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JP2003038079A - 蒸散器 - Google Patents

蒸散器

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JP2003038079A
JP2003038079A JP2001231748A JP2001231748A JP2003038079A JP 2003038079 A JP2003038079 A JP 2003038079A JP 2001231748 A JP2001231748 A JP 2001231748A JP 2001231748 A JP2001231748 A JP 2001231748A JP 2003038079 A JP2003038079 A JP 2003038079A
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container
drug
fan
air
fan device
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JP2001231748A
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Hideo Kawamori
英夫 河盛
Takeshi Mizunara
健 水楢
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Fumakilla Ltd
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Fumakilla Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機の大きさに対して蒸散される薬剤の拡
散到達距離を大きくできるようにする。 【解決手段】 中空円筒状であって、その周側面が通気
性構造であり、この通気性構造部分に薬剤担持体を充填
して薬剤容器2を形成し、この薬剤容器2の一端側にフ
ァン装置1の吸入側を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸散性薬剤を含浸
した薬剤担持体に空気を通過させることにより薬剤を蒸
散するようにした蒸散器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の蒸散器は広く知られており、例
えば実開平2−116452号全文明細書に示されたも
のがある。この従来のものは、中心部を中空にした円筒
容器を円方向に隔壁にて数分割し、これの1つおきの区
割の内側面と外側面に通風孔を設けると共に、それぞれ
に異なる薬剤を含浸させた粒状の薬剤担持体を入れ、こ
の円筒容器を、この円筒容器の内径と外径のそれぞれに
密着する構成の2重円筒構成になっており、かつ、内外
の両筒に、内外とも1ケ所だけに上記円筒容器の1つの
区割の通気孔の幅に合った通風口を設けた外部容器内に
セットし、円筒容器を回転して、これの1つの区割を外
部容器の通風口の位置に合わせることにより、外部容器
の内筒の内側より供給される空気が円筒容器の区割内を
通って外方へ吹き出され、これにより、上記円筒容器の
区割内に収納した薬剤担持体から薬剤が蒸散されて外方
へ拡散されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の蒸散器
にあっては、薬剤担持体を収納した円筒容器の内側から
外方へ向けて空気を供給して、薬剤担持体間を通過した
後に外部へ放出されるようになっているため、外部容器
の内側から送風する空気は上記薬剤担持体間を通る間に
これの勢いが弱められてしまい、内部容器の外方へ放散
される空気の勢いは弱く、蒸散薬剤を含有した空気の到
達距離が短くならざるを得ず、これを補うためには外部
容器に備えるファンの送風量を増やさなければならず、
これは装置の大型化を招くという問題がある。
【0004】一方上記した従来の蒸散器にあっては、円
筒容器を回転することにより、蒸散薬剤の種類を変える
ことができる反面、各区割に収納される薬剤担持体の量
は決められているため、適用空間、使用有効期間等の仕
様諸元が限定されたものになってしまい、これらの仕様
諸元が異なる状態で使用することができなかった。
【0005】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、送風機の大きさに対して、この送風機よりの風にて
蒸散される薬剤の拡散到達距離を大きくすることがで
き、また、適用空間及び使用有効期間等の仕様諸元を必
要に応じて任意に変えることができるようにした蒸散器
