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JP2003171601A - 抗菌性光触媒塗料及び抗菌性光触媒性部材 - Google Patents

抗菌性光触媒塗料及び抗菌性光触媒性部材

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Publication number
JP2003171601A
JP2003171601A JP2001368966A JP2001368966A JP2003171601A JP 2003171601 A JP2003171601 A JP 2003171601A JP 2001368966 A JP2001368966 A JP 2001368966A JP 2001368966 A JP2001368966 A JP 2001368966A JP 2003171601 A JP2003171601 A JP 2003171601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
antibacterial
paint
photocatalytic
perovskite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001368966A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Shimatani
博之 島谷
Joji Nishimoto
丈治 西本
Shinya Matsuo
伸也 松尾
Takahisa Komata
孝久 小俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2001368966A priority Critical patent/JP2003171601A/ja
Publication of JP2003171601A publication Critical patent/JP2003171601A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光領域で、シンプルな新しい機構に基
づいて光触媒活性を発揮する、安価なぺロブスカイトタ
イプ酸化物の光触媒を用い、水性溶剤を用いた耐温水
性、耐アルカリ性も有する抗菌、防カビ、防藻作用を有
する抗菌性光触媒塗料および抗菌性光触媒性部材を提供
することを目的とする。 【解決手段】 シリコンアクリルエマルジョン塗料と
水性溶媒と光触媒を含有する抗菌性光触媒塗料であり、
光触媒が、アクセプターをドープすることにより生じた
ホールを介して、水素を水素イオンとして溶解保持する
ことができるペロブスカイトタイプ酸化物であって、一
般式(I):A2+4+ 1-x3+ x3-δ (0<X≦0.
5、かつ、0<δ<0.5)で表され、Bイオンよりも
低価数の陽イオンCを50モル%までドープされたペロ
ブスカイトタイプ酸化物である抗菌性光触媒塗料および
抗菌性光触媒基材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌、防カビ、防
藻作用を有する抗菌性光触媒塗料および抗菌性光触媒性
部材に関する。
【0002】
【従来の技術】抗菌性光触媒塗料には有機塗料と無機塗
料がある。有機樹脂に抗菌剤を含有した抗菌性有機塗料
では、長時間使用すると樹脂が劣化し、特に、屋外で使
用した場合には、表面に汚れが付着したり、紫外線によ
る劣化から、塗膜の抗菌性能が低下しやすい欠点があ
る。一方、ケイ酸塩系、リン酸塩系、ジルコニウム系の
無機組成物に抗菌剤を含有した無機塗料では、上記有機
塗料より耐久性は良好となるが、いずれも200℃以上
の高温で焼き付ける必要があるため建材やプラスチック
に直接塗膜することは難しく使用できる範囲が限られて
いた。特許第2776259号には、ケイ素化合物、お
よび/またはコロイド状シリカの組成からなる無機塗
料、並びに抗菌剤を含有する抗菌性光触媒無機塗料で、
200℃以下で焼き付けができ、柔軟性を有する、長期
間抗菌性能を持続できる無機塗料が開示されている。し
かし、ケイ素化合物をバインダーとして用いるため耐温
水性、耐アルカリ性に劣る欠点があり、また、この無機
塗料では、アルコール等の非水系の有機溶媒に分散して
いるが、最近は環境問題から溶剤を使わない抗菌性光触
媒塗料が求められるようになっていきている。
【0003】抗菌性を示す材料として、最近、塗膜中に
酸化チタンを含有する、セルフクリーニング機能を有す
る塗料が注目されている。この塗料を使用して塗膜を形
成すると、塗膜中のアナターゼ型酸化チタンが太陽光線
に含まれる紫外線を吸収し、電子と正孔とが生成する。
生成した正孔は、強い酸化力を有するため、塗膜表面に
付着した有機物等を分解し、これにより塗膜表面の有機
物による汚染を防止することができる。
【0004】しかしながら、酸化チタンが光触媒として
の性能を発揮するのは紫外線に対してのみである。屋外
では、紫外線は太陽光線のうち4%程度に過ぎないた
め、酸化チタンの高機能化・可視光領域での応答性を目
