JP2003034428A - 基板搬送装置および姿勢変換装置 - Google Patents
基板搬送装置および姿勢変換装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラス基板を破損や、汚れを生じさせること
なく容易に収納ケースに出し入れしたり、搬送したりで
きる基板搬送装置を提供する。 【解決手段】 基板搬送装置30は、実質的に垂直に立
てたガラス基板1の下端に当接する下保持部材12が固
定されたベース板2を有している、ベース板2には、上
端に取っ手5が固定されたスライド板3がベース板2に
沿って上下方向にスライド可能に取り付けられている。
ベース板2とスライド板3に、スライド板3がスライド
するのに連動して回転軸7の周りに回転する連動板6が
取り付けられており、その端部にガラス基板1の上端に
当接する上部保持部10が固定されている。取っ手5を
持つと、ガラス基板1は上部保持部10と下保持部材1
2との間に挟み込まれて垂直に立てた状態で保持され
る。
なく容易に収納ケースに出し入れしたり、搬送したりで
きる基板搬送装置を提供する。 【解決手段】 基板搬送装置30は、実質的に垂直に立
てたガラス基板1の下端に当接する下保持部材12が固
定されたベース板2を有している、ベース板2には、上
端に取っ手5が固定されたスライド板3がベース板2に
沿って上下方向にスライド可能に取り付けられている。
ベース板2とスライド板3に、スライド板3がスライド
するのに連動して回転軸7の周りに回転する連動板6が
取り付けられており、その端部にガラス基板1の上端に
当接する上部保持部10が固定されている。取っ手5を
持つと、ガラス基板1は上部保持部10と下保持部材1
2との間に挟み込まれて垂直に立てた状態で保持され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置など
のガラス基板が用いられる製品の製造プロセスにおい
て、ガラス基板を搬送、収納などするのに用いられる基
板搬送装置に関する。
のガラス基板が用いられる製品の製造プロセスにおい
て、ガラス基板を搬送、収納などするのに用いられる基
板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ、コンピュータの端末、公告媒
体、標識などの用途に、電子放出素子を用いた表示装
置、プラズマ放電を用いた表示装置、液晶を用いた表示
装置、蛍光表示管を用いた表示装置などの薄型平面型画
像表示装置が用いられている。また近年では、このよう
な薄型の画像表示装置は、その特徴を生かして、画面サ
イズが40型以上の大型の壁掛けテレビに利用され注目
されている。
体、標識などの用途に、電子放出素子を用いた表示装
置、プラズマ放電を用いた表示装置、液晶を用いた表示
装置、蛍光表示管を用いた表示装置などの薄型平面型画
像表示装置が用いられている。また近年では、このよう
な薄型の画像表示装置は、その特徴を生かして、画面サ
イズが40型以上の大型の壁掛けテレビに利用され注目
されている。
【0003】このような薄形の画像表示装置は、画像表
示部、電気回路部、それらを支持する構造部、さらに外
装部を基本的な要素として構成されている。以上の構成
要素の中でも特に主要な構成要素である画像表示部は、
通常、表面に電気回路を形成した薄いガラス板を用いて
製造されている。
示部、電気回路部、それらを支持する構造部、さらに外
装部を基本的な要素として構成されている。以上の構成
要素の中でも特に主要な構成要素である画像表示部は、
通常、表面に電気回路を形成した薄いガラス板を用いて
製造されている。
【0004】このような画像表示部の製造方法につい
て、電子放出素子を用いた、一般的にSEDと呼ばれる
画像表示部の製造方法を例にとって説明する。まず、真
空容器を形成する背面側の後面ガラス板(リアプレー
ト)上の各画素位置に、電子放出のための+電極と−電
極となる導電性膜を数十〔μm〕の間隔で対向させて形
成する。次に、真空空隙外の電気実装回路からの電気信
号を+電極に導くためのX方向配線を印刷法で形成す
る。次に、X方向配線上の、後の工程で形成するY方向
配線との交差部に、X方向配線とY方向配線とを電気的
に絶縁するための層間絶縁層を形成する。その後、真空
空隙外の電気実装回路からの電気信号を−電極に導くた
めのY方向配線を印刷法で形成する。さらに、+電極と
−電極をつなぐ、微粒子からなる導電性薄膜を形成し、
+電極と−電極に電位を与えて導電性薄膜の一部に電子
放出部を形成する。
て、電子放出素子を用いた、一般的にSEDと呼ばれる
画像表示部の製造方法を例にとって説明する。まず、真
空容器を形成する背面側の後面ガラス板(リアプレー
ト)上の各画素位置に、電子放出のための+電極と−電
極となる導電性膜を数十〔μm〕の間隔で対向させて形
成する。次に、真空空隙外の電気実装回路からの電気信
号を+電極に導くためのX方向配線を印刷法で形成す
る。次に、X方向配線上の、後の工程で形成するY方向
配線との交差部に、X方向配線とY方向配線とを電気的
に絶縁するための層間絶縁層を形成する。その後、真空
空隙外の電気実装回路からの電気信号を−電極に導くた
めのY方向配線を印刷法で形成する。さらに、+電極と
−電極をつなぐ、微粒子からなる導電性薄膜を形成し、
+電極と−電極に電位を与えて導電性薄膜の一部に電子
放出部を形成する。
【0005】一方、後面ガラス板に対向して配置される
表面側の前面ガラス板(フェイスプレート)には、真空
空隙側に、コントラストを向上するためのブラックスト
ライプ膜、三原色RGB各色相の蛍光体膜、さらにその
上に導電性のメタルバック膜をそれぞれ印刷法により形
成する。
表面側の前面ガラス板(フェイスプレート)には、真空
空隙側に、コントラストを向上するためのブラックスト
ライプ膜、三原色RGB各色相の蛍光体膜、さらにその
上に導電性のメタルバック膜をそれぞれ印刷法により形
成する。
【0006】以上の製造プロセスで用いられる前面ガラ
ス板(以下FPと略称する)および後面ガラス板(以下
RPと略称する)は、例えば画面サイズ40型の画像表
示装置に用いられるもので外形寸法が約900mm×6
00mmであり、板厚は3mm以下である。画像表示装
置の製造プロセスにおいては、このようなFP、RPに
上述のような膜形成などの処理を行い、それらを支持す
る構造部に組み付けるため、FP、RPを装置から装置
に移動させたり、一時保管したりする必要がある。この
際には、薄くて大きなFP、RPを破損させないように
注意が必要である。また、電子放出素子や回路パター
ン、蛍光体などが汚染されたり異物が付着したりしない
ように注意が必要である。特に、FPやRPをコンベア
ー装置などによらず、人手によって基板収納用カセット
に収納し、搬送や保管を行う場合は、カセットへの収納
やカセットからの取り出し時に細心の注意を払う必要が
ある。
ス板(以下FPと略称する)および後面ガラス板(以下
RPと略称する)は、例えば画面サイズ40型の画像表
示装置に用いられるもので外形寸法が約900mm×6
00mmであり、板厚は3mm以下である。画像表示装
置の製造プロセスにおいては、このようなFP、RPに
上述のような膜形成などの処理を行い、それらを支持す
る構造部に組み付けるため、FP、RPを装置から装置
に移動させたり、一時保管したりする必要がある。この
際には、薄くて大きなFP、RPを破損させないように
注意が必要である。また、電子放出素子や回路パター
ン、蛍光体などが汚染されたり異物が付着したりしない
ように注意が必要である。特に、FPやRPをコンベア
ー装置などによらず、人手によって基板収納用カセット
に収納し、搬送や保管を行う場合は、カセットへの収納
やカセットからの取り出し時に細心の注意を払う必要が
ある。
【0007】ガラス板を人手で搬送するのに用いられる
装置としては、図14に外観図を示す、ガラス板搬送用
の吸着装置が知られており、すでに市販されている。こ
のガラス搬送用の吸着装置は、人が把むのに都合のよい
アーチ状の取っ手64を有している。取っ手64の両端
には、縁部全周を平らなガラス板61の表面に密着させ
ることができるお椀状の形状を有する吸着パッド62が
取り付けられている。各吸着パッド62には、ガラス板
61に縁部を密着させた状態で、吸着パッド62内の空
気を外部へ放出するためのレバー63がそれぞれ設けら
れている。
装置としては、図14に外観図を示す、ガラス板搬送用
の吸着装置が知られており、すでに市販されている。こ
のガラス搬送用の吸着装置は、人が把むのに都合のよい
アーチ状の取っ手64を有している。取っ手64の両端
には、縁部全周を平らなガラス板61の表面に密着させ
ることができるお椀状の形状を有する吸着パッド62が
取り付けられている。各吸着パッド62には、ガラス板
61に縁部を密着させた状態で、吸着パッド62内の空
気を外部へ放出するためのレバー63がそれぞれ設けら
れている。
【0008】この吸着装置の使用方法は以下の通りであ
る。まず、作業者は、取っ手64を把んで吸着パッド6
2をガラス板61の表面に密着させて軽く押し付ける。
次にこの状態で、レバー63を動作させて吸着パッド6
2内部の空気を除去する。これによって、吸着パッド6
2内部を実質的に真空にすることができ、吸着パッド6
2は大気圧によってガラス板61上に固定され、作業者
は取っ手64を把んでガラス板61を搬送することがで
きる。
る。まず、作業者は、取っ手64を把んで吸着パッド6
2をガラス板61の表面に密着させて軽く押し付ける。
次にこの状態で、レバー63を動作させて吸着パッド6
2内部の空気を除去する。これによって、吸着パッド6
2内部を実質的に真空にすることができ、吸着パッド6
2は大気圧によってガラス板61上に固定され、作業者
は取っ手64を把んでガラス板61を搬送することがで
きる。
【0009】また、ガラス板を人手で搬送するのに用い
られる、別の従来例の装置として、すでに市販されてい
るガラスマスク搬送用装置がある。図15に、従来例の
ガラスマスク搬送用装置の平面図を示す。このガラスマ
スク搬送用装置は、回路パターンの製作などに用いられ
るガラスマスク71を人手で搬送するのに用いられる。
ガラスマスク71は、大きいものでは厚さ5mm、縦横
900mm以上の大きさを有している。
られる、別の従来例の装置として、すでに市販されてい
るガラスマスク搬送用装置がある。図15に、従来例の
ガラスマスク搬送用装置の平面図を示す。このガラスマ
スク搬送用装置は、回路パターンの製作などに用いられ
るガラスマスク71を人手で搬送するのに用いられる。
ガラスマスク71は、大きいものでは厚さ5mm、縦横
900mm以上の大きさを有している。
【0010】このガラスマスク搬送用装置は、連結棒7
3の両端のそれぞれに接続されたクランプ部72を有し
ている。各クランプ部72には、作業者が把むのに都合
が良い形状の取っ手74が設けられている。連結棒73
は、クランプ部72と共働してガラスマスク71を支持
するため、一定の剛性を有している。詳細な機構につい
ての説明は省略するが、ガラスマスク71の対向する左
右の端面のそれぞれに各クランプ部72を当接させ、左
右の取っ手74を把むと、クランプ部72内部の機構に
よりガラスマスク71の端面とクランプ部72との間に
大きな摩擦力が発生する構造になっている。このガラス
マスク搬送用装置を用いた場合には、上述のように大き
なガラスマスク71を左右の端部付近で支持するため、
通常、2名の作業者が左右それぞれの取っ手74を把ん
で搬送を行う。
3の両端のそれぞれに接続されたクランプ部72を有し
ている。各クランプ部72には、作業者が把むのに都合
が良い形状の取っ手74が設けられている。連結棒73
は、クランプ部72と共働してガラスマスク71を支持
するため、一定の剛性を有している。詳細な機構につい
ての説明は省略するが、ガラスマスク71の対向する左
右の端面のそれぞれに各クランプ部72を当接させ、左
右の取っ手74を把むと、クランプ部72内部の機構に
よりガラスマスク71の端面とクランプ部72との間に
大きな摩擦力が発生する構造になっている。このガラス
マスク搬送用装置を用いた場合には、上述のように大き
なガラスマスク71を左右の端部付近で支持するため、
通常、2名の作業者が左右それぞれの取っ手74を把ん
で搬送を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなガラス板
やガラスマスクを搬送する従来の装置を、画像表示装置
のFPやRPの製造プロセスで用いようとした場合に
は、以下のような改善すべき点がある。 1.前述のガラス搬送用の吸着装置では、吸着装置をガ
ラス板上に吸着させる際にガラス板の吸着面上にかなり
広い空間が必要である。一方、FPやRPは、通常、収
納ケース内に複数枚場所を取らないように平行に並べて
収納される。したがって、収納ケース内にはあまり広い
空間は確保できず、従来の吸着装置を用いたのでは、収
納ケースからFPやRPを出し入れするのは困難であ
る。 2.FPやRPは、通常3mm以下の薄いガラスである
ためガラスマスクに比較して剛性が低い。このため、端
面を左右から挟んで支持する、従来のガラスマスク搬送
用装置を用いて搬送しようとした場合には、FPやRP
を破損する危険がある。 3.従来のガラスマスク搬送用装置では、搬送作業に2
