JP2003030873A - 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置Info
- Publication number
- JP2003030873A JP2003030873A JP2001218120A JP2001218120A JP2003030873A JP 2003030873 A JP2003030873 A JP 2003030873A JP 2001218120 A JP2001218120 A JP 2001218120A JP 2001218120 A JP2001218120 A JP 2001218120A JP 2003030873 A JP2003030873 A JP 2003030873A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- objective lens
- elastic fixing
- fixing portion
- elastic
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 4WS方式の対物レンズ駆動装置において、
フォーカシング動作、トラッキング動作によって発生す
るチルト(DCチルト)を小さくする。 【解決手段】 対物レンズ1の光軸方向の両側に対とな
って配置された棒状弾性支持部材3を略ハの字型に配置
し、各棒状弾性支持部材3の端部が固定される弾性基板
12の複数の弾性固定部13の剛性を調整することによ
り、対物レンズ駆動装置の駆動力中心の位置を変化させ
ることなくこの駆動力中心と可動部支持中心との位置と
が一致するように可動部支持中心の位置を調整すること
ができ、これにより、DCチルトを低減することができ
る。
フォーカシング動作、トラッキング動作によって発生す
るチルト(DCチルト)を小さくする。 【解決手段】 対物レンズ1の光軸方向の両側に対とな
って配置された棒状弾性支持部材3を略ハの字型に配置
し、各棒状弾性支持部材3の端部が固定される弾性基板
12の複数の弾性固定部13の剛性を調整することによ
り、対物レンズ駆動装置の駆動力中心の位置を変化させ
ることなくこの駆動力中心と可動部支持中心との位置と
が一致するように可動部支持中心の位置を調整すること
ができ、これにより、DCチルトを低減することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクドライ
ブ又は光磁気ディスクドライブの対物レンズ駆動装置、
光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関する。
ブ又は光磁気ディスクドライブの対物レンズ駆動装置、
光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の対物レンズ駆動装置には幾つか
の方式があり、低コストで可動部の軽量化に有利な方式
としては4本ワイヤばね方式(4WS方式)がある。
の方式があり、低コストで可動部の軽量化に有利な方式
としては4本ワイヤばね方式(4WS方式)がある。
【0003】この4WS方式の対物レンズ駆動装置の従
来例(特開平8−22626号公報に示される例…第1
の従来例)を図14に示す。
来例(特開平8−22626号公報に示される例…第1
の従来例)を図14に示す。
【0004】この対物レンズ駆動装置では、対物レンズ
101を保持する対物レンズ保持部材102が4本のワ
イヤばね103により弾性的に支持されている。対物レ
ンズ保持部材102には筒状に巻線されたフォーカシン
グコイル104が取付けられ、筒状のフォーカシングコ
イル104の一つの側面には平面状に巻線されたトラッ
キングコイル105が取付けられている。そして、これ
らの対物レンズ保持部材102、対物レンズ101、フ
ォーカシングコイル104、トラッキングコイル105
等により、可動部106が形成されている。
101を保持する対物レンズ保持部材102が4本のワ
イヤばね103により弾性的に支持されている。対物レ
ンズ保持部材102には筒状に巻線されたフォーカシン
グコイル104が取付けられ、筒状のフォーカシングコ
イル104の一つの側面には平面状に巻線されたトラッ
キングコイル105が取付けられている。そして、これ
らの対物レンズ保持部材102、対物レンズ101、フ
ォーカシングコイル104、トラッキングコイル105
等により、可動部106が形成されている。
【0005】可動部106は後述する固定部材等を介し
て基台107に支持されており、この基台107上には
ヨーク108が固定され、このヨーク108には一対の
駆動用磁石109が対向して固定され、これら駆動用磁
石109はフォーカシングコイル104及びトラッキン
グコイル105の駆動部分に磁束が貫くようにギャップ
を設けて配置されている。
て基台107に支持されており、この基台107上には
ヨーク108が固定され、このヨーク108には一対の
駆動用磁石109が対向して固定され、これら駆動用磁
石109はフォーカシングコイル104及びトラッキン
グコイル105の駆動部分に磁束が貫くようにギャップ
を設けて配置されている。
【0006】このような構成において、フォーカシング
コイル104とトラッキングコイル105とに電流を流
すことによって、対物レンズ101をフォーカシング方
向(Y方向)及びトラッキング方向(X方向)に移動さ
せることができる。なお、110は基台107上に固定
されて4本のワイヤばね103の一端側を支持する固定
部材、111はワイヤばね103の両端をその軸方向に
可動可能なヒンジ構造で保持する保持部材である。
コイル104とトラッキングコイル105とに電流を流
すことによって、対物レンズ101をフォーカシング方
向(Y方向)及びトラッキング方向(X方向)に移動さ
せることができる。なお、110は基台107上に固定
されて4本のワイヤばね103の一端側を支持する固定
部材、111はワイヤばね103の両端をその軸方向に
可動可能なヒンジ構造で保持する保持部材である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図14に示
したように、駆動用磁石109を対向させて形成した磁
気回路とコイル(フォーカシングコイル104、トラッ
キングコイル105)とによる駆動用モータを備えた対
物レンズ駆動装置の場合、対物レンズ101(可動部1
06)をフォーカシング方向、トラッキング方向に移動
させた時の対物レンズ101の傾き(チルト)が大きな
問題となる。このチルトをDCチルトと呼ぶこととす
る。
したように、駆動用磁石109を対向させて形成した磁
気回路とコイル(フォーカシングコイル104、トラッ
キングコイル105)とによる駆動用モータを備えた対
物レンズ駆動装置の場合、対物レンズ101(可動部1
06)をフォーカシング方向、トラッキング方向に移動
させた時の対物レンズ101の傾き(チルト)が大きな
問題となる。このチルトをDCチルトと呼ぶこととす
る。
【0008】このDCチルトの発生原理を、図15及び
図16に基づいて説明する。図15は駆動用モータの部
分を抽出して示す模式的平面図、図16はその模式的正
面図である。図15(a)はフォーカシングコイル10
4や駆動用磁石109の組付け、部品精度が理想的な場
合を示しており、駆動力中心Fと4本のワイヤばね10
3により支持された可動部106の可動部支持中心Sと
が一致している。この状態で可動部106(図14参
照)をフォーカシング方向へ移動させてもモーメントは
発生しない。
図16に基づいて説明する。図15は駆動用モータの部
分を抽出して示す模式的平面図、図16はその模式的正
面図である。図15(a)はフォーカシングコイル10
4や駆動用磁石109の組付け、部品精度が理想的な場
合を示しており、駆動力中心Fと4本のワイヤばね10
3により支持された可動部106の可動部支持中心Sと
が一致している。この状態で可動部106(図14参
照)をフォーカシング方向へ移動させてもモーメントは
発生しない。
【0009】ところが、フォーカシングコイル104や
駆動用磁石109の部品精度や組付け精度などによって
図15(b)に示すように駆動力中心Fと可動部支持中
心Sとが一致しない場合がある。いま、トラッキング動
作をしていない状態で図15(b)に示すように、駆動
力中心Fと可動部支持中心Sとにズレが発生していると
きに可動部106をフォーカシング方向へ移動させる
と、図16に示すようなモーメントが発生し、可動部
(対物レンズ101)106はチルトしてしまう。
駆動用磁石109の部品精度や組付け精度などによって
図15(b)に示すように駆動力中心Fと可動部支持中
心Sとが一致しない場合がある。いま、トラッキング動
作をしていない状態で図15(b)に示すように、駆動
力中心Fと可動部支持中心Sとにズレが発生していると
きに可動部106をフォーカシング方向へ移動させる
と、図16に示すようなモーメントが発生し、可動部
(対物レンズ101)106はチルトしてしまう。
【0010】近年、光ディスクにおいては、高密度記録
の必要性から、光スポット径を小さくするために、開口
数NAの高い対物レンズが使用されるようになってきて
いる。NAの高い対物レンズは、そのチルトによってコ
マ収差が発生しやすいため、フォーカシング動作及びト
ラッキング動作に伴う対物レンズのチルトに対する要求
が厳しくなってきている。
の必要性から、光スポット径を小さくするために、開口
数NAの高い対物レンズが使用されるようになってきて
いる。NAの高い対物レンズは、そのチルトによってコ
マ収差が発生しやすいため、フォーカシング動作及びト
ラッキング動作に伴う対物レンズのチルトに対する要求
が厳しくなってきている。
【0011】このような問題に対処するため、例えば、
特開平11−134679号公報によれば、ステム(固
定部材)を磁気回路に対して移動調整自在とした対物レ
ンズ駆動装置の提案がされている(第2の従来例)。そ
の構成例を図17に示す(なお、図14の場合と対応す
る部分には同一符号を付して示す…図18ないし図20
でも同様とする)。
特開平11−134679号公報によれば、ステム(固
定部材)を磁気回路に対して移動調整自在とした対物レ
ンズ駆動装置の提案がされている(第2の従来例)。そ
の構成例を図17に示す(なお、図14の場合と対応す
る部分には同一符号を付して示す…図18ないし図20
でも同様とする)。
【0012】基台107にはヨーク108a、108b
が一体に形成され、ヨーク108a、108bにはそれ
ぞれ駆動用磁石109a、109bが固定されている。
さらに、基台107にはネジ112によって固定部材1
10が固定されている。なお、固定部材110にはネジ
112が挿通される挿通穴(図示せず)が形成され、こ
の挿通穴はネジ112の直径よりも大径に形成されてい
る。固定部材110における基台107への取付け面に
は一対の突起110a、110bが形成され、基台10
7には突起110a、110bに嵌合するとともに固定
部材110を移動させる方向(ラジアル方向)に長い長
穴107a、107bが形成されている。また、基台1
07には、固定部材110を移動方向へ押圧するための
押圧ネジ113が取付けられている。
が一体に形成され、ヨーク108a、108bにはそれ
ぞれ駆動用磁石109a、109bが固定されている。
さらに、基台107にはネジ112によって固定部材1
10が固定されている。なお、固定部材110にはネジ
112が挿通される挿通穴(図示せず)が形成され、こ
の挿通穴はネジ112の直径よりも大径に形成されてい
る。固定部材110における基台107への取付け面に
は一対の突起110a、110bが形成され、基台10
7には突起110a、110bに嵌合するとともに固定
部材110を移動させる方向(ラジアル方向)に長い長
穴107a、107bが形成されている。また、基台1
07には、固定部材110を移動方向へ押圧するための
押圧ネジ113が取付けられている。
