[go: up one dir, main page]

JP2003024088A - 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna - Google Patents

新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna

Info

Publication number
JP2003024088A
JP2003024088A JP2002125481A JP2002125481A JP2003024088A JP 2003024088 A JP2003024088 A JP 2003024088A JP 2002125481 A JP2002125481 A JP 2002125481A JP 2002125481 A JP2002125481 A JP 2002125481A JP 2003024088 A JP2003024088 A JP 2003024088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
receptor protein
salt
coupled receptor
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002125481A
Other languages
English (en)
Inventor
Takero Moriya
岳郎 守谷
Takashi Ito
隆司 伊藤
Yasushi Shintani
靖 新谷
Nobuyuki Miyajima
伸行 宮嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2002125481A priority Critical patent/JP2003024088A/ja
Publication of JP2003024088A publication Critical patent/JP2003024088A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】Gタンパク質共役型レセプタータンパク質を探
索し機能を解明する。 【解決手段】本発明のGタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質もしくはその部分ペプチドまたはその塩、該レ
セプタータンパク質またはその部分ペプチドをコードす
るポリヌクレオチド、例えば、DNA、RNAおよびそ
れらの誘導体は、リガンド、アゴニストの決定、抗
体および抗血清の入手、組換え型レセプタータンパク
質の発現系の構築、同発現系を用いたレセプター結合
アッセイ系の開発と医薬品候補化合物のスクリーニン
グ、構造的に類似したリガンド・レセプターとの比較
にもとづいたドラッグデザインの実施、遺伝子診断に
おけるプローブやPCRプライマーの作成のための試
薬、トランスジェニック動物の作出または遺伝子治
療剤等の医薬等として用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒト精巣由来の新
規Gタンパク質共役型レセプタータンパク質またはその
塩およびそれをコードするDNAに関する。
【0002】
【従来の技術】多くのホルモンや神経伝達物質などの生
理活性物質は、細胞膜に存在する特異的なレセプタータ
ンパク質を通じて生体の機能を調節している。これらの
レセプタータンパク質のうち多くは共役しているguanin
e nucleotide-binding protein(以下、Gタンパク質と
略称する場合がある)の活性化を通じて細胞内のシグナ
ル伝達を行ない、また、7個の膜貫通領域を有する共通
した構造をもっていることから、Gタンパク質共役型レ
セプタータンパク質あるいは7回膜貫通型レセプタータ
ンパク質(7TMR)と総称される。Gタンパク質共役
型レセプタータンパク質は生体の細胞や臓器の各機能細
胞表面に存在し、それら細胞や臓器の機能を調節する分
子、例えば、ホルモン、神経伝達物質および生理活性物
質等の標的として生理的に重要な役割を担っている。レ
セプターは生理活性物質との結合を介してシグナルを細
胞内に伝達し、このシグナルにより細胞の賦活や抑制と
いった種々の反応が惹起される。各種生体の細胞や臓器
の内の複雑な機能を調節する物質と、その特異的レセプ
タータンパク質、特にはGタンパク質共役型レセプター
タンパク質との関係を明らかにすることは、各種生体の
細胞や臓器の機能を解明し、それら機能と密接に関連し
た医薬品開発に非常に重要な手段を提供することとな
る。
【0003】例えば、生体の種々の器官では、多くのホ
ルモン、ホルモン様物質、神経伝達物質あるいは生理活
性物質による調節のもとで生理的な機能の調節が行なわ
れている。特に、生理活性物質は生体内の様々な部位に
存在し、それぞれに対応するレセプタータンパク質を通
してその生理機能の調節を行っている。生体内には未だ
未知のホルモンや神経伝達物質その他の生理活性物質も
多く、それらのレセプタータンパク質の構造に関して
も、これまで報告されていないものが多い。さらに、既
知のレセプタータンパク質においてもサブタイプが存在
するかどうかについても分かっていないものが多い。生
体における複雑な機能を調節する物質と、その特異的レ
セプタータンパク質との関係を明らかにすることは、医
薬品開発に非常に重要な手段である。また、レセプター
タンパク質に対するアゴニスト、アンタゴニストを効率
よくスクリーニングし、医薬品を開発するためには、生
体内で発現しているレセプタータンパク質の遺伝子の機
能を解明し、それらを適当な発現系で発現させることが
必要であった。近年、生体内で発現している遺伝子を解
析する手段として、cDNAの配列をランダムに解析す
る研究が活発に行なわれており、このようにして得られ
たcDNAの断片配列がExpressed Sequence Tag(ES
T)としてデータベースに登録され、公開されている。
しかし、多くのESTは配列情報のみであり、その機能
を推定することは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、Gタンパク質共
役型レセプターと生理活性物質(すなわち、リガンド)
との結合を阻害する物質や、結合して生理活性物質(す
なわち、リガンド)と同様なシグナル伝達を引き起こす
物質は、これらレセプターの特異的なアンタゴニストま
たはアゴニストとして、生体機能を調節する医薬品とし
て活用されてきた。従って、このように生体内での生理
発現において重要であるばかりでなく、医薬品開発の標
的ともなりうるGタンパク質共役型レセプタータンパク
質を新規に見出し、その遺伝子(例えばcDNA)をク
ローニングすることは、新規Gタンパク質共役型レセプ
タータンパク質の特異的リガンドや、アゴニスト、アン
タゴニストを見出す際に、非常に重要な手段となる。し
かし、Gタンパク質共役型レセプターはその全てが見出
されているわけではなく、現時点でもなお、未知のGタ
ンパク質共役型レセプター、また対応するリガンドが同
定されていない、いわゆるオーファンレセプターが多数
存在しており、新たなGタンパク質共役型レセプターの
探索および機能解明が切望されている。Gタンパク質共
役型レセプターは、そのシグナル伝達作用を指標とす
る、新たな生理活性物質(すなわち、リガンド)の探
索、また、該レセプターに対するアゴニストまたはアン
タゴニストの探索に有用である。一方、生理的なリガン
ドが見出されなくても、該レセプターの不活化実験(ノ
ックアウト動物)から該レセプターの生理作用を解析す
ることにより、該レセプターに対するアゴニストまたは
アンタゴニストを作製することも可能である。これら該
レセプターに対するリガンド、アゴニストまたはアンタ
ゴニストなどは、Gタンパク質共役型レセプターの機能
不全に関連する疾患の予防及び/または治療薬や診断薬
として活用することが期待できる。さらにまた、Gタン
パク質共役型レセプターの遺伝子変異に基づく、生体で
の該レセプターの機能の低下または昂進が、何らかの疾
患の原因となっている場合も多い。この場合には、該レ
セプターに対するアンタゴニストやアゴニストの投与だ
けでなく、該レセプター遺伝子の生体内(またはある特
定の臓器)への導入や、該レセプター遺伝子に対するア
ンチセンス核酸の導入による、遺伝子治療に応用するこ
ともできる。この場合には該レセプターの塩基配列は遺
伝子上の欠失や変異の有無を調べるために必要不可欠な
情報であり、該レセプターの遺伝子は、該レセプターの
機能不全に関与する疾患の予防及び/または治療薬や診
断薬に応用することもできる。本発明は、上記のように
有用な新規Gタンパク質共役型レセプタータンパク質を
提供するものである。すなわち、新規Gタンパク質共役
型レセプタータンパク質もしくはその部分ペプチドまた
はその塩、該Gタンパク質共役型レセプタータンパク質
またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチド
(DNA、RNAおよびそれらの誘導体)を含有するポ
リヌクレオチド(DNA、RNAおよびそれらの誘導
体)、該ポリヌクレオチドを含有する組換えベクター、
該組換えベクターを保持する形質転換体、該Gタンパク
質共役型レセプタータンパク質またはその塩の製造法、
該Gタンパク質共役型レセプタータンパク質もしくはそ
の部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、該Gタンパ
ク質共役型レセプタータンパク質の発現量を変化させる
化合物、該Gタンパク質共役型レセプターに対するリガ
ンドの決定方法、リガンドと該Gタンパク質共役型レセ
プタータンパク質との結合性を変化させる化合物(アン
タゴニスト、アゴニスト)またはその塩のスクリーニン
グ方法、該スクリーニング用キット、該スクリーニング
方法もしくはスクリーニングキットを用いて得られうる
リガンドと該Gタンパク質共役型レセプタータンパク質
との結合性を変化させる化合物(アンタゴニスト、アゴ
ニスト)またはその塩、およびリガンドと該Gタンパク
質共役型レセプタータンパク質との結合性を変化させる
化合物(アンタゴニスト、アゴニスト)もしくは該Gタ
ンパク質共役型レセプタータンパク質の発現量を変化さ
せる化合物またはその塩を含有してなる医薬などを提供
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、ヒト精巣由来の新規なGタンパク質共役
型レセプタータンパク質をコードするcDNAを単離
し、その全塩基配列を解析することに成功した。そし
て、この塩基配列をアミノ酸配列に翻訳したところ、第
1〜第7膜貫通領域が疎水性プロット上で確認され、こ
れらのcDNAにコードされるタンパク質が7回膜貫通
型のGタンパク質共役型レセプタータンパク質であるこ
とを確認した。本発明者らは、これらの知見に基づい
て、さらに研究を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】すなわち、本発明は、(1) 配列番号:
1または5で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実
質的に同一のアミノ酸配列を含有することを特徴とする
Gタンパク質共役型レセプタータンパク質またはその
塩、(2) 配列番号:1または5で表わされるアミノ
酸配列を含有する事を特徴とするGタンパク質共役型レ
セプタータンパク質又はその塩、(3) 上記(1)記
載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質の部分ペ
プチドまたはその塩、(4) 上記(1)記載のGタン
パク質共役型レセプタータンパク質をコードする塩基配
列を有するポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチ
ド、(5) DNAである上記(4)記載のポリヌクレ
オチド、(6) 配列番号:2または6で表される塩基
配列を有する上記(5)記載のポリヌクレオチド、
(7) 上記(4)記載のポリヌクレオチドを含有する
組換えベクター、(8) 上記(7)記載の組換えベク
ターで形質転換させた形質転換体、(9) 上記(8)
記載の形質転換体を培養し、上記(1)記載のGタンパ
ク質共役型レセプタータンパク質を生成せしめることを
特徴とする上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質またはその塩の製造法、(10)上記
(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
もしくは上記(3)記載の部分ペプチド又はその塩を含
有してなる医薬、(11)上記(4)記載のポリヌクレ
オチドを含有してなる医薬、(12)上記(1)記載の
Gタンパク質共役型レセプタータンパク質もしくは上記
(3)記載の部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、
(13)上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタ
ータンパク質のシグナル伝達を不活性化する中和抗体で
ある上記(12)記載の抗体、(14)上記(12)記
載の抗体を含有してなる診断薬、(15)上記(1)記
載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質もしくは
上記(3)記載の部分ペプチドまたはその塩を用いるこ
とにより得られうる上記(1)記載のGタンパク質共役
型レセプタータンパク質またはその塩に対するリガン
ド、(16)上記(15)記載のリガンドを含有してな
る医薬、(17)上記(1)記載のGタンパク質共役型
レセプタータンパク質もしくは上記(3)記載の部分ペ
プチドまたはその塩を用いることを特徴とする上記
(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
またはその塩に対するリガンドの決定方法、(18)上
記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク
質もしくは請求項3記載の部分ペプチドまたはその塩を
用いることを特徴とするリガンドと上記(1)記載のG
タンパク質共役型レセプタータンパク質またはその塩と
の結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニ
ング方法、(19)上記(1)記載のGタンパク質共役
型レセプタータンパク質もしくは上記(3)記載の部分
ペプチドまたはその塩を含有することを特徴とするリガ
ンドと上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質またはその塩との結合性を変化させる化合物
またはその塩のスクリーニング用キット、(20)上記
(18)記載のスクリーニング方法または上記(19)
記載のスクリーニング用キットを用いて得られうるリガ
ンドと上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質またはその塩との結合性を変化させる化合物
またはその塩、(21)上記(18)記載のスクリーニ
ング方法または上記(19)記載のスクリーニング用キ
ットを用いて得られうるリガンドと上記(1)記載のG
タンパク質共役型レセプタータンパク質またはその塩と
の結合性を変化させる化合物またはその塩を含有してな
る医薬、(22)上記(4)記載のポリヌクレオチドと
ハイストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポ
リヌクレオチド、(23)上記(4)記載のポリヌクレ
オチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してな
るポリヌクレオチド、(24)上記(4)記載のポリヌ
クレオチドまたはその一部を用いることを特徴とする上
記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク
質のmRNAの定量方法、(25)上記(12)記載の
抗体を用いることを特徴とする上記(1)記載のGタン
パク質共役型レセプタータンパク質の定量方法、(2
6)上記(24)または上記(25)記載の定量方法を
用いることを特徴とする上記(1)記載のGタンパク質
共役型レセプターの機能が関連する疾患の診断方法、
(27)上記(24)記載の定量方法を用いることを特
徴とする上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタ
ータンパク質の発現量を変化させる化合物またはその塩
のスクリーニング方法、(28)上記(25)記載の定
量方法を用いることを特徴とする細胞膜における上記
(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
量を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方
法、(29)上記(27)記載のスクリーニング方法を
用いて得られうる上記(1)記載のGタンパク質共役型
レセプタータンパク質の発現量を変化させる化合物また
はその塩、(30)上記(28)記載のスクリーニング
方法を用いて得られうる細胞膜における上記(1)記載
のGタンパク質共役型レセプタータンパク質量を変化さ
せる化合物またはその塩、(31)上記(27)記載の
スクリーニング方法を用いて得られうる上記(1)記載
のGタンパク質共役型レセプタータンパク質の発現量を
変化させる化合物またはその塩を含有してなる医薬、
(32)上記(28)記載のスクリーニング方法を用い
て得られうる細胞膜における上記(1)記載のGタンパ
ク質共役型レセプタータンパク質量を変化させる化合物
またはその塩を含有してなる医薬、(33)上記(1)
記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質もしく
はその塩または上記(3)記載の部分ペプチドもしくは
その塩と、試験化合物とを接触させることを特徴とする
上記(17)記載のリガンドの決定方法、(34)
(i)上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質もしくはその塩または上記(3)記載の部分
ペプチドもしくはその塩と、リガンドとを接触させた場
合と、(ii)上記(1)記載のGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質もしくはその塩または上記(3)記載
の部分ペプチドもしくはその塩と、リガンドおよび試験
化合物とを接触させた場合との比較を行なうことを特徴
とする上記(18)記載のスクリーニング方法、(3
5)(i)標識したリガンドを上記(1)記載のGタン
パク質共役型レセプタータンパク質もしくはその塩また
は上記(3)記載の部分ペプチドもしくはその塩に接触
させた場合と、(ii)標識したリガンドおよび試験化合
物を上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質もしくはその塩または上記(3)記載の部分ペ
プチドもしくはその塩に接触させた場合における、標識
したリガンドの上記(1)記載のGタンパク質共役型レ
セプタータンパク質もしくはその塩または上記(3)記
載の部分ペプチドもしくはその塩に対する結合量を測定
し、比較することを特徴とするリガンドと上記(1)記
載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質またはそ
の塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスク
リーニング方法、(36)(i)標識したリガンドを上
記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク
質を含有する細胞に接触させた場合と、(ii)標識した
リガンドおよび試験化合物を上記(1)記載のGタンパ
ク質共役型レセプタータンパク質を含有する細胞に接触
させた場合における、標識したリガンドの該細胞に対す
る結合量を測定し、比較することを特徴とするリガンド
と上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータン
パク質またはその塩との結合性を変化させる化合物また
はその塩のスクリーニング方法、(37)(i)標識し
たリガンドを上記(1)記載のGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質を含有する細胞の膜画分に接触させた
場合と、(ii)標識したリガンドおよび試験化合物を上
記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク
質を含有する細胞の膜画分に接触させた場合における、
標識したリガンドの該細胞の膜画分に対する結合量を測
定し、比較することを特徴とするリガンドと上記(1)
記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質または
その塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のス
クリーニング方法、(38)(i)標識したリガンドを
上記(8)記載の形質転換体を培養することによって該
形質転換体の細胞膜に発現したGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質に接触させた場合と、(ii)標識した
リガンドおよび試験化合物を上記(8)記載の形質転換
体を培養することによって該形質転換体の細胞膜に発現
したGタンパク質共役型レセプタータンパク質に接触さ
せた場合における、標識したリガンドの該Gタンパク質
共役型レセプタータンパク質に対する結合量を測定し、
比較することを特徴とするリガンドと請求項1記載のG
タンパク質共役型レセプタータンパク質またはその塩と
の結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニ
ング方法、(39)(i)上記(1)記載のGタンパク
質共役型レセプタータンパク質またはその塩を活性化す
る化合物を上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質を含有する細胞に接触させた場合と、
(ii)上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質またはその塩を活性化する化合物および試験
化合物を上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタ
ータンパク質を含有する細胞に接触させた場合におけ
る、Gタンパク質共役型レセプタータンパク質を介した
細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴とするリガ
ンドと上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質またはその塩との結合性を変化させる化合物
またはその塩のスクリーニング方法、(40)上記
(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
またはその塩を活性化する化合物を上記(8)記載の形
質転換体を培養することによって該形質転換体の細胞膜
に発現したGタンパク質共役型レセプタータンパク質に
接触させた場合と、上記(1)記載のGタンパク質共役
型レセプタータンパク質またはその塩を活性化する化合
物および試験化合物を上記(8)記載の形質転換体を培
養することによって該形質転換体の細胞膜に発現したG
タンパク質共役型レセプタータンパク質に接触させた場
合における、Gタンパク質共役型レセプタータンパク質
を介する細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴と
するリガンドと上記(1)記載のGタンパク質共役型レ
セプタータンパク質またはその塩との結合性を変化させ
る化合物またはその塩のスクリーニング方法、(41)
上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパ
ク質を活性化する化合物が、アンギオテンシン、ボンベ
シン、カナビノイド、コレシストキニン、グルタミン、
セロトニン、メラトニン、ニューロペプチドY、オピオ
イド、プリン、バソプレッシン、オキシトシン、PAC
AP、セクレチン、グルカゴン、カルシトニン、アドレ
ノメジュリン、ソマトスタチン、GHRH、CRF、A
CTH、GRP、PTH、VIP、ソマトスタチン、ド
ーパミン、モチリン、アミリン、ブラジキニン、CGR
P、ロイコトリエン、パンクレアスタチン、プロスタグ
ランジン、トロンボキサン、アデノシン、アドレナリ
ン、ケモカインスーパーファミリー、エンドセリン、エ
ンテロガストリン、ヒスタミン、ニューロテンシン、T
RH、パンクレアティックポリペプタイド、ガラニン、
リゾホスファチジン酸またはスフィンゴシン1−リン酸
である上記(39)または(40)記載のスクリーニン
グ方法、(42)上記(34)〜上記(41)のいずれ
かに記載のスクリーニング方法で得られうるリガンドと
上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパ
ク質またはその塩との結合性を変化させる化合物または
その塩、(43)上記(34)〜(41)のいずれかに
記載のスクリーニング方法で得られうるリガンドと上記
(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその
塩を含有することを特徴とする医薬、(44)上記
(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
を含有する細胞を含有することを特徴とする上記(1
9)記載のスクリーニング用キット、(45)上記
(1)記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
を含有する細胞の膜画分を含有することを特徴とする上
記(19)記載のスクリーニング用キット、(46)上
記(8)記載の形質転換体を培養することによって該形
質転換体の細胞膜に発現したGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質を含有することを特徴とする上記(1
9)記載のスクリーニング用キット、(47)上記(4
4)〜(46)のいずれかに記載のスクリーニング用キ
ットを用いて得られうる、リガンドと上記(1)記載の
Gタンパク質共役型レセプタータンパク質またはその塩
との結合性を変化させる化合物またはその塩、(48)
上記(44)〜(46)のいずれかに記載のスクリーニ
ング用キットを用いて得られうる、リガンドと請求項1
記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質または
その塩との結合性を変化させる化合物またはその塩を含
有することを特徴とする医薬、(49)上記(12)記
載の抗体と、上記(1)記載のGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質もしくは上記(3)記載の部分ペプチ
ドまたはその塩とを接触させることを特徴とする上記
(1)のGタンパク質共役型レセプタータンパク質もし
くは上記(3)記載の部分ペプチドまたはその塩の定量
法、(50)上記(12)記載の抗体と、被検液および
標識化された上記(1)記載のGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質もしくは上記(3)記載の部分ペプチ
ドまたはその塩とを競合的に反応させ、該抗体に結合し
た標識化された上記(1)記載のGタンパク質共役型レ
セプタータンパク質もしくは上記(3)記載の部分ペプ
チドまたはその塩の割合を測定することを特徴とする被
検液中の上記(1)記載のGタンパク質共役型レセプタ
ータンパク質もしくは上記(3)記載の部分ペプチドま
たはその塩の定量法、(51)被検液と担体上に不溶化
した上記(12)記載の抗体および標識化された上記
(12)記載の抗体とを同時あるいは連続的に反応させ
たのち、不溶化担体上の標識剤の活性を測定することを
特徴とする被検液中の上記(1)記載のGタンパク質共
役型レセプタータンパク質もしくは上記(3)記載の部
分ペプチドまたはその塩の定量法、(52)中枢疾患、
内分泌疾患、代謝疾患、癌、炎症性疾患、循環器系疾
患、呼吸器系疾患、消化器系疾患、免疫系疾患または感
染症の予防及び/または治療剤である上記(21)、上
記(31)または(32)記載の医薬、(53)哺乳動
物に対して、上記(20)、(29)または(30)記
載の化合物またはそれらの塩の有効量を投与することを
特徴とする中枢疾患、内分泌疾患、代謝疾患、癌、炎症
性疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾患、
免疫系疾患または感染症の予防及び/または治療方法、
(54)中枢疾患、内分泌疾患、代謝疾患、癌、炎症性
疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾患、免
疫系疾患または感染症の予防及び/または治療剤を製造
するための上記(20)、(29)または上記(30)
記載の化合物またはそれらの塩の使用等を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質(以下、レセプタータンパク質と略記
する場合がある)は、配列番号:1または5で表わされ
るアミノ酸配列(図2、4)と同一もしくは実質的に同
一のアミノ酸配列を含有するレセプタータンパク質であ
る。本発明のレセプタータンパク質は、例えば、哺乳動
物(例えば、ヒト、モルモット、ラット、マウス、ウサ
ギ、ブタ、ヒツジ、ウシ、サルなど)のあらゆる細胞
(例えば、脾細胞、神経細胞、グリア細胞、膵臓β細
胞、骨髄細胞、メサンギウム細胞、ランゲルハンス細
胞、表皮細胞、上皮細胞、内皮細胞、繊維芽細胞、繊維
細胞、筋細胞、脂肪細胞、免疫細胞(例、マクロファー
ジ、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞、肥満細
胞、好中球、好塩基球、好酸球、単球)、巨核球、滑膜
細胞、軟骨細胞、骨細胞、骨芽細胞、破骨細胞、乳腺細
胞、肝細胞もしくは間質細胞、またはこれら細胞の前駆
細胞、幹細胞もしくはガン細胞など)や血球系の細胞
(例、白血球、赤血球)、またはそれらの細胞が存在す
るあらゆる組織、例えば、脳、脳の各部位(例、嗅球、
扁頭核、大脳基底球、海馬、視床、視床下部、視床下
核、大脳皮質、延髄、小脳、後頭葉、前頭葉、側頭葉、
被殻、尾状核、脳染、黒質)、脊髄、下垂体、胃、膵
臓、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、副
腎、皮膚、筋肉、肺、消化管(例、大腸、小腸)、血
管、心臓、胸腺、脾臓、顎下腺、末梢血、末梢血球、前
立腺、睾丸、精巣、卵巣、胎盤、子宮、骨、関節、骨格
筋などに由来するタンパク質であってもよく、また合成
タンパク質であってもよい。
【0008】配列番号:1または5で表わされるアミノ
酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列としては、例え
ば、配列番号:1または5で表わされるアミノ酸配列と
約50%以上、好ましくは約60%以上、より好ましく
は約70%以上、さらに好ましくは約80%以上、なか
でも好ましくは約90%以上、最も好ましくは約95%
以上の相同性を有するアミノ酸配列などが挙げられる。
本発明の配列番号:1で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質として
は、例えば、配列番号:1で表わされるアミノ酸配列と
実質的に同一のアミノ酸配列を有し、配列番号:1で表
わされるアミノ酸配列と実質的に同質の活性を有するタ
ンパク質などが好ましい。本発明の配列番号:5で表わ
されるアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含
有するタンパク質としては、例えば、配列番号:5で表
わされるアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を
有し、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列と実質的
に同質の活性を有するタンパク質などが好ましい。実質
的に同質の活性としては、例えば、リガンド結合活性、
シグナル情報伝達作用などが挙げられる。実質的に同質
とは、それらの活性が性質的に同質であることを示す。
したがって、リガンド結合活性やシグナル情報伝達作用
などの活性が同等(例、約0.01〜100倍、好まし
くは約0.5〜20倍、より好ましくは約0.5〜2
倍)であることが好ましいが、これらの活性の程度やタ
ンパク質の分子量などの量的要素は異なっていてもよ
い。リガンド結合活性やシグナル情報伝達作用などの活
性の測定は、自体公知の方法に準じて行なうことができ
るが、例えば、後に記載するリガンドの決定方法やスク
リーニング方法に従って測定することができる。
【0009】また、本発明のレセプタータンパク質とし
ては、配列番号:1または5で表わされるアミノ酸配
列中の1または2個以上(好ましくは、1〜30個程
度、より好ましくは1〜10個程度、さらに好ましくは
数個(1〜5個))のアミノ酸が欠失したアミノ酸配
列、配列番号:1または5で表わされるアミノ酸配列
