JP2003171760A - タングステンスパッタリングターゲット - Google Patents
タングステンスパッタリングターゲットInfo
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Abstract
の比抵抗の面内均一性を3%以下に低減することが可能
となるタングステンスパッタリングターゲットを提供す
る。 【解決手段】ターゲットの相対密度が99%以上であ
り、かつビッカース硬度が330Hv以上であり、かつ
ターゲット全体のビッカース硬度のばらつきが30%以
下であることを特徴とするタングステンスパッタリング
ターゲットである。
Description
DP等のエレクトロニクス分野、磁気記録分野において
電極膜や配線膜をスパッタリング法により形成する際に
使用されるタングステンスパッタリングターゲットに係
り、特に均一なスパッタリング操作による製膜が可能で
あり、膜比抵抗の面内均一性を大幅に改善できるタング
ステンスパッタリングターゲットに関する。
しつつあり、特にDRAM、ロジック、フラッシュメモ
リー等に代表される半導体素子においては、その高集積
化・高信頼性・高機能化・高速化がさらに進展するに伴
って、素子の微細加工技術に要求される加工精度も益々
高度になる傾向にある。
ためには、半導体素子の内部配線材料の低抵抗化が必須
となる。これまでLSIに使用されてきた電極の構成材
としては、MoSixやWSixなどに代表される高融
点金属シリサイド膜が広く使用されてきたが、信号伝播
の高速化を可能とする、より低抵抗な材料の検討開発も
鋭意進められている。その中でタングステン(W)は低
抵抗であり、耐熱性にも優れており今後の電極配線材料
として注目され、一部では既に使用されている。
リング法が主流であったが、W膜に関してはブランケッ
トWに代表されるCVD法を用いた技術でも成膜は可能
である。スパッタリング法は、一般にWなどで形成され
たスパッタリングターゲットにArやKrで代表される
希ガスを高速度で衝突せしめ、はじき出されたターゲッ
ト成分分子をシリコン(Si)ウェハーなどの基板表面
に蒸着させて所定厚さのW膜等を形成する成膜方法であ
る。このスパッタリング法はCVD法と比較して、成膜
速度が速く量産性にも優れ、下地膜に対するプラズマダ
メージも小さく、かつ取り扱いも簡単であるなどの有利
点があるため、今後の電極配線の形成方法としてもスパ
ッタリング法が主として採用されることは間違いない。
LSIを製造するための使用されているSiウェハーの
サイズは、より製造効率を高めるために順次大型化が進
められている。具体的にはウェハーサイズは直径6イン
チから8インチへとシフトして直径200mmサイズの
ウェハーが主として使用されている。しかしながら、大
型化が進み、今後は更に12インチ(直径300mm)
までスケールアップされると予測されている。
応するスパッタリングターゲットのサイズは、スパッタ
リング装置の種類によっても若干異なるよるが、一般に
直径300mm相当である。そして今後直径が12イン
チクラスのSiウェハーが実現した場合には、おそらく
直径が400mm以上の大型サイズのターゲットが要求
される。このようなウェハーサイズのスケールアップ化
に伴って生起する問題として、膜比抵抗の面内均一性の
低下が大きくクローズアップされてくる。特にLSIで
使用する電極は、比抵抗の差異によって、トランジスタ
ーの特性に大きな影響をもたらすため、LSIの特性上
重要なファクターとなる。言い換えれば、電極形成した
薄膜の比抵抗の面内均一性が良好でないと、LSIの製
造歩留りが急激に低下し良品率の悪化によりLSIメー
カーの収益率に大きなダメージを与えてしまう。
る条件、具体的に言えば、スパッタリング装置における
投入電力値やガス圧力、ターゲットと基板との距離など
様々なパラメーターによって大きな影響を受ける。しか
しながら、これらのパラメーターを厳密に制御しても、
現在までに市販されているスパッタリング装置を用いて
得られる成膜の比抵抗の面内均一性は5%程度が限界で
ある。
ゲットが現在までに各種提案され公知例として公報に記
載されている。例えば特開平7−76771号公報には
相対密度が99.5%以上で平均粒径が10μmを超え
200μm以下であることを特徴とするスパッタリング
ターゲットが提唱されている。また特開平5−9326
