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JP2003034028A - 液滴噴射装置及びその製造方法 - Google Patents

液滴噴射装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003034028A
JP2003034028A JP2001226253A JP2001226253A JP2003034028A JP 2003034028 A JP2003034028 A JP 2003034028A JP 2001226253 A JP2001226253 A JP 2001226253A JP 2001226253 A JP2001226253 A JP 2001226253A JP 2003034028 A JP2003034028 A JP 2003034028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
flow path
ink flow
conductive member
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001226253A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Higuchi
馨 樋口
Hitoshi Isono
仁志 磯野
Yasuhiro Sakamoto
泰宏 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001226253A priority Critical patent/JP2003034028A/ja
Publication of JP2003034028A publication Critical patent/JP2003034028A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】能率よく製造できる生産性に優れた信頼性の高
い液滴噴射装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】圧電部材27に溝状に形成されたインク流
路12の容積を変化させることにより、そのインク流路
12内のインクを噴射する液滴噴射装置において、駆動
電極13,13を、インク流路12の容積を変化させる
箇所では側壁の上半分に形成し、かつ導電性部材26が
設けられる箇所(インク流路12の容積を変化させない
箇所)ではほぼ側壁全面に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電部材に形成さ
れたインク流路の容積を変化させることにより、そのイ
ンク流路内のインクを噴射する液滴噴射装置とその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液滴噴射装置としては、
例えば特開昭63−252750号公報や特開平2−1
50355号公報に記載されているように、インクを加
圧することのできる溝状の流路が並列に多数配列された
構造のインクジェットプリンタヘッドが提案されてい
る。
【0003】上記従来技術では、比較的簡単な構造で高
密度のノズルを持つインクジェットプリンタヘッドを実
現できる点で優れているが、多数の溝からなる流路を高
密度に形成し、それぞれの溝から電気的配線を行う必要
上から、実用的には特に製造上の問題点があった。
【0004】その問題を解決する方法として、例えば、
特開平4−307254号公報や特開平6−21891
8号公報、特開平6−218934号公報等には、溝か
らなる流路の一方の端部をハンダ材、メッキもしくは導
電性ペーストからなる導電性部材により封止し、該封止
部材を用いて電気的配線を行う方法が提案されている。
【0005】その従来技術について、図9乃至13を用
いて以下に説明する。まず、図9に示すように、インク
ジェットプリンタヘッド1は、圧電プレート27とカバ
ープレート3とノズルプレート31と基板41とから構
成され、その圧電プレート27は、強誘電性を有するチ
タン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料に
より形成されている。
【0006】そして、その圧電プレート27は矢印5で
示す分極方向に分極処理されている。また、圧電プレー
ト27には、ダイヤモンドカッティング円盤の回転によ
る切削加工等によって、図3に示すように、溝8が複数
条形成されている。それらの溝8…は同じ深さであり、
かつ互いに平行である。また、その溝8の側面となる側
壁11は前記分極処理により矢印5の方向に分極されて
いる。
【0007】また、溝8の側面の内面に金属電極13が
蒸着法により形成されている。図10に示すように、金
属電極13の形成時には、圧電プレート27は、図示し
ないターゲットまたは蒸着源からの蒸気放出方向に対し
て傾斜した状態に配置される。そして、蒸気が放出され
ると側壁11のシャドー効果により、溝8の側面の上半