指して、酸化チタン上に色素を吸着させ可視光を吸収し
て生じた吸着色素の励起状態から酸化チタンへ電子を注
入する方法、Cr,V,Mn,Fe,Niなどの金属イ
オンを化学的に注入する方法、プラズマ照射によって酸
素欠陥を導入する方法、異種イオンを導入する方法など
さまざまな試みが国内外で行われてきている。しかしな
がら、いずれの方法も均一分散が難しい、電子と正孔の
再結合により光触媒活性が低下する、調整コストが高い
などの問題があるため工業化には至っていない。
【0005】その他、最近、ペロブスカイトタイプ酸化
物が触媒活性を有するとして注目されている。例えば、
特開平7−24329号公報においては、一般式A3+
3+ 3であるLaFeO3および一般式A2+3+Oxであ
るSrMnOxなどが提案されているが、高い触媒活性
は得られていない。また、層状ペロブスカイトタイプの
酸化物の研究も盛んに行われている。例えば、特開平1
0−244164号公報には層状ペロブスカイト型のA
BCO4が記載されており、特開平8ー196912号
公報には、KLaCa2Nb310系複合酸化物が記載さ
れており、特開平11−139826号公報には、KC
2Nb310が提案されている。これらの原理および製
法は複雑であり、また得られた酸化物の化学的安定性に
も問題があるため工業化には至っていない。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、可視光領域
で、シンプルな新しい機構に基づいて光触媒活性を発揮
する、安価なぺロブスカイトタイプ酸化物の光触媒を用
い、水性溶剤を用いた耐温水性、耐アルカリ性も有する
抗菌、防カビ、防藻作用を有する抗菌性光触媒塗料およ
び抗菌性光触媒性部材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
シリコンアクリルエマルジョン塗料と水性溶媒と光触媒
を含有する抗菌性光触媒塗料であり、光触媒が、アクセ
プターをドープすることにより生じたホールを介して、
水素を水素イオンとして溶解保持することができるペロ
ブスカイトタイプ酸化物であって、一般式(I):A2+
4+ 1-x3+ x 3-δ (0<X≦0.5、かつ、0<δ<
0.5)で表され、Bイオンよりも低価数の陽イオンC
を50モル%までドープされたペロブスカイトタイプ酸
化物であり、Aはアルカリ土類金属元素から選択された
1種以上の元素であり、Bはランタノイド、及びIVa、
IVb族元素から選択された選択された1種以上の元素で
あり、Cはランタノイド、及びIIIa、IIIb族元素から
選択された1種以上の元素である光触媒であることを特
徴とする抗菌性光触媒塗料を提供する。
【0008】第2の発明は、前記光触媒を含有するシリ
コンアクリルエマルジョン塗料がポリオルガノシロキサ
ンとアクリルポリマーの複合化されたものであることを
特徴とする第1の発明に記載の抗菌性光触媒塗料を提供
する。
【0009】第3の発明は、前記光触媒を含有する塗料
が常温架橋型であることを特徴とする第1の発明又は第
2の発明に記載の抗菌性光触媒塗料を提供する。
【0010】第4の発明は、前記光触媒が、前記一般式
(I)のペロブスカイトタイプ酸化物において、AはC
a、Sr、Baであり、BはZr、Ceであり、Bサイ
トにドープするCイオンがY、Ga、Inイオンである
ことを特徴とする第1の発明に記載の抗菌性光触媒塗料
を提供する。
【0011】第5の発明は、前記光触媒に抗菌金属が担
持されていることを特徴とする第1〜4の発明記載の抗
菌性光触媒塗料を提供する。
【0012】第6の発明は、第1〜5の発明に記載の抗
菌性光触媒塗料を基材に塗布し、硬化させ抗菌性光触媒
性皮膜を形成したことを特徴とする抗菌性光触媒性部材
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳述する。本発明
では、一般式(I):A2+4+ 1-x3+ x3-δ (0<X
≦0.5、かつ、0<δ<0.5)で表されるペロブス
カイト型酸化物が、Bイオンサイトにアクセプターとし
て上記Bイオンよりも低価数の陽イオンCをドープする
ことで生じた正孔を介して水素を水素イオンとして溶解
保持する能力を有するため、エネルギーバンドギャップ
は陽イオンのドープ前と変わらず一定でも、ドープした
ことにより生成したアクセプター準位、および、陽イオ
ンCのドープにより生成が促進された外部雰囲気に起因
した不純物順位を利用することにより光触媒として作用
する光の波長領域を制御することが可能となり、この結
果、可視光に対しても有効に作用させられることが特徴
となっている。
【0014】一般式ABO3で表されるペロブスカイト
構造の酸化物(ペロブスカイト酸化物)はよく知られて
いるが、厳密には、ペロブスカイト構造とは立方単位格
子を有し、空間群Pm3mに属する構造であり、この構
造をとる酸化物はそれほど多くない。多くのペロブスカ
イト型酸化物においては、単位格子は歪んで立方単位格
子からずれているため、ペロブスカイト型酸化物と称さ
れる。
【0015】アルカリ土類元素を含む一般式A2+4+
1-x3+ x3-δ (0<X≦0.5、かつ、0<δ<0.
