線速度倍率V2と、演算回
路37から送信された記録用レーザ光の第2ピーク値安
定値パワー比HL2/HS2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s80)。そして、システム制御部5は、上記の係
数値a及び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時
における任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー
比の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式2) を作成して保持する(s81)。以下は、第1実施形態
と同様であるため、図7に示したs31〜s45のステ
ップを実行する。なお、以上の説明では、CAV方式で
光ディスクにデータ記録を行う場合について説明した
が、本発明はこれに限るものではない。つまり、本発明
はデータを記録する際の線速度倍率に応じてランニング
OPCの目標値を設定して、記録用レーザパワーを制御
するので、他の記録方式にも適用できる。例えば、CL
V方式で光ディスクにデータを記録する場合にも適用で
きる。また、光ディスクのプログラム領域を複数の領域
に分割して、領域毎に同じ線速度倍率でデータを記録す
る方式であるゾーンCLV方式にも適用できる。さら
に、プログラム領域の途中まではCAV方式でデータ記
録を行い、それ以降はCLV方式でデータ記録を行うパ
ーシャルCAV方式にも適用できる。また、本発明は、
追記型光ディスクとして、例えばCD−R,CD−R
W,DVD−R等に適用可能であり、書換型光ディスク
として、例えばDVD−RW,DVD+RW,DVD−
RAM等に適用可能である。
は、CAV方式においても、最適なパワー値で追記型光
ディスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行う方法
について検討及び実験を行った。まず、発明者は、β値
とジッタ値との関係について検討を行った。β値は、周
知のように、アシンメトリ値の代用として、容易に計測
が可能な再生信号品位に関するパラメータである。再生
EFM信号波形のピークレベルをA、ボトムレベルをB
とすると、β値は、 β=AVG[(|A|−|B|)/(|A|+|B
|)] で示される。また、ジッタ値は、周知のように、光ディ
スク上に特定のピット又はランドの前縁及び後縁の間に
おける時間変化量のばらつき幅の数値である。例えば、
3Tのピットが2.9Tや3.2Tのようにばらついた
場合における時間変化量の幅の数値である。したがっ
て、ジッタ値が小さいほど各ビットの長さは均一とな
り、記録品位が高いことになる。図1は、線速度倍率を
パラメータとしたβ値とジッタ値との関係を示したグラ
フである。図1より、線速度倍率が高くなるに連れて、
ジッタ値は悪くなるとともに、β値が小さくなることが
わかった。また、図1に示した関係について考察を行
い、β値−ジッタ値のグラフでジッタ値が最小値(最良
値)になるポイントにおいて、照射を開始した当初にお
ける記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値HSと、
照射を開始した当初における記録用レーザ光の反射光パ
ワーのピーク値HSを過ぎて略安定した状態における記
録用レーザ光の反射光パワーの安定値HLと、の比で表
されるピーク光安定光パワー比HL/HSと、各線速度
倍率と、の関係に着目した。図2は、線速度倍率(記録
速度)と、ジッタ値が最良になるピーク光安定光パワー
比HL/HSと、の関係を示したグラフである。その結
果、図2に示したように、線速度倍率とピーク光安定光
パワー比HL/HS(ROPCRef)との関係は、線
形になることを見いだした。また、この関係に基づいて
データ記録時のレーザパワーを制御することで良好にデ
ータが記録できることがわかった。そこで、発明者は、
複数の追記型光ディスク及び書換型光ディスクについ
て、線速度倍率とピーク光安定光パワー比HL/HS
(ROPCRef)との関係を調べるために、さらに実
験及びデータ収集を行った。その結果の一例を図3に示
す。図3は、光ディスクの種類をパラメータとした線速
度倍率(記録速度)と、ピーク光安定光パワー比HL/
HS(ROPC目標値)と、の関係を示したグラフであ
る。なお、発明者は複数の追記型光ディスク及び書換型
光ディスクについて実験を行ったが、説明を簡略化する
ために図3には代表例として光ディスクA、光ディスク
B、及び光ディスクAとロットの異なる光ディスクA’
のデータを示している。実験の結果、以下のようなこと
がわかった。すなわち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似す
ることができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光安
定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表す
ことができる。 2.光ディスクの種類毎に、一次関数の傾きは異なる。 3.同じ種類の光ディスクでもロットが異なると、一次
関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略同じである。 4.1.の関係に基づいてデータ記録時のレーザパワー
を制御して記録したデータを良好に再生できる。 例えば、図3に示した各光ディスクの線速度倍率(記録
速度)V(図3にはxと表記している。)と、ピーク光
安定光パワーHL/HS(図3にはyと表記してい
る。)と、の関係は、 光ディスクA :HL/HS=−1.75V+77.1 光ディスクA’:HL/HS=−1.71V+70.2 光ディスクB :HL/HS=−1.13V+76.3 となった。図4は、本発明の第1実施形態に係る光ディ
スク記録方法を説明するためのフローチャートである。
したがって、本発明の第1実施形態では、以上の結果に
基づき、以下に述べる方法を実施することで、CAV方
式においても最適なパワー値で追記型光ディスク及び書
換型光ディスクに良好にデータを記録することが可能と
なる。すなわち、 1.光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報
に対応させて予め実験などを行って定数(係数値)aを
設定しておく(s1)。 2.データを記録する光ディスクに所定の線速度倍率V
1でOPCを行い、照射を開始した当初における前記記
録用レーザ光の反射光パワーのピーク値HS1、及び該
ピーク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レ
ーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値H
L1を検出する(s2)。 3.検出した取得した、の比で表されるピーク光安定光
パワー比HL1/HS1と、該所定の線速度倍率V1
と、前記光ディスクから読み出した識別情報に対応する
定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s3)。 4.上記の各値からランニングOPC実行時における任
意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比の目標値
HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成する(s4)。 5.光ディスクにデータを記録する際にランニングOP
Cを行って、記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値
である実測値HL’、及び該ピーク値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値の実測値HS’を検出する(s5)。 6.検出したピーク値の実測値と安定値の実測値との比
であるピーク光安定光パワー比HL’/HS’を演算す
る(s6)。 7.上記関係式(式1)から線速度倍率Vの時のピーク
光安定光パワー比HL/HSを算出する(s7)。 8.ピーク光安定光パワー比の実測値HL’/HS’
が、前記関係式により算出した前記目標値HL/HSと
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速
度倍率に応じて制御する(s8)。 9.光ディスクに記録するデータがある間は、上記のs
5〜s8のステップを繰り返し行い、光ディスクに記録
するデータがなくなると、処理を終了する(s9)。 次に、上記の光ディスク記録方法を実行する光ディスク
記録装置について説明する。図5は、本発明の実施形態
に係る光ディスク記録装置の概略構成図である。図5に
示したように、光ディスク記録装置1は、駆動部2、信
号検出・再生部3、信号記録部4、演算手段であるシス
テム制御部5、及び記憶手段であるメモリ6により構成
される。駆動部2は、ディスク回転手段であるスピンド
ルモータ12、線速度倍率設定・検出手段であるサーボ
回路13及び周波数発生器14によって構成される。信
号検出・再生部3は、レーザ光照射手段及び検出手段で
ある光ピックアップ21、RFアンプ22、識別情報検
出手段であるATIP検出回路23、β値検出回路2
4、エンベローブ検出回路25、及びデコーダ回路26
によって構成される。レーザパワー制御手段である信号
記録部4は、光パワー制御回路31及びレーザドライバ
回路32、エンコーダ回路33、ストラテジ回路34、
ピーク値検出手段であるピークホールド回路35、安定
値検出手段であるサンプルホールド回路36、演算手段
である演算回路37、レーザパワー制御手段である比較
回路38、目標値設定回路39によって構成される。ス
ピンドルモータ12は、光ディスク11を回転駆動させ
るためのものである。サーボ回路13は、スピンドルモ
ータ12の回転制御、及び光ピックアップ21のフォー
カス、トラッキング、及び送りの各制御を行うためのも
のである。周波数発生器14は、スピンドルモータ12
の回転数を検出するためのものである。光ピックアップ
21は、光ディスク11にレーザ光を照射する発光部、
及び光ディスク11に照射したレーザ光の反射光を受光
する受光部を備え、情報の記録及び再生を行うためのも
のである。RFアンプ22は、光ピックアップ21の戻
り光受光信号(EFM信号)を増幅するためのものであ
る。ATIP検出回路23は、EFM信号からウォブル
信号成分を抽出して、さらにこのウォブル信号成分に含
まれるATIP情報を復号するためのものである。な
お、ATIP情報には、各位置の時間情報(アドレス情
報)やディスク種類を示す識別情報(ディスクID)が
含まれている。なお、従来、リードイン領域にディスク
種類を示す識別情報(ディスクID)が含まれていた
が、光ディスクの種類が増加したため、リードアウト領
域にもディスク種類を示す識別情報が含まれている場合
がある。β値検出回路24は、EFM信号波形から再生
信号品位に関するパラメータとしてβ値(アシンメトリ
値)を算出するためのものである。エンベロープ検出回
路25は、EFM信号のエンベロープを検出するための
ものである。なお、このエンベロープ検出は、OPCを
行う際に、予めPMAのどこまでEFM信号が記録され
ているかを検出するのに用いられる。デコーダ回路26
は、EFM信号をEFM復調して再生データを得るため
のものである。光パワー制御回路31は、レーザドライ
バ回路32を制御して、データ記録時及びデータ再生時
のレーザパワーを制御するためのものである。レーザド
ライバ回路32は、光ピックアップ21内のレーザ光源
を駆動するためのものである。エンコーダ回路33は、
記録データをEFM変調するためのものである。ストラ
テジ回路34は、エンコーダ回路33でEFM変調され
た記録データの時間軸補正処理を行って、レーザドライ
バ回路32のレーザ駆動信号変調するためのものであ
る。ピークホールド回路35は、ピットを形成するため
に光ディスク11に対して記録用レーザ光の照射を開始
した当初の光ディスク11からの反射光パワーのピーク
値HSを検出するためのものであり、記録信号が立ち上
がってから一定の期間内でのピーク値を反射光ピーク値
HSとして検出する。なお、記録用レーザ光の照射を開
始した当初の光ディスクからの反射光パワーのピーク値
HSは、照射パワー(記録パワー)とディスクの反射率
に略比例しているので、反射光パワーのピーク値HS
は、記録パワーに略比例する。したがって、反射光パワ
ーのピーク値HSを用いる代わりに、これに相当する値
として記録パワー値を用いることができる。また、記録
パワー値として、記録パワーの指令値(HS1)又は記
録パワーの検出値(HS2)を用いることもできる。サ
ンプルホールド回路36は、記録用レーザ光の照射開始
後に反射光パワーがピーク値を過ぎて略安定した状態に
達した時の反射光パワーの安定値HLを検出するための
ものである。なお、反射光パワーの安定値HLに相当す
る値として、記録信号の立ち下がり直前の反射光パワー
値、記録信号が立ち上がった後に反射光パワーが略安定
すると予想される時間経過後のタイミングでの反射光パ
ワー値、又は反射光パワーの変化状態を実際に検出し
て、ある程度安定した状態が検出された後の反射光パワ
ー値などを検出して用いることができる。演算回路37
は、上記の反射光パワーピーク値HSと、上記の反射光
パワー安定値HLと、の比で表されるピーク値安定値パ
ワー比HL/HSを求めるためのものである。目標値設
定回路38は、ランニングOPCを行う際のピーク値安
定値パワー比の目標値HL/HSを保持しておき、比較
回路39に出力するためのものである。比較回路39
は、HL/HSの目標値と実測値とを比較して、実測値
を目標値に一致させるための記録パワーの指令値を出力
する。すなわち、比較回路39は、HL/HSの実測値
がその目標値よりも大きくなるほど、つまり、最適なピ
ット深さよりも浅い状態になるほど、記録パワーを上げ
るように指令値を出力する。次に、光ディスク記録装置
1の動作について説明する。図6,7は、光ディスク記
録装置1の動作を説明するためのフローチャートであ
る。光ディスク記憶装置1で、光ディスク11にデータ
を記録する際には、まず、線速度倍率Vと、ランニング
OPCの目標値であるピーク値安定値パワー比の目標値
HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b を満たすaを、予め実験などにより光ディスクの種類毎
に求めておく。そして、光ディスク記録装置1のメモリ
6に、これらの値を記憶させておく(s11)。次に、
システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を送信
して、サーボ回路13を介して光ピックアップ21の位
置がリードイン領域に対向した位置になるように制御す
る(s12)。また、システム制御部5は、所定のパタ
ーンデータをPMAに記録するために、エンコーダ回路
33に所定の信号を出力して、この信号はエンコーダ回
路33及びストラテジ回路34介してレーザドライバ回
路32に送られる。そして、レーザドライバ回路32
は、光ピックアップ21の発光部から照射されるレーザ
光パワーを制御する(s13)。光ピックアップ21の
受光部で受光した反射光信号は、RFアンプ22で増幅
されてATIP検出部23に送られる(s14)。さら
に、ATIP検出部23で光ディスクのリードイン領域
及びリードアウト領域のうち少なくともリードイン領域
に記録されている光ディスクの識別情報を読み出して、
その識別情報がシステム制御部5に送られる(s1
5)。システム制御部5は、この識別情報に応じた係数
値aをメモリ6から読み出す(s16)。続いて、シス
テム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を送信し
て、光ディスク11の線速度倍率が所定の線速度倍率V
1になるように、サーボ回路13を介してスピンドルモ
ータ12の回転数を制御する。また、システム制御部5
は、サーボ回路13に制御信号を送信して、サーボ回路
13を介して光ピックアップ21の位置がPCAに対向
した位置になるように制御する(s17)。そして、シ
ステム制御部5は、データを記録する光ディスク11に
対して所定の線速度倍率V1でOPCを行う(s1
8)。すなわち、システム制御部5は、メモリ6から所
定のパターンデータを読み出して、このパターンデータ
をエンコーダ回路33で符号化してストラテジ回路34
を介してレーザドライバ回路32にこのパターンデータ
を送信する。レーザドライバ回路32は、このパターン
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、OPC用のパターンデータを光ディスク11のPC
Aテストエリアに記録させる(s19)。記録されたパ
ターンデータを再生して最適パワーを決定する(s2
0)。決定された最適パワーでPCAカウントエリア二
記録を行い、その際、光ピックアップ21の受光部は、
記録用レーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この
信号はRFアンプ22を介してピークホールド回路35
及びサンプルホールド回路36に送信される(s2
1)。ピークホールド回路35では、照射を開始した当
初における記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値H
S1を検出して演算回路37に出力する(s22)。ま
た、サンプルホールド回路36では、該ピーク値HS1
を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値HL1を検出して演算回路37に出力
する(s23)。演算回路37は、ピークホールド回路
35及びサンプルホールド回路36から送られてきたデ
ータに基づいて、記録用レーザ光のピーク値安定値パワ
ー比HL1/HS1を演算して、システム制御部5に演
算結果を送信する(s24)。システム制御部5は、O
PCを行う際の第1線速度倍率V1と、光ディスク11
の識別情報に応じた係数値aと、演算回路37から送信
された記録用レーザ光のピーク値安定値パワー比HL1
/HS1と、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s2
5)。そして、システム制御部5は、上記の係数値a及
び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時における
任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比の目標
値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成して保持する(s26)。続いて、システム制御
部5は、光ディスク11のプログラム領域へデータを記
録するために、サーボ回路13に制御信号を送信する
(s31)。サーボ回路13から光ピックアップ21へ
所定の駆動信号が送信されて、光ピックアップ21は光
ディスク11のプログラム領域に対向した位置に移動す
る(s32)。また、データ記録中は順次プログラム領
域に対向した位置を移動する。サーボ回路13からスピ
ンドルモータ12へ光ピックアップ21のデータ書き込
み値に応じた線速度倍率になるように、スピンドルモー
タ12を回転させる制御信号が送信される(s33)。
そして、記録データがエンコーダ回路33に入力され
て、エンコーダ回路33で符号化されてストラテジ回路
34で時間軸補正が行われ、レーザドライバ回路32か
ら光ピックアップ21の発光部へ駆動信号が送信される
(s34)。光ピックアップ21からは、記録データに
応じたレーザ光が光ディスク11に照射されて、ピット
が形成される(s35)。また、この時、光ピックアッ
プ21の受光部は、光ディスク11に照射されるレーザ
光に応じた反射光を受光する(s36)。光ピックアッ
プ21で受光された反射光は、RFアンプ22で増幅さ
れて、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回
路36に出力される(s37)。ピークホールド回路3
5では、照射を開始した当初における記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値HS’を検出して演算回路37
に出力する(s38)。また、サンプルホールド回路3
6では、該ピーク値HS’を過ぎて略安定した状態にお
ける記録用レーザ光の反射光パワーの安定値HL’を検
出して演算回路37に出力する(s39)。演算回路3
7は、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回
路36から送られてきたデータに基づいて、記録用レー
ザ光のピーク値安定値パワー比HL’/HS’を演算し
て、比較回路39に送信する(s40)。また、システ
ム制御部5は、前記関係式(式1)から、任意の線速度
倍率VでランニングOPCを行う際の目標値である記録
用レーザ光の反射光のピーク値安定値パワー比HL/H
Sを演算して、目標値設定回路38に出力する(s4
1)。目標値設定回路38は、上記の反射光のピーク値
安定値パワー比HL/HSを比較回路39に出力する
(s42)。比較回路39は、記録用レーザ光の反射光
のピーク値安定値パワー比の目標値と実測値とを比較し
て、その差に応じた記録パワー指令値を光パワー制御回
路31に出力する(s43)。光パワー制御回路31
は、この記録パワー指令値に応じてレーザドライバ回路
32を駆動して、光ピックアップ21から出力される記
録用レーザ光のパワーを制御する(s44)。システム
制御部5は、光ディスクに記録するデータがある間は、
上記のs31〜s45のステップを繰り返し行い、光デ
ィスクに記録するデータがなくなると、処理を終了する
(s45)。なお、ステップs18〜s23の代わりに
別の方法として、以下に示すステップs18’〜s2
3”のような手順を実施しても良い。すなわち、システ
ム制御部5は、データを記録する光ディスク11に対し
て所定の線速度倍率V1でOPCを行う(s18’)。
つまり、システム制御部5は、メモリ6から所定のパタ
ーンデータとして、例えば、レーザ記録パワーの大きさ
を15段階に切り換えるパターンデータを読み出して、
このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化して
ストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32に
このパターンデータを送信する。レーザドライバ回路3
2は、このパターンデータに基づいて光ピックアップ2
1の発光部を制御して、前記のレーザ記録パワーの大き
さを15段階に切り換えるOPC用のパターンデータ
で、光ディスク11のPCAのテストエリアに記録させ
る(s19’)。光ピックアップ21の受光部は、記録
用レーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この信号
はRFアンプ22を介してピークホールド回路35及び
サンプルホールド回路36に送信される(s20’)。
ピークホールド回路35では、記録パワーの大きさを1
5段階に切り換えた際の記録用レーザ光の反射光パワー
のピーク値HS1を検出して演算回路37に出力する
(s21’)。また、サンプルホールド回路36では、
記録パワーの大きさを15段階に切り換えた際の、該ピ
ーク値HSを過ぎて略安定した状態における記録用レー
ザ光の反射光パワーの安定値HLを検出して演算回路3
7に出力する(s22’)。演算回路37は、ピークホ
ールド回路35及びサンプルホールド回路36から送ら
れてきたデータに基づいて、記録パワーの大きさを15
段階に切り換えた際の各記録用レーザ光のピーク値安定
値パワー比HL/HSを演算して、システム制御部5に
演算結果を送信する(s23’)。15段階分実行した
後、記録されたパターンデータを再生して最適パワーを
決定する(s24’)。決定された最適パワーと、それ
ぞれ演算されたHL/HS値から、システム制御部5
は、記録用レーザ光のパワーと、記録用レーザ光のピー
ク値安定値パワー比HL/HSと、の関係を算出する。
また、システム制御部5は、記録用レーザ光のパワー
と、βとの関係を算出する。そして、算出して2つの関
係から、最適βの時の記録用レーザ光のピーク値安定値
パワー比HL1/HS1を求める(s25’)。この
後、PCAカウントエリア記録を行うが説明を省略して
いる。 [第2実施形態]次に、本発明の第2実施形態に係る光
ディスク記録方法について説明する。従来、OPCを行
うための領域であるPCAは、前記のようにリードイン
領域の内周側にのみ設けられていた。しかし、前記のよ
うに光ディスクの記録速度がますます高速化しているた
め、今後、OPCを光ディスクの外周側でも行うように
規格化されることが予想される。そこで、第2実施形態
では、光ディスクの内周側及び外周側でOPCを行って
線速度倍率(記録速度)とランニングOPCの目標値で
あるピーク光安定光パワー比HL/HSとの関係式を求
めることで、CAV方式でデータ記録を行った場合に、
安定して記録することが可能な光ディスク記録方式及び
光ディスク記録装置について説明する。まず、外周側で
OPCを行うためのPCAは、規格で規定された領域を
用いれば良いが、規格化されるまでは、光ディスクの最
外周の領域を用いることができる。前記のように(図1
2参照)、光ディスクの直径は120mmであり、リー
ドアウト領域の外周側は最大で直径118mmの範囲ま
で記録しても良い。したがって、リードアウト領域の外
周側にもデータを記録可能な領域が形成されている場合
は、この最外周領域でOPCを行うようにすると良い。
また、最外周領域には、データを記録可能な領域が形成
されていない場合には、リードアウト領域を形成可能な
領域の外周側である、例えば、直径116〜118mm
の領域でOPCを行うように設定することができる。発
明者は、複数の追記型光ディスク及び書換型光ディスク
