JP2003034098A - 流動体塗布具 - Google Patents
流動体塗布具Info
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Abstract
ン、ボールペンを含めた筆記具、修正具、接着剤塗布
具、化粧具等に用いられる流動体塗布具を提供する。 【解決手段】 流動体塗布液の流出制御機構を具備する
塗布具の収容管に、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−
オクタン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン及びキシ
レンから選ばれる少なくとも一種以上の有機溶媒を含有
する流動体塗布液が収容され、かつ、該流動体塗布液の
後方には、該流動体塗布液と相溶しない、難揮発性の液
状物が末端可動栓として接触状態で収容され、該可動栓
の後方収容管内を大気解放される流動体塗布具であっ
て、上記可動栓が下記一般式(I)で示されるジグリセ
リンのプロピレンオキサイド付加物を主成分とすること
を特徴とする流動体塗布具。 【化1】
Description
し、更に詳しくは、サインペン、ボールペンを含めた筆
記具、修正具、接着剤塗布具、化粧具等に用いられる流
動体塗布具に関する。
のために、流動体を収容したパイプ状容器内の流動体末
端部に液状の可動栓を生のまま具備したボールペン等の
塗布具が広く知られている。
液状可動栓としては、鉱物油、シリコーンオイル、エス
テル油、ポリブテン等の不揮発性オイルを主成分とした
ものが用いられているが、水のような高極性の揮発性液
体を配合したインキには揮発防止効果があるものの、キ
シレン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンといっ
た低極性の揮発性液体を配合した流動体では、可動栓と
相溶してしまったり、可動栓を通過して揮発してしまう
という問題があり実用に至っていないものである。な
お、低極性で揮発性の有機溶媒は、インキ配合により描
線が速く乾きやすいこと、非吸収面での固着性が強く、
修正液に使うと水性のインキのブリードが起こりにくい
こと等の点で好ましい。
シリコーシゴム等を用いた固体の可動栓も知られている
が、上述の如く、低極性の揮発性液体を配合した流動体
では、揮発防止効果が不十分であり、またゴムが膨潤し
て可動できなくなるといった問題があった。
した流動体塗布具をこれまで開発してきている。すなわ
ち、流動体塗布液の流出制御機構を具備する塗布具の収
容管に、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、
イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、エチルシクロヘキサン、トルエン及びキシレンから
選ばれる少なくとも一種以上の有機溶媒を含有する流動
体塗布液が収容され、かつ、該流動体塗布液の後方に
は、該流動体塗布液と相溶しない、難揮発性の液状物が
末端可動栓として接触状態で収容され、該可動栓の後方
収容管内を大気解放させ、その可動栓としてグリセリ
ン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリンのアルキレ
ンオキサイド付加物のうちの1種もしくは2種以上の混
合物とすること、さらには可動栓としての性能を向上さ
せるためこれらに構造粘性を賦与したゲル状可動栓とす
ること、構造粘性賦与剤として微粉末のシリカ、有機ベ
ントナイト、12−ヒドロキシステアリン酸およびその
誘導体、アルミナやジベンジリデンソルビトール等を添
加しゲル化させる方法、これらの液体をポリウレタンフ
ォームのような連続気泡性発泡体に含浸させた状態で用
いることなどを出願している。(特開2000−343
875号公報)。なお、上記公報で規定される液状の可
動栓には、「流動体塗布液と相溶せず、流動体塗布液の
揮発を防止すること」と「可動栓自身が揮発しにくいこ
と」の2つの性能が要求されるものである。
動体塗布液と相溶せず、流動体の揮発を防止すること」
と「自己揮発しにくいこと」の2つの性能は満たされて
いるが、後端部が大気開放されている流動体塗布具で