【0013】この対物レンズ駆動装置によれば、押圧ネ
ジ113を回して固定部材110を押圧することによ
り、可動部106を磁気回路に対してラジアル方向に移
動調整することができ、第1の従来例で発生していた駆
動力中心Fと可動部支持中心Sとのズレをなくすことに
よってモーメントの発生を防ぎ、DCチルトを低減させ
ることができる。
ジ113を回して固定部材110を押圧することによ
り、可動部106を磁気回路に対してラジアル方向に移
動調整することができ、第1の従来例で発生していた駆
動力中心Fと可動部支持中心Sとのズレをなくすことに
よってモーメントの発生を防ぎ、DCチルトを低減させ
ることができる。
【0014】ところが、この第2の従来例による場合、
固定部材110の移動調整に伴い、対物レンズ101も
ラジアル方向に移動してしまうため光軸ずれ(レーザの
光軸と対物レンズ101の光軸とのずれ)を発生してし
まう。また、磁気回路と可動部106との間のラジアル
方向のギャップを調整分だけ大きくとらなければならな
いという問題を有する。
固定部材110の移動調整に伴い、対物レンズ101も
ラジアル方向に移動してしまうため光軸ずれ(レーザの
光軸と対物レンズ101の光軸とのずれ)を発生してし
まう。また、磁気回路と可動部106との間のラジアル
方向のギャップを調整分だけ大きくとらなければならな
いという問題を有する。
【0015】また、特開平11−134679号公報の
場合とは逆に、駆動用磁石をステム(固定部材)に対し
て移動調整自在とする提案もある(第3の従来例)。そ
の構成例を図18に示す。即ち、この対物レンズ駆動装
置では、固定部材110を固定しておき、駆動用磁石1
09a、109bをラジアル方向に移動調整することに
より、第2の従来例における光軸ずれの問題を解決して
いる。図中、114は基板、115は光ディスク、11
6は立上げプリズム、117はワイヤばね103を固定
させるための半田である。
場合とは逆に、駆動用磁石をステム(固定部材)に対し
て移動調整自在とする提案もある(第3の従来例)。そ
の構成例を図18に示す。即ち、この対物レンズ駆動装
置では、固定部材110を固定しておき、駆動用磁石1
09a、109bをラジアル方向に移動調整することに
より、第2の従来例における光軸ずれの問題を解決して
いる。図中、114は基板、115は光ディスク、11
6は立上げプリズム、117はワイヤばね103を固定
させるための半田である。
【0016】ところが、第3の従来例による場合も、磁
気回路と可動部106との間のラジアル方向のギャップ
を調整分だけ大きくとらなければならない点では第2の
従来例と同様である。また、磁気回路と可動部106と
の間のわずかな隙間に治具を挿入して駆動用磁石109
a、109bを移動調整するため、可動部106を支持
するワイヤばね103を破損させてしまう危険性があ
る。
気回路と可動部106との間のラジアル方向のギャップ
を調整分だけ大きくとらなければならない点では第2の
従来例と同様である。また、磁気回路と可動部106と
の間のわずかな隙間に治具を挿入して駆動用磁石109
a、109bを移動調整するため、可動部106を支持
するワイヤばね103を破損させてしまう危険性があ
る。
【0017】さらに、第2の従来例及び第3の従来例
は、もう一つ別の問題を有している。4WS方式の対物
レンズ駆動装置では、ワイヤばね103の長手方向を軸
とする回転方向に可動部が回転する共振(ロール共振)
が発生し、このロール共振によって対物レンズがラジア
ル方向に大きくチルトする。このチルトをACチルトと
呼ぶことにする。このACチルトは、対物レンズ駆動装
置の駆動力中心Fと、可動部106の慣性中心(重心位
置)とのズレによって発生する。
は、もう一つ別の問題を有している。4WS方式の対物
レンズ駆動装置では、ワイヤばね103の長手方向を軸
とする回転方向に可動部が回転する共振(ロール共振)
が発生し、このロール共振によって対物レンズがラジア
ル方向に大きくチルトする。このチルトをACチルトと
呼ぶことにする。このACチルトは、対物レンズ駆動装
置の駆動力中心Fと、可動部106の慣性中心(重心位
置)とのズレによって発生する。
【0018】4WS方式の対物レンズ駆動装置で発生す
る駆動力中心Fと可動部支持中心Sとのずれは、ワイヤ
ばね103の固定時の誤差が主要因であることが多く、
駆動力中心Fと可動部106の慣性中心とは大きくずれ
ていない。
る駆動力中心Fと可動部支持中心Sとのずれは、ワイヤ
ばね103の固定時の誤差が主要因であることが多く、
駆動力中心Fと可動部106の慣性中心とは大きくずれ
ていない。
【0019】しかし、上述した第2、第3の従来例で説
明したように、コイル(フォーカシングコイル104)
と磁気回路との位置関係を調整して駆動力中心Fの位置
を移動させる調整を行うと、駆動力中心Fと可動部10
6の慣性中心とがズレを生じ、ACチルトが発生しやす
くなる。
明したように、コイル(フォーカシングコイル104)
と磁気回路との位置関係を調整して駆動力中心Fの位置
を移動させる調整を行うと、駆動力中心Fと可動部10
6の慣性中心とがズレを生じ、ACチルトが発生しやす
くなる。
【0020】また、DCチルトを小さくするようにした
4WS方式の対物レンズ駆動装置としては、特開200
0−207757公報に記載されたように、4分割して
着磁された駆動用磁石を用いた提案があり(第4の従来
例)、その構成を図19及び図20に示す。図19は駆
動用モータを示す分解斜視図、図20はその説明図であ
り、(a)はフォーカシング方向から見たコイルの水平
断面図、(b)はトラッキング方向の磁界分布を示す特
性図、(c)はコイルと駆動用磁石との配置関係を示す
正面図、(d)はフォーカシング方向の磁界分布を示す
特性図、(e)はトラッキング方向から見たコイルの縦
断側面図である。
4WS方式の対物レンズ駆動装置としては、特開200
0−207757公報に記載されたように、4分割して
着磁された駆動用磁石を用いた提案があり(第4の従来
例)、その構成を図19及び図20に示す。図19は駆
動用モータを示す分解斜視図、図20はその説明図であ
り、(a)はフォーカシング方向から見たコイルの水平
断面図、(b)はトラッキング方向の磁界分布を示す特
性図、(c)はコイルと駆動用磁石との配置関係を示す
正面図、(d)はフォーカシング方向の磁界分布を示す
特性図、(e)はトラッキング方向から見たコイルの縦
断側面図である。
【0021】この対物レンズ駆動装置では、ヨーク10
8a、108bに対して十字状に4分割された駆動用磁
石118a、118bが固定されている。これらの駆動
用磁石118a、118bに対向する位置に配置されて
対物レンズ保持部材に固定されたコイル(フォーカシン
グコイル119、トラッキングコイル120)は、とも
に平面形状に形成されている。
8a、108bに対して十字状に4分割された駆動用磁
石118a、118bが固定されている。これらの駆動
用磁石118a、118bに対向する位置に配置されて
対物レンズ保持部材に固定されたコイル(フォーカシン
グコイル119、トラッキングコイル120)は、とも
に平面形状に形成されている。
【0022】駆動用磁石118a、118bは十字状の
着磁境界線a、bを境に4分割されて着磁されており
(4極着磁)、その着磁方向は、フォーカシング方向
(Y軸方向)とトラッキング方向(X軸方向)との2軸
方向を含む面に対し垂直(Z軸方向)で、かつ、隣り合
う領域と反対方向に着磁されている。
着磁境界線a、bを境に4分割されて着磁されており
(4極着磁)、その着磁方向は、フォーカシング方向
(Y軸方向)とトラッキング方向(X軸方向)との2軸
方向を含む面に対し垂直(Z軸方向)で、かつ、隣り合
う領域と反対方向に着磁されている。
【0023】フォーカシングコイル119は平面形状を
したコイルで形成されており、フォーカシング方向の着
磁境界線aの両側に2つ、各々トラッキング方向の着磁
境界線bを跨いだ位置で対物レンズ保持部材(図示せ
ず)に保持されている。一方、トラッキングコイル12
0はトラッキング方向の着磁境界線bの両側に2つ設け
られ、各々フォーカシング方向の着磁境界線aを跨いで
対物レンズ保持部材に保持されている。
したコイルで形成されており、フォーカシング方向の着
磁境界線aの両側に2つ、各々トラッキング方向の着磁
境界線bを跨いだ位置で対物レンズ保持部材(図示せ
ず)に保持されている。一方、トラッキングコイル12
0はトラッキング方向の着磁境界線bの両側に2つ設け
られ、各々フォーカシング方向の着磁境界線aを跨いで
対物レンズ保持部材に保持されている。
【0024】このように4極着磁の駆動用磁石118
a、118bを用いて駆動用モータを構成することによ
り、対物レンズを含む可動部をフォーカシング方向、ト
ラッキング方向の2軸方向に駆動することができる。
a、118bを用いて駆動用モータを構成することによ
り、対物レンズを含む可動部をフォーカシング方向、ト
ラッキング方向の2軸方向に駆動することができる。
【0025】そして、このような構成によれば、トラッ
キング動作時(又は、フォーカシング動作時)における
フォーカシング方向(又は、トラッキング方向)の駆動
力中心と4本のワイヤばねによる可動部支持中心とのラ
ジアル方向(又は、フォーカス方向)のズレが第1の従
来例ほど大きくらならないため、可動部が移動したとき
の対物レンズの傾き(DCチルト)を小さくすることが
可能である。なぜなら、コイルの駆動力発生部分よりも
駆動用磁石の方が大きいために、トラッキング動作時
(又は、フォーカシング動作時)にフォーカシング方向
(又は、トラッキング方向)の駆動力中心が可動部と略
一緒に移動するため、可動部と一緒に移動する4本のワ
イヤばねの可動部支持中心との位置関係を保ことがで
き、モーメントの発生を小さくすることができるからで
ある。
キング動作時(又は、フォーカシング動作時)における
フォーカシング方向(又は、トラッキング方向)の駆動
力中心と4本のワイヤばねによる可動部支持中心とのラ
ジアル方向(又は、フォーカス方向)のズレが第1の従
来例ほど大きくらならないため、可動部が移動したとき
の対物レンズの傾き(DCチルト)を小さくすることが
可能である。なぜなら、コイルの駆動力発生部分よりも
駆動用磁石の方が大きいために、トラッキング動作時
(又は、フォーカシング動作時)にフォーカシング方向
(又は、トラッキング方向)の駆動力中心が可動部と略
一緒に移動するため、可動部と一緒に移動する4本のワ
イヤばねの可動部支持中心との位置関係を保ことがで
き、モーメントの発生を小さくすることができるからで
ある。
【0026】しかし、この第4の従来例の対物レンズ駆
動装置においても、可動部を4本のワイヤばねで組付け
た状態では、部品精度や組付け精度によって、駆動力中
心と可動部支持中心とがズレを発生しやすく、これによ
るDCチルトは残存する。
動装置においても、可動部を4本のワイヤばねで組付け
た状態では、部品精度や組付け精度によって、駆動力中
心と可動部支持中心とがズレを発生しやすく、これによ
るDCチルトは残存する。
【0027】しかも、この第4の従来例によれば、磁気
回路とコイル(フォーカシングコイル119又はトラッ
キングコイル120)との位置ズレによる影響が少ない
ため、組付けによって駆動力中心Fと可動部支持中心S
とのズレが生じても、第2、第3の従来例のように磁気
回路とコイルとの位置関係を調整することによりDCチ
ルトを低減するということは困難である。
回路とコイル(フォーカシングコイル119又はトラッ
キングコイル120)との位置ズレによる影響が少ない
ため、組付けによって駆動力中心Fと可動部支持中心S
とのズレが生じても、第2、第3の従来例のように磁気
回路とコイルとの位置関係を調整することによりDCチ
ルトを低減するということは困難である。
【0028】本発明の目的は、4WS方式の対物レンズ
駆動装置において、部品精度や組付け精度をあまり高め
なくても、棒状弾性支持部材を支持する部材の剛性を調