に1または2個以上(好ましくは、1〜30個程度、よ
り好ましくは1〜10個程度、さらに好ましくは数個
(1〜5個))のアミノ酸が付加したアミノ酸配列、
配列番号:1または5で表わされるアミノ酸配列中の1
または2個以上(好ましくは、1〜30個程度、より好
ましくは1〜10個程度、さらに好ましくは数個(1〜
5個))のアミノ酸が他のアミノ酸で置換されたアミノ
酸配列、またはそれらを組み合わせたアミノ酸配列を
含有するタンパク質なども用いられる。
【0010】本明細書におけるレセプタータンパク質
は、ペプチド標記の慣例に従って、左端がN末端(アミ
ノ末端)、右端がC末端(カルボキシル末端)である。
配列番号:1または5で表わされるアミノ酸配列を含有
するレセプタータンパク質をはじめとする、本発明のレ
セプタータンパク質は、C末端が通常カルボキシル基
(−COOH)、カルボキシレート(−COO-)、アミ
ド(−CONH2)またはエステル(−COOR)のい
ずれであってもよい。ここでエステルにおけるRとして
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピルもしくはn−ブチルなどのC1-6アルキル基、例え
ば、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-8シク
ロアルキル基、例えば、フェニル、α−ナフチルなどの
6-12アリール基、例えば、ベンジル、フェネチルなど
のフェニル−C1-2アルキル基もしくはα−ナフチルメ
チルなどのα−ナフチル−C1-2アルキル基などのC
7-14アラルキル基のほか、経口用エステルとして汎用さ
れるピバロイルオキシメチル基などが用いられる。本発
明のレセプタータンパク質がC末端以外にカルボキシル
基(またはカルボキシレート)を有している場合、カル
ボキシル基がアミド化またはエステル化されているもの
も本発明のレセプタータンパク質に含まれる。この場合
のエステルとしては、例えば上記したC末端のエステル
などが用いられる。さらに、本発明のレセプタータンパ
ク質には、上記したタンパク質において、N末端のメチ
オニン残基のアミノ基が保護基(例えば、ホルミル基、
アセチルなどのC2-6アルカノイル基などのC1-6アシル
基など)で保護されているもの、N端側が生体内で切断
され生成したグルタミル基がピログルタミン酸化したも
の、分子内のアミノ酸の側鎖上の置換基(例えば、−O
H、−SH、アミノ基、イミダゾール基、インドール
基、グアニジノ基など)が適当な保護基(例えば、ホル
ミル基、アセチルなどのC2-6アルカノイル基などのC
1-6アシル基など)で保護されているもの、あるいは糖
鎖が結合したいわゆる糖タンパク質などの複合タンパク
質なども含まれる。本発明のレセプタータンパク質の具
体例としては、例えば、配列番号:1で表わされるアミ
ノ酸配列を含有するヒト精巣由来レセプタータンパク質
TGR20−1、配列番号:5で表わされるアミノ酸配
列を含有するヒト精巣由来レセプタータンパク質TGR
20−2などが用いられる。
【0011】本発明のレセプタータンパク質の部分ペプ
チド(以下、部分ペプチドと略記する場合がある)とし
ては、上記した本発明のレセプタータンパク質の部分ペ
プチドであれば何れのものであってもよいが、例えば、
本発明のレセプタータンパク質分子のうち、細胞膜の外
に露出している部位であって、レセプター結合活性を有
するものなどが用いられる。具体的には、配列番号:1
または5で表わされるアミノ酸配列を有するレセプター
タンパク質の部分ペプチドとしては、疎水性プロット解
析において細胞外領域(親水性(Hydrophilic)部位)
であると分析された部分を含むペプチドである。また、
疎水性(Hydrophobic)部位を一部に含むペプチドも同
様に用いることができる。個々のドメインを個別に含む
ペプチドも用い得るが、複数のドメインを同時に含む部
分のペプチドでも良い。本発明の部分ペプチドのアミノ
酸の数は、上記した本発明のレセプタータンパク質の構
成アミノ酸配列のうち少なくとも20個以上、好ましく
は50個以上、より好ましくは100個以上のアミノ酸
配列を有するペプチドなどが好ましい。実質的に同一の
アミノ酸配列とは、これらアミノ酸配列と約50%以
上、好ましくは約60%以上、より好ましくは約70%
以上、さらに好ましくは約80%以上、なかでも好まし
くは約90%以上、最も好ましくは約95%以上の相同
性を有するアミノ酸配列を示す。ここで、「実質的に同
質の活性」とは、上記と同意義を示す。「実質的に同質
の活性」の測定は上記と同様に行なうことができる。
【0012】また、本発明の部分ペプチドは、上記アミ
ノ酸配列中の1または2個以上(好ましくは、1〜10
個程度、さらに好ましくは数個(1〜5個))のアミノ
酸が欠失し、または、そのアミノ酸配列に1または2個
以上(好ましくは、1〜20個程度、より好ましくは1
〜10個程度、さらに好ましくは数個(1〜5個))の
アミノ酸が付加し、または、そのアミノ酸配列中の1ま
たは2個以上(好ましくは、1〜10個程度、より好ま
しくは数個、さらに好ましくは1〜5個程度)のアミノ
酸が他のアミノ酸で置換されていてもよい。また、本発
明の部分ペプチドはC末端が通常カルボキシル基(−C
OOH)、カルボキシレート(−COO-)、アミド
(−CONH2)またはエステル(−COOR)のいず
れであってもよい。さらに、本発明の部分ペプチドに
は、上記した本発明のレセプタータンパク質と同様に、
N末端のメチオニン残基のアミノ基が保護基で保護され
ているもの、N端側が生体内で切断され生成したGlnが
ピログルタミン酸化したもの、分子内のアミノ酸の側鎖
上の置換基が適当な保護基で保護されているもの、ある
いは糖鎖が結合したいわゆる糖ペプチドなどの複合ペプ
チドなども含まれる。また、本発明の部分ペプチドはC
末端が通常カルボキシル基(−COOHカルボキシレー
ト(−COO-)、アミド(−CONH2)またはエステル
(−COOR)のいずれであってももよい。本発明のレ
セプタータンパク質またはその部分ペプチドの塩として
は、酸または塩基との生理学的に許容される塩が挙げら
れ、とりわけ生理学的に許容される酸付加塩が好まし
い。この様な塩としては、例えば、無機酸(例えば、塩
酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との塩、あるいは有機
酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマル酸、マ
レイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚
酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸)との塩などが用いられる。
【0013】本発明のレセプタータンパク質またはその
塩は、上記した哺乳動物の細胞または組織から公知のレ
セプタータンパク質の精製方法によって製造することも
できるし、後に記載する本発明のレセプタータンパク質
をコードするDNAを含有する形質転換体を培養するこ
とによっても製造することができる。また、後に記載す
るタンパク質合成法またはこれに準じて製造することも
できる。哺乳動物の組織または細胞から製造する場合、
哺乳動物の組織または細胞をホモジナイズした後、酸な
どで抽出を行ない、該抽出液を逆相クロマトグラフィ
ー、イオン交換クロマトグラフィーなどのクロマトグラ
フィーを組み合わせることにより精製単離することがで
きる。
【0014】本発明のレセプタータンパク質もしくはそ
の部分ペプチドまたはその塩またはそのアミド体の合成
には、通常市販のタンパク質合成用樹脂を用いることが
できる。そのような樹脂としては、例えば、クロロメチ
ル樹脂、ヒドロキシメチル樹脂、ベンズヒドリルアミン
樹脂、アミノメチル樹脂、4−ベンジルオキシベンジル
アルコール樹脂、4−メチルベンズヒドリルアミン樹
脂、PAM樹脂、4−ヒドロキシメチルメチルフェニルア
セトアミドメチル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、4−
(2’,4’−ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチ
ル)フェノキシ樹脂、4−(2’,4’−ジメトキシフ
ェニル−Fmocアミノエチル)フェノキシ樹脂などを挙
げることができる。このような樹脂を用い、α−アミノ
基と側鎖官能基を適当に保護したアミノ酸を、目的とす
るタンパク質の配列通りに、公知の各種縮合方法に従
い、樹脂上で縮合させる。反応の最後に樹脂からタンパ
ク質を切り出すと同時に各種保護基を除去し、さらに高
希釈溶液中で分子内ジスルフィド結合形成反応を実施
し、目的のタンパク質またはそのアミド体を取得する。
上記した保護アミノ酸の縮合に関しては、タンパク質合
成に使用できる各種活性化試薬を用いることができる
が、特に、カルボジイミド類がよい。カルボジイミド類
としては、DCC、N,N’−ジイソプロピルカルボジ
イミド、N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロ
リル)カルボジイミドなどが用いられる。これらによる
活性化にはラセミ化抑制添加剤(例えば、HOBt、
HOOBt)とともに保護アミノ酸を直接樹脂に添加する
か、または、対称酸無水物またはHOBtエステルある
いはHOOBtエステルとしてあらかじめ保護アミノ酸
の活性化を行なった後に樹脂に添加することができる。
【0015】保護アミノ酸の活性化や樹脂との縮合に用
いられる溶媒としては、タンパク質縮合反応に使用しう
ることが知られている溶媒から適宜選択されうる。例え
ば、N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチル
アセトアミド,N−メチルピロリドンなどの酸アミド
類、塩化メチレン,クロロホルムなどのハロゲン化炭化
水素類、トリフルオロエタノールなどのアルコール類、
ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジ
ン,ジオキサン,テトラヒドロフランなどのエーテル
類、アセトニトリル,プロピオニトリルなどのニトリル
類、酢酸メチル,酢酸エチルなどのエステル類あるいは
これらの適宜の混合物などが用いられる。反応温度はタ
ンパク質結合形成反応に使用され得ることが知られてい
る範囲から適宜選択され、通常約−20℃〜50℃の範
囲から適宜選択される。活性化されたアミノ酸誘導体は
通常1.5〜4倍過剰で用いられる。ニンヒドリン反応
を用いたテストの結果、縮合が不十分な場合には保護基
の脱離を行うことなく縮合反応を繰り返すことにより十
分な縮合を行なうことができる。反応を繰り返しても十
分な縮合が得られないときには、無水酢酸またはアセチ
ルイミダゾールを用いて未反応アミノ酸をアセチル化す
ることができる。
【0016】原料のアミノ基の保護基としては、例え
ば、Z、Boc、ターシャリーペンチルオキシカルボニ
ル、イソボルニルオキシカルボニル、4−メトキシベン
ジルオキシカルボニル、Cl-Z、Br-Z、アダマンチル
オキシカルボニル、トリフルオロアセチル、フタロイ
ル、ホルミル、2−ニトロフェニルスルフェニル、ジフ
ェニルホスフィノチオイル、Fmocなどが用いられる。
カルボキシル基は、例えば、アルキルエステル化(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ターシャリー
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプ
チル、シクロオクチル、2−アダマンチルなどの直鎖
状、分枝状もしくは環状アルキルエステル化)、アラル
キルエステル化(例えば、ベンジルエステル、4−ニト
ロベンジルエステル、4−メトキシベンジルエステル、
4−クロロベンジルエステル、ベンズヒドリルエステル
化)、フェナシルエステル化、ベンジルオキシカルボニ
ルヒドラジド化、ターシャリーブトキシカルボニルヒド
ラジド化、トリチルヒドラジド化などによって保護する
ことができる。セリンの水酸基は、例えば、エステル化
またはエーテル化によって保護することができる。この
エステル化に適する基としては、例えば、アセチル基な
どの低級アルカノイル基、ベンゾイル基などのアロイル
基、ベンジルオキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基などの炭酸から誘導される基などが用いられる。ま
た、エーテル化に適する基としては、例えば、ベンジル
基、テトラヒドロピラニル基、t-ブチル基などである。
チロシンのフェノール性水酸基の保護基としては、例え
ば、Bzl、Cl2-Bzl、2−ニトロベンジル、Br-Z、タ
ーシャリーブチルなどが用いられる。ヒスチジンのイミ
ダゾールの保護基としては、例えば、Tos、4-メトキ
シ-2,3,6−トリメチルベンゼンスルホニル、DN
P、ベンジルオキシメチル、Bum、Boc、Trt、Fmoc
などが用いられる。
【0017】原料のカルボキシル基の活性化されたもの
としては、例えば、対応する酸無水物、アジド、活性エ
ステル〔アルコール(例えば、ペンタクロロフェノー
ル、2,4,5−トリクロロフェノール、2,4−ジニ
トロフェノール、シアノメチルアルコール、パラニトロ
フェノール、HONB、N−ヒドロキシスクシミド、N
−ヒドロキシフタルイミド、HOBt)とのエステル〕
などが用いられる。原料のアミノ基の活性化されたもの
としては、例えば、対応するリン酸アミドが用いられ
る。保護基の除去(脱離)方法としては、例えば、Pd-
黒あるいはPd-炭素などの触媒の存在下での水素気流中
での接触還元や、また、無水フッ化水素、メタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢
酸あるいはこれらの混合液などによる酸処理や、ジイソ
プロピルエチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジ
ン、ピペラジンなどによる塩基処理、また液体アンモニ
ア中ナトリウムによる還元なども用いられる。上記酸処
理による脱離反応は、一般に約−20℃〜40℃の温度
で行なわれるが、酸処理においては、例えば、アニソー
ル、フェノール、チオアニソール、メタクレゾール、パ
ラクレゾール、ジメチルスルフィド、1,4−ブタンジ
チオール、1,2−エタンジチオールなどのようなカチ
オン捕捉剤の添加が有効である。また、ヒスチジンのイ
ミダゾール保護基として用いられる2,4−ジニトロフ
ェニル基はチオフェノール処理により除去され、トリプ
トファンのインドール保護基として用いられるホルミル
基は上記の1,2−エタンジチオール、1,4−ブタン
ジチオールなどの存在下の酸処理による脱保護以外に、
希水酸化ナトリウム溶液、希アンモニアなどによるアル
カリ処理によっても除去される。
【0018】原料の反応に関与すべきでない官能基の保
護ならびに保護基、およびその保護基の脱離、反応に関
与する官能基の活性化などは公知の基または公知の手段
から適宜選択しうる。タンパク質のアミド体を得る別の
方法としては、例えば、まず、カルボキシ末端アミノ酸
のα−カルボキシル基をアミド化して保護した後、アミ
ノ基側にペプチド(タンパク質)鎖を所望の鎖長まで延
ばした後、該ペプチド鎖のN末端のα−アミノ基の保護
基のみを除いたタンパク質とC末端のカルボキシル基の
保護基のみを除去したタンパク質とを製造し、この両タ
ンパク質を上記したような混合溶媒中で縮合させる。縮
合反応の詳細については上記と同様である。縮合により
得られた保護タンパク質を精製した後、上記方法により
すべての保護基を除去し、所望の粗タンパク質を得るこ
とができる。この粗タンパク質は既知の各種精製手段を
駆使して精製し、主要画分を凍結乾燥することで所望の
タンパク質のアミド体を得ることができる。タンパク質
のエステル体を得るには、例えば、カルボキシ末端アミ
ノ酸のα−カルボキシル基を所望のアルコール類と縮合
しアミノ酸エステルとした後、タンパク質のアミド体と
同様にして、所望のタンパク質のエステル体を得ること
ができる。
【0019】本発明のタンパク質の部分ペプチドまたは
その塩は、公知のペプチドの合成法に従って、あるいは
本発明のタンパク質を適当なペプチダーゼで切断するこ
とによって製造することができる。ペプチドの合成法と
しては、例えば、固相合成法、液相合成法のいずれによ
っても良い。すなわち、本発明のタンパク質を構成し得
る部分ペプチドもしくはアミノ酸と残余部分とを縮合さ
せ、生成物が保護基を有する場合は保護基を脱離するこ
とにより目的のペプチドを製造することができる。公知
の縮合方法や保護基の脱離としては、例えば、以下の
〜に記載された方法が挙げられる。 M. Bodanszky および M.A. Ondetti、ペプチド シン
セシス (Peptide Synthesis), Interscience Publisher
s, New York (1966年) SchroederおよびLuebke、ザ ペプチド(The Peptide),
Academic Press, NewYork (1965年) 泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 蛋白
質の化学IV、 205、(1977年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合成
広川書店 また、反応後は通常の精製法、例えば、溶媒抽出・蒸留
・カラムクロマトグラフィー・液体クロマトグラフィー
・再結晶などを組み合わせて本発明の部分ペプチドを精
製単離することができる。上記方法で得られる部分ペプ
チドが遊離体である場合は、公知の方法によって適当な
塩に変換することができるし、逆に塩で得られた場合
は、公知の方法によって遊離体に変換することができ
る。
【0020】本発明のレセプタータンパク質をコードす
るポリヌクレオチドとしては、上記した本発明のレセプ
タータンパク質をコードする塩基配列(DNAまたはR
NA、好ましくはDNA)を含有するものであればいか
なるものであってもよい。該ポリヌクレオチドとして
は、本発明のレセプタータンパク質をコードするDN
A、mRNA等のRNAであり、二本鎖であっても、一
本鎖であってもよい。二本鎖の場合は、二本鎖DNA、
二本鎖RNAまたはDNA:RNAのハイブリッドでも
よい。一本鎖の場合は、センス鎖(すなわち、コード
鎖)であっても、アンチセンス鎖(すなわち、非コード
鎖)であってもよい。本発明のレセプタータンパク質を
コードするポリヌクレオチドを用いて、例えば、公知の
実験医学増刊「新PCRとその応用」15(7)、1997記載
の方法またはそれに準じた方法により、本発明のレセプ
タータンパク質のmRNAを定量することができる。本
発明のレセプタータンパク質をコードするDNAとして
は、ゲノムDNA、ゲノムDNAライブラリー、上記し
た細胞・組織由来のcDNA、上記した細胞・組織由来
のcDNAライブラリー、合成DNAのいずれでもよ
い。ライブラリーに使用するベクターは、バクテリオフ
ァージ、プラスミド、コスミド、ファージミドなどいず
れであってもよい。また、上記した細胞・組織よりtota
lRNAまたはmRNA画分を調製したものを用いて直
接Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reaction
(以下、RT-PCR法と略称する)によって増幅する
こともできる。具体的には、本発明のレセプタータンパ
ク質をコードするDNAとしては、例えば、配列番号:
2または6で表わされる塩基配列を含有するDNA、ま
たは配列番号:2または6で表わされる塩基配列を有す
るDNAとハイストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズするDNAを有し、本発明のレセプタータンパク質
と実質的に同質の活性(例、リガンド結合活性、シグナ
ル情報伝達作用など)を有するレセプタータンパク質を
コードするDNAであれば何れのものでもよい。配列番
号:2で表わされる塩基配列を有するDNAとハイスト
リンジェントな条件下でハイブリダイズするDNAとし
ては、例えば、配列番号:2で表わされる塩基配列と約
70%以上、好ましくは約80%以上、より好ましくは
約90%以上、最も好ましくは約95%以上の相同性を
有する塩基配列を含有するDNAなどが用いられる。配
列番号:6で表わされる塩基配列を有するDNAとハイ
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA
としては、例えば、配列番号:6で表わされる塩基配列
と約70%以上、好ましくは約80%以上、より好まし
くは約90%以上、最も好ましくは約95%以上の相同
性を有する塩基配列を含有するDNAなどが用いられ
る。
【0021】ハイブリダイゼーションは、公知の方法あ
るいはそれに準じる方法、例えば、モレキュラー・クロ
ーニング(Molecular Cloning)2nd(J. Sambrook et
al.,Cold Spring Harbor Lab. Press, 1989)に記載の
方法などに従って行なうことができる。また、市販のラ
イブラリーを使用する場合、添付の使用説明書に記載の
方法に従って行なうことができる。より好ましくは、ハ
イストリンジェントな条件に従って行なうことができ
る。該ハイストリンジェントな条件とは、例えば、ナト
リウム濃度が約19〜40mM、好ましくは約19〜2
0mMで、温度が約50〜70℃、好ましくは約60〜
65℃の条件を示す。特に、ナトリウム濃度が約19m
Mで温度が約65℃の場合が最も好ましい。より具体的
には、配列番号:1で表わされるアミノ酸配列を含有す
るレセプタータンパク質TGR20−1をコードするD
NAとしては、配列番号:2で表わされる塩基配列を含
有するDNA、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列
を含有するレセプタータンパク質TGR20−1をコー
ドするDNAとしては、配列番号:6で表わされる塩基
配列を含有するDNAなどが用いられる。本発明のレセ
プタータンパク質をコードするDNAの塩基配列の一
部、または該DNAと相補的な塩基配列の一部を含有し
てなるポリヌクレオチドとは、下記の本発明の部分ペプ
チドをコードするDNAを包含するだけではなく、RN
Aをも包含する意味で用いられる。本発明に従えば、G
タンパク質共役型レセプタータンパク質遺伝子の複製ま
たは発現を阻害することのできるアンチセンス・ポリヌ
クレオチド(核酸)を、クローン化した、あるいは決定
されたGタンパク質共役型レセプタータンパク質をコー
ドするDNAの塩基配列情報に基づき設計し、合成しう
る。そうしたポリヌクレオチド(核酸)は、Gタンパク
質共役型レセプタータンパク質遺伝子のRNAとハイブ
リダイズすることができ、該RNAの合成または機能を
阻害することができるか、あるいはGタンパク質共役型
レセプタータンパク質関連RNAとの相互作用を介して
Gタンパク質共役型レセプタータンパク質遺伝子の発現
を調節・制御することができる。Gタンパク質共役型レ
セプタータンパク質関連RNAの選択された配列に相補
的なポリヌクレオチド、およびGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質関連RNAと特異的にハイブリダイズ
することができるポリヌクレオチドは、生体内および生
体外でGタンパク質共役型レセプタータンパク質遺伝子
の発現を調節・制御するのに有用であり、また病気など
の治療または診断に有用である。用語「対応する」と
は、遺伝子を含めたヌクレオチド、塩基配列または核酸
の特定の配列に相同性を有するあるいは相補的であるこ
とを意味する。ヌクレオチド、塩基配列または核酸とペ
プチド(タンパク質)との間で「対応する」とは、ヌク
レオチド(核酸)の配列またはその相補体から誘導され
る指令にあるペプチド(タンパク質)のアミノ酸を通常
指している。Gタンパク質共役型レセプタータンパク質
遺伝子の5’端ヘアピンループ、5’端6−ベースペア
・リピート、5’端非翻訳領域、ポリペプチド翻訳開始
コドン、タンパク質コード領域、ORF翻訳終止コド
ン、3’端非翻訳領域、3’端パリンドローム領域、お
よび3’端ヘアピンループは好ましい対象領域として選
択しうるが、Gタンパク質共役型レセプタータンパク質
遺伝子内の如何なる領域も対象として選択しうる。
【0022】目的核酸と、対象領域の少なくとも一部に
相補的なポリヌクレオチドとの関係あるいは、対象物と
ハイブリダイズすることができるポリヌクレオチドとの
関は、「アンチセンス」であるということができる。ア
ンチセンス・ポリヌクレオチドは、2−デオキシ−D−
リボースを含有しているポリヌクレオチド、D−リボー
スを含有しているポリヌクレオチド、プリンまたはピリ
ミジン塩基のN−グリコシドであるその他のタイプのポ
リヌクレオチド、あるいは非ヌクレオチド骨格を有する
その他のポリマー(例えば、市販のタンパク質核酸およ
び合成配列特異的な核酸ポリマー)または特殊な結合を
含有するその他のポリマー(但し、該ポリマーはDNA
やRNA中に見出されるような塩基のペアリングや塩基
の付着を許容する配置をもつヌクレオチドを含有する)
などが挙げられる。それらは、2本鎖DNA、1本鎖D
NA、2本鎖RNA、1本鎖RNA、さらにDNA:R
NAハイブリッドであることができ、さらに非修飾ポリ
ヌクレオチド(または非修飾オリゴヌクレオチド)、さ
らには公知の修飾の付加されたもの、例えば当該分野で
知られた標識のあるもの、キャップの付いたもの、メチ
ル化されたもの、1個以上の天然のヌクレオチドを類縁
物で置換したもの、分子内ヌクレオチド修飾のされたも
の、例えば非荷電結合(例えば、メチルホスホネート、
ホスホトリエステル、ホスホルアミデート、カルバメー
トなど)を持つもの、電荷を有する結合または硫黄含有
結合(例えば、ホスホロチオエート、ホスホロジチオエ
ートなど)を持つもの、例えばタンパク質(ヌクレアー
ゼ、ヌクレアーゼ・インヒビター、トキシン、抗体、シ
グナルペプチド、ポリ−L−リジンなど)や糖(例え
ば、モノサッカライドなど)などの側鎖基を有している
もの、インターカレント化合物(例えば、アクリジン、
ソラレンなど)を持つもの、キレート化合物(例えば、
金属、放射活性をもつ金属、ホウ素、酸化性の金属な
ど)を含有するもの、アルキル化剤を含有するもの、修
飾された結合を持つもの(例えば、αアノマー型の核酸
など)であってもよい。ここで「ヌクレオシド」、「ヌ
クレオチド」および「核酸」とは、プリンおよびピリミ
ジン塩基を含有するのみでなく、修飾されたその他の複
素環型塩基をもつようなものを含んでいて良い。こうし
た修飾物は、メチル化されたプリンおよびピリミジン、
アシル化されたプリンおよびピリミジン、あるいはその
他の複素環を含むものであってよい。修飾されたヌクレ
オチドおよび修飾されたヌクレオチドはまた糖部分が修
飾されていてよく、例えば、1個以上の水酸基がハロゲ
ンとか、脂肪族基などで置換されていたり、あるいはエ
ーテル、アミンなどの官能基に変換されていてよい。
【0023】本発明のアンチセンス・ポリヌクレオチド
(核酸)は、RNA、DNA、あるいは修飾された核酸
(RNA、DNA)である。修飾された核酸の具体例と
しては核酸の硫黄誘導体やチオホスフェート誘導体、そ
してポリヌクレオシドアミドやオリゴヌクレオシドアミ
ドの分解に抵抗性のものが挙げられるが、それに限定さ
れるものではない。本発明のアンチセンス核酸は次のよ
うな方針で好ましく設計されうる。すなわち、細胞内で
のアンチセンス核酸をより安定なものにする、アンチセ
ンス核酸の細胞透過性をより高める、目標とするセンス
鎖に対する親和性をより大きなものにする、そしてもし
毒性があるならアンチセンス核酸の毒性をより小さなも
のにする。こうして修飾は当該分野で数多く知られてお
り、例えば J. Kawakami et al.,Pharm Tech Japan, Vo
l. 8, pp.247, 1992; Vol. 8, pp.395, 1992; S. T. Cr
ooke et al. ed., Antisense Research and Applicatio
ns, CRC Press, 1993 などに開示がある。本発明のアン
チセンス核酸は、変化せしめられたり、修飾された糖、
塩基、結合を含有していて良く、リポゾーム、ミクロス
フェアのような特殊な形態で供与されたり、遺伝子治療
により適用されたり、付加された形態で与えられること
ができうる。こうして付加形態で用いられるものとして
は、リン酸基骨格の電荷を中和するように働くポリリジ
ンのようなポリカチオン体、細胞膜との相互作用を高め
たり、核酸の取込みを増大せしめるような脂質(例え
ば、ホスホリピド、コレステロールなど)といった疎水
性のものが挙げられる。付加するに好ましい脂質として
は、コレステロールやその誘導体(例えば、コレステリ
ルクロロホルメート、コール酸など)が挙げられる。こ
うしたものは、核酸の3’端あるいは5’端に付着させ
ることができ、塩基、糖、分子内ヌクレオシド結合を介
して付着させることができうる。その他の基としては、
核酸の3’端あるいは5’端に特異的に配置されたキャ
ップ用の基で、エキソヌクレアーゼ、RNaseなどの
ヌクレアーゼによる分解を阻止するためのものが挙げら
れる。こうしたキャップ用の基としては、ポリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコールなどのグリコー
ルをはじめとした当該分野で知られた水酸基の保護基が
挙げられるが、それに限定されるものではない。アンチ
センス核酸の阻害活性は、本発明の形質転換体、本発明
の生体内や生体外の遺伝子発現系、あるいはGタンパク
質共役型レセプタータンパク質の生体内や生体外の翻訳
系を用いて調べることができる。該核酸公知の各種の方
法で細胞に適用できる。
【0024】本発明の部分ペプチドをコードするDNA
としては、上記した本発明の部分ペプチドをコードする
塩基配列を含有するものであればいかなるものであって
もよい。また、ゲノムDNA、ゲノムDNAライブラリ
ー、上記した細胞・組織由来のcDNA、上記した細胞
・組織由来のcDNAライブラリー、合成DNAのいず
れでもよい。ライブラリーに使用するベクターは、バク
テリオファージ、プラスミド、コスミド、ファージミド
などいずれであってもよい。また、上記した細胞・組織
よりmRNA画分を調製したものを用いて直接Reverse
TranscriptasePolymerase Chain Reaction(以下、RT
-PCR法と略称する)によって増幅することもでき
る。具体的には、本発明の部分ペプチドをコードするD
NAとしては、例えば、(1)配列番号:2または6で
表わされる塩基配列を有するDNAの部分塩基配列を有
するDNA、または(2)配列番号:2または6で表わ
される塩基配列を有するDNAとハイストリンジェント
な条件下でハイブリダイズするDNAを有し、本発明の
レセプタータンパク質と実質的に同質の活性(例、リガ
ンド結合活性、シグナル情報伝達作用など)を有するレ
セプタータンパク質をコードするDNAの部分塩基配列
を有するDNAなどが用いられる。配列番号:2で表わ
される塩基配列を有するDNAとハイストリンジェント
な条件下でハイブリダイズするDNAとしては、例え
ば、配列番号:2で表わされる塩基配列と約70%以
上、好ましくは約80%以上、より好ましくは約90%
以上、最も好ましくは約95%以上の相同性を有する塩
基配列を含有するDNAなどが用いられる。配列番号:
6で表わされる塩基配列を有するDNAとハイストリン
ジェントな条件下でハイブリダイズするDNAとして
は、例えば、配列番号:6で表わされる塩基配列と約7
0%以上、好ましくは約80%以上、より好ましくは約
90%以上、最も好ましくは約95%以上の相同性を有
する塩基配列を含有するDNAなどが用いられる
【0025】本発明のレセプタータンパク質またはその
部分ペプチド(以下、本発明のレセプタータンパク質と
略記する場合がある)を完全にコードするDNAのクロ
ーニングの手段としては、本発明のレセプタータンパク
質をコードするDNAの塩基配列の部分塩基配列を有す
る合成DNAプライマーを用いてPCR法によって増幅
するか、または適当なベクターに組み込んだDNAを本
発明のレセプタータンパク質の一部あるいは全領域をコ
ードするDNA断片もしくは合成DNAを用いて標識し
たものとのハイブリダイゼーションによって選別するこ
とができる。ハイブリダイゼーションの方法は、例え
ば、モレキュラー・クローニング(Molecular Clonin
g)2nd(J. Sambrook et al., Cold Spring Harbor La
b. Press, 1989)に記載の方法などに従って行なうこと
ができる。また、市販のライブラリーを使用する場合、
添付の使用説明書に記載の方法に従って行なうことがで
きる。
【0026】DNAの塩基配列の変換は、PCRや公知
のキット、例えば、MutanTM-superExpress Km(宝酒造
(株))、MutanTM-K(宝酒造(株))等を用いて、ODA
-LAPCR法やGapped duplex法やKunkel法等の公知の方法
あるいはそれらに準じる方法に従って行なうことができ
る。クローン化されたレセプタータンパク質をコードす
るDNAは目的によりそのまま、または所望により制限
酵素で消化したり、リンカーを付加したりして使用する
ことができる。該DNAはその5’末端側に翻訳開始コ
ドンとしてのATGを有し、また3’末端側には翻訳終
止コドンとしてのTAA、TGAまたはTAGを有して
いてもよい。これらの翻訳開始コドンや翻訳終止コドン
は、適当な合成DNAアダプターを用いて付加すること
もできる。本発明のレセプタータンパク質の発現ベクタ