は、これらの物質は溶剤と相溶しない反面、吸湿性があ
るために高湿度下に置かれた場合には吸湿のために体積
の膨張や粘度低下、さらには水滴や水層の発生等の不具
合が生じることが判った。
剤からなるゲル状可動栓Bと、さらにはその後端に鉱物
油、シリコーンオイル、エステル油、ポリブテン等の不
揮発性オイルと構造粘性付与剤からなるゲル状可動栓C
とからなる二重(二層式)の可動栓を具備する流動体塗
布具を出願している(特開2000−343879号公
報)。この二層式可動栓の効果は優れているものである
が、流動体を含めた3層の比重差の管理、抱き込まれた
空気の除去、充填方法など組み立ての煩雑さといった2
次的な課題を生じる点に若干の課題がある。
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、従来の技術では不可能であった、キシレン、シクロ
ヘキサン、メチルシクロヘキサンなどいった低極性の高
揮発性溶媒を配合した流動体塗布液を、後端が大気中に
解放された収容管に直接収容した塗布具において、上記
従来の可動栓の抱える課題のうち、高湿度下での経時安
定性に優れた可動栓を具備した流動体塗布具を提供する
ことを目的とする。
技術の課題等を解決すべく、先端に塗布液の流出制御機
構を具備し、後端部が大気に解放されている塗布具の収
納管内に収容する流動体塗布液と液状可動栓との組み合
わせを種々検討した結果、長期にわたり湿度の影響を受
けにくく、かつ、流動体塗布液と相溶しない高極性かつ
低揮発性である液状可動栓として、主成分がジグリセリ
ンのプロピオンオキサイド2から6モル付加物、特に、
4モル付加物が最も好ましいことを見い出し、本発明を
完成するに至ったのである。すなわち、本発明は、次の
(1)〜(4)に存する。 (1) 流動体塗布液の流出制御機構を具備する塗布具の収
容管に、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、
イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、エチルシクロヘキサン、トルエン及びキシレンから
選ばれる少なくとも一種以上の有機溶媒を含有する流動
体塗布液が収容され、かつ、該流動体塗布液の後方に
は、該流動体塗布液と相溶しない、難揮発性の液状物が
末端可動栓として接触状態で収容され、該可動栓の後方
収容管内を大気解放される流動体塗布具であって、上記
可動栓が下記一般式(I)で示されるジグリセリンのプ
ロピレンオキサイド付加物を主成分とすることを特徴と
する流動体塗布具。
オキサイド4モル付加物(s=4)であることを特徴と
する流動体塗布具。 (3) 上記(1)又は(2)記載の可動栓がシリカ、アルミナ混
合物により構造粘性を有することを特徴とする流動体塗
布具。 (4) 上記(3)記載の構造粘性を有する可動栓は、可動栓
の全量に対して、シリカ、アルミナ混合物が5〜10重
量%含有してなることを特徴とする流動体塗布具。
しく説明する。本発明の流動体塗布具は、流動体塗布液
の流出制御機構を具備する塗布具の収容管に、n−ヘキ
サン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘ
キサン、トルエン及びキシレンから選ばれる少なくとも
一種以上の有機溶媒を含有する流動体塗布液が収容さ
れ、かつ、該流動体塗布液の後方には、該流動体塗布液
と相溶しない、難揮発性の液状物が末端可動栓として接
触状態で収容され、該可動栓の後方収容管内を大気解放
される流動体塗布具であって、上記可動栓が下記一般式
(I)で示されるジグリセリンのプロピレンオキサイド
付加物を主成分とすることを特徴とするものである。
は、例えば、サインペン、ボールペン等を含めた筆記
具、修正具、接着剤塗布具、化粧具等が挙げられる。こ
れらの流動体塗布具の先端には、通常、使用時に流動体
が出過ぎたり、出にくくなるのを防止する流動体塗布液
の流出制御機構が具備される。例えば、流動体(インキ
等)がゲル状である場合には、構造粘性破壊手段を有す
るボールペン型チップや、弾撥体で前方の弁座に突出付
勢させて先端孔を閉塞保持する弁付き塗布体又はニード
ルバルブ等の流出制御機構を具備させたものが挙げられ