名の作業者が必要となり製造コストの上昇を招くことに
なる。また、2名の作業者が連携して搬送を行う場合、
ガラス板を誤って落下させてしまう事態を招きやすい。
やガラスマスクを搬送する従来の装置を、画像表示装置
のFPやRPの製造プロセスで用いようとした場合に
は、以下のような改善すべき点がある。 1.前述のガラス搬送用の吸着装置では、吸着装置をガ
ラス板上に吸着させる際にガラス板の吸着面上にかなり
広い空間が必要である。一方、FPやRPは、通常、収
納ケース内に複数枚場所を取らないように平行に並べて
収納される。したがって、収納ケース内にはあまり広い
空間は確保できず、従来の吸着装置を用いたのでは、収
納ケースからFPやRPを出し入れするのは困難であ
る。 2.FPやRPは、通常3mm以下の薄いガラスである
ためガラスマスクに比較して剛性が低い。このため、端
面を左右から挟んで支持する、従来のガラスマスク搬送
用装置を用いて搬送しようとした場合には、FPやRP
を破損する危険がある。 3.従来のガラスマスク搬送用装置では、搬送作業に2
名の作業者が必要となり製造コストの上昇を招くことに
なる。また、2名の作業者が連携して搬送を行う場合、
ガラス板を誤って落下させてしまう事態を招きやすい。
【0012】さらに、我々が実験とシミュレーションを
行った結果以下のような課題があることもわかった。こ
の課題について、図16,17を参照して説明する。図
16は、画像表示装置に用いられる複数のFPまたはR
P(以後FP(RP)と表記)81を収納する一般的な
収納ケース82とそれに収納されたFP(RP)81の
外観図である。図17は、収納ケース82の側壁付近の
断面図である。
行った結果以下のような課題があることもわかった。こ
の課題について、図16,17を参照して説明する。図
16は、画像表示装置に用いられる複数のFPまたはR
P(以後FP(RP)と表記)81を収納する一般的な
収納ケース82とそれに収納されたFP(RP)81の
外観図である。図17は、収納ケース82の側壁付近の
断面図である。
【0013】収納ケース82は、樹脂板を貼り合わせて
製作されている。収納ケース82の底面には、FP(R
P)81への衝撃を緩和するための不図示の緩衝材が配
置されている。また収納ケース82には、図16では開
かれている、FP(RP)81の出入口を覆って埃の進
入を防ぐための蓋も準備されている。
製作されている。収納ケース82の底面には、FP(R
P)81への衝撃を緩和するための不図示の緩衝材が配
置されている。また収納ケース82には、図16では開
かれている、FP(RP)81の出入口を覆って埃の進
入を防ぐための蓋も準備されている。
【0014】収納ケース82の対面する両側壁には、図
17に示すように、FP(RP)81の側端を挿入可能
な溝状の仕切り部84が上下方向に一定の間隔で複数設
けられている。FP(RP)81は、両側の対向する仕
切り部84端部の各入口83から、仕切り部84に沿っ
てスライドさせて挿入され、一枚ずつ間隔を置いて支持
される。
17に示すように、FP(RP)81の側端を挿入可能
な溝状の仕切り部84が上下方向に一定の間隔で複数設
けられている。FP(RP)81は、両側の対向する仕
切り部84端部の各入口83から、仕切り部84に沿っ
てスライドさせて挿入され、一枚ずつ間隔を置いて支持
される。
【0015】FP(RP)81の表面が汚れないよう
に、仕切り部84の上下の壁は、側方に向って先細にな
る斜面になっており、実質的にFP(RP)81の角部
のみに接触する。また、仕切り部84の材質も、FP
(RP)81を破損しにくく、また埃の発生が少ない樹
脂材料になっている。
に、仕切り部84の上下の壁は、側方に向って先細にな
る斜面になっており、実質的にFP(RP)81の角部
のみに接触する。また、仕切り部84の材質も、FP
(RP)81を破損しにくく、また埃の発生が少ない樹
脂材料になっている。
【0016】従来、FP(RP)81のようなガラスの
薄板を収納ケース82に出し入れする場合には、図16
に示すように、収納ケース82は、収納されるガラスの
薄板が水平になる向きに倒した状態にされる。我々が実
際の製造に用いられるFP(RP)81を用いて実験し
たところ、このように収納ケース82内に水平に支持さ
れた状態では、FP(RP)81は重力によって数mm
たわむことがわかった。またシミュレーションによって
構造解析を行った結果、FP(RP)81を収納ケース
82に収納する際、仕切り部84の入口83に当接す
る、FP(RP)81の端部には、大きな応力が加わる
こともわかった。計算値であるが、FP(RP)81の
端部には、約11MPaの引っ張り応力が加わる。我々
の経験から、FP(RP)81に7MPaを越える引っ
張り応力が加わった場合、僅かな傷などがあればFP
(RP)81は破損してしまうことがわかっている。
薄板を収納ケース82に出し入れする場合には、図16
に示すように、収納ケース82は、収納されるガラスの
薄板が水平になる向きに倒した状態にされる。我々が実
際の製造に用いられるFP(RP)81を用いて実験し
たところ、このように収納ケース82内に水平に支持さ
れた状態では、FP(RP)81は重力によって数mm
たわむことがわかった。またシミュレーションによって
構造解析を行った結果、FP(RP)81を収納ケース
82に収納する際、仕切り部84の入口83に当接す
る、FP(RP)81の端部には、大きな応力が加わる
こともわかった。計算値であるが、FP(RP)81の
端部には、約11MPaの引っ張り応力が加わる。我々
の経験から、FP(RP)81に7MPaを越える引っ
張り応力が加わった場合、僅かな傷などがあればFP
(RP)81は破損してしまうことがわかっている。
【0017】以上のことから、収納ケースにFP(R
P)を出し入れする場合には、収納ケースを、収納され
るガラスの薄板が垂直になる向きにした状態にすること
が望ましいことがわかる。したがって、搬送装置は、ガ
ラスの薄板を垂直な向きにした状態で収納ケースに出し
入れできる構成であることが望ましい。
P)を出し入れする場合には、収納ケースを、収納され
るガラスの薄板が垂直になる向きにした状態にすること
が望ましいことがわかる。したがって、搬送装置は、ガ
ラスの薄板を垂直な向きにした状態で収納ケースに出し
入れできる構成であることが望ましい。
【0018】以上、ガラス薄板を扱う製造プロセスにお
ける課題を上述ではSEDを例にとって説明したが、も
ちろん、プラズマ放電を用いた画像表示部、液晶を用い
た画像表示部、蛍光表示管を用いた画像表示部などの製
造プロセスにおいても同様の課題がある。
ける課題を上述ではSEDを例にとって説明したが、も
ちろん、プラズマ放電を用いた画像表示部、液晶を用い
た画像表示部、蛍光表示管を用いた画像表示部などの製
造プロセスにおいても同様の課題がある。
【0019】本発明は上述のような実状に鑑みてなされ
たものであり、本発明の目的は、薄型平面型画像表示装
置のFPおよびRPのようなガラスの薄板を、破損や、
汚れを生じさせることなく収納ケースに出し入れした
り、搬送したりでき、またこのような製造プロセスを低
コストで実施可能な基板搬送装置を提供することにあ
る。
たものであり、本発明の目的は、薄型平面型画像表示装
置のFPおよびRPのようなガラスの薄板を、破損や、
汚れを生じさせることなく収納ケースに出し入れした
り、搬送したりでき、またこのような製造プロセスを低
コストで実施可能な基板搬送装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の基板搬送装置は、被支持部と、垂直に立て
た状態のガラス基板の下端に当接する下保持部材と、ガ
ラス基板の上端に当接する上保持部材と、被支持部を支
持した状態で、ガラス基板および/または上保持部材と
それに結合された部材の荷重を利用して上保持部材に下
向きに力を加える加圧機構とを有することを特徴とす
る。
め、本発明の基板搬送装置は、被支持部と、垂直に立て
た状態のガラス基板の下端に当接する下保持部材と、ガ
ラス基板の上端に当接する上保持部材と、被支持部を支
持した状態で、ガラス基板および/または上保持部材と
それに結合された部材の荷重を利用して上保持部材に下
向きに力を加える加圧機構とを有することを特徴とす
る。
【0021】この構成の基板搬送装置は、ガラス基板を
垂直に立てた状態で、上端と下端との間に挟み込む力を
加えることよって、ガラス基板を垂直に立てた状態を維
持したまま保持できる。そこでこの基板搬送装置を用い
ることによって、ガラス基板を垂直に立てた状態で搬送
することができる。また、ガラス基板を上端と下端との
間に挟み込む力を加えて保持するので、搬送時にガラス
基板の表面に部材を当接させる必要がなく、ガラス基板
の表面が汚染されたり傷ついたりするのを防止できる。
垂直に立てた状態で、上端と下端との間に挟み込む力を
加えることよって、ガラス基板を垂直に立てた状態を維
持したまま保持できる。そこでこの基板搬送装置を用い
ることによって、ガラス基板を垂直に立てた状態で搬送
することができる。また、ガラス基板を上端と下端との
間に挟み込む力を加えて保持するので、搬送時にガラス
基板の表面に部材を当接させる必要がなく、ガラス基板
の表面が汚染されたり傷ついたりするのを防止できる。
【0022】本発明の基板搬送装置を用いて人手でガラ
ス基板を搬送する場合、ガラス基板を垂直な状態に保持
する力は、ガラス基板および/または上保持部材とそれ
に結合された部材の荷重によって生じるので、作業者
は、ガラス基板を保持した基板搬送装置を支持する操作
のみを行なえばよい。したがって、本発明の基板搬送装
置を用いることによって、作業者は1人で楽にガラス基
板を搬送することができる。特に、基板を保持した基板
搬送装置を支持するための被支持部を、人が片手で支持
可能な形状として、片手で搬送を行えるようにすること
も可能である。
ス基板を搬送する場合、ガラス基板を垂直な状態に保持
する力は、ガラス基板および/または上保持部材とそれ
に結合された部材の荷重によって生じるので、作業者
は、ガラス基板を保持した基板搬送装置を支持する操作
のみを行なえばよい。したがって、本発明の基板搬送装
置を用いることによって、作業者は1人で楽にガラス基
板を搬送することができる。特に、基板を保持した基板
搬送装置を支持するための被支持部を、人が片手で支持
可能な形状として、片手で搬送を行えるようにすること
も可能である。
【0023】本発明の基板搬送装置は、上保持部材と下
保持部材とが、被支持部を引き上げる動作に連動して、
両者の間隔を狭める方向に相対的に移動する構成を有す
ることが望ましい。この構成によれば、上保持部材と下
保持部材との一方をガラス基板の端部に当接させ、もう
一方を、その移動方向に見て、ガラス基板の反対側の端
部に並ぶ位置に位置させた状態にし、その状態から被支
持部を引き上げていくことによって、ガラス基板を上保
持部材と下保持部材との間に挟み込んで保持した状態に
することが容易にできる。
保持部材とが、被支持部を引き上げる動作に連動して、
両者の間隔を狭める方向に相対的に移動する構成を有す
ることが望ましい。この構成によれば、上保持部材と下
保持部材との一方をガラス基板の端部に当接させ、もう
一方を、その移動方向に見て、ガラス基板の反対側の端
部に並ぶ位置に位置させた状態にし、その状態から被支
持部を引き上げていくことによって、ガラス基板を上保
持部材と下保持部材との間に挟み込んで保持した状態に
することが容易にできる。
【0024】本発明において、上保持部材と下保持部材
の、少なくともガラス基板に当接する部分の材質は、ガ
ラス基板を汚染したり傷つけたりすることのない樹脂と
することが望ましい。
の、少なくともガラス基板に当接する部分の材質は、ガ
ラス基板を汚染したり傷つけたりすることのない樹脂と
することが望ましい。
【0025】また、上保持部材および/または下保持部
材は、ガラス基板を保持した時にガラス基板に垂直な方
向を向く回転軸の周りに回転可能な構成とすることが望
ましい。このようにすることによって、上保持部材と下
保持部材の、ガラス基板との当接面を、ガラス基板の端
部に沿って位置させ、ガラス基板に当接面にわたって均
等に力が加わるようにでき、局所的に力が加わってガラ
ス基板に過度の応力が加わることを防止できる。
材は、ガラス基板を保持した時にガラス基板に垂直な方
向を向く回転軸の周りに回転可能な構成とすることが望
ましい。このようにすることによって、上保持部材と下
保持部材の、ガラス基板との当接面を、ガラス基板の端
部に沿って位置させ、ガラス基板に当接面にわたって均
等に力が加わるようにでき、局所的に力が加わってガラ
ス基板に過度の応力が加わることを防止できる。
【0026】本発明のより具体的な構成として、基板搬
送装置は、下保持部材が固定されたベース板と、ベース
板にスライド可能に取り付けられ、被支持部が設けられ
たスライド板と、ベース板に固定された回転軸の周りに
回転可能に取り付けられ、回転軸を挟んだ一端側に上保
持部材が固定され、他端側が、スライド板に固定された
摺動軸に、回転軸の半径方向にスライド可能に嵌合され
た連動板とを有する構成にできる。
送装置は、下保持部材が固定されたベース板と、ベース
板にスライド可能に取り付けられ、被支持部が設けられ