について、光ディスクの内周側のPCA及び外周側に設
けたPCAでOPCを行った場合の、線速度倍率とピー
ク光安定光パワー比HL/HS(ROPCRef)との
関係を調べるために実験及びデータ収集を行った。その
結果、内周側のPCAでは低線速度倍率でOPCを行
い、外周側のPCAでは高線速度倍率でOPCを行うこ
とで、第1実施形態と同様の結果が得られた。すなわ
ち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似で
表すことができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光
安定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表
すことができる。 2.光ディスクの種類毎に、一次関数の傾きは異なる。 3.同じ種類の光ディスクでもロットが異なると、一次
関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略同じである。 4.1.の関係に基づいてデータ記録時のレーザパワー
を制御して記録したデータを良好に再生できる。 例えば、内周側では16倍速の線速度倍率でOPCを行
ってピーク光安定光パワー比HL1/HS1を求め、外
周側では32倍速の線速度倍率でOPCを行ってピーク
光安定光パワー比HL2/HS2を求めることで、図3
のように光ディスク毎に一次関数が得られた。さらに、
内周側及び外周側でOPCを行って得たデータを用いる
ことで、第1実施形態のように、予め実験などにより一
次関数の定数(係数値)aを求めなくても光ディスク毎
の関係式が得られるようになった。図8は、本発明の第
2実施形態に係る光ディスク記録方法を説明するための
フローチャートである。したがって、これらの結果に基
づき、本発明の第2実施形態では、以下に述べる光ディ
スク記録方法を実施することで、第1実施形態と同様
に、CAV方式においても最適なパワー値で追記型光デ
ィスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行うことが
可能になる。すなわち、 1.データを記録する光ディスクの第1試し書き領域で
OPCを第1線速度倍率V1で行って取得した、照射を
開始した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの
第1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピー
ク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ
光の反射光パワーの第1安定値又はこれに相当する値H
L1を検出する(s51)。 2.データを記録する光ディスクの第2試し書き領域で
OPCを第2線速度倍率V2で行って取得した、照射を
開始した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワ
ーの第2ピーク値又はこれに相当する値HS2、及び該
ピーク値を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの第2安定値又はこれに相当する値H
L2を検出する(s52)。 3.1で検出したHS1及びHL1の比で表される第1
ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、第1線速度
倍率V1と、2で検出したHS2及びHL2の比で表さ
れる第2ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、該
第2線速度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s53)。 4.3で求めた係数値a及び切片値bから、ランニング
OPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光安
定光パワー比の目標値HL/HSとの関係を示した関係
式 HL/HS=aV+b・・・(式2) を作成する(s54)。 5.光ディスクにデータを記録する際に任意の線速度倍
率VでランニングOPCを行って、記録用レーザ光の反
射光パワーのピーク値の実測値HL’、及び該ピーク値
を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の
反射光パワーの安定値の実測値HS’を検出する(s5
5)。 6.検出したピーク値の実測値と安定値の実測値との比
であるピーク光安定光パワー比HL’/HS’を演算す
る(s56)。 7.上記関係式(式2)から線速度倍率Vの時のピーク
光安定光パワー比HL/HSを算出する(s57)。 8.ピーク光安定光パワー比の実測値HL’/HS’
が、前記関係式により算出した前記目標値HL/HSに
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速
度倍率に応じて制御する(s58)。 9.光ディスクに記録するデータがある間は、上記のs
55〜s58のステップを繰り返し行い、光ディスクに
記録するデータがなくなると、処理を終了する(s5
9)。 次に、上記の光ディスク記録方法を実行する光ディスク
記録装置について説明する。本発明の第2実施形態に係
る光ディスク記録装置は、図4に示した光ディスク記録
装置1を用いることで実現できる。よって、本発明の第
2実施形態に係る光ディスク記録装置の概略構成の説明
は省略する。次に、本発明の第2実施形態での光ディス
ク記録装置1の動作について説明する。図9,図10
は、本発明の第2実施形態での光ディスク記録装置の動
作を説明するためのフローチャートである。なお、本発
明の第1実施形態に係る光ディスク記録方法と、本発明
の第2実施形態に係る光ディスク記録方法と、の相違点
は、線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値H
L/HSとの関係を示した関係式の算出方法であり、算
出した関係式を用いてランニングOPCの目標値を算出
する手順は同様である。そのため、第1実施形態に係る
光ディスク記録方法との相違点についてのみ説明する。
光ディスク記憶装置1で、光ディスク11にデータを記
録する際には、まず、システム制御部5は、サーボ回路
13に制御信号を送信して、サーボ回路13を介して光
ピックアップ21の位置が、データを記録する光ディス
ク11の第1試し書き領域である例えば内周側のPCA
に対向した位置になるように制御する(s61)。ま
た、システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を
送信して、光ディスク11の線速度倍率が第1線速度倍
率V1になるように、サーボ回路13を介してスピンド
ルモータ12の回転数を制御する(s62)。そして、
システム制御部5は、データを記録する光ディスク11
の内周側のPCAにおいて、第1線速度倍率V1でOP
Cを行う(s63)。すなわち、システム制御部5は、
メモリ6から所定のパターンデータを読み出して、この
パターンデータをエンコーダ回路33で符号化してスト
ラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32にこの
パターンデータを送信する。レーザドライバ回路32
は、このパターンデータに基づいて光ピックアップ21
の発光部を制御して、OPC用のパターンデータを光デ
ィスク11の内周側のPCAに記録させる(s64)。
光ピックアップ21の受光部は、記録用レーザ光の反射
光パワー値の信号を検出し、この信号はRFアンプ22
を介してピークホールド回路35及びサンプルホールド
回路36に送信される(s65)。ピークホールド回路
35では、照射を開始した当初における記録用レーザ光
の反射光パワーの第1ピーク値HS1を検出して演算回
路37に出力する(s66)。また、サンプルホールド
回路36では、第1ピーク値HS1を過ぎて略安定した
状態における記録用レーザ光の反射光パワーの第1安定
値HL1を検出して演算回路37に出力する(s6
7)。演算回路37は、ピークホールド回路35及びサ
ンプルホールド回路36から送られてきたデータに基づ
いて、記録用レーザ光の第1ピーク値安定値パワー比H
L1/HS1を演算して、システム制御部5に演算結果
を送信する(s68)。システム制御部5は、演算回路
37から送られてきた演算結果である記録用レーザ光の
第1ピーク値安定値パワー比HL1/HS1を、メモリ
6に格納するか、又は保持しておく(s69)。同様
に、システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号を
送信して、サーボ回路13を介して光ピックアップ21
の位置が、データを記録する光ディスク11の第2試し
書き領域である例えば外周側に設けたPCAに対向した
位置になるように制御する(s71)。また、システム
制御部5は、サーボ回路13に制御信号を送信して、光
ディスク11の線速度倍率が第2線速度倍率V2になる
ように、サーボ回路13を介してスピンドルモータ12
の回転数を制御する(s72)。そして、システム制御
部5は、データを記録する光ディスク11の外周側のP
CAにおいて、第2線速度倍率V2でOPCを行う(s
73)。すなわち、システム制御部5は、メモリ6から
所定のパターンデータを読み出して、このパターンデー
タをエンコーダ回路33で符号化してストラテジ回路3
4を介してレーザドライバ回路32にこのパターンデー
タを送信する。レーザドライバ回路32、このパターン
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、OPC用のパターンデータを光ディスク11の外周
側のPCAに記録させる(s74)。光ピックアップ2
1の受光部は、記録用レーザ光の反射光パワー値の信号
を検出し、この信号はRFアンプ22を介してピークホ
ールド回路35及びサンプルホールド回路36に送信さ
れる(s75)。ピークホールド回路35では、照射を
開始した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの
第2ピーク値HS2を検出して演算回路37に出力する
(s76)。また、サンプルホールド回路36では、第
2ピーク値HS2を過ぎて略安定した状態における記録
用レーザ光の反射光パワーの第2安定値HL2を検出し
て演算回路37に出力する(s77)。演算回路37
は、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回路
36から送られてきたデータに基づいて、記録用レーザ
光の第2ピーク値安定値パワー比HL2/HS2を演算
して、システム制御部5に演算結果を送信する(s7
8)。システム制御部5は、演算回路37から送られて
きた演算結果である記録用レーザ光の第2ピーク値安定
値パワー比HL2/HS2を、メモリ6に格納するか、
又は保持しておく(s79)。続いて、システム制御部
5は、第1試し書き領域である内周側のPCAでOPC
を行う際の第1線速度倍率V1と、演算回路37から送
信された記録用レーザ光の第1ピーク値安定値パワー比
HL1/HS1と、第2試し書き領域である外周側のP
CAでOPCを行う際の第2線速度倍率V2と、演算回
路37から送信された記録用レーザ光の第2ピーク値安
定値パワー比HL2/HS2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s80)。そして、システム制御部5は、上記の係
数値a及び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時
における任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー
比の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式2) を作成して保持する(s81)。以下は、第1実施形態
と同様であるため、図7に示したs31〜s45のステ
ップを実行する。なお、以上の説明では、CAV方式で
光ディスクにデータ記録を行う場合について説明した
が、本発明はこれに限るものではない。つまり、本発明
はデータを記録する際の線速度倍率に応じてランニング
OPCの目標値を設定して、記録用レーザパワーを制御
するので、他の記録方式にも適用できる。例えば、CL
V方式で光ディスクにデータを記録する場合にも適用で
きる。また、光ディスクのプログラム領域を複数の領域
に分割して、領域毎に同じ線速度倍率でデータを記録す
る方式であるゾーンCLV方式にも適用できる。さら
に、プログラム領域の途中まではCAV方式でデータ記
録を行い、それ以降はCLV方式でデータ記録を行うパ
ーシャルCAV方式にも適用できる。また、本発明は、
追記型光ディスクとして、例えばCD−R,CD−R
W,DVD−R等に適用可能であり、書換型光ディスク
として、例えばDVD−RW,DVD+RW,DVD−
RAM等に適用可能である。
【発明の効果】本発明によれば、線速度倍率が変化して
も的確にレーザ光の記録パワーを制御することができ、
また、関係式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速
度倍率の目標値を設定できるので、従来はCLV方式で
しかランニングOPCは行えなかったが、本発明により
CAV方式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式
などにおいてもランニングOPCを実行することが可能
になり、最適なパワー値で記録品位の高いデータを記録
することができる。また、光ディスクの状態が変化して
も、レーザ光の記録パワーを正確かつ安全に制御するこ
とができる。さらに、書き込み速度や光ディスクの状態
に応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、従
来、光ディスクの識別情報に対応させて予め設定してい
た定数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小さ
くすることができる。
も的確にレーザ光の記録パワーを制御することができ、
また、関係式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速
度倍率の目標値を設定できるので、従来はCLV方式で
しかランニングOPCは行えなかったが、本発明により
CAV方式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式
などにおいてもランニングOPCを実行することが可能
になり、最適なパワー値で記録品位の高いデータを記録
することができる。また、光ディスクの状態が変化して
も、レーザ光の記録パワーを正確かつ安全に制御するこ
とができる。さらに、書き込み速度や光ディスクの状態
に応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、従
来、光ディスクの識別情報に対応させて予め設定してい
た定数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小さ
くすることができる。
【図1】線速度倍率をパラメータとしたβ値とジッタ値
との関係を示したグラフである。
との関係を示したグラフである。
【図2】線速度倍率(記録速度)と、ジッタ値が最良に
なるピーク光安定光パワー比HL/HSと、の関係を示
したグラフである。
なるピーク光安定光パワー比HL/HSと、の関係を示
したグラフである。
【図3】光ディスクの種類をパラメータとした線速度倍
率(記録速度)と、ピーク光安定光パワー比HL/HS
(ROPC目標値)と、の関係を示したグラフである。
率(記録速度)と、ピーク光安定光パワー比HL/HS
(ROPC目標値)と、の関係を示したグラフである。
【図4】本発明の第1実施形態に係る光ディスク記録方
法を説明するためのフローチャートである。
法を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る光ディスク記録装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図6】光ディスク記録装置1の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】光ディスク記録装置1の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る光ディスク記録方
法を説明するためのフローチャートである。
法を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態での光ディスク記録装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態での光ディスク記録装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】CD−Rの領域構成を示した図である。
【図12】光ディスクにピットを形成してデータを記録
する際の、記録用レーザ光の記録信号及び反射光の受光
信号の波形図、並びに形成されるピットの概観図であ
る。
する際の、記録用レーザ光の記録信号及び反射光の受光
信号の波形図、並びに形成されるピットの概観図であ
る。
1−光ディスク記録装置
2−駆動部
3−信号検出・再生部
4−信号記録部
5システム制御部
6−メモリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月27日(2002.3.2
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】光ディスク記録方法及び光ディスク記録
装置
装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの記録が
可能な光ディスクの記録方法及び記録装置に関する。
可能な光ディスクの記録方法及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データの記録が可能な光ディスクである
追記型光ディスク及び書換型光ディスクのデータ記録方
式としては、従来、CLV(Constant alibration Line
ar Velocity)方式が一般的である。CLV方式では、
データを光ディスクに記録する際の線速度が一定である
ため、レーザ記録パワーは基本的に一定であり、正確な
データ記録を行うためのレーザ記録パワーの制御技術で
あるライトストラテジは同じ記録速度であれば、ディス
ク毎に固定である。
追記型光ディスク及び書換型光ディスクのデータ記録方
式としては、従来、CLV(Constant alibration Line
ar Velocity)方式が一般的である。CLV方式では、
データを光ディスクに記録する際の線速度が一定である
ため、レーザ記録パワーは基本的に一定であり、正確な
データ記録を行うためのレーザ記録パワーの制御技術で
あるライトストラテジは同じ記録速度であれば、ディス
ク毎に固定である。
【0003】しかし、光ディスクへデータを記録する際
には、ディスクの色素厚のムラによる感度、温度、記録
環境の違いなどにより、データ記録パワーを調整する必
要がある。そこで、追記型光ディスクや書換型光ディス
クにデータを記録する際には、OPC(Optimum Power
Control)が行われる。OPCは、光ディスクへデータ
を記録する際のレーザ記録パワーを調整する方法であ
り、光ディスクのPCA(Power Calibration Area)
に、レーザ光を照射して所定のパターンデータの試し書
きを行う。
には、ディスクの色素厚のムラによる感度、温度、記録
環境の違いなどにより、データ記録パワーを調整する必
要がある。そこで、追記型光ディスクや書換型光ディス
クにデータを記録する際には、OPC(Optimum Power
Control)が行われる。OPCは、光ディスクへデータ
を記録する際のレーザ記録パワーを調整する方法であ
り、光ディスクのPCA(Power Calibration Area)
に、レーザ光を照射して所定のパターンデータの試し書
きを行う。
【0004】ここで、追記型光ディスクの一例であるC
D−Rの領域構成について説明する。図11は、CD−
Rの領域構成を示した図である。図11に示したよう
に、光ディスク11は、直径46〜50mmの区間がリ
ードイン領域として設定され、それよりも外周側にはプ
ログラム領域及びリードアウト領域が設定される。ま
た、リードイン領域よりも内周側にはPCAが設定され
ている。PCAは、テストエリアと、カウントエリアと
で構成される。プログラム領域は、ディジタルオーディ
オデータやコンピュータで使用するデータなどが記録可
能である。なお、光ディスクの直径は120mmであ
り、リードアウト領域の外周側は最大で直径118mm
の範囲まで記録しても良い。
D−Rの領域構成について説明する。図11は、CD−
Rの領域構成を示した図である。図11に示したよう
に、光ディスク11は、直径46〜50mmの区間がリ
ードイン領域として設定され、それよりも外周側にはプ
ログラム領域及びリードアウト領域が設定される。ま
た、リードイン領域よりも内周側にはPCAが設定され
ている。PCAは、テストエリアと、カウントエリアと
で構成される。プログラム領域は、ディジタルオーディ
オデータやコンピュータで使用するデータなどが記録可
能である。なお、光ディスクの直径は120mmであ
り、リードアウト領域の外周側は最大で直径118mm
の範囲まで記録しても良い。
【0005】リードイン領域は、TOC(Table Of Con
tents)が記録されている光ディスクの開始部分であ
り、TOCには、各トラックの開始位置の一覧表が含ま
れている。リードアウト領域は、プレーヤが最終トラッ
クを過ぎて読んでも良いように、ディスクの最終トラッ
クの後ろに置かれたバッファ領域である。PCAは、レ
ーザの最適な書き込みパワーを調べるための試し書き用
の領域である。この領域には99回の試し書きができ
る。PMAは、トラックアットワンス方式でデータを書
き込む際に、トラック情報を一時的に記録するために使
用される領域である。
tents)が記録されている光ディスクの開始部分であ
り、TOCには、各トラックの開始位置の一覧表が含ま
れている。リードアウト領域は、プレーヤが最終トラッ
クを過ぎて読んでも良いように、ディスクの最終トラッ
クの後ろに置かれたバッファ領域である。PCAは、レ
ーザの最適な書き込みパワーを調べるための試し書き用
の領域である。この領域には99回の試し書きができ
る。PMAは、トラックアットワンス方式でデータを書
き込む際に、トラック情報を一時的に記録するために使
用される領域である。
【0006】OPCは、上記のようにリードイン領域の
内周側に設けられているPCAに、データ記録前にレー
ザ光を照射して、所定のパターンデータの試し書きを行
う。そして、試し書きしたデータを読み出して、ある評
価基準に従って最適パワーを見つけ、この最適パワーで
データ記録が行われる。
内周側に設けられているPCAに、データ記録前にレー
ザ光を照射して、所定のパターンデータの試し書きを行
う。そして、試し書きしたデータを読み出して、ある評
価基準に従って最適パワーを見つけ、この最適パワーで
データ記録が行われる。
【0007】データ記録前のOPCだけでは、記録中の
レーザ波長変動やディスク記録感度の面内変動などに対
して、記録パワーを調整できない。そのため、記録しな
がら記録波形をモニタして、これが最適な状態になるよ
うに記録パワーを補正する手法であるランニングOPC
(ROPCとも称する。)が行われている。図12は、
光ディスクにピットを形成してデータを記録する際の、
記録用レーザ光の記録信号及び反射光の受光信号の波形
図、並びに形成されるピットの概観図である。図12に
示したように、記録用信号が所定の時間幅のパルスであ
った場合、反射光の受光信号レベルは、記録用レーザ光
の照射開始当初にピーク値HSになる。これは、光ディ
スクへのレーザ光の照射開始当初は、光ディスクにピッ
トが形成されずに照射光がすべて反射されるためであ
る。ピーク値HSを過ぎると、その後ピットが形成され
ていくのに従って、徐々に反射光量は低下していき、反
射光の受光信号レベルは略安定した値HLになる。そし
て、記録用信号が立ち下がると、反射光の受光信号も立
ち下がる。
レーザ波長変動やディスク記録感度の面内変動などに対
して、記録パワーを調整できない。そのため、記録しな
がら記録波形をモニタして、これが最適な状態になるよ
うに記録パワーを補正する手法であるランニングOPC
(ROPCとも称する。)が行われている。図12は、
光ディスクにピットを形成してデータを記録する際の、
記録用レーザ光の記録信号及び反射光の受光信号の波形
図、並びに形成されるピットの概観図である。図12に
示したように、記録用信号が所定の時間幅のパルスであ
った場合、反射光の受光信号レベルは、記録用レーザ光
の照射開始当初にピーク値HSになる。これは、光ディ
スクへのレーザ光の照射開始当初は、光ディスクにピッ
トが形成されずに照射光がすべて反射されるためであ
る。ピーク値HSを過ぎると、その後ピットが形成され
ていくのに従って、徐々に反射光量は低下していき、反
射光の受光信号レベルは略安定した値HLになる。そし
て、記録用信号が立ち下がると、反射光の受光信号も立
ち下がる。
【0008】光ディスクへ照射したレーザ光の反射光の
受光信号は、このような波形特性を示すので、従来、ラ
ンニングOPCを行った場合には、上記受光信号レベル
の略安定した値HLが一定値になるように、受光信号波
形をモニタして、記録用レーザ光のパワーを制御してい
る。
受光信号は、このような波形特性を示すので、従来、ラ
ンニングOPCを行った場合には、上記受光信号レベル
の略安定した値HLが一定値になるように、受光信号波
形をモニタして、記録用レーザ光のパワーを制御してい
る。
【0009】近年、パソコンの高速化やユーザのニーズ