ーは、例えば、(イ)本発明のレセプタータンパク質を
コードするDNAから目的とするDNA断片を切り出
し、(ロ)該DNA断片を適当な発現ベクター中のプロ
モーターの下流に連結することにより製造することがで
きる。
【0027】ベクターとしては、大腸菌由来のプラスミ
ド(例、pCR4、pCR2.1、pBR322、pB
R325、pUC12、pUC13)、枯草菌由来のプ
ラスミド(例、pUB110、pTP5、pC19
4)、酵母由来プラスミド(例、pSH19、pSH1
5)、λファージなどのバクテリオファージ、レトロウ
イルス、ワクシニアウイルス、バキュロウイルスなどの
動物ウイルスなどの他、pA1−11、pXT1、pR
c/CMV、pRc/RSV、pcDNAI/Neoな
どが用いられる。本発明で用いられるプロモーターとし
ては、遺伝子の発現に用いる宿主に対応して適切なプロ
モーターであればいかなるものでもよい。例えば、動物
細胞を宿主として用いる場合は、SRαプロモーター、
SV40プロモーター、LTRプロモーター、CMVプ
ロモーター、HSV-TKプロモーターなどが挙げられ
る。これらのうち、CMVプロモーター、SRαプロモ
ーターなどを用いるのが好ましい。宿主がエシェリヒア
属菌である場合は、trpプロモーター、lacプロモ
ーター、recAプロモーター、λPLプロモーター、
lppプロモーターなどが、宿主がバチルス属菌である
場合は、SPO1プロモーター、SPO2プロモータ
ー、penPプロモーターなど、宿主が酵母である場合
は、PHO5プロモーター、PGKプロモーター、GA
Pプロモーター、ADHプロモーターなどが好ましい。
宿主が昆虫細胞である場合は、ポリヘドリンプロモータ
ー、P10プロモーターなどが好ましい。
【0028】発現ベクターには、以上の他に、所望によ
りエンハンサー、スプライシングシグナル、ポリA付加
シグナル、選択マーカー、SV40複製オリジン(以
下、SV40oriと略称する場合がある)などを含有
しているものを用いることができる。選択マーカーとし
ては、例えば、ジヒドロ葉酸還元酵素(以下、dhfr
と略称する場合がある)遺伝子〔メソトレキセート(M
TX)耐性〕、アンピシリン耐性遺伝子(以下、Amp
rと略称する場合がある)、ネオマイシン耐性遺伝子
(以下、Neorと略称する場合がある、G418耐
性)等が挙げられる。特に、CHO(dhfr-)細胞
を用いてdhfr遺伝子を選択マーカーとして使用する
場合、目的遺伝子をチミジンを含まない培地によっても
選択できる。また、必要に応じて、宿主に合ったシグナ
ル配列を、本発明のレセプタータンパク質のN端末側に
付加する。宿主がエシェリヒア属菌である場合は、Pho
A・シグナル配列、OmpA・シグナル配列などが、宿主
がバチルス属菌である場合は、α−アミラーゼ・シグナ
ル配列、サブチリシン・シグナル配列などが、宿主が酵
母である場合は、MFα・シグナル配列、SUC2・シ
グナル配列など、宿主が動物細胞である場合には、イン
シュリン・シグナル配列、α−インターフェロン・シグ
ナル配列、抗体分子・シグナル配列などがそれぞれ利用
できる。このようにして構築された本発明のレセプター
タンパク質をコードするDNAを含有するベクターを用
いて、形質転換体を製造することができる。
【0029】宿主としては、例えば、エシェリヒア属
菌、バチルス属菌、酵母、昆虫細胞、昆虫、動物細胞な
どが用いられる。エシェリヒア属菌の具体例としては、
エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)K12・DH
1〔プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデ
ミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー
(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),60巻,160
(1968)〕,JM103〔ヌクイレック・アシッズ・
リサーチ,(Nucleic Acids Research),9巻,309
(1981)〕,JA221〔ジャーナル・オブ・モレキ
ュラー・バイオロジー(Journal of Molecular Biolog
y)〕,120巻,517(1978)〕,HB101
〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー,4
1巻,459(1969)〕,C600〔ジェネティック
ス(Genetics),39巻,440(1954)〕,DH5
α〔Inoue,H.,Nojima,H.and Okayama,H.,Gene,96,23-2
8(1990)〕,DH10B〔プロシージングズ・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オ
ブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. US
A),87巻,4645−4649(1990)〕などが
用いられる。バチルス属菌としては、例えば、バチルス
・ズブチルス(Bacillus subtilis)MI114〔ジー
ン,24巻,255(1983)〕,207−21〔ジャ
ーナル・オブ・バイオケミストリー(Journal of Bioch
emistry),95巻,87(1984)〕などが用いられ
る。酵母としては、例えば、サッカロマイセス セレビ
シエ(Saccharomyces cerevisiae)AH22,AH22
-,NA87−11A,DKD−5D、20B−1
2、シゾサッカロマイセス ポンベ(Schizosaccharomy
ces pombe)NCYC1913,NCYC2036、ピ
キア パストリス(Pichia pastoris)などが用いられ
る。
【0030】昆虫細胞としては、例えば、ウイルスがA
cNPVの場合は、ヨトウガの幼虫由来株化細胞(Spod
optera frugiperda cell;Sf細胞)、Trichoplusia n
iの中腸由来のMG1細胞、Trichoplusia niの卵由来の
High FiveTM 細胞、Mamestra brassicae由来の細胞また
はEstigmena acrea由来の細胞などが用いられる。ウイ
ルスがBmNPVの場合は、蚕由来株化細胞(Bombyx m
ori N;BmN細胞)などが用いられる。該Sf細胞と
しては、例えば、Sf9細胞(ATCC CRL1711)、Sf2
1細胞(以上、Vaughn, J.L.ら、イン・ヴィボ(In Viv
o),13, 213-217,(1977))などが用いられる。昆虫とし
ては、例えば、カイコの幼虫などが用いられる〔前田
ら、ネイチャー(Nature),315巻,592(198
5)〕。動物細胞としては、例えば、サル細胞COS−
7,Vero,チャイニーズハムスター細胞CHO(以下、
CHO細胞と略記)、dhfr遺伝子欠損チャイニーズ
ハムスター細胞CHO(以下、CHO(dhfr-)細
胞と略記)、マウスL細胞,マウスAtT−20、マウ
スミエローマ細胞、ラットGH3、ヒトFL細胞などが
用いられる。
【0031】エシェリヒア属菌を形質転換するには、例
えば、プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンジイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),69巻,21
10(1972)やジーン(Gene),17巻,107(1
982)などに記載の方法に従って行なうことができ
る。バチルス属菌を形質転換するには、例えば、モレキ
ュラー・アンド・ジェネラル・ジェネティックス(Mole
cular & General Genetics),168巻,111(19
79)などに記載の方法に従って行なうことができる。
酵母を形質転換するには、例えば、メッソズ・イン・エ
ンザイモロジー(Methods in Enzymology),194
巻,182−187(1991)、プロシージングズ・
オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシ
イズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sc
i. USA),75巻,1929(1978)などに記載
の方法に従って行なうことができる。昆虫細胞または昆
虫を形質転換するには、例えば、バイオ/テクノロジー
(Bio/Technology),6, 47-55(1988))などに記載の方
法に従って行なうことができる。動物細胞を形質転換す
るには、例えば、細胞工学別冊8新細胞工学実験プロト
コール.263−267(1995)(秀潤社発行)、
ヴィロロジー(Virology),52巻,456(1973)
に記載の方法に従って行なうことができる。このように
して、Gタンパク質共役型レセプタータンパク質をコー
ドするDNAを含有する発現ベクターで形質転換された
形質転換体が得られる。宿主がエシェリヒア属菌、バチ
ルス属菌である形質転換体を培養する際、培養に使用さ
れる培地としては液体培地が適当であり、その中には該
形質転換体の生育に必要な炭素源、窒素源、無機物その
他が含有せしめられる。炭素源としては、例えば、グル
コース、デキストリン、可溶性澱粉、ショ糖など、窒素
源としては、例えば、アンモニウム塩類、硝酸塩類、コ
ーンスチープ・リカー、ペプトン、カゼイン、肉エキ
ス、大豆粕、バレイショ抽出液などの無機または有機物
質、無機物としては、例えば、塩化カルシウム、リン酸
二水素ナトリウム、塩化マグネシウムなどが挙げられ
る。また、酵母エキス、ビタミン類、生長促進因子など
を添加してもよい。培地のpHは約5〜8が望ましい。
【0032】エシェリヒア属菌を培養する際の培地とし
ては、例えば、グルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔ミラー(Miller),ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journa
l of Experiments in Molecular Genetics),431−
433,Cold Spring Harbor Laboratory, New York1
972〕が好ましい。ここに必要によりプロモーターを
効率よく働かせるために、例えば、3β−インドリル
アクリル酸のような薬剤を加えることができる。宿主が
エシェリヒア属菌の場合、培養は通常約15〜43℃で
約3〜24時間行ない、必要により、通気や撹拌を加え
ることもできる。宿主がバチルス属菌の場合、培養は通
常約30〜40℃で約6〜24時間行ない、必要により
通気や撹拌を加えることもできる。宿主が酵母である形
質転換体を培養する際、培地としては、例えば、バーク
ホールダー(Burkholder)最小培地〔Bostian, K. L.
ら、「プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),77巻,45
05(1980)〕や0.5%カザミノ酸を含有するSD
培地〔Bitter, G. A. ら、「プロシージングズ・オブ・
ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・
オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. U
SA),81巻,5330(1984)〕が挙げられ
る。培地のpHは約5〜8に調整するのが好ましい。培
養は通常約20℃〜35℃で約24〜72時間行ない、
必要に応じて通気や撹拌を加える。
【0033】宿主が昆虫細胞または昆虫である形質転換
体を培養する際、培地としては、Grace's Insect Mediu
m(Grace, T.C.C.,ネイチャー(Nature),195,788(196
2))に非動化した10%ウシ血清等の添加物を適宜加え
たものなどが用いられる。培地のpHは約6.2〜6.
4に調整するのが好ましい。培養は通常約27℃で約3
〜5日間行ない、必要に応じて通気や撹拌を加える。宿
主が動物細胞である形質転換体を培養する際、培地とし
ては、例えば、約5〜20%の胎児牛血清を含むMEM
培地〔サイエンス(Science),122巻,501(19
52)〕,DMEM培地〔ヴィロロジー(Virology),
8巻,396(1959)〕,RPMI 1640培地
〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカル・ア
ソシエーション(The Journal of the American Medica
l Association)199巻,519(1967)〕,19
9培地〔プロシージング・オブ・ザ・ソサイエティ・フ
ォー・ザ・バイオロジカル・メディスン(Proceeding o
fthe Society for the Biological Medicine),73
巻,1(1950)〕などが用いられる。pHは約6〜8
であるのが好ましい。培養は通常約30℃〜40℃で約
15〜60時間行ない、必要に応じて通気や撹拌を加え
る。以上のようにして、形質転換体の細胞内、細胞膜ま
たは細胞外に本発明のGタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質を生成せしめることができる。
【0034】上記培養物から本発明のレセプタータンパ
ク質を分離精製するには、例えば、下記の方法により行
なうことができる。本発明のレセプタータンパク質を培
養菌体あるいは細胞から抽出するに際しては、培養後、
公知の方法で菌体あるいは細胞を集め、これを適当な緩
衝液に懸濁し、超音波、リゾチームおよび/または凍結
融解などによって菌体あるいは細胞を破壊したのち、遠
心分離やろ過によりレセプタータンパク質の粗抽出液を
得る方法などが適宜用いられる。緩衝液の中に尿素や塩
酸グアニジンなどのタンパク質変性剤や、トリトンX−
100TMなどの界面活性剤が含まれていてもよい。培養
液中にレセプタータンパク質が分泌される場合には、培
養終了後、公知の方法で菌体あるいは細胞と上清とを分
離し、上清を集める。このようにして得られた培養上
清、あるいは抽出液中に含まれるレセプタータンパク質
の精製は、公知の分離・精製法を適切に組み合わせて行
なうことができる。これらの公知の分離、精製法として
は、塩析や溶媒沈澱法などの溶解度を利用する方法、透
析法、限外ろ過法、ゲルろ過法、およびSDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法などの主として分子量の差
を利用する方法、イオン交換クロマトグラフィーなどの
荷電の差を利用する方法、アフィニティークロマトグラ
フィーなどの特異的新和性を利用する方法、逆相高速液
体クロマトグラフィーなどの疎水性の差を利用する方
法、等電点電気泳動法などの等電点の差を利用する方法
などが用いられる。
【0035】このようにして得られるレセプタータンパ
ク質が遊離体で得られた場合には、公知の方法あるいは
それに準じる方法によって塩に変換することができ、逆
に塩で得られた場合には公知の方法あるいはそれに準じ
る方法により、遊離体または他の塩に変換することがで
きる。なお、組換え体が産生するレセプタータンパク質
を、精製前または精製後に適当な蛋白修飾酵素を作用さ
せることにより、任意に修飾を加えたり、ポリペプチド
を部分的に除去することもできる。蛋白修飾酵素として
は、例えば、トリプシン、キモトリプシン、アルギニル
エンドペプチダーゼ、プロテインキナーゼ、グリコシダ
ーゼなどが用いられる。このようにして生成する本発明
のレセプタータンパク質またはその塩の活性は、標識し
たリガンドとの結合実験および特異抗体を用いたエンザ
イムイムノアッセイなどにより測定することができる。
【0036】本発明のレセプタータンパク質もしくはそ
の部分ペプチドまたはその塩に対する抗体は、本発明の
レセプタータンパク質もしくはその部分ペプチドまたは
その塩を認識し得る抗体であれば、ポリクローナル抗
体、モノクローナル抗体の何れであってもよい。本発明
のレセプタータンパク質もしくはその部分ペプチドまた
はその塩(以下、本発明のレセプタータンパク質等と略
記する場合がある)に対する抗体は、本発明のレセプタ
ータンパク質等を抗原として用い、公知の抗体または抗
血清の製造法に従って製造することができる。
【0037】〔モノクローナル抗体の作製〕 (a)モノクロナール抗体産生細胞の作製 本発明のレセプタータンパク質等は、哺乳動物に対して
投与により抗体産生が可能な部位にそれ自体あるいは担
体、希釈剤とともに投与される。投与に際して抗体産生
能を高めるため、完全フロイントアジュバントや不完全
フロイントアジュバントを投与してもよい。投与は通常
2〜6週毎に1回ずつ、計2〜10回程度行なわれる。
用いられる哺乳動物としては、例えば、サル、ウサギ、
イヌ、モルモット、マウス、ラット、ヒツジ、ヤギが挙
げられるが、マウスおよびラットが好ましく用いられ
る。モノクローナル抗体産生細胞の作製に際しては、抗
原を免疫された温血動物、例えば、マウスから抗体価の
認められた個体を選択し最終免疫の2〜5日後に脾臓ま
たはリンパ節を採取し、それらに含まれる抗体産生細胞
を骨髄腫細胞と融合させることにより、モノクローナル
抗体産生ハイブリドーマを調製することができる。抗血
清中の抗体価の測定は、例えば、後記の標識化レセプタ
ータンパク質等と抗血清とを反応させたのち、抗体に結
合した標識剤の活性を測定することにより行なうことが
できる。融合操作は既知の方法、例えば、ケーラーとミ
ルスタインの方法〔ネイチャー(Nature)、256巻、
495頁(1975年)〕に従い実施することができ
る。融合促進剤としては、例えば、ポリエチレングリコ
ール(PEG)やセンダイウィルスなどが挙げられる
が、好ましくはPEGが用いられる。骨髄腫細胞として
は、例えば、NS−1、P3U1、SP2/0などが挙
げられるが、P3U1が好ましく用いられる。用いられ
る抗体産生細胞(脾臓細胞)数と骨髄腫細胞数との好ま
しい比率は1:1〜20:1程度であり、PEG(好ま
しくは、PEG1000〜PEG6000)が10〜8
0%程度の濃度で添加され、約20〜40℃、好ましく
は約30〜37℃で約1〜10分間インキュベートする
ことにより効率よく細胞融合を実施できる。
【0038】モノクローナル抗体産生ハイブリドーマの
スクリーニングには種々の方法が使用できるが、例え
ば、レセプタータンパク質等の抗原を直接あるいは担体
とともに吸着させた固相(例、マイクロプレート)にハ
イブリドーマ培養上清を添加し、次に放射性物質や酵素
などで標識した抗免疫グロブリン抗体(細胞融合に用い
られる細胞がマウスの場合、抗マウス免疫グロブリン抗
体が用いられる)またはプロテインAを加え、固相に結
合したモノクローナル抗体を検出する方法、抗免疫グロ
ブリン抗体またはプロテインAを吸着させた固相にハイ
ブリドーマ培養上清を添加し、放射性物質や酵素などで
標識したレセプタータンパク質等を加え、固相に結合し
たモノクローナル抗体を検出する方法などが挙げられ
る。モノクローナル抗体の選別は、公知あるいはそれに
準じる方法に従って行なうことができるが、通常はHA
T(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジン)を添
加した動物細胞用培地などで行なうことができる。選別
および育種用培地としては、ハイブリドーマが生育でき
るものならばどのような培地を用いても良い。例えば、
1〜20%、好ましくは10〜20%の牛胎児血清を含
むRPMI1640培地、1〜10%の牛胎児血清を含
むGIT培地(和光純薬工業(株))またはハイブリド
ーマ培養用無血清培地(SFM−101、日水製薬
(株))などを用いることができる。培養温度は、通常
20〜40℃、好ましくは約37℃である。培養時間
は、通常5日〜3週間、好ましくは1週間〜2週間であ
る。培養は、通常5%炭酸ガス下で行なうことができ
る。ハイブリドーマ培養上清の抗体価は、上記の抗血清
中の抗体価の測定と同様にして測定できる。
【0039】(b)モノクロナール抗体の精製 モノクローナル抗体の分離精製は、通常のポリクローナ
ル抗体の分離精製と同様に免疫グロブリンの分離精製法
〔例、塩析法、アルコール沈殿法、等電点沈殿法、電気
泳動法、イオン交換体(例、DEAE)による吸脱着
法、超遠心法、ゲルろ過法、抗原結合固相またはプロテ
インAあるいはプロテインGなどの活性吸着剤により抗
体のみを採取し、結合を解離させて抗体を得る特異的精
製法〕に従って行なうことができる。
【0040】〔ポリクローナル抗体の作製〕本発明のポ
リクローナル抗体は、公知あるいはそれに準じる方法に
したがって製造することができる。例えば、免疫抗原
(本発明のレセプタータンパク質等の抗原)とキャリア
ータンパク質との複合体をつくり、上記のモノクローナ
ル抗体の製造法と同様に哺乳動物に免疫を行ない、該免
疫動物から本発明のレセプタータンパク質等に対する抗
体含有物を採取して、抗体の分離精製を行なうことによ
り製造できる。哺乳動物を免疫するために用いられる免
疫抗原とキャリアータンパク質との複合体に関し、キャ
リアータンパク質の種類およびキャリアーとハプテンと
の混合比は、キャリアーに架橋させて免疫したハプテン
に対して抗体が効率良くできれば、どの様なものをどの
様な比率で架橋させてもよいが、例えば、ウシ血清アル
ブミン、ウシサイログロブリン、キーホール・リンペッ
ト・ヘモシアニン等を重量比でハプテン1に対し、約
0.1〜20、好ましくは約1〜5の割合でカプルさせ
る方法が用いられる。また、ハプテンとキャリアーのカ
プリングには、種々の縮合剤を用いることができるが、
グルタルアルデヒドやカルボジイミド、マレイミド活性
エステル、チオール基、ジチオビリジル基を含有する活
性エステル試薬等が用いられる。縮合生成物は、温血動
物に対して、抗体産生が可能な部位にそれ自体あるいは
担体、希釈剤とともに投与される。投与に際して抗体産
生能を高めるため、完全フロイントアジュバントや不完
全フロイントアジュバントを投与してもよい。投与は、
通常約2〜6週毎に1回ずつ、計約3〜10回程度行な
うことができる。ポリクローナル抗体は、上記の方法で
免疫された哺乳動物の血液、腹水など、好ましくは血液
から採取することができる。抗血清中のポリクローナル
抗体価の測定は、上記の血清中の抗体価の測定と同様に
して測定できる。ポリクローナル抗体の分離精製は、上
記のモノクローナル抗体の分離精製と同様の免疫グロブ
リンの分離精製法に従って行なうことができる。
【0041】本発明のレセプタータンパク質またはその
塩、その部分ペプチドまたはその塩、および該レセプタ
ータンパク質またはその部分ペプチドをコードするDN
Aは、(1)本発明のGタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質に対するリガンド(アゴニスト)の決定、
(2)本発明のGタンパク質共役型レセプタータンパク
質の機能不全に関連する疾患の予防および/または治療
剤、(3)遺伝子診断剤、(4)本発明のレセプタータ
ンパク質またはその部分ペプチドの発現量を変化させる
化合物のスクリーニング方法、(5)本発明のレセプタ
ータンパク質またはその部分ペプチドの発現量を変化さ
せる化合物を含有する各種疾病の予防および/または治
療剤、(6)本発明のGタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質に対するリガンドの定量法、(7)本発明のG
タンパク質共役型レセプタータンパク質とリガンドとの
結合性を変化させる化合物(アゴニスト、アンタゴニス
トなど)のスクリーニング方法、(8)本発明のGタン
パク質共役型レセプタータンパク質とリガンドとの結合
性を変化させる化合物(アゴニスト、アンタゴニスト)
を含有する各種疾病の予防および/または治療剤、
(9)本発明のレセプタータンパク質もしくはその部分
ペプチドまたはその塩の定量、(10)細胞膜における
本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペプチド
の量を変化させる化合物のスクリーニング方法、(1
1)細胞膜における本発明のレセプタータンパク質また
はその部分ペプチドの量を変化させる化合物を含有する
各種疾病の予防および/または治療剤、(12)本発明
のレセプタータンパク質もしくはその部分ペプチドまた
はその塩に対する抗体による中和、(13)本発明のG
タンパク質共役型レセプタータンパク質をコードするD
NAを有する非ヒト動物の作出などに用いることができ
る。特に、本発明の組換え型Gタンパク質共役型レセプ
タータンパク質の発現系を用いたレセプター結合アッセ
イ系を用いることによって、哺乳動物に特異的なGタン
パク質共役型レセプターに対するリガンドの結合性を変
化させる化合物(例、アゴニスト、アンタゴニストな
ど)をスクリーニングすることができ、該アゴニストま
たはアンタゴニストを各種疾病の予防及び/または治療
剤などとして使用することができる。本発明のレセプタ
ータンパク質もしくは部分ペプチドまたはその塩(以
下、本発明のレセプタータンパク質等と略記する場合が
ある)、本発明のレセプタータンパク質またはその部分
ペプチドをコードするDNA(以下、本発明のDNAと
略記する場合がある)および本発明のレセプタータンパ
ク質等に対する抗体(以下、本発明の抗体と略記する場
合がある)の用途について、以下に具体的に説明する。
【0042】(1)本発明のGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質に対するリガンド(アゴニスト)の決定 本発明のレセプタータンパク質もしくはその塩または本
発明の部分ペプチドもしくはその塩は、本発明のレセプ
タータンパク質またはその塩に対するリガンド(アゴニ
スト)を探索し、または決定するための試薬として有用
である。すなわち、本発明は、本発明のレセプタータン
パク質もしくはその塩または本発明の部分ペプチドもし
くはその塩と、試験化合物とを接触させることを特徴と
する本発明のレセプタータンパク質に対するリガンドの
決定方法を提供する。試験化合物としては、公知のリガ
ンド(例えば、アンギオテンシン、ボンベシン、カナビ
ノイド、コレシストキニン、グルタミン、セロトニン、
メラトニン、ニューロペプチドY、オピオイド、プリ
ン、バソプレッシン、オキシトシン、PACAP(例、
PACAP27,PACAP38)、セクレチン、グル
カゴン、カルシトニン、アドレノメジュリン、ソマトス
タチン、GHRH、CRF、ACTH、GRP、PT
H、VIP(バソアクティブ インテスティナル アン
ドリレイテッド ポリペプチド)、ソマトスタチン、ド
ーパミン、モチリン、アミリン、ブラジキニン、CGR
P(カルシトニンジーンリレーティッドペプチド)、ロ
イコトリエン、パンクレアスタチン、プロスタグランジ
ン、トロンボキサン、アデノシン、アドレナリン、ケモ
カインスーパーファミリー(例、IL−8,GROα,
GROβ,GROγ,NAP−2,ENA−78,GC
P−2,PF4,IP−10,Mig,PBSF/SD
F−1などのCXCケモカインサブファミリー;MCA
F/MCP−1,MCP−2,MCP−3,MCP−
4,eotaxin,RANTES,MIP−1α、M
IP−1β,HCC−1,MIP−3α/LARC、M
IP−3β/ELC,I−309,TARC,MIPF
−1,MIPF−2/eotaxin−2,MDC,D
C−CK1/PARC,SLCなどのCCケモカインサ
ブファミリー;lymphotactinなどのCケモ
カインサブファミリー;fractalkineなどの
CX3Cケモカインサブファミリー等)、エンドセリ
ン、エンテロガストリン、ヒスタミン、ニューロテンシ
ン、TRH、パンクレアティックポリペプタイド、ガラ
ニン、リゾホスファチジン酸(LPA)、スフィンゴシ
ン1−リン酸など)の他に、例えば、哺乳動物(例え
ば、ヒト、マウス、ラット、ブタ、ウシ、ヒツジ、サル
など)の組織抽出物、細胞培養上清などが用いられる。
例えば、該組織抽出物、細胞培養上清などを本発明のレ
セプタータンパク質に添加し、細胞刺激活性などを測定
しながら分画し、最終的に単一のリガンドを得ることが
できる。
【0043】具体的には、本発明のリガンド決定方法
は、本発明のレセプタータンパク質もしくはその部分ペ
プチドもしくはその塩を用いるか、または組換え型レセ
プタータンパク質の発現系を構築し、該発現系を用いた
レセプター結合アッセイ系を用いることによって、本発
明のレセプタータンパク質に結合して細胞刺激活性(例
えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内
Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生
成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内
タンパク質のリン酸化、c−fos活性化、pHの低下
などを促進する活性または抑制する活性)を有する化合
物(例えば、ペプチド、タンパク質、非ペプチド性化合
物、合成化合物、発酵生産物など)またはその塩を決定
する方法である。本発明のリガンド決定方法において
は、本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペプ
チドと試験化合物とを接触させた場合の、例えば、該レ
セプタータンパク質または該部分ペプチドに対する試験
化合物の結合量や、細胞刺激活性などを測定することを
特徴とする。
【0044】より具体的には、本発明は、 標識した試験化合物を、本発明のレセプタータンパク
質もしくはその塩または本発明の部分ペプチドもしくは
その塩に接触させた場合における、標識した試験化合物
の該タンパク質もしくはその塩、または該部分ペプチド
もしくはその塩に対する結合量を測定することを特徴と
する本発明のレセプタータンパク質またはその塩に対す
るリガンドの決定方法、 標識した試験化合物を、本発明のレセプタータンパク
質を含有する細胞または該細胞の膜画分に接触させた場
合における、標識した試験化合物の該細胞または該膜画
分に対する結合量を測定することを特徴とする本発明の
レセプタータンパク質またはその塩に対するリガンドの
決定方法、 標識した試験化合物を、本発明のレセプタータンパク
質をコードするDNAを含有する形質転換体を培養する
ことによって細胞膜上に発現したレセプタータンパク質
に接触させた場合における、標識した試験化合物の該レ
セプタータンパク質またはその塩に対する結合量を測定
しすることを特徴とする本発明のレセプタータンパク質
に対するリガンドの決定方法、
【0045】試験化合物を、本発明のレセプタータン
パク質を含有する細胞に接触させた場合における、レセ
プタータンパク質を介した細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内タンパク質
のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下などを促
進する活性または抑制する活性など)を測定することを
特徴とする本発明のレセプタータンパク質またはその塩
に対するリガンドの決定方法、および 試験化合物を、本発明のレセプタータンパク質をコー
ドするDNAを含有する形質転換体を培養することによ
って細胞膜上に発現したレセプタータンパク質に接触さ
せた場合における、レセプタータンパク質を介する細胞
刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン
遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内
cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変
動、細胞内タンパク質のリン酸化、c−fosの活性
化、pHの低下などを促進する活性または抑制する活性
など)を測定することを特徴とする本発明のレセプター
タンパク質またはその塩に対するリガンドの決定方法を
提供する。特に、上記〜の試験を行ない、試験化合
物が本発明のレセプタータンパク質に結合することを確
認した後に、上記〜の試験を行なうことが好まし
い。
【0046】まず、リガンド決定方法に用いるレセプタ
ータンパク質としては、上記した本発明のレセプタータ
ンパク質または本発明の部分ペプチドを含有するもので
あれば何れのものであってもよいが、動物細胞を用いて
大量発現させたレセプタータンパク質が適している。本
発明のレセプタータンパク質を製造するには、上記の発
現方法が用いられるが、該レセプタータンパク質をコー
ドするDNAを哺乳動物細胞や昆虫細胞で発現すること
により行なうことが好ましい。目的とするタンパク質部
分をコードするDNA断片には、通常、相補DNAが用
いられるが、必ずしもこれに制約されるものではない。
例えば、遺伝子断片や合成DNAを用いてもよい。本発
明のレセプタータンパク質をコードするDNA断片を宿
主動物細胞に導入し、それらを効率よく発現させるため
には、該DNA断片を昆虫を宿主とするバキュロウイル
スに属する核多角体病ウイルス(nuclear polyhedrosis
virus;NPV)のポリヘドリンプロモーター、SV4
0由来のプロモーター、レトロウイルスのプロモータ
ー、メタロチオネインプロモーター、ヒトヒートショッ
クプロモーター、サイトメガロウイルスプロモーター、
SRαプロモーターなどの下流に組み込むのが好まし
い。発現したレセプターの量と質の検査は公知の方法で
行うことができる。例えば、文献〔Nambi,P.ら、ザ・
ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.