る。図1は、本発明の流動体塗布具をボールペンに適用
した場合の一例を示す縦断面図である。この流動体塗布
具は、図1に示すように、流出抑制機構としてボールペ
ン型チップ3を具備した収容管7に、流動体塗布液8が
充填されており、この流動体塗布液8の末端部に接触状
態で可動栓9が収容されている。なお、1はキャップ
体、2はシールゴム、4はボール、5はペン先部と収容
管の継手部材、6は軸体、10は尾栓である。このボー
ルペン型チップ3の構造としては、通常のボールペンチ
ップ構造の他、例えば、先端に金属(ステンレス又はセ
ラミック)製のボール及び金属(ステンレス又はセラミ
ック)製のホルダーを有するチップからなり、図示しな
いがボールがチップ先端のボール抱持部の内縁に密接す
るようにボールの背面にスプリング部材からなる押圧手
段により押圧が付与されてなる構造のものであっても良
い。この押圧手段を内蔵したものでは、筆記等の際には
ボールが沈み、ボールとボール抱持部との間にクリアラ
ンス部ができ、この際に収納管内の流動体塗布液がクリ
アランス部を通って適正な流出量で外部に流出して塗布
することができるものとなる。筆記等の作業が終わると
(通常の状態では)、押圧手段により、ボールがチップ
先端のボール抱持部の内縁に密接して流動体塗布液は流
出しない構造となるものである。
機構を具備する収容管内、例えば、パイプ状容器からな
る収容管内には、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オ
クタン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロ
ヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン及びキシレ
ンから選ばれる少なくとも一種以上の有機溶媒を含有す
る流動体塗布液が収容される構成となっている。本発明
における流動体塗布液としては、例えば、上記有機溶媒
に、カーボンブラックや二酸化チタン等の顔料・染料等
の色材、溶剤に可溶な増粘剤・バインダーとしての樹脂
類、界面活性剤類、香料、並びに、筆記具、修正具、接
着剤塗布具、化粧具等の用途に応じたその他の任意成分
を適宜溶解もしくは分散させたものが使用される。これ
らの配合量については、例えば、流動体塗布液全量(1
00重量%)に対して、有機溶媒20〜85重量%、顔
料等の色材10〜60重量%、樹脂類その他成分が5〜
30重量%程度の配合組成物とすることが望ましい。ま
た、上記流動体塗布液をそのまま使用してもよいが、上
記流動体塗布液に微粉末シリカ、アルミナ、ジベンジル
ソルビトールなどの粘性付与剤を含有せしめてゲル状粘
性体として使用してもよい。このゲル状粘性体とするこ
とにより、流動体塗布液に重たい顔料(酸化チタン等)
等の色材を配合してもこれらの沈降を抑制し易く、更
に、紙等の被塗布体にインキ(流動体)を塗布した場
合、構造粘性を有することにより被塗布体上での「にじ
み」が抑制できることとなる。このゲル強度は使用する
色材(顔料等)の粒子径、比重により適宜調整される。
体塗布液が収容され、かつ、該流動体塗布液と相溶性の
ない難揮発性の液状物が流動体塗布液の末端部可動栓と
して接触状態で収容され、該可動栓の後方収容管内が大
気解放される構成となるものである。これによって可動
栓は流動体塗布液の消費につれて流動体塗布液に追従し
て移動し可動栓としての作用をなすことになる。
の液状物としては、上述したように「流動体塗布液と相
溶せず、流動体の揮発を防止すること」と「自己揮発し
にくいこと」の2つの基本性能の他に、「非吸湿性」の
性能が要求される。上記2つの基本性能を満足する可動
栓には、その性質を有するがために親水性=吸湿性を併
せ持つという欠点があり、これを回避するためには親水
性と親油性のバランスが適度のものを選ぶ必要がある。
従って、グリセリンやポリグリセリンでは吸湿性が高過
ぎることとなる。また、種々の重合度を有するアルキレ
ンオキサイドのうちプロピレンオキサイドより炭素数が
大きなアルキル基になると、親油性が勝ってしまい、上
記低極性の有機溶媒と相溶してしまったり、溶媒の揮発
性を抑制することができなくなってしまうという問題が
