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JP2003031619A - ボンディング装置およびボンディング方法 - Google Patents

ボンディング装置およびボンディング方法

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JP2003031619A
JP2003031619A JP2001216361A JP2001216361A JP2003031619A JP 2003031619 A JP2003031619 A JP 2003031619A JP 2001216361 A JP2001216361 A JP 2001216361A JP 2001216361 A JP2001216361 A JP 2001216361A JP 2003031619 A JP2003031619 A JP 2003031619A
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bonding
control unit
control
motor
command
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JP2001216361A
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Mamoru Uchida
守 内田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンディング動作における制御モード切換を
高速で行うことができるボンディング装置およびボンデ
ィング方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ボンディングツールによってチップに荷
重を作用させながら基板に圧着するボンディング装置に
おいて、ボンディングツールを駆動するZ軸モータ6a
の制御系を、上位制御部としての制御部18と、信号授
受を行う下位制御部20とプログラムや制御変数などの
データを記憶する記憶部21、ボンディングツールの位
置や速度を検出する検出機能とを備えたZ軸モータドラ
イバ13とで構成し、下位制御部20によって電流制御
部26を介してZ軸モータ6aを制御する際に、下位制
御部20が記憶部21に記憶されたプログラム・データ
に基づいて制御を行う第1の制御モードと制御部18か
らの指令に基づいて制御を行う第2の制御モードとを切
り換えて制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップな
どの電子部品を被接合面にボンディングするボンディン
グ装置およびボンディング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリップチップなどの電子部品を基板に
実装する方法として、超音波接合や熱圧着などのボンデ
ィングによる方法が知られている。このボンディングに
おいては、電子部品をボンディングツールによって基板
に対して所定荷重で押圧することにより、フリップチッ
プのバンプを基板の電極に接合する。押圧に用いられる
ボンディングツールは、一般にフリップチップを吸着保
持する機能を備えている場合が多く、ボンディング動作
においては、フリップチップを保持したボンディングツ
ールを基板に対して下降させる過程で、ボンディングツ
ールの下降動作を制御することにより、バンプを基板の
電極に対する押圧荷重を制御するようになっている。こ
のボンディングツールの動作制御は、一般にボンディン
グツールの昇降動作を駆動するサーボモータの位置制御
機能およびトルク制御機能を用いて行われ、フリップチ
ップのバンプが基板に接触したことを検出したタイミン
グで、位置制御モードから荷重制御モードに切り換えら
れる。
【0003】ところで、サーボモータの動作制御には、
サーボモータへ駆動電力を供給し上述の位置制御・荷重
制御の機能を有するドライバが用いられ、一般にこのド
ライバは個々のサーボモータの種類に応じた専用装置と
なっている。そして従来はこの専用装置をボンディング
装置の全体制御機能によって制御することにより、位置
制御から荷重制御への切換が行われるように制御系が構
成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のボンディング装置のボンディングツールの昇降動作
制御においては、下降動作途中の接触検出や制御モード
切り換えはボンディング装置の全体制御機能によって制
御されていた。このため、接触検出や制御モード切り換
えのための信号伝達経路が複雑になり、制御速度が低下
して高速動作が困難になるとともに、装置全体の制御プ
