JP2003162811A - 磁気記録媒体、および、その製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体、および、その製造方法Info
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非磁性下地層の微細構造の制御を通して磁性
層の微細構造を好ましく制御し、優れた特性を得るこ
と。 【解決手段】 非磁性基体1上に、Ru,Os,Reの
うちの1種以上の金属を含む非磁性下地層2と、強磁性
を有する結晶粒および該結晶粒を取り巻く非磁性粒界か
らなる磁性層3とが順次積層されてなる磁気記録媒体に
おいて、非磁性下地層2の成膜時において該膜内に取り
込まれて残存する所定の不活性ガスの濃度を基準値以下
に低下させ、非磁性下地層2の結晶粒径を所定の単位で
制御し、磁性層3の磁性膜構造制御に適した緻密で微細
粒子からなる膜構造に形成した。
層の微細構造を好ましく制御し、優れた特性を得るこ
と。 【解決手段】 非磁性基体1上に、Ru,Os,Reの
うちの1種以上の金属を含む非磁性下地層2と、強磁性
を有する結晶粒および該結晶粒を取り巻く非磁性粒界か
らなる磁性層3とが順次積層されてなる磁気記録媒体に
おいて、非磁性下地層2の成膜時において該膜内に取り
込まれて残存する所定の不活性ガスの濃度を基準値以下
に低下させ、非磁性下地層2の結晶粒径を所定の単位で
制御し、磁性層3の磁性膜構造制御に適した緻密で微細
粒子からなる膜構造に形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの外
部記憶装置を初めとする各種磁気記録装置に搭載される
磁気記録媒体、および、その製造方法に関し、より詳し
くは、非磁性下地層のスパッタリングによる成膜方法、
および、この方法により作製される磁気記録媒体に関す
るものであり、非磁性下地層の微細構造の制御を通して
磁性層の微細構造を好ましく制御し、優れた特性を有す
る磁気記録媒体を実現する。
部記憶装置を初めとする各種磁気記録装置に搭載される
磁気記録媒体、および、その製造方法に関し、より詳し
くは、非磁性下地層のスパッタリングによる成膜方法、
および、この方法により作製される磁気記録媒体に関す
るものであり、非磁性下地層の微細構造の制御を通して
磁性層の微細構造を好ましく制御し、優れた特性を有す
る磁気記録媒体を実現する。
【0002】
【従来の技術】高い記録密度と低ノイズが要求される磁
気記録媒体に対して、従来からさまざまな磁性層の組
成、構造および非磁性下地層の材料等が提案されてい
る。特に近年、一般にグラニュラー磁性層と呼ばれる、
磁性結晶粒の周囲を酸化物や窒化物等の非磁性非金属物
質で囲んだ構造をもつ磁性層が提案されている。
気記録媒体に対して、従来からさまざまな磁性層の組
成、構造および非磁性下地層の材料等が提案されてい
る。特に近年、一般にグラニュラー磁性層と呼ばれる、
磁性結晶粒の周囲を酸化物や窒化物等の非磁性非金属物
質で囲んだ構造をもつ磁性層が提案されている。
【0003】例えば、USP5,679,473号に
は、SiO2等の酸化物が添加されたCoNiPtター
ゲットを用い、RFスパッタリングを行うことによっ
て、磁性結晶粒が非磁性の酸化物で囲まれて個々に分離
した構造を持つグラニュラー記録膜を形成でき、高い保
持力Hcと低ノイズ化が実現されることが記載されてい
る。
は、SiO2等の酸化物が添加されたCoNiPtター
ゲットを用い、RFスパッタリングを行うことによっ
て、磁性結晶粒が非磁性の酸化物で囲まれて個々に分離
した構造を持つグラニュラー記録膜を形成でき、高い保
持力Hcと低ノイズ化が実現されることが記載されてい
る。
【0004】このようなグラニュラー磁性層は、従来の
磁性層とは異なり、構造制御のための基板加熱を必要と
しないことから、生産性に優れ、かつ、プラスチック等
からなる安価な非磁性基体上にも形成することができる
という特長をもつ。
磁性層とは異なり、構造制御のための基板加熱を必要と
しないことから、生産性に優れ、かつ、プラスチック等
からなる安価な非磁性基体上にも形成することができる
という特長をもつ。
【0005】さらに近年、グラニュラー磁性層をもつ磁
気記録媒体においても、下地層の構造制御によりグラニ
ュラー磁性層を有する媒体の特性をさらに向上できると
いう報告がなされている。例えば、第24回応用磁気学
会学術講演概要集、P21(2000)では、グラニュ
ラー層の下にRu層を付与することで、高Hc化と低ノ
イズ化が実現できることが示されている。
気記録媒体においても、下地層の構造制御によりグラニ
ュラー磁性層を有する媒体の特性をさらに向上できると
いう報告がなされている。例えば、第24回応用磁気学
会学術講演概要集、P21(2000)では、グラニュ
ラー層の下にRu層を付与することで、高Hc化と低ノ
イズ化が実現できることが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】グラニュラー磁性層の
非磁性下地層としてRuを用いた場合、グラニュラー磁
性層の結晶粒径、粒界構造及び配向性はRu下地層の膜
厚や、成膜条件に強く依存して変化することが、発明者
らの検討によっても明らかになっている。
非磁性下地層としてRuを用いた場合、グラニュラー磁
性層の結晶粒径、粒界構造及び配向性はRu下地層の膜
厚や、成膜条件に強く依存して変化することが、発明者
らの検討によっても明らかになっている。
【0007】一般に、磁気記録媒体上への非磁性下地層
或いは磁性層の成膜にはArガス雰囲気中でのスパッタ
リング成膜が行なわれているが、Ru下地層を成膜する
場合の成膜パワーやArガス雰囲気の圧力等が、Ru下
地層の微細構造の変化を介して磁性層の微細構造に大き
な影響を与えている。
或いは磁性層の成膜にはArガス雰囲気中でのスパッタ
リング成膜が行なわれているが、Ru下地層を成膜する
場合の成膜パワーやArガス雰囲気の圧力等が、Ru下
地層の微細構造の変化を介して磁性層の微細構造に大き
な影響を与えている。
【0008】そこで、本発明の目的は、非磁性下地層の
