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JP2003021718A - 光学補償シート、偏光板及びツイステッドネマティック型液晶表示装置 - Google Patents

光学補償シート、偏光板及びツイステッドネマティック型液晶表示装置

Info

Publication number
JP2003021718A
JP2003021718A JP2001207757A JP2001207757A JP2003021718A JP 2003021718 A JP2003021718 A JP 2003021718A JP 2001207757 A JP2001207757 A JP 2001207757A JP 2001207757 A JP2001207757 A JP 2001207757A JP 2003021718 A JP2003021718 A JP 2003021718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
anisotropic layer
optical compensation
optically anisotropic
compensation sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001207757A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Umeda
博紀 梅田
Takatoshi Yajima
孝敏 矢島
Masayuki Tasaka
公志 田坂
Noriyasu Kuzuhara
憲康 葛原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001207757A priority Critical patent/JP2003021718A/ja
Publication of JP2003021718A publication Critical patent/JP2003021718A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、上下左右の斜め方向から見
た場合のコントラスト低下、着色及び色味の反転を改善
できる光学補償シートと偏光板及びそれを用いた液晶表
示装置を提供することである。 【解決手段】 各々の遅相軸が略直交している二軸性支
持体と光学異方層を有する光学補償シートにおいて、R
O(B)が20〜65nm、Rtが60〜200nm、
Rt/RO(B)が2.0〜4.5の二軸性支持体とR
O(LC)が50〜255nmの光学異方層を有し、二
軸性支持体と光学異方層とのRO差〔RO(LC)−R
O(B)〕が35〜70nm、RO比〔RO(LC)/
RO(B)〕が2.5〜6.5nmであり、かつ光学異
方層のRO(LC)の最大値を示す方向が、シート法線
方向から20〜80°である光学補償シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学補償シート、
偏光板及びツイステッドネマティック型液晶表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置の視野角拡大のため
に用いられる光学補償シートとしては、下記のような3
種の構成が試みられており、各々、有効な方法として提
案されている。
【0003】(1)負の1軸性を有する化合物であるデ
ィスコティック液晶性化合物を支持体上に担持させる方
法 (2)正の光学異方性を有するネマティック型高分子液
晶性化合物を深さ方向に液晶分子のプレチルト角が変化
するハイブリッド配向をさせたものを支持体上に担持さ
せる方法 (3)正の光学異方性を有するネマティック型液晶性化
合物を支持体上に2層構成にして各々の層の配向方向を
略90度とすることにより擬似的に負の1軸性類似の光
学特性を付与させる方法 上記記載の構成の各々が、下記のような問題点を有して
いる。
【0004】上記(1)に記載の方法では、TNモード
の液晶パネルに適用する場合に斜め方向から見た場合の
画面が黄色く着色するというディスコティック液晶性化
合物特有の欠点が発現する。
【0005】上記(2)に記載の方法では、液晶発現温
度が高く、TAC(セルローストリアセテート)のよう
な等方性の透明支持体上で液晶の配向を固定出来ず、必
ず、一度別の支持体上で配向固定後、TACのような支
持体に転写する必要があり、工程が煩雑化、且つ、極め
て生産性が低下してしまう。
【0006】上記(3)に記載の方法の一例として、例
えば、特開平8−15681号には、棒状の正の1軸性
低分子液晶性化合物を用いた光学異方性層として、配向
能を有する配向性層を介して配向させた棒状の正の1軸
性低分子液晶性化合物からなる層を形成し、固定化し
て、この層のさらに上に再度配向能をもつ配向性層を介
して再び配向させた棒状の正の1軸性低分子液晶性化合
物からなる層を形成し固定化する4層構成の光学異方性
層が開示されている。この場合、2つの液晶層の平面内
に投影される配向方向を例えば90度ずらして与えるこ
とにより擬似的に円盤状に近い特性を与えることが可能
となる。
【0007】よって、上記(3)に記載の方法は、ディ
スコティック液晶性化合物の場合と異なり着色の問題が