Biol. Chem.),267巻,19555〜19559頁,1992年〕に記載
の方法に従って行うことができる。
【0047】したがって、本発明のリガンド決定方法に
おいて、本発明のレセプタータンパク質もしくはその部
分ペプチドまたはその塩を含有するものとしては、公知
の方法に従って精製したレセプタータンパク質もしくは
その部分ペプチドまたはその塩であってもよいし、該レ
セプタータンパク質を含有する細胞またはその細胞膜画
分を用いてもよい。本発明のリガンド決定方法におい
て、本発明のレセプタータンパク質を含有する細胞を用
いる場合、該細胞をグルタルアルデヒド、ホルマリンな
どで固定化してもよい。固定化方法は公知の方法に従っ
て行なうことができる。本発明のレセプタータンパク質
を含有する細胞としては、本発明のレセプタータンパク
質を発現した宿主細胞をいうが、該宿主細胞としては、
大腸菌、枯草菌、酵母、昆虫細胞、動物細胞などが用い
られる。細胞膜画分としては、細胞を破砕した後、公知
の方法で得られる細胞膜が多く含まれる画分のことをい
う。細胞の破砕方法としては、Potter−Elvehjem型ホモ
ジナイザーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダ
ーやポリトロン(Kinematica社製)による破砕、超音波
による破砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を
細いノズルから噴出させることによる破砕などが挙げら
れる。細胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠
心分離法などの遠心力による分画法が主として用いられ
る。例えば、細胞破砕液を低速(500rpm〜300
0rpm)で短時間(通常、約1分〜10分)遠心し、
上清をさらに高速(15000rpm〜30000rp
m)で通常30分〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画
分とする。該膜画分中には、発現したレセプタータンパ
ク質と細胞由来のリン脂質や膜タンパク質などの膜成分
が多く含まれる。
【0048】該レセプタータンパク質を含有する細胞や
その膜画分中のレセプタータンパク質の量は、1細胞当
たり103〜108分子であるのが好ましく、105〜1
7分子であるのが好適である。なお、発現量が多いほ
ど膜画分当たりのリガンド結合活性(比活性)が高くな
り、高感度なスクリーニング系の構築が可能になるばか
りでなく、同一ロットで大量の試料を測定できるように
なる。本発明のレセプタータンパク質またはその塩に対
するリガンドを決定する上記の〜の方法を実施する
ためには、適当なレセプタータンパク質画分と、標識し
た試験化合物が必要である。レセプタータンパク質画分
としては、天然型のレセプタータンパク質画分か、また
はそれと同等の活性を有する組換え型レセプター画分な
どが望ましい。ここで、同等の活性とは、同等のリガン
ド結合活性、シグナル情報伝達作用などを示す。標識し
た試験化合物としては、〔3H〕、〔125I〕、
14C〕、〔35S〕などで標識したアンギオテンシン、
ボンベシン、カナビノイド、コレシストキニン、グルタ
ミン、セロトニン、メラトニン、ニューロペプチドY、
オピオイド、プリン、バソプレッシン、オキシトシン、
PACAP(例、PACAP27,PACAP38)、
セクレチン、グルカゴン、カルシトニン、アドレノメジ
ュリン、ソマトスタチン、GHRH、CRF、ACT
H、GRP、PTH、VIP(バソアクティブ インテ
スティナル アンド リイテッド ポリペプチド)、ソ
マトスタチン、ドーパミン、モチリン、アミリン、ブラ
ジキニン、CGRP(カルシトニンジーンリレーティッ
ドペプチド)、ロイコトリエン、パンクレアスタチン、
プロスタグランジン、トロンボキサン、アデノシン、ア
ドレナリン、ケモカインスーパーファミリー(例、IL
−8,GROα,GROβ,GROγ,NAP−2,E
NA−78,GCP−2,PF4,IP−10,Mi
g,PBSF/SDF−1などのCXCケモカインサブ
ファミリー;MCAF/MCP−1,MCP−2,MC
P−3,MCP−4,eotaxin,RANTES,
MIP−1α、MIP−1β,HCC−1,MIP−3
α/LARC、MIP−3β/ELC,I−309,T
ARC,MIPF−1,MIPF−2/eotaxin
−2,MDC,DC−CK1/PARC,SLCなどの
CCケモカインサブファミリー;lymphotact
inなどのCケモカインサブファミリー;fracta
lkineなどのCX3Cケモカインサブファミリー
等)、エンドセリン、エンテロガストリン、ヒスタミ
ン、ニューロテンシン、TRH、パンクレアティックポ
リペプタイド、ガラニン、リゾホスファチジン酸(LP
A)、スフィンゴシン1−リン酸などが好適である。
【0049】具体的には、本発明のレセプタータンパク
質またはその塩に対するリガンドの決定方法を行なうに
は、まず本発明のレセプタータンパク質を含有する細胞
または細胞の膜画分を、決定方法に適したバッファーに
懸濁することによりレセプター標品を調製する。バッフ
ァーには、pH4〜10(望ましくはpH6〜8)のリ
ン酸バッファー、トリス−塩酸バッファーなどのリガン
ドとレセプタータンパク質との結合を阻害しないバッフ
ァーであればいずれでもよい。また、非特異的結合を低
減させる目的で、CHAPS、Tween−80TM(花
王−アトラス社)、ジギトニン、デオキシコレートなど
の界面活性剤やウシ血清アルブミンやゼラチンなどの各
種タンパク質をバッファーに加えることもできる。さら
に、プロテアーゼによるリセプターやリガンドの分解を
抑える目的でPMSF、ロイペプチン、E−64(ペプ
チド研究所製)、ペプスタチンなどのプロテアーゼ阻害
剤を添加することもできる。0.01ml〜10mlの該
レセプター溶液に、一定量(5000cpm〜5000
00cpm)の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、
35S〕などで標識した試験化合物を共存させる。非特
異的結合量(NSB)を知るために大過剰の未標識の試
験化合物を加えた反応チューブも用意する。反応は約0
℃〜50℃、望ましくは約4℃〜37℃で、約20分〜
24時間、望ましくは約30分〜3時間行なう。反応
後、ガラス繊維濾紙等で濾過し、適量の同バッファーで
洗浄した後、ガラス繊維濾紙に残存する放射活性を液体
シンチレーションカウンターあるいはγ−カウンターで
計測する。全結合量(B)から非特異的結合量(NS
B)を引いたカウント(B−NSB)が0cpmを越え
る試験化合物を本発明のレセプタータンパク質またはそ
の塩に対するリガンド(アゴニスト)として選択するこ
とができる。
【0050】本発明のレセプタータンパク質またはその
塩に対するリガンドを決定する上記の〜の方法を実
施するためには、該レセプタータンパク質を介する細胞
刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン
遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内
cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変
動、細胞内タンパク質のリン酸化、c−fosの活性
化、pHの低下などを促進する活性または抑制する活性
など)を公知の方法または市販の測定用キットを用いて
測定することができる。具体的には、まず、レセプター
タンパク質を含有する細胞をマルチウェルプレート等に
培養する。リガンド決定を行なうにあたっては前もって
新鮮な培地あるいは細胞に毒性を示さない適当なバッフ
ァーに交換し、試験化合物などを添加して一定時間イン
キュベートした後、細胞を抽出あるいは上清液を回収し
て、生成した産物をそれぞれの方法に従って定量する。
細胞刺激活性の指標とする物質(例えば、アラキドン酸
など)の生成が、細胞が含有する分解酵素によって検定
困難な場合は、該分解酵素に対する阻害剤を添加してア
ッセイを行なってもよい。また、cAMP産生抑制など
の活性については、フォルスコリンなどで細胞の基礎的
産生量を増大させておいた細胞に対する産生抑制作用と
して検出することができる。
【0051】本発明のレセプタータンパク質またはその
塩に結合するリガンド決定用キットは、本発明のレセプ
タータンパク質もしくはその塩、本発明の部分ペプチド
もしくはその塩、本発明のレセプタータンパク質を含有
する細胞、または本発明のレセプタータンパク質を含有
する細胞の膜画分などを含有するものである。本発明の
リガンド決定用キットの例としては、次のものが挙げら
れる。 1.リガンド決定用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 Gタンパク質共役型レセプタータンパク質標品 本発明のレセプタータンパク質を発現させたCHO細胞
を、12穴プレートに5×105個/穴で継代し、37
℃、5%CO2、95%airで2日間培養したもの。 標識試験化合物 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識した化合物、または適当な方法で標識化したもの水
溶液の状態のものを4℃あるいは−20℃にて保存し、
用時に測定用緩衝液にて1μMに希釈する。水に難溶性
を示す試験化合物については、ジメチルホルムアミド、
DMSO、メタノール等に溶解する。 非標識試験化合物 標識化合物と同じものを100〜1000倍濃い濃度に
調製する。
【0052】2.測定法 12穴組織培養用プレートにて培養した本発明のレセ
プタータンパク質発現CHO細胞を、測定用緩衝液1m
lで2回洗浄した後、490μlの測定用緩衝液を各穴
に加える。 標識試験化合物を5μl加え、室温にて1時間反応さ
せる。非特異的結合量を知るためには非標識試験化合物
を5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識試験化合物を0.2N NaO
H−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーター
A(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定する。
【0053】本発明のレセプタータンパク質またはその
塩に結合することができるリガンドとしては、例えば、
血液や脳、大腸、脾臓、膵臓、卵巣などの臓器に特異的
に存在する物質などが挙げられ、具体的には、アンギオ
テンシン、ボンベシン、カナビノイド、コレシストキニ
ン、グルタミン、セロトニン、メラトニン、ニューロペ
プチドY、オピオイド、プリン、バソプレッシン、オキ
シトシン、PACAP(例、PACAP27,PACA
P38)、セクレチン、グルカゴン、カルシトニン、ア
ドレノメジュリン、ソマトスタチン、GHRH、CR
F、ACTH、GRP、PTH、VIP(バソアクティ
ブ インテスティナル アンド リレイテッド ポリペ
プチド)、ソマトスタチン、ドーパミン、モチリン、ア
ミリン、ブラジキニン、CGRP(カルシトニンジーン
リレーティッドペプチド)、ロイコトリエン、パンクレ
アスタチン、プロスタグランジン、トロンボキサン、ア
デノシン、アドレナリン、ケモカインスーパーファミリ
ー(例、IL−8,GROα,GROβ,GROγ,N
AP−2,ENA−78,GCP−2,PF4,IP−
10,Mig,PBSF/SDF−1などのCXCケモ
カインサブファミリー;MCAF/MCP−1,MCP
−2,MCP−3,MCP−4,eotaxin,RA
NTES,MIP−1α、MIP−1β,HCC−1,
MIP−3α/LARC、MIP−3β/ELC,I−
309,TARC,MIPF−1,MIPF−2/eo
taxin−2,MDC,DC−CK1/PARC,S
LCなどのCCケモカインサブファミリー;lymph
otactinなどのCケモカインサブファミリー;f
ractalkineなどのCX3Cケモカインサブフ
ァミリー等)、エンドセリン、エンテロガストリン、ヒ
スタミン、ニューロテンシン、TRH、パンクレアティ
ックポリペプタイド、ガラニン、リゾホスファチジン酸
(LPA)、スフィンゴシン1−リン酸などが用いられ
る。
【0054】(2)本発明のGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質の機能不全に関連する疾患の予防および
/または治療剤 上記(1)の方法において、本発明のレセプタータンパ
ク質に対するリガンドが明らかになれば、該リガンドが
有する作用に応じて、本発明のレセプタータンパク質
または該レセプタータンパク質をコードするDNA
を、本発明のレセプタータンパク質の機能不全に関連す
る疾患の予防および/または治療剤などの医薬として使
用することができる。例えば、生体内において本発明の
レセプタータンパク質が減少しているためにリガンドの
生理作用が期待できない(該レセプタータンパク質の欠
乏症)患者がいる場合に、本発明のレセプタータンパ
ク質を該患者に投与し該レセプタータンパク質の量を補
充したり、(イ)本発明のレセプタータンパク質をコ
ードするDNAを該患者に投与し発現させることによっ
て、あるいは(ロ)対象となる細胞に本発明のレセプタ
ータンパク質をコードするDNAを挿入し発現させた後
に、該細胞を該患者に移植することなどによって、患者
の体内におけるレセプタータンパク質の量を増加させ、
リガンドの作用を充分に発揮させることができる。すな
わち、本発明のレセプタータンパク質をコードするDN
Aは、安全で低毒性な本発明のレセプタータンパク質の
機能不全に関連する疾患の予防および/または治療剤と
して有用である。本発明のレセプタータンパク質は、G
蛋白共役型レセプタータンパク質であるKIAA0758〔DNA
Res., 5 (5), 277-286 (1998)〕にアミノ酸配列レベル
で、約39%程度の相同性が認められる新規7回膜貫通
型レセプタータンパク質である。本発明のレセプタータ
ンパク質または該レセプタータンパク質をコードするD
NAは中枢疾患(例えば、アルツハイマー病、痴呆、摂
食障害、うつ病、てんかんなど) 、内分泌疾患(例え
ば、アジソン病、クッシング症候群、褐色細胞種、原発
性アルドステロン症、更年期障害、子宮内膜症、性腺機
能異常、甲状腺機能異、下垂体機能異など)、代謝疾患
(例えば、糖尿病、脂質代謝異常、糖尿病合併症、肥
満、痛風、白内障、高脂血症等)、癌(例えば、非小細
胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、膀胱癌、乳癌、子宮
頸部癌、結腸癌、直腸癌等)、炎症性疾患(例えば、ア
レルギー、喘息、リュウマチ、関節炎、腎炎、肝炎、網
膜症、膀胱炎、肺炎など)、循環器系疾患(例えば、高血
圧症、心肥大、狭心症、動脈硬化症、心筋梗塞等)、癌
(例えば、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、膀
胱癌、乳癌、子宮頸部癌、結腸癌、直腸癌、慢性リンパ
性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性黒色腫、多発性骨髄
腫等)、呼吸器系疾患(例えば、かぜ症候群、喘息、肺
炎、肺高血圧症、肺血栓・肺塞栓など)、消化器系疾患
(例えば、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道
炎、膵炎等)、免疫系疾患(例えば、自己免疫性疾患
等)、感染症(例えば、免疫機能不全、肺炎、サイトメ
ガルウイルス,インフルエンザウイルス,ヘルペスウイ
ルス等のウイルス感染症、リケッチア感染症、細菌感染
症など)などの予防および/または治療に有用である。
本発明のレセプタータンパク質を上記予防及び/または
治療剤として使用する場合は、常套手段に従って製剤化
することができる。一方、本発明のレセプタータンパク
質をコードするDNA(以下、本発明のDNAと略記す
る場合がある)を上記予防及び/または治療剤として使
用する場合は、本発明のDNAを単独あるいはレトロウ
イルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノウイ
ルスアソシエーテッドウイルスベクターなどの適当なベ
クターに挿入した後、常套手段に従って実施することが
できる。本発明のDNAは、そのままで、あるいは摂取
促進のための補助剤とともに、遺伝子銃やハイドロゲル
カテーテルのようなカテーテルによって投与できる。例
えば、本発明のレセプタータンパク質または該レセ
プタータンパク質をコードするDNAは、必要に応じて
糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイク
ロカプセル剤などとして経口的に、あるいは水もしくは
それ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性溶液、また
は懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使用できる。
例えば、本発明のレセプタータンパク質または該レ
セプタータンパク質をコードするDNAを生理学的に認
められる公知の担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐
剤、安定剤、結合剤などとともに一般に認められた製剤
実施に要求される単位用量形態で混和することによって
製造することができる。これら製剤における有効成分量
は指示された範囲の適当な用量が得られるようにするも
のである。
【0055】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えば、ゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、上記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施に従って
処方することができる。注射用の水性液としては、例え
ば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張
液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩
化ナトリウムなど)などが用いられ、適当な溶解補助
剤、例えば、アルコール(例、エタノール)、ポリアル
コール(例、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール)、非イオン性界面活性剤(例、ポリソルベート
80TM、HCO−50)などと併用してもよい。油性液
としては、例えば、ゴマ油、大豆油などが用いられ、溶
解補助剤である安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。
【0056】また、上記予防及び/または治療剤は、例
えば、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウ
ム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベンザルコニウ
ム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例えば、ヒト血清
アルブミン、ポリエチレングリコールなど)、保存剤
(例えば、ベンジルアルコール、フェノールなど)、酸
化防止剤などと配合してもよい。調製された注射液は通
常、適当なアンプルに充填される。このようにして得ら
れる製剤は安全で低毒性であるので、例えば、哺乳動物
(例えば、ヒト、ラット、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)に対して投与するこ
とができる。本発明のレセプタータンパク質の投与量
は、投与対象、対象臓器、症状、投与方法などにより差
異はあるが、経口投与の場合、一般的に例えば、癌患者
(60kgとして)においては、一日につき約0.1m
g〜100mg、好ましくは約1.0〜50mg、より
好ましくは約1.0〜20mgである。非経口的に投与
する場合は、その1回投与量は投与対象、対象臓器、症
状、投与方法などによっても異なるが、例えば、注射剤
の形では通常例えば、癌患者(60kgとして)におい
ては、一日につき約0.01〜30mg程度、好ましく
は約0.1〜20mg程度、より好ましくは約0.1〜
10mg程度を静脈注射により投与するのが好都合であ
る。他の動物の場合も、60kg当たりに換算した量を
投与することができる。本発明のDNAの投与量は、投
与対象、対象臓器、症状、投与方法などにより差異はあ
るが、経口投与の場合、一般的に例えば、癌患者(60
kgとして)においては、一日につき約0.1mg〜1
00mg、好ましくは約1.0〜50mg、より好まし
くは約1.0〜20mgである。非経口的に投与する場
合は、その1回投与量は投与対象、対象臓器、症状、投
与方法などによっても異なるが、例えば、注射剤の形で
は通常例えば、癌患者(60kgとして)においては、
一日につき約0.01〜30mg程度、好ましくは約
0.1〜20mg程度、より好ましくは約0.1〜10
mg程度を静脈注射により投与するのが好都合である。
他の動物の場合も、60kg当たりに換算した量を投与
することができる。
【0057】(3)遺伝子診断剤 本発明のDNAは、プローブとして使用することによ
り、哺乳動物(例えば、ヒト、ラット、マウス、ウサ
ギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)にお
ける本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペプ
チドをコードするDNAまたはmRNAの異常(遺伝子
異常)を検出することができるので、例えば、該DNA
またはmRNAの損傷、突然変異あるいは発現低下や、
該DNAまたはmRNAの増加あるいは発現過多などの
遺伝子診断剤として有用である。本発明のDNAを用い
る上記の遺伝子診断は、例えば、公知のノーザンハイブ
リダイゼーションやPCR−SSCP法(ゲノミックス
(Genomics),第5巻,874〜879頁(1989
年)、プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ユーエスエー
(Proceedings of theNational Academy of Sciences o
f the United States of America),第86巻,276
6〜2770頁(1989年))などにより実施するこ
とができる。
【0058】(4)本発明のレセプタータンパク質また
はその部分ペプチドの発現量を変化させる化合物のスク
リーニング方法 本発明のDNAは、プローブとして用いることにより、
本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペプチド
の発現量を変化させる化合物のスクリーニングに用いる
ことができる。すなわち、本発明は、例えば、(i)非
ヒト哺乳動物の血液、特定の臓器、臓器から単離
した組織もしくは細胞、または(ii)形質転換体等に含
まれる本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペ
プチドのmRNA量を測定することによる、本発明のレ
セプタータンパク質またはその部分ペプチドの発現量を
変化させる化合物のスクリーニング方法を提供する。
【0059】本発明のレセプタータンパク質またはその
部分ペプチドのmRNA量の測定は具体的には以下のよ
うにして行なう。 (i)正常あるいは疾患モデル非ヒト哺乳動物(例え
ば、マウス、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネ
コ、イヌ、サルなど、より具体的には痴呆ラット、肥満
マウス、動脈硬化ウサギ、担癌マウスなど)に対して、
薬剤(例えば、抗痴呆薬、血圧低下薬、抗癌剤、抗肥満
薬など)あるいは物理的ストレス(例えば、浸水ストレ
ス、電気ショック、明暗、低温など)などを与え、一定
時間経過した後に、血液、あるいは特定の臓器(例え
ば、脳、肝臓、脾臓、大腸、膵臓、卵巣など)、または
臓器から単離した組織、あるいは細胞を得る。得られた
細胞に含まれる本発明のレセプタータンパク質またはそ
の部分ペプチドのmRNAは、例えば、通常の方法によ
り細胞等からmRNAを抽出し、例えば、TaqManPCRな
どの手法を用いることにより定量することができ、公知
の手段によりノザンブロットを行うことにより解析する
こともできる。 (ii)本発明のレセプタータンパク質もしくはその部分
ペプチドを発現する形質転換体を上記の方法に従い作製
し、該形質転換体に含まれる本発明のレセプタータンパ
ク質またはその部分ペプチドのmRNAを同様にして定
量、解析することができる。
【0060】本発明のレセプタータンパク質またはその
部分ペプチドの発現量を変化させる化合物のスクリーニ
ングは、(i)正常あるいは疾患モデル非ヒト哺乳動物
に対して、薬剤あるいは物理的ストレスなどを与える一
定時間前(30分前〜24時間前、好ましくは30分前
〜12時間前、より好ましくは1時間前〜6時間前)も
しくは一定時間後(30分後〜3日後、好ましくは1時
間後〜2日後、より好ましくは1時間後〜24時間
後)、または薬剤あるいは物理的ストレスと同時に被検
化合物を投与し、投与後一定時間経過後(30分後〜3
日後、好ましくは1時間後〜2日後、より好ましくは1
時間後〜24時間後)、細胞に含まれる本発明のレセプ
タータンパク質またはその部分ペプチドのmRNA量を
定量、解析することにより行なうことができ、(ii)形
質転換体を常法に従い培養する際に被検化合物を培地中
に混合させ、一定時間培養後(1日後〜7日後、好まし
くは1日後〜3日後、より好ましくは2日後〜3日
後)、該形質転換体に含まれる本発明のレセプタータン
パク質またはその部分ペプチドのmRNA量を定量、解
析することにより行なうことができる。
【0061】本発明のスクリーニング方法を用いて得ら
れる化合物またはその塩は、本発明のレセプタータンパ
ク質またはその部分ペプチドの発現量を変化させる作用
を有する化合物であり、具体的には、(イ)本発明のレ
セプタータンパク質またはその部分ペプチドの発現量を
増加させることにより、Gタンパク質共役型レセプター
を介する細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、ア
セチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP
生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、
細胞膜電位変動、細胞内タンパク質のリン酸化、c−f
osの活性化、pHの低下などを促進する活性または抑
制する活性など)を増強させる化合物、(ロ)本発明の
レセプタータンパク質またはその部分ペプチドの発現量
を減少させることにより、該細胞刺激活性を減弱させる
化合物である。該化合物としては、ペプチド、蛋白、非
ペプチド性化合物、合成化合物、発酵生産物などが挙げ
られ、これら化合物は新規な化合物であってもよいし、
公知の化合物であってもよい。該細胞刺激活性を増強さ
せる化合物は、本発明のレセプタータンパク質等の生理
活性を増強するための安全で低毒性な医薬として有用で
ある。該細胞刺激活性を減弱させる化合物は、本発明の
レセプタータンパク質等の生理活性を減少させるための
安全で低毒性な医薬として有用である。
【0062】本発明のスクリーニング方法を用いて得ら
れる化合物またはその塩を医薬組成物として使用する場
合、常套手段に従って実施することができる。例えば、
上記した本発明のレセプタータンパク質を含有する医薬
と同様にして、錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイ
クロカプセル剤、無菌性溶液、懸濁液剤などとすること
ができる。このようにして得られる製剤は安全で低毒性
であるので、例えば、哺乳動物(例えば、ヒト、ラッ
ト、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イ
ヌ、サルなど)に対して投与することができる。該化合
物またはその塩の投与量は、投与対象、対象臓器、症
状、投与方法などにより差異はあるが、経口投与の場
合、一般的に、例えば、癌患者(60kgとして)にお
いては、一日につき約0.1〜100mg、好ましくは
約1.0〜50mg、より好ましくは約1.0〜20m
gである。非経口的に投与する場合は、その1回投与量
は投与対象、対象臓器、症状、投与方法などによっても
異なるが、例えば、注射剤の形では通常例えば、癌患者
(60kgとして)においては、一日につき約0.01
〜30mg程度、好ましくは約0.1〜20mg程度、
より好ましくは約0.1〜10mg程度を静脈注射によ
り投与するのが好都合である。他の動物の場合も、60
kg当たりに換算した量を投与することができる。
【0063】(5)本発明のレセプタータンパク質また
はその部分ペプチドの発現量を変化させる化合物を含有
する各種疾病の予防および/または治療剤 本発明のレセプタータンパク質は上記のとおり、例え