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る蒸散器は、中空円筒状であって、その
周側面が通気性構造であり、この通気性構造部分に薬剤
担持体を充填して薬剤容器を形成し、この薬剤容器の一
端側にファン装置の吸入側を接続した構成になってい
る。
【0007】そして上記蒸散器の通気性を有する部分の
開口率が30〜90%であり、また、薬剤容器のファン
装置側端部の外周を非通気性にし、また、薬剤容器を順
次連結可能にした複数の容器とし、さらに、これらの連
結部にスポンジ、ゴム、0リング等のパッキン材を介装
させた。
【0008】
【作 用】ファン装置の吸引空気により薬剤容器内の薬
剤蒸気が吸引され、この薬剤蒸気はファン装置のファン
にて直接ファン装置の外部へ吹き出されていく。このと
き、薬剤容器内の薬剤担持体を充填した薬剤容器の上端
部に、薬剤担持体が押しつまって隙間があいても、薬剤
容器のファン装置側端部の外周を非通気性にしたことに
より、この空間内へ外側から空気が吸入されることがな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明の第1の実施
の形態を示すもので、図中1はファン装置、2はこのフ
ァン装置1に対して係脱可能に結合できるようにした薬
剤容器である。
【0010】ファン装置1は一端を開放した円筒体3
と、この円筒体3の開放側を係脱可能に閉じる蓋体3a
とからなる枠体内にファン4、モータ5及び電池6等の
送風のための必要部材が収納してある。円筒体3の底板
には円筒状の吸込筒7が設けてある。そしてこの吸込筒
7より、円筒体3の開口部にわたって拡開状にしたダク
ト8が設けてあり、このダクト8内にファン4がモータ
5の駆動軸に連結して配置されている。このファン装置
1はファン4がモータ5にて回転することにより吸込筒
7より空気を吸い込むようにした構造になっている。
【0011】蓋体3aには多数の通風孔9が設けてあ
る。なお上記モータ5はこの蓋体3aの中心部に取り付
けてあり、また電池6は上記ダクト8より外側に配置さ
れ、蓋体3aを閉じることにより係合保持されるように
なっているが、これらの配置及び係合は図示の状態に限
るものではなく、設計上任意にとることができる。
【0012】薬剤容器2は2重円筒状になっており、こ
れの上端側は、中央部に上記ファン装置1の吸込筒7に
係脱可能に嵌合する開口筒10を有する天板11にて閉
じられている。また、下端は底板12にて係脱可能に閉
じられている。そしてこれの内壁13と外壁14には多
数の通風孔15が設けてあり、この内側に薬剤を含浸さ
せた薬剤担持体16が収納されている。ファン装置1の
底板と薬剤容器2の天板11との間に気密具としてのス
ポンジまたはゴム等のパッキン17が介装してある。
【0013】図3は上記第1の実施の形態の変形例を示
すもので、ファン装置1と薬剤容器2との結合が、それ
ぞれの吸込筒7と開口筒10の間に0リング18を介装
して係合されている。そしてこの例では、薬剤容器2の
外壁14の上端部の幅wにわたって盲状になっていて、
この部分の通気性がないようにしてある。この部分は外
周に非通気性のテープを巻いた構成にしてもよい。
【0014】このように、あらかじめ薬剤容器2の通気
性部分の側面の上端部に通気性のない部分を施しておく
ことにより、使用中に薬剤容器2の上端部に隙間が生じ
ても、薬剤担持体16のない部分を通過する気流が生じ
ることがなくなり、無駄な気流の発生を防止することが
できる。この通気性のない部分の幅wは2〜20mmで
あればその目的を十分に達成することができる。
【0015】図4は本発明の第2の実施の形態を示すも
ので、薬剤容器2は複数の容器2a,2b,2c…にて
構成されている。この各容器2a,2b,2cは同一構
成となっていて、ファン装置1に対して直列状に任意の
数にわたって連結できるようになっている。
【0016】容器2a,2b,2cはそれぞれ通気性を
含む内壁13aと外壁14aの2重構造になっていて、
天板11aには上記ファン装置1の吸込筒7に係脱可能
に嵌合する開口筒10aがまた底板12aには上側の開
口筒10aに係脱可能に嵌合する開口筒20が設けてあ
り、それぞれの内部に粒状の薬剤担持体16が充填され
ている。21は最下端に位置する容器2cの開口筒20
を閉じる蓋である。
【0017】上記薬剤担持体16に含浸する薬剤として
は、害虫防除剤、消臭剤、香料、防菌・防カビ剤等で、
いずれも風を当てることにより蒸散性を有しているもの
である。そしてこれらには、例えば以下のようなものが
例示できる。
【0018】(害虫防除剤)ピレスロイド系殺虫剤:ア
レスリン、dl・d−T80−アレスリン、dl・d−
T−アレスリン、d・d−T−アレスリン、d・d−T
80−プラレトリン、レスメトリン、dl・d−T80
−レスメトリン、エンペントリン、テラレスリン、トラ