たスライド板と、ベース板に固定された回転軸の周りに
回転可能に取り付けられ、回転軸を挟んだ一端側に上保
持部材が固定され、他端側が、スライド板に固定された
摺動軸に、回転軸の半径方向にスライド可能に嵌合され
た連動板とを有する構成にできる。
【0027】この構成によれば、被支持部を引き上げる
ことによってスライド板がスライドし、それに連動して
連動板が回転し、上保持部材が、下保持部材側に向って
移動する。そこで、下保持部材をガラス基板の下端に当
接させ、上保持部材をガラス基板の上端の真上に位置さ
せた状態にし、被支持部を引き上げていくことによっ
て、ガラス基板を下保持部材と上保持部材とによって挟
み込ませることができる。
ことによってスライド板がスライドし、それに連動して
連動板が回転し、上保持部材が、下保持部材側に向って
移動する。そこで、下保持部材をガラス基板の下端に当
接させ、上保持部材をガラス基板の上端の真上に位置さ
せた状態にし、被支持部を引き上げていくことによっ
て、ガラス基板を下保持部材と上保持部材とによって挟
み込ませることができる。
【0028】そして、さらに被支持部を引き上げて、ガ
ラス基板を持ち上げると、ガラス基板の荷重が、ベース
板とスライド板と連動板とを介して、下向きの力として
上保持部材に加わる。また、上保持部材とそれに結合さ
れた連動板、ベース板、下保持部材などの荷重によって
も下向きに力が加わる。すなわち、これらベース板、ス
ライド板、連動板によって、上保持部材に下向きの力を
加える加圧機構が構成されている。上保持部材に加わる
この下向きの力によって、ガラス基板には上端と下端と
の間に挟み込む力が加わり、それによってガラス基板を
垂直な姿勢で保持することができる。
ラス基板を持ち上げると、ガラス基板の荷重が、ベース
板とスライド板と連動板とを介して、下向きの力として
上保持部材に加わる。また、上保持部材とそれに結合さ
れた連動板、ベース板、下保持部材などの荷重によって
も下向きに力が加わる。すなわち、これらベース板、ス
ライド板、連動板によって、上保持部材に下向きの力を
加える加圧機構が構成されている。上保持部材に加わる
この下向きの力によって、ガラス基板には上端と下端と
の間に挟み込む力が加わり、それによってガラス基板を
垂直な姿勢で保持することができる。
【0029】この構成では、特に、スライド板を挟んで
両側に1つずつ連動板を設けることができる。それによ
って、それぞれの連動板に固定された2つの上保持部材
を、ガラス基板の上端の離れた位置に当接させ、ガラス
基板を安定して保持することができる。
両側に1つずつ連動板を設けることができる。それによ
って、それぞれの連動板に固定された2つの上保持部材
を、ガラス基板の上端の離れた位置に当接させ、ガラス
基板を安定して保持することができる。
【0030】また、この構成の場合、上述のように、下
保持部材をガラス基板に当接させた状態で、被支持部を
引き上げることによって、上保持部材が移動してガラス
基板の上端に当接する。そこで、特に、上保持部材を回
転可能な構成にすることによって、上保持部材が、ガラ
ス基板の上端に当接する際に、その当接面がガラス基板
の上端に沿うように回転する。それによって、上保持部
材と下保持部材の両方の当接面を、ガラス基板の端部に
沿って位置させることが容易にできる。
保持部材をガラス基板に当接させた状態で、被支持部を
引き上げることによって、上保持部材が移動してガラス
基板の上端に当接する。そこで、特に、上保持部材を回
転可能な構成にすることによって、上保持部材が、ガラ
ス基板の上端に当接する際に、その当接面がガラス基板
の上端に沿うように回転する。それによって、上保持部
材と下保持部材の両方の当接面を、ガラス基板の端部に
沿って位置させることが容易にできる。
【0031】本発明の他の具体的な構成として、基板搬
送装置は、下保持部材が固定された、被支持部が設けら
れた連結棒と、上保持部材が固定された、連結棒にスラ
イド可能に取り付けられた上ベース板とを有する構成に
できる。
送装置は、下保持部材が固定された、被支持部が設けら
れた連結棒と、上保持部材が固定された、連結棒にスラ
イド可能に取り付けられた上ベース板とを有する構成に
できる。
【0032】この構成によれば、上保持部材をガラス基
板の上端に当接させた状態で、被支持部を引き上げるこ
とによって、上保持部材は上ベース板がスライドするた
めその位置を保ち、下保持部材が上保持部材側に向って
移動する。そこで、上保持部材をガラス基板の上端に当
接させ、下保持部材をガラス基板の下端の真下に位置さ
せた状態にし、被支持部を引き上げていくことによっ
て、ガラス基板を下保持部材と上保持部材とによって挟
み込ませることができる。
板の上端に当接させた状態で、被支持部を引き上げるこ
とによって、上保持部材は上ベース板がスライドするた
めその位置を保ち、下保持部材が上保持部材側に向って
移動する。そこで、上保持部材をガラス基板の上端に当
接させ、下保持部材をガラス基板の下端の真下に位置さ
せた状態にし、被支持部を引き上げていくことによっ
て、ガラス基板を下保持部材と上保持部材とによって挟
み込ませることができる。
【0033】そして、さらに被支持部を引き上げて、ガ
ラス基板を持ち上げた状態で、上保持部材には、自身の
荷重と上ベース板の荷重が下向きに加わる。すなわち、
上ベース板と連結棒によって、上保持部材に下向きの力
を加える加圧機構が構成されている。上保持部材に加わ
るこの下向きの力によって、ガラス基板には上端と下端
との間に挟み込む力が加わり、それによってガラス基板
を垂直な姿勢で保持することができる。
ラス基板を持ち上げた状態で、上保持部材には、自身の
荷重と上ベース板の荷重が下向きに加わる。すなわち、
上ベース板と連結棒によって、上保持部材に下向きの力
を加える加圧機構が構成されている。上保持部材に加わ
るこの下向きの力によって、ガラス基板には上端と下端
との間に挟み込む力が加わり、それによってガラス基板
を垂直な姿勢で保持することができる。
【0034】この構成では、特に、上ベース板のスライ
ド範囲を所望の位置より上の範囲に規制するストッパー
を設けることが好ましい。このようにすることによっ
て、上保持部材を押さえていなくても、上保持部材を基
板搬送装置の上部の所望の位置に留まらせることがで
き、上保持部材をガラス基板の上端に当接させることが
容易にできる。
ド範囲を所望の位置より上の範囲に規制するストッパー
を設けることが好ましい。このようにすることによっ
て、上保持部材を押さえていなくても、上保持部材を基
板搬送装置の上部の所望の位置に留まらせることがで
き、上保持部材をガラス基板の上端に当接させることが
容易にできる。
【0035】また、この構成の場合、上述のように、上
保持部材をガラス基板に当接させた状態で、被支持部を
引き上げることによって、下保持部材が移動してガラス
基板の下端に当接する。そこで、特に、下保持部材を回
転可能な構成にすることによって、下保持部材が、ガラ
ス基板の上端に当接する際に、その当接面がガラス基板
の下端に沿うように回転する。それによって、上保持部
材と下保持部材の両方の当接面を、ガラス基板の端部に
沿って位置させることが容易にできる。
保持部材をガラス基板に当接させた状態で、被支持部を
引き上げることによって、下保持部材が移動してガラス
基板の下端に当接する。そこで、特に、下保持部材を回
転可能な構成にすることによって、下保持部材が、ガラ
ス基板の上端に当接する際に、その当接面がガラス基板
の下端に沿うように回転する。それによって、上保持部
材と下保持部材の両方の当接面を、ガラス基板の端部に
沿って位置させることが容易にできる。
【0036】本発明の姿勢変換装置は、上述のような基
板搬送装置と共に用いられる姿勢変換装置であって、水
平な回転軸の周りに回転可能な、ガラス基板を表面と下
端とに当接して支持する搭載部と、搭載部の回転を、ガ
ラス基板との当接面が、垂直な方向から少し傾いて上方
を向いた位置と、水平に上方を向いた位置とで止めるこ
とができるストッパーとを有することを特徴とする。
板搬送装置と共に用いられる姿勢変換装置であって、水
平な回転軸の周りに回転可能な、ガラス基板を表面と下
端とに当接して支持する搭載部と、搭載部の回転を、ガ
ラス基板との当接面が、垂直な方向から少し傾いて上方
を向いた位置と、水平に上方を向いた位置とで止めるこ
とができるストッパーとを有することを特徴とする。
【0037】この構成の姿勢変換装置を用いることによ
って、上述のような基板搬送装置によって垂直な状態で
搬送されたガラス基板を水平な状態にすることが容易に
できる。このようにガラス基板を水平な状態にすること
によって、ガラス基板にそれを水平に寝かした状態で処
理を行う一般的な処理装置にガラス基板を受け渡すこと
が容易にできる。
って、上述のような基板搬送装置によって垂直な状態で
搬送されたガラス基板を水平な状態にすることが容易に
できる。このようにガラス基板を水平な状態にすること
によって、ガラス基板にそれを水平に寝かした状態で処
理を行う一般的な処理装置にガラス基板を受け渡すこと
が容易にできる。
【0038】本発明の姿勢変換装置は、搭載部を、搭載
部の回転軸の半径方向に平行な方向に延びる、複数平行
に配置されたアームから構成し、このアームを、ガラス
基板が搭載されるガラス基板搭載部と、ガラス基板搭載
部をアームの延在方向にスライド可能に支持するレール
部とを有する構成にすることが望ましい。
部の回転軸の半径方向に平行な方向に延びる、複数平行
に配置されたアームから構成し、このアームを、ガラス
基板が搭載されるガラス基板搭載部と、ガラス基板搭載
部をアームの延在方向にスライド可能に支持するレール
部とを有する構成にすることが望ましい。
【0039】このような構成にすることによって、ガラ
ス基板を処理装置の受け取り機構上に位置させることが
容易にできる。そして、受け取り機構に、ガラス基板表
面の、アームに当接していない部分に、昇降移動する部
材を設けておくことによって、ガラス基板を水平な状態
のまま受け取らせることが容易にできる。
ス基板を処理装置の受け取り機構上に位置させることが
容易にできる。そして、受け取り機構に、ガラス基板表
面の、アームに当接していない部分に、昇降移動する部
材を設けておくことによって、ガラス基板を水平な状態
のまま受け取らせることが容易にできる。
【0040】また、姿勢変換装置には、基板搬送装置
を、ガラス基板およびアームから離れた位置に、搭載部
と平行に支持する基板搬送装置収容部を設けることが好
ましい。このような基板搬送装置収容部を設けることに
よって、ガラス基板を搬送するのに用いた基板搬送装置
を姿勢変換装置内に一時的に収容することができ、姿勢
変換装置へのガラス基板の受け渡しを効率的に実施でき
る。
を、ガラス基板およびアームから離れた位置に、搭載部
と平行に支持する基板搬送装置収容部を設けることが好
ましい。このような基板搬送装置収容部を設けることに
よって、ガラス基板を搬送するのに用いた基板搬送装置
を姿勢変換装置内に一時的に収容することができ、姿勢
変換装置へのガラス基板の受け渡しを効率的に実施でき
る。
【0041】本発明において、搭載部の、少なくともガ
ラス基板に当接する部分の材質は、ガラス基板を汚染し
たり傷つけたりすることのない樹脂とすることが望まし
い。
ラス基板に当接する部分の材質は、ガラス基板を汚染し
たり傷つけたりすることのない樹脂とすることが望まし
い。
【0042】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
形態について説明する。
【0043】(第1の実施形態)図1〜4に、本発明の
第1の実施形態の基板搬送装置30の模式図を示す。図
1,2はこの基板搬送装置30の平面図、図3は基板搬
送装置30の下部断面図、図4は基板搬送装置30の上
部断面図である。この基板搬送装置30は、FPまたは
RPとなるガラス基板1を搬送するのに用いる装置であ
る。搬送するガラス基板1は、例えば、厚さ3mm、外
形900mm×600mmの大きさを有しており、表面
に成膜処理が施される。
第1の実施形態の基板搬送装置30の模式図を示す。図
1,2はこの基板搬送装置30の平面図、図3は基板搬
送装置30の下部断面図、図4は基板搬送装置30の上
部断面図である。この基板搬送装置30は、FPまたは
RPとなるガラス基板1を搬送するのに用いる装置であ
る。搬送するガラス基板1は、例えば、厚さ3mm、外
形900mm×600mmの大きさを有しており、表面
に成膜処理が施される。
【0044】この基板搬送装置30は、厚さ2mmのア
ルミニウム板にアルマイト処理を施して形成されたベー
ス板2を有している。このベース板2には、図には示し
ていないが剛性を上げるために補強リブが曲げ加工によ
って形成されている。ベース板2の下部は、左右端で下
方に向って延びる2本の細長い矩形状部を有する形状を
有している。各矩形状部の下端には、図3に示すよう
に、ベース板2の表面上から実質的に垂直に突出する下
保持部材12がねじ(図示せず)によって固定されてい
る。下保持部材12は、その上面がガラス基板1の上端
に当接してガラス基板1を保持する部分であり、当接し
てもガラス基板1を破損せず、また充分な耐久性を有す
る硬質樹脂からなっている。また、下保持部材12の先