微細構造の制御を通して磁性層の微細構造を好ましく制
御し、優れた特性を得ることが可能な磁気記録媒体、お
よび、磁気記録媒体の製造方法を提供することにある。
微細構造の制御を通して磁性層の微細構造を好ましく制
御し、優れた特性を得ることが可能な磁気記録媒体、お
よび、磁気記録媒体の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、非磁性基体上
に、少なくともRu,Os,Reのうちの1種以上の金
属を含む非磁性下地層と、強磁性を有する結晶粒および
該結晶粒を取り巻く非磁性粒界からなる磁性層とが順次
積層されてなる磁気記録媒体であって、前記非磁性下地
層の成膜時において該膜内に取り込まれて残存する所定
の不活性ガスの濃度を基準値以下に低下させ、前記非磁
性下地層の結晶粒径を所定の単位で制御して、前記磁性
層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子からなる膜
構造に形成することによって、磁気記録媒体を構成す
る。
に、少なくともRu,Os,Reのうちの1種以上の金
属を含む非磁性下地層と、強磁性を有する結晶粒および
該結晶粒を取り巻く非磁性粒界からなる磁性層とが順次
積層されてなる磁気記録媒体であって、前記非磁性下地
層の成膜時において該膜内に取り込まれて残存する所定
の不活性ガスの濃度を基準値以下に低下させ、前記非磁
性下地層の結晶粒径を所定の単位で制御して、前記磁性
層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子からなる膜
構造に形成することによって、磁気記録媒体を構成す
る。
【0010】本発明は、非磁性基体上に、少なくとも、
Ru,Os,Reのうちの1種以上の金属を含む非磁性
下地層と、強磁性を有する結晶粒および該結晶粒を取り
巻く非磁性粒界からなる磁性層とを順次積層する磁気記
録媒体の製造方法であって、前記非磁性下地層を反応性
スパッタリングによって成膜するに際して、前記非磁性
下地層の成膜時の成膜ガスとして、少なくとも1種類の
不活性ガスを用い、前記非磁性下地層の成膜時において
該膜内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの濃度
を基準値以下に低下させることによって、前記非磁性下
地層の結晶粒径を所定の単位で制御して、前記磁性層の
磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子からなる膜構造
に形成することによって、磁気記録媒体の製造方法を提
供する。
Ru,Os,Reのうちの1種以上の金属を含む非磁性
下地層と、強磁性を有する結晶粒および該結晶粒を取り
巻く非磁性粒界からなる磁性層とを順次積層する磁気記
録媒体の製造方法であって、前記非磁性下地層を反応性
スパッタリングによって成膜するに際して、前記非磁性
下地層の成膜時の成膜ガスとして、少なくとも1種類の
不活性ガスを用い、前記非磁性下地層の成膜時において
該膜内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの濃度
を基準値以下に低下させることによって、前記非磁性下
地層の結晶粒径を所定の単位で制御して、前記磁性層の
磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子からなる膜構造
に形成することによって、磁気記録媒体の製造方法を提
供する。
【0011】ここで、前記非磁性下地層の成膜時におい
て該膜内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの濃
度を基準値以下に低下させることによって、前記非磁性
下地層の結晶粒径をナノメートル単位で制御して、前記
磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子からな
る膜構造に形成してもよい。
て該膜内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの濃
度を基準値以下に低下させることによって、前記非磁性
下地層の結晶粒径をナノメートル単位で制御して、前記
磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子からな
る膜構造に形成してもよい。
【0012】前記非磁性下地層の成膜時において該膜内
に取り込まれて残存するArガスの濃度を1000pp
mの基準値以下となるように設定してもよい。
に取り込まれて残存するArガスの濃度を1000pp
mの基準値以下となるように設定してもよい。
【0013】前記成膜ガスとして、Arガスと、該Ar
ガスよりも原子量および原子半径が大きな不活性ガスと
からなる混合ガスを用い、前記非磁性下地層の成膜時に
おいて該膜内に残存する前記Arガスの濃度を1000
ppm以下の基準値となるように設定してもよい。
ガスよりも原子量および原子半径が大きな不活性ガスと
からなる混合ガスを用い、前記非磁性下地層の成膜時に
おいて該膜内に残存する前記Arガスの濃度を1000
ppm以下の基準値となるように設定してもよい。
【0014】前記非磁性下地層のスパッタリング成膜
を、少なくとも10%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行ってもよい。
を、少なくとも10%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行ってもよい。
【0015】前記非磁性下地層のスパッタリング成膜
を、少なくとも50%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行ってもよい。
を、少なくとも50%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行ってもよい。
【0016】前記非磁性下地層のスパッタリング成膜
を、少なくとも80%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行ってもよい。