5)で表されるペロブスカイト型酸化物においては、B
イオンサイトに、より低価数の陽イオンCをドープする
と、生じた正孔を介して水素がイオンとして溶解するた
め、600℃以上では高温プロトン(水素イオン)伝導
体となることが知られている。本発明者等は、このよう
な酸化物を光触媒に用いた場合、水素イオンの溶解サイ
トは無数にあり活性であるため、飛躍的に光触媒活性が
増大することを見出した。また、陽イオンCのドープに
より生成が促進された外部雰囲気に起因した不純物準位
を介した電子の励起が可能になるため、バンドギャップ
エネルギーよりも低いエネルギーの可視光で有効に光触
媒作用を有する材料を提供することが可能となる。ここ
で、Aはアルカリ土類金属元素から選択された1種以上
の元素であり、Bはランタノイド、及びIVa、IVb族元
素から選択された選択された1種以上の元素であり、C
はランタノイド、及びIIIa、IIIb族元素から選択され
た選択された1種以上の元素であり、好ましくは、Aは
Ca、Sr、Baであり、BはZr、Ceであり、Bサ
イトにドープするCイオンがY、Ga、Inイオンであ
ることが望ましい。
【0016】Bイオンサイトにアクセプターとしてドー
プされる上記Bイオンよりも低価数の陽イオンCのドー
プ量については、上述した一般式A2+4+ 1-x3+ x3-
δ(但し、0<X≦0.5、かつ、0<δ<0.5)に
示すように最大50モル%の範囲に設定すると良い。陽
イオンCのドープ量が50モル%を越えると異相が析出
して光触媒性能を低下してしまう場合があるからであ
る。尚、上記一般式中のδは、ペロブスカイト型酸化物
の製造時における酸素分圧の条件などで変動する値であ
る。そして、δの値が0.5を越えると異相が析出して
光触媒性能を低下させるため、製造時における酸素分圧
の条件等を調整して0<δ<0.5の範囲内に設定され
る。
【0017】ここで、一般式A2+4+ 1-x3+ x3-δ
(0<X≦0.5、かつ、0<δ<0.5)で表される
ペロブスカイト型酸化物は、通常の固相法、すなわち原
料となる各金属成分の酸化物又は炭酸塩や硝酸塩等の塩
類を目的組成比で混合し焼成することで合成するが、そ
れ以外の湿式法あるいは気相法で合成してもよい。
【0018】なお、現状、入手可能な例えばZrO2
は不可避的に0.9〜2.0モル%程度のHfO2が含
まれており、HfO2を含んだ状態でZrO2の秤量が行
なわれていたが、最終的に調整された光触媒においても
特性を悪化させてはいない。
【0019】次に、上記出発原料粉末を混合させた後、
この混合物を恒温槽で100〜140℃で乾燥し、空気
等の酸素含有ガス中、1350〜1450℃で10〜5
0時間仮焼される。仮焼後、乳鉢等で再粉砕し、遊星回
転ミル等で混合する。
【0020】その後、200〜300MPaの圧力で円
盤状に成形し、空気などの酸素含有ガス中、1450〜
1650℃で50〜60時間焼成することにより上記一
般式で表されるペロブスカイト型酸化物が得られる。
【0021】また、ペロブスカイト型酸化物から成る本
発明に係る光触媒の形状は、光を有効に利用するために
表面積の大きい粒子であることが望ましく、一般には粒
子の大きさは 0.1〜10μm 、好ましくは 0.1〜 1μm が
適当である。このような粒径を得る慣用的な手段とし
て、焼成した試料を、例えば、乳鉢を用いて手粉砕する
か、あるいは、ボールミル、遊星回転ボールミル等を用
いて粉砕して、最終的に上記粒径の試料粉末が得られ
る。
【0022】得られた可視光領域で触媒活性を有する光
触媒と、ポリオルガノシロキサンとアクリルポリマーと
の複合化により皮膜強度(造膜性)と耐候性、撥水性と
いう両ポリマーの機能を兼ね備えているシリコーンアク
リルエマルジョン塗料を、水性溶媒(好ましくは水を主
成分とする)に分散させて塗料とし、これを塗布して常
温で硬化させれば、密着性が良く、防染、抗菌等に優れ
る抗菌性光触媒塗料及び抗菌性光触媒部材を得ることが
できる。