ないので、発色再現性が重視される液晶TV(テレビ)
などの用途においては極めて有利な特徴を有している。
【0008】一方、TN型の液晶パネルは生産性のみな
らず高速応答、高開口率といった特徴を有しており、色
再現性も含めて動画表示にも対応できる潜在能力を有し
ている。しかしながら、TNパネル自体は視野角、色味
の反転といった大きな問題を抱えており、セルの分割な
どを行う以外はシートなどによる光学補償が行われるの
が一般的である。
【0009】また、TFT−TN液晶ディスプレイの視
野角補償として、特開平7−191217号公報に開示
されているように、ディスコティック液晶のフィルムを
液晶セルの上面と下面に配置して、液晶セルの視野角特
性を改善する試みがなされている。TN型液晶ディスプ
レイ用補償フィルムは、例えば、特開平3−87720
号公報、特開平4−333019号公報に記載されてい
る液晶ディスプレイの位相差補償板と同様に、光学的に
ほぼ等方性の樹脂フィルム上に液晶化合物が配向した光
学異方層で構成されている。
【0010】また、米国特許第5,619,352号や
WO第9,744,702号等に開示されている形式も
存在するが、この方法は、支持体上に少なくとも二層の
性質の異なる光学異方層を面内遅相軸が直行するように
配置する必要があり、生産性の面で大きな問題を抱える
ことになる。
【0011】上述の光学補償シートは、いずれも性能の
面では補償無しのTN型パネルと比較してコントラスト
比の範囲では視野角が広がるものの、液晶分子をディス
プレイと平行方向の電圧をかける方法、いわゆるIPS
方式と比較すると、視野角は依然として狭く、また反転
や色の変化など、性能面でも大きな問題を抱えており、
上述の課題が解決された新たな補償方式の開発が求めら
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
鑑みなされたものであり、その目的は、TN−TFTな
どのTN型LCDの視野角特性、すなわち、斜め方向か
ら見た場合の画面の着色、明暗の反転現象を簡便に改善
できる光学補償シート、偏光板を提供し、かつそれを用
いて簡単な構成で著しく視野角が改善される液晶表示装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0014】1.光学的に二軸性の透明支持体及び少な
くとも一層の光学異方層を有する光学補償シートにおい
て、下記A〜Dのいずれの条件も満足することを特徴と
する光学補償シート。
【0015】A.該透明支持体が前式(1)で表される
リタデーション値〔R0(B)〕が20nm乃至65n
mで、前式(2)で表されるリタデーション値〔Rt
(B)〕が60nm乃至200nmで、該Rt(B)と
R0(B)の比率〔Rt(B)/R0(B)〕が2.0
乃至4.5であり、B.該光学異方層がネマティック相
を発現する液晶性化合物を配向させ、配向状態がモノド
メインもしくは0.1μm以下のドメインで、その配向
を固定化した層であり、C.該光学異方層のリタデーシ
ョン値R0(LC)が50nm乃至255nmであり、
該光学異方層の遅相軸と該透明支持体の面内遅相軸をシ
ート面上に投影したときの両者のなす角度が80°乃至
100°であり、該光学異方層のリタデーション値R0
(LC)と該透明支持体のリタデーション値R0(B)
の差〔R0(LC)−R0(B)〕が35nm乃至17
0nmで、かつその比〔R0(LC)/R0(B)〕が
2.5乃至6.5であり、D.該光学異方層のリタデー
ション値R0(LC)の最大値を示す方向が、シート法
線方向から20°乃至80°である。
【0016】2.前記二軸性の透明支持体が、セルロー
スエステル樹脂を有することを特徴とする前記1項に記
載の光学補償シート。
【0017】3.前記セルロースエステル樹脂のアセチ
ル基の置換度をA、プロピオニル基の置換度をBとした
とき、前記式(3)及び式(4)のいずれの条件も満た
すことを特徴とする前記2項に記載の光学補償シート。
【0018】4.前記二軸性の透明支持体の遅相軸が、
該透明支持体の製膜時に搬送する方向(MD方向)と略
直交であることを特徴とする前記1〜3項のいずれか1
項に記載の光学補償シート。
【0019】5.光学補償シートの法線方向から見たと
きの波長分散特性が、波長590nmでの面内リタデー
ション値をR0(590)、波長480nmでの面内リ
タデーション値をR0(480)としたとき、その比
〔R0(480)/R0(590)〕が0.9乃至1.
4で、その差〔R0(480)−R0(590)〕が−
5乃至45nmであることを特徴とする前記1〜4項の
いずれか1項に記載の光学補償シート。
【0020】6.前記1〜5項のいずれか1項に記載の
光学補償シートの液晶分子を配向及び固定化した光学異
方層が、偏光子もしくは偏光板側に配置され、二軸性支
持体側から光学異方層を見たとき、液晶分子の光軸と光
学補償シート面とのなす角度が光学補償シートの厚さ方
向に対し、連続的もしくは段階的に減少する様に配置し
たことを特徴とする偏光板。
【0021】7.前記液晶性化合物が、ネマティック液
晶相を発現し、光学的に正の一軸性であることを特徴と
する前記6項に記載の偏光板。
【0022】8.前記液晶性化合物が、ネマティック液
晶相を発現し、光学的に二軸性であることを特徴とする
前記6項に記載の偏光板。