ば、中枢機能など生体内で何らかの重要な役割を果たし
ていると考えられる。したがって、本発明のレセプター
タンパク質またはその部分ペプチドの発現量を変化させ
る化合物は、本発明のレセプタータンパク質の機能不全
に関連する疾患の予防および/または治療剤として用い
ることができる。ここで、本発明のレセプタータンパク
質の機能不全に関連する疾患としては、例えば中枢疾患
(例えば、アルツハイマー病、痴呆、摂食障害、うつ
病、てんかんなど) 、内分泌疾患(例えば、アジソン
病、クッシング症候群、褐色細胞種、原発性アルドステ
ロン症、更年期障害、子宮内膜症、性腺機能異常、甲状
腺機能異、下垂体機能異など)、代謝疾患(例えば、糖
尿病、脂質代謝異常、糖尿病合併症、肥満、痛風、白内
障、高脂血症等)、癌(例えば、非小細胞肺癌、卵巣
癌、前立腺癌、胃癌、膀胱癌、乳癌、子宮頸部癌、結腸
癌、直腸癌等)、炎症性疾患(例えば、アレルギー、喘
息、リュウマチ、関節炎、腎炎、肝炎、網膜症、膀胱
炎、肺炎など)、循環器系疾患(例えば、高血圧症、心肥
大、狭心症、動脈硬化症、心筋梗塞等)、癌(例えば、
非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、膀胱癌、乳
癌、子宮頸部癌、結腸癌、直腸癌、慢性リンパ性白血
病、慢性骨髄性白血病、悪性黒色腫、多発性骨髄腫
等)、呼吸器系疾患(例えば、かぜ症候群、喘息、肺
炎、肺高血圧症、肺血栓・肺塞栓など)、消化器系疾患
(例えば、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道
炎、膵炎等)、免疫系疾患(例えば、自己免疫性疾患
等)、感染症(例えば、免疫機能不全、肺炎、サイトメ
ガルウイルス,インフルエンザウイルス,ヘルペスウイ
ルス等のウイルス感染症、リケッチア感染症、細菌感染
症など)などが挙げられる。該化合物を本発明のレセプ
タータンパク質の機能不全に関連する疾患の予防および
/または治療剤として使用する場合は、常套手段に従っ
て製剤化することができる。例えば、該化合物は、必要
に応じて糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル
剤、マイクロカプセル剤などとして経口的に、あるいは
水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性
溶液、または懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使
用できる。例えば、該化合物を生理学的に認められる公
知の担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定
剤、結合剤などとともに一般に認められた製剤実施に要
求される単位用量形態で混和することによって製造する
ことができる。これら製剤における有効成分量は指示さ
れた範囲の適当な用量が得られるようにするものであ
る。
【0064】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えば、ゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、上記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施に従って
処方することができる。注射用の水性液としては、例え
ば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張
液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩
化ナトリウムなど)などが用いられ、適当な溶解補助
剤、例えば、アルコール(例、エタノール)、ポリアル
コール(例、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール)、非イオン性界面活性剤(例、ポリソルベート
80TM、HCO−50)などと併用してもよい。油性液
としては、例えば、ゴマ油、大豆油などが用いられ、溶
解補助剤である安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。
【0065】また、上記予防及び/または治療剤は、例
えば、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウ
ム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベンザルコニウ
ム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例えば、ヒト血清
アルブミン、ポリエチレングリコールなど)、保存剤
(例えば、ベンジルアルコール、フェノールなど)、酸
化防止剤などと配合してもよい。調製された注射液は通
常、適当なアンプルに充填される。このようにして得ら
れる製剤は安全で低毒性であるので、例えば、哺乳動物
(例えば、ヒト、ラット、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)に対して投与するこ
とができる。該化合物またはその塩の投与量は、投与対
象、対象臓器、症状、投与方法などにより差異はある
が、経口投与の場合、一般的に例えば、癌患者(60k
gとして)においては、一日につき約0.1〜100m
g、好ましくは約1.0〜50mg、より好ましくは約
1.0〜20mgである。非経口的に投与する場合は、
その1回投与量は投与対象、対象臓器、症状、投与方法
などによっても異なるが、例えば、注射剤の形では通常
例えば、癌症患者(60kgとして)においては、一日
につき約0.01〜30mg程度、好ましくは約0.1
〜20mg程度、より好ましくは約0.1〜10mg程
度を静脈注射により投与するのが好都合である。他の動
物の場合も、60kg当たりに換算した量を投与するこ
とができる。
【0066】(6)本発明のGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質に対するリガンドの定量法 本発明のレセプタータンパク質等は、リガンドに対して
結合性を有しているので、生体内におけるリガンド濃度
を感度良く定量することができる。本発明の定量法は、
例えば、競合法と組み合わせることによって用いること
ができる。すなわち、被検体を本発明のレセプタータン
パク質等と接触させることによって被検体中のリガンド
濃度を測定することができる。具体的には、例えば、以
下のまたはなどに記載の方法あるいはそれに準じる
方法に従って用いることができる。 入江寛編「ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和4
9年発行) 入江寛編「続ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和
54年発行)
【0067】(7)本発明のGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質とリガンドとの結合性を変化させる化合
物(アゴニスト、アンタゴニストなど)のスクリーニン
グ方法 本発明のレセプタータンパク質等を用いるか、または組
換え型レセプタータンパク質等の発現系を構築し、該発
現系を用いたレセプター結合アッセイ系を用いることに
よって、リガンドと本発明のレセプタータンパク質等と
の結合性を変化させる化合物(例えば、ペプチド、タン
パク質、非ペプチド性化合物、合成化合物、発酵生産物
など)またはその塩を効率よくスクリーニングすること
ができる。このような化合物には、(イ)Gタンパク質
共役型レセプターを介して細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内タンパク質
のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下などを促
進する活性または抑制する活性など)を有する化合物
(いわゆる、本発明のレセプタータンパク質に対するア
ゴニスト)、(ロ)該細胞刺激活性を有しない化合物
(いわゆる、本発明のレセプタータンパク質に対するア
ンタゴニスト)、(ハ)リガンドと本発明のGタンパク
質共役型レセプタータンパク質との結合力を増強する化
合物、あるいは(ニ)リガンドと本発明のGタンパク質
共役型レセプタータンパク質との結合力を減少させる化
合物などが含まれる(なお、上記(イ)の化合物は、上
記したリガンド決定方法によってスクリーニングするこ
とが好ましい)。すなわち、本発明は、(i)本発明の
レセプタータンパク質もしくはその部分ペプチドまたは
その塩と、リガンドとを接触させた場合と(ii)本発明
のレセプタータンパク質もしくはその部分ペプチドまた
はその塩と、リガンドおよび試験化合物とを接触させた
場合との比較を行なうことを特徴とするリガンドと本発
明のレセプタータンパク質もしくはその部分ペプチドま
たはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩
のスクリーニング方法を提供する。本発明のスクリーニ
ング方法においては、(i)と(ii)の場合における、
例えば、該レセプタータンパク質等に対するリガンドの
結合量、細胞刺激活性などを測定して、比較することを
特徴とする。
【0068】より具体的には、本発明は、 標識したリガンドを、本発明のレセプタータンパク質
等に接触させた場合と、標識したリガンドおよび試験化
合物を本発明のレセプタータンパク質等に接触させた場
合における、標識したリガンドの該レセプタータンパク
質等に対する結合量を測定し、比較することを特徴とす
るリガンドと本発明のレセプタータンパク質等との結合
性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方
法、 標識したリガンドを、本発明のレセプタータンパク質
等を含有する細胞または該細胞の膜画分に接触させた場
合と、標識したリガンドおよび試験化合物を本発明のレ
セプタータンパク質等を含有する細胞または該細胞の膜
画分に接触させた場合における、標識したリガンドの該
細胞または該膜画分に対する結合量を測定し、比較する
ことを特徴とするリガンドと本発明のレセプタータンパ
ク質等との結合性を変化させる化合物またはその塩のス
クリーニング方法、 標識したリガンドを、本発明のDNAを含有する形質
転換体を培養することによって細胞膜上に発現したレセ
プタータンパク質等に接触させた場合と、標識したリガ
ンドおよび試験化合物を本発明のDNAを含有する形質
転換体を培養することによって細胞膜上に発現した本発
明のレセプタータンパク質等に接触させた場合におけ
る、標識したリガンドの該レセプタータンパク質等に対
する結合量を測定し、比較することを特徴とするリガン
ドと本発明のレセプタータンパク質等との結合性を変化
させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、
【0069】本発明のレセプタータンパク質等を活性
化する化合物(例えば、本発明のレセプタータンパク質
等に対するリガンドなど)を本発明のレセプタータンパ
ク質等を含有する細胞に接触させた場合と、本発明のレ
セプタータンパク質等を活性化する化合物および試験化
合物を本発明のレセプタータンパク質等を含有する細胞
に接触させた場合における、レセプターを介した細胞刺
激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内c
GMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変
動、細胞内タンパク質のリン酸化、c−fosの活性
化、pHの低下などを促進する活性または抑制する活性
など)を測定し、比較することを特徴とするリガンドと
本発明のレセプタータンパク質等との結合性を変化させ
る化合物またはその塩のスクリーニング方法、および 本発明のレセプタータンパク質等を活性化する化合物
(例えば、本発明のレセプタータンパク質等に対するリ
ガンドなど)を本発明のDNAを含有する形質転換体を
培養することによって細胞膜上に発現した本発明のレセ
プタータンパク質等に接触させた場合と、本発明のレセ
プタータンパク質等を活性化する化合物および試験化合
物を本発明のDNAを含有する形質転換体を培養するこ
とによって細胞膜上に発現した本発明のレセプタータン
パク質等に接触させた場合における、レセプターを介す
る細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチル
コリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、
細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜
電位変動、細胞内タンパク質のリン酸化、c−fosの
活性化、pHの低下などを促進する活性または抑制する
活性など)を測定し、比較することを特徴とするリガン
ドと本発明のレセプタータンパク質等との結合性を変化
させる化合物またはその塩のスクリーニング方法を提供
する。
【0070】本発明のレセプタータンパク質等が得られ
る以前は、Gタンパク質共役型レセプターアゴニストま
たはアンタゴニストをスクリーニングする場合、まずラ
ットなどのGタンパク質共役型レセプタータンパク質を
含む細胞、組織またはその細胞膜画分を用いて候補化合
物を得て(一次スクリーニング)、その後に該候補化合
物が実際にヒトのGタンパク質共役型レセプタータンパ
ク質とリガンドとの結合を阻害するか否かを確認する試
験(二次スクリーニング)が必要であった。細胞、組織
または細胞膜画分をそのまま用いれば他のレセプタータ
ンパク質も混在するために、目的とするレセプタータン
パク質に対するアゴニストまたはアンタゴニストを実際
にスクリーニングすることは困難であった。しかしなが
ら、例えば、本発明のヒト由来レセプタータンパク質を
用いることによって、一次スクリーニングの必要がなく
なり、リガンドとGタンパク質共役型レセプタータンパ
ク質との結合を阻害する化合物を効率良くスクリーニン
グすることができる。さらに、スクリーニングされた化
合物がアゴニストかアンタゴニストかを簡便に評価する
ことができる。本発明のスクリーニング方法の具体的な
説明を以下にする。まず、本発明のスクリーニング方法
に用いる本発明のレセプタータンパク質等としては、上
記した本発明のレセプタータンパク質等を含有するもの
であれば何れのものであってもよいが、本発明のレセプ
タータンパク質等を含有する哺乳動物の臓器の細胞膜画
分が好適である。しかし、特にヒト由来の臓器は入手が
極めて困難なことから、スクリーニングに用いられるも
のとしては、組換え体を用いて大量発現させたヒト由来
のレセプタータンパク質等などが適している。
【0071】本発明のレセプタータンパク質等を製造す
るには、上記の方法が用いられるが、本発明のDNAを
哺乳細胞や昆虫細胞で発現することにより行なうことが
好ましい。目的とするタンパク質部分をコードするDN
A断片には相補DNAが用いられるが、必ずしもこれに
制約されるものではない。例えば、遺伝子断片や合成D
NAを用いてもよい。本発明のレセプタータンパク質を
コードするDNA断片を宿主動物細胞に導入し、それら
を効率よく発現させるためには、該DNA断片を昆虫を
宿主とするバキュロウイルスに属する核多角体病ウイル
ス(nuclear polyhedrosis virus;NPV)のポリヘド
リンプロモーター、SV40由来のプロモーター、レト
ロウイルスのプロモーター、メタロチオネインプロモー
ター、ヒトヒートショックプロモーター、サイトメガロ
ウイルスプロモーター、SRαプロモーターなどの下流
に組み込むのが好ましい。発現したレセプターの量と質
の検査は公知の方法で行うことができる。例えば、文献
〔Nambi,P.ら、ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカ
ル・ケミストリー(J. Biol. Chem.),267巻,19555〜19
559頁,1992年〕に記載の方法に従って行なうことができ
る。したがって、本発明のスクリーニング方法におい
て、本発明のレセプタータンパク質等を含有するものと
しては、公知の方法に従って精製したレセプタータンパ
ク質等であってもよいし、該レセプタータンパク質等を
含有する細胞を用いてもよく、また該レセプタータンパ
ク質等を含有する細胞の膜画分を用いてもよい。
【0072】本発明のスクリーニング方法において、本
発明のレセプタータンパク質等を含有する細胞を用いる
場合、該細胞をグルタルアルデヒド、ホルマリンなどで
固定化してもよい。固定化方法は公知の方法に従って行
なうことができる。本発明のレセプタータンパク質等を
含有する細胞としては、該レセプタータンパク質等を発
現した宿主細胞をいうが、該宿主細胞としては、大腸
菌、枯草菌、酵母、昆虫細胞、動物細胞などが好まし
い。細胞膜画分としては、細胞を破砕した後、公知の方
法で得られる細胞膜が多く含まれる画分のことをいう。
細胞の破砕方法としては、Potter−Elvehjem型ホモジナ
イザーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダーや
ポリトロン(Kinematica社製)のよる破砕、超音波によ
る破砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を細い
ノズルから噴出させることによる破砕などが挙げられ
る。細胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠心
分離法などの遠心力による分画法が主として用いられ
る。例えば、細胞破砕液を低速(500rpm〜300
0rpm)で短時間(通常、約1分〜10分)遠心し、
上清をさらに高速(15000rpm〜30000rp
m)で通常30分〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画
分とする。該膜画分中には、発現したレセプタータンパ
ク質等と細胞由来のリン脂質や膜タンパク質などの膜成
分が多く含まれる。該レセプタータンパク質等を含有す
る細胞や膜画分中のレセプタータンパク質の量は、1細
胞当たり103〜108分子であるのが好ましく、105
〜107分子であるのが好適である。なお、発現量が多
いほど膜画分当たりのリガンド結合活性(比活性)が高
くなり、高感度なスクリーニング系の構築が可能になる
ばかりでなく、同一ロットで大量の試料を測定できるよ
うになる。
【0073】リガンドと本発明のレセプタータンパク質
等との結合性を変化させる化合物をスクリーニングする
上記の〜を実施するためには、例えば、適当なレセ
プタータンパク質画分と、標識したリガンドが必要であ
る。レセプタータンパク質画分としては、天然型のレセ
プタータンパク質画分か、またはそれと同等の活性を有
する組換え型レセプタータンパク質画分などが望まし
い。ここで、同等の活性とは、同等のリガンド結合活
性、シグナル情報伝達作用などを示す。標識したリガン
ドとしては、標識したリガンド、標識したリガンドアナ
ログ化合物などが用いられる。例えば〔3H〕、
125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識されたリガ
ンドなどが用いられる。具体的には、リガンドと本発明
のレセプタータンパク質等との結合性を変化させる化合
物のスクリーニングを行なうには、まず本発明のレセプ
タータンパク質等を含有する細胞または細胞の膜画分
を、スクリーニングに適したバッファーに懸濁すること
によりレセプタータンパク質標品を調製する。バッファ
ーには、pH4〜10(望ましくはpH6〜8)のリン
酸バッファー、トリス−塩酸バッファーなどのリガンド
とレセプタータンパク質との結合を阻害しないバッファ
ーであればいずれでもよい。また、非特異的結合を低減
させる目的で、CHAPS、Tween−80TM(花王−ア
トラス社)、ジギトニン、デオキシコレートなどの界面
活性剤をバッファーに加えることもできる。さらに、プ
ロテアーゼによるレセプターやリガンドの分解を抑える
目的でPMSF、ロイペプチン、E−64(ペプチド研
究所製)、ペプスタチンなどのプロテアーゼ阻害剤を添
加することもできる。0.01ml〜10mlの該レセ
プター溶液に、一定量(5000cpm〜500000
cpm)の標識したリガンドを添加し、同時に10-4
〜10-1 0Mの試験化合物を共存させる。非特異的結合
量(NSB)を知るために大過剰の未標識のリガンドを
加えた反応チューブも用意する。反応は約0℃から50
℃、望ましくは約4℃から37℃で、約20分から24
時間、望ましくは約30分から3時間行う。反応後、ガ
ラス繊維濾紙等で濾過し、適量の同バッファーで洗浄し
た後、ガラス繊維濾紙に残存する放射活性を液体シンチ
レーションカウンターまたはγ−カウンターで計測す
る。拮抗する物質がない場合のカウント(B0)から非特
異的結合量(NSB)を引いたカウント(B0−NS
B)を100%とした時、特異的結合量(B−NSB)
が、例えば、50%以下になる試験化合物を拮抗阻害能
力のある候補物質として選択することができる。
【0074】リガンドと本発明のレセプタータンパク質
等との結合性を変化させる化合物をスクリーニングする
上記の〜の方法を実施するためには、例えば、レセ
プタータンパク質を介する細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内タンパク質
のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下などを促
進する活性または抑制する活性など)を公知の方法また
は市販の測定用キットを用いて測定することができる。
具体的には、まず、本発明のレセプタータンパク質等を
含有する細胞をマルチウェルプレート等に培養する。ス
クリーニングを行なうにあたっては前もって新鮮な培地
あるいは細胞に毒性を示さない適当なバッファーに交換
し、試験化合物などを添加して一定時間インキュベート
した後、細胞を抽出あるいは上清液を回収して、生成し
た産物をそれぞれの方法に従って定量する。細胞刺激活
性の指標とする物質(例えば、アラキドン酸など)の生
成が、細胞が含有する分解酵素によって検定困難な場合
は、該分解酵素に対する阻害剤を添加してアッセイを行
なってもよい。また、cAMP産生抑制などの活性につ
いては、フォルスコリンなどで細胞の基礎的産生量を増
大させておいた細胞に対する産生抑制作用として検出す
ることができる。細胞刺激活性を測定してスクリーニン
グを行なうには、適当なレセプタータンパク質を発現し
た細胞が必要である。本発明のレセプタータンパク質等
を発現した細胞としては、天然型の本発明のレセプター
タンパク質等を有する細胞株、上記の組換え型レセプタ
ータンパク質等を発現した細胞株などが望ましい。試験
化合物としては、例えば、ペプチド、蛋白、非ペプチド
性化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出液、植物
抽出液、動物組織抽出液などが用いられ、これら化合物
は新規な化合物であってもよいし、公知の化合物であっ
てもよい。
【0075】リガンドと本発明のレセプタータンパク質
等との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリ
ーニング用キットは、本発明のレセプタータンパク質
等、本発明のレセプタータンパク質等を含有する細胞、
または本発明のレセプタータンパク質等を含有する細胞
の膜画分を含有するものなどである。本発明のスクリー
ニング用キットの例としては、次のものが挙げられる。 1.スクリーニング用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 Gタンパク質共役型レセプター標品 本発明のレセプタータンパク質を発現させたCHO細胞
を、12穴プレートに5×105個/穴で継代し、37
℃、5%CO2、95%airで2日間培養したもの。 標識リガンド 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識したリガンド水溶液の状態のものを4℃あるいは−
20℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて1μMに希
釈する。 リガンド標準液 リガンドを0.1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)
を含むPBSで1mMとなるように溶解し、−20℃で
保存する。
【0076】2.測定法 12穴組織培養用プレートにて培養した本発明のレセ
プタータンパク質発現CHO細胞を、測定用緩衝液1m
lで2回洗浄した後、490μlの測定用緩衝液を各穴
に加える。 10-3〜10-10Mの試験化合物溶液を5μl加えた
後、標識リガンドを5μl加え、室温にて1時間反応さ
せる。非特異的結合量を知るためには試験化合物の代わ
りに10-3Mのリガンドを5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識リガンドを0.2N NaOH
−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーターA
(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定し、Percent Maximum Binding
(PMB)を次の式で求める。 PMB=[(B−NSB)/(B0−NSB)]×10
0 PMB:Percent Maximum Binding B :検体を加えた時の値 NSB:Non-specific Binding(非特異的結合量) B0 :最大結合量
【0077】本発明のスクリーニング方法またはスクリ
ーニング用キットを用いて得られる化合物またはその塩
は、リガンドと本発明のレセプタータンパク質等との結
合性を変化させる作用を有する化合物であり、具体的に
は、(イ)Gタンパク質共役型レセプターを介して細胞
刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン
遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内
cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変
動、細胞内タンパク質のリン酸化、c−fosの活性
化、pHの低下などを促進する活性または抑制する活性
など)を有する化合物(いわゆる、本発明のレセプター
タンパク質に対するアゴニスト)、(ロ)該細胞刺激活
性を有しない化合物(いわゆる、本発明のレセプタータ
ンパク質に対するアンタゴニスト)、(ハ)リガンドと
本発明のGタンパク質共役型レセプタータンパク質との
結合力を増強する化合物、あるいは(ニ)リガンドと本
発明のGタンパク質共役型レセプタータンパク質との結
合力を減少させる化合物である。該化合物としては、ペ
プチド、蛋白、非ペプチド性化合物、合成化合物、発酵
生産物などが挙げられ、これら化合物は新規な化合物で
あってもよいし、公知の化合物であってもよい。本発明
のレセプタータンパク質等に対するアゴニストは、本発
明のレセプタータンパク質等に対するリガンドが有する
生理活性と同様の作用を有しているので、該リガンド活
性に応じて安全で低毒性な医薬として有用である。本発
明のレセプタータンパク質等に対するアンタゴニスト
は、本発明のレセプタータンパク質等に対するリガンド
が有する生理活性を抑制することができるので、該リガ
ンド活性を抑制する安全で低毒性な医薬として有用であ
る。リガンドと本発明のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質との結合力を増強する化合物は、本発明のレ
セプタータンパク質等に対するリガンドが有する生理活
性を増強するための安全で低毒性な医薬として有用であ
る。リガンドと本発明のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質との結合力を減少させる化合物は、本発明の
レセプタータンパク質等に対するリガンドが有する生理
活性を減少させるための安全で低毒性な医薬として有用
である。
【0078】本発明のスクリーニング方法またはスクリ
ーニング用キットを用いて得られる化合物またはその塩
を上記の医薬組成物として使用する場合、常套手段に従
って実施することができる。例えば、上記した本発明の
レセプタータンパク質を含有する医薬と同様にして、錠
剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカプセル剤、
無菌性溶液、懸濁液剤などとすることができる。このよ
うにして得られる製剤は安全で低毒性であるので、例え
ば、哺乳動物(例えば、ヒト、ラット、マウス、ウサ
ギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)に対
して投与することができる。該化合物またはその塩の投
与量は、投与対象、対象臓器、症状、投与方法などによ
り差異はあるが、経口投与の場合、一般的に例えば、癌
患者(60kgとして)においては、一日につき約0.