端には、ガラス基板1がずれて落ちないように、上方に
突出する突起12aが設けられている。
ルミニウム板にアルマイト処理を施して形成されたベー
ス板2を有している。このベース板2には、図には示し
ていないが剛性を上げるために補強リブが曲げ加工によ
って形成されている。ベース板2の下部は、左右端で下
方に向って延びる2本の細長い矩形状部を有する形状を
有している。各矩形状部の下端には、図3に示すよう
に、ベース板2の表面上から実質的に垂直に突出する下
保持部材12がねじ(図示せず)によって固定されてい
る。下保持部材12は、その上面がガラス基板1の上端
に当接してガラス基板1を保持する部分であり、当接し
てもガラス基板1を破損せず、また充分な耐久性を有す
る硬質樹脂からなっている。また、下保持部材12の先
端には、ガラス基板1がずれて落ちないように、上方に
突出する突起12aが設けられている。
【0045】ベース板2の上部の中央には、下固定ねじ
4aと上固定ねじ4bによって、上下に細長い矩形状の
スライド板3がベース板2に平行に取り付けられてい
る。スライド板3は、厚さ2mmのアルミニウム板にア
ルマイト処理を施して形成されている。スライド板3に
は、図には示していないが剛性を上げるために補強リブ
が曲げ加工によって形成されている。スライド板3の上
端には、作業者が把みやすいように中央に開口を有する
取っ手(被支持部)5がねじ(図示せず)によって固定
されている。取っ手5は、ガラス基板1を搬送する際に
作業者が握る部分である。
4aと上固定ねじ4bによって、上下に細長い矩形状の
スライド板3がベース板2に平行に取り付けられてい
る。スライド板3は、厚さ2mmのアルミニウム板にア
ルマイト処理を施して形成されている。スライド板3に
は、図には示していないが剛性を上げるために補強リブ
が曲げ加工によって形成されている。スライド板3の上
端には、作業者が把みやすいように中央に開口を有する
取っ手(被支持部)5がねじ(図示せず)によって固定
されている。取っ手5は、ガラス基板1を搬送する際に
作業者が握る部分である。
【0046】スライド板3の下部の中央には、上下方向
に延びる長穴3aが開口されており、この長穴3aに下
固定ねじ4aと上固定ねじ4bが通されている。それに
よって、スラード板3は、ベース板2上で所定量だけ上
下方向にスライド可能に支持されている。スムースにス
ライドするように、下固定ねじ4aと上固定ねじ4b
の、長穴3aに接する部分には滑り性が良い樹脂が用い
られている(図示せず)。また、ベース板2とスライド
板3との間には、両者が接触しないように樹脂からなる
スペーサー(図示せず)が挿入されている。
に延びる長穴3aが開口されており、この長穴3aに下
固定ねじ4aと上固定ねじ4bが通されている。それに
よって、スラード板3は、ベース板2上で所定量だけ上
下方向にスライド可能に支持されている。スムースにス
ライドするように、下固定ねじ4aと上固定ねじ4b
の、長穴3aに接する部分には滑り性が良い樹脂が用い
られている(図示せず)。また、ベース板2とスライド
板3との間には、両者が接触しないように樹脂からなる
スペーサー(図示せず)が挿入されている。
【0047】ベース板2上部の左右には、連動板6が、
カシメ加工によってベース板2に固定された回転軸7に
よって、その周りに回転可能に取り付けられている。連
動板6は、剛性を有するアルミニウム板にアルマイト処
理を施して形成されており、回転軸7に支持された部分
から中央寄りに斜め上方に延びる部分と、外側に向って
斜め上方に延びる部分とを有している。連動板6の、中
央寄りに斜め上方に延びる部分の端部には、長穴(図示
せず)が開口されており、この長穴に、スライド板3の
左右の端部付近にカシメ加工によって固定された摺動軸
9が嵌合されている。したがって、連動板6はスライド
板3がスライドするのに連動して回転する。
カシメ加工によってベース板2に固定された回転軸7に
よって、その周りに回転可能に取り付けられている。連
動板6は、剛性を有するアルミニウム板にアルマイト処
理を施して形成されており、回転軸7に支持された部分
から中央寄りに斜め上方に延びる部分と、外側に向って
斜め上方に延びる部分とを有している。連動板6の、中
央寄りに斜め上方に延びる部分の端部には、長穴(図示
せず)が開口されており、この長穴に、スライド板3の
左右の端部付近にカシメ加工によって固定された摺動軸
9が嵌合されている。したがって、連動板6はスライド
板3がスライドするのに連動して回転する。
【0048】連動板6の、外側に向って斜め上方に延び
る部分の端部には、回転軸8がカシメ加工によって固定
され、それを開口に嵌合することによって上保持部10
が回転可能に取り付けられている。上保持部10の上面
には、作業者が把みやすいように中央に開口を有する握
り手11がねじ(図示せず)によって固定されている。
上保持部10は、回転軸7を中心とした円運動と回転軸
8を中心とした回転運動をさせることによって、ガラス
基板1の上端に密着させたり、離したりすることができ
る。
る部分の端部には、回転軸8がカシメ加工によって固定
され、それを開口に嵌合することによって上保持部10
が回転可能に取り付けられている。上保持部10の上面
には、作業者が把みやすいように中央に開口を有する握
り手11がねじ(図示せず)によって固定されている。
上保持部10は、回転軸7を中心とした円運動と回転軸
8を中心とした回転運動をさせることによって、ガラス
基板1の上端に密着させたり、離したりすることができ
る。
【0049】上保持部10は、連動板6に平行に延びる
ベース部10bと、その上端に、ベース部10bの表面
上から実質的に垂直に突出する保持部(上保持部材)1
0aとを有している。保持部10aとベース部10bと
はねじによって結合されている。ベース部10bは、剛
性を有するアルミニウム板を板金加工した後にアルマイ
ト処理を施して形成されており、回転軸8に嵌合する穴
を備えている。保持部10aは、その下面がガラス基板
1の上端に当接してガラス基板1を保持する部分であ
り、当接してもガラス基板1を破損せず、また充分な耐
久性を有する硬質樹脂からなっている。また、保持部1
0aの先端には、ガラス基板1がずれて落ちないよう
に、下方に突出する突起10cが設けられている。
ベース部10bと、その上端に、ベース部10bの表面
上から実質的に垂直に突出する保持部(上保持部材)1
0aとを有している。保持部10aとベース部10bと
はねじによって結合されている。ベース部10bは、剛
性を有するアルミニウム板を板金加工した後にアルマイ
ト処理を施して形成されており、回転軸8に嵌合する穴
を備えている。保持部10aは、その下面がガラス基板
1の上端に当接してガラス基板1を保持する部分であ
り、当接してもガラス基板1を破損せず、また充分な耐
久性を有する硬質樹脂からなっている。また、保持部1
0aの先端には、ガラス基板1がずれて落ちないよう
に、下方に突出する突起10cが設けられている。
【0050】次に、この基板搬送装置30を用いてガラ
ス基板1を搬送する操作について説明する。
ス基板1を搬送する操作について説明する。
【0051】ガラス基板1を基板搬送装置30を用いて
搬送する場合、まず作業者は握り手11を左右の手で持
ち、下保持部材12をガラス基板1の下端部に当接させ
る。次に上保持部10の保持部10aをガラス基板1の
上端部の真上に位置させる。図2は、このようにした状
態を示している。
搬送する場合、まず作業者は握り手11を左右の手で持
ち、下保持部材12をガラス基板1の下端部に当接させ
る。次に上保持部10の保持部10aをガラス基板1の
上端部の真上に位置させる。図2は、このようにした状
態を示している。
【0052】次に作業者は、左右いずれかの手を握り手
11から取っ手5に持ち替え、ゆっくりと取っ手5を引
き上げる。すると、取っ手5の下部に固定されているス
ライド板3がベース板2上で上方へ直線的にスライドす
る。スライド板3の上昇に伴って摺動軸9も上昇するの
で、摺動軸9に長穴で嵌合している連動板6は回転軸7
を中心に回転する。連動板6の回転によって、連動板6
の一端に固定されている回転軸8が下方へ回転移動し、
回転軸8に嵌合している上保持部10も下降する。上保
持部10は、下降してガラス基板1の上端に当接する
と、下面がガラス基板1の上端に平行になるように回転
軸8の周りに回転する。上保持部10の下降は、その下
面がガラス板1の上端に平行に当接した状態で停止し、
それによって連動板6の回転、スライド板3のスライド
も止まる。図1は、このようにした状態を示している。
11から取っ手5に持ち替え、ゆっくりと取っ手5を引
き上げる。すると、取っ手5の下部に固定されているス
ライド板3がベース板2上で上方へ直線的にスライドす
る。スライド板3の上昇に伴って摺動軸9も上昇するの
で、摺動軸9に長穴で嵌合している連動板6は回転軸7
を中心に回転する。連動板6の回転によって、連動板6
の一端に固定されている回転軸8が下方へ回転移動し、
回転軸8に嵌合している上保持部10も下降する。上保
持部10は、下降してガラス基板1の上端に当接する
と、下面がガラス基板1の上端に平行になるように回転
軸8の周りに回転する。上保持部10の下降は、その下
面がガラス板1の上端に平行に当接した状態で停止し、
それによって連動板6の回転、スライド板3のスライド
も止まる。図1は、このようにした状態を示している。
【0053】次に、作業者は握り手11を持つ手を離
し、取っ手5のみを持って基板搬送装置30を持ち上げ
る。この状態では、ガラス基板1の下端は、その自重に
よって下保持部材12に当接している。また、上保持部
10には、ガラス基板1と基板搬送装置30を構成する
部材の重みがベース板2、スライド板3、連動板6を介
して下方向に向う力として加わり、それによって上保持
部10はガラス基板1の上端に当接している。すなわ
ち、ガラス基板1には、上保持部10と下保持部材12
とによって上下から挟み込む力が加わり、それによって
ガラス基板1は落ちないように保持される。このよう
に、ガラス基板1は上下から挟み込まれて保持されるの
で、ガラス基板1をその表面には部材が接触しない状態
で保持できる.以上のように基板搬送装置30を用いる
ことによって、作業者は、取っ手5を持って、ガラス基
板1を垂直に立てた状態で搬送でき、ガラス基板1を落
とすこと無く、片手で搬送できる。ガラス基板1を搬送
した後に、基板搬送装置30をガラス基板1から取り外
す場合は、先の説明と反対の動作を行えばよく、詳細な
説明は省略する。
し、取っ手5のみを持って基板搬送装置30を持ち上げ
る。この状態では、ガラス基板1の下端は、その自重に
よって下保持部材12に当接している。また、上保持部
10には、ガラス基板1と基板搬送装置30を構成する
部材の重みがベース板2、スライド板3、連動板6を介
して下方向に向う力として加わり、それによって上保持
部10はガラス基板1の上端に当接している。すなわ
ち、ガラス基板1には、上保持部10と下保持部材12
とによって上下から挟み込む力が加わり、それによって
ガラス基板1は落ちないように保持される。このよう
に、ガラス基板1は上下から挟み込まれて保持されるの
で、ガラス基板1をその表面には部材が接触しない状態
で保持できる.以上のように基板搬送装置30を用いる
ことによって、作業者は、取っ手5を持って、ガラス基
板1を垂直に立てた状態で搬送でき、ガラス基板1を落
とすこと無く、片手で搬送できる。ガラス基板1を搬送
した後に、基板搬送装置30をガラス基板1から取り外
す場合は、先の説明と反対の動作を行えばよく、詳細な
説明は省略する。
【0054】次に、基板搬送装置30を用いて収納ケー
ス13からガラス基板1を出し入れする方法について、
図5を参照して説明する。図5は収納ケース13から基
板搬送装置30を用いてガラス基板1を取り出している
様子を表す外観斜視図である。
ス13からガラス基板1を出し入れする方法について、
図5を参照して説明する。図5は収納ケース13から基
板搬送装置30を用いてガラス基板1を取り出している
様子を表す外観斜視図である。
【0055】収納ケース13には、その向かい合う側壁
の内面に、上下方向に直線的に延びる溝(図示せず)が
所定の間隔をおいて複数設けられいる。この溝にガラス
基板1の向かい合う端部を挿入することによって、複数
のガラス基板1が垂直に立てられた状態で平行に並べて
保持されている。収納ケース13の底部の内面には複数
の基板受け部(図示せず)が設けられており、ガラス基
板1は、その下端部が収納ケース13の底面から5〜1
0mm程度浮いた状態で保持されている。
の内面に、上下方向に直線的に延びる溝(図示せず)が
所定の間隔をおいて複数設けられいる。この溝にガラス
基板1の向かい合う端部を挿入することによって、複数
のガラス基板1が垂直に立てられた状態で平行に並べて
保持されている。収納ケース13の底部の内面には複数
の基板受け部(図示せず)が設けられており、ガラス基
板1は、その下端部が収納ケース13の底面から5〜1
0mm程度浮いた状態で保持されている。
【0056】この収納ケース13から基板搬送装置30
を用いてガラス基板1を取り出す場合、作業者は、ま
ず、握り手11を左右の手で持って、基板搬送装置30
を持ち上げ、収納された複数のガラス基板1の間に挿入