分及び側壁11の上面に金属電極13,10が形成され
る。
【0008】次いで、圧電プレート2が180度回転さ
れて、同様にして金属電極13,10が形成される。こ
うして、溝8の両側面の上半分及び側壁11の上面に金
属電極13,10が形成されている。その金属電極1
3,10には、アルミニウム、ニッケル等が用いられ
る。
【0009】そして、図11に示すように、導電性部材
26がディスペンサー25により溝8に充填される。そ
の後、導電性部材26には、図示しない装置により熱が
加えられ、その熱により固化する。導電性部材26は圧
電プレート27の端部15付近に形成され、溝8の全深
さを満たすように充填されている。
【0010】このように充填された導電性部材26は、
その後、その余剰部分及び側壁11の上面の金属電極1
0がラッピング等によって取り除かれる。
【0011】次に、図9に示すカバープレート3は、セ
ラミックス材料または樹脂材料等から形成されている。
そして、カバープレート3には、研削または切削加工等
によって、インク導入口21及びマニホールド22が形
成されている。
【0012】そして、図12の溝11部での断面形状に
示すように圧電プレート27の溝8の加工側の面とカバ
ープレート3のマニホールド22加工側の面とがエポキ
シ系等の接着剤4によって接着される。
【0013】従って、インクジェットプリンタヘッド1
には、溝8の上面が覆われて、横方向に互いに間隔を有
して並行に配列される複数のインク流路12…が構成さ
れる。そして、全てのインク流路内12…にはインクが
充填される。
【0014】圧電プレート27及びカバープレート3の
端面には、各インク流路12の位置に対応した位置にノ
ズル32が設けられたノズルプレート31が接着されて
いる。このノズルプレート31は、ポリアルキレン(例
えばエチレン)、テレフタレート、ポリイミド、ポリエ
ーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスル
ホン、ポリカーボネイト、酢酸セルロース等のプラスチ
ック材料によって形成される。
【0015】そして、圧電プレート27の溝8の加工側
に対して反対側の面には、基板41が、エポキシ系接着
剤等によって接着されている。その基板41には各イン
ク流路12に対応した位置に導電層のパターン42が形
成されている。その導電層のパターン42と導電性部材
26は、ワイヤボンディング等によって電気的に接続さ
れる。
【0016】従って、溝8の一側面の金属電極13と他
側面の金属電極13とが導電性部材26によって電気的
に接続される。このため、導電性部材26に電圧が印加
されると、導電性部材26を通して溝8の両側面の金属
電極13に電圧が同時に印加され、同時に溝8の両側面
である側壁11が溝8の内部方向に変形してインク滴が
噴出される。
【0017】このようなインクジェットプリンタヘツド
1の動作について、図12,図13により説明する。図
示しない駆動制御回路が、所要のデータに従って、イン
クジェットプリンタヘッド1のインク流路12bからイ
ンクの噴出を行なうと判断する。すると、そのインク流
路12bに対応する導電層パターン42及び導電性部材
26を介して金属電極13eと13fとに正の駆動電圧
Vが印加され、金属電極13dと13gとが接地され
る。
【0018】図13に示すように、側壁11bには矢印
14bの方向の駆動電界が発生し、側壁11cには矢印
14cの方向の駆動電界が発生する。すると、駆動電界
方向14b及び14cは分極方向5と直交しているた
め、側壁11b及び11cは、圧電厚みすべり効果によ
り、この場合、インク流路12bの内部方向に急速に変
形する。この変形によって、インク流路12bの容積が
減少してインク圧力が急速に増大し、圧力波が発生し
て、インク流路12bに連通するノズル32からインク
滴が噴射される。
【0019】また、駆動電圧Vの印加が停止されると、
側壁11b及び11cが変形前の位置に徐々に戻るため
インク流路12b内のインク圧力が徐々に低下する。す
ると、インク供給口21からマニホールド22を通して
インク流路12b内にインクが供給される。
【0020】このように、インク滴を噴出するために、
溝8の両側面となる2つの側壁11の中央部分を、溝8
の内部方向に同時に湾曲条に変形させるようにしてい
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記導
電性部材26は、溝部に固化する際に、液相状態から固
相状態へ移行する相変化が必要とされ、該相変化による
体積変化により圧電プレート27が撓んでしまい、導電
性部材26にクラックが発生することがあった。
【0022】特に、溝8側面の金属電極13と導電性部
材26の接合部である溝8の上部にクラックの発生が集
中するため、該両者が完全に導通しなくなる等の信頼性
についての問題があった。
【0023】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、能率よく製造できる生産性に優れた信頼性の高い液
