JP2003039218A - 深穴用ドリル - Google Patents
深穴用ドリルInfo
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- JP2003039218A JP2003039218A JP2001222958A JP2001222958A JP2003039218A JP 2003039218 A JP2003039218 A JP 2003039218A JP 2001222958 A JP2001222958 A JP 2001222958A JP 2001222958 A JP2001222958 A JP 2001222958A JP 2003039218 A JP2003039218 A JP 2003039218A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】切りくずの排出性向上と剛性向上とを両立さ
せ、切りくずの流れを妨げない、かつ曲げこわさ及びね
じりこわさを向上させた高速度鋼製又は超硬合金製の深
穴用ドリルを提供。 【解決手段】高速度鋼製又は超硬合金製でねじれ溝を有
するツイストドリルである深穴用ドリルにおいて、ドリ
ル溝長さからドリル溝切り上げ部の長さを差し引いたド
リル有効溝部長さの30〜70%の長さのほぼ同一の心厚を
有する先端芯厚部T1と、先端芯厚部T1に滑らかに段
差なく連続しかつ前記ドリル溝切り上げ部CSに向けて
心厚が大になるウエブテーパ部T2を少なくとも1個設
けた。
せ、切りくずの流れを妨げない、かつ曲げこわさ及びね
じりこわさを向上させた高速度鋼製又は超硬合金製の深
穴用ドリルを提供。 【解決手段】高速度鋼製又は超硬合金製でねじれ溝を有
するツイストドリルである深穴用ドリルにおいて、ドリ
ル溝長さからドリル溝切り上げ部の長さを差し引いたド
リル有効溝部長さの30〜70%の長さのほぼ同一の心厚を
有する先端芯厚部T1と、先端芯厚部T1に滑らかに段
差なく連続しかつ前記ドリル溝切り上げ部CSに向けて
心厚が大になるウエブテーパ部T2を少なくとも1個設
けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速度鋼製又は超
硬合金製で、ねじれ溝を有するツイストドリルである深
穴用ドリルに関する。
硬合金製で、ねじれ溝を有するツイストドリルである深
穴用ドリルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速度鋼製又は超硬合金製の深穴
用ドリルの溝長さは、通常ドリルに比べて長いので、ド
リルの剛性を表す曲げこわさは、長さに比例して低下
し、溝長さの長いドリルは曲げや回転方向の力に対し、
たわみやねじれが生じやすい。また深穴用ドリルは、切
りくずが溝内に停滞するのを防ぐため、溝面積を広げた
断面形状を用いるので、ますますドリルは変形し易くな
り、刃先の振動によるチッピングや座屈による加工穴の
曲がりが発生し易い。これらの事態を避けるため、加工
にあたっては切削条件を下げたので、生産効率が低下し
ネック工程になっていた。
用ドリルの溝長さは、通常ドリルに比べて長いので、ド
リルの剛性を表す曲げこわさは、長さに比例して低下
し、溝長さの長いドリルは曲げや回転方向の力に対し、
たわみやねじれが生じやすい。また深穴用ドリルは、切
りくずが溝内に停滞するのを防ぐため、溝面積を広げた
断面形状を用いるので、ますますドリルは変形し易くな
り、刃先の振動によるチッピングや座屈による加工穴の
曲がりが発生し易い。これらの事態を避けるため、加工
にあたっては切削条件を下げたので、生産効率が低下し
ネック工程になっていた。
【0003】従来の高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用
ドリルの形状は、例えば図6に示すように、切りくずの
排出性の良さを重視し、ドリル溝のねじれ角を通常ドリ
ルより強くし、溝幅比を大きくして溝面積を広げ、かつ
切りくずの流れを妨げないように、ドリル溝長さからド