ラグラム作成負荷が増加するという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、ボンディング動作におけ
る制御モード切換を高速で行うことができるボンディン
グ装置およびボンディング方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のボンディ
ング装置は、ボンディングツールによってボンディング
対象物に荷重を作用させながら被接合面に圧着するボン
ディング装置であって、前記ボンディングツールを駆動
するモータと、このモータを制御するモータ制御部と、
ボンディング装置全体を制御する上位制御部とを備え、
前記モータ制御部は、ボンディング動作に関する動作プ
ログラムおよびボンディング動作の制御に用いられる制
御変数を記憶する記憶部と、位置制御方式とトルク制御
方式とを選択的に切り換えながら前記モータに電力を供
給するモータ駆動部と、このモータ駆動部を介して前記
モータを制御する下位制御部とを備え、この下位制御部
による前記モータの制御において、下位制御部が前記動
作プログラムに基づいて前記モータを制御する第1の制
御モードと動作プログラムを実行せずに前記上位制御部
からの指令に基づいてモータを制御する第2の制御モー
ドとを切り換えて制御する。
【0007】請求項2記載のボンディング装置は、請求
項1記載のボンディング装置であって、前記上位制御部
により、前記記憶部に記憶されている制御変数を書き換
え可能になっている。
【0008】請求項3記載のボンディング方法は、ボン
ディングツールを駆動するモータと、このモータを制御
するモータ制御部と、ボンディング動作に関する動作プ
ログラムおよびボンディング動作の制御に用いられる制
御変数を記憶する記憶部と、位置制御方式とトルク制御
方式とを選択的に切り換えながら前記モータに電力を供
給するモータ駆動部と、このモータ駆動部を介して前記
モータを制御する下位制御部と、ボンディング装置全体
を制御する上位制御部とを備えたボンディング装置によ
るボンディング方法であって、前記上位制御部からの指
令に基づいて前記ボンディングツールを所定の位置に位
置させる工程と、前記上位制御部から下位制御部に対し
てボンディング動作を行う指令を出力する工程と、下位
制御部が前記動作プログラムに基づいてモータを制御し
てボンディング動作を行う工程と、前記ボンディング動
作が完了したならば、動作完了信号を下位制御部から上
位制御部へ出力する工程とを含む。
【0009】本発明によれば、ボンディングツールを駆
動するモータの制御系を、位置制御方式とトルク制御方
式とを選択的に切り換えながらモータに電力を供給する
モータ駆動部とこのモータ駆動部を介してモータを制御
する下位制御部とを備えたモータ制御部と、ボンディン
グ装置全体を制御する上位制御部とで構成し、この下位
制御部によるモータの制御において、下位制御部が動作
プログラムに基づいてモータを制御する第1の制御モー
ドと動作プログラムを実行せずに上位制御部からの指令
に基づいてモータを制御する第2の制御モードとを切り
換えて制御することにより、ボンディング動作における
制御モードの切換を高速で行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のボン
ディング装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の
一実施の形態のボンディング装置のZ軸モータの制御系
の機能を示す機能ブロック図、図3は本発明の一実施の
形態のボンディング装置の自動運転のフロー図、図4は
本発明の一実施の形態のボンディング装置の自動運転の
動作説明図、図5は本発明の一実施の形態のボンディン
グ動作のフロー図、図6は本発明の一実施の形態のボン
ディング動作の説明図である。
【0011】まず図1を参照してボンディング装置の構
成について説明する。図1において、位置決め部1の移
動テーブル2上には、基板3が保持されている。移動テ
ーブル2はX軸モータ、Y軸モータ(図示省略)によっ
て水平方向に移動する。X軸モータ、Y軸モータはそれ
ぞれX軸モータドライバ16、Y軸モータドライバ17
によって駆動され、制御部18によってX軸モータドラ
イバ16、Y軸モータドライバ17制御することによ
り、移動テーブル2上の基板3は水平移動し、以下に説
明するボンディング機構4に対して位置決めされる。
【0012】位置決め部1の上方には、ボンディング機
構4が配設されている。ボンディング機構4は、垂直な
固定フレーム5に固着されたツール昇降機構6を備えて
おり、ツール昇降機構6はZ軸モータ6a(図2参照)
を備えている。Z軸モータは、モータ制御部としてのZ
軸モータドライバ13によって駆動され、制御部18に
よってZ軸モータドライバ13を制御することにより、
ボンディングツール7が昇降する。ボンディングツール