整することにより、部品誤差や組み付け誤差を吸収し、
フォーカシング動作、トラッキング動作によって発生す
るチルト(DCチルト)を小さくすることである。
駆動装置において、部品精度や組付け精度をあまり高め
なくても、棒状弾性支持部材を支持する部材の剛性を調
整することにより、部品誤差や組み付け誤差を吸収し、
フォーカシング動作、トラッキング動作によって発生す
るチルト(DCチルト)を小さくすることである。
【0029】本発明の別の目的は、4WS方式の対物レ
ンズ駆動装置において、ACチルトを発生させることな
くDCチルトを低減することである。
ンズ駆動装置において、ACチルトを発生させることな
くDCチルトを低減することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光スポットを形成する対物レンズとこの対物レンズを保
持する対物レンズ保持部材と駆動用コイルとを備えた可
動部と、基台に固定された固定部材と、一端側が前記可
動部に固定されて他端側が前記固定部材に固定されるこ
とにより前記可動部を前記基台に対して弾性的に支持す
る複数の棒状弾性支持部材と、前記基台に設けられたヨ
ークに取付けられて前記駆動用コイルに近接対向される
ことにより前記ヨークとともに磁気回路を形成する駆動
用磁石と、を備えた対物レンズ駆動装置において、前記
対物レンズの光軸方向の両側に対となって配置された前
記棒状弾性支持部材は前記可動部へ固定された側の幅が
狭く前記固定部材へ固定された側の幅が広くなる略ハの
字型に配置され、前記固定部材における前記可動部に対
向する面の裏側に、前記棒状弾性支持部材の前記固定部
材側の端部が固定されて前記棒状弾性支持部材の略軸方
向に弾性を有する弾性基板が固定され、前記弾性基板に
は前記棒状弾性支持部材の端部が固定される部分である
複数の弾性固定部が形成され、前記弾性固定部の剛性が
調整されている。
光スポットを形成する対物レンズとこの対物レンズを保
持する対物レンズ保持部材と駆動用コイルとを備えた可
動部と、基台に固定された固定部材と、一端側が前記可
動部に固定されて他端側が前記固定部材に固定されるこ
とにより前記可動部を前記基台に対して弾性的に支持す
る複数の棒状弾性支持部材と、前記基台に設けられたヨ
ークに取付けられて前記駆動用コイルに近接対向される
ことにより前記ヨークとともに磁気回路を形成する駆動
用磁石と、を備えた対物レンズ駆動装置において、前記
対物レンズの光軸方向の両側に対となって配置された前
記棒状弾性支持部材は前記可動部へ固定された側の幅が
狭く前記固定部材へ固定された側の幅が広くなる略ハの
字型に配置され、前記固定部材における前記可動部に対
向する面の裏側に、前記棒状弾性支持部材の前記固定部
材側の端部が固定されて前記棒状弾性支持部材の略軸方
向に弾性を有する弾性基板が固定され、前記弾性基板に
は前記棒状弾性支持部材の端部が固定される部分である
複数の弾性固定部が形成され、前記弾性固定部の剛性が
調整されている。
【0031】したがって、各棒状弾性支持部材の端部が
固定されている複数の弾性固定部の剛性を調整すること
により、対物レンズ駆動装置の駆動力中心の位置を変化
させることなくこの駆動力中心と可動部支持中心とが一
致するように調整される。これにより、DCチルトを低
減することができ、しかも、このDCチルトを低減する
調整時に対物レンズ駆動装置の駆動力中心が移動しない
ので、この調整の前後において駆動力中心と可動部の慣
性中心とを当初の設計通りに維持することができ、駆動
力中心と可動部の慣性中心とがずれることが原因となる
ACチルトの発生を防止できる。
固定されている複数の弾性固定部の剛性を調整すること
により、対物レンズ駆動装置の駆動力中心の位置を変化
させることなくこの駆動力中心と可動部支持中心とが一
致するように調整される。これにより、DCチルトを低
減することができ、しかも、このDCチルトを低減する
調整時に対物レンズ駆動装置の駆動力中心が移動しない
ので、この調整の前後において駆動力中心と可動部の慣
性中心とを当初の設計通りに維持することができ、駆動
力中心と可動部の慣性中心とがずれることが原因となる
ACチルトの発生を防止できる。
【0032】請求項2記載の発明は、請求項1記載の対
物レンズ駆動装置において、複数の前記棒状弾性支持部
材の端部が固定されている複数の前記弾性固定部は、互
いに独立して形成されている。
物レンズ駆動装置において、複数の前記棒状弾性支持部
材の端部が固定されている複数の前記弾性固定部は、互
いに独立して形成されている。
【0033】したがって、各弾性固定部の剛性調整を容
易に行える。
易に行える。
【0034】「複数の弾性固定部が互いに独立して形成
されている」ということは、例えば、弾性基板をH形状
に形成し、4つに突出した各部分をそれぞれ弾性固定部
とすることにより達成される。
されている」ということは、例えば、弾性基板をH形状
に形成し、4つに突出した各部分をそれぞれ弾性固定部
とすることにより達成される。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の対物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の剛
性の調整は、前記弾性固定部の長さ寸法を調整すること
により行われている。
載の対物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の剛
性の調整は、前記弾性固定部の長さ寸法を調整すること
により行われている。
【0036】したがって、簡単な調整により各弾性固定
部の剛性調整を行える。なお、弾性固定部の長さ寸法を
短くすることにより、その弾性固定部の剛性は高くな
る。
部の剛性調整を行える。なお、弾性固定部の長さ寸法を
短くすることにより、その弾性固定部の剛性は高くな
る。
【0037】請求項4記載の発明は、請求項3記載の対
物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の一部が接
着剤で前記固定部材に接着されることにより前記弾性固
定部の長さ寸法が調整されている。
物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の一部が接
着剤で前記固定部材に接着されることにより前記弾性固
定部の長さ寸法が調整されている。
【0038】したがって、各弾性固定部の長さ調整を簡
単に行え、しかも、微調整を容易に行える。
単に行え、しかも、微調整を容易に行える。
【0039】なお、或る弾性固定部の近傍において接着
剤による固定部材への接着領域が大きくなることによ
り、その弾性固定部は長さ寸法が短くなるように調整さ
れ、その弾性固定部の剛性が高くなる。
剤による固定部材への接着領域が大きくなることによ
り、その弾性固定部は長さ寸法が短くなるように調整さ
れ、その弾性固定部の剛性が高くなる。
【0040】請求項5記載の発明は、請求項3記載の対
物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部と前記固定
部材との間にスペーサが挿入固定されることにより前記
弾性固定部の長さ寸法が調整されている。
物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部と前記固定
部材との間にスペーサが挿入固定されることにより前記
弾性固定部の長さ寸法が調整されている。
【0041】したがって、スペーサの挿入固定位置を調
整することにより各弾性固定部の長さ調整を行える。
整することにより各弾性固定部の長さ調整を行える。
【0042】なお、或る弾性固定部の近傍において弾性
基板と固定部材との間にスペーサが挿入固定されること
により、その弾性固定部は長さ寸法が短くなるように調
整されたことになり、その弾性固定部の剛性が高くな
る。
基板と固定部材との間にスペーサが挿入固定されること
により、その弾性固定部は長さ寸法が短くなるように調
整されたことになり、その弾性固定部の剛性が高くな
る。
【0043】請求項6記載の発明は、請求項5記載の対
物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部と前記固定
部材との間に挿入固定された前記スペーサは、前記可動
部のチルト量検査時の検査結果に応じたサイズが異なる
ものである。
物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部と前記固定
部材との間に挿入固定された前記スペーサは、前記可動
部のチルト量検査時の検査結果に応じたサイズが異なる
ものである。
【0044】したがって、各スペーサを挿入固定すると
きの挿入位置を調整する必要がなくなり、サイズの異な
るスペーサを同じ挿入基準点を基準として挿入すること
ができ、各弾性固定部の長さ調整による剛性調整の精度
を高めることができる。
きの挿入位置を調整する必要がなくなり、サイズの異な
るスペーサを同じ挿入基準点を基準として挿入すること
ができ、各弾性固定部の長さ調整による剛性調整の精度
を高めることができる。
【0045】請求項7記載の発明は、請求項1又は2記
載の対物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の剛
性の調整は、前記弾性固定部の表面に接着剤を塗布する
ことにより行われている。
載の対物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の剛
性の調整は、前記弾性固定部の表面に接着剤を塗布する
ことにより行われている。
【0046】したがって、塗布した接着剤により弾性固
定部の厚さが変わることにより弾性固定部の剛性が調整
され、弾性固定部の剛性調整を容易に行える。
定部の厚さが変わることにより弾性固定部の剛性が調整
され、弾性固定部の剛性調整を容易に行える。
【0047】請求項8記載の発明は、請求項1又は2記
載の対物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の剛
性の調整は、前記弾性固定部と前記固定部材との間に粘
弾性材料を注入することにより行われている。
載の対物レンズ駆動装置において、前記弾性固定部の剛
性の調整は、前記弾性固定部と前記固定部材との間に粘
弾性材料を注入することにより行われている。
【0048】したがって、弾性固定部の剛性調整を容易
に行える。
に行える。
【0049】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
のいずれか一記載の対物レンズ駆動装置において、前記
駆動用磁石は、表面が十字状に4分割した領域に分けら
れてフォーカシング方向とトラッキング方向との2軸方
向を含む面に対して垂直でかつ隣り合う領域と反対方向
に着磁されており、前記駆動用コイルは、前記駆動用磁
石の表面近傍のフォーカシング方向の着磁境界線の両側
に位置して各々トラッキング方向の着磁境界線を跨いで
設けられた2つのフォーカシングコイルと、前記駆動用
磁石の表面近傍のトラッキング方向の前記着磁境界線の
両側に位置して各々フォーカシング方向の前記着磁境界
線を跨いで設けられた2つのトラッキングコイルとから
なる。
のいずれか一記載の対物レンズ駆動装置において、前記
駆動用磁石は、表面が十字状に4分割した領域に分けら
れてフォーカシング方向とトラッキング方向との2軸方
向を含む面に対して垂直でかつ隣り合う領域と反対方向
に着磁されており、前記駆動用コイルは、前記駆動用磁
石の表面近傍のフォーカシング方向の着磁境界線の両側
に位置して各々トラッキング方向の着磁境界線を跨いで
設けられた2つのフォーカシングコイルと、前記駆動用
磁石の表面近傍のトラッキング方向の前記着磁境界線の
両側に位置して各々フォーカシング方向の前記着磁境界
線を跨いで設けられた2つのトラッキングコイルとから
なる。
【0050】したがって、4極着磁の駆動用磁石を用い
た対物レンズ駆動装置に場合にも、ACチルトの発生原