を、少なくとも80%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行ってもよい。
【0017】前記非磁性下地層のスパッタリング成膜時
雰囲気の圧力は、30mTorr以上70mTorr以
下としてもよい。
雰囲気の圧力は、30mTorr以上70mTorr以
下としてもよい。
【0018】前記非磁性基体を事前に加熱せずに成膜プ
ロセスを行ってもよい。
ロセスを行ってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0020】[第1の例]本発明の第1の実施の形態
を、図1に基づいて説明する。
を、図1に基づいて説明する。
【0021】(概要)まず、本発明の概要について説明
する。
する。
【0022】Ru下地層の成膜条件に関して鋭意検討し
た結果、そのスパッタリング成膜時に用いるガスに、原
子量及び原子半径がArより大きく、かつ、Arと同様
な不活性ガスであるKr或いはXeを含有させること
で、Ru下地層の微細構造が好ましく制御できることを
見出した。
た結果、そのスパッタリング成膜時に用いるガスに、原
子量及び原子半径がArより大きく、かつ、Arと同様
な不活性ガスであるKr或いはXeを含有させること
で、Ru下地層の微細構造が好ましく制御できることを
見出した。
【0023】そこで、磁気記録媒体において、非磁性下
地層の成膜時において該膜内に取り込まれて残存する所
定の不活性ガスの濃度を基準値以下に低下させることに
よって、非磁性下地層の結晶粒径を所定の単位で制御し
て、磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子か
らなる膜構造に形成した。
地層の成膜時において該膜内に取り込まれて残存する所
定の不活性ガスの濃度を基準値以下に低下させることに
よって、非磁性下地層の結晶粒径を所定の単位で制御し
て、磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子か
らなる膜構造に形成した。
【0024】以下、具体例を挙げて説明する。
【0025】(磁気記録媒体)図1は、本発明に係る磁
気記録媒体の構造を示す。
気記録媒体の構造を示す。
【0026】磁気記録媒体は、非磁性基体1上に、非磁
性下地層2と、グラニュラー磁性層3と、保護層として
の保護膜4と、液体潤滑剤層5とが順に形成された構造
を有している。
性下地層2と、グラニュラー磁性層3と、保護層として
の保護膜4と、液体潤滑剤層5とが順に形成された構造
を有している。
【0027】なお、非磁性下地層2やグラニュラー磁性
層3の結晶配向やその他の構造制御を目的として、非磁
性基体1と非磁性下地層2との間に非磁性のシード層を
設けたり、非磁性下地層2とグラニュラー磁性層3との
間に非磁性の中間層を設けたりしても、本発明の効果は
発揮され、更に優れた特性を得ることも可能となる。
層3の結晶配向やその他の構造制御を目的として、非磁
性基体1と非磁性下地層2との間に非磁性のシード層を
設けたり、非磁性下地層2とグラニュラー磁性層3との
間に非磁性の中間層を設けたりしても、本発明の効果は
発揮され、更に優れた特性を得ることも可能となる。
【0028】非磁性基体1としては、通常の磁気記録媒
体用に用いられる、NiPメッキを施したAl合金や強
化ガラス、結晶化ガラス等を用いることができるほか、
基板加熱を必要としないことから、ポリカーボネート、
ポリオレフィンやその他の樹脂を射出成形することで作
製した基板をも用いることができる。
体用に用いられる、NiPメッキを施したAl合金や強
化ガラス、結晶化ガラス等を用いることができるほか、
基板加熱を必要としないことから、ポリカーボネート、
ポリオレフィンやその他の樹脂を射出成形することで作
製した基板をも用いることができる。
【0029】保護膜4は、例えば、スパッタリング法や
CVD法により成膜されたカーボンを主体とする薄膜が
用いられる。また液体潤滑剤層5は、例えばパーフルオ
ロポリエーテル系の潤滑剤をも用いることができる。
CVD法により成膜されたカーボンを主体とする薄膜が
用いられる。また液体潤滑剤層5は、例えばパーフルオ
ロポリエーテル系の潤滑剤をも用いることができる。
【0030】磁性層3は、強磁性を有する結晶粒と、こ
の結晶粒を取り巻く非磁性粒界とからなり、かつ、その
非磁性粒界が、金属の酸化物又は窒化物からなる、いわ
ゆるグラニュラー磁性層3である。このような構造は、
例えば非磁性粒界を構成する酸化物を含有する強磁性金
属をターゲットとして、スパッタリングにより成膜する
ことや、強磁性金属をターゲットとして酸素を含有する
Arガス中で反応性スパッタリングにより成膜すること
によって作製することができる。
の結晶粒を取り巻く非磁性粒界とからなり、かつ、その
非磁性粒界が、金属の酸化物又は窒化物からなる、いわ
ゆるグラニュラー磁性層3である。このような構造は、
例えば非磁性粒界を構成する酸化物を含有する強磁性金
属をターゲットとして、スパッタリングにより成膜する
ことや、強磁性金属をターゲットとして酸素を含有する
Arガス中で反応性スパッタリングにより成膜すること
によって作製することができる。
【0031】強磁性を有する結晶を構成する材料は、特
に制限されないが、CoPt系合金が好適である。特
に、CoPt合金にCr,Ni,Ta等を添加すること
が、媒体ノイズの低減のためには望ましい。
に制限されないが、CoPt系合金が好適である。特
に、CoPt合金にCr,Ni,Ta等を添加すること
が、媒体ノイズの低減のためには望ましい。
【0032】一方、非磁性粒界を構成する材料として
は、Cr,Co,Si,Al,Ti,Ta,Hf,Zr
等の元素の酸化物を用いることが、安定なグラニュラー
構造を形成するためには特に望ましい。磁性層の膜厚は
特に制限されるものではなく、記録再生時に十分なヘッ
ド再生出力を得るための必要十分な膜厚が要求される。
は、Cr,Co,Si,Al,Ti,Ta,Hf,Zr
等の元素の酸化物を用いることが、安定なグラニュラー