リル溝切り上げ部の長さを差し引いたドリル有効溝部の
心厚をほぼ一定に、即ちウエブテーパを0/100にし
ていた。図6でWは心厚、Cはウエブ、CSはドリル溝
切り上げ部、Sはドリル溝切り上げ部の長さ、Fはドリ
ル有効溝部長さ、Lはドリル溝長さをそれぞれ示す。こ
のため、深穴用ドリルの剛性は低くなり、切れ刃のチッ
ピングや摩耗の増大、穴曲がりなどの問題が発生しやす
かった。これに対する対策として、ガイドブッシュを用
いてドリルの位置決めとともに曲げ方向のたわみを抑制
したり、切削条件を下げて切削荷重を低くし、曲げやね
じりの変形が小さい範囲で使用していた。なおドリル剛
性を高め穴位置精度を向上させるため、特開2000-84719
号公報で、プリント基板穿孔用の小型ドリルで、先端か
ら基端側に向けてほぼ同一の心厚を有する第1心厚部
と、基端側のドリル第1心厚部より大きいドリル径に近
い心厚を有する第2心厚部と、第1心厚部と第2心厚部
とを連結する大きいテーパ角のテーパ形状の中間心厚部
を有するものが提案されている。しかしながら、深穴用
ドリルでは切りくずの排出性が悪いので、ドリル径に近
い第2心厚部や大きいテーパ角のテーパ形状の中間心厚
部を設けることができない。
ドリルの形状は、例えば図6に示すように、切りくずの
排出性の良さを重視し、ドリル溝のねじれ角を通常ドリ
ルより強くし、溝幅比を大きくして溝面積を広げ、かつ
切りくずの流れを妨げないように、ドリル溝長さからド
リル溝切り上げ部の長さを差し引いたドリル有効溝部の
心厚をほぼ一定に、即ちウエブテーパを0/100にし
ていた。図6でWは心厚、Cはウエブ、CSはドリル溝
切り上げ部、Sはドリル溝切り上げ部の長さ、Fはドリ
ル有効溝部長さ、Lはドリル溝長さをそれぞれ示す。こ
のため、深穴用ドリルの剛性は低くなり、切れ刃のチッ
ピングや摩耗の増大、穴曲がりなどの問題が発生しやす
かった。これに対する対策として、ガイドブッシュを用
いてドリルの位置決めとともに曲げ方向のたわみを抑制
したり、切削条件を下げて切削荷重を低くし、曲げやね
じりの変形が小さい範囲で使用していた。なおドリル剛
性を高め穴位置精度を向上させるため、特開2000-84719
号公報で、プリント基板穿孔用の小型ドリルで、先端か
ら基端側に向けてほぼ同一の心厚を有する第1心厚部
と、基端側のドリル第1心厚部より大きいドリル径に近
い心厚を有する第2心厚部と、第1心厚部と第2心厚部
とを連結する大きいテーパ角のテーパ形状の中間心厚部
を有するものが提案されている。しかしながら、深穴用
ドリルでは切りくずの排出性が悪いので、ドリル径に近
い第2心厚部や大きいテーパ角のテーパ形状の中間心厚
部を設けることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】深穴用ドリルの設計に
は、切りくずの良好な排出性が得られるような形状にす
る必要があり、かつ必要な範囲を見極めてそれ以外の部
分は十分な剛性を得る工夫が、生産能率向上、ドリルの
寿命向上のために必要である。本発明の課題は、切りく
ずの排出性向上と剛性向上とを両立させ、切りくずの流
れを妨げない、かつ曲げこわさ及びねじりこわさを向上
させた高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用ドリルを提供
することにある。
は、切りくずの良好な排出性が得られるような形状にす
る必要があり、かつ必要な範囲を見極めてそれ以外の部
分は十分な剛性を得る工夫が、生産能率向上、ドリルの
寿命向上のために必要である。本発明の課題は、切りく
ずの排出性向上と剛性向上とを両立させ、切りくずの流
れを妨げない、かつ曲げこわさ及びねじりこわさを向上
させた高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用ドリルを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決する手段】このため本発明は、高速度鋼製
又は超硬合金製でねじれ溝を有するツイストドリルであ
る深穴用ドリルにおいて、ドリル溝長さからドリル溝切