滴噴射装置及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0025】(1)圧電部材に形成されてインク流路を
構成する溝と、前記溝の両側壁の側面に形成されて前記
インク流路の容積を変化させるために電圧が印加される
駆動電極と、前記駆動電極に電圧を印加するための配線
パターンと、前記駆動電極と前記配線パターンを電気的
に接続するために前記溝の一方の端部に設けられた導電
性部材と、前記溝の底面に対向し前記側壁と接着される
カバープレートと、を有し、前記インク流路の容積を変
化させることにより、そのインク流路内のインクを噴射
する液滴噴射装置において、前記駆動電極は、インク流
路の容積を変化させる箇所では側壁の上半分に形成さ
れ、かつ前記導電性部材が設けられる箇所ではほぼ側壁
全面に形成されていることを特徴とする。
【0026】この構成においては、駆動電極を、インク
流路の容積を変化させる箇所では側壁の上半分に形成
し、かつ前記導電性部材が設けられる箇所ではほぼ側壁
全面に形成していることにより、駆動電極と配線パター
ンの接続安定性を向上することができる。
【0027】(2)前記駆動電極は前記導電性部材が形
成さている箇所において前記インク流路の底面において
両側壁の導通がとれる様形成されていることを特徴とす
る。
【0028】この構成においては、駆動電極を、導電性
部材が設けられている箇所においてインク流路の底面に
おいて両側壁の導通がとれるように形成することによ
り、両側壁の駆動電極に対する接続を確実なものとする
ことができる。
【0029】(3)圧電部材に形成されてインク流路を
構成する溝と、前記溝の両側壁の側面に形成されて前記
インク流路の容積を変化させるために電圧が印加される
駆動電極と、前記駆動電極に電圧を印加するための配線
パターンと、前記駆動電極と前記配線パターンを電気的
に接続するために前記溝の一方の端部に設けられた導電
性部材と、前記溝の底面に対向し前記側壁と接着される
カバープレートと、を有し、前記インク流路の容積を変
化させることにより、そのインク流路内のインクを噴射
する液滴噴射装置の製造方法において、前記圧電部材に
インク流路となる溝を形成する第1の工程と、前記イン
ク流路に直交する方向に塗布溝を形成する第2の工程
と、前記溝の両側壁に前記駆動電極を形成する第3の工
程と、前記塗布溝に沿って前記導電性部材を塗布する第
4の工程と、を有することを特徴とする。
【0030】この方法においては、圧電部材にインク流
路となる溝を形成して、そのインク流路内に駆動電極を
能率よく(容易に)形成することができる。
【0031】(4)圧電部材に形成されてインク流路を
構成する溝と、前記溝の両側壁の側面に形成されて前記
インク流路の容積を変化させるために電圧が印加される
駆動電極と、前記駆動電極に電圧を印加するための配線
パターンと、前記駆動電極と前記配線パターンを電気的
に接続するために前記溝の一方の端部に設けられた導電
性部材と、前記清の底面に対向し前記側壁と接着される
カバープレートと、を有し、前記インク流路の容積を変
化させることにより、そのインク流路内のインクを噴射
する液滴噴射装置の製造方法において、前記圧電部材に
インク流路に直交する方向に塗布溝を形成する第1の工
程と、前記インク流路となる溝を形成する第2の工程
と、前記溝の両側壁に前記駆動電極を形成する第3の工
程と、前記塗布溝に沿って前記導電性部材を塗布する第
4の工程と、を有することを特徴とする。
【0032】この方法においては、塗布溝の形成時に前
記インク流路が破損する等のダメージを受けることがな
く、信頼性の高い加工が可能となる。
【0033】(5)前記第3の工程では、塗布溝方向か
らインク流路内面に形成するように、前記駆動電極とな
る金属材料を前記塗布溝の両側壁の側面に対して傾斜方
向に蒸着させることを特徴とする。
【0034】この方法においては、側壁のシャドー効果
により、溝の側面の上半分及び側壁の上面に金属電極を
形成することができ、かつ、塗布溝近傍の溝の側面の全
面にわたって金属電極を形成することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る
液滴噴射装置及びその製造方法について図面を参照しつ
つ詳細に説明する。なお、以下の説明で、従来例と同一
部位又は均等部位には同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0036】図1に示すように、インクジェットプリン
タヘツド(液滴噴射装置)1は、圧電プレート27とカ
バープレート3とノズルプレート31と基板41とから
構成されている。また、図2に示す圧電プレート(圧電
部材)27は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛
(PZT)系のセラミックス材料で製作されている。
【0037】その圧電プレート27は、矢印5の方向に
分極処理が施された厚さ約1mm程度の板である。ま
た、圧電プレート27には、ダイヤモンドカッティング
円盤の回転による切削加工によって、インク流路となる
溝8が複数形成されている。それら溝8は平行且つ同じ