構造を形成するためには特に望ましい。磁性層の膜厚は
特に制限されるものではなく、記録再生時に十分なヘッ
ド再生出力を得るための必要十分な膜厚が要求される。
【0033】非磁性下地層2について説明する。
【0034】非磁性下地層2の材料としては、少なくと
もRu,Os,Reのうちの1種以上の金属を含む非磁
性金属が用いられる。また、非磁性下地層2内に含有さ
れるAr原子の含有量は、1000ppm以下であるこ
とが必要である。
もRu,Os,Reのうちの1種以上の金属を含む非磁
性金属が用いられる。また、非磁性下地層2内に含有さ
れるAr原子の含有量は、1000ppm以下であるこ
とが必要である。
【0035】このように構成することにより、非磁性下
地層2としてはAr原子の含有量が相対的に多い場合よ
りも緻密で微細な膜が形成され、これに付随してグラニ
ュラー磁性層3の膜構造の制御効果が高まることにな
る。
地層2としてはAr原子の含有量が相対的に多い場合よ
りも緻密で微細な膜が形成され、これに付随してグラニ
ュラー磁性層3の膜構造の制御効果が高まることにな
る。
【0036】[第2の例]本発明の第2の実施の形態
を、図1に基づいて説明する。なお、前述した第1の例
と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付
す。
を、図1に基づいて説明する。なお、前述した第1の例
と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付
す。
【0037】(磁気記録媒体の製造方法)本例では、磁
気記録媒体の製造方法について説明する。
気記録媒体の製造方法について説明する。
【0038】図1において、非磁性基体1上に、少なく
とも、Ru,Os,Reのうちの1種以上の金属を含む
非磁性下地層2と、強磁性を有する結晶粒および該結晶
粒を取り巻く非磁性粒界からなるグラニュラー磁性層3
とを順次積層する磁気記録媒体の製造方法において、非
磁性下地層2の膜作成方法に特徴をもつ。
とも、Ru,Os,Reのうちの1種以上の金属を含む
非磁性下地層2と、強磁性を有する結晶粒および該結晶
粒を取り巻く非磁性粒界からなるグラニュラー磁性層3
とを順次積層する磁気記録媒体の製造方法において、非
磁性下地層2の膜作成方法に特徴をもつ。
【0039】すなわち、非磁性下地層2を、不活性ガス
中で反応性スパッタリングによって成膜するに際して、
非磁性下地層2の成膜時の成膜ガスとして、少なくとも
1種類の不活性ガスを用い、非磁性下地層2の成膜時に
該膜内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの量を
基準値以下に減少させるような作成制御を行う。
中で反応性スパッタリングによって成膜するに際して、
非磁性下地層2の成膜時の成膜ガスとして、少なくとも
1種類の不活性ガスを用い、非磁性下地層2の成膜時に
該膜内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの量を
基準値以下に減少させるような作成制御を行う。
【0040】成膜ガスとしては、Arガスを用いる方法
や、原子特性の互いに異なる少なくとも2つ以上の不活
性ガスを用いる方法がある。例えば、2つ以上の不活性
ガスを用いる例としては、Arガスと、Arガスよりも
原子量および原子半径が大きなKrガス又はXeガスと
を組み合わせて用いる方法がある。
や、原子特性の互いに異なる少なくとも2つ以上の不活
性ガスを用いる方法がある。例えば、2つ以上の不活性
ガスを用いる例としては、Arガスと、Arガスよりも
原子量および原子半径が大きなKrガス又はXeガスと
を組み合わせて用いる方法がある。
【0041】そして、このように非磁性下地層2の成膜
時に、膜内に取り込まれて残存するArガスの濃度を基
準値以下となるように設定することによって、非磁性下
地層2の結晶粒径を所定の単位で制御して、グラニュラ
ー磁性層3の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子か
らなる膜構造に形成することができる。
時に、膜内に取り込まれて残存するArガスの濃度を基
準値以下となるように設定することによって、非磁性下
地層2の結晶粒径を所定の単位で制御して、グラニュラ
ー磁性層3の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子か
らなる膜構造に形成することができる。
【0042】ここで、非磁性下地層2の膜構造について
説明する。
説明する。
【0043】非磁性下地層2の膜内に残存するArガス
の濃度を基準値として1000ppm以下となるように
低下することによって、非磁性下地層2の結晶粒径を、
通常数nmから十数nm程度の範囲で制御することがで
きる。この制御により、非磁性下地層2は微細粒子によ
って構成されるため、この下地層での粒子密度が向上
し、膜構造の緻密化を図ることができる。
の濃度を基準値として1000ppm以下となるように
低下することによって、非磁性下地層2の結晶粒径を、
通常数nmから十数nm程度の範囲で制御することがで
きる。この制御により、非磁性下地層2は微細粒子によ
って構成されるため、この下地層での粒子密度が向上
し、膜構造の緻密化を図ることができる。
【0044】このような緻密で微細構造とされた非磁性
下地層2を作成することによって、この非磁性下地層2
の層構造の変化をグラニュラー磁性層3に効果的に伝達
させることができ、グラニュラー磁性層3の層構造制御
を容易に行うことができるようになる。すなわち、グラ
ニュラー磁性層3における粒径の制御と粒界偏析の促進
が容易に行えることから、磁気特性や電磁変換特性を改
善して一段と向上させることができる。
下地層2を作成することによって、この非磁性下地層2
の層構造の変化をグラニュラー磁性層3に効果的に伝達
させることができ、グラニュラー磁性層3の層構造制御
を容易に行うことができるようになる。すなわち、グラ
ニュラー磁性層3における粒径の制御と粒界偏析の促進
が容易に行えることから、磁気特性や電磁変換特性を改