り上げ部の長さを差し引いたドリル有効溝部の30〜7
0%の長さのほぼ同一の心厚を有する先端芯厚部と、前
記先端芯厚部に滑らかに段差なく連続しかつ前記ドリル
溝切り上げ部に向けて心厚が大になるウエブテーパ部を
少なくとも1個設けたことを特徴とする深穴用ドリルを
提供することによって上述した本発明の課題を解決し
た。
又は超硬合金製でねじれ溝を有するツイストドリルであ
る深穴用ドリルにおいて、ドリル溝長さからドリル溝切
り上げ部の長さを差し引いたドリル有効溝部の30〜7
0%の長さのほぼ同一の心厚を有する先端芯厚部と、前
記先端芯厚部に滑らかに段差なく連続しかつ前記ドリル
溝切り上げ部に向けて心厚が大になるウエブテーパ部を
少なくとも1個設けたことを特徴とする深穴用ドリルを
提供することによって上述した本発明の課題を解決し
た。
【0006】切りくずがスムーズに排出されるために
は、加工穴内に入るドリルの溝形状又は溝面積が一様で
あることが必要である。ドリルの溝長さは、加工深さ、
貫通後のエアカットの長さ、再研磨代、ドリル溝切り上
げ部の長さ、ガイドブッシュに入る長さ、機械と被加工
物が接触しないためのすきまなどを加えたものである。
これらのうち、切りくず排出性の点から、ドリルの溝形
状又は溝面積が一様である必要があるのは、加工深さ+
再研磨代相当分の長さであり、他の切りくず排出性に直
接関与しない部分のドリルの溝形状又は溝面積は一様で
なくてもよい。
は、加工穴内に入るドリルの溝形状又は溝面積が一様で
あることが必要である。ドリルの溝長さは、加工深さ、
貫通後のエアカットの長さ、再研磨代、ドリル溝切り上
げ部の長さ、ガイドブッシュに入る長さ、機械と被加工
物が接触しないためのすきまなどを加えたものである。
これらのうち、切りくず排出性の点から、ドリルの溝形
状又は溝面積が一様である必要があるのは、加工深さ+
再研磨代相当分の長さであり、他の切りくず排出性に直
接関与しない部分のドリルの溝形状又は溝面積は一様で
なくてもよい。
【0007】
【発明の効果】本発明はかかる構成により、切りくずの
排出性向上と剛性向上とを両立させ、切りくずの流れを
妨げることがなく、かつ曲げこわさ及びねじりこわさを
向上させた高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用ドリルを
提供するものとなった。先端芯厚部はドリル有効溝部の
30%〜70%の長さであるが、30%未満では切りく
ずの排出性が悪くなり、70を越えると曲げこわさ及び
ねじりこわさの向上が少なくなるので、先端芯厚部はド
リル有効溝部の30%〜70%の長さとした。
排出性向上と剛性向上とを両立させ、切りくずの流れを
妨げることがなく、かつ曲げこわさ及びねじりこわさを
向上させた高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用ドリルを
提供するものとなった。先端芯厚部はドリル有効溝部の
30%〜70%の長さであるが、30%未満では切りく
ずの排出性が悪くなり、70を越えると曲げこわさ及び
ねじりこわさの向上が少なくなるので、先端芯厚部はド
リル有効溝部の30%〜70%の長さとした。
【0008】ドリル溝部の基部にウエブテーパ部を少な
くとも1個設けると、曲げ・ねじりこわさの向上効果が
大きい。これは切削中の深穴用ドリルを材料力学的にみ
ると、片持ち梁でシャンク側は固定端、切れ刃先端側が
曲げ荷重を受けている姿に近似できる。梁各部に加わる
モーメントは曲げ荷重負荷点からの距離が離れるに連れ
比例して大きくなるから、先端から離れたドリル溝部の
基部の心厚を大きくすることは効果が大きいのである。
曲げこわさ及びねじりこわさを向上させたことにより、
加工条件(一回転当たりの送り量)を上げて切削荷重を
大きくすることができるようになった。例えば、曲げこ
わさ1.5倍の向上は、切削スラストからみて、一回転
当たりの送り量を1.65倍に、そしてねじりこわさ
1.2倍の向上は、切削トルクからみて、一回転当たり
の送り量を1.25倍に、それぞれ上げられることを示
している。かかる深穴用ドリルの剛性向上により、生産