深さである。それら溝8の深さは約300μmであり、
幅は約70μm、ピッチは140μmである。
【0038】次に、図4に示すように、圧電プレート2
7は、インク流路方向と垂直方向にダイヤモンドカッテ
ィング円盤30の回転による切削加工によって、深さ約
250μm、幅500μmの塗布溝68が形成されてい
る。このときのインク流路の断面図を図5(a)に示
す。
【0039】溝8の側面の内面には、蒸着法により金属
電極(駆動電極)13が形成されている。金属電極13
の形成時には、図10に示すように、圧電プレート27
は図示しないターゲットまたは蒸着源からの蒸気放出方
向に対して傾斜されるとともに、インク流路となる溝8
の流路方向にも塗布溝68側から蒸気が流入する様に傾
斜される。
【0040】そして、蒸気が放出されると側壁11のシ
ャドー効果により、溝8の側面の上半分及び側壁11の
上面に金属電極13,10が形成されるとともに、塗布
溝68近傍の溝8の側面には全面に金属電極が形成され
る。次に、圧電プレート2が180度回転されて、同様
にして金属電極13,10が形成される。
【0041】こうして、図5(b)に示すように、溝8
の両側面の上半分及び側壁11の上面及び塗布溝68近
傍の溝8の側面と底面全面に金属電極13,10が形成
されている。その金属電極13,10にはアルミニウ
ム、ニッケル等が用いられる。
【0042】ここで、側壁11の上面の金属電極10
は、ラッピングもしくは溝8の切削加工前に圧電プレー
ト27の切削加工面に予め貼り付けておいたレジスト膜
をリフトオフすることにより除去される。そして、図5
(c)に示すように、圧電プレート27上の塗布溝68
に導電性部材26が図示しないディスペンサーにより深
さ180μmの高さまで塗布される。
【0043】ここで導電性部材26は、まず塗布溝68
内に塗布され、その後溝8による毛細管現象により溝8
の内部に入り込むため、側壁11の上面には導電性部材
26は形成されない。このため、導電性部材26を固化
する場合、導電性部材26による圧電プレート27のた
わみを抑えるために塗布面から平板等で押さえつけるこ
とが可能になると共に、側壁11上面のラッピングによ
る不要な導電性部材の除去作業が不要となる。実際の製
造上では、デイスペンサーは複数設けられており、それ
らディスペンサーは各塗布溝68の上方に配置されてい
る。
【0044】その後、圧電プレート27の導電性部材2
6の塗布面から平板等で押さえつけると共に、図示しな
い装置により熱が加えられ、その熱により導電性部材2
6は固化する。尚、導電性部材26としては、エポキシ
系の樹脂成分を含有した金ペースト,銀ペースト,銅ペ
ーストもしくはメッキ液をベースとした金メッキ、ニツ
ケルメツキなどが用いられる。
【0045】そして、図5(d)に示すように、圧電プ
レート27の溝8加工側の面とカバープレート3とがエ
ポキシ系等の接着剤によって接着され、その後、図5
(e)に示すように、塗布溝の幅より広くかつ塗布溝近
傍の溝側面全面の金属電極が残る範囲で、カバープレー
ト3と圧電プレート27を切断する。
【0046】これにより、インク流路ごとに導電性部材
26は分離され、図2に示しているインクジェットプリ
ンタヘッド1のインク流路12に沿った断面図のよう
に、インクジェットプリンタヘッド1には、溝8の上面
が覆われて横方向に互いに間隔を有する複数のインク流
路12が構成され、インク充填時には、全てのインク流
路12内に導電性部材26の上部空間を通りインクが充
填される。
【0047】次に、各インク流路12の位置に対応した
位置に導電層の配線パターン(図示省略)が形成されて
いる基板41(図1参照)を圧電プレート27の端部に
形成された導電性部材26に接続する。その導電層の配
線パターンと導電性部材26とは、異方導電性接着剤も
しくは配線パターン上にバンプ(図示せず)を形成し該
バンプを導電性部材26に挿入することによって相互に
接続される。
【0048】この後、導電性を有するインク例えば水性
インクを用いる場合には、ポリパラキシリレン(商標
名:パリレン)等の有機保護膜により上記接合部を絶縁
保護する。但し、使用するインク及び異方導電性接着剤
を含む該インクジェットプリンタヘッドを作成するため
に使用した接着剤の特性によっては保護膜は必要ない。
【0049】次に、一体化された圧電プレート27とカ
バープレート3の導電性部材26が設けられていない側
の端面に、各インク流路12の位置に対応した位置にノ
ズル32が設けられたノズルプレート31が接着され
る。
【0050】最後に、圧電プレート27とカバープレー
ト3の導電性部材26が設けられている側の端面に基板
41をはさんだ状態でマニホールド22を接合する。こ
のとき、接合部分からインクの漏れのないよう樹脂で封
止すると信頼性が向上する。
【0051】上記構成により、溝8の一側面の金属電極
13は他側面の金属電極13と塗布溝近傍の溝底面にて
電気的に接合されるとともに、溝内面全面の金属電極1
3において導電性部材26によって電気的に接続され
る。このため、導電性部材26に電圧が印加されると、