【0023】9.電極を備えた一対の透明基板とネマテ
ィック液晶とからなる駆動用液晶セルを有し、該透明基
板の上下に上側偏光子と下側偏光子を備えたツイステッ
ドネマティック型液晶表示装置であり、該透明基板と上
側偏光子及び下側偏光子の少なくとも一方の間に、前記
1〜5項のいずれか1項に記載の光学補償シートを、二
軸性支持体が該透明基板側になるように少なくとも1枚
配置したことを特徴とするツイステッドネマティック型
液晶表示装置。
【0024】本発明者らは、上記課題について鋭意検討
を行った結果、特定の光学特性を有する透明支持体上
に、配向層、その配向層に隣接し、液晶化合物の配向が
固定化された光学異方層を有する光学補償シートを用い
ることにより、従来よりも著しく視野角特性が改善され
た偏光板及びそれらを用いる液晶表示装置を提供するこ
とができた。
【0025】以下、本発明の詳細について説明する。は
じめに、本発明に係る光学的に二軸性の透明支持体につ
いて説明する。
【0026】本発明の光学補償シートに係る二軸性の透
明支持体とは、可視域の透過率が80%以上の特性を有
するものであり、具体的には、セルロースエステル誘導
体、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリスルフォンなどが挙げられる。上
記記載の中でも、目的の光学特性が得られること及び生
産性の観点から、セルロースエステル誘導体を好ましく
用いることができる。
【0027】透明支持体の生産性の観点から、好ましい
製造方法としては、透明支持体溶液を支持体(例えば、
ベルトまたはドラム等が用いられる)上で流延製膜し、
溶媒が残存した状態で支持体(ベルトまたはドラム)か
ら剥離し、その後乾燥しながらフィルムを延伸する製膜
方法である。
【0028】請求項1に係る発明では、二軸性の透明支
持体として、前記式(1)で表されるリタデーション値
〔R0(B)〕が20nm乃至65nmで、前記式
(2)で表されるリタデーション値〔Rt(B)〕が6
0nm乃至200nmで、Rt(B)とR0(B)の比
率〔Rt(B)/R0(B)〕が2.0乃至4.5であ
ることが一つの特徴であり、面内リタデーション〔R0
(B)〕が、30nm乃至50nmであることがより好
ましく、厚み方向のリタデーション〔Rt(B)〕は7
5nm乃至140nmであることがより好ましく、Rt
(B)/R0(B)の値が2.5乃至3.5であること
がより好ましい。また、面内リタデーションは巾手方向
に発生させることが好ましく、そのため、製膜時の延伸
方向は搬送方向と略直交方向であることが好ましい。略
直交方向とは搬送方向に対し90°±5°方向であり、
90°が好ましい。
【0029】本発明において、二軸性の透明支持体の屈
折率測定は、通常の屈折率計を用いることができ、例え
ば、自動複屈折計KOBRA−21ADH(王子計測機
器(株)製)を用いて、23℃、55%RHの環境下
で、波長が590nm、あるいは480nmにおいて、
3次元屈折率測定を行い、屈折率Nx、Ny、Nzを算
出し、かつフィルムの厚さを測定してリタデーション値
R0、Rtを求めることができる。
【0030】請求項2に係る発明では、二軸性の透明支
持体が、セルロースエステル樹脂からなることが特徴で
ある。
【0031】請求項3に係る発明では、光学的に二軸性
の透明支持体であるセルロースエステルフィルム作製に
用いられるセルロースエステル樹脂のアセチル基とプロ
ピオニル基の置換基が、前記式(3)及び前記式(4)
のいずれの関係を満足するものが特徴である。
【0032】本発明で用いることのできるセルロースエ
ステル樹脂として、アセチル基およびプロピオニル基を
有するセルロースエステル樹脂を用いることが極めて効
果的であり、好ましくはセルロースアセテートプロピオ
ネートを用いることである。
【0033】本発明に用いられるセルロースエステル
は、綿花リンターから合成されたセルローストリアセテ
ートと木材パルプから合成されたセルローストリアセテ
ートのどちらかを単独あるいは混合して用いることがで
きる。ベルトやドラムからの剥離性が良い綿花リンター
から合成されたセルロースエステルを多く使用した方
が、生産効率が高く好ましい。綿花リンターから合成さ
れたセルロースエステルの比率は、剥離性の効果が顕著
になる観点から60質量%以上が好ましく、より好まし
くは85質量%以上、更には単独で使用することが好ま
しい。
【0034】本発明に係る光学補償シートに用いるセル
ロースエステルフィルム支持体の厚さは、液晶ディスプ
レイの視角特性を改良するための光学特性を保有すれば
良く、延伸倍率と透明支持体の厚さにより制御すること
ができ、好ましくは35μm以上250μm以下であ
り、より好ましくは60μm以上140μm以下であ
る。この範囲よりもセルロースエステルフィルム支持体
が薄いと、目的の光学特性が得にくくなり、逆に上記範
囲よりも厚いと必要以上の光学特性となり、かえって液
晶ディスプレイ視角特性を劣化する結果となり好ましく
ない。
【0035】本発明において、光学補償シートを偏光板
用保護フィルムとして用いる場合、または光学補償シー
トを保護フィルムを有する偏光子に張り付けて用いる場
合、光学補償シートは、液晶セルと偏光子との間に設置
することが好ましい。
【0036】偏光子は、従来から公知のものを用いるこ