【0023】シリコーンアクリルエマルジョン塗料には
粒子径が80〜500nmの乳白色の外観を有する一般
の乳化重合エマルジョンと、粒子径が8〜80nmで外
観が半透明・青白色のコロイダルディスパージョンがあ
る。
【0024】硬化剤を添加する2液型の水系塗料の場合
は硬化剤の添加を使用直前に行うのが好ましい。また該
組成物の硬化温度は0°C〜150°C、好ましくは1
0°C〜80°Cが好ましい。
【0025】前記光触媒物質に抗菌性金属を添加するこ
とも可能である。ここで、抗菌性金属としては、銅、
銀、鉄、に蹴る、亜鉛、白金、金、パラジウム、カドミ
ウム、コバルト、ロジウム、ルテニウムから選択された
少なくとも1種以上である。光触媒物質に抗菌性金属を
担持することで電荷分離が促進され、光触媒の活性が向
上し抗菌性、抗かび性が向上すると考えられる。
【0026】また、銅担持光触媒ゾルに酢酸銅などを添
加し、必要に応じて紫外線照射を行って光還元メッキを
してもよい。この時、光触媒固形分に対する金属の担持
量が5wt%以上であると光触媒粒子表面が金属で覆わ
れてしまい酸化点が無くなってしまうため光触媒の酸化
還元性能が低下してしまう。よって、光還元メッキによ
り銅を担持させる場合は、金属担持量を光触媒に対して
1wt%から5wt%の範囲とすることが抗菌性、抗か
び性向上に最適である。しかし、銅または酸化銅を混合
して添加する場合は特に制限はない。
【0027】上記光触媒と前記シリコーンアクリルエマ
ルジョン塗料を、水性溶媒(好ましくは水を主成分とす
る)に分散させて塗料とし、ガラスなどの無機物表面、
ステンレスなどの金属表面、PET、ABS、FRP
(ガラス繊維強化プラスチック)製成形体などの基材表
面に0.1〜200μmの厚さになるように塗布または
噴霧した後、10℃〜80℃で常温硬化させることによ
り耐温水性、耐アルカリ性、密着性、耐候性の良好な抗
菌性、抗かび性を有する光触媒性皮膜を形成する。
【0028】光触媒による十分な抗菌性、抗かび性を発
揮するためには固形分に対して5wt%以上の光触媒添
加量が必要である。光触媒の含有量を固形分に対して8
0wt%以上添加すると、前記水系塗料の割合が少ない
ためコーティングの密着性、耐温水性、耐アルカリ性お
よび耐候性が低下する。よって光触媒のシリコーンアク
リルエマルジョン塗料への添加量は5wt%から80w
t%が望ましい。
【0029】抗菌性光触媒塗料の塗装方法は、刷毛塗
り、スプレー、浸漬、フローコート、バーコートなど各
種塗布方法が採用できる。
【0030】本発明が適用可能な基材としては、浴槽、
浴室用壁材、浴室用床材、浴室用グレーチング、浴室用
天井、シャワーフック、浴槽ハンドグリップ、浴槽エプ
ロン部、浴槽排水栓、浴室用窓、浴室用窓枠、浴室窓の
床板、浴室照明器具、排水目皿、排水ピット、浴室扉、
浴室扉枠、浴室窓の桟、浴室扉の桟、すのこ、マット、
石鹸置き、手桶、浴室用鏡、風呂椅子、トランスファー
ボード、給湯機、浴室用収納棚、浴室用手すり、風呂
蓋、浴室用タオル掛け、シャワーチェア、洗面器置き台
等の浴室用部材、ごとく、台所用キッチンバック、台所
用床材、シンク、キッチンカウンタ、排水篭、食器乾燥
機、食器洗浄器、コンロ、レンジフード、換気扇、コン
ロ着火部、コンロのつまみ等の台所用部材、小便器、大
便器、便器用トラップ、便器用配管、トイレ用床材、ト
イレ用壁材、トイレ用天井、ボールタップ、止水栓、紙
巻き器、便座、昇降便座、トイレ用扉、トイレブース用
鍵、トイレ用タオル掛け、便蓋、トイレ用手すり、トイ
レ用カウンタ、フラッシュバルブ、タンク、洗浄機能付
き便座の吐水ノズル等のトイレ用部材、洗面ボウル、洗
面トラップ、洗面所用鏡、洗面用収納棚、排水栓、歯ブ
ラシ立て、洗面鏡用照明器具、洗面カウンタ、水石鹸供
給器、洗面器、口腔洗浄器、手指乾燥機、回転タオル等
の洗面用部材、洗濯槽、洗濯機蓋、洗濯機パン、脱水
槽、空調機フィルタ、タッチパネル、水栓金具、人体検
知センサーのカバー、シャワーホース、シャワー吐水