により、追記型光ディスク及び書換型光ディスクの記録
速度(線速度倍率)は高速化しており、現在、CLV方
式での線速度倍率が、追記型光ディスクの場合で16倍
速、書換型光ディスクの場合の場合で10倍速のものが
存在する。CLV方式では、光ディスクの回転速度は内
周側ほど速い。例えば、CLV方式で線速度倍率を12
倍速にしてデータの記録を行った場合、最外周でのディ
スク回転速度は2400rpmであるが、最内周でのデ
ィスク回転速度は約6000rpmになる。また、16
倍速の場合、最内周でのディスク回転速度は、約800
0rpmになる。
により、追記型光ディスク及び書換型光ディスクの記録
速度(線速度倍率)は高速化しており、現在、CLV方
式での線速度倍率が、追記型光ディスクの場合で16倍
速、書換型光ディスクの場合の場合で10倍速のものが
存在する。CLV方式では、光ディスクの回転速度は内
周側ほど速い。例えば、CLV方式で線速度倍率を12
倍速にしてデータの記録を行った場合、最外周でのディ
スク回転速度は2400rpmであるが、最内周でのデ
ィスク回転速度は約6000rpmになる。また、16
倍速の場合、最内周でのディスク回転速度は、約800
0rpmになる。
【0010】このように、CLV方式で光ディスクの内
周側にデータを記録する場合、光ディスクの回転速度が
非常に高くなるため、光ディスクに自励振動が発生す
る。この場合、一定のレーザ記録パワーで光ディスクに
データを記録しても記録部でのスポット径が変化してし
まい、記録したデータを正しく読み出すことができない
ことがある。また、ディスクの回転振動がひどい場合に
は、ディスクが割れる恐れもある。
周側にデータを記録する場合、光ディスクの回転速度が
非常に高くなるため、光ディスクに自励振動が発生す
る。この場合、一定のレーザ記録パワーで光ディスクに
データを記録しても記録部でのスポット径が変化してし
まい、記録したデータを正しく読み出すことができない
ことがある。また、ディスクの回転振動がひどい場合に
は、ディスクが割れる恐れもある。
【0011】さらに、上記のように光ディスクが振動し
た状態でOPCやランニングOPCを行った場合、得ら
れたデータ記録パワーの基準である最適パワー値は、不
適切なパワー値となってしまう。この場合も、データを
読み出すことができないディスクを作成してしまうこと
がある。
た状態でOPCやランニングOPCを行った場合、得ら
れたデータ記録パワーの基準である最適パワー値は、不
適切なパワー値となってしまう。この場合も、データを
読み出すことができないディスクを作成してしまうこと
がある。
【0012】そこで、特許第3225704号公報に
は、1枚の光ディスクの記録を行う際の状況変化に対応
して、常に適正な記録状態が得られるようにした光ディ
スク記録方法及びその装置に関する技術が開示されてい
る。この公報に示されている発明は、形成すべきピット
長に応じて記録用レーザ光を光ディスクに照射してピッ
トを形成するために、光ディスクに対して照射する記録
用レーザ光の記録パワー値と、記録用レーザ光の反射光
パワーがその照射を開始した当初のピーク値を過ぎて略
安定した状態での反射光パワーの安定値又はこれに相当
する値と、に基づいて記録用レーザ光の記録パワーを可
変制御してピットの形成を行うものである。
は、1枚の光ディスクの記録を行う際の状況変化に対応
して、常に適正な記録状態が得られるようにした光ディ
スク記録方法及びその装置に関する技術が開示されてい
る。この公報に示されている発明は、形成すべきピット
長に応じて記録用レーザ光を光ディスクに照射してピッ
トを形成するために、光ディスクに対して照射する記録
用レーザ光の記録パワー値と、記録用レーザ光の反射光
パワーがその照射を開始した当初のピーク値を過ぎて略
安定した状態での反射光パワーの安定値又はこれに相当
する値と、に基づいて記録用レーザ光の記録パワーを可
変制御してピットの形成を行うものである。
【0013】また、上記の発明では、光ディスクに対し
て照射する記録用レーザ光の記録パワー値HSと、記録
用レーザ光の反射光パワーがその照射を開始した当初の
ピーク値を過ぎて略安定した状態での反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値HLと、をデータ記録時に検
出して、その比HL/HSを求め、この比が実験などに
基づいて予め設定された適正値になるように、照射する
レーザ光の記録パワー値を可変制御する。これにより、
記録パワーは記録時の各時点で適正に制御されるので、
常に適正な記録状態が得られる。
て照射する記録用レーザ光の記録パワー値HSと、記録
用レーザ光の反射光パワーがその照射を開始した当初の
ピーク値を過ぎて略安定した状態での反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値HLと、をデータ記録時に検
出して、その比HL/HSを求め、この比が実験などに
基づいて予め設定された適正値になるように、照射する
レーザ光の記録パワー値を可変制御する。これにより、
記録パワーは記録時の各時点で適正に制御されるので、
常に適正な記録状態が得られる。
【0014】一方、光ディスクにデータを記録する際
に、内周側の回転速度を低く抑えることで、前記の問題
を解消することが可能になる。このような方法として、
CAV(Constant Angular Velocity)方式がある。C
AV方式は、データ記録時のディスクの回転速度(角速
度)が略一定であり、外周側に比べて内周側では線速度
が低速になる。例えば、CAV方式は、最外周での線速
度倍率が30倍速の場合、最内周での線速度倍率は12
倍速になる。この方式では、記録用レーザ光を光ディス
クへ照射する径方向の位置に応じて、線速度倍率が変化
するが、ディスク回転数が常に一定に保たれるため、内
周側の回転速度を抑えて安定した書き込みが可能であ
る。
に、内周側の回転速度を低く抑えることで、前記の問題
を解消することが可能になる。このような方法として、
CAV(Constant Angular Velocity)方式がある。C
AV方式は、データ記録時のディスクの回転速度(角速
度)が略一定であり、外周側に比べて内周側では線速度
が低速になる。例えば、CAV方式は、最外周での線速
度倍率が30倍速の場合、最内周での線速度倍率は12
倍速になる。この方式では、記録用レーザ光を光ディス
クへ照射する径方向の位置に応じて、線速度倍率が変化
するが、ディスク回転数が常に一定に保たれるため、内
周側の回転速度を抑えて安定した書き込みが可能であ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CAV
方式では、前記のように光ディスクの外周側ほど線速度
倍率が高くなるため、光ディスクの径方向の位置に応じ
て、記録用レーザ光のパワーを変更する必要がある。よ
って、ランニングOPCを行う際には、OPCを行って
得られた最適パワー値を、光ディスクの内周側における
一部の領域にしか適用することができないという問題が
ある。
方式では、前記のように光ディスクの外周側ほど線速度
倍率が高くなるため、光ディスクの径方向の位置に応じ
て、記録用レーザ光のパワーを変更する必要がある。よ
って、ランニングOPCを行う際には、OPCを行って
得られた最適パワー値を、光ディスクの内周側における
一部の領域にしか適用することができないという問題が
ある。
【0016】また、前記の特許第3225704号公報
には、線速度倍率が変化することについて何も言及され
ていないため、CLV方式における技術であると推察さ
れる。したがって、この公報に開示された技術をCAV
方式に適用することはできない。
には、線速度倍率が変化することについて何も言及され
ていないため、CLV方式における技術であると推察さ
れる。したがって、この公報に開示された技術をCAV
方式に適用することはできない。
【0017】さらに、従来、CAV方式でランニングO
PCを行う際に、最適パワー値を線速度倍率に応じて変
化させるための適切な制御方法がなかったため、CAV
方式ではランニングOPCは行われていなかった。
PCを行う際に、最適パワー値を線速度倍率に応じて変
化させるための適切な制御方法がなかったため、CAV
方式ではランニングOPCは行われていなかった。
【0018】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、CAV方式にお
いても最適なパワー値で追記型光ディスク及び書換型光
ディスクにデータ記録を行うことが可能な光ディスク記
録方法及び光ディスク記録装置を提供することにある。
めになされたものであり、その目的は、CAV方式にお
いても最適なパワー値で追記型光ディスク及び書換型光
ディスクにデータ記録を行うことが可能な光ディスク記
録方法及び光ディスク記録装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0020】(1)記録用レーザ光を光ディスクに照射
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、光
ディスクに記録されている光ディスクの識別情報を読み
取って、該識別情報に対応させて予め設定した定数と、
所定の線速度倍率でOPCを行って取得した試し書き値
と、該所定の線速度倍率と、から、ランニングOPCを
行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成して、デ
ータ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実測
値が、前記関係式によって算出した前記目標値になるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワーを線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする。
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、光
ディスクに記録されている光ディスクの識別情報を読み
取って、該識別情報に対応させて予め設定した定数と、
所定の線速度倍率でOPCを行って取得した試し書き値
と、該所定の線速度倍率と、から、ランニングOPCを
行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成して、デ
ータ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実測
値が、前記関係式によって算出した前記目標値になるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワーを線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする。
【0021】この構成において、データを記録する光デ
ィスクに応じてあらかじめ設定した定数と記録されてい
る光ディスクの識別情報に対応させて予め設定した値
と、OPCを行って取得した値と、から、ランニングO
PCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成し
て、データ記録時に、ランニングOPCを行って取得し
た実測値が、前記関係式によって算出した前記目標値に
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワーを線速度
倍率に応じて制御する。
ィスクに応じてあらかじめ設定した定数と記録されてい
る光ディスクの識別情報に対応させて予め設定した値
と、OPCを行って取得した値と、から、ランニングO
PCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成し
て、データ記録時に、ランニングOPCを行って取得し
た実測値が、前記関係式によって算出した前記目標値に
なるように、前記記録用レーザ光の記録パワーを線速度
倍率に応じて制御する。
【0022】したがって、線速度倍率が変化しても的確
にレーザ光の記録パワーを制御することができるので、
従来はCLV方式でしかランニングOPCは行えなかっ
たが、本発明によりCAV方式においてもランニングO
PCを実行してレーザパワーを制御して、最適なパワー
値で記録品位の高いデータを記録することが可能とな
る。また、データを記録する光ディスクの内周から外周
の間を複数の領域に分けて、各領域は、一定の線速度倍
率で記録を行う記録方式などでもランニングOPCを実
行して、記録用レーザ光の記録パワーを制御することが
可能になる。
にレーザ光の記録パワーを制御することができるので、
従来はCLV方式でしかランニングOPCは行えなかっ
たが、本発明によりCAV方式においてもランニングO
PCを実行してレーザパワーを制御して、最適なパワー
値で記録品位の高いデータを記録することが可能とな
る。また、データを記録する光ディスクの内周から外周
の間を複数の領域に分けて、各領域は、一定の線速度倍
率で記録を行う記録方式などでもランニングOPCを実
行して、記録用レーザ光の記録パワーを制御することが
可能になる。
【0023】(2)前記試し書き値及び前記実測値は、
照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の反射
光パワーのピーク値又はこれに相当する値と、該ピーク
値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態におけ
る前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれ
に相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パワー
比であることを特徴とする。
照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の反射
光パワーのピーク値又はこれに相当する値と、該ピーク
値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態におけ
る前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれ
に相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パワー
比であることを特徴とする。
【0024】この構成において、所定の線速度倍率でO
PCを行って取得した、照射を開始した当初における前
記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに
相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎ
て略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射光
パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比で表され
るピーク光安定光パワー比と、光ディスクに記録されて
いる光ディスクの識別情報に対応させて予め設定した定
数と、該所定の線速度倍率と、から、ランニングOPC
を行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成する。
また、データ記録時に、ランニングOPCを行って取得
した上記ピーク光安定光パワー比が、前記関係式によっ
て算出した前記目標値になるように、前記記録用レーザ
光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御する。したが
って、光ディスクの状態が変化しても、レーザ光の記録
パワーを正確かつ安全に制御することが可能になる。
PCを行って取得した、照射を開始した当初における前
記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに
相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎ
て略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射光
パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比で表され
るピーク光安定光パワー比と、光ディスクに記録されて
いる光ディスクの識別情報に対応させて予め設定した定
数と、該所定の線速度倍率と、から、ランニングOPC
を行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作成する。
また、データ記録時に、ランニングOPCを行って取得
した上記ピーク光安定光パワー比が、前記関係式によっ
て算出した前記目標値になるように、前記記録用レーザ
光の記録パワーを線速度倍率に応じて制御する。したが
って、光ディスクの状態が変化しても、レーザ光の記録
パワーを正確かつ安全に制御することが可能になる。
【0025】なお、記録用レーザ光の照射を開始した当
初の光ディスクからの反射光パワーのピーク値に相当す
る値としては、記録パワー値を用いることができる。ま
た、記録パワー値として、記録パワーの指令値又は記録
パワーの検出値を用いることができ、以降の説明の該ピ
ーク値に相当する値も同様である。
初の光ディスクからの反射光パワーのピーク値に相当す
る値としては、記録パワー値を用いることができる。ま
た、記録パワー値として、記録パワーの指令値又は記録
パワーの検出値を用いることができ、以降の説明の該ピ
ーク値に相当する値も同様である。
【0026】また、反射光パワーの安定値に相当する値
として、記録信号の立ち下がり直前の反射光パワー値、
記録信号が立ち上がった後に反射光パワーが略安定する
と予想される時間経過後のタイミングでの反射光パワー
値、又は反射光パワーの変化状態を実際に検出して、あ
る程度安定した状態が検出された後の反射光パワー値な
どを検出して用いることができ、以降の説明の該安定値
に相当する値も同様である。
として、記録信号の立ち下がり直前の反射光パワー値、
記録信号が立ち上がった後に反射光パワーが略安定する
と予想される時間経過後のタイミングでの反射光パワー
値、又は反射光パワーの変化状態を実際に検出して、あ
る程度安定した状態が検出された後の反射光パワー値な
どを検出して用いることができ、以降の説明の該安定値
に相当する値も同様である。
【0027】(3)記録用レーザ光を光ディスクに照射
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、光
ディスクに記録されている光ディスクの識別情報に対応
させて予め定数を設定しておき、データを記録する光デ
ィスクに所定の線速度倍率V1でOPCを行って取得し
た、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値HS1、
及び該ピーク値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略
安定した状態における前記記録用レーザ光の反射光パワ
ーの安定値又はこれに相当する値HL1の比で表される
ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定の線
速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識別情
報に対応する定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した前記目標値HL/HSになるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率
に応じて制御することを特徴とする。
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、光
ディスクに記録されている光ディスクの識別情報に対応
させて予め定数を設定しておき、データを記録する光デ
ィスクに所定の線速度倍率V1でOPCを行って取得し
た、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値HS1、
及び該ピーク値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略
安定した状態における前記記録用レーザ光の反射光パワ
ーの安定値又はこれに相当する値HL1の比で表される
ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定の線
速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識別情
報に対応する定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した前記目標値HL/HSになるよ
うに、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率
に応じて制御することを特徴とする。
【0028】この構成において、ピーク光安定光パワー
比HL1/HS1と、該所定の線速度倍率V1と、前記
光ディスクから読み出した識別情報に対応する予め設定
した定数aと、から、切片値bを求めて、ランニングO
PC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光安定
光パワー比の目標値HL/HSとの関係式を作成する。
そして、データ記録時に、ランニングOPCを行って取
得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関
係式により算出した前記目標値HL/HSになるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御する。
比HL1/HS1と、該所定の線速度倍率V1と、前記
光ディスクから読み出した識別情報に対応する予め設定
した定数aと、から、切片値bを求めて、ランニングO
PC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光安定
光パワー比の目標値HL/HSとの関係式を作成する。
そして、データ記録時に、ランニングOPCを行って取
得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関
係式により算出した前記目標値HL/HSになるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御する。
【0029】したがって、照射を開始した当初における
記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相
当する値を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値に基づ
いて記録用レーザパワーを制御しても、ディスクの状態
によっては読めないデータを記録してしまうことがある
が、線速度倍率Vと比例関係にあるピーク光安定光パワ
ー比HL/HSに基づいて記録用レーザパワーを制御す
るので、線速度倍率やディスクの状態が変動しても、安
定してデータを記録することが可能になる。
記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相
当する値を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値に基づ
いて記録用レーザパワーを制御しても、ディスクの状態
によっては読めないデータを記録してしまうことがある
が、線速度倍率Vと比例関係にあるピーク光安定光パワ
ー比HL/HSに基づいて記録用レーザパワーを制御す
るので、線速度倍率やディスクの状態が変動しても、安
定してデータを記録することが可能になる。
【0030】(4)記録用レーザ光を光ディスクに照射
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、第
1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率で行って取得
した第1試し書き値と、第2試し書き領域でOPCを第
2線速度倍率で行って取得した第2試し書き値と、該第
1線速度倍率と、該第2線速度倍率と、から、ランニン
グOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作
成して、データ記録時に、ランニングOPCを行って取
得した実測値が、前記関係式によって算出した前記目標
値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御することを特徴とする光ディス
ク記録方法。
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、第
1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率で行って取得
した第1試し書き値と、第2試し書き領域でOPCを第
2線速度倍率で行って取得した第2試し書き値と、該第
1線速度倍率と、該第2線速度倍率と、から、ランニン
グOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式を作
成して、データ記録時に、ランニングOPCを行って取
得した実測値が、前記関係式によって算出した前記目標
値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御することを特徴とする光ディス
ク記録方法。
【0031】この構成において、第1試し書き領域でO
PCを第1線速度倍率で行って取得した第1試し書き値
と、第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率で行っ
て取得した第2試し書き値と、該第1線速度倍率と、該
第2線速度倍率と、から、ランニングOPCを行う際の
線速度倍率と目標値との関係式を作成して、データ記録