善して一段と向上させることができる。
【0045】また、本例では、成膜にあたって、Kr或
いはXeを少なくとも10%以上含有するガスを成膜雰
囲気として使用することが必要であり、好ましくは、K
r或いはXeを少なくとも50%以上含有するガスを使
用することが望ましい。
いはXeを少なくとも10%以上含有するガスを成膜雰
囲気として使用することが必要であり、好ましくは、K
r或いはXeを少なくとも50%以上含有するガスを使
用することが望ましい。
【0046】さらに好ましくは、Kr或いはXeを少な
くとも80%以上含有するガスを用いることで、最大の
効果が得られる。
くとも80%以上含有するガスを用いることで、最大の
効果が得られる。
【0047】このような原子量の大きい原子をスパッタ
リングに用いることにより、膜中に取り込まれる原子が
減少すると同時に、ターゲットに衝突した後反跳して成
膜途中の基板に衝突する不活性ガス原子が少なくなるこ
とから、成膜中の薄膜に及ぼされる衝撃が小さくなり、
その構造の制御がさらに容易になるという利点もある。
なお、KrとXeの両方を含有させても、同様な効果が
得られる。
リングに用いることにより、膜中に取り込まれる原子が
減少すると同時に、ターゲットに衝突した後反跳して成
膜途中の基板に衝突する不活性ガス原子が少なくなるこ
とから、成膜中の薄膜に及ぼされる衝撃が小さくなり、
その構造の制御がさらに容易になるという利点もある。
なお、KrとXeの両方を含有させても、同様な効果が
得られる。
【0048】また、成膜雰囲気の圧力は、30mTor
r以上70mTorr以下であることが、Ruの非磁性
下地層2の構造制御のためには好適である。
r以上70mTorr以下であることが、Ruの非磁性
下地層2の構造制御のためには好適である。
【0049】従って、Ruの非磁性下地層2中に残存し
ているArの量が1000ppm以下、すなわち、成膜
ガスとして、原子量及び原子半径がArより大きく、か
つ、Arと同様な不活性ガスであるKr或いはXeを含
有するガスを用いることによって、膜中へ取り込まれる
Ar原子を1000ppm以下に減少させることが可能
となり、これにより、グラニュラー磁性層3の膜構造の
制御効果と、電気的特性・機械的特性とを向上させるこ
とができる。
ているArの量が1000ppm以下、すなわち、成膜
ガスとして、原子量及び原子半径がArより大きく、か
つ、Arと同様な不活性ガスであるKr或いはXeを含
有するガスを用いることによって、膜中へ取り込まれる
Ar原子を1000ppm以下に減少させることが可能
となり、これにより、グラニュラー磁性層3の膜構造の
制御効果と、電気的特性・機械的特性とを向上させるこ
とができる。
【0050】以上説明したとおりの層構造からなる、図
1に示した磁気記録媒体の製造にあたっては、従来の磁
気記録媒体のような基板加熱工程を省略しても、高保磁
力Hc化と低媒体ノイズ化とを図ることが可能となり、
製造工程の簡略化に伴う製造コストの低下をも得ること
ができる。
1に示した磁気記録媒体の製造にあたっては、従来の磁
気記録媒体のような基板加熱工程を省略しても、高保磁
力Hc化と低媒体ノイズ化とを図ることが可能となり、
製造工程の簡略化に伴う製造コストの低下をも得ること
ができる。
【0051】また、本発明に示した磁気記録媒体及びそ
の製造方法を用いることで、容易に優れた特性が得られ
ることから、本発明の媒体を成膜するにあたっては基板
加熱を行なう必要がなくなり、製造プロセスの簡易化と
低コスト化が図れると同時に、従来のAlやガラス基板
以外にも、安価なプラスチックを基板として使用するこ
とも可能となる。
の製造方法を用いることで、容易に優れた特性が得られ
ることから、本発明の媒体を成膜するにあたっては基板
加熱を行なう必要がなくなり、製造プロセスの簡易化と
低コスト化が図れると同時に、従来のAlやガラス基板
以外にも、安価なプラスチックを基板として使用するこ
とも可能となる。
【0052】なお、非磁性下地層2の膜厚は、特に制限
されるものではなく、グラニュラー磁性層3の構造制御
効果、生産性、製造コスト等を考慮して、必要十分な膜
厚が要求される。
されるものではなく、グラニュラー磁性層3の構造制御
効果、生産性、製造コスト等を考慮して、必要十分な膜
厚が要求される。
【0053】[第3の例]本発明の第3の実施の形態
を、図2〜図4に基づいて説明する。なお、前述した各
例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を
付す。本例では、上記各例に基づいて磁気記録媒体を実
際に作製した例について説明する。
を、図2〜図4に基づいて説明する。なお、前述した各
例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を
付す。本例では、上記各例に基づいて磁気記録媒体を実
際に作製した例について説明する。
【0054】(作製例1)非磁性基体1としてポリカー
ボネート樹脂を射出成形した3.5″φディスク状基板
を用い、この基板を洗浄後スパッタ装置内に導入する。
成膜ガスとしては、ArとKr、又は、ArとXeの混
合ガスを用い、成膜雰囲気の圧力は30mTorr一定
として、その混合比率を変化させて、Ruからなる非磁
性下地層2の20nmを形成した。
ボネート樹脂を射出成形した3.5″φディスク状基板
を用い、この基板を洗浄後スパッタ装置内に導入する。
成膜ガスとしては、ArとKr、又は、ArとXeの混
合ガスを用い、成膜雰囲気の圧力は30mTorr一定
として、その混合比率を変化させて、Ruからなる非磁
性下地層2の20nmを形成した。
【0055】さらに、SiO2を10mol%添加した
CoCr12Pt12ターゲットを用い、RF(高周
波)スパッタ法により、Arガス圧5mTorr下でグ
ラニュラー磁性層3を15nmだけ形成する。
CoCr12Pt12ターゲットを用い、RF(高周
波)スパッタ法により、Arガス圧5mTorr下でグ
ラニュラー磁性層3を15nmだけ形成する。
【0056】さらに、カーボン保護層4を10nm積層
した後、真空中から取り出し、その後、液体潤滑剤5を