部、シーラント、目地などがある。
【0031】
【実施例】本発明の光触媒Sr(Ce0.950.05)O3-
δは下記の方法で調製した。 (原料)SrCO3粉末 (高純度化学研究所(株)
製、純度99.9%、ig.-loss0.04%) :5.5
906g CeO2粉末(三徳金属工業(株)製、純度99.99
%、ig.-loss3.75%):6.4057g、 Y23粉末(高純度化学研究所(株)製、純度99.9
%、ig.-loss2.19%):0.2189g (混合)1)秤量後の各試料をジルコニア製乳鉢を用
い、エタノールを加え1.5時間混合した。
【0032】2)混合後の試料を乾燥後、ジルコニア製
ポットに入れ、遊星回転ボールミルを用いて40分間粉
砕した。 (乾燥)混合後の試料は恒温槽で120℃で30分以上
乾燥した。 (仮焼)乾燥後の試料は、ロジウム/白金製るつぼに入
れ、大気中、1400℃で10時間仮焼した。 (再粉砕・混合・乾燥)仮焼後、乳鉢で再粉砕し、遊星
回転ミルで混合した。その後先の乾燥と同条件で乾燥し
た。 (成形)265MPaの圧力で17mmφの円盤状に成
形した。 (焼成)大気中、1500℃で50時間焼成した。(粉
砕)焼成後、乳鉢で1時間粉砕して試料粉末を得た。 (水素溶解)このようにして調製された焼成物には水素
がイオンとして溶解していた。組成は、Sr(Ce0.95
0.05)O3-δとなった。
【0033】常温硬化型の水系シリコーンアクリルエマ
ルジョン塗料(カネカ製、W#0141、2液型アクリ
ルシリコンエマルジョン主剤、固形分濃度50wt%、
pH7〜8、平均粒子径215nm)10gと上記光触
媒スラリー(前記方法にて調製された光触媒の濃度10
wt%)50gを1分間撹拌し塗料とした。FRP成形
材料であるSMC(Sheet molding compound、不飽和ポ
リエステル樹脂、充填材、ガラス繊維からなるシート状
の成形材料)の床パンサンプル(20cm角)を水洗、
イソプロパノール脱脂後、上記光触媒塗料を塗布した。
塗布後1時間室温乾燥(室温28℃)すると常温硬化
し、光触媒濃度が固形分に対して50wt%の抗菌性光
触媒塗膜が得られた。その塗膜に対し碁盤目剥離試験を
行ったが100/100で全く剥離はなかった。乾燥し
たキムワイプで擦ってもコーティングの剥離は認められ
なかった。1%NaOHを滴下24時間放置後も外観変
化は認められなかった。60℃温水に24時間浸漬後も
外観変化は認められなかった。
【0034】
【比較例】酸化チタン光触媒2次加工品(石原産業製光
触媒、ST−K03、無機コーティング剤、固形分濃度
10%(常乾型)、チタニア/シリケート比50/5
0、主用途:抗菌、防汚)をFRP成形材料SMC(Sh
eet molding compound、不飽和ポリエステル樹脂、充填
材、ガラス繊維からなるシート状の成形材料)の床パン
サンプル(20cm角)を水洗、イソプロパノール脱脂
後、上記銅担持光触媒塗料を塗布した。150℃30分
間加熱乾燥後に碁盤目剥離試験を実施すると0/100
で完全に剥離した。また、1%NaOHを滴下1時間放
置後で膜は溶解した。また、60℃温水に24時間浸漬
後に喫水線下の膜は完全に剥離した。
【0035】他に、上記分光光度計(日立製作所製、U
4000分光光度計)を用いて、拡散反射法により塗膜
の光吸収スペクトルを測定し、試料の可視光領域での光
吸収の状態を調べた。波長λ>420nmの可視光に対
する実施例に係る光触媒の拡散反射率が比較例に係る光
触媒の拡散反射率より低い値を示していることから、実
施例に係る光触媒の可視光域での光吸収は比較例に係る
光触媒より優れていることが確認された。
【0036】
【発明の効果】本発明の抗菌性光触媒塗料および塗膜
は、可視光領域で、シンプルな新しい機構に基づいて光
触媒活性を発揮する、安価なぺロブスカイトタイプ酸化
物の光触媒を用い、優れた光触媒性能を有し、溶剤を含
まないため環境に優しく、施工の場合にも作業しやす