因をつくることなくDCチルトを高精度に低減すること
ができる。
た対物レンズ駆動装置に場合にも、ACチルトの発生原
因をつくることなくDCチルトを高精度に低減すること
ができる。
【0051】請求項10記載の発明の光ピックアップ装
置は、光ディスクに対して照射するレーザ光を発するレ
ーザ光源と、請求項1ないし9の何れか一記載の対物レ
ンズ駆動装置と、前記光ディスクからの反射光を受光す
る受光光学系と、この受光光学系における受光信号に基
づいて前記対物レンズ駆動装置に対する制御信号を出力
する対物レンズ制御系と、を備える。
置は、光ディスクに対して照射するレーザ光を発するレ
ーザ光源と、請求項1ないし9の何れか一記載の対物レ
ンズ駆動装置と、前記光ディスクからの反射光を受光す
る受光光学系と、この受光光学系における受光信号に基
づいて前記対物レンズ駆動装置に対する制御信号を出力
する対物レンズ制御系と、を備える。
【0052】従って、この光ピックアップ装置は、請求
項1ないし9の何れか一記載の対物レンズ駆動装置を備
えるので、対物レンズ駆動時にチルトの影響の少ない制
御が可能となる。
項1ないし9の何れか一記載の対物レンズ駆動装置を備
えるので、対物レンズ駆動時にチルトの影響の少ない制
御が可能となる。
【0053】請求項11記載の発明の光ディスク装置
は、光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光デ
ィスクの半径方向に移動自在に設けられた請求項10記
載の光ピックアップ装置と、を備える。
は、光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光デ
ィスクの半径方向に移動自在に設けられた請求項10記
載の光ピックアップ装置と、を備える。
【0054】したがって、この光ディスク装置は、請求
項10記載の光ピックアップ装置を備え、対物レンズ駆
動時にチルトの影響の少ない制御が可能であるので、D
VD等のようにチルトの影響を受けやすい場合にも支障
のない光ディスク装置を提供することができる。
項10記載の光ピックアップ装置を備え、対物レンズ駆
動時にチルトの影響の少ない制御が可能であるので、D
VD等のようにチルトの影響を受けやすい場合にも支障
のない光ディスク装置を提供することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、本
発明の原理とともに図1ないし図5に基づいて説明す
る。図1ないし図3は本発明が適用される対物レンズ駆
動装置の基本構成を示すもので、図1は平面図、図2は
側面図、図3は弾性固定部の剛性調整前の状態を示す正
面図、図4は弾性固定部の剛性調整のためのチルト量の
検査時の可動部の動き説明するための正面図、図5は弾
性固定部の剛性調整後の状態を示す正面図である。
発明の原理とともに図1ないし図5に基づいて説明す
る。図1ないし図3は本発明が適用される対物レンズ駆
動装置の基本構成を示すもので、図1は平面図、図2は
側面図、図3は弾性固定部の剛性調整前の状態を示す正
面図、図4は弾性固定部の剛性調整のためのチルト量の
検査時の可動部の動き説明するための正面図、図5は弾
性固定部の剛性調整後の状態を示す正面図である。
【0056】まず、本実施の形態の基本的構成について
説明する。この対物レンズ駆動装置では、対物レンズ1
を保持する対物レンズ保持部材2が棒状弾性支持部材で
ある4本のワイヤばね3によって弾性的に支持されてい
る。この対物レンズ保持部材2には筒状に巻線された駆
動用コイルであるフォーカシングコイル4が取付けら
れ、筒状のフォーカシングコイル4の一つの側面には平
面状に巻線された駆動用コイルである2個のトラッキン
グコイル5が取付けられている。そして、これらの対物
レンズ保持部材2、対物レンズ1、フォーカシングコイ
ル4、トラッキングコイル5等により、可動部6が形成
されている。
説明する。この対物レンズ駆動装置では、対物レンズ1
を保持する対物レンズ保持部材2が棒状弾性支持部材で
ある4本のワイヤばね3によって弾性的に支持されてい
る。この対物レンズ保持部材2には筒状に巻線された駆
動用コイルであるフォーカシングコイル4が取付けら
れ、筒状のフォーカシングコイル4の一つの側面には平
面状に巻線された駆動用コイルである2個のトラッキン
グコイル5が取付けられている。そして、これらの対物
レンズ保持部材2、対物レンズ1、フォーカシングコイ
ル4、トラッキングコイル5等により、可動部6が形成
されている。
【0057】また、この対物レンズ駆動装置には基台7
が設けられており、基台7の略中央部にはヨーク8a、
8bが一体に形成され、基台7の一端側には固定部材9
が固定されている。
が設けられており、基台7の略中央部にはヨーク8a、
8bが一体に形成され、基台7の一端側には固定部材9
が固定されている。
【0058】ヨーク8a、8bには駆動用磁石10a、
10bが対向して固定され、これら駆動用磁石10a、
10bはフォーカシングコイル4及びトラッキングコイ
ル5の駆動部分に磁束が貫くようにギャップを設けて配
置されている。
10bが対向して固定され、これら駆動用磁石10a、
10bはフォーカシングコイル4及びトラッキングコイ
ル5の駆動部分に磁束が貫くようにギャップを設けて配
置されている。
【0059】対物レンズ保持部材2の両側にはコイル端
子基板11が固定され、これらのコイル端子基板11に
ワイヤばね3の一端側が半田付けされ、ワイヤばね3の
他端側は固定部材9に固定されている。
子基板11が固定され、これらのコイル端子基板11に
ワイヤばね3の一端側が半田付けされ、ワイヤばね3の
他端側は固定部材9に固定されている。
【0060】固定部材9における可動部6に対向する面
の裏側には、固定部材9に固定されているワイヤばね3
の略軸方向に弾性を有する弾性基板12が固定されてい
る。弾性基板12はH形状に形成され、4方向に突出し
た部分がそれぞれ互いに独立した弾性固定部13とされ
ている。そして、弾性基板12の固定部材9への固定
は、H形状の中央部分のみが固定部材9に当接され、各
弾性固定部13が固定部材9との間に隙間を有する状態
で行われている。
の裏側には、固定部材9に固定されているワイヤばね3
の略軸方向に弾性を有する弾性基板12が固定されてい
る。弾性基板12はH形状に形成され、4方向に突出し
た部分がそれぞれ互いに独立した弾性固定部13とされ
ている。そして、弾性基板12の固定部材9への固定
は、H形状の中央部分のみが固定部材9に当接され、各
弾性固定部13が固定部材9との間に隙間を有する状態
で行われている。
【0061】固定部材9に固定されているワイヤばね3
は固定部材9を貫通して設けられており、固定部材9を
貫通したワイヤばね3の端部はそれぞれ4つの弾性固定
部13に一本ずつ半田付けされている。
は固定部材9を貫通して設けられており、固定部材9を
貫通したワイヤばね3の端部はそれぞれ4つの弾性固定
部13に一本ずつ半田付けされている。
【0062】図2において、14は光ディスク、15は
立上げプリズムである。
立上げプリズムである。
【0063】可動部6を弾性的に支持している4本のワ
イヤばね3のうち、対物レンズ1の光軸方向の両側に対
となって配置されワイヤばね3は、可動部6へ固定され
た側の幅が狭く固定部材9へ固定された側の幅が広くな
る略ハの字型に配置されている(図1参照)。なお、対
物レンズ1の光軸方向で対となっている2本のワイヤば
ね3は平行に配置されている(図2参照)。
イヤばね3のうち、対物レンズ1の光軸方向の両側に対
となって配置されワイヤばね3は、可動部6へ固定され
た側の幅が狭く固定部材9へ固定された側の幅が広くな
る略ハの字型に配置されている(図1参照)。なお、対
物レンズ1の光軸方向で対となっている2本のワイヤば
ね3は平行に配置されている(図2参照)。
【0064】ここで、後述する原理により各ワイヤばね
3が半田付けされている4つの弾性固定部13の剛性を
調整することにより、対物レンズ1にACチルトを発生
させることなく対物レンズ1のDCチルトを低減するこ
とができるものであり、弾性固定部13の剛性調整は、
例えば、弾性固定部13の長さ寸法を調整することによ
り行える。弾性固定部13の長さ寸法の調整は、図5に
示すように、或る弾性固定部13の一部を接着剤16で
固定部材9に接着することによりその弾性固定部13の
長さ寸法を短くすることができ、それによってその弾性
固定部13の剛性を高めることができる。
3が半田付けされている4つの弾性固定部13の剛性を
調整することにより、対物レンズ1にACチルトを発生
させることなく対物レンズ1のDCチルトを低減するこ
とができるものであり、弾性固定部13の剛性調整は、
例えば、弾性固定部13の長さ寸法を調整することによ
り行える。弾性固定部13の長さ寸法の調整は、図5に
示すように、或る弾性固定部13の一部を接着剤16で
固定部材9に接着することによりその弾性固定部13の
長さ寸法を短くすることができ、それによってその弾性
固定部13の剛性を高めることができる。
【0065】このような構成において、まず、略ハの字
型に配置されたワイヤばね3が半田付けされている弾性
固定部13の剛性を調整することによりDCチルトを低
減できる原理について説明する。
型に配置されたワイヤばね3が半田付けされている弾性
固定部13の剛性を調整することによりDCチルトを低
減できる原理について説明する。
【0066】4WS方式の対物レンズ駆動装置は、フォ
ーカシング、トラッキングの動作により各ワイヤばね3
の軸方向に軸力が発生する。これにより、弾性固定部1
3にはワイヤばね3の略軸方向の力が加わるため、弾性
固定部13はわずかに変形する。その変形方向は、図3
に示すように、可動部6をフォーカシング方向プラス側
へ駆動させた時には、各弾性固定部13に対する4本の
ワイヤばね3の半田付け箇所a、b、c、dの各部にお
いては、a部とb部とが手前側に変形し、c部とd部と
が奥側に変形する。可動部6をトラッキング方向プラス
側へ駆動させた時には、a部とc部とが奥側に変形し、
b部とd部とが手前側に変形する。
ーカシング、トラッキングの動作により各ワイヤばね3
の軸方向に軸力が発生する。これにより、弾性固定部1
3にはワイヤばね3の略軸方向の力が加わるため、弾性
固定部13はわずかに変形する。その変形方向は、図3
に示すように、可動部6をフォーカシング方向プラス側
へ駆動させた時には、各弾性固定部13に対する4本の
ワイヤばね3の半田付け箇所a、b、c、dの各部にお
いては、a部とb部とが手前側に変形し、c部とd部と
が奥側に変形する。可動部6をトラッキング方向プラス
側へ駆動させた時には、a部とc部とが奥側に変形し、
b部とd部とが手前側に変形する。
【0067】一方、ワイヤばね3を略ハの字型に配置し
たとき、ワイヤばね3の端部が固定されている弾性固定
部13の一箇所のみをワイヤばね3の軸方向に変位させ
ると、対物レンズ1を含む可動部6はラジアル方向に傾
斜する。例えば、ワイヤばね3の弾性固定部13への半
田付け箇所b部を手前側に変形させた場合には、図4
(b)に示すように、対物レンズ1を含む可動部6が矢
印β方向(ラジアル方向マイナス側)へ傾く。また、ワ
イヤばね3の弾性固定部13への半田付け箇所b部を奥
側に変形させた場合には、図4(a)に示すように、対
物レンズ1を含む可動部6が矢印α方向(ラジアル方向
プラス側)へ傾く。
たとき、ワイヤばね3の端部が固定されている弾性固定
部13の一箇所のみをワイヤばね3の軸方向に変位させ
ると、対物レンズ1を含む可動部6はラジアル方向に傾
斜する。例えば、ワイヤばね3の弾性固定部13への半
田付け箇所b部を手前側に変形させた場合には、図4
(b)に示すように、対物レンズ1を含む可動部6が矢
印β方向(ラジアル方向マイナス側)へ傾く。また、ワ
イヤばね3の弾性固定部13への半田付け箇所b部を奥
側に変形させた場合には、図4(a)に示すように、対
物レンズ1を含む可動部6が矢印α方向(ラジアル方向