する。本実施形態では、保持部10a、下保持部材12
の突出量も含めた、基板搬送装置30の厚みは、収納ケ
ース13のガラス基板1の収納間隔よりも充分に薄くで
きる。したがって、基板搬送装置30をガラス基板1の
間の隙間に容易に通すことができる。
を用いてガラス基板1を取り出す場合、作業者は、ま
ず、握り手11を左右の手で持って、基板搬送装置30
を持ち上げ、収納された複数のガラス基板1の間に挿入
する。本実施形態では、保持部10a、下保持部材12
の突出量も含めた、基板搬送装置30の厚みは、収納ケ
ース13のガラス基板1の収納間隔よりも充分に薄くで
きる。したがって、基板搬送装置30をガラス基板1の
間の隙間に容易に通すことができる。
【0057】次に、下保持部材12を、前述のように収
納ケース13の底面から浮き上がったガラス基板1の下
端部に引っ掛けるようにして当接させる。後は、前述し
たように取っ手5を持って持ち上げることによって、ガ
ラス基板1を取り出すことができる。
納ケース13の底面から浮き上がったガラス基板1の下
端部に引っ掛けるようにして当接させる。後は、前述し
たように取っ手5を持って持ち上げることによって、ガ
ラス基板1を取り出すことができる。
【0058】ガラス基板1を収納ケース13に収納する
場合には、まず、取っ手5を持って垂直な状態で搬送し
てきたガラス基板1の下端部の縁を、収納ケース13の
側壁の溝に合わせて溝内に挿入する。そしてそのまま、
ガラス基板1を溝に沿って収納ケース内に収納する。後
は、取り出す時とは逆の手順で基板搬送装置30をガラ
ス基板1から外し、収納ケース13から取り出せばよ
い。
場合には、まず、取っ手5を持って垂直な状態で搬送し
てきたガラス基板1の下端部の縁を、収納ケース13の
側壁の溝に合わせて溝内に挿入する。そしてそのまま、
ガラス基板1を溝に沿って収納ケース内に収納する。後
は、取り出す時とは逆の手順で基板搬送装置30をガラ
ス基板1から外し、収納ケース13から取り出せばよ
い。
【0059】このように、本実施形態では、ガラス基板
1を実質的に垂直に立てた状態で収納ケース13に出し
入れすることができる。したがって、前述のように、水
平に寝かした状態で出し入れする場合に比べて、ガラス
基板1の縁部に加わる応力を低減することができる。
1を実質的に垂直に立てた状態で収納ケース13に出し
入れすることができる。したがって、前述のように、水
平に寝かした状態で出し入れする場合に比べて、ガラス
基板1の縁部に加わる応力を低減することができる。
【0060】本実施形態では、ガラス基板1は、実質的
に垂直に立てた状態で搬送されるが、ガラス基板1に膜
形成するなどの処理を行なう場合には、水平に寝かせる
必要がある場合がある。そこで次に、実質的に垂直に立
てた状態で搬送したガラス基板1を水平に寝かした状態
にする方法について、図6〜9を参照して説明する。図
6〜9は、移載装置(姿勢変換装置)31によって、ガ
ラス基板1を垂直に立てた状態から、水平に寝かした状
態にし、受け取り装置18に受け渡す各工程での状態を
示す模式的側面図である。図6は、ガラス基板1を基板
搬送装置30を用いて移載装置31に載せている状態を
示している。図7は、基板搬送装置30をガラス基板1
から取り外し、移載装置31に載せた状態を示してい
る。図8は移載装置31によってガラス基板1を実質的
に水平にした状態を示している。図9はガラス基板を移
載装置31から受け取り装置18に移し変えている状態
を示している。
に垂直に立てた状態で搬送されるが、ガラス基板1に膜
形成するなどの処理を行なう場合には、水平に寝かせる
必要がある場合がある。そこで次に、実質的に垂直に立
てた状態で搬送したガラス基板1を水平に寝かした状態
にする方法について、図6〜9を参照して説明する。図
6〜9は、移載装置(姿勢変換装置)31によって、ガ
ラス基板1を垂直に立てた状態から、水平に寝かした状
態にし、受け取り装置18に受け渡す各工程での状態を
示す模式的側面図である。図6は、ガラス基板1を基板
搬送装置30を用いて移載装置31に載せている状態を
示している。図7は、基板搬送装置30をガラス基板1
から取り外し、移載装置31に載せた状態を示してい
る。図8は移載装置31によってガラス基板1を実質的
に水平にした状態を示している。図9はガラス基板を移
載装置31から受け取り装置18に移し変えている状態
を示している。
【0061】まず、この操作に用いられる移載装置31
と受け取り装置18の構成について説明する。移載装置
31は、水平に設置されるベース部17と、ベース部1
7の一端に設けられた回転軸16によって一端で回転軸
16の周りに回転可能に支持された回転部15とを有し
ている。図には示さないが、移載装置31は、回転部1
5の回転を所定の位置で止めるストッパーや回転止めを
有しており、回転部15は、垂直な位置から少し傾けて
立てた位置と、ベース部17と実質的に平行に水平に寝
かせた位置とに保持可能である。また、移載装置31
は、回転部15が急激に回転しないようにするダンパー
も備えている。
と受け取り装置18の構成について説明する。移載装置
31は、水平に設置されるベース部17と、ベース部1
7の一端に設けられた回転軸16によって一端で回転軸
16の周りに回転可能に支持された回転部15とを有し
ている。図には示さないが、移載装置31は、回転部1
5の回転を所定の位置で止めるストッパーや回転止めを
有しており、回転部15は、垂直な位置から少し傾けて
立てた位置と、ベース部17と実質的に平行に水平に寝
かせた位置とに保持可能である。また、移載装置31
は、回転部15が急激に回転しないようにするダンパー
も備えている。
【0062】また、図示しないが、ベース部17は、ガ
ラス基板1を扱う作業者が安全に効率良く作業を行える
高さのテーブルなどに設置されており、受け取り装置1
8との位置合わせのためのストッパー付きキャスターを
有している。
ラス基板1を扱う作業者が安全に効率良く作業を行える
高さのテーブルなどに設置されており、受け取り装置1
8との位置合わせのためのストッパー付きキャスターを
有している。
【0063】回転部15は、寝かせた状態でベース部1
7と対面する基部と、それに取り付けられた2本の分離
アーム14(図6〜9には奥側の一本のみを示してお
り、手前側の記載は省略している)とを有している。2
本の分離アーム14間の間隔は、基板搬送装置30の幅
よりも広くなっている。分離アーム14は、基部との間
に所定の間隔をおいて基部に平行に延びている。それに
よって、分離アーム14と基部との間には、基板搬送装
置を収納可能な空間が確保されており、また立てた状態
で下端となる部分には、基板搬送装置30を下端に当接
して支持する突出部が設けられている。これらの構成に
よって、回転部15の基部には基板搬送装置収容部が形
成されている。
7と対面する基部と、それに取り付けられた2本の分離
アーム14(図6〜9には奥側の一本のみを示してお
り、手前側の記載は省略している)とを有している。2
本の分離アーム14間の間隔は、基板搬送装置30の幅
よりも広くなっている。分離アーム14は、基部との間
に所定の間隔をおいて基部に平行に延びている。それに
よって、分離アーム14と基部との間には、基板搬送装
置を収納可能な空間が確保されており、また立てた状態
で下端となる部分には、基板搬送装置30を下端に当接
して支持する突出部が設けられている。これらの構成に
よって、回転部15の基部には基板搬送装置収容部が形
成されている。
【0064】分離アーム14は、ガラス基板1が載せら
れるガラス基板搭載部14bと、それを、基部と平行
に、回転軸16側から離れる方向に滑らかに直線的にス
ライド可能に支持するレール部14aとを有している。
ガラス基板搭載部14bは、ガラス基板1を汚染したり
破損させたりしない樹脂材料で形成されている。ガラス
基板搭載部14bの回転軸16側の端部付近には、回転
部15を立てた状態で、ガラス基板1を、その下端に当
接して支持する突起部(図示せず)が設けられている。
れるガラス基板搭載部14bと、それを、基部と平行
に、回転軸16側から離れる方向に滑らかに直線的にス
ライド可能に支持するレール部14aとを有している。
ガラス基板搭載部14bは、ガラス基板1を汚染したり
破損させたりしない樹脂材料で形成されている。ガラス
基板搭載部14bの回転軸16側の端部付近には、回転
部15を立てた状態で、ガラス基板1を、その下端に当
接して支持する突起部(図示せず)が設けられている。
【0065】受け取り装置18は、ガラス基板1を水平
状態で移載装置31から受け取る装置である。受け取り
装置18は、ガラス基板1に膜形成などの処理を行う処
理装置に付属されていてもよいし、それとは独立した、
処理装置の処理位置にガラス基板1を搬送する装置に付
属されていてもよい。
状態で移載装置31から受け取る装置である。受け取り
装置18は、ガラス基板1に膜形成などの処理を行う処
理装置に付属されていてもよいし、それとは独立した、
処理装置の処理位置にガラス基板1を搬送する装置に付
属されていてもよい。
【0066】この受け取り装置18は、上面から突出す
る昇降ピン19を備えている、昇降ピン19は、電気モ
ータによって上昇、下降動作可能であり、分離アーム1
4にぶつからない平面配置パターンで複数本並んで設け
られている。昇降ピン19の、ガラス基板1と当接する
部分は、ガラス基板1を汚染したり破損させたりしない
樹脂材料で形成されている。
る昇降ピン19を備えている、昇降ピン19は、電気モ
ータによって上昇、下降動作可能であり、分離アーム1
4にぶつからない平面配置パターンで複数本並んで設け
られている。昇降ピン19の、ガラス基板1と当接する
部分は、ガラス基板1を汚染したり破損させたりしない
樹脂材料で形成されている。
【0067】次に、以上のような装置を用いてガラス基
板1を垂直な状態から水平な状態にして受け渡す操作に
ついて説明する。
板1を垂直な状態から水平な状態にして受け渡す操作に
ついて説明する。
【0068】移載装置31にガラス基板1を載せる際に
は、移載装置31は、回転部15を立てた状態にしてお
く。基板搬送装置30を用いてガラス基板1を運んでき
た作業者は、まず移載装置31の2本の分離アーム14
の間に基板搬送装置30を挿入して、搭載部14bにガ
ラス基板1の片面を軽く接触させ、搭載部14bに設け
られた基板落下防止用の突起部(図示せず)にガラス基
板1の下端部を突き当てる(図6の状態)。
は、移載装置31は、回転部15を立てた状態にしてお
く。基板搬送装置30を用いてガラス基板1を運んでき
た作業者は、まず移載装置31の2本の分離アーム14
の間に基板搬送装置30を挿入して、搭載部14bにガ
ラス基板1の片面を軽く接触させ、搭載部14bに設け
られた基板落下防止用の突起部(図示せず)にガラス基
板1の下端部を突き当てる(図6の状態)。
【0069】次に突起部にガラス基板1が載っている状
態を維持しつつ取っ手5を徐々に下方向に移動させ、下
保持部材12をガラス基板1の下端部から離す。その
後、左右の手を取っ手5から放し、握り手11に持ち替
えてそれを持ち上げ、上保持部10をガラス基板1の上
端から離す。これらの操作によって、基板搬送装置30
全体がガラス基板1から分離される。分離した基板搬送
装置30は、移載装置31の回転部15の基部に収納す
ることができる(図7の状態)。以上の操作でガラス基
板1は実質的に垂直な姿勢のまま基板搬送装置30から
移載装置31に移し替えられる。
態を維持しつつ取っ手5を徐々に下方向に移動させ、下
保持部材12をガラス基板1の下端部から離す。その
後、左右の手を取っ手5から放し、握り手11に持ち替
えてそれを持ち上げ、上保持部10をガラス基板1の上
端から離す。これらの操作によって、基板搬送装置30
全体がガラス基板1から分離される。分離した基板搬送
装置30は、移載装置31の回転部15の基部に収納す
ることができる(図7の状態)。以上の操作でガラス基
板1は実質的に垂直な姿勢のまま基板搬送装置30から
移載装置31に移し替えられる。
【0070】この後、作業者は回転部15のストッパー
(図示せず)を解除して回転部15をゆっくりと水平位
置に回転させる。回転部15は、ベース部17に設けら
れた回転止め(図示せず)に当接して水平な位置で止ま
る(図8の状態)。
(図示せず)を解除して回転部15をゆっくりと水平位
置に回転させる。回転部15は、ベース部17に設けら
れた回転止め(図示せず)に当接して水平な位置で止ま
る(図8の状態)。
【0071】次に移載装置31を床面に設けたキャスタ
ー(図示せず)を利用してガラス基板1の受け取り装置
18に寄せた後、移載装置31のキャスターのストッパ
ー(図示せず)を掛ける。次に、ガラス基板搭載部14
bをレール部14aに沿って受け取り装置18方向に押
し出し、ガラス基板1を昇降ピン19上に位置させる
(図9の状態)。
ー(図示せず)を利用してガラス基板1の受け取り装置
18に寄せた後、移載装置31のキャスターのストッパ
ー(図示せず)を掛ける。次に、ガラス基板搭載部14
bをレール部14aに沿って受け取り装置18方向に押
し出し、ガラス基板1を昇降ピン19上に位置させる
(図9の状態)。
【0072】この状態で昇降ピン19を上昇動作させ
る。前述のように昇降ピン19は分離アーム14にぶつ