7号公報には、C含有量が50ppm以下であり、O含
有量が30ppm以下であり、相対密度が97%以上で
あり、結晶粒径が一定方向につぶれた形状を有すること
を特徴とするスパッタリングターゲットが提案されてい
る。さらに特開平5−222525公報には、W粉末を
加圧して60%以上の相対密度を有する成形体を作製し
た後、水素を含む雰囲気中で該成形体を温度1400℃
以上、好ましくは1600℃以上に加熱して相対密度9
0%以上の焼結体とし、更に焼結体を1600℃以上で
熱間加工し99%以上の相対密度を得ること特徴とする
スパッタリングターゲットが提案されている。
ングターゲットを用いて、所定のスパッタリング条件を
厳密に制御しながら成膜を実施しても、現状では、W膜
の比抵抗の面内均一性は5%程度が限界であり、このW
膜を使用したLSIの製造歩留りの改善効果は少ない状
態である。
れる高集積化・高速化・高信頼性化に対する技術的要求
がさらに高度化するに伴って、電極・配線材料の低抵抗
化がさらに要求されており、電極構成材料について言え
ば、従来主流のシリサイド系材料からWなどの高純度金
属系(ピュアメタル)へとシフトする傾向がある。この
ようなLSIの電極部には、ウェハー面内における成膜
の比抵抗の均一性(面内均一性)が重要なポイントとな
る。しかしながら、前記のように現状で公知であるスパ
ッタリングターゲットを用いて得られるW膜の比抵抗の
面内均一性は5%程度であることから、更にウェハーサ
イズが大型化された場合には、膜の比抵抗の面内均一性
はますます悪化する傾向を示す。この現象を回避しない
限り、LSIの量産ラインでの製造歩留りが大幅に低下
してしまい、多額な損失が発生してしまうことが不可避
となる問題点があった。
ためになされたものであり、8インチサイズ以上の大型
のSiウェハー上に成膜した場合においても、W膜の比
抵抗の面内均一性を3%以下に低減することが可能とな
るタングステンスパッタリングターゲットを提供するこ
とを目的としている。
解決するため、スパッタリングターゲットの密度や硬
さ、その面内でのばらつきなどが成膜の比抵抗の面内均
一性に及ぼす影響について種々検討した。その結果、特
にターゲット全体をむらなく高密度化して、かつ硬さ及
びそのばらつきを制御することにより、従来達成するこ
とができなかった8インチサイズ以上のSiウェハー上
に成膜したW膜の比抵抗の面内均一性を3%以下に低減
することが可能になるという知見が初めて得られた。
のである。すなわち、本発明に係るタングステンスパッ
タリングターゲットは、ターゲットの相対密度が99%
以上であり、かつビッカース硬度が330Hv以上であ
り、かつターゲット全体のビッカース硬度のばらつきが
30%以下であることを特徴とする。
ゲットにおいて、このターゲットに含有される不純物と
してのFe,Ni,Cr,Cu,Al,Na,K,Uお
よびThの合計含有量が0.01質量%未満であること
が好ましい。すなわち、前記ターゲットを構成するタン
グステンの純度が99.99%以上であることが好まし
い。
またはそれらの合金からなるバッキングプレートと一体
に接合されていることが好ましい。また、前記ターゲッ
トが拡散接合またはソルダー接合によって前記バッキン
グプレートと一体に接合されていることが好ましい。
パッタリングターゲットは、相対密度が99%以上であ
り、かつビッカース硬度が330Hv以上であり、かつ
ターゲット全体のビッカース硬度のばらつきが、30%
以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット
である。上記したような構成のスパッタリングターゲッ
トを使用して成膜することにより、W膜の比抵抗の面内
均一性を大幅に改善することが可能となる。
にWターゲットを用いたスパッタリング法によりW膜を
成膜する場合において、このW膜を使用したLSIなど
の製造歩留りを改善するためには、W膜の比抵抗の均一
性を向上させることが必須の要件となる。
ーゲットを用いてスパッタリングした場合、成膜条件を
厳正に制御した場合においても、W膜の比抵抗の面内均
一性を5%程度にすることが限界であった。更にウェハ
ーサイズが大口径化した場合、例えば12インチウェハ
ーの場合では、この面内均一性は7%程度まで増大して
しまう。このような比抵抗の均一性を更に改善を図るた
めには、Wターゲットから飛散する中性粒子やイオンの