プラス側)へ傾く。
【0068】図4に示したような上記の現象を利用し
て、4箇所ある弾性固定部13の剛性を互いに調整し、
それぞれの軸方向の撓み量をコントロールすることで、
フォーカシング動作、トラッキング動作による対物レン
ズ1の傾きを変化させることが可能である。すなわち、
各弾性固定部13の剛性を調整することにより、対物レ
ンズ駆動装置の駆動力中心を移動させることなく、DC
チルト特性を最適化することが可能になる。
て、4箇所ある弾性固定部13の剛性を互いに調整し、
それぞれの軸方向の撓み量をコントロールすることで、
フォーカシング動作、トラッキング動作による対物レン
ズ1の傾きを変化させることが可能である。すなわち、
各弾性固定部13の剛性を調整することにより、対物レ
ンズ駆動装置の駆動力中心を移動させることなく、DC
チルト特性を最適化することが可能になる。
【0069】具体的な調整方法は以下の通りである。
【0070】可動部6をフォーカシング方向プラス側
へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向プラス側へ
チルトする場合、又は、可動部6をフォーカシング方向
マイナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向
マイナス側へチルトする場合には、ワイヤばね3の半田
付け箇所b部、d部を備えた弾性固定部13(図3、図
4参照)の剛性を、半田付け箇所a部、c部を備えた弾
性固定部13の剛性より大きくする。これにより、フォ
ーカシング方向プラス側への駆動によりラジアル方向マ
イナス側へのチルトが発生しやすくなるため、もともと
発生していたラジアル方向プラス側へのチルトと相殺で
きる。
へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向プラス側へ
チルトする場合、又は、可動部6をフォーカシング方向
マイナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向
マイナス側へチルトする場合には、ワイヤばね3の半田
付け箇所b部、d部を備えた弾性固定部13(図3、図
4参照)の剛性を、半田付け箇所a部、c部を備えた弾
性固定部13の剛性より大きくする。これにより、フォ
ーカシング方向プラス側への駆動によりラジアル方向マ
イナス側へのチルトが発生しやすくなるため、もともと
発生していたラジアル方向プラス側へのチルトと相殺で
きる。
【0071】可動部6をフォーカシング方向プラス側
へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向マイナス側
へチルトする場合、又は、可動部6をフォーカシング方
向マイナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方
向プラス側へチルトする場合には、ワイヤばね3の半田
付け箇所a部、c部を備えた弾性固定部13の剛性を、
半田付け箇所b部、d部を備えた弾性固定部13の剛性
より大きくする。これにより、フォーカシング方向プラ
ス側への駆動によりラジアル方向プラス側へのチルトが
発生しやすくなるため、もともと発生していたラジアル
方向マイナス側へのチルトと相殺できる。
へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向マイナス側
へチルトする場合、又は、可動部6をフォーカシング方
向マイナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方
向プラス側へチルトする場合には、ワイヤばね3の半田
付け箇所a部、c部を備えた弾性固定部13の剛性を、
半田付け箇所b部、d部を備えた弾性固定部13の剛性
より大きくする。これにより、フォーカシング方向プラ
ス側への駆動によりラジアル方向プラス側へのチルトが
発生しやすくなるため、もともと発生していたラジアル
方向マイナス側へのチルトと相殺できる。
【0072】可動部6をトラッキング方向プラス側へ
駆動させたときに可動部6がラジアル方向マイナス側へ
チルトする場合、又は、可動部6をトラッキング方向マ
イナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向マ
イナス側へチルトする場合には、ワイヤばね3半田付け
箇所c部、d部を備えた弾性固定部13の剛性を、半田
付け箇所a部、b部を備えた弾性固定部13の剛性より
大きくする。これにより、トラッキング方向プラス側へ
の駆動によりラジアル方向プラス側へのチルトが発生し
やすくなるため、もともと発生していたラジアル方向マ
イナス側へのチルトと相殺できる。
駆動させたときに可動部6がラジアル方向マイナス側へ
チルトする場合、又は、可動部6をトラッキング方向マ
イナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向マ
イナス側へチルトする場合には、ワイヤばね3半田付け
箇所c部、d部を備えた弾性固定部13の剛性を、半田
付け箇所a部、b部を備えた弾性固定部13の剛性より
大きくする。これにより、トラッキング方向プラス側へ
の駆動によりラジアル方向プラス側へのチルトが発生し
やすくなるため、もともと発生していたラジアル方向マ
イナス側へのチルトと相殺できる。
【0073】可動部6をトラッキング方向プラス側へ
駆動させたときに可動部6がラジアル方向プラス側へチ
ルトする場合、又は、可動部6をトラッキング方向マイ
ナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向プラ
ス側へチルトする場合には、ワイヤばね3半田付け箇所
a部、b部を備えた弾性固定部13の剛性を、半田付け
箇所c部、d部を備えた弾性固定部13の剛性より大き
くする。これにより、トラッキング方向プラス側への駆
動によりラジアル方向マイナス側へのチルトが発生しや
すくなるため、もともと発生していたラジアル方向プラ
ス側へのチルトと相殺できる。
駆動させたときに可動部6がラジアル方向プラス側へチ
ルトする場合、又は、可動部6をトラッキング方向マイ
ナス側へ駆動させたときに可動部6がラジアル方向プラ
ス側へチルトする場合には、ワイヤばね3半田付け箇所
a部、b部を備えた弾性固定部13の剛性を、半田付け
箇所c部、d部を備えた弾性固定部13の剛性より大き
くする。これにより、トラッキング方向プラス側への駆
動によりラジアル方向マイナス側へのチルトが発生しや
すくなるため、もともと発生していたラジアル方向プラ
ス側へのチルトと相殺できる。
【0074】組み付け後に対物レンズ駆動装置のチルト
検査を行い、例えば、フォーカシング方向プラス側へ駆
動させたときにラジアル方向プラス側にチルトし、トラ
ッキング方向プラス側へ駆動させたときにラジアル方向
マイナス側へチルトした場合には、上記のととの調
整を行う。すなわち、ととの両方に含まれる調整と
して、ワイヤばね3の半田付け箇所b部を備えた弾性固
定部13の剛性を、半田付け箇所c部を備えた弾性固定
部13の剛性より大きくする。
検査を行い、例えば、フォーカシング方向プラス側へ駆
動させたときにラジアル方向プラス側にチルトし、トラ
ッキング方向プラス側へ駆動させたときにラジアル方向
マイナス側へチルトした場合には、上記のととの調
整を行う。すなわち、ととの両方に含まれる調整と
して、ワイヤばね3の半田付け箇所b部を備えた弾性固
定部13の剛性を、半田付け箇所c部を備えた弾性固定
部13の剛性より大きくする。
【0075】このような弾性固定部13の剛性を調整す
ることにより、可動部支持中心の位置を調整することが
でき、この可動部支持中心を対物レンズ駆動装置の駆動
力中心と略一致するように調整することにより、DCチ
ルトを低減することができる。
ることにより、可動部支持中心の位置を調整することが
でき、この可動部支持中心を対物レンズ駆動装置の駆動
力中心と略一致するように調整することにより、DCチ
ルトを低減することができる。
【0076】しかも、このDCチルトの低減のために対
物レンズ駆動装置の駆動力中心を移動させることがない
ので、この調整の前後において駆動力中心と可動部6の
慣性中心とを当初の設計通りに維持できるので、駆動力
中心と可動部6の慣性中心とがずれることが原因となる
ACチルトの発生を防止することができる。
物レンズ駆動装置の駆動力中心を移動させることがない
ので、この調整の前後において駆動力中心と可動部6の
慣性中心とを当初の設計通りに維持できるので、駆動力
中心と可動部6の慣性中心とがずれることが原因となる
ACチルトの発生を防止することができる。
【0077】つぎに、本発明の第2の実施の形態を図6
に基づいて説明する。なお、第1の形態において説明し
た部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する
(以下の実施の形態でも同じ)。
に基づいて説明する。なお、第1の形態において説明し
た部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する
(以下の実施の形態でも同じ)。
【0078】本実施の形態の基本的構造は第1の実施の
形態と同じであり、異なる部分は、弾性固定部13の長
さを調整するため、弾性固定部13と固定部材9との間
にスペーサ17が挿入固定されている点である。各弾性
固定部13において、スペーサ17の挿入固定位置をラ
ジアル方向に調整することにより各弾性固定部13の長
さ寸法を調整することができ、その調整によって各弾性
固定部13の剛性を調整することができる。
形態と同じであり、異なる部分は、弾性固定部13の長
さを調整するため、弾性固定部13と固定部材9との間
にスペーサ17が挿入固定されている点である。各弾性
固定部13において、スペーサ17の挿入固定位置をラ
ジアル方向に調整することにより各弾性固定部13の長
さ寸法を調整することができ、その調整によって各弾性
固定部13の剛性を調整することができる。
【0079】このような構成において、各弾性固定部1
3の長さ調整をスペーサ17の挿入固定位置を調整する
ことにより行えるので、各弾性固定部13の長さ調整、
及び、その長さ調整に基づく各弾性固定部13の剛性の
調整を簡単に行える。
3の長さ調整をスペーサ17の挿入固定位置を調整する
ことにより行えるので、各弾性固定部13の長さ調整、
及び、その長さ調整に基づく各弾性固定部13の剛性の
調整を簡単に行える。
【0080】つぎに、本発明の第3の実施の形態を図7
に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第2
の実施の形態と同じであり、本実施の形態が第2の実施
の形態と異なる部分は、本実施の形態ではサイズ(横幅
寸法)の異なる複数種類のスペーサ17a、17b、1
7cを準備しておき、弾性固定部13と固定部材9とに
間に、可動部6のチルト量検査時の検査結果に応じてス
ペーサ17a〜17cのうちの一つが選択されて挿入固
定されている点である。
に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第2
の実施の形態と同じであり、本実施の形態が第2の実施
の形態と異なる部分は、本実施の形態ではサイズ(横幅
寸法)の異なる複数種類のスペーサ17a、17b、1
7cを準備しておき、弾性固定部13と固定部材9とに
間に、可動部6のチルト量検査時の検査結果に応じてス
ペーサ17a〜17cのうちの一つが選択されて挿入固
定されている点である。
【0081】このような構成において、各スペーサ17
a〜17cを挿入固定するときの挿入位置を調整する必
要がなくなり、サイズの異なるスペーサ17a〜17c
を同じ挿入基準点を基準として挿入することができ、ス
ペーサ17a〜17cを挿入固定することによる各弾性
固定部13の長さ調整、及び、その長さ調整による各弾
性固定部13の剛性調整の精度を高めることができる。