からない配置パターンで並んでおり、したがって昇降ピ
ン19をガラス基板1の下面に当接させることができ
る。そして、ガラス基板1を昇降ピン19によってガラ
ス基板搭載部14b上から若干浮かせた状態にして、昇
降ピン19を停止させる。これによって、分離アーム1
4がガラス基板1から完全に離れた状態になるので、ガ
ラス基板1に干渉することなく分離アーム14を移載装
置31側に押し戻すことができる。その後は、必要に応
じて昇降ピン19を上昇、下降させ、また受け取り装置
18を移動させてガラス基板1を所定の処理位置に動か
し、ガラス基板1に水平にした状態で所定の処理を行う
ことができる。
る。前述のように昇降ピン19は分離アーム14にぶつ
からない配置パターンで並んでおり、したがって昇降ピ
ン19をガラス基板1の下面に当接させることができ
る。そして、ガラス基板1を昇降ピン19によってガラ
ス基板搭載部14b上から若干浮かせた状態にして、昇
降ピン19を停止させる。これによって、分離アーム1
4がガラス基板1から完全に離れた状態になるので、ガ
ラス基板1に干渉することなく分離アーム14を移載装
置31側に押し戻すことができる。その後は、必要に応
じて昇降ピン19を上昇、下降させ、また受け取り装置
18を移動させてガラス基板1を所定の処理位置に動か
し、ガラス基板1に水平にした状態で所定の処理を行う
ことができる。
【0073】以上、ガラス基板1を垂直状態で搬送し、
水平状態で受け取り装置18に移し替える操作を説明し
たが、ガラス基板1を受け取り装置18から基板搬送装
置30に移し替える場合には、先の操作を逆にたどった
操作を行えばよく、説明は省略する。
水平状態で受け取り装置18に移し替える操作を説明し
たが、ガラス基板1を受け取り装置18から基板搬送装
置30に移し替える場合には、先の操作を逆にたどった
操作を行えばよく、説明は省略する。
【0074】以上説明したように本実施形態の基板搬送
装置30によれば、作業者が取っ手5を持った状態で、
上保持部10と下保持部材12との間に挟み込む力を生
じさせてガラス基板1を垂直に立てた状態で搬送するこ
とができる。作業者は、搬送中、中央に配置された取っ
手5を持ってガラス基板1と基板搬送装置30の荷重を
支えればよく、取っ手5を1人で片手で持ってガラス基
板1を容易に搬送することができる。ガラス基板1は、
上下から挟まれた状態で保持されるので、ガラス基板1
の表面には部材が接触しないようにできる。したがっ
て、表面に成膜が行われるFPやRPなどのガラス基板
1の品質、歩留まりの低下を防止できる。
装置30によれば、作業者が取っ手5を持った状態で、
上保持部10と下保持部材12との間に挟み込む力を生
じさせてガラス基板1を垂直に立てた状態で搬送するこ
とができる。作業者は、搬送中、中央に配置された取っ
手5を持ってガラス基板1と基板搬送装置30の荷重を
支えればよく、取っ手5を1人で片手で持ってガラス基
板1を容易に搬送することができる。ガラス基板1は、
上下から挟まれた状態で保持されるので、ガラス基板1
の表面には部材が接触しないようにできる。したがっ
て、表面に成膜が行われるFPやRPなどのガラス基板
1の品質、歩留まりの低下を防止できる。
【0075】また、本実施形態の基板搬送装置30は、
薄い形状にすることができ、収納ケース13内に狭い間
隔で平行に並べて配置されたガラス基板1を収納ケース
13から出し入れするのに好適に用いることができる。
この際、本実施形態では、ガラス基板1を実質的に垂直
に立てた状態で収納ケース13から出し入れできるた
め、出し入れの際にガラス基板1の端部を支持部に当接
させる必要がなく、ガラス基板1の端部に加わる応力を
低減できる。
薄い形状にすることができ、収納ケース13内に狭い間
隔で平行に並べて配置されたガラス基板1を収納ケース
13から出し入れするのに好適に用いることができる。
この際、本実施形態では、ガラス基板1を実質的に垂直
に立てた状態で収納ケース13から出し入れできるた
め、出し入れの際にガラス基板1の端部を支持部に当接
させる必要がなく、ガラス基板1の端部に加わる応力を
低減できる。
【0076】本実施形態の移載装置31は、上述の基板
搬送装置30を用いて垂直な状態で搬送されたガラス基
板1をほぼ垂直な状態のまま受け取り、ガラス基板1に
大きな応力を生じさせることなく水平な状態に寝かせる
ことができる。そして、移載装置31を、レール部14
aとその上をスライド可能なガラス基板搭載部14bと
からなり、ほぼ垂直な位置と水平な位置とに回転させる
ことができる2本の分離アーム14上にガラス基板1を
保持する構成とすることによって、保持したガラス基板
1を水平な状態のまま処理装置などに容易に受け渡し可
能にできる。すなわち、ガラス基板1が載せられたガラ
ス基板搭載部14bを水平な位置に回転させ、スライド
させることによって、ガラス基板1を水平な状態のまま
処理装置などの受け取り装置(例えば、図9に示す受け
取り装置18)上に導くことができる。この際、ガラス
基板1にはガラス基板搭載部14bに接触しない部分が
生じており、この部分に当接する部材(例えば、図9に
示す昇降ピン19)によってガラス基板1を受け取り装
置に容易に受け渡すことができる。
搬送装置30を用いて垂直な状態で搬送されたガラス基
板1をほぼ垂直な状態のまま受け取り、ガラス基板1に
大きな応力を生じさせることなく水平な状態に寝かせる
ことができる。そして、移載装置31を、レール部14
aとその上をスライド可能なガラス基板搭載部14bと
からなり、ほぼ垂直な位置と水平な位置とに回転させる
ことができる2本の分離アーム14上にガラス基板1を
保持する構成とすることによって、保持したガラス基板
1を水平な状態のまま処理装置などに容易に受け渡し可
能にできる。すなわち、ガラス基板1が載せられたガラ
ス基板搭載部14bを水平な位置に回転させ、スライド
させることによって、ガラス基板1を水平な状態のまま
処理装置などの受け取り装置(例えば、図9に示す受け
取り装置18)上に導くことができる。この際、ガラス
基板1にはガラス基板搭載部14bに接触しない部分が
生じており、この部分に当接する部材(例えば、図9に
示す昇降ピン19)によってガラス基板1を受け取り装
置に容易に受け渡すことができる。
【0077】また、移載装置31に、ガラス基板1を受
け渡してガラス基板1から分離された基板搬送装置30
を分離アーム14にぶつからない位置に収納する収納部
を設けることによって、操作をより容易にすることがで
きる。
け渡してガラス基板1から分離された基板搬送装置30
を分離アーム14にぶつからない位置に収納する収納部
を設けることによって、操作をより容易にすることがで
きる。
【0078】尚、我々が試作した基板搬送装置30は厚
み約28mm、重量約1.8kgである。このように、
基板搬送装置30の厚みは、一般的な収納ケースのガラ
ス基板収納間隔40mmよりも充分に薄くでき、基板搬
送装置30を、収納ケースからガラス基板を出し入れす
るのに好適に用いることができる。また、重量も軽量に
できるので、力の無い作業者でも出し入れや搬送を容易
に実施可能な装置とすることができる。
み約28mm、重量約1.8kgである。このように、
基板搬送装置30の厚みは、一般的な収納ケースのガラ
ス基板収納間隔40mmよりも充分に薄くでき、基板搬
送装置30を、収納ケースからガラス基板を出し入れす
るのに好適に用いることができる。また、重量も軽量に
できるので、力の無い作業者でも出し入れや搬送を容易
に実施可能な装置とすることができる。
【0079】(第2の実施形態)図10〜13に、本発
明の第2の実施形態の基板搬送装置32の模式図を示
す。図10,11はこの基板搬送装置32の平面図、図
12は基板搬送装置32の下部断面図、図13は基板搬
送装置32の上部断面図である。本実施形態の基板搬送
装置32も、第1の実施形態と同様に、FPまたはRP
となるガラス基板1を搬送するのに用いられる。
明の第2の実施形態の基板搬送装置32の模式図を示
す。図10,11はこの基板搬送装置32の平面図、図
12は基板搬送装置32の下部断面図、図13は基板搬
送装置32の上部断面図である。本実施形態の基板搬送
装置32も、第1の実施形態と同様に、FPまたはRP
となるガラス基板1を搬送するのに用いられる。
【0080】この基板搬送装置32は、剛性を有するア
ルミニウムなどの金属パイプからなり、上部に雌ねじ部
(図示せず)、下端に側方に面する平面部が形成された
連結棒20を有している。連結棒20の上端には、人が
握りやすいように中央に開口を有する取っ手(被支持
部)29が固定されている。
ルミニウムなどの金属パイプからなり、上部に雌ねじ部
(図示せず)、下端に側方に面する平面部が形成された
連結棒20を有している。連結棒20の上端には、人が
握りやすいように中央に開口を有する取っ手(被支持
部)29が固定されている。
【0081】連結棒20の下端の平面部には穴が開口さ
れており、この穴に回転軸28が嵌合している。回転軸
28は、ねじまたはカシメ加工によって、剛性を有する
アルミニウムなどの金属からなる下ベース板22に固定
されている。したがって下ベース板22は、連結棒20
の下端に、回転軸28の周りに回転可能に取り付けられ
ている。
れており、この穴に回転軸28が嵌合している。回転軸
28は、ねじまたはカシメ加工によって、剛性を有する
アルミニウムなどの金属からなる下ベース板22に固定
されている。したがって下ベース板22は、連結棒20
の下端に、回転軸28の周りに回転可能に取り付けられ
ている。
【0082】下ベース板22の下端には、図12に示す
ように、ベース板2の表面上から実質的に垂直に突出す
る下保持部材24がねじ(図示せず)によって固定され
ている。下保持部材24は、その上面がガラス基板1の
下端に当接してガラス基板1を保持する部分であり、当
接してもガラス基板1を破損せず、またガラス基板1の
端面によってほとんど削れることのない硬質樹脂からな
っている。また、下保持部材24の先端には、ガラス基
板1がずれて落ちないように、上方に突出する突起24
aが設けられている。
ように、ベース板2の表面上から実質的に垂直に突出す
る下保持部材24がねじ(図示せず)によって固定され
ている。下保持部材24は、その上面がガラス基板1の
下端に当接してガラス基板1を保持する部分であり、当
接してもガラス基板1を破損せず、またガラス基板1の
端面によってほとんど削れることのない硬質樹脂からな
っている。また、下保持部材24の先端には、ガラス基
板1がずれて落ちないように、上方に突出する突起24
aが設けられている。
【0083】連結棒20には、貫通穴を有する上摺動部
材25と下摺動部材26とが固定された上ベース板21
が、上摺動部材25と下摺動部材26との貫通穴に連結
棒20を通すことによってスライド可能に取り付けられ
ている。上摺動部材25と下摺動部材26は、その貫通
穴が一直線上に並ぶように配置され、ねじまたは溶接に
よって上ベース板21に固定されている。上摺動部材2
5と下摺動部材26の貫通穴の内面は、上ベース板21
がスムーズにスライドするように、滑り良く仕上げられ
ている。
材25と下摺動部材26とが固定された上ベース板21
が、上摺動部材25と下摺動部材26との貫通穴に連結
棒20を通すことによってスライド可能に取り付けられ
ている。上摺動部材25と下摺動部材26は、その貫通
穴が一直線上に並ぶように配置され、ねじまたは溶接に
よって上ベース板21に固定されている。上摺動部材2
5と下摺動部材26の貫通穴の内面は、上ベース板21
がスムーズにスライドするように、滑り良く仕上げられ
ている。
【0084】上ベース板21の上端には、図13に示す
ように、ベース板2の表面上から実質的に垂直に突出す
る上保持部材23がねじ(図示せず)によって固定され
ている。上保持部材23は、その下面がガラス基板1の
上端に当接してガラス基板1を保持する部分であり、当
接してもガラス基板1を破損せず、またガラス基板1の
端面によってほとんど削れることのない硬質樹脂からな
っている。また、上保持部材23の先端には、ガラス基
板1がずれて落ちないように、下方に突出する突起23
aが設けられている。
ように、ベース板2の表面上から実質的に垂直に突出す
る上保持部材23がねじ(図示せず)によって固定され
ている。上保持部材23は、その下面がガラス基板1の
上端に当接してガラス基板1を保持する部分であり、当
接してもガラス基板1を破損せず、またガラス基板1の
端面によってほとんど削れることのない硬質樹脂からな
っている。また、上保持部材23の先端には、ガラス基
板1がずれて落ちないように、下方に突出する突起23
aが設けられている。
【0085】連結棒20の中央付近には、下摺動部材2
6に当接して上ベース板21が必要以上に下に移動する
のを止めるストッパー27が取り付けられている。スト
ッパー27は、不図示のねじなどによって、連結棒20
の所望の位置に固定可能である。
6に当接して上ベース板21が必要以上に下に移動する
のを止めるストッパー27が取り付けられている。スト
ッパー27は、不図示のねじなどによって、連結棒20
の所望の位置に固定可能である。
【0086】次に、基板搬送装置32を用いてガラス基
板1を搬送する操作について説明する。まず作業者は、