とができる。本発明における偏光板とは、偏光子を保護
フィルムで挟んだものをいう。例えば、ポリビニルアル
コール−ヨウ素により偏光子を作製し、これにトリアセ
チルセルロースの保護フィルムを両面から接着して偏光
板を作製することができる。
【0037】本発明に係る配向層について説明する。本
発明に係る配向層は、透明支持体上に配置され、後述す
る光学異方層に隣接して、前記光学異方層中の液晶化合
物を配向するために用いられる。
【0038】ここで、配向層を構成する材料について説
明する。配向層を構成する具体的な材料としては、以下
の樹脂や基板が挙げられるがこれらに限定されない。例
えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミド、ポ
リエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エーテルケトン、ポリケトンサルファイド、ポリエーテ
ルスルフォン、ポリスルフォン、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリアセタール、ポリカーボネート、
ポリアリレート、アクリル樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリプロピレン、ポリビニルピロリドン、セルロー
ス系プラスチックス、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等
が挙げられる。
【0039】配向処理は、公知の方法を用いることがで
きるが、ラビング処理は、LCDの液晶配向処理工程と
して広く採用されている処理方法を利用することがで
き、また、公知の光配向層を用いることもできる。
【0040】次いで、本発明に係る光学異方層について
説明する。本発明の光学補償シートに係る光学異方層
は、液晶ディスプレイの視角特性を改良するため、光学
異方層の厚さはそれを構成する液晶化合物の複屈折の大
きさ、および液晶化合物の配向状態によって異なるが、
概ね、その膜厚は0.2μm以上5μm以下、好ましく
は0.4μm以上3μm以下である。
【0041】本発明に係る光学異方層は、光学的に二軸
性のセルロースエステルフィルム支持体に対して少なく
とも1層設けることができるが、1つの光学的に二軸性
の透明支持体に対して光学異方層を複数層設置すること
もでき、光学異方層の含まれる液晶化合物が配向した状
態もしくは液晶化合物の配向が固定化された状態で構成
されるとき、配向方向は適宜ディスプレイに適合した光
学特性を設計できる。
【0042】本発明は、光学的に二軸性の透明支持体
が、所定の光学特性を有するため、該支持体上に塗設す
る液晶層は1層であることが低コスト化、生産性の観点
から好ましい。
【0043】本発明の光学補償シートを設置する場合、
駆動用液晶セルの両側に位置する一対の基板の上下に上
側偏光子と下側偏光子が配置されるのが通常であるが、
請求項9に係る液晶表示装置においては、基板と上側及
び下側偏光子の少なくとも一方の間に本発明の光学補償
シートを少なくとも1枚設置することが特徴であり、特
に、低コスト化の観点及び本発明の目的効果をいかんな
く発現させるためには、基板と上側偏光子、下側偏光子
の各々の間に本発明の光学補償シートを1枚ずつ設置す
ることが好ましい。
【0044】液晶表示装置が、特に、ツイステッドネマ
ティック型(TN型)液晶表示装置である場合、TN型
液晶セルに最も近い基板側に本発明の光学補償シートの
光学的に二軸性の透明支持体面側がくるように光学補償
シートを貼合し、かつ光学補償シートの光学的に二軸性
の透明支持体面内の最大屈折率方向が前記液晶セルに最
も近い基板のネマティック液晶の配向方向と実質的に直
交した方向に貼合することにより、優れた効果を発現す
ることができる。実質的に直交とは、90°±5°であ
るが、90°とすることが特に好ましい。
【0045】本発明に係る液晶分子を配向及び固定化し
て形成された光学異方層において、当該液晶分子の平均
傾斜角度は、光学異方層の断面方向から観察した場合、
斜めであることが好ましく、厚さ方向に対して配向角度
が変化してもよい。また、傾斜角度は、二軸性透明支持
体側で高く、偏光子に近づくにつれて低くなり、この変
化は連続的であることが好ましい。平均傾斜角度はディ
スプレイの視野角を補償するため、ディスプレイの設計
により異なるが、10°以上70°以下であることが好
ましく25°以上50°以下であることが、特にTN型
液晶表示装置において好ましい。
【0046】請求項1に係る発明では、光学異方層のリ
タデーション値R0(LC)が50nm乃至255nm
であり、光学異方層のリタデーション値R0(LC)と
該透明支持体のリタデーション値R0(B)の差〔R0
(LC)−R0(B)〕が35nm乃至170nmで、
かつその比〔R0(LC)/R0(B)〕が2.5乃至
6.5であることが一つの特徴である。なお、光学異方
層のリタデーション値R0(LC)も、前記式(1)と
同様にして求めることができる。
【0047】本発明に係る光学異方層において、R0
(LC)が70nm乃至210nmであることが好まし
く、R0(LC)−R0(B)が60乃至125nmで
あることが好ましい。また、R0(LC)/R0(B)
が2.5乃至5であることが好ましく、2.5乃至4.