a〜17cを挿入固定するときの挿入位置を調整する必
要がなくなり、サイズの異なるスペーサ17a〜17c
を同じ挿入基準点を基準として挿入することができ、ス
ペーサ17a〜17cを挿入固定することによる各弾性
固定部13の長さ調整、及び、その長さ調整による各弾
性固定部13の剛性調整の精度を高めることができる。
【0082】つぎに、本発明の第4の実施の形態を図8
に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第1
の実施の形態と同じであり、異なる部分は、弾性固定部
13の剛性を調整するために、剛性を高くしようとする
弾性固定部13の表面に接着剤18を塗布した点であ
る。
に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第1
の実施の形態と同じであり、異なる部分は、弾性固定部
13の剛性を調整するために、剛性を高くしようとする
弾性固定部13の表面に接着剤18を塗布した点であ
る。
【0083】このような構成において、接着剤18を塗
布された弾性固定部13は厚さ寸法が大きくなり、剛性
が高くなる。
布された弾性固定部13は厚さ寸法が大きくなり、剛性
が高くなる。
【0084】これにより、弾性固定部13の表面に接着
剤18を塗布することによりその弾性固定部13の剛性
を高くする調整を簡単に行える。
剤18を塗布することによりその弾性固定部13の剛性
を高くする調整を簡単に行える。
【0085】つぎに、本発明の第5の実施の形態を図9
に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第1
の実施の形態と同じであり、異なる部分は、弾性固定部
13の剛性を調整するために、弾性固定部13と固定部
材9との間に、例えば、シリコンゲルなどの粘弾性材料
19を注入したものである。
に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第1
の実施の形態と同じであり、異なる部分は、弾性固定部
13の剛性を調整するために、弾性固定部13と固定部
材9との間に、例えば、シリコンゲルなどの粘弾性材料
19を注入したものである。
【0086】このような構成において、粘弾性材料19
を注入された箇所の弾性固定部13は剛性が高くなる。
また、粘弾性材料19を注入することによる弾性固定部
13の剛性調整は簡単に行える。
を注入された箇所の弾性固定部13は剛性が高くなる。
また、粘弾性材料19を注入することによる弾性固定部
13の剛性調整は簡単に行える。
【0087】つぎに、本発明の第6の実施の形態を図1
0に基づいて説明する。なお、本実施の形態の対物レン
ズ駆動装置の基本的構造は図19及び図20において説
明した従来例の対物レンズ駆動装置と同じであり、基本
的構造については簡単に説明する。
0に基づいて説明する。なお、本実施の形態の対物レン
ズ駆動装置の基本的構造は図19及び図20において説
明した従来例の対物レンズ駆動装置と同じであり、基本
的構造については簡単に説明する。
【0088】この対物レンズ駆動装置では、ヨーク8
a、8bに対して十字状に4分割された駆動用磁石20
a、20bが固定されている。これらの駆動用磁石20
a、20bに対向する位置に配置されて対物レンズ保持
部材に固定された駆動用コイル(フォーカシングコイル
21、トラッキングコイル22)は、ともに平面形状に
形成されている。
a、8bに対して十字状に4分割された駆動用磁石20
a、20bが固定されている。これらの駆動用磁石20
a、20bに対向する位置に配置されて対物レンズ保持
部材に固定された駆動用コイル(フォーカシングコイル
21、トラッキングコイル22)は、ともに平面形状に
形成されている。
【0089】駆動用磁石20a、20bは十字状の着磁
境界線a、bを境に4分割されて着磁されており(4極
着磁)、その着磁方向は、フォーカシング方向(Y軸方
向)とトラッキング方向(X軸方向)との2軸方向を含
む面に対し垂直(Z軸方向)で、かつ、隣り合う領域と
反対方向に着磁されている。
境界線a、bを境に4分割されて着磁されており(4極
着磁)、その着磁方向は、フォーカシング方向(Y軸方
向)とトラッキング方向(X軸方向)との2軸方向を含
む面に対し垂直(Z軸方向)で、かつ、隣り合う領域と
反対方向に着磁されている。
【0090】フォーカシングコイル21は平面形状をし
たコイルで形成されており、フォーカシング方向の着磁
境界線aの両側に2つ、各々トラッキング方向の着磁境
界線bを跨いだ位置で対物レンズ保持部材に保持されて
いる。一方、トラッキングコイル22はトラッキング方
向の着磁境界線bの両側に2つ設けられ、各々フォーカ
シング方向の着磁境界線aを跨いで対物レンズ保持部材
に保持されている。
たコイルで形成されており、フォーカシング方向の着磁
境界線aの両側に2つ、各々トラッキング方向の着磁境
界線bを跨いだ位置で対物レンズ保持部材に保持されて
いる。一方、トラッキングコイル22はトラッキング方
向の着磁境界線bの両側に2つ設けられ、各々フォーカ
シング方向の着磁境界線aを跨いで対物レンズ保持部材
に保持されている。
【0091】この対物レンズ駆動装置では、対物レンズ
や対物レンズ保持部材等から構成される可動部が、上述
した第1ないし第5の実施の形態と同じように、ラジア
ル方向に対称な略ハの字型に配置されたワイヤばねによ
り弾性支持され、そのワイヤばねの端部がワイヤばねの
軸方向に弾性を有する弾性基板の弾性固定部に固定され
ている。
や対物レンズ保持部材等から構成される可動部が、上述
した第1ないし第5の実施の形態と同じように、ラジア
ル方向に対称な略ハの字型に配置されたワイヤばねによ
り弾性支持され、そのワイヤばねの端部がワイヤばねの
軸方向に弾性を有する弾性基板の弾性固定部に固定され
ている。
【0092】このような構成において、4極着磁の駆動
用磁石20a、20bを用いた対物レンズ駆動装置にお
いては、可動部を単に組み付けた状態では組み付け誤差
によるDCチルトが発生するので、フォーカシング動作
及びトラッキング動作によるチルトの検査を行い、上述
した第1の実施の形態で説明した方法と同じ方法でDC
チルトが小さくなるように弾性固定部の剛性を調整す
る。
用磁石20a、20bを用いた対物レンズ駆動装置にお
いては、可動部を単に組み付けた状態では組み付け誤差
によるDCチルトが発生するので、フォーカシング動作
及びトラッキング動作によるチルトの検査を行い、上述
した第1の実施の形態で説明した方法と同じ方法でDC
チルトが小さくなるように弾性固定部の剛性を調整す
る。
【0093】これによって、本実施の形態のモータ構成
によれば、モータによって発生するモーメントがもとも
と小さいため、DCチルトを高精度に低減することが可
能である。もちろん、調整に伴う駆動力中心と可動部の
慣性中心とのずれも発生しないので、ACチルト特性も
良好に保つことができる。
によれば、モータによって発生するモーメントがもとも
と小さいため、DCチルトを高精度に低減することが可
能である。もちろん、調整に伴う駆動力中心と可動部の
慣性中心とのずれも発生しないので、ACチルト特性も
良好に保つことができる。
【0094】なお、上述した各実施の形態では、H形状
に形成され、4方向に突出した各部分がそれぞれ互いに
独立した弾性固定部13とされている弾性基板12を用
いた場合を例に挙げて説明したが、この弾性基板の形状
としては、矩形状であってもよく、その矩形状の弾性基
板の四隅に4本のワイヤばね3の端部を半田付けしても
よい。この場合には、各ワイヤばね3の端部が半田付け
されている四隅の部分がそれぞれ弾性固定部とされる。
に形成され、4方向に突出した各部分がそれぞれ互いに
独立した弾性固定部13とされている弾性基板12を用
いた場合を例に挙げて説明したが、この弾性基板の形状
としては、矩形状であってもよく、その矩形状の弾性基
板の四隅に4本のワイヤばね3の端部を半田付けしても
よい。この場合には、各ワイヤばね3の端部が半田付け
されている四隅の部分がそれぞれ弾性固定部とされる。
【0095】つぎに、本発明の第7の実施の形態を図1
1に基づいて説明する。本実施の形態は、上述した各実
施の形態のように構成された対物レンズ駆動装置31を
備えた光ピックアップ装置32への適用例を示す。光ピ
ックアップ装置32に搭載されている半導体レーザ等の
光源33から出射された拡散光は、コリメートレンズ3
4によって略平行光になる。その後、ビームスプリッタ
35を通り、立上げミラー36により折り曲げられる。
立上げミラー36によって折り曲げられた平行光は光ピ
ックアップ装置32に搭載された対物レンズ駆動装置3
1の対物レンズ1に入射し光ディスク14上にスポット
を形成する。
1に基づいて説明する。本実施の形態は、上述した各実
施の形態のように構成された対物レンズ駆動装置31を
備えた光ピックアップ装置32への適用例を示す。光ピ
ックアップ装置32に搭載されている半導体レーザ等の
光源33から出射された拡散光は、コリメートレンズ3
4によって略平行光になる。その後、ビームスプリッタ
35を通り、立上げミラー36により折り曲げられる。
立上げミラー36によって折り曲げられた平行光は光ピ
ックアップ装置32に搭載された対物レンズ駆動装置3
1の対物レンズ1に入射し光ディスク14上にスポット
を形成する。
【0096】スポットの反射光はビームスプリッタ35
によって来た方向と向きをかえられ、集光レンズ37と
シリンドリカルレンズ38を通った後、4分割受光素子
39に入射する。光ディスク14上のスポットの反射光
が4分割受光素子39に入射するように上述の各光学部
品を配置しておく。4分割受光素子39で得られた信号
を元にして対物レンズ駆動装置31のフォーカシングコ
イル、トラッキングコイル4、5(又は、21、22)
を駆動することによって光ディスク14に対して対物レ
ンズ1を追従させることで光ディスク14の情報を得る
ことができる。集光レンズ37、シリンドリカルレンズ
38及び4分割受光素子39により受光光学系40が構
成されている。さらに、4分割受光素子39の受光信号
に基づいて対物レンズ駆動装置31に対する駆動信号を
出力する対物レンズ制御系(図示せず)も設けられてい
る。
によって来た方向と向きをかえられ、集光レンズ37と
シリンドリカルレンズ38を通った後、4分割受光素子
39に入射する。光ディスク14上のスポットの反射光
が4分割受光素子39に入射するように上述の各光学部
品を配置しておく。4分割受光素子39で得られた信号
を元にして対物レンズ駆動装置31のフォーカシングコ
イル、トラッキングコイル4、5(又は、21、22)
を駆動することによって光ディスク14に対して対物レ
ンズ1を追従させることで光ディスク14の情報を得る
ことができる。集光レンズ37、シリンドリカルレンズ
38及び4分割受光素子39により受光光学系40が構
成されている。さらに、4分割受光素子39の受光信号
に基づいて対物レンズ駆動装置31に対する駆動信号を
出力する対物レンズ制御系(図示せず)も設けられてい
る。
【0097】ここで、光ピックアップ装置32に搭載さ
れている対物レンズ駆動装置31は、上述した第1ない
し第6の実施の形態で説明したように構成されており、
前述のように対物レンズ駆動装置31によって対物レン
ズ1を光ディスク14に対して追従させて光ディスク1
4の情報を読み取るが、この対物レンズ駆動装置31は
可動部6の駆動時における対物レンズ1のチルトが小さ
くなるように構成されているので、良好な信号を得るこ
とが可能である。
れている対物レンズ駆動装置31は、上述した第1ない
し第6の実施の形態で説明したように構成されており、
前述のように対物レンズ駆動装置31によって対物レン
ズ1を光ディスク14に対して追従させて光ディスク1
4の情報を読み取るが、この対物レンズ駆動装置31は
可動部6の駆動時における対物レンズ1のチルトが小さ
くなるように構成されているので、良好な信号を得るこ
とが可能である。