ンスフルスリン、フラメトリン、フェノトリン、エトフ
ェンプロックス、テフルスリン、フェンフルスリン等
【0019】このほかに、害虫成長制御剤としてピリプ
ロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキ
シカルプ等が、また、害虫忌避剤としてディート、ジメ
チルフタレート、ジブチルフタレート、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオール、p−ジクロルベンゼン、カ
プリン酸ジエチルアミド、カンファー等が、さらに、機
能性天然精油に、アニス油、オレンジ油、カシア油、グ
レープフルーツ油、シソ油、クローブ油、シトロネラ
油、シナモン油、ハッカ油、ヒバ油、ヒノキ油、ペパー
ミント油、ユーカリ油、レモングラス油、ゼラニウム
油、フェンネル油等である。
【0020】(消臭剤)シトロネラ油、レモングラス
油、ボルニルアセテート、安息香酸メチル、安息香酸エ
チル、フェニル酢酸エチル等。
【0021】(香料)動物性、植物性の天然香料、或い
は炭化水素、アルコール、アルデヒド、ケトン、ラクト
ン、オキシド、エステル類等の人工香料。
【0022】(防菌防黴剤)エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、フェノール、チモール、o−フェニ
ルフェノール、ヒノキチアゾール等。
【0023】また、上記薬剤を担持する薬剤担持体16
の材質は、これらの薬剤を担持できるものであれば何で
もよい。例としてセルロース質(パルプ)、無機鉱物
(ゼオライト等)、樹脂等が挙げられる。
【0024】そして上記薬剤担持体16の形状は、薬剤
容器2の通風孔15から抜け落ちず、かつ通気性を確保
できるものであれば何ら問わない。例えば、糸状、繊維
状、シート状物を折りたたんだもの、粒状、ペレット状
等が挙げられる。そして粒状であれば直径2〜15mm
が好ましく、より好ましくは3〜10mmである。2m
mより小さいと通風孔15より抜け落ちてしまうおそれ
があるほか、細密充填された場合に通気性が悪くなる。
15mmより大きいと、薬剤容器2への充填効率が悪く
なるばかりか、比表面積が小さくなり、薬剤蒸散の効率
が悪くなる。
【0025】一方、上記薬剤担持体16を収納する薬剤
容器2の大きさは、本発明の特性である蒸散効率の高さ
を生かし、コンパクトな機器を提供するという目的か
ら、外径が5〜20cm、内径が2〜18cm、高さが
2〜40cmの大きさが適当である。なお、上記した第
3の実施の形態では、この高さの範囲内で複数に分割し
た大きさの容器2a,2b,2c…を用いる。
【0026】また、薬剤容器2の内壁表面積(ファン吸
引側)の外壁表面積(外気導入側)に対する割合は、、
25〜95%が好ましく、より好ましくは35〜85%
である。これが25%以下であると外気導入に対してフ
ァン吸引の抵抗が大きすぎて効率的ではない。また95
%以上であると、内径が大きくなり、薬剤容器2の全体
に対して薬剤担持体16を収納する容積が小さくなり、
効率的ではない。
【0027】さらに、薬剤容器2の外径Dと、高さHの
比は、D:H=3:1〜1:3の範囲であることが望ま
しい。これを大きく外れると、各部位における通気量の
ばらつきが大きくなりすぎ、結果として効率的な薬剤の
蒸散が行われなくなる。
【0028】薬剤容器2の構成材料としては、通気性を
有する部分には金属、合成樹脂、紙・布等、種類は問わ
ないが、経済性、成形の容易さ等から合成樹脂が好まし
く、中でも内容物に対する耐薬品性等の点から、ポリオ
レフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が
好ましい。また、通風孔15の形状としては、網状、格
子状、各種模様抜き等が例示できる。
【0029】そして、通気性を有する部分の開口率(面
積)は30〜90%が好ましく、より好ましくは40〜
80%である。90%を超えると中空体自体の強度が保
てなかったり、異物が入り込んだりする恐れがあるほ
か、内容物がこぼれ出てしまう。また、開口率が30%
より低いと通気の障害となりエネルギーのロスとなるば
かりか、薬剤容器2の重量も増し、経済的でない。
【0030】ファン装置1の電源としては、上記各実施
の形態では電池6を用いた例を示したが、これはAC、
DCの電源等、モータ5を駆動できる電源であれば何ら
問わない。本発明の特性である蒸散効率の高さを生かす
という点では、アルカリ及びマンガン乾電池の他に、ニ
ッカド、リチウム、水素充電池、太陽電池等を用いたD
C電源が好ましい。
【0031】またこの装置のファン4としては、送風機
能を有するものなら何ら問わない。例として、シロッコ
ファン、プロペラ(軸流)ファン等が挙げられる。ま
た、上述の電源およびファンにあわせモータの選択は任