導電性部材26を通して溝8の両側面の金属電極13に
電圧が同時に印加され、同時に溝8の両側面である側壁
11が溝8の内部方向に変形してインク滴が噴出され
る。
【0052】本実施形態では、導電性部材26の固化後
にカバープレート3を接着したが、固化前にカバープレ
ート3を接着し、該導電性部材26の固化とカバープレ
ート3と圧電プレート27の接着剤の固化を同時に行っ
ても良い。この場合、接着剤と導電性部材26の固化条
件等の選定が必要だが、固化を同時にできるため、プロ
セスが容易になると共に、導電性部材26の固化時の圧
電プレート27のたわみもカバープレート3の剛性によ
り軽減できる。
【0053】他に、塗布溝68の形成をインク流路12
となる溝8の形成前に行っても良い。この場合、塗布溝
68の切削加工時に溝8が破損する等のダメージを受け
ることがなく、信頼性の高い加工が可能となる。
【0054】また、カバープレート3に、図6に示すよ
うな、塗布溝68の幅より若干広い幅のカバー溝67を
形成すると、導電性部材26の塗布量を多くして、塗布
溝68において側壁11の上面より高くなっても、ラッ
ピングによる不要導電性部材26の除去をすることなく
カバープレート3を接着することができる。
【0055】特に、導電性部材26の固化前にカバープ
レート3を接着する場合に、導電性部材26がカバープ
レート3の塗布溝68の対向面で擦れることにより、側
壁11の上面に付着し、金属電極13に電圧を印加した
ときにショートするような不具合の発生を避けることが
できる。
【0056】同様に、図7に示すように、カバープレー
ト3に研削加工または切削加工等によって、導電性部材
26に対向する面が深さ500μmでインク流路12ま
でかかる幅の凹部66を形成しても良い。
【0057】このようなカバープレート3を用いること
により、カバープレート3の加工工程が増えるが、図8
(a)に示すように、導電性部材26を溝深さと同等の
位置まで埋め込ませた後、図8(b)に示すように、カ
バープレート3を接着し、塗布溝の幅より広い幅で、カ
バープレート3と圧電プレート27を切断することによ
り、図8(c)に示すような構成のインクジェットプリ
ンタヘッド1を形成することができる。
【0058】このような構成では、インク供給に寄与す
る導電性部材26とカバープレート3との間隙が、前実
施形態の場合より増加し、インク供給量をより増加させ
ることができ、高速印字および多ノズル化に伴うインク
の多量消費が生じても、確実なインク供給を行うことが
できる。また、導電性部材26と金属電極13の電気的
な接合性をより向上することができ、駆動時の信頼性が
改善される。
【0059】なお、本発明は、上述の実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、
設計変更、改良等は自由であり、例えば、圧電プレート
27に形成される溝8のピッチ、幅、深さ等の値は、適
宜に選択設定されてよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明から明かなように、本発明は、
以下の効果を奏する。
【0061】請求項1によれば、駆動電極を、インク流
路の容積を変化させる箇所では側壁の上半分に形成し、
かつ前記導電性部材が設けられる箇所ではほぼ側壁全面
に形成するので、駆動電極と配線パターンの接続安定性
を向上することができる。
【0062】請求項2によれば、駆動電極を、導電性部
材が設けられている箇所においてインク流路の底面にお
いて両側壁の導通がとれるように形成するので、両側壁
の駆動電極に対する接続を確実なものとすることができ
る。
【0063】請求項3によれば、一連の工程により、圧
電部材にインク流路となる溝を形成して、そのインク流
路内に駆動電極を能率よく形成することができ、生産性
に優れた信頼性の高い液滴噴射装置を提供することがで
きる。
【0064】請求項4によれば、一連の工程により、圧
電部材にインク流路となる溝を形成して、そのインク流
路内に駆動電極を能率よく形成することができ、生産性
に優れた信頼性の高い液滴噴射装置を提供することがで
きる。
【0065】そして、塗布溝を形成する工程を、インク
流路となる溝を形成する工程に先行させたので、塗布溝
の形成時に前記インク流路が破損する等のダメージを受
けることがなく、信頼性の高い加工が可能となる。
【0066】請求項5によれば、駆動電極となる金属材
料を、塗布溝方向からインク流路内面に形成するよう
に、前記塗布溝の両側壁の側面に対して傾斜方向に蒸着
させるので、側壁のシャドー効果により、溝の側面の上
半分及び側壁の上面に金属電極を形成することができ、
かつ、塗布溝近傍の溝の側面の全面にわたって金属電極
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクジェットブリン
タヘッドの構成を示す斜視図である。
【図2】同圧電プレートの斜視図である。
【図3】同圧電プレートの斜視図である。
【図4】同圧電プレートの塗布溝形成工程の説明図であ
る。
【図5】同インクジェットプリンタヘッドの製造工程の