【0098】つぎに、本発明の第8の実施の形態を図1
2及び図13に基づいて説明する。本実施の形態は、前
述したような光ピックアップ装置32を搭載した光ディ
スクドライブ(光ディスク装置)への適用例を示す。ま
ず、光ディスクドライブの筐体41に防振ゴム42を介
してピックアップモジュールベース43が設置されてい
る。ピックアップモジュールベース43には光ディスク
14を回転させる回転駆動系としてのスピンドルモータ
44が固定されている。また、ピックアップモジュール
ベース43に取り付けられたシークレール45には光ピ
ックアップ装置32が搭載されている。光ピックアップ
装置32はシークレール45上を光ディスク14の半径
方向(ラジアル方向)に移動可能とされている。
2及び図13に基づいて説明する。本実施の形態は、前
述したような光ピックアップ装置32を搭載した光ディ
スクドライブ(光ディスク装置)への適用例を示す。ま
ず、光ディスクドライブの筐体41に防振ゴム42を介
してピックアップモジュールベース43が設置されてい
る。ピックアップモジュールベース43には光ディスク
14を回転させる回転駆動系としてのスピンドルモータ
44が固定されている。また、ピックアップモジュール
ベース43に取り付けられたシークレール45には光ピ
ックアップ装置32が搭載されている。光ピックアップ
装置32はシークレール45上を光ディスク14の半径
方向(ラジアル方向)に移動可能とされている。
【0099】ここで、当該光ディスクドライブに搭載さ
れている光ピックアップ装置32は、前述した第7の実
施の形態で説明した光ピックアップ装置であって、可動
部6を駆動した時の対物レンズ1のチルトが小さくなる
ように構成されているので、良好な信号特性を得ること
ができる光ピックアップ装置である。従って、当該光デ
ィスクドライブはDVD等のようにチルトの影響を受け
やすい光ディスク14を扱う場合にもデータの読み書き
を良好に行うことができる。
れている光ピックアップ装置32は、前述した第7の実
施の形態で説明した光ピックアップ装置であって、可動
部6を駆動した時の対物レンズ1のチルトが小さくなる
ように構成されているので、良好な信号特性を得ること
ができる光ピックアップ装置である。従って、当該光デ
ィスクドライブはDVD等のようにチルトの影響を受け
やすい光ディスク14を扱う場合にもデータの読み書き
を良好に行うことができる。
【0100】
【発明の効果】請求項1記載の発明の対物レンズ駆動装
置によれば、対物レンズの光軸方向の両側に対となって
配置された棒状弾性支持部材を略ハの字型に配置し、各
棒状弾性支持部材の端部が固定される弾性基板の複数の
弾性固定部の剛性を調整することにより、対物レンズ駆
動装置の駆動力中心の位置を変化させることなくこの駆
動力中心と可動部支持中心との位置とが一致するように
可動部支持中心の位置を調整することができ、これによ
り、DCチルトを低減することができ、しかも、このD
Cチルトを低減する調整のために対物レンズ駆動装置の
駆動力中心を移動させることがないので、この調整の前
後において駆動力中心と可動部の慣性中心とを当初の設
計通りに維持することができ、駆動力中心と可動部の慣
性中心とがずれることが原因となるACチルトの発生を
防止することができる。
置によれば、対物レンズの光軸方向の両側に対となって
配置された棒状弾性支持部材を略ハの字型に配置し、各
棒状弾性支持部材の端部が固定される弾性基板の複数の
弾性固定部の剛性を調整することにより、対物レンズ駆
動装置の駆動力中心の位置を変化させることなくこの駆
動力中心と可動部支持中心との位置とが一致するように
可動部支持中心の位置を調整することができ、これによ
り、DCチルトを低減することができ、しかも、このD
Cチルトを低減する調整のために対物レンズ駆動装置の
駆動力中心を移動させることがないので、この調整の前
後において駆動力中心と可動部の慣性中心とを当初の設
計通りに維持することができ、駆動力中心と可動部の慣
性中心とがずれることが原因となるACチルトの発生を
防止することができる。
【0101】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の対物レンズ駆動装置において、複数の棒状弾性支持
部材に対応する複数の弾性固定部は、互いに独立して形
成されているので、各弾性固定部の剛性調整を容易に行
うことができる。
載の対物レンズ駆動装置において、複数の棒状弾性支持
部材に対応する複数の弾性固定部は、互いに独立して形
成されているので、各弾性固定部の剛性調整を容易に行
うことができる。
【0102】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の
剛性の調整は、弾性固定部の長さ寸法を調整することに
より行われているので、簡単な調整により各弾性固定部
の剛性調整を行うことができる。
は2記載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の
剛性の調整は、弾性固定部の長さ寸法を調整することに
より行われているので、簡単な調整により各弾性固定部
の剛性調整を行うことができる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の一部が
接着剤で固定部材に接着されて弾性固定部の長さ寸法が
調整されているので、各弾性固定部の長さ調整を簡単に
行うことができ、しかも、微調整を容易に行うことがで
きる。
載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の一部が
接着剤で固定部材に接着されて弾性固定部の長さ寸法が
調整されているので、各弾性固定部の長さ調整を簡単に
行うことができ、しかも、微調整を容易に行うことがで
きる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部と固定部
材との間にスペーサが挿入固定されて弾性固定部の長さ
寸法が調整されているので、スペーサの挿入固定位置を
調整することにより各弾性固定部の長さ調整を行うこと
ができる。
載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部と固定部
材との間にスペーサが挿入固定されて弾性固定部の長さ
寸法が調整されているので、スペーサの挿入固定位置を
調整することにより各弾性固定部の長さ調整を行うこと
ができる。
【0105】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部と固定部
材との間に挿入固定されたスペーサは、可動部のチルト
量検査時の検査結果に応じたサイズが異なるものである
ので、各スペーサを挿入固定するときの挿入位置を調整
する必要がなくなり、サイズの異なるスペーサを同じ挿
入基準点を基準として挿入することができ、各弾性固定
部の長さ調整による剛性調整の精度を高めることができ
る。
載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部と固定部
材との間に挿入固定されたスペーサは、可動部のチルト
量検査時の検査結果に応じたサイズが異なるものである
ので、各スペーサを挿入固定するときの挿入位置を調整
する必要がなくなり、サイズの異なるスペーサを同じ挿
入基準点を基準として挿入することができ、各弾性固定
部の長さ調整による剛性調整の精度を高めることができ
る。
【0106】請求項7記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の
剛性の調整は、弾性固定部の表面に接着剤を塗布するこ
とにより行われているので、弾性固定部の剛性調整を容
易に行うことができる。
は2記載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の
剛性の調整は、弾性固定部の表面に接着剤を塗布するこ
とにより行われているので、弾性固定部の剛性調整を容
易に行うことができる。
【0107】請求項8記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の
剛性の調整は、弾性固定部と固定部材との間に粘弾性材
料を注入することにより行われているので、弾性固定部
の剛性調整を容易に行うことができる。
は2記載の対物レンズ駆動装置において、弾性固定部の
剛性の調整は、弾性固定部と固定部材との間に粘弾性材
料を注入することにより行われているので、弾性固定部
の剛性調整を容易に行うことができる。
【0108】請求項9記載の発明によれば、請求項1な
いし8のいずれか一記載の対物レンズ駆動装置におい
て、駆動用磁石として4極着磁の駆動用磁石を用いた場
合でも、ACチルトの発生原因をつくることなくDCチ
ルトを高精度に低減することができる。
いし8のいずれか一記載の対物レンズ駆動装置におい
て、駆動用磁石として4極着磁の駆動用磁石を用いた場
合でも、ACチルトの発生原因をつくることなくDCチ
ルトを高精度に低減することができる。
【0109】請求項10記載の発明の光ピックアップ装
置によれば、請求項1ないし9の何れか一記載の対物レ
ンズ駆動装置を備えるので、対物レンズ駆動時にチルト
の影響の少ない制御が可能となる。
置によれば、請求項1ないし9の何れか一記載の対物レ
ンズ駆動装置を備えるので、対物レンズ駆動時にチルト
の影響の少ない制御が可能となる。
【0110】請求項11記載の発明の光ディスク装置に
よれば、請求項10記載の光ピックアップ装置を備え、
対物レンズ駆動時にチルトの影響の少ない制御が可能で
あるので、DVD等のようにチルトの影響を受けやすい
場合にも支障のない光ディスク装置を提供することがで
きる。
よれば、請求項10記載の光ピックアップ装置を備え、
対物レンズ駆動時にチルトの影響の少ない制御が可能で
あるので、DVD等のようにチルトの影響を受けやすい
場合にも支障のない光ディスク装置を提供することがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の対物レンズ駆動装
置を示す平面図である。
置を示す平面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】弾性固定部の剛性調整前の状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図4】弾性固定部の剛性調整のためのチルト量の検査
時の可動部の動き説明するための正面図である。
時の可動部の動き説明するための正面図である。
【図5】弾性固定部の剛性調整後の状態を示す正面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態の対物レンズ駆動装
置を示す正面図である。
置を示す正面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の対物レンズ駆動装
置を示す正面図である。
置を示す正面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の対物レンズ駆動装
置を示す正面図である。
置を示す正面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の対物レンズ駆動装
置を示す正面図である。
置を示す正面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態の対物レンズ駆動
装置の一部である駆動用モータを示す分解斜視図であ
る。
装置の一部である駆動用モータを示す分解斜視図であ
る。
【図11】本発明の第7の実施の形態の光ピックアップ
装置を示す概略構成図である。
装置を示す概略構成図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態の光ディスクドラ
イブを示す概略平面図である。
イブを示す概略平面図である。
【図13】その側面図である。