ある。そこで、本発明においては、可動栓を形成する難
揮発性の液状物は、グリセリンおよびポリグリセリンに
よって親水性を持たせ、アルキレンオキサイド付加物に
より親油性を付与して、両親媒性のバランスを調整した
結果、ポリグリセリンのアルキレンオキサイド付加物の
うち、上記三つの性能を有する一般式(I)で示される
ジグリセリンのプロピレンオキサイド2〜6モル付加物
〔m+n+o+p(=s)が2〜6の整数〕を主成分と
するもの、好ましくは、この2〜6モル付加物が可動栓
全量(100重量%)に対して、80〜100重量%、
更に好ましくは、90〜100重量%となるものが選ば
れ、特に好ましくは、4モル付加物(s=4)が上記三
つの性能のバランスの点で最も優れていることから望ま
しい。本発明では、可動栓を構成することとなる上記一
般式(I)で示されるジグリセリンのプロピレンオキサ
イド2〜6モル付加物が可動栓全量(100重量%)に
対して、80重量%以上含有せしめること(主成分とす
ること)により、本発明の効果を発揮せしめることとな
る。なお、本発明では、上記ジグリセリンのプロピレン
オキサイド2〜6モル付加物以外のもの、例えば、ジグ
リセリンのプロピレンオキサイド2モル未満又は6モル
を越える付加物、または、ジグリセリンのエチレンオキ
サイド付加物などでは本発明の目的の効果を発揮するこ
とができないものとなる。
上させるため、すなわち、ペン先を上向きにしておいた
場合の逆流防止のために微粉末のシリカ、アルミナ又は
これらの混合物やジベンジリデンソルビトールといった
構造粘性付与材を上記一般式(I)で示されるジグリセ
リンのプロピレンオキサイド2〜6モル付加物に添加し
ゲル化させた状態での使用が望ましい。本発明に用いる
ことができる構造粘性付与材としては、例えば、微粉末
シリカとアルミナとの混合物を用いたものが使用性、経
時安定性の点から最も優れている。なお、上記微粉末シ
リカ(S)とアルミナ(A)の混合物の配合比は、重量
比でS:Aが1:4〜9:1となるものが好ましい。具
体的な微粉末シリカとアルミナとの混合物としては、日
本アエロジル社製のCOK84等の市販品が挙げられ
る。この構造粘性付与材の含有量は、可動栓全量に対し
て5〜10重量%含有されることが好ましい。この構造
粘性付与材の含有量が5重量%未満であると、構造粘性
が弱く、強い衝撃により逆流してしまう場合がある。ま
た、10重量%を越えると、構造粘性が強くなり、早書
きによってはインキの消費に伴う追従性が劣ってしまう
場合もある。なお、これらの量のいずれの場合において
も目的の親油性と吸湿性のバランスを阻害するものでは
ない。
流動体塗布液の末端部にそのまま液層として接触した状
態で収容して可動栓としてもよい。この時の液層の高さ
は20〜30mm程度となるようにすることが望まし
い。その他に本発明の好ましい可動栓としては、難揮発
性の液状物に前記した構造粘性付与材を添加してゲル状
構造粘性体として流動体塗布液の末端部に接触した状態
で収容する場合である。この場合の液層の高さは10〜
15mm程度でよく、ゲル状構造粘性体の可動栓が流動
体塗布液への移行が起こりにくくなり、逆流防止体とし
ての品質を維持でき、流動体塗布液の長期間の品質劣化
を防止する効果を発揮せしめることとなる。
栓を構成する難揮発性の液状物を、ポリウレタンフォー
ムのような連続気泡性発泡体に含浸させた状態で用いる
ことができる。例えば、収容管の内径に近似して高さ1
0〜15mm程度の円柱状としてスポンジ状連続多孔体
に含浸させたものを流動体塗布液の末端部に接触した状
態で収容する。この場合は、収容管の内径の大小に関わ
りなく可動栓の耐衝撃性が高まり、スポンジ等の連続多
孔体中で難揮発性の液状物の流動が抑制される。特に、
可動栓が流動体塗布液へ移行することがなく物理的にも
流動体塗布液とはさらに交わりにくくなり、逆流防止体
としての品質を更に高めて維持でき、流動体塗布液の長
期間の品質劣化を防止する効果を発揮せしめることとな
る。
状容器などの収容管内に、上記一般式(I)で示される
ジグリセリンのプロピレンオキサイド付加物を主成分と
する難揮発性の液状物を流動体塗布液の末端部に接触状
態で収容して可動栓とし、該可動栓の後方収容管内を大
気解放される流動体塗布具とするものであり、この場