7にはエンコーダ12が装着されており、ボンディング
ツール7の昇降においてエンコーダ12が固定フレーム
5に固着されたリニアスケール11に沿って昇降するこ
とにより、ボンディングツール7の高さ位置が検出でき
るようになっている。高さ位置検出結果は、Z軸モータ
ドライバ13や制御部18に伝達される。
【0013】位置決め部1の側方には、チップ供給ユニ
ット10の供給アーム9が水平方向に進退自在に配設さ
れている。供給アーム9は、上面に載置されたボンディ
ング対象物であるチップ8をボンディングツール7に供
給する。供給アーム9が進出してチップ8をボンディン
グツール7の下方に位置させた状態で、ボンディングツ
ール7が下降することにより、ボンディングツール7は
チップ8を吸着して保持する。
【0014】位置決め部1の側方には、カメラ14が水
平方向に進退自在に配設されている。カメラ14は、チ
ップ8を保持したボンディングツール7の下方に進出
し、チップ8を下方から撮像する。そして撮像結果を認
識ユニット15で認識処理することにより、チップ8の
識別や位置認識が行われる。この認識結果は制御部18
に伝達される。そしてボンディングツール7によってチ
ップ8を被接合面である基板3の上面にボンディングす
る際には、制御部18がX軸モータドライバ16、Y軸
モータドライバ17を介して移動テーブル2を制御する
ことにより、チップ8は基板3の正しい位置にボンディ
ングされる。
【0015】またこのボンディング過程において、制御
部18がZ軸モータドライバ13を介してツール昇降機
構6の動作を制御することにより、ボンディングツール
7は所定の速度パターンで下降動作を行うとともに、チ
ップ8を基板3に対して所定の押圧荷重を作用させて押
圧する。制御部18は操作部19に接続されており、操
作部19からの操作入力により、上記動作制御に用いら
れる各種の制御変数の入力、設定変更や、手動運転時の
操作を行えるようになっている。
【0016】次に図2を参照して、ツール昇降機構6の
Z軸モータの制御系の機能について説明する。図2にお
いて、枠13内はZ軸モータドライバ13の機能を機能
ブロック図にて示したものである。Z軸モータドライバ
13は、下位制御部20、記憶部21、位置制御部2
2、位置カウンタ23、速度制御部24、速度カウンタ
25、電流制御部26の各機能部を有している。
【0017】下位制御部20は、ボンディング装置全体
の動作を制御する上位制御部としての制御部18との間
で、後述する4種類の信号A〜Dの授受を行う。記憶部
21は、ボンディング動作プログラム21a、制御変数
21bを記憶する。制御変数21bは、ボンディング動
作の制御において用いられる目標値(位置指令や荷重指
令)などのデータであり、制御部18により記憶部21
に記憶されている制御変数21bを随時書き換えること
が可能となっている。
【0018】信号Aはボンディング動作プログラム21
a、制御変数21bを、制御部18から下位制御部20
を介して記憶部21にダウンロードする信号を示してい
る。信号Bは制御モードの指令信号であり、この指令信
号により、下位制御部20にボンディング動作を行わせ
る自動制御モードと、制御部18によってZ軸モータ6
aの動作を制御する個別制御モードとの切換を行う。こ
こで個別制御モードには、位置制御モードとトルク制御
モードの2種類があり、動作形態によってこれらの制御
モードが切り換えられる。信号Cは位置制御モードとト
ルク制御モードにおいて、制御部18から送信される位
置指令、荷重指令の信号を示している。また信号Dは自
動制御モードにおいて、ボンディング動作プログラムに
よる動作が完了したことを伝達する動作完了信号であ
る。
【0019】下位制御部20の機能について説明する。
下位制御部20は、制御部18からの制御モード指令
(信号B)に従って、以下の2通りの制御を行う。先
ず、自動制御モード(第1の制御モード)が指令された
場合には、記憶部21に記憶されたボンディング動作プ
ログラム21aと制御変数21bに基づいて、Z軸モー
タ6aを制御する。この場合には、下位制御部20は位
置制御部22に対して目標位置を示す位置指令(信号
a)を、電流制御部26に対して制御切換指令(信号
b)やトルク制御時の目標荷重を示す荷重指令(信号
c)をボンディング動作プログラム21aに従って出力
する。
【0020】位置制御モードまたはトルク制御モード
(第2の制御モード)が指令された場合には、下位制御
部20はボンディング動作プログラム21aを実行せず
に、制御部18からの位置指令、荷重指令に基づいて、
Z軸モータ6aを制御する。制御部18が位置制御モー
ド(信号B)を指令すると、下位制御部20は制御切換
指令(信号b)を出力して電流制御部26の制御方式を
位置制御方式に切り換えるとともに、制御部18からの