効率が低下していたネック工程のな改善を図るものとな
った。
くとも1個設けると、曲げ・ねじりこわさの向上効果が
大きい。これは切削中の深穴用ドリルを材料力学的にみ
ると、片持ち梁でシャンク側は固定端、切れ刃先端側が
曲げ荷重を受けている姿に近似できる。梁各部に加わる
モーメントは曲げ荷重負荷点からの距離が離れるに連れ
比例して大きくなるから、先端から離れたドリル溝部の
基部の心厚を大きくすることは効果が大きいのである。
曲げこわさ及びねじりこわさを向上させたことにより、
加工条件(一回転当たりの送り量)を上げて切削荷重を
大きくすることができるようになった。例えば、曲げこ
わさ1.5倍の向上は、切削スラストからみて、一回転
当たりの送り量を1.65倍に、そしてねじりこわさ
1.2倍の向上は、切削トルクからみて、一回転当たり
の送り量を1.25倍に、それぞれ上げられることを示
している。かかる深穴用ドリルの剛性向上により、生産
効率が低下していたネック工程のな改善を図るものとな
った。
【0009】好ましくは、前記ウエブテーパ部のテーパ
度は、0.5〜3.0/100であることがよく、0.
5/100より小さいと効果がなく、3.0/100を
超えると切りくずの排出性が悪くなる。本発明の深穴用
ドリルの刃部には、TiN,TiCN,TiC,TiA
lNのうちの1つもしくはこれらの組合せを含むセラミ
ックスコーテイングを被覆することにより、さらに本発
明の効果を高めることができる。さらに、本発明の深穴
用ドリルは油穴つきドリルに使用できる。
度は、0.5〜3.0/100であることがよく、0.
5/100より小さいと効果がなく、3.0/100を
超えると切りくずの排出性が悪くなる。本発明の深穴用
ドリルの刃部には、TiN,TiCN,TiC,TiA
lNのうちの1つもしくはこれらの組合せを含むセラミ
ックスコーテイングを被覆することにより、さらに本発
明の効果を高めることができる。さらに、本発明の深穴
用ドリルは油穴つきドリルに使用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施の形態の
高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用ドリルの心厚部の形
状を示すための回転軸線に沿う仮想的な断面図を示し、
図2(a)は図1のドリル先端付近のA−A線に沿った
断面図、図2(b)は図1のドリル溝切り上げ部付近の
B−B線に沿った断面図、を示す。Wは心厚、Cはウエ
ブ、CSはドリル溝切り上げ部、Sはドリル溝切り上げ
部の長さ、Fはドリル有効溝部長さ、Lはドリル溝長さ
をそれぞれ示し、ドリル有効溝部長さF1+F2=ドリル溝
長さL−ドリル溝切り上げ部の長さSとなる。本発明で
は、ドリル有効溝部長さの30〜70%の長さのほぼ同
一の心厚を有する先端芯厚部T1と、先端芯厚部T1に
滑らかに段差なく連続しかつ前記ドリル溝切り上げ部C
Sに向けて心厚が大になるウエブテーパ部T2を1個設
けたものである。先端芯厚部T1の長さをF1、ウエブ
テーパ部T2の長さをF2とする。図2(a)に示すド
リル先端付近の心厚W1に比べ、図2(b)に示すドリ
ル溝切り上げ部付近の厚W2はウエブテーパのテーパ量
分だけ大きくなり、ドリル溝切り上げ部付近のランド幅
U2は溝が次第に浅くなるためドリル先端付近のランド
幅U1に比べ大きくなり、ドリル剛性は増大した。図3
は本発明の第2実施の形態の高速度鋼製又は超硬合金製
の深穴用ドリルの心厚部の形状を示すための回転軸線に
沿う仮想的な断面図を示し、ウエブテーパ部T2、T3
を2個設け、それぞれの長さをF2、F3としたもので
ある。
高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用ドリルの心厚部の形
状を示すための回転軸線に沿う仮想的な断面図を示し、
図2(a)は図1のドリル先端付近のA−A線に沿った
断面図、図2(b)は図1のドリル溝切り上げ部付近の
B−B線に沿った断面図、を示す。Wは心厚、Cはウエ
ブ、CSはドリル溝切り上げ部、Sはドリル溝切り上げ