意であるが、本発明の特性である蒸散効率の高さを生か
すという点では電源、ファン、モータを組み合わせ駆動
した場合の消費電流は5〜300mA程度が好ましい。
5mA以下では送風能力が弱すぎ、300mA以上では
電源の消耗が激しく、乾電池の場合寿命が短すぎる。ま
た、駆動時の送風量はその用途にもよるが、10〜50
0L/分が効率的である。
【0032】上記構成において、モータ5にてファン4
を駆動することにより、底板12、蓋21にて閉じられ
た薬剤容器2の内壁13の内側の空気がファン装置1側
へ吸引され、これの蓋体4より外方へ放出される。この
ときの薬剤容器2からの吸引空気は薬剤容器本体2の外
壁14の外側から吸引され、この間に薬剤容器2内に収
納した薬剤担持体16に含浸された薬剤が蒸散してこの
空気と共にファン装置1より放出拡散される。
【0033】(実施例1)図1、図2にて示した第1の
実施の形態の蒸散器において、薬剤容器2の内壁13の
径を40mm、外壁14の径を80mm、高さを80m
mに、さらに吸込筒7の内径を30mmにすると共に、
両壁13,14を目開き2mmの金網にて構成し、この
容器内に蒸散可能な香料を含浸させた粒状の薬剤担持体
16を充填した。またファン装置1との連結部(吸込口
7)の内径を30mmにした。ファン装置1のファン4
は直径30mm、その風量は毎分50リットルのものを
使用した。そしてこれをファン付き芳香器として33m
(10坪)の部屋で4ケ月間稼動させた。
【0034】その結果、小型のファンであるにもかかわ
らず、香料は部屋全体にいきわたり適度な芳香が3ヶ月
間以上にわたって持続し、33mという大きな空間に
加え小型のファンであっても芳香蒸散器としてその機能
を発揮させることができた。
【0035】(実施例2)この実施例2では、図3に示
した構成、すなわち、ファン装置1と薬剤容器2との連
結部を、吸込筒7と開口筒10とこの間に0リング18
を介在させて嵌合、また薬剤容器2の外壁14の上端か
ら所定の幅wにわたって通風孔15を有しない盲状の円
筒状になっている。
【0036】この図3に示した蒸散器において、薬剤容
器2の内壁13の径を40mm、外壁14の径を80m
m、高さを200mmに、さらに吸込筒7の内径を30
mmにすると共に、外壁14の上端部の盲部分の15m
mを残した部分と内壁13の全面を目開き2.5mmの
金網にて構成し、この容器内に蒸散性を有する殺虫剤を
含浸させた粒状の薬剤担持体16を充填した。ファン装
置1のファン4は直径30mm、その風量は毎分50リ
ットルのものを使用した。そして、これをファン付殺虫
器として66m(20坪)の部屋で連続して3ヶ月間
稼動させた。
【0037】その結果、小型のファンであるにもかかわ
らず、殺虫効力は部屋全体にいきわたり、その効力は3
ヶ月間にわたって持続した。このとき、薬剤容器2内の
粒状の薬剤担持体16は振動によって容器上部に8mm
の空間ができたが、容器本体2の外壁14の上部が15
mmにわたって盲部となってこの幅15mmの部分から
は空気が吸入されないため、容器内の薬剤担持体16か
らの殺虫剤の蒸散には何ら障害はなかった。
【0038】(実施例3)図4に示した第2の実施の形
態の連結型の蒸散器で、各容器2a,2b,2cの内壁
13aを30mm、外壁14aを70mm、高さを40
mmに、ファン装置1の吸込筒7の内径を25mmにす
ると共に、容器の両壁13a,14aを目開き2.5m
mの金網にて構成し、各容器2a,2b,2c内に薬剤
担持体16を充填した。ファンを装置1のファン4は直
径25mm、その風量は毎分35リットルのものを用い
た。
【0039】この実施例3では、薬剤容器2として1個
の容器2aのみを用いた場合、16.5m(5坪)の
部屋で連続1ヶ月の効力があることが確認されている。
そしてこの薬剤容器2として2個の容器2a,2bを、
また3個の容器2a,2b,2cを連結して用いた場合
の持続効果を調べたところ、2個連結で2ヶ月、3個連
結で3ヶ月と、容器の連結数に比例した持続効果が得ら
れ、しかも容器の数を増加させても、ファン装置1によ
る送風性能が変化することが全くなかった。
【0040】上記した各実施例にて確認できるように、
通気性を有する内外壁内に薬剤担持体を充填した薬剤容
器の開口筒にファン装置1の吸気側を連結し、ファン装
置1にて上記薬剤容器2の薬剤担持体間を通る空気を吸
引し、これをファン装置1の吐出側から外部へ拡散する
ようにしたことにより、33〜66mという大きな部
屋であり、しかも、小型のファン4であっても蒸散器と
しての機能を十分発揮させることができることが判明し
た。
【0041】上記したように、本発明に係る蒸散器はフ
ァン装置1にて、薬剤容器側から空気を吸引し、これを
ファン装置より排出するようにしたが、この吸引式の効
果を確認するために、ファン4による風の方向を逆にし