合、パイプ状容器などの収容管の内径が小さい場合(筆
記具、修正液容器用途としては通常2mm以下)であれ
ば、流動体塗布液及び可動栓とも特に構造粘性を与えず
とも、流動体塗布液及び可動栓が有する表面張力により
パイプ状容器などの収容管内において各々安定して収容
される流動体塗布具とすることができる。なお、パイプ
状容器などの収容管内に多量の流動体塗布液を収容すべ
く収容管の内径を大きくした場合(筆記具、修正液容器
用途としては通常3mm以上)、そのままではパイプ状
容器を横向き、逆さにしたときにフォロアーの液面が切
れる等の問題が発生してしまう場合がある。この場合
は、上述の如く、可動栓を構造粘性を有するものとした
り、可動栓をスポンジ状連続多孔体に難揮発性液状物を
含浸させたものとすることにより、流動体塗布液及び可
動栓共々パイプ状容器などの収容管内において安定して
収容する流動体塗布具とすることができ、本発明の逆流
防止構造としての品質を維持し、流動体塗布液の長期間
の品質劣化を防止する効果を発揮せしめる流動体塗布具
とすることができるものとなる。
更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例によって
何等限定されるものではない。以下に記載の「部」は重
量部を意味する。
に示すように、先端に、流出抑制機構としてボールペン
型チップを具備した内径5mmのパイプ状の容器に、下
記配合組成の流動体塗布液(流動体A)を約2g注入し
た。次いで、この流動体塗布液(流動体A)の末端部に
接触状態で収容してなる下記各実施例及び各比較例によ
り調製した可動栓を収容して各流動体塗布具を作製し
た。得られた各流動体塗布具を25℃、60%RHの環
境試験室に入れ、1ケ月後の重量変化の測定と可動栓の
外観状態を官能評価すると共に、下記方法により早書き
による可動栓の追従性、落下による可動栓の逆流性及び
50℃での揮発減量を評価した。これらの結果を下記表
1に示す。
散し流動体Aを調製した。 メチルシクロヘキサン 40部 アクリル樹脂 10部 二酸化チタン 50部
筆記試験機にて9.0m/分の速度で筆記して下記評価
基準により官能評価した。 評価基準: 〇:良好な追従性を有する。 △:追従性がやや劣る。 ×:追従性が劣る。
1のキャップをした状態で、1.2mの高さからペン先
を前方にしてゴム板上に落下させて下記評価基準により
官能評価した。 評価基準: 〇:全く逆流することがない。 △:わずかに逆硫した。 ×:逆流した。
ャップをした状態で、50℃のオーブンに入れ、1カ月
後の重量の変化を揮発減量として測定し、下記評価基準
により官能評価した。 評価基準: 〇:30mg未満 △:30mg〜50mg ×:50mg超過
キサイド4モル付加物(阪本薬品工業社製、SY−P4
00)からなる可動栓を0.4gを注入し、流動体塗布
具を作製した。 〔実施例2〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド2モ
ル付加物を可動栓とした他は実施例1と同様に流動体塗
布具を作製した。 〔実施例3〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド6モ
ル付加物を可動栓とした他は実施例1と同様に流動体塗
布具を作製した。 〔実施例4〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物95部に微粉末シリカ(日本アエロジル社製、
R972)を5部混合分散したものを可動栓とした他は
実施例1と同様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例5〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物95部に微粉末シリカ、アルミナの混合物(日
本アエロジル社製、COK84)を5部混合分散したも
のを可動栓とした他は実施例1と同様に流動体塗布具を
作製した。 〔実施例6〕上記実施例5においてジグリセリンのプロ
ピレンオキサイド4モル付加物をジグリセリンのプロピ
レンオキサイド2モル付加物とした他は、実施例1と同