1.5nm塗布して、図1に示すような構成の磁気記録
媒体を作製した。なお、成膜に先立つ基板加熱は行って
いない。
した後、真空中から取り出し、その後、液体潤滑剤5を
1.5nm塗布して、図1に示すような構成の磁気記録
媒体を作製した。なお、成膜に先立つ基板加熱は行って
いない。
【0057】図2は、成膜ガスに含まれるKr又はXe
ガスの濃度の変化に対する、VSM(振動試料型磁力
計)により測定した、媒体の保磁力Hcの変化を示す。
この図2より、保磁力Hcは、Kr又はXeの添加量の
増加に伴いて向上しており、10%以上のKr又はXe
の添加が優れた特性を得るために必要であること、また
好ましくは、50%以上、さらに好ましくは、80%以
上のKr又はXeの添加が好適であることがわかる。
ガスの濃度の変化に対する、VSM(振動試料型磁力
計)により測定した、媒体の保磁力Hcの変化を示す。
この図2より、保磁力Hcは、Kr又はXeの添加量の
増加に伴いて向上しており、10%以上のKr又はXe
の添加が優れた特性を得るために必要であること、また
好ましくは、50%以上、さらに好ましくは、80%以
上のKr又はXeの添加が好適であることがわかる。
【0058】図3には、Ru下地層中に含まれるAr原
子の濃度をオージェ分光法により測定した結果を、図2
と同様に成膜ガス中のKrガス、又は、Xeガスの濃度
の変化に対して示す。
子の濃度をオージェ分光法により測定した結果を、図2
と同様に成膜ガス中のKrガス、又は、Xeガスの濃度
の変化に対して示す。
【0059】Arの濃度が1000ppm以下であるこ
とが優れた特性を得るために必要であることがわかる。
とが優れた特性を得るために必要であることがわかる。
【0060】(作製例2)Ruからなる下地層30nm
を成膜する際に、成膜ガスとしては90%のKrを混合
したArガスを用い、その成膜雰囲気の圧力を変化させ
た以外は作製例1と同様にして、図1に示すような構成
の磁気記録媒体を作製した。
を成膜する際に、成膜ガスとしては90%のKrを混合
したArガスを用い、その成膜雰囲気の圧力を変化させ
た以外は作製例1と同様にして、図1に示すような構成
の磁気記録媒体を作製した。
【0061】図4は、成膜雰囲気の圧力の変化に対す
る、保磁力Hcならびに300kFClでの記録再生時
の対信号雑音比SNRの変化を示す。
る、保磁力Hcならびに300kFClでの記録再生時
の対信号雑音比SNRの変化を示す。
【0062】ここで、SNRの測定は、スピンスタンド
テスターを用い、書込みトラック幅1μm、ギャップ長
0.25μm、再生トラック幅0.7μm、シールドギ
ャップ長0.12μmのGMR(Giant Magn
eto−Resistance)ヘッドを使用して行っ
た。ヘッドの浮上量は約20nmである。
テスターを用い、書込みトラック幅1μm、ギャップ長
0.25μm、再生トラック幅0.7μm、シールドギ
ャップ長0.12μmのGMR(Giant Magn
eto−Resistance)ヘッドを使用して行っ
た。ヘッドの浮上量は約20nmである。
【0063】図4から、保磁力HcおよびSNRは圧力
の上昇に伴い増加し、極大値を示した後低下していくこ
とがわかる。優れた特性を得るためには、その成膜雰囲
気の圧力は30mTorr以上70mTorr以下であ
ることが必要であることがわかる。
の上昇に伴い増加し、極大値を示した後低下していくこ
とがわかる。優れた特性を得るためには、その成膜雰囲
気の圧力は30mTorr以上70mTorr以下であ
ることが必要であることがわかる。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、非
磁性下地層のスパッタリング成膜時に用いる成膜ガスと
して、少なくとも1種類の不活性ガス、例えば、Arを
用いたり、2種類以上の混合ガスとして、Arと、原子
量および原子半径がArより大きく、かつ、Arと同様
な不活性ガスであるKr或いはXeを含有させることに
よって、非磁性下地層の微細構造が好ましく制御するこ
とができ、これにより、膜中へ取り込まれるAr原子を
1000ppm以下に減少させ、グラニュラー磁性層の
構造制御に適した緻密な膜が形成できる。また、ターゲ
ットに衝突した後反跳して成膜途中の基板に衝突する不
活性ガス原子が少なくなることから、成膜中の薄膜に及
ぼされる衝撃が小さくなり、その構造の制御がさらに容
易になる。
磁性下地層のスパッタリング成膜時に用いる成膜ガスと
して、少なくとも1種類の不活性ガス、例えば、Arを
用いたり、2種類以上の混合ガスとして、Arと、原子
量および原子半径がArより大きく、かつ、Arと同様
な不活性ガスであるKr或いはXeを含有させることに
よって、非磁性下地層の微細構造が好ましく制御するこ
とができ、これにより、膜中へ取り込まれるAr原子を
1000ppm以下に減少させ、グラニュラー磁性層の
構造制御に適した緻密な膜が形成できる。また、ターゲ
ットに衝突した後反跳して成膜途中の基板に衝突する不
活性ガス原子が少なくなることから、成膜中の薄膜に及
ぼされる衝撃が小さくなり、その構造の制御がさらに容
易になる。
【0065】また、本発明によれば、Kr或いはXeを
少なくとも10%以上含有するガスを成膜雰囲気として
使用することが必要であり、好ましくはKr或いはXe
を少なくとも50%以上含有するガスを、さらに好まし
くは、Kr或いはXeを少なくとも80%以上含有する
ガスを用いることによって、グラニュラー磁性層の構造
制御に関して最大の効果が得られる。
少なくとも10%以上含有するガスを成膜雰囲気として
使用することが必要であり、好ましくはKr或いはXe
を少なくとも50%以上含有するガスを、さらに好まし
くは、Kr或いはXeを少なくとも80%以上含有する
ガスを用いることによって、グラニュラー磁性層の構造
制御に関して最大の効果が得られる。
【0066】さらに、本発明によれば、成膜雰囲気の圧
力を30mTorr以上70mTorr以下としたの
で、非磁性下地層の微細構造の制御を通して磁性層の微
細構造を好ましく制御し、優れた特性を有する磁気記録
媒体を実現できる。