位置指令(信号C)を中継して位置制御部22に対して
位置指令(信号a)を出力する。一方、制御部18がト
ルク制御モード(信号B)を指令すると、下位制御部2
0は制御切換指令(信号b)を出力して電流制御部26
の制御方式をトルク制御方式に切り換えるとともに、制
御部18からの荷重指令(信号C)を中継して電流制御
部26に対して荷重指令(信号c)を出力する。
【0021】位置制御部22は、位置指令(信号a)
と、位置カウンタ23からの位置信号(信号d)に基づ
いて、目標位置に到達するための目標速度を示す速度指
令(信号e)を速度制御部24に対して出力する。位置
信号(信号d)はボンディングツール7の高さ位置を示
すものであり、エンコーダ12からのパルス信号に基づ
き、位置カウンタ23によって生成される。この位置信
号は、下位制御部20に対しても出力される。
【0022】速度制御部24は、速度指令(信号e)と
速度カウンタ25からの速度信号(信号f)に基づい
て、Z軸モータ6aを駆動するための目標電流を示す電
流指令(信号g)を電流制御部26に対して出力する。
速度信号(信号f)はボンディングツール7の昇降速度
を示すものであり、エンコーダ12からのパルス信号に
基づき、速度カウンタ25によって生成される。この速
度信号は、下位制御部20に対しても出力される。
【0023】電流制御部26は、制御切換指令(信号
b)によって制御方式を位置制御方式とトルク制御方式
に切り換える。位置制御方式の場合は、速度制御部24
から出力された電流指令(信号g)に基づいて駆動電流
iをZ軸モータ6aに対して出力し、トルク制御方式の
場合は、下位制御部20から出力された荷重指令(信号
c)に基づいて、駆動電流iをZ軸モータ6aに対して
出力する。これにより、Z軸モータ6aには駆動用の電
力が供給される。したがって、電流制御部26は、位置
制御方式とトルク制御方式とを選択的に切り換えながら
Z軸モータ6aに電力を供給するモータ駆動部となって
いる。すなわち下位制御部20は、電流制御部26を介
してZ軸モータ6aを制御する。
【0024】このボンディング装置は上記のように構成
されており、次にこのボンディング装置の自動運転モー
ドについて図3、図4を参照して説明する。
【0025】図3において、まず制御部18から位置制
御モードが指令され、これを受けた下位制御部20は制
御切換指令(信号b)を電流制御部26へ出力して、位
置制御方式に切り換える(ST1)。次に制御部18は
ボンディングツール7を上昇させるための位置指令Z0
を出力する。これを受けて下位制御部20は位置指令Z
0(信号a)を出力し、位置制御部22及び速度制御部
24を経て電流制御部26に電流指令(信号g)が出力
され、電流制御部26はこの電流指令(信号g)に基づ
いて駆動電流iをZ軸モータ6aに対して出力して駆動
する。
【0026】これにより図4(a)に示すように、ボン
ディングツール7は位置指令Z0に対応する目標位置ま
で上昇し、所定位置に位置する(ST2)。この位置指
令Z0は、ボンディングツール7の待機位置に対応して
いる。次いで図4(b)に示すように、チップ8を載置
した供給アーム9がボンディングツール7の下方に進出
してチップ8が供給され(ST3)、制御部18からの
位置指令Z1が出力されると、このチップ8に対してボ
ンディングツール7が位置指令Z1に対応する目標位置
まで下降する。この位置指令Z1はチップ吸着高さに対
応している。
【0027】これによりチップ8はボンディングツール
7によって吸着される(ST5)。この後、図4(c)
に示すようにボンディングツール7が再び位置指令Z0
に従って上昇する(ST6)とともに、供給アーム9が
退避する。なお、ここでは供給アーム9が進退し、ボン
ディングツール7は単に昇降動作のみを行う例を示して
いるが、ボンディングツール7に昇降と水平移動とを組
み合わせたチップ吸着動作を行わせるようにしてもよ
い。
【0028】この後図4(d)に示すように、カメラ1
4がボンディングツール7の下方に進出し、ボンディン
グツール7に保持された状態のチップ8を下方から認識
するとともに、下方の基板3(図1)を認識する。これ
により、基板3とチップ8との相対的な位置誤差が検出
され、この位置誤差に基づいて移動テーブル2を駆動す
ることにより、位置誤差を補正するアライメント動作が
行われる(ST7)。
【0029】次に制御部18により下位制御部20に対
して自動運転モードが指令され(ST8)、すなわちボ
ンディング動作プログラムにしたがって所定のボンディ
ング動作を行う指令が出力される。これにより、チップ
8は基板3にボンディングされる。そしてボンディング
動作プログラムに設定された動作完了信号が制御部18
によって受信されたならば、ボンディング動作の完了と
判断して(ST9)、位置制御方式に復帰し(ST1