時に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、前
記関係式によって算出した前記目標値になるように、前
記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて
制御する。
PCを第1線速度倍率で行って取得した第1試し書き値
と、第2試し書き領域でOPCを第2線速度倍率で行っ
て取得した第2試し書き値と、該第1線速度倍率と、該
第2線速度倍率と、から、ランニングOPCを行う際の
線速度倍率と目標値との関係式を作成して、データ記録
時に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、前
記関係式によって算出した前記目標値になるように、前
記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて
制御する。
【0032】したがって、識別情報に対応させて予め定
数を設定しなくても、書き込み速度や光ディスクの状態
に応じて的確にレーザ光の記録パワーを制御することが
可能になる。
数を設定しなくても、書き込み速度や光ディスクの状態
に応じて的確にレーザ光の記録パワーを制御することが
可能になる。
【0033】(5)前記第1試し書き値、前記第2試し
書き値及び前記実測値は、照射を開始した当初における
前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれ
に相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する値を過
ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比で表さ
れるピーク光安定光パワー比であることを特徴とする。
書き値及び前記実測値は、照射を開始した当初における
前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれ
に相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する値を過
ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比で表さ
れるピーク光安定光パワー比であることを特徴とする。
【0034】この構成において、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する
値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光
の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比
で表されるピーク光安定光パワー比を、第1試し書き
値、第2試し書き値及び実測値として用いて、ランニン
グOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式の作
成、及び記録用レーザ光の記録パワー値の線速度倍率に
応じた制御を行っている。したがって、パワー関数を用
いる方法よりも安全にパワー制御を行うことが可能にな
る。
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値と、該ピーク値又はこれに相当する
値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光
の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値と、の比
で表されるピーク光安定光パワー比を、第1試し書き
値、第2試し書き値及び実測値として用いて、ランニン
グOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式の作
成、及び記録用レーザ光の記録パワー値の線速度倍率に
応じた制御を行っている。したがって、パワー関数を用
いる方法よりも安全にパワー制御を行うことが可能にな
る。
【0035】(6)記録用レーザ光を光ディスクに照射
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、デ
ータを記録する光ディスクの第1試し書き領域でOPC
を第1線速度倍率V1で行って取得した、照射を開始し
た当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーの第
1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピーク
値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略安定した状態
における前記記録用レーザ光の反射光パワーの第1安定
値又はこれに相当する値HL1の比で表される第1ピー
ク光安定光パワー比HL1/HS1と、前記データを記
録する光ディスクの第2試し書き領域でOPCを第2線
速度倍率V2で行って取得した、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの第2ピーク
値又はこれに相当する値HS2、及び該ピーク値又はこ
れに相当する値HS2を過ぎて略安定した状態における
前記記録用レーザ光の反射光パワーの第2安定値又はこ
れに相当する値HL2の比で表される第2ピーク光安定
光パワー比HL2/HS2と、該第1線速度倍率V1
と、該第2線速度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した目標値HL/HSになるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする。
してピットを形成する光ディスク記録方法であって、デ
ータを記録する光ディスクの第1試し書き領域でOPC
を第1線速度倍率V1で行って取得した、照射を開始し
た当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーの第
1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピーク
値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略安定した状態
における前記記録用レーザ光の反射光パワーの第1安定
値又はこれに相当する値HL1の比で表される第1ピー
ク光安定光パワー比HL1/HS1と、前記データを記
録する光ディスクの第2試し書き領域でOPCを第2線
速度倍率V2で行って取得した、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの第2ピーク
値又はこれに相当する値HS2、及び該ピーク値又はこ
れに相当する値HS2を過ぎて略安定した状態における
前記記録用レーザ光の反射光パワーの第2安定値又はこ
れに相当する値HL2の比で表される第2ピーク光安定
光パワー比HL2/HS2と、該第1線速度倍率V1
と、該第2線速度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式 HL/HS=aV+b を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを行っ
て取得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前
記関係式により算出した目標値HL/HSになるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御することを特徴とする。
【0036】この構成において、第1ピーク光安定光パ
ワー比HL1/HS1と、第2ピーク光安定光パワー比
HL2/HS2と、該第1線速度倍率V1と、該第2線
速度倍率V2と、から、係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式を作成する。そして、データ記録時
に、ランニングOPCを行って取得した前記ピーク光安
定光パワー比の実測値が、前記関係式により算出した目
標値HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記
録パワー値を線速度倍率に応じて制御する。
ワー比HL1/HS1と、第2ピーク光安定光パワー比
HL2/HS2と、該第1線速度倍率V1と、該第2線
速度倍率V2と、から、係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式を作成する。そして、データ記録時
に、ランニングOPCを行って取得した前記ピーク光安
定光パワー比の実測値が、前記関係式により算出した目
標値HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記
録パワー値を線速度倍率に応じて制御する。
【0037】したがって、書き込み速度や光ディスクの
状態に応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、
従来、光ディスクの識別情報に対応させて予め設定して
いた定数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小
さくすることが可能となる。
状態に応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、
従来、光ディスクの識別情報に対応させて予め設定して
いた定数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小
さくすることが可能となる。
【0038】(7)前記記録用レーザ光を光ディスクへ
照射する径方向位置に応じて、線速度倍率を変化させる
ことを特徴とする。
照射する径方向位置に応じて、線速度倍率を変化させる
ことを特徴とする。
【0039】この構成において、記録用レーザ光を光デ
ィスクへ照射する径方向位置に応じて、線速度倍率を変
化させて、光ディスクへデータを記録する。したがっ
て、関係式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速度
倍率の目標値を設定できるので、従来はCLV方式でし
かランニングOPCは行えなかったが、本発明によりC
AV方式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式な
ど他の記録方式においてもランニングOPCを実行する
ことが可能になる。
ィスクへ照射する径方向位置に応じて、線速度倍率を変
化させて、光ディスクへデータを記録する。したがっ
て、関係式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速度
倍率の目標値を設定できるので、従来はCLV方式でし
かランニングOPCは行えなかったが、本発明によりC
AV方式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式な
ど他の記録方式においてもランニングOPCを実行する
ことが可能になる。
【0040】(8)光ディスクを回転駆動するディスク
回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射する
レーザ光照射手段と、光ディスクに記録されている光デ
ィスクの識別情報、所定の線速度倍率でOPCを行って
取得した試し書き値、及びランニングOPCを行った際
の実測値を検出する検出手段と、該識別情報に対応させ
て予め設定した定数を記憶する記憶手段と、光ディスク
の線速度倍率を検出する線速度倍率検出手段と、該定
数、該試し書き値、及び該所定の線速度倍率から、ラン
ニングOPCを行う際の線速度倍率に応じた目標値の関
係式を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニン
グOPCを行って取得した実測値が、前記関係式によっ
て算出した目標値になるように、前記記録用レーザ光の
記録パワーを線速度倍率に応じて制御するレーザパワー
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射する
レーザ光照射手段と、光ディスクに記録されている光デ
ィスクの識別情報、所定の線速度倍率でOPCを行って
取得した試し書き値、及びランニングOPCを行った際
の実測値を検出する検出手段と、該識別情報に対応させ
て予め設定した定数を記憶する記憶手段と、光ディスク
の線速度倍率を検出する線速度倍率検出手段と、該定
数、該試し書き値、及び該所定の線速度倍率から、ラン
ニングOPCを行う際の線速度倍率に応じた目標値の関
係式を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニン
グOPCを行って取得した実測値が、前記関係式によっ
て算出した目標値になるように、前記記録用レーザ光の
記録パワーを線速度倍率に応じて制御するレーザパワー
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0041】この構成において、光ディスク記録装置で
は、検出手段で検出した、光ディスクに記録されている
光ディスクの識別情報、所定の線速度倍率でOPCを行
って取得した試し書き値と、線速度倍率検出手段で検出
した光ディスクの線速度倍率と、記憶手段が記憶した光
ディスクの識別情報に対応させて予め設定した定数とを
用いて、演算手段はランニングOPCを行う際の線速度
倍率に応じた目標値の関係式を作成する。そして、レー
ザパワー制御手段は、検出手段で検出したランニングO
PCを行った際の実測値が、前記関係式によって算出し
た目標値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワ
ーを線速度倍率に応じて制御する。したがって、(1)
と同様の効果が得られる。
は、検出手段で検出した、光ディスクに記録されている
光ディスクの識別情報、所定の線速度倍率でOPCを行
って取得した試し書き値と、線速度倍率検出手段で検出
した光ディスクの線速度倍率と、記憶手段が記憶した光
ディスクの識別情報に対応させて予め設定した定数とを
用いて、演算手段はランニングOPCを行う際の線速度
倍率に応じた目標値の関係式を作成する。そして、レー
ザパワー制御手段は、検出手段で検出したランニングO
PCを行った際の実測値が、前記関係式によって算出し
た目標値になるように、前記記録用レーザ光の記録パワ
ーを線速度倍率に応じて制御する。したがって、(1)
と同様の効果が得られる。
【0042】(9)前記検出手段は、照射を開始した当
初における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク
値又はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段
と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値を検出する安定値検出手段
と、を備え、前記演算手段は、前記関係式を作成する際
に前記試し書き値として、前記ピーク値又はこれに相当
する値と、前記安定値又はこれに相当する値と、の比で
表されるピーク光安定光パワー比を用い、前記レーザパ
ワー制御手段は、前記記録用レーザ光の記録パワーを制
御する際に前記実測値として、該ピーク光安定光パワー
比を用いることを特徴とする。
初における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク
値又はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段
と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値を検出する安定値検出手段
と、を備え、前記演算手段は、前記関係式を作成する際
に前記試し書き値として、前記ピーク値又はこれに相当
する値と、前記安定値又はこれに相当する値と、の比で
表されるピーク光安定光パワー比を用い、前記レーザパ
ワー制御手段は、前記記録用レーザ光の記録パワーを制
御する際に前記実測値として、該ピーク光安定光パワー
比を用いることを特徴とする。
【0043】この構成において、光ディスク記録装置で
は、ピーク値検出手段で検出した照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値と、安定値検出手段で検出した該ピ
ーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を、演算手段は関係式を作成する際の試し書き値
として用い、レーザパワー制御手段は、記録用レーザ光
の記録パワーを制御する際に実測値として用いる。した
がって、(2)と同様の効果が得られる。
は、ピーク値検出手段で検出した照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値と、安定値検出手段で検出した該ピ
ーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を、演算手段は関係式を作成する際の試し書き値
として用い、レーザパワー制御手段は、記録用レーザ光
の記録パワーを制御する際に実測値として用いる。した
がって、(2)と同様の効果が得られる。
【0044】(10)光ディスクを回転駆動するディス
ク回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射す
るレーザ照射手段と、光ディスクに記録されている光デ
ィスクの識別情報を検出する識別情報検出手段と、該識
別情報に対応させて予め設定した定数を記憶する記憶手
段と、光ディスクの線速度倍率を設定・検出する線速度
倍率設定検出手段と、照射を開始した当初における前記
記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相
当する値を検出するピーク値検出手段と、該ピーク値又
はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態における前
記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相
当する値を検出する安定値検出手段と、データを記録す
る光ディスクに所定の線速度倍率V1でOPCを行って
取得した前記ピーク値検出手段が検出した前記ピーク値
又はこれに相当する値HS1と、前記安定値検出手段が
検出した前記安定値又はこれに相当する値HL1と、該
所定の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出し
た識別情報に対応する係数値aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光反射光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
ク回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射す
るレーザ照射手段と、光ディスクに記録されている光デ
ィスクの識別情報を検出する識別情報検出手段と、該識
別情報に対応させて予め設定した定数を記憶する記憶手
段と、光ディスクの線速度倍率を設定・検出する線速度
倍率設定検出手段と、照射を開始した当初における前記
記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相
当する値を検出するピーク値検出手段と、該ピーク値又
はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態における前
記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相
当する値を検出する安定値検出手段と、データを記録す
る光ディスクに所定の線速度倍率V1でOPCを行って
取得した前記ピーク値検出手段が検出した前記ピーク値
又はこれに相当する値HS1と、前記安定値検出手段が
検出した前記安定値又はこれに相当する値HL1と、該
所定の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出し
た識別情報に対応する係数値aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光反射光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0045】この構成において、光ディスク記録装置で
は、ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定
の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識
別情報に対応する予め設定した定数aと、から、切片値
bを求めて、ランニングOPC実行時における任意の線
速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/H
Sとの関係式を作成する。そして、データ記録時に、ラ
ンニングOPCを行って取得した前記ピーク光安定光パ
ワー比の実測値が、前記関係式により算出した前記目標
値HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記録
パワー値を線速度倍率に応じて制御する。したがって、
(3)と同様の効果が得られる。
は、ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定
の線速度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識
別情報に対応する予め設定した定数aと、から、切片値
bを求めて、ランニングOPC実行時における任意の線
速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/H
Sとの関係式を作成する。そして、データ記録時に、ラ
ンニングOPCを行って取得した前記ピーク光安定光パ
ワー比の実測値が、前記関係式により算出した前記目標
値HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記録
パワー値を線速度倍率に応じて制御する。したがって、
(3)と同様の効果が得られる。
【0046】(11)光ディスクを回転駆動するディス
ク回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射す
るレーザ照射手段と、第1試し書き領域でOPCを第1
線速度倍率で行って取得した第1試し書き値、第2試し
書き領域でOPCを第2線速度倍率で行って取得した第
2試し書き値、及びランニングOPCを行って取得した
実測値又は該試し書き値を求めるためのデータを検出す
る検出手段と、光ディスクの線速度倍率を検出する線速
度倍率検出手段と、前記第1試し書き値、前記第2試し
書き値、前記第1線速度倍率、及び前記第2線速度倍率
から、ランニングOPCを行う際の線速度倍率に応じた
目標値の関係式を作成する演算手段と、データ記録時
に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、前記
関係式によって算出した目標値になるように、前記記録
用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御す
るレーザパワー制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
ク回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射す
るレーザ照射手段と、第1試し書き領域でOPCを第1
線速度倍率で行って取得した第1試し書き値、第2試し
書き領域でOPCを第2線速度倍率で行って取得した第
2試し書き値、及びランニングOPCを行って取得した
実測値又は該試し書き値を求めるためのデータを検出す
る検出手段と、光ディスクの線速度倍率を検出する線速
度倍率検出手段と、前記第1試し書き値、前記第2試し
書き値、前記第1線速度倍率、及び前記第2線速度倍率
から、ランニングOPCを行う際の線速度倍率に応じた
目標値の関係式を作成する演算手段と、データ記録時
に、ランニングOPCを行って取得した実測値が、前記
関係式によって算出した目標値になるように、前記記録
用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御す
るレーザパワー制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0047】この構成において、光ディスク記録装置で
は、第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率で行っ
て取得した第1試し書き値と、第2試し書き領域でOP
Cを第2線速度倍率で行って取得した第2試し書き値
と、該第1線速度倍率と、該第2線速度倍率と、から、
ランニングOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関
係式を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを
行って取得した実測値が、前記関係式によって算出した
前記目標値になるように、前記記録用レーザ光の記録パ
ワー値を線速度倍率に応じて制御する。したがって、
(4)と同様の効果が得られる。
は、第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率で行っ
て取得した第1試し書き値と、第2試し書き領域でOP
Cを第2線速度倍率で行って取得した第2試し書き値
と、該第1線速度倍率と、該第2線速度倍率と、から、
ランニングOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関
係式を作成して、データ記録時に、ランニングOPCを