放出分布角度が重要なファクターとなる。この点につい
て種々検討した結果、本発明者らはターゲットの相対密
度を99%以上とし、ターゲットのビッカース硬度を3
30Hv以上に規定し、かつターゲット全体でのビッカ
ース硬さのばらつきを所定範囲に制御することがW膜の
比抵抗の均一性を高めることに対して有効に作用するこ
とを見出した。
純物に着目して特性の向上を図ったターゲットについて
の開発はなされてきたものの、ターゲットの硬さに注目
した例はなかった。スパッタリングで形成した膜の比抵
抗の均一性に対しては、膜厚と膜質との相関性が重要な
因子である。この双方の特性を適正にコントロールする
ためには、原料粉末の粒径や不純物含有量の他に、ター
ゲット自体の硬度及びそのばらつきを管理制御すること
が重要となる。つまり、ターゲットにArイオンを繰返
して衝突せしめて、はじき出されたターゲット成分を基
板等に蒸着させて薄膜を形成する過程において、ターゲ
ット表面に部分的に硬度が異なる箇所が存在すると、A
rイオンが衝突してはじき出されるターゲット成分のク
ラスターの数量や放出角度にばらつきが生じ、結果的に
膜厚および膜質がともに悪影響を受けることが判明し
た。
以上とすることが必要である。ターゲットの相対密度が
99%以下である場合には、ターゲット中にガス成分が
多く含まれるため、膜を形成した際に、膜の比抵抗が増
大してしまう。また、異常放電によるダスト発生の増大
化も懸念される。上記観点から、ターゲットの相対密度
は、さらに99.3%以上が好ましく、さらには99.
5%以上がより好ましい。
v以上とすることが必要である。このビッカース硬度が
330Hv以下であると、完全に再結晶化が終了してい
ないことから、僅かな内部歪みがスパッタリングによっ
て発生する熱エネルギーの影響を受け、部分的に粒径の
粗大化を引き起こし、膜厚及び比抵抗分布に悪影響を与
える。上記観点から、ターゲットのビッカース硬度は、
350Hv以上とすることがより好ましく、さらに37
0Hv以上とすることが、より好ましい。
度のばらつきは、30%以下とすることが必要である。
このビッカース硬度のばらつきが、30%を超えると、
ターゲットがエロージョンされる深さにばらつきを生
じ、ターゲット成分(タングステン)の放出分布角度に
悪影響を与える。したがって、ターゲット全体における
上記ビッカース硬度のばらつきは、30%以下と規定さ
れるが、さらに20%以下であることが好ましく、さら
には15%以下であることがより好ましい。
タリングターゲットの相対密度は、以下に示す方法によ
り測定された値を示すものとする。すなわち、図1に示
す様に、例えば円盤状のターゲットTの中心部(位置
1)と、中心部を通り円周を均等に分割した4本の直線
状の外周近傍位置(位置2〜9)及びその1/2の距離
の位置(位置10〜17)とから、それぞれ長さ15m
m×幅15mmの試験片を採取する。これら17点の試
験片についてアルキメデス法を用いて、比重を算出し、
理論比重:19.254g/cm3の値を用いて下記数
式(1)により相対密度を計算し、得られた計算値の平
均値を本発明に係るスパッタリングターゲットの相対密
度とした。
トのビッカース硬度は、以下に示す方法により測定され
た値を示すものとする。すなわち、図1に示す様に、例
えば円盤状のターゲットの中心部(位置1)と、中心部
を通り円周を均等に分割した4本の直線状の中心部から
90%の位置(位置2〜9)及び中心部から50%の位
置(位置10〜17)とから、それぞれ長さ15mm×
幅15mmの試験片を採取する。これら17点の試験片
についてビッカース硬度測定器によって、荷重:500
g、荷重時間:15s、測定ポイント:3箇所での平均
値を算出し、この各試験片についての平均値をさらに平
均して得られた値を本発明に係るターゲットの硬度とし
た。
ス硬度のバラツキは、上記した17点の試験片から求め
たビッカース硬度の最大値および最小値から、下記計算
式(2)に基づいて求めた値を示すものとする。
は、通常の高純度金属材料と同程度の不純物であれば含
んでも良い。ただし、過度に不純物元素含有量が多いタ
ーゲットを使用して成膜した場合には、例えばリーク電
流が増大する一方、膜の比抵抗が高くなるなど製品特性
が低下するおそれがある。従って、本発明のスパッタリ
ングターゲットにおいては、不純物元素としてのFe、
Ni、Cr、Cu、Al、Na、K、U、Thの合計含