1〜100mg、好ましくは約1.0〜50mg、より
好ましくは約1.0〜20mgである。非経口的に投与
する場合は、その1回投与量は投与対象、対象臓器、症
状、投与方法などによっても異なるが、例えば、注射剤
の形では通常例えば、癌患者(60kgとして)におい
ては、一日につき約0.01〜30mg程度、好ましく
は約0.1〜20mg程度、より好ましくは約0.1〜
10mg程度を静脈注射により投与するのが好都合であ
る。他の動物の場合も、60kg当たりに換算した量を
投与することができる。
【0079】(8)本発明のGタンパク質共役型レセプ
タータンパク質とリガンドとの結合性を変化させる化合
物(アゴニスト、アンタゴニスト)を含有する各種疾病
の予防および/または治療剤 本発明のレセプタータンパク質は上記のとおり、例えば
中枢機能、循環機能、消化機能など生体内で何らかの重
要な役割を果たしていると考えられる。従って、本発明
のレセプタータンパク質とリガンドとの結合性を変化さ
せる化合物(アゴニスト、アンタゴニスト)や本発明の
レセプタータンパク質に対するリガンドは、本発明のレ
セプタータンパク質の機能不全に関連する疾患の予防お
よび/または治療剤として用いることができる。ここ
で、本発明のレセプタータンパク質の機能不全に関連す
る疾患としては、例えば中枢疾患(例えば、アルツハイ
マー病、痴呆、摂食障害、うつ病、てんかんなど) 、内
分泌疾患(例えば、アジソン病、クッシング症候群、褐
色細胞種、原発性アルドステロン症、更年期障害、子宮
内膜症、性腺機能異常、甲状腺機能異、下垂体機能異な
ど)、代謝疾患(例えば、糖尿病、脂質代謝異常、糖尿
病合併症、肥満、痛風、白内障、高脂血症等)、癌(例
えば、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、膀胱
癌、乳癌、子宮頸部癌、結腸癌、直腸癌等)、炎症性疾
患(例えば、アレルギー、喘息、リュウマチ、関節炎、
腎炎、肝炎、網膜症、膀胱炎、肺炎など)、循環器系疾
患(例えば、高血圧症、心肥大、狭心症、動脈硬化症、
心筋梗塞等)、癌(例えば、非小細胞肺癌、卵巣癌、前
立腺癌、胃癌、膀胱癌、乳癌、子宮頸部癌、結腸癌、直
腸癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性黒
色腫、多発性骨髄腫等)、呼吸器系疾患(例えば、かぜ
症候群、喘息、肺炎、肺高血圧症、肺血栓・肺塞栓な
ど)、消化器系疾患(例えば、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
胃炎、逆流性食道炎、膵炎等)、免疫系疾患(例えば、
自己免疫性疾患等)、感染症(例えば、免疫機能不全、
肺炎、サイトメガルウイルス,インフルエンザウイル
ス,ヘルペスウイルス等のウイルス感染症、リケッチア
感染症、細菌感染症など)などが挙げられる。該化合物
やリガンドを本発明のレセプタータンパク質の機能不全
に関連する疾患の予防および/または治療剤として使用
する場合は、常套手段に従って製剤化することができ
る。例えば、該化合物やリガンドは、必要に応じて糖衣
を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカ
プセル剤などとして経口的に、あるいは水もしくはそれ
以外の薬学的に許容し得る液との無菌性溶液、または懸
濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使用できる。例え
ば、該化合物を生理学的に認められる公知の担体、香味
剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定剤、結合剤などと
ともに一般に認められた製剤実施に要求される単位用量
形態で混和することによって製造することができる。こ
れら製剤における有効成分量は指示された範囲の適当な
用量が得られるようにするものである。
【0080】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えば、ゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、上記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施に従って
処方することができる。注射用の水性液としては、例え
ば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張
液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩
化ナトリウムなど)などが用いられ、適当な溶解補助
剤、例えば、アルコール(例、エタノール)、ポリアル
コール(例、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール)、非イオン性界面活性剤(例、ポリソルベート
80TM、HCO−50)などと併用してもよい。油性液
としては、例えば、ゴマ油、大豆油などが用いられ、溶
解補助剤である安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。
【0081】また、上記予防及び/または治療剤は、例
えば、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウ
ム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベンザルコニウ
ム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例えば、ヒト血清
アルブミン、ポリエチレングリコールなど)、保存剤
(例えば、ベンジルアルコール、フェノールなど)、酸
化防止剤などと配合してもよい。調製された注射液は通
常、適当なアンプルに充填される。さらに、上記予防及
び/または治療剤は適当な薬剤と組み合わせて例えば本
発明のレセプタータンパク質が高発現している臓器や組
織を特異的なターゲットとしたDDS製剤として使用す
ることもできる。このようにして得られる製剤は安全で
低毒性であるので、例えば、哺乳動物(例えば、ヒト、
ラット、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、
イヌ、サルなど)に対して投与することができる。該化
合物またはその塩の投与量は、投与対象、対象臓器、症
状、投与方法などにより差異はあるが、経口投与の場
合、一般的に例えば、癌患者(60kgとして)におい
ては、一日につき約0.1〜100mg、好ましくは約
1.0〜50mg、より好ましくは約1.0〜20mg
である。非経口的に投与する場合は、その1回投与量は
投与対象、対象臓器、症状、投与方法などによっても異
なるが、例えば、注射剤の形では通常例えば、癌患者
(60kgとして)においては、一日につき約0.01
〜30mg程度、好ましくは約0.1〜20mg程度、
より好ましくは約0.1〜10mg程度を静脈注射によ
り投与するのが好都合である。他の動物の場合も、60
kg当たりに換算した量を投与することができる。
【0082】(9)本発明のレセプタータンパク質もし
くはその部分ペプチドまたはその塩の定量 本発明の抗体は、本発明のレセプタータンパク質等を特
異的に認識することができるので、被検液中の本発明の
レセプタータンパク質等の定量、特にサンドイッチ免疫
測定法による定量などに使用することができる。すなわ
ち、本発明は、例えば、(i)本発明の抗体と、被検液
および標識化レセプタータンパク質等とを競合的に反応
させ、該抗体に結合した標識化レセプタータンパク質等
の割合を測定することを特徴とする被検液中の本発明の
レセプタータンパク質等の定量法、(ii)被検液と担体
上に不溶化した本発明の抗体および標識化された本発明
の抗体とを同時あるいは連続的に反応させたのち、不溶
化担体上の標識剤の活性を測定することを特徴とする被
検液中の本発明のレセプタータンパク質等の定量法を提
供する。上記(ii)においては、一方の抗体が本発明の
レセプタータンパク質等のN端部を認識する抗体で、他
方の抗体が本発明のレセプタータンパク質等のC端部に
反応する抗体であることが好ましい。
【0083】本発明のレセプタータンパク質等に対する
モノクローナル抗体(以下、本発明のモノクローナル抗
体と称する場合がある)を用いて本発明のレセプタータ
ンパク質等の測定を行なえるほか、組織染色等による検
出を行なうこともできる。これらの目的には、抗体分子
そのものを用いてもよく、また、抗体分子のF(ab')2
、Fab'、あるいはFab画分を用いてもよい。本発
明のレセプタータンパク質等に対する抗体を用いる測定
法は、特に制限されるべきものではなく、被測定液中の
抗原量(例えば、レセプタータンパク質量)に対応した
抗体、抗原もしくは抗体−抗原複合体の量を化学的また
は物理的手段により検出し、これを既知量の抗原を含む
標準液を用いて作製した標準曲線より算出する測定法で
あれば、いずれの測定法を用いてもよい。例えば、ネフ
ロメトリー、競合法、イムノメトリック法およびサンド
イッチ法が好適に用いられるが、感度、特異性の点で、
後に記載するサンドイッチ法を用いるのが特に好まし
い。標識物質を用いる測定法に用いられる標識剤として
は、例えば、放射性同位元素、酵素、蛍光物質、発光物
質などが用いられる。放射性同位元素としては、例え
ば、〔125I〕、〔131I〕、〔3H〕、〔14C〕などが
用いられる。上記酵素としては、安定で比活性の大きな
ものが好ましく、例えば、β−ガラクトシダーゼ、β−
グルコシダーゼ、アルカリフォスファターゼ、パーオキ
シダーゼ、リンゴ酸脱水素酵素などが用いられる。蛍光
物質としては、例えば、フルオレスカミン、フルオレッ
センイソチオシアネートなどが用いられる。発光物質と
しては、例えば、ルミノール、ルミノール誘導体、ルシ
フェリン、ルシゲニンなどが用いられる。さらに、抗体
あるいは抗原と標識剤との結合にビオチン−アビジン系
を用いることもできる。
【0084】抗原あるいは抗体の不溶化に当っては、物
理吸着を用いてもよく、また通常、タンパク質あるいは
酵素等を不溶化、固定化するのに用いられる化学結合を
用いる方法でもよい。担体としては、例えば、アガロー
ス、デキストラン、セルロースなどの不溶性多糖類、ポ
リスチレン、ポリアクリルアミド、シリコン等の合成樹
脂、あるいはガラス等が用いられる。サンドイッチ法に
おいては不溶化した本発明のモノクローナル抗体に被検
液を反応させ(1次反応)、さらに標識化した本発明の
モノクローナル抗体を反応させ(2次反応)た後、不溶
化担体上の標識剤の活性を測定することにより被検液中
の本発明のレセプタータンパク質量を定量することがで
きる。1次反応と2次反応は逆の順序に行なっても、ま
た、同時に行なってもよいし時間をずらして行なっても
よい。標識化剤および不溶化の方法は上記のそれらに準
じることができる。また、サンドイッチ法による免疫測
定法において、固相用抗体あるいは標識用抗体に用いら
れる抗体は必ずしも1種類である必要はなく、測定感度
を向上させる等の目的で2種類以上の抗体の混合物を用
いてもよい。本発明のサンドイッチ法によるレセプター
タンパク質等の測定法においては、1次反応と2次反応
に用いられる本発明のモノクローナル抗体はレセプター
タンパク質等の結合する部位が相異なる抗体が好ましく
用いられる。すなわち、1次反応および2次反応に用い
られる抗体は、例えば、2次反応で用いられる抗体が、
レセプタータンパク質のC端部を認識する場合、1次反
応で用いられる抗体は、好ましくはC端部以外、例えば
N端部を認識する抗体が用いられる。
【0085】本発明のモノクローナル抗体をサンドイッ
チ法以外の測定システム、例えば、競合法、イムノメト
リック法あるいはネフロメトリーなどに用いることがで
きる。競合法では、被検液中の抗原と標識抗原とを抗体
に対して競合的に反応させたのち、未反応の標識抗原と
(F)と抗体と結合した標識抗原(B)とを分離し(B
/F分離)、B,Fいずれかの標識量を測定し、被検液
中の抗原量を定量する。本反応法には、抗体として可溶
性抗体を用い、B/F分離をポリエチレングリコール、
上記抗体に対する第2抗体などを用いる液相法、およ
び、第1抗体として固相化抗体を用いるか、あるいは、
第1抗体は可溶性のものを用い第2抗体として固相化抗
体を用いる固相化法とが用いられる。イムノメトリック
法では、被検液中の抗原と固相化抗原とを一定量の標識
化抗体に対して競合反応させた後固相と液相を分離する
か、あるいは、被検液中の抗原と過剰量の標識化抗体と
を反応させ、次に固相化抗原を加え未反応の標識化抗体
を固相に結合させたのち、固相と液相を分離する。次
に、いずれかの相の標識量を測定し被検液中の抗原量を
定量する。また、ネフロメトリーでは、ゲル内あるいは
溶液中で抗原抗体反応の結果、生じた不溶性の沈降物の
量を測定する。被検液中の抗原量が僅かであり、少量の
沈降物しか得られない場合にもレーザーの散乱を利用す
るレーザーネフロメトリーなどが好適に用いられる。
【0086】これら個々の免疫学的測定法を本発明の測
定方法に適用するにあたっては、特別の条件、操作等の
設定は必要とされない。それぞれの方法における通常の
条件、操作法に当業者の通常の技術的配慮を加えて本発
明のレセプタータンパク質またはその塩の測定系を構築
すればよい。これらの一般的な技術手段の詳細について
は、総説、成書などを参照することができる〔例えば、
入江 寛編「ラジオイムノアッセイ〕(講談社、昭和4
9年発行)、入江 寛編「続ラジオイムノアッセイ〕
(講談社、昭和54年発行)、石川栄治ら編「酵素免疫
測定法」(医学書院、昭和53年発行)、石川栄治ら編
「酵素免疫測定法」(第2版)(医学書院、昭和57年
発行)、石川栄治ら編「酵素免疫測定法」(第3版)
(医学書院、昭和62年発行)、「メソッズ・イン・エ
ンジモノジー(Methods in ENZYMOLOGY)」 Vol. 70(Imm
unochemical Techniques(Part A))、 同書 Vol. 73(Imm
unochemical Techniques(Part B))、 同書 Vol. 74(Imm
unochemical Techniques(PartC))、 同書 Vol. 84(Immu
nochemical Techniques(Part D:Selected Immunoassay
s))、 同書 Vol. 92(Immunochemical Techniques(Part
E:Monoclonal Antibodies and General Immunoassay Me
thods))、 同書 Vol. 121(Immunochemical Techniques
(Part I:Hybridoma Technology and Monoclonal Antibo
dies))(以上、アカデミックプレス社発行)など参照〕。
以上のように、本発明の抗体を用いることによって、本
発明のレセプタータンパク質またはその塩を感度良く定
量することができる。さらに、本発明の抗体を用いて、
生体内での本発明のレセプタータンパク質またその塩を
定量することによって、本発明のレセプタータンパク質
の機能不全に関連する各種疾患の診断をすることができ
る。また、本発明の抗体は、体液や組織などの被検体中
に存在する本発明のレセプタータンパク質等を特異的に
検出するために使用することができる。また、本発明の
レセプタータンパク質等を精製するために使用する抗体
カラムの作製、精製時の各分画中の本発明のレセプター
タンパク質等の検出、被検細胞内における本発明のレセ
プタータンパク質の挙動の分析などのために使用するこ
とができる。
【0087】(10)細胞膜における本発明のレセプタ
ータンパク質またはその部分ペプチドの量を変化させる
化合物のスクリーニング方法 本発明の抗体は、本発明のレセプタータンパク質もしく
はその部分ペプチドまたはその塩を特異的に認識するこ
とができるので、細胞膜における本発明のレセプタータ
ンパク質またはその部分ペプチドの量を変化させる化合
物のスクリーニングに用いることができる。すなわち本
発明は、例えば、(i)非ヒト哺乳動物の血液、特
定の臓器、臓器から単離した組織もしくは細胞等を破
壊した後、細胞膜画分を単離し、細胞膜画分に含まれる
本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペプチド
を定量することによる、細胞膜における本発明のレセプ
タータンパク質またはその部分ペプチドの量を変化させ
る化合物のスクリーニング方法、(ii)本発明のレセプ
タータンパク質もしくはその部分ペプチドを発現する形
質転換体等を破壊した後、細胞膜画分を単離し、細胞膜
画分に含まれる本発明のレセプタータンパク質またはそ
の部分ペプチドを定量することによる、細胞膜における
本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペプチド
の量を変化させる化合物のスクリーニング方法、(ii
i)非ヒト哺乳動物の血液、特定の臓器、臓器か
ら単離した組織もしくは細胞等を切片とした後、免疫染
色法を用いることにより、細胞表層での該レセプタータ
ンパク質の染色度合いを定量化することにより、細胞膜
上の該タンパク質を確認することによる、細胞膜におけ
る本発明のレセプタータンパク質またはその部分ペプチ
ドの量を変化させる化合物のスクリーニング方法を提供
する。(iv)本発明のレセプタータンパク質もしくはそ
の部分ペプチドを発現する形質転換体等を切片とした
後、免疫染色法を用いることにより、細胞表層での該レ
セプタータンパク質の染色度合いを定量化することによ
り、細胞膜上の該タンパク質を確認することによる、細
胞膜における本発明のレセプタータンパク質またはその
部分ペプチドの量を変化させる化合物のスクリーニング
方法を提供する。
【0088】細胞膜画分に含まれる本発明のレセプター
タンパク質またはその部分ペプチドの定量は具体的には
以下のようにして行なう。 (i)正常あるいは疾患モデル非ヒト哺乳動物(例え
ば、マウス、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネ
コ、イヌ、サルなど、より具体的には痴呆ラット、肥満
マウス、動脈硬化ウサギ、担癌マウスなど)に対して、
薬剤(例えば、抗痴呆薬、血圧低下薬、抗癌剤、抗肥満
薬など)あるいは物理的ストレス(例えば、浸水ストレ
ス、電気ショック、明暗、低温など)などを与え、一定
時間経過した後に、血液、あるいは特定の臓器(例え
ば、脳、肝臓、脾臓、大腸、膵臓、卵巣など)、または
臓器から単離した組織、あるいは細胞を得る。得られた
臓器、組織または細胞等を、例えば、適当な緩衝液(例
えば、トリス塩酸緩衝液、リン酸緩衝液、ヘペス緩衝液
など)等に懸濁し、臓器、組織あるいは細胞を破壊し、
界面活性剤(例えば、トリトンX100TM、ツイーン2
TMなど)などを用い、さらに遠心分離や濾過、カラム
分画などの手法を用いて細胞膜画分を得る。
【0089】細胞膜画分としては、細胞を破砕した後、
公知の方法で得られる細胞膜が多く含まれる画分のこと
をいう。細胞の破砕方法としては、Potter−Elvehjem型
ホモジナイザーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレ
ンダーやポリトロン(Kinematica社製)のよる破砕、超
音波による破砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細
胞を細いノズルから噴出させることによる破砕などが挙
げられる。細胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾
配遠心分離法などの遠心力による分画法が主として用い
られる。例えば、細胞破砕液を低速(500rpm〜3
000rpm)で短時間(通常、約1分〜10分)遠心
し、上清をさらに高速(15000rpm〜30000
rpm)で通常30分〜2時間遠心し、得られる沈澱を
膜画分とする。該膜画分中には、発現したレセプタータ
ンパク質等と細胞由来のリン脂質や膜タンパク質などの
膜成分が多く含まれる。
【0090】細胞膜画分に含まれる本発明のレセプター
タンパク質またはその部分ペプチドは、例えば、本発明
の抗体を用いたサンドイッチ免疫測定法、ウエスタンブ
ロット解析などにより定量することができる。かかるサ
ンドイッチ免疫測定法は上記の方法と同様にして行なう
ことができ、ウエスタンブロットは公知の手段により行
なうことができる。
【0091】(ii)本発明のレセプタータンパク質もし
くはその部分ペプチドを発現する形質転換体を上記の方
法に従い作製し、細胞膜画分に含まれる本発明のレセプ
タータンパク質またはその部分ペプチドを定量すること
ができる。
【0092】細胞膜における本発明のレセプタータンパ
ク質またはその部分ペプチドの量を変化させる化合物の
スクリーニングは、 (i)正常あるいは疾患モデル非ヒト哺乳動物に対し
て、薬剤あるいは物理的ストレスなどを与える一定時間
前(30分前〜24時間前、好ましくは30分前〜12
時間前、より好ましくは1時間前〜6時間前)もしくは
一定時間後(30分後〜3日後、好ましくは1時間後〜
2日後、より好ましくは1時間後〜24時間後)、また
は薬剤あるいは物理的ストレスと同時に被検化合物を投
与し、投与後一定時間経過後(30分後〜3日後、好ま
しくは1時間後〜2日後、より好ましくは1時間後〜2
4時間後)、細胞膜における本発明のレセプタータンパ
ク質またはその部分ペプチドの量を定量することにより
行なうことができ、 (ii)形質転換体を常法に従い培養する際に被検化合物
を培地中に混合させ、一定時間培養後(1日後〜7日
後、好ましくは1日後〜3日後、より好ましくは2日後
〜3日後)、細胞膜における本発明のレセプタータンパ
ク質またはその部分ペプチドの量を定量することにより
行なうことができる。
【0093】細胞膜画分に含まれる本発明のレセプター
タンパク質またはその部分ペプチドの確認は具体的には
以下のようにして行なう。 (iii)正常あるいは疾患モデル非ヒト哺乳動物(例え
ば、マウス、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネ
コ、イヌ、サルなど、より具体的には痴呆ラット、肥満
マウス、動脈硬化ウサギ、担癌マウスなど)に対して、
薬剤(例えば、抗痴呆薬、血圧低下薬、抗癌剤、抗肥満
薬など)あるいは物理的ストレス(例えば、浸水ストレ
ス、電気ショック、明暗、低温など)などを与え、一定
時間経過した後に、血液、あるいは特定の臓器(例え
ば、脳、肝臓、脾臓、大腸、膵臓、卵巣など)、または
臓器から単離した組織、あるいは細胞を得る。得られた
臓器、組織または細胞等を、常法に従い組織切片とし、
本発明の抗体を用いて免疫染色を行う。細胞表層での該
レセプタータンパク質の染色度合いを定量化することに
より、細胞膜上の該タンパク質を確認することにより、
定量的または定性的に、細胞膜における本発明のレセプ
タータンパク質またはその部分ペプチドの量を確認する
ことができる。 (iv)本発明のレセプタータンパク質もしくはその部分
ペプチドを発現する形質転換体等を用いて同様の手段を
とることにより確認することもできる。
【0094】本発明のスクリーニング方法を用いて得ら
れる化合物またはその塩は、細胞膜における本発明のレ
セプタータンパク質またはその部分ペプチドの量を変化
させる作用を有する化合物であり、具体的には、(イ)
細胞膜における本発明のレセプタータンパク質またはそ
の部分ペプチドの量を増加させることにより、Gタンパ
ク質共役型レセプターを介する細胞刺激活性(例えば、
アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+
遊離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノ
シトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内タンパク
質のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下などを
促進する活性または抑制する活性など)を増強させる化
合物、(ロ)細胞膜における本発明のレセプタータンパ
ク質またはその部分ペプチドの量を減少させることによ
り、該細胞刺激活性を減弱させる化合物である。該化合
物としては、ペプチド、蛋白、非ペプチド性化合物、合
成化合物、発酵生産物などが挙げられ、これら化合物は
新規な化合物であってもよいし、公知の化合物であって
もよい。該細胞刺激活性を増強させる化合物は、本発明
のレセプタータンパク質等の生理活性を増強するための
安全で低毒性な医薬として有用である。該細胞刺激活性
を減弱させる化合物は、本発明のレセプタータンパク質
等の生理活性を減少させるための安全で低毒性な医薬と
して有用である。
【0095】本発明のスクリーニング方法を用いて得ら
れる化合物またはその塩を医薬組成物として使用する場
合、常套手段に従って実施することができる。例えば、
上記した本発明のレセプタータンパク質を含有する医薬
と同様にして、錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイ
クロカプセル剤、無菌性溶液、懸濁液剤などとすること
ができる。このようにして得られる製剤は安全で低毒性
であるので、例えば、哺乳動物(例えば、ヒト、ラッ
ト、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イ
ヌ、サルなど)に対して投与することができる。該化合
物またはその塩の投与量は、投与対象、対象臓器、症
状、投与方法などにより差異はあるが、経口投与の場
合、一般的に例えば、癌患者(60kgとして)におい
ては、一日につき約0.1〜100mg、好ましくは約
1.0〜50mg、より好ましくは約1.0〜20mg
である。非経口的に投与する場合は、その1回投与量は
投与対象、対象臓器、症状、投与方法などによっても異
なるが、例えば、注射剤の形では通常例えば、癌患者
(60kgとして)においては、一日につき約0.01
〜30mg程度、好ましくは約0.1〜20mg程度、
より好ましくは約0.1〜10mg程度を静脈注射によ
り投与するのが好都合である。他の動物の場合も、60
kg当たりに換算した量を投与することができる。
【0096】(11)細胞膜における本発明のレセプタ
ータンパク質またはその部分ペプチドの量を変化させる
化合物を含有する各種疾病の予防および/または治療剤
本発明のレセプタータンパク質は上記のとおり、例え
ば、中枢機能など生体内で何らかの重要な役割を果たし
ていると考えられる。したがって、細胞膜における本発
明のレセプタータンパク質またはその部分ペプチドの量
を変化させる化合物は、本発明のレセプタータンパク質
の機能不全に関連する疾患の予防および/または治療剤
として用いることができる。ここで、本発明のレセプタ
ータンパク質の機能不全に関連する疾患としては、例え
ば中枢疾患(例えば、アルツハイマー病、痴呆、摂食障
害、うつ病、てんかんなど) 、内分泌疾患(例えば、ア
ジソン病、クッシング症候群、褐色細胞種、原発性アル
ドステロン症、更年期障害、子宮内膜症、性腺機能異
常、甲状腺機能異、下垂体機能異など)、代謝疾患(例
えば、糖尿病、脂質代謝異常、糖尿病合併症、肥満、痛
風、白内障、高脂血症等)、癌(例えば、非小細胞肺
癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、膀胱癌、乳癌、子宮頸部
癌、結腸癌、直腸癌等)、炎症性疾患(例えば、アレル
ギー、喘息、リュウマチ、関節炎、腎炎、肝炎、網膜
症、膀胱炎、肺炎など)、循環器系疾患(例えば、高血圧
症、心肥大、狭心症、動脈硬化症、心筋梗塞等)、癌
(例えば、非小細胞肺癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、膀
胱癌、乳癌、子宮頸部癌、結腸癌、直腸癌、慢性リンパ
性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性黒色腫、多発性骨髄
腫等)、呼吸器系疾患(例えば、かぜ症候群、喘息、肺
炎、肺高血圧症、肺血栓・肺塞栓など)、消化器系疾患
(例えば、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、逆流性食道
炎、膵炎等)、免疫系疾患(例えば、自己免疫性疾患
等)、感染症(例えば、免疫機能不全、肺炎、サイトメ
ガルウイルス,インフルエンザウイルス,ヘルペスウイ
ルス等のウイルス感染症、リケッチア感染症、細菌感染
症など)などが挙げられる。該化合物を本発明のレセプ
タータンパク質の機能不全に関連する疾患の予防および
/または治療剤として使用する場合は、常套手段に従っ
て製剤化することができる。例えば、該化合物は、必要
に応じて糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル
剤、マイクロカプセル剤などとして経口的に、あるいは
水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性
溶液、または懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使
用できる。例えば、該化合物を生理学的に認められる公
知の担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定
剤、結合剤などとともに一般に認められた製剤実施に要
求される単位用量形態で混和することによって製造する
ことができる。これら製剤における有効成分量は指示さ
れた範囲の適当な用量が得られるようにするものであ
る。
【0097】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えば、ゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、上記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施に従って
処方することができる。注射用の水性液としては、例え
ば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張
液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩
化ナトリウムなど)などが用いられ、適当な溶解補助
剤、例えば、アルコール(例、エタノール)、ポリアル
コール(例、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール)、非イオン性界面活性剤(例、ポリソルベート
80TM、HCO−50)などと併用してもよい。油性液
としては、例えば、ゴマ油、大豆油などが用いられ、溶
解補助剤である安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。
【0098】また、上記予防及び/または治療剤は、例
えば、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウ
ム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベンザルコニウ
ム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例えば、ヒト血清
アルブミン、ポリエチレングリコールなど)、保存剤
(例えば、ベンジルアルコール、フェノールなど)、酸
化防止剤などと配合してもよい。調製された注射液は通
常、適当なアンプルに充填される。このようにして得ら
れる製剤は安全で低毒性であるので、例えば、哺乳動物
(例えば、ヒト、ラット、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)に対して投与するこ
とができる。該化合物またはその塩の投与量は、投与対
象、対象臓器、症状、投与方法などにより差異はある
が、経口投与の場合、一般的に例えば、癌患者(60k
gとして)においては、一日につき約0.1〜100m
g、好ましくは約1.0〜50mg、より好ましくは約
1.0〜20mgである。非経口的に投与する場合は、
その1回投与量は投与対象、対象臓器、症状、投与方法
などによっても異なるが、例えば、注射剤の形では通常
例えば、癌患者(60kgとして)においては、一日に
つき約0.01〜30mg程度、好ましくは約0.1〜
20mg程度、より好ましくは約0.1〜10mg程度
を静脈注射により投与するのが好都合である。他の動物
の場合も、60kg当たりに換算した量を投与すること
ができる。
【0099】(12)本発明のレセプタータンパク質、
その部分ペプチドまたはそれらの塩に対する抗体による
中和 本発明のレセプタータンパク質もしくはその部分ペプチ
ドまたはその塩に対する抗体の、それらレセプタータン
パク質などに対する中和活性とは、すなわち、該レセプ
タータンパク質の関与するシグナル伝達機能を不活性化
する活性を意味する。従って、該抗体が中和活性を有す
る場合は、該レセプタータンパク質の関与するシグナル
伝達、例えば、該レセプタータンパク質を介する細胞刺
激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内c
GMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変
動、細胞内タンパク質のリン酸化、c−fosの活性
化、pHの低下などを促進する活性または抑制する活性
など)を不活性化することができる。したがって、該レ
セプタータンパク質の過剰発現などに起因する疾患の予
防および/または治療に用いることができる。
【0100】(13)本発明のGタンパク質共役型レセ
プタータンパク質をコードするDNAを有する動物の作
出 本発明のDNAを用いて、本発明のレセプタータンパク
質等を発現するトランスジェニック動物を作出すること
ができる。動物としては、哺乳動物(例えば、ラット、
マウス、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サ
ルなど)など(以下、動物と略記する場合がある)が挙
げれるが、特に、マウス、ウサギなどが好適である。本
発明のDNAを対象動物に転移させるにあたっては、該
DNAを動物細胞で発現させうるプロモーターの下流に
結合した遺伝子コンストラクトとして用いるのが一般に
有利である。例えば、ウサギ由来の本発明のDNAを転
移させる場合、これと相同性が高い動物由来の本発明の
DNAを動物細胞で発現させうる各種プロモーターの下
流に結合した遺伝子コンストラクトを、例えば、ウサギ
受精卵へマイクロインジェクションすることによって本
発明のレセプタータンパク質等を高産生するDNA転移
動物を作出できる。このプロモーターとしては、例え
ば、ウイルス由来プロモーター、メタロチオネイン等の
ユビキアスな発現プロモーターも使用しうるが、好まし
くは脳で特異的に発現するNGF遺伝子プロモーターや
エノラーゼ遺伝子プロモーターなどが用いられる。
【0101】受精卵細胞段階における本発明のDNAの
導入は、対象動物の胚芽細胞および体細胞の全てに存在
するように確保される。DNA転移後の作出動物の胚芽
細胞において本発明のレセプタータンパク質等が存在す
ることは、作出動物の子孫が全てその胚芽細胞および体
細胞の全てに本発明のレセプタータンパク質等を有する
ことを意味する。遺伝子を受け継いだこの種の動物の子
孫はその胚芽細胞および体細胞の全てに本発明のレセプ