行って取得した実測値が、前記関係式によって算出した
前記目標値になるように、前記記録用レーザ光の記録パ
ワー値を線速度倍率に応じて制御する。したがって、
(4)と同様の効果が得られる。
【0048】(12)前記検出手段は、照射を開始した
当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピー
ク値又はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段
と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値を検出する安定値検出手段
と、を備え、前記演算手段は、前記関係式を作成する際
に前記第1試し書き値及び前記第2試し書き値として、
前記ピーク値又はこれに相当する値と、前記安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を用い、前記レーザパワー制御手段は、前記記録
用レーザ光の記録パワーを制御する際に前記実測値とし
て、該ピーク光安定光パワー比を用いることを特徴とす
る。
当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピー
ク値又はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段
と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安
定値又はこれに相当する値を検出する安定値検出手段
と、を備え、前記演算手段は、前記関係式を作成する際
に前記第1試し書き値及び前記第2試し書き値として、
前記ピーク値又はこれに相当する値と、前記安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を用い、前記レーザパワー制御手段は、前記記録
用レーザ光の記録パワーを制御する際に前記実測値とし
て、該ピーク光安定光パワー比を用いることを特徴とす
る。
【0049】この構成において、光ディスク記録装置で
は、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値と、該ピ
ーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を、第1試し書き値、第2試し書き値及び実測値
として用いて、ランニングOPCを行う際の線速度倍率
と目標値との関係式の作成、及び記録用レーザ光の記録
パワー値の線速度倍率に応じた制御を行っている。した
がって、(5)と同様の効果が得られる。
は、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値又はこれに相当する値と、該ピ
ーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又は
これに相当する値と、の比で表されるピーク光安定光パ
ワー比を、第1試し書き値、第2試し書き値及び実測値
として用いて、ランニングOPCを行う際の線速度倍率
と目標値との関係式の作成、及び記録用レーザ光の記録
パワー値の線速度倍率に応じた制御を行っている。した
がって、(5)と同様の効果が得られる。
【0050】(13)光ディスクを回転駆動するディス
ク回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射し
てピットを形成するデータ記録手段と、光ディスクの線
速度倍率を検出する線速度倍率検出手段と、照射を開始
した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーの
ピーク値又はこれに相当する値を検出するピーク値検出
手段と、該ピーク値を過ぎて略安定した状態における前
記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相
当する値を検出する安定値検出手段と、データを記録す
る光ディスクの第1試し書き領域でOPCを第1線速度
倍率V1で行って取得した、前記記録用レーザ光の照射
を開始した当初における反射光パワーの第1ピーク値又
はこれに相当する値HS1、及び前記記録用レーザ光の
反射光パワーが該ピーク値又はこれに相当する値HS1
を過ぎて略安定した状態における該反射光パワーの第1
安定値又はこれに相当する値HL1の比で表される第1
ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、前記データ
を記録する光ディスクの第2試し書き領域でOPCを第
2線速度倍率V2で行って取得した、前記記録用レーザ
光の照射を開始した当初における該反射光パワーの第2
ピーク値又はこれに相当する値HS2、及び前記記録用
レーザ光の反射光パワーが該ピーク値又はこれに相当す
る値HS2を過ぎて略安定した状態における該反射光パ
ワーの第2安定値又はこれに相当する値HL2の比で表
される第2ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、
前記第1線速度倍率V1と、前記第2線速度倍率V1
と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光安定光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
ク回転手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射し
てピットを形成するデータ記録手段と、光ディスクの線
速度倍率を検出する線速度倍率検出手段と、照射を開始
した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーの
ピーク値又はこれに相当する値を検出するピーク値検出
手段と、該ピーク値を過ぎて略安定した状態における前
記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相
当する値を検出する安定値検出手段と、データを記録す
る光ディスクの第1試し書き領域でOPCを第1線速度
倍率V1で行って取得した、前記記録用レーザ光の照射
を開始した当初における反射光パワーの第1ピーク値又
はこれに相当する値HS1、及び前記記録用レーザ光の
反射光パワーが該ピーク値又はこれに相当する値HS1
を過ぎて略安定した状態における該反射光パワーの第1
安定値又はこれに相当する値HL1の比で表される第1
ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、前記データ
を記録する光ディスクの第2試し書き領域でOPCを第
2線速度倍率V2で行って取得した、前記記録用レーザ
光の照射を開始した当初における該反射光パワーの第2
ピーク値又はこれに相当する値HS2、及び前記記録用
レーザ光の反射光パワーが該ピーク値又はこれに相当す
る値HS2を過ぎて略安定した状態における該反射光パ
ワーの第2安定値又はこれに相当する値HL2の比で表
される第2ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、
前記第1線速度倍率V1と、前記第2線速度倍率V1
と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、データ記録時に、ランニングO
PCを行って取得した前記ピーク光安定光パワー比の実
測値が、前記関係式により算出した前記目標値HL/H
Sになるように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を
線速度倍率に応じて制御するレーザパワー制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0051】この構成において、光ディスク記録装置で
は、第1ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、第
2ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、該第1線
速度倍率V1と、該第2線速度倍率V2と、から、係数
値a及び切片値bを求めて、ランニングOPC実行時に
おける任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の
目標値HL/HSとの関係を示した関係式を作成する。
そして、データ記録時に、ランニングOPCを行って取
得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関
係式により算出した目標値HL/HSになるように、前
記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて
制御する。したがって、(6)と同様の効果が得られ
る。
は、第1ピーク光安定光パワー比HL1/HS1と、第
2ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、該第1線
速度倍率V1と、該第2線速度倍率V2と、から、係数
値a及び切片値bを求めて、ランニングOPC実行時に
おける任意の線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の
目標値HL/HSとの関係を示した関係式を作成する。
そして、データ記録時に、ランニングOPCを行って取
得した前記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関
係式により算出した目標値HL/HSになるように、前
記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて
制御する。したがって、(6)と同様の効果が得られ
る。
【0052】(14)前記レーザパワー制御手段は、前
記記録用レーザ光を光ディスクへ照射する径方向位置に
応じて、線速度倍率を変化させることを特徴とする請求
項8乃至13のいずれかに記載の光ディスク記録装置。
CAV方式この構成において、光ディスク記録装置で
は、記録用レーザ光を光ディスクへ照射する径方向位置
に応じて、線速度倍率を変化させてデータを記録する。
したがって、(7)と同様の効果が得られる。
記記録用レーザ光を光ディスクへ照射する径方向位置に
応じて、線速度倍率を変化させることを特徴とする請求
項8乃至13のいずれかに記載の光ディスク記録装置。
CAV方式この構成において、光ディスク記録装置で
は、記録用レーザ光を光ディスクへ照射する径方向位置
に応じて、線速度倍率を変化させてデータを記録する。
したがって、(7)と同様の効果が得られる。
【0053】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本願の発明者
は、CAV方式においても、最適なパワー値で追記型光
ディスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行う方法
について検討及び実験を行った。まず、発明者は、β値
とジッタ値との関係について検討を行った。β値は、周
知のように、アシンメトリ値の代用として、容易に計測
が可能な再生信号品位に関するパラメータである。再生
EFM信号波形のピークレベルをA、ボトムレベルをB
とすると、β値は、 β=AVG[(|A|−|B|)/(|A|+|B
|)] で示される。また、ジッタ値は、周知のように、光ディ
スク上に特定のピット又はランドの前縁及び後縁の間に
おける時間変化量のばらつき幅の数値である。例えば、
3Tのピットが2.9Tや3.2Tのようにばらついた
場合における時間変化量の幅の数値である。したがっ
て、ジッタ値が小さいほど各ビットの長さは均一とな
り、記録品位が高いことになる。
は、CAV方式においても、最適なパワー値で追記型光
ディスク及び書換型光ディスクにデータ記録を行う方法
について検討及び実験を行った。まず、発明者は、β値
とジッタ値との関係について検討を行った。β値は、周
知のように、アシンメトリ値の代用として、容易に計測
が可能な再生信号品位に関するパラメータである。再生
EFM信号波形のピークレベルをA、ボトムレベルをB
とすると、β値は、 β=AVG[(|A|−|B|)/(|A|+|B
|)] で示される。また、ジッタ値は、周知のように、光ディ
スク上に特定のピット又はランドの前縁及び後縁の間に
おける時間変化量のばらつき幅の数値である。例えば、
3Tのピットが2.9Tや3.2Tのようにばらついた
場合における時間変化量の幅の数値である。したがっ
て、ジッタ値が小さいほど各ビットの長さは均一とな
り、記録品位が高いことになる。
【0054】図1は、線速度倍率をパラメータとしたβ
値とジッタ値との関係を示したグラフである。図1よ
り、線速度倍率が高くなるに連れて、ジッタ値は悪くな
るとともに、β値が小さくなることがわかった。
値とジッタ値との関係を示したグラフである。図1よ
り、線速度倍率が高くなるに連れて、ジッタ値は悪くな
るとともに、β値が小さくなることがわかった。
【0055】また、図1に示した関係について考察を行
い、β値−ジッタ値のグラフでジッタ値が最小値(最良
値)になるポイントにおいて、照射を開始した当初にお
ける記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値HSと、
照射を開始した当初における記録用レーザ光の反射光パ
ワーのピーク値HSを過ぎて略安定した状態における記
録用レーザ光の反射光パワーの安定値HLと、の比で表
されるピーク光安定光パワー比HL/HSと、各線速度
倍率と、の関係に着目した。図2は、線速度倍率(記録
速度)と、ジッタ値が最良になるピーク光安定光パワー
比HL/HSと、の関係を示したグラフである。その結
果、図2に示したように、線速度倍率とピーク光安定光
パワー比HL/HS(ROPCRef)との関係は、線
形になることを見いだした。また、この関係に基づいて
データ記録時のレーザパワーを制御することで良好にデ
ータが記録できることがわかった。
い、β値−ジッタ値のグラフでジッタ値が最小値(最良
値)になるポイントにおいて、照射を開始した当初にお
ける記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値HSと、
照射を開始した当初における記録用レーザ光の反射光パ
ワーのピーク値HSを過ぎて略安定した状態における記
録用レーザ光の反射光パワーの安定値HLと、の比で表
されるピーク光安定光パワー比HL/HSと、各線速度
倍率と、の関係に着目した。図2は、線速度倍率(記録
速度)と、ジッタ値が最良になるピーク光安定光パワー
比HL/HSと、の関係を示したグラフである。その結
果、図2に示したように、線速度倍率とピーク光安定光
パワー比HL/HS(ROPCRef)との関係は、線
形になることを見いだした。また、この関係に基づいて
データ記録時のレーザパワーを制御することで良好にデ
ータが記録できることがわかった。
【0056】そこで、発明者は、複数の追記型光ディス
ク及び書換型光ディスクについて、線速度倍率とピーク
光安定光パワー比HL/HS(ROPCRef)との関
係を調べるために、さらに実験及びデータ収集を行っ
た。その結果の一例を図3に示す。図3は、光ディスク
の種類をパラメータとした線速度倍率(記録速度)と、
ピーク光安定光パワー比HL/HS(ROPC目標値)
と、の関係を示したグラフである。なお、発明者は複数
の追記型光ディスク及び書換型光ディスクについて実験
を行ったが、説明を簡略化するために図3には代表例と
して光ディスクA、光ディスクB、及び光ディスクAと
ロットの異なる光ディスクA’のデータを示している。
ク及び書換型光ディスクについて、線速度倍率とピーク
光安定光パワー比HL/HS(ROPCRef)との関
係を調べるために、さらに実験及びデータ収集を行っ
た。その結果の一例を図3に示す。図3は、光ディスク
の種類をパラメータとした線速度倍率(記録速度)と、
ピーク光安定光パワー比HL/HS(ROPC目標値)
と、の関係を示したグラフである。なお、発明者は複数
の追記型光ディスク及び書換型光ディスクについて実験
を行ったが、説明を簡略化するために図3には代表例と
して光ディスクA、光ディスクB、及び光ディスクAと
ロットの異なる光ディスクA’のデータを示している。
【0057】実験の結果、以下のようなことがわかっ
た。すなわち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似す
ることができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光安
定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表す
ことができる。
た。すなわち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似す
ることができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光安
定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表す
ことができる。
【0058】2.光ディスクの種類毎に、一次関数の傾
きは異なる。
きは異なる。
【0059】3.同じ種類の光ディスクでもロットが異
なると、一次関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略
同じである。
なると、一次関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略
同じである。
【0060】4.1.の関係に基づいてデータ記録時の
レーザパワーを制御して記録したデータを良好に再生で
きる。
レーザパワーを制御して記録したデータを良好に再生で
きる。
【0061】例えば、図3に示した各光ディスクの線速
度倍率(記録速度)V(図3にはxと表記している。)
と、ピーク光安定光パワーHL/HS(図3にはyと表
記している。)と、の関係は、 光ディスクA :HL/HS=−1.75V+77.1 光ディスクA’:HL/HS=−1.71V+70.2 光ディスクB :HL/HS=−1.13V+76.3 となった。
度倍率(記録速度)V(図3にはxと表記している。)
と、ピーク光安定光パワーHL/HS(図3にはyと表
記している。)と、の関係は、 光ディスクA :HL/HS=−1.75V+77.1 光ディスクA’:HL/HS=−1.71V+70.2 光ディスクB :HL/HS=−1.13V+76.3 となった。
【0062】図4は、本発明の第1実施形態に係る光デ
ィスク記録方法を説明するためのフローチャートであ
る。したがって、本発明の第1実施形態では、以上の結
果に基づき、以下に述べる方法を実施することで、CA
V方式においても最適なパワー値で追記型光ディスク及
び書換型光ディスクに良好にデータを記録することが可
能となる。すなわち、 1.光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報
に対応させて予め実験などを行って定数(係数値)aを
設定しておく(s1)。
ィスク記録方法を説明するためのフローチャートであ
る。したがって、本発明の第1実施形態では、以上の結
果に基づき、以下に述べる方法を実施することで、CA
V方式においても最適なパワー値で追記型光ディスク及
び書換型光ディスクに良好にデータを記録することが可
能となる。すなわち、 1.光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報
に対応させて予め実験などを行って定数(係数値)aを
設定しておく(s1)。
【0063】2.データを記録する光ディスクに所定の
線速度倍率V1でOPCを行い、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値H
S1、及び該ピーク値を過ぎて略安定した状態における
前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに
相当する値HL1を検出する(s2)。
線速度倍率V1でOPCを行い、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値H
S1、及び該ピーク値を過ぎて略安定した状態における
前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに
相当する値HL1を検出する(s2)。
【0064】3.検出した取得した、の比で表されるピ
ーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定の線速
度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識別情報
に対応する定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s3)。
ーク光安定光パワー比HL1/HS1と、該所定の線速
度倍率V1と、前記光ディスクから読み出した識別情報
に対応する定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s3)。
【0065】4.上記の各値からランニングOPC実行
時における任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワ
ー比の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成する(s4)。
時における任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワ
ー比の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成する(s4)。
【0066】5.光ディスクにデータを記録する際にラ
ンニングOPCを行って、記録用レーザ光の反射光パワ
ーのピーク値である実測値HL’、及び該ピーク値を過
ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値の実測値HS’を検出する(s5)。
ンニングOPCを行って、記録用レーザ光の反射光パワ
ーのピーク値である実測値HL’、及び該ピーク値を過
ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射
光パワーの安定値の実測値HS’を検出する(s5)。
【0067】6.検出したピーク値の実測値と安定値の
実測値との比であるピーク光安定光パワー比HL’/H
S’を演算する(s6)。
実測値との比であるピーク光安定光パワー比HL’/H
S’を演算する(s6)。
【0068】7.上記関係式(式1)から線速度倍率V
の時のピーク光安定光パワー比HL/HSを算出する
(s7)。
の時のピーク光安定光パワー比HL/HSを算出する
(s7)。
【0069】8.ピーク光安定光パワー比の実測値H
L’/HS’が、前記関係式により算出した前記目標値
HL/HSとなるように、前記記録用レーザ光の記録パ
ワー値を線速度倍率に応じて制御する(s8)。
L’/HS’が、前記関係式により算出した前記目標値
HL/HSとなるように、前記記録用レーザ光の記録パ
ワー値を線速度倍率に応じて制御する(s8)。
【0070】9.光ディスクに記録するデータがある間
は、上記のs5〜s8のステップを繰り返し行い、光デ
ィスクに記録するデータがなくなると、処理を終了する
(s9)。
は、上記のs5〜s8のステップを繰り返し行い、光デ
ィスクに記録するデータがなくなると、処理を終了する
(s9)。
【0071】次に、上記の光ディスク記録方法を実行す
る光ディスク記録装置について説明する。図5は、本発
明の実施形態に係る光ディスク記録装置の概略構成図で
ある。図5に示したように、光ディスク記録装置1は、
駆動部2、信号検出・再生部3、信号記録部4、演算手
段であるシステム制御部5、及び記憶手段であるメモリ
6により構成される。駆動部2は、ディスク回転手段で
あるスピンドルモータ12、線速度倍率設定・検出手段
であるサーボ回路13及び周波数発生器14によって構
成される。信号検出・再生部3は、レーザ光照射手段及
び検出手段である光ピックアップ21、RFアンプ2
2、識別情報検出手段であるATIP検出回路23、β
値検出回路24、エンベローブ検出回路25、及びデコ
ーダ回路26によって構成される。レーザパワー制御手
段である信号記録部4は、光パワー制御回路31及びレ
ーザドライバ回路32、エンコーダ回路33、ストラテ
ジ回路34、ピーク値検出手段であるピークホールド回
路35、安定値検出手段であるサンプルホールド回路3
6、演算手段である演算回路37、レーザパワー制御手
段である比較回路38、目標値設定回路39によって構
成される。
る光ディスク記録装置について説明する。図5は、本発
明の実施形態に係る光ディスク記録装置の概略構成図で
ある。図5に示したように、光ディスク記録装置1は、
駆動部2、信号検出・再生部3、信号記録部4、演算手
段であるシステム制御部5、及び記憶手段であるメモリ
6により構成される。駆動部2は、ディスク回転手段で
あるスピンドルモータ12、線速度倍率設定・検出手段
であるサーボ回路13及び周波数発生器14によって構
成される。信号検出・再生部3は、レーザ光照射手段及
び検出手段である光ピックアップ21、RFアンプ2
2、識別情報検出手段であるATIP検出回路23、β
値検出回路24、エンベローブ検出回路25、及びデコ
ーダ回路26によって構成される。レーザパワー制御手
段である信号記録部4は、光パワー制御回路31及びレ
ーザドライバ回路32、エンコーダ回路33、ストラテ
ジ回路34、ピーク値検出手段であるピークホールド回
路35、安定値検出手段であるサンプルホールド回路3
6、演算手段である演算回路37、レーザパワー制御手
段である比較回路38、目標値設定回路39によって構
成される。
【0072】スピンドルモータ12は、光ディスク11
を回転駆動させるためのものである。サーボ回路13