有量が100ppm以下の高純度Wで構成することが好
ましい。言い換えると、Fe、Ni、Cr、Cu、A
l、Na、K、U、Thの各含有量(質量%)の合計量
を100%から引いた値[100−(Fe+Ni+Cr
+Cu+Al+Na+K+U+Th)]が99.99%
以上(4N以上)の高純度Wを構成材料として使用する
ことが望ましい。
は、例えば以下のようにして作製することができる。例
えば、単一粒子が不規則に凝集した形骸粒子の割合が少
なく、粒度分布範囲が20μm以下である高純度W粉末
を、目的とするターゲットサイズに対応する形状を有す
るカーボン型などに充填し、ホットプレス法により加圧
焼結することが、本発明で規定するターゲットのビッカ
ース硬度及びそのばらつきを得るのに効果的である。
度W粉末は、高い加圧力で焼結してもその形骸粒子の内
部まで完全に焼結が進行せず、ターゲット組織内に気孔
が発生して高密度の焼結体が得られないため、上記形骸
粒子が少ないW原料粉末を使用することが好ましい。
大なタングステン粒子が存在すると、焼結過程における
結晶化の速度にばらつきが生じ易いため、得られた焼結
体の硬度およびその位置的なばらつきが大きくなってし
まう恐れがある。したがって、タングステン原料粒子の
粒度分布範囲は20μm以下であることが好ましく、さ
らには10μm以下がより望ましい。
ステン成形体を最高焼結温度まで昇温する前に、例え
ば、1150℃〜1450℃の温度で5時間以上加熱し
て脱ガス処理を実施することが好ましい。この脱ガス処
理により、原料粉末に付着していた吸着酸素や他の不純
物元素を効果的に除去することができる。ここで、脱ガ
ス処理の温度が過度に低いと脱ガスの効果が十分に得ら
れず、逆に処理温度が過度に高いと成形体の外周部の焼
結が進行し閉気孔の発生によりガスが抜けにくくなるた
め、前記脱ガス温度範囲とした。脱ガス処理の雰囲気
は、真空中(1Pa以下)、もしくはH2ガス雰囲気中
が好ましい。このような脱ガス処理を実施した後に、例
えば、1.0Pa以下の真空雰囲気下で20MPa以上
の加圧力を付加しつつ成形体を加熱して焼結する。ここ
で最高焼結温度までに到達させる前に昇温速度2℃/m
in〜5℃/minで成形体を加熱し、中間焼結温度1
450℃〜1700℃の温度で最低1.0時間保持する
中間焼結工程を実施することが好ましい。このような中
間焼結工程を実施することにより、ターゲット焼結体の
温度均一性を向上させることができ、また焼結体に含有
形成された空孔もしくはボイドを効果的に除去すること
が可能になる。ここで、中間焼結温度が過度に低いと焼
結が進行しないため密度が十分に向上せず、逆に過度に
中間焼結温度が高いと内部に閉気孔が残存してしまうた
め、前記の範囲の中間焼結温度とした。
した後に、最高焼結温度で焼結する焼結体の緻密化を図
る。この最高焼結温度は、ターゲットの融点温度の1/
2以上が好ましい。この最高焼結温度での焼結体の保持
時間は、5時間以上とすることが好ましい。このような
最高焼結工程を実施した後に、例えば加圧していた焼結
雰囲気圧力を開放して、冷却速度10℃/min以上で
焼結体を冷却することが好ましい。また、この加圧焼結
された焼結体をさらにHIP(熱間静水圧プレス)処理
してもよい。このHIP処理における加熱温度は、14
00℃〜1800℃に設定する一方、加圧力は150M
Pa以上に設定することが好ましい。このようなHIP
処理を実施することにより、より緻密なターゲット焼結
体を得ることが可能となる。
径範囲が小さい微細なタングステン原料粉末を使用し、
原料粉末をCIP(冷間静水圧プレス)処理により所定
形状に成形した後に、上記HIP処理を実施して、その
後に成形体を水素焼結の後に、さらに焼結体を熱間圧延
もしくは熱間鍛造してターゲット焼結体を形成してもよ
い。
小さい微細なタングステン原料粉末を使用し、原料粉末
を100MPa以上でCIP処理して、密度が60%程
度の仮成形体を作製する。ここで、CIP処理圧力を前
記値以上としたのは、過度に処理圧力が低いと意図する
密度を得ることができにくくなるためである。その後、
1500℃以上、150MPa以上の条件下でHIP処
理を施し、その後に成形体を1800℃以上、最低5時
間以上の条件下で水素焼結を施す。いずれについても、
上記条件下で処理した場合、密度の低下や硬度のばらつ
きを完全に回避することはできないため、その後、熱間