説明図である。
【図6】同インクジェットプリンタヘッドの他の構成を
示す断面図である。
【図7】同カバープレートの他の構成を示す斜視図であ
る。
【図8】同インクジェットプリンタヘッドの他の製造工
程の説明図である。
【図9】従来技術のインクジェットブリンタヘッドの構
成の一例を示す斜視図である。
【図10】同圧電プレートの電極形成工程の説明図であ
る。
【図11】同圧電プレートの導電性部材形成工程の断面
図である。
【図12】同インクジェットプリンタヘッドの断面図で
ある。
【図13】同インクジェットプリンタヘツドの作動状態
の説明図である。
【符号の説明】 3−カバープレート 8−溝 12−インク流路 13−駆動電極(金属電極) 26−導電性部材 27−圧電部材 68−塗布溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 泰宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG45 AG89 AG91 AP22 AP25 AP54 AP57 BA03 BA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電部材に形成されてインク流路を構成
    する溝と、前記溝の両側壁の側面に形成されて前記イン
    ク流路の容積を変化させるために電圧が印加される駆動
    電極と、前記駆動電極に電圧を印加するための配線パタ
    ーンと、前記駆動電極と配線パターンとを電気的に接続
    するために前記溝の一方の端部に設けられた導電性部材
    と、前記溝の底面に対向し前記側壁と接着されるカバー
    プレートと、を有し、前記インク流路の容積を変化させ
    ることにより、そのインク流路内のインクを噴射する液
    滴噴射装置において、 前記駆動電極は、インク流路の容積を変化させる箇所で
    は、前記溝の側壁の上半分に形成され、かつ、前記導電
    性部材が設けられる箇所では、ほぼ側壁全面に形成され
    ていることを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動電極は前記導電性部材が形成さ
    ている箇所において前記インク流路の底面において前記
    両側壁の導通がとれるように形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の液滴噴射装置。
  3. 【請求項3】 圧電部材に形成されてインク流路を構成
    する溝と、前記溝の両側壁の側面に形成されて前記イン
    ク流路の容積を変化させるために電圧が印加される駆動
    電極と、前記駆動電極に電圧を印加するための配線パタ
    ーンと、前記駆動電極と前記配線パターンを電気的に接
    続するために前記溝の一方の端部に設けられた導電性部
    材と、前記溝の底面に対向し前記側壁と接着されるカバ
    ープレートと、を有し、前記インク流路の容積を変化さ
    せることにより、そのインク流路内のインクを噴射する
    液滴噴射装置の製造方法において、 前記圧電部材にインク流路となる溝を形成する第1の工
    程と、 前記インク流路に直交する方向に塗布溝を形成する第2
    の工程と、 前記溝の両側壁に前記駆動電極を形成する第3の工程
    と、 前記塗布溝に沿って前記導電性部材を塗布する第4の工
    程と、を有することを特徴とする液滴噴射装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 圧電部材に形成されてインク流路を構成
    する溝と、前記溝の両側壁の側面に形成されて前記イン
    ク流路の容積を変化させるために電圧が印加される駆動
    電極と、前記駆動電極に電圧を印加するための配線パタ
    ーンと、前記駆動電極と前記配線パターンを電気的に接
    続するために前記溝の一方の端部に設けられた導電性部
    材と、前記清の底面に対向し前記側壁と接着されるカバ
    ープレートと、を有し、前記インク流路の容積を変化さ
    せることにより、そのインク流路内のインクを噴射する
    液滴噴射装置の製造方法において、 前記圧電部材にインク流路に直交する方向に塗布溝を形
    成する第1の工程と、 前記インク流路となる溝を形成する第2の工程と、 前記溝の両側壁に前記駆動電極を形成する第3の工程
    と、 前記塗布溝に沿って前記導電性部材を塗布する第4の工
    程と、を有することを特徴とする液滴噴射装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第3の工程では、塗布溝方向からイ
    ンク流路内面に形成するように、前記駆動電極となる金
    属材料を前記塗布溝の両側壁の側面に対して傾斜方向に
    蒸着させることを特徴とする請求項3または4に記載の
    液滴噴射装置の製造方法。
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