様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例7〕上記実施例5においてジグリセリンのプロ
ピレンオキサイド4モル付加物をジグリセリンのプロピ
レンオキサイド6モル付加物とした他は、実施例1と同
様に流動体塗布具を作製した。
微粉末シリカを1部添加し混合分散したものを流動体B
として用いた他は、実施例1と同様に流動体塗布具を作
製した。 〔実施例9〕実施例2において流動体Aを流動体Bとし
た他は実施例1と同様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例10〕実施例3において流動体Aを流動体Bと
した他は実施例1と同様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例11〕実施例4において流動体Aを流動体Bと
した他は実施例1と同様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例12〕実施例5において流動体Aを流動体Bと
した他は実施例1と同様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例13〕実施例6において流動体Aを流動体Bと
した他は実施例1と同様に流動体塗布具を作製した。
を流動体Bとした他は実施例1と同様に流動体塗布具を
作製した。 〔実施例15〕実施例5においてジグリセリンのプロピ
レンオキサイド4モル付加物を90部に微粉末シリカ、
アルミナの混合物(日本アエロジル社製、COK84)
を10部混合分散したものを可動栓とした他は実施例1
と同様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例16〕実施例5においてジグリセリンのプロピ
レンオキサイド4モル付加物を85部に微粉末シリカ、
アルミナの混合物(日本アエロジル社製、COK84)
を15部混合分散したものを可動栓とした他は実施例1
と同様に流動体塗布具を作製した。 〔実施例17〕実施例5においてジグリセリンのプロピ
レンオキサイド4モル付加物を96部に微粉末シリカ、
アルミナの混合物(日本アエロジル社製、COK84)
を4部混合分散したものを可動栓とした他は実施例1と
同様に流動体塗布具を作製した。
キサイド4モル付加物をグリセリンとした他は実施例1
と同様に流動体塗布具を作製した。 〔比較例2〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物をジグリセリンのエチレンオキサイド13モル
付加物とした他は実施例1と同様に流動体塗布具を作製
した。 〔比較例3〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物をジグリセリンのプロピレンオキサイド9モル
付加物とした他は実施例1と同様に流動体塗布具を作製
した。 〔比較例4〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物をジグリセリンとした他は実施例1と同様に流
動体塗布具を作製した。 〔比較例5〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物をグリセリンとした他は実施例8と同様に流動
体塗布具を作製した。 〔比較例6〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物をジグリセリンのエチレンオキサイド13モル
付加物とした他は実施例8と同様に流動体塗布具を作製
した。 〔比較例7〕ジグリセリンのプロピレンオキサイド4モ
ル付加物をジグリセリンのプロピレンオキサイド9モル
付加物とした他は実施例8と同様に流動体塗布具を作製
した。
明範囲となる実施例1〜17は、本発明の範囲外となる
比較例1〜7に較べて、25℃、60%RHの環境条件
における1ケ月後の重量変化量は少なく、しかも、その
可動栓の外観状態の変化もなく、また、早書きによる可
動栓の追従性も良好であり、落下による可動栓の逆流性
もなく、50℃での揮発減量も少ないことが判明した。
具体的に実施例をみると、実施例1〜3は、本発明のジ
グリセリンのプロピレンオキサイド2モル付加物、4モ