部の長さ、Fはドリル有効溝部長さ、Lはドリル溝長さ
をそれぞれ示し、ドリル有効溝部長さF1+F2=ドリル溝
長さL−ドリル溝切り上げ部の長さSとなる。本発明で
は、ドリル有効溝部長さの30〜70%の長さのほぼ同
一の心厚を有する先端芯厚部T1と、先端芯厚部T1に
滑らかに段差なく連続しかつ前記ドリル溝切り上げ部C
Sに向けて心厚が大になるウエブテーパ部T2を1個設
けたものである。先端芯厚部T1の長さをF1、ウエブ
テーパ部T2の長さをF2とする。図2(a)に示すド
リル先端付近の心厚W1に比べ、図2(b)に示すドリ
ル溝切り上げ部付近の厚W2はウエブテーパのテーパ量
分だけ大きくなり、ドリル溝切り上げ部付近のランド幅
U2は溝が次第に浅くなるためドリル先端付近のランド
幅U1に比べ大きくなり、ドリル剛性は増大した。図3
は本発明の第2実施の形態の高速度鋼製又は超硬合金製
の深穴用ドリルの心厚部の形状を示すための回転軸線に
沿う仮想的な断面図を示し、ウエブテーパ部T2、T3
を2個設け、それぞれの長さをF2、F3としたもので
ある。
【0011】実施例1:図4は(e)に示すような、直
径 6mm、深さ90mmの深穴加工用に製作したドリル有効溝
部長さLが 191mmの超硬合金製の深穴用ロングドリルの
例である。ほぼ同一の心厚を有する先端芯厚部長さF1
が 100mmまでを、テーパ角0/100とし、残りのウエ
ブテーパ部T2のテーパ角の大きさを変えた場合の、各
テーパ角(100に対する)に対する曲げこわさN/mm、
及びねじりこわさN cm/degの効果をそれぞれ示す
(c)、(d)は各測定値、(a)、(b)はグラフで
ある。
径 6mm、深さ90mmの深穴加工用に製作したドリル有効溝
部長さLが 191mmの超硬合金製の深穴用ロングドリルの
例である。ほぼ同一の心厚を有する先端芯厚部長さF1
が 100mmまでを、テーパ角0/100とし、残りのウエ
ブテーパ部T2のテーパ角の大きさを変えた場合の、各
テーパ角(100に対する)に対する曲げこわさN/mm、
及びねじりこわさN cm/degの効果をそれぞれ示す
(c)、(d)は各測定値、(a)、(b)はグラフで
ある。
【0012】従来の有効溝部全体がウエブテーパ角0/
100のドリルこわさを1としたとき、本発明ドリルで
ウエブテーパ角を1/100にすると、ほぼ同一の心厚
を有する従来品に比べ、曲げこわさは1.5倍、ねじれ
こわさは1.2倍に向上した。またウエブテーパ角を2
/100にすると、ほぼ同一の心厚を有する従来品に比
べ、曲げこわさは1.8倍、ねじれこわさは1.3倍の
向上がみられた。
100のドリルこわさを1としたとき、本発明ドリルで
ウエブテーパ角を1/100にすると、ほぼ同一の心厚
を有する従来品に比べ、曲げこわさは1.5倍、ねじれ
こわさは1.2倍に向上した。またウエブテーパ角を2
/100にすると、ほぼ同一の心厚を有する従来品に比
べ、曲げこわさは1.8倍、ねじれこわさは1.3倍の
向上がみられた。
【0013】実施例2:図5は(e)に示すような、直
径 6mm、深さ90mmの深穴加工用に製作したドリル有効溝
部長さLが 191mmの超硬合金製の深穴用ロングドリルの
例で、ドリル有効溝部長さLが 191mmのうち、ウエブテ
ーパ角0/100の先端芯厚部長さF1と、ウエブテー
パ角が1/100のウエブテーパ部T2の長さF2の比
率を変えたときの、こわさの変化を示した(c)、
(d)は各測定値、(a)、(b)はグラフである。
径 6mm、深さ90mmの深穴加工用に製作したドリル有効溝
部長さLが 191mmの超硬合金製の深穴用ロングドリルの
例で、ドリル有効溝部長さLが 191mmのうち、ウエブテ
ーパ角0/100の先端芯厚部長さF1と、ウエブテー
パ角が1/100のウエブテーパ部T2の長さF2の比
率を変えたときの、こわさの変化を示した(c)、
(d)は各測定値、(a)、(b)はグラフである。
【0014】有効溝部長さLに対してウエブテーパ部T
2の長さF2が30%未満では、ドリルの剛性の向上は
小さく、本発明の効果は少ない。またウエブテーパ部T