タータンパク質等を有する。本発明のDNA転移動物
は、交配により遺伝子を安定に保持することを確認し
て、該DNA保有動物として通常の飼育環境で飼育継代
を行うことができる。さらに、目的DNAを保有する雌
雄の動物を交配することにより、導入遺伝子を相同染色
体の両方に持つホモザイゴート動物を取得し、この雌雄
の動物を交配することによりすべての子孫が該DNAを
有するように繁殖継代することができる。本発明のDN
Aが転移された動物は、本発明のレセプタータンパク質
等が高発現させられているので、本発明のレセプタータ
ンパク質等に対するアゴニストまたはアンタゴニストの
スクリーニング用の動物などとして有用である。本発明
のDNA転移動物を、組織培養のための細胞源として使
用することもできる。例えば、本発明のDNA転移マウ
スの組織中のDNAもしくはRNAを直接分析するか、
あるいは遺伝子により発現された本発明のレセプタータ
ンパク質が存在する組織を分析することにより、本発明
のレセプタータンパク質等について分析することができ
る。本発明のレセプタータンパク質等を有する組織の細
胞を標準組織培養技術により培養し、これらを使用し
て、例えば、脳や末梢組織由来のような一般に培養困難
な組織からの細胞の機能を研究することができる。ま
た、その細胞を用いることにより、例えば、各種組織の
機能を高めるような医薬の選択も可能である。また、高
発現細胞株があれば、そこから、本発明のレセプタータ
ンパク質等を単離精製することも可能である。
【0102】本明細書および図面において、塩基やアミ
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commission on Biochemical Nomenclature による略号
あるいは当該分野における慣用略号に基づくものであ
り、その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異性体
があり得る場合は、特に明示しなければL体を示すもの
とする。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム
【0103】 Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Leu :ロイシン Ile :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Cys :システイン Met :メチオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Lys :リジン Arg :アルギニン His :ヒスチジン Phe :フェニルアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Pro :プロリン Asn :アスパラギン Gln :グルタミン pGlu :ピログルタミン酸 * :終止コドンに対応する Me :メチル基 Et :エチル基 Bu :ブチル基 Ph :フェニル基 TC :チアゾリジン−4(R)−カルボキ
サミド基
【0104】また、本明細書中で繁用される置換基、保
護基および試薬を下記の記号で表記する。 Tos :p−トルエンスルフォニル CHO :ホルミル Bzl :ベンジル Cl2Bzl :2,6−ジクロロベンジル Bom :ベンジルオキシメチル Z :ベンジルオキシカルボニル Cl−Z :2−クロロベンジルオキシカルボニ
ル Br−Z :2−ブロモベンジルオキシカルボニ
ル Boc :t−ブトキシカルボニル DNP :ジニトロフェノール Trt :トリチル Bum :t−ブトキシメチル Fmoc :N−9−フルオレニルメトキシカル
ボニル HOBt :1−ヒドロキシベンズトリアゾール HOOBt :3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ
−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン HONB :1-ヒドロキシ-5-ノルボルネン-2,3-
ジカルボキシイミド DCC :N、N’−ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド
【0105】本明細書の配列表の配列番号は、以下の配
列を示す。 配列番号:1 本発明のヒト由来新規Gタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質TGR20−1のアミノ酸配列を示す。 配列番号:2 本発明のヒト由来新規Gタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質TGR20−1をコードするcDNAの塩基配
列を示す。 配列番号:3 以下の実施例1、2および3におけるPCR反応で使用
したプライマー1の塩基配列を示す。 配列番号:4 以下の実施例1におけるPCR反応で使用したプライマ
ー2の塩基配列を示す。 配列番号:5 本発明のヒト由来新規Gタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質TGR20−2のアミノ酸配列を示す。 配列番号:6 本発明のヒト由来新規Gタンパク質共役型レセプタータ
ンパク質TGR20−2をコードするcDNAの塩基配
列を示す。 配列番号:7 以下の実施例2および3におけるPCR反応で使用した
プライマー3の塩基配列を示す。 配列番号:8 以下の実施例3で使用したフォワードプライマーTGR20T
QFの塩基配列を示す。 配列番号:9 以下の実施例3で使用したリバースプライマーTGR20TQR
の塩基配列を示す。 配列番号:10 以下の実施例3で使用したプローブTGR20TQPの塩基配列
を示す。
【0106】以下の実施例1で得られた形質転換体、大
腸菌(Escherichia coli)TOP10/pCR2.1-TGR20-1は、2
001年(平成13年)4月19日から日本国茨城県つ
くば市東1丁目1番地1 中央第6(郵便番号305−
8566)の独立行政法人産業技術総合研究所 特許生
物寄託センターに寄託番号FERM BP−7552と
して、2001年(平成13年)4月11日から大阪府
大阪市淀川区十三本町2−17−85(郵便番号532
−8686)の財団法人・発酵研究所(IFO)に寄託
番号IFO 16612として寄託されている。以下の
実施例2で得られた形質転換体、大腸菌(Escherichia
coli)TOP10/pCR2.1-TGR20-2は、2001年(平成13
年)4月19日から日本国茨城県つくば市東1丁目1番
地1 中央第6(郵便番号305−8566)の独立行
政法人産業技術総合研究所 特許生物寄託センターに寄
託番号FERM BP−7553として、2001年
(平成13年)4月11日から大阪府大阪市淀川区十三
本町2−17−85(郵便番号532−8686)の財
団法人・発酵研究所(IFO)に寄託番号IFO 16
613として寄託されている。
【0107】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をより詳細に
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。なお、大腸菌を用いての遺伝子は、モレキュラー
・クローニング(Molecular cloning)に記載されている
方法に従った。 実施例1 ヒト精巣由来Gタンパク質共役型レセプター
タンパク質をコードするcDNAのクローニングと塩基配列
の決定 ヒト精巣cDNA(CLONTECH社)を鋳型とし、2個のプライ
マー、プライマー1(配列番号:3)およびプライマー2
(配列番号:4)を用いてPCR反応を行った。該反応にお
ける反応液の組成は上記cDNAを3μl鋳型として使用し、
Advantage-GC2 Polymerase Mix (CLONTECH社)1μl
量、プライマー1(配列番号:3)およびプライマー2
(配列番号:4)を各0.5μM、dNTPsを200μM、および酵
素に添付のバッファーを10μl、GC Meltを5μl加え、50
μlの液量とした。PCR反応は、95℃・1分の後、95℃・3
0秒、68℃・2分のサイクルを5回、95℃・30秒、66℃・3
0秒、68℃・2分のサイクルを5回、95℃・30秒、64℃・
30秒、68℃・2分のサイクルを30回繰り返し最後に68℃
・7分の伸長反応を行った。該PCR反応産物をTOPO-TAク
ローニングキット(Invitrogen社)の処方に従いプラス
ミドベクターpCR2.1(Invitrogen社)へサブクローニン
グした。これを大腸菌TOP10に導入し、cDNAを持つクロ
ーンをアンピシリンを含むLB寒天培地中で選択した。個
々のクローンの配列を解析した結果、新規Gタンパク質
共役型レセプタータンパク質をコードするcDNA配列(配
列番号:2)を得た。これらのアミノ酸配列を含有する
新規Gタンパク質共役型レセプタータンパク質をTGR20-
1と命名した。また形質転換体を大腸菌(Escherichia c
oli)TOP10/pCR2.1-TGR20-1と命名した。TGR20−
1の疎水性プロット図を図1に示す。
【0108】実施例2 ヒト精巣由来Gタンパク質共役
型レセプタータンパク質をコードするcDNAのクローニン
グと塩基配列の決定 ヒト精巣cDNA(CLONTECH社)を鋳型とし、2個のプライ
マー、プライマー1(配列番号:3)およびプライマー3
(配列番号:7)を用いてPCR反応を行った。該反応にお
ける反応液の組成は上記cDNAを3μl鋳型として使用し、
Advantage-GC2 Polymerase Mix (CLONTECH社)1μl
量、プライマー1(配列番号:3)およびプライマー3
(配列番号:7)を各0.5μM、dNTPsを200μM、および酵
素に添付のバッファーを10μl、GC Meltを5μl加え、50
μlの液量とした。PCR反応は、95℃・1分の後、95℃・3
0秒、68℃・2分のサイクルを5回、95℃・30秒、66℃・3
0秒、68℃・2分のサイクルを5回、95℃・30秒、64℃・
30秒、68℃・2分のサイクルを30回繰り返し最後に68℃
・7分の伸長反応を行った。該PCR反応産物をTOPO-TAク
ローニングキット(Invitrogen社)の処方に従いプラス
ミドベクターpCR2.1(Invitrogen社)へサブクローニン
グした。これを大腸菌TOP10に導入し、cDNAを持つクロ
ーンをアンピシリンを含むLB寒天培地中で選択した。個
々のクローンの配列を解析した結果、新規Gタンパク質
共役型レセプタータンパク質をコードするcDNA配列(配
列番号:6)を得た。これらのアミノ酸配列を含有する
新規Gタンパク質共役型レセプタータンパク質をTGR20-
2と命名した。また形質転換体を大腸菌(Escherichia c
oli)TOP10/pCR2.1-TGR20-2と命名した。TGR20−
2の疎水性プロット図を図3に示す。
【0109】実施例3 TaqMan PCRを用いたTGR20-1お
よびTGR20-2(以下、これらを単にTGR20と略記すること
がある)の発現組織分布の解析 まず、プライマー及びプローブは Primer Express ver.
1.0 ( PEバイオシステムズジャパン ) を用いてデザイ
ンし、 フォワードプライマー TGR20TQF ( 5' -AAGTC
AGAGG AGAGG AGGAC ACA- 3'(配列番号:8)) 、リバー
スプライマーTGR20TQR ( 5' -TGAAT CATTT TGCAG GCCTG
- 3'(配列番号:9)) 、プローブTGR20TQP ( 5' -TGTG
T TGGCT GGCAC TCTGT GGAGA A- 3'(配列番号:10))
を作製した。プローブのリポーター色素はFAM ( 6-carb
oxyfluorescein ) を付加した。スタンダード cDNA
は、 pCR2.1-TGR20-1を鋳型にしてプライマー1(配列番
号:3)およびプライマー3(配列番号:7)を用いて増
幅したPCR断片を QIAquickPCR Purification Kit [ QIA
GEN ( Germany ) ] にて精製し、 100 - 106 コピー /
5μl に調製して用いた。各組織の cDNAソースはCLON
TECH社SMART RACE Library Systemを用いて作製した各
種cDNA libraryを用いた。TGR20発現量と同時に、TaqMa
n β-actin controlreagents Mix (PEバイオシステムズ
ジャパン) を用いてβ-actin発現量を測定してnormaliz
eすることにより、TGR20組織分布を比較した。TaqMan P
CRは、TaqMan Universal PCR Master Mix (PEバイオシ
ステムズジャパン) の試薬を用い、 ABI PRISM 7700 Se
quence Detection System (PEバイオシステムズジャパ
ン) にて、添付の説明書に従い反応させた。結果を図5
および表1に示した。 TGR20は精巣および肺に高い発現
が見られた。
【表 1】
【0110】
【発明の効果】本発明のGタンパク質共役型レセプター
タンパク質もしくはその部分ペプチドまたはその塩、該
レセプタータンパク質またはその部分ペプチドをコード
するポリヌクレオチド(例えば、DNA、RNAおよび
それらの誘導体)は、リガンド(アゴニスト)の決
定、抗体および抗血清の入手、組換え型レセプター
タンパク質の発現系の構築、同発現系を用いたレセプ
ター結合アッセイ系の開発と医薬品候補化合物のスクリ
ーニング、構造的に類似したリガンド・レセプターと
の比較にもとづいたドラッグデザインの実施、遺伝子
診断におけるプローブやPCRプライマーの作成のため
の試薬、トランスジェニック動物の作出または遺伝
子治療剤等の医薬等として用いることができる。
【0111】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Takeda Chemical Industries, Ltd. <120> Novel G Protein-Coupled Receptor and its DNA <130> P2001-200 <150> JP2001-133244 <151> 2001-04-27 <160> 10 <210> 1 <211> 657 <212> PRT <213> Human <400> 1 Met Thr His Ile Leu Leu Leu Tyr Tyr Leu Val Phe Leu Leu Pro Thr 5 10 15 Glu Ser Cys Arg Thr Leu Tyr Gln Ala Ala Ser Lys Ser Lys Glu Lys 20 25 30 Val Pro Ala Arg Pro His Gly Val Cys Asp Gly Val Cys Thr Asp Tyr 35 40 45 Ser Gln Cys Thr Gln Pro Cys Pro Pro Asp Thr Gln Gly Asn Met Gly 50 55 60 Phe Ser Cys Arg Gln Lys Thr Trp His Lys Ile Thr Asp Thr Cys Gln 65 70 75 80 Thr Leu Asn Ala Leu Asn Ile Phe Glu Glu Asp Ser Arg Leu Val Gln 85 90 95 Pro Phe Glu Asp Asn Ile Lys Ile Ser Val Tyr Thr Gly Lys Ser Glu 100 105 110 Thr Ile Thr Asp Met Leu Leu Gln Lys Cys Pro Thr Asp Leu Ser Cys 115 120 125 Val Ile Arg Asn Ile Gln Gln Ser Pro Trp Ile Pro Gly Asn Ile Ala 130 135 140 Val Ile Val Gln Leu Leu His Asn Ile Ser Thr Ala Ile Trp Thr Gly 145 150 155 160 Val Asp Glu Ala Lys Met Gln Ser Tyr Ser Thr Ile Ala Asn His Ile 165 170 175 Leu Asn Ser Lys Ser Ile Ser Asn Trp Thr Phe Ile Pro Asp Arg Asn 180 185 190 Ser Ser Tyr Ile Leu Leu His Ser Val Asn Ser Phe Ala Arg Arg Leu 195 200 205 Phe Ile Asp Lys His Pro Val Asp Ile Ser Asp Val Phe Ile His Thr 210 215 220 Met Gly Thr Thr Ile Ser Gly Asp Asn Ile Gly Lys Asn Phe Thr Phe 225 230 235 240 Ser Met Arg Ile Asn Asp Thr Ser Asn Glu Val Thr Gly Arg Val Leu 245 250 255 Ile Ser Arg Asp Glu Leu Arg Lys Val Pro Ser Pro Ser Gln Val Ile 260 265 270 Ser Ile Ala Phe Pro Thr Ile Gly Ala Ile Leu Glu Ala Ser Leu Leu 275 280 285 Glu Asn Val Thr Val Asn Gly Leu Val Leu Ser Ala Ile Leu Pro Lys 290 295 300 Glu Leu Lys Arg Ile Ser Leu Ile Phe Glu Lys Ile Ser Lys Ser Glu 305 310 315 320 Glu Arg Arg Thr Gln Cys Val Gly Trp His Ser Val Glu Asn Arg Trp 325 330 335 Asp Gln Gln Ala Cys Lys Met Ile Gln Glu Asn Ser Gln Gln Ala Val 340 345 350 Cys Lys Cys Arg Pro Ser Lys Leu Phe Thr Ser Phe Ser Ile Leu Met 355 360 365 Ser Pro His Ile Leu Glu Ser Leu Ile Leu Thr Tyr Ile Thr Tyr Val 370 375 380 Gly Leu Gly Ile Ser Ile Cys Ser Leu Ile Leu Cys Leu Ser Ile Glu 385 390 395 400 Val Leu Val Trp Ser Gln Val Thr Lys Thr Glu Ile Thr Tyr Leu Arg 405 410 415 His Val Cys Ile Val Asn Ile Ala Ala Thr Leu Leu Met Ala Asp Val 420 425 430 Trp Phe Ile Val Ala Ser Phe Leu Ser Gly Pro Ile Thr His His Lys 435 440 445 Gly Cys Val Ala Ala Thr Phe Phe Val His Phe Phe Tyr Leu Ser Val 450 455 460 Phe Phe Trp Met Leu Ala Lys Ala Leu Leu Ile Leu Tyr Gly Ile Met 465 470 475 480 Ile Val Phe His Thr Leu Pro Lys Ser Val Leu Val Ala Ser Leu Phe 485 490 495 Ser Val Gly Tyr Gly Cys Pro Leu Ala Ile Ala Ala Ile Thr Val Ala 500 505 510 Ala Thr Glu Pro Gly Lys Gly Tyr Leu Arg Pro Glu Ile Cys Trp Leu 515 520 525 Asn Trp Asp Met Thr Lys Ala Leu Leu Ala Phe Val Ile Pro Ala Leu 530 535 540 Ala Ile Val Val Val Asn Leu Ile Thr Val Thr Leu Val Ile Val Lys 545 550 555 560 Thr Gln Arg Ala Ala Ile Gly Asn Ser Met Phe Gln Glu Val Arg Ala 565 570 575 Ile Val Arg Ile Ser Lys Asn Ile Ala Ile Leu Thr Pro Leu Leu Gly 580 585 590 Leu Thr Trp Gly Phe Gly Val Ala Thr Val Ile Asp Asp Arg Ser Leu 595 600 605 Ala Phe His Ile Ile Phe Ser Leu Leu Asn Ala Phe Gln Gly Phe Phe 610 615 620 Ile Leu Val Phe Gly Thr Ile Leu Asp Pro Lys Val Leu Asn Val Asn 625 630 635 640 Ser Ser Cys Cys Phe Phe Cys Ile Ile Ser Thr Trp Pro Cys Lys Asp 645 650 655 Leu <210> 2 <211> 1971 <212> DNA <213> Human <400> 2 atgactcata tacttttgct gtactacttg gtgtttcttt tgcccacaga gtcctgtagg 60 acattgtatc aggctgcaag caaaagcaag gagaaggtgc ctgccaggcc acacggtgta 120 tgcgatggtg tctgtacaga ctactcccag tgtactcaac cttgccctcc agacactcag 180 ggaaatatgg ggttttcatg caggcaaaag acatggcaca agatcactga cacctgccag 240 actcttaatg ccctcaacat ctttgaggag gattcacgtt tggttcagcc atttgaagac 300 aatataaaaa taagtgtata tactggaaag tctgagacca taacagatat gttgctacaa 360 aagtgtccca cagatctgtc ttgtgtaatt agaaacattc agcagtctcc ctggatacca 420 ggaaacattg ccgtaattgt gcagctctta cacaacatat caacagcaat atggacaggt 480 gttgatgagg caaagatgca gagttacagc accatagcca accacattct taacagcaaa 540 agcatctcca actggacttt cattcctgac agaaacagca gctatatcct gctacattca 600 gtcaactcct ttgcaagaag gctattcata gataaacatc ctgttgacat atcagatgtc 660 ttcattcata ctatgggcac caccatatct ggagataaca ttggaaaaaa tttcactttt 720 tctatgagaa ttaatgatac cagcaatgaa gtcactggga gagtgttgat cagcagagat 780 gaacttcgga aggtgccttc cccttctcag gtcatcagca ttgcatttcc aactattggg 840 gctattttgg aagccagtct tttggaaaat gttactgtaa atgggcttgt cctgtctgcc 900 attttgccca aggaacttaa aagaatctca ctgatttttg aaaagatcag caagtcagag 960 gagaggagga cacagtgtgt tggctggcac tctgtggaga acagatggga ccagcaggcc 1020 tgcaaaatga ttcaagaaaa ctcccagcaa gctgtttgca aatgtaggcc aagcaaattg 1080 tttacctctt tctcaattct tatgtcacct cacatcttag agagtctgat tctgacttac 1140 atcacatatg taggcctggg catttctatt tgcagcctga tcctttgctt gtccattgag 1200 gtcctagtct ggagccaagt gacaaagaca gagatcacct atttacgcca tgtgtgcatt 1260 gttaacattg cagccacttt gctgatggca gatgtgtggt tcattgtggc ttcctttctt 1320 agtggcccaa taacacacca caagggatgt gtggcagcca cattttttgt tcatttcttt 1380 tacctttctg tatttttctg gatgcttgcc aaggcactcc ttatcctcta tggaatcatg 1440 attgttttcc ataccttgcc caagtcagtc ctggtggcat ctctgttttc agtgggctat 1500 ggatgccctt tggccattgc tgccatcact gttgctgcca ctgaacctgg caaaggctat 1560 ctacgacctg agatctgctg gctcaactgg gacatgacca aagccctcct ggccttcgtg 1620 atcccagctt tggccatcgt ggtagtaaac ctgatcacag tcacactggt gattgtcaag 1680 acccagcgag ctgccattgg caattccatg ttccaggaag tgagagccat tgtgagaatc 1740 agcaagaaca tcgccatcct cacaccactt ctgggactga cctggggatt tggagtagcc 1800 actgtcatcg atgacagatc cctggccttc cacattatct tctccctgct caatgcattc 1860 cagggtttct tcatcctagt gtttggaacc atcctggatc caaaggtact gaatgtaaat 1920 tcttcttgtt gctttttctg tattatcagt acctggccat gtaaagactt g 1971 <210> 3 <211> 26 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Designed oligonucleotide primer to amplify DNA encoding TGR20-1 <400> 3 atgactcata tacttttgct gtacta 26 <210> 4 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Designed oligonucleotide primer to amplify DNA encoding TGR20-1 <400> 4 ttacaagtct ttacatggcc aggt 24 <210> 5 <211> 640 <212> PRT <213> Human <400> 5 Met Thr His Ile Leu Leu Leu Tyr Tyr Leu Val Phe Leu Leu Pro Thr 5 10 15 Glu Ser Cys Arg Thr Leu Tyr Gln Ala Ala Ser Lys Ser Lys Glu Lys 20 25 30 Val Pro Ala Arg Pro His Gly Val Cys Asp Gly Val Cys Thr Asp Tyr 35 40 45 Ser Gln Cys Thr Gln Pro Cys Pro Pro Asp Thr Gln Gly Asn Met Gly 50 55 60 Phe Ser Cys Arg Gln Lys Thr Trp His Lys Ile Thr Asp Thr Cys Gln 65 70 75 80 Thr Leu Asn Ala Leu Asn Ile Phe Glu Glu Asp Ser Arg Leu Val Gln 85 90 95 Pro Phe Glu Asp Asn Ile Lys Ile Ser Val Tyr Thr Gly Lys Ser Glu 100 105 110 Thr Ile Thr Asp Met Leu Leu Gln Lys Cys Pro Thr Asp Leu Ser Cys 115 120 125 Val Ile Arg Asn Ile Gln Gln Ser Pro Trp Ile Pro Gly Asn Ile Ala 130 135 140 Val Ile Val Gln Leu Leu His Asn Ile Ser Thr Ala Ile Trp Thr Gly 145 150 155 160 Val Asp Glu Ala Lys Met Gln Ser Tyr Ser Thr Ile Ala Asn His Ile 165 170 175 Leu Asn Ser Lys Ser Ile Ser Asn Trp Thr Phe Ile Pro Asp Arg Asn 180 185 190 Ser Ser Tyr Ile Leu Leu His Ser Val Asn Ser Phe Ala Arg Arg Leu 195 200 205 Phe Ile Asp Lys His Pro Val Asp Ile Ser Asp Val Phe Ile His Thr 210 215 220 Met Gly Thr Thr Ile Ser Gly Asp Asn Ile Gly Lys Asn Phe Thr Phe 225 230 235 240 Ser Met Arg Ile Asn Asp Thr Ser Asn Glu Val Thr Gly Arg Val Leu 245 250 255 Ile Ser Arg Asp Glu Leu Arg Lys Val Pro Ser Pro Ser Gln Val Ile 260 265 270 Ser Ile Ala Phe Pro Thr Ile Gly Ala Ile Leu Glu Ala Ser Leu Leu 275 280 285 Glu Asn Val Thr Val Asn Gly Leu Val Leu Ser Ala Ile Leu Pro Lys 290 295 300 Glu Leu Lys Arg Ile Ser Leu Ile Phe Glu Lys Ile Ser Lys Ser Glu 305 310 315 320 Glu Arg Arg Thr Gln Cys Val Gly Trp His Ser Val Glu Asn Arg Trp 325 330 335 Asp Gln Gln Ala Cys Lys Met Ile Gln Glu Asn Ser Gln Gln Ala Val 340 345 350 Cys Lys Cys Arg Pro Ser Lys Leu Phe Thr Ser Phe Ser Ile Leu Met 355 360 365 Ser Pro His Ile Leu Glu Ser Leu Ile Leu Thr Tyr Ile Thr Tyr Val 370 375 380 Gly Leu Gly Ile Ser Ile Cys Ser Leu Ile Leu Cys Leu Ser Ile Glu 385 390 395 400 Val Leu Val Trp Ser Gln Val Thr Lys Thr Glu Ile Thr Tyr Leu Arg 405 410 415 His Val Cys Ile Val Asn Ile Ala Ala Thr Leu Leu Met Ala Asp Val 420 425 430 Trp Phe Ile Val Ala Ser Phe Leu Ser Gly Pro Ile Thr His His Lys 435 440 445 Gly Cys Val Ala Ala Thr Phe Phe Val His Phe Phe Tyr Leu Ser Val 450 455 460 Phe Phe Trp Met Leu Ala Lys Ala Leu Leu Ile Leu Tyr Gly Ile Met 465 470 475 480 Ile Val Phe His Thr Leu Pro Lys Ser Val Leu Val Ala Ser Leu Phe 485 490 495 Ser Val Gly Tyr Gly Cys Pro Leu Ala Ile Ala Ala Ile Thr Val Ala 500 505 510 Ala Thr Glu Pro Gly Lys Gly Tyr Leu Arg Pro Glu Ile Cys Trp Leu 515 520 525 Asn Trp Asp Met Thr Lys Ala Leu Leu Ala Phe Val Ile Pro Ala Leu 530 535 540 Ala Ile Val Val Val Asn Leu Ile Thr Val Thr Leu Val Ile Val Lys 545 550 555 560 Thr Gln Arg Ala Ala Ile Gly Asn Ser Met Phe Gln Glu Val Arg Ala 565 570 575 Ile Val Arg Ile Ser Lys Asn Ile Ala Ile Leu Thr Pro Leu Leu Gly 580 585 590 Leu Thr Trp Gly Phe Gly Val Ala Thr Val Ile Asp Asp Arg Ser Leu 595 600 605 Ala Phe His Ile Ile Phe Ser Leu Leu Asn Ala Phe Gln Val Ser Pro 610 615 620 Asp Ala Ser Asp Gln Val Gln Ser Glu Arg Ile His Glu Asp Val Leu 625 630 635 640 <210> 6 <211> 1920 <212> DNA <213> Human <400> 6 atgactcata tacttttgct gtactacttg gtgtttcttt tgcccacaga gtcctgtagg 60 acattgtatc aggctgcaag caaaagcaag gagaaggtgc ctgccaggcc acacggtgta 120 tgcgatggtg tctgtacaga ctactcccag tgtactcaac cttgccctcc agacactcag 180 ggaaatatgg ggttttcatg caggcaaaag acatggcaca agatcactga cacctgccag 240 actcttaatg ccctcaacat ctttgaggag gattcacgtt tggttcagcc atttgaagac 300 aatataaaaa taagtgtata tactggaaag tctgagacca taacagatat gttgctacaa 360 aagtgtccca cagatctgtc ttgtgtaatt agaaacattc agcagtctcc ctggatacca 420 ggaaacattg ccgtaattgt gcagctctta cacaacatat caacagcaat atggacaggt 480 gttgatgagg caaagatgca gagttacagc accatagcca accacattct taacagcaaa 540 agcatctcca actggacttt cattcctgac agaaacagca gctatatcct gctacattca 600 gtcaactcct ttgcaagaag gctattcata gataaacatc ctgttgacat atcagatgtc 660 ttcattcata ctatgggcac caccatatct ggagataaca ttggaaaaaa tttcactttt 720 tctatgagaa ttaatgatac cagcaatgaa gtcactggga gagtgttgat cagcagagat 780 gaacttcgga aggtgccttc cccttctcag gtcatcagca ttgcatttcc aactattggg 840 gctattttgg aagccagtct tttggaaaat gttactgtaa atgggcttgt cctgtctgcc 900 attttgccca aggaacttaa aagaatctca ctgatttttg aaaagatcag caagtcagag 960 gagaggagga cacagtgtgt tggctggcac tctgtggaga acagatggga ccagcaggcc 1020 tgcaaaatga ttcaagaaaa ctcccagcaa gctgtttgca aatgtaggcc aagcaaattg 1080 tttacctctt tctcaattct tatgtcacct cacatcttag agagtctgat tctgacttac 1140 atcacatatg taggcctggg catttctatt tgcagcctga tcctttgctt gtccattgag 1200 gtcctagtct ggagccaagt gacaaagaca gagatcacct atttacgcca tgtgtgcatt 1260 gttaacattg cagccacttt gctgatggca gatgtgtggt tcattgtggc ttcctttctt 1320 agtggcccaa taacacacca caagggatgt gtggcagcca cattttttgt tcatttcttt 1380 tacctttctg tatttttctg gatgcttgcc aaggcactcc ttatcctcta tggaatcatg 1440 attgttttcc ataccttgcc caagtcagtc ctggtggcat ctctgttttc agtgggctat 1500 ggatgccctt tggccattgc tgccatcact gttgctgcca ctgaacctgg caaaggctat 1560 ctacgacctg agatctgctg gctcaactgg gacatgacca aagccctcct ggccttcgtg 1620 atcccagctt tggccatcgt ggtagtaaac ctgatcacag tcacactggt gattgtcaag 1680 acccagcgag ctgccattgg caattccatg ttccaggaag tgagagccat tgtgagaatc 1740 agcaagaaca tcgccatcct cacaccactt ctgggactga cctggggatt tggagtagcc 1800 actgtcatcg atgacagatc cctggccttc cacattatct tctccctgct caatgcattc 1860 caggtaagtc cagatgcttc tgaccaagtg caaagtgaga gaattcatga agatgttctg 1920 <210> 7 <211> 25 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Designed oligonucleotide primer to amplify DNA encoding TGR20-2 <400> 7 tcacagaaca tcttcatgaa ttctc 25 <210> 8 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Forward Primer <400> 8 aagtcagagg agaggaggac aca 23 <210> 9 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Reverse Primer <400> 9 tgaatcattt tgcaggcctg 20 <210> 10 <211> 26 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Probe <400> 10 tgtgttggct ggcactctgt ggagaa 26