てファン装置から吹き出した空気を上記薬剤容器2を経
て外部へ放出する、いわゆる吹き出し式のものとを以下
の実験にて比較した。
【0042】蒸散器は図1、図2に示したものを用い
た。そしてファン4は風速は1m/s、風量50L/
分、薬剤はトランスフルスリン8%、実験場所は図5に
示す11m×6m、高さ2.5mの部屋21で、試供虫
はアカイエカを10匹入れたネット状の袋(1)〜
(9)を図5に示すように、部屋21の長手方向両側部
と中央部のそれぞれの短手方向の3個所の合計9個所に
床より1mの位置に配置した。そして蒸散器Aを部屋2
1の一端部に、風の吹き出し方向を部屋21の中央側へ
向けて床より1mの部屋で配置した。このときの経過時
間(10分〜130分、10分間隔)における各袋内の
アカイエカの落下仰転数を調べた。
【0043】その結果で、ファン装置を吸込式にし、フ
ァン装置の吹き出し側を部屋側へ向けて配置し、薬剤−
ファン−吹き出しの順に風が流れる場合(本発明)を表
1に、またファン装置を吹き出し式にし、薬剤容器側を
部屋側へ向けて配置し、ファン−薬剤−吹き出しの順に
風が流れる場合を表2に示す。
【0044】図5において、(1)〜(3)の袋は揮散
器の前方1m以内に位置しており、(4)〜(6)の袋
は約5m、(7)〜(9)の袋は約10mの距離にあ
る。
【0045】表1、表2において、蒸散器Aから近い
(1)〜(3)の袋内のアカイエカは双方とも30〜4
0分で10匹全部が落下仰転した。そして(4)〜
(6)の袋のものは吹き出し式のものでは表2に示すよ
うに全てのアカイエカが落下仰転するのに120分〜1
30分かかったのに対し、吸い込み式のものでは表1に
示すように50〜60分で全てが落下仰転した。さら
に、(7)〜(9)の袋のものでは、吹き出し式のもの
では表2に示すように、130分経過しても全く落下仰
転しないのに対して、吸い込み式のものでは表1に示す
ように、130分で大略全てのアカイエカが落下仰転し
た。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、薬剤容器からファン装
置にて、薬剤容器内の薬剤担持体を通った空気が吸引さ
れ、この空気がファン装置から直接外部へ放出されるた
め、蒸散器より放出される空気の勢いが強く、従って薬
剤蒸気を含む空気の拡散到達距離が大きくなり、小型の
ファンを用いた蒸散器でもって大きな部屋での拡散効力
を発揮することができる。
【0049】また、薬剤容器のファン装置側の端部の外
周を非通気性にしたことにより、薬剤担持体を充填した
薬剤容器の上部に空間ができたとしても、この空間への
空気の吸入は上記非通気性部分にてさえ切られるため、
薬剤容器からの薬剤蒸気の吸込み効果が上記薬剤容器上
部の空間によって損なわれることがない。
【0050】また、薬剤容器を連結可能にした複数の容
器にて構成したことにより、使用条件に合わせて薬剤容
量を変えることができると共に、部分的な交換もするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態の他例を示す断面図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】実験用部屋での実験の様子を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…ファン装置、2…薬剤容器、2a,2b,2c…容
器、3…円筒体、3a…蓋体、4…ファン、5…モー
タ、6…電池、7…吸込筒、8…ダクト、9,15…通
風孔、10,10a,20…開口筒、11,11a…天
板、12…底板、13,13a…内壁、14,14a…
外壁、16…薬剤担持体、17…パッキン、18…0リ
ング、21…蓋。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒状であって、その周側面が通気
    性構造であり、この通気性構造部分に薬剤担持体を充填
    して薬剤容器を形成し、この薬剤容器の一端側にファン
    装置の吸入側を接続したことを特徴とする蒸散器。
  2. 【請求項2】 薬剤容器の通気性を有する部分の開口率
    を30〜90%にした請求項1記載の蒸散器。
  3. 【請求項3】 薬剤容器のファン装置側端部の外周を非
    通気性にした請求項1、2のいずれか1項記載の蒸散
    器。
  4. 【請求項4】 薬剤容器を順次連結可能にした複数の容
    器とした請求項1、2、3のいずれか1項記載の蒸散
    器。
  5. 【請求項5】 連結部にスポンジ、ゴム、0リング等の
    パッキン材を介装させた請求項1、2、3、4のいずれ
    か1項記載の蒸散器。
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