は、スピンドルモータ12の回転制御、及び光ピックア
ップ21のフォーカス、トラッキング、及び送りの各制
御を行うためのものである。周波数発生器14は、スピ
ンドルモータ12の回転数を検出するためのものであ
る。
を回転駆動させるためのものである。サーボ回路13
は、スピンドルモータ12の回転制御、及び光ピックア
ップ21のフォーカス、トラッキング、及び送りの各制
御を行うためのものである。周波数発生器14は、スピ
ンドルモータ12の回転数を検出するためのものであ
る。
【0073】光ピックアップ21は、光ディスク11に
レーザ光を照射する発光部、及び光ディスク11に照射
したレーザ光の反射光を受光する受光部を備え、情報の
記録及び再生を行うためのものである。RFアンプ22
は、光ピックアップ21の戻り光受光信号(EFM信
号)を増幅するためのものである。ATIP検出回路2
3は、EFM信号からウォブル信号成分を抽出して、さ
らにこのウォブル信号成分に含まれるATIP情報を復
号するためのものである。なお、ATIP情報には、各
位置の時間情報(アドレス情報)やディスク種類を示す
識別情報(ディスクID)が含まれている。なお、従
来、リードイン領域にディスク種類を示す識別情報(デ
ィスクID)が含まれていたが、光ディスクの種類が増
加したため、リードアウト領域にもディスク種類を示す
識別情報が含まれている場合がある。
レーザ光を照射する発光部、及び光ディスク11に照射
したレーザ光の反射光を受光する受光部を備え、情報の
記録及び再生を行うためのものである。RFアンプ22
は、光ピックアップ21の戻り光受光信号(EFM信
号)を増幅するためのものである。ATIP検出回路2
3は、EFM信号からウォブル信号成分を抽出して、さ
らにこのウォブル信号成分に含まれるATIP情報を復
号するためのものである。なお、ATIP情報には、各
位置の時間情報(アドレス情報)やディスク種類を示す
識別情報(ディスクID)が含まれている。なお、従
来、リードイン領域にディスク種類を示す識別情報(デ
ィスクID)が含まれていたが、光ディスクの種類が増
加したため、リードアウト領域にもディスク種類を示す
識別情報が含まれている場合がある。
【0074】β値検出回路24は、EFM信号波形から
再生信号品位に関するパラメータとしてβ値(アシンメ
トリ値)を算出するためのものである。エンベロープ検
出回路25は、EFM信号のエンベロープを検出するた
めのものである。なお、このエンベロープ検出は、OP
Cを行う際に、予めPMAのどこまでEFM信号が記録
されているかを検出するのに用いられる。デコーダ回路
26は、EFM信号をEFM復調して再生データを得る
ためのものである。
再生信号品位に関するパラメータとしてβ値(アシンメ
トリ値)を算出するためのものである。エンベロープ検
出回路25は、EFM信号のエンベロープを検出するた
めのものである。なお、このエンベロープ検出は、OP
Cを行う際に、予めPMAのどこまでEFM信号が記録
されているかを検出するのに用いられる。デコーダ回路
26は、EFM信号をEFM復調して再生データを得る
ためのものである。
【0075】光パワー制御回路31は、レーザドライバ
回路32を制御して、データ記録時及びデータ再生時の
レーザパワーを制御するためのものである。レーザドラ
イバ回路32は、光ピックアップ21内のレーザ光源を
駆動するためのものである。エンコーダ回路33は、記
録データをEFM変調するためのものである。ストラテ
ジ回路34は、エンコーダ回路33でEFM変調された
記録データの時間軸補正処理を行って、レーザドライバ
回路32のレーザ駆動信号変調するためのものである。
回路32を制御して、データ記録時及びデータ再生時の
レーザパワーを制御するためのものである。レーザドラ
イバ回路32は、光ピックアップ21内のレーザ光源を
駆動するためのものである。エンコーダ回路33は、記
録データをEFM変調するためのものである。ストラテ
ジ回路34は、エンコーダ回路33でEFM変調された
記録データの時間軸補正処理を行って、レーザドライバ
回路32のレーザ駆動信号変調するためのものである。
【0076】ピークホールド回路35は、ピットを形成
するために光ディスク11に対して記録用レーザ光の照
射を開始した当初の光ディスク11からの反射光パワー
のピーク値HSを検出するためのものであり、記録信号
が立ち上がってから一定の期間内でのピーク値を反射光
ピーク値HSとして検出する。なお、記録用レーザ光の
照射を開始した当初の光ディスクからの反射光パワーの
ピーク値HSは、照射パワー(記録パワー)とディスク
の反射率に略比例しているので、反射光パワーのピーク
値HSは、記録パワーに略比例する。したがって、反射
光パワーのピーク値HSを用いる代わりに、これに相当
する値として記録パワー値を用いることができる。ま
た、記録パワー値として、記録パワーの指令値(H
S1)又は記録パワーの検出値(HS2)を用いることも
できる。
するために光ディスク11に対して記録用レーザ光の照
射を開始した当初の光ディスク11からの反射光パワー
のピーク値HSを検出するためのものであり、記録信号
が立ち上がってから一定の期間内でのピーク値を反射光
ピーク値HSとして検出する。なお、記録用レーザ光の
照射を開始した当初の光ディスクからの反射光パワーの
ピーク値HSは、照射パワー(記録パワー)とディスク
の反射率に略比例しているので、反射光パワーのピーク
値HSは、記録パワーに略比例する。したがって、反射
光パワーのピーク値HSを用いる代わりに、これに相当
する値として記録パワー値を用いることができる。ま
た、記録パワー値として、記録パワーの指令値(H
S1)又は記録パワーの検出値(HS2)を用いることも
できる。
【0077】サンプルホールド回路36は、記録用レー
ザ光の照射開始後に反射光パワーがピーク値を過ぎて略
安定した状態に達した時の反射光パワーの安定値HLを
検出するためのものである。なお、反射光パワーの安定
値HLに相当する値として、記録信号の立ち下がり直前
の反射光パワー値、記録信号が立ち上がった後に反射光
パワーが略安定すると予想される時間経過後のタイミン
グでの反射光パワー値、又は反射光パワーの変化状態を
実際に検出して、ある程度安定した状態が検出された後
の反射光パワー値などを検出して用いることができる。
ザ光の照射開始後に反射光パワーがピーク値を過ぎて略
安定した状態に達した時の反射光パワーの安定値HLを
検出するためのものである。なお、反射光パワーの安定
値HLに相当する値として、記録信号の立ち下がり直前
の反射光パワー値、記録信号が立ち上がった後に反射光
パワーが略安定すると予想される時間経過後のタイミン
グでの反射光パワー値、又は反射光パワーの変化状態を
実際に検出して、ある程度安定した状態が検出された後
の反射光パワー値などを検出して用いることができる。
【0078】演算回路37は、上記の反射光パワーピー
ク値HSと、上記の反射光パワー安定値HLと、の比で
表されるピーク値安定値パワー比HL/HSを求めるた
めのものである。目標値設定回路38は、ランニングO
PCを行う際のピーク値安定値パワー比の目標値HL/
HSを保持しておき、比較回路39に出力するためのも
のである。比較回路39は、HL/HSの目標値と実測
値とを比較して、実測値を目標値に一致させるための記
録パワーの指令値を出力する。すなわち、比較回路39
は、HL/HSの実測値がその目標値よりも大きくなる
ほど、つまり、最適なピット深さよりも浅い状態になる
ほど、記録パワーを上げるように指令値を出力する。
ク値HSと、上記の反射光パワー安定値HLと、の比で
表されるピーク値安定値パワー比HL/HSを求めるた
めのものである。目標値設定回路38は、ランニングO
PCを行う際のピーク値安定値パワー比の目標値HL/
HSを保持しておき、比較回路39に出力するためのも
のである。比較回路39は、HL/HSの目標値と実測
値とを比較して、実測値を目標値に一致させるための記
録パワーの指令値を出力する。すなわち、比較回路39
は、HL/HSの実測値がその目標値よりも大きくなる
ほど、つまり、最適なピット深さよりも浅い状態になる
ほど、記録パワーを上げるように指令値を出力する。
【0079】次に、光ディスク記録装置1の動作につい
て説明する。図6,7は、光ディスク記録装置1の動作
を説明するためのフローチャートである。光ディスク記
憶装置1で、光ディスク11にデータを記録する際に
は、まず、線速度倍率Vと、ランニングOPCの目標値
であるピーク値安定値パワー比の目標値HL/HSと、
の関係式 HL/HS=aV+b を満たすaを、予め実験などにより光ディスクの種類毎
に求めておく。そして、光ディスク記録装置1のメモリ
6に、これらの値を記憶させておく(s11)。
て説明する。図6,7は、光ディスク記録装置1の動作
を説明するためのフローチャートである。光ディスク記
憶装置1で、光ディスク11にデータを記録する際に
は、まず、線速度倍率Vと、ランニングOPCの目標値
であるピーク値安定値パワー比の目標値HL/HSと、
の関係式 HL/HS=aV+b を満たすaを、予め実験などにより光ディスクの種類毎
に求めておく。そして、光ディスク記録装置1のメモリ
6に、これらの値を記憶させておく(s11)。
【0080】次に、システム制御部5は、サーボ回路1
3に制御信号を送信して、サーボ回路13を介して光ピ
ックアップ21の位置がリードイン領域に対向した位置
になるように制御する(s12)。また、システム制御
部5は、所定のパターンデータをPMAに記録するため
に、エンコーダ回路33に所定の信号を出力して、この
信号はエンコーダ回路33及びストラテジ回路34介し
てレーザドライバ回路32に送られる。そして、レーザ
ドライバ回路32は、光ピックアップ21の発光部から
照射されるレーザ光パワーを制御する(s13)。
3に制御信号を送信して、サーボ回路13を介して光ピ
ックアップ21の位置がリードイン領域に対向した位置
になるように制御する(s12)。また、システム制御
部5は、所定のパターンデータをPMAに記録するため
に、エンコーダ回路33に所定の信号を出力して、この
信号はエンコーダ回路33及びストラテジ回路34介し
てレーザドライバ回路32に送られる。そして、レーザ
ドライバ回路32は、光ピックアップ21の発光部から
照射されるレーザ光パワーを制御する(s13)。
【0081】光ピックアップ21の受光部で受光した反
射光信号は、RFアンプ22で増幅されてATIP検出
部23に送られる(s14)。さらに、ATIP検出部
23で光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領
域のうち少なくともリードイン領域に記録されている光
ディスクの識別情報を読み出して、その識別情報がシス
テム制御部5に送られる(s15)。システム制御部5
は、この識別情報に応じた係数値aをメモリ6から読み
出す(s16)。
射光信号は、RFアンプ22で増幅されてATIP検出
部23に送られる(s14)。さらに、ATIP検出部
23で光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領
域のうち少なくともリードイン領域に記録されている光
ディスクの識別情報を読み出して、その識別情報がシス
テム制御部5に送られる(s15)。システム制御部5
は、この識別情報に応じた係数値aをメモリ6から読み
出す(s16)。
【0082】続いて、システム制御部5は、サーボ回路
13に制御信号を送信して、光ディスク11の線速度倍
率が所定の線速度倍率V1になるように、サーボ回路1
3を介してスピンドルモータ12の回転数を制御する。
また、システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号
を送信して、サーボ回路13を介して光ピックアップ2
1の位置がPCAに対向した位置になるように制御する
(s17)。そして、システム制御部5は、データを記
録する光ディスク11に対して所定の線速度倍率V1で
OPCを行う(s18)。すなわち、システム制御部5
は、メモリ6から所定のパターンデータを読み出して、
このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化して
ストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32に
このパターンデータを送信する。
13に制御信号を送信して、光ディスク11の線速度倍
率が所定の線速度倍率V1になるように、サーボ回路1
3を介してスピンドルモータ12の回転数を制御する。
また、システム制御部5は、サーボ回路13に制御信号
を送信して、サーボ回路13を介して光ピックアップ2
1の位置がPCAに対向した位置になるように制御する
(s17)。そして、システム制御部5は、データを記
録する光ディスク11に対して所定の線速度倍率V1で
OPCを行う(s18)。すなわち、システム制御部5
は、メモリ6から所定のパターンデータを読み出して、
このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化して
ストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32に
このパターンデータを送信する。
【0083】レーザドライバ回路32は、このパターン
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、OPC用のパターンデータを光ディスク11のPC
Aテストエリアに記録させる(s19)。記録されたパ
ターンデータを再生して最適パワーを決定する(s2
0)。決定された最適パワーでPCAカウントエリア二
記録を行い、その際、光ピックアップ21の受光部は、
記録用レーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この
信号はRFアンプ22を介してピークホールド回路35
及びサンプルホールド回路36に送信される(s2
1)。
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、OPC用のパターンデータを光ディスク11のPC
Aテストエリアに記録させる(s19)。記録されたパ
ターンデータを再生して最適パワーを決定する(s2
0)。決定された最適パワーでPCAカウントエリア二
記録を行い、その際、光ピックアップ21の受光部は、
記録用レーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この
信号はRFアンプ22を介してピークホールド回路35
及びサンプルホールド回路36に送信される(s2
1)。
【0084】ピークホールド回路35では、照射を開始
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーのピー
ク値HS1を検出して演算回路37に出力する(s2
2)。また、サンプルホールド回路36では、該ピーク
値HS1を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値HL1を検出して演算回路3
7に出力する(s23)。演算回路37は、ピークホー
ルド回路35及びサンプルホールド回路36から送られ
てきたデータに基づいて、記録用レーザ光のピーク値安
定値パワー比HL1/HS1を演算して、システム制御
部5に演算結果を送信する(s24)。
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーのピー
ク値HS1を検出して演算回路37に出力する(s2
2)。また、サンプルホールド回路36では、該ピーク
値HS1を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値HL1を検出して演算回路3
7に出力する(s23)。演算回路37は、ピークホー
ルド回路35及びサンプルホールド回路36から送られ
てきたデータに基づいて、記録用レーザ光のピーク値安
定値パワー比HL1/HS1を演算して、システム制御
部5に演算結果を送信する(s24)。
【0085】システム制御部5は、OPCを行う際の第
1線速度倍率V1と、光ディスク11の識別情報に応じ
た係数値aと、演算回路37から送信された記録用レー
ザ光のピーク値安定値パワー比HL1/HS1と、か
ら、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s2
5)。
1線速度倍率V1と、光ディスク11の識別情報に応じ
た係数値aと、演算回路37から送信された記録用レー
ザ光のピーク値安定値パワー比HL1/HS1と、か
ら、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求める(s2
5)。
【0086】そして、システム制御部5は、上記の係数
値a及び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時に
おける任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比
の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成して保持する(s26)。
値a及び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時に
おける任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比
の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式1) を作成して保持する(s26)。
【0087】続いて、システム制御部5は、光ディスク
11のプログラム領域へデータを記録するために、サー
ボ回路13に制御信号を送信する(s31)。サーボ回
路13から光ピックアップ21へ所定の駆動信号が送信
されて、光ピックアップ21は光ディスク11のプログ
ラム領域に対向した位置に移動する(s32)。また、
データ記録中は順次プログラム領域に対向した位置を移
動する。サーボ回路13からスピンドルモータ12へ光
ピックアップ21のデータ書き込み値に応じた線速度倍
率になるように、スピンドルモータ12を回転させる制
御信号が送信される(s33)。そして、記録データが
エンコーダ回路33に入力されて、エンコーダ回路33
で符号化されてストラテジ回路34で時間軸補正が行わ
れ、レーザドライバ回路32から光ピックアップ21の
発光部へ駆動信号が送信される(s34)。
11のプログラム領域へデータを記録するために、サー
ボ回路13に制御信号を送信する(s31)。サーボ回
路13から光ピックアップ21へ所定の駆動信号が送信
されて、光ピックアップ21は光ディスク11のプログ
ラム領域に対向した位置に移動する(s32)。また、
データ記録中は順次プログラム領域に対向した位置を移
動する。サーボ回路13からスピンドルモータ12へ光
ピックアップ21のデータ書き込み値に応じた線速度倍
率になるように、スピンドルモータ12を回転させる制
御信号が送信される(s33)。そして、記録データが
エンコーダ回路33に入力されて、エンコーダ回路33
で符号化されてストラテジ回路34で時間軸補正が行わ
れ、レーザドライバ回路32から光ピックアップ21の
発光部へ駆動信号が送信される(s34)。
【0088】光ピックアップ21からは、記録データに
応じたレーザ光が光ディスク11に照射されて、ピット
が形成される(s35)。また、この時、光ピックアッ
プ21の受光部は、光ディスク11に照射されるレーザ
光に応じた反射光を受光する(s36)。光ピックアッ
プ21で受光された反射光は、RFアンプ22で増幅さ
れて、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回
路36に出力される(s37)。
応じたレーザ光が光ディスク11に照射されて、ピット
が形成される(s35)。また、この時、光ピックアッ
プ21の受光部は、光ディスク11に照射されるレーザ
光に応じた反射光を受光する(s36)。光ピックアッ
プ21で受光された反射光は、RFアンプ22で増幅さ
れて、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回
路36に出力される(s37)。
【0089】ピークホールド回路35では、照射を開始
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーのピー
ク値HS’を検出して演算回路37に出力する(s3
8)。また、サンプルホールド回路36では、該ピーク
値HS’を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値HL’を検出して演算回路3
7に出力する(s39)。
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーのピー
ク値HS’を検出して演算回路37に出力する(s3
8)。また、サンプルホールド回路36では、該ピーク
値HS’を過ぎて略安定した状態における記録用レーザ
光の反射光パワーの安定値HL’を検出して演算回路3
7に出力する(s39)。
【0090】演算回路37は、ピークホールド回路35
及びサンプルホールド回路36から送られてきたデータ
に基づいて、記録用レーザ光のピーク値安定値パワー比
HL’/HS’を演算して、比較回路39に送信する
(s40)。また、システム制御部5は、前記関係式
(式1)から、任意の線速度倍率VでランニングOPC
を行う際の目標値である記録用レーザ光の反射光のピー
ク値安定値パワー比HL/HSを演算して、目標値設定
回路38に出力する(s41)。目標値設定回路38
は、上記の反射光のピーク値安定値パワー比HL/HS
を比較回路39に出力する(s42)。比較回路39
は、記録用レーザ光の反射光のピーク値安定値パワー比
の目標値と実測値とを比較して、その差に応じた記録パ
ワー指令値を光パワー制御回路31に出力する(s4
3)。光パワー制御回路31は、この記録パワー指令値
に応じてレーザドライバ回路32を駆動して、光ピック
アップ21から出力される記録用レーザ光のパワーを制
御する(s44)。
及びサンプルホールド回路36から送られてきたデータ
に基づいて、記録用レーザ光のピーク値安定値パワー比
HL’/HS’を演算して、比較回路39に送信する
(s40)。また、システム制御部5は、前記関係式
(式1)から、任意の線速度倍率VでランニングOPC
を行う際の目標値である記録用レーザ光の反射光のピー
ク値安定値パワー比HL/HSを演算して、目標値設定
回路38に出力する(s41)。目標値設定回路38
は、上記の反射光のピーク値安定値パワー比HL/HS
を比較回路39に出力する(s42)。比較回路39
は、記録用レーザ光の反射光のピーク値安定値パワー比
の目標値と実測値とを比較して、その差に応じた記録パ
ワー指令値を光パワー制御回路31に出力する(s4
3)。光パワー制御回路31は、この記録パワー指令値
に応じてレーザドライバ回路32を駆動して、光ピック
アップ21から出力される記録用レーザ光のパワーを制
御する(s44)。
【0091】システム制御部5は、光ディスクに記録す
るデータがある間は、上記のs31〜s45のステップ
を繰り返し行い、光ディスクに記録するデータがなくな
ると、処理を終了する(s45)。
るデータがある間は、上記のs31〜s45のステップ
を繰り返し行い、光ディスクに記録するデータがなくな
ると、処理を終了する(s45)。
【0092】なお、ステップs18〜s23の代わりに
別の方法として、以下に示すステップs18’〜s2
3”のような手順を実施しても良い。すなわち、システ
ム制御部5は、データを記録する光ディスク11に対し
て所定の線速度倍率V1でOPCを行う(s18’)。
つまり、システム制御部5は、メモリ6から所定のパタ
ーンデータとして、例えば、レーザ記録パワーの大きさ
を15段階に切り換えるパターンデータを読み出して、
このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化して
ストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32に
このパターンデータを送信する。
別の方法として、以下に示すステップs18’〜s2
3”のような手順を実施しても良い。すなわち、システ
ム制御部5は、データを記録する光ディスク11に対し
て所定の線速度倍率V1でOPCを行う(s18’)。
つまり、システム制御部5は、メモリ6から所定のパタ
ーンデータとして、例えば、レーザ記録パワーの大きさ
を15段階に切り換えるパターンデータを読み出して、
このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化して
ストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路32に
このパターンデータを送信する。
【0093】レーザドライバ回路32は、このパターン
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、前記のレーザ記録パワーの大きさを15段階に切り
換えるOPC用のパターンデータで、光ディスク11の
PCAのテストエリアに記録させる(s19’)。光ピ
ックアップ21の受光部は、記録用レーザ光の反射光パ
ワー値の信号を検出し、この信号はRFアンプ22を介
してピークホールド回路35及びサンプルホールド回路
36に送信される(s20’)。
データに基づいて光ピックアップ21の発光部を制御し
て、前記のレーザ記録パワーの大きさを15段階に切り
換えるOPC用のパターンデータで、光ディスク11の
PCAのテストエリアに記録させる(s19’)。光ピ
ックアップ21の受光部は、記録用レーザ光の反射光パ
ワー値の信号を検出し、この信号はRFアンプ22を介
してピークホールド回路35及びサンプルホールド回路
36に送信される(s20’)。
【0094】ピークホールド回路35では、記録パワー