圧延もしくは熱間鍛造してもよい。
処理を実施して緻密なターゲット焼結体を製造すること
も可能である。また、ホットプレス処理もしくはHIP
処理を実施した後に、水素焼結を施し、その後に熱間鍛
造または熱間圧延を実施してもよい。また、CIP処理
後に直接HIP処理を実施しても構わない。
機械加工し所定のターゲット形状に加工する。このよう
にして得られたターゲット材料をCuやAl、もしくは
それらの合金からなるバッキングプレートと一体に接合
することにより、取扱い性が良好なスパッタリングター
ゲットが得られる。
は、半田などのろう材を使用したソルダー接合法(ろう
付け接合法)や拡散接合法などが適用される。ろう付け
接合は、公知のIn系やSn系の接合材(ろう材)を使
用して実施する。また拡散接合時の加熱温度は、600
℃以下とする。これは、Alの融点が660℃であるた
めである。
はそれらの合金からなるバッキングプレートとターゲッ
トを一体に接合することにより、スパッタリング時にお
けるターゲットの発熱を、バッキングプレートを介して
効率的に系外に放出することが可能となる。さらに、冷
却水の流路を一体に形成したバッキングプレートをター
ゲットに一体に接合し、冷却水を流通させることによ
り、ターゲットの冷却効果をより増進させることができ
る。
グターゲットによれば、ターゲットの相対密度が99%
以上であり、かつビッカース硬度が330Hv以上であ
り、かつターゲット全体のビッカース硬度のばらつきが
30%以下とし、緻密で硬度のばらつきが少ないスパッ
タリングターゲットとしているため、大口径のウェハー
上にスパッタリングにより薄膜を形成した場合において
も、比抵抗の面内均一性が3%以下となるような均一な
薄膜を形成することが可能になる。したがって、ウェハ
ーサイズの大型化により、半導体装置の製造歩留りを大
幅に改善することが可能になり、製品コストの顕著な低
減が実現する。
下の具体的な実施例、比較例およびその評価結果に基づ
いて説明する。
が0.01質量%で純度が99.99質量%(4N)で
あり、表1に示すように粒度分布範囲がそれぞれ10μ
m以下、20μm以下、30μm以下、50μm以下、
100μm以下の粒子で構成される高純度W粉末を用意
した。
充填してホットプレス装置にセットし、まず、1Pa以
下の真空雰囲気中にて表1に示す各温度に加熱して10
時間保持する脱ガス処理を実施して不純物元素量を低減
した。次いで、同様の真空雰囲気中で成形体に表1に示
す各圧力を加えつつ、昇温速度2℃/minで加熱し、
表1に示す各温度で10時間保持した後、表1に示す各
最高焼結温度で15時間保持して緻密化焼結を実施し
て、それぞれのターゲット材料としてのW焼結体を作製
した。焼結後の冷却は雰囲気をArで置換し、かつ10
℃/minの冷却速度で実施した。
ターゲット寸法(直径Φ300×厚さ5mm)に機械加
工してスパッタリングターゲットTとし、さらに図2に
示すように、このターゲットTをCu製バッキングプレ
ートBにろう付け接合することによって、実施例1〜4
および比較例1〜7に係る11種類のWスパッタリング
ターゲットを調製した。
ゲットの相対密度を、前記アルキメデス法によって解析
した。また各ターゲットのビッカース硬度及びそのばら
つきは、前記手法によりビッカース硬度測定器(島津製
作所製:HMV−2000)を使用して測定した。
グターゲットをそれぞれ用いて、スパッター方式:マグ
ネトロンスパッター、背圧:1×10−5(Pa)、出
力DC:2(kW)、Ar:0.5Pa、スパッター時
間:5(min)の条件下で、8インチのSiウェハー
基板上にW膜を成膜した。
各W膜の比抵抗の均一性を下記のようにして測定した。
すなわち、ウェハー基板の直径に沿って端部から5mm
間隔で測定点を設定し、各測定点におけるW膜の膜厚及
びシート抵抗から、比抵抗を算出し、その最大値および
最小値を次の(3)式に代入して求めた値を各W膜の比
抵抗の均一性とした。
ターゲットの相対密度が99%以上であり、かつビッカ
ース硬度が330HV以上であり、かつターゲット全体
のビッカース硬度のばらつきが、30%以下である各実
施例に係るスパッタリングターゲットを使用して形成し
たW膜は、いずれも比抵抗の均一性が3%以下となり、
大口径のウェハー基板上に成膜した場合においても、優
れた面内均一性を実現できることが判明した。