5であることがより好ましい。
【0048】また、本発明に於いては、光学異方層の最
大屈折率方向を光学的に二軸性の透明支持体面に投影し
た方向(方向A)が、該光学的に二軸性の透明支持体の
Ny方向(方向B)と実質的に等しいことが好ましい。
ここで、Ny方向と実質的に等しいとは、前記方向Aと
方向Bのなす角度が±2°以内であることを意味する。
【0049】次に、本発明に係る液晶化合物について説
明する。本発明に係る液晶化合物は、液晶化合物が配向
できるものであれば特に限定されるものではなく、この
結果、配向によって可視光領域で光散乱することなく光
学的に異方性が付与される。
【0050】本発明に係る液晶化合物が高分子液晶以外
の液晶化合物としては、一般に棒状の液晶化合物が挙げ
られ、光学的に正の複屈折性を示す液晶化合物が好まし
く、更に好ましくは不飽和エチレン性基を有する正の複
屈折性の液晶化合物が配向の固定化の観点から好まし
く、例えば、特開平9−281480号、同9−281
481号記載の構造を有する化合物を挙げることができ
るが、特にこれらに限定されるものではない。
【0051】本発明に係る液晶化合物の構造は、特に限
定されないが、本発明に係る光学異方層は、目的の光学
異方性を発現させるため、液晶分子を配向させた状態で
化学反応または温度差を利用した処理により、液晶化合
物の配向を固定化できるものである。また、液晶化合物
と有機溶媒を含む溶液を調製し、その溶液を塗布、乾燥
して光学異方層を作製する場合、液晶転移温度以上に加
熱しなくても該温度以下で液晶化合物の配向処理をする
ことも可能である。
【0052】液晶化合物を含む溶液を塗布した場合、塗
布後、溶媒を乾燥して除去し、膜厚が均一な液晶層を得
ることができる。液晶層は、熱または光エネルギーの作
用、または熱と光エネルギーの併用で化学反応によっ
て、液晶の配向を固定化することができる。
【0053】前述のエチレン性不飽和基の重合反応のた
めのラジカル重合開始剤としては、例えば、アゾビス化
合物、パーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、レド
ックス触媒など、例えば過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウム、tert−ブチルパーオクトエート、ベンゾイ
ルパーオキサイド、イソプロピルパーカーボネート、
2,4−ジクロルベンゾイルパーオキサイド、メチルエ
チルケトンパーオキサイド、クメンハイドロパーキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニト
リル、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハ
イドロクロライド或いはベンゾフェノン類、アセトフェ
ノン類、ベンゾイン類、チオキサントン類等を挙げるこ
とができる。これらの詳細については「紫外線硬化シス
テム」総合技術センター、63頁〜147頁、1989
年等に記載されている。
【0054】また、ラジカル反応を用いて硬化反応を行
う場合、空気中の酸素の存在による重合反応の遅れを避
けるために窒素雰囲気下で上記活性線を照射すること
が、反応時間の短縮化と少ない光量で硬化できる点で好
ましい。
【0055】一方、液晶化合物が高分子液晶である場
合、上記化学反応による硬化反応を実施して液晶の配向
を固定しなくてもよい。例えば高分子液晶をガラス転移
温度以上で熱処理し、ガラス転移温度以下に放冷するこ
とで配向を固定化することが出来る。
【0056】また、高分子液晶のガラス転移温度が支持
体の耐熱性温度よりも高い場合は、耐熱性支持体上に前
記配向膜を設置し高分子液晶を塗設後、高分子液晶のガ
ラス転移温度以上に加熱し配向させることができる。こ
れを室温に放冷し高分子液晶の配向を固定化したのち本
発明の支持体に接着剤を用いて転写して光学異方体を作
製することもできる。
【0057】本発明では、偏光板保護フィルム上に光学
異方層を形成し、ここに二軸性支持体を貼合して、本発
明の光学補償フィルムあるいは偏光板とすることができ
る。
【0058】本発明における光学補償シートの波長分散
特性について説明する。請求項5に係る発明では、光学
補償シートの法線方向から見たときの波長分散特性が、
波長590nmでの面内リタデーション値をR0(59
0)、波長480nmでの面内リタデーション値をR0
(480)としたとき、その比〔R0(480)/R0
(590)〕が0.9乃至1.4で、その差〔R0(4
80)−R0(590)〕が−5乃至45nmであるこ
とが特徴である。
【0059】本発明でいう波長分散特性とは、波長48
0nmにおける光学補償シートの面内リタデーション値
〔R0(480)〕と波長590nmにおける光学補償
シートの面内リタデーション〔R0(590)〕に関す
ることをいう。これらの比〔R0(480)/R0(5
90)〕が0.9乃至1.4であることが特徴である
が、1.0乃至1.3であることがより好ましい。上記
波長で直接測定するのが困難である場合は、異なる波長
何点かで測定した後、例えば、コーシーの式などで計算
した値を用いることもできる。
【0060】本発明により、極めて視野角が広く、コン
トラスト低下、着色や色味の反転現象を著しく改良する
ことができる。
【0061】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が本発明はこれにより限定されるものではない。
【0062】《光学的に二軸性の透明支持体の作製》以
下に記載の製造方法により、セルロースエステル樹脂と
して下記に示すセルロースエステル樹脂1を用いて、セ
ルロースエステルフィルムである透明支持体1〜3を作
製し、さらに、セルロースエステル樹脂2を用いてセル
ロースエステルフィルムである透明支持体4を作製し
た。
【0063】(透明支持体1〜3の作製)セルロースエ
ステル樹脂1(セルロースアセテートプロピオネート
アセチル基置換度1.90 プロピオニル基置換度0.