の大きさを15段階に切り換えた際の記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値HS1を検出して演算回路37
に出力する(s21’)。また、サンプルホールド回路
36では、記録パワーの大きさを15段階に切り換えた
際の、該ピーク値HSを過ぎて略安定した状態における
記録用レーザ光の反射光パワーの安定値HLを検出して
演算回路37に出力する(s22’)。演算回路37
は、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回路
36から送られてきたデータに基づいて、記録パワーの
大きさを15段階に切り換えた際の各記録用レーザ光の
ピーク値安定値パワー比HL/HSを演算して、システ
ム制御部5に演算結果を送信する(s23’)。15段
階分実行した後、記録されたパターンデータを再生して
最適パワーを決定する(s24’)。決定された最適パ
ワーと、それぞれ演算されたHL/HS値から、システ
ム制御部5は、記録用レーザ光のパワーと、記録用レー
ザ光のピーク値安定値パワー比HL/HSと、の関係を
算出する。また、システム制御部5は、記録用レーザ光
のパワーと、βとの関係を算出する。そして、算出して
2つの関係から、最適βの時の記録用レーザ光のピーク
値安定値パワー比HL1/HS1を求める(s2
5’)。この後、PCAカウントエリア記録を行うが説
明を省略している。
の大きさを15段階に切り換えた際の記録用レーザ光の
反射光パワーのピーク値HS1を検出して演算回路37
に出力する(s21’)。また、サンプルホールド回路
36では、記録パワーの大きさを15段階に切り換えた
際の、該ピーク値HSを過ぎて略安定した状態における
記録用レーザ光の反射光パワーの安定値HLを検出して
演算回路37に出力する(s22’)。演算回路37
は、ピークホールド回路35及びサンプルホールド回路
36から送られてきたデータに基づいて、記録パワーの
大きさを15段階に切り換えた際の各記録用レーザ光の
ピーク値安定値パワー比HL/HSを演算して、システ
ム制御部5に演算結果を送信する(s23’)。15段
階分実行した後、記録されたパターンデータを再生して
最適パワーを決定する(s24’)。決定された最適パ
ワーと、それぞれ演算されたHL/HS値から、システ
ム制御部5は、記録用レーザ光のパワーと、記録用レー
ザ光のピーク値安定値パワー比HL/HSと、の関係を
算出する。また、システム制御部5は、記録用レーザ光
のパワーと、βとの関係を算出する。そして、算出して
2つの関係から、最適βの時の記録用レーザ光のピーク
値安定値パワー比HL1/HS1を求める(s2
5’)。この後、PCAカウントエリア記録を行うが説
明を省略している。
【0095】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態に係る光ディスク記録方法について説明する。従
来、OPCを行うための領域であるPCAは、前記のよ
うにリードイン領域の内周側にのみ設けられていた。し
かし、前記のように光ディスクの記録速度がますます高
速化しているため、今後、OPCを光ディスクの外周側
でも行うように規格化されることが予想される。そこ
で、第2実施形態では、光ディスクの内周側及び外周側
でOPCを行って線速度倍率(記録速度)とランニング
OPCの目標値であるピーク光安定光パワー比HL/H
Sとの関係式を求めることで、CAV方式でデータ記録
を行った場合に、安定して記録することが可能な光ディ
スク記録方式及び光ディスク記録装置について説明す
る。
形態に係る光ディスク記録方法について説明する。従
来、OPCを行うための領域であるPCAは、前記のよ
うにリードイン領域の内周側にのみ設けられていた。し
かし、前記のように光ディスクの記録速度がますます高
速化しているため、今後、OPCを光ディスクの外周側
でも行うように規格化されることが予想される。そこ
で、第2実施形態では、光ディスクの内周側及び外周側
でOPCを行って線速度倍率(記録速度)とランニング
OPCの目標値であるピーク光安定光パワー比HL/H
Sとの関係式を求めることで、CAV方式でデータ記録
を行った場合に、安定して記録することが可能な光ディ
スク記録方式及び光ディスク記録装置について説明す
る。
【0096】まず、外周側でOPCを行うためのPCA
は、規格で規定された領域を用いれば良いが、規格化さ
れるまでは、光ディスクの最外周の領域を用いることが
できる。前記のように(図12参照)、光ディスクの直
径は120mmであり、リードアウト領域の外周側は最
大で直径118mmの範囲まで記録しても良い。したが
って、リードアウト領域の外周側にもデータを記録可能
な領域が形成されている場合は、この最外周領域でOP
Cを行うようにすると良い。また、最外周領域には、デ
ータを記録可能な領域が形成されていない場合には、リ
ードアウト領域を形成可能な領域の外周側である、例え
ば、直径116〜118mmの領域でOPCを行うよう
に設定することができる。
は、規格で規定された領域を用いれば良いが、規格化さ
れるまでは、光ディスクの最外周の領域を用いることが
できる。前記のように(図12参照)、光ディスクの直
径は120mmであり、リードアウト領域の外周側は最
大で直径118mmの範囲まで記録しても良い。したが
って、リードアウト領域の外周側にもデータを記録可能
な領域が形成されている場合は、この最外周領域でOP
Cを行うようにすると良い。また、最外周領域には、デ
ータを記録可能な領域が形成されていない場合には、リ
ードアウト領域を形成可能な領域の外周側である、例え
ば、直径116〜118mmの領域でOPCを行うよう
に設定することができる。
【0097】発明者は、複数の追記型光ディスク及び書
換型光ディスクについて、光ディスクの内周側のPCA
及び外周側に設けたPCAでOPCを行った場合の、線
速度倍率とピーク光安定光パワー比HL/HS(ROP
CRef)との関係を調べるために実験及びデータ収集
を行った。
換型光ディスクについて、光ディスクの内周側のPCA
及び外周側に設けたPCAでOPCを行った場合の、線
速度倍率とピーク光安定光パワー比HL/HS(ROP
CRef)との関係を調べるために実験及びデータ収集
を行った。
【0098】その結果、内周側のPCAでは低線速度倍
率でOPCを行い、外周側のPCAでは高線速度倍率で
OPCを行うことで、第1実施形態と同様の結果が得ら
れた。すなわち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似で
表すことができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光
安定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表
すことができる。
率でOPCを行い、外周側のPCAでは高線速度倍率で
OPCを行うことで、第1実施形態と同様の結果が得ら
れた。すなわち、 1.各光ディスクの線速度倍率(記録速度)Vと、ピー
ク光安定光パワー比HL/HSと、の関係は線形近似で
表すことができる。つまり、線速度倍率Vと、ピーク光
安定光パワー比HL/HSと、の関係式を一次関数で表
すことができる。
【0099】2.光ディスクの種類毎に、一次関数の傾
きは異なる。
きは異なる。
【0100】3.同じ種類の光ディスクでもロットが異
なると、一次関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略
同じである。
なると、一次関数の切片の値が変わるが、傾きの値は略
同じである。
【0101】4.1.の関係に基づいてデータ記録時の
レーザパワーを制御して記録したデータを良好に再生で
きる。
レーザパワーを制御して記録したデータを良好に再生で
きる。
【0102】例えば、内周側では16倍速の線速度倍率
でOPCを行ってピーク光安定光パワー比HL1/HS
1を求め、外周側では32倍速の線速度倍率でOPCを
行ってピーク光安定光パワー比HL2/HS2を求める
ことで、図3のように光ディスク毎に一次関数が得られ
た。
でOPCを行ってピーク光安定光パワー比HL1/HS
1を求め、外周側では32倍速の線速度倍率でOPCを
行ってピーク光安定光パワー比HL2/HS2を求める
ことで、図3のように光ディスク毎に一次関数が得られ
た。
【0103】さらに、内周側及び外周側でOPCを行っ
て得たデータを用いることで、第1実施形態のように、
予め実験などにより一次関数の定数(係数値)aを求め
なくても光ディスク毎の関係式が得られるようになっ
た。
て得たデータを用いることで、第1実施形態のように、
予め実験などにより一次関数の定数(係数値)aを求め
なくても光ディスク毎の関係式が得られるようになっ
た。
【0104】図8は、本発明の第2実施形態に係る光デ
ィスク記録方法を説明するためのフローチャートであ
る。したがって、これらの結果に基づき、本発明の第2
実施形態では、以下に述べる光ディスク記録方法を実施
することで、第1実施形態と同様に、CAV方式におい
ても最適なパワー値で追記型光ディスク及び書換型光デ
ィスクにデータ記録を行うことが可能になる。すなわ
ち、 1.データを記録する光ディスクの第1試し書き領域で
OPCを第1線速度倍率V1で行って取得した、照射を
開始した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの
第1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピー
ク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ
光の反射光パワーの第1安定値又はこれに相当する値H
L1を検出する(s51)。
ィスク記録方法を説明するためのフローチャートであ
る。したがって、これらの結果に基づき、本発明の第2
実施形態では、以下に述べる光ディスク記録方法を実施
することで、第1実施形態と同様に、CAV方式におい
ても最適なパワー値で追記型光ディスク及び書換型光デ
ィスクにデータ記録を行うことが可能になる。すなわ
ち、 1.データを記録する光ディスクの第1試し書き領域で
OPCを第1線速度倍率V1で行って取得した、照射を
開始した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの
第1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピー
ク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用レーザ
光の反射光パワーの第1安定値又はこれに相当する値H
L1を検出する(s51)。
【0105】2.データを記録する光ディスクの第2試
し書き領域でOPCを第2線速度倍率V2で行って取得
した、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光
の反射光パワーの第2ピーク値又はこれに相当する値H
S2、及び該ピーク値を過ぎて略安定した状態における
記録用レーザ光の反射光パワーの第2安定値又はこれに
相当する値HL2を検出する(s52)。
し書き領域でOPCを第2線速度倍率V2で行って取得
した、照射を開始した当初における前記記録用レーザ光
の反射光パワーの第2ピーク値又はこれに相当する値H
S2、及び該ピーク値を過ぎて略安定した状態における
記録用レーザ光の反射光パワーの第2安定値又はこれに
相当する値HL2を検出する(s52)。
【0106】3.1で検出したHS1及びHL1の比で
表される第1ピーク光安定光パワー比HL1/HS1
と、第1線速度倍率V1と、2で検出したHS2及びH
L2の比で表される第2ピーク光安定光パワー比HL2
/HS2と、該第2線速度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s53)。
表される第1ピーク光安定光パワー比HL1/HS1
と、第1線速度倍率V1と、2で検出したHS2及びH
L2の比で表される第2ピーク光安定光パワー比HL2
/HS2と、該第2線速度倍率V2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s53)。
【0107】4.3で求めた係数値a及び切片値bか
ら、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式 HL/HS=aV+b・・・(式2) を作成する(s54)。
ら、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係を示した関係式 HL/HS=aV+b・・・(式2) を作成する(s54)。
【0108】5.光ディスクにデータを記録する際に任
意の線速度倍率VでランニングOPCを行って、記録用
レーザ光の反射光パワーのピーク値の実測値HL’、及
び該ピーク値を過ぎて略安定した状態における前記記録
用レーザ光の反射光パワーの安定値の実測値HS’を検
出する(s55)。
意の線速度倍率VでランニングOPCを行って、記録用
レーザ光の反射光パワーのピーク値の実測値HL’、及
び該ピーク値を過ぎて略安定した状態における前記記録
用レーザ光の反射光パワーの安定値の実測値HS’を検
出する(s55)。
【0109】6.検出したピーク値の実測値と安定値の
実測値との比であるピーク光安定光パワー比HL’/H
S’を演算する(s56)。
実測値との比であるピーク光安定光パワー比HL’/H
S’を演算する(s56)。
【0110】7.上記関係式(式2)から線速度倍率V
の時のピーク光安定光パワー比HL/HSを算出する
(s57)。
の時のピーク光安定光パワー比HL/HSを算出する
(s57)。
【0111】8.ピーク光安定光パワー比の実測値H
L’/HS’が、前記関係式により算出した前記目標値
HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記録パ
ワー値を線速度倍率に応じて制御する(s58)。
L’/HS’が、前記関係式により算出した前記目標値
HL/HSになるように、前記記録用レーザ光の記録パ
ワー値を線速度倍率に応じて制御する(s58)。
【0112】9.光ディスクに記録するデータがある間
は、上記のs55〜s58のステップを繰り返し行い、
光ディスクに記録するデータがなくなると、処理を終了
する(s59)。
は、上記のs55〜s58のステップを繰り返し行い、
光ディスクに記録するデータがなくなると、処理を終了
する(s59)。
【0113】次に、上記の光ディスク記録方法を実行す
る光ディスク記録装置について説明する。本発明の第2
実施形態に係る光ディスク記録装置は、図4に示した光
ディスク記録装置1を用いることで実現できる。よっ
て、本発明の第2実施形態に係る光ディスク記録装置の
概略構成の説明は省略する。
る光ディスク記録装置について説明する。本発明の第2
実施形態に係る光ディスク記録装置は、図4に示した光
ディスク記録装置1を用いることで実現できる。よっ
て、本発明の第2実施形態に係る光ディスク記録装置の
概略構成の説明は省略する。
【0114】次に、本発明の第2実施形態での光ディス
ク記録装置1の動作について説明する。図9,図10
は、本発明の第2実施形態での光ディスク記録装置の動
作を説明するためのフローチャートである。なお、本発
明の第1実施形態に係る光ディスク記録方法と、本発明
の第2実施形態に係る光ディスク記録方法と、の相違点
は、線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値H
L/HSとの関係を示した関係式の算出方法であり、算
出した関係式を用いてランニングOPCの目標値を算出
する手順は同様である。そのため、第1実施形態に係る
光ディスク記録方法との相違点についてのみ説明する。
ク記録装置1の動作について説明する。図9,図10
は、本発明の第2実施形態での光ディスク記録装置の動
作を説明するためのフローチャートである。なお、本発
明の第1実施形態に係る光ディスク記録方法と、本発明
の第2実施形態に係る光ディスク記録方法と、の相違点
は、線速度倍率Vとピーク光安定光パワー比の目標値H
L/HSとの関係を示した関係式の算出方法であり、算
出した関係式を用いてランニングOPCの目標値を算出
する手順は同様である。そのため、第1実施形態に係る
光ディスク記録方法との相違点についてのみ説明する。
【0115】光ディスク記憶装置1で、光ディスク11
にデータを記録する際には、まず、システム制御部5
は、サーボ回路13に制御信号を送信して、サーボ回路
13を介して光ピックアップ21の位置が、データを記
録する光ディスク11の第1試し書き領域である例えば
内周側のPCAに対向した位置になるように制御する
(s61)。また、システム制御部5は、サーボ回路1
3に制御信号を送信して、光ディスク11の線速度倍率
が第1線速度倍率V1になるように、サーボ回路13を
介してスピンドルモータ12の回転数を制御する(s6
2)。そして、システム制御部5は、データを記録する
光ディスク11の内周側のPCAにおいて、第1線速度
倍率V1でOPCを行う(s63)。すなわち、システ
ム制御部5は、メモリ6から所定のパターンデータを読
み出して、このパターンデータをエンコーダ回路33で
符号化してストラテジ回路34を介してレーザドライバ
回路32にこのパターンデータを送信する。レーザドラ
イバ回路32は、このパターンデータに基づいて光ピッ
クアップ21の発光部を制御して、OPC用のパターン
データを光ディスク11の内周側のPCAに記録させる
(s64)。光ピックアップ21の受光部は、記録用レ
ーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この信号はR
Fアンプ22を介してピークホールド回路35及びサン
プルホールド回路36に送信される(s65)。
にデータを記録する際には、まず、システム制御部5
は、サーボ回路13に制御信号を送信して、サーボ回路
13を介して光ピックアップ21の位置が、データを記
録する光ディスク11の第1試し書き領域である例えば
内周側のPCAに対向した位置になるように制御する
(s61)。また、システム制御部5は、サーボ回路1
3に制御信号を送信して、光ディスク11の線速度倍率
が第1線速度倍率V1になるように、サーボ回路13を
介してスピンドルモータ12の回転数を制御する(s6
2)。そして、システム制御部5は、データを記録する
光ディスク11の内周側のPCAにおいて、第1線速度
倍率V1でOPCを行う(s63)。すなわち、システ
ム制御部5は、メモリ6から所定のパターンデータを読
み出して、このパターンデータをエンコーダ回路33で
符号化してストラテジ回路34を介してレーザドライバ
回路32にこのパターンデータを送信する。レーザドラ
イバ回路32は、このパターンデータに基づいて光ピッ
クアップ21の発光部を制御して、OPC用のパターン
データを光ディスク11の内周側のPCAに記録させる
(s64)。光ピックアップ21の受光部は、記録用レ
ーザ光の反射光パワー値の信号を検出し、この信号はR
Fアンプ22を介してピークホールド回路35及びサン
プルホールド回路36に送信される(s65)。
【0116】ピークホールド回路35では、照射を開始
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの第1
ピーク値HS1を検出して演算回路37に出力する(s
66)。また、サンプルホールド回路36では、第1ピ
ーク値HS1を過ぎて略安定した状態における記録用レ
ーザ光の反射光パワーの第1安定値HL1を検出して演
算回路37に出力する(s67)。演算回路37は、ピ
ークホールド回路35及びサンプルホールド回路36か
ら送られてきたデータに基づいて、記録用レーザ光の第
1ピーク値安定値パワー比HL1/HS1を演算して、
システム制御部5に演算結果を送信する(s68)。
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの第1
ピーク値HS1を検出して演算回路37に出力する(s
66)。また、サンプルホールド回路36では、第1ピ
ーク値HS1を過ぎて略安定した状態における記録用レ
ーザ光の反射光パワーの第1安定値HL1を検出して演
算回路37に出力する(s67)。演算回路37は、ピ
ークホールド回路35及びサンプルホールド回路36か
ら送られてきたデータに基づいて、記録用レーザ光の第
1ピーク値安定値パワー比HL1/HS1を演算して、
システム制御部5に演算結果を送信する(s68)。
【0117】システム制御部5は、演算回路37から送
られてきた演算結果である記録用レーザ光の第1ピーク
値安定値パワー比HL1/HS1を、メモリ6に格納す
るか、又は保持しておく(s69)。
られてきた演算結果である記録用レーザ光の第1ピーク
値安定値パワー比HL1/HS1を、メモリ6に格納す
るか、又は保持しておく(s69)。
【0118】同様に、システム制御部5は、サーボ回路
13に制御信号を送信して、サーボ回路13を介して光
ピックアップ21の位置が、データを記録する光ディス
ク11の第2試し書き領域である例えば外周側に設けた
PCAに対向した位置になるように制御する(s7
1)。また、システム制御部5は、サーボ回路13に制
御信号を送信して、光ディスク11の線速度倍率が第2
線速度倍率V2になるように、サーボ回路13を介して
スピンドルモータ12の回転数を制御する(s72)。
そして、システム制御部5は、データを記録する光ディ
スク11の外周側のPCAにおいて、第2線速度倍率V
2でOPCを行う(s73)。すなわち、システム制御
部5は、メモリ6から所定のパターンデータを読み出し
て、このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化
してストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路3
2にこのパターンデータを送信する。レーザドライバ回
路32、このパターンデータに基づいて光ピックアップ
21の発光部を制御して、OPC用のパターンデータを
光ディスク11の外周側のPCAに記録させる(s7
4)。光ピックアップ21の受光部は、記録用レーザ光
の反射光パワー値の信号を検出し、この信号はRFアン
プ22を介してピークホールド回路35及びサンプルホ
ールド回路36に送信される(s75)。
13に制御信号を送信して、サーボ回路13を介して光
ピックアップ21の位置が、データを記録する光ディス
ク11の第2試し書き領域である例えば外周側に設けた
PCAに対向した位置になるように制御する(s7
1)。また、システム制御部5は、サーボ回路13に制
御信号を送信して、光ディスク11の線速度倍率が第2
線速度倍率V2になるように、サーボ回路13を介して
スピンドルモータ12の回転数を制御する(s72)。
そして、システム制御部5は、データを記録する光ディ
スク11の外周側のPCAにおいて、第2線速度倍率V
2でOPCを行う(s73)。すなわち、システム制御
部5は、メモリ6から所定のパターンデータを読み出し
て、このパターンデータをエンコーダ回路33で符号化
してストラテジ回路34を介してレーザドライバ回路3
2にこのパターンデータを送信する。レーザドライバ回
路32、このパターンデータに基づいて光ピックアップ
21の発光部を制御して、OPC用のパターンデータを
光ディスク11の外周側のPCAに記録させる(s7
4)。光ピックアップ21の受光部は、記録用レーザ光
の反射光パワー値の信号を検出し、この信号はRFアン
プ22を介してピークホールド回路35及びサンプルホ
ールド回路36に送信される(s75)。
【0119】ピークホールド回路35では、照射を開始
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの第2
ピーク値HS2を検出して演算回路37に出力する(s
76)。また、サンプルホールド回路36では、第2ピ
ーク値HS2を過ぎて略安定した状態における記録用レ
ーザ光の反射光パワーの第2安定値HL2を検出して演
算回路37に出力する(s77)。演算回路37は、ピ
ークホールド回路35及びサンプルホールド回路36か
ら送られてきたデータに基づいて、記録用レーザ光の第
2ピーク値安定値パワー比HL2/HS2を演算して、
システム制御部5に演算結果を送信する(s78)。
した当初における記録用レーザ光の反射光パワーの第2
ピーク値HS2を検出して演算回路37に出力する(s
76)。また、サンプルホールド回路36では、第2ピ
ーク値HS2を過ぎて略安定した状態における記録用レ
ーザ光の反射光パワーの第2安定値HL2を検出して演
算回路37に出力する(s77)。演算回路37は、ピ
ークホールド回路35及びサンプルホールド回路36か
ら送られてきたデータに基づいて、記録用レーザ光の第
2ピーク値安定値パワー比HL2/HS2を演算して、
システム制御部5に演算結果を送信する(s78)。
【0120】システム制御部5は、演算回路37から送
られてきた演算結果である記録用レーザ光の第2ピーク
値安定値パワー比HL2/HS2を、メモリ6に格納す
るか、又は保持しておく(s79)。
られてきた演算結果である記録用レーザ光の第2ピーク
値安定値パワー比HL2/HS2を、メモリ6に格納す
るか、又は保持しておく(s79)。
【0121】続いて、システム制御部5は、第1試し書
き領域である内周側のPCAでOPCを行う際の第1線
速度倍率V1と、演算回路37から送信された記録用レ
ーザ光の第1ピーク値安定値パワー比HL1/HS1
と、第2試し書き領域である外周側のPCAでOPCを
行う際の第2線速度倍率V2と、演算回路37から送信
された記録用レーザ光の第2ピーク値安定値パワー比H
L2/HS2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s80)。
き領域である内周側のPCAでOPCを行う際の第1線
速度倍率V1と、演算回路37から送信された記録用レ