2の長さF2が70%を越えると、剛性向上の効果は大
きいが、深穴あけにおいて切りくず排出に支障が出るの
で、図5からみても、ウエブテーパ部T2の長さF2
は、有効溝部長さLの30%〜70%が適正である。
2の長さF2が30%未満では、ドリルの剛性の向上は
小さく、本発明の効果は少ない。またウエブテーパ部T
2の長さF2が70%を越えると、剛性向上の効果は大
きいが、深穴あけにおいて切りくず排出に支障が出るの
で、図5からみても、ウエブテーパ部T2の長さF2
は、有効溝部長さLの30%〜70%が適正である。
【図1】本発明の第1実施の形態の高速度鋼製又は超硬
合金製の深穴用ドリルの心厚部の形状を示すための回転
軸線に沿う仮想的な断面図である。
合金製の深穴用ドリルの心厚部の形状を示すための回転
軸線に沿う仮想的な断面図である。
【図2】(a)は図1のドリル先端付近のA−A線に沿
った断面図、(b)は図1のドリル溝切り上げ部付近の
B−B線に沿った断面図、を示す。
った断面図、(b)は図1のドリル溝切り上げ部付近の
B−B線に沿った断面図、を示す。
【図3】本発明の第2実施の形態の高速度鋼製又は超硬
合金製の深穴用ドリルの心厚部の形状を示すための回転
軸線に沿う仮想的な断面図である。
合金製の深穴用ドリルの心厚部の形状を示すための回転
軸線に沿う仮想的な断面図である。
【図4】本発明の第実施例1の超硬合金製の深穴用ドリ
ルの各ウエブテーパ角に対する曲げこわさ、及びねじり
こわさの効果をそれぞれ示す(a)、(b)はグラフ、
(c)、(d)は測定値、(e)は仮想的な断面図であ
る。
ルの各ウエブテーパ角に対する曲げこわさ、及びねじり
こわさの効果をそれぞれ示す(a)、(b)はグラフ、
(c)、(d)は測定値、(e)は仮想的な断面図であ
る。
【図5】本発明の第実施例2の超硬合金製の深穴用ドリ
ルの各ウエブテーパ角に対する曲げこわさ、及びねじり
こわさの効果をそれぞれ示す(a)、(b)はグラフ、
(c)、(d)は測定値、(e)は仮想的な断面図であ
る。
ルの各ウエブテーパ角に対する曲げこわさ、及びねじり
こわさの効果をそれぞれ示す(a)、(b)はグラフ、
(c)、(d)は測定値、(e)は仮想的な断面図であ
る。
【図6】従来の高速度鋼製又は超硬合金製の深穴用ドリ
ルの心厚部の形状を示すための回転軸線に沿う仮想的な
断面図である。
ルの心厚部の形状を示すための回転軸線に沿う仮想的な
断面図である。
C・・ウエブ CS・・ドリル溝切り上
げ部 F1・・先端芯厚部の長さ F2・・ウエブテーパ部
の長さ L・・ドリル溝長さ S・・ドリル溝切り上げ
部の長さ T1・・先端芯厚部 T2・・ウエブテーパ部 W・・心厚
げ部 F1・・先端芯厚部の長さ F2・・ウエブテーパ部
の長さ L・・ドリル溝長さ S・・ドリル溝切り上げ
部の長さ T1・・先端芯厚部 T2・・ウエブテーパ部 W・・心厚
Claims (4)
- 【請求項1】高速度鋼製又は超硬合金製でねじれ溝を有
するツイストドリルである深穴用ドリルにおいて、ドリ
ル溝長さからドリル溝切り上げ部の長さを差し引いたド
リル有効溝部の30〜70%の長さのほぼ同一の心厚を
有する先端芯厚部と、前記先端芯厚部に滑らかに段差な
く連続しかつ前記ドリル溝切り上げ部に向けて心厚が大
になるウエブテーパ部を少なくとも1個設けたことを特
徴とする深穴用ドリル。 - 【請求項2】前記ウエブテーパ部のテーパ度は、0.5
〜3.0/100であることを特徴とする請求項1記載
の深穴用ドリル。 - 【請求項3】前記深穴用ドリルの刃部にTiN,TiC
N,TiC,TiAlNのうちの1つもしくはこれらの
組合せを含むセラミックスコーテイングを被覆したこと
を特徴とする請求項1記載の深穴用ドリル。 - 【請求項4】前記深穴用ドリルは油穴つきドリルである