75 数平均分子量120000)を100質量部、エ
チルフタリルエチルグリコレート2質量部、トリフェニ
ルフォスフェイト8.5質量部、塩化メチレン290質
量部、エタノール60質量部を密閉容器に入れ、混合物
をゆっくり攪拌しながら60分かけて45℃まで徐々に
昇温し溶解してドープを調製した。容器内は121kP
aとなった。このドープを、安積濾紙(株)製の安積濾
紙No.244を使用して濾過した後、24時間静置
し、ドープ中の泡を取り除いた。また、これとは別に、
上記セルロースエステル樹脂1の5質量部と、チヌビン
326(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)
6質量部、チヌビン109(チバ・スペシャルティ・ケ
ミカルズ(株)製)4質量部、チヌビン171(チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)4質量部及びA
EROSIL R972V(日本アエロジル(株)製)
をそれぞれ1質量部に、塩化メチレン94質量部とエタ
ノール8質量部を添加、混合し、撹拌、溶解して、紫外
線吸収剤溶液1を調製した。上記ドープ100質量部に
対し、上記紫外線吸収剤溶液1を2質量部の割合で加
え、スタチックミキサーにより十分混合した後、ダイか
らステンレスベルト上にドープ温度30℃で流延した。
ステンレスベルトの裏面から25℃の温度の温水を接触
させて温度制御されたステンレスベルト上で1分間乾燥
した後、更にステンレスベルトの裏面に、15℃の冷水
を接触させて15秒間保持した後、ステンレスベルトか
ら剥離した。剥離時のウェブ中の残留溶媒量は100質
量%であった。次いで、120℃のオーブン内でロール
搬送しながらテンターを用いて剥離したウェブの両端を
クリップで掴み、巾方向のクリップ間隔を変化させるこ
とで、巾手方向に10〜50%程度に延伸を行った。さ
らに、延伸後のフィルムを60℃に冷却し、ついで12
0℃で5分乾燥させて、膜厚85μmの透明支持体1を
作製した。
【0064】次いで、上記透明支持体1の作製におい
て、延伸条件を適宜変更して、膜厚が88μm、80μ
mの透明支持体2、3を作製した。
【0065】この透明支持体1〜3は、それぞれ、コア
径が200mmのガラス繊維強化樹脂製のコアに巾1
m、長さ1000mのフィルムロール状にテーパーテン
ション法で巻き取った。この際、フィルム端部に温度2
70℃のエンボスリングを押し当て、10μmの厚みだ
し加工を施して、フィルム同士の密着を防止した。
【0066】(透明支持体4の作製)以上透明支持体3
の作製において、セルロースエステル樹脂1に代えて、
アセチル基置換度が2.88、数平均分子量が1400
00のセルロースエステル樹脂2(セルローストリアセ
テート)を用いた以外は同様にして、膜厚が80μmの
透明支持体4を作製した。
【0067】上記作製した各透明支持体の光学的性質を
以下に示す。なお、測定は、自動複屈折計KOBRA−
21ADH(王子計測機器(株)製)を用いて行った。
【0068】 透明支持体1:Rt=105nm、R0=35nm 透明支持体2:Rt=140nm、R0=40nm 透明支持体3:Rt=75nm、R0=30nm 透明支持体4:Rt=51nm、R0=2nm 《光学補償シートの作製》 (配向膜材料の調製)化合物1を水:メタノール=3:
2の溶剤に溶解し、溶液1を調製した。また、化合物2
を水:メタノール=3:1の溶剤に溶解し、溶液2を調
製した。また、化合物3を水:メタノール=5:1の溶
剤に溶解し、溶液3を調製した。
【0069】(液晶材料の調製)下記に記載の方法に従
って、液晶材料LC−1〜LC−3を調製した。
【0070】 〈LC−1の調製〉 化合物4 3質量部 化合物5 5質量部 化合物6 4質量部 化合物8 8質量部 イルガキュアー369(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 1質量部 2−ブタノン 80質量部 シクロヘキサノン 5質量部 〈LC−2の調製〉 化合物4 4質量部 化合物5 3質量部 化合物6 6質量部 化合物8 8質量部 イルガキュアー369 1質量部 2−ブタノン 84質量部 〈LC−3の調製〉 化合物4 3質量部 化合物6 6.5質量部 化合物7 3質量部 化合物8 1.5質量部 イルガキュアー369 1質量部 2−ブタノン 85質量部
【0071】
【化1】
【0072】
【化2】
【0073】(光学補償シート1〜14の作製)上記透
明支持体1〜4に、0.1μmの膜厚でゼラチン下引き
を行い、乾燥した後、透明支持体1〜3に表1に記載の
ような組み合わせで上記溶液1および溶液2をワイヤー
バー#3を用い、乾燥膜厚として0.2μmとなるよう
に塗布した後、70℃温風で乾燥した後、ラビング処理
を行ってシート1〜6を作製した。次いで、透明支持体
4に、上記溶液3を同様にして塗布、乾燥及びラビング
処理を施して、シート7を作製した。
【0074】次いで、上記作製したシート1〜7に、表
1に記載の組み合わせとなる様に、溶液LC−1〜3を
ワイヤーバー#5を用いて塗布した後、無風状態で90
℃1分で静置、放熱した後、窒素ガスを用いて酸素濃度
を0.1%以下にした状態で500mJ/cm2の紫外
線を照射し、液晶性化合物の配向を固定化して光学補償
シート1〜14を作製した。得られた各光学補償シート