0)、自動運転の1サイクルを終了する。
【0030】次に図5、図6を参照して、上記(ST
8)の自動制御モードにおいて実行されるボンディング
動作について説明する。図6は、ボンディング動作にお
けるボンディングツール7の高さ位置の時間的変化と、
制御切換指令および荷重指令との関係を示すものであ
る。ボンディング動作開始の時点では、図6(イ)に示
すようにボンディングツール7は、チップ8を吸着して
位置指令Z0に対応した所定の待機位置にある。
【0031】ボンディング動作が開始されると、図5に
おいてまず下位制御部20からの制御切換指令によって
制御方式が選択される(ST11)。次に下位制御部2
0はボンディングツール7を下降させるための位置指令
Z2(信号a)を出力してZ軸モータ6aを駆動する。
位置指令Z2は記憶部21に制御変数21bとして格納
されている。すると図6(ロ)に示すように、ボンディ
ングツール7は位置指令Z2にしたがって下降する(S
T12)。位置指令Z2は下降速度の切り換え高さに対
応しており、位置指令Z2に対応した高さに到達したな
らば、下降速度を低速に切り換えるとともに、トルクリ
ミット機能をONにする(ST13)。
【0032】トルクリミット機能とは、駆動電流iの上
限値を設定してこれ以上の電流がZ軸モータ6aに供給
されないようにする機能であり、これにより、制御モー
ドは単なる位置制御からトルクリミットつき位置制御に
切り換えられ、ボンディングツール7の下降途中におい
てチップ8が基板3に当接した際のチップ8に対する過
大な荷重が防止される。
【0033】この後、下位制御部20からの位置指令Z
3が出力され、ボンディングツール7は位置指令Z3を
目標位置とする高さまで低速で下降する。この過程にお
いて、サーチ動作が行われる(ST14)。このサーチ
動作においては、チップ8と基板3との接触を検出する
接触検出が行われる(ST15)。すなわち速度カウン
タ25からの速度信号(信号f)を下位制御部20で監
視し、この速度が急減速し始めた時点を「接触」と判断
する。この接触検出においては、Z軸の位置検出をZ軸
モータドライバ13によって行うことから、従来の制御
方式、すなわち制御部18の機能によってZ軸の位置検
出を行う方式と比較して、高分解能の検出が可能となっ
ている。
【0034】そして、図6(ハ)に示すようにチップ8
が基板3に当接して下位制御部20によって接触が検知
されたならば、下位制御部20は制御切換指令(信号
b)を出力して電流制御部26の制御方式をトルク制御
方式に切り換える(ST16)。そして下位制御部20
から荷重指令F1(信号c)が電流制御部26に出力さ
れ、これにより、Z軸モータ6aが発生するトルクによ
り荷重指令F1に応じたボンディング荷重が印加され
(ST17)、この状態が所定の時間T1だけ保持され
る。時間T1が経過したならば(ST18)、荷重指令
F2に切り換えて図6(ニ)に示すように荷重指令F2
に応じたボンディング荷重を印加し(ST19)、所定
の時間T2が経過したならば(ST20)、下位制御部
20は制御切換指令(信号b)を出力して電流制御部2
6の制御方式を位置制御方式に復帰する(ST21)。
【0035】次に下位制御部20から位置指令Z0が出
力され、これによりチップ8を基板3にボンディングし
た後のボンディングツール7は、図6(ホ)に示す状態
から位置指令Z0に従って図6(へ)に示す待機位置ま
で上昇する(ST22)。この後、Z軸が停止したこと
を確認し(ST23)、下位制御部20から制御部18
に対して動作完了信号を出力する(ST24)。これに
より、ボンディング動作プログラムにしたがって自動制
御モードで行われるボンディング動作の1サイクルが終
了する。
【0036】上記説明したように、このボンディング方
法は、上位制御部としての制御部18からの指令に基づ
いてボンディングツール7を所定の待機位置に位置させ
る工程と、制御部18から下位制御部20に対してボン
ディング動作を行う指令を出力する工程と、下位制御部
20がボンディング動作プログラム21aに基づいてZ
軸モータ6aを制御してボンディング動作を行う工程
と、ボンディング動作が完了したならば、動作完了信号
を下位制御部20から制御部18へ出力する工程とを含
むものとなっている。
【0037】そして下位制御部20がボンディング動作
プログラム21aに基づいてZ軸モータ6aを制御して
ボンディング動作を行う工程において、接触検出や制御
方式の切り換えは、制御部18とは独立にZ軸モータド
ライバ13の内部機能によって行われることから、制御
部18の全体制御機能によってこれらの処理を行う従来
の方法と比較して、信号伝達経路が簡略化され、これに
より高速動作が実現される。
【0038】また、自動運転において自動制御モードで
実行されるボンディング動作は、独立した動作ステップ