ル付加物、6モル付加物を夫々可動栓としたものであ
り、実施例4〜7は本発明のジグリセリンのプロピレン
オキサイドの各モル付加物に微粉末シリカからなる構造
粘性付与材を添加しゲル化させた状態のゲル状可動栓と
したものであり、実施例8〜14は上記実施例1〜7の
流動体をゲル状粘性体としたものであり、実施例15〜
17は本発明のジグリセリンのプロピレンオキサイドの
4モル付加物に微粉末シリカ、アルミナの混合物からな
る構造粘性付与材を添加しゲル化させた状態のゲル状可
動栓としたものであり、これらの場合は、25℃、60
%RHの環境条件における1ケ月後の重量変化量は少な
く、しかも、その可動栓の外観状態の変化もなく、ま
た、早書きによる可動栓の追従性も良好であり、落下に
よる可動栓の逆流性もなく、50℃での揮発減量も少な
いことが判った。従って、本発明では、高湿度下でも経
時安定性に優れた流動体塗布具となることが判明した。
これに対して、比較例1はグリセリンを可動栓としたも
のであり、比較例2はジグリセリンのエチレンオキサイ
ド13モル付加物を可動栓としたものであり、比較例4
はジグリセリンを可動栓としたものであり、比較例5は
流動体として実施例8のゲル状流動体を使用し、グリセ
リンを可動栓としたものであり、比較例6は、流動体と
して実施例8のゲル状流動体を使用し、ジグリセリンの
エチレンオキサイド13モル付加物を可動栓としたもの
であり、比較例7は、流動体として実施例8のゲル状流
動体を使用し、ジグリセリンのプロピレンオキサイド9
モル付加物を可動栓としたものであり、比較例1,2及
び4〜6の場合は、25℃、60%RHの環境条件にお
ける1ケ月後の重量変化量が大きく、しかも、可動栓の
外観状態は水浮き乃至水層となるものであり、また、比
較例3及び7においては、実施例1〜17に較べ50℃
での揮発減量が大きいことが判った。従って、本発明
(実施例1〜17)の構成とすることにより、初めて、
高湿度下でも経時安定性に優れた流動体塗布具となるこ
とが判明した。なお、本実施例では二酸化チタンを色材
とした白色流動体塗布具を例にとって説明したが、本発
明では、カーボンブラック、赤・青等の染・顔料で着色
した流動体であっても何ら機能に差し支えはなく、本発
明の目的の作用効果を発揮せしめるものである。
時安定性に優れた流動体塗布具が提供される。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 流動体塗布液の流出制御機構を具備する
塗布具の収容管に、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−
オクタン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン及びキシ
レンから選ばれる少なくとも一種以上の有機溶媒を含有
する流動体塗布液が収容され、かつ、該流動体塗布液の
後方には、該流動体塗布液と相溶しない、難揮発性の液
状物が末端可動栓として接触状態で収容され、該可動栓
の後方収容管内を大気解放される流動体塗布具であっ
て、上記可動栓が下記一般式(I)で示されるジグリセ
リンのプロピレンオキサイド付加物を主成分とすること
を特徴とする流動体塗布具。 【化1】 - 【請求項2】 請求項1記載の可動栓がジグリセリンの
プロピレンオキサイド4モル付加物(s=4)であるこ
とを特徴とする流動体塗布具。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の可動栓がシリカ、
アルミナ混合物により構造粘性を有することを特徴とす
る流動体塗布具。 - 【請求項4】 請求項3記載の構造粘性を有する可動栓
は、可動栓の全量に対して、シリカ、アルミナ混合物が
5〜10重量%含有することを特徴とする流動体塗布
具。
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- 2001-07-25 JP JP2001224505A patent/JP4640749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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