の構成と光学異方層のR0、RO(LC)/RO(B)
及びRO(LC)−RO(B)を表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】なお、光学補償シート13は、LC−3を
光学的に二軸性を持たない透明支持体4上に形成する過
程を経て作製した光学異方層と透明支持体1との積層部
分からなるものであり、表1中のRO(B)の値は、透
明支持体1のRO(B)値で示した。
【0077】(光学補償シートの波長分散特性)上記作
製した各光学補償シートの480nmにおけるリタデー
ション値RO(480)及び590nmにおけるリタデ
ーション値RO(590)を、自動複屈折計KOBRA
−21ADH(王子計測機器(株)製)を用いて測定
し、下式によりP(比)及びQ(差)を測定し、得られ
た結果を表2に示す。
【0078】 P=R0(480)/R0(590) Q=R0(480)−R0(590)
【0079】
【表2】
【0080】(チルト角の測定)次いで、配向膜材料と
液晶材料の組み合わせによる配向膜界面チルト角および
空気界面のチルト角及び平均チルト角の測定を行い、得
られた結果を表3に示す。
【0081】チルト角の測定は、液晶溶液LC−1〜L
C−3を配向層上に塗布後、溶剤を乾燥させ、配向層が
アンチパラレルになるよう合わせた。さらに、ホットス
テージを用いて、液晶温度範囲でオルソスコープ像、コ
ノスコープ像の観察を行い、更に上記自動複屈折計を用
いてアンチパラレル処理を行った際の平均チルト角を測
定した。更に、それぞれの配向層に溶液LC−1〜LC
−3を塗布、乾燥、熱処理を行い、液晶性化合物の片面
のみに配向層を配置し、もう片面は空気界面となるよう
な試料を作製し、クリスタルローテーション法を用い
て、配向膜及び空気界面のチルト角の測定を行った。
【0082】なお、配向膜材料は各溶液を示したが、こ
の溶液を塗設、乾燥、ラビング後に各液晶性化合物の溶
液を用い評価を行った。
【0083】
【表3】
【0084】(比較の光学補償シート15〜20の作
製)上記光学補償シート1〜14の作製において、前記
作製した各シート、各透明支持体、各配向膜材料及び各
液晶化合物を表4に記載の組み合わせとし、光学異方層
の膜厚を適宜変更した以外は同様にして、表4に記載の
光学異方層のリタデーション値を有する比較の光学補償
シート15〜20を作製した。
【0085】
【表4】
【0086】なお、光学補償シート20は、LC−2を
光学的に二軸性を持たない透明支持体4上に形成する過
程を経て作製した光学異方層と透明支持体1との積層部
分からなるものであり、表4中のRO(B)の値は、透
明支持体1のRO(B)値で示した。
【0087】《偏光板の作製》上記作製した本発明の光
学補償シート1〜14及び比較の光学補償シート15〜
20を、各々偏光板と張り合わせて光学異方層付き偏光
板1〜20を作製した。具体的には、光学補償シート1
〜12、14〜19については、光学異方層側にSKダ
イン2092(綜研化学製)を塗設、乾燥した後、図1
に示すような光学異方層のラビング軸と偏光板の吸収軸
とが一致するように貼合した。また、光学補償シート1
3、20については、まず、透明支持体側をラビング軸
と偏光板の吸収軸とが一致するように貼合し、ついで、
光学異方層側に透明支持体1の遅相軸が光学異方層の遅
相軸と直交するように貼合し、以上により偏光板1〜2
0を作製した。
【0088】《偏光板の評価》次いで、I.O.DAT
A社製の15インチ液晶ディスプレイLCD−A15H
に用いられていた両面の偏光板を剥がし、上記作製した
光学異方層付き偏光板1〜20を、光学異方層側が液晶
セル側になり、吸収軸が最初に貼ってあった偏光板の吸
収軸と一致するように両面に貼り付け、評価を行った。
評価は、ELDIM社製EZ−contrastを用い
て行い、白黒表示のコントラスト比10:1の部分で上
下、左右、面積の3点をあらかじめ貼合してあった偏光
板と比較した。また、反転領域および色味の変化を70
人の官能評価により比較した。
【0089】各評価ランクは、+はI.O.DATA社
製の15インチ液晶ディスプレイLCD−A15Hに用
いられていた偏光板と比較して結果が良かったことを示
し、−は結果が悪かったことを表し、0は同等であるこ
とを表す。また、+、−の数はそれらの度合いを表す。
【0090】以上により得られた結果を表5に示す。
【0091】
【表5】
【0092】表5より明らかなように、本発明の光学補
償シートを用いた偏光板は、比較品に対し、上下・左右
における視野角特性に優れ、かつ着色及び色味の反転を
防止できることが判る。
【0093】
【発明の効果】本発明により、視野角特性、即ち上下左
右の斜め方向から見た場合のコントラスト低下、着色及
び色味の反転を改善できる光学補償シート及び偏光板を
提供し、且つ、それらを用いて著しく視野角が改善され
る液晶表示装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶装置に用いられる光学補償シート
の好ましい層構成の一例示す斜視図である。
【符号の説明】