として取り扱えることから、ボンディング装置(制御部
18)の動作プログラム作成負荷を低減することが可能
となっている。
【0039】なお上記実施の形態においては、自動制御
モードによって自動的に実行される動作プログラムとし
て、ボンディング動作の例のみを示しているが、チップ
吸着動作など、ボンディングヘッド7の昇降動作を伴う
他の動作についても、同様に自動制御モードによって実
行することもできる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ボンディングツールを
駆動するモータの制御系を、位置制御方式とトルク制御
方式とを選択的に切り換えながらモータに電力を供給す
るモータ駆動部とこのモータ駆動部を介してモータを制
御する下位制御部とを備えたモータ制御部と、ボンディ
ング装置全体を制御する上位制御部とで構成し、この下
位制御部によるモータの制御において、下位制御部が動
作プログラムに基づいてモータを制御する第1の制御モ
ードと動作プログラムを実行せずに上位制御部からの指
令に基づいてモータを制御する第2の制御モードとを切
り換えて制御するようにしたので、ボンディング動作に
おける制御モードの切換を高速で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のボンディング装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態のボンディング装置のZ
軸モータの制御系の機能を示す機能ブロック図
【図3】本発明の一実施の形態のボンディング装置の自
動運転のフロー図
【図4】本発明の一実施の形態のボンディング装置の自
動運転の動作説明図
【図5】本発明の一実施の形態のボンディング動作のフ
ロー図
【図6】本発明の一実施の形態のボンディング動作の説
明図
【符号の説明】
3 基板 4 ボンディング機構 6 ツール昇降機構 6a Z軸モータ 7 ボンディングツール 8 チップ 13 Z軸モータドライバ 18 制御部 20 下位制御部 21 記憶部 21a ボンディング動作プログラム 21b 制御変数 22 位置制御部 24 速度制御部 26 電流制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンディングツールによってボンディング
    対象物に荷重を作用させながら被接合面に圧着するボン
    ディング装置であって、前記ボンディングツールを駆動
    するモータと、このモータを制御するモータ制御部と、
    ボンディング装置全体を制御する上位制御部とを備え、
    前記モータ制御部は、ボンディング動作に関する動作プ
    ログラムおよびボンディング動作の制御に用いられる制
    御変数を記憶する記憶部と、位置制御方式とトルク制御
    方式とを選択的に切り換えながら前記モータに電力を供
    給するモータ駆動部と、このモータ駆動部を介して前記
    モータを制御する下位制御部とを備え、この下位制御部
    による前記モータの制御において、下位制御部が前記動
    作プログラムに基づいて前記モータを制御する第1の制
    御モードと動作プログラムを実行せずに前記上位制御部
    からの指令に基づいてモータを制御する第2の制御モー
    ドとを切り換えて制御することを特徴とするボンディン
    グ装置。
  2. 【請求項2】前記上位制御部により、前記記憶部に記憶
    されている制御変数を書き換え可能になっていることを
    特徴とする請求項1記載のボンディング装置。
  3. 【請求項3】ボンディングツールを駆動するモータと、
    このモータを制御するモータ制御部と、ボンディング動
    作に関する動作プログラムおよびボンディング動作の制
    御に用いられる制御変数を記憶する記憶部と、位置制御
    方式とトルク制御方式とを選択的に切り換えながら前記
    モータに電力を供給するモータ駆動部と、このモータ駆
    動部を介して前記モータを制御する下位制御部と、ボン
    ディング装置全体を制御する上位制御部とを備えたボン
    ディング装置によるボンディング方法であって、前記上
    位制御部からの指令に基づいて前記ボンディングツール
    を所定の位置に位置させる工程と、前記上位制御部から
    下位制御部に対してボンディング動作を行う指令を出力
    する工程と、下位制御部が前記動作プログラムに基づい
    てモータを制御してボンディング動作を行う工程と、前
    記ボンディング動作が完了したならば、動作完了信号を
    下位制御部から上位制御部へ出力する工程とを含むこと
    を特徴とするボンディング方法。
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