ことを特徴とする請求項1記載の深穴用ドリル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001222958A JP2003039218A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 深穴用ドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001222958A JP2003039218A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 深穴用ドリル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003039218A true JP2003039218A (ja) | 2003-02-12 |
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ID=19056363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001222958A Withdrawn JP2003039218A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 深穴用ドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003039218A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2058073A1 (en) * | 2007-11-08 | 2009-05-13 | Union Tool Co. | Drilling tool |
| CN103100740A (zh) * | 2011-11-10 | 2013-05-15 | 高侨自动化科技股份有限公司 | 钻头及其制作方法 |
| US20170056981A1 (en) * | 2015-08-31 | 2017-03-02 | Makotoloy Co., Ltd. | Drill and method of manufacturing drilled product |
| JP2020533191A (ja) * | 2017-09-15 | 2020-11-19 | ギューリング カーゲーGuehring Kg | 4枚刃ドリル |
| JP2023165067A (ja) * | 2022-05-02 | 2023-11-15 | 株式会社タンガロイ | ガンドリル用のボディ |
-
2001
- 2001-07-24 JP JP2001222958A patent/JP2003039218A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2058073A1 (en) * | 2007-11-08 | 2009-05-13 | Union Tool Co. | Drilling tool |
| CN103100740A (zh) * | 2011-11-10 | 2013-05-15 | 高侨自动化科技股份有限公司 | 钻头及其制作方法 |
| US20170056981A1 (en) * | 2015-08-31 | 2017-03-02 | Makotoloy Co., Ltd. | Drill and method of manufacturing drilled product |
| US9987691B2 (en) * | 2015-08-31 | 2018-06-05 | Makotoloy Co., Ltd. | Drill and method of manufacturing drilled product |
| JP2020533191A (ja) * | 2017-09-15 | 2020-11-19 | ギューリング カーゲーGuehring Kg | 4枚刃ドリル |
| JP7304340B2 (ja) | 2017-09-15 | 2023-07-06 | ギューリング カーゲー | 4枚刃ドリル |
| JP2023165067A (ja) * | 2022-05-02 | 2023-11-15 | 株式会社タンガロイ | ガンドリル用のボディ |
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