1、8 偏光子 2、7 光学異方層 3、6 二軸性支持体 4、5 基板 9、11 光学異方性化合物 10 液晶 12 液晶セル 13、20 偏光子の透過軸 14、19 ラビング方向 15、18 二軸性支持体の延伸方向 16、17 基板のラビング軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葛原 憲康 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA06 BA42 BB03 BB49 BC04 BC05 BC09 BC22 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FB02 HA07 LA17 LA19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に二軸性の透明支持体及び少なく
    とも一層の光学異方層を有する光学補償シートにおい
    て、下記A〜Dのいずれの条件も満足することを特徴と
    する光学補償シート。 A.該透明支持体が下式(1)で表されるリタデーショ
    ン値〔R0(B)〕が20nm乃至65nmで、下式
    (2)で表されるリタデーション値〔Rt(B)〕が6
    0nm乃至200nmで、該Rt(B)とR0(B)の
    比率〔Rt(B)/R0(B)〕が2.0乃至4.5で
    あり、 式(1) R0(B)=(Nx−Ny)×d 〔式中、Nxは面内の最大屈折率、Nyは面内でNxと
    直交方向の屈折率、dは膜厚(nm)を表す。〕 式(2) Rt(B)=((Nx+Ny)/2−Nz)×d 〔式中、Nzは厚み方向の屈折率を表し、Nx、Ny、
    dは式(1)と同義である。〕 B.該光学異方層がネマティック相を発現する液晶性化
    合物を配向させ、配向状態がモノドメインもしくは0.
    1μm以下のドメインで、その配向を固定化した層であ
    り、 C.該光学異方層のリタデーション値R0(LC)が5
    0nm乃至255nmであり、該光学異方層の遅相軸と
    該透明支持体の面内遅相軸をシート面上に投影したとき
    の両者のなす角度が80°乃至100°であり、該光学
    異方層のリタデーション値R0(LC)と該透明支持体
    のリタデーション値R0(B)の差〔R0(LC)−R
    0(B)〕が35nm乃至170nmで、かつその比
    〔R0(LC)/R0(B)〕が2.5乃至6.5であ
    り、 D.該光学異方層のリタデーション値R0(LC)の最
    大値を示す方向が、シート法線方向から20°乃至80
    °である。
  2. 【請求項2】 前記二軸性の透明支持体が、セルロース
    エステル樹脂を有することを特徴とする請求項1に記載
    の光学補償シート。
  3. 【請求項3】 前記セルロースエステル樹脂のアセチル
    基の置換度をA、プロピオニル基の置換度をBとしたと
    き、下記式(3)及び式(4)のいずれの条件も満たす
    ことを特徴とする請求項2に記載の光学補償シート。 式(3) 2.0≦(A+B)≦2.8 式(4) 0≦B≦1.0
  4. 【請求項4】 前記二軸性の透明支持体の遅相軸が、該
    透明支持体の製膜時に搬送する方向(MD方向)と略直
    交であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の光学補償シート。
  5. 【請求項5】 光学補償シートの法線方向から見たとき
    の波長分散特性が、波長590nmでの面内リタデーシ
    ョン値をR0(590)、波長480nmでの面内リタ
    デーション値をR0(480)としたとき、その比〔R
    0(480)/R0(590)〕が0.9乃至1.4
    で、その差〔R0(480)−R0(590)〕が−5
    乃至45nmであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の光学補償シート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光
    学補償シートの液晶分子を配向及び固定化した光学異方
    層が、偏光子もしくは偏光板側に配置され、二軸性支持
    体側から光学異方層を見たとき、液晶分子の光軸と光学
    補償シート面とのなす角度が光学補償シートの厚さ方向
    に対し、連続的もしくは段階的に減少する様に配置した
    ことを特徴とする偏光板。
  7. 【請求項7】 前記液晶性化合物が、ネマティック液晶
    相を発現し、光学的に正の一軸性であることを特徴とす
    る請求項6に記載の偏光板。
  8. 【請求項8】 前記液晶性化合物が、ネマティック液晶
    相を発現し、光学的に二軸性であることを特徴とする請
    求項6に記載の偏光板。
  9. 【請求項9】 電極を備えた一対の透明基板とネマティ
    ック液晶とからなる駆動用液晶セルを有し、該透明基板
    の上下に上側偏光子と下側偏光子を備えたツイステッド
    ネマティック型液晶表示装置であり、該透明基板と上側
    偏光子及び下側偏光子の少なくとも一方の間に、請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の光学補償シートを、二軸
    性支持体が該透明基板側になるように少なくとも1枚配
    置したことを特徴とするツイステッドネマティック型液
    晶表示装置。
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