【図14】第1の従来例の対物レンズ駆動装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図15】チルト発生を模式的に示し、(a)はチルト
が発生しない理想的な場合の平面図、(b)はチルトが
発生する場合の平面図である。
が発生しない理想的な場合の平面図、(b)はチルトが
発生する場合の平面図である。
【図16】チルトが発生する場合の模式的正面図であ
る。
る。
【図17】第2の従来例の対物レンズ駆動装置を示す平
面図である。
面図である。
【図18】第3の従来例の対物レンズ駆動装置を示し、
(a)は平面図、(b)はその側面図である。
(a)は平面図、(b)はその側面図である。
【図19】第4の従来例の対物レンズ駆動装置の一部で
ある駆動用モータを示す分解斜視図である。
ある駆動用モータを示す分解斜視図である。
【図20】その説明図であり、(a)はフォーカシング
方向から見たコイルの水平断面図、(b)はトラッキン
グ方向の磁界分布を示す特性図、(c)はコイルと駆動
用磁石との配置関係を示す正面図、(d)はフォーカシ
ング方向の磁界分布を示す特性図、(e)はトラッキン
グ方向から見たコイルの縦断側面図である。
方向から見たコイルの水平断面図、(b)はトラッキン
グ方向の磁界分布を示す特性図、(c)はコイルと駆動
用磁石との配置関係を示す正面図、(d)はフォーカシ
ング方向の磁界分布を示す特性図、(e)はトラッキン
グ方向から見たコイルの縦断側面図である。
1 対物レンズ
2 対物レンズ保持部材
3 棒状弾性支持部材
4、5 駆動用コイル
6 可動部
7 基台
8a、8b ヨーク
9 固定部材
10a、10b 駆動用磁石
12 弾性基板
13 弾性固定部
14 光ディスク
16 接着剤
17 スペーサ
17a、17b、17c スペーサ
18 接着剤
19 粘弾性部材
21、22 駆動用コイル
31 対物レンズ駆動装置
32 光ピックアップ装置
33 レーザ光源
40 受光光学系
44 回転駆動系
Claims (11)
- 【請求項1】 光スポットを形成する対物レンズとこの
対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と駆動用コイ
ルとを備えた可動部と、 基台に固定された固定部材と、 一端側が前記可動部に固定されて他端側が前記固定部材
に固定されることにより前記可動部を前記基台に対して
弾性的に支持する複数の棒状弾性支持部材と、 前記基台に設けられたヨークに取付けられて前記駆動用
コイルに近接対向されることにより前記ヨークとともに
磁気回路を形成する駆動用磁石と、を備えた対物レンズ
駆動装置において、 前記対物レンズの光軸方向の両側に対となって配置され
た前記棒状弾性支持部材は前記可動部へ固定された側の
幅が狭く前記固定部材へ固定された側の幅が広くなる略
ハの字型に配置され、 前記固定部材における前記可動部に対向する面の裏側
に、前記棒状弾性支持部材の前記固定部材側の端部が固
定されて前記棒状弾性支持部材の略軸方向に弾性を有す
る弾性基板が固定され、 前記弾性基板には前記棒状弾性支持部材の端部が固定さ
れる部分である複数の弾性固定部が形成され、 前記弾性固定部の剛性が調整されていることを特徴とす
る対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】 複数の前記棒状弾性支持部材の端部が固
定されている複数の前記弾性固定部は、互いに独立して
形成されていることを特徴とする請求項1記載の対物レ
ンズ駆動装置。 - 【請求項3】 前記弾性固定部の剛性の調整は、前記弾
性固定部の長さ寸法を調整することにより行われている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の対物レンズ駆動
装置。 - 【請求項4】 前記弾性固定部の一部が接着剤で前記固
定部材に接着されることにより前記弾性固定部の長さ寸
法が調整されていることを特徴とする請求項3記載の対
物レンズ駆動装置。 - 【請求項5】 前記弾性固定部と前記固定部材との間に
スペーサが挿入固定されることにより前記弾性固定部の
長さ寸法が調整されていることを特徴とする請求項3記
載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項6】 前記弾性固定部と前記固定部材との間に
挿入固定された前記スペーサは、前記可動部のチルト量
検査時の検査結果に応じたサイズが異なるものであるこ
とを特徴とする請求項5記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項7】 前記弾性固定部の剛性の調整は、前記弾
性固定部の表面に接着剤を塗布することにより行われて
いることを特徴とする請求項1又は2記載の対物レンズ
駆動装置。 - 【請求項8】 前記弾性固定部の剛性の調整は、前記弾
性固定部と前記固定部材との間に粘弾性材料を注入する
ことにより行われていることを特徴とする請求項1又は
2記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項9】 前記駆動用磁石は、表面が十字状に4分
割した領域に分けられてフォーカシング方向とトラッキ
ング方向との2軸方向を含む面に対して垂直でかつ隣り
合う領域と反対方向に着磁されており、 前記駆動用コイルは、前記駆動用磁石の表面近傍のフォ
ーカシング方向の着磁境界線の両側に位置して各々トラ
ッキング方向の着磁境界線を跨いで設けられた2つのフ
ォーカシングコイルと、前記駆動用磁石の表面近傍のト
ラッキング方向の前記着磁境界線の両側に位置して各々
フォーカシング方向の前記着磁境界線を跨いで設けられ
た2つのトラッキングコイルとからなることを特徴とす
る請求項1ないし8の何れか一記載の対物レンズ駆動装
置。 - 【請求項10】 光ディスクに対して照射するレーザ光
を発するレーザ光源と、 請求項1ないし9の何れか一記載の対物レンズ駆動装置
と、 前記光ディスクからの反射光を受光する受光光学系と、 この受光光学系における受光信号に基づいて前記対物レ
ンズ駆動装置に対する制御信号を出力する対物レンズ制
御系と、 を備える光ピックアップ装置。 - 【請求項11】 光ディスクを回転駆動する回転駆動系
と、 前記光ディスクの半径方向に移動自在に設けられた請求
項10記載の光ピックアップ装置と、を備える光ディス
ク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001218120A JP2003030873A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001218120A JP2003030873A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003030873A true JP2003030873A (ja) | 2003-01-31 |
Family
ID=19052347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001218120A Pending JP2003030873A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003030873A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1936616A2 (en) | 2006-12-20 | 2008-06-25 | Funai Electric Co., Ltd. | Objective lens driving device, assembling method for the same and optical disc apparatus |
-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001218120A patent/JP2003030873A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1936616A2 (en) | 2006-12-20 | 2008-06-25 | Funai Electric Co., Ltd. | Objective lens driving device, assembling method for the same and optical disc apparatus |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4568142A (en) | Objective lens drive apparatus | |
| US6424068B2 (en) | Galvano mirror unit | |
| JP2684738B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| JP4108434B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置ならびに光ディスク装置 | |
| JP2827563B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| JP2003030873A (ja) | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
| KR100277613B1 (ko) | 대물렌즈구동장치 | |
| JP4064731B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
| JP3694924B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置及びこれを用いた記録再生装置 | |
| US6376953B1 (en) | Galvano mirror unit | |
| KR100361498B1 (ko) | 틸팅 구동이 가능한 액츄에이터의 지지구조 | |
| JPH02130730A (ja) | レンズアクチュエータ | |
| JPH05266507A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| JP3401774B2 (ja) | 二軸アクチュエータ | |
| KR100364353B1 (ko) | 광픽업 액츄에이터의 지지구조 | |
| JP2000348358A (ja) | 光ピックアップ | |
| JP2002133679A (ja) | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
| JPH0512695A (ja) | 光学系支持装置 | |
| JP4331696B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置および光ディスク装置 | |
| JPH04313824A (ja) | 光学式情報読取装置におけるレンズ駆動装置 | |
| JP3413736B2 (ja) | 二軸アクチュエータ | |
| JP2003016668A (ja) | 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
| JPH09138959A (ja) | 二軸アクチュエータ | |
| JP2005251322A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| JPS62168112A (ja) | アクチユエ−タ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20041004 |
|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20051021 |