ーザ光の第1ピーク値安定値パワー比HL1/HS1
と、第2試し書き領域である外周側のPCAでOPCを
行う際の第2線速度倍率V2と、演算回路37から送信
された記録用レーザ光の第2ピーク値安定値パワー比H
L2/HS2と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
る(s80)。
【0122】そして、システム制御部5は、上記の係数
値a及び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時に
おける任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比
の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式2) を作成して保持する(s81)。
値a及び切片値bを用いて、ランニングOPC実行時に
おける任意の線速度倍率Vと、ピーク光安定光パワー比
の目標値HL/HSと、の関係式 HL/HS=aV+b・・・・・(式2) を作成して保持する(s81)。
【0123】以下は、第1実施形態と同様であるため、
図7に示したs31〜s45のステップを実行する。
図7に示したs31〜s45のステップを実行する。
【0124】なお、以上の説明では、CAV方式で光デ
ィスクにデータ記録を行う場合について説明したが、本
発明はこれに限るものではない。つまり、本発明はデー
タを記録する際の線速度倍率に応じてランニングOPC
の目標値を設定して、記録用レーザパワーを制御するの
で、他の記録方式にも適用できる。例えば、CLV方式
で光ディスクにデータを記録する場合にも適用できる。
また、光ディスクのプログラム領域を複数の領域に分割
して、領域毎に同じ線速度倍率でデータを記録する方式
であるゾーンCLV方式にも適用できる。さらに、プロ
グラム領域の途中まではCAV方式でデータ記録を行
い、それ以降はCLV方式でデータ記録を行うパーシャ
ルCAV方式にも適用できる。
ィスクにデータ記録を行う場合について説明したが、本
発明はこれに限るものではない。つまり、本発明はデー
タを記録する際の線速度倍率に応じてランニングOPC
の目標値を設定して、記録用レーザパワーを制御するの
で、他の記録方式にも適用できる。例えば、CLV方式
で光ディスクにデータを記録する場合にも適用できる。
また、光ディスクのプログラム領域を複数の領域に分割
して、領域毎に同じ線速度倍率でデータを記録する方式
であるゾーンCLV方式にも適用できる。さらに、プロ
グラム領域の途中まではCAV方式でデータ記録を行
い、それ以降はCLV方式でデータ記録を行うパーシャ
ルCAV方式にも適用できる。
【0125】また、本発明は、追記型光ディスクとし
て、例えばCD−R,CD−RW,DVD−R等に適用
可能であり、書換型光ディスクとして、例えばDVD−
RW,DVD+RW,DVD−RAM等に適用可能であ
る。
て、例えばCD−R,CD−RW,DVD−R等に適用
可能であり、書換型光ディスクとして、例えばDVD−
RW,DVD+RW,DVD−RAM等に適用可能であ
る。
【0126】
【発明の効果】本発明によれば、線速度倍率が変化して
も的確にレーザ光の記録パワーを制御することができ、
また、関係式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速
度倍率の目標値を設定できるので、従来はCLV方式で
しかランニングOPCは行えなかったが、本発明により
CAV方式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式
などにおいてもランニングOPCを実行することが可能
になり、最適なパワー値で記録品位の高いデータを記録
することができる。
も的確にレーザ光の記録パワーを制御することができ、
また、関係式に基づいて、あらゆる(実施可能な)線速
度倍率の目標値を設定できるので、従来はCLV方式で
しかランニングOPCは行えなかったが、本発明により
CAV方式、パーシャルCAV方式、ゾーンCLV方式
などにおいてもランニングOPCを実行することが可能
になり、最適なパワー値で記録品位の高いデータを記録
することができる。
【0127】また、光ディスクの状態が変化しても、レ
ーザ光の記録パワーを正確かつ安全に制御することがで
きる。
ーザ光の記録パワーを正確かつ安全に制御することがで
きる。
【0128】さらに、書き込み速度や光ディスクの状態
に応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、従
来、光ディスクの識別情報に対応させて予め設定してい
た定数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小さ
くすることができる。
に応じたレーザ光の記録パワー制御が可能になり、従
来、光ディスクの識別情報に対応させて予め設定してい
た定数を記憶しなくても良くなり、メモリエリアを小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】線速度倍率をパラメータとしたβ値とジッタ値
との関係を示したグラフである。
との関係を示したグラフである。
【図2】線速度倍率(記録速度)と、ジッタ値が最良に
なるピーク光安定光パワー比HL/HSと、の関係を示
したグラフである。
なるピーク光安定光パワー比HL/HSと、の関係を示
したグラフである。
【図3】光ディスクの種類をパラメータとした線速度倍
率(記録速度)と、ピーク光安定光パワー比HL/HS
(ROPC目標値)と、の関係を示したグラフである。
率(記録速度)と、ピーク光安定光パワー比HL/HS
(ROPC目標値)と、の関係を示したグラフである。
【図4】本発明の第1実施形態に係る光ディスク記録方
法を説明するためのフローチャートである。
法を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る光ディスク記録装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図6】光ディスク記録装置1の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】光ディスク記録装置1の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る光ディスク記録方
法を説明するためのフローチャートである。
法を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態での光ディスク記録装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態での光ディスク記録装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】CD−Rの領域構成を示した図である。
【図12】光ディスクにピットを形成してデータを記録
する際の、記録用レーザ光の記録信号及び反射光の受光
信号の波形図、並びに形成されるピットの概観図であ
る。
する際の、記録用レーザ光の記録信号及び反射光の受光
信号の波形図、並びに形成されるピットの概観図であ
る。
【符号の説明】
1−光ディスク記録装置
2−駆動部
3−信号検出・再生部
4−信号記録部
5システム制御部
6−メモリ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 DD03
DD05 EE01 HH01 KK03
5D119 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01
HA03 HA19 HA21 HA45
5D789 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01
HA03 HA19 HA21 HA45
Claims (14)
- 【請求項1】 記録用レーザ光を光ディスクに照射して
ピットを形成する光ディスク記録方法であって、 光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報を読
み取って、 該識別情報に対応させて予め設定した定数と、所定の線
速度倍率でOPCを行って取得した試し書き値と、該所
定の線速度倍率と、から、ランニングOPCを行う際の
線速度倍率と目標値との関係式を作成して、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実
測値が、前記関係式によって算出した前記目標値になる
ように、前記記録用レーザ光の記録パワーを線速度倍率
に応じて制御することを特徴とする光ディスク記録方
法。 - 【請求項2】 前記試し書き値及び前記実測値は、照射
を開始した当初における前記記録用レーザ光の反射光パ
ワーのピーク値又はこれに相当する値と、該ピーク値又
はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態における前
記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相
当する値と、の比で表されるピーク光安定光パワー比で
あることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録
方法。 - 【請求項3】 記録用レーザ光を光ディスクに照射して
ピットを形成する光ディスク記録方法であって、 光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報に対
応させて予め定数を設定しておき、 データを記録する光ディスクに所定の線速度倍率V1で
OPCを行って取得した、照射を開始した当初における
前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれ
に相当する値HS1、及び該ピーク値又はこれに相当す
る値HS1を過ぎて略安定した状態における前記記録用
レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値
HL1の比で表されるピーク光安定光パワー比HL1/
HS1と、該所定の線速度倍率V1と、前記光ディスク
から読み出した識別情報に対応する定数aと、から、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、 ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率Vと
ピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成して、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した前
記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関係式によ
り算出した前記目標値HL/HSになるように、前記記
録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御
することを特徴とする光ディスク記録方法。 - 【請求項4】 記録用レーザ光を光ディスクに照射して
ピットを形成する光ディスク記録方法であって、 第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率で行って取
得した第1試し書き値と、第2試し書き領域でOPCを
第2線速度倍率で行って取得した第2試し書き値と、該
第1線速度倍率と、該第2線速度倍率と、から、ランニ
ングOPCを行う際の線速度倍率と目標値との関係式を
作成して、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実
測値が、前記関係式によって算出した前記目標値になる
ように、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍
率に応じて制御することを特徴とする光ディスク記録方
法。 - 【請求項5】 前記第1試し書き値、前記第2試し書き
値及び前記実測値は、照射を開始した当初における前記
記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又はこれに相
当する値と、該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて
略安定した状態における前記記録用レーザ光の反射光パ
ワーの安定値又はこれに相当する値と、の比で表される
ピーク光安定光パワー比であることを特徴とする請求項
4に記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項6】 記録用レーザ光を光ディスクに照射して
ピットを形成する光ディスク記録方法であって、 データを記録する光ディスクの第1試し書き領域でOP
Cを第1線速度倍率V1で行って取得した、照射を開始
した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワーの
第1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び該ピー
ク値又はこれに相当する値HS1を過ぎて略安定した状
態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの第1安
定値又はこれに相当する値HL1の比で表される第1ピ
ーク光安定光パワー比HL1/HS1と、 前記データを記録する光ディスクの第2試し書き領域で
OPCを第2線速度倍率V2で行って取得した、照射を
開始した当初における前記記録用レーザ光の反射光パワ
ーの第2ピーク値又はこれに相当する値HS2、及び該
ピーク値又はこれに相当する値HS2を過ぎて略安定し
た状態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの第
2安定値又はこれに相当する値HL2の比で表される第
2ピーク光安定光パワー比HL2/HS2と、 該第1線速度倍率V1と、該第2線速度倍率V2と、か
ら、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、 ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率Vと
ピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係を
示した関係式 HL/HS=aV+b を作成して、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した前
記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関係式によ
り算出した目標値HL/HSになるように、前記記録用
レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御する
ことを特徴とする光ディスク記録方法。 - 【請求項7】 前記記録用レーザ光を光ディスクへ照射
する径方向位置に応じて、線速度倍率を変化させること
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光ディ
スク記録方法。 - 【請求項8】 光ディスクを回転駆動するディスク回転
手段と、記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレー
ザ光照射手段と、 光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報、所
定の線速度倍率でOPCを行って取得した試し書き値、
及びランニングOPCを行った際の実測値を検出する検
出手段と、 該識別情報に対応させて予め設定した定数を記憶する記
憶手段と、 光ディスクの線速度倍率を検出する線速度倍率検出手段
と、 該定数、該試し書き値、及び該所定の線速度倍率から、
ランニングOPCを行う際の線速度倍率に応じた目標値
の関係式を作成する演算手段と、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実
測値が、前記関係式によって算出した目標値になるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワーを線速度倍率に応
じて制御するレーザパワー制御手段と、を備えたことを
特徴とする光ディスク記録装置。 - 【請求項9】 前記検出手段は、照射を開始した当初に
おける前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値又
はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段と、該
ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状態
における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値又
はこれに相当する値を検出する安定値検出手段と、を備
え、 前記演算手段は、前記関係式を作成する際に前記試し書
き値として、前記ピーク値又はこれに相当する値と、前
記安定値又はこれに相当する値と、の比で表されるピー
ク光安定光パワー比を用い、 前記レーザパワー制御手段は、前記記録用レーザ光の記
録パワーを制御する際に前記実測値として、該ピーク光
安定光パワー比を用いることを特徴とする請求項8に記
載の光ディスク記録装置。 - 【請求項10】 光ディスクを回転駆動するディスク回
転手段と、 記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ照射手
段と、 光ディスクに記録されている光ディスクの識別情報を検
出する識別情報検出手段と、 該識別情報に対応させて予め設定した定数を記憶する記
憶手段と、 光ディスクの線速度倍率を設定・検出する線速度倍率設
定検出手段と、 照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の反射
光パワーのピーク値又はこれに相当する値を検出するピ
ーク値検出手段と、 該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状
態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値
又はこれに相当する値を検出する安定値検出手段と、 データを記録する光ディスクに所定の線速度倍率V1で
OPCを行って取得した前記ピーク値検出手段が検出し
た前記ピーク値又はこれに相当する値HS1と、前記安
定値検出手段が検出した前記安定値又はこれに相当する
値HL1と、該所定の線速度倍率V1と、前記光ディス
クから読み出した識別情報に対応する係数値aと、か
ら、 HL1/HS1=aV1+b で示される演算式を満たす切片値bを求めて、ランニン
グOPC実行時における任意の線速度倍率Vとピーク光
安定光パワー比の目標値HL/HSとの関係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した前
記ピーク光反射光パワー比の実測値が、前記関係式によ
り算出した前記目標値HL/HSになるように、前記記
録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御
するレーザパワー制御手段と、を備えたことを特徴とす
る光ディスク記録装置。 - 【請求項11】 光ディスクを回転駆動するディスク回
転手段と、 記録用レーザ光を該光ディスクに照射するレーザ照射手
段と、 第1試し書き領域でOPCを第1線速度倍率で行って取
得した第1試し書き値、第2試し書き領域でOPCを第
2線速度倍率で行って取得した第2試し書き値、及びラ
ンニングOPCを行って取得した実測値又は該試し書き
値を求めるためのデータを検出する検出手段と、 光ディスクの線速度倍率を検出する線速度倍率検出手段
と、 前記第1試し書き値、前記第2試し書き値、前記第1線
速度倍率、及び前記第2線速度倍率から、ランニングO
PCを行う際の線速度倍率に応じた目標値の関係式を作
成する演算手段と、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した実
測値が、前記関係式によって算出した目標値になるよう
に、前記記録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に
応じて制御するレーザパワー制御手段と、を備えたこと
を特徴とする光ディスク記録装置。 - 【請求項12】 前記検出手段は、照射を開始した当初
における前記記録用レーザ光の反射光パワーのピーク値
又はこれに相当する値を検出するピーク値検出手段と、
該ピーク値又はこれに相当する値を過ぎて略安定した状
態における前記記録用レーザ光の反射光パワーの安定値
又はこれに相当する値を検出する安定値検出手段と、を
備え、 前記演算手段は、前記関係式を作成する際に前記第1試
し書き値及び前記第2試し書き値として、前記ピーク値
又はこれに相当する値と、前記安定値又はこれに相当す
る値と、の比で表されるピーク光安定光パワー比を用
い、 前記レーザパワー制御手段は、前記記録用レーザ光の記
録パワーを制御する際に前記実測値として、該ピーク光
安定光パワー比を用いることを特徴とする請求項11に
記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項13】 光ディスクを回転駆動するディスク回
転手段と、 記録用レーザ光を該光ディスクに照射してピットを形成
するデータ記録手段と、 光ディスクの線速度倍率を検出する線速度倍率検出手段
と、 照射を開始した当初における前記記録用レーザ光の反射
光パワーのピーク値又はこれに相当する値を検出するピ
ーク値検出手段と、 該ピーク値を過ぎて略安定した状態における前記記録用
レーザ光の反射光パワーの安定値又はこれに相当する値
を検出する安定値検出手段と、 データを記録する光ディスクの第1試し書き領域でOP
Cを第1線速度倍率V1で行って取得した、前記記録用
レーザ光の照射を開始した当初における反射光パワーの
第1ピーク値又はこれに相当する値HS1、及び前記記
録用レーザ光の反射光パワーが該ピーク値又はこれに相
当する値HS1を過ぎて略安定した状態における該反射
光パワーの第1安定値又はこれに相当する値HL1の比
で表される第1ピーク光安定光パワー比HL1/HS1
と、 前記データを記録する光ディスクの第2試し書き領域で
OPCを第2線速度倍率V2で行って取得した、前記記
録用レーザ光の照射を開始した当初における該反射光パ
ワーの第2ピーク値又はこれに相当する値HS2、及び
前記記録用レーザ光の反射光パワーが該ピーク値又はこ
れに相当する値HS2を過ぎて略安定した状態における
該反射光パワーの第2安定値又はこれに相当する値HL
2の比で表される第2ピーク光安定光パワー比HL2/
HS2と、 前記第1線速度倍率V1と、前記第2線速度倍率V1
と、から、 HL1/HS1=aV1+b HL2/HS2=aV2+b で示される演算式を満たす係数値a及び切片値bを求め
て、ランニングOPC実行時における任意の線速度倍率
Vとピーク光安定光パワー比の目標値HL/HSとの関
係式 HL/HS=aV+b を作成する演算手段と、 データ記録時に、ランニングOPCを行って取得した前
記ピーク光安定光パワー比の実測値が、前記関係式によ
り算出した前記目標値HL/HSになるように、前記記
録用レーザ光の記録パワー値を線速度倍率に応じて制御
するレーザパワー制御手段と、を備えたことを特徴とす
る光ディスク記録装置。 - 【請求項14】 前記レーザパワー制御手段は、前記記
録用レーザ光を光ディスクへ照射する径方向位置に応じ
て、線速度倍率を変化させることを特徴とする請求項8
乃至13のいずれかに記載の光ディスク記録装置。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
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| EP02027608A EP1320089B1 (en) | 2001-12-11 | 2002-12-11 | Optical disk apparatus of variable recording velocity with optimum power control |
| DE60235604T DE60235604D1 (de) | 2001-12-11 | 2002-12-11 | Optisches Plattengerät variabler Speichergeschwindigkeit mit Regelung für die optimale Schreibleistung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001402642A JP2003178451A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置 |
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|---|---|
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ID=19190376
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|---|---|---|---|
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| EP (1) | EP1320089B1 (ja) |
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| DE (1) | DE60235604D1 (ja) |
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