例えば、第1の実施形態において説明したような収納ケ
ースなどに垂直な姿勢で保持されたガラス基板1に、基
板搬送装置32を取っ手29を持って近づける。次に、
図13に示すように、ガラス基板1の上端部に上保持部
材23を上から被せて当接させる。
板1を搬送する操作について説明する。まず作業者は、
例えば、第1の実施形態において説明したような収納ケ
ースなどに垂直な姿勢で保持されたガラス基板1に、基
板搬送装置32を取っ手29を持って近づける。次に、
図13に示すように、ガラス基板1の上端部に上保持部
材23を上から被せて当接させる。
【0087】この状態から取っ手29をゆっくりと下降
させていくと、上保持部材23、上ベース板21および
それに固定された上摺動部材25と下摺動部材26の位
置は変化せずに、連結棒20と、それに回転軸28を介
して支持された下ベース板22および下保持部材24か
らなる構造体が下降していく。そして取っ手29を上保
持部材23に当接する直前(図11の状態)まで下降さ
せた後、下保持部材24の基板落下防止用に設けられた
突起24aをガラス基板1の下方に通して、下保持部材
24をガラス基板1の下端の真下に位置させる。
させていくと、上保持部材23、上ベース板21および
それに固定された上摺動部材25と下摺動部材26の位
置は変化せずに、連結棒20と、それに回転軸28を介
して支持された下ベース板22および下保持部材24か
らなる構造体が下降していく。そして取っ手29を上保
持部材23に当接する直前(図11の状態)まで下降さ
せた後、下保持部材24の基板落下防止用に設けられた
突起24aをガラス基板1の下方に通して、下保持部材
24をガラス基板1の下端の真下に位置させる。
【0088】突起24aがガラス基板1の下方を通過し
たのを確認した後、取っ手29を再び上昇させ、図12
に示すように、下保持部材24をガラス基板1の下端に
当接させる(図10の状態)。そして作業者は取っ手2
9を持って、ガラス基板1を持ち上げる。この状態で
は、ガラス基板1の下端は、その自重によって下保持部
材24に当接している。また、ガラス基板1の上端に
は、上保持部材23がその自重およびそれに結合された
上ベース板21などの荷重によって当接し、それによっ
て、ガラス基板1には、上下から挟み込む力が加わって
いる。このように上下から挟み込む力が加わることによ
って、ガラス基板1は保持されており、作業者は、取っ
手29を持った状態で、ガラス基板1を落とすことなく
搬送できる。この際、ガラス基板1は上下から挟まれて
保持されるので、ガラス基板1をその表面には部材が接
触しない状態で保持できる。
たのを確認した後、取っ手29を再び上昇させ、図12
に示すように、下保持部材24をガラス基板1の下端に
当接させる(図10の状態)。そして作業者は取っ手2
9を持って、ガラス基板1を持ち上げる。この状態で
は、ガラス基板1の下端は、その自重によって下保持部
材24に当接している。また、ガラス基板1の上端に
は、上保持部材23がその自重およびそれに結合された
上ベース板21などの荷重によって当接し、それによっ
て、ガラス基板1には、上下から挟み込む力が加わって
いる。このように上下から挟み込む力が加わることによ
って、ガラス基板1は保持されており、作業者は、取っ
手29を持った状態で、ガラス基板1を落とすことなく
搬送できる。この際、ガラス基板1は上下から挟まれて
保持されるので、ガラス基板1をその表面には部材が接
触しない状態で保持できる。
【0089】本実施形態の基板搬送装置32は、第1の
実施形態と同様に、ガラス基板1を収納ケースから出し
入れする操作、垂直な姿勢から水平な姿勢にして受け取
り装置に移し替える移載装置にガラス基板1を載せる操
作に用いることができる。これらの操作は第1の実施形
態とほぼ同様に実施可能であり、説明を省略する。
実施形態と同様に、ガラス基板1を収納ケースから出し
入れする操作、垂直な姿勢から水平な姿勢にして受け取
り装置に移し替える移載装置にガラス基板1を載せる操
作に用いることができる。これらの操作は第1の実施形
態とほぼ同様に実施可能であり、説明を省略する。
【0090】次に基板搬送装置32の各部の機能につい
て説明を加える。
て説明を加える。
【0091】上ベース板21は連結棒20に沿って自由
にスライドする。そこで、基板搬送装置32を取っ手2
9を持ってガラス基板1に近づけた際、上保持部材23
が下方に下がり過ぎてしまうと、ガラス基板1の上端に
当接させるのが困難になるため、適当な位置で上保持部
材23が止まるようにストッパー27を設けている。
にスライドする。そこで、基板搬送装置32を取っ手2
9を持ってガラス基板1に近づけた際、上保持部材23
が下方に下がり過ぎてしまうと、ガラス基板1の上端に
当接させるのが困難になるため、適当な位置で上保持部
材23が止まるようにストッパー27を設けている。
【0092】本実施形態において搬送するガラス基板1
は、上端と下端とが実質的に平行な形状を有している
が、完全に平行ではない。このようなガラス基板1の上
端と下端に、上保持部材23と下保持部材24との両方
が平行に当接し、均一に力が加わるようにするため、下
ベース板22を回転可能に取り付けた構成としている。
これによって、ガラス基板1に偏荷重が加わって悪影響
が生じるのを防止できる。
は、上端と下端とが実質的に平行な形状を有している
が、完全に平行ではない。このようなガラス基板1の上
端と下端に、上保持部材23と下保持部材24との両方
が平行に当接し、均一に力が加わるようにするため、下
ベース板22を回転可能に取り付けた構成としている。
これによって、ガラス基板1に偏荷重が加わって悪影響
が生じるのを防止できる。
【0093】また、本実施形態において、ガラス基板1
を挟む力は、上ベース板21、上保持部材23、上摺動
部材25および下摺動部材26からなる上部構造体の自
重のみによって得ている。上部構造体は、比較的簡単な
構造であり、容易に軽量なものにすることができる。し
たがって、本実施形態の基板搬送装置32では、薄くて
剛性の低いガラス基板1であっても、大きく撓ませるよ
うな力を加えることなく搬送可能である。
を挟む力は、上ベース板21、上保持部材23、上摺動
部材25および下摺動部材26からなる上部構造体の自
重のみによって得ている。上部構造体は、比較的簡単な
構造であり、容易に軽量なものにすることができる。し
たがって、本実施形態の基板搬送装置32では、薄くて
剛性の低いガラス基板1であっても、大きく撓ませるよ
うな力を加えることなく搬送可能である。
【0094】上摺動部材25または下摺動部材26に雌
ねじ部を設け、この雌ねじ部に雄ねじをねじ込むことに
よって、上部構造体を連結棒20の所望の位置に固定で
きるようにしてもよい。この構成では、下保持部材24
と上保持部材23とによってガラス基板1を挟んだ状態
で上部構造体を固定することによって、搬送中にガラス
基板1にそれを傾けるような外力が加わっても上保持部
材23が動かないようにして、ガラス基板1の落下を防
止することができる。
ねじ部を設け、この雌ねじ部に雄ねじをねじ込むことに
よって、上部構造体を連結棒20の所望の位置に固定で
きるようにしてもよい。この構成では、下保持部材24
と上保持部材23とによってガラス基板1を挟んだ状態
で上部構造体を固定することによって、搬送中にガラス
基板1にそれを傾けるような外力が加わっても上保持部
材23が動かないようにして、ガラス基板1の落下を防
止することができる。
【0095】以上説明したように本実施形態の基板搬送
装置32によれば、作業者が取っ手29を持った状態
で、上保持部材23と下保持部材24との間に挟み込む
力を生じさせてガラス基板1を垂直に立てた状態で搬送
することができる。作業者は、搬送中、中央に配置され
た取っ手29を持ってガラス基板1と基板搬送装置32
の荷重を支えればよく、取っ手29を1人で片手で持っ
てガラス基板1を容易に搬送することができる。
装置32によれば、作業者が取っ手29を持った状態
で、上保持部材23と下保持部材24との間に挟み込む
力を生じさせてガラス基板1を垂直に立てた状態で搬送
することができる。作業者は、搬送中、中央に配置され
た取っ手29を持ってガラス基板1と基板搬送装置32
の荷重を支えればよく、取っ手29を1人で片手で持っ
てガラス基板1を容易に搬送することができる。
【0096】本実施形態の基板搬送装置32は、構成部
品が少なく、容易に軽量化できる。基板搬送装置32を
軽量化することによって、搬送作業をより容易にするこ
とができる。また、特に、上部構造体を軽量化すること
によって、ガラス基板1に必要最小限の荷重が加わるよ
うにできる。また、下保持部材24を回転可能にするこ
とによって、ガラス基板1に均等に荷重が加わるように
できる。これらのことから、本実施形態の基板搬送装置
32では、薄く剛性の低いガラス基板であっても、破損
させることなく搬送することができる。
品が少なく、容易に軽量化できる。基板搬送装置32を
軽量化することによって、搬送作業をより容易にするこ
とができる。また、特に、上部構造体を軽量化すること
によって、ガラス基板1に必要最小限の荷重が加わるよ
うにできる。また、下保持部材24を回転可能にするこ
とによって、ガラス基板1に均等に荷重が加わるように
できる。これらのことから、本実施形態の基板搬送装置
32では、薄く剛性の低いガラス基板であっても、破損
させることなく搬送することができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板搬送
装置によれば、ガラス基板をその上下の端部間に挟み込
む力を加えて垂直な状態で搬送することができる。した
がって、本発明の基板搬送装置を用いることによって、
ガラス基板を実質的に垂直な状態に保ったまま収納ケー
スに出し入れすることができ、出し入れの際にガラス基
板に過度の応力が加わって破損が生じるのを防止でき
る。また、本発明の基板搬送装置は、薄い形状にするこ
とができ、ガラス基板を狭い間隔で平行に保持する収納
ケースから、ガラス基板を容易に出し入れ可能である。
装置によれば、ガラス基板をその上下の端部間に挟み込
む力を加えて垂直な状態で搬送することができる。した
がって、本発明の基板搬送装置を用いることによって、
ガラス基板を実質的に垂直な状態に保ったまま収納ケー
スに出し入れすることができ、出し入れの際にガラス基
板に過度の応力が加わって破損が生じるのを防止でき
る。また、本発明の基板搬送装置は、薄い形状にするこ
とができ、ガラス基板を狭い間隔で平行に保持する収納
ケースから、ガラス基板を容易に出し入れ可能である。
【0098】また、本発明の基板搬送装置は、ガラス基
板を上下端部間で挟み込んで保持するため、搬送時にガ
ラス基板の表面に部材を当接させる必要がない。したが
って、本発明の基板搬送装置は、特に、表面に所定の膜
形成処理が行なわれる、薄型平面型画像表示部を構成す
るFPやRPとなるガラス基板を搬送する装置として適
している。すなわち、本発明の基板搬送装置によれば、
このようなFPやRPの表面に部材が当接して、ガラス
基板の表面、特に表面に形成される膜に悪影響が生じる
こを防止でき、歩留りを向上させることができる。
板を上下端部間で挟み込んで保持するため、搬送時にガ
ラス基板の表面に部材を当接させる必要がない。したが
って、本発明の基板搬送装置は、特に、表面に所定の膜
形成処理が行なわれる、薄型平面型画像表示部を構成す
るFPやRPとなるガラス基板を搬送する装置として適
している。すなわち、本発明の基板搬送装置によれば、
このようなFPやRPの表面に部材が当接して、ガラス
基板の表面、特に表面に形成される膜に悪影響が生じる
こを防止でき、歩留りを向上させることができる。
【0099】また、本発明の基板搬送装置は、ガラス基
板を挟む込む力を、基板搬送装置を構成する部材および
/またはガラス基板の荷重を利用して生じさせる構成を
有している。したがって、ガラス基板を搬送する作業者
は、基板搬送装置に設けられた取っ手を持つだけでガラ
ス基板を垂直な姿勢のまま保持することができ、1人の
作業者が片手で容易にガラス基板を搬送することができ
る。したがって、作業者の負担を軽減でき、ガラス基板
を搬送する製造工程を経て製造される製品の製造コスト
の低減を図ることができる。また、本発明の基板搬送装
置は、比較的簡単な構造を有しており、したがって容易
に軽量化することができる。基板搬送装置を軽量化する
ことによって、ガラス基板の出し入れや搬送の作業をさ
らに容易にすることができる。
板を挟む込む力を、基板搬送装置を構成する部材および
/またはガラス基板の荷重を利用して生じさせる構成を
有している。したがって、ガラス基板を搬送する作業者
は、基板搬送装置に設けられた取っ手を持つだけでガラ
ス基板を垂直な姿勢のまま保持することができ、1人の
作業者が片手で容易にガラス基板を搬送することができ
る。したがって、作業者の負担を軽減でき、ガラス基板
を搬送する製造工程を経て製造される製品の製造コスト
の低減を図ることができる。また、本発明の基板搬送装
置は、比較的簡単な構造を有しており、したがって容易
に軽量化することができる。基板搬送装置を軽量化する
ことによって、ガラス基板の出し入れや搬送の作業をさ
らに容易にすることができる。
【0100】また、本発明の基板搬送装置は、ガラス基