力を30mTorr以上70mTorr以下としたの
で、非磁性下地層の微細構造の制御を通して磁性層の微
細構造を好ましく制御し、優れた特性を有する磁気記録
媒体を実現できる。
【0067】さらに、本発明によれば、媒体を成膜する
にあたっては基板加熱を行う必要がなくなり、製造プロ
セスの簡易化および低コスト化が図れると同時に、基板
に安価なプラスチックを使用できる。
にあたっては基板加熱を行う必要がなくなり、製造プロ
セスの簡易化および低コスト化が図れると同時に、基板
に安価なプラスチックを使用できる。
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態である、
磁気記録媒体の層構成を示す説明図である。
磁気記録媒体の層構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第3の実施の形態である、非磁性下地
層の成膜時のガスに含まれるKr又はXeの濃度に対す
る保磁力Hcの変化を示す説明図である。
層の成膜時のガスに含まれるKr又はXeの濃度に対す
る保磁力Hcの変化を示す説明図である。
【図3】非磁性下地層の成膜時のガスに含まれるKrま
たはXeの濃度に対する下地層中に含有するAr原子の
濃度の変化を示す説明図である。
たはXeの濃度に対する下地層中に含有するAr原子の
濃度の変化を示す説明図である。
【図4】非磁性下地層の成膜雰囲気の圧力に対する保磁
力Hc及びSNRの変化を示す説明図である。
力Hc及びSNRの変化を示す説明図である。
1 非磁性基体
2 非磁性下地層
3 グラニュラー磁性層
4 保護層
5 液体潤滑剤層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 清水 貴宏
神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号
富士電機株式会社内
(72)発明者 滝澤 直樹
神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号
富士電機株式会社内
(72)発明者 中村 雅
神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号
富士電機株式会社内
Fターム(参考) 5D006 BB03 BB06 BB07 CA01 CA05
EA03
5D112 AA03 AA05 BB05 BB06 BD03
FA04 FB20
Claims (11)
- 【請求項1】 非磁性基体上に、少なくともRu,O
s,Reのうちの1種以上の金属を含む非磁性下地層
と、強磁性を有する結晶粒および該結晶粒を取り巻く非
磁性粒界からなる磁性層とが順次積層されてなる磁気記
録媒体であって、 前記非磁性下地層の成膜時において該膜内に取り込まれ
て残存する所定の不活性ガスの濃度を基準値以下に低下
させることによって、 前記非磁性下地層の結晶粒径を所定の単位で制御して、
前記磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子か
らなる膜構造に形成したことを特徴とする磁気記録媒
体。 - 【請求項2】 前記非磁性下地層の成膜時において該膜
内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの濃度を基
準値以下に低下させることによって、 前記非磁性下地層の結晶粒径をナノメートル単位で制御
して、前記磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細
粒子からなる膜構造に形成したことを特徴とする請求項
1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 前記非磁性下地層の成膜時において該膜
内に取り込まれて残存するArガスの濃度を1000p
pmの基準値以下となるように設定したことを特徴とす
る請求項1又は2記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 非磁性基体上に、少なくとも、Ru,O
s,Reのうちの1種以上の金属を含む非磁性下地層
と、強磁性を有する結晶粒および該結晶粒を取り巻く非
磁性粒界からなる磁性層とを順次積層する磁気記録媒体
の製造方法であって、 前記非磁性下地層を反応性スパッタリングによって成膜
するに際して、 前記非磁性下地層の成膜時の成膜ガスとして、少なくと
も1種類の不活性ガスを用い、 前記非磁性下地層の成膜時において該膜内に取り込まれ
て残存する所定の不活性ガスの濃度を基準値以下に低下
させることによって、 前記非磁性下地層の結晶粒径を所定の単位で制御して、
前記磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細粒子か
らなる膜構造に形成したことを特徴とする磁気記録媒体
の製造方法。 - 【請求項5】 前記非磁性下地層の成膜時において該膜
内に取り込まれて残存する所定の不活性ガスの濃度を基
準値以下に低下させることによって、 前記非磁性下地層の結晶粒径をナノメートル単位で制御
して、前記磁性層の磁性膜構造制御に適した緻密で微細
粒子からなる膜構造に形成したことを特徴とする請求項
4記載の磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項6】 前記成膜ガスとして、Arガスと、該A
rガスよりも原子量および原子半径が大きな不活性ガス
とからなる混合ガスを用い、 前記非磁性下地層の成膜時において該膜内に残存する前
記Arガスの濃度を1000ppm以下の基準値となる
ように設定したことを特徴とする請求項4又は5記載の
磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項7】 前記非磁性下地層のスパッタリング成膜
を、少なくとも10%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行うことを特徴とする請求項4ないし6のいず