く、ポリオルガノシロキサンとアクリルポリマーとが複
合化したシリコーンアクリルエマルジョン塗料を用いて
いることで、皮膜強度(造膜性)と耐候性、撥水性とい
う両ポリマーの機能を兼ね備えている。したがって、前
記抗菌性光触媒塗料を塗布して形成された塗膜は、耐温
水性、耐アルカリ性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 35/02 ZAB B01J 35/02 ZABJ C09D 5/02 C09D 5/02 5/14 5/14 183/04 183/04 (72)発明者 小俣 孝久 大阪府吹田市山田丘2−1 大阪大学大学 院工学研究科内 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA03 BA48A BB02A BB02B BB06A BB06B BC08A BC09A BC12A BC12B BC13A BC15A BC17A BC18A BC20A BC31A BC32A BC33A BC35A BC36A BC38A BC40A BC40B BC41A BC43A BC43B BC49A BC51A BC66A BC67A BC70A BC71A BC72A BC75A CA01 CA05 CA11 CD10 DA03 EA01 EA01Y EA07 EC23 4H011 AA02 AA03 BA01 BB18 BC19 DA17 DH02 DH07 DH23 4J038 CG001 CG002 DL031 DL032 GA15 HA216 KA04 MA08 MA10 NA05 PB05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンアクリルエマルジョン塗料と水
    性溶媒と光触媒を含有する抗菌性光触媒塗料であり、光
    触媒が、アクセプターをドープすることにより生じたホ
    ールを介して、水素を水素イオンとして溶解保持するこ
    とができるペロブスカイトタイプ酸化物であって、一般
    式(I):A2+4+ 1-x3+ x3-δ(0<X≦0.5、
    かつ、0<δ<0.5)で表され、Bイオンよりも低価
    数の陽イオンCを50モル%までドープされたペロブス
    カイトタイプ酸化物であり、Aはアルカリ土類金属元素
    から選択された1種以上の元素であり、Bはランタノイ
    ド、及びIVa、IVb族元素から選択された選択された1
    種以上の元素であり、Cはランタノイド、及びIIIa、I
    IIb族元素から選択された1種以上の元素である光触媒
    であることを特徴とする抗菌性光触媒塗料。
  2. 【請求項2】 前記光触媒を含有するシリコンアクリル
    エマルジョン塗料がポリオルガノシロキサンとアクリル
    ポリマーの複合化されたものであることを特徴とする請
    求項1に記載の抗菌性光触媒塗料。
  3. 【請求項3】 前記光触媒を含有する塗料が常温架橋型
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗菌性
    光触媒塗料。
  4. 【請求項4】 前記光触媒が、前記一般式(I)のペロ
    ブスカイトタイプ酸化物において、AはCa、Sr、B
    aであり、BはZr、Ceであり、Bサイトにドープす
    るCイオンがY、Ga、Inイオンであることを特徴と
    する請求項1に記載の抗菌性光触媒塗料。
  5. 【請求項5】 前記光触媒に抗菌金属が担持されてい
    ることを特徴とする請求項1〜4に記載の抗菌性光触媒
    塗料。
  6. 【請求項6】請求項1〜5に記載の抗菌性光触媒塗料を
    基材に塗布し、硬化させ抗菌性光触媒皮膜を形成したこ
    とを特徴とする抗菌性光触媒性部材。
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