板を挟み込む力を、一部の部材の荷重のみによって生じ
させる構成とすることができ、ガラス基板に必要最小限
の力が加わるようにできる。このようにすることによっ
て、極めて薄く剛性の低いガラス基板でも、悪影響を生
じさせることなく搬送できる。また、ガラス基板に挟み
込み力を加える上保持部材および/または下保持部材
を、各部材の、ガラス基板の端部に当接する面の相対的
な向きを平行な向きから傾けることができるように回転
可能にすることによって、ガラス基板に均等に力が加わ
るようにできる。それによって、ガラス基板への悪影響
をさらに低減できる。
板を挟み込む力を、一部の部材の荷重のみによって生じ
させる構成とすることができ、ガラス基板に必要最小限
の力が加わるようにできる。このようにすることによっ
て、極めて薄く剛性の低いガラス基板でも、悪影響を生
じさせることなく搬送できる。また、ガラス基板に挟み
込み力を加える上保持部材および/または下保持部材
を、各部材の、ガラス基板の端部に当接する面の相対的
な向きを平行な向きから傾けることができるように回転
可能にすることによって、ガラス基板に均等に力が加わ
るようにできる。それによって、ガラス基板への悪影響
をさらに低減できる。
【0101】本発明は、以上のような基板搬送装置と共
に好適に用いることができる移載装置も提供する。本発
明の移載装置は、基板搬送装置によって垂直な状態で搬
送されたガラス基板を、ほぼ垂直な姿勢のまま受け取
り、ガラス基板に過度の応力を生じさせることなく水平
な状態に寝かせることができる。この移載装置を用いる
ことによって、ガラス基板に成膜などの処理を行う、水
平状態で受け渡しを行う一般的な処理装置にガラス基板
を受け渡しすることが可能となる。さらに、移載装置
を、ガラス基板をスライド可能なアーム上に支持する構
成にすることにより、処理装置への受け渡しを容易にす
ることができる。
に好適に用いることができる移載装置も提供する。本発
明の移載装置は、基板搬送装置によって垂直な状態で搬
送されたガラス基板を、ほぼ垂直な姿勢のまま受け取
り、ガラス基板に過度の応力を生じさせることなく水平
な状態に寝かせることができる。この移載装置を用いる
ことによって、ガラス基板に成膜などの処理を行う、水
平状態で受け渡しを行う一般的な処理装置にガラス基板
を受け渡しすることが可能となる。さらに、移載装置
を、ガラス基板をスライド可能なアーム上に支持する構
成にすることにより、処理装置への受け渡しを容易にす
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の基板搬送装置の模式
的平面図であり、ガラス基板を保持している状態を示し
ている。
的平面図であり、ガラス基板を保持している状態を示し
ている。
【図2】図1の基板搬送装置の模式的平面図であり、基
板搬送装置をガラス基板に取り付けている状態を示して
いる。
板搬送装置をガラス基板に取り付けている状態を示して
いる。
【図3】図1の基板搬送装置の下部断面図である。
【図4】図1の基板搬送装置の上部断面図である。
【図5】図1の基板搬送装置を用いて、収納ケースから
ガラス基板を出し入れしている様子を示す模式的斜視図
である。
ガラス基板を出し入れしている様子を示す模式的斜視図
である。
【図6】図1の基板搬送装置と共に好適に用いられる移
載装置の模式的側面図であり、基板搬送装置によって搬
送したガラス基板を移載装置上に載せている様子を示し
ている。
載装置の模式的側面図であり、基板搬送装置によって搬
送したガラス基板を移載装置上に載せている様子を示し
ている。
【図7】図6の移載装置の模式的側面図であり、基板搬
送装置をガラス基板から外した状態を示している。
送装置をガラス基板から外した状態を示している。
【図8】図6の移載装置の模式的側面図であり、ガラス
基板を水平に寝かした状態を示している。
基板を水平に寝かした状態を示している。
【図9】図6の移載装置の模式的側面図であり、ガラス
基板を受け取り装置に受け渡している様子を示してい
る。
基板を受け取り装置に受け渡している様子を示してい
る。
【図10】本発明の第2の実施形態の基板搬送装置の模
式的平面図であり、ガラス基板を保持している状態を示
している。
式的平面図であり、ガラス基板を保持している状態を示
している。
【図11】図10の基板搬送装置の模式的平面図であ
り、基板搬送装置をガラス基板に取り付けている様子を
示している。
り、基板搬送装置をガラス基板に取り付けている様子を
示している。
【図12】図10の基板搬送装置の下部断面図である。
【図13】図10の基板搬送装置の上部断面図である。
【図14】従来のガラス板搬送用の吸着装置の模式的斜
視図である。
視図である。
【図15】従来のガラスマスク搬送用装置の模式的平面
図である。
図である。
【図16】従来例の収納ケースの模式的斜視図である。
【図17】図16の収納ケースの側壁付近の断面図であ
る。
る。
1 ガラス基板
2 ベース板
3 スライド板
3a 長穴
4a 下固定ねじ
4b 上固定ねじ
5 取っ手
6 連動板
7,8 回転軸
9 摺動軸
10 上保持部
10a 保持部
10b ベース部
10c,12a 突起
11 握り手
12 下保持部材
13 収納ケース
14 分離アーム
14a レール部
14b ガラス基板搭載部
15 回転部
16 回転軸
17 ベース部
18 受け取り装置
19 昇降ピン
20 連結棒
21 上ベース板
22 下ベース板
23 上保持部材
23a,24a 突起
24 下保持部材
25 上摺動部材
26 下摺動部材
27 ストッパー
28 回転軸
29 取っ手
30,32 基板搬送装置
31 移載装置
61 ガラス板
62 吸着パッド
63 レバー
64 取っ手
71 ガラスマスク
72 クランプ部
73 連結棒
74 取っ手
81 FP(RP)
82 収納ケース
83 入口
84 仕切り部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01L 21/68 H01L 21/68 A
S
Fターム(参考) 3C007 AS01 AS03 BS29 CY13 DS02
ES05 ES09 ET03 EU07 EV02
EV05 EV20 EV22 EV25 EW20
HT11 MT01 NS21 XF06
5F031 CA05 FA02 FA07 FA11 FA12
FA14 FA19 FA21 GA14 GA15
GA20 GA32 GA33 GA60 GA68
LA11
Claims (15)
- 【請求項1】 被支持部と、垂直に立てた状態のガラス
基板の下端に当接する下保持部材と、前記ガラス基板の
上端に当接する上保持部材と、前記被支持部を支持した
状態で、前記ガラス基板および/または前記上保持部材
とそれに結合された部材の荷重を利用して前記上保持部
材に下向きに力を加える加圧機構とを有する基板搬送装
置。 - 【請求項2】 前記被支持部は、人が片手で支持可能な
形状を有する、請求項1に記載の基板搬送装置。 - 【請求項3】 前記上保持部材と前記下保持部材とは、
前記被支持部を引き上げる動作に連動して、両者の間隔
を狭める方向に相対的に移動する、請求項1または2に
記載の基板搬送装置。 - 【請求項4】 前記上保持部材と前記下保持部材の、少
なくとも前記ガラス基板に当接する部分の材質が樹脂で
ある、請求項1から3のいずれか1項に記載の基板搬送
装置。 - 【請求項5】 前記上保持部材および/または前記下保
持部材は、前記ガラス基板を保持した時に前記ガラス基
板に垂直な方向を向く回転軸の周りに回転可能である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の基板搬送装置。 - 【請求項6】 前記下保持部材が固定されたベース板
と、該ベース板にスライド可能に取り付けられ、前記被
支持部が設けられたスライド板と、前記ベース板に固定
された回転軸の周りに回転可能に取り付けられ、該回転
軸を挟んだ一端側に前記上保持部材が固定され、他端側
が、前記スライド板に固定された摺動軸に、該回転軸の
半径方向にスライド可能に嵌合された連動板とを有する
請求項1から5のいずれか1項に記載の基板搬送装置。 - 【請求項7】 前記上保持部材は、前記連動板に固定さ
れた、前記ガラス基板を保持した時に前記ガラス基板に
垂直な方向を向く回転軸の周りに回転可能である、請求
項6に記載の基板搬送装置。 - 【請求項8】 前記下保持部材が固定された、前記被支
持部が設けられた連結棒と、前記上保持部材が固定され
た、前記連結棒にスライド可能に取り付けられた上ベー
ス板とを有する、請求項1から5のいずれか1項に記載
の基板搬送装置。 - 【請求項9】 前記連動板は、前記スライド板を挟んで
両側に1つずつ設けられている、請求項8に記載の基板
搬送装置。 - 【請求項10】 前記下保持部材は、前記連結棒に固定
された、前記ガラス基板を保持した時に前記ガラス基板
に垂直な方向を向く回転軸の周りに回転可能である、請
求項8または9に記載の基板搬送装置。 - 【請求項11】 前記上ベース板のスライド範囲を所望
の位置より上の範囲に規制するストッパーを有する、請
求項8から10のいずれか1項に記載の基板搬送装置。 - 【請求項12】 請求項1から11のいずれか1項に記
載の基板搬送装置と共に用いられる姿勢変換装置であっ
て、 水平な回転軸の周りに回転可能な、前記ガラス基板を表
面と下端とに当接して支持する搭載部と、該搭載部の回
転を、前記ガラス基板との当接面が、垂直な方向から少
し傾いて上方を向いた位置と、水平に上方を向いた位置
とで止めることができるストッパーとを有する姿勢変換
装置。 - 【請求項13】 前記搭載部は、該搭載部の前記回転軸
の半径方向に平行な方向に延びる、複数平行に配置され
たアームから構成されており、前記アームは、前記ガラ
ス基板が搭載されるガラス基板搭載部と、該ガラス基板
搭載部を前記アームの延在方向にスライド可能に支持す
るレール部とを有する請求項12に記載の姿勢変換装
置。 - 【請求項14】 前記基板搬送装置を、前記ガラス基板
および前記アームから離れた位置に、前記搭載部と平行
に支持する基板搬送装置収容部を有する、請求項12ま
たは13に記載の姿勢変換装置。 - 【請求項15】 前記搭載部の、少なくとも前記ガラス
基板に当接する部分の材質が樹脂である、請求項12か
ら14のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001218175A JP2003034428A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 基板搬送装置および姿勢変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001218175A JP2003034428A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 基板搬送装置および姿勢変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003034428A true JP2003034428A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19052396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001218175A Pending JP2003034428A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 基板搬送装置および姿勢変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003034428A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN106542332A (zh) * | 2016-09-29 | 2017-03-29 | 深圳崇达多层线路板有限公司 | 收放板装置及斜立式收放板机 |
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-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001218175A patent/JP2003034428A/ja active Pending
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| JPWO2019230195A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2021-06-03 | 川崎重工業株式会社 | 搬送ハンド及び搬送ロボット |
| JP2022000328A (ja) * | 2018-05-31 | 2022-01-04 | 川崎重工業株式会社 | 搬送ハンド及び搬送ロボット |
| JP7144582B2 (ja) | 2018-05-31 | 2022-09-29 | 川崎重工業株式会社 | 搬送ハンドのセット及び搬送ロボット |
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