の合計含有量が0.01質量%で純度が99.99質量
%(4N)であり、表2に示すように粒度分布範囲がそ
れぞれ10μm以下、20μm以下、30μm以下、5
0μm以下、100μm以下の粒子で構成される高純度
W粉末を用意した。
力にてCIP成形して、得られた成形体に対して引き続
き、表2に示す各温度および各圧力の条件でHIP処理
を実施し、表2に示す相対密度の焼結体を得た。その
後、焼結体を水素雰囲気中で10hr保持した後、さら
に水素雰囲気中において表2に示す各温度で熱間圧延を
実施して、ターゲット材料としての各焼結体を得た。こ
のようにして作製したW焼結体を所望のターゲット寸法
(直径Φ300×厚さ5mm)に機械加工し、さらにC
u製バッキングプレートに一体的にろう付け接合するこ
とによって、それぞれ実施例5〜8および比較例8〜1
3に係る10種類のWスパッタリングターゲットを調製
した。
グターゲットをそれぞれ用いて、スパッター方式:マグ
ネトロンスパッター、背圧:1×10−5(Pa)、出
力DC:2(kW)、Ar:0.5Pa、スパッター時
間:5(min)の条件下で、8インチのSiウェハー
基板上にW膜を成膜した。
各W膜の比抵抗の均一性を実施例1と同様に測定すると
ともに、ターゲットの相対密度、ビッカース硬度(H
v)およびそのばらつきを同様に測定した。これらの測
定算出結果を下記表2に示す。
ターゲットの相対密度が99%以上であり、かつビッカ
ース硬度が330Hv以上であり、かつターゲット全体
のビッカース硬度のばらつきが、30%以下である各実
施例に係るスパッタリングターゲットを使用して形成し
たW膜は、いずれも比抵抗の均一性が3%以下となり、
大口径のウェハー基板上に成膜した場合においても、優
れた面内均一性を実現できることが判明した。
テンスパッタリングターゲットによれば、ターゲットの
相対密度が99%以上であり、かつビッカース硬度が3
30Hv以上であり、かつターゲット全体のビッカース
硬度のばらつきが30%以下とし、緻密で硬度のばらつ
きが少ないスパッタリングターゲットとしているため、
大口径のウェハー基板上にスパッタリングにより薄膜を
形成した場合においても、比抵抗の面内均一性が3%以
下となるような均一な薄膜を形成することが可能にな
る。したがって、ウェハーサイズの大型化により、半導
体装置の製造歩留りを大幅に改善することが可能にな
り、製品コストの顕著な低減が実現する。
ゲットおよびそのターゲットを使用して形成したタング
ステン膜の特性を測定するための試料片の採取位置およ
び測定位置を示す平面図。
係るタングステンスパッタリングターゲットの一実施例
を示す断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 ターゲットの相対密度が99%以上であ
り、かつビッカース硬度が330Hv以上であり、かつ
ターゲット全体のビッカース硬度のばらつきが30%以
下であることを特徴とするタングステンスパッタリング
ターゲット。 - 【請求項2】 前記ターゲットに含有される不純物とし
てのFe,Ni,Cr,Cu,Al,Na,K,Uおよ
びThの合計含有量が0.01質量%未満であることを
特徴とする請求項1記載のタングステンスパッタリング
ターゲット。 - 【請求項3】 前記ターゲットを構成するタングステン
の純度が99.99%以上であることを特徴とする請求
項1記載のタングステンスパッタリングターゲット。 - 【請求項4】 前記ターゲットが、Cu,Al、または
それらの合金からなるバッキングプレートと一体に接合
されていることを特徴とする請求項1記載のタングステ
ンスパッタリングターゲット。 - 【請求項5】 前記ターゲットが拡散接合またはソルダ
ー接合によって前記バッキングプレートと一体に接合さ
れていることを特徴とする請求項4記載のタングステン
スパッタリングターゲット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001369989A JP2003171760A (ja) | 2001-12-04 | 2001-12-04 | タングステンスパッタリングターゲット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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