【図面の簡単な説明】
【図1】 TGR20−1の疎水性プロット図である。
【図2】 TGR20−2の疎水性プロット図である。
【図3】 一文字表記によるTGR20−1のアミノ酸
配列を示す図である。
【図4】 一文字表記によるTGR20−2のアミノ酸
配列を示す図である。
【図5】 TGR20の発現組織分布を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 1/00 A61P 1/14 4C084 1/04 1/16 4C086 1/14 1/18 4H045 1/16 3/04 1/18 3/08 3/04 3/10 3/08 5/00 3/10 5/06 5/00 5/14 5/06 5/24 5/14 7/02 5/24 9/00 7/02 9/04 9/00 9/10 9/04 101 9/10 9/12 101 11/00 9/12 11/06 11/00 13/10 11/06 13/12 13/10 15/00 13/12 15/12 15/00 19/02 15/12 19/06 19/02 25/00 19/06 25/08 25/00 25/24 25/08 25/28 25/24 27/12 25/28 29/00 27/12 101 29/00 31/00 101 31/12 31/00 31/16 31/12 31/22 31/16 35/00 31/22 35/02 35/00 37/00 35/02 37/08 37/00 43/00 105 37/08 121 43/00 105 C07K 14/705 121 16/28 C07K 14/705 C12N 1/15 16/28 1/19 C12N 1/15 1/21 1/19 C12P 21/02 C 1/21 C12Q 1/02 5/10 1/68 A C12P 21/02 G01N 33/15 Z C12Q 1/02 33/50 Z 1/68 33/53 D G01N 33/15 M 33/50 C12N 15/00 ZNAA 33/53 5/00 A A61K 37/02 (72)発明者 新谷 靖 大阪府大阪市淀川区新高6丁目14番地8− A606号 (72)発明者 宮嶋 伸行 茨城県つくば市吾妻4−16−4 プレビュ ー吾妻403号 Fターム(参考) 2G045 AA40 BA13 BB03 BB20 CA25 CB01 CB17 CB21 CB26 DA12 DA13 DA14 DA36 FB05 4B024 AA01 AA11 BA63 CA04 DA06 EA04 GA11 HA01 HA11 4B063 QA01 QA05 QA18 QQ53 QQ79 QR48 QR51 QR77 QR82 QS33 QX07 4B064 AG20 CA02 CA10 DA01 DA13 4B065 AA26X AA91X AA93Y AB01 BA02 CA24 CA44 CA46 4C084 AA03 AA06 AA07 AA13 AA17 AA19 BA01 BA02 BA08 BA22 BA23 BA24 BA31 CA18 DA40 MA02 NA14 ZA021 ZA061 ZA121 ZA151 ZA161 ZA331 ZA361 ZA401 ZA421 ZA451 ZA591 ZA661 ZA681 ZA701 ZA751 ZA811 ZA961 ZB021 ZB051 ZB111 ZB131 ZB151 ZB211 ZB261 ZB271 ZB311 ZB331 ZB351 ZC021 ZC031 ZC041 ZC061 ZC111 ZC211 ZC311 ZC331 ZC351 ZC412 ZC752 4C086 AA01 AA02 AA03 EA16 MA01 MA02 MA04 NA14 ZA02 ZA06 ZA12 ZA15 ZA16 ZA33 ZA36 ZA40 ZA42 ZA45 ZA59 ZA66 ZA68 ZA70 ZA75 ZA81 ZA96 ZB02 ZB05 ZB11 ZB13 ZB15 ZB21 ZB26 ZB27 ZB31 ZB33 ZB35 ZC02 ZC03 ZC04 ZC06 ZC11 ZC21 ZC31 ZC33 ZC35 ZC41 ZC75 4H045 AA10 AA11 AA20 AA30 BA10 CA40 DA50 EA20 EA50 FA74

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号:1または5で表わされるアミノ
    酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含
    有することを特徴とするGタンパク質共役型レセプター
    タンパク質またはその塩。
  2. 【請求項2】配列番号:1または5で表わされるアミノ
    酸配列を含有する事を特徴とするGタンパク質共役型レ
    セプタータンパク質又はその塩。
  3. 【請求項3】請求項1記載のGタンパク質共役型レセプ
    タータンパク質の部分ペプチドまたはその塩。
  4. 【請求項4】請求項1記載のGタンパク質共役型レセプ
    タータンパク質をコードする塩基配列を有するポリヌク
    レオチドを含有するポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】DNAである請求項4記載のポリヌクレオ
    チド。
  6. 【請求項6】配列番号:2または6で表される塩基配列
    を有する請求項5記載のポリヌクレオチド。
  7. 【請求項7】請求項4記載のポリヌクレオチドを含有す
    る組換えベクター。
  8. 【請求項8】請求項7記載の組換えベクターで形質転換
    させた形質転換体。
  9. 【請求項9】請求項8記載の形質転換体を培養し、請求
    項1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質を
    生成せしめることを特徴とする請求項1記載のGタンパ
    ク質共役型レセプタータンパク質またはその塩の製造
    法。
  10. 【請求項10】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチド
    又はその塩を含有してなる医薬。
  11. 【請求項11】請求項4記載のポリヌクレオチドを含有
    してなる医薬。
  12. 【請求項12】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチド
    またはその塩に対する抗体。
  13. 【請求項13】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質のシグナル伝達を不活性化する中和抗
    体である請求項12記載の抗体。
  14. 【請求項14】請求項12記載の抗体を含有してなる診
    断薬。
  15. 【請求項15】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチド
    またはその塩を用いることにより得られうる請求項1記
    載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質またはそ
    の塩に対するリガンド。
  16. 【請求項16】請求項15記載のリガンドを含有してな
    る医薬。
  17. 【請求項17】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチド
    またはその塩を用いることを特徴とする請求項1記載の
    Gタンパク質共役型レセプタータンパク質またはその塩
    に対するリガンドの決定方法。
  18. 【請求項18】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチド
    またはその塩を用いることを特徴とするリガンドと請求
    項1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質ま
    たはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩
    のスクリーニング方法。
  19. 【請求項19】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチド
    またはその塩を含有することを特徴とするリガンドと請
    求項1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質
    またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその
    塩のスクリーニング用キット。
  20. 【請求項20】請求項18記載のスクリーニング方法ま
    たは請求項19記載のスクリーニング用キットを用いて
    得られうるリガンドと請求項1記載のGタンパク質共役
    型レセプタータンパク質またはその塩との結合性を変化
    させる化合物またはその塩。
  21. 【請求項21】請求項18記載のスクリーニング方法ま
    たは請求項19記載のスクリーニング用キットを用いて
    得られうるリガンドと請求項1記載のGタンパク質共役
    型レセプタータンパク質またはその塩との結合性を変化
    させる化合物またはその塩を含有してなる医薬。
  22. 【請求項22】請求項4記載のポリヌクレオチドとハイ
    ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌ
    クレオチド。
  23. 【請求項23】請求項4記載のポリヌクレオチドと相補
    的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレ
    オチド。
  24. 【請求項24】請求項4記載のポリヌクレオチドまたは
    その一部を用いることを特徴とする請求項1記載のGタ
    ンパク質共役型レセプタータンパク質のmRNAの定量
    方法。
  25. 【請求項25】請求項12記載の抗体を用いることを特
    徴とする請求項1記載のGタンパク質共役型レセプター
    タンパク質の定量方法。
  26. 【請求項26】請求項24または請求項25記載の定量
    方法を用いることを特徴とする請求項1記載のGタンパ
    ク質共役型レセプターの機能が関連する疾患の診断方
    法。
  27. 【請求項27】請求項24記載の定量方法を用いること
    を特徴とする請求項1記載のGタンパク質共役型レセプ
    タータンパク質の発現量を変化させる化合物またはその
    塩のスクリーニング方法。
  28. 【請求項28】請求項25記載の定量方法を用いること
    を特徴とする細胞膜における請求項1記載のGタンパク
    質共役型レセプタータンパク質量を変化させる化合物ま
    たはその塩のスクリーニング方法。
  29. 【請求項29】請求項27記載のスクリーニング方法を
    用いて得られうる請求項1記載のGタンパク質共役型レ
    セプタータンパク質の発現量を変化させる化合物または
    その塩。
  30. 【請求項30】請求項28記載のスクリーニング方法を
    用いて得られうる細胞膜における請求項1記載のGタン
    パク質共役型レセプタータンパク質量を変化させる化合
    物またはその塩。
  31. 【請求項31】請求項27記載のスクリーニング方法を
    用いて得られうる請求項1記載のGタンパク質共役型レ
    セプタータンパク質の発現量を変化させる化合物または
    その塩を含有してなる医薬。
  32. 【請求項32】請求項28記載のスクリーニング方法を
    用いて得られうる細胞膜における請求項1記載のGタン
    パク質共役型レセプタータンパク質量を変化させる化合
    物またはその塩を含有してなる医薬。
  33. 【請求項33】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質もしくはその塩または請求項3記載の
    部分ペプチドもしくはその塩と、試験化合物とを接触さ
    せることを特徴とする請求項17記載のリガンドの決定
    方法。
  34. 【請求項34】(i)請求項1記載のGタンパク質共役
    型レセプタータンパク質もしくはその塩または請求項3
    記載の部分ペプチドもしくはその塩と、リガンドとを接
    触させた場合と、(ii)請求項1記載のGタンパク質共
    役型レセプタータンパク質もしくはその塩または請求項
    3記載の部分ペプチドもしくはその塩と、リガンドおよ
    び試験化合物とを接触させた場合との比較を行なうこと
    を特徴とする請求項18記載のスクリーニング方法。
  35. 【請求項35】(i)標識したリガンドを請求項1記載
    のGタンパク質共役型レセプタータンパク質もしくはそ
    の塩または請求項3記載の部分ペプチドもしくはその塩
    に接触させた場合と、(ii)標識したリガンドおよび試
    験化合物を請求項1記載のGタンパク質共役型レセプタ
    ータンパク質もしくはその塩または請求項3記載の部分
    ペプチドもしくはその塩に接触させた場合における、標
    識したリガンドの請求項1記載のGタンパク質共役型レ
    セプタータンパク質もしくはその塩または請求項3記載
    の部分ペプチドもしくはその塩に対する結合量を測定
    し、比較することを特徴とするリガンドと請求項1記載
    のGタンパク質共役型レセプタータンパク質またはその
    塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリ
    ーニング方法。
  36. 【請求項36】(i)標識したリガンドを請求項1記載
    のGタンパク質共役型レセプタータンパク質を含有する
    細胞に接触させた場合と、(ii)標識したリガンドおよ
    び試験化合物を請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質を含有する細胞に接触させた場合にお
    ける、標識したリガンドの該細胞に対する結合量を測定
    し、比較することを特徴とするリガンドと請求項1記載
    のGタンパク質共役型レセプタータンパク質またはその
    塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリ
    ーニング方法。
  37. 【請求項37】(i)標識したリガンドを請求項1記載
    のGタンパク質共役型レセプタータンパク質を含有する
    細胞の膜画分に接触させた場合と、(ii)標識したリガ
    ンドおよび試験化合物を請求項1記載のGタンパク質共
    役型レセプタータンパク質を含有する細胞の膜画分に接
    触させた場合における、標識したリガンドの該細胞の膜
    画分に対する結合量を測定し、比較することを特徴とす
    るリガンドと請求項1記載のGタンパク質共役型レセプ
    タータンパク質またはその塩との結合性を変化させる化
    合物またはその塩のスクリーニング方法。
  38. 【請求項38】(i)標識したリガンドを請求項8記載
    の形質転換体を培養することによって該形質転換体の細
    胞膜に発現したGタンパク質共役型レセプタータンパク
    質に接触させた場合と、(ii)標識したリガンドおよび
    試験化合物を請求項8記載の形質転換体を培養すること
    によって該形質転換体の細胞膜に発現したGタンパク質
    共役型レセプタータンパク質に接触させた場合におけ
    る、標識したリガンドの該Gタンパク質共役型レセプタ
    ータンパク質に対する結合量を測定し、比較することを
    特徴とするリガンドと請求項1記載のGタンパク質共役
    型レセプタータンパク質またはその塩との結合性を変化
    させる化合物またはその塩のスクリーニング方法。
  39. 【請求項39】(i)請求項1記載のGタンパク質共役
    型レセプタータンパク質またはその塩を活性化する化合
    物を請求項1記載のGタンパク質共役型レセプタータン
    パク質を含有する細胞に接触させた場合と、(ii)請求
    項1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質ま
    たはその塩を活性化する化合物および試験化合物を請求
    項1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質を
    含有する細胞に接触させた場合における、Gタンパク質
    共役型レセプタータンパク質を介した細胞刺激活性を測
    定し、比較することを特徴とするリガンドと請求項1記
    載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質またはそ
    の塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスク
    リーニング方法。
  40. 【請求項40】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質またはその塩を活性化する化合物を請
    求項8記載の形質転換体を培養することによって該形質
    転換体の細胞膜に発現したGタンパク質共役型レセプタ
    ータンパク質に接触させた場合と、請求項1記載のGタ
    ンパク質共役型レセプタータンパク質またはその塩を活
    性化する化合物および試験化合物を請求項8記載の形質
    転換体を培養することによって該形質転換体の細胞膜に
    発現したGタンパク質共役型レセプタータンパク質に接
    触させた場合における、Gタンパク質共役型レセプター
    タンパク質を介する細胞刺激活性を測定し、比較するこ
    とを特徴とするリガンドと請求項1記載のGタンパク質
    共役型レセプタータンパク質またはその塩との結合性を
    変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法。
  41. 【請求項41】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質を活性化する化合物が、アンギオテン
    シン、ボンベシン、カナビノイド、コレシストキニン、
    グルタミン、セロトニン、メラトニン、ニューロペプチ
    ドY、オピオイド、プリン、バソプレッシン、オキシト
    シン、PACAP、セクレチン、グルカゴン、カルシト
    ニン、アドレノメジュリン、ソマトスタチン、GHR
    H、CRF、ACTH、GRP、PTH、VIP、ソマ
    トスタチン、ドーパミン、モチリン、アミリン、ブラジ
    キニン、CGRP、ロイコトリエン、パンクレアスタチ
    ン、プロスタグランジン、トロンボキサン、アデノシ
    ン、アドレナリン、ケモカインスーパーファミリー、エ
    ンドセリン、エンテロガストリン、ヒスタミン、ニュー
    ロテンシン、TRH、パンクレアティックポリペプタイ
    ド、ガラニン、リゾホスファチジン酸またはスフィンゴ
    シン1−リン酸である請求項39または40記載のスク
    リーニング方法。
  42. 【請求項42】請求項34〜請求項41のいずれかに記
    載のスクリーニング方法で得られうるリガンドと請求項
    1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質また
    はその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩。
  43. 【請求項43】請求項34〜請求項41のいずれかに記
    載のスクリーニング方法で得られうるリガンドと請求項
    1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク質また
    はその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩を
    含有することを特徴とする医薬。
  44. 【請求項44】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質を含有する細胞を含有することを特徴
    とする請求項19記載のスクリーニング用キット。
  45. 【請求項45】請求項1記載のGタンパク質共役型レセ
    プタータンパク質を含有する細胞の膜画分を含有するこ
    とを特徴とする請求項19記載のスクリーニング用キッ
    ト。
  46. 【請求項46】請求項8記載の形質転換体を培養するこ
    とによって該形質転換体の細胞膜に発現したGタンパク
    質共役型レセプタータンパク質を含有することを特徴と
    する請求項19記載のスクリーニング用キット。
  47. 【請求項47】請求項44〜請求項46のいずれかに記
    載のスクリーニング用キットを用いて得られうる、リガ
    ンドと請求項1記載のGタンパク質共役型レセプタータ
    ンパク質またはその塩との結合性を変化させる化合物ま
    たはその塩。
  48. 【請求項48】請求項44〜請求項46のいずれかに記
    載のスクリーニング用キットを用いて得られうる、リガ
    ンドと請求項1記載のGタンパク質共役型レセプタータ
    ンパク質またはその塩との結合性を変化させる化合物ま
    たはその塩を含有することを特徴とする医薬。
  49. 【請求項49】請求項12記載の抗体と、請求項1記載
    のGタンパク質共役型レセプタータンパク質もしくは請
    求項3記載の部分ペプチドまたはその塩とを接触させる
    ことを特徴とする請求項1のGタンパク質共役型レセプ
    タータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチドま
    たはその塩の定量法。
  50. 【請求項50】請求項12記載の抗体と、被検液および
    標識化された請求項1記載のGタンパク質共役型レセプ
    タータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチドま
    たはその塩とを競合的に反応させ、該抗体に結合した標
    識化された請求項1記載のGタンパク質共役型レセプタ
    ータンパク質もしくは請求項3記載の部分ペプチドまた
    はその塩の割合を測定することを特徴とする被検液中の
    請求項1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク
    質もしくは請求項3記載の部分ペプチドまたはその塩の
    定量法。
  51. 【請求項51】被検液と担体上に不溶化した請求項12
    記載の抗体および標識化された請求項12記載の抗体と
    を同時あるいは連続的に反応させたのち、不溶化担体上
    の標識剤の活性を測定することを特徴とする被検液中の
    請求項1記載のGタンパク質共役型レセプタータンパク
    質もしくは請求項3記載の部分ペプチドまたはその塩の
    定量法。
  52. 【請求項52】中枢疾患、内分泌疾患、代謝疾患、癌、
    炎症性疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾
    患、免疫系疾患または感染症の予防及び/または治療剤
    である請求項21、請求項31または請求項32記載の
    医薬。
  53. 【請求項53】哺乳動物に対して、請求項20、請求項
    29または請求項30記載の化合物またはそれらの塩の
    有効量を投与することを特徴とする中枢疾患、内分泌疾
    患、代謝疾患、癌、炎症性疾患、循環器系疾患、呼吸器
    系疾患、消化器系疾患、免疫系疾患または感染症の予防
    及び/または治療方法。
  54. 【請求項54】中枢疾患、内分泌疾患、代謝疾患、癌、
    炎症性疾患、循環器系疾患、呼吸器系疾患、消化器系疾
    患、免疫系疾患または感染症の予防及び/または治療剤
    を製造するための請求項20、請求項29または請求項
    30記載の化合物またはそれらの塩の使用。
JP2002125481A 2001-04-27 2002-04-26 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna Withdrawn JP2003024088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002125481A JP2003024088A (ja) 2001-04-27 2002-04-26 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-133244 2001-04-27
JP2001133244 2001-04-27
JP2002125481A JP2003024088A (ja) 2001-04-27 2002-04-26 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003024088A true JP2003024088A (ja) 2003-01-28

Family

ID=26614528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002125481A Withdrawn JP2003024088A (ja) 2001-04-27 2002-04-26 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003024088A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529756A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 チャンテスト インコーポレイテッド 細胞タンパク質の発現を変化させる薬剤を同定するためのハイスループットアッセイ系および方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529756A (ja) * 2004-03-19 2007-10-25 チャンテスト インコーポレイテッド 細胞タンパク質の発現を変化させる薬剤を同定するためのハイスループットアッセイ系および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010103766A (ko) 신규 g 단백질 공역형 리셉터 단백질 및 그 dna
US20040248321A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
US20040029793A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
US20040146967A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
US20040067553A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
JP2002345491A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
JP2003024088A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
US20040038238A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
WO2002088182A1 (fr) Nouvelle proteine des recepteurs couples aux proteines-g et adn associe
JP2002355052A (ja) 新規g蛋白質共役型レセプター蛋白質およびそのdna
US20060057663A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
JP2003047472A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
JP2002355050A (ja) 新規g蛋白質共役型レセプター蛋白質およびそのdna
JP2002355053A (ja) 新規g蛋白質共役型レセプター蛋白質およびそのdna
JP2003000278A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
US20040048263A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
JP2003000277A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
JP2003009884A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
US20040101875A1 (en) Novel g protein-coupled receptor protein and dna thereof
JP2003180376A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
JP2002345481A (ja) 新規g蛋白質共役型レセプター蛋白質およびそのdna
JP2002000281A (ja) 新規g蛋白質共役型レセプター蛋白質およびそのdna
JP2002355076A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna
JP2001340093A (ja) 新規g蛋白質共役型レセプター蛋白質およびそのdna
JP2002360281A (ja) 新規gタンパク質共役型レセプタータンパク質およびそのdna

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705