れかに記載の磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項8】 前記非磁性下地層のスパッタリング成膜
を、少なくとも50%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行うことを特徴とする請求項4ないし6のいず
れかに記載の磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項9】 前記非磁性下地層のスパッタリング成膜
を、少なくとも80%以上のKr又はXeを含むガス雰
囲気下で行うことを特徴とする請求項4ないし6のいず
れかに記載の磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項10】 前記非磁性下地層のスパッタリング成
膜時雰囲気の圧力は、30mTorr以上70mTor
r以下であることを特徴とする請求項4ないし9のいず
れかに記載の磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項11】 前記非磁性基体を事前に加熱せずに成
膜プロセスを行うことを特徴とする請求項4ないし10
のいずれかに記載の磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001359959A JP2003162811A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 磁気記録媒体、および、その製造方法 |
| SG200206995A SG118163A1 (en) | 2001-11-26 | 2002-11-19 | Magnetic recording medium and a method for manufacturing the same |
| US10/303,675 US20030113588A1 (en) | 2001-11-26 | 2002-11-25 | Magnetic recording medium and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001359959A JP2003162811A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 磁気記録媒体、および、その製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003162811A true JP2003162811A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19170862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001359959A Withdrawn JP2003162811A (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 磁気記録媒体、および、その製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2003162811A (ja) |
| SG (1) | SG118163A1 (ja) |
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| JP2006024261A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Fujitsu Ltd | 磁気記録媒体及びその製造方法ならびに磁気ディスク装置 |
| KR100647318B1 (ko) * | 2005-02-03 | 2006-11-23 | 삼성전자주식회사 | 비휘발성 메모리 소자 및 그 제조방법 |
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| US5650889A (en) * | 1994-02-07 | 1997-07-22 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording medium containing heavy rare gas atoms, and a magnetic transducing system using the medium |
| KR0170298B1 (ko) * | 1995-10-10 | 1999-04-15 | 김광호 | 디지탈 비디오 테이프의 기록 방법 |
| US5731070A (en) * | 1995-12-20 | 1998-03-24 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium comprising a substrate, magnetic layer, and under layers including a silicon layer and a layer diffused with silicon |
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-
2001
- 2001-11-26 JP JP2001359959A patent/JP2003162811A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-11-19 SG SG200206995A patent/SG118163A1/en unknown
- 2002-11-25 US US10/303,675 patent/US20030113588A1/en not_